JP2008540240A - 横方向の負荷を低減し、横方向及び縦方向の複合負荷を低減するとともに、移動手段の性能を高めるための可変翼の構想 - Google Patents

横方向の負荷を低減し、横方向及び縦方向の複合負荷を低減するとともに、移動手段の性能を高めるための可変翼の構想 Download PDF

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Abstract

本発明は翼要素(1)の空気力学的特性を適応させる装置に関し、該装置は、ウィングレット(2)を備える。該ウィングレット(2)は、翼要素(1)に対して移動可能に取り付けられ、ウィングレット(2)又はその一部が翼要素(1)に対して回転可能とされ、関連する回転軸(7)が、翼要素(1)のエクステンションの主方向に対して90°とは異なる角度をなす。
【選択図】図1

Description

本出願は、2005年5月19日に提出した米国仮出願第60/682,736号、2005年5月19日に提出した独国特許出願第10 2005 023 117.9号、及び2005年6月21日に提出した独国特許出願第10 2005 028 688.7号の出願日の利益を請求し、その開示内容をここに参照として援用する。
本発明は、空気力学的に効果的な構造要素又は翼要素についての空気力学的特性を適応させるための装置及び方法と、移動手段と、航空機又は移動手段における、翼要素の空気力学的特性を適応させる装置の使用方法に関する。
現代の民間航空機では、ウィングレット(小翼)を用いることが多くなっており、その目的は、翼に生じる抵抗を低減させ、Ca/Cw比を増加させて、抵抗を減らし、燃料消費量を下げることである。
一般的に言うと、ウィングレットは翼端部の剛体構造物であり、気流の方向に対して3つの指定された角度に置かれる空気力学的な外形を有する。ウィングレットの配置は、最も長い時間の飛行状態、すなわち巡航用に設計される。更に、ウィングレットの最大の効果は、巡航中に得られる。これは、大きいマッハ数Ma=0.8、及び約10,000mの巡航高度(該高度に対応する空気の圧力、密度、温度を有する)に対してウィングレットが設計されることを意味する。上昇飛行や、着陸態勢、離陸及び着陸の飛行状態は、上記において考慮されない。
米国特許第5,988,563号明細書及び米国特許出願公開第2004/0000619号明細書は各々、折り畳み可能なウィングレットを開示し、これは、取付軸上で翼に対して回転することができ、飛行中には、折り畳んだ位置と展開した位置との間で移動できる。
ウィングレットにかかる空気力学的な負荷は特に、ヨー角が大きく横方向の突風を受けるとき、極度に大きいため、ウィングレットは、このような負荷状況のために非常にロバスト(頑強)に設計することを要する。ウィングレットから翼要素へと負荷がかかるために、翼要素もまた、それに対応してロバストに設計する必要がある。
国際公開第03/00547号パンフレットには、縦機動に起因する負荷を、ウィングレット上の局所的な操縦面で低減できることが開示され、これらの操縦面を開くことによって、空気力学的な負荷が低減される。
航空機の運転状態に適応可能なウィングレットを有することが、望ましいとされる。
本発明の例示的な実施形態によれば、翼要素の空気力学的特性を適応させるための適応装置が得られ、該適応装置は、ウィングレットを備え、該ウィングレットは翼要素に対して移動可能に取り付けることができるとともに、該ウィングレットは、翼要素に対して回転可能とされ、関連する回転軸と翼要素のエクステンションの主方向との間になす角度が90°とは異なる。
本発明の別の例示的な実施形態によれば、翼要素の空気力学的特性を適応させる方法が提示され、翼要素に取り付けられるウィングレットが、翼要素に対して回転され、関連する回転軸と翼要素のエクステンションの主方向との間になす角度が90°とは異なる。
本発明の更に別の典型的な実施形態によると、上記の特徴をもった装置を有する移動手段が提示される。
