JP2009004886A - 通信装置、及び送信レート設定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】マルチユーザMIMOシステムにおいて安定したスループットを維持することが可能な通信装置、及び送信レート設定方法を提供すること。
【解決手段】ビームフォーミングが施された信号を用いて通信する通信装置100が提供される。当該通信装置100は、前記ビームフォーミングが施された信号の伝送誤り率を推定する伝送誤り率推定部と、前記伝送誤り率が所定値以下になるように伝送制御パラメータを選択する伝送制御パラメータ選択部と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、通信装置、及び送信レート設定方法に関する。特に、移動通信システムにおけるマルチユーザMIMO(Multiple−Input and Multiple−Output)方式に係る通信装置、及び送信レート設定方法に関する。
無線装置間の通信速度を高速化する技術の一つとして、多入力・多出力伝送(MIMO;Multiple−Input Multiple−Output)方式が知られている。この方式は、文字通り、複数のアンテナを用いた信号の入出力を基本としている。この方式の特徴は、異なる複数のアンテナを利用して、同じタイミング、かつ、同じ周波数で複数の送信データを一度に送信することが可能な点にある。そのため、同時に送信可能なチャネルの数が増加するにつれ、増加したチャネルの分だけ単位時間当たりに送信可能な情報量を増加させることが可能になる。また、この方式は、通信速度を向上させるに当たって、占有される周波数帯域が増加しないという利点も有する。
しかし、同一周波数の搬送波成分を有する複数の変調信号が同時に送信されるため、受信側において混信した変調信号を分離する手段が必要になる。そこで、受信側において、無線伝送路の伝送特性を表すチャネル行列が推定され、そのチャネル行列に基づき、受信信号から各サブストリームに対応する送信信号が分離される。尚、チャネル行列は、パイロットシンボル等を用いて推定される。
しかしながら、伝送路内で付加されるノイズやサブストリーム間に生じる干渉等の影響を十分に除去してサブストリーム毎に送信信号を精度良く再現するには特別な工夫が必要である。近年、MIMO信号検出に関する様々な技術が開発されてきている。特に最近は、MIMO方式の信号伝送が可能な複数の通信装置を含むマルチユーザMIMOシステムに関する話題に注目が集まっている。マルチユーザMIMOシステムにおける信号検出方法としては、例えば、MMSE(Minimum Mean Squared Error)検出を利用する方法が知られている。この方法は、受信側でMMSE検波後のSINR(Signal power to Interference plus Noise power Ratio)を算出して送信側に帰還し、そのMMSE検波後のSINRに基づいて伝送制御パラメータを設定することで伝送特性を向上させる技術である。
また、下記の非特許文献1及び2には、ゼロ−フォーシング・ビームフォーミング(Zero−forcing Beamforming)を応用したマルチユーザMIMOシステムに関する技術が開示されている。非特許文献1には、例えば、各受信装置から帰還されたサブチャネル行列を用いて、ビームフォーミング後のチャネル容量が最大になる受信装置の組合せを選択する方法が開示されている。非特許文献2には、例えば、各受信装置から帰還されたサブチャネル行列を用いてビームフォーミング行列を計算する方法が開示されている。
M.Xu and D.Lin, "Low−complexity user selection strategies in the downlink of multi−user channels", ICACT2006, pp.204−206, Feb 2006. Q.H.Spencer et al, "Zero−forcing methods for downlink spatial multiplexing in multiuser MIMO channels", IEEE Trans. Signal Processing, vol.52, no.2, pp.461−471, Feb 2004.
しかしながら、上記の非特許文献1及び2には、マルチユーザMIMOシステムにおける送信レートの制御方法が開示されていない。また、マルチユーザMIMOシステムにおいて送信レートの制御が適切に行われない場合、チャネル状況に応じて各受信装置における伝送誤り率が変動してしまうため、安定したスループットを維持することが難しい。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、マルチユーザMIMOシステムにおいて安定したスループットを維持することが可能な、新規かつ改良された通信装置、及び送信レート設定方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、ビームフォーミングが施された信号を用いて通信する通信装置が提供される。当該通信装置は、前記ビームフォーミングが施された信号の伝送誤り率を推定する伝送誤り率推定部と、前記伝送誤り率が所定値以下になるように伝送制御パラメータを選択する伝送制御パラメータ選択部と、を備えることを特徴とする。
また、前記通信装置は、送信先ユーザの通信装置から取得したサブチャネル行列に基づいて前記ビームフォーミング行列を算出するビームフォーミング行列算出部と、前記サブチャネル行列により構成されるチャネル行列に対して前記ビームフォーミング行列を積算し、前記ブロック対角化されたチャネル行列を算出するブロック対角化部と、をさらに備えていてもよい。そして、前記伝送誤り率推定部は、前記ビームフォーミング行列を用いてブロック対角化されたチャネル行列に基づき、前記ビームフォーミングが施された信号の伝送誤り率を推定してもよい。
また、前記伝送誤り率推定部は、前記送信先ユーザの通信装置から取得した雑音電力と、前記ブロック対角化されたチャネル行列のブロック毎に推定される受信電力と、を用いて前記伝送誤り率を推定してもよい。
また、前記伝送誤り率推定部は、前記送信先ユーザの通信装置から取得した雑音電力と、前記ブロック対角化されたチャネル行列の各ブロックに対して選択可能な変調次数毎に推定される最小ユークリッド距離と、を用いてサブストリーム毎の信号対干渉・雑音電力比を計算し、当該信号対干渉・雑音電力比に基づいて前記伝送誤り率を推定してもよい。
また、前記伝送制御パラメータ選択部は、前記送信先ユーザの通信装置において最尤検出及び誤り訂正の復号が実行された後のビット誤り率、又はパケット誤り率の予測値が所定値以下になるように、変調次数及びチャネル符号化率を選択してもよい。
