JP2008546235A - 送信電力制御の方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

本明細書で教示される方法及び装置の実施形態によれば、基準チャネル信号の信号強度又は品質と、制御チャネル信号及び基準チャネル信号に関するゲインファクタの推定値とに基づいて、基準チャネル信号と一緒に受信される制御チャネル信号の電力制御フィードバックが生成される。広帯CDMA(WCDMA)のコンテクストに示された非限定的な例として、基準チャネル信号は共通パイロットチャネル(CPICH)信号を含み、制御チャネル信号は、CPICH信号に対して(未知の)電力ゲインで送信されるフラクショナル専用物理チャネル(F−DPCH)信号を含む。

Description

背景
本発明は一般に送信電力制御、特に、送信電力制御フィードバックの決定に関する。
送信電力制御は、干渉を制限した通信網(符号分割多元接続(CDMA)方式をベースにした通信網等)において重要な役割を果たしている。通信の信頼性を保証し、データスループットの目標レベルを確保するには、適切な受信信号品質を保証するのに十分な電力で送信を行う必要があるが、過度の電力での送信は、干渉を制限又は緩和するメカニズムで回避される。
送信電力制御の一例として、第1の送受信機が情報信号を第2の送受信機に送信すると、第2の送受信機が、受信信号品質(情報信号について第2の送受信機によって測定された)の関数としての電力制御フィードバックを第1の送受信機に送信する。次いで、第1の送受信機は、電力制御フィードバックに応答して情報信号の送信電力を増大又は減少させる。このように、送信電力が必要に応じて許容範囲内又は別に制限された範囲内を頻繁に上下に変動することで、変化する受信条件に対して第2の送受信機での受信信号品質をほぼ目標レベルに保っている。
一般に、電力制御フィードバックは送信電力コマンド(TPC)を含み、このTPCは、測定された信号品質が基準目標を上回っているのか下回っているのかに応じて、1又は−1として送信される。このような制御は「内部ループ」電力制御と呼ぶことが多く、この名前が示すように、ほとんどの場合は「外部ループ」電力制御メカニズムが内部ループ電力制御と対になっている。外部ループ電力制御では、ビットエラーレート(BER)、フレームエラーレート(FER)、又はブロックエラーレート(BLER)等の1つ以上の追加メトリックが内部ループ目標を調整するためのベースとなる。即ち、内部ループ電力制御は測定信号品質を目標値と比較することによりTPCを生成し、外部ループ電力制御は、その目標値を、追加のメトリックとそれに対応する目標値(例えば、FER又はBLER目標値1%)とを比較することにより調整する。
一部のコンテクストは、上記した送信電力制御方法を複雑化している。例えば、広域CDMA(W−CDMA)規格では、ユーザー装置(UE)にTPCを送信するのに下りリンク対応専用物理チャネル(ADPCH)の使用を規定しており、これにより、UEは、特定の上りリンク制御チャネルを、基地局が目標信号品質で受信可能な送信電力で確実に送信する。例えば、高速下りリンクパケットアクセス(HSDPA)と呼ばれるW−CDMAシステムの拡張方式では、高速下りリンク共有チャネル(HS−DSCH)のハイブリッド自動再送要求(H−ARQ)動作に関する応答又は否定応答(ACK/NACK)を通知するためにUEによって使用される高速専用物理制御チャネル(HS−DPCCH)の電力制御が、通常、サポートしているネットワーク基地局による確実な受信を保証するためにネットワークによって行われる。次いで、UEはTPCを送信側ネットワークに返送して、下りリンクTPCが、確実に受信されるのに十分な電力で、UEに送信されるように保証する。言い換えれば、UEは、下りリンク電力制御チャネルに対する送信電力制御フィードバックを送信することで、ネットワークが送信したTPCを目標信号品質で確実に受信できるようにしている。
DPCH伝送にはパイロット情報が含まれており(例えば、タイムスロット当たり、1つのパイロットシンボル)、受信側のUEは、受信したパイロット情報を使用することで、スロット毎の電力制御フィードバックを生成するためにDPCH信号の品質を推定することができる。即ち、UEは、下りリンク信号対干渉雑音電力比(signal-to-noise-plus-interference ratio)(SINR)の測定値と、外部ループ電力制御によって設定される目標SINRとを比較することにより、受信したDPCHに対するフィードバックとして上りリンクTPCコマンドを生成する。
しかしながら、ユーザーごとに追加の下りリンクDPCHを必要とすることなく、HS−DSCHユーザー数の増加に対応するために、W−CDMA規格では、異なるUE用の複数のDPCHを1つの下りリンクチャネルに時間分割多重化する「フラクショナル専用物理チャネル(F−DPCH)」の使用を明らかにしている。この方式の場合は、下りリンク上での拡散符号リソースの消費は少なくて済むが、UEが信号品質の推定で使用するスロット毎のパイロット情報がF−DPCHには含まれていないので、UEでの送信電力制御が複雑になる。F−DPCHはまた、受信データシンボルに基づく正確な信号品質の推定をサポートするのに十分なスロット毎のデータシンボルを提供していない。したがって、非限定的な例として、F−DPCHは、内部/外部ループ電力制御を複雑化しているチャネルのタイプの例となっている。
概要
本明細書で教示される方法及び装置の実施形態によれば、基準チャネル信号の信号強度又は品質と、制御チャネル信号及び基準チャネル信号に関するゲインファクタの推定値とに基づいて、基準チャネル信号と一緒に受信される制御チャネル信号の電力制御フィードバックが生成される。広帯CDMA(WCDMA)のコンテクストに示された非限定的な例として、基準チャネル信号は共通パイロットチャネル(CPICH)信号を含み、制御チャネル信号は、CPICH信号に対して(未知の)電力ゲインで送信されるフラクショナル専用物理チャネル(F−DPCH)信号を含む。したがって、ゲインファクタは、未知のゲインの算出推定値を表す。
一実施形態で、制御チャネル信号に対する電力制御フィードバックを生成する方法は、制御チャネル信号及び基準チャネル信号に関係するゲインファクタを算出することと、基準チャネル信号の推定信号品質又は強度を求めることと、推定信号品質又は強度とゲインファクタとの関数として制御チャネル信号に対する電力制御フィードバックを生成することとを含む。無線通信装置に組み込まれた電力制御回路は、ハードウェア、ソフトウェア、又は両者の任意の組合せの対応する配置に基づいて上記方法を実行するように構成され得ることが理解されよう。非限定的な例として、無線通信装置は、携帯無線電話機等の移動局を含むか、或いは、無線ページャー、携帯情報端末(PDA)、ラップトップ若しくはパームトップコンピュータ、又は通信モジュールを含み得る。
少なくとも1つの実施形態で、電力制御回路は、所与の時刻に(at given times)ゲインファクタを計算し、該所与の時刻間でゲインファクタの更新値を維持し、更新値を使用して電力制御フィードバックを生成するように構成される。1つ以上の実施形態で、ゲインファクタの更新値を維持することは、所与の時刻間で生成される電力制御フィードバックに対応するゲインファクタの変化をトラッキングすることを含む。例えば、電力制御回路は、制御チャネル信号で所与の時間間隔にわたって受信されるシンボルの軟値(soft values)と、該所与の時間間隔にわたって基準チャネル信号について推定されたチャネル推定値から算出されるネット応答(net responses)とに基づいて、ゲインファクタを算出するように構成される。この算出値は、次の間隔でのゲインファクタの開始値として使用され、その間隔中には、その間隔内で生成される電力制御フィードバックに従ってゲインファクタがその間隔にわたって更新され得る。
ゲインファクタが利用できない場合、一実施形態で、電力制御回路は、電力制御コマンド(例えば、交互のアップ/ダウンコマンド)の所定のシーケンスに従って制御チャネル信号に対する電力制御フィードバックを生成する。電力制御回路は、制御チャネル信号の任意の現行のタイムウィンドウ又はフレームでの進行中の電力制御フィードバック生成が、前のフレームでゲインファクタについて算出された値と現行フレームで生成される電力制御フィードバックとに依存するゲインファクタの更新値に基づくように構成され得る。
