JP2008544346A - イベントチケットの売買のためのシステムおよび方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 イベントチケットの売買を容易にするためのシステムおよび方法を提供する。
【解決手段】 開示するシステムおよび方法は、イベントの直前およびまたは開催中に、売れ残ったチケットの価格を決定し、販売するシステムおよび方法を含む。開示する実施形態では、ユーザーは販売中のチケットを検索するために、電話またはインターネットにより取引システムと情報をやり取りすることが可能である。開示するシステムおよび方法は、様々な需要指標を反映した1つ以上の需要変数に従って、在庫チケットの価格を少しずつ調整することができる。需要変数の値は、イベントの直前およびまたは開催中に評価された需要指標に基づいて設定され得る。
【選択図】図1
【解決手段】 開示するシステムおよび方法は、イベントの直前およびまたは開催中に、売れ残ったチケットの価格を決定し、販売するシステムおよび方法を含む。開示する実施形態では、ユーザーは販売中のチケットを検索するために、電話またはインターネットにより取引システムと情報をやり取りすることが可能である。開示するシステムおよび方法は、様々な需要指標を反映した1つ以上の需要変数に従って、在庫チケットの価格を少しずつ調整することができる。需要変数の値は、イベントの直前およびまたは開催中に評価された需要指標に基づいて設定され得る。
【選択図】図1
Description
本発明は、イベントチケットの売買を容易にするためのシステムおよび方法に関し、より詳細には、自動価格調整を含むイベントチケットの売買を容易にするためのシステムおよび方法を実装したコンピュータに関する。
イベントチケット産業は、スポーツイベント、音楽コンサート、映画および家族向け娯楽のような様々な種類のイベントを取り扱う。それらのチケットは、実際のカレンダ日付およびイベントの開始時よりも前(数ヶ月)に一般社会に市販される。チケットは、インターネット、電話セールス、およびチケット販売所を含む様々なチャンネルを通して販売されている。
さらに、チケット販売は2つの市場で行われている。1つは、イベントマネージャから買い手に直接、またはイベントマネージャから権限を与えられたチケット販売業者により販売されるプライマリマーケット(発行市場)である。権限を与えられた主なチケット販売業者は、例えば、「Ticketmaster」、「Tickets.com」、および「Paciolan」である。
2つ目の市場は、オリジナルチケットの買い手が、他の興味を持つ買い手(サードパーティ)に彼らのチケットを販売するセカンダリマーケット(流通市場)である。オリジナルチケットの買い手と同様に、それらのサードパーティの買い手は、個人消費者、企業消費者、またはブローカーである。特に、ビジネスとして利益を得る目的で、第2市場でチケットを売買する合法的なチケットブローカーが多くいる。彼らは、需要の高いチケットに対する市場に流動性を与え、多くの場合、額面よりも高額でチケットを販売する。
特定のイベントに対するチケット需要には、非常に高いものがある。プライマリマーケット・チケットの需要が低い、または高くないときには、イベントマネージャはイベントの開始付近にはイベントの開始後と同様に売れ残りのチケットを有している。イベントチケットに対する固定価格構造は、需要が低いまたは高くないイベントにとって非効率である。言い換えると、イベント開始時付近(販売するための他の全てのチャンネルが試され、用い尽くされた後)の売れ残りチケットに対する需要を刺激する組織化された方法が現在のところない。
この問題は、一般的に需要が高いイベントには存在しない。需要が高いイベントは、イベントの開始時の前に、チケットの供給を超える需要を有している。しかし、(a)シートが連続していない少数の売れ残りチケット(つまり、並んで座りたい2名以上のグループには不適当)、または(b)シート位置が悪いチケット(例えば、建物の柱によりイベントの視界が部分的に遮られている場所)のような望ましくない特徴を有する、需要の高いチケットには例外がある。
イベントマネージャ(イベントを売り込む人)は、供給過剰状態またはチケットが売れ残った状態において需要を増加させるために、チケットの価格を下げることは容易にできない。そうすることにより、将来の需要パターンに悪影響を与えるリスクが生じる。つまり、以前のイベントで割引チケットの存在を聞いた消費者は、イベントのいずれ行われる割引を期待するようになり、前もって額面どおりの価格を支払わないようになる。これは、イベントマネージャにとって長い期間の収益に影響する。その結果、イベントマネージャは、需要が低い、または高くないイベントの収益を最大化することができない。また、需要が低い、または高くないイベントの売れ残りチケットを消費したい消費者は、そのイベントに対してはチケットの額面価格が高すぎるために消費することができない。
本発明の一態様によれば、売れ残りチケット、特に需要が低い、またはあまり高くないイベントのチケットの販売を促進する手助けをするシステムおよび方法が提供される。開示するシステムおよび方法は、既に従来のチケット販路から購入するつもりの消費者のイベントチケットの購入意欲を削ぐことなく、売れ残りチケットの販売の促進を手助けすることを目的としている。本発明の他の態様によれば、システムおよび方法は、それぞれのイベントの開催中および開始時間の直前(例えば、2〜4時間)にイベントチケットの売買を容易にするために提供される。
本発明の他の態様によれば、システムおよび方法は、イベントチケットの価格を調整するために提供される。好適な実施形態によれば、売れ残りチケットのチケット価格は、予め決められた最低価格への到達、またはイベントの終了のいずれかが先に起こるまで低下する。低下の速度は、1つ以上の要素に依存し得る。好適な実施形態は、イベントチケットの有効期限の理論上の残り時間を比較して売れ残りチケットの需要の程度を測定し、売れ残りチケットの価格を時間増分毎に低下させ、提示価格を調整するアルゴリズムを使用したコンピュータに実装されたシステムを含む。
例えば、需要の程度およびまたはイベントの残り時間が高い(長い)場合には、提示価格は比較的変化しない。しかし、需要の程度が低下し始め、かつ有効期限が減少するにつれて、需要の程度が増加し、価格が安定する新しい位置に到達するまで提示価格は下方に調整される。このプロセスは需要が、予め決められた最低価格(例えば、ゼロ、額面価格の10%、または額面価格の50%)に到達するまで、またはイベントチケットの有効期限が販売するためには短すぎる状態(例えば、イベントの終了または終了直前)になるまで継続する。
本発明のある実施形態は、具体的には需要が低い、またはあまり高くないイベント、およびまたは開始直前であるイベントに対して新しい販路を作り出すことによって産業に価値を付加することができる。さらに、本発明に係る実施形態は、需要が低いまたはあまり高くないイベントに対して適正な価格決定を行うことによって、消費者の利益およびイベントマネージャの収益を増加させることができる
本発明に係るこれらと他の利点および特徴は、次の詳細な説明および添付した図から当業者であれば容易に理解することができるであろう。従って、本発明の付加的な利点や特徴およびその範囲は、特許請求の範囲によって指摘され、その一部をなす。
以下、本発明の好適な実施形態および代替形態について詳細に説明する。本発明が提供する多くの発明概念および新規な特徴は、単に説明目的であり、限定するものでないことを当業者であれば理解されよう。従って、特定の実施形態は、例示目的でここに記載しており、本発明の範囲を限定するものではない。
<取引システム>
図1は、本発明に係る取引システム100の好適な実施形態のブロック図を示している。図1に示す取引システム100は、以下に記載するタスクを実行するための多くの構成要素を含む。タスクの分割は、本発明の精神および範囲から逸脱することなく様々な方法で実施されることを理解されたい。例えば、取引システム100は、いくつかの実在のコンピュータおよびまたはサーバを含む。ある実施形態では、取引システム100は、単一のコンピュータまたはサーバ上に全ての構成要素120〜160を含み、他の実施形態では、構成要素120〜160の組み合わせが1つ以上のコンピュータまたはサーバ上に実装されている。また、構成要素120〜160のいずれも1つのコンピュータまたはサーバ上に実装されてもよく、或いは代替として、複数のサーバまたはコンピュータにわたって広がって存在してもよい。従って、図1に示す正確なアーキテクチャ以外のアーキテクチャが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく使用され得る。
図1は、本発明に係る取引システム100の好適な実施形態のブロック図を示している。図1に示す取引システム100は、以下に記載するタスクを実行するための多くの構成要素を含む。タスクの分割は、本発明の精神および範囲から逸脱することなく様々な方法で実施されることを理解されたい。例えば、取引システム100は、いくつかの実在のコンピュータおよびまたはサーバを含む。ある実施形態では、取引システム100は、単一のコンピュータまたはサーバ上に全ての構成要素120〜160を含み、他の実施形態では、構成要素120〜160の組み合わせが1つ以上のコンピュータまたはサーバ上に実装されている。また、構成要素120〜160のいずれも1つのコンピュータまたはサーバ上に実装されてもよく、或いは代替として、複数のサーバまたはコンピュータにわたって広がって存在してもよい。従って、図1に示す正確なアーキテクチャ以外のアーキテクチャが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく使用され得る。
