JP2009004589A - 電歪アクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 大きな変位量または駆動力を得ることができ、しかも変位の方向付けが可能な電歪アクチュエータを提供する。
【解決手段】 電極12,13に環状の間隙部12a,13aが形成され、電極12,13が中央側電極12A,13Aと外側電極12B,13Bとに分かかれて形成されている。電極12と電極13との間に所定の電位差を与えると、中央側は外周方向に、外側は内周方向にそれぞれ変形しようとする。このとき、力のバランスにより間隙部12a,13aが収縮するため中央側電極12A,13Aを面と直交する縦(鉛直)方向に大きな変位量または駆動力で変形させることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、電気活性ポリマー(EAP: Electro Active Polymer)の1つである電歪アクチュエータに係わり、特に大きな変位量又は駆動力を効率良く得ることを可能とした電歪アクチュエータに関する。
下記の特許文献1には、円形の穴を備えたフレームに、プリストレインドを取り付けることにより構成されたダイヤグラムアクチュエータに関する発明が記載されている。
プリストレインドポリマの両側には円形電極が固定されており、これらの電極間に所定の電位差を与えると、前記円形の穴に垂直な方向にプリストレインドポリマを変形させることが可能となっている。
また特許文献2には、屈曲変形可能な一対の板状積層体を対向配置することにより構成されるアクチュエータが記載されている。
特表2003−506858号公報(第28頁、図1E,1F) 特開2000−133854号公報
このようなアクチュエータでは、大きな変位量、あるいは大きな駆動力を得ること、および予め変位の方向付けが可能であることができることが好ましい。この点、上記特許文献1に記載のアクチュエータでは、上方への変位量を大きくするために、シリコンオイルなどの膨張剤を下面側に加えるようにしている。
しかし、シリコンオイルなどを加えて変位量や変位の方向付けを行う方法では、製造コストを低減することが難しく、また製造工程も複雑になるという問題がある。
一方、特許文献2においてはバネ等のバイアス機構を別途有する構成であるため、やはり製造コストの低減が難しく、また小型化に適さないという問題がある。
本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、簡単且つ安価な構成で、大きな変位量または駆動力を効率良く得ることができ、しかも変位の方向付けを行えるようにした電歪アクチュエータを提供することを目的としている。
本発明は、伸縮性および絶縁性を有する基材と、
前記基材の一面に接合された伸縮性を有する中心側電極と、
前記基材の前記一面の、前記中心側電極の周囲に接合された、伸縮性を有する外側電極とを有し、
前記中心側電極と前記外側電極との間には、中心から所定の距離を隔てるとともに所定の幅寸法からなる間隙部が環状に形成されていることを特徴とするものである。
あるいは、伸縮性および絶縁性を有する基材と、
前記基材の両面に接合された伸縮性を有する中心側電極と、
前記中心側電極の周囲に接合された、伸縮性を有する外側電極とを有し、
前記中心側電極と前記外側電極との間には、中心から所定の距離を隔てるとともに所定の幅寸法からなる間隙部が環状に形成されており、
前記基材の両面に接合された電極の間に所定の電圧をかけて駆動することを特徴とするものである。
本発明では、間隙部を電極上の変形させたい箇所に形成するだけで、間隙部の内側を鉛直方向により大きく変位させることができる。
上記において、前記間隙部内に、弾性体が設けられているものが好ましい。
上記手段でもより大きな変位量または駆動力を発生することが可能な電歪アクチュエータとすることができる。
さらには、前記基材の両面の前記間隙部内に、弾性体が設けられており、一方の面の間隙部内に設けられた弾性体と、他方の面の間隙部内に設けられた弾性体とは、厚み寸法又は弾性率に差が設けられているものが好ましい。
上記手段では、中央側電極の変位に方向付けをすることが可能となる。
また前記一方の面に設けられた中心側電極と前記他方の面に設けられた中心側電極の直径に差が設けられているものが好ましい。
