JP2008543498A - 抗凝固留置カテーテル - Google Patents

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Abstract

【課題】ルーメンの閉塞を防止し、さらに、透析の間の使用していない期間中に、カテーテルの抗凝血性ロック溶液をルーメン内部に維持する。
【解決手段】血流を提供するためのカテーテルは、遠位端と近位端との間に延出する少なくとも1つのルーメンを画定する壁を含む。カテーテルの遠位端部は、変形可能であり、壁の1つ以上のポートを選択的に開閉し、カテーテルのルーメン内にまたはそれから血液が流れることを可能にする。
【選択図】図1

Description

末期腎臓病(ESRD)患者は、生きるために日常的に透析を受けなければならない。留置カテーテルは、透析に必要な繰り返し行われる静脈侵入の数を減少させるための、血液透析に有用な透析アクセス方法である。透析用の慢性中心静脈カテーテル(CVCD)は、25%を超えるESRD患者または血液透析の主要な長期透析アクセスである。
標準的な流入透析システムにおいて、CVCDは、血液の除去用に第1のルート、および、少なくとも300ml/分の速度で血液が戻るための第2のルートを提供しなければならない。標準流入透析システム用のCVCDは、鎖骨上にトンネルを形成するやり方で、2つの別個のカテーテルを頸静脈内に挿入することによって形成することができる。この処置において、カテーテル先端は、上大静脈と右心房との接合部近傍に置かれる。血液除去カテーテルまたは動脈カテーテルの先端は、浄化された血液と動脈カテーテルに入る血液との混合を防止するために、下流血液戻りカテーテルまたは静脈カテーテルの先端より3〜4cm上に置かれる。
標準流入透析システム用の別個のカテーテルの代替として、2つの別個のルーメンを備えた単一体カテーテルを、透析アクセスに使用することができる。この配列において、動脈ルーメンの先端は、静脈ルーメンの先端より3〜4cm上に置かれる。標準流入配列と同様に、この配列もまた、浄化された血液と動脈カテーテルに入る血液との混合を防止する。さらに別の代替として、透析は、単一ルーメンを備えた単一カテーテルを使用することによっても実行することができる。この場合、透析機械は、交互サイクルで、一定量の未処理血液を送出し、次いで、処理された血液を戻す。
血液は、カテーテルのポートまたは穴を通ってカテーテルルーメンに入り、これを出る。これらのポートの設計は、高度に可変性があり、類似の概念が、単一ルーメンカテーテルおよび二重ルーメンカテーテルの両方に用いられている。第1の例は、血液が入るかまたは出るために、先端に単一のポートを有するカテーテルルーメンである。第2の例は、遠位先端へ向けてルーメン本体の側部に位置する血液交換ポートを有するカテーテルルーメンである。別の例は、遠位先端へ向けてルーメン本体の側部のまわりに軸方向に置かれた複数の血液交換ポートを有するカテーテルルーメンである。上記CVCD設計のすべては機能するが、この分野には改良の余地があり、透析カテーテル用のすべての現在のポート設計には問題がある。
1つの血液交換ポートのみを含む動脈カテーテルルーメンは、その場所がどこであれ、近接している静脈壁、交換ポートの凝血、およびルーメンの遠位端および交換ポート周囲のフィブリンシース(fibrin sheath)の生長によって、ポートの閉塞のリスクを冒す。1つの血液交換ポートのみを含む静脈カテーテルルーメンは、その場所がどこであれ、交換ポートの凝血によって、および、ルーメンの遠位端および交換ポート周囲のフィブリンシースの生長によって、閉塞のリスクを冒す。血液交換ポートの閉塞は、少なくとも300ml/分という所望の血液交換速度が発生するのを妨げる。閉塞の程度は、留置カテーテル(単/複)を透析アクセスには効果がないようにすることもある。したがって、このレベルの閉塞が発生するときには、留置カテーテル(単/複)は、取り替えなければならない。
カテーテルの遠位端のまわりに複数の血液交換ポートを含む動脈カテーテルルーメンは、静脈閉塞の発生を減少する。しかし、複数のポートが存在することは、凝血による閉塞のリスクを増加させるが、それは、複数のポートは、使用されていないときには血液がルーメン内に流れることを可能にし、それが抗凝血性溶液を押し流す可能性があるからである。カテーテルの遠位端で抗凝血性溶液の存在が減少すると、ポートおよびルーメン内で凝固する血液の量が増加する。血液交換ポートの閉塞は、少なくとも300ml/分という所望の血液交換速度が発生するのを妨げる。閉塞の程度は、留置カテーテル(単/複)を透析アクセスには効果がないようにすることもある。したがって、このレベルの閉塞が発生するときには、留置カテーテル(単/複)は、取り替えなければならない。
このため、カテーテルの血液交換ポートとカテーテルの遠位端のまわりとで、閉塞を防止するための方法および装置を提供するという一般的な必要性が、業界にはある。これらの方法および装置は、カテーテルの先端を凝固させること、および線維状シースに入れるため、ルーメンの閉塞を防止し、さらに、透析の間の使用していない期間中に、カテーテルの抗凝血性ロック溶液をルーメン内部に維持することが望ましい。
本発明は、留置カテーテルに関する。より詳細ではあるが、排他的ではなく、1つの態様は、カテーテルの遠位端の凝固およびシージング(sheathing)を防止するように適合された留置カテーテルに関する。カテーテルの1つの用途は、透析用のカテーテル(CVCD)としての非排他的な使用を含む。他の用途もまた企図されている。
別の態様は、変形可能な壁部を含んで、第1の構成で血流用の経路を提供し、第2の構成のときにはその経路を実質的に閉鎖する血流用のルーメンを備えたカテーテルに関する。カテーテルの壁の膨張はまた、カテーテル先端のまわりに形成し始める任意の線維状シースを解き放つ。
さらなる態様は、1つ以上のポートを含むカテーテルの遠位部を、カテーテルの近位部に対して軸方向に変位することによって、壁部の1つ以上のポートを開閉するように変形される壁部を含む血流用のルーメンを備えたカテーテルに関する。
さらなる態様は、1つ以上のポートを含むカテーテルの遠位部を半径方向に変形することによって、壁部の1つ以上のポートを開閉するように変形される壁部を含む血流用のルーメンを備えたカテーテルに関する。
さらなる態様は、カテーテルの遠位端を、カテーテルの近位部に対して同時に軸方向に且つ半径方向に変位することによって、壁部の1つ以上のポートを開口するように変形される壁部を含む血流用のルーメンを備えたカテーテルに関する。
さらに別の態様は、血流用のポートを提供する第1の形状と、ポートを実質的に閉鎖してポートを通って流れることを防止する第2の形状と、を有する壁部を含む血流用のルーメンを備えたカテーテルに関する。
別の態様は、1つ以上のポートを含むカテーテルの少なくとも一部の長さを減少することによって開口される、1つ以上のポートを含む血流用のルーメンを備えたカテーテルに関する。
さらなる態様は、閉鎖しているときにはカテーテルのルーメンにカテーテルロック溶液を保持し、開口しているときには通路を通って血流が進むのを可能にする自動閉鎖ポートを含むカテーテルに関する。
別の態様において、カテーテルは、各々、流体がそれを通って流れる一対のルーメンを画定する細長い本体を含む。ルーメンの各々は、遠位端と近位端との間に延出し、その遠位端にルーメンに連通するポートを含む。カテーテルはまた、ルーメンのそれぞれ1つの遠位端に一対の端キャップを含み、ルーメンの近位端に駆動機構を含む。端キャップの各々は、それぞれのルーメンに沿って壁に延出する少なくとも1つの駆動部材を備えた駆動機構に連結されている。駆動機構は、独立して遠隔的に、端キャップの各々をそれぞれの駆動部材で閉状態と開状態との間をそれぞれのルーメンのポートに向けて且つこれから離して動かし、流体がそれぞれのポートを通って流れることを可能にするように、操作可能である。
別の態様において、カテーテルは、遠位端と近位端との間に延出する細長い本体を含む。本体は、流体がそれを通って流れる少なくとも1つのルーメンと、細長い本体の遠位端に少なくとも1つのルーメンに連通する少なくとも1つのポートと、を画定する壁を含む。カテーテルはまた、遠位端に端キャップを含み、近位端に駆動機構を含む。端キャップは、ルーメンに沿って壁に延出する少なくとも1つの駆動部材を備えた駆動機構に連結されている。駆動機構は、遠隔的に、端キャップをポートから離して開状態へ動かして、流体がポートを通って流れることを可能にするように操作可能であり、駆動機構はさらに、遠隔的に、端キャップを遠位端へ向けて閉状態へ本体との封止係合に動かして、流体がポートを通って流れることを防止するように操作可能である。