取引システム100は、潜在買い手が消費者インターフェース110を使用することによってアクセスされ得る。単一の消費者インターフェース110しか記載していないが、いずれの数の消費者インターフェース110でも取引システム100にアクセスすることができる。消費者インターフェース110は、電子装置であってよく、例えば、コンピュータ、電話(携帯または固定電話)、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、またはテレビ(例えば、双方向性のオンスクリーンインターフェースにより)である。消費者インターフェース110と取引システムとの通信は、ワイヤおよびまたはワイヤレス通信を含む。多くの通信プロトコルおよび方法のいずれも、消費者インターフェース110と取引システム100との間の通信を実施するために使用することができる。例えば、消費者インターフェース110と取引システム100との間の通信は、いずれの適したネットワークプロトコルを使用し、インターネットを含むコンピュータネットワーク上でのデータ通信を含み得る。消費者インターフェース110と取引システム100との間の通信は、音声対話システムの使用を含み得る。例えば、消費者インターフェース110は、音声認識ソフトウェアを使用した音声対話システムにより、取引システム100と通信する電話であってよく、電話から受け取った音声コマンドを認識し、一致するデータを取引システム100に通信する。
図1に示す好適な実施形態では、取引システム100は、インターネットを介して消費者インターフェース110に通信するウェブサーバ120を含む。ウェブサーバ120は、ワールドワイドウェブを介して消費者インターフェース110と通信するように構成された複数個のコンピュータサーバを含み得る。ウェブサーバ120は、消費者インターフェース110にグラフィカル・ユーザーインターフェースを含むウェブページを生じさせるためのソフトウェアを含み得る。ウェブサーバ120は、消費者インターフェース110のユーザーに情報を提供することができ、また消費者インターフェース110のユーザーから情報を受けることができる。例えば、ウェブサーバ120は、消費者インターフェース110のユーザーに利用可能なチケットおよびチケット価格に関する情報を提供する。ユーザーは、それから消費者インターフェース110を使用して、ウェブサーバにチケット購入希望に関する情報を送信する。ウェブサーバ120と消費者インターフェース110との間で交換される情報の型に関する詳細については後述する。
取引システム100はまた、消費者プロフィールに関する情報を保存するためのプロフィールデータベース130を含む。プロフィールデータベース130は、ウェブサーバ120と通信する。プロフィールデータベース130は、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、様々な方法によって実装され得る。例えば、プロフィールデータベース130は、ウェブサーバ120と通信するデータベースサーバ上に存在し得る。代替として、プロフィールデータベース130は、ウェブサーバ120と同じコンピュータ上に存在するデータベースであってもよい。
好適な実施形態では、取引システム100は、ユーザーが取引システム100に登録およびアカウントの設定をすることを可能にする。アカウントを設定するためのプロセスは、ユーザーに関連する顧客プロフィールを構築するために、消費者インターフェース110からウェブサーバ120に情報を受信することを含む。ウェブサーバ120は、プロフィールデータベース130に受信した情報を保存することができる。また、現存するアカウントを有するユーザーが取引システム100にアクセスしようとするときに、ウェブサーバ120はプロフィールデータベース130からユーザーのアカウントについての情報を取り出すことができる。
顧客プロフィールは、ユーザーの名前や住所といった個人情報に加えて、ユーザーネームや取引システムへのログインのためのパスワードのような情報を含み得る。顧客プロフィールはまた、嗜好データを含み得る。例えば、嗜好データは、好きなタイプのイベント、好きなチーム、およびまたは好きな会場についての情報を含み得る。また、嗜好データは、取引システム100からの受ける警報(アラート)の嗜好情報を含み得る。例えば、嗜好情報は、イベントが開始する前の特定の時期に警報を送るため、利用可能なチケットがあるか否かの警報を送るため、およびディスカウントが特定の水準または割合に達したか否かの警報を送るための指示を含み得る。本発明の精神および範囲から逸脱することなく、他のプロフィールおよび嗜好情報が含まれ得る。
また、取引システム100は、取引サーバ140、会計サーバ150、およびイベントクライアント・データベース160を含む。取引サーバ140は、チケット購入の処理に関する様々なタスクを実行することができる。取引サーバ140は、後述するアルゴリズムに従ってチケットの取引価格を計算するための価格決定エンジンを含み得る。また、取引サーバ140は、チケット購入処理のための取引エンジンを含み得る。好適な実施形態によれば、取引サーバ140はコンピュータであり、取引エンジンはソフトウェア・モジュールとして実装されている。取引サーバ140は、取引の処理を手助けし得るサードパーティと通信し得る。例えば、取引サーバ140は、チケットの購入に対するクレジットカードによる支払い処理を手助けするためのクレジットカード会社の決済システム(図示しない)と通信し得る。
取引サーバ140によって実行されるタスクは、以下に限定されるわけではないが、(a)会計サーバ150との通信、(b)単数または複数のチケット購入の数値属性またはテキスト属性の特定領域のための会計サーバデータへのログインを含む。数値属性またはテキスト属性の特定領域は、(1)(イベントクライアントへの)支払が可能な口座、およびまたは(イベントクライアントからの)受け取りが可能な口座の正確な口座に関連し、(2)売上高、手数料、必要料金、手数料および本発明を介してのチケット販売に関する他の費用のような極めて詳細な他の会計データを追跡するために好ましく、(3)取引システム100を介してのチケット販売に関するクレジットカード手数料の処理を正常に終了するために好ましい。
取引システム100は、好ましくは、イベントクライアント(例えば、イベントマネージャまたはイベントのチケットの販売に関与する他の団体)によって操作されるイベントクライアントのチケットシステムおよびまたは他のチケットクライアントに関するコンピュータシステム170(例えば、イベントクライアントの会計システム)にアクセス可能である。好適な実施形態では、イベントクライアント・チケットシステム170は、インターネットを介して取引システム100と通信するコンピュータシステムを含む。ある実施形態では、イベントクライアントは、イベントマネージャや権限を有するチケット販売者であってよく、取引システム100はプライマリマーケット・チケットを販売するためのルートとして機能してもよい。イベントクライアント・チケットシステム170と、会計サーバ150と、取引サーバ140との間の相互作用は、以下に限定されるわけではないが、(1)チケットの販売取引から、関連があり、正確な会計に基づいた情報をイベントクライアント・システム170に記録することを含む。情報は、例えば、チケットの最終売買価格、関連する当該販売の発明者の手数料、特定のイベントの識別情報と共に売れたチケットの量である。また、相互作用は、(2)イベントクライアント・チケットシステム170が販売されるチケットの割り当てと関係がある取引サーバ140に、アップデートされたデータを記録することを含む。
イベントクライアント・システムおよびまたは他の関連するチケットクライアント・コンピュータシステム170は、イベントが開催中にイベントについてのデータを提供するためのシステムを含み得る。取引システムは、イベントチケット価格を計算およびまたは調整するためのデータに含まれる情報を使用することができる。例えば、イベントがスポーツイベントであれば、システム170はゲーム状況を表すデータ(例えば、野球であればイニング、スコア、ヒット、ホームランまたはエラー、フットボールであればクォータ、スコア、タッチダウン、ランニングヤードまたはパッシングヤード)を提供し得る。システム170は、取引システム100にイベント開催中のチケット需要に影響を与える特定の状況に注意喚起するように構成されている。例えば、システム170は、野球におけるノーヒットノーランの可能性、スポーツイベントにおける記録樹立の可能性、または他の特別の状況に対して、取引システム100に注意喚起するように構成されている。イベントがスポーツイベントである場合には、システム170は、イベントの直前およびまたは開催中にケガをした選手についての情報を提供するように構成され得る。特に、このような情報は、イベントの直前または開催中においてイベントチケットの需要に影響を与えると予想される。
<取引プロセス>
図2Aおよび3Bは、取引システム100によって実行される取引プロセスを説明するフローチャートである。図2Aおよび3Bに示されている取引プロセスは、取引システム100の代替実施形態に同様に適用される。取引プロセスは、ユーザーの取引システム100へのアクセスによりステップ202から開始する。好適な実施形態では、ユーザーは、コンピュータのインターネットブラウザまたは他のインターネットにアクセス可能な電子装置(例えば、携帯電話やPDA)を使用して、取引システム100のウェブサイトのアドレスに進む。