また、前記通信装置は、前記伝送制御パラメータ選択部により選択された前記チャネル符号化率に基づいて送信信号を符号化するチャネル符号化部と、前記伝送制御パラメータ選択部により選択された前記変調次数に基づいてチャネル符号化された送信信号を変調マッピングする変調マッピング部と、前記ビームフォーミング行列を用いて前記変調マッピングされた送信信号に前記ビームフォーミングを施すビームフォーミング部と、をさらに備えていてもよい。
また、前記通信装置は、前記送信先ユーザの通信装置により推定された前記サブチャネル行列を用いて予測される前記ビームフォーミング後のチャネル容量が大きくなるように前記送信先ユーザの組合せを選択する送信先ユーザ選択部をさらに備えていてもよい。
また、前記通信装置は、送信元の通信装置からビームフォーミングを施されたパイロット信号を取得し、自局に対する伝送経路のサブチャネル行列を推定するサブチャネル行列推定部と、前記サブチャネル行列推定部により推定されたサブチャネル行列を用いて受信電力を算出する受信電力算出部と、をさらに備えていてもよい。そして、前記伝送誤り率推定部は、前記受信電力と雑音電力とを用いて算出される信号対干渉・雑音電力比に基づき、前記ビームフォーミングが施された信号の伝送誤り率を推定してもよい。
また、前記通信装置は、送信元の通信装置からビームフォーミングを施されたパイロット信号を取得し、自局に対する伝送経路のサブチャネル行列を推定するサブチャネル行列推定部と、前記サブチャネル行列推定部により推定されたサブチャネル行列に基づき、選択可能な変調次数毎に最小ユークリッド距離を推定する最小ユークリッド距離推定部と、をさらに備えていてもよい。そして、前記伝送誤り率推定部は、前記最小ユークリッド距離と雑音電力とを用いてサブストリーム毎に最尤検出後の信号対干渉・雑音電力比を計算し、当該最尤検出後の信号対干渉・雑音電力比に基づいて前記伝送誤り率を推定してもよい。
また、前記通信装置は、前記伝送制御パラメータ選択部により選択された伝送制御パラメータの情報を前記送信元の通信装置に帰還する伝送制御パラメータ帰還部をさらに備えていてもよい。
また、前記伝送制御パラメータ選択部は、自局において最尤検出及び誤り訂正の復号が実行された後のビット誤り率、又はパケット誤り率が所定値以下になるように、変調次数及びチャネル符号化率を選択してもよい。
また、前記ビームフォーミング行列算出部は、前記サブチャネル行列を特異値分解し、特異値0に対応する零空間ベクトルを要素として前記ビームフォーシング行列を算出してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、ビームフォーミングが施された信号を用いて通信することが可能なマルチユーザMIMOシステムにおける送信レート設定方法が提供される。当該送信レート設定方法は、前記ビームフォーミングが施された信号の伝送誤り率を推定する伝送誤り率推定ステップと、前記伝送誤り率が所定値以下になるように伝送制御パラメータを選択する伝送制御パラメータ選択ステップと、を含むことを特徴とする。
上記の構成を適用すると、ゼローフォーシング・ビーム・フォーミングを用いるマルチユーザMIMOシステムにおいて、受信側で最尤検出を用いる場合であっても、適切に伝送レートの設定が可能になり、通信品質が安定し、かつ、スループットが増大するという効果が期待できる。
以上説明したように本発明によれば、マルチユーザMIMOシステムにおいて安定したスループットを維持することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
まず、本発明の好適な実施形態について説明するのに先立ち、後述する本実施形態に係る通信システム1000、2000、3000、4000と一般的な通信システム5と間の構成上の相違点を明確にするため、マルチユーザMIMO方式に係る通信システム5の構成例について、図1及び図2を参照しながら簡単に説明する。図1は、マルチユーザMIMO方式に係る通信システム5の構成例を示す説明図である。図2は、ゼローフォーシング・ビームフォーミング技術の説明図である。
[通信システム5の構成]
図1に示すように、通信システム5は、送信装置10と、複数の受信装置40(u,u)とにより構成される。尚、図1に示す通信システム5は、ゼローフォーシング・ビームフォーミングを利用するマルチユーザMIMOシステムの一構成例である。
(受信装置40)
受信装置40は、チャネル推定部44を有する。チャネル推定部40は、送信装置10と自局との間のサブチャネルの伝送特性を表すサブチャネル行列を推定する。例えば、チャネル推定部40は、送信装置10によって送信信号に付加されたパイロットシンボルを利用してサブチャネル行列を推定することができる。そして、受信装置40は、チャネル推定部44により推定されたサブチャネル行列を送信装置10に帰還する。
(送信装置10)
送信装置10は、ユーザ選択部12と、ビームフォーシング行列算出部14と、チャネル符号化部16と、変調マッピング部18と、ビームフォーシング部20と、複数のアンテナ22とを有する。
ユーザ選択部12は、各受信装置40から帰還されたサブチャネル行列を用いて、予測されるビームフォーミング後のチャネル容量が最大になるように、同じタイミングで信号が送信される受信装置40の組合せを選択する。以下、送信先となる受信装置40のことを単にユーザと表現する場合がある。
ビームフォーミング行列算出部14は、各受信装置40から帰還されたサブチャネル行列に基づいて、以下に示す手順でビームフォーミング行列を算出する。尚、説明の便宜上、送信装置10のアンテナ数が4本、各受信装置40のアンテナ数が2本のケースについて考える。
まず、ユーザ選択部12により2つの受信装置40(ユーザu、u)が選択されたものと仮定すると、ビームフォーミング行列算出部14は、ユーザu及びuの受信装置40から各々帰還された式(1)及び式(2)のサブチャネル行列H及びHを用いて、選択されたユーザに対するMIMOチャネル行列H(式(3))を生成する。但し、上付き文字のTは転置を表す記号である。
Figure 2009004886
次に、ビームフォーミング行列算出部14は、式(4)に示すように、ユーザuのサブチャネル行列Hを特異値分解する。同様に、ビームフォーミング行列算出部14は、式(5)に示すように、ユーザuのサブチャネル行列Hを特異値分解する。そして、ビームフォーミング行列算出部14は、サブチャネル行列H及びHのそれぞれに対し、特異値0に対応する複数の右特異値ベクトルを抽出する。特異値0に対応するサブチャネル行列Hの右特異値ベクトルは、サブチャネル行列Hの零空間ベクトルを与える。そのため、特異値0に対応するサブチャネル行列Hの右特異値ベクトルにより構成される行列V (0)をビームフォーミング行列として利用すると、ユーザuの受信装置40に対するチャネル間の干渉を除去することができる。