さらなる態様において、カテーテルは、本体の長手方向軸に沿って延出する少なくとも1つのルーメンを画定する本体を含む。本体は、患者の血管構造物に配置可能な遠位部と患者の外部に配置可能な近位端との間に延出し、遠位部は血管構造物にある。本体の遠位部は、それに沿って延出しルーメンの遠位に位置する複数の隣接する壁セグメントを含む。壁セグメントは共に、長手方向軸を横切るルーメンのサイズおよび形状に実質的に対応するサイズおよび形状を有する。壁セグメントの隣接するものは、その間にポートを画定する。ポートの各々は、流体がポートを通ってルーメンと血管構造物との間に流れることを防止するために、隣接する壁セグメントの当接係合によって形成された第1の閉状態を含む。ポートは、壁セグメントの少なくとも1つを変形することによって形成された第2の開状態を含み、ポートの少なくとも1つを開口して、流体がポートを通って血管構造物とルーメンとの間に流れることを可能にする。
カテーテルポートを開閉するための様々な手段が企図され、これは機械的、空気圧式および油圧式の手段を含む。閉鎖手段は、遠隔的に駆動されることができ、そのため、ポートが開閉される間、ポートは、患者内に留置されたままであることができる。
これらおよび他の態様は、下記でさらに検討される。
本発明の原理の理解を促す目的のために、次に図面に例示された実施形態が参照され、これを述べるために特定の文言が使用される。それにもかかわらず、本発明の範囲の限定は、それによって意図されないことが理解される。本明細書に例示されたまたは述べられた本発明の原理の変更およびさらなる修正は、本発明が関係する分野の当業者には、通常発生するように企図されている。
本発明は、選択的に開閉することができる少なくとも1つのポートを、その遠位端に隣接して備えるカテーテルを提供する。この少なくとも1つのポートは、この少なくとも1つのポートが患者の血管構造物、たとえば静脈または動脈に位置するときに、開口するかまたは閉鎖することができる。カテーテルの1つの用途は、透析手順に使用されることを企図するが、他の留置用途もまた企図されている。少なくとも1つのポートは、血液がポートを通って流れることを防止するために、且つ、カテーテルの先端内の凝固を防止するために、透析手順の間には閉鎖位置にある。少なくとも1つのポートは閉鎖されているため、カテーテルには、抗凝固剤溶液を注入することができ、溶液はカテーテルルーメン内に保持される。
この少なくとも1つのポートが、閉鎖しているときに、流体の脱出が流体の進入よりも容易であるのを可能にすることが企図される。このようにして、カテーテルのルーメン内の抗凝固剤の濃度は、この少なくとも1つのポートが閉鎖しているときには、何日も何週間さえも、同一レベルに維持することができる。透析中に、少なくとも1つのポートは、この少なくとも1つのポートに隣接する壁を変形することによって開口され、血液がポートを通ってカテーテルのルーメン内に進入するのを可能にする。その少なくとも1つのポートを開口することによって、カテーテルの遠位端を隣接する容器表面から上げることができ、その少なくとも1つのポートが容器構造物の壁表面によって閉塞されるのを回避することが企図される。さらに、その少なくとも1つのポートを開口することによって、その少なくとも1つのポートに隣接するカテーテルの遠位端のまわりに形成している任意の線維状シースを解き放つことができる。その少なくとも1つのポートを繰り返し開閉することによって、カテーテルの遠位端のまわりに線維状シースが形成するのを防止する措置を提供することができる。
カテーテルは、任意の適切な生体適合性材料から作ることができ、これはシリコーン、ポリウレタン、ポリウレタン−ポリカーボネートコポリマー、または、他の任意のプラスチックまたはポリマー材料を含む。カテーテルはまた、抗菌性コーティングを含むことができる。カテーテルはまた、抗感染薬、たとえば、メチレンブルー等で処理されることができる。カテーテルは、容器構造物内に配置するための任意の適切なサイズであってよく、8〜15フレンチの範囲のサイズを含む。他のサイズもまた企図されている。カテーテルの外壁表面は、たとえば、円筒形、D字形、二重D字形、または、スプリットであってよい。カテーテルはまた、単一のルーメンまたは複数のルーメンを含むことができる。
図1〜3を参照すると、本体12および遠位端14を含むカテーテル10の遠位部が示されている。1つ以上のポート16が、遠位端14に隣接して設けられており、ルーメン20に連通する本体12の壁18を通って延出する。遠位端14は、一体型先端またはキャップで閉鎖することができ、流体がこれを通って流れることを防止する。例示された実施形態において、各ポート16は、本体12の長手方向軸13に略平行に延出する細長いスリットまたは谷間(gill)である。他の実施形態は、ポート16用に他の構成を企図しており、これは本体12の長手方向軸13を横切って延出するスリット、および、開閉される弁部材を備えた丸みを帯びた開口を含む。
図1〜3において、壁18に3つのポート16が設けられ、本体12の長手方向軸13に沿って延出し、互いにおよそ120度離れて、本体12のまわりに半径方向に間隔をおかれている。他の実施形態は、もう1つのポート16を企図しており、2つのポート、4つのポート、または、5つ以上のポートを含む。ポートを本体12のまわりに均一に間隔をおくかまたは不均一に間隔をおくことができることも、さらに企図されている。例示された実施形態において、各ポート16は、遠位端14から距離L1だけ間隔をおかれた遠位端を含み、ポート16の近位端へ長さL2だけ軸13に沿って延出する。1つの特定の実施形態において、長さL1は5ミリメートルであり、長さL2は15ミリメートルである。しかし、L1およびL2用の他の距離もまた企図され、0ミリメートルを超えて20ミリメートルまでかまたはそれ以上の範囲であることを理解されたい。
本体12は、ポート16を開閉するために壁18の操作を容易にするために、少なくとも遠位端14に連なる十分な柔軟性のある材料から構成されている。図2において、本体12は、ポート16が閉鎖している第1の構成または状態である。閉鎖状態において、壁18は実質的にポート16を封止し、流体流れが低圧勾配下でポート16を通ってルーメン20を出るかまたはこれに入るのを防止することが企図されている。カテーテルの注入中に、十分な圧力が生成されて、ロック溶液(lock solution)を閉鎖ポートから排出される。図1および3において、壁18は、1つ以上のポート16を開けるように操作され、ルーメン20と本体12の外部との間に流体連通を提供する。
壁18の操作は、壁18の近傍部をポート16に沿って変位または変形させることを含むことができる。変形した壁部は、ポート16に沿って丸みを帯びた形状かまたは球根状の形状を提供することができる。1つの実施形態において、ポート16は、ポート16に沿って長さL2が長さL3へ減少するように壁18を変形させることによって開口する。ポート16に沿った壁18の1つ以上の部位は、半径方向に膨張するかまたは隣接する壁部から分離することができ、ポート16が開口する。壁18の変形した部は、そのまわりに形成された任意の線維状シースを解き放つことができる。さらに、壁18の変形は、ポート16に、ルーメン20を通る任意の必要な血流に対応する十分なサイズを提供することができる。ポート16が閉鎖しているときには、ポート16に沿った壁18の部は、各ポート16の長さ全体に沿って互いに当接し、十分な力で、ルーメン20と容器構造物との間で壁18を通る流体の流入および流出を防止し、カテーテルをロック溶液で満たすとき等の中程度の陽圧下でのみ流体の流出を可能にする。
駆動アセンブリを設けてポート16の開閉を容易にし、ポート16をその開状態および閉状態に維持することができることがさらに企図されている。駆動アセンブリは、カテーテル10の近位端部の近傍にアクチュエータを含むことができ、そのため、アクチュエータは、患者の身体の外部に配置され、外科医が容易に近づくことができる。駆動アセンブリは、アクチュエータに連結されカテーテルに沿ってポート16の近傍の場所まで延びる1つ以上の駆動部材をさらに含むことができる。駆動部材は、壁18を操るアクチュエータによって移動可能または操作可能であり、、所望によりポート16は開放または閉鎖する。
図4には、長手方向軸13を横切って取得された本体12の断面図が示され、駆動部材24の1つの実施形態を例示する。壁18はルーメン20のまわりに展開し、本体12の外部からルーメン20を閉じる。多数の通路22が壁18に形成され、各々が、それを通る駆動部材24を受け入れるようにサイズ調整されている。3つの駆動部材24が示されているが、1つ、2つ、または、4つ以上の駆動部材24を設けることができることも企図されている。駆動部材24は、下記にさらに検討されるように、カテーテル10の遠位端14近傍のその遠位端から、アクチュエータに連結された近位端へ延びる。