上記の手段によっても、中央側電極の変位方向を方向付けすることができる。
また前記基材は一枚のシートで形成されているものが好ましい。
上記手段では、基材を共通化することができ、共通化した基材の両面に電極をそれぞれ形成することができる。このため、製造コストを安価にできる。
さらには、前記中心側電極と前記外側電極とは少なくとも1以上の連結部を介して部分的に連結されているものが好ましい。
上記手段では、より大きな変位量または駆動力を発生することが可能な電歪アクチュエータとすることができる。しかも、中心側電極と外側電極とは同じ電位とすることができるため、各電極への配線パターンも簡易化することが可能となる。
また前記中心側電極の厚み寸法と前記外側電極の厚み寸法が異なるものが好ましい。
上記手段では、安定した縦振幅を得たり、振幅そのものを大きくしたりすることが可能となる。
上記においては、前記基材の一方の面に接合された前記中心側電極および前記外側の電極と、前記基材の他方の面に接合された電極との間に所定の電圧をかけて駆動することが好ましい。
本発明では、大きな変位量または大きな駆動力を得ることが可能な電歪アクチュエータを提供できる。
またアクチュエータが変位する方向を、予め方向付けすることができる。
そして、このような電歪アクチュエータを簡単な構成で且つ安価な製造コストで提供することができる。
図1は本発明の第1の実施の形態を示す電歪アクチュエータの平面図、図2は図1のII−II線における電歪アクチュエータの断面図、図3は変形後の状態を示す図2同様の電歪アクチュエータの断面図である。
以下の実施の形態に示す電歪アクチュエータは、例えば触覚ディスプレイなどに用いられるものである。
図1および図2に示すように、第1の実施の形態に示す電歪アクチュエータ10は、基材11と前記基材11の両面に接合された電極12,13とを有している。
基材11は円形状の薄い樹脂シートで形成されており、高い伸縮性および絶縁性を備えている。このような樹脂シートとしては、例えばシリコーン樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、オレフィン樹脂などが好適である。基材11は、その周縁部をリング状の拘束部材21,22によって上下方向から挟むようにして固定されている。
電極12は導電性および伸縮性を有する材料で形成されている。このような電極12は、例えば導電シリコーン、ハイドロゲル(導電性高分子)などが好適である。
電極12,13は、前記基材11の表面にテンションを付与した状態で取り付けられている。テンションを付与する方法は様々であるが、例えば基材11の上に電極12、13を接合した後、その基材11を伸張させた上でその外周側を拘束部材21,22で固定することにより、テンションを付与することができる。あるいは、テンションを付与した基材11を予め前記拘束部材21、22で拘束し、その後、基材の上に電極12,13を接合するようにしてもよい。
なお、図2に示すように、電極12,13の外周部を前記拘束部材21,22で拘束するようにすると、電極12,13が伸縮する際に生じる力を、拘束部材21,22を基準とする水平方向の力とすることが可能となる。
電極12,13には、略環状の間隙部12a,13aがそれぞれ形成されている。前記間隙部12a,13aは、円形状の基材11の中心から所定の半径で形成され、それぞれ所定の幅寸法Wを有している。したがって、電極12,13は間隙部12a,13aを挟んで、基材11の中心側に円形状の中央側電極12A,13Aが設けられ、外周側に環状の外側電極12B,13Bが設けられている。上面側に設けられた電極12の中央側電極12Aと外側電極12Bとは連結部12Cで連結され、同様に下面側に設けられた電極13の中央側電極13Aと外側電極13Bとは連結部13C(図示せず)で連結されている。
上面側に設けられた電極12と下面側に設けられた電極13との間に所定の電位差を与えると、電極12と電極13との間に静電引力が作用する。より詳しくは、中央側電極12Aと中央側電極13Aとの間、および外側電極12Bと外側電極13Bとの間にそれぞれ静電引力が作用し、これらの電極間距離が狭められる。このため、基材11はその面と直交する第1の方向(鉛直(Z)方向)で且つ収縮する方向に変形させられる。同時に、マクスウェル応力とポアソン効果などによって、基材11は前記第1の方向と直交し、且つ面と平行を成す第2の方向(水平方向)へ伸張変形させられる。なお、中央側電極12A,13Aおよび外側電極12B,13Bは基材11の変形動作に追従して一緒に変形する。