図2Aおよび3Bは、取引システム100によって実行される取引プロセスを説明するフローチャートである。図2Aおよび3Bに示されている取引プロセスは、取引システム100の代替実施形態に同様に適用される。取引プロセスは、ユーザーの取引システム100へのアクセスによりステップ202から開始する。好適な実施形態では、ユーザーは、コンピュータのインターネットブラウザまたは他のインターネットにアクセス可能な電子装置(例えば、携帯電話やPDA)を使用して、取引システム100のウェブサイトのアドレスに進む。
ステップ204では、ユーザーの希望する地理的位置で利用可能なイベントコンテンツがあるか否かによって判定がなされる。このステップは、ユーザーの希望する地理的位置を決定するために、ユーザーに質問することを含み得る。このような質問をすることに代えて、または加えて、取引システム100はユーザーの地理的位置を決定しようと試みてもよい。例えば、ユーザーが以前にウェブサイトを訪れていた場合に、取引システム100は、ユーザーを認識し(例えば、HTTPクッキーやプロフィール情報の使用を通して)、ユーザーが以前に入力した地理的な選択を呼び出すように構成され得る。地理的位置を決定するための代替方法として、例えばユーザーのIPアドレスに基づく方法が検討されている。一度、取引システム100がユーザーの地理的位置を構築しようとした後は、取引システム100はユーザーの地理的位置で利用可能なイベントコンテンツに対するイベントクライアント・データベース160を検索する。
ステップ206では、システムがユーザーの地理的位置で利用可能なイベントコンテンツを見つけない場合には取引処理を終了する。代わりに、取引処理はステップ204に戻り、システムがユーザーに異なる地理的位置を試すように促してもよい。
ステップ206で、システムがユーザーの地理的位置でのイベントコンテンツを発見した場合には、取引処理はステップ208またはステップ210に進むことができる。例えば、ある実施形態では、ウェブサーバ120が消費者のインターフェース110に利用可能なイベントのリストおよびまたは利用可能なイベントの検索の開始方法を含むウェブページを表示させる。ユーザーが利用可能なイベントを閲覧およびまたは検索することを可能にする代替方法が、本発明の精神および範囲から逸脱することなく実施され得る。例えば、ユーザーがイベントのカテゴリー(例えば、スポーツ、音楽、スペシャルイベント)に一致するカテゴリータブから選択し、選択されたカテゴリータブに関連する利用可能なイベントを閲覧およびまたは検索することを可能にするタブブラウザ機能が実施され得る。
ステップ210では、取引システム100は、ユーザーから興味のあるイベントの選択を受け取る。例えば、利用可能なイベントリスト、または検索結果のリストからイベントを選択することによって、特定のイベントがユーザーにとって「興味のあるイベント」であることを、ユーザーは取引システム100に示すことができる。
ステップ212では、取引システム100が選択された興味のあるイベントのチケットが現在、取引されていて購入可能か否かを判定する。ある実施形態では、取引システム100は、イベントの直前およびまたはイベントの開催中のみのイベントのチケットの購入が可能なように構成され得る。取引システム100が、チケットの販売をイベントの開始直前およびイベントの開催中の期間に制限する実施形態では、取引システムはイベントの開始予定時間までの予め決められた期間まではイベントチケットの販売を禁止することができる。ある実施形態では、予め決められた期間は、他のチケットの販売元からチケットを購入することができる期間よりも短い。従って、たとえイベントのチケットが他の販売元(例えば、会場チケット売り場、またはチケットマスターのような第三者)からもっと早く入手できたとしても、取引システム100は、イベントが所定の日数(例えば、7日間、5日間、3日間、1日)、時間数(例えば、72時間、48時間、24時間、12時間、6時間、4時間、2時間、1時間)、または分数(例えば、60分間、45分間、30分間、15分間)以内に開始する予定になっているときのみ、イベントチケットの販売を許可するように構成されている。ある実施形態では、チケットはイベントの間中、取引され続けることができる。取引は、イベントの開始または開始予定時間から所定の時間後まで、イベントの終了予定時間から所定の時間前まで、およびまたはイベントの終了予定時間または実際の終了まで継続することができる。
従って、ステップ214では、取引システム100は、興味のあるイベントのチケットが現在取引されているか否かを判定する。チケットが取引されていなければ、取引処理はステップ216に進み、取引システム100はイベントについての情報および選択されたイベントの取引開始時の予定についての情報をユーザーに提供する。この時点で、処理は終了することができ、ユーザーはチケットが購入可能となる後の予定時に再度戻ることができる。
代替として、付加的ステップ218では、ユーザーが警報を設定できるようになる。取引システム100は、チケットが購入可能になった際にユーザーに注意喚起するために使用される連絡先(例えば、eメールアドレス、電話番号、またはポケベル番号)を提供するようユーザーに促す。代替として、取引システム100は、警告を発するための異なる、またはより複雑なルールをユーザーが設定可能なように構成されてもよい。例えば、取引システム100は、チケット価格が所定の価格、あるいはそれ以下になった場合、またはチケット価格の割引が所定量以上となった場合にのみ警報するように、ユーザーが警報を設定することができるように構成され得る。例えば、ユーザーは取引システム100に、他の状態が十分であるか否かに関係なく、イベントのチケットが額面の90%で購入できる時だけ警報を出すように指示することができる。また、ユーザーは取引システム100に、イベントのチケットが額面の90%で購入でき、かつイベントが開始するまで残り15分になった時にだけ警報を出すように指示することができる。本発明の精神および範囲から逸脱することなく、警報に対しての代替、または付加的な条件を与えることができる。
説明をステップ214に戻す。ステップ214では、取引システム100は、選択されたイベントチケットが取引されているか否かによって判定を行う。チケットの取引が実施されている場合(「ライブ(実施されている)」の場合)は、取引プロセスはステップ220に進む。ステップ220では、好ましくは取引システム100が、ユーザーが取引の閲覧および取引への参加、およびまたは選択されたイベントチケットの購入することを可能にするウェブページへのアクセスをユーザーに提供する。好適な実施形態では、このステップは、例えば第三者の自動プログラムの使用といった、取引システムの乱用を防ぐために照合プロセスを含み得る。照合プロセスは、ユーザーに自動プログラムでは読むことができないテキストを含む画像を提示し、ユーザーが取引を進めるためにテキストを入力するテキスト照合を含む。本発明の精神および範囲から逸脱することなく、代替の照合方法を使用することができる。
ステップ222では、取引システム100はユーザーに実施中の取引へのアクセスを提供する。好適な実施形態では、ウェブサーバ120は、ユーザーに選択されたイベントのチケットについての取引情報を含むウェブページを提供する。取引情報は、イベントの開始予定時間までの残り時間、またはイベントの終了予想時間までの残り時間を含むことが好ましい。取引情報は、例えば購入可能なチケットの数、購入可能なチケットのシート位置、および購入可能なチケットの現在の取引価格といったチケットに関する情報をも含み得る。取引情報は、価格が変化せずに、保証されている制限期間の長さの表示を含み得る。好適な実施形態では、チケット価格は、以下で更に詳細に述べるいくつかの要因によって、実施されている取引の間、定期的に変更されることがある。
ステップ224では、取引システム100は、いくつかの購入可能なチケットを購入したいユーザーから指示を受ける。好適な実施形態では、取引システム100はユーザーに取引システム100に登録することによってアカウントを開設することを要求する。ステップ226では、取引システム100は、例えばユーザーにログインを促すことによって、ユーザーが取引システム100に登録されたユーザーであるか否かを判定する。代替として、取引システム100は、登録プロセスを省略し、照合を開始する選択をユーザーに提供し得る。
ステップ228では、未登録ユーザーはアカウントを開設することができる。上述したように、アカウント開設のためのプロセスは、ユーザーに関する顧客プロフィールを構築するために、ウェブサーバ120で顧客インターフェース110からの情報を受けることを含む。顧客プロフィールは、ユーザーの名前および住所や、ユーザーの好きなイベントの種類、チーム、およびまたは会場といった嗜好といった個人情報と同じく、取引システムにログインするためのユーザーネームおよびパスワードといった情報を含み得る。本発明の精神および範囲から逸脱することなく、他のプロフィールや嗜好を含み得る。
