JP2008538956A - 電磁気的な多チャネル測定において干渉を抑制するための方法及び装置 - Google Patents

電磁気的な多チャネル測定において干渉を抑制するための方法及び装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、生体磁気測定信号から、干渉、つまりその発生源が測定対象の近傍に位置した干渉成分を認識して除去する。本発明はSSS法を利用し、これは、測定用センサの組について、その内部の信号源及び外部の信号源に関連する信号を、2つの連続した結果を計算することで、互いに分離するために使用できる。本発明で調べる発信源は、いわゆる中間領域に位置しており、上記結果の両方への成分を生み出し、従って時間領域で実行される分析によって検出できる。各成分への分割は、主成分分析(PCA)、独立成分分析(ICA)、又は特異値分解を用いて行える。最終的に、中間領域において明らかにされる干渉は、例えば、線形代数的な直交射影を使用して、測定信号から除去できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電磁気的な多チャネル測定値から、干渉信号、つまり、その発信源が測定対象の非常に近くに位置した信号を除去するための新規で先進的な方法に関する。特に、本発明は、多チャネルの脳磁図(MEG)測定値から、発信源が少なくとも部分的に患者の頭部又は首の領域に位置した干渉信号を除去する新規な方法に関する。
微弱な生体磁気信号を測定する装置は、その動作環境における強い磁気干渉の影響を非常に受け易い。これは、干渉信号が、測定される生体磁気信号に比べて1千万倍も大きいためである。また、干渉抑制の実施は、磁気干渉から遮蔽すべき領域が直径数十センチメートルと比較的広いために、一層難しい。
生体磁気測定を行うために、測定装置を干渉場から保護する複数の方法が開発されてきたが、この干渉場は、対象信号に比して何倍も大きい。生体磁気測定では、測定対象、例えば、患者の頭部を、測定装置のセンサに極力近づけるように位置させ、同時に、適切な遮蔽策を講じるか及び/又はコンピュータ・アルゴリズムを用いて測定信号を処理することにより、干渉信号を減衰させて、できる限り良好な信号対雑音比を達成する試みがなされる。遮蔽の正攻法は、高感度の生体磁気測定装置を、いわゆる磁気遮蔽ルーム内に置くことであり、この磁気遮蔽ルームでは、室外の発信源に起因する磁場が約100分の1から10,000分の1に抑制される。
これに加えて、磁気遮蔽を実現するために、センサを用いてその幾何学的構成により、遠隔の発信源から発せられる、むしろ定常的な磁場の影響を受けないようにすることが知られている。この種の磁気センサは、磁場勾配計(グラジオメータ)と呼ばれる。これを用いることで、通常、外部干渉に対して約100〜1,000の遮蔽因子が得られる。欧州特許第966689号の刊行物には、磁場の発散成分の測定に用いる磁気グラジオメータが開示されている。特に、欧州特許第966689号の刊行物に示す装置は、地球の磁場に関係なく変化の小さな場(磁場の勾配成分)の測定に用いることができる。
さらに、アクティブシステムを用いることにより磁気遮蔽を実施し、又はこれを改善できる。このアクティブシステムでは、適切な制御システムによって磁気干渉が取り除かれるが、その場合に1つ以上のセンサを用いて、遮蔽された領域の近傍で干渉を測定する。そして、この測定に基づいて、干渉に対抗する磁場を生成する通電コイルにより干渉場が補償される。アクティブな磁気遮蔽は、これを単独で用いるか、又は磁気遮蔽ルーム等によるパッシブな遮蔽方法と組み合わせて用いることができる。
干渉を除去する1つの効率的で信頼できる方法は、いわゆるSSS法(SSS=Signal Space Separation(信号空間分離))であり、その理由は、この方法を用いて、単に電磁場の基礎物理と測定装置の幾何学的形状に基づき、生体磁気信号を外部干渉から分離できることによる。このSSS法については、例えば、国際特許出願第2004081595号や、刊行物「Suppression of interference and artifacts by the signal space separation method(信号空間分離法による干渉及びアーティファクトの抑制)」(Taulu他、Brain Topography、第16巻、ナンバー4、pp.269−275、2004年)に記載されている。