同様に、サブチャネル行列Hの右特異値ベクトルは、サブチャネル行列Hの零空間ベクトルを与える。そのため、特異値0に対応するサブチャネル行列Hの右特異値ベクトルにより構成される行列V (0)をビームフォーミング行列として利用すると、ユーザuの受信装置40に対するチャネル間の干渉を除去することができる。但し、上付き文字のHはエルミート共役を表す記号である。
Figure 2009004886
そこで、ビームフォーミング行列算出部14は、式(6)に示すように、サブチャネル行列H及びHの各々を特異値分解して得られた行列V (0)及びV (0)を用いてビームフォーミング行列Wを生成する。そして、ビームフォーミング行列算出部14は、生成されたビームフォーミング行列をビームフォーミング部20に伝送する。
Figure 2009004886
一方、チャネル符号化部16は、所定のチャネル符号化率に基づいて各受信装置40に送信するデータを符号化する。そして、チャネル符号化部16は、変調マッピング部18に対して符号化されたデータを伝送する。変調マッピング部18は、チャネル符号化部16から取得したデータを所定の変調次数に基づいて変調マッピングして送信シンボルベクトルを生成する。そして、変調マッピング部18は、生成された送信シンボルベクトルをビームフォーミング部20に伝送する。以下、ユーザuに対して送信する送信シンボルベクトルをs=[s11,s12、ユーザuに対して送信する送信シンボルベクトルをs=[s21,s22と表記する。
ビームフォーミング部20は、変調マッピング部18から取得した各ユーザの送信シンボルベクトルを、ビームフォーミング行列算出部14により生成されたビームフォーミング行列に積算して、ビームフォーミングが施された送信シンボルベクトルを生成する。ユーザu及びuの送信シンボルベクトルs及びsを纏めてs=[s ,s と表記すると、受信信号ベクトルr=[r ,r は、式(7)に示すように、チャネル行列H、ビームフォーミング行列W、及び送信シンボルベクトルsの積として表現される。さらに、ビームフォーミング行列Wが式(6)のように生成されることから、式(7)に示すように、ユーザ間の干渉成分が全て0となる。但し、r=[r11,r12、r=[r21,r22である。
Figure 2009004886
以上説明したように、上記の送信装置10は、各受信装置40から帰還されたサブチャネル行列を特異値分解して得られる零空間ベクトルを用いてビームフォーミング行列を算出し、そのビームフォーミング行列を送信シンボルベクトルに積算して送信することで、ユーザ間の干渉を与えないように送信することができる。この様子を概念的に示したのが図2である。図2に示すように、送信シンボルベクトルsとゼローフォーシング・ビームフォーミング(ZFBF)行列Wとの乗積s’を送信することにより、受信装置u及びuに到達するチャネルがそれぞれ独立したサブチャネルa及びbと看做され、各受信装置40において送信シンボルベクトルs’を精度良く検出することができるようになる。
しかしながら、上記の通信システム5のように、送信レートが制御されていない場合、チャネル状況に応じて各受信装置40における伝送誤り率が変動してしまうため、安定したスループットを維持することが難しくなる。そこで、後述する本発明の好適な実施形態は、ゼローフォーシング・ビームフォーミングを送信シンボルベクトルに施して送信する構成要素に加えて、チャネル状況に応じて送信レートを制御することが可能な構成要素を含むマルチユーザMIMOシステムを実現するものである。
<第1実施形態>
まず、本発明の第1実施形態に係る通信システム1000について説明する。本実施形態に係る通信システム1000は、受信側から帰還されたサブチャネル行列と雑音分散値とに基づいて、送信側で受信SINRを推定し、その受信SINRの推定値に基づいて変調次数とチャネル符号化率とを選択する構成に特徴がある。
図3を参照しながら、本実施形態に係る通信システム1000の構成について詳細に説明する。図3は、本実施形態に係る通信システム1000の構成を示す説明図である。
図3に示すように、通信システム1000は、送信装置100と、受信装置150とにより構成される。図3には、1つの受信装置150(u)しか明示されていないが、複数の受信装置150が含まれるものと仮定する。また、受信装置150(u)のアンテナ数が2本の場合を例示しているが、これに限定されず、3本以上であってもよい。
[受信装置150の構成]
まず、受信装置150の構成について説明する。図3に示すように、受信装置150は、主に、複数のアンテナ152と、チャネル推定部154と、雑音分散推定部156と、ビームフォーミングチャネル推定部158と、最尤検出部160と、チャネル復号部162とを有する。
(チャネル推定部154)
チャネル推定部154は、送信装置100と自局との間のサブチャネルの伝送特性を表すサブチャネル行列を推定する。例えば、チャネル推定部154は、送信装置100によって送信信号に付加されたパイロットシンボルを利用してサブチャネル行列を推定することができる。受信装置150は、チャネル推定部154により推定されたサブチャネル行列を送信装置100に帰還する。
(雑音分散推定部156)
雑音分散推定部156は、パイロットシンボル等を用いて雑音分散値(又は雑音電力)を推定する。そして、受信装置150は、雑音分散推定部156により推定された雑音分散値を送信装置100に帰還する。
(ビームフォーミングチャネル推定部158)
ビームフォーミングチャネル推定部158は、ビームフォーミングが施された送信信号に対するサブチャネル行列を推定する。受信信号ベクトルrは、式(7)に示したように、チャネル行列Hとビームフォーミング行列Wとの乗積HWに送信シンボルベクトルsを乗算した形式で表現される。また、ビームフォーミング後のチャネル行列G=HWは、式(7)又は式(8)のようにサブチャネル毎にブロック対角化されている。例えば、ユーザu1の受信装置150の場合、ビームフォーミングチャネル推定部158は、ビームフォーミング後のチャネル行列Gに含まれ、自局(u)に対応するサブチャネル行列Gを推定する。そして、ビームフォーミングチャネル推定部158は、推定されたサブチャネル行列Gを最尤検出部160に伝送する。
Figure 2009004886
(最尤検出部160)