ステップ230では、取引システム100は、ユーザーに取引情報を提供するように促す。好適な実施形態では、取引情報はクレジットカード番号、有効期限、請求書送付先および電話番号のような支払および請求情報を含む。従って、ウェブサーバ120は、例えばSSL(Secure Sockets Layer)またはS−HTTP(Secure HyperText Transfer Protocol )のような安全プロトコルを使用して、顧客インターフェース110と安全に接続されていることが好ましい。このステップは支払を送信および受信するための第三者(例えば、PayPal.com)のサービスの使用を含み得る。このステップは、購入を終了する前に最後の確認をユーザーにさせるために、取引情報およびチケット情報の概要をユーザーに提供することを含み得る。
ステップ232では、取引システム100は、取引の概要と取引が完了したことの表示とを含み得る確認ページをユーザーに提供する。また、確認ページは、購入されたチケットのユーザーへの提供方法に関する情報を含み得る。例えば、好適な実施形態では、チケットは電子チケット(e−チケット(e-tickets))としてユーザーに提供される。また、確認ページは、購入されたチケットがEメールによりユーザーに提供されることの通知を含む。代替として、確認ページはユーザーがe−チケットのダウンロードに進むためのリンクを含んでもよい。
ステップ234では、取引サーバ140はステップ230でユーザーから入手した取引情報を受ける。取引サーバ140および会計サーバ150は、照合のために第三者のクレジットカード処理装置と通信するといった処理を実行する。クレジットカードが正当であると検証された場合には、取引システム100は支払いが成功裏に処理されたことの確認をユーザーに提供する。クレジットカードの照合が失敗した場合には、取引システム100はユーザーに通知し、ユーザーに課金情報の再入力または異なるクレジットカードの使用を要求する。取引が成功した場合には、会計サーバ150はイベントクライアント・データベース160のチケット在庫を、購入を反映して更新する。本発明の精神および範囲から逸脱することなく、チケット取引の処理に含まれる他の会計および取引に関するタスクが存在する。このようなタスクの例は、以下に限定されるわけではないが、取引サーバが会計サーバ150との通信し、単数または複数のチケット購入の数値属性またはテキスト属性の特定領域のための会計サーバデータへのログインを含む。数値属性またはテキスト属性の特定領域は、(1)(イベントクライアントへの)支払が可能な口座、およびまたは(イベントクライアントからの)受け取りが可能な口座の正確な口座に関連し、(2)売上高、手数料、必要料金、手数料および本発明を介してのチケット販売に関する他の費用のような極めて詳細な他の会計データを追跡するために好ましく、(3)取引システム100を介してのチケット販売に関するクレジットカード手数料の処理を正常に終了するために好ましい。
最後にステップ236では、購入されたチケットは、ユーザーに提供、または少なくともユーザーの指示に従って配送される。上述したように、好適な実施形態では、チケットは電子チケット(e−チケット)として提供される。例えば、ウェブサーバ120は、顧客インターフェース110にe−チケットを含むウェブページを発生させ得る。代替として、取引システム100がEメールまたは他の電子的通信手段(例えば、マルチメディアメッセージング)によりe−チケットを配送してもよい。好適な実施形態では、e−チケットは、チケットが本物であることを確認するために会場スタッフによって使用され得る固有の識別子を含む。例えば、それぞれのe−チケットは、e−チケットが本物であることを照明するために読み取られる固有のバーコードを含み得る。本発明の精神および範囲から逸脱することなく、代替のチケットの形式やチケットの配信方法を使用することが可能である。例えば、取引システム100は、ユーザーがチケットを例えばウィルコール(Will Call)または他の場所で受け取る選択を提供する。
取引プロセスは、多くの典型的な規則に従って稼動するように構成され得る。例えば、イベントチケットは、イベントの開始予定時間の所定時間前までは購入することができない。また、イベントが公式に終了しない限り、またはイベントの公式な終了が近くならない限り(例えば、終了から所定の時間前)、イベントチケットは購入可能であり続ける。例えば、時間に基づいたスポーツイベントでは、試合の残り時間がゼロであることは終了ではない。ここでの残り時間は(a)試合の公式試合時間、または(b)「延長」の場合によって判定され、延長は残り試合時間がなくなることにより公式に終了する。公式時間の増加により終了が規定されていないイベント(野球のようなスポーツまたは音楽コンサート)の場合、イベントの終了はイベントのルールが決定する終了(野球における通常イニングまたは延長イニングの最後のアウト)である。また、イベントのおおよその終了はある条件(音楽コンサートの最後の歌のアナウンス)に基づいている。終了が明らかでない条件の場合では、イベントの公式の開始からの経過時間が所定時間(例えば、24時間、またはゴルフまたはクリケットのような長いイベントより更に長い時間)に達した場合にイベントが終了したとみなされる。
<取引プロセス−代替実施形態>
代替の取引プロセスが、取引システム100と情報をやりとりするためにユーザーによる音声アクセスが使用される実施形態に使用され得る。例えば、実施形態では顧客インターフェース110は電話等である。音声アクセスを用いた実施形態では、ウェブサーバ120は、音声サーバ120を含むか、または音声サーバ120に置換されることに留意する。上述した取引プロセスの詳細は、音声アクセスによる実施形態に等しく適用することができるため、留意すべき相違点についてのみ以下に述べる。
代替の取引プロセスが、取引システム100と情報をやりとりするためにユーザーによる音声アクセスが使用される実施形態に使用され得る。例えば、実施形態では顧客インターフェース110は電話等である。音声アクセスを用いた実施形態では、ウェブサーバ120は、音声サーバ120を含むか、または音声サーバ120に置換されることに留意する。上述した取引プロセスの詳細は、音声アクセスによる実施形態に等しく適用することができるため、留意すべき相違点についてのみ以下に述べる。
ステップ202では、ユーザーは、取引システム100の音声サーバ120に関連する電話番号をダイヤルすることによって、取引システム110にアクセスすることができる。音声サーバ120は、話すこと、およびまたは電話のプッシュホンを認識することができる音声対話ソフトウェア(例えば、DTMF検出)を含む。音声サーバ120は、ウェルカム・メッセージおよび選択メニューリストをユーザーに提供する。選択は、サービスのための登録、チケット予約、およびユーザーの地域でのイベントについての聴取を含み得る。その後、ユーザーは、所望の選択を進めるために、キーを押し、または単語または語句を話す。例えば、ユーザーは、チケット予約をするために、「2」を押すか、または「チケット予約」と言うように指示されてもよい。
ユーザーがチケット予約の選択を進めると、音声サーバ120はユーザーについて、または興味のあるイベントについての情報を提供するようにユーザーに促す。例えば、音声サーバは、イベントの名称、所望のチケットの数、および所望のチケットの等級(例えば、購入可能な内で最も良いもの、価格が最も安いもの、特定の価格帯のもの)のような一連の質問をユーザーに尋ね得る。代替として、ステップ204と同じように、音声サーバ120は興味のあるイベントの地理的位置(例えば、郵便番号または都市の名前)を提供するようにユーザーを促し得る。ステップ206では、取引システム100はユーザーによって提供された情報に一致するイベントに対してクライアント・データベース160を検索し、また、イベントチケットが現在、取引されているか否かの判定を含み得る(ステップ212および214)。ステップ222では、音声サーバ120はユーザーによって提供された情報に可能な限り一致した購入可能なシートを説明する結果リストを話すことによってユーザーに返答する。また、音声サーバ120は代替の選択を提供し得る(「チケット当たり更に2ドル支払うことによって、あなたは40ヤードラインに面したB区域に移動することができます」)。また、利用可能な値引きをユーザーに伝えるべく、チケットの現在価格に関連した値引きの提示(価格アルゴリズムの結果に基づいて)が提供され得る。
音声サーバ120は、ユーザーに購入可能なチケット選択のリストから選択するように指示する。ステップ224では、ユーザーは、所望のチケット選択に関連した適切な数字を押すことによって、あるいは数字または語句を言うことによって購入可能なチケット選択から選択することができる。また、音声サーバ120は、例えば異なるイベントへの変更、あるいはチケットの数またはチケットの質の変更といった、要求するチケットの情報を変更する機会をユーザーに提供する。最初からもう一度やり直す、または通話を終了するといった他の選択の余地をユーザーに提供してもよい。
この時点で、ユーザーが登録されたユーザーであるか否かを判定し、そうでない場合には、ユーザーに取引システム100にアカウントを開設するように促すステップ226とステップ228とが選択的に実行され得る。ユーザーは、アカウントを開設するか、または登録処理を省略して直接に支払いに進むかの選択が与えられる。
ステップ230では、音声サーバ120はユーザーに、クレジットカード番号、有効期限、請求書送付先、および電話番号といった支払情報を含む取引情報を提供するように促す。ユーザーは、支払情報を会員プロフィールに組み込み、記憶するかの選択が与えられ得る。それから、ステップ234では、クレジットカードの照合プロセスが実行され、成功した場合には、音声サーバ120はユーザーに取引は正常に完了した旨を示すメッセージを返答する。その他の場合には、ユーザーは支払情報を再入力するか、異なるクレジットカードを試すように促され得る。
