JP2008537384A - 無線多重アクセスのためのアクセスポイント及び方法 - Google Patents

無線多重アクセスのためのアクセスポイント及び方法 Download PDF

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Abstract

記載されるのは、アクセスポイント、複数のアンテナ、複数のトランシーバ、及びプロセッサである。アンテナの各々は、複数の無線デバイスの各々から第1信号を受信する。第1信号は、対応する無線デバイスの第1識別子を含む。トランシーバの各々はアンテナの各々に結合される。プロセッサはトランシーバの各々に結合される。プロセッサは、選択された数の無線デバイスの各々からの第1識別子を含む第1通信マトリックスを生成する。選択された数は、アンテナの数を超えない。プロセッサは、第1通信マトリックスを用いて、無線チャンネルを介して単一のタイムスロット内で選択された数の無線デバイスから受信された複数の無線通信を弁別する。
【選択図】図1

Description

[関連出願への相互参照]
本出願は、発明者Jacob Sharonyの名前で2005年3月31日に出願された名称「Wireless Device and Method for Wireless Multiple Access(無線多重アクセスのための無線デバイス及び方法)」の米国出願、及び2005年3月31日に発明者Jacob Sharonyの名前で出願された名称「System and Method for Wireless Multiple Access(無線多重アクセスのためのシステム及び方法)」の米国出願の開示全体に関し、これらは引用により本明細書に組み込まれる。
無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)とは、従来の有線LANに取って代わるか、又は拡張することができる柔軟なデータ通信システムである。WLANは、分散環境を介して機能性及びモビリティを付加することができる。すなわち、有線LANは、LAN及びLANに接続されたあらゆるデバイスへのリンクを形成するケーブル又はワイヤを介して第1のコンピュータデバイスから別のコンピュータデバイスにデータを送信する。これに対してWLANは、無線波に依存して無線デバイス間でデータを転送する。データは、変調と呼ばれる処理を通して無線波上に重畳され、これにより搬送波は伝送媒体の役目を果たす。
WLANにわたる無線デバイス間のデータの交換は、米国電気電子学会(IEEE)によって承認された標準規格により定義され規定されてきた。これらの標準規格は、802.11として一般に知られている通信プロトコルを含み、802.11a、802.11b(「Wi−Fi」)、802.11e、802.11g、802.11nを含めた幾つかのバージョンがある。最近では、公共の場(例えば「ホットスポット」)でWLANデータ共有及び無線インターネットアクセスサービスを提供するために、802.11ベースの無線インフラストラクチャ・ネットワークが急激に配備されている。
従来のWLANは、直列入力直列出力(「SISO」)セルラ共有アーキテクチャを利用し、ここではセル内の無線チャンネルを介してデータが転送される。チャンネルはセル内の全ての無線デバイス(例えば移動ユニット及びアクセスポイント)によって共有されるので、各デバイスはチャンネルへのアクセスを求めて争う必要があり、従って、所与の時間に1つのデバイスだけがチャンネル上で送信を行うことができる。従って、従来のWLANには幾つかの制限(例えば、遅延送信時間、送信失敗、ネットワークオーバーヘッドの増大、拡張性の制限、その他)がある。
従来のWLANの制限を克服するための試みとして、多入力多出力(「MIMO」)共有WLANアーキテクチャが開発されている。MIMOモードは空間多重化を用いて、無線デバイス間で送信されるデータのビットレート及び精度を高める。MIMOモードでは、単一の高速データストリーム(例えば200mbps)が幾つかの低速データストリーム(例えば50mbps)に分割されて無線デバイス(例えば移動ユニット)に送信され、高速データストリームに再結合されて送信信号を弁別する。しかしながら、この高速接続は、所与の時間に1対1通信(例えばアクセスポイントから単一移動ユニットへの)にしか提供されない。更に、802.11プロトコルの最初のバージョン(例えば、802.11a、802.11b、802.11g)に従って動作する無線デバイスは、ハードウェア及び/又はソフトウェアを修正することなく高速接続をサポートすることができない場合があり、これはWLANのオペレータにかなりの出費となる可能性がある。
米国特許出願番号10/738,167公報
本発明は、複数のアンテナ、複数のトランシーバ、及びプロセッサを含むアクセスポイントに関する。アンテナの各々は、複数の無線デバイスの各々から第1信号を受信する。第1信号は、対応する無線デバイスの第1識別子を含む。トランシーバの各々はアンテナの各々に結合される。プロセッサはトランシーバの各々に結合される。プロセッサは、選択された数の無線デバイスの各々からの第1識別子を含む第1通信マトリックスを生成する。選択された数はアンテナの数を超えない。プロセッサは、第1通信マトリックスを用いて、無線チャンネルを介して単一のタイムスロット内で選択された数の無線デバイスから受信された複数の無線通信信号を弁別する。
本発明は、同じ要素が同じ参照数字で示される以下の説明及び添付図面を参照することにより更に理解することができる。本発明の例示的な実施形態は、無線デバイス向けに無線環境への多重アクセスを提供するためのプロトコルについて説明する。更に、本発明のプロトコルは、従来のアクセスメカニズムを使用するレガシー802.11ベースの無線デバイスと互換性があるのが好ましい。