ゲインファクタの新しい開始値は、各々の現行フレームで、次のフレームのために、現行フレームにわたって測定値を収集することで算出できる。例えば、電力制御回路は、現行フレームでのゲインファクタの値を、制御チャネル信号でそのフレームにわたって受信されたシンボルの軟値と、そのフレームにわたって基準チャネル信号について求められたチャネル推定値から特定されるネット応答とに基づいて算出するように構成され得る。より一般的には、制御チャネル信号の任意の所望の間隔で任意の所与の時刻にゲインファクタの再計算を実行でき、再計算と再計算との間では、進行中の電力制御フィードバック生成のトラッキングに基づいてゲインファクタの更新値を維持することができる。
一実施形態で、電力制御回路は、電力制御フィードバックを、電力制御コマンド(制御チャネル信号に対してスロット毎に生成される上りリンク電力制御コマンド等)として生成するように構成される。各々の上りリンク電力制御コマンド(例えば、アップ、ダウン、又はホールド)は、調整信号品質を目標信号品質と比較することにより生成される。例えば、調整信号品質が目標を上回っている場合は、ダウンコマンドが生成される。逆に、調整信号品質が目標信号品質を下回っている場合は、アップコマンドが生成される。調整信号品質は、ゲインファクタの更新値の関数として基準チャネル信号から求められる推定信号品質(例えば、スロット毎の推定値)を調整することにより得られる。
別の実施形態では、上りリンク電力制御コマンドは同様の方法で生成されるが、ミスアライメント目標閾値と比較されるミスアライメント値を使用する。ミスアライメント値は、一実施形態では、ゲインファクタの開始値と基準チャネル信号品質の対応する推定値とから求められる初期ミスアライメント値と、基準チャネル信号品質の後続の変化及び上りリンク電力制御コマンド生成に対応するゲインファクタの後続の変化をトラッキングする進行中のミスアライメント更新の値とに基づく更新ミスアライメント値である。
このような全ての実施形態で、上りリンク送信電力制御コマンドの生成は、「内部」ループ電力制御とみなすことができ、電力制御回路は、1つ以上の実施形態では、「外部ループ」電力制御メカニズムを実行するように構成され、この「外部ループ」電力制御メカニズムは、進行中の内部ループ電力制御のパフォーマンスを反映する1つ以上のパフォーマンスメトリックの関数として、内部ループによって使用される1つ以上の値を調整する。例えば、調整可能な値には、ゲインファクタ、推定信号品質、目標信号品質、ミスアライメント値、及びミスアライメント目標閾値のうちの任意の1つ以上が含まれる。このようなパフォーマンスメトリックの1つが、電力制御回路によって算出可能なコマンドエラーレート(CER)推定値である。
当然ながら、本発明は上記した特徴及び利点に限定されるものでない。当業者であれば、以下の詳細な説明を読み添付図面を参照することで追加の特徴及び利点を理解するであろう。
詳細な説明
図1は、受信した制御(又はデータ)チャネル信号に対する電力制御フィードバックを受信基準チャネル信号に基づいて生成するように構成された電力制御回路12を含む、無線通信装置10の一実施形態を示す。この実施形態の実装はその目的とする用途に応じて異なるが、図示した無線通信装置10の実施形態は、1つ以上のベースバンド処理回路14と、スイッチ/デュプレクサ22を介して1つ以上のアンテナ20に接続された受信機回路16及び送信機回路18と、1つ以上のシステム制御回路24と、1つ以上の入出力(I/O)及びユーザーインターフェイス(UI)回路26とを更に備える。
より詳細には、制御チャネル信号が、制御チャネル情報の確実な受信を保証するのに十分な信号品質で無線通信装置10によって受信されるべきであると仮定することができ、更に、制御チャネル信号が、当該タイムフレームにわたって信頼できる直接的な品質推定を容易にサポートしないと仮定する。例えば、制御チャネル信号は、基準チャネル信号に対して未知の送信電力ゲインで送信することができるが、信号品質推定の基礎となる既知の(known a priori)パイロット情報又は基準情報を搬送すること、又は当該タイムフレームにわたってデータに基づく信頼の高い信号品質推定をサポートするのに十分なデータレートを有することができない。しかしながら、基準チャネル信号は、信号品質の推定を容易にサポートすると仮定する。例えば、基準チャネル信号は、当該タイムフレームにわたって信頼できる信号品質推定を行うのに十分なパイロットシンボルレートを有するパイロット信号を含むことができる。
W−CDMAベースの通信網のコンテクストで示される非限定的な例として、基準チャネル信号は共通パイロットチャネル(CPICH)信号とすることができ、制御チャネル信号はCPICHに対して所与の送信電力ゲインで送信されるフラクショナル専用物理チャネル(F−DPCH)信号とすることができる(ゲインオフセットは一般に受信側の移動装置に知られていない)。F−DPCHは、複数の移動局のうちの個々の移動局に、このような移動局の上りリンク送信電力の制御を目的として、(下りリンク)電力制御コマンドを送信するのに使用される。したがって、移動局が、各移動局に対して発せられるコマンド値を確実に受信するのに十分な信号品質で着信下りリンク電力制御コマンドを受信することが重要である。このために、F−DPCHで電力制御コマンドを受信する移動局は、電力制御フィードバック(上りリンク送信電力制御(TPC)コマンド)を生成することで、F−DPCHで移動局に送信される下りリンク電力制御コマンドを目標の信号品質で確実に受信できるようにする。ここで、本明細書で教示される電力制御フィードバックの方法では、CPICH信号と、CPICH信号に対するF−DPCHの送信電力ゲインを表す推定ゲインファクタとに基づいて、F−DPCH信号に対する電力制御フィードバックを生成する。
より一般的には、本明細書で教示される電力制御フィードバック生成によれば、無線通信装置10の電力制御回路12は、基準チャネル信号に基づいて制御チャネル信号に対する電力制御フィードバックを生成する。即ち、電力制御回路12は、制御チャネル信号及び基準チャネル信号に関するゲインファクタの推定値と基準チャネル信号の品質又は強度の測定値とに基づいて制御チャネル信号の送信電力を制御するための電力制御コマンドを生成する(電力制御回路12は、同様に、基準チャネル信号の品質の明示的な推定値ではなく、基準チャネル信号の強度を使用するように構成され得ることを理解されたい。特に注記されない限り、本明細書で信号品質のオペレーションが指定される場合は、信号強度のオペレーションも考慮される)。
上記オペレーションは、初期化段階と安定化段階とを含むものとみなすことができる。初期化段階では、ゲインファクタの推定値が利用できないので、電力制御回路12は他の手段に従って電力制御フィードバックを生成する。例えば、電力制御回路12は、一連の交互するアップ/ダウンコマンド(alternating up/down commands)又は一連のホールドコマンド(ホールドコマンドが定義されている場合)等の電力制御コマンドの所定のシーケンスに従って電力制御フィードバックを生成するよう構成することができる。或いは、電力制御回路12は、制御チャネル信号品質の潜在的な概算推定値(potentially rough estimates)に基づいて電力制御フィードバックを生成するように構成することができる。例えば、制御チャネル信号で受信したシンボル値についてRAKE(又はG−RAKE)出力の絶対値2乗を取ることにより雑音電力の推定値を取得して、信号品質推定値を取得することができる。それにもかかわらず、こうした初期化段階の電力制御フィードバック生成が進行している間、電力制御回路12は、受信した制御チャネルシンボルの測定値や(基準)チャネルの推定値等の測定値を収集し、その測定値を使用してゲインファクタを推定する。
安定化段階のオペレーションでは、電力制御回路12が、ゲインファクタの推定値と測定した基準信号強度又は品質とに基いて、制御チャネル信号に対する電力制御フィードバックを生成する。更に、安定化段階のオペレーションの間、電力制御回路12は、進行中の電力制御フィードバック生成をトラッキングするように、更新されたゲインファクタを保持する。即ち、無線通信装置10によって制御チャネルに対して生成される電力制御フィードバックに相当する制御チャネル信号の送信電力の変化を反映するために、ゲインファクタが必要に応じて上方及び下方に調整される。
少なくとも一実施形態で、制御チャネル信号は反復フレームを含み、各フレームは複数のスロットを含んでいる。そのため、電力制御回路は、各々のスロット中に制御チャネル信号に対する電力制御コマンドを生成するよう構成される。このチャネルのタイミング及び構造を考慮に入れ、電力制御回路12は、初期化段階の期間中に、所定のコマンドシーケンスを使用して又は制御チャネル信号品質の潜在的な概算測定値を使用して、制御チャネル信号の送信電力を制御するためのスロット毎の送信電力制御(TPC)コマンドを生成する。ゲインファクタの推定値が利用可能になると、電力制御フィードバック生成は安定化段階のオペレーションに移行可能となる。