SSS法では、多チャネルMEG装置によって測定された磁場が、測定ジオメトリを異にする3つのボリューム(体積領域)を調べることによって解析される。対象とする発信源は、測定ボリュームV1内にあり、複数のセンサは、ボリュームV1の外部の測定ボリュームV2内にある。磁気干渉の発生源及び補償用コイルは、前記2つのボリュームの外部とされるボリュームV3にある。尚、この検査において、V3はその体積が無限であってもよい。本方法において、ボリュームV1内にある、対象発信源により生成された磁場は、基本場(elementary field)の和としてボリュームV2でパラメータ化される。各基本場は、ボリュームV1の外部において、渦なしで湧き出しがなく、有限であり、ボリュームV2でパラメータ化された磁場について所望の精度が得られる。同様に、ボリュームV3に配された干渉場と補償用コイルにより生成された総磁場は、複数の基本場の和としてボリュームV2にてパラメータ化される。各基本場に対応した、測定装置の信号ベクトルが計算される。センサを用いて磁気信号を測定する場合にはその後、異なるボリュームに配された発信源により生成された場は、基本場に関連する信号ベクトルにより形成された基底における、測定した信号ベクトルの成分を計算することで分離できる。
ある生体磁気測定において、干渉信号の発信源は、当該発信源が幾何学的根拠に基づき外部干渉源として分類できない場所に位置されることがある。その場合に、干渉源の性質、例えば、時間領域における干渉信号の正確な波形等についての情報をさらに必要とするが、これは、干渉を測定データからモデル化し、干渉を可能な限り除去できるようにするためである。満足な成果を得るために必要な事前情報は通常、これを得るのが困難であるか、さらには不可能である。この種の干渉は、磁気遮蔽構造に基づく受動的な遮蔽を使用して抑制できず、また、外部干渉だけを測定する基準(reference)センサを使用し又はグラジオメータ又はSSS法を用いて抑制することができない。
測定用センサの非常に近くに位置した干渉源を伴う適用の一例として、Vagus Nerve Stimulator(VNS:迷走神経刺激装置)を取り付けた癲癇患者のMEG測定について言及する。問題の刺激装置は、癲癇性発作の回数を減らすために電気的に作動される、首領域の電極を備える。VNS装置の原理については、例えば、刊行物「Vagus nerve stimulation for epilepsy: a review(癲癇に対する迷走神経刺激:レビュー」(Binnie、 Seizure、第9巻、pp.161−169、2000年)に記載されている。MEG測定の実行に要する時間中、迷走神経への刺激は停止されるが、その場合でも、VNS刺激装置は周期的に駆動される。
従来技術は、データセットを計算的に分析して処理する方法をいくつか有する。そのような方法の1つが、いわゆるPrincipal Component Analysis(PCA:主成分分析)である。このPCAは、例えば刊行物、米国特許出願第2005055175号で使用されている。PCAによって、データセットのサイズを低減できると同時に本来の情報をできるだけ維持することができる。相互に関連し合う変数は、1組の無相関の変数へと修正され、これらの変数は、ある順番でソート(並び替え)される。無相関の変数は、元の変数の線形結合である。結果として得られる配列された変数は、所望の主要成分である。
データセットを処理する別の方法は、いわゆるICA(つまりIndependent Component Analysis:独立成分分析)である。このICAは、例えば、従来技術において刊行物、米国特許出願第2005056140号で用いられている。ICAの目的は、複雑なデータセットを分割して、互いに無関係な独立データセットとすることにある。ICAは、PCAに比してさらに効率的な方法であって、PCAの拡張とみることができる。ICAでは、調べるデータセットが未知変数の線形結合又は非線形結合であると仮定する。この結合を形成する方法は、本来的に未知であるが、変数が互いに独立であると仮定することで、ICAを使って、これらの未知変数を見出すことができる。
データから時間領域における本質的な成分を見出すための、第3の周知方法は、いわゆるSingular Value Decomposition(SVD:特異値分解)の使用である。この特異値分解では、行列Mが、以下の方程式に従って分解される。