音声アクセスによる実施形態でのチケットの受け渡しは、ユーザーにウィルコール(Will Call)で受け取るよう指示することを含み得る。代替として、取引システム100は、電子的形態のチケットをEメールでユーザーに送付するために、Eメールアドレスを受けるように構成されてもよい。
<価格決定アルゴリズム>
チケットの提示価格を決定するために、付加的な規則が使用されることが好ましい。例えば、イベントチケットの購入者に対する取引およびそれぞれの提示価格は、多くの需要変数を測定するコンピュータによって実行される価格決定アルゴリズムに基づくことができる。ある実施形態では、価格決定アルゴリズムはチケット価格を下げることはできるが、上げることはできない。このような実施形態では、価格決定アルゴリズムは、イベントの開催前およびまたは開催中において、時間の経過およびまたは需要の衰退とともに、提示価格を下げる。ある実施形態では、価格決定アルゴリズムは、イベントの開催前およびまたは開催中において、イベントチケットの需要の増加およびまたは減少に対して、チケット価格を調整することができる。例えば、野球の試合中では、チケットの需要は試合が進むにつれて減少すると予想される。しかし、野球の試合の終盤においてノーヒットノーランであるといった普通でない、または例外的な場合には、チケットの需要は増加する場合がある。他の例では、ある実施形態において、イベントの開始前に始まり、終了する任意の期間の間に、イベントチケット価格を調整するべく、1つ以上の需要変数が使用され得る。他の実施形態では、イベントの開始前に始まり、イベントの開始後に終了する任意の期間の間に、イベントチケット価格を調整するべく、1つ以上の需要変数が使用され得る。さらに、他の実施形態では、イベントの開始後に始まり、終了する任意の期間の間に、イベントチケット価格を調整するべく、1つ以上の需要変数が使用され得る。
チケットの提示価格を決定するために、付加的な規則が使用されることが好ましい。例えば、イベントチケットの購入者に対する取引およびそれぞれの提示価格は、多くの需要変数を測定するコンピュータによって実行される価格決定アルゴリズムに基づくことができる。ある実施形態では、価格決定アルゴリズムはチケット価格を下げることはできるが、上げることはできない。このような実施形態では、価格決定アルゴリズムは、イベントの開催前およびまたは開催中において、時間の経過およびまたは需要の衰退とともに、提示価格を下げる。ある実施形態では、価格決定アルゴリズムは、イベントの開催前およびまたは開催中において、イベントチケットの需要の増加およびまたは減少に対して、チケット価格を調整することができる。例えば、野球の試合中では、チケットの需要は試合が進むにつれて減少すると予想される。しかし、野球の試合の終盤においてノーヒットノーランであるといった普通でない、または例外的な場合には、チケットの需要は増加する場合がある。他の例では、ある実施形態において、イベントの開始前に始まり、終了する任意の期間の間に、イベントチケット価格を調整するべく、1つ以上の需要変数が使用され得る。他の実施形態では、イベントの開始前に始まり、イベントの開始後に終了する任意の期間の間に、イベントチケット価格を調整するべく、1つ以上の需要変数が使用され得る。さらに、他の実施形態では、イベントの開始後に始まり、終了する任意の期間の間に、イベントチケット価格を調整するべく、1つ以上の需要変数が使用され得る。
所定のイベントのチケットの需要は、以下のものを含む多くの要因によって決まる。
−イベントの広告(適切なリードタイムに)に費やした金額
−スポーツチームの成功、あるいはミュージシャンまたはバンドの人気のような要因によって誘引される特定のイベントに対する公衆の興味のレベル
−スポーツチームの人気選手のケガといったイベントの内容に与える影響
−イベントチケットの額面価格
−同じ地理的地域におけるイベントの数、種類および質(競合または代替的なイベントとして考慮され得る他のイベント)
−野外イベントに対する天候状態(ある程度は屋内イベントに対しても)
−イベント会場の場所、快適性および観客の経験から予想される総合的な質
−イベントの広告(適切なリードタイムに)に費やした金額
−スポーツチームの成功、あるいはミュージシャンまたはバンドの人気のような要因によって誘引される特定のイベントに対する公衆の興味のレベル
−スポーツチームの人気選手のケガといったイベントの内容に与える影響
−イベントチケットの額面価格
−同じ地理的地域におけるイベントの数、種類および質(競合または代替的なイベントとして考慮され得る他のイベント)
−野外イベントに対する天候状態(ある程度は屋内イベントに対しても)
−イベント会場の場所、快適性および観客の経験から予想される総合的な質
本発明に係る価格決定アルゴリズムは、需要における変動を説明するために構成され得る。価格決定アルゴリズムは、一連の変数によって決まる単数のイベントチケットまたは一群のチケット(2以上)の価格をリアルタイムで算出する。それらの変数は、1つ以上の続いて発生する需要変数を含み得る。以下の詳細な記載のそれぞれは、変数の追跡または入力が手動的または自動的のいずれによって行われるのが好ましいかについての指摘を含み得る。しかし、代替の実施形態は、いずれの需要変数の自動的または手動的な入力または追跡を含み得る。
イベントクライアントID(CI)−チーム、プロモータ、会場、またはバンドの名前に対する識別番号。(自動的発生)
イベントID(EI)−特定のイベントに対する識別番号。(自動的発生)
イベント日付(ED)−イベントのカレンダ日付(例えば、May 1 , 2006、または05-01-200)。(手動入力)
イベント時間帯(TZ)−イベントが開催される場所での時間帯。(手動入力)
サマータイム適用(DL)−イベント開始タイマのデータ管理のために、サマータイムの適用を確認。
イベント開始時間(ES)−イベントが開始する時間の時分秒(例えば、02:00:00 PM)。(手動入力)
譲渡締め切り時間(TC)−イベントクライアントが購入可能なチケットを取引システム100に割り当てることを同意したイベント開始時間から前の時分秒(注意:これはチケット取引の開始時ではない)。(手動入力)
割り当て数(AL)−販売のためにイベントクライアントによって取引システムに割り当てられた特定のチケットカテゴリのチケットの数(例えば、450イベントチケット、または「全ての売れ残りシート」)。(手動入力)
チケットカテゴリ(CG)−取引システム100に割り当てられたチケット一覧のためのチケットの種類またはイベントクライアントの分類名(例えば、クラブボックス、セクション235)。(手動入力)
現在日付(CD)−システムの時計/日付における現在日付。(自動追跡)
現在時間(CT)−システムの時計/日付における現在時間。(自動追跡)
予想長さ(EL)−過去の調査データに基づいた測定時間におけるイベントの長さ(例えば、02:45:00または2時間45分0秒)。(手動入力)
予想終了時間(ET)−予想されるイベントの長さの変動に基づいた予想終了時間(例えば、May 1 , 2006 04:45PM)。(自動追跡)
取引開始時間(TS)−割り当てられたチケットの取引の開始時間。(手動入力)
額面価格(FV)−イベントチケットの額面価格。(手動入力)
開始時制限(SL)−取引開始時の割引の固定量(絶対値)(例えば、取引開始時には額面から0.25ドル割引、または取引開始時には割引なし)。(手動入力)
開始時取引価格(SA)−開始時制限および額面に基づき、取引開始時に取引されるチケットの価格。(自動追跡)
底値(FL)−額面価格のパーセンテージとしての表示。これは、チケットの可能な割引価格を額面価格のパーセントとして表すパーセンテージ量である。(手動入力)
底値価格(FA)−底値の変動に基づき、結果として割引販売されるチケットの絶対的な価格である。(自動追跡)
予想長さのパーセンテージ(PX)−予想される長さのパーセンテージとして表される。これは取引が継続するイベントの予想長さのパーセントを表し、最も重要なことには取引の終了時を導きだすために使用される。(手動入力)
PX時間値(PV)−PXにELを掛け合わせた絶対値であり、時分秒で表される。取引の終了時間を計算するために、この時間がイベントの開始時間に加算される。(自動追跡)
取引終了時間(TE)−ST変数(イベント開始時間)にPV変数を加えた時間。(自動追跡)
減少の増分(ID)−割引取引調整が行われるときのチケット価格調整の増分量。これは、次の数式に基づいた固定の絶対値である。(自動追跡)
(SA−FA)/((TS−TE)/PI)
訪問者数需要フロー(DA)−サイトを訪問した人数。これは、イベントの範囲内での潜在的興味の増加または減少を予想するために、PI変数によって決められた特定の増分時間(例えば、ペース間隔:過去3分間)における取引システム100に関連したウェブサイトの訪問者数を測定する。(自動追跡)
ショップ数需要フロー(DS)−特定のイベントのショップの量。これは、イベントの範囲内での潜在的興味の増加または減少を予想するために、特定の増分時間(例えば、ペース間隔:過去3分間)における取引システム100に関連したウェブサイト上の特定のイベントのショップの量を測定する。(自動追跡)