このとき、基材11の外周部は拘束部材21,22によって拘束されているため、基材11のうち外側電極12Bと外側電極13Bとの間の部分は、外側電極12B,13Bの内側エッジ12B1,13B1に対応する部分が基材11の外周部(拘束部材21,22側)を基準として中心方向に向かうように伸張する。他方、基材11のうち中央側電極12Aと中央側電極13Aとの間の部分は、中央側電極12A,13Aの外側エッジ12A1,13A1に対応する部分が基材11の中心から外周方向に向かって広がるように伸張しようとする。また、間隙部12a,13aには、基材11が拘束部材21,22に取り付けられる際にかけられたテンションによって常時収縮しようとする力が存在する。すなわち、間隙部12a,13aに対しては、外側電極12B,13Bに電位差を与えることによって生じる力と、および基材11が内包するテンションの合力による外側から内側に向かう第1の力F1A,F1Bと、中央側電極12A,13Aに電位差を与えることによる内側から外側に向かう第2の力F2A,F2Bとが同時に作用する。
ここで、外側電極12B,13Bは基材11および拘束部材21,22に拘束されるのに対し、中央側電極12A,13Aは基材11だけに拘束されており、中央側電極12A,13Aは外側電極12B,13Bに比べて自由な状態にある。また外側電極12Bと外側電極13Bとの間の対向面積は、中央側電極12Aと中央側電極13Aとの間の対向面積よりも広く、基材11が伸張変形しようとする力が大きい。さらにテンションの影響もあり、外側電極12B,13Bが内側(中心)に向かって収縮しようとする前記第1の力F1A,F1Bの方が、中央側電極12A,13Aが外側に広がろうとする前記第2の力F2A,F2Bよりも大きい。
その結果、間隙部12a,13aは中心に向かって収縮する。一方、基材11のうち中央側電極12Aと中央側電極13Aとの間の部分は水平方向へ伸張変形しようとするため、外周が小さく且つ面積が大きくなる形状に変形することになる。
よって、図3に示すように、この電歪アクチュエータ10では、中央側電極12A,13Aを、その中心部を凸型に盛り上げる方向(鉛直(Z1)方向)に向かって略ドーム状に変形させることができる。すなわち、横(水平)方向に発生した前記第1の力F1A,F1Bおよび前記第2の力F2A,F2Bを、縦(鉛直)方向に変換することができる。
上記実施の形態では、一枚のシート状の基材11の上下の面に電極12と電極13とをそれぞれ設けることにより、基材11の共通化が可能である。このため、一枚の基材に一つの電極を形成したものを対として用いる従来のアクチュエータに比較して、薄型化及び低コスト化することができる。
図4は本発明の第2の実施の形態を示す図2同様の電歪アクチュエータの断面図である。
第2の実施の形態として示す電歪アクチュエータは、上記第1の実施の形態とほぼ同様の構成である。ただし、第2の実施の形態では中央側電極12A,13Aを外側電極12B,13Bよりも薄く形成した点で相違している。
第2の実施の形態に示すように、中央側電極12A,13Aの厚み寸法と外側電極12B,13Bの厚み寸法との間に差を設け、且つこの厚み寸法差を適度に設定すると、両者の弾性率差を適度に調整することができるようになる。このため、安定した縦振幅を得たり、振幅そのものを大きくしたりすることが可能となる。すなわち、環状側である外側電極12B,13Bの弾性率を上げると、外側電極12B,13Bの伸張性は下がるが、円形状からなる中央側電極12A,13Aに対する拘束性は増すため、振幅を安定させることができる。反対に外側電極12B,13Bの弾性率を下げると、その伸張性は増し、中央側電極12A,13Aの外径をより縮ませるため、縦振幅変位を大きくすることが可能となる。
上記第1および第2の実施の形態では、中央側電極12A,13Aが鉛直方向に変位するものの、上下いずれの方向に変形するか、すなわち変位の方向付けについて制御することができない。そこで、第3の実施の形態以下では、変位を方向付ける手段を含めて説明する。
図5は本発明の第3の実施の形態を示す図2同様の電歪アクチュエータの断面図である。