安定化段階のオペレーションでは、電力制御回路12が、ゲインファクタの推定値と基準チャネル信号品質又は強度のスロット毎の測定値とに基づいて、制御チャネル信号に対するスロット毎の電力制御フィードバックを生成する。このプロセスの一環として、電力制御回路12は、スロット毎の電力制御コマンド生成に応じてゲインファクタを更新する。即ち、スロットごとに(from slot-to-slot)アップコマンド又はダウンコマンドが生成されると、電力制御回路12は、制御チャネル信号の送信電力において対応する変化を反映させるために、適宜、ゲインファクタを増加又は減少させる。
そのような調整は、(リモート)送信機が、無線通信装置10によって返される電力制御フィードバックを忠実にトラッキングするという前提に基づくか、又は電力制御フィードバックプロセスでの偏差を考慮する推定プロセスに基づき得る。例えば、2005年10月1日に出願されたボトムリー(Bottomley)らの米国特許出願公開第2003/0092447(“447”)号明細書の教示によれば、無線通信装置によって返される上りリンク電力制御コマンドに応答してリモート送信機が実際にどのように動作するかを推定するように電力制御回路12を構成することができる。
安定化段階のオペレーションの少なくとも一つの実施形態では、次のフレームで使用するゲインファクタの新しい推定値(例えば、次のフレームの最初に使用されるゲインファクタの開始値)を算出するために、制御チャネル信号の各フレーム内で測定値が収集される。したがって、現行フレームでのスロット毎の電力制御生成は、先行フレームに基づくゲインファクタ推定で開始され、現行フレームで進行中の電力制御フィードバック生成を反映するために現行フレーム中に調整する。当然ながら、1つ以上のフレームを使用してゲインファクタを算出し、その算出結果を後続の2つ以上のフレームで電力制御フィードバック生成の基礎として使用するといった場合等、この実施形態の変形例も考えられる。
そのような実施形態では、ゲインファクタのオリジナル値が後続のフレームにわたって上下に調整されることにより、生成される電力制御コマンドがトラッキングされる。トラッキングが完全でない場合は、再計算と再計算の間でゲインファクタの推定エラーが蓄積される。ゲインファクタの再計算と再計算の間のフレーム数は、適宜、設定可能である。より一般的には、本明細書で後で詳しく説明されるように、本明細書で教示される電力制御フィードバック生成では、必要に応じた初期化段階への後戻りや、定期的な基準(on a regular basis)(例えば、フレームごと)でのゲインファクタの再計算等によって、エラーの蓄積を減少又は解消する1つ以上のメカニズムを考慮している。
そのようなスロット/フレーム及びエラー低減の細部にかかわらず、本明細書で教示される電力制御フィードバック生成方法の一実施形態では、調整された信号品質又は強度を、対応する目標閾値と比較することにより、制御チャネル信号に対する電力制御フィードバックを生成する。信号強度を例にとると、電力制御回路12が、基準チャネル信号に基づく推定信号強度を取得し、その推定信号強度をゲインファクタの現行値の関数として調整することにより調整信号強度を取得するように構成される。この調整信号強度は、制御チャネル信号強度の間接的だが正確な測定値を効果的に表すものである。したがって、電力制御回路12は、調整信号強度を目標信号強度(雑音の測定値と乗算される場合がある)と比較することにより、制御チャネル信号に対するアップ/ダウン(又はホールド)電力制御コマンドを生成する。次いで、比較によって生成された電力制御コマンドを反映するために、ゲインファクタが更新される。
推定信号品質及び調整信号品質を使用して、同じ動作の実行が可能である。例えば、図2のステップ100〜108は、信号品質に基づく処理ロジックの一実施形態を示しており、図3は、それに対応する、電力制御回路12を含む1つ以上の処理回路の機能的な配置を示している。図は、例えば電力制御回路12がハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアの組合せのいずれの形式で実装されているかに応じて、物理的な回路実装を表現する場合もあればそうでない場合もある、ということを理解されたい。例えば、ソフトウェアベースの実装では、図示された回路要素が、記憶されたコンピュータプログラム命令やマイクロコード等によって実装された処理機能を含むことができる。
図示した実施形態の場合、電力制御回路12は、上りリンクTPCコマンド生成回路30、調整信号品質推定回路32、基準チャネル信号品質推定回路34、ゲインファクタ推定回路36、ゲイントラッキング回路38(ゲインファクタ推定回路36に組み込み可能)を有する。
制御チャネル信号の現行スロット期間中等の所望の時刻に上りリンクTPCコマンドを生成するというコンテクストでは、上りリンクTPCコマンド生成回路30が、調整信号品質と目標信号品質を比較する。この比較では、信号対干渉雑音電力比(SINR)の使用が可能である。干渉雑音は、セル間干渉、セル内干渉、及び熱雑音等のシステム内の全ての障害を含み得る。少なくとも1つの実施形態では、調整信号品質が目標信号品質より低い場合、上りリンクTPCコマンド生成回路30はアップコマンド(例えば、「1」)を生成する。調整信号品質が目標信号品質より高い場合、上りリンクTPCコマンド生成回路30はダウンコマンド(例えば、「−1」)を生成する。一部の実施形態では、ホールドコマンドも生成される。
調整信号品質は、基準チャネル信号品質推定回路34によって出力された基準チャネル信号品質推定値が、ゲイントラッキング回路38によって出力されたゲインファクタα’によって調整されたものである。例えば、α’は、アップ電力制御コマンドの生成に応答して上方に値Gだけ増加させることも、ダウン電力制御コマンドの生成に応答して下方に値Gだけ減少させることも可能である。ゲイントラッキングの増加値には値Gupを使用し、ゲイントラッキングの減少値にはGdownを使用することが可能であることにも留意されたい。一般には、ゲイントラッキング調整は、リモート送信機によって制御チャネル信号用に生成される対応する送信電力の漸進的変化をトラッキングすべきである。
いかなる場合も、ゲインファクタα’は、ゲインファクタ推定回路36によって生成されるゲインファクタ推定値αの動的な更新値である。αの値は、制御チャネル信号のタイムウィンドウにわたって取得される測定値に基づいて算出可能である。α’は、次のウィンドウの最初でαと等しく設定され、その後はそのウィンドウにわたって進行中の上りリンクTPCコマンド生成に応答して動的に調整される。そのようなロジックを一般化すると、任意の現行ウィンドウで、現行ウィンドウの期間中に測定値を収集して、次のウィンドウで使用するαの新しい値が算出可能である。
また、α及び/又はα’の値は、本明細書で先に説明したように、リセットすることも、必要に応じて再計算することも可能であることに留意されたい。例えば、図4は、制御チャネル信号が反復フレーム(各フレームは複数のスロットを含む)を有するF−DPCH信号を含む場合の実施形態を示している。ゲインファクタαの再計算を実行するために、制御チャネル信号のフレーム/スロット構造が使用され得る。
図5は、図4に示した制御チャネル信号のフレーム/スロット構造を補完する電力制御フィードバック生成ロジックの一実施形態を示す。
処理は、F−DPCH信号の最初のフレームで始まる。最初に、電力制御回路12が、ゲインファクタの推定値を利用することなく、概算的な信号品質推定値を使用するか、所定の電力制御コマンドシーケンスを使用して、送信電力制御コマンドを生成する(ステップ120)。また、この初期段階の間、電力制御回路12はゲインファクタの初期推定値を生成する。この値は、安定化段階の第1のフレームでゲインファクタの開始値として使用可能である。処理は引き続き、電力制御回路12が安定化段階に移行することを想定しており、ステップ122〜130は、安定化段階の処理期間中における、F−DPCHのi番目のフレームのフレーム毎/スロット毎の処理を示している。したがって、i番目のフレームの開始に備えて、フレームスロットインデックスkがゼロに設定される(ステップ122)。
i番目のフレーム内の各スロットkについて(ここで、k={0,…,M−1}、Mはフレーム内のスロット数である)、電力制御回路12は、CPICH信号品質(例えば、CPICH SINR)の推定値を算出し、スロットkでのゲインファクタの動的な更新値を示す
Figure 2008546235