本発明の更に別の典型的な実施形態によると、上記の特徴をもつ装置が、航空機で使用される。
本発明の例示的な実施形態に従う、ウィングレットの空間的位置及び運動又は回転は、航空機の本体座標系における3つの角度によって定義できる。角度αは、航空機のx軸に関するウィングレットの位置を示し、この軸は一般に、機体の長手方向の軸に沿って延びる。角度βは、航空機のy軸に関するウィングレットの位置を示し、この軸は一般に、ウィング先端の方向に延び、x軸に対して垂直である。また、角度γは、z軸に関するウィングレットの位置を示し、この軸は一般に、x軸及びy軸と直交する垂直面内に延びる。数学的な明確化の理由で、回転の順序については、例えば、α、β、γと決める必要がある。
このように、yは、左翼の先端部から右翼の先端部まで延び、従って、これは翼要素のエクステンションの主軸を示すことができる。
また、ウィングレットの空間的位置又は回転については、機体座標系、又はオイラーの回転角によって記述できる(Brockhaus: Flugregelung, Springer−Verlag, Berlin, 1995参照)。
角度Φをもつ本構成では、本体のx軸に関する回転が第1とされ、その結果として、y軸及びz軸が新たな空間軸の位置y及びzへと移動する。一貫した指定を目的として、軸xは、xに名称変更される。次いで、新たなy軸に関する角度θの回転により、x軸及びz軸が新たな位置x及びzへと移動する。y軸は、yに名称変更される。最終的に、角度ψの回転は、新たなz軸に関して起こる。z,z,zは上方に向かう軸を具体的に示すことができ、ψはトー角を示すことができる。
本体座標系の定義は、剛体のウィングレットに基づいており、該ウィングレットは、ある軸に沿って翼要素に取り付けられる。この軸は機体から離れて位置する翼要素の端部上に延びるか又は翼要素内を延びる。この取付軸は、本体のx軸として選択できる。それは、翼要素、つまり該翼要素のエクステンションの主軸に対するウィングレットの折り曲げ又は展開の運動を記述する。そして、z軸は、ウィングレットの幾何学的な重心を通って、x軸と直交するように延びる。右手座標系が得られるように、y軸はx軸及びz軸に対して直交する方向に延びる。直角に取り付けられる平らな矩形状ウィングレットを有する、平らな矩形状の翼の場合、x軸及びz軸がウィングレットの面内にあるのに対し、y軸はウィングレットの面に対して直角をなす。この特別な場合に、2つの座標系x,y,z及びx,y,zは同一である。
本発明による装置を用いると、融通性の高い構造の結果として、特に、上向きの軸に関するウィングレットの更なる回転可能性の結果、ウィングレット及び外翼にとって必要な大きさとすべき負荷条件が大幅に軽減され、特に、ヨー角が大きい場合や、横方向の突風及び操縦(例えば、急激なヨーイング運動及びローリング運動)の場合に負荷が低減され、よって、ウィングレットを空気力学的に有利な方法で設計できる。ヨー角に応じて、ウィングレットが機体軸に対してそれ自身を回転可能に位置調整でき、例えば、気流の方向において、又は、飛行方向において、帆が風の方向に位置調整されるのと同様に調整できる。こうして、ウィングレットをかなり大きく設計でき、同時に、負荷の低減により、ウィングレット及び翼要素を、より軽量に設計できる。有利な空気力学的な設計は、重量の減少と相俟って、特に、航空機の燃料消費量の大幅な低減をもたらし、航空機全体の経済性を大いに高める。
更にまた、ウィングレットについての柔軟な設定上の選択肢によって、翼の捩じれを直接的に制御できるようになる。折り畳まれ、また展開されるウィングレットによって、翼の曲げに影響を与えるという選択肢に加えて、利用可能な1つの選択肢があり、この選択肢は多くの場合、更に重要であり、翼の捩じれに直接的な影響を及ぼす。このように、あらゆる飛行状況において、抵抗を最小限に抑え、その結果、更に燃焼消費量を抑制することができ、これは、航空機工学における重要な最適化の可能性の1つを提起する。