図1は、本発明によるシステム100を示している。システム100は、空間110内に配備されるWLAN105を含むことができる。当業者によって理解されるように、空間110は、屋内環境(倉庫、事務所、自宅、商店など)、屋外環境(公園など)、或いはこれらの組み合わせのいずれであってもよい。空間110は、1つのエリア、又は1よりも多くのエリアに分割(例えば、エリア115)されてもよい。エリア115は数にも大きさにも制限されない。図1に示されるように、空間110はエリア115(1−3)に分割される。
WLAN105は、アクセスポイント(「AP」)120、及びこれらの間を無線で通信する1つ又はそれ以上の無線デバイス(例えば移動ユニット(MU)125)などの無線通信デバイスを含むことができる。AP120は、WLAN105を介してサーバに接続することができる。図1には、WLAN105内にMU125(1−3)だけが示されているが、あらゆる数及びあらゆるタイプのMU(例えば、PDA、携帯電話、スキャナ、ラップトップ、ハンドヘルドコンピュータ、その他)を含むことができる点は当業者であれば理解されるであろう。更に当業者であれば、MUは、無線デバイスに接続された非移動ユニット(例えば、ネットワークインタフェースカードを備えたPC)を含むことができる点も理解されるであろう。
データパケットを含む無線周波数(「RF」)信号は、MU125(1−3)とAP120との間を無線チャンネルで送信することができる。当業者により理解されるように、データパケットは共通の周波数(2.4GHz、5GHzなど)を有する変調RF信号を使用して送信することができる。更に、データパケットは認証、制御、及びデータパケットなどの従来型の802.11パケットを含むことができる。データパケットは、空間110内の複数の経路130(1−6)に沿ってAP120とMU125(1−3)との間を移動する。図1には6つの経路130(1−6)だけが示されているが、当業者であれば利用可能な経路の数は基本的に無限である点は理解されるであろう。
経路130(1−6)の空間構成(例えば、長さ、方向、その他)は、1つ又はそれ以上の要因によって決定付けることができる。これらの要因は、限定ではないが、AP120及び/又はMU125(1−3)の位置、空間110及び/又はエリア115(1−3)の構成、空間内の障害物の位置及び/又は形状を含む。例えば、経路130(1)は、MU125(1)からAP120まで実質的に直接通ることができるが、経路130(2)は、構造物(例えば、壁)から反射する可能性がある。MU125(2)とAP120との間の経路130(3−4)は、開口(例えば、出入口140(1)、窓、その他)を通じてエリア115(2)からエリア115(1)に通ることができ、次いで、エリア115(1)内で1つ又はそれ以上の構造物(例えば、壁、障害物135、その他)から反射することができる。MU125(3)とAP120との間の経路130(5−6)は、開口(例えば、出入口140(2)、窓、その他)を通じてエリア115(3)からエリア115(1)に通ることができ、次いで、1つ又はそれ以上の構造物(例えば、障害物135、壁、その他)から反射することができる。図1には示されていないが、当業者であれば、経路130(1−6)は多様な空間構成を有することができ、記載の構造物及び/又は障害物のいずれも通ることができる点は理解されるであろう。
MU125(1−3)及び/又はAP120により送信されるデータパケットは、受信されるデータパケットとは異なる場合がある。すなわち、経路130(1−6)の各々の反射の長さ及び/又は数の変化によって、振幅、位相、到達時間、周波数分布、その他などのRF信号の属性が変わる可能性がある。更に、構造物及び/又は障害物の反射特性も信号及び該信号に含まれるデータの属性に影響を与える可能性がある。上述の変化は一般に「マルチパスフェージング」と呼ばれる。
本発明によれば、AP120及びMU125(1−3)は、通信の第1モード(802.11a、802.11b、802.11gなど)及び通信の第2モード(MIMO、802.11n)を利用することができる。MIMOモードを利用するために、AP120は、プロセッサ、2つ又はそれ以上のアンテナ、2つ又はそれ以上の受信機、及び2つ又はそれ以上の送信機を含むアーキテクチャを有することができる。従って、各アンテナは、1つ又はそれ以上の独立信号を同時に且つ実質的に共通の周波数(例えば、無線チャンネル)で送受信することができる。AP120のプロセッサは、MU125(1−3)又は別のAPから受信した無線通信信号を弁別することができる。
各MU125は、プロセッサ、2つ又はそれ以上のアンテナ、2つ又はそれ以上の受信機、及び1つ又はそれ以上の送信機を含むアーキテクチャを用いてMIMOモードを利用することができる。アンテナ及び受信機によりMU125は、1つ又はそれ以上の独立信号を同時に且つ実質的に共通の周波数で受信することが可能となる。送信機によりMU125は、1つ又はそれ以上の信号をAP120に送信することが可能となる。MU125のプロセッサは、AP120及び/又は別のMUから受信した無線通信信号を弁別することができる。
