JP2008543209A - ハイブリッド基準テクスチャを有するビデオデコーダ - Google Patents

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Abstract

本発明は、コード化された画像が、プログレッシブおよびインターレースでコード化されたマクロブロックを含む可能性が高い、ビデオ信号の画像(P)に対応するビットストリーム(BS)を復号するためビデオデコーダ(DEC)に関する。デコーダは、プログレッシブでコード化されたマクロブロックを復号するための復号ユニット(DEU)と、フレームベースおよびフィールドベースの態様で前記基準画像を表現する特性を有するハイブリッド基準テクスチャ(HRT)を、各基準画像向けに構築するためのハイブリッド基準構築ユニット(HRCU)とを含む。前記ハイブリッド基準テクスチャは、前記復号ユニットによって、インターレースマクロブロックを復号するために使用される。

Description

本発明は、コード化された画像が、プログレッシブおよびインターレースでコード化されたマクロブロックを含む可能性が高い、ビデオ信号の画像に対応するビットストリームを復号するためのビデオデコーダに関する。特に、本発明は、プログレッシブでコード化されたマクロブロックを復号するための復号ユニットを含むデコーダに関する。
“情報技術―オーディオビジュアルオブジェクトのコード化―パート2:ビジュアル、補正1:ビジュアル拡張(Information Technology-Coding of audio-visual objects-Part2: Visual, Amendment 1: Visual extensions)”、ISO/IEC 14496−2:1999/Amd.1:2000,ISO/IEC JTV 1/SC 29/WG 11 N 3056に示されるように、MPEG−4規格は、様々なエンコーダおよびデコーダ間での相互運用性を可能にする、ビデオビットストリームの構文法を定義している。規格は、多くのビデオツールを述べているが、これらの全てを実施することは、ほとんどの応用において、複雑すぎるものとなり得る。利用可能なツールの選択およびエンコーダ/デコーダの複雑さにおいて、より高い柔軟性を提示するために、規格は、さらにプロファイルを定義しており、プロファイルは、特定のツールに限定された構文のサブセットである。
例えば、シンプルプロファイル(SP:Simple Profile)は、全ビットストリーム構文のサブセットであり、MPEG技術において、IおよびP−VOPと、AC/DC予測と、マクロブロックごとに1または4つの動きベクトルと、無制限の動きベクトルと、プログレッシブ画像用の半画素動き補償と、を含む。アドバンスドシンプルプロファイル(ASP:Advanced Simple Profile)は、SP構文のスーパーセットであり、SPコード化ツールを含み、B−VOPと、グローバル動き補償と、インターレース画像と、半画素動き補償で使用されるものとは補間フィルタが異なる1/4画素動き補償と、インターレース画像の処理に専用の他のツールと、を加える。
米国再発行特許第38,564号の文献は、ビデオオブジェクトプレーン(VOP:Video Object Plane)などの、インターレースデジタルビデオ向けの動き推定および補償技術を開示している。現在フィールドのコード化マクロブロックの差分符号化に使用するための、予測値動きベクトルは、周囲のブロックまたはマクロブロックの動きベクトルの中線を用いて得られる。周囲のマクロブロックが、それ自体インターレースである場合、このマクロブロック用の平均の動きベクトルが使用される。この文献は、また、ASPで定義されているような、フィールドコード化マクロブロックの直接復号を可能にする機能が備えられたデコーダを開示している。
それでもなお、インターレース化は、2つの低レベルプロセス、動き補償および逆直接コサイン変換(以下、DCT)を変更する。CPUリソースまたはパワーリソースが限られているいくつかの装置では、ハードウェア加速された機能を使用して、復号動作のいくつかを継続することが、たとえハードウェア加速された装置が準拠した態様での復号動作を行なうことが可能でないとしても、有利な場合がある。これは、結果として復号誤りを発生し、復号誤りは、インターレース画像におけるインターレースマクロブロックの場合、特に不利である。
よって、本発明の目的は、プログレッシブ画像およびマクロブロックを復号するための復号ユニットを使用し、インターレース画像の復号に関る不利な誤りを回避する、ビデオデコーダを提供することである。