ウィングレットの大きな柔軟性及び自由な動きのオプションの結果、更に、最適な揚力分布を各飛行状態において達成できる。ウィングレットを展開し又は折り畳むことにより、そしてトー角を理想的に設定し、及び/又は、y軸に関してウィングレットを回転させることによって、着陸態勢での揚力係数を増加でき、巡航中はウィングレットを折り曲げて、空気力学的に小さな抵抗に設定できる。巡航の場合、ウィングレットは、航空機の座標系に関して、例えばα=5°、β=15°、γ=4°に設定できる。
本発明の別の例示的な実施形態によれば、ウィングレットは、翼要素における取付軸に対して、回転可能に取り付けることができる。翼の捩じれを制御することに加えて、上記のことは、翼の曲げを更に制御して、これを様々な空気力学的負荷状況に適応させるという選択肢を与える。
本発明によるウィングレットは、翼要素に対し、1つ、2つ、又は3つの回転軸に関して回転可能とされる。このような柔軟性の高さにより、翼要素の空気力学的特性についての高度な適応、又は、多くの様々な動作状態、例えば、離陸状態、着陸状態、巡航状態に対する航空機の高度な適応が可能となる。
本発明に係る更に別の例示的な実施形態によれば、ウィングレットは、該ウィングレットの本体座標系におけるy軸に関して、回転可能に取り付けられる。特に、180°の回転角に亘る二面のウィングレット、つまり翼の上下における同一又は異なる面を備える場合、翼に生じる曲げモーメントを大幅に低減できる。
ウィングレットをこのように回転自在な状態で翼要素に対して可動に取り付けることにより、該ウィングレットが自由度2又は3で移動できるようになる。ウィングレットは機体の方向へと内側に向けて折り曲げられるだけでなく、翼要素のエクステンションの主方向に対し、ある角度をなすことができ、この角度は基本的に90°とは異なっており、及び/又は、ウィングレットはその本体座標系におけるy軸を中心に回転できる。こうして、ウィングレットは、航空機の様々な動作状態に対して、より良好に適応できる。様々な負荷状況を反映させるために、ウィングレットをこのように調整することにより、理想的な空気力学的条件を得て、これと同時に、ウィングレットにかかる空気力学的な負荷を著しく低減することができる。
更に、ウィングレットについての様々な回転の選択肢は、航空機の後方乱気流特性に影響を与えるために用いられる。
別の例示的な実施形態では、装置が翼要素を更に備える。本発明によるウィングレットは、例えば航空機の翼端、風力発電機、風車、移動手段における任意の所望の構成部品において気流に曝される部品に使用できる。また他の応用も、勿論可能である。
別の例示的な実施形態によると、装置は、翼要素とウィングレットとの間の(空気力学的に好ましくない)如何なる間隙をもカバーするために、翼要素とウィングレットとの間に、空気力学的なフェアリング要素を備える。こうして、空気力学的な損失を回避できる。
別の例示的な実施形態によると、装置は1つ以上のサスペンション要素を備え、該要素を用いて、ウィングレットが翼要素に取り付けられる。
別の例示的な実施形態によると、1つ以上のサスペンション要素を制御可能に設けることで、ウィングレットが様々な自由度の範囲内で回転できる。サスペンション要素を制御可能に動かせるように、該サスペンション要素を設けるためには、別の例示的実施形態によれば、少なくとも1つのサスペンション要素が、駆動されるスピンドルによって、例えば電気モータを用いて動かされる。
別の例示的な実施形態によると、装置は更に、ウィングレット及び/又はサスペンション要素を動かす駆動装置を備える。本構成において、駆動装置は、電気式駆動装置、油圧式駆動装置及び/又は圧電式駆動装置から成ることができる。更に、活性物質、特に圧電セラミックスを用いることができる。
装置に係る別の例示的な実施形態によれば、ウィングレットが上部と下部に分かれており、ウィングレットの上部及び/又は下部が可動とされる。本構成では、上部又は下部が、僅かに、又は顕著に外を向いて突出するように設計できる。同じことは、機体軸の方向における傾斜にも当てはまる。例えば、翼要素の上下に延びるウィングレットにおいて、上面部のみ、又は底面部のみが移動可能とされる。