好ましい実施形態では、AP120は4つのアンテナ、4つの受信機、及び4つの送信機を含み、各MU125は、4つのアンテナ、4つの受信機、及び1つの送信機を含む。しかしながら、当業者であれば、AP120は、アンテナ、受信機、及び送信機のどのような数も含むことができ、ただし、その数は1:1:1の比率で変更されることは理解されるであろう。すなわち、どのようなアンテナの追加に対しても、追加の受信機及び追加の送信機を含むことができる。同様に、MU125は、あらゆる数のアンテナ及び受信機を含むことができるが、数のあらゆる変更は1:1の比率に従って行われる。MU125は更に、あらゆる数の送信機を含むことができ、この数は、アンテナ、受信機、送信機の比率が1:1:1となるように変更される。しかしながら、本発明の好ましい実施形態では、MU125は単一の送信機を保持する。このようにして、本明細書で説明するプロトコルは、レガシー802.11標準規格(例えば、802.11a、802.11b、802.11g)を採用する無線デバイスが、ハードウェア及び/又はソフトウェアを有意に修正することなく利用することができる。AP120及びMU125のアーキテクチャについては、2003年12月17日に出願された、名称「A Spatial Wireless Local Area Network(空間無線ローカルエリアネットワーク)」の米国特許出願番号10/738,167に更に詳細に記載されており、この開示事項は引用により本明細書に組み込まれる。
図2は、通常「ダウンストリーム」通信と呼ばれる、AP200からMU210(1−4)への無線通信の例示的な実施形態を示している。本実施形態では、AP200は、その2つ又はそれ以上のアンテナから2つ又はそれ以上の信号を送信することができる。図2に示されるように、AP200は4つのアンテナを有し、これに応じて4つの独立信号S1−S4を送信する。送信される信号の数は、アンテナの数に正比例することができる(例えばアンテナにつき1つの独立信号)。また、MIMOモードでは、AP200は、信号S1−S4を無線チャンネルを介して同時に送信することができ、これについて以下で更に詳細に説明する。
マルチパスフェージング及び信号の破損又は劣化の原因となる他のあらゆる要因に起因して、各MU210のアンテナは、送信信号S1−S4とは異なる信号R1−R4を受信する。当業者であれば、受信信号R1−R4のいずれか又は全てが、送信信号S1−S4と異ならない場合がある点は理解されるであろう。従って、受信信号R1−R4の1つ又はそれ以上が、送信信号S1−S4の1つ又はそれ以上と同じ場合がある(例えばR1=S1)。いずれの場合でも、受信信号R1−R4は、信号関係方程式Ri=Σaijj+niにより、送信信号S1−S4に関連付けることができ、ここで、aijは送信マトリックスの成分であり、niは受信チャンネルiのノイズレベルを表す。
各MU210は、受信信号R1−R4の少なくとも一部を用いて送信マトリックスaijを推定する。一実施形態では、送信信号S1−S4の各々は、AP200によって使用される送信チャンネルjを示すトレーニングパケットTjを含む。トレーニングパケットTjは、送信信号S1−S4のプリアンブル信号の一部として送信することができるパイロットシーケンスPjを含むことができる。例えば、AP200は、一連のタイムスロットの1つにおいて、1つ又はそれ以上のトレーニングパケットTjを送信することができる。各MU210は、各トレーニングパケットのパイロットシーケンスPjを識別し、マトリックス方程式aij=Ri/Pjを用いて送信マトリックスaijを推定することができる。次いで、各MU210は、上記の信号関係方程式を用いて送信信号を抽出することができる。例えば、MU210(1)は、信号R1−R4を受信し、パイロットシーケンスP1−P4を用いて送信マトリックスaijを弁別することができる。次に送信マトリックスaijを信号関係方程式で使用して、送信信号S1を弁別することができる。当業者によって理解されるように、MU210のプロセッサは、ソフトウェアアプリケーションを使用して送信マトリックスaij及び送信信号S1を弁別することができる。
図3は、通常「アップストリーム」通信と呼ばれる、MU310(1−4)からAP300への通信の例示的な実施形態を示している。上述のように、好ましい実施形態では、各MU310は1つ又はそれ以上の送信機を有する。従って、各MU310(1−4)は、信号S1−S4をそれぞれAP300に送信する。AP300によって受信される信号R1−R4は、例えばマルチパスフェージングなどによって送信信号S1−S4とは異なる可能性がある。受信信号R1−R4は、AP300によって信号関係方程式Ri=Σaijj+niで使用され、この方程式は、ダウンストリーム通信でMU210によって使用された方程式と同じとすることができる。すなわち、受信信号R1−R4の各々は、MU310によって使用される送信チャンネルjを示すトレーニングパケットTjを含むことができる。トレーニングパケットTjは更に、送信信号S1−S4のプリアンブルの一部として送信することができるパイロットシーケンスPjを含むことができる。AP300は、受信信号R1−R4及びパイロットシーケンスPjを使用して、マトリックス方程式aij=Ri/Pjにより送信マトリックスaijを弁別することができる。次に、送信信号S1−S4は、信号関係方程式を用いて弁別される。
図4は、本発明による方法400の例示的な実施形態を示している。本実施形態では、方法400は、あらゆるタイプの無線デバイスとすることができる受信局によって採用される。例えば、ダウンストリーム通信では、MUが方法400を採用することができ、アップストリーム通信では、APが方法400を採用することができる。従って、方法400については送信局と受信局に関して説明を行う。更に、本発明によれば、受信局及び/又は送信局は通信の第1モード(CSMA/CAなど)に従って動作することができるだけでなく、通信の第2モード(MIMOなど)でも動作することができる。従って、方法400は、送信局が通信の第2モード(MIMOモードなど)で無線通信を開始した結果として、受信局によって使用される。
ステップ410で、受信局は送信局から少なくとも2つの第1信号を受信する。第1信号(例えば、R1及びR2)とは、送信局によって送信される少なくとも2つの第2信号(S1及びS2など)の受信バージョンである。当業者によって理解されるように、第1信号は、AP及び/又はMUによって採用される送信アンテナの数、或いはAPに送信を行うMUの数に対応することができる。第1信号は、どのようなデータも含まないことがあり、単にトレーニングパケットTjを含むことができる。しかしながら、第1信号は、トレーニングパケットTj及び/又はパイロットシーケンスPjをプリアンブルに含むパケット(データパケットなど)とすることもできる。