最尤検出部160は、送信装置100から通知された変調次数等の情報と、ビームフォーミングチャネル推定部158により推定されたビームフォーミング後のサブチャネル行列とを用いて受信信号を信号分離し、自局向けに送信された送信シンボルを検出する。このとき、最尤検出部160は、信号分離アルゴリズムとして、MMSE(Minimum Mean Square Error)検出よりも伝送特性に優れる最尤検出(MLD;Maximum Likelihood Detection)法を用いることができる。そして、最尤検出部160は、サブストリーム毎に検出された送信シンボルをチャネル復号部162に伝送する。
(チャネル復号部162)
チャネル復号部162は、送信装置100から通知されたチャネル符号化率等の情報に基づいて誤り訂正の復号を行って元のデータを復元する。
[送信装置100の構成]
次に、送信装置100の構成について説明する。図3に示すように、送信装置100は、ユーザ選択部102と、ビームフォーミング行列算出部104と、ビームフォーミングチャネル行列算出部106と、受信側SINR推定部108と、MCS選択部110と、チャネル符号化部112と、変調マッピング部114と、ビームフォーミング部116と、複数のアンテナ118とを有する。尚、受信側SINR推定部108は、伝送誤り率推定部の一例である。また、MCS選択部110は、伝送制御パラメータ選択部の一例である。そして、ビームフォーミングチャネル行列算出部106は、ブロック対角化部の一例である。ユーザ選択部102は、送信先ユーザ選択部の一例である。
(ユーザ選択部102)
ユーザ選択部102は、各受信装置150から帰還されたサブチャネル行列(H,H,...)を用いて、予測されるビームフォーミング後のチャネル容量が最大になるように、同じタイミングで信号を送信する受信装置150の組合せを選択する。そして、ユーザ選択部102は、選択された受信装置150の組合せを示す情報をビームフォーミング行列算出部104に伝送する。尚、説明の便宜上、ユーザu及びuの受信装置150が選択されたものとして説明する。もちろん、本実施形態に係る送信装置100は、この例に限定されるものではない。
(ビームフォーミング行列算出部104)
ビームフォーミング行列算出部104は、ユーザ選択部102により選択された受信装置150(u,u)から帰還されたサブチャネル行列(H,H)を用いて、互いに干渉を与えないようにするビームフォーミング行列Wを算出する。
より具体的に述べると、ビームフォーミング行列算出部104は、上記の式(4)に示すように、ユーザuのサブチャネル行列Hを特異値分解する。同様に、ビームフォーミング行列算出部104は、上記の式(5)に示すように、ユーザuのサブチャネル行列Hを特異値分解する。そして、ビームフォーミング行列算出部14は、サブチャネル行列H及びHのそれぞれに対し、特異値0に対応する複数の右特異値ベクトルを抽出する。さらに、ビームフォーミング行列算出部104は、上記の式(6)に示すように、サブチャネル行列H及びHの各々を特異値分解して得られた行列V (0)及びV (0)を用いてビームフォーミング行列Wを生成する。
その後、ビームフォーミング行列算出部104は、生成されたビームフォーミング行列Wをビームフォーミング部116に伝送すると共に、特異値0に対応する右特異値ベクトルにより構成された行列V (0)及びV (0)をビームフォーミングチャネル行列算出部106に伝送する。例えば、ビームフォーミング行列算出部104は、ユーザuに対応するビームフォーミングチャネル行列Gを算出するビームフォーミングチャネル行列算出部106に行列V (0)を伝送する。
(ビームフォーミングチャネル行列算出部106)
ビームフォーミングチャネル行列算出部106は、ビームフォーミング行列算出部104から取得したビームフォーミング行列Wを、ユーザ選択部102により選択された組合せに対するチャネル行列Hに積算して仮想的なビームフォーミングチャネル行列Gを算出する。但し、サブチャネル行列Hに対応するビームフォーミングチャネル行列Gを算出する場合、ビームフォーミングチャネル行列算出部106は、ビームフォーミング行列算出部104から取得した行列V (0)とユーザu2の受信装置150から取得したサブチャネル行列Hとを用いてビームフォーミングチャネル行列Gを算出することが可能である。同様にして、ビームフォーミングチャネル行列Gも算出される。尚、ビームフォーミングチャネル行列Gのサブ行列(G,G)は、選択されたユーザ(u,u)の受信装置150に対する等価なチャネル行列となる。つまり、各受信装置150に対するビームフォーミング後のチャネル行列が推定されたことになる。
(受信側SINR推定部108)
受信側SINR推定部108は、ビームフォーミングチャネル行列算出部106から取得したビームフォーミングチャネル行列(G,G)を用いて受信電力を計算する。そして、受信側SINR推定部108は、受信装置150から帰還された雑音分散値と、ビームフォーミングチャネル行列(G,G)から算出された受信電力とを用いて、受信側で検出されるSINRを推定する。その後、受信側SINR推定部108は、推定されたSINRの情報をMCS選択部110に伝送する。例えば、受信側SINR推定部108は、ビームフォーミングチャネル行列Gと、ユーザuの受信装置150から帰還された雑音分散値Pnとを用いて、ユーザu2の受信装置150において検出される平均SINRを推定することができる。
(MCS選択部110)
MCS選択部110は、受信側SINR推定部108から取得した各ユーザの受信装置150におけるSINRの推定値に基づいて伝送制御パラメータ(MCS;Modulating and Coding Set)を決定する。例えば、MCS選択部110は、所定の誤り率以下になり、かつ、伝送速度が最大になる誤り訂正符号のチャネル符号化率と変調次数とを選択する。そして、MCS選択部110は、選択されたチャネル符号化率の情報をチャネル符号化部112に伝送すると共に、選択された変調次数の情報を変調マッピング部114に伝送する。
(チャネル符号化部112、変調マッピング部114)
チャネル符号化部112は、MCS選択部110により選択されたチャネル符号化率に基づいてデータを符号化する。そして、チャネル符号化部112は、符号化データを変調マッピング部114に伝送する。変調マッピング部114は、MCS選択部110により選択された変調次数に基づいて、チャネル符号化部112により符号化されたデータを変調マッピングする。そして、変調マッピング部114は、変調マッピングして得られた送信シンボルをビームフォーミング部116に伝送する。例えば、ユーザuの受信装置150に送信されるデータdは、直並列変換された後、それぞれチャネル符号化部112により符号化され、変調マッピング部114により変調マッピングされて、ユーザuに対する送信シンボルベクトルs=[s21,s22]に変換される。尚、MCS選択部110により選択された変調次数及びチャネル符号化率の情報は、送信信号フォーマットの中にある制御信号が示すユーザに通知される。