別の例示的な実施形態によれば、ウィングレットが3つの部分に分かれており、つまり上側部分、下側部分及び外側部分を有し、その少なくとも1つの部分が移動可能である。別の例示的な実施形態によれば、これらの部分の各々を、更に幾つかの下位部品に分けることができ、各々の下位部品自体を移動可能にできる。更に、別の例示的な実施形態によれば、ウィングレットに加えて、また、翼要素の一部又はウィングレットを含む翼要素全体を、回転可能とすることができる。
方法に係る別の例示的な実施形態によれば、ウィングレットの回転が、機搭載のコンピュータ装置により制御される。本構成において、機搭載のコンピュータ装置は、測定した航空機データ、例えば飛行高度、気流の方向、取付角、気圧、温度等に基づいて、ウィングレットを制御できる。
方法に係る別の例示的な実施形態によれば、搭載コンピュータ装置は、調整装置を介してウィングレットの運動を制御できる。機搭載のコンピュータ装置又は調整装置は、例えば様々なパラメータの如何なる変化にも応答し、これに従って、自動的にウィングレットを設定する。調整については、一律でもよく、又は個々の航空機データに対して適応可能とすることもできる。また、特定の動作状態(例えば、離陸状態、着陸状態、巡航状態)を、ウィングレットの位置調整用の基準として使用できる。
方法に係る例示的な実施形態によれば、ウィングレットは、如何なる翼の捩じれをも制御し、及び/又は、翼の曲がりを制御することで、翼形を空気力学的に最適化できる。
本発明の更に別の例示的な実施形態によれば、上記の特徴をもつ装置を有する風力発電機又風車が得られる。
装置に関連する実施形態はまた、方法及び移動手段並びにそれらの使用法に関連し、その逆もまた同様である。
本発明による装置及び方法を用いると、航空機における如何なる動作状態をも反映したウィングレットの有効な設定上のオプションが、上記のように達成可能となり、その結果、ウィングレット及び翼要素にかかる空気力学的な抵抗及び重量を決定する負荷を低減できる。従って、ウィングレット、翼、そして翼からの胴体への移行部については、より重量を節減し、燃量消費量を大幅に低減させるように設計できる。こうして、航空機の経済性を、大いに向上させることができる。
以下では、本発明を更に説明するとともに、より深く理解するために、典型的な実施形態について、添付図面を参照しながら更に詳細に説明する。
各図における同一又は同様の構成要素は、同じ参照符号を有する。
また図面中の図形は概略的なものであって、正確な縮尺ではない。
図1は、ウィングレット2と翼要素1、そして、航空機の機体座標系7a及びウィングレットの本体座標系7bを概略的に示す平面図である。更に、翼要素1のエクステンション6の主軸及び回転角Φをもつウィングレットの回転軸7を示す。これは、オイラー角の慣例に従う、第1の回転軸7である。x軸に関する回転により、ウィングレット2は、これを展開するか又は折り畳むことができる。矢印8は、ウィングレットの局所的なヨー角での飛行時における、局所的な気流の方向を示す。例えば、ウィングレットがオイラー角度Φ及びθをもって回転しない場合、軸x、x及びxが同一であり、同様にy、y、及びyが同一であって、z、z、及びzが同一である。局所的な気流方向におけるz軸についての回転は、空気力学的な負荷の減少を直接的にもたらし、よってウィングレットへの全負荷の低減につながる。
図2は、本発明の例示的な一実施形態に従って、ウィングレットを航空機の動作状態に適応させる装置を示す。更に、ウィングレットの本体座標系が、回転軸を定めるために導入される。x軸に関する回転角Φの回転によって、ウィングレットは、垂直位置から新たなフラップ位置に至る。こうして、本体座標系は、新しい軸x、y、zへと移動する。
軸又はy軸に関する回転によって、様々な飛行状態又は様々な空気力学的な負荷状況に必要とされる設定を自由に選択できるようになる。