に基づいてCPICH信号品質を調整し、調整信号品質と目標信号品質を比較することによりスロットに対する上りリンクTPCコマンドを生成し、次のスロットで使用する
Figure 2008546235

を更新し、フレームの最後でゲインファクタの再計算を行うためにスロット固有の測定値を収集/格納する(ステップ124)。
現行フレームの最終スロットでない場合(k≠M−1)(ステップ126)、スロットインデックスkがインクリメントされ(ステップ128)、ステップ124の動作が次のスロットのために繰り返される。現行フレームの最後スロットである場合(k=M−1)、ゲインファクタが次のフレーム用に再計算される(ステップ130)。そうすることで、複数のフレームにまたがるゲイントラッキングエラーのキャリーオーバーが防止される。当然ながら、環境によっては、そのようなエラーが最小となり得るため、各フレームの最後でゲインファクタが再計算されない。
図6は電力制御回路12について別の機能回路の実施形態を示し、図7は対応する処理ロジックの実施形態を示す。図3の回路とそれに対応する図5の処理の場合と同様に、図6の回路とそれに対応する図7の処理を使用して、受信制御チャネル信号のフレーム内のスロット毎に、より一般的には、受信制御チャネル信号内の所与の間隔において(for any given interval of interest)電力制御フィードバックを生成することができる。
上りリンクTPCコマンドを生成するための基礎として調整信号品質を使用する代わりに、図6の電力制御回路12は、目標信号品質と推定信号品質との間のデルタを反映するミスアライメント値を算出及び維持するミスアライメント値算出回路40を含むと共に、ミスアライメント値をミスアライメント目標閾値と比較することで上りリンクTPCコマンドを生成するように構成された上りリンクTPCコマンド生成回路42を更に含む。
これらの回路を考慮に入れ、処理は図7の初期化段階で始まる(ステップ140)。ここで、電力制御回路は、安定化段階への移行後に少なくとも第1のフレームで使用可能な、ゲインファクタ及びミスアライメント値の初期推定値を求める。動作が安定化段階に移行したと想定すると、i番目フレームの開始に備えて、フレームスロットインデックスkがゼロに設定される(ステップ142)。
i番目のフレーム内の各スロットkについて、電力制御回路12は、CPICH信号品質(例えば、CPICH SINR)の推定値を算出し、測定されたCPICH信号品質の変化に現れるミスアライメント値
Figure 2008546235

を調整し、調整されたミスアライメント値をミスアライメント目標閾値と比較することで上りリンクTPCコマンドを生成し、次のフレームで使用されるミスアライメント値
Figure 2008546235

を更新し、フレームの最後でゲインファクタの再計算のためにスロット固有の測定値を収集/格納する(ステップ144)。現行フレームの最終スロットでない場合(k≠M−1)(ステップ146)、スロットインデックスkがインクリメントされ(ステップ148)、ステップ144の動作が次のスロットのために繰り返される。現行フレームの最終スロットである場合(k=M−1)、ゲインファクタが次のフレーム用に再計算される(ステップ150)。任意選択で、ゲインファクタはフレーム毎に再計算されず、複数のフレームにわたってゲイントラッキングが実行される。
上記実施形態についてより理解するために、フレームiのスロットk=0のゲインファクタが
Figure 2008546235

として与えられる。ここで、
Figure 2008546235

は先行フレームi−1で算出されたゲインファクタαi−1の推定値を表す。次に、フレームiの任意の後続スロットkでは、線形単位の(in linear units)
Figure 2008546235

の値が次の式で与えられる。
Figure 2008546235

ここで、Gは、スロットkで生成される上りリンクTPCコマンドに対応する、送信電力の漸進的な減少又は増加を示す。Gは、通常、電力制御ステップサイズとして参照される。対数単位(dB)では、上記の値が以下のように表される。
Figure 2008546235

したがって、現行フレームの所与のスロットでは、
Figure 2008546235

の値は、現行のフレームの前のスロットで生成されたTPCコマンドの蓄積結果を
Figure 2008546235

に対して加算又は減算した値に等しい。現行フレーム内のスロットにわたりα’を維持するのに数学的に好都合な一方法は、先行するスロットで生成されたTPCコマンドの関数として、各スロット内でα’を単に増加又は減少させることである。例えば、現行スロットでのTPCコマンドの生成後に、スロットk内のゲインファクタは、
Figure 2008546235

に従って、スロットk+1用に更新され得る(対数単位では、±GdBを用いて、増加又は減少される)。
現行フレームにわたりゲインファクタを維持するために選定される方法を問わず、現行フレームにわたって測定値を収集して次フレーム用のゲインファクタの再計算をサポートする一実施形態を説明することが有用である。非限定的な例として、受信機回路16及び/又はベースバンド処理回路14の受信機処理部は、RAKE受信機及びRAKE出力として動作する。即ち、制御チャネル信号のi番目フレームのk番目スロットで受信された制御チャネルシンボルの軟値は、以下のように表される。
Figure 2008546235

ここで、c(k)は基準チャネル及び合成重みから決定されるネット応答に基づくものであり、
Figure 2008546235

は受信されたシンボルの硬判定シンボル値(a hard decision symbol value)であり、n(k)は雑音サンプルである。ネット応答とは、送信機のパルス波形、無線チャネル、及び受信フィルタ応答に相当することに留意されたい。また、ゲインファクタ
Figure 2008546235

は、先行フレームからの
Figure 2008546235

といった総合ゲインファクタ(the overall gain factor)の基本的な推定値と、フレームi内のスロットごとの進行中の電力制御コマンド生成をトラッキングするゲイン調整値g(k)との2つのパートで維持され得ることに留意されたい。例えば、このことは次式で表される。
Figure 2008546235

(k)の値は、次式を用いて維持され得る。
Figure 2008546235

ここで、Gは下りリンクの電力制御ステップサイズであり、β(j)はi番目フレームのj番目スロット中に無線通信装置10によって生成された上りリンクのTPCコマンドである。Gの値は、公称値に設定され得る。例えば、Gは1dBのステップに対応する値1.122を保持し得る。或いは、Gの値は、連続するスロット間でRAKE受信機出力を観察することにより、推定可能である。
(式4)を考慮に入れ、(式3)は次式を用いて表すことができる。
Figure 2008546235

受信制御チャネルシンボルは、まず復調されてから収集され、フレームi+1用の基本的な総合ゲインファクタαを生成するのに使用される。g(k)とc(k)と
Figure 2008546235

の積は次式で表されることが知られており、
Figure 2008546235

ゲイン調整値g(k)が、無線通信装置10によって生成及び送信される上りリンクTPCコマンドをトラッキングすると仮定する。上りリンクTPCコマンドの受信エラーに起因するエラー伝播を防止するため、或いは送信側基地局が、無線通信装置10によって生成された上りリンクTPCコマンドに追従しないことによるエラー伝播を防止するために、全てのフレームの最終スロット中にゲイン調整値g(k)を1にリセットすることができる(即ち、g(M−1)=1、ここでMはフレーム当たりのスロット数である)。
現行フレーム内の全てのスロットからz(k)、v(k)、及びn(k)を収集し、ベクトルにする。
=αv+n (式8)
(式8)に基づいた現行フレームi用のゲインファクタαの最小2乗(LS)推定値は、次式を用いて表される。
Figure 2008546235

(式9)の推定量は最小平均2乗誤差(MMSE)推定量でもあるということが示され得る。いずれの場合も、フレームiの開始ゲインファクタ値
Figure 2008546235