このために、フレームベースおよびフィールドベースの態様で前記基準テクスチャを表現する特性を有するハイブリッド基準テクスチャを、各基準画像向けに構築するためのハイブリッド基準構築ユニットを含み、前記ハイブリッド基準テクスチャは、前記復号ユニットによって、インターレースマクロブロックを復号するために使用される、ビデオデコーダが提供される。
よって、プログレッシブ画像を処理可能な復号ユニットに頼り、MPEG−4のケースでは、MPEG−4 SP加速機能に頼る、擬似ASPデコーダが提供される。
実施形態において、前記ハイブリッド基準テクスチャは、ビットストリームに見出されるような、フレーム構造での基準テクスチャと、2つのフィールドを逆インターレース化および抽出することによって得られる、フィールド構造での基準テクスチャと、を含む。
有利なことに、前記ハイブリッドテクスチャは、メモリに格納される。
有利な実施において、前記ハイブリッド基準テクスチャは、反復画素パディングによって拡張され、フィールド構造での基準テクスチャの2つのフィールドは、互いに独立して拡張されている。
実施形態において、前記ハイブリッド基準構築ユニットは、対応するビデオオブジェクトレイヤヘッダにおいて、フラグが、このビデオオブジェクトレイヤ内のコード化画像がインターレースであることを示す値に設定されている場合、画像ベースで活動化される。
本発明は、また、コード化された画像が、プログレッシブおよびインターレースでコード化されたマクロブロックを含む可能性が高い、ビデオ信号の画像に対応するビットストリームを復号するための方法に関し、前記方法は、プログレッシブでコード化されたマクロブロックを復号するための復号ステップを含む。前記方法は、フレームベースおよびフィールドベースの態様で前記基準テクスチャを表現する特性を有するハイブリッド基準テクスチャHRTを、各基準画像向けに構築するためのハイブリッド基準構築ステップを含む、ことを特徴とする。
本発明は、また、コンピュータプログラム製品に関し、コンピュータプログラム製品は、前記プログラムがプロセッサによって実行された際に、上述の復号方法を実施するためのプログラム命令を備える。
本発明は、上述のビデオエンコーダが有利に実施される携帯電話において、MPEG−4およびDivXストリームなどのビデオ規格の再生に適用を見出す。
発明を実施するための形態
本発明の追加の目的、特徴および利点は、以下の詳細な説明を読むことにより、また添付の図面を参照して、明らかとなるであろう。
以下の説明では、当業者に周知の機能または構成は、不用な詳細において本発明を曖昧にするため、詳細には述べないものとする。
コード化においてインターレース画像が用いられる場合、逆DCTは、テクスチャ情報と共に各マクロブロック向けのビットストリーム内に含まれるdct_typeと呼ばれる構文要素で規定されるように、フレームDCTまたはフィールドDCTのいずれかとすることができる。特定のマクロブロックに対して、dct_typeフラグが0に設定されると、マクロブロックは、フレームコード化され、輝度データのDCT係数が、2フィールドからのラインで交互に構成される8×8ブロックを符号化する。このモードは、図1に示されている。2つのフィールドTFおよびBFが、それぞれ、斜線部分と空白部分とで表されている。図1は、フレームDCTコード化後のインターレースマクロブロックMBの8×8ブロックB1,B2,B3,B4のフレーム構造を示している。
特定のマクロブロックに対して、dct_typeフラグが1に設定されると、マクロブロックは、フィールドコード化され、8×8ブロックが1フィールドのみからのデータで構成されるように、輝度データのDCT係数が形成される。このモードは、図2に示されている。図2は、フィールドDCTコード化後のインターレースマクロブロックMBの8×8ブロックB1’,B2’,B3’,B4’のフレーム構造を示している。典型的な逆DCTでは、輝度ブロックB1’B2’,B3’およびB4’は、次いで、フレームマクロブロックへと逆に置換し戻す必要がある。ここで、一般に、特定のマクロブロックに対してフィールドDCTが選択されたとしても、クロミナンステクスチャは、なおもフレームDCTによってコード化されることが想起される。
動き補償は、また、各マクロブロックに対して、フレームベースまたはフィールドベースのいずれかとすることができる。この特徴は、PおよびS−VOPでのマクロブロックにおいて、非グローバル動き補償(GMC:global motion compensation)マクロブロックに対して、field_predictionと呼ばれる構文要素によって規定されている。事実上、グローバル動き補償は、インターレース画像においては常にフレームベースであることに留意すべきである。