Figure 2008538956
ここで、Mはm×nの行列であり、その要素は領域Kにある。またUは領域Kにおけるm×m次元のユニタリ行列である。Vは、領域Kにおけるn×n次元のユニタリ行列である。Vは、Vの共役転置を示し、そしてΣは、m×n次元の対角行列であって、その対角要素が非負の実数である。また、対角要素Σi,iについては、これを降順に並び替えなければならないことも要求される。その場合、ΣはMに基づいて一義的に決まるが、U及びVは一義的でない。
従来技術には不具合があり、それはMEG測定が、上述した問題を解決する効率的であって普遍的な適用が可能な方法を提示せず、これまで、ある患者群を磁気測定から排除してきたことである。
本発明の目的は、前述の不具合を取り除き、又はこれを少なくとも有意な程度に軽減することである。本発明の1つの特定の目的は、生体磁気測定値から上記干渉、つまり、発生源が幾何学的な意味において外部干渉源として明確に分類できない場所に配置された、かかる干渉を排除するために使用できる新しいタイプの方法を開示することである。
本発明は、生体磁気多チャネル測定値から、干渉、つまりその発生源が測定対象の直ぐ近傍に位置した干渉を識別して除去するための新規な方法に関する。このような干渉源は通常、刺激装置であり、測定用センサの組の内部領域と外部領域との境界、あるいはこの領域の直ぐ近辺に位置する。よって、本発明は、例えば、脳が発する微弱な神経磁気信号の測定に用いる脳磁図記録装置(MEG)に適用できる。
本発明において、問題の干渉は生体磁気的干渉及び実際の外部干渉から独立して識別され、その後で、時間領域において干渉が対象信号から除去される。発明思想は、干渉源、つまり、多チャネル測定装置のセンサの直近に位置する干渉源によって生じる干渉信号を除去する方法と、該方法を実施するシステムを含む。本システムは、センサアセンブリと、センサと関連した帰還コイルの組と、測定装置を制御して本発明に係る計算動作を実行可能な制御手段(例えば、プロセッサ)を含む。またシステムは、いわゆる基準センサの組を含むことができる。
干渉の識別は、センサの組の内部の発信源と外部の発信源に関連した信号同士を互いに分離するSSS法(SSS再構成)の能力に基づく。分離能力は、上記発信源の組に対して、互いに独立した一連の結果を提供し、そのうち、原点で収束する結果が内部の発信源に対して有効であり、また、無限遠で収束する結果が外部の発信源に対して有効であるという事実に依拠する。問題にしている分割は、原点からの距離が、原点に最も近い位置にあるセンサまでの原点からの距離よりも小さい発信源、又は、原点からの距離が、原点から最も遠い位置にあるセンサまでの原点からの距離よりも大きい発信源に対して有効である。他の全ての発信源から生じる信号は、複雑な方法において無限遠で収束する一連の結果の中で決定される方法により、原点で分けられる。これに関して、かかる干渉源は中間領域に位置する発信源と称され、それらは、例えば、頭又は首の表面の近傍に位置する磁場発生源に相当する。
中間領域における干渉を識別する本発明の能力については、SSS再構成の後で、問題の信号が内部の信号及び外部の信号の両方に現れるのに対し、対象とする全ての生体磁気信号が内部の信号にのみ現れ、実際の全ての外部干渉が外部の信号にのみ現れるという、まさにこの事実に基づく。全くの正攻法では、中間領域での干渉を、時間領域での分析を用いて識別できるが、その理由は、生体磁気信号及び干渉信号が時間に関して互いに独立であるのに対し、中間領域での干渉は、時間領域において正確に同じ信号を発生させることによって内部の信号と外部の信号の両方に混合するからである。統計的な方法を用いて、問題となる信号の組を、時間領域における成分に分けることができる。1つ以上の内部の成分及び外部の成分が時間に関して相関していることが判明した場合、時間領域に現れるこれらの信号は中間領域に位置した干渉源によって確かに引き起こされたものであることが分かる。よって、中間領域における干渉は、内部の発生源と関連した信号から、このような信号を除去することにより抑制できる。
本発明の一実施形態は、SSS再構成の前に、センサで測定したデータが、処理すべき期間毎に区分けされる。内部及び外部の再構成結果の算出では、測定信号の行列に基づいて算出される、いわゆる多極成分行列を利用する。