を、フレームi−1の(式9)から得られる値に設定することが可能であり、連続するスロットにわたって
Figure 2008546235

を更新することができる。或いは、(式4)のコンテクストで、フレームiの任意のスロットkのゲインファクタの実行値(the running value)は次式を用いて与えられる。
Figure 2008546235
いずれにせよ、フレームi−1から得られるゲインファクタ
Figure 2008546235

は、フレームiでのSINR推定の基礎となる。例えば、RAKE又は一般化RAKE(G−RAKE)合成が使用される場合、制御チャネル信号のフレームiのスロットkで受信される下りリンクTPCシンボルのシンボルSINRは、
Figure 2008546235

又は
Figure 2008546235

を用いて表される。
ここでwは合成重み、hはネット応答、RはRAKE又はG−RAKEコンバイナの種々のフィンガーによる障害に関する分散行列である。h及びRの推定値は、受信基準チャネル信号について測定した測定値から取得可能である。CPICH及びF−DPCH信号については、前のフレームの最終スロット期間中の両者の間の電力オフセットは、
Figure 2008546235

に収められる(folded into)。また、
Figure 2008546235

はCPICHシンボルのSINRに対応することにも留意されたい。G−RAKE合成が使用される場合、その項は、次式のように簡単なものとなる。
Figure 2008546235

又は
Figure 2008546235

更に、h−1hは、CPICHシンボルのSINRに対応し、受信CPICH信号の測定値から、直接、推定することができる。
上記実施形態の具体的な例として図8を参照できる。この図では、F−DPCH信号の目標信号品質が3dBに設定されている。フレームiの最終スロットM−1の場合は、先行フレームで算出されたゲインファクタ
Figure 2008546235

が−2.5dBであり、ゲイン調整値g(M−1)が0dBにリセットされる。したがって、上りリンクTPCコマンド生成に対する調整信号品質は、フレームiのスロットM−1について測定されたCPICH信号品質に、
Figure 2008546235

を加算することにより求められ、これは5dB+(−2.5)dB+0dBに相当する。したがって、調整信号品質(実際のF−DPCH信号品質の近似値を表す)は、2.5dBとなる。この値を目標信号品質3dBと比較するということは、上りリンクTPCコマンドが(+)として生成されることを意味し、これはネットワーク送信機がF−DPCH信号の送信電力を増加させる必要があることを示している。
次のフレームに進むと、フレームi+1のスロット0について、ゲイン調整値gi+1(0)を1dBの値に更新して処理が始まり、生成されたばかりの(+)TPCコマンド値が反映される。フレームi+1のスロット0でのCPICHの測定信号品質が5dBのままであると仮定すると、調整信号品質=5dB+(−2.5)+1dB=3.5dBとなる。この値を目標信号品質値3dBと比較すると、0番目スロットに対して生成される上りリンクTPCコマンドは(−)の値となる。これはF−DPCH信号の送信電力を減少させる必要があることを示している。このプロセスが、フレームi+1の後続のスロットに対して繰り返される。
図8はまた、信号品質ミスアライメント値の使用に基づく実施形態での電力制御コマンド生成を示していると理解できよう。フレームi+1の最初では、ミスアライメント値が、前のフレームの最終スロットから、CPICH SINR(5dB)+ゲインファクタ(−2.5dB)−目標F−DPCH SINR(3dB)に初期化されることになり、初期信号品質ミスアライメント値として−0.5dBが得られる。スロット0の期間、この値は、CPICH SINRの変化(0dB)及び前のTPCコマンドの結果(+1dB)の分だけ増やされ、信号品質ミスアライメント値として0.5dBが得られることになる。この値は正の値なので、図7に示すように、スロット0と1の間ではダウンコマンドが生成されることになる。同様に、スロット1の場合は、ミスアライメント値が−0.5dBに更新され、アップコマンドが生成されることになる。スロット2の場合は、ミスアライメント値が0.5dBになり、ダウンコマンドが生成されることになる。スロット3の場合、ミスアライメント値は、CPICH SINR(+1dB)の変化分と前のTPC(−1dB)によって調整され、0.5dBが得られるので、結果としてもう1つのダウンコマンドが発生する。スロット4の場合は、スロット3と同じことが発生する。
電力制御フィードバック生成において信号品質又はミスアライメントのどちらが使用されるのかに関係なく、ゲインファクタの推定期間中は、制御チャネル信号で受信された下りリンクシンボルの推定値が使用される。例えば、F−DPCHシンボルを検出するためには最尤(ML)ベースの検出を使用するのが一般的である。振幅が大きな雑音リアリゼーションよりも振幅が小さい雑音リアリゼーションの方が発生する可能性が高いと想定される。SINR推定においてMLで検出されたシンボルを使用すると、雑音分散を過小評価するバイアスが発生し得る。このバイアスは、本明細書で教示される方法で対処する(account for)ことができる。例えば、推定F−DPCH SINRに一定のバイアスを適用できる。或いは、更なる平均化又は平滑化の前にRAKEコンバイナ出力で振幅2乗をとることにより、このバイアスを回避できる。(式6)から、例えば、i番目フレームのk番目スロットにおけるRAKEコンバイナ出力の振幅2乗は、次式で表される。
Figure 2008546235
複数のフレームスロットにわたって平均化するときは、フレームiのゲインファクタの推定値を、次式を用いて得ることができる。
Figure 2008546235

ここで、
Figure 2008546235

は雑音及び干渉電力の推定値であり、受信CPICH信号とは別に推定可能である。
図8の例で、F−DPCHの内部ループ電力制御は、フレームiのM−1スロット期間中は安定しているので、F−DPCH SINRは目標SINRへのステップサイズ内にある。このようになる必要はないことに注意されたい。引き続き例を参照すると、フレームi+1のスロット4の期間中に上りリンクTPCコマンドを決定するために、無線通信装置10は、CPICHシンボルSINRを7dBと推定している。この最新のCPICH SINRを前のフレームi内のスロットM−1の場合(安定化段階に達している)と比較すると、+2dBの増加がみられる。次いで、フレームi内のスロットM−1と現行フレーム内の前のスロット(即ち、フレームi+1のスロット3)との間で無線通信装置10によって生成された「アップ」コマンド及び「ダウン」上りリンクTPCコマンドを数えると、「アップ」コマンドが2つ、「ダウン」コマンドが3つという結果になる。即ち、F−DPCHの送信電力が1dBだけ減らされたことを示している(この結果は、無線通信装置10へのF−DPCH信号の送信を行うネットワーク送信機によって、上りリンクTPCコマンドの受信及び作動が正しく行われたという想定に基づいている)。
CPICH SINRでのゲインが、F−DPCH送信電力の想定された低下を上回っているので、フレームi+1のスロット4で生成される上りリンクTPCコマンドは「ダウン」値でなければならない。尚、上りリンクTPCコマンド生成を決定するのに使用される調整信号品質は、実際のF−DPCH信号品質の推定値を表しており、この送信電力制御方法では、F−DPCHシンボルのSINRの明示的な推定値を必要としない。即ち、調整信号品質は、F−DPCH信号品質の間接的だが正確な推定値であって、F−DPCH目標信号品質との比較が可能な推定値である(同様に、ミスアライメント値は、対応するミスアライメント目標閾値と比較することができる)。
調整信号品質が使用されようとミスアライメント値が使用されようと、算出された品質又はミスアライメントとスロット毎の目標とを比較することは、「内部ループ」電力制御メカニズムに相当する。このメカニズムでは、無線通信装置10が、調整信号品質若しくは強度又はミスアライメント値を、対応する閾値と比較することにより、連続したアップコマンド又はダウン(若しくはホールド)コマンドを生成する。無線通信装置10は「外部ループ」電力制御を更に実行するように構成してもよく、この構成では、何らかのパフォーマンスメトリックに基づく目標閾値を調整する。
例えば、制御チャネル信号で受信される下りリンクコマンドは、コマンドエラーレート(CER)を推定するのに使用することができる。CERは、外部ループ電力制御での目標閾値の調整における基礎として無線通信装置10によって使用され得る。或いは、又は更には、CER又は別のパフォーマンスメトリックを使用して、ゲインファクタ、ミスアライメント値の推定値、又は基準チャネル信号品質の推定値のいずれか1つ以上を調整することができる。
例えば、推定CERが目標CERより高い場合は、ゲインファクタ
Figure 2008546235

