JP2008544287A - 色が変化する表示部を有する体温計 - Google Patents

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Abstract

本発明は、バックライト付体温計及び該バックライトを点灯する方法を含む。体温計には温度検知先端部と、温度読取値を取得し、該温度検知先端部から検知した生物の体温読取値を判定するプロセッサとを有する。体温計にはまた、表示部と、該表示部を点灯するバックライトとを含む。バックライトをプロセッサからの命令で作動させるが、該バックライトを作動させるために、プロセッサは、温度読取値が予め定められた閾値以上か否かを判定する。方法に関する実施形態には、プロセッサを使用して、温度検知素子が示す温度変化を監視するステップを含む。次にプロセッサは温度低下を検出し、該温度が所定閾値以上に低下している場合に、第1の色の発光素子を作動させて、表示部をバックライト照明する。

Description

本発明は、体温範囲を検出し、視覚的に表示する電子体温計に関する。より詳しくは、本発明は、1つ又は複数の視覚的インジケータを有する体温計に関係する。
携帯用子体温計及びガラス管水銀体温計等多種類の体温計がある。ガラス管水銀体温計には、ガラス管に着色した又は刻んだ段階的な目盛を施してあり、患者の体温によって水銀がガラス管内で上昇し、安定すると、ユーザは、華氏又は摂氏で目盛付けした目盛から体温を読取れるようになっている。ガラス管体温計には、段階的な目盛から水銀レベルに基づいて温度を読み取るのが難しい等、多くの欠点がある。
改良版として、携帯用電子体温計が導入された。基本的な電子体温計の設計では、温度検知素子を、電池駆動されるコンピューティングと表示素子との組合せに接続する。表示素子は、一般的に、体温表示用に提供された目視用窓であり、該窓で体温を華氏か摂氏のいずれかで数値的に表示する。電子体温計のマルチセグメント液晶ディスプレイ(LCD)表示は、読み易く、患者の体温を0.1度刻みで提供できる。
しかしながら、患者の体温を表示する手段を問わず、ユーザは、平熱、微熱及び高熱状態という正確な体温範囲を覚える必要がある。一般的に、ユーザは手引書やチャートを参考にして、読み取った体温が患者に対して脅威を及ぼすかを判定しなければならない。
その上、電子体温計はガラス管体温計より読取易いが、それでも視力が弱い者が読み取るには困難である可能性がある。このように、従来の体温計では、測定体温を、費用効率良く、容易に識別可能に示せない。
ワイスらの米国特許第5829878号(“ワイス”)では、体温読取完了検出時のみにバックライトが点灯する体温計について開示している。体温読取が完了していなければ、バックライトは作動されない。従って、患者が誤って読取を中断した場合、患者は、表示を可視にするバックライトの利点を享受できない。また、一つの実施形態では、ワイスの体温計は、所定時間経過後にはバックライトが切れるようになっている。患者が所定時間より長く体温計を留置した場合、患者が実際に表示された体温を読み取る際に、患者はバックライトの恩恵を受けられない。
別の実施形態で、ワイスは、ON/OFFスイッチを押圧するまで、バックライトが切れないことを開示している。これは電池の消耗に繋がり、電池と体温計両方の耐用年数が短くなる可能性がある。介護者が患者から離れて他の事に対応する場合、体温計はかなり長時間患者に留置される可能性がある。ワイスの体温計はその間中バックライト照明されることになり、必要以上に電池を消耗してしまう。
幾つかの米国特許では、患者の体温が十分高く高熱を示す、或いは、読取を完了した場合に、可聴警報を出す体温計を開示している。例えば、渡辺の米国特許第5165798号では、体温測定完了を示すのに用いる電子ブザーを備えた電子体温計が記載されている。渡辺は、特定の患者に特有な体温に基づくインジケータについては開示していない。
ツェンの米国特許第5923258号では、あらゆる体温読取状況下でデジタル温度信号を表示するよう設計した電子体温計を開示している。ツェンの体温計では、その結果、任意に体温計測値表示を点滅する及び/又はブザーを鳴らすことによって、高熱を示す警報を発する。従って、患者に高熱がない場合、ユーザはそれでも表示を読み取って患者の体温を判定する必要がある。ツェンは、音声信号又は視覚信号を他の体温範囲には提供していない。
エンジン冷却水の相対温度を識別する視覚信号も、知られている。ローの米国特許第6778095号では、車両用指針式メータについて開示しており、該メータで測定した読取結果を、段階的に色付けした目盛と関連付けている。まず第1点として、ローは生物用温度測定に関するものではない。更に、ローは、直接水温を検知せず、指針の変位を検知して、適当な色のライトを点灯する。ローでは、システムを任意の指針式メータと互換可能にするために、指針の物理的変位を検知しなければならない。従って、ロー氏の発明では、指針式メータが必要であり、実際の温度ではなく、指針の物理的な変位を読み取ることで、間接的に照明を起動させる。
ボートらの米国特許第6441726号(“ボート”)では、計器をバックライト照明する、又は計器に段階的に色付けした目盛を有することができる、車両用計器群用警報システムについて開示している。これら色灯を定常的にオン/オフ状態にする、或いは点滅させることができる。ローと同様に、ボートもまた生物用温度測定に関するものではない。その上、ボートでは、標準的な表示を変更せずに、車両用計器群の標準的な計器を照明する。従って、ユーザは、アナログで且つ有色の視覚的刺激という紛らわしい表示に対峙するかも知れない。
また、ローかボートの発明を生物用体温計に使用することは、計測値表示と色付き目盛表示とを含む必要があるため、サイズ及びコスト的に不可能である。車両のコストに含める場合、視覚的システムに対する追加コストは僅かであるが、生物用に設計した体温計に関しては、両表示を含めるだけで、そのコストの大部分となる可能性がある。
米国特許第5829878号 米国特許第5165798号 米国特許第5923258号 米国特許第6778095号 米国特許第6441726号
従って、当該技術分野において、生物用体温計のための低コストで、読み取り易い、色付きの視覚的表示に対する要求がある。
さらに、当該技術分野において、体温計を患者から取出すとバックライトを作動させる、生物用体温計のための低コストで、読み取り易く、色付きの視覚的表示に対する要求が存在する。
電子体温計には、駆動されるプロセッサ及び表示部に接続される温度検知素子を有する。構成部品は、プローブ部及び本体部を有するケースに収容される。典型的なケースは、硬質プラスチック又は任意の他の材料製とすることができる。
プロセッサ及び表示部は、ケースの本体部に固定され、該本体部には電源/初期化ボタンを含むことができる。温度検知素子は、プローブ部の端部に実装され、導電キャップで被覆される。
プロセッサは、生物、即ち患者の体温に関する温度検知素子からの信号を受信することができ、該信号を華氏又は摂氏の温度に変換することができる。プロセッサには、体温の範囲及び表示部の調節を記憶するメモリを含むこともできる。プロセッサは、表示部のどの素子を発光させるべきか判定するため、今回読み取った体温を、該記憶した体温及び調節値と比較することができる。