購入量需要フロー(DP)−イベントの開始前またはイベントの開始後における特定の増分間においてのイベントチケットの購入量(例えば、イベントの開始までの残り時間が23分30秒のときに、過去90秒間に11枚のチケットが購入された、イベントの開始後から10分15秒が経過したときに、過去120秒間で6枚のチケットが購入された)。
サイト訪問者数調整閾値(AT)−サイト訪問者数(DA)の程度によって、時間の経過に伴うチケットの取引価格を、下げずに維持することを決定するための絶対値である。つまり、DAがPI内にATに到達した場合に、PI間隔の間、価格を現在の水準に維持する。同様の測定が次の間隔のときに再び行われ、価格を下げ調整するか否かが調査される。(手動入力)
ショップ数調整閾値(ST)−ショップ数(DS)の程度によって、時間の経過に伴うチケットの取引価格を、下げずに維持することを決定するための絶対値である。つまり、DSがPI内にSTに到達した場合に、PI間隔の間、価格を現在の水準に維持する。同様の測定が次の間隔のときに再び行われ、価格を下げ調整するか否かが調査される。(手動入力)
購入量調整閾値(PT)−購入量(DP)の程度によって、時間の経過に伴うチケットの取引価格を、下げずに維持することを判定するための絶対値である。つまり、DPがPI内にPTに到達した場合に、PI間隔の間、価格を現在の水準に維持する。同様の測定が次の間隔のときに再び行われ、価格を下げ調整するか否かが調査される。(手動入力)
ペース間隔(PI)−これは、DA、DS、DP変数とAT,ST,PT変数とのそれぞれと共に使用される所定の時間である。それぞれのペース間隔の間に(例えば、3分に設定する)、間隔の終了時にID変数によってチケット価格を低下させるか否かを判定するために、DA、DS、DP変数は各間隔の終わり付近で、それぞれのAT、ST、PT変数に対してチェックされる。さらに取引の変化の予測可能性を避けるために、PIは範囲として設定される(例えば、3分から5分の範囲または他の範囲で不規則に変動するように設定することができる)。(手動入力)
天候指標(WI)−これは、イベント開始時間の直前(2〜4時間前)の予報天候状態に基づいた段階変数である(例えば、1〜5)。多くの場合、この指標は、イベントの参加にプラスおよびマイナスのいずれの影響も与えない天候であることを示す3の中間位置が設定され得る。(手動入力)
イベントID(EI)−特定のイベントに対する識別番号。(自動的発生)
イベント日付(ED)−イベントのカレンダ日付(例えば、May 1 , 2006、または05-01-200)。(手動入力)
イベント時間帯(TZ)−イベントが開催される場所での時間帯。(手動入力)
サマータイム適用(DL)−イベント開始タイマのデータ管理のために、サマータイムの適用を確認。
イベント開始時間(ES)−イベントが開始する時間の時分秒(例えば、02:00:00 PM)。(手動入力)
譲渡締め切り時間(TC)−イベントクライアントが購入可能なチケットを取引システム100に割り当てることを同意したイベント開始時間から前の時分秒(注意:これはチケット取引の開始時ではない)。(手動入力)
割り当て数(AL)−販売のためにイベントクライアントによって取引システムに割り当てられた特定のチケットカテゴリのチケットの数(例えば、450イベントチケット、または「全ての売れ残りシート」)。(手動入力)
チケットカテゴリ(CG)−取引システム100に割り当てられたチケット一覧のためのチケットの種類またはイベントクライアントの分類名(例えば、クラブボックス、セクション235)。(手動入力)
現在日付(CD)−システムの時計/日付における現在日付。(自動追跡)
現在時間(CT)−システムの時計/日付における現在時間。(自動追跡)
予想長さ(EL)−過去の調査データに基づいた測定時間におけるイベントの長さ(例えば、02:45:00または2時間45分0秒)。(手動入力)
予想終了時間(ET)−予想されるイベントの長さの変動に基づいた予想終了時間(例えば、May 1 , 2006 04:45PM)。(自動追跡)
取引開始時間(TS)−割り当てられたチケットの取引の開始時間。(手動入力)
額面価格(FV)−イベントチケットの額面価格。(手動入力)
開始時制限(SL)−取引開始時の割引の固定量(絶対値)(例えば、取引開始時には額面から0.25ドル割引、または取引開始時には割引なし)。(手動入力)
開始時取引価格(SA)−開始時制限および額面に基づき、取引開始時に取引されるチケットの価格。(自動追跡)
底値(FL)−額面価格のパーセンテージとしての表示。これは、チケットの可能な割引価格を額面価格のパーセントとして表すパーセンテージ量である。(手動入力)
底値価格(FA)−底値の変動に基づき、結果として割引販売されるチケットの絶対的な価格である。(自動追跡)
予想長さのパーセンテージ(PX)−予想される長さのパーセンテージとして表される。これは取引が継続するイベントの予想長さのパーセントを表し、最も重要なことには取引の終了時を導きだすために使用される。(手動入力)
PX時間値(PV)−PXにELを掛け合わせた絶対値であり、時分秒で表される。取引の終了時間を計算するために、この時間がイベントの開始時間に加算される。(自動追跡)
取引終了時間(TE)−ST変数(イベント開始時間)にPV変数を加えた時間。(自動追跡)
減少の増分(ID)−割引取引調整が行われるときのチケット価格調整の増分量。これは、次の数式に基づいた固定の絶対値である。(自動追跡)
(SA−FA)/((TS−TE)/PI)
訪問者数需要フロー(DA)−サイトを訪問した人数。これは、イベントの範囲内での潜在的興味の増加または減少を予想するために、PI変数によって決められた特定の増分時間(例えば、ペース間隔:過去3分間)における取引システム100に関連したウェブサイトの訪問者数を測定する。(自動追跡)
ショップ数需要フロー(DS)−特定のイベントのショップの量。これは、イベントの範囲内での潜在的興味の増加または減少を予想するために、特定の増分時間(例えば、ペース間隔:過去3分間)における取引システム100に関連したウェブサイト上の特定のイベントのショップの量を測定する。(自動追跡)
購入量需要フロー(DP)−イベントの開始前またはイベントの開始後における特定の増分間においてのイベントチケットの購入量(例えば、イベントの開始までの残り時間が23分30秒のときに、過去90秒間に11枚のチケットが購入された、イベントの開始後から10分15秒が経過したときに、過去120秒間で6枚のチケットが購入された)。
サイト訪問者数調整閾値(AT)−サイト訪問者数(DA)の程度によって、時間の経過に伴うチケットの取引価格を、下げずに維持することを決定するための絶対値である。つまり、DAがPI内にATに到達した場合に、PI間隔の間、価格を現在の水準に維持する。同様の測定が次の間隔のときに再び行われ、価格を下げ調整するか否かが調査される。(手動入力)
ショップ数調整閾値(ST)−ショップ数(DS)の程度によって、時間の経過に伴うチケットの取引価格を、下げずに維持することを決定するための絶対値である。つまり、DSがPI内にSTに到達した場合に、PI間隔の間、価格を現在の水準に維持する。同様の測定が次の間隔のときに再び行われ、価格を下げ調整するか否かが調査される。(手動入力)
購入量調整閾値(PT)−購入量(DP)の程度によって、時間の経過に伴うチケットの取引価格を、下げずに維持することを判定するための絶対値である。つまり、DPがPI内にPTに到達した場合に、PI間隔の間、価格を現在の水準に維持する。同様の測定が次の間隔のときに再び行われ、価格を下げ調整するか否かが調査される。(手動入力)
ペース間隔(PI)−これは、DA、DS、DP変数とAT,ST,PT変数とのそれぞれと共に使用される所定の時間である。それぞれのペース間隔の間に(例えば、3分に設定する)、間隔の終了時にID変数によってチケット価格を低下させるか否かを判定するために、DA、DS、DP変数は各間隔の終わり付近で、それぞれのAT、ST、PT変数に対してチェックされる。さらに取引の変化の予測可能性を避けるために、PIは範囲として設定される(例えば、3分から5分の範囲または他の範囲で不規則に変動するように設定することができる)。(手動入力)
天候指標(WI)−これは、イベント開始時間の直前(2〜4時間前)の予報天候状態に基づいた段階変数である(例えば、1〜5)。多くの場合、この指標は、イベントの参加にプラスおよびマイナスのいずれの影響も与えない天候であることを示す3の中間位置が設定され得る。(手動入力)
本発明の精神および範囲から逸脱することなく、追加およびまたは代替の需要変数がチケット価格を調整するために使用され得る。また、上述したように、イベント自体の事情が、イベントチケットの需要およびチケット価格の調整の予想または決定に使用され得る。例えば、イベントが野球の試合である場合には、試合開始前およびまたは試合の進行中に、試合についての試合状況データを受け取るように、取引システムは構成され得る。例えば、取引システムは、主要選手の負傷、現在のイニング、得点、ヒット数、およびエラー数についてのデータを提供するコンピュータシステムと通信することができる。取引システムが、ノーヒットノーランが進行中であることを検出した場合には、取引システムは、チケット価格をよりゆっくりとした速度で低下させるか、維持するか、または増加させるかを決定するために、この情報を使用することができる。