例示された実施形態において、駆動部材24は、壁18の肥大部26のそれぞれ1つを通って延びる。肥大部26は、壁18の内側表面30からルーメン20内に突出し、駆動部材24を壁18内に挿通できるように壁厚が増した領域を提供する。駆動部材24は、たとえば、ワイヤ、ストリング、ケーブル、緊張材、ロッド、リンケージ、ばね、または、バーの形態であってよい。駆動部材24は、ステンレス鋼、チタン、ポリマー、形状記憶材料、または、他の適切な材料から作ることができる。駆動部材24は、壁18における動きを容易にするために、抗菌剤および/または潤滑材料でコーティングすることができる。他の実施形態では、1つ以上の駆動部材24がルーメン20を通って延びることができることが企図されている。
駆動部材24は、遠位端14近傍の部位から近位側に延び、その近位端でアクチュエータに接続される。駆動部材24の遠位端は、ポート16の近位側、ポート16の遠位側、またはポート16に沿って配置できることが企図されている。アクチュエータは、カテーテル10の近位部に沿って配置され、患者の身体の外部に位置し、そのため、カテーテル10の遠位部をアクチュエータ機構で遠隔的に操作することができ、選択的にポート16を開閉する。駆動部材24がカテーテル本体に出入りする場所では、その場所を封止することができ、流体の漏れおよび感染を防止するように処理される。
駆動部材24を伴う駆動機構を備えたアクチュエータの1つの実施形態が、アクチュエータ50を通る長手方向断面によって図5に示されている。アクチュエータ50は、カテーテル本体12のまわりに配置され、スライドロック機構52と係合可能なハブ62を含む。ハブ62は、スライドロック機構52の一部およびカテーテル本体12を受け入れるための中央の通路64を含む。ハブ62はさらに、遠位テーパ状部68を含み、カテーテル本体12にしっかりと固定される。スライドロック機構52は、手で把持されるかツールで把持されることができる近位部54を含み、スライドロック機構50をカテーテル本体12およびハブ62に対して軸方向に変位させるのを容易にする。スライドロック機構52はさらに、ハブ通路64内に且つカテーテル本体12のまわりに延出する遠位部56を含む。遠位部56は、その遠位端に、駆動部材24の近位端25に係合する係合部材60を含む。
多数の係止面58が、係止部材66と近位部54との間に遠位部56の長さ方向に沿って形成されている。ハブ62は、係止部材66を含み、係止面58に沿った多数の位置の任意の1つで十分な力で係止面58に係合し、スライドロック機構52をハブ62に対して対応する位置で維持する。係止部材66は、十分に弾性があり、そのため、係止部材66は係止面58に沿って動くことができ、ハブ62に対するスライドロック機構52の位置を調整できる。
カテーテル10の壁18は、スライドロック機構52(従って駆動部材24)を、ハブ60およびカテーテル本体12に対して近位側に且つ軸方向で変位させることによって、操作することができる。駆動部材24は、ポート16近傍の壁18の所定部位を引いて、ポート16を開口させる。ポート16は、スライドロック機構52(したがって駆動部材24を)をハブ62およびカテーテル本体12に対して遠位側に且つ軸方向で変位させることによって、閉鎖することができる。係止部材66はスライドロック機構52に係合し、十分な力が加えられスライドロック機構52がハブ62に対して軸方向に変位するまで、ポート16を開位置または閉位置のいずれかに維持する。駆動機構は、1つ以上のばねまたは他の偏倚部材をさらに含むことができ、ポート16を開位置または閉位置のいずれかに維持するのを容易にする。
カテーテル10の駆動機構とともに使用することができるアクチュエータ150の別の実施形態が、図6および図7に示されている。アクチュエータ150は、ハブ162およびスライドロック機構152を含む。スライドロック機構152は、ユーザが把持する近位部154と、ハブ162の通路166内に延びた遠位部156とを含む。駆動部材24は、遠位部156に固定されている。ハブ162は、通路166と連通するように形成された一対の受け部170によって形成された係止面を含む。係止部材158は、遠位部156から受け部170の対応するものの中に延出する。受け部170は、各々が、近位側オフセット部172および遠位側オフセット部174を含む。
ポート16を閉位置に位置させて維持するために、スライドロック機構152は、ハブ162内で遠位側に進み、回転して係止部材158を遠位側オフセット部174に配置する。ポート16を開位置に位置させて維持するために、スライドロック機構152は、ハブ162内で近位側に引かれ、回転して係止部材158を近位オフセット部172に配置する。係止部材158をオフセット部に配置することによって、スライドロック機構152がハブ162に対して軸方向に動くのを防止する。受け部170用のオフセット部を、近位オフセット部172と遠位オフセット部174との間に設けることができ、ポート16の開口の程度の変動、および、カテーテル本体12および駆動部材24の物理特性の経時変化を提供することもまた企図される。
カテーテル10の駆動機構用のアクチュエータ250の別の実施形態が、図8および9に示されている。アクチュエータ250は、ハブ262およびスライドロック機構252を含む。スライドロック機構252は、それから延びた1つ以上の係止部材254を含む。駆動部材24は、スライドロック機構252に固定され、それとともに動くことができる。ハブ262は、カテーテル本体12に係合可能な一対の対応した端部263を含む。ハブ262は、さらに、一対の対応したスロットポート264と、対向するスロットポート264の間に延出する一対の対応した側壁265とを含む。少なくとも1つの受け部266が、側壁265の少なくとも一方を通って延出する。受け部266は、その近位端にオフセット部268を含む。
スライドロック機構252は、側壁265の間に配置され、その間をカテーテル本体12に沿って軸方向に動くことができる。係止部材254は、受け部266内に延出し、それに沿ってスライドロック機構252の運動で動くことができ、これはオフセット部268内に配置するためであり、ポート16を開状態に固定する。第2の遠位オフセット受け部部(図示せず)を設けてポート16を閉状態に固定することができ、オフセット部を受け部266の長さに従って設けて、ポート16の開口、およびカテーテル本体12と駆動部材24との物理的特性の変動に対応することができる。
別の実施形態のアクチュエータ350が、図10および11に示されている。図10および11において、カテーテル10の近位端は、皮膚レベルの下に配置可能なカフ(cuff)40を備えて示されており、カテーテルを患者に維持するのを補助し、カテーテル10のまわりの漏れを防止する。カテーテル10の近位端は、ルアーロックフィッティング(luer lock fitting)42をさらに含む。アクチュエータ350は、チューブ部材352を含み、これを通って駆動部材24が延出する。チューブ部材352は、フィッティング42の遠位部43の側部から横方向へ延出する。ハブ43にもっとも近いチューブ部材352の一部は、プラスチック材料、たとえばシリコーングルーを含み、その中で、駆動部材24のまわりのシールとして作用する。駆動部材24は、チューブ部材352およびプラスチック材料を通って、駆動部材24の近位端で拡大した端部材26へ延びている。端部材26はチューブ部材352に取り付けられており、駆動部材24がチューブ部材352の膨張および圧縮で動くことを確実にする。チューブ部材352は、その長さ方向に沿ってアコーディオン様の形状を含み、壁はそれ自体に畳まれ、チューブ部材352の長さの膨張および収縮を可能にする。チューブ部材352は、各端でグルー接着されるかまたは封止されて、汚染を防止する。
図12〜14は、別の実施形態にしたがったカテーテルの遠位部の様々な図を例示する。カテーテル410は、中央のルーメン420を備えたカテーテル本体412を含む。本体412の遠位端413は、キャップ414で封止され、これは、本体412と一体的であってもよく、または、これに封止的に係合された別個の部材であってもよい。本体412は、ルーメン420のまわりに展開された壁418を含む。壁418は、1つ以上のポート416を含み、これは、カテーテル10に関して上記に論じられたように、細長いスリットまたは谷間(gill)でありうる。
壁418は、流体、たとえば、生理食塩水、空気、ガス、または、他の適切な流体を送出するために、中に形成された膨張ルーメン422をさらに含み、肥大部材428を膨張させる。肥大部材428は、ルーメン420に配置され、図12では、減少したサイズ構成で示され、図13および14では、拡大したサイズ構成で示されている。肥大部材428は、バルーン、バッグ、空気袋、ダイヤフラム、または、拡大し減少するときにポート416を開閉することができる他の装置の形態でもよい。