明確化及び自明性のため、図面には、y軸に関する回転を示しておらず、よって、x=x、y=y、z=zである。つまりz軸に関するトー角ψの回転だけを示している。y軸及びz軸に関する回転の説明については、図1及び2に基づいて明白である。
装置は、翼要素1と、ウィングレット2と、少なくとも1つのサスペンション要素3(図4参照)と、を備える。ウィングレット2は、サスペンション要素3を介して翼要素1に取り付けられる。図1による装置は、ウィングレットが3つの(空間的な)軸を中心に回転できる様子を示す。こうして、ウィングレット2は、飛行状態での局所的なヨー角に適応できる。トー角の適応(本体座標系のz軸に関する回転)及びy軸に関する回転により、(ヨー角での飛行や、大きなロール及びヨーの期間、更に、複合したロールとヨーの期間に)ウィングレット2の有効表面を変える(特に減少させる)ことができ、この有効表面は、気流の横方向成分による影響を受け、特に、ウィングレット2や外側の翼1において、結果的な横力及び曲げモーメントが減少する。トー角や、y軸に関する回転を変更し、x軸についてウィングレットを折み曲げ又は展開させることにより、ウィングレット2の表面、つまり、飛行方向における空気力学的に有効な表面積が変化する。
図3は、x軸、つまり取付軸に関するウィングレットの動きを示す。トー角の設定可能性と併せて、如何なる与えられた飛行状態にも揚力特性を最適に設定できるようになる。巡航中、すなわち高度が高く、高速の場合に、ウィングレット2’はこのように、抵抗を低減させるために折り込むことができる。空気力学的な状態及び飛行状況に応じて、すなわち、横滑り中、上昇中、降下中、又は強い横風の中で、ウィングレット2’’は、これに対応した中間的な位置をとることができる。低速時、特に着陸態勢の間、大きな揚力係数が望ましいとされ、ウィングレット2’’’は、翼の表面積を大きくするために展開できる。
図4は、ウィングレット2を翼要素1に取り付ける1つの選択肢を示す。図示した、少なくとも1つのサスペンション要素3は、翼要素1をウィングレット2に接続する。回転軸5を介して、例えば、トー角は、各種の負荷状況に対して所期の方法で設定できる。同時に、サスペンション要素3は、ウィングレット2が更に、取付軸(ウィングレットの本体座標系におけるx軸)及びy軸に関して回転できるように、関節での連接状態にて取り付けることができる。取付軸に関する回転によって、ウィングレットは航空機の胴体に対して折り曲げられ、そして展開することができ、これは、図2において翼とウィングレットとを組み合わせた正面図に示している。
図5は、ウィングレット2を制御する1つの選択肢を示す。本構成では、上に向かう軸5、y軸及びx軸に関するウィングレット2の回転が、駆動モータによって実現され、該駆動モータは、所期の方法でスピンドル4を引き込み、またこれを伸ばす。このように、例えば、ウィングレット2は、その上向きの軸5を中心に回転する。その取付軸、そして、y軸に関するウィングレット2の回転については、駆動される関節型のサスペンション要素3によって可能となる。
図6は、矩形状ウィングレットのエクステンションの主方向における曲げモーメントの勾配10a、11aを示し、4°のトー角をもつ場合の変化10aとこれがない場合の変化11aを示している。横座標は、ウィングレットが翼へと移行する部分からウィングレットの先端部までのウィングレット長lに対する、ウィングレット上の位置zを%で示し、また、縦座標はそれぞれの位置z/lに対する曲げモーメントの大きさを%で示す。欧州耐空性基準JAR25に従うヨー角操縦の場合、4°のトー角変化が、曲げモーメントの勾配に顕著な減少をもたらす。これにより、ウィングレットの構造重量についての、上記に対応する大幅な減少がもたらされる。
