JP2008540009A - シャワーカーテンに開口を設けることなく着脱自在に装着可能な重し装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は、シャワーカーテンが垂直状態に保持され、シャワーを浴びているユーザーにまとわりつくことがないようにするために、シャワーカーテンに開口を設けることなく着脱可能に装着可能な重し装置に関する。この装置は、2つの部分のみからなり、第1の部分は重しをなし、かつ開口2を有する。カーテン4の一部が、長寸の部材をなす係止部材3と共に、開口2を通過するようにする。次に係止部材3の軸線が、開口2に対して直交するようにして、係止部材3が、その長さが開口2の対応する直径よりも大きいことから、開口2から抜き出ないようになる。複数の重し装置をカーテン4の下部に沿って装着し、重量を均等化し、所要の重みを付加することができる。
【選択図】 図1
【選択図】 図1
Description
本発明は、シャワーカーテンが垂直状態に保持され、シャワーを浴びているユーザーにまとわりつくことがないようにするために、シャワーカーテンに開口を設けることなく着脱自在に装着可能な重し装置に関する。
シャワーカーテンが垂直状態に保持されずに、シャワーを浴びているユーザーにまとわりつくこと等の問題を解決する一般的な方法としては、従来のシャワーカーテンに代えてシャワーブース或いはシャワーボックスを用いることである。これは有効な解決方法であるが多大のコストを要する。
ここで提案されている解決方法は、経済的であって、既存のシャワーカーテンを交換することを必要としない。この解決方法には汎用性があり、様々な形式のカーテンに適用することができる。
この装置は極めて単純であって、2つの部分のみからなる。第1の部分は重しをなし、かつ開口2を有する。第2の部分は長寸の部材からなり、それを外囲するカーテン4の部分と共に、前記開口2を通過させ、次に係止部材3を、その軸線が開口2に対して直交するようにして、係止部材3が、その長さが開口2の対応する直径よりも大きいことから、開口2から抜き出ないようにする。
複数の重し装置をカーテン4の下部に沿って装着し、重量を均等化し、所要の重みを付加することができる。
以下に添付の図面を参照して本発明について詳細に説明する。
この装置は極めて単純であって、2つの部分のみからなる。第1の部分は重みを与える部分をなす。第1の部分は重し1と呼ばれ、開口2を有することを特徴とし、ねじやナットと共に用いられるワッシャーのような形状を有するものであって良い。開口2を有するものであれば、それ以外の形状を有するものであって良い。しかしながら、円盤状のものであれば、角が無く、カーテン4が裂ける等の問題を回避することができる。
中心に開口2を有することにより、重し1の質量が均等に分布し、重し1が、カーテン4に取り付けられたときに、その質量のために動き回るのを回避することができる。
重し1は重量を有することによりその機能を発揮し得るものであることから、好ましくは、ステンレス鋼、その他の金属のように、大きな質量を有するものからなると良い。
第2の部分は、バー3と呼ばれ、アイスキャンディーのバーのような棒状のものであって良い。その大きさは、次のような基準により定めると良い。即ち、少なくとも1つの方向について、バー3の長さが、重し1の開口2の直径よりも大きく、少なくとも1つの方向について、バー3の幅が、重し1の開口2の直径よりも小さい。
バー3としては、枚挙しきれないほど様々な長寸形状のものを利用することができる。非限定的に、以下のものを列挙することができる。アイスキャンディーのバーのような棒状体。蝶ネクタイ状の棒状体。両端が丸められた円筒体。8の字状に折り曲げられた金属ロッド。楕円状に折り曲げられた金属ロッド。
これらの部分の係合方法は、シャツのボタンを留めるのと同様に行われる。この装置をカーテン4に取り付けるのは極めて簡単であって、ほんの数秒を要するのみである。先ず、図1に示されるように、カーテン4を、重し1とバー3との間に位置するようにし、好ましくは、重し1がカーテン4の外面側に、バー3がカーテン4の内面側に位置するようにする。
次に、図2に示されるように、バー3を、それを外囲するカーテン4の部分と共に、重し1の開口2内に突入させる。バー3は、図3に示されるように、開口2内に挿入され、他方の側から抜き出された後、図4に示されるように、バー3の軸線が、開口2の軸線に直交するようにする。
その結果、カーテン4は、両部分間に挟み込まれ、重し1が、バー3と共に固定された状態に保持される。これは、バー3の長さが、開口2の直径よりも大きいからである。また、バー3を開口2内に挿入し得るためには、バー3の幅が、重し1の開口2の直径よりも小さくなければならない。
この重し装置は、カーテン4の装着部分のみに、局部的に重量を付加する。従って、重量を均等化し、所要の重みを付加するためには、カーテン4の全幅に渡って取り付けると良い。図5に示されるように、カーテン4の下部に沿って、互い違い配置或いは千鳥配置とすることにより、特に効果的な結果が得られる。
商業的な目的に於いて、審美的な理由により、特定の機能とは関係なく、意匠的な目的で、予めカバーを重し装置に装着しておくこともできる。この場合の重し装置に装着されるカバーは、限定されない様々な態様をもって、重し装置に対してクリップや弾性変形を利用した係合により留め付けることができる。
本発明に基づく装置は、シャワーカーテンやバスルームカーテンの重量を付加するのに適しているが、住宅用カーテン、劇場のカーテン、あらゆる形式の帆、被服或いは服飾用の布などを含む様々な用途にも適用することができる。
1 重し 2 開口
3 バー(係止部材) 4 カーテン
3 バー(係止部材) 4 カーテン
Claims (9)
- シャワーカーテンに開口を設けることなく着脱自在に装着可能な重し装置であって、
重し1と、それをカーテン4に装着するための係止部材3とからなる2つの部分を有することを特徴とする重し装置。 - 前記重し1が、カーテン4が裂けることのないように角が無く、開口2を有するワッシャー状の形状をなし、前記係止部材3が、カーテン4の一部に覆われた状態で、前記開口2に突入可能な形状をなすことを特徴とする請求項1に記載の重し装置。
- 前記重し1が、ステンレス鋼、その他の金属のように、大きな質量を有するものからなると共に、平板状をなすことを特徴とする請求項2に記載の重し装置。
- 前記係止部材3が、少なくとも1つの方向について、その長さが、重し1の開口2の直径よりも大きく、少なくとも1つの方向について、その幅が、重し1の開口2の直径よりも小さいような形状をなすことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の重し装置。
- 前記係止部材3が、氷菓子のバーのような棒状体、蝶ネクタイ状の棒状体、両端が丸められた円筒体、8の字状に折り曲げられた金属ロッド及び楕円状に折り曲げられた金属ロッドから選択された形状をなすことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載の重し装置。
- 前記重し装置がカーテン4に装着された後に、前記重し装置に、クリップや弾性変形を利用した係合により留め付けられる装飾的カバーを更に有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1に記載の重し装置。
- 上記した請求項のいずれか1に記載の重し装置を用いてカーテン4に重量を付与するための方法であって、
前記係止部材3を、それを外囲するカーテン4の部分と共に、前記開口2を通過させ、次に前記係止部材3を軸線が、前記開口2に対して直交するようにして、前記係止部材3が、その寸法のおかげで、前記開口2から抜き出ないようにしたことを特徴とする方法。 - 複数の重し装置をカーテン4の幅方向に沿って装着し、重量を均等化し、所要の重みを付加するようにしたことを特徴とする請求項7に記載の方法。
- 複数の重し装置をカーテン4の下部に沿って千鳥配置したことを特徴とする請求項8に記載の方法。
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