ステップ420で、受信局は、トレーニングパケットTjに含まれるパイロットシーケンスPjを識別する。当業者であれば、受信局のプロセッサ又はこのプロセッサにより実行されるソフトウェアアプリケーションが、トレーニングパケットTjからパイロットシーケンスPjを抽出することができる点は理解されるであろう。更に、トレーニングパケットTjは、パイロットシーケンスPjのみを含むことができる。従って、本実施形態では、第1信号(例えば、R1及びR2)は、単にパイロットシーケンスP1及びP2とすることができる。
ステップ430で、受信局は、マトリックス方程式を用いて送信マトリックスaijを弁別することができる。上述のように、送信マトリックスaijは、パイロットシーケンスPj及び第1信号(R1及びR2など)の関数として推定することができる。パイロットシーケンスPjの識別と同様に、受信局のプロセッサ及び/又はこのプロセッサにより実行されるソフトウェアアプリケーションは、マトリックス方程式を用いて送信マトリックスaijを弁別することができる。
ステップ440で、受信局は、信号関係方程式を用いて第2信号を弁別することができる。上述のように、第2信号は、送信マトリックスaij、第1信号、及び受信チャンネルiのノイズniの関数として推定される。この場合も同様に、第2信号は、受信局のプロセッサ及び/又はこのプロセッサにより実行されるソフトウェアアプリケーションによって弁別することができる。
ステップ450では、受信局は、通信の第2モードで動作を開始することができる。従って、局は、共有チャンネルを介して同時に信号を送受信することができる。通信の第2モードは、システムスループット全体を向上させ、データの破損及び劣化を低減し、システムのオペレータ及びユーザがレガシー802.11デバイスの使用を継続することができるようにする。
図5は、本発明によるシステム500の例示的な実施形態を示している。システム500は、チャンネルにわたる通信の時間期間を表すフェーズI−XIIを用いた概略タイミング図として示されている。この例示的な実施形態では、AP505は4つのアンテナ506−509、4つの受信機、及び4つの送信機を備えることができる。AP505の通信範囲内にはあらゆる数のMU510−nが存在することができる。図5に示されるように、MUの各々は1つ又はそれ以上の送信機、並びに4つのアンテナ及び4つの受信機を有することができる。上述のように、当業者であれば、AP505及びMU510−nの両方に関して、アンテナ、送信機、及び受信機の数に制限がないことは理解されるであろう。しかしながら、AP505のアンテナ、送信機、及び受信機の数は、MU510−nのアンテナ及び受信機の数に一致するのが好ましい。更に上述のように、システム500は、AP505のアンテナ数及び/又はAP505の受信可能エリア内のMUの数に応じて拡張することができる。システム500は、単一の送信機を有するMU510−nに関して説明されているが、MU510−nが1つよりも多い送信機を利用できることは、当業者であれば理解されるであろう。
図5において、フェーズI−XIIは、リフレッシュ期間(例えば、50ms毎)の例示的な実施形態を示しており、フェーズIがリフレッシュ期間の開始を示す。当業者であれば、リフレッシュ期間は、MU510−nのモビリティに反比例する持続時間を有することができることは理解されるであろう。例えば、MUのモビリティが増すと(例えばAP505の受信可能エリアに出入りする可能性がより高くなると)、結果として、リフレッシュ期間の持続時間が短くなる。従って、リフレッシュ期間の終わり又は次のリフレッシュ期間の開始時に、AP505が、どのMUが自己受信可能エリア内にあるかを再判定することができる。
フェーズIでは、AP505は、各アンテナ506−509からトレーニングパケット535を送信する。図5に示されるように、連続する予め設定されたタイムスロット内でトレーニングパケット535の合計4つが送信される。すなわち、AP505は、第1モード通信(CSMA/CA)に従って従来の方法でチャンネルにアクセスし、次いで、このチャンネル上でトレーニングパケット535を送信する(例えばブロードキャストする)。このようにして、AP505は、各送信間で最小フレーム間隔(「SIFS」)だけ待機することにより、4つのトレーニングパケット535の各々を連続して送信する能力を自ら保証することができる。当業者によって理解されるように、トレーニングパケット535は、AP505の受信可能エリア内にあるあらゆるMU510−nが受信することができる。すなわち、4つのトレーニングパケット535は、AP505の受信可能エリア内にいる全てのMUにブロードキャストされる。
「ダウンストリーム」通信に関して上述したように、各トレーニングパケット535はパイロットシーケンスPjを含むことができる。例示的な実施形態では、各パイロットシーケンスPjは、AP505の送信アンテナの数及び位置に対応する、予め設定された数字セットを含む。すなわち、図5に示される実施形態では、各パイロットシーケンスPjは、4つの数字を含むことができる。従って、4つのパイロットシーケンスPjを受信することにより、各MU510−nは自己送信マトリックスaijを構築することができ、これについては以下で詳細に説明する。図5に示されるように、AP505の受信可能エリア内の各MU510−nは、4つのパイロットシーケンスPjを受信することができ、各パイロットシーケンスには予め定められた4つの数字セットを有する。