field_predictionフラグが0に設定された場合、ノンインターレースの場合と同様に、非GMC動き補償が行われる。これは、1−MVモードでの16×16ブロックに適用される単一の動きベクトル、または4−MVモードでの8×8ブロックに適用される4つの動きベクトルのいずれかで行うことができる。クロミナンス動きベクトルは、常に、輝度動きベクトルから推測される。field_predictionフラグが1に設定された場合、各フィールドに1つずつ、各フィールドの16×8ブロックに適用される、2つの動きベクトルによって、非GMCブロックが予測される。フィールドDCTのケースでのように、予測されたブロックは、動き補償の後に、フレームマクロブロックに置換し戻す必要がある。
さらに、フィールドベース予測は、4:2:0インターレースカラーフォーマットにおける1つのフィールドにのみ対応する、2つのうち1つのクロマラインの置換によって、結果としてクロミナンスブロックに対して8×4の予測を生じ得る。
符号化の間、非GMCマクロブロックでは、フレームおよびフィールドDCTならびにフレームおよびフィールド動き予測を、互いに独立して適用することができる。表1は、GMCマクロブロックを除いたASPストリームのI−、P−およびS−VOP(スプライト(Sprite)VOP)において生じ得る、異なる組合せをまとめている。
Figure 2008543209
図3は、ビットストリームBSを、ビデオ信号の画像Pに復号するためのビデオデコーダDECを概略的に表している。ビットストリームは、プログレッシブおよびインターレースでコード化されたマクロブロックを含む可能性が高い。デコーダDECは、プログレッシブでコード化されたマクロブロックを復号するための復号ユニットDEUを含んでいる。これは、MPEG−4シンプルプロファイル(Simple Profile)復号機能向けのケースであり、この機能は、フレームベース8×8逆DCTのみを再構築し、輝度チャンネルに対して16×16または8×8フレームベースブロックを、クロミナンスのチャンネルに対して8×8ブロックを、動き補償することができる。従って、前記復号ユニットDEUは、表1のマクロブロックタイプ1,3および5のフレームベース構造での復号のみを、直接扱うことができる。
マクロブロックタイプ2,4および8(表1)では、いくつかのフィールドベースDCTを、再構築画像に適用する必要がある。この種の逆DCTは、フレームベース構造でのMPEG−4シンプルプロファイル復号によって復号される場合、結果として、図1bの右側と同様に、単一のフィールドに属する8×8画素の復号されたブロックを生じる。上端の8×8ブロックは、上端のフィールドに対応し、下端の8×8ブロックは、下端のフィールドに対応する。
タイプ2のマクロブロックは、このように復号ユニットDEUによって復号することができ、次いで、再インターレース化ユニットRIUによって再インターレース化して、図2の左側に示されるように、復号されたマクロブロックの最終的なインターレース構造を得ることができる。この技術は、タイプ4および8のマクロブロックに対して、直接適用することはできない。実際には、8×8フィールドベースDCT画素を、同じ“1フィールドのみ”の構造(図2の右側に示されるような)を有する8×8ブロックの動き予測に加える必要があるが、前記復号ユニットDEUは、このような“1フィールドのみ”の動き予測を形成することはできず、それは、復号ユニットDEUは、基準テクスチャからの8×8ブロックの画素のみを、フレームベースの態様で置き換えることができるためである。
よって、タイプ4および8のマクロブロックを復号するために、デコーダDECは、各基準テクスチャRTからハイブリッド基準テクスチャHRTを計算するためのハイブリッド基準構築ユニットHRCUを含む。このようなハイブリッド基準テクスチャHRTが、図4に表されており、ハイブリッド基準テクスチャHRTは、図4の左側に表されるようなインターレースフィールドによるフレームベースの態様のFR−HRTと、フィールドベースの態様のFI−HRTとの両方で基準テクスチャを表現する特性を有し、各フィールドTFおよびBFは、図4の右側に表されるように、他方から独立してアクセス可能である。フレーム構造での基準テクスチャFR−HRTと、フィールド構造での基準テクスチャFI−HRTとで構成される前記ハイブリッド基準テクスチャHRTは、メモリMEMに格納され、前記復号ユニットDEUによってアドレス可能である。
従って、前記復号ユニットDEUは、8×8ブロックの画素を、なおもフレームベースの態様で置き換えることによって、両方のフィールドTFおよびBFから、または1つのフィールドのみから来る画素で、動き予測を形成することができる。実際には、前記ハイブリッド基準構築ユニットHRCUは、基準テクスチャの輝度成分を、フレームベースの態様のFR−HRTで逆インターレース化して、その2つの個別のフィールドTFおよびBFを抽出する。ひとたび分割されると、2つのフィールドTFおよびBFは、基準テクスチャメモリMEM内に、元のフレーム表現FR−HRTの次に配置され、フィールド構造での前記基準テクスチャFI−HRTを形成する。