(ビームフォーミング部116)
ビームフォーミング部116は、変調マッピング部114から取得した各ユーザの送信シンボルベクトル(s,s)をビームフォーミング行列算出部104により生成されたビームフォーミング行列Wに積算して、ビームフォーミング後の送信シンボルベクトルs’を生成する。そして、ビームフォーミング部116は、各アンテナ118を介してビームフォーミング後の送信シンボルを送信する。
以上、本発明の第1実施形態に係る通信システム1000の構成について詳細に説明した。上記の構成を適用すると、ビームフォーミングを施して送信する場合の各受信装置150に対するサブチャネル行列が送信側で計算できるため、各サブチャネル行列から受信側で検出されるSINRを推定することが可能になる。その結果、推定されるSINRに基づいて好適な誤り訂正符号化率と変調次数とを送信側で選択して送信することができるため、チャネル状況に依らずに安定したスループットを得ることが可能になる。また、上記の構成を適用すると、送信レートを設定する処理の大部分を送信側で実行することになるため、受信側の消費電力が低減されるという効果も得られる。尚、符号化率や変調次数等の伝送制御パラメータは、送信信号に含まれる制御信号を介して受信側に通知される。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る通信システム2000について説明する。本実施形態に係る通信システム2000は、受信側から帰還されたサブチャネル行列と雑音分散値とに基づいて、送信側でサブストリーム毎の最尤検出後SINRを推定し、サブストリーム毎に推定された最尤検出後SINRに基づいて変調次数とチャネル符号化率とを選択する構成に特徴がある。尚、上記の第1実施形態に係る通信システム1000と実質的に同一の構成要素については同一の符号を付すことにより詳細な説明を省略する。
図4を参照しながら、本実施形態に係る通信システム2000の構成について詳細に説明する。図4は、本実施形態に係る通信システム2000の構成を示す説明図である。
図4に示すように、通信システム2000は、送信装置200と、受信装置150とにより構成される。図4には、1つの受信装置150(u)しか明示されていないが、複数の受信装置150が含まれるものと仮定する。図4からも明らかなように、通信システム2000の特徴は、送信装置200の構成にある。そこで、送信装置200の構成について詳細に説明する。
[送信装置200の構成]
図4に示すように、送信装置200は、主に、ユーザ選択部102と、ビームフォーミング行列算出部104と、ビームフォーミングチャネル行列算出部106と、サブストリーム毎MLD検波後SINR推定部208と、サブストリーム毎MCS選択部210と、チャネル符号化部112と、変調マッピング部114と、ビームフォーミング部116と、複数のアンテナ118とを有する。尚、サブストリーム毎MLD検波後SINR推定部208は、伝送誤り率推定部の一例である。また、サブストリーム毎MCS選択部210は、伝送制御パラメータ選択部の一例である。
(サブストリーム毎MLD検波後SINR推定部208)
サブストリーム毎MLD検波後SINR推定部208(以下、SINR推定部208)は、まず、ビームフォーミングチャネル行列算出部106により算出されたビームフォーミング後のサブチャネル行列(G,G)を取得し、そのサブチャネル行列に対して所定の変調次数毎に最小ユークリッド距離を計算する。
但し、サブストリーム毎の最小ユークリッド距離を推定するのは大変困難である。例えば、所定の変調方式の信号点配置に含まれる全ての変調信号点について、異なる2つの変調シンボルの差分である差分変調シンボルを算出し、差分変調シンボルの組合せで構成される多数の差分変調シンボルベクトルの各々についてユークリッド距離を計算しなければならない。さらに、各サブストリームに対応する差分変調シンボルが0にならない差分変調シンボルベクトルの中からユークリッド距離が最小となる差分変調シンボルベクトルを選択する必要がある。この差分変調シンボルベクトルに対応するユークリッド距離が最小ユークリッド距離である。
例えば、変調多値数をM、送信アンテナ数をNとした場合、差分変調シンボルベクトルの組合せ数はMNT通りである。そこで、送信アンテナ数が4、変調方式が16QAMの場合を考えると、最小ユークリッド距離を得るために、49=5,764,801通りの組合せについてユークリッド距離を計算しなければならない。このように、計算量が膨大であるため、これまでは現実的な方法ではないと思われていた。
しかし、本件出願人は、上記の問題に対する極めて有効な解決手段を開発しており、既に日本国特許庁に出願している(特願2006−282376)。この中で、本件出願人は、チャネル行列をユニタリ行列と上三角行列とに分解(QR分解)した上で、この上三角行列の各行ベクトルに対応するユークリッド距離が小さくなるように、差分変調シンボルベクトルの候補を選別し、所定の条件の下、これに対応するユークリッド距離が最小となる差分変調シンボルベクトルを抽出するトレリス探索アルゴリズムを提案している。このアルゴリズムに基づいて抽出された差分変調シンボルに対応するユークリッド距離が所望の最小ユークリッド距離になる。このアルゴリズムを用いると、送信アンテナ数が4、変調方式が16QAMの場合で約22,500倍の高速化を図ることが可能になるため、上記のようなサブストリーム毎の最小ユークリッド距離を計算することが現実的なものになる。
そこで、SINR推定部208は、ビームフォーミング後の各サブチャネル行列(G,G)に対し、上記のアルゴリズムを用いてサブストリーム毎の最小ユークリッド距離を算出する。さらに、SINR推定部208は、サブストリーム毎に算出された最小ユークリッド距離と、各ユーザの受信装置150から帰還された雑音分散値とを用いて、所定の変調方式の候補に対し、サブストリーム毎の最尤検出後SINRを算出する。そして、SINR推定部208は、算出されたサブストリーム毎の最尤検出後SINRをサブストリーム毎MCS選択部210に伝送する。
(サブストリーム毎MCS選択部210)
サブストリーム毎MCS選択部210は、SINR推定部208により算出されたサブストリーム毎の最尤検出後SINRに基づいて、最尤検出及び誤り訂正の復号を行った後のビット誤り率又はパケット誤り率を予測し、その予測値が所定値以下になり、かつ、伝送速度をより大きくすることが可能な符号化率と変調次数とを選択する。そして、サブストリーム毎MCS選択部210は、選択された符号化率をチャネル符号化部112に伝送すると共に、選択された変調次数を変調マッピング部114に伝送する。