フェーズIIで、各MU510−nは、AP505からトレーニングパケット535の4つを受信する。次いで、MU510−nは、各トレーニングパケット535のパイロットシーケンスPjを識別し、そこに含まれる予め設定された数字セットを使用して送信マトリックスaijを弁別することができる。図5に示される実施形態では、送信マトリックスaijは、4×4マトリックスとすることができる。これによりMU510−nは、AP505からの送信を弁別するためにチャンネルを推定することができる。すなわち、各パイロットシーケンス内の4つの数字は、トレーニングパケット535の送信中の減衰及び/又はマルチパスフェージングの結果として(例えば、振幅及び/又は位相において)変更することできる。従って、各MU510−nによって構築されるマトリックスaijは、異なるものとすることができ、これにより各MU510−nは、MUに向けられたAP505からの送信信号を弁別することが可能になる。当業者によって理解されるように、全てのMU510−nが、送信マトリックスaijを弁別するために必要な訳ではない。例えば、MUがチャンネル上での送信を望まない場合には(例えば、AP505宛てのデータパケットがない)、MUは、次のリフレッシュ期間を待機することができる。しかしながら、好ましい実施形態では、トレーニングパケット535を受信する各MU510−nは、自己送信マトリックスaijを弁別する。
MU510−nが送信マトリックスaijを弁別した後、MU510−nの各々は、通信の第2モード(MIMOモードなど)に従ってAP505との通信を望むかどうかを決定することができる。図5に示されるように、MU510、520、525、及び530は、MIMOモードで通信することを望んでいる。従って、MU510、520、525、及び530の各々は、AP505に制御フレームを送信する。当業者によって理解されるように、制御フレームは、MU510、520、525、及び530の各々がMIMOモードでの通信を望むことを示すように修正された送信要求(「RTS」)フレーム(例えば、MIMO RTS(「MRTS」540))とすることができる。MRTS540は、予め設定された数字セット(例えば、図5の4つの数字)を有するベクトルを含むことができる。更に、AP505は、MIMOモードでの要求の送信を認可されていないので、MU510、520、525、及び530は、通信の第1モード(例えば、CSMA/CA)を用いてチャンネルにアクセスすることによりMRTS540をAP505に送信する点は、当業者であれば理解されるであろう。更にこの時点でAP505は、チャンネルを推定できる(例えば、自己用に送信マトリックスaijを構築するなど)MU510−nからのあらゆる送信信号を受信していない。
1つ又はそれ以上のMU510−nが、MIMOモードでの送信を望まず、単に第1モードに従って通信を行うことを意図する場合がある。例えば、MU515は、例えばAP505向けのデータパケットを全くないので、AP505にMRTS540を送信しない。或いは、MU515は、MIMOモードで送信する前に予め設定された数のデータパケットを累積するまで待機することを意図する場合がある。
フェーズIIIでは、AP505は、MU510、520、525、及び530からMRTS540を受信し、これは上述の「アップストリーム」通信に類似する。図5にはMU510−nの4つだけがMIMOモードで通信要求されたことが示されているが、あらゆる数のMU510−nがMRTS540をAP505に送信することができることは、当業者であれば理解されるであろう。例えば、図5に示されるように、MU510−nの4つよりも多くがMIMOモードで通信要求された場合、AP505は、MU510−nのいずれにMIMOモードでの通信許可を与えるかを決定することが必要になる場合がある。AP505は、例えば、要求される帯域幅及び/又はアプリケーションタイプ(例えば、音声、スキャン、電子メール、その他)に基づくプライオリティ手法を呼び出すことができる。このようにして、AP505は、MU510−nのうち、MIMOモードで通信するために最高のプライオリティを有する4つを選択することができる。AP505は、あらゆる数(2、3...nなど)のMIMOモードでの通信要求に応答することができる。従って、残りのMUは、チャンネルが空いているときは第1モードで通信し、或いは次のリフレッシュ期間又はMIMOフェーズまで待機することができる。
MRTS540を受信すると、AP505は、各々に含まれるベクトルを用いて、送信マトリックスaijを弁別することができる。すなわち、AP505は、MUから通信を受信し、これによりチャンネルを推定することができる。従って、この実施形態では、AP505が第1ビットレート(例えば、54mbps)で4つのMUと通信することができる。或いは、AP505は、第2ビットレート(72mbpsなど)で3つのMUと通信することができる。これらの実施形態のいずれにおいても、AP505の各送信アンテナは、予め定義されたビットレートでの通信を可能にすることができる。従って、このビットレートをあらゆる方法で(例えば、データタイプ、アプリケーション、その他に基づいて)変更/分割し、チャンネルの帯域幅を分割することができる。
送信マトリックスaijを用いてMUからの同時送信信号を弁別すると、AP505はMIMOモードでの通信を開始することができる。すなわち、AP505は、制御フレーム545をMU510、520、525、及び530の各々に同時に且つ同じ周波数で送信することができる。当業者によって理解されるように、制御フレームは、MU510、520、525、及び530の各々がMIMOモードで通信を開始できることを示すように修正された送信可(「CTS」)フレーム(MIMO CTS(「MCTS」545)とすることができる。更なる例示的な実施形態では、MCTSをMU510−nにブロードキャストすることができる。また一方では、ブロードキャストは、MU510−nのいずれがMIMOモードで送信可であるかを定義することができる。