価格決定アルゴリズムは当初のチケットの額面価格より低い価格を生じさせることが好ましいが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、少なくとも1つ以上の上述した需要変数または他の変数の実際の価格に従属させ得る。イベントの需要動向が十分に強い場合には、チケットは額面よりわずかに低い価格で販売され得る。手動入力変数は、それぞれのイベントおよびイベントクライアントとの関係に基づき個別に管理することができ、実際のイベント開始時間の十分前に(一般的には、数週間または数ヶ月前)契約により合意され得る。
図3は、価格決定アルゴリズムおよび取引システムによって実行されるプロセスの実施形態を示すフローチャートである。好適な実施形態では、当該価格決定アルゴリズムおよびプロセスは、コンピュータに実装されたプロセスであり、例えば、ソフトウェアに含まれた指示に従って実行される。ステップ302では、システムはイベントチケットの価格決定を開始する時間であるか否かを決定する。プロセスの最初の繰り返しの間には、当該決定は、TSに関連する時間が来たか否かについて決定することを含み得る。2回目以降の繰り返しの間には、ステップ302は、PIに関連する時間の長さが経過したか否かを決定することを含み得る。
次に、ステップ304では、システムは当該イベントチケットの価格決定が最初であるか否かを判定する。最初である場合にはステップ306で、チケット価格は最初のイベントチケット提供価格に設定される(例えば、取引開始価格SAに関連した価格)。他方、ステップ308では、チケット価格調整の必要があるか否かによって判定がなされる。判定は、時間およびチケットフロー情報に基づいて行われることが好ましい(例えば、ステップ312の判定と同様)。
チケット価格の調整が必要である場合には、その後ステップ310でチケット価格は調整される。好適な実施形態では、チケット価格は需要変数、イベントパラメータおよびフロー最適化結果に従って調整される(例えば、ステップ314の判定と同様)。ある実施形態では、チケット価格は公知の価格調整方法に従って調整されてもよい。ある実施形態では、価格調整を行うために、上述した需要変数の少なくとも1つ以上を公知の価格決定方法と組み合わせて使用してもよい。当該価格決定プロセスの現在の繰り返しに関連した時間のイベントチケット価格を計算するべく、上述したような変数を使用するために少なくとも1つ以上の数学的および統計学的な方程式が設けられてもよい。
ステップ312では、システムはチケットフロー情報を収集する。当該ステップは、(a)直ぐ前の価格調整(例えば、ステップ310で)により販売されたイベントチケットの数、(b)システムが販売したイベントチケットの全数、(c)売れ残っているイベントチケットの全数、(d)チケットを販売することができる残り時間の量、(e)イベントに対して設定された積極的要素の判定といった情報の収集を含み得る。積極的要素は、天候指標(要素)と同様に、需要変数に基づいた他の指標であり、イベントクライアントがチケット価格の低下の程度および速度に対して付加的な(他の需要変数を包括する)制限を設定することを可能にする。例えば、他の需要変数を用いた取引システムによって決定された取引価格が、所定の時間において額面の80%に推奨された場合に、積極的要素が10であると、他の需要変数によって影響されない価格でチケットが取引されることを前提とすることができる。代わりに、積極的要素が10より小さい値に設定されている場合には(例えば、控えめに1)、取引システムは推奨された価格よりも(比例的、対数的または他の統計学的手法により定められた)割引が少ない取引価格に(設定された攻撃的要素に基づいて)設定し、最初の推奨価格から積極性が低減される。
ステップ314では、システムはフロー最適化結果を算出する。好適な実施形態では、ステップ314は直前の価格調整の効果の判定を含む。当該ステップは、有効係数の算出を含み得る。有効係数は、システムが予測または予想したチケット需要と実際のチケット需要とを継続的に比較することによって、統計学的に自動的に導き出される。有効係数を測定する目的は、アルゴリズムがチケット販売の最大化において効果的に機能しているか否かを判定することである(需要変数の制限内において)。アルゴリズムが効果的に機能していない場合には(有効係数の結果に基づいて)取引の最中またはイベント終了後に、再び測定された実際の販売および有効係数が改善され、改善の余地がなくなるまで、需要変数の設定を変更するように推奨する。ステップ314はまた、次の販売期間に対する予想アルファを見積もることを含み得る。アルファは有効係数を最大化する目的を支持するために使用される統計学的測定である。ステップ314は、次の販売期間のチケット販売量を見積もることをさらに含み得る。販売量の見積は、有効係数を最大化する目的を支持するために使用され得る。
ステップ316では、システムはチケット価格を維持するべきか否かを確認する。当該ステップは、現在のイベントチケットの取引を終了する時間であるか否かを判定するために、TEに関連した時間と、現在のシステム時間とを比較することを含み得る。終了時間である場合には、プロセスは終了する。他方の場合には、プロセスはステップ302から再び継続する。
本発明の精神および範囲から逸脱することなく、価格決定の代替方法を実施することができる。例えば、取引システム100は、イベントクライアントに時間の経過と共に価格の低下速度を変更する価格経路を設定することを可能にしてもよい。例えば、取引システム100は、イベントクライアントに直線状の価格経路、固定価格経路、または階段関数による価格経路を設定することを可能にしてもよい。
<実施例>
チケット価格を算出するために使用され得る需要変数の例について説明する。価格決定アルゴリズムに従ってチケット価格を算出する本実施例に使用される特定の値を表1に示す。これらの値は単に例示であって、本発明を限定することことを意図するものではない。
チケット価格を算出するために使用され得る需要変数の例について説明する。価格決定アルゴリズムに従ってチケット価格を算出する本実施例に使用される特定の値を表1に示す。これらの値は単に例示であって、本発明を限定することことを意図するものではない。
図4は、表1に記載の例示的な値を使用した好適なアルゴリズムに従った場合の、時間に対するチケット価格の考えられる変化を示すグラフである。取引は、TS=18:30:00に開始する。チケットが販売されるイベントは、ES=19:05:00に開始する。取引は、TE=20:11 :00に終了する。本実施例では、取引の予定終了時間は、PX、EL、およびSTを含む計算に基づいている。
TE=(PX*EL)+ES (1)
ここで、PXは取引を継続するイベントの予定長さの割合であり、ELはイベントの予定長さであり、ESはイベントの開始時間である。図4では、曲線400は実際の取引期間の間(すなわち、TSとTEの間)に最も大きく割引された状態を示しており、曲線402は実際の取引期間の間に取引価格が固定されたままの状態を示している。実際の取引の間に、価格は線400および402の間または線状に設定され、サイト訪問者数需要フロー(DA)、ショップ数需要フロー(DS)、購入量需要フロー(DP)、サイト訪問者数調整閾値(AT)、ショップ数調整閾値(ST)、購入量調整閾値(PT)、およびペース間隔(PI)に依存する。
TE=(PX*EL)+ES (1)
ここで、PXは取引を継続するイベントの予定長さの割合であり、ELはイベントの予定長さであり、ESはイベントの開始時間である。図4では、曲線400は実際の取引期間の間(すなわち、TSとTEの間)に最も大きく割引された状態を示しており、曲線402は実際の取引期間の間に取引価格が固定されたままの状態を示している。実際の取引の間に、価格は線400および402の間または線状に設定され、サイト訪問者数需要フロー(DA)、ショップ数需要フロー(DS)、購入量需要フロー(DP)、サイト訪問者数調整閾値(AT)、ショップ数調整閾値(ST)、購入量調整閾値(PT)、およびペース間隔(PI)に依存する。
開示した原理に関連した様々な実施形態を上述したが、これらは例示であって、限定するものではないことを理解されたい。従って、本発明の範囲は、上述した実施形態によって限定されるべきではなく、特許請求の範囲およびその均等物のみによって確定されるべきである。また、上述した利点および特徴は、記述された実施形態において備えられるものであるが、特許請求の範囲に記載された発明の応用を、上述した利点の全てまたはいずれかを達成するプロセスおよび構成物に制限すべきではない。
また、単数形の「発明」に対する本開示のいずれの言及も、本開示における唯一の特許性として議論に用いるべきではない。複数の発明が、本開示の複数の請求項による限定によって記載されている。これらの請求項は複数の発明、および保護される均等物を確定する。全ての場合において、請求項の範囲は、本開示の独自の特許性に基づいて考慮されるべきであり、ここで記載された表題に制限されるべきではない。
Claims (40)
- イベントチケットの売買を容易にするためのコンピュータに実装された取引システムであって、
イベントのチケットの在庫情報に対するユーザーからの要求を受け、
前記イベントの購入可能なチケットについてデータベースの検索を実施し、
前記イベントの開始直前に始まり、前記イベントの間継続する期間に、チケット販売を制限する規則に基づいて前記チケットの販売が可能か否かを判定する
ように構成された処理装置を1つ以上含むことを特徴とするシステム。 - 前記イベントは、スポーツイベント、コンサートイベント、劇場イベント、および家族向け娯楽イベントからなる群から選ばれることを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