本発明の別の実施形態では、再構成に関連して、センサの組の外部に起因する信号成分が、いわゆる残留信号を用いて補償される。この残留信号の算出では、センサの組の外部に起因する信号成分を完全に省略することができる。
本発明のさらに別の実施形態では、外部干渉を測定するために、いわゆる基準センサの組を具備した測定装置を提供できる。その場合、センサの組の外部に起因する信号成分又は残留信号を、基準センサの組で測定した信号から形成できる。
成分への分割については、例えば、主成分分析(PCA)を使用するか、又は信号から独立した成分を取得することによって(独立成分分析、ICA)、実行できる。第3の選択肢は、いわゆる特異値分解(SVD)の計算を行い、分解の結果として得られる、対角行列の要素を調べることである。中間領域の成分は、例えば、線形代数的な直交射影(SSP)を使って除去できる。
本発明の方法は、運動の監視方法として使用し、あるいは測定装置の較正アルゴリズムとして使用できる。
従来技術と比べて、本発明は、実際の生体磁気信号測定において、いわゆる中間領域に位置する干渉源、つまり、測定用センサの近傍に位置する干渉源による影響を、効率的に除去するために使用できる。
以下の節において、本発明の好ましい一実施形態を示す。これに関して、図1に示すフローチャートを参照する。本発明を実施するこのモードでは、測定データについて数学的なSSS法による再構成が行われる。この再構成は、内部及び外部の両方の多極(マルチポール)成分を見つけ出す。センサに対して非常に近いところに位置した干渉源、つまり、いわゆる中間領域に位置する干渉源の場合、それらが外部及び内部の多極成分の両方に信号成分をもたらすことは真実である。検出された、中間領域における干渉は、数学的演算を用いてフィルタ除去できる。
先ず、データは適切な期間毎に分けられ(ステップ10)、これらは別々に処理される。この期間は、統計的な信頼性を保証するために、適切な長さとされ、例えば、MEGでは、その長さを、少なくとも数十ミリ秒とすることが望ましい。特に、この長さは、測定チャネルの顕著な部分が、強い干渉に起因して、そのダイナミック動作レンジを超え、従って磁場に関する実際の情報を与えない期間を見つけて、これらをグループから分離する値である。
期間iに関連した信号は、N×n次元の行列Bによって示され(ステップ11)、ここで、Nはチャネル数を示し、またnはサンプル数であり、これはある期間と別の期間とで異なっていてもよい。その場合、データの時間長はn/fであり、ここでfはサンプリング周波数を示す。
この後、各期間はSSS再構成を受ける。最初に信号は、m×n次元の多極成分行列へと変換される(ステップ12)。
Figure 2008538956
ここで、「S」は、SSS基底行列Sの擬似逆である。SSSの基本思想に従って、信号は、内部の信号Bin,iと外部の信号Bout,iに分けることができ、その理由は、Xが、内部及び外部の多極成分への一義的な分割を含むからである。
Figure 2008538956
方程式(2)に従って、下式が得られる。
Figure 2008538956
Figure 2008538956
SSS再構成の後、各期間について、従来技術に開示した、時間領域でのPrincipal Component Analysis(PCA分析)が行われ、その際にはデータから、時間領域における最も顕著な信号が検索される(ステップ13)。この分析は、内部及び外部の両信号について実行され、行列Cin,i及びCout,iをもたらし、これらのうちの前者が、nin,i個のn次元PCAベクトルを含み、後者がnout,i個のn次元PCAベクトルを含んでおり、これらは相互に直交する(すなわち、互いに独立している)。
前述したように、中間領域に位置した干渉源が必然的に、行列Cin,i及びCout,iの両者への寄与分を有するのに対し、内部の信号は行列Cin,iの成分のみをもち、同様に、外部の信号は行列Cout,iの成分だけをもつ。よって、中間領域にある信号として、例えば、C=[Ci1 i2 ...Cip]等のベクトルの組を分類でき、これは実質的にCin,i及びCout,iの両方に現れる。また、所望のベクトルの組Cは、比較すべき信号空間同士の交わり(共通集合)であると言うこともできる。この場合、中間領域における干渉を表す信号が検出される(ステップ14)。なお、注意すべきは、前記ベクトルの数pが、ある期間と別の期間とで異なってもよいことである。