表示部には、実際の体温を表示するために、透明又は“シースルー“の液晶ディスプレイ(LCD)を含むことができる。本体部を、開口、穴又は凹部を有して形成し、LCDを内側に配置する。ユーザは、中のLCDを、従ってケース越しに見ることができる。1つ又は複数の発光素子を、一つの実施形態では、発光ダイオード(LED)又は同様な発光素子とすることができ、該素子を表示部内及びLCDの周辺に配置する。発光素子により、表示部をバックライト照明して、LCD又は体温表示のみを照明することができる。
一つの実施形態では、発光素子で、異なる色光を生成して、表示部をバックライト照明することが可能である。例えば、発光素子により、第1の色、第2の色、第3の色、第4の色を生成することができる。
別の実施形態では、表示部には、半透明の液晶ディスプレイ(LCD)を含むことができる。LCDは、長方形及び八角形等の如何なる形状にもすることができ、またLCDを“反転”LCDとすることができる。反転LCDは、背景の代わりに表示の数字を明るくする。これにより、LCDの可視性が向上し、視野角が拡大する。
表示部には、透明なレンズを更に含むことができる。一つの実施形態では、レンズを円形、楕円形、他の任意の形状にして、表示部を形成することができる。1個又は複数の照明素子が、表示部の内部、かつ、LCDの周囲に配置する。この発光素子は、表示部のエッジライト照明をして、LCDを照明する。
発光素子は、異なる色光を生成して、エッジライト照明をすることが可能である。例えば、発光素子で、第1の色、第2の色、第3の色を生成することができる。第1の色を、一つの実施形態では緑色とし、患者の“平常の”体温を示す体温範囲に対応させることができる。第2の色を黄色として、平常より“熱が高い”ことを示すことができ、第3の色を赤色として、高熱を示すことができる。加えて、複数の発光素子を、選択した体温範囲と対応させることができ、或いは、複数の発光素子を一度に明るくすることができる。
表示部は、複数の照明素子を含み、該素子を発光ダイオード(LED)又は同様の発光素子とすることができる。第1の発光素子を、第1の色とすることができる。第2の発光素子を第2の色とし、第3の発光素子を第3の色とし、第4の発光素子を第4の色等とすることができる。
一つの実施形態では、第1の色を白色にして、電源/初期化ボタンを押圧すると点灯され、該第1の色で、体温計が体温を読取可能な状態であることを示すことができる。第2の発光素子は、第2の色である緑色を照明することができる。第2の色と対応する体温を、97°F〜98.9°Fの範囲の体温とすることができる。従って、第2の色により、患者の“平常の”体温を示すことができる。第3の発光素子により発せられる第3の色は黄色とされ、患者が平常より“熱が高い”ことを示すことができる。
典型的な患者の“熱が高い”体温の範囲は99.0°F〜100.9°Fである。第4の発光素子は、患者の体温が101.0°Fより高い場合に高熱を示す第4の色である赤色を有する。
使用する際には、ユーザは、電源/初期化ボタンを押圧して、第1の発光素子が点灯して、体温計が体温を読取可能な状態であることを示すのを待つ。ユーザは、その後、プローブ部を患者に接触させて、該患者の体温を検知させる。プロセッサは温度信号を受信すると、メモリにアクセスして、読み取った体温がどの範囲に入るかを判定する。体温読取中には、プロセッサは断続的に第2の発光素子を点灯させる。第2の発光素子の点滅は、読取が完了していないことを示している。読取が完了すると、第2の発光素子は定常的に点灯され、それによりユーザに読取が完了したこと、及び患者の体温が“緑色”の範囲に入ることを示すことができる。
患者の体温が読取中に上昇する場合、第3又は第4の発光素子を断続的に点灯することもできる。第3の発光素子は、読取値が第3の色に対応する測定範囲内に入っている間に、第3の色を点滅すること、及び、定常的に点灯させることができる。更に、患者の体温が決定した場合、第4の発光素子が点滅して、その後、定常的に点灯して、読取が完了し、患者が高熱であることを示すことができる。このように、読取を行っている際には、発光素子を点滅させつつ、第1の色から第4の色へと変移させ、その後、患者の実際の体温に対応する発光素子を定常的に明るくする。また、複数の発光素子を、選択された体温範囲と対応させることができ、或いは、複数の発光素子を一度に点灯させることができる。
バックライト発光素子を作動する方法は、体温計が温度読取サイクルを開始するステップ、及び、プロセッサが温度検知素子から読取値を取得するステップを有する。プロセッサは、温度上昇を探索することができ、温度上昇を検出した場合は、例えば“ピーク・ホールド”及び“予測”アルゴリズム等のアルゴリズムを、読取値に適用して、患者の体温を判定する。プロセッサが温度低下を検出した場合、該低下が予めプログラムされた閾値以上かを判定する。温度降下が予めプログラムされた閾値以上である場合、プロセッサはバックライト発光素子を作動させる。温度降下が予め定められた所定の閾値以上の際に発光素子を作動させる理由は、それが、体温計が患者から外れている指標となるためである。体温計が患者から外れると、体温計は比較的暖かい身体環境から比較的冷たい身体外側の空間に出るため、体温計の温度は一般的に降下する。温度降下が閾値以上でない場合、プロセッサは、温度が上昇又は低下したかを判定するために、読取値の取得を継続する。
或いは、上記のアルゴリズムを完了すると、プロセッサは温度低下を探索し、温度降下が予めプログラムされた閾値以上である場合、プロセッサはバックライト発光素子を作動させる。温度降下が閾値以上でない場合、プロセッサは温度が低下したかを判定するために、読取値の取得を継続する。
予めプログラムされる閾値は、温度、時間又は読取値の数に基づくものとすることができる。温度の閾値は、温度が約0.1°〜約5°(華氏又は摂氏)降下した場合とすることができる。一つの実施形態では、この温度の閾値を約0.1°とする。或いは、バックライトが作動するまで患者を長く待たせずに、閾値を、温度が大幅に降下するまでの時間に基づいて決めることができる。この時間は、約1〜約6秒とすることができる。
更に、閾値を、温度が降下した読取値の数とすることができる。この読取値数を、体温計のサンプリングレート及び体温計がサンプリングする時間長に応じて、1〜約10,000の間で様々な値とすることができる。従って、プロセッサが、今回の読取値が前回の読取値から減少している1つ又は複数の温度を読み取った場合、バックライトが起動される。
別の方法には、体温計が第1の色の光を発して、体温計が温度検知素子から温度読取可能な状態であることを示すことを含む。一つの実施形態では、この第1の色を、全読取サイクル中ずっと発光したままにする、或いは、特定の時間が経過した後又は温度読取を開始した場合に切るようにすることができる。
温度読取サイクルを開始し、プロセッサは温度検知素子から読取値を取得することができる。プロセッサはアルゴリズムを適用し、温度変化を探索する。温度が上昇又は安定している場合、プロセッサは、体温読取が終了しているかを判定し、引き続きアルゴリズムを適用するかも知れない。プロセッサが温度低下を検出した場合、該低下が予めプログラムされた閾値以上かを判定する。温度降下が予めプログラムされた閾値以上である場合、プロセッサは第1の色を発光させる。温度降下が閾値未満である場合、プロセッサは、温度が上昇又は低下しているかを判定するために、読取値の取得を継続する。