端キャップ414および遠位端413は、その間にポケット424を画定する。膨張ルーメン422は、ポケット424に流体連通して、それに流体を送出する。膨張チューブまたはステム426が、遠位端413からルーメン420を通って延びている。ステム426は、ポケット424および肥大部材428に流体連通する内部通路を含む。したがって、流体は、膨張ルーメン422を通ってポケット424へ、且つステム426を通って肥大部材428へ移動することができ、肥大部材428を選択的に大きくするかまたは小さくする。
1つ以上のアーム430が、ポート416に隣接する壁部432で肥大部材428と壁418の内側表面419との間に延びている。図14に示されるように、アーム430は、各ポート416の間に設けられている。肥大部材428が拡大するときには、アーム430は、外向きに押して壁418の壁部432を半径方向に変形させ、近傍の壁部432の分離を行い、各ポート416を開口する。例示された実施形態には、3つのアーム430と、3つのポート416と、ポート416の隣接するものの間に3つの壁部432と、が設けられている。
アーム430は、壁部432を拡大した肥大部材428から離間し、血液が開口ポート416を通って肥大部材428のまわりをルーメン420内に流れるための経路を提供する。流体が肥大部材428から除去されるときには、そのサイズは減少し、アーム430は、壁部432を引いてカテーテル本体412に整列配置し、ポート416を閉鎖し、それを通って流れることを防止する。壁部432の隣接する側部の間に正の力をもたらし、ポート416を封止的に閉鎖するために、負圧を肥大部材428に与えることができ、壁部432を半径方向に内向きに引いて互いに接触させる。
ポート416用の他の構成もまた企図されており、その側部に隣接して配置された一対の壁部432を備えた単一ポート416を含む。別の実施形態において、一対のポート416が、本体412の対向する側部に設けられ、一対の壁部432が対向するポート416の間に中心に間隔をおかれている。さらなる実施形態において、隣接するポートの間に配置された対応する数の壁部を備えた、4つ以上のポート416が、企図されている。実施形態の壁部の任意の1つまたはすべてに、壁部と肥大部材との間に延出するアームが設けられてもよい。
肥大部材428を拡大するために流体を送出するための他の構成もまた、企図されている。たとえば、1つ以上のアーム430は、流体を肥大部材428へ送出するために、通路を含むことができる。別の実施形態において、肥大部材428は、拡大ルーメン422に直接流体連通する。
図12〜14のカテーテルの実施形態は、空気圧または油圧の手段を用いて、カテーテル410の壁418を操作して、ポート416を選択的に開閉する。ポート416が閉鎖されているときには、血流がルーメン420に入るのが防止され、ロック溶液がルーメン420に保持されて凝固を防止することができる。
ステム426およびアーム430用の他の変形例もまた企図されている。たとえば、ステム426は、ベローズ、アコーディオン様、または、軸方向に拡大可能且つ圧縮可能であるか他のやり方で軸方向に動くことができてステム426をルーメン420に再配置する他の適切な構成、を含むことができる。アーム430は、ステム426および壁部432に旋回式に接続されたワイヤ形態または他の構造物を含むことができる。ステム426が第1の軸方向構成にあり、壁部432に対して配置されているときには、アーム430は、ステム426と壁部432との間に傾斜して、ポート416を閉状態に維持する。ステム426が第2の軸方向構成に動くときには、ステム426に接続されたアーム430の端がそれとともに動き、アームがステム426に対してより直交して配向されるため、アーム430は、壁部432を半径方向に外向きに押して、ポート416を開口する。
さらに別の実施形態において、アーム430は、その軸に沿ってステム426と壁部432との間に膨張して、壁部432を互いから離して動かし、ポート416を開口する。アーム430は、その軸に沿って折り畳むことができ、壁部432を互いに向けて動かし、ポート416を閉鎖する。この実施形態において、ステム426は、非膨張可能および/または非可動でありうる。1つの形態において、アーム430は、その長さ方向に沿って、アコーディオン様またはベローズ様の構成を含む。別の形態において、アーム430は、バルーン様の構成を含み、少なくとも軸方向に膨張可能であり、また、半径方向に膨張可能でもありうる。
図15および16は、別の実施形態のカテーテルの遠位部を示す。図15では、カテーテルの遠位ポートは閉状態にあり、図16では、遠位ポートは開状態にある。カテーテル510は、第1の壁518によって画定された中心ルーメン520を備えたカテーテル本体512を含む。第1の壁518の遠位端513は、開口可能であり、流体がそれを通って流れることを可能にし、且つ、閉鎖可能であり、流体がそれを通って流れることを防止する。第1の壁518は、1つ以上のポート516を含み、これは、遠位端513へ延出する細長いスリットまたは谷間でありうる。ポート516の隣接するものは、その間を通って延出する壁部519によって分離されている。
第2の壁522は、ルーメン520を通って延出し、第2のルーメン524を形成する。第2のルーメン524は、第2の壁522の遠位端526で開口する。第2の壁522は、多数の端部材528を含み、これらは通常、閉位置に偏倚しており、流体が第2のルーメン524に入るのを防止する。第2のルーメン524の流体からの圧力は、端部材528を互いから離して動かし分離させ、流体がルーメン524から遠位端526を通って脱出するのを可能にする。他の実施形態は、ルーメン524が血流用に使用されないことを企図する。さらに他の実施形態は、カテーテル510がルーメン524なしで設けられることを企図する。
第2の壁522は、そのまわりに、端部材528の近位に形成された肥大部材530をさらに含む。肥大部材530は、ルーメン520に受け取られ、図15に示されるように、折り畳まれた構成または減少したサイズ構成を有し、図16に示されるように、拡大した構成または膨張した構成を有する。第2の壁522は、流体を送出し肥大部材530から除去するために、肥大部材530の内部に流体連通する膨張ルーメン(図示せず)を含むことができる。流体は、生理食塩水、空気、ガス、または、他の適切な流体であってもよく、肥大部材530を膨張または拡大させる。
肥大部材530は、バルーン、バッグ、空気袋、ダイヤフラム、または、膨張または収縮するときにポート516を開閉することができる他の装置の形態でありうる。図15の膨張していない状態のときには、壁部519の隣り合うものは互いに当接し、そのため、ポート516は閉鎖される。第2のルーメン524を流れる流体は、端部材528を分離することによって流体圧力が遠位端526を開口するのに十分である場合に、第2の壁522の遠位端開口を通ってルーメン524を出てもよい。流体がルーメン520内へ進入することが望ましい場合には、流体は、肥大部材530へ送出可能であり、肥大部材530を拡大または膨張させる。膨張するときには、壁部519に作用し、壁518を半径方向に変形し、壁部519が分離するときにポート516を開口させる。
アーム532を、肥大部材530と壁部519との間に設けることができ、これによって壁518の半径方向変形を容易にし、ポート516の機敏な閉鎖を保証し、壁部518が肥大部材530から脱離するのを防止する。アーム532は、壁部519を肥大部材530に取り付ける。1つの実施形態において、肥大部材530と壁部519との間にゼロクリアランスがあり、流体流れは、開口ポート516を通って、遠位端513の近位側に方向づけられる。アーム532には、壁部519の遠位端と拡大した肥大部材530との間の異なる曲率半径にわたるほど、十分な弾力性が設けられる。別の実施形態において、アーム532は、壁518の内側表面と肥大部材530との間の分離を維持し、流体が第1の壁518の遠位端開口を通り且つ隣り合う壁部519の間のポート516を通って流れることを容易にする。
例示された実施形態において、アーム532は、それぞれの壁部519の遠位側に、肥大部材530に接触するように延びている。また、アーム532の1つ以上がルーメン520内に位置することができ、アーム430に関して上記に検討されたように任意の構成を含むことができることもまた企図される。例示された実施形態において、3つのアーム532と、3つのポート516と、ポート516の隣接するものの間に3つの壁部519と、が設けられている。