PCA分析の後、例えば、中間領域における干渉が除去され(ステップ15)、これは、例えば、SSP演算(Signal Space Projection:信号空間射影)を時間領域で実行することによってなされ、この場合に内部の信号ベクトルについては、既知の干渉部分空間、すなわちCに対し、垂直な平面への正射影が行われる。これは数学的に、以下のように表現できる。
Figure 2008538956
及び、
Figure 2008538956
ここで、Bは、干渉を除去した信号を示し、Pは、射影演算子である。「T」は転置を意味し、「I」は単位行列を示す。
方程式(4)及び(5)を計算するステップにおける、別の方法は、内部の信号Bin,iを、残留信号Bres,iと比較することである。この残留信号は以下のように決められる。
Figure 2008538956
時間領域における顕著な信号波形を、内部の信号及び算出された残留信号に対して検索することによって、行列Cin,i及びCres,iを得ることができる。これらを比較することによって、中間領域に位置した干渉についてのベクトルの組Cを検出できる。
本発明の一実施形態は、計算において、外部の信号Bout,iを無視することを含む。よって、SSS再構成では、内部の信号及び残留信号だけが算出される。その場合、残留信号が下式となることに注意されたい。
Figure 2008538956
内部の信号及び算出された残留信号(9)に対して、上述した成分の分析をさらに実行することができ、こうして得られるベクトルの組、Cin,iとCres,iを、互いに比較できる。
本発明の一実施形態では、方法がまた、基準センサの組を利用することを含む。その場合、実際の測定用センサは、測定対象(例えば、頭部)の近くに配置され、測定対象から見て離れたところに基準センサが配置され、該基準センサは、外部の大振幅の干渉を測定するためだけに用いる。その場合、外部の信号Bout,i又はBres,iは、基準センサの組によって測定された信号から形成できる。その場合、外部の信号を検出するために、如何なるSSS再構成も必要とせず、また他の如何なる信号処理も必要としない。ある代替例では、実際の信号センサで測定される未処理の信号から、内部の信号Bin,iを収集する。
主成分分析(PCA)に代わって、時間領域での顕著な信号波形の検索では、従来技術にて説明したICA及びSVD法を使用できる。同様に、独立変数の分析及び特異値分解の使用により、比較のための、時間領域における顕著な信号波形を検出することもできる。
図2は、MEG(脳磁図記録)装置、つまり神経磁気信号を測定するために使用可能な装置を例示した図である。本装置は、監視対象者の頭部を取り囲んでいるセンサアセンブリ20(図示の例では9個のセンサを含む)と、測定装置の動作を制御する電子機器21から構成される。上記から分かるように、図にはシステムを簡略化して示している。
本装置の各センサに関連するのが小型の帰還コイル14であり、該コイルを用いて制御手段21は、いわゆるフローロック状態でセンサ20を動作させる。これは、制御手段21が帰還コイル22に電流を流し、この電流によって生じる場が、センサ20においてこれに入り、かつ監視対象23に位置した発信源から発せられる場を相殺することを意味する。この電流を得るために必要とされる電圧、従って発信源23からセンサ20を通過する磁気効果と同等の電圧が、問題のチャネルによって与えられる測定信号である。従来のMEG装置は全て、この原理を用いて実施されてきた。
帰還コイル22はセンサ固有である。該コイルはとても小さく、これらによって生じる場が各コイル自身のセンサにのみ影響を及ぼすように配置されている。センサ20と帰還コイル22はともに、物理的センサとして機能するコンポーネントを構成すると考えることができる。このような装置構成では、当然ながら、測定チャネル全てが、測定対象23と外部干渉源の両方から発せられる磁場に反応を示す。
図2に示す例では、センサ20の測定領域の近辺に位置した干渉源が3つの電極24のように機能するため、これらは、患者の首の部位における迷走神経の刺激装置として働くことができる。この場合、患者の首の領域は、測定用センサ20が患者の頭部23の周囲に配置される場合に、いわゆる中間領域内に含まれるとみなされる。こうして、上記した方法により、本発明にて、電極24によって生じる干渉を観測し、センサ20で測定される信号から、干渉をフィルタで除去する。