尚、送信装置200は、サブストリーム毎MCS選択部210により選択された符号化率及び変調次数の情報を送信信号フォーマットの制御信号に乗せて受信装置150に通知する。また、サブストリーム毎MCS選択部210は、サブストリーム共通に符号化率と変調次数とを選択してもよいし、サブストリーム共通に符号化率と変調次数とを選択してもよい。前者の場合、チャネル符号化部112及び変調マッピング部114は、サブストリーム毎MCS選択部210により選択された符号化率と変調次数とを用いて、サブストリーム毎にチャネル符号化及び変調マッピングを行う。後者の場合、チャネル符号化部112及び変調マッピング部114は、サブストリーム毎MCS選択部210により選択された符号化率と変調次数とを用いて、サブストリーム共通にチャネル符号化及び変調マッピングを行う。
以上、本発明の第2実施形態に係る通信システム2000について説明した。上記の構成を適用すると、ビームフォーミングを施して送信する場合の各受信装置150に対するサブチャネル行列が送信側で計算できるため、各サブチャネル行列から受信側で検出されるサブストリーム毎の最小ユークリッド距離を推定することが可能になる。その結果、サブストリーム毎に推定された最尤検出後SINRに基づいて符号化率及び変調次数を選択することが可能になる。その結果、チャネル状況に依らずに安定したスループットを得ることが可能になる。また、サブチャネル毎に伝送制御パラメータを選択することができるため、上記の第1実施形態に比べても、受信側で行う最尤検出に対して更に適した伝送制御が可能になる。従って、MMSE検出に比べて良い伝送特性が得られる最尤検出を適用できるだけでなく、さらに最尤検出に適した伝送制御が可能になるという格別な効果が得られる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係る通信システム3000について説明する。本実施形態に係る通信システム3000は、受信側でサブチャネル行列と雑音分散値とを推定し、そのサブチャネル行列と雑音分散値とから推定される受信SINRに基づいて好適な変調次数とチャネル符号化率とを選択する構成に特徴がある。尚、上記の第1実施形態に係る通信システム1000と実質的に同一の構成要素については同一の符号を付すことにより詳細な説明を省略する。
図5を参照しながら、本実施形態に係る通信システム3000の構成について詳細に説明する。図5は、本実施形態に係る通信システム3000の構成を示す説明図である。図5に示すように、通信システム3000は、送信装置300と、受信装置350とにより構成される。図5には、1つの受信装置350(u)しか明示されていないが、複数の受信装置350が含まれるものと仮定する。尚、説明の便宜上、ユーザuの受信装置350を参照して説明するが、本実施形態は、これに限定されるものではない。
[送信装置300の構成]
まず、送信装置300の構成について説明する。図5に示すように、送信装置300は、主に、ユーザ選択部102と、ビームフォーミング行列算出部104と、チャネル符号化部112と、変調マッピング部114と、ビームフォーミングチャネル推定用パイロット信号多重部302と、ビームフォーミング部116と、複数のアンテナ118とを有する。図5から明らかなように、本実施形態に係る送信装置300は、ビームフォーミングチャネル推定用パイロット信号多重部302の構成に特徴がある。そこで、ビームフォーミングチャネル推定用パイロット信号多重部302の構成について詳細に説明する。
(ビームフォーミングチャネル推定用パイロット信号多重部302)
ビームフォーミングチャネル推定用パイロット信号多重部302(以下、パイロット信号多重部302)は、変調マッピング部114から入力される送信シンボルベクトルに対し、ビームフォーミング後のサブチャネル行列を推定するためにパイロット信号を多重する。そして、パイロット信号多重部302は、パイロット信号が多重された送信シンボルベクトルをビームフォーミング部116に伝送する。ビームフォーミング部116は、ビームフォーミング行列算出部104により算出されたビームフォーミング行列に基づき、パイロット信号をビームフォーミングして送信する。尚、チャネル符号化部112、及び変調マッピング部114は、受信装置350から帰還された符号化率及び変調次数の情報に基づいてチャネル符号化及び変調マッピングを行う。
[受信装置350の構成]
次に、受信装置350(u)の構成について説明する。図5に示すように、受信装置350は、主に、複数のアンテナ152と、チャネル推定部154と、ビームフォーミングチャネル推定部158と、最尤検出部160と、チャネル復号部162と、受信SINR推定部352と、MCS選択部354とを有する。尚、受信SINR推定部は、伝送誤り率推定部の一例である。また、MCS選択部354は、伝送制御パラメータ選択部の一例である。さらに、ビームフォーミングチャネル推定部158は、サブチャネル行列推定部の一例である。受信SINR推定部352は、受信電力算出部の一例である。MCS選択部354は、伝送制御パラメータ帰還部の一例である。
(受信SINR推定部352)
受信SINR推定部352は、ビームフォーミングチャネル推定部158により推定されたビームフォーミング後のサブチャネル行列(G)を用いて受信電力を計算する。そして、受信SINR推定部352は、推定された雑音分散値と、ビームフォーミング後のサブチャネル行列(G)から算出された受信電力とを用いてビームフォーミング後の受信SINRを推定する。その後、受信SINR推定部352は、推定された受信SINRの情報をMCS選択部354に伝送する。
(MCS選択部354)
MCS選択部354は、受信SINR推定部352から取得した受信SINRの推定値に基づいて伝送制御パラメータ(MCS)を決定する。例えば、MCS選択部354は、所定の誤り率以下になり、かつ、伝送速度が最大になる誤り訂正符号のチャネル符号化率と変調次数とを選択する。そして、MCS選択部354は、選択されたチャネル符号化率の情報を送信装置300のチャネル符号化部112に伝送すると共に、選択された変調次数の情報を送信装置300の変調マッピング部114に伝送する。尚、MCS選択部354により選択された符号化率と変調次数とは、最尤検出部160又はチャネル復号部162において利用される。