アルゴリズムが終了すると、プロセッサは検知体温を確定し、次に温度低下を探索する。温度が予めプログラムされた閾値以上に降下している場合、プロセッサは、該検知体温を第1の範囲と比較し、該検知体温が該第1の範囲内にある場合には、第2の色を発光させる。該検知体温が第1の範囲に入らない場合、プロセッサは該検知体温が第2の範囲に入るかを判定し、第2の範囲内にある場合、第3の色を発光させる。該検知体温が第2の範囲に入らない場合、プロセッサは該体温が第3の範囲に入るかを判定し、第3の範囲内にある場合、第4の色を発光させる。該検知体温がこれら3範囲に入らない場合、第1の色を発光させることができる。
例えば、患者が体温計を作動させると、白色発光素子を点灯させることができる。プロセッサは温度読取を開始して、任意に白色発光素子を消灯させることができる。もし患者が体温読取の最中に体温計を外した場合には、プロセッサは温度低下を検出し、白色発光素子を発光させる。もし患者が、体温読取が完了するまで体温計を留置した場合には、プロセッサは、その後温度低下を検出するまで待機する。患者が体温計を温度検知ポジションから外すと、温度検知素子の温度が降下し、これがプロセッサにより検出される。プロセッサは降下を検出して、該降下が予めプログラムされた閾値より大きいかを判定する。降下が十分に大きい場合、プロセッサは、検知体温が上記の所定範囲内に入るかを判定する。プロセッサはその後、該検知体温が入る範囲に応じて、緑色、黄色、又は赤色の発光素子のいずれかを点灯させる。
実施形態は、生物に使用される体温計を含み、該体温計には温度検知用先端部と、温度読取値を取得し、該温度検知用先端部から検知した生物の体温読取値を判定するプロセッサとを有する。また体温計には、表示部と、該表示部を照らすバックライトとを含む。バックライトはプロセッサからのコマンドで作動するが、プロセッサは、該バックライトを作動させるために、温度読取値に関する低下が予め定められた所定の温度を上回ったか否かを判定する。
方法に関する実施形態には、プロセッサを使用して、温度検知素子が示す温度変化を監視するステップを含む。その結果、プロセッサが温度低下を検出し、該温度低下が所定量を上回った場合、第1の色の発光素子を発光させて表示部をバックライト照明する。
実施形態では、任意の範囲の色に対して配色を変更することを含む。或いは、全ての発光素子を、一つで様々な色を発することが可能な素子とすることができる。発光素子を、同じ基調色の異なる色合いにすることができる。例えば、第2の発光素子を、第1の発光素子より濃い緑色とすることができる。同じ色合いの配色を、第3の及び第4の発光素子に使用することができる。
更に、複数の発光素子を照明して、必要な色を作成することができる。一つの実施形態では、青、緑及び黄色のカラースケールを用いて、青色及び黄色の発光素子を発光させて表示部に緑色を作成することができる。更に、特定の基調色の明度を使用して、任意及び全ての色を作成することができる。例えば、赤、青及び緑色の組合せで、多くのスペクトルの色を作成することができるが、これらの基調色を組合せて、上記実施形態の第1〜第4の色を作成するためにだけ、使用することもできる。基調色自体が、選択した範囲の色にならないかも知れない。
本発明に関する上記及びなお更なる目的、特徴、及び効果については、その具体的な実施形態に関する以下の詳細な記述を、特に添付図を併用して、検討することにより、明確になるであろう。添付図中、異なる図で同様な参照番号を用いて同様な構成部分を表す。
図1を参照して、生物に使用する電子体温計100の実施形態について、説明する。温度検知素子102を、パワードプロセッサ104及び/又は表示部106に接続する。これらの構成部分を、プローブ部110及び本体部112を有するケース108に収容する。
プロセッサ104及び表示部106、及び一つの実施形態では電池(図示略)を、電池交換用に任意に設けるアクセスドア(図示略)に沿って、堅いケース108の本体部112内に固定する。更に、本体部112には、電源/初期化ボタン117を含むことができる。温度検知素子102がプローブ部110の端部に実装され、導電キャップ116で被覆される。導電キャップ116は、例えば、金属製とすることができる。
プロセッサ104は、生物、即ち患者の体温に関する温度検知素子102からの信号を受信できる。プロセッサ104は、該信号を華氏又は摂氏の温度に変換できる。プロセッサ104には、複数の体温範囲及び表示部106の調節を記憶するメモリ118も含むことができる。プロセッサ104により、今回読み取った体温を、該記憶した体温及び調節値と比較して、表示部106を何色に照明するか判定することができる。
表示部106には、透明又は“シースルー”の液晶ディスプレイ(LCD)120を含み、実際の体温を、一つの実施形態では0.1度刻みで、表示することができる。本体部112に、開口部又は凹部122を形成し、LCD120を内側に配置する。ユーザは、中のLCD120を、従ってケース108越しに見ることができる。1個又は複数個の照明素子124を、一つの実施形態では、発光ダイオード(LED)又は同様な発光素子とすることができるが、該照明素子124を表示部106内及び液晶LCD120の周辺に配置することができる。バックライト用発光素子124により、表示部106をバックライト照明して、LCD120を照明する。LED124を表示部106無しで使用することもでき、検知された体温Tsの唯一の表示として使用することもできる。
一つの実施形態では、発光素子124により、異なる色の光を生成して、表示部106をバックライト照明可能である。例えば、発光素子122で、第1の色、第2の色、第3の色、第4の色を生成することができる。第1の色を白色にしてもよく、この場合、電源/初期化ボタン117を押圧すると発光する。電源/初期化ボタン117により、体温計100を作動させる、又は該ボタンを次の読取のためにリセットする。発光素子124の第1の色で、体温計100が体温を読取可能な状態であることを示すことができる。第2の色を、一つの実施形態では緑色として、97°F〜98.9°Fの体温範囲と対応させることができる。
発光素子124で発する第3の色を、黄色として、患者が平熱より“熱がある”ことを示すことができる。典型的な“微熱”体温範囲は99.0°F〜100.9°Fである。第4の色を赤色として、患者の体温が101.0°Fより高い高熱を示すことができる。
或いは、第1〜第4の色を、個々の発光素子で、それぞれ別々の色を生成する、又は色を組み合わせて第1〜第4の色を生成することができる。
更に、体温計100は、患者の体温を判定するために、様々なルーチン又はアルゴリズム、例えば“ピーク・ホールド”及び“予測”アルゴリズムを使用することができる。両アルゴリズムについては、以下に記述する。表示部106のバックライト発光素子124を、体温判定ルーチンとは別に、或いは関連させて作動させることができる。典型的なルーチンでは、温度検知素子102から継続的又は断続的に読取値を取得し、アルゴリズムをこれらの読取値に適用して、アルゴリズムが、患者の体温の確定が終了したと判定すると、検知体温Tsの表示を送信する。