JAR25のヨー角操縦に関して、図7は、翼の外側領域におけるエクステンションの主方向での曲げモーメントの勾配を示しており、4°のトー角変化をもつ場合10bとこれをもたない場合11bのウィングレットが上記外側領域に繋がる。横座標は、翼上での位置yF,P、つまり外側領域においてウィングレットへの移行部分までの翼長lに対する位置を%で示し、また、縦座標は曲げモーメントの大きさを%で示す。トー角の変化がまた翼への負荷を大幅に低減できることが明らかになる。
図8aは、別の実施形態を示しており、ウィングレットが上向きの部分(2a)及び外側を向いた部分(2b)を備える。明確化のため、y軸に関する回転のみを示す。従って、本体座標系x,y,zは、新たな座標系x,y,zに移る。局所的な方向8に対応した翼要素1の取付角が大きい場合、y軸に関する回転は、ウィングレット及び翼の曲げモーメントの大幅な減少をもたらす。上側部分は、y軸に関する回転中に、前方を向く間隙が生じないように保証する。
図8b及び図8cは、3つの部分をもつウィングレットの設計を示す。図8aと比較した場合に、上部2aが下部2cへと続いている。こうしてy軸に関する回転中、前部と後部における翼とウィングレットとの移行部の両方で、間隙の形成を防止できる。図8bでは、上部2a及び下部2cが、外側部分2bと一緒に回転する。図8cでは、外側のウィングレット部2bだけが回転する。
ウィングレットと翼との移行部、ウィングレットの上部と外側部分との間の角度、そしてウィングレットの部分の幾何学的設計(曲率、翼形厚さ、湾曲等)については、あらゆる飛行状態を考慮して、最適な空気力学的特性及び負荷特性、そして最小の燃料消費量及び最適な経済性を実現するように選択できる。
このために、ウィングレットには、回転オプション部品を更に設けることができる。更にまた、ウィングレットは、別の回転可能な部分によって補うことができる。
実際上の適用において、回転運動は常に、順次的でなく同時に実行できる。
本装置では、トー角、機体に対するウィングレット2のフラップ位置、及び/又はy軸に関する回転を、測定した飛行状態データ、例えば、飛行高度、ヨー角、取付角、ロール角度、飛行速度、片揺れ角等に基づいて、機搭載のコンピュータにより制御できる。よって、例えば、空気力学的な如何なる限界負荷にも自動的に対処でき、ウィングレットの空気力学的な有効表面積を低減できる。
なお、「備える」という語は、その他の要素又はステップを排除せず、また、「1つの」は、複数を排除しないことを指摘しておく。更に指摘すべきことは、前記実施形態の1つを参照して述べた特徴又はステップが、他の前述の実施形態の異なる特徴又はステップと組み合わせて使用できることである。請求項における参照符号は、限定の意味に解すべきでない。
本発明の例示的な一実施形態による、移動可能に取り付けたウィングレットを有する翼要素の概略図である。 本発明の例示的な一実施形態による、移動可能に取り付けたウィングレット及びその回転軸を有する翼要素の概略図である。 本発明の例示的な一実施形態による、移動可能に取り付けたウィングレットについて様々な位置を示す概略図である。 本発明の例示的な一実施形態による、サスペンション要素の概略図である。 本発明の例示的な一実施形態による、制御可能なサスペンション要素の概略図である。 4°のトー角変化をもつウィングレットに沿った曲げモーメントについて、その勾配の低減が達成されることを示す図である。 ウィングレットのトー角変化により引き起こされる、翼に沿った曲げモーメントの勾配の低減を示す図である。 2つの部分を含む回転可能なウィングレットを示す概略図である。 3つの部分を含む回転可能なウィングレットを更に示す概略図である。 3つの部分(そのうちの1部分が回転可能とされる)を含むウィングレットを更に示す概略図である。

Claims (23)

  1. 翼要素(1)の空気力学的特性を適応させる適応装置であって、
    ウィングレット(2)を備え、
    前記ウィングレット(2)が前記翼要素(1)に対して移動可能に取り付けられ、
    前記ウィングレット(2)は前記翼要素(1)に対して回転可能とされて、関連する回転軸(7)と前記翼要素(1)のエクステンション(6)の主方向との間になす角度が90度とは異なる、適応装置。