本発明のある適用例は、運動の監視方法としての使用を含む。例えば、これは、頭部の外面に信号送信機を設けることで実施でき、該送信機は中間領域に配置された信号源を表している。これらの送信機は、例えば、小さなコイルとすることができる。頭部が移動している場合に、これは、ベクトルの組Cにおけるこれらの信号源によって生成される信号として示される。よって、ベクトルの組を調べることによって、この運動を観測し、モデル化できる。
本発明の別の適用例は、較正アルゴリズムとしての使用である。測定システムの不正確な較正によって、信号源が何ら中間領域に存在しないにも関わらず、ゼロから偏った誤差信号成分を行列Cに引き起こす。換言すれば、装置は、該装置の較正パラメータを、Cに示す信号を最小化する値に設定することで較正できる。こうして、上記の方法で較正を実行できるが、その前提としては、較正測定中、中間領域に信号源が存在しないと分かっていることである。
本発明の方法については、コンピュータプログラム、回路的な解決策又はこれらの組み合わせとして実施することができる。
本発明は、上記の実施形態の例だけに限定されるものではなく、請求項により規定された発明思想の範囲内で、各種の変形が可能である。
本発明の方法について一実施形態を示すフローチャートである。 本発明の装置の一実施形態を例示した図である。

Claims (30)

  1. 多チャネル測定装置のセンサの近傍に位置した干渉源によって生じる干渉信号を除去するための方法であって、
    少なくとも1つのセンサを用いて信号を測定するステップを備え、さらに、
    測定信号に基づいて、センサの組の内部及び外部に起因する信号成分を再構成するステップと、
    内部の再構成結果を外部の再構成結果と比較するステップと、
    前記干渉信号が前記内部の再構成結果及び前記外部の再構成結果の両方に信号成分を生じさせるという事実によって前記干渉信号を認識するステップと、を有することを特徴とする方法。
  2. 時系列の統計分析に基づいて、前記内部の再構成結果を前記外部の再構成結果と比較するステップをさらに有する、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. SSS(信号空間分離)法を用いて前記測定信号に基づき、前記センサの組の内部に起因する信号成分及び前記センサの組の外部に起因する信号成分を再構成するステップをさらに有する、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記比較の前に、再構成結果の主成分分析を実行するステップと、
    前記主成分分析によって得られた結果の類似性を調べることによって前記干渉信号を認識するステップをさらに有する、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記比較の前に、再構成結果の独立成分分析を実行するステップと、
    前記独立成分分析によって得られた結果の類似性を調べることによって前記干渉信号を認識するステップをさらに有する、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記比較の前に、再構成結果の特異値分解を実行するステップと、
    前記特異値分解の結果として得られる行列Σの対角要素の類似性を調べることによって前記干渉信号を認識するステップをさらに有する、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 前記再構成の前に、測定データを、処理すべき期間毎に区分するステップをさらに有する、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 前記SSS法で、多チャネル測定装置を使用して記録した磁場が、ある幾何学的配置、すなわち、対象信号源が測定ボリュームV1に配置され、該信号源の場又はその成分を測定するセンサがボリュームV1の外側のボリュームV2にあり、磁気的干渉源及びアクチュエータが、ボリュームV1及びボリュームV2の外側のボリュームV3にあって、該ボリュームV3を無限とし得る配置にて分析され、前記方法が、