図2では、バックライト発光素子124を作動させる方法について説明している。体温計100は温度読取サイクルを開始することができ(ステップ200)、プロセッサ104は温度検知素子102から読取値を取得することができる。プロセッサは、温度上昇を探索することができ(ステップ202)、温度上昇を検出した場合、読取値にアルゴリズムを適用する(ステップ204)。プロセッサ104が温度低下を検出した場合、該低下が予めプログラムされた閾値以上かを判定する(ステップ206)。温度降下が予めプログラムされた閾値以上である場合、プロセッサ104はバックライト発光素子124を作動させる(ステップ208)。温度降下が予め定められた所定の閾値と同じ又はより大きい際に発光素子124を作動させる理由は、それが、体温計が患者から外れている指標となるためである。体温計が患者から外れると、体温計は比較的暖かい身体の環境から比較的冷たい身体外側に出るため、体温計の温度は一般的に降下する。温度降下が閾値未満の場合、プロセッサ104は、温度が上昇又は低下しているかを判定するために、引き続き読取値を取得する(ステップ210)。
或いは、アルゴリズムを完了すると(ステップ212)、プロセッサは温度低下を探索し(ステップ214)、温度降下が予めプログラムされた閾値以上である場合(ステップ216)、プロセッサ104はバックライト発光素子124を作動させる(ステップ208)。温度降下が閾値以上でない場合、プロセッサ104は温度が低下しているかを判定するために、読取値の取得を継続する(ステップ218)。
また、患者は温度読取中に、体温計を外す可能性がある。そうしたことが起きた場合、プロセッサ104が、上昇した温度が突然低下しているかを検出し(ステップ220)、アルゴリズムを中断して閾値の判定を行い(ステップ206)、バックライト発光素子124を作動させる(ステップ208)ことができる。更なる実施形態では、プロセッサ104は、読取値が降下してから所定時間が経過するまで待機(例えば6、16又は32秒)して後、バックライト発光素子124をオンするために、閾値のチェックを開始する。
一つの実施形態では、体温サンプリングルーチンで、温度検知素子102が示した温度に基づいて“ピーク・ホールド”アルゴリズムを実施することができる。温度検知素子102によって測定する体温は、ある期間に亘り一定の温度範囲内で安定する必要がある。例えば、体温読取値は、最低10秒間0.1°F範囲内に変化が留まる必要がある。当然ながら、当業者は、他の安定領域を使用して、測定値が安定しているか判定することもできる。
別の体温サンプリングルーチンを、“予測”アルゴリズムとすることができる。このアルゴリズムでは、温度上昇だけでなく、温度がどれだけ速く上昇しているかについても調べる。時間及び温度に関する変化(例えば時間対温度の曲線の傾き)を使用して、プロセッサ104は、読取値が実際に確定体温に達するまで待つ代わりに、確定体温が何度になるかを判定して、その温度を表示することができる。本発明のバックライト作動方法には、どちらのアルゴリズムも組込むことができる。
予めプログラムする閾値を、温度、時間又は読取値数に基づくものにできる。温度の閾値を、温度が約0.1°〜約5°(華氏又は摂氏)降下した場合とすることができる。一つの実施形態では、この閾値温度を約0.1°とする。或いは、患者にバックライトが作動するまで長く待たせずに、閾値を、温度が大幅に降下するまでの時間に基づいて決めることができる。この時間を、約1〜約6秒とすることができる。
更に、閾値を、温度が降下した読取値の数とすることができる。この読取値数を、体温計のサンプリングレート及び体温計がサンプリングする時間長に応じて、1〜約10,000の間で様々な値とすることができる。従って、プロセッサが、今回の読取値が前回の読取値から減少している1又は複数の温度を読み取った場合、バックライトが起動される。
図3A〜図3Dでは、体温計300の別の実施形態について説明している。温度検知素子302を、パワードプロセッサ304及び/又は表示部306に接続する。これらの構成部分を、プローブ部310と本体部312を有するケース308に収容する。本体部312には、電源/初期化ボタン317を含むことができ、温度検知素子302がプローブ部310の端部に実装されている。
プロセッサ304は、患者の体温に関する温度検出素子302から、信号を受信できる。プロセッサ304は、信号を華氏又は摂氏の温度に変換できる。プロセッサ304には、体温範囲を記憶するメモリ318も含むことができる。プロセッサ304により、今回読み取った体温を、該記憶した体温と比較して、表示部306のどの素子を照明するか判定することができる。メモリ318は、1つ又は複数の以前に読み取った体温を記憶することもできる。一つの実施形態では、メモリ作動ボタン332を、読取後に押下して該読取値を記憶することができ、その後押下して、記憶した読取値を呼出し、多数の他の記憶した読取値を繰返し表示することができる。
表示部306には、半透明の液晶ディスプレイ(LCD)320を含むことができる。LCD320は、長方形及び八角形等の如何なる形状とすることができ、LCD320を、“反転”LCDとすることができる。反転LCDは、背景の代わりに表示の数字を明るく点灯する。これにより、LCD320の可視性が向上し、視野角が拡大する。
表示部306には、透明又は半透明のレンズ322を更に含むことができる。一つの実施形態では、レンズ322を円形、楕円形、他の任意の形状にして、表示部306を形成することができる。例えばLED等の1個又は複数の照明素子324を、表示部306内及びLCD320周辺に配置する。発光素子324で、表示部306をエッジライト照明して、LCD320を照明する。
一つの実施形態では、図3A〜図3Cだけを用いて、発光素子324で異なる色光を生成して、表示部306をエッジライト照明可能である。例えば、発光素子324で、第1の色、第2の色、第3の色を生成することができる。第1の色326については、図3Aで説明しているが、一つの実施形態ではこれを緑色とし、これを患者の“平熱”を示す体温範囲に対応させることができる。図3Bで説明するように、発光素子324が発する第2の色328を黄色とすることができ、患者に平熱より“熱がある”微熱の状態を示すことができる。図3Cでは、第3の色330を赤色とし、高熱を示すことができることを説明している。第1の色、第2の色及び第3の色それぞれに対応する体温範囲を、患者の体温を読み取るのに好適な部位及び患者の年齢で決定することができる。患者の異なる年齢層の他、体温を経口、直腸又は腋で測るかによって、平熱、微熱、及び、高熱と見なす体温の異なる範囲を決定することができる。また、複数の発光素子を、選択した体温範囲と対応させることができる、或いは複数の発光素子を一度に点灯させることができる。各々の色を別々の発光素子で発する、1つの素子で全ての色を発する、或いは、発光素子を組み合わせて1色又は複数の色を作成することができる。
別の実施形態では、図3A〜図3Dを用いて、発光素子324で、第1の色、第2の色、第3の色、第4の色を生成可能である。第1の色326を白色にしてもよく、電源/初期化ボタン317を押圧すると、発光する。電源/初期化ボタン317により、体温計300を作動させる、又は該ボタンを次の読取を行うためにリセットする。発光素子324の第1の色326で、体温計300が体温を読取可能な状態であることを示すことができる。更に、第1の色326を、一つの実施形態では、白色とし、検知体温Tsが97°F未満であることから、読取が未完了であった旨を示すことができる。第2の色を、一つの実施形態では、緑色とし、97°F〜98.9°Fの体温範囲と対応させることができる。従って、第2の色で、患者の“平熱”を示すことができる。