壁部519は、膨張した肥大部材530から間隔をおいてもおかなくてもよい。肥大部材530が膨張するときには、開口したポート516は、血液がそれを通って拡大した肥大部材530のまわりを流れルーメン520内に入る経路を提供する。流体が肥大部材530から除去されるときには、そのサイズは減少し、壁部519は、互いに整列配置し当接係合するように収縮され、ポート516を閉鎖してポート516を通って流れることを防止する。1つの実施形態において、アーム532は、肥大部材530および壁部519に係合することができ、壁部519を閉状態に引く。アーム532は、肥大部材530が減少したサイズ構成にあるときには、ポート516を確実に閉鎖するのを保証することができる。別の実施形態において、壁部519は、壁518とのリビングヒンジ接続を経由して、閉状態へ向けて、自然に偏倚される。
さらなる実施形態において、アーム532は、アーム532の各々の一方の端で壁部519の遠位端に固定することができ、膨張あるいは収縮される肥大部材530に載置されるまたは浮かぶ(rides or floats)他方の端を含む。さらに別の実施形態において、アーム532は、肥大部材530と壁部519との間でその軸に沿って膨張することができ、壁部519を互いから離して動かし、流体がアーム532へ送出されるときにポート516を開口する。アーム532は、その軸に沿って折り畳み可能であり、壁部519を互いに向けて動かし、ポート516を閉鎖する。この実施形態において、肥大部材530は、非伸張可能(non-expandable)であるかまたは非拡大可能(non-enlargeable)でありうる。1つの形態において、アーム532は、その長さ方向に沿ってアコーディオン様またはベローズ様の構成を含む。別の形態において、アーム532は、バルーン様の構成を含み、少なくとも軸方向に膨張可能であり、半径方向にも膨張可能である。
ポート516用の他の構成も企図されており、これは、その側部に隣接して配置された一対の壁部519を備えた単一ポート516を含む。別の実施形態において、一対のポート516が、本体512の他方の側部に設けられ、一対の壁部519が他方側のポート516の間で中心に間隔をおかれている。さらなる実施形態において、対応する数の壁部を備えた4つ以上のポート516が、隣のポートの間に配置されることが、企図されている。実施形態のいずれかにおいて、1つ以上のアーム532が肥大部材と1つ以上の壁部との間に設けられてもよく、または、アーム532は設けられない。
図15〜16のカテーテルの実施形態は、空気圧または油圧の手段を用いて、カテーテル510の壁518を操作して、ポート516を選択的に開閉する。ポート516が閉鎖されているときには、血流がルーメン520に入るのが防止され、ロック溶液がルーメン520に保持されて凝固を防止することができる。また、ロック溶液はルーメン524に保持され凝固を防止することができる。
図17〜21は、別の実施形態のカテーテル610の遠位部を示す。図17では、カテーテル610の遠位ポートは閉状態にあり、図18では、遠位ポートは開状態にある。カテーテル610は、第1の壁618によって画定された第1のルーメン620を備えたカテーテル本体612を含む。第1の壁618の遠位端613は閉鎖されており、1つ以上のポート616が、第1のルーメン620と連通して第1の壁618に形成される。ポート616群のうち隣り合ったポート616は、その間に展開された第1の壁部619によって隔てられている。ポート616は、壁部619を変形することによって開口可能であり、流体がそれを通って流れることを可能にし、且つ、閉鎖可能であり、流体がルーメン620に流入するかまたはこれから流出することを防止する。1つ以上のポート616は、第1の壁618に沿って遠位端613近傍の場所へ延びた細長いスリットまたは谷間でありうる。
本体612はまた、第2のルーメン624のまわりに展開された第2の壁622も含む。第2のルーメン624は、第2の壁622の遠位端626で閉鎖されている。第2の壁622は、ポート間の壁部637によって隔てられた多数のポート628を含む。ポート628は、通常、閉位置に偏倚しており、流体がそれを通って流れることを防止する。第2のルーメン624の流体からの圧力は、壁部637を互いから離して動かし離間させ、ポート628を開口し、流体がルーメン624からポート628を通って流入、及び流出することを可能にする。
共通壁部625が、ルーメン620、624の間に展開し、これらを分離する。例示された実施形態において、第1および第2の壁618、622は、D字形のルーメン620、624を形成する。他の実施形態は、ルーメン620、624用の他の形状を企図し、たとえば、円形、楕円、多角形、および、不規則な形状を含む。他の実施形態は、ルーメン620、624の間に共通壁部がないことを企図する。むしろ、ルーメンの各々は、別個の壁によって囲まれている。別個の壁は、少なくともカテーテル610の遠位部に沿って互いから隔てられているかまたは分配されている。別の形態において、壁は互いに係合可能であってよく、依然として分配可能であり、所望により壁が互いから隔てられることを可能にする。
第1の壁618は第1の肥大部材629を含み、第2の壁622は第2の肥大部材630を含む。肥大部材629、630は、ルーメン620、624のそれぞれ1つに収容されることができ、図17に示されるように、収縮された構成または減少したサイズの構成を有し、図18に示されるように、膨張または展開された構成を有する。第1および第2の壁618、622の少なくとも一方または共通壁625は、流体を送出し肥大部材629、630から除去するために肥大部材629、630の内部に流体連通する、膨張ルーメン635を含むことができる。流体は、生理食塩水、空気、ガス、または、他の適切な流体であってよく、肥大部材629、630を膨張または展開させる。
膨張ルーメン635を、肥大部材629、630の1つ以上の内部に連通して設けることができ、流体をそれへ送出し且つそれから除去するための経路を提供し、肥大部材629、630のサイズを選択的に拡大し減少する。膨張ルーメン635は、肥大部材629、630の内部の各々の間に延びこれに連通することができ、そのため、肥大部材629、630は、サイズを同時に大きくするかまたは同時に小さくすることができる。他の実施形態は、肥大部材629、630のそれぞれ1つに連通する別個の膨張ルーメンを企図する。膨張ルーメン635は、共通壁625に示されている。他の実施形態は、第1の壁618および/または第2の壁622に1つ以上の膨張ルーメンを企図する。
肥大部材629、630は、バルーン、バッグ、空気袋、ダイヤフラム、または、膨張または収縮するときにポート616、628を開閉することができる他の装置の形態でありうる。図17の膨張していない状態のときには、壁部619、637の隣接するものは互いに当接し、そのため、ポート616、628は閉鎖される。流体は、肥大部材629へ送出されることができ、これを拡大または膨張させる。膨張するときには、壁部619に作用し、第1の壁618を半径方向に変形し、壁部619が分離するときにポート616を開口させる。同様に、流体を肥大部材630へ送出することができ、これを展開または膨張させる。膨張するときには、壁部637に作用し、第2の壁622を半径方向に変形し、壁部637が互いから分離するときにポート628を開口させる。空気圧または油圧の手段を使用して、肥大部材629、630を操作して、ポート616、628を選択的に開閉することができる。ポート616、628が閉鎖されているときには、血流がルーメン620、624に入るのが防止され、ロック溶液がルーメン620、624に保持されて凝固を防止する。
カテーテル610を製作するための1つの方法は、ルーメン620、624の遠位端が初期には開口するように本体612を形成することを企図する。肥大部材629、630は、遠位端開口のそれぞれ1つを通って折り畳まれた状態で挿入されている。次いで、プラグが遠位端開口の各々に配置される。次いで、プラグおよびカテーテル本体の材料は、リフロー(re-flow)されるかまたは他のやり方で封止されて、肥大部材をそれぞれのルーメンに封止する。ピンまたは他の穴形成装置が、単数または複数の壁を通って挿入され、肥大部材の内部と1つ以上の膨張ルーメンとの間に通路を形成する。次いで、穴は、蓋をされるかまたは封止されて、拡大ルーメンおよび肥大部材を封止する。
アーム632、633は、それぞれのポート616、628に沿って壁部619、637に設けることができる。アーム632、633は、形状回復特性を含むことができ、壁部619、637に変形力を解放した後にポート616、628を閉鎖するのを容易にする。アーム632、633は、壁部619、637に包埋されることができ、ワイヤまたは他の曲げ可能部材の形態を有し、これらは、ポートを開口するように変形されたときに壁部619、637とともに動く。アーム632、633用の形状回復特性は、ポート616、628を確実に閉鎖した状態に維持し、ロック溶液または他の流体をルーメン620、624に封じ込めるのを可能にする。アーム632、633用の様々な形態が企図され、ばね鋼、ニチノール、または、他の適切な材料を含む。他の実施形態は、壁部619、637が形状回復特性を備えた材料から作られて、ポートを確実に閉鎖することを企図する。