    前記ボリュームV1に位置した対象信号源により生成される磁場を、基本場の和として前記ボリュームV2でパラメータ化するステップであって、各基本場は、前記ボリュームV1の外部において、渦なしで湧き出しがなく、有限であり、前記ボリュームV2でパラメータ化された磁場について所望の精度が得られるようにするステップと、
    前記ボリュームV3に位置した干渉源及び補償用アクチュエータにより生成される総磁場を、基本場の和として前記ボリュームV2でパラメータ化するステップであって、各基本場は、前記ボリュームV3の外部において、渦なしで湧き出しがなく、有限であり、前記ボリュームV2でパラメータ化された磁場について所望の精度が得られるようにするステップと、
    各基本場に対応する測定装置の信号ベクトルを算出するステップと、
    センサを使用して磁気信号を測定するステップと、
    異なるボリュームに位置する発信源により生成された場を、前記基本場に関連する信号ベクトルにより形成される基底において、測定された信号ベクトルの成分を計算することで分離するステップと、をさらに有する、ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  9. 調べる各期間について信号行列を生成するステップと、
    前記SSS法において、前記調べる各期間に対して、前記内部での多極成分行列と前記外部での多極成分行列を、前記SSS法で与えられる信号行列及び基底行列を用いて算出するステップをさらに備える、ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  10. 前記再構成において、前記センサの組の外部に起因する信号成分を、残留信号で置換するステップをさらに有する、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. 前記センサの組の外部に起因する信号成分を、前記残留信号の算出において除外することにより、前記残留信号を形成するステップをさらに有する、ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 外部干渉を測定するための基準センサの組を有する多チャネル測定装置を用意するステップと、
    前記センサの組の外部に起因する信号成分、又は残留信号を、前記基準センサの組によって測定される信号から形成するステップを有する、ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の方法。
  13. SSP(信号空間射影)法を使用して、測定信号から、認識済み干渉信号を除去するステップをさらに有する、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  14. 前記方法を運動の監視方法として用いる、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  15. 前記方法を較正アルゴリズムとして用いる、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  16. 前記方法を脳磁図記録装置(MEG)において用いる、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  17. 多チャネル測定装置のセンサの近傍に位置した干渉源によって生じる干渉信号を除去するためのシステムであって、
    信号を測定するための1つ以上の磁気センサを含むセンサ(20)の組と、
    前記センサ(20)の各々に結合する帰還コイル(22)と、
    前記測定装置を制御する制御手段(21)を備えており、
    前記制御手段(21)は、前記センサ(20)の組の内部に起因する信号成分及び前記センサ(20)の組の外部に起因する信号成分を、測定信号から再構成し、
    前記制御手段(21)は、前記内部の再構成結果を前記外部の再構成結果と比較し、
    前記制御手段(21)は、前記干渉信号が前記内部の再構成結果及び前記外部の再構成結果の両方に信号成分を生じさせるという事実によって前記干渉信号を認識する、ことを特徴とするシステム。
  18. 時系列の統計分析に基づいて、前記内部の再構成結果を前記外部の再構成結果と比較する制御手段(21)をさらに備える、ことを特徴とする請求項17に記載のシステム。