発光素子324が発する第3の色330を、黄色として、患者が平熱より熱がある“微熱”であることを示すことができる。典型的な“微熱”の体温範囲は99.0°F〜100.9°Fである。第4の色334を赤色として、患者の体温が101.0°Fより高い高熱であることを示すことができる。
或いは、第1〜第4の色326、328、330、334を個々の発光素子で、それぞれ別々の色を生成する、又は色を組み合わせて第1〜第4の色を生成することができる。
図4では、典型的な4配色用のバックライト発光素子を作動する方法について説明している。体温計300は、患者の体温を判定するために、上述した“ピーク・ホールド”及び“予測”ルーチンを含む、様々な体温サンプリングルーチンを使用することができる。発光素子324を作動させて表示部306を照明することを、体温サンプリングルーチンとは別に、或いは関連させて行うことができる。
この方法には、体温計300を第1の色326に照らして、体温計300が温度を温度検知素子302から読取可能な状態にあることを示す(ステップ400)ことを含む。一つの実施形態では、第1の色326を、全読取サイクルを通して発光したままにできる。しかしながら、体温計によっては、読取を行いながら発光素子324を発光させ続けるのに十分な電池電力がない。電池の電力が問題である場合、第1の色326の発光素子324を、特定時間後、又は温度読取を開始した場合に、切ることができる。温度読取サイクルを開始し(ステップ402)、プロセッサ304は温度検知素子302から読取値を取得することができる。プロセッサ304はアルゴリズムを適用し(ステップ404)、温度変化を探索する(ステップ406)。温度が上昇又は安定している場合、プロセッサ304により、体温読取が終了しているかを判定し(ステップ408)、引き続きアルゴリズムを適用してもよい(ステップ410)。プロセッサ304が温度低下を検出した場合、該低下が予めプログラムされた閾値より大きいかを判定する(ステップ412)。温度降下が予めプログラムされた閾値以上である場合、プロセッサ304は第1の色326を作動させる(ステップ414)。温度降下が閾値未満である場合、プロセッサ304は、温度が上昇又は低下しているかを判定するために、引き続き読取値を取得する(ステップ416)。
アルゴリズムが終了すると、プロセッサ304はその検知体温Tsを確定する(ステップ418)。次に、プロセッサ304は温度低下を探索し(ステップ420)、温度が予めプログラムした閾値以上に降下しているかを探索する(ステップ422)。プロセッサ304は、該検知体温Tsを第1の範囲と比較し(ステップ424)、該検知体温が該第1の範囲内にある場合、第2の色328を発光させる(ステップ426)。該検知体温Tsが第1の範囲に入らない場合、プロセッサ304は該検知体温Tsが第2の範囲に入るかを判定し(ステップ428)、第2の範囲内にある場合、第3の色330を発光させる(ステップ430)。該検知体温Tsが第2の範囲に入らない場合、プロセッサ304は該体温Tsが第3の範囲に入るかを判定し(ステップ432)、第3の範囲内にある場合、第4の色334を発光させる(ステップ434)。該検知体温Tsがこれら3つの範囲に入らない場合、第1の色を発光させることができる(ステップ436)。
例えば、患者が体温計を作動させると、白色発光素子を作動することができる。プロセッサは温度読取を開始し、任意に白色発光素子を切ることができる。患者が、体温読取中に体温計を外した場合、プロセッサは温度低下を検出して、白色発光素子を作動させる。患者が、体温読取が完了するまで体温計を留置した場合、プロセッサは、その後温度低下を検出するまで待機する。患者が体温計を温度検知位置から外すと、温度検知素子の温度が降下し、これをプロセッサが検出する。プロセッサは降下について検出し、該降下が予めプログラムされた閾値以上かを判定する。降下が閾値と適合した場合、プロセッサは、検知体温が上記の所定範囲内に入るかを判定する。プロセッサはその後、該検知体温が入る範囲に応じて、緑色、黄色、又は赤色の発光素子のいずれかを発光させる。
更なる実施形態では、読取値が降下してから所定時間(例えば6、16又は32秒)が経過するまで待機して後、温度降下に関する閾値についてのチェックを開始する。
予めプログラムされた閾値を、温度、時間又は読取値数に基づくものにすることができる。そうした温度の閾値を、温度が約0.1°〜約5°(華氏又は摂氏)降下したか否かとすることができる。一つの実施形態では、この閾値温度を約0.1°とする。或いは、閾値を、患者にバックライトが作動するまで長く待たせずに、温度が大幅に降下するまでの時間に基づいて、判定することができる。この時間を、約1〜約6秒とすることができる。
更に、閾値を、温度が降下した読取値の数とすることができる。この読取値数を、体温計のサンプリングレート及び体温計がサンプリングする時間長に応じて、1〜約10,000とすることができる。従って、プロセッサが、今回の読取値が前回の読取値から減少している1つ又は複数の温度を読み取った場合、発光素子を起動する。
図11及び図12を参照すると、生物に使用する電子体温計800の実施形態が示されている。温度検知素子802を、パワードプロセッサ804及び/又は表示部806に接続する。これらの構成部分は、プローブ部810及び本体部812を有するケース808に収容される。
プロセッサ804及び表示部806、及び一つの実施形態では電池(図示略)を、電池交換用に任意に設けるアクセスドア814に沿って、堅いケース808の本体部812内に固定する。更に、本体部812には、電源/初期化ボタン(図示略)を含むことができる。温度検知素子802がプローブ部810の端部に実装され、導電キャップ816で被覆される。
プロセッサ804は、生物、即ち患者の体温に関する温度検知素子802からの信号を受信できる。プロセッサ804は、信号を華氏又は摂氏の温度に変換できる。プロセッサ804には、体温範囲及びそれに対応する表示部806の色を記憶するメモリ818も含むことができる。プロセッサ804で、今回読み取った体温を、該記憶した体温及びそれに対応する色と比較して、表示部806のどの要素を照明するかを判定することができる。
表示部806には複数の照明素子を含み、該照明素子を、一つの実施形態では、発光ダイオード(LED)又は同様な発光素子とすることができる。一つの実施形態では、図11及び図12で説明するように、第1の発光素子820を、第1の色とする。第2の発光素子822を第2の色とし、第3の発光素子824を第3の色とし、第4の発光素子826を第4の色とする。
一つの実施形態では、第1の発光素子820の第1の色を白色にしてもよく、この場合、電源/初期化ボタンを押圧すると発光する。電源/初期化ボタンにより、体温計800を作動させる、又は該ボタンを次の読取のためにリセットする。発光素子820で、体温計800が温度を読取可能な状態であることを示すことができる。第2の発光素子822により、一つの実施形態では緑色とする、第2の色に照明することができる。第2の色に対応する体温を、97°F〜98.9°Fの体温範囲とすることができる。従って、第2の色で、患者の“平熱”を示すことができる。