  2. 前記ウィングレット(2)が、前記翼要素(1)に対し、取付軸(7)に関して回転可能に取り付けられる、請求項1に記載の装置。
  3. 前記ウィングレット(2)が、2つ又は3つの回転軸上で前記翼要素(1)に対して回転可能である、請求項1又は2に記載の装置。
  4. 翼要素(1)を更に備える、請求項1から3のいずれか1項に記載の装置。
  5. 前記翼要素(1)とウィングレット(2)及び/又はウィングレット(2)の部分(2a、2b、2c)との間に空気力学的なフェアリング要素を更に備える、請求項1から4のいずれか1項に記載の装置。
  6. 前記ウィングレット(2)を前記翼要素(1)に取り付けるための少なくとも1つのサスペンション要素(3)を更に備える、請求項1から5のいずれか1項に記載の装置。
  7. 少なくとも1つの前記サスペンション要素(3)が制御可能に移動できる、請求項6に記載の装置。
  8. 少なくとも1つのサスペンション要素(3)が、駆動されるスピンドル(4)を用いて移動可能とされた、請求項6又は7に記載の装置。
  9. ウィングレット(2)を移動させる駆動装置を更に備える、請求項1から8のいずれか1項に記載の装置。
  10. 前記駆動装置が、電気式駆動装置、油圧式駆動装置、圧電式駆動装置、及び活性物質、特に圧電セラミックスから成る群より選択される、請求項9に記載の装置。
  11. 前記ウィングレットが、上部(2a)及び下部(2c)に分けられ、ウィングレットの前記上部(2a)及び下部(2c)のうちの少なくとも1つが移動可能とされた、請求項1から10のいずれか1項に記載の装置。
  12. 前記ウィングレット(2)が上部(2a)、下部(2c)、外側部分(2b)を備え、1つの以上の部分(2、2a、2b、2c)が移動可能に設計された、請求項1から11のいずれか1項に記載の装置。
  13. 1つの以上の部分(2、2a、2b、2c)が複数の下位部分に分けられ、その少なくとも1つの下位部分が移動可能に設計された、請求項11又は12に記載の装置。
  14. 前記ウィングレット(2、2a、2b、2c)に加えて、前記翼要素(1)の一部又は翼要素(1)全体が、前記ウィングレット(2、2a、2b、2c)を含んで、回転可能に適応される、請求項1から13のいずれか1項に記載の装置。
  15. 翼要素(1)の空気力学的特性を適応させるための方法であって、前記翼要素(1)に取り付けられたウィングレット(2)を、前記翼要素(1)に対して回転させ、関連する取付軸(7)と前記翼要素のエクステンション(6)の主方向との間になす角度が90°とは異なるようにした方法。
  16. ウィングレット(2、2a、2b、2c)の回転を、搭載コンピュータ装置によって、測定された航空機データに基づいて制御する、請求項15に記載の方法。
  17. 搭載コンピュータ装置が、前記ウィングレット(2、2a、2b、2c)の回転を調整するように適応された調整部を備える、請求項16に記載の方法。
  18. 前記調整部が適応型の調整部として設計され、複数の飛行パラメータ及び航空機パラメータに適合される、請求項17に記載の方法。
  19. 前記ウィングレット(2、2a、2b、2c)を用いて、翼の捩じれを制御する、請求項15から18のいずれか1項に記載の方法。
  20. 前記ウィングレット(2、2a、2b、2c)を用いて、翼の曲がりを制御する、請求項16から19のいずれか1項に記載の方法。
  21. 請求項1から13のいずれか1項に記載した、翼要素(1)の空気力学的特性を適応させる適応装置を備えた移動装置。
  22. 前記移動装置が航空機である、請求項21に記載の移動装置。
  23. 航空機において、請求項1から13のいずれか1項に記載した、翼要素(1)の空気力学的特性を適応させる適応装置を使用する方法。
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