を下方に調整することで、受信F−DPCH信号の有効な信号品質が、進行中である調整信号品質の決定によって示された品質よりも低いという事実を反映することができる。ゲインファクタ
Figure 2008546235

のCERベースの調整は、例えば、1dBステップサイズに基づいて行うことができる。ゲインファクタ
Figure 2008546235

は、再計算されるまで、又は新しいCERが推定されるまで、同じ値を保つことになる。
別の例として、調整信号品質の比較対象となる目標信号品質は、CER推定に応じて調整可能である。即ち、推定CERが目標CER値を上回っている場合は、目標信号品質を上方に例えば1dBだけ調整することが可能である。逆に、推定CERが目標CER値を下回っている場合、目標信号品質を下方に例えば1dBだけ調整することが可能である。更なる別の方法として、推定CERが大きすぎる場合は、目標信号品質を上方に「A」dB調整することが可能である(ここでAはある数値である)。時々(必ずしもCERを測定することなく)、目標信号品質が「B」dBだけ低下する場合がある(ここで、Bは、通常、振幅がAよりも小さい数値である)。あるポイントで、CERは再度推定され、目標CERと比較される。推定されたCERが目標CERを上回っている場合、目標信号品質の更なるジャンプアップが行われることになる。逆に、推定されたCERが目標CERを下回っている場合、目標信号品質がBdBだけ低下されることになる。これらの「ジャンプ」ベースのアプローチは、別の方法で、ミスアライメント値の推定値及び/又はゲインファクタ
Figure 2008546235

にも適用可能である。
下りリンクTPCコマンドが受信されるF−DPCH信号のコンテクストで、CER推定に着目すると、関連する規格では、TPCシンボルが同じ値を持つビットペアとして送信されることを規定している。したがって、各下りリンクTPCシンボルで受信される2つのビットは同じでなければならず、ビット値が同じでない場合は、そのTPCシンボルについて受信エラーとみなすことができる。
したがって、F−DPCHに関するCER測定の解析における出発点は、2つの異なるTPCコマンドシンボルが可能であるが両コマンドシンボルについて基礎をなすシンボル変調はで同じであるという点に注目することである。これにより、TPCコマンドシンボルは次式で表される。
u=u・TPC (式17)
ここで、
Figure 2008546235

はTPCコマンド(ここで、−1は論理的なダウンを示し、1は論理的なアップを示す)であり、ベース(符号なし)変調シンボルは次式で表される。
Figure 2008546235
受信TPCコマンド(即ち、受信TPCシンボル)は、最大比合成(maximum ratio combining)(MRC)を使用して次式のように推定できる。
Figure 2008546235

ここで、
Figure 2008546235

は、CPICHから推定できる。個々のTPCシンボルビット、TPC及びTPCは、次式を用いて推定できる。
Figure 2008546235

及び
Figure 2008546235

更に、各TPCシンボル内の両方の送信ビットは、定義上、同じである。したがって、推定TPCシンボルの各々は、次式を用いて表すことができる。
Figure 2008546235

ここで、
Figure 2008546235

は両方とも、CPICHに基づいて推定される。MRCは、G−RAKE合成の特殊な形式であり、これも使用可能であることに留意されたい。
上記の解析の枠内で、SINRとCERとの間の付加的なホワイトガウス雑音(AWGN)マップは、比較的チャネルに依存していないので、CERの目標値をSINRの目標値に直接マッピングすることを可能にすることが示され得る(AWGNマップはもちろん、AWGNチャネルに有効であるが、他のタイプのチャネルに対しても適切な近似値となることにも留意されたい)。より具体的には、
Figure 2008546235


Figure 2008546235

の適切な近似値であると仮定すると、次式が成立することがわかる。
TPCest=sign(TPC+n) (式23)
ここで
Figure 2008546235

したがって、TPCコマンドエラーレート(CER)は、次式で表すことができ、
Figure 2008546235

n(無相関フィンガー雑音とみなす)の分散は、次式で与えられる。
Figure 2008546235
このように、(式26)では、CERがSINR(E/N)の関数として与えられており、この機能マッピングを使用することで、所望の(目標の)CERに対応する、内部ループ電力制御の目標SINRを識別できることがわかる。即ち、F−DPCH信号で受信される各電力制御コマンドの2ビットは、定義上、等しいことが分かっているので、等しくないビットを有するコマンドが受信される確率は、確率−CER関数に従って、CER推定値に変換することができる。このアプローチは、等しくないコマンドビットを受信する確率とCERとの関係が比較的チャネルに依存しないという認識に基づいている。
所与の受信電力制御コマンド内の2つの推定軟TPCビット(soft TPC bits)の雑音が相関していないと仮定すると、2つの推定硬ビット
Figure 2008546235

が等しくならない確率は、次式で与えられる。
Figure 2008546235

ここで、
Figure 2008546235


は、推定TPCビットのSINRであり、変数x及びxは所与の電力制御コマンド内の受信TPCビットを表す。よって、CERは、次式によって与えられる。
Figure 2008546235

確率−CERマッピング関数の適切な多項式近似は、次式により与えられる。
Figure 2008546235

ここで、TPCビットが等しくないことによるコマンド受信エラーの確率は、次式を用いて推定できる。
Figure 2008546235

ここで、λ∈[0,1]は、フィルタ定数である(指数重みフィルタの場合)。W−CDMAアプリケーションの場合、100スロットの時間定数に相当するλ=0.99が適切な値となり、この値は、この時間定数の期間に発生が予測される10〜30の受信エラー(等しくないTPCコマンドビット)を補完する。この受信エラー発生頻度であれば、一般に、良好なCER推定性能は十分に確保される。
共に係属中である同一出願人の特許出願第11/296560号明細書は、2005年12月7日に代理人整理番号4015−5333/P20843−US2にて出願され、且つ「通信チャネルエラーレート推定用の方法及び装置(Method and Apparatus for Communication Channel Error Rate Estimation)」という名称が付けられている。関心のある読者は、この出願を参照することで、CER推定及び関連するマッピングについて詳細を知ることができる。
更に注目すべきは、F−DPCH(より一般的には、受信された任意の対象制御チャネル又はデータチャネル)に対する上りリンクTPCコマンドを決定する提案された方法を更に使用して、対象チャネルの平均ビットエラーレート(BER)を推定できるということである。例えば、F−DPCH電力制御の開始段階では、推定F−DPCH SINR
Figure 2008546235

が利用できるので、これを使用して、受信されたF−DPCH信号の平均BERを推定することができる。次いで、安定化段階では、無線通信装置10が、現行のCPICH SINRと基準スロットからの蓄積された上りリンクTPCコマンドとを使用してF−DPCHシンボルSINRを決定することができる。
例として、図8のフレームi+1のスロット4のF−DPCHシンボルSINRは、フレームiのスロットM−1(基準スロット)のF−DPCH SINRより1dB高いと推測できる。その理由は、フレームiのスロットM−1から、CPICH SINRのゲインがF−DPCH送信電力の低下幅より1dB大きい状態が続いているからである(because the gain in CPICH SINR has been 1dB more than the reduction in F-DPCH transmit power since slot M-1 of frame i)。F−DPCHシンボルSINRは、フレームiのスロットM−1で2.5dBであるので、F−DPCHシンボルSINRはフレームi+1のスロット4では3.5dBと推定される。
推定F−DPCHシンボルSINRは、推定F−DPCHビットエラーレート(BER)、e(k)にマップすることができる。例えば、次式のようになる。
Figure 2008546235

ここで、erfcは補完的なエラー関数を示し、SINR、γは線形単位である。SINRとBERとのマッピングは更に無線通信装置の実装マージン、例えば、
Figure 2008546235