第3の発光素子824が発する第3の色を、黄色として、患者が平熱より“熱がある”ことを示すことができる。典型的な範囲は99.0°F〜100.9°Fである。第4の発光素子826を第4の色となる赤色として、患者の体温が101.0°Fより高い高熱を示すことができる。
直腸で体温計を使用する実施形態では、ユーザは電源/初期化ボタンを押圧して、第1の発光素子820が点灯して体温計800が体温を読取可能な状態になったことを示すのを待つ。ユーザは、プローブ部802及び先端部816を患者の直腸領域に接触させて、肛門管内に配置して、患者の体温を検知する。プロセッサ804が温度信号を受信すると、プロセッサはメモリ818にアクセスして、読み取った体温が入る範囲を判定する。体温読取中には、プロセッサ804は、断続的に第2の発光素子822を点灯させる。第2の発光素子822が点滅していれば、読取が未完了なことを示している。読取が完了すると、第2の発光素子822を定常的に発光させ、それによりユーザに読取が完了したこと、及び患者の体温が“緑色”範囲内に入ることを示すことができる。
患者の体温が読取中に上昇した場合、第3の又は第4の発光素子824、826を断続的に点灯することもできる。このように、第3の発光素子824は、読取値が第3の色となる測定範囲内に入る間、第3の色を点滅及び定常的に発光させることができる。更に、患者の体温を決定した場合、第4の発光素子826を点滅させ、その後、定常にして、読取が完了し、患者が高熱であることを示すことができる。このように、読取を行っている際には、発光素子を点滅させつつ、第1の色から第4の色へと変移させ、その後患者の実際の体温に対応する発光素子を定常的に発光させる。
他の実施形態では、プロセッサ802は、第1の発光素子820を定常的又は断続的のどちらかで点灯して開始し、患者の確定体温で決定された通りに指定の発光素子822、824、826を点灯する。発光素子を、患者の実際の確定体温を示すためだけに、定常状態で点灯する。
図5〜図7を参照して、生物で使用する電子体温計900の別の実施形態について、説明する。温度検知素子902を、パワードプロセッサ904及び表示部906に接続している。これらの構成部分を、プローブ部910及びハンドル部912を有するケース908(典型的には剛性の(堅い)プラスチック)に収容する。ハンドル部912にはグリップ914を含むことができる。
温度検知素子902がプローブ部910の端部に実装され、導電キャップ916(典型的には金属、例えばニッケル又はステンレス鋼)で被覆される。プロセッサ904及び表示部906、及び一つの実施形態では電池(図示略)を、電池交換用に任意に設けるアクセスドア(図示略)に沿って、堅いケース908のハンドル部912内に固定する。更に、ハンドル部912には、電源/初期化ボタン917を含むことができる。
プロセッサ904は、患者の体温に関する温度検出素子902から、信号を受信できる。プロセッサ904は、信号を華氏又は摂氏の温度に変換できる。プロセッサ904には、体温範囲及びそれに対応する表示部906の色を記憶するメモリ918も含むことができる。プロセッサ902により、今回読み取った体温を、該記憶した体温と比較して、表示部906のどの要素を照明するかを判定することができる。
表示部906には複数の照明素子を含み、該照明素子を、一つの実施形態では、発光ダイオード(LED)又は同様な発光素子とすることができる。一つの実施形態では、図5〜図7で説明するように、第1の発光素子920を、第1の色とする。第2の発光素子922A〜922Cを第2の色とし、第3の発光素子924A〜924Cを第3の色とし、第4の発光素子926A〜926Cを第4の色とする。
一つの実施形態では、第1の発光素子920の第1の色を白色にすることができ、電源/初期化ボタン917を押圧すると、これを点灯させる。発光素子290で、体温計900が体温を読取可能な状態であることを示すことができる。第2の発光素子922A〜922Cで、第2の色である緑色を発光することができる。第2の色に対応する体温は、97°F〜98.9°Fの体温範囲とすることができる。この体温範囲を第2の発光素子922A〜922C全体に亘り均等に分割して、第2の発光素子922Aを97°F〜97.6°Fの範囲に対応させ、第2の発光素子922Bを97.7°F〜98.3°Fの範囲に対応させ、及び第2の発光素子922Cを98.4°F〜98.9°Fの範囲と対応させることができる。第2の色により、患者の体温が“平熱”であることを示すことができる。第3の色を黄色にして、患者が平熱より、“熱がある”ことを示すことができる。第3の色の典型的な範囲は、99.0°F〜100.3°Fであって、第3の発光素子924A〜924Cでこれも同様に分割することができる。第4の発光素子926A〜926Cを、第4の色である赤色とすることができる。これで、高熱、100.4°F〜101.0°Fの範囲を示すことができる。
口腔で体温計を使用する実施形態では、ユーザは電源/初期化ボタン917を押圧して、第1の発光素子920が点灯するのを待つ。一つの実施形態では、白色光が点灯すると、体温計900は体温を読取可能な状態になっている。ユーザは、プローブ部910を患者の口に入れ、温度検知素子902を備えた先端部916を患者の舌下に配置して、患者の体温読取を開始する。プロセッサ904は温度信号を受信すると、プロセッサはメモリ918にアクセスして体温範囲を判定し、読み取った体温を該体温範囲と比較し、どの発光素子を点灯させるかを判定する。次に、プロセッサ904は、温度が上昇するにつれ、第2の発光素子922A〜922Cを次々と点灯させることができる。患者の体温が上昇した場合、第3の発光素子924A〜924C及び第4の発光素子926A〜926Cも同様に次々と点灯させてもよい。プロセッサ904は、患者の確定体温に達したことを判定して、該確定体温の範囲に対応する発光素子を定常的に点灯又は明滅させて、読取が完了したことを示すことができる。
実施形態では、配色を任意の範囲の色に変更することを含む。或いは、第1〜第4の発光素子の全てを、様々な色を発することが可能な1素子とすることができる。口腔用体温計900の実施形態での発光素子を、同じ基調色の異なる色合いにすることができる。例えば、第2の発光素子922Aを、第2の発光素子922Cより濃い緑色とすることができる。同じ色合いの配色を、第3の発光素子924A〜924C及び第4の発光素子926A〜926Cに使用することができる。更に、複数の発光素子を発光させて、必要な色を作成することができる。一つの実施形態では、青、緑及び黄色のカラースケールを用いて、青色及び黄色の発光素子を発光させて表示部に緑色を作成することができる。更に、特定の基調色の明度を使用して、任意及び全ての色を作成することができる。例えば、赤、青及び緑色の組合せで、多くのスペクトルの色を作成することができるが、これらの基調色を組合せて、上記実施形態の第1〜第4の色を作成するためにだけ、使用することもできる。基調色自体を、選択した範囲の色にしないかも知れない。
図8では、表示部306/806/906の実施形態について説明している。単一な発光素子500を、定常的に又は断続的に点灯することができ、色付フィルタ502を、該発光素子500上を通過させて様々な色を表示することができる。例えば、単一の発光素子500で白色光を発することができ、色付フィルタ502には透明部分504、第1の色部分506(例えば、緑色)、第2の色部分508(例えば黄色)及び第3の色部分510(例えば、赤色)を有することができる。