以上、本発明の第3実施形態に係る通信システム3000の構成について説明した。上記の構成を適用すると、パイロット信号にビームフォーミングを施して送信することで、受信側で自局向けのサブチャネル行列を推定することが可能になり、そのサブチャネル行列から推定される受信SINRに基づいて自局に適した誤り訂正符号化率と変調次数とを選択することができる。また、実際のチャネルを経由して取得した信号を基に伝送レートが設定されるため、上記の第1実施形態に比べても、より高い精度で好適な伝送制御パラメータの選択が可能になる。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態に係る通信システム4000について説明する。本実施形態に係る通信システム4000は、受信側でサブチャネル行列と雑音分散値とを推定し、そのサブチャネル行列と雑音分散値とから推定されるサブストリーム毎の最尤検波後SINRに基づいて好適な変調次数とチャネル符号化率とを選択する構成に特徴がある。尚、上記の第1実施形態に係る通信システム1000又は第3実施形態に係る通信システム3000と実質的に同一の構成要素については同一の符号を付すことにより詳細な説明を省略する。
図6を参照しながら、本実施形態に係る通信システム4000の構成について詳細に説明する。図6は、本実施形態に係る通信システム4000の構成を示す説明図である。図6に示すように、通信システム4000は、送信装置300と、受信装置450とにより構成される。図6には、1つの受信装置450(u)しか明示されていないが、複数の受信装置450が含まれるものと仮定する。尚、説明の便宜上、ユーザuの受信装置450を参照して説明するが、本実施形態は、これに限定されるものではない。
[受信装置450の構成]
図6に示すように、受信装置450(u)は、主に、複数のアンテナ152と、チャネル推定部154と、ビームフォーミングチャネル推定部158と、最尤検出部160と、チャネル復号部162と、サブストリーム毎MLD検波後SINR推定部452と、サブストリーム毎MCS選択部454とを有する。尚、サブストリーム毎MLD検波後SINR推定部452は、伝送誤り率推定部の一例である。また、サブストリーム毎MCS選択部454は、伝送制御パラメータ選択部の一例である。サブストリーム毎MLD検波後SINR推定部452は、最小ユークリッド距離推定部の一例である。サブストリーム毎MCS選択部454は、伝送制御パラメータ帰還部の一例である。
(サブストリーム毎MLD検波後SINR推定部452)
サブストリーム毎MLD検波後SINR推定部452(以下、SINR推定部452)は、まず、ビームフォーミングチャネル推定部158により推定されたビームフォーミング後のサブチャネル行列(G)を取得し、そのサブチャネル行列(G)に対して所定の変調方式毎に最小ユークリッド距離を計算する。既に述べた通り、サブストリーム毎の最小ユークリッド距離を推定するのは大変困難である。そこで、SINR推定部452も、上記の第2実施形態に係るSINR推定部208と同様に、上記のアルゴリズムを用いてサブストリーム毎の最小ユークリッド距離を算出する。
そして、SINR推定部452は、サブストリーム毎に算出された最小ユークリッド距離と推定された雑音分散値とを用いて、所定の変調方式の候補に対し、サブストリーム毎の最尤検出後SINRを算出する。その後、SINR推定部452は、算出されたサブストリーム毎の最尤検出後SINRをサブストリーム毎MCS選択部454に伝送する。
(サブストリーム毎MCS選択部454)
サブストリーム毎MCS選択部454は、SINR推定部452により算出されたサブストリーム毎の最尤検出後SINRに基づいて、最尤検出及び誤り訂正の復号を行った後のビット誤り率又はパケット誤り率を予測し、その予測値が所定値以下になり、かつ、伝送速度をより大きくすることが可能な符号化率と変調次数とを選択する。そして、サブストリーム毎MCS選択部454は、選択された符号化率を送信装置300のチャネル符号化部112に伝送すると共に、選択された変調次数を送信装置300の変調マッピング部114に伝送する。
以上、本発明の第4実施形態に係る通信システム4000の構成について説明した。上記の構成を適用すると、パイロット信号にビームフォーミングを施して送信することで、受信側で自局向けのサブチャネル行列を推定することが可能になり、そのサブチャネル行列から推定される受信SINRに基づいて自局に適した誤り訂正符号化率と変調次数とを選択することができる。また、実際のチャネルを経由して取得した信号を基に伝送レートが設定されるため、上記の第1実施形態に比べても、より高い精度で好適な伝送制御パラメータの選択が可能になる。さらに、サブストリーム毎の最尤検出後SINRに基づいてサブストリーム毎の伝送制御パラメータを選択することが可能になるため、上記の第3実施形態に係る通信システム3000よりも、より最尤検出に適した送信レート制御が可能になる。
以上説明したように、本発明の好適な実施形態を適用すると、ゼローフォーシング・ビーム・フォーミングを用いるマルチユーザMIMOシステムにおいて、受信側で最尤検出を用いる場合であっても、適切に伝送レートの設定が可能になる。その結果、通信品質が安定し、スループットが増大する効果が期待できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記の各実施形態における説明では、説明の都合上、特定のユーザに対する送信方法や処理方法等を例に挙げて説明した。しかし、上記の各実施形態に係る技術は、同様に他のユーザの送信装置又は受信装置に適用することが可能である。また、上記の説明の中で各実施形態の特徴に触れているが、これらの特徴を組み合わせた構成についても、本発明の技術的範囲に属することは言うまでもない。また、上記の送信装置が受信機能を有していてもよいし、受信装置が送信機能を有していてもよい。さらに、送信装置の構成と受信装置の構成とが一の筐体に格納された通信装置の構成も変形例に含まれる。また、送信装置又は受信装置は、送信装置から受信装置に情報を通知する通知手段や、受信装置から送信装置に情報を帰還する帰還手段等を別途有していてもよい。
マルチユーザMIMO方式の通信システムの構成例を示す説明図である。 ゼローフォーシング・ビームフォーミングの説明図である。 本発明の第1実施形態に係る通信システムの構成を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る通信システムの構成を示す説明図である。 本発明の第3実施形態に係る通信システムの構成を示す説明図である。 本発明の第4実施形態に係る通信システムの構成を示す説明図である。
符号の説明
1000 通信システム
100 送信装置
102 ユーザ選択部
104 ビームフォーミング行列算出部