第3の実施の形態における電歪アクチュエータでは、下側に設けられた電極13が間隙部を形成していない点で上記第1および第2の実施の形態と相違している。なお、その他の構成は上記第1の実施の形態同様である。
この実施の形態では、上部側の電極12と下部側の電極13との間に所定の電圧を印加すると、基材11のうち間隙部12aが形成された部分には電圧が印加されないため、上記同様に間隙部12aに対して第1の力F1Aおよび第2の力F2Aをそれぞれ発生させることができる。このため、上記同様に中央側電極12Aをドーム状に盛り上げることができる。
第3の実施の形態では、間隙部12aが設けられているのは上側の電極12だけである。そのため、基材11の間隙部12aに接する部分は、両面に働く弾性率が異なることとなり、間隙部12aが収縮する力がかかった際に変形する方向が一方向に固定されることとなる。第3の実施の形態では、下層側の電極13を連続する一枚の薄膜で形成し、上側の電極12にのみ間隙部12aを形成した構成とすることができる。よって、上下の電極12、13にそれぞれ間隙部12a,13aを別々に形成する場合に比較して、製造工程の容易化と、製造コストの低廉を図ることが可能である。
なお、第3の実施の形態では、下側の電極13のみに間隙部13aを形成した構成であっても同様であることは、いうまでもないことである。
次に、本発明の第4および第5の実施の形態について説明する。
図6は第4の実施の形態を示す図2同様の電歪アクチュエータの断面図、図7は第5の実施の形態を示す図2同様の電歪アクチュエータの断面図である。
図6に示すように、第4の実施の形態では、第1の実施の形態で示した電歪アクチュエータ10の間隙部12a、13aの内部に、弾性体31,32をそれぞれ設けた点で異なっている。
上記第1の実施の形態の場合には、間隙部12a、13aは基材11が露出した構造となっており、中央側電極12A,13A及び外側電極12B,13Bに形成された構造と比べて強度が劣る。しかし、第4の実施の形態のように、間隙部12a、13aの内部に弾性体31,32を設けることにより強度を増すことが出来る。また、連結部12Cを設けずに中央側電極12A,13Aと外側電極12B,13Bとを別の電圧で駆動する場合には、弾性体31,32によって中央側電極12Aと外側電極12Bとの間、および中央側電極13Aと外側電極13Bとの間の絶縁が保たれ、変形時にも別電圧を保つことが可能となる。
この場合、一方の間隙部12a内に設けた弾性体31の厚み寸法と他方の間隙部13a内に設けた弾性体32の厚み寸法との間に寸法差を設けておくと、あるいは弾性体31と弾性体32との弾性率に差を設けておくことが好ましい。このように、弾性体31,32に寸法差、あるいは弾性率差を設けておくと、基材11を挟んで対向する電極間に伸張差を生じさせることができるため、中央側電極12A,13Aがドーム状に変形する際の方向をあらかじめ設定すること(変位の方向付け)が可能となる。
例えば弾性率が大きい部材側の電極間(中央側電極と外側電極との間)の拘束具合は、弾性率の少ない部材側の(中央側電極と外側電極との間)の拘束具合よりも大きくなるため、電極伸張性が減るため、伸張差を生じさせることが可能となる。
さらには、図7に示す第5の実施の形態では、上側の中央側電極12Aの直径R1を、下側の中央側電極12Aの直径R2よりも小さくしている(R1<R2)。このようにすると、小さい方の直径R1以内の部分にのみ電位差がかかるため、下側の中央側電極13Aのうち上側の中央側電極12Aと重ならない部分は駆動に寄与しない。したがってこの部分は間隙部12a,13aとともに動作することとなり、実質的に両面の間隙部の弾性率が異なることと同等となる。よって、変位の方向付け(例えばZ1方向への縦駆動)を行うことが可能となる。
なお、前記と逆の関係(R1>R2)にすると、変位の方向を逆向き(例えばZ2方向への縦駆動)とすることが可能となる。
上記の各実施の形態ついては、これらを1つ以上組み合わせると、さらに大きな変位量や駆動力を得ることができ、さらには方向付けを確実に行うことが可能である。