本発明は、タイプ4および8のマクロブロックを処理することを可能にする。事実上、このハイブリッド基準テクスチャHRTを使用して、マクロブロックの輝度予測を、以下で説明されるように、フレームまたはフィールドモードのいずれかで再構築することが可能となる。
field_predictionフラグの値を考慮し、動きベクトルは、前記復号ユニットDEUによって、前記基準テクスチャHRTの左または右側をポイントしているとみなされる。
基準テクスチャFR−HRTの左側をポイントする8×8動きベクトルを通すことで、復号ユニットDEUは、2つのフィールドTFおよびBFを備える8×8動き予測を形成する。このモードは、例えば、タイプ3および5のマクロブロックに適しており、ここで、復号ユニットDEUは、8×8フレームベース逆DCTを直接加えて、画像を再構築することもできる。基準テクスチャFI−HRTの右側をポイントする8×8動きベクトルを通すことによって、復号ユニットDEUは、1つのフィールドのみから、8×8動き予測を形成する。この最後のモードは、タイプ4および8のマクロブロックに適している。
事実上、タイプ4のマクロブロックに対して、各16×16フレームベース復号動きベクトルが、フィールド構造での基準テクスチャFI−HRTをポイントする4つの8×8動きベクトルに変換される。動き予測は、よって、奇数のフィールドに対する予測を含む2つの8×8ブロックと、偶数フィールドに対する2つの他の8×8ブロックとから成る。タイプ4のマクロブロックに対するDCT係数は、1フィールドのみから来る画素も符号化するので、復号ユニットDEUは、フィールドベース画素の8×8逆DCTを、1つの奇数または偶数のフィールドのみからの関連する画素を含む8×8動き予測に、どのようなフィールド構造不一致もなしに、直接加えることができる。
同様に、タイプ8のマクロブロックに対して、ビットストリームから復号された上端および下端のフィールドベース動きベクトルは、フィールド表現FI−HRTをポイントするように変換される。輝度チャンネルに対する“1フィールドのみ”の動き予測は、“1フィールドのみ”の8×8逆DCTに直接加えることもできる。両方のケースで、復号されたマクロブロックを、前記復号ユニットDEUに接続された再インターレース化ユニットRIUで再インターレース化した後、正しいフレームベースの再構築が得られる。
タイプ7のマクロブロックに対して、同じハイブリッド基準テクスチャHRTを、復号ユニットDEUにより使用して、しかし今度は、両方のフィールドに対して残存画素を同時に符号化するフレームベース逆DCTは直接加えずに、動き予測を形成することもできる。事実上、動き予測は、前記復号ユニットDEU内で残存DCTテクスチャを加える前に、再インターレースユニットRIUによって、フレームベースの構造に再インターレースされる必要がある。
好適な実施形態において、図5に示されるように、ハイブリッド基準テクスチャHRTの各領域が、反復画素パディングPADによって拡張される。よって、フレームベースの基準テクスチャFR−HRTは、各方向に16画素拡張され、パディングPADを構成する。フィールドベース基準テクスチャは、図5に示されるように、フィールドベースのハイブリッド基準テクスチャFI−HRTの各フィールドTFおよびBFに対して独立して、各方向に8画素拡張される。2つの反復画素パディングTPADおよびBPADが、2つのフィールドTFおよびBFのそれぞれに対して、それぞれ得られる。
パディングプロセスは、次の通りである。領域の境界にある各サンプルが、左および右方向に水平に複製され、フィールドベースまたはフレームベースの表現の周りの拡張領域を埋める。次いで、拡張領域内の残りの埋められていない画素が、類似のプロセスによって、しかし垂直方向にパディングされる。この拡張領域でのパディングは、“無制限の動き補償”のMPEG−4ツールをサポートするように設計されており、このツールは、動きベクトルが、基準テクスチャHRT領域の外をポイントすることを可能にする。この場合、動き予測は、最も近い境界から複製された画素を使用する。復号ユニットDEUを通された動きベクトルが、各フレームベースまたはフィールドベース領域の拡張領域を越えてポイントしないように、動きベクトルを切り取ることにより、正しい動き予測が達成される。
本発明は、携帯電話のような携帯装置でのビデオ信号の処理に、特に関連がある。MPEG−4またはDivXストリームを、よって、SP復号ユニットを再使用することによって処理し、ASPストリームを復号することができる。