図5に示されるように、AP505は、MIMOモードで通信するようにMU510、520、525、及び530からのMRTSに応答している。しかしながら、AP505は、リフレッシュ期間の開始時にMIMOモードでの通信を開始することができる。すなわち、AP505は、フェーズIでMCTS545をMU510−nのいずれか4つに送信することができる。これが発生するのは、例えば、リフレッシュ期間の開始時にMCTS545を受信する4つのMUの各々が、その送信マトリックスaijを保持していた場合である。MU510−nの4つは、例えば、上述のようなプライオリティ手法を用いてAP505が決定することができる。従って、本発明によれば、MU510−nの1つ又はそれ以上或いはAP505は、MIMOモードでの通信を開始及び/又は要求することができる。
フェーズIVで、MU510、520、525、及び530は、MIMOモードでデータパケット550を送信許可されている。MU510、520、525、及び530の各々は、データパケット550をAP505に同時に送信することができる。送信マトリックスaijを用いて、AP505は、「アップストリーム」通信に関して上述したようにデータパケットを弁別することができる。
フェーズVで、MIMOモードで通信中のAP505は、データパケット550を送信したMU510、520、525、及び530の各々に確認応答信号(「ACK」)555を同時に送信することができる。当業者によって理解されるように、MU510、520、525、及び530は、予め設定された時間量及び/又は定義済みプロトコルに従って、MIMOモードでのデータパケット550の送信及びACKS555の受信を継続することができる。
フェーズVIで、AP505は、該AP505でバッファしていたか又は該AP505により現在受信されていた可能性のあるデータパケット560をMU510、515、520、及びMUnに送信する。図5に示されるように、AP505は、フェーズIIでMIMOモードでの送信を要求していなかったか又はフェーズIIIにおいてMIMOモードで送信許可されていなかったMU515及びMUnに対して、MIMOモードでデータパケット560を送信している。しかしながら、上述のように、AP505の受信可能エリア内の各MU510−nは、トレーニングパケット535及びこのパケットに含まれるパイロットシーケンスPjを受信する。従って、MU515及びMUnは、AP505からの信号を弁別し、宛てられたデータパケット560を抽出することができる。
フェーズVIIで、データパケット560を受信したMU510、515、520、及びMUnは、ACKS565をAP505に送信し、データパケット560の受信を確認する。本実施形態では、MU515は、MIMOモードでの通信をフェーズIIで事前に要求していなかった。MU515は、MIMOモードで送信しているAP505からデータパケット560を受信することはできるが、MU515は、AP505によって送信許可されずにMIMOモードで送信することはできない。従って、図5に示されるように、MU515は、MIMOモードで通信できるように要求する第1モード(例えば、CSMA/CA)に従ってACK565及びMRTSを送信する。当業者によって理解されるように、ACK565はMRTSとは別個に送信することができるか、又はMRTSをACKにピギーバックすることができる。
更に、図5に示されるように、MU530は、フェーズVIでAP505からデータパケット560を受信していない。しかしながら、MU530は、MIMOモードでの通信機能を保持することを望んでいる。当業者であれば、MU530が、例えばAP505に送信すべき追加のデータパケットを有する場合に、MIMO機能の保持を望むことができる点は理解されるであろう。この場合、MU530は、制御フレーム(MRTS570など)をAP505に送信する。MU530は、フェーズIIIでMCTS545を受信しているので、MU530は、MU510、520、及びMUnがこれらのそれぞれのACKS565を送信しているタイムスロットでMRTS570を送信することができる。
フェーズVIIIで、ACK565及び/又はMRTS570を受信後、AP505は、AP505でバッファされていたか、又はAP505により現在受信されていた可能性のある追加のデータパケット575を送信することができる。図5に示されるように、データパケット575は、MU510、520、525、及び530に送信される。上述のように、データパケット575は、タイムスロット内に同時にAP505から送信される。フェーズIXにおいて、データパケット575を受信したMU510、520、525、及び530は、ACKS580をAP505に同時に送信し、データパケット575の受信を確認する。
フェーズXにおいて、AP505は、フェーズVIIでMIMOモードでの通信を要求したMU515、525、530、及びMUnの各々に制御フレーム(例えば、MCTS585)を送信する。更に、フェーズVIIでMIMOモードでの通信を要求することができなかたMU525は、フェーズIXでACK580にMRTSをピギーバックしていた可能性がある。同様に、フェーズVIIでのMUnは、ACK565にMRTSをピギーバックした可能性がある。従って、MU515、525、530、及びMUnは、AP505によりMIMOモードで通信許可される。フェーズXIでは、MU515、525、530、及びMUnがデータパケット590をAP505に同時に送信し、フェーズXIIではAP505がACK595で応答する。