肥大部材629、630が膨張されるときには、開口ポート616、628は、血液がそれを通って拡大した肥大部材629、630のまわりを流れる経路を提供する。流体が肥大部材629、630から除去されるときには、そのサイズは減少し、壁部619、637は、互いに整列配置し当接係合するように収縮し、ポート616、628を閉鎖して、それを通って流れることを防止する。アーム632、633は、肥大部材629、630が減少したサイズ構成にあるときには、ポート616、628の確実な閉鎖を保証することができる。別の実施形態において、壁部619、637は、壁618、622とのリビングヒンジ接続を経由して、または、壁部619、637の材料特性によって、閉位置へ自然に偏倚される。
ポート616、628用の他の構成もまた企図されており、一対の隣接する壁部の間の単一ポートを含む。別の実施形態において、一対のポートが、それぞれの壁部の対向する側部に設けられている。さらなる実施形態において、4つ以上のポートがそれぞれの壁部に設けられ、対応する数の壁部を隣り合うポートの間に備える。実施形態のいずれかにおいて、壁部は、同一数のポートを有してもよく、または、異なる数のポートを有してもよい。ポートはまた、それぞれの壁に、非長手方向に伸ばしてもよい。
図22〜24を参照すると、本体712および遠位部714を含むカテーテル700の1つのルーメン部710の遠位部が示されている。1つ以上のポート716が遠位部714に沿って設けられ、本体712の壁718を通して延び、ルーメン720に連通する。遠位部714は、その遠位端で、一体型先端またはキャップ719で閉鎖することができ、流体がそれを通って流れることを防止する。例示された実施形態において、各ポート716は、本体712の長手方向軸713に略平行に延びる細長いスリットまたは谷間である。カテーテル700の第2のルーメン部710を、ルーメン710に類似しているルーメン部710に隣り合わせて設けることができることを理解されたい。共に、ルーメン部710は、流体進入用および流体脱出用に別個の流れ経路を提供する。他の実施形態は、ルーメン720を別個の複数のルーメンに分割することができることを企図する。
3つのポート716が壁718に設けられ、これは、中心ポート716aからおよそ90度離れて遠位部714を通って半径方向に延びる。他の実施形態は、1つ以上のポート716を企図し、2つのポート、4つのポート、または、5つ以上のポートを含む。ポートを、遠位部714のまわりに均一に間隔を設けるか、または不均一に間隔を設けることができることも、さらに企図される。遠位部714は、ポート716の間の壁セグメント722、724、726が屈曲するかまたは変形してポート716を開閉することができるように、十分な柔軟性を備えた材料で作ることができる。図22において、遠位部714は、ポート716が閉鎖されている第1の設定または状態にある。閉鎖状態において、壁718は、ポート716を実質的に封止して、流体流れがポート716を通ってルーメン720を出るかまたはこれに入るのを防止することが企図されている。図24において、壁18は、ポート716の1つ以上を開口するように操作されており、ポート716を通ってルーメン720と本体712の外部との間の流体連通を提供する。
壁718の操作は、隣り合う壁セグメント722、724、726を、ポート716に沿って変位させるか変形させることを含むことができる。1つの実施形態において、ポート716は、壁セグメント722、724、726をポート716に沿って変形させ、遠位部714の長さを、第1の変形していない長さからより短い変形した長さへ減少することによって、開口される。ポート716に沿った1つ以上の壁セグメント722、724、726が、膨張するかまたは隣接する壁セグメント722、724、726から分離することができ、ポート716を開口する。壁セグメント722、724、726の変形部位は、ポート716に隣接した壁718のまわりに形成された任意の線維状シースを解き放つことができる。さらに、壁セグメント722、724、726の変形は、ルーメン720を通して任意の必要な血流を流すように十分なサイズを備えたポート716を設けることができる。ポート716が閉鎖されているときには、ポート716に沿った壁セグメント722、724、726は、各ポート716の長さ全体に沿って互いに当接し、十分な力で、ルーメン720と容器構造物との間でポート716を通って流体が流入し流出することを防止する。
ポート716の開閉を容易にし、ポート716を開状態および閉状態に維持するために、駆動機構を設けることができることがさらに企図されている。駆動機構は、カテーテル700の近位端部に隣接するアクチュエータを含むことができ、そのため、アクチュエータは患者の身体の外部に配置され、外科医が容易に近づくことができる。駆動機構は、アクチュエータに連結されカテーテルに沿ってポート716に隣接する場所まで延出する、1つ以上の駆動部材730をさらに含むことができる。1つ以上の駆動部材730は、アクチュエータで可動であるかまたは操作可能であり、壁セグメント722、724、726を操作して、所望のようにポート716を開口するかまたは閉鎖する。
図22〜24において、駆動部材730は、本体712の側壁734に沿ってルーメン732に配置される。丸みを帯びた壁736は、側壁734の他方の側部の間に展開し、追加駆動部材を含むことができるが、例示された実施形態では含んでいない。駆動部材730は、側壁734に包埋されたか、またはこれによって囲繞されたワイヤの形態であってよく、または、側壁734に形成されたルーメンに配置される。駆動部材730を受け取るためのそのようなルーメンは、ステンレス鋼またはニチノールの平らなワイヤコイルによって形成されることができる。駆動部材730もまた、ステンレス鋼、ニチノールまたは任意の適切な材料から作ることができる。駆動部材730は、遠位部714を通って、壁セグメント722、724、726の間を遠位キャップ719まで延びている。駆動部材730は、キャップ719に包まれることができ、キャップ719から引かれることを防止する。
ポート716は、駆動部材730をキャップ719に対して遠位側に変位し、遠位部714を伸ばし、壁セグメント722、724、726を互いに当接係合するように強制することによって、確実に閉鎖される。壁セグメント722、724、726は、遠位部714の実質的にすべての断面積を占有するため、ルーメン720が、本体712に設けられるのと同一のサイズおよび形状で遠位部714を通って運ばれた場合よりも、隣接する壁セグメント722、724、726に沿って且つそれらの間により多くの表面積が設けられて、確実な封止を形成する。ポート716は、駆動部材730を緊張させ、キャップ719と本体712との間に遠位部714を圧縮することによって、開口される。他の実施形態は、ポートが、通常、壁セグメント722、724、276の材料特性および構成によって閉鎖され、たとえば、流体圧力に応答して開口されることを企図している。さらに、壁セグメント722、724、726は、その近位端に、ポート716へ向けて内向きにテーパするテーパ状部729を含むことができ、プロファイルが突然変化せずに、流体がルーメン720からそれへ流れることを容易にする。
図25〜26には、別の実施形態のカテーテル800が示されている。カテーテル800は、ルーメン820のまわりに展開する壁818によって形成された本体812を有する、ルーメン部810を含む。ルーメン820は、本体812の遠位端で開口し、流体流れの進入および/または脱出用のポート816を形成する。カテーテル800は、流体の進入または脱出用に追加ルーメンを提供することができる、1つ以上の他のルーメン部810を含むことができることを理解されたい。