また上記第1の実施の形態では、連結部12C,13Cを介して電極どうしが連結されている構成を示したが、連結部12C,13Cを有しない場合であってもよい。この構成とすることにより、中央側電極12A,13Aと外側電極12B,13Bに電圧を加えるタイミングを変えて駆動することが可能となる。すなわち、外側電極12B,13B間だけに電位差を与えると、基材11のうち外側電極12B,13Bに接する部分が伸張変形し、基材11のうち間隙部12a,13a及び中央側電極12A,13Aと接する部分はテンションが解放されて収縮し、さらに周囲の外側電極12B,13Bと接する基材11から中心方向に向かう第1の力F1A,F1Bをうけ、間隙部12a,13aは収縮する。その後に中央側電極12A,13Aに電位差を与えると、基材11のうち中央側電極12A,13Aと接する部分が伸張変形しようとする際に外方向へ向かう第2の力F2A,F2Bが生じるものの、既に収縮された間隙部12a,13aによって抗力が働くため、よりスムーズにドーム状に変形することが出来る。
また本発明の連結部12C,13Cは、少なくとも1箇所に設けられていればよいのであり、2箇所以上に設けた構成とするものであっても構わない。ただし、連結部の数があまりに多すぎると、中央側電極12A,13Aおよび外側電極12B,13Bが拘束され変形し難くなって、電歪アクチュエータ10自体の変位量および駆動力が小さくなってしまう点で不利である。したがって、連結部12C,13Cを形成する場合の数は、1箇所以上16箇所未満が好ましく、より好ましくは1箇所以上4箇所以内である。
本発明の第1の実施の形態を示す電歪アクチュエータの平面図、 図1のII−II線における電歪アクチュエータの断面図、 変形後の状態を示す図2同様の電歪アクチュエータの断面図、 本発明の第2の実施の形態を示す図2同様の電歪アクチュエータの断面図、 本発明の第3の実施の形態を示す図2同様の電歪アクチュエータの断面図、 本発明の第4の実施の形態を示す図2同様の電歪アクチュエータの断面図、 本発明の第5の実施の形態を示す図2同様の電歪アクチュエータの断面図
符号の説明
10 電歪アクチュエータ
11 基材
12 一方の上側の電極
12a 間隙部
12A 中央側電極
12B 外側電極
13 他方の下側の電極
13a 間隙部
13A 中央側電極
13B 外側電極
21,22 拘束部材
31,32 弾性体

Claims (9)

  1. 伸縮性および絶縁性を有する基材と、
    前記基材の一面に接合された伸縮性を有する中心側電極と、
    前記基材の前記一面の、前記中心側電極の周囲に接合された、伸縮性を有する外側電極とを有し、
    前記中心側電極と前記外側電極との間には、中心から所定の距離を隔てるとともに所定の幅寸法からなる間隙部が環状に形成されていることを特徴とする電歪アクチュエータ。
  2. 伸縮性および絶縁性を有する基材と、
    前記基材の両面に接合された伸縮性を有する中心側電極と、
    前記中心側電極の周囲に接合された、伸縮性を有する外側電極とを有し、
    前記中心側電極と前記外側電極との間には、中心から所定の距離を隔てるとともに所定の幅寸法からなる間隙部が環状に形成されていることを特徴とする電歪アクチュエータ。
  3. 前記間隙部内に、弾性体が設けられている請求項1または2に記載の電歪アクチュエータ。
  4. 前記基材の両面の前記間隙部内に、弾性体が設けられており、一方の面の間隙部内に設けられた弾性体と、他方の面の間隙部内に設けられた弾性体とは、厚み寸法又は弾性率に差が設けられている請求項2記載の電歪アクチュエータ。
  5. 前記一方の面に設けられた中心側電極と前記他方の面に設けられた中心側電極の直径に差が設けられている請求項2に記載の電歪アクチュエータ。
  6. 前記基材は一枚のシートで形成されている請求項1ないし5記載の電歪アクチュエータ。
  7. 前記中心側電極と前記外側電極とは少なくとも1以上の連結部を介して部分的に連結されている請求項1ないし6記載の電歪アクチュエータ。
  8. 前記中心側電極の厚み寸法と前記外側電極の厚み寸法が異なる請求項1ないし7のいずれか記載の電歪アクチュエータ。
  9. 前記基材の一方の面に接合された前記中心側電極および前記外側の電極と、前記基材の他方の面に接合された電極との間に所定の電圧をかけて駆動することを特徴とする請求項1ないし8のいずれか記載の電歪アクチュエータ。
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