  19. SSS(信号空間分離)法を用いて測定信号から、前記センサ(20)の組の内部に起因する信号成分及び前記センサ(20)の組の外部に起因する信号成分を再構成する制御手段(21)をさらに備える、ことを特徴とする請求項17に記載のシステム。
  20. 前記比較の前に、再構成結果の主成分分析を実行する制御手段(21)であって、
    前記主成分分析によって与えられた結果の類似性を調べることによって前記干渉信号を認識する制御手段(21)をさらに備える、ことを特徴とする請求項17に記載のシステム。
  21. 前記比較の前に、再構成結果の独立成分分析を実行する制御手段(21)であって、
    前記独立成分分析によって与えられた結果の類似性を調べることによって前記干渉信号を認識する制御手段(21)をさらに備える、ことを特徴とする請求項17に記載のシステム。
  22. 前記比較の前に、再構成結果の特異値分解を実行する制御手段(21)であって、
    前記特異値分解の結果として得られる行列Σの対角要素の類似性を調べることによって前記干渉信号を認識する制御手段(21)をさらに備える、ことを特徴とする請求項17に記載のシステム。
  23. 前記再構成の前に、測定データを、処理すべき期間毎に区分する制御手段(21)をさらに備える、ことを特徴とする請求項17に記載のシステム。
  24. 前記SSS法で、多チャネル測定装置を使用して記録した磁場が、ある幾何学的配置、すなわち、対象信号源が測定ボリュームV1に配置され、該信号源の場又はその成分を測定するセンサがボリュームV1の外側のボリュームV2にあり、磁気的干渉源及びアクチュエータが、ボリュームV1及びボリュームV2の外側のボリュームV3にあって、該ボリュームV3を無限とし得る配置にて分析され、
    前記制御手段(21)は、
    前記ボリュームV1に位置した対象信号源により生成される磁場を、基本場の和としてパラメータ化し、各基本場は、前記ボリュームV1の外部において、渦なしで湧き出しがなく、有限であり、前記ボリュームV2でパラメータ化された磁場について所望の精度が得られるようにし、
    前記ボリュームV3に位置した干渉源及び補償用アクチュエータにより生成される総磁場を、基本場の和としてパラメータ化し、各基本場は、前記ボリュームV3の外部において、渦なしで湧き出しがなく、有限であり、前記ボリュームV2でパラメータ化された磁場について所望の精度が得られるようにし、
    各基本場に対応する測定装置の信号ベクトルを算出し、
    前記センサ(20)を使用して磁気信号を測定し、
    異なるボリュームに位置する発信源により生成された場を、前記基本場に関連する信号ベクトルにより形成される基底において、測定された信号ベクトルの成分を計算することで分離する、ように構成された、請求項19に記載したシステム。
  25. 調べる各期間について信号行列を生成する制御手段(21)であって、
    前記SSS法において、前記調べる各期間に対して、前記内部での多極成分行列及び前記外部での多極成分行列を、前記SSS法の信号行列及び基底行列を用いて算出する制御手段(21)をさらに備える、ことを特徴とする請求項19に記載のシステム。
  26. 前記再構成において、センサ(20)の組の外部に起因する信号成分を、残留信号で置換する制御手段(21)をさらに備える、ことを特徴とする請求項17に記載のシステム。
  27. 前記センサ(20)の組の外部に起因する信号成分を、前記残留信号の算出において除外することにより、前記残留信号を形成する制御手段(21)をさらに備える、ことを特徴とする請求項26に記載のシステム。
  28. 外部干渉を測定するために、多チャネル測定装置に追加した基準センサの組と、
    前記センサ(20)の組の外部に起因する信号成分、又は残留信号を、前記基準センサの組によって測定される信号から形成する制御手段(21)をさらに備える、ことを特徴とする請求項17から27のいずれか1項に記載のシステム。
  29. SSP(信号空間射影)法を使用して、測定信号から、認識済み干渉信号を除去する制御手段(21)をさらに備える、ことを特徴とする請求項17に記載のシステム。
  30. 前記センサ(20)の組、前記帰還コイル(22)、及び前記制御手段(21)が、脳磁図記録(MEG)装置の一部として機能する、ことを特徴とする請求項17に記載のシステム。
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