106 ビームフォーミングチャネル行列算出部
108 受信側SINR推定部
110 MCS選択部
112 チャネル符号化部
114 変調マッピング部
116 ビームフォーミング部
118 アンテナ
150 受信装置
152 アンテナ
154 チャネル推定部
156 雑音分散推定部
158 ビームフォーミングチャネル推定部
160 最尤検出部
162 チャネル復号部
2000 通信システム
200 送信装置
208 サブストリーム毎MLD検波後SINR推定部
210 サブストリーム毎MCS選択部
3000 通信システム
300 送信装置
302 ビームフォーミングチャネル推定用パイロット信号多重部
350 受信装置
352 受信SINR推定部
354 MCS選択部
4000 通信システム
450 受信装置
452 サブストリーム毎MLD検波後SINR推定部
454 サブストリーム毎MCS選択部

Claims (13)

  1. ビームフォーミングが施された信号を用いて通信する通信装置であって、
    前記ビームフォーミングが施された信号の伝送誤り率を推定する伝送誤り率推定部と、
    前記伝送誤り率が所定値以下になるように伝送制御パラメータを選択する伝送制御パラメータ選択部と、
    を備えることを特徴とする、通信装置。
  2. 送信先ユーザの通信装置から取得したサブチャネル行列に基づいて前記ビームフォーミング行列を算出するビームフォーミング行列算出部と、
    前記サブチャネル行列により構成されるチャネル行列に対して前記ビームフォーミング行列を積算し、前記ブロック対角化されたチャネル行列を算出するブロック対角化部と、
    をさらに備え、
    前記伝送誤り率推定部は、前記ビームフォーミング行列を用いてブロック対角化されたチャネル行列に基づき、前記ビームフォーミングが施された信号の伝送誤り率を推定することを特徴とする、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記伝送誤り率推定部は、前記送信先ユーザの通信装置から取得した雑音電力と、前記ブロック対角化されたチャネル行列のブロック毎に推定される受信電力と、を用いて前記伝送誤り率を推定することを特徴とする、請求項1又は2のいずれかに記載の通信装置。
  4. 前記伝送誤り率推定部は、前記送信先ユーザの通信装置から取得した雑音電力と、前記ブロック対角化されたチャネル行列の各ブロックに対して選択可能な変調次数毎に推定される最小ユークリッド距離と、を用いてサブストリーム毎の信号対干渉・雑音電力比を計算し、当該信号対干渉・雑音電力比に基づいて前記伝送誤り率を推定することを特徴とする、請求項1又は2のいずれかに記載の通信装置。
  5. 前記伝送制御パラメータ選択部は、前記送信先ユーザの通信装置において最尤検出及び誤り訂正の復号が実行された後のビット誤り率、又はパケット誤り率の予測値が所定値以下になるように、変調次数及びチャネル符号化率を選択することを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の通信装置。
  6. 前記伝送制御パラメータ選択部により選択された前記チャネル符号化率に基づいて送信信号を符号化するチャネル符号化部と、
    前記伝送制御パラメータ選択部により選択された前記変調次数に基づいてチャネル符号化された送信信号を変調マッピングする変調マッピング部と、
    前記ビームフォーミング行列を用いて前記変調マッピングされた送信信号に前記ビームフォーミングを施すビームフォーミング部と、
    をさらに備えることを特徴とする、請求項5に記載の通信装置。
  7. 前記送信先ユーザの通信装置により推定された前記サブチャネル行列を用いて予測される前記ビームフォーミング後のチャネル容量が大きくなるように前記送信先ユーザの組合せを選択する送信先ユーザ選択部をさらに備えることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の通信装置。
  8. 送信元の通信装置からビームフォーミングを施されたパイロット信号を取得し、自局に対する伝送経路のサブチャネル行列を推定するサブチャネル行列推定部と、
    前記サブチャネル行列推定部により推定されたサブチャネル行列を用いて受信電力を算出する受信電力算出部と、
    をさらに備え、
    前記伝送誤り率推定部は、前記受信電力と雑音電力とを用いて算出される信号対干渉・雑音電力比に基づき、前記ビームフォーミングが施された信号の伝送誤り率を推定することを特徴とする、請求項1に記載の通信装置。
  9. 送信元の通信装置からビームフォーミングを施されたパイロット信号を取得し、自局に対する伝送経路のサブチャネル行列を推定するサブチャネル行列推定部と、
    前記サブチャネル行列推定部により推定されたサブチャネル行列に基づき、選択可能な変調次数毎に最小ユークリッド距離を推定する最小ユークリッド距離推定部と、
    をさらに備え、
    前記伝送誤り率推定部は、前記最小ユークリッド距離と雑音電力とを用いてサブストリーム毎に最尤検出後の信号対干渉・雑音電力比を計算し、当該最尤検出後の信号対干渉・雑音電力比に基づいて前記伝送誤り率を推定することを特徴とする、請求項1に記載の通信装置。
  10. 前記伝送制御パラメータ選択部により選択された伝送制御パラメータの情報を前記送信元の通信装置に帰還する伝送制御パラメータ帰還部をさらに備えることを特徴とする、請求項8又は9のいずれかに記載の通信装置。
  11. 前記伝送制御パラメータ選択部は、自局において最尤検出及び誤り訂正の復号が実行された後のビット誤り率、又はパケット誤り率が所定値以下になるように、変調次数及びチャネル符号化率を選択することを特徴とする、請求項7〜10ののいずれかに記載の通信装置。
  12. 前記ビームフォーミング行列算出部は、前記サブチャネル行列を特異値分解し、特異値0に対応する零空間ベクトルを要素として前記ビームフォーシング行列を算出することを特徴とする、請求項1〜11のいずれかに記載の通信装置。
  13. ビームフォーミングが施された信号を用いて通信することが可能なマルチユーザMIMO(Multiple−Input Multiple−Output)システムにおける送信レート設定方法であって、
    前記ビームフォーミングが施された信号の伝送誤り率を推定する伝送誤り率推定ステップと、
    前記伝送誤り率が所定値以下になるように伝送制御パラメータを選択する伝送制御パラメータ選択ステップと、
    を含むことを特徴とする、送信レート設定方法。
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