を明らかにする(account for)ことができる。ここで、Lは実装損失である。
それにもかかわらず、i番目のF−DPCHフレームの平均BERは、次式によって得ることができる。
Figure 2008546235
応用例及び実施形態の上記範囲を考慮に入れ、本発明は先の記載によっても添付の図面によっても限定されないこと理解されたい。代わりに、本発明は冒頭の特許請求の範囲及びその法的な等価物によってのみ限定される。
本明細書で教示された方法及び装置に係る電力制御回路の一実施形態を含む無線通信装置の一実施形態のブロック図を示す。 図1の無線通信装置によって実装可能な処理ロジックの一実施形態の論理フローチャートである。 図1に示した電力制御回路の一実施形態のブロック図である。 図1の無線通信装置によって受信され得るような制御チャネル信号の1フレームを示す図である。 例えば図3の電力制御回路によって実装可能な処理ロジックの一実施形態の論理フローチャートである。 図1に示した電力制御回路の一実施形態のブロック図である。 例えば図6の電力制御回路によって実装可能な処理ロジックの一実施形態の論理フローチャートである。 図5又は図7の処理ロジックに関する値を例示する図である。

Claims (40)

  1. 基準チャネル信号及び制御チャネル信号を受信するように構成された無線通信装置であって、前記基準チャネル信号の信号品質又は信号強度の推定と、前記制御チャネル信号及び前記基準チャネル信号に関するゲインファクタの推定とに基づいて、前記制御チャネル信号の電力制御フィードバックを生成するように構成された電力制御回路を含む無線通信装置。
  2. 前記電力制御回路が、前記基準チャネル回路に対する推定信号品質を生成する信号品質推定回路と、前記ゲインファクタを算出するゲインファクタ推定回路と、進行中の前記電力制御フィードバックの生成により生じるゲインファクタの変化をトラッキングするゲイントラッキング回路とを備える、請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記電力制御回路が、前記推定信号品質を前記ゲインファクタと前記ゲインファクタの変化との関数として調整することによって調整信号品質を維持する信号品質調整回路と、前記調整信号品質と目標信号品質との比較に基づいて上りリンク電力制御コマンドを生成する上りリンク電力制御コマンド生成回路とを更に備える、請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 前記電力制御回路が、進行中の電力制御フィードバック生成用のパフォーマンスメトリックとして前記制御チャネル信号で受信されたコマンドのコマンドエラーレート(CER)を推定するように構成されると共に、前記CERを目標CERと比較し、前記比較に基づいて前記目標信号品質、前記ゲインファクタ、及び前記推定信号品質のうちの任意の1つ以上を調整するように更に構成される、請求項3に記載の無線通信装置。
  5. 前記電力制御回路が、前記推定信号品質と前記ゲインファクタとの関数として初期ミスアライメント値を算出し、推定信号品質の変化と前記ゲインファクタの変化との関数として更新ミスアライメント値を維持するミスアライメント値回路と、前記更新ミスアライメント値とミスアライメント目標閾値との比較に基づいて上りリンク電力制御コマンドを生成する上りリンク電力制御コマンド生成回路とを更に備える、請求項2に記載の無線通信装置。
  6. 前記電力制御回路が、進行中の電力制御フィードバック生成用のパフォーマンスメトリックとして前記制御チャネル信号で受信されたコマンドのコマンドエラーレート(CER)を推定するよう構成されると共に、前記CERを目標CERと比較し、前記比較に基づいて、前記ミスアライメント目標閾値、前記初期又は更新ミスアライメント値、前記ゲインファクタ、及び前記推定信号品質のうちの任意の1つ以上を調整するように更に構成される、請求項5に記載の無線通信装置。
  7. 前記電力制御回路が、所与の時刻に前記ゲインファクタを再計算すると共に、該所与の時刻間に発生する前記電力制御フィードバック生成をトラッキングすることにより、該所与の時刻間で前記ゲインファクタの更新値を維持するように構成される、請求項1に記載の無線通信装置。
  8. 前記制御チャネル信号が、各々のフレームが複数のスロットを有する反復フレームとして編成されると共に、前記電力制御回路が、前記ゲインファクタの更新値と基準チャネル信号品質又は強度のスロット毎の推定値との関数として現行フレームの各々のスロットで上りリンク電力制御コマンドを生成することにより、前記制御チャネル信号の前記現行フレームで前記制御チャネル信号の電力制御フィードバックを生成するように構成される、請求項1に記載の無線通信装置。
  9. 前記電力制御回路が、前記制御チャネル信号の前のフレームで算出された開始値に前記ゲインファクタを設定することにより、更に、現行フレーム内の連続したスロットにわたって生成される前記上りリンク電力制御コマンドに対応する前記開始値のスロット毎の変化をトラッキングすることにより、前記現行フレーム内の前記複数のスロットにわたって前記ゲインファクタの更新値を維持するよう構成される、請求項8に記載の無線通信装置。
  10. 前記電力制御回路が、任意の所与の現行フレームについて、前記制御チャネル信号で前記現行フレームにわたって受信された軟値と、前記現行フレームにわたって前記基準チャネル信号について求められたチャネル推定値から生成されるネット応答とに基づいて、次のフレームでの前記ゲインファクタの開始値を算出するように構成される、請求項9に記載の無線通信装置。
  11. 前記電力制御回路が、所与の時間間隔にわたって測定される測定値の関数として前記ゲインファクタを推定するように構成され、前記電力制御回路は、初期化段階で第1の時間間隔が少なくとも終了する前に動作し、前記電力制御回路が、所定の電力制御コマンドシーケンスに従って前記初期化段階の間に前記電力制御チャネルの前記電力制御フィードバックを生成する、請求項1に記載の無線通信装置。
  12. 前記無線通信装置が広帯域符号分割多元接続(W−CDMA)規格に従って構成され、前記基準チャネル信号が共通パイロットチャネル(CPICH)信号を含み、前記制御チャネル信号がフラクショナル専用物理チャネル(F−DPCH)信号を含む、請求項1に記載の無線通信装置。
  13. 基準チャネル信号と共に受信される制御チャネル信号の電力制御フィードバックを生成する方法であって、
    前記制御チャネル信号及び前記基準チャネル信号に関係するゲインファクタを算出することと、
    前記基準チャネル信号の推定信号品質又は強度を求めることと、
    前記推定信号品質又は強度と前記ゲインファクタとの関数として前記制御チャネル信号の電力制御フィードバックを生成することとを含む方法。
  14. 前記ゲインファクタが利用できない場合に所定の電力制御コマンドシーケンスに従って前記制御チャネル信号の電力制御フィードバックを生成することを更に含む、請求項13に記載の方法。
  15. 前記制御チャネル信号及び前記基準チャネル信号に関係するゲインファクタを算出することが、所与の時刻にゲインファクタを算出することと、前記所与の時刻間に前記ゲインファクタの更新値を維持することと、前記電力制御フィードバックの生成のために前記更新値を使用することとを含む、請求項13に記載の方法。
  16. 前記所与の時刻間に前記ゲインファクタの更新値を維持することが、前記所与の時刻間に生成される前記電力制御フィードバックに対応する前記ゲインファクタの変化をトラッキングすることを含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記制御チャネル信号及び前記基準チャネル信号に関係するゲインファクタを算出することが、所与の時間間隔にわたって前記制御チャネル信号で受信されたシンボルの軟値と、前記所与の時間間隔にわたって前記基準チャネル信号について推定されたチャネル推定値から算出されるネット応答とに基づいて、前記ゲインファクタを算出することを含む、請求項13に記載の方法。
  18. 前記推定信号品質又は強度と前記ゲインファクタとの関数として前記制御チャネル信号の電力制御フィードバックを生成することが、前記基準チャネル信号の推定信号品質を生成することと、前記ゲインファクタに基づく前記推定信号品質の調整により調整信号品質を得ることと、前記調整信号品質と目標信号品質との比較により上りリンク電力制御コマンドを生成することとを含む請求項13に記載の方法。
  19. 前記電力制御回路により生成される前記上りリンク電力制御コマンドに対応する前記制御チャネル信号のゲインの変化を前記ゲインファクタがトラッキングするように、前記比較により生成された前記上りリンク電力制御コマンドの関数として前記ゲインファクタを更新することを更に含む、請求項18に記載の方法。
