JP2008536624A5 - - Google Patents

Description

プレート２２０は、前−外方向に椎骨の前−外側輪郭に沿うように湾曲した下面２２４を含んでいる。他のプレートの実施形態に関して上で論じたように、その様な湾曲によって、図２８に示すように、プレート２２０を脊柱体節に対する前方進入路２４０で前−後方向設置軸２４２に沿って設置し易くなる。穴２３０、２３２の軸２３５は、矢状面に平行でもある前方設置軸２４２に概ね平行な方向に伸張している。穴２３０、２３２の軸は、プレート２２０の下面２２４に対して斜めに向いている。プレート２２０の植え込み方向では、穴２３０、２３２の軸は、プレート２２０の下面２２４を沿わせて設置する椎骨面に対して垂直な垂直軸２４４に対して斜めに向いている。アンカー部材２３１、２３３は、下面２２４に対して直交方向に向いている軸２３７に沿って伸張している。植え込み方向では、軸２３７は、矢状面を横切るように椎体の中へと伸張し、軸２３５と交差している。交差する軸２３５と２３７で示されるファスナとアンカー部材の方向は、椎体係合部材による三角形配置を提供している。これは、プレートの椎骨に対する変位を防止してプレート２２０を椎骨に固定的に係合させる楔効果を作り出す。

外側に向けられたアンカー部材は、プレート２２０に事前に取り付けられているか又はプレート２２０と一体に形成されているので、プレート２２０を通して外側に向けられたファスナを配置する必要はない。これは、垂直軸２４４に沿って伸張する進入路内でプレート２２０のどの外側の穴にファスナを装着する場合にも必要となるはずの組織の牽引を最小限にするか又は不要にしながら、直接前方進入路からプレート２２０を前−外側に設置できるようにしている。

Claims (6)

1. 脊柱体節の安定化のための平板固定システムにおいて、
   第１椎骨の中に通すための骨ファスナを受け入れるためにプレートの上面と下面の間を貫通している第１穴と、第２椎骨の中に通すための骨ファスナを受け入れるために前記プレートの前記上面と前記下面の間を貫通している第２穴とを有しているプレートであって、前記プレートの下面が前記第１椎骨及び前記第２椎骨の前−外側部分に沿って配置することができる構造に作られており、前記第１穴及び前記第２穴が第１軸に沿ってのびており、前記第１軸は、前記プレートが前記第１椎骨及び前記第２椎骨の前記前−外側部分に沿って配置されたときに、脊柱体節の矢状面と概ね平行な方向に前記プレートを貫通して配置されている骨ファスナを受け入れるために、前記プレートの前記下面に対して非直交方向に配置されている、プレートと、
   前記プレートの外側と前記第１穴及び前記第２穴それぞれとの間の箇所で前記下面からのびている第１アンカー部材及び第２アンカー部材とを備え、
   前記プレートが前記第１椎骨及び前記第２椎骨の前記前−外側部分に沿って配置されたときに、前記第１アンカー部材及び前記第２アンカー部材は、第２軸に沿い前記矢状面を横切ってのびるように前記第１椎骨及び前記第２椎骨の中へと配置され、前記第１軸と前記第２軸とが交差することによって、前記骨ファスナと前記第１アンカー部材及び前記第２アンカー部材とは三角形配置を提供している、平板固定システム。
2. 前記第１アンカー部材及び前記第２アンカー部材はそれぞれ、前記プレートの前記下面からのびている細長い本体と、尖った遠位端とを含んでいる、請求項１に記載の平板固定システム。
3. 前記細長い本体は、多角形断面形状を含んでいる、請求項２に記載の平板固定システム。
4. 前記多角形断面形状は方形であり、前記尖った遠位端はピラミッド形状である、請求項３に記載の平板固定システム。
5. 前記プレートは、その外側に沿った前記上面と前記下面の間の第１厚さが、その内側に沿った前記上面と前記下面の間の第２厚さよりも厚い、請求項１乃至４の何れか１項に記載の平板固定システム。
6. 前記プレートの前記下面は、前記内側と前記外側の間が凹型に湾曲しており、前記プレートの前記上面は、前記内側と前記外側の間が凸型に湾曲している、請求項５に記載の平板固定システム。