加えて、カテーテル800は、本体812に連結され、図25に示されるように、それに対して開位置から閉位置へ動くことができる端キャップ830を含む。ポート816は、端キャップ830をその閉位置から開位置へ遠位側に変位することによってカテーテル800をその閉位置から変形させることにより、開口することができる。開位置において、キャップ830は、遠位端822から間隔を隔てており、結果としてカテーテル800の長さが変化することになり、そのため、ポート816が開口し、ルーメン820からまたはルーメン820内に、流体が通過することを可能にする。端キャップ830は、本体812と端キャップ830との間に延出する1つ以上の駆動部材834で、本体812に連結される。駆動部材834は、線状部819と丸い凸部821との接合部でまたはそれに隣接して、壁818のワイヤの形態であってよい。各駆動部材834は、壁818に形成されたルーメンに配置することができる。それぞれの駆動部材834を収容するためのそのようなルーメンは、ステンレス鋼またはニチノールの平らなワイヤコイルによって形成することができる。駆動部材834もまた、ステンレス鋼、ニチノールまたは任意の適切な材料から作ることができる。駆動部材834は、壁818のまわりの他の場所に位置することができ、ルーメン部810は、1つ、2つまたは3つの、またはそれ以上の駆動部材834を含むことができる。
端キャップ830は、端キャップ830をポート816へ向けて長手方向軸811に沿って本体812と封止係合するように軸方向に且つ近位側に変位することによって、開位置から閉位置へ動くことができる。駆動部材834は、駆動機構に連結することができ、駆動部材834が、したがって端キャップ830が、軸811に沿って閉位置へ近位側に変位するのを可能にする。ポート816を開口するために、駆動部材834は、駆動機構で遠位側に変位され、端キャップ830を軸811に沿って遠位側に、ポート816および本体812に対して、変位する。端キャップ830は、ポート816を通ってルーメン820内に収容されるのを容易にすることができる、テーパ状近位部832を含むことができる。テーパ状部832は、キャップ830がポート816に対して自動的に中心を合わせるのを可能にし、壁818との封止係合を提供することができる。
次に、図27を参照すると、カテーテル700、800またはここで検討された他のカテーテル実施形態を用いることができる駆動機構900の例が示されている。カテーテル700、800は、近位ハブ902で共に連結されているルーメン部710、810を含む。近位ハブ902は、コネクタ904、906で流体源または他の機器との接続のために2つのルーメン部を分離するY字形を含むことができる。1つの実施形態において、矢印908、910によって示されるように、ルーメン部710、810の一方は、患者の身体へ流体の流れを提供するように設計することができ、他方のルーメン部710、810は、患者の身体からの流体の流れを受け取るように設計することができる。
ルーメン部710、810の駆動部材730、834は、ハブ902に隣接するアクチュエータで連結されることができる。アクチュエータは、第1および第2のスライドボタン912、914を含むことができる。各スライドボタンは、それぞれのルーメン部710、810の1つ以上の駆動部材730、834に連結されている。スライドボタン912、914は、それぞれのルーメン部710、810の駆動部材がルーメン部の壁に沿って動くのを可能にする。別々のスライドボタン912、914は、所望により、近位方向または遠位方向のいずれかに軸方向に動くことができ、駆動機構900とともに用いられるルーメン部710、180に依存して、遠位部714または端キャップ830の対応する独立した遠隔的に起動される運動を生じさせる。そのような運動は、1つ以上の部の選択的な開閉を可能にし、流体がそれを通って流れることを可能にする。
本発明は、図面および前述の説明で詳細に例示され述べられてきたが、これは、例示的なものであるとみなされるべきであり、制限的であるとみなされるべき性質ではない。たとえば、任意の実施形態で、流体流れポートを開閉するために、マイクロモータまたは他の自動または機械的なシステムを含むカテーテル駆動機構が、企図されている。本発明の精神内に入るすべての変形例および修正例は、保護されることが希望される。
本発明の1つの実施形態にしたがった、開ポートを備えたカテーテルの遠位部の斜視図である。 図1のカテーテルの立面図であり、ポートは閉状態にある。 図1のカテーテルの立面図であり、ポートは開状態にある。 長手方向軸を横切って取られた、図1のカテーテルの本体を通る断面図である。 図1のカテーテルを開閉するための1つの実施形態の駆動機構の長手方向断面図である。 別の実施形態の駆動機構の長手方向断面図である。 図6の線7−7を通る断面図である。 別の実施形態の駆動機構の部断面、長手方向立面図である。 図8の駆動機構の一部を備えるハブ部材の立面図である。 ポートが閉状態にあるときの別の実施形態の駆動機構およびその位置の斜視図である。 ポートが開状態にあるときの図10の駆動機構およびその位置の斜視図である。 別の実施形態のカテーテルの遠位部の立面図であり、ポートは閉状態にある。 図12のカテーテルの立面図であり、ポートは開状態にある。 図13の線14−14を通る断面図である。 別の実施形態のカテーテルの遠位部の斜視図であり、ポートは閉状態にある。 図15のカテーテルの遠位部の図であり、ポートは開位置にある。 別の実施形態のカテーテルの遠位部の斜視図であり、ポートは閉状態にある。 図17のカテーテルの遠位部の図であり、ポートは開位置にある。 図17の線19−19に沿った断面図である。 図17の線20−20に沿った断面図である。 図18の線21−21に沿った断面図である。 別の実施形態のカテーテルの遠位部の平面図であり、ポートは閉状態にある。 図22の線23−23に沿った断面図である。 図22の線24−24に沿った断面図である。 別の実施形態のカテーテルの一部の斜視図であり、ポートは開状態にある。 図25のカテーテルの部の断面図である。 別の実施形態の駆動機構を示すカテーテルアセンブリの平面図である。

Claims (36)

  1. 長手方向軸に沿って延びる少なくとも1つのルーメンを画定する本体を備え、前記ルーメンは、流体が流通する通路用であり、前記本体は、患者の血管構造物に配置可能な遠位部と患者の外部に配置可能な近位端との間で延び、前記遠位部は血管構造物に位置し、前記本体の遠位部は、それに沿って延び前記ルーメンの遠位に位置する複数の隣り合った壁セグメントを含み、前記壁セグメントは共に、長手方向軸を横切るルーメンのサイズおよび形状に実質的に対応するサイズおよび形状を有するものであり、複数の前記壁セグメントの隣り合う壁セグメントは、セグメント間にポートを画定し、前記ポートの各々は、流体が前記ポートを通ってルーメンと血管構造物との間に流れることを防止するために隣り合う壁セグメントの当接係合によって形成された第1の閉状態を含み、ポートは、前記壁セグメントの少なくとも1つを変形することによって形成された第2の開状態を含み、ポートの少なくとも1つを開口し、ポートを通して前記血管構造物と前記ルーメンとの間で流体が流れることを許可する、カテーテル。
  2. 前記本体は前記本体の壁に駆動部材を含み、前記駆動部材は前記遠位部を通って延び、前記遠位部の遠位側に位置するキャップに固定される、請求項1に記載のカテーテル。
  3. 前記駆動部材はワイヤであり、前記ワイヤは前記キャップにコイル巻きにされた遠位端を含む、請求項2に記載のカテーテル。
  4. 前記閉状態において、前記駆動部材は、前記本体を緊張させ、隣り合った壁セグメントを互いに当接係合するように偏倚する、請求項2に記載のカテーテル。
  5. 前記開状態において、前記駆動部材は、前記壁セグメントを前記キャップと前記カテーテルの前記本体との間に圧縮する、請求項2に記載のカテーテル。
  6. 前記駆動部材は、前記壁セグメントの間で延びている、請求項2に記載のカテーテル。
  7. 前記複数の壁セグメントは、3つの壁セグメントを含む、請求項1に記載のカテーテル。
  8. 前記壁セグメントおよび前記本体は、各々が、前記長手方向軸を横切るD字形の断面を画定する、請求項1に記載のカテーテル。
  9. 流体が流通する通路用に少なくとも1つの第2のルーメンを画定する第2の本体をさらに備え、前記第2の本体は、患者の血管構造物に配置可能な第2の遠位部と患者の外部に配置可能な第2の近位端との間で延び、前記遠位部は血管構造物に位置し、前記第2の本体の前記第2の遠位部は、第2のルーメンの遠位側にそれに沿って延びる複数の隣り合った壁セグメントを含み、複数の前記壁セグメントの隣り合うセグメントは、近位アクチュエータ機構に連結された駆動部材で開位置と閉位置との間で動くことができるポートをセグメント間に画定する、請求項1に記載のカテーテル。
  10. 遠位端と近位端との間で延びる細長い本体を備え、前記本体は、流体が流通するための少なくとも1つのルーメンを画定する壁を含み、前記本体は、少なくとも1つのルーメンに連通する少なくとも1つのポートを細長い本体の遠位端に含み、さらに、遠位端に端キャップを備え近位端に駆動機構を備え、前記端キャップは、前記ルーメンに沿って前記壁に延びる少なくとも1つの駆動部材を備えた前記駆動機構に連結されており、前記駆動機構は、遠隔的に端キャップを前記ポートから離して開状態へ動かし、流体が前記ポートを通って流れることを可能にするように操作可能であり、前記駆動機構はさらに、遠隔的に、前記本体と封止係合する閉状態となるように端キャップを遠位端へ向けて動かし、流体が前記ポートを通って流れることを防止するように操作可能である、カテーテル。