  20. 進行中の電力制御フィードバック生成用のパフォーマンスメトリックとして前記制御チャネル信号で受信されたコマンドのコマンドエラーレート(CER)を推定することと、前記CERを目標CERと比較することと、前記比較に基づいて前記目標信号品質、前記ゲインファクタ、及び前記推定信号品質のうちの任意の1つ以上を調整することとを更に含む請求項18に記載の方法。
  21. 前記推定信号品質又は強度と前記ゲインファクタとの関数として前記制御チャネル信号の電力制御フィードバックを生成することが、前記基準チャネル信号の推定信号品質を生成することと、前記推定信号品質と前記ゲインファクタと目標信号品質との関数として初期ミスアライメント値を算出することと、前記推定信号品質及び前記ゲインファクタの変化をトラッキングすることにより更新ミスアライメント値を維持することと、前記更新ミスアライメント値を前記目標信号品質と比較することにより上りリンク電力制御コマンドを生成することとを含む、請求項13に記載の方法。
  22. 進行中の電力制御フィードバック生成用のパフォーマンスメトリックとして前記制御チャネル信号で受信されたコマンドのコマンドエラーレート(CER)を推定することと、前記CERを目標CERと比較することと、前記比較に基づいて、前記ミスアライメント目標閾値、前記初期又は更新ミスアライメント値、前記ゲインファクタ、及び前記推定信号品質のうちの任意の1つ以上を調整することとを更に含む、請求項21に記載の方法。
  23. 所与の時刻に前記ゲインファクタを再計算することと、該所与の時刻間に発生する前記電力制御フィードバック生成をトラッキングすることにより、該所与の時刻間で前記ゲインファクタの更新値を維持することを更に含む、請求項13に記載の方法。
  24. 前記制御チャネル信号が、各々のフレームが複数のスロットを有する反復フレームとして編成されると共に、前記制御チャネル信号の電力制御フィードバックを生成することが、前記ゲインファクタの更新値と基準チャネル信号品質又は強度のスロット毎の推定値との関数として現行フレームの各々のスロットで上りリンク電力制御コマンドを生成することを含む、請求項13に記載の方法。
  25. 前記基準チャネル信号の推定信号品質又は強度を求めることが、スロット毎の推定信号品質を求めることを含み、更に、前記制御チャネル信号及び前記基準チャネル信号に関係するゲインファクタを算出することが、現行フレームの連続したスロットにわたる前記ゲインファクタの前記更新値を、該連続したスロット内で生成される前記上りリンク電力制御コマンドの関数として、維持することを含む、請求項24に記載の方法。
  26. 前記ゲインファクタの前記更新値を維持することが、前記現行フレーム内の連続したスロットにわたって生成される前記上りリンク電力制御コマンドに対応する前記開始値のスロット毎の変化をトラッキングすることを含むように、前記制御チャネル信号の前のフレームで算出された開始値に前記ゲインファクタを設定することを更に含む、請求項25に記載の方法。
  27. 前記制御チャネル信号で前記現行フレームにわたって受信されたシンボルの軟値と、前記現行フレームにわたって前記基準チャネル信号について求められたチャネル推定値から生成されるネット応答とに基づいて、次のフレームの前記ゲインファクタの開始値を算出することを更に含む、請求項26に記載の方法。
  28. 前記基準チャネル信号が共通パイロットチャネル(CPICH)信号を含み、前記制御チャネル信号がフラクショナル専用物理チャネル(F−DPCH)信号を含む、請求項13に記載の方法。
  29. 基準チャネル信号及び制御チャネル信号を受信するように構成された無線通信装置用の電力制御回路であって、前記基準チャネル信号の信号品質又は信号強度の推定と前記制御チャネル信号及び前記基準チャネル信号に関するゲインファクタの推定とに基づいて、前記制御チャネル信号の電力制御フィードバックを生成するように構成された1つ以上の処理回路を備える電力制御回路。
  30. 前記電力制御回路が、前記基準チャネル回路に対する推定信号品質を生成する信号品質推定回路と、前記ゲインファクタを算出するゲインファクタ推定回路と、進行中の前記電力制御フィードバックの生成により生じるゲインファクタの変化をトラッキングするゲイントラッキング回路とを備える、請求項29に記載の電力制御回路。
  31. 前記電力制御回路が、前記ゲインファクタと前記ゲインファクタの変化との関数として前記推定信号品質を調整することによって調整信号品質を維持する信号品質調整回路と、前記調整信号品質と目標信号品質との比較に基づいて上りリンク電力制御コマンドを生成する上りリンク電力制御コマンド生成回路とを更に備える、請求項30に記載の電力制御回路。
  32. 前記電力制御回路が、進行中の電力制御フィードバック生成用のパフォーマンスメトリックとして前記制御チャネル信号で受信されたコマンドのコマンドエラーレート(CER)を推定するように構成されると共に、前記CERを目標CERと比較し、前記比較に基づいて前記目標信号品質、前記ゲインファクタ、及び前記推定信号品質のうちの任意の1つ以上を調整するように更に構成される、請求項31に記載の電力制御回路。
  33. 前記電力制御回路が、前記推定信号品質と前記ゲインファクタとの関数として初期ミスアライメント値を算出し、推定信号品質の変化と前記ゲインファクタの変化との関数として更新ミスアライメント値を維持するミスアライメント値回路と、前記更新ミスアライメント値とミスアライメント目標閾値との比較に基づいて上りリンク電力制御コマンドを生成する上りリンク電力制御コマンド生成回路とを更に備える、請求項30に記載の電力制御回路。
  34. 前記電力制御回路が、進行中の電力制御フィードバック生成用のパフォーマンスメトリックとして前記制御チャネル信号で受信されたコマンドのコマンドエラーレート(CER)を推定するよう構成されると共に、前記CERを目標CERと比較し、前記比較に基づいて、前記ミスアライメント目標閾値、前記初期又は更新ミスアライメント値、前記ゲインファクタ、及び前記推定信号品質のうちの任意の1つ以上を調整するように更に構成される、請求項33に記載の電力制御回路。
  35. 前記電力制御回路が、所与の時刻に前記ゲインファクタを再計算すると共に、該所与の時刻間に発生する前記電力制御フィードバック生成をトラッキングすることにより、該所与の時刻間で前記ゲインファクタの更新値を維持するように構成される、請求項29に記載の電力制御回路。
  36. 前記制御チャネル信号が、各々のフレームが複数のスロットを有する反復フレームとして編成されると共に、前記電力制御回路が、前記ゲインファクタの更新値と基準チャネル信号品質又は強度のスロット毎の推定値との関数として現行フレームの各々のスロットで上りリンク電力制御コマンドを生成することにより、前記制御チャネル信号の前記現行フレームで前記制御チャネル信号の電力制御フィードバックを生成するように構成される、請求項29に記載の電力制御回路。
  37. 前記電力制御回路が、前記制御チャネル信号の前のフレームで算出された開始値に前記ゲインファクタを設定することにより、更に、現行フレーム内の連続したスロットにわたって生成される前記上りリンク電力制御コマンドに対応する前記開始値のスロット毎の変化をトラッキングすることにより、前記現行フレーム内の前記複数のスロットにわたって前記ゲインファクタの更新値を維持するよう構成される、請求項36に記載の電力制御回路。
  38. 前記電力制御回路が、任意の所与の現行フレームについて、前記制御チャネル信号で前記現行フレームにわたって受信された軟値と、前記現行フレームにわたって前記基準チャネル信号について求められたチャネル推定値から生成されるネット応答とに基づいて、次のフレームでの前記ゲインファクタの開始値を算出するように構成される、請求項37に記載の電力制御回路。
  39. 前記電力制御回路が、所与の時間間隔にわたって測定される測定値の関数として前記ゲインファクタを推定するように構成され、前記電力制御回路は、初期化段階で第1の時間間隔が少なくとも終了する前に動作し、前記電力制御回路が、所定の電力制御コマンドシーケンスに従って前記初期化段階の間に前記電力制御チャネルの前記電力制御フィードバックを生成する、請求項29に記載の電力制御回路。
  40. 前記無線通信装置が広帯域符号分割多元接続(W−CDMA)規格に従って構成され、前記基準チャネル信号が共通パイロットチャネル(CPICH)信号を含み、前記制御チャネル信号がフラクショナル専用物理チャネル(F−DPCH)信号を含む、請求項29に記載の電力制御回路。
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