- チケット販売を制限する前記規則は、前記イベントの予定開始時間前の予め決められた期間に、販売のためにチケットの提供を開始することを許容することを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
- 前記予め決められた期間は、72時間以内であることを特徴とする、請求項3に記載のシステム。
- チケット販売を制限する前記規則は、前記イベントの予定終了時間まで、販売のためにチケットの提供を開始することを許容することを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
- 前記1つ以上の処理装置は、更に、
(a)前記イベントの予定開始時間までの時間、
(b)前記イベントの開始から経過した時間、
(c)前記イベントの予定終了時間までの残り時間
の少なくとも1つ以上の少なくとも一部分以上に基づいて前記チケットの価格を計算するように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載のシステム。 - イベントチケットの売買を容易にするためのコンピュータに実装された方法であって、
イベントのチケットの在庫情報に対するユーザーからの要求を受け、
前記イベントの購入可能なチケットについてデータベースの検索を実施し、
前記イベントの開始直前に始まり、前記イベントの間継続する期間に、チケット販売を制限する規則に基づいて前記チケットの販売が可能か否かを判定する
ことを特徴とする方法。 - 前記イベントは、スポーツイベント、コンサートイベント、劇場イベント、および家族向け娯楽イベントからなる群から選ばれることを特徴とする、請求項7に記載の方法。
- チケット販売を制限する前記規則は、前記イベントの予定開始時間前の予め決められた期間に、販売のためにチケットの提供を開始することを許容することを特徴とする、請求項7に記載の方法。
- 前記予め決められた期間は、72時間以内であることを特徴とする、請求項9に記載の方法。
- チケット販売を制限する前記規則は、前記イベントの予定終了時間まで、販売のためにチケットの提供を開始することを許容することを特徴とする、請求項7に記載の方法。
- 前記1つ以上の処理装置は、更に、
(a)前記イベントの予定開始時間までの時間、
(b)前記イベントの開始から経過した時間、
(c)前記イベントの予定終了時間までの残り時間
の少なくとも1つ以上の少なくとも一部分以上に基づいて前記チケットの価格を計算するように構成されていることを特徴とする、請求項7に記載の方法。 - イベントチケットの売買を容易にするためのコンピュータに実装された取引システムであって、
イベントのチケットの在庫情報に対するユーザーからの要求を受け、
前記イベントの購入可能なチケットについてデータベースの検索を実施し、
前記イベントの開始直前に始まり、前記イベントの間継続する期間の間に設定される需要変数の値の少なくとも1つ以上の少なくとも一部分に基づき前記チケットの価格を算出する
ように構成された処理装置を1つ以上含むことを特徴とするシステム。 - 前記チケットの前記価格は、前記イベントの開始までの時間に少なくとも一部分は基づいていることを特徴とする、請求項13に記載のシステム。
- 前記チケットの前記価格は、前記イベントの開始からの経過時間に少なくとも一部分は基づいていることを特徴とする、請求項13に記載のシステム。
- 前記チケットの前記価格は、前記イベントの予定終了時間までの時間に少なくとも一部分は基づいていることを特徴とする、請求項13に記載のシステム。
- 前記チケットの前記価格は、前記イベントの開始直前または開催中の天候状態に少なくとも一部分は基づいていることを特徴とする、請求項13に記載のシステム。
- 前記チケットの前記価格は、前記イベントの開始直前または開催中における一定の時間増分間の前記イベントのチケットに関する問い合わせ量に少なくとも一部分は基づいていることを特徴とする、請求項13に記載のシステム。
- 前記チケットの前記価格は、前記イベントの開始直前または開催中における一定の時間増分間の前記イベントのチケットの販売量に少なくとも一部分は基づいていることを特徴とする、請求項13に記載のシステム。
- 前記需要変数の前記値が設定される前記期間は、前記イベントの予定開始時間より前の72時間以内に開始することを特徴とする、請求項13に記載のシステム。
- 前記需要変数の前記値が設定される前記期間は、前記イベントの予定終了時間に終了することを特徴とする、請求項13に記載のシステム。
- イベントチケットの売買を容易にするためのコンピュータに実装された方法であって、
イベントのチケットの在庫情報に対するユーザーからの要求を受け、
前記イベントの購入可能なチケットについてデータベースの検索を実施し、
前記イベントの開始直前に始まり、前記イベントの間継続する期間の間に設定される需要変数の値の少なくとも1つ以上の少なくとも一部分に基づき前記チケットの価格を算出する
ことを特徴とする方法。 - 前記チケットの前記価格は、前記イベントの開始までの時間に少なくとも一部分は基づいていることを特徴とする、請求項22に記載の方法。
- 前記チケットの前記価格は、前記イベントの開始からの経過時間に少なくとも一部分は基づいていることを特徴とする、請求項22に記載の方法。
- 前記チケットの前記価格は、前記イベントの予定終了時間までの時間に少なくとも一部分は基づいていることを特徴とする、請求項22に記載の方法。
- 前記チケットの前記価格は、前記イベントの開始直前または開催中の天候状態に少なくとも一部分は基づいていることを特徴とする、請求項223に記載の方法。
- 前記チケットの前記価格は、前記イベントの開始直前または開催中における一定の時間増分間の前記イベントのチケットに関する問い合わせ量に少なくとも一部分は基づいていることを特徴とする、請求項22に記載の方法。
- 前記チケットの前記価格は、前記イベントの開始直前または開催中における一定の時間増分間の前記イベントのチケットの販売量に少なくとも一部分は基づいていることを特徴とする、請求項22に記載の方法。
- 前記需要変数の前記値が設定される前記期間は、前記イベントの予定開始時間より前の72時間以内に開始することを特徴とする、請求項22に記載の方法。
- 前記需要変数の前記値が設定される前記期間は、前記イベントの予定終了時間に終了することを特徴とする、請求項22に記載の方法。
- イベントのチケットの価格を決定する方法であって、
(a)前記イベントの開始から経過した時間、および(b)前記イベントの予定終了時間までの残り時間の少なくとも1つ以上を判定し、
以上のように判定された時間に基づいて、前記イベントのチケットの価格を低下させる
ことを特徴とする方法。 - 前記チケットの前記価格は、前記イベントの開始からの経過時間が増加するにつれて、追加的に低下されることを特徴とする、請求項31に記載の方法。
- 前記チケットの前記価格は、前記イベントの予定終了時間までの時間が減少するにつれて、追加的に低下されることを特徴とする、請求項31に記載の方法。
- 前記チケットの前記価格の前記低下は、更に、(a)一定の時間増分間の前記イベントのチケットに関する問い合わせ量、および(b)一定の時間増分間の前記イベントのチケットの販売量の少なくとも1つ以上に基づいていることを特徴とする、請求項31に記載の方法。
- 前記チケットの前記価格の前記低下は、更に、前記イベントの直前または開催中の天候状態に基づいていることを特徴とする、請求項31に記載の方法。
- ウェブサイトで販売するチケットを提供することを更に含み、
前記チケットの前記価格の前記低下は、(a)一定の時間増分間の前記ウェブサイトへの訪問者数、(b)一定の時間増分間の前記イベントのチケットに関する前記ウェブサイトへの問い合わせ量、および(c))一定の時間増分間の前記ウェブサイトを介しての前記イベントのチケット販売量の少なくとも1つ以上に更に基づいていることを特徴とする、請求項31に記載の方法。 - イベントのチケット価格を調整する方法であって、
前記イベントのチケットの価格を決定するステップと、
1つ以上の需要変数の値を判定し、
前記需要変数に基づいた前記イベントの前記チケットの前記価格を変更するか否かを判定し、
前記価格を変更すべきであると判定した場合に、前記1つ以上の需要変数の前記値の少なくとも一部分に基づいた前記チケットの前記価格を調整する
ことを含む価格決定プロセスを1回以上繰り返し実行するステップと
を含むことを特徴とする方法。 - 前記価格決定プロセスを1回以上繰り返し実行するステップは、前記イベントの開始前に開始して終了する一定の期間にわたって、前記価格決定プロセスの繰り返しを複数回実行することを特徴とする、請求項37に記載の方法。
- 前記価格決定プロセスを1回以上繰り返し実行するステップは、前記イベントの開始前に開始し、前記イベントの開催中に終了する一定の期間にわたって、前記価格決定プロセスの繰り返しを複数回実行することを特徴とする、請求項37に記載の方法。
- 前記価格決定プロセスを1回以上繰り返し実行するステップは、前記イベントの開催中に開始して終了する一定の期間にわたって、前記価格決定プロセスの繰り返しを複数回実行することを特徴とする、請求項37に記載の方法。
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