当業者によって理解されるように、AP505及びMU510−nは、フェーズXIIを過ぎて次のリフレッシュ期間まで及び/又は次のリフレッシュ期間後もチャンネルを介して通信を継続することができる。上述のように、次のリフレッシュ期間の開始後、AP505は、通信の第1モード又はMIMOモードでトレーニングパケットを再度ブロードキャストすることができる。
更に、当業者であれば、本発明が従来のシステムよりも優れたある利点をもたらすことは理解されるであろう。例えば、従来のMIMOシステムでは、APは、より高いビットレート(216mbpsなど)で単一のMUのみと通信を行う。これとは対照的に、本発明では、より低いビットレート(例えば54mbps)で2つ又はそれ以上のMUと通信するAPを提供し、ハードウェア及びソフトウェアを有意に修正することなくより高いビットレートを処理することができないレガシー802.11システムとの互換性に対応する。更に本発明は、APが少なくとも2つのMUと同時に通信すること又はその逆を可能にすることにより、最小のオーバーヘッドでシステムのスループットを向上させる。
上述のように、AP及び/又はMUは、2つ又はそれ以上のアンテナ及び受信機を有することができる。図6は、本発明を利用するシステム用のAP及びMUの総スループットとアンテナ数との間の例示的な関係を示すグラフである。図6に示されるように、総スループットは、チャンネルがこのチャンネル上での更なる送信をこれ以上サポートできない飽和点(250アンテナ、225mbpsなど)まで双曲線的に増加する。図7は、図6のグラフの一部の拡大図を示している。図7で、第1の線700は、図6のグラフの例示的な関係を示す。第2の線705は、本発明の結果として生じる予想オーバーヘッドによる実際の関係を示す。アンテナの数が増えると、予想オーバーヘッドも増える。しかしながら、例えば、8つのMUが同時に54mbpsの同じ周波数で通信している場合を考えると、予想オーバーヘッドは比較的小さい。
本発明の精神又は範囲から逸脱することなく、本発明において様々な修正を行い得ることは当業者には明らかになるであろう。従って、本発明は、添付の請求項及び均等物の範囲内であれば本発明の修正及び変形形態を包含するものとする。
本発明によるシステムの例示的な実施形態を示している。 本発明によるダウンストリームプロトコルの例示的な実施形態を示している。 本発明によるアップストリームプロトコルの例示的な実施形態を示している。 本発明による方法の例示的な実施形態を示している。 本発明によるシステムの無線通信の例示的な実施形態の概略図を示している。 本発明によるシステムの総システムスループットとアンテナ数との間の関係の例示的な実施形態を示している。 本発明によるシステムの総システムスループットとアンテナ数との間の関係の別の例示的な実施形態を示している。
符号の説明
100 本発明によるシステム
105 WLAN
110 空間
115 エリア
120 アクセスポイント
125 MU
130 経路
140 出入口

Claims (27)

  1. 複数の無線デバイスの各々から、対応する無線デバイスの第1識別子を含む第1信号を受信する複数のアンテナと、
    前記複数のアンテナの各々に結合された複数のトランシーバと、
    前記複数のトランシーバの各々に結合されたプロセッサと、
    を備え、
    前記プロセッサは、前記アンテナの数を超えない選択された数の前記無線デバイスの各々からの前記第1識別子を含む第1通信マトリックスを生成し、
    前記プロセッサは、前記第1通信マトリックスを用いて、無線チャンネルを介して単一のタイムスロット内に前記選択された数の無線デバイスから受信される複数の無線通信信号を弁別する、
    ことを特徴とするアクセスポイント。
  2. 前記複数のアンテナの各々は、対応する第2信号を前記無線デバイスに送信し、前記第2信号は、前記対応する無線デバイスによって第2通信マトリックスを生成するのに利用される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のアクセスポイント。
  3. 前記第2信号はトレーニングパケットである、
    ことを特徴とする請求項2に記載のアクセスポイント。
  4. 前記無線デバイスの各々は、携帯電話、スキャナ、PDA、ネットワークインタフェースカード、ラップトップ、及びハンドヘルドコンピュータのうちの1つである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のアクセスポイント。
  5. 前記第1識別子はベクトルである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のアクセスポイント。
  6. 前記アクセスポイントは、単一のタイムスロット内に前記第1信号の各々を受信する第1通信モード(「FCM」)と、別の単一のタイムスロット内に複数の無線通信信号の送信及び受信の一方を行う第2通信モード(「SCM」)とを有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のアクセスポイント。
  7. 前記FCMがIEEE802.11標準規格を利用し、前記SCMが多入力多出力(MIMO)モードを利用する、
    ことを特徴とする請求項6に記載のアクセスポイント。
  8. 前記プロセッサは、少なくとも1タイムスロット及びリフレッシュ期間のうちの一方の後に前記第1通信マトリックスを更新する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のアクセスポイント。
  9. 複数の無線デバイスの各々から、対応する無線デバイスの第1識別子を含む第1信号を受信する4つのアンテナと、
    前記アンテナに結合された4つのトランシーバと、
    前記トランシーバに結合されたプロセッサと、
    を備え、
    前記プロセッサは、前記4つの無線デバイスのセットの各々からの前記第1識別子を含む第1通信マトリックスを生成し、