図9では、体温計600の別の実施形態について説明している。体温計600には、前出の体温計100、200、300、400の要素の多くを含むことができ、体温表示部604の一部として、又は該表示部に加えて、患者調節スケール602を含むこともできる。患者調節ボタン606を押下して、例えば幼児用、子供用、大人用の体温範囲間で繰返し表示することができる。このように、メモリ608に記憶された範囲のうち、プロセッサ610がアクセスする範囲を、患者の年齢によって可変とすることができる。このように、ユーザは患者の年齢に基づいて、発光素子の設定点を変更することができる。
更なる実施形態では、体温プローブ612の配置に基づいてメモリ608に記憶する設定点を変更することができる。部位表示614では、ユーザが体温計を配置して患者の体温を読み取りたい箇所を示すことができる。別々に体温を読み取ることで、患者の異なる部位での発熱を示せる。例えば、直腸で測定した100.4°F(38°C)の温度は、口腔で測定した99.5°F(37.5°C)に相当する。腋位置で測定した99°F(37.2°C)の温度に相当する。部位調節ボタン616を押下して、部位に関する利用可能な選択肢を循環させて表示することができる。
他の実施形態には、電源/初期化ボタン918だけを押下して、全ての調節選択肢を選択すること、患者及び部位調節ボタン906、916を、対応する表示部902、914のないカウントアップスイッチとして有することを含む。加えて、温度、患者及び部位を含む全ての選択肢を、1つの表示部のみを使用して表示し、各選択肢組を交互に表示することができる。更に、一つの実施形態では、患者又は部位選択肢用表示のみを、LCDディスプレイとすることができる。更にまた、体温範囲は例示したのみであり、如何なる範囲にも変更することができる。
図10a及び図10bでは、電子体温計700の別の実施形態について説明している。温度検知素子702を、パワードプロセッサ704及び/又は表示部706に接続している。これらの構成部分を、遠端部710及び近端部712を有するプラスチック製ケース708に収容する。本体部712には電源/初期化ボタン717を含むことができ、温度検知素子702を遠端部710に実装する。
プロセッサ704は、患者の体温に関する温度検知素子702から、信号を受信できる。プロセッサ704は、信号を華氏又は摂氏の温度に変換できる。プロセッサ704には、体温範囲を記憶するメモリ718も含むことができ、プロセッサ704は、今回読み取った体温を、該記憶した体温と比較して、表示部706のどの素子を発光させるか判定することができる。メモリ718は、1回以上前に読み取った体温を記憶することもできる。
表示部706には、近端部712に配置する透明又は半透明のレンズ722を含むことができる。一つの実施形態では、レンズ722を近端部の端に配置する。また、一つの実施形態では、レンズ722を円形、楕円形、又は任意の他の形状にして、表示部706を形成することができる。1つ以上の照明素子724(例えばLED)を、表示部706内、及びレンズ722の下に配置する。
図10bで説明する実施形態では、表示部706には、半透明の液晶ディスプレイ(LCD)720を含むこともできる。LCD720は、長方形及び八角形等の如何なる形状にもすることができ、“反転”LCDとすることができる。反転LCDでは、背景の代わりに表示の数字を明るくする。これにより、LCD720の可視性が向上し、視野角が拡大する。LCDを使用して、実際の体温読取値を表示することができる。LCD720を、レンズ722の周辺に設けることができる。
一つの実施形態では、発光素子724で、異なる色光を生成して、表示部706を点灯することが可能である。例えば、発光素子724により、第1の色、第2の色、第3の色を生成することができる。第1の色を、患者の体温の“平熱”範囲に対応する緑色とすることができる。第2の色を黄色として、平熱より“熱がある”ことを示すことができる。第3の色を赤色として、高熱を示すことができる。
他の実施形態では、他の実施形態の要素と共に、何れの上記実施形態からの要素も使用することができる。例えば、体温計900には、以前読み取った体温を記憶するためのメモリを有しており、体温計100、300、800には、患者及び部位の選択肢を有することができ、何れの表示部でも、実際の温度を選択的に表示する又は発光素子の色だけを表示することができる。
更なる実施形態には、順番に表示部を発光させることを含む。従って、体温を測定している際には、第1の発光素子を発光させて、第2の発光素子を発光させても、そのまま点灯を継続する。こうしたパターンを、全発光素子を点灯させるまで、或いは患者の体温に達するまで続ける。このように、最後の発光素子を点灯して体温を示す一方で、前に点灯した発光素子は点灯したままにしておく。他の実施形態では、発光素子を、温度読取値が該発光素子に対応すると発光させ、その後次の発光素子が、該素子に対応する温度読取値に基づいて点灯されると、上記発光素子をオフにする。
また、LCD及び発光素子の両方を有する実施形態では、プロセッサは温度検知素子から温度を読み取り、体温をLCDに表示できるだけでなく、他方で該表示とは別に発光素子を発光させることもできる。このように、発光素子を温度読取値だけに基づいて、LCDに表示される読取値に基づかずに照明することができる。従って、これが、もし片方の表示部が損傷しても、他方が常に正確な体温を表示できるという二重安全機構として機能する。或いは、発光素子の点灯を、LCDに表示する体温に基づいて行うこともできる。そうすることで、LCDが体温を表示し、該体温に対応しない発光素子が点灯されるといった矛盾した表示が発生する可能性は無くなる。更にまた、一つの実施形態では、発光素子のみを点滅させ、LCDディスプレイは体温範囲に応じて点滅させない。LCDを点滅させて、体温を読取中であること、或いは、読取が完了したことを示すことができるが、このLCDの点滅は、読取中の体温の程度とは関係ない。
更なる実施形態では、LCDを含む表示部の表面を照明するために、体温計の本体部内の任意の場所に、発光素子を配置する。また、一つの実施形態では、表示部にLCD及び発光素子を有するが、該発光素子を分離し、それによりLCDで体温を表示し、LCDを発光素子で照明せず、発光素子をLCDから離隔して照明する。
更なる実施形態には、体温読取中に、どの発光素子を発光させるかを、連続的に更新することを含む。このように、患者の体温を測定する際に、発光素子を、確定体温に対して最後の発光素子を発光させるまで、対応させながら又は順番に点灯することができる。或いは、最終的な体温読取値を確定するまで、発光素子を点灯しない。
実施形態では、配色を任意の範囲の色に変更することを含む。或いは、発光素子の全てを、様々な色を発することが可能な1素子とすることができる。発光素子を、同じ基調色の異なる色合いにすることができる。例えば、第2の色を、第1の色より濃い緑色とすることができる。同じ色合いの配色を、第3の及び第4の発光素子に使用することができる。
更に、複数の発光素子を発光させて、必要な色を作成することができる。一つの実施形態では、青、緑及び黄色のカラースケールを用いて、青色及び黄色の発光素子で照明して表示部に緑色を作成することができる。更に、特定の基調色の明度を使用して、任意及び全ての色を作成することができる。例えば、赤、青及び緑色の組合せで、多くのスペクトルの色を作成することができるが、これらの基調色を組合せて、上記実施形態の第1〜第4の色を作成するためにだけ、使用することができる。基調色自体を、選択した範囲の色にしないかも知れない。