  11. 細長い前記本体は長手方向軸に沿って延び、前記端キャップは、前記長手方向軸に沿って前記開状態と前記閉状態との間で動くことができる、請求項10に記載のカテーテル。
  12. 前記端キャップは、前記閉状態において前記ポートを通って前記ルーメン内に配置可能なテーパ状近位部を含む、請求項10に記載のカテーテル。
  13. 少なくとも1つの駆動部材は、前記本体の一方の側部に沿った第1の駆動部材と、前記本体の他方の側部に沿った第2の駆動部材と、を含み、前記第1および第2の駆動部材の各々は、前記端キャップと前記駆動機構との間で延びそれらに連結される、請求項10に記載のカテーテル。
  14. 前記駆動部材は、各々が、前記駆動機構のスライドボタンに連結されている、請求項13に記載のカテーテル。
  15. 前記壁および前記ルーメンは、各々が、D字形を画定する、請求項10に記載のカテーテル。
  16. 遠位端と近位端との間で延びた第2の細長い本体をさらに備え、第2の本体は、血液がその間を通って流れるための少なくとも1つの第2のルーメンを画定する第2の壁を含み、第2の本体は、少なくとも1つの第2のルーメンに連通する少なくとも1つの第2のポートを第2の細長い本体の前記遠位端に含み、さらに、遠位端に第2の端キャップを備え、前記駆動機構は第2の本体の近位端にあり、第2の端キャップは、第2のルーメンに沿って第2の壁に延びる少なくとも1つの第2の駆動部材を備えた前記駆動機構に連結されており、前記駆動機構は、遠隔的に、第2の端キャップを第2のポートから離して開状態へ動かして、流体が第2のポートを通って流れることを可能にするように操作可能であり、前記駆動機構はさらに、遠隔的に第2の端キャップを遠位端へ向けて閉状態へ第2の細長い本体と封止係合するように動かし、流体が第2のポートを通って流れることを防止するように操作可能である、請求項10に記載のカテーテル。
  17. 前記駆動部材は、前記駆動機構の第1および第2のスライドボタンのそれぞれ1つに連結され、前記スライドボタンは、前記それぞれの駆動部材および端キャップを前記開状態と閉状態との間で変位させるように動くことができる、請求項16に記載のカテーテル。
  18. 細長い前記本体は、前記駆動機構に隣接する前記細長い本体の前記近位端でハブに結合される、請求項17に記載のカテーテル。
  19. 流体が流通する一対のルーメンを画定する細長い本体を備え、ルーメンの各々は遠位端と近位端との間で延び、ルーメンの各々は、その遠位端に前記ルーメンに連通するポートを含み、さらに、ルーメンのそれぞれ1つの遠位端に一対の端キャップを備え、ルーメンの近位端に駆動機構を備え、端キャップの各々は、それぞれのルーメンに沿って壁に延びる少なくとも1つの駆動部材を備えた前記駆動機構に連結されており、前記駆動機構は、独立して遠隔的に、端キャップの各々をそれぞれの駆動部材でそれぞれのルーメンの前記ポートから離して開状態へ動かして、流体が前記ポートを通って流れることを可能にするように操作可能であり、前記駆動機構は、独立して遠隔的に、端キャップをそれぞれのルーメンの前記ポートへ向けて閉状態へ前記本体と封止係合するように動かして、流体がそれぞれのルーメンの前記ポートを通って流れることを防止するように操作可能である、カテーテル。
  20. 前記駆動機構は、各々が、前記一対のルーメンのそれぞれ1つに連結されている一対のスライドボタンを含み、前記一対のスライドボタンは、各々が、少なくとも1つの駆動部材のそれぞれ1つに係合し、それぞれの端キャップを前記開状態と閉状態との間で動くように操作可能である、請求項19に記載のカテーテル。
  21. 血液が流通する通路用に少なくとも1つのルーメンを画定する本体を備え、前記本体は、患者の血管構造物に配置可能な遠位端と患者の外部に配置可能な近位端との間で延び、遠位端は血管構造物にあり、前記本体は、遠位端に隣接する少なくとも1つのポートを画定する隣り合う複数の壁部を有する壁を含み、少なくとも1つのポートは、血液が前記ポートを通って前記ルーメン内に流れることを防止するために前記壁部の当接係合によって形成された第1の閉状態を含み、前記ポートは、前記壁部の少なくとも1つを半径方向に変形することによって形成された第2の開状態を含み、少なくとも1つのポートを開口し血液が前記ポートを通って前記ルーメン内に流れることを可能にし、前記本体の壁は、少なくとも1つのルーメンを画定し、本体は、第2のルーメンを画定する第2の壁をさらに備え、第1および第2のルーメンは、互い並列して延出びた、カテーテル。
  22. 前記壁は第1の遠位端で終端し、前記第2の壁は第2の遠位端で終端し、第1の遠位端は、第2の遠位端の近位側に間隔を設けた、請求項21に記載のカテーテル。
  23. 第2の壁は、第2のルーメンに連通する少なくとも1つのポートを含み、第2の壁の少なくとも1つのポートは、第2の壁に沿って延び、第1の遠位端の遠位側に位置する、請求項22に記載のカテーテル。
  24. 少なくとも1つのルーメンに隣り合った第1の肥大部材と第2のルーメンに隣り合った第2の肥大部材とをさらに備え、第1の肥大部材は、前記壁を変形し前記壁の少なくとも1つのポートを開口するように拡大可能であり、第2の肥大部材は、第2の壁を変形し第2の壁の少なくとも1つのポートを開口するように膨張可能である、請求項23に記載のカテーテル。
  25. 少なくとも1つのルーメンと第2のルーメンとの間に共通壁をさらに備える、請求項21に記載のカテーテル。
  26. 前記ルーメンは、各々が、D字形部を含む、請求項21に記載のカテーテル。
  27. カテーテルであって、
    血液が流通する通路用に少なくとも1つのルーメンを画定する本体を備え、前記本体は、患者の血管構造物に配置可能な遠位端部と患者の外部に配置可能な近位端との間で延び、前記遠位端部は血管構造物にあり、前記本体は、前記遠位端部に、少なくとも1つのルーメンに連通する少なくとも1つのポートを画定する隣り合う複数の壁部を有する少なくとも1つの壁を含み、少なくとも1つのポートは、血液が少なくとも1つのポートを通って流れることを防止するために前記壁部の当接係合によって形成された第1の閉状態を含み、前記本体は、少なくとも1つのポートに隣り合った肥大部材を含み、前記肥大部材は、少なくとも1つのポートが前記閉状態にあるときには、減少したサイズ構成を有し、前記肥大部材は、膨張構成に膨張させることができ、前記壁部の少なくとも1つを変形し、少なくとも1つのポートを開状態に置いて、血液が少なくとも1つのポートを通って流れることを可能にしており、本体の前記壁は少なくとも1つのルーメンを画定し、前記本体は、第2のルーメンを画定する第2の壁をさらに備え、第1および第2のルーメンが、互いに並列して延びた、カテーテル。
  28. 少なくとも1つのルーメンと第2のルーメンとの間に共通壁をさらに備える、請求項27に記載のカテーテル。
  29. 前記ルーメンは、各々が、少なくとも前記本体の遠位端部に沿って、D字形部を含む、請求項27に記載のカテーテル。
  30. 前記壁は第1の遠位端で終端し、第2の壁は第2の遠位端で終端し、第1の遠位端は、第2の遠位端の近位側に間隔を有する、請求項27に記載のカテーテル。
  31. 第1および第2の遠位端が閉鎖している、請求項30に記載のカテーテル。
  32. 第2の壁は、第2のルーメンに連通する少なくとも1つのポートを含み、第2の壁の少なくとも1つのポートは、第2の壁に沿って延び、第1の遠位端の遠位側に位置する、請求項31に記載のカテーテル。
  33. 第2のルーメンに第2の肥大部材をさらに備え、第2の肥大部材は、第2の壁を変形させ第2の壁の少なくとも1つのポートを開状態にするように膨張可能である、請求項32に記載のカテーテル。
  34. 少なくとも1つの肥大部材は、第1の遠位端と少なくとも1つのルーメンとの間に位置し、第2の肥大部材は、第2の遠位端と第2のルーメンとの間に位置する、請求項33に記載のカテーテル。
  35. 前記壁および第2の壁は、それぞれ前記ポートの1つに隣接して中に包埋されたアームを含み、前記アームは、形状回復特性を含み、前記肥大部材が減少したサイズ構成にあるときには、前記ポートの確実な閉鎖を提供する、請求項33に記載のカテーテル。
  36. 前記本体は、前記肥大部材の各々に流体連通する少なくとも1つの膨張ルーメンを含む、請求項33に記載のカテーテル。
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