    前記プロセッサは、前記第1通信マトリックスを用いて、無線チャンネルを介して単一のタイムスロット内に前記無線デバイスから受信された4つの別の信号を弁別する、
    ことを特徴とするアクセスポイント。
  10. アクセスポイントにより、第1無線通信モード(「FCM」)を使用して予め設定された数の第1信号を送信する段階を含む方法であって、
    前記第1信号の予め設定された数は、前記アクセスポイントの送信アンテナの数に対応し、前記FCMは、送信されることになる前記第1信号の各々に対してタイムスロットを提供し、前記第1信号の各々は、対応する無線デバイスによって第1通信マトリックスを生成するように利用されており、
    前記方法が更に、
    複数の無線デバイスの各々からFCMを使用して第2信号を受信する段階と、
    前記アクセスポイントにより、前記予め設定された数を超えない選択された無線デバイスの数に対応する第2信号の関数として第2通信マトリックスを生成する段階と、
    第2無線通信モード(「SCM」)を使用して前記選択された無線デバイスの少なくとも1つと無線通信を開始する段階と、
    を含み、
    前記SCMは、前記第2通信マトリックスを利用して、無線チャンネルにわたり単一のタイムスロット中に前記アクセスポイントと前記選択された無線デバイスとの間に複数の無線通信を可能にする、
    ことを特徴とする方法。
  11. 前記各第1信号は、前記第1信号が送信される対応アンテナを識別する第1識別子を含む、
    ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 前記第2信号の各々は、前記対応する第2信号が送信される対応無線デバイスを識別する第2識別子を含む、
    ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 前記第1信号はトレーニングパケットである、
    ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  14. 前記FCMがIEEE802.11標準規格を利用し、前記SCMが多入力多出力(MIMO)モードを利用する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  15. 前記第1信号の予め設定された数が少なくとも2つである、
    ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  16. 前記第1信号の予め設定された数が前記送信アンテナの数に等しい、
    ことを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 前記タイムスロットの数は前記予め設定された数に等しい、
    ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  18. 前記第1及び第2識別子の各々はベクトルである、
    ことを特徴とする請求項12に記載のアクセスポイント。
  19. 前記第1信号の各々のタイムスロットは、搬送波感知多重アクセス(「CSMA」)メカニズムを用いて取得される、
    ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  20. 前記第1通信マトリックスは、前記SCMを使用して無線通信を行うために対応無線デバイスによって利用される、
    ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  21. 前記第2信号は、前記SCMを使用して無線通信を行うための対応無線デバイスによる要求信号である、
    ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  22. 前記第2通信マトリックスは、前記選択された無線デバイスの各々を識別する第2識別子を含む、
    ことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  23. 少なくとも1つのタイムスロット及びリフレッシュ期間のうちの一方の後に前記第2通信マトリックスを更新する段階を更に含む請求項10に記載の方法。
  24. 前記開始段階が以下のサブ段階:すなわち、
    前記アクセスポイントにより、前記選択された無線デバイスの各々に単一のタイムスロット内でデータパケットを送信する段階と、
    前記選択された無線デバイスの各々から、確認応答信号及び別のデータパケットのうちの少なくとも1つを前記単一のタイムスロットの後の別の単一のタイムスロット内で受信する段階と、
    を含む、
    ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  25. 前記SCMにより、前記アクセスポイントと前記選択された無線デバイスとの間で同じ周波数での無線通信が可能になる、
    ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  26. 前記無線デバイスの各々は、携帯電話、スキャナ、PDA、ネットワークインタフェースカード、ラップトップ、及びハンドヘルドコンピュータのうちの1つであることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  27. 前記第1信号及び前記第2信号の各々は、空間内の一意の経路に沿って移動する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
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