本発明は、上述の実施形態に限定されず、添付の特許請求の範囲で定義されるように、本発明の要旨および範囲から逸脱せずに、変形および修正が可能であることを理解すべきである。これに関して、以下に結びの注釈が示される。
ハードウェアまたはソフトウェアの単一のアイテムが、いくつかの機能を実行できるという条件で、ハードウェアまたはソフトウェアあるいはその両方のアイテムによって、本発明に係る方法の機能を実施する数多くの方法がある。ハードウェアまたはソフトウェアあるいはその両方のアイテムの組立品が、機能を実行し、これにより、本発明に係るドリフト周波数の処理の方法を修正することなしに、単一の機能を形成することは、除外されない。
前記ハードウェアまたはソフトウェアアイテムは、有線の電子回路を用いるか、またはそれぞれ適切にプログラムされた集積回路を用いるなど、いくつかの態様で実施することができる。
以下の特許請求の範囲におけるどの参照符号も、請求項を限定するものと解釈されるべきではない。動詞“含む”およびその活用形の使用は、いずれかの請求項で定義されるもの以外のどのような他のステップまたは要素の存在も除外しないことが明らかである。要素またはステップに先行する冠詞“a”または“an”は、複数のこのような要素またはステップの存在を除外しない。
図1は、フレームDCTコード化におけるマクロブロック構造を示している。 図2は、フィールドDCTコード化におけるマクロブロック構造を示している。 図3は、本発明に係るビデオデコーダを表している。 図4は、本発明に係るハイブリッド基準テクスチャの再構築を示している。 図5は、ハイブリッド基準テクスチャの構築のための有利な実施の例を示している。

Claims (8)

  1. コード化された画像が、プログレッシブおよびインターレースでコード化されたマクロブロックを含む可能性が高い、ビデオ信号の画像に対応するビットストリームを復号するためのビデオデコーダであって、前記デコーダは、プログレッシブでコード化されたマクロブロックを復号するための復号ユニットを含み、
    前記ビデオデコーダは、フレームベースおよびフィールドベースの態様で前記基準画像を表現する特性を有するハイブリッド基準テクスチャを、各基準画像向けに構築するためのハイブリッド基準構築ユニットを含み、前記ハイブリッド基準テクスチャは、前記復号ユニットによって、インターレースマクロブロックを復号するために使用される、ことを特徴とするビデオデコーダ。
  2. ビデオデコーダであって、前記ハイブリッド基準テクスチャは、ビットストリームに見出されるような、フレーム構造での基準テクスチャと、基準画像内の2つのフィールドを逆インターレース化および抽出することによって得られる、フィールド構造での基準テクスチャと、を含むことを特徴とするビデオデコーダ。
  3. 前記ハイブリッド基準テクスチャは、メモリに格納されることを特徴とするビデオデコーダ。
  4. 前記ハイブリッド基準テクスチャは、反復画素パディングによって拡張され、フィールド構造での基準テクスチャの2つのフィールドは、互いに独立して拡張されている、ことを特徴とする請求項2に記載のビデオデコーダ。
  5. 前記ハイブリッド基準構築ユニットは、前記ビットストリームから復号または推測されたフラグが、どのコード化画像がインターレースであるかを示す値に設定されている場合、画像ベースで活動化される、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のビデオデコーダ。
  6. コード化された画像が、プログレッシブおよびインターレースでコード化されたマクロブロックを含む可能性が高い、ビデオ信号の画像内のビットストリームを復号する方法であって、前記方法は、プログレッシブでコード化されたマクロブロックを復号するための復号ステップを含み、
    前記方法は、フレームベースおよびフィールドベースの態様で前記基準画像を表現する特性を有するハイブリッド基準テクスチャを、各基準画像向けに構築するためのハイブリッド基準構築ステップを含み、前記ハイブリッド基準テクスチャは、前記復号ステップにおいて、インターレースマクロブロックを復号するために使用される、ことを特徴とする方法。
  7. コンピュータプログラム製品であって、前記プログラムがプロセッサによって実行された際に、請求項6に記載の復号方法を実施するためのプログラム命令を備える、ことを特徴とするコンピュータプログラム製品。
  8. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のビデオデコーダを含むことを特徴とする携帯装置。
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