本発明の基本的な新規な特徴について、その好適な実施形態を適用して、図示、記述、指摘してきたが、当然ながら、様々な省略、置換、及び変更を、説明した装置の形態及び詳細、及び該装置の動作について、当業者は、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、実施してもよい。例えば、略同じ方法で、略同じ機能を果たして同様な成果を得る、これら要素及び/又はステップのあらゆる組合せを、本発明の範囲内とすることを、明確に意図するものである。記述した一つの実施形態から別の実施形態に要素を置換することも、十分に意図し、考えられる。また、当然ながら、図面は必ずしも原寸に比例しておらず、全く概念的なものに過ぎない。従って、本明細書に付記したクレームの範囲で示す通りのみに、限定されることを意図するものである。
本発明のカラー表示体温計の平面図である。 本発明のバックライトを発光させるための方法を説明するフローチャートである。 本発明のカラー表示体温計に関する一つの実施形態の個々の照明状態における平面図である。 本発明のカラー表示体温計に関する一つの実施形態の個々の照明状態における平面図である。 本発明のカラー表示体温計に関する一つの実施形態の個々の照明状態における平面図である。 本発明のカラー表示体温計に関する一つの実施形態の個々の照明状態における平面図である。 本発明の複数の色を有するバックライトを発光させる方法について説明するフローチャートである。 本発明のカラー表示体温計の別の実施形態の斜視図である。 図5の実施形態の平面図である。 図5で説明したような本発明の右側面図である。 本発明の表示素子の一つの実施形態である。 本発明の更なる実施形態の平面図である。 本発明のなお更なる実施形態の斜視図である。 本発明のなお更なる実施形態の斜視図である。 本発明のカラー表示体温計の更なる実施形態の右側面図である。 図11で説明した実施形態の平面図である。

Claims (16)

  1. 生物に使用される体温計であって、
    温度センサと、
    前記温度センサに基づいて生物の体温を判定するプロセッサと、
    平熱を示す第1の体温範囲に対応する情報、及び、高熱状態を示す第2の体温範囲に対応する情報を格納するメモリと、
    第1の色及び第2の色の光を発生する第1の色の発光体及び第2の色の発光体を含む表示部と、を備え、
    前記プロセッサは前記メモリにアクセスし、前記体温を前記メモリに格納された前記体温範囲情報と比較し、前記体温に基づいて前記第1の色の発光体及び前記第2の色の発光体のうちの1つを点灯させること、
    を特徴とする体温計。
  2. 前記メモリが、平熱より高いことを示す第3の体温範囲に対応する情報を更に記憶し、
    前記表示部は、第3の色の光を発生する第3の色の発光体を更に備えること、を特徴とする請求項1に記載の体温計。
  3. 前記プロセッサは、前記体温を前記第1の範囲だけに対応する情報と比較し、
    前記体温が前記第1の範囲に入る場合、前記第1の色の発光体が発光し、前記体温が前記第1の範囲外である場合、前記第2の色の発光体が発光すること、を特徴とする請求項1に記載の体温計。
  4. 前記プロセッサが前記体温を前記第1の範囲及び前記第2の範囲に対応する情報と比較し、
    前記体温が前記第1の範囲に入る場合、前記第1の色の発光体が発光し、前記第2の範囲に入る場合、前記第2の色の発光体が発光すること、を特徴とする請求項1に記載の体温計。
  5. 生物の体温を判定する方法であって、
    実際の体温が、第1の又は第2の体温範囲に入るかを判定するステップ、
    及び、
    前記判定に基づいて前記第1の色及び前記第2の色の一方で第1の発光素子を点灯させるステップを備えること、を特徴とする方法。
  6. 生物に使用される体温計であって、
    温度センサと、
    前記温度センサに基づいて生物の体温を判定するプロセッサと、
    表示部と、
    前記表示部を照らすバックライトであって、前記プロセッサからの命令で作動するバックライトと、を備え、
    前記バックライトを作動させるために、前記プロセッサは、体温読取値が予め定められた所定の閾値以上に低下しているか否かを判定すること、を特徴とする体温計。
  7. 前記バックライトは、
    第1の色及び第1の作動範囲を有する発光素子と、
    第2の色及び第2の作動範囲を有する発光素子と、を更に備え、
    前記プロセッサは、前記体温が前記第1の作動範囲及び前記第2の作動範囲のうちの一方に入るかを判定し、それぞれの前記発光素子を作動させること、を特徴とする請求項6に記載の体温計。
  8. 前記所定の閾値は、温度約0.1°であること、を特徴とする請求項6に記載の体温計。
  9. 前記所定の閾値は1読取値であること、を特徴とする請求項6に記載の体温計。
  10. 生物の体温を判定する方法であって、
    プロセッサを使用して、温度検知素子が示す温度変化を監視するステップ、
    温度低下を検出するステップ、
    及び、
    前記温度低下が予め定められた所定の閾値以上である場合、第1の色の発光素子を作動させて、表示部をバックライト照明するステップを備えること、を特徴とする方法。
  11. 前記プロセッサを使用して、前記温度低下が前記所定の閾値未満である場合には、温度変化を引き続き監視するステップ、を更に備えることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 温度低下を検出するステップ、
    体温を確定するステップ、
    前記体温を第1の範囲と比較し、前記体温が前記第1の範囲に入る場合に、第2の色発光素子を作動させて、前記表示部をバックライト照明するステップ、
    及び、
    前記体温が前記第1の範囲内にない場合には、次に前記体温を第2の範囲と比較して、前記体温が前記第2の範囲に入る場合に、第3の色の発光素子を作動させるステップを更に備えること、を特徴とする請求項10に記載の方法。
  13. 前記所定の閾値は、温度約0.1°であること、を特徴とする請求項10に記載の方法。
  14. 前記所定の閾値は1読取値であること、を特徴とする請求項10に記載の方法。
  15. 生物に使用される体温計であって、
    温度センサと、
    前記温度センサに基づいて生物の体温を判定するプロセッサと、
    前記体温を示す発光素子であって、前記プロセッサからの命令で作動して光る発光素子と、を備え、
    前記発光素子を作動させるために、前記プロセッサは、温度読取値が、予め定められた所定の閾値以上か否かを判定すること、を特徴とする体温計。
  16. 生物の体温を判定する方法であって、
    プロセッサを使用して、温度検知素子が示す温度変化を監視するステップ、
    温度低下を検出するステップ、
    及び、
    前記温度低下が予め定められた所定の閾値以上である場合、第1の色発光素子を作動させて、前記体温を示すステップを備えること、を特徴する方法。
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