JP2008533573A - 障害回復アーキテクチャー - Google Patents
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Abstract
Description
・第1は目標回復ポイント(RPO)であり、これは元のデータとバックアップコピーとの間の最大計画相違を定義する。
・第2は目標回復時間(RTO)であり、これはサービスの再開のための最大時間を定義する。
出願人は、障害発生の後にシステムをリストアする際に、クライアントが好ましくは良好なRPO及びRTO値を維持しつつも設定を手動で変えて回復サイトの回復サーバーにアクセスする必要がなく、ネットワーク要素のリストアとは独立にクライアントがサービスにアクセスできることを保証するという問題が存在することに気付いた。
本発明をさらに良く理解するために、単なる例であって限定するものと解釈すべきでない好ましい態様を、添付図面を参照して以下で説明する。
図1は生産サイト52、回復サイト54、生産サイトと回復サイトとの間に接続されたネットワーク56、及びエクストラネットクライアント58を含んだシステム50の図である。生産サイトは1つ以上のアプリケーションサーバー62に接続されたストレージ60を含むことができる。例えばイーサネットスイッチ及びIPルータを含み得るネットワーク66を介してアプリケーションサーバー62にアクセスするために、1つ以上のイントラネットクライアント64が使用される。ボックス66にはまた、認証システム、ファイアウォール又はアプリケーションサーバーへのアクセスを阻止する侵入検出システムを含み得るセキュリティデバイスも示されている。リモートストレージボリューム上のアプリケーションサーバーのローカルイメージの同期複製を実行するために、ミラーリングソフトウエアモジュール68が用いられる。このような同期複製によって、ストレージ60上に置かれたデータが最後のトランザクションまで回復サイト54上にて保持されたコピーと一致することが保証される。また、最後のトランザクションがサーバーの設定に対する損傷を引き起こした場合に、前にセーブされた安定なイメージに戻ることができるように、システムの安定な動作条件に対応したシステムのイメージをミラーリングソフトウエアモジュールがセーブすることも望ましい。
・アプリケーションサーバーのルーティング計画。
・イントラネット/エクストラネットクライアントに対するアプリケーションサーバーのアクセス規則。
・生産サイトのネットワークトポロジー及び生産サイトと回復サイトとの相互接続についての情報。
・アプリケーションサーバーのハードウエア特徴。
・オペレーティングシステム、インストールされたソフトウエアパッケージなどに関するイメージ特徴。
・サービスについて合意されたサービス・レベル・アグリーメント。
・生産サイトのアプリケーションサーバーと互換性のある特徴を有する回復サイトのサーバーの可用性。
・回復サイト54のストレージデバイスに対する、アプリケーションサーバー62によるアクセス。ストレージアクセスはアクセスコントロールリスト(ACL)の設定を介して管理され、アクセスコントロールリスト(ACL)は、どのサーバーが所与のストレージデバイスにアクセスする許可を有しているかを特定する。
・リソースを解放又は割当てするリクエスト。この機能は、例えば所与のアプリケーションサーバーに対して障害回復サービスを停止することが決定されていたという理由で、予め割り当てられたリソースを解放するリクエストを行なうことを可能にし、又は逆に言えば新しいストレージリソースを割り当てることを可能にする。この機能は、カスタマーにより署名されたSLAについての情報を更新すると共に、リポジトリ152に保持される。
・フェイルバック条件における複製プロセスの管理。障害回復手順の後、この機能は、回復サイト54の回復サーバー78によりローカルで使用されるデータのコピーを生産サイト52のストレージボリューム上で実行可能にする。データが生産サイトにて首尾一貫した方法にてリストアされた後は、初期動作条件に戻ることができ、この初期動作条件では、イントラネット及びエクストラネットクライアントによりアクセスされるサービスが生産サイトのアプリケーションサーバーにより公開される。
・割り当てられたリソースの使用ステータスの検査。この機能により、ストレージデバイスの効果的な活用についての統計値を得ることができると共に、新しいデバイス(回復サイトのプールのための処理及びストレージリソース)の取得を前もって評価することができる。
・生産サイト52のネットワークのトポロジー及び生産サイト52と回復サイト54との相互接続に関する情報を収集する目的での、カスタマー情報マネージャーモジュール150との相互作用。
・生産サイト52にて設定されたルーティング計画を回復サイト54に移動させるための、プロビジョニングプラットホーム制御モジュール158へのメッセージの送信。この段階はカスタマーサイトとプロバイダーサイトに存在するCEデバイスの設定、及び対応するPEデバイスの設定についての変更を含む。
・回復サイト54内のSANデバイス82にセーブされた最も最近のシステムイメージを識別する目的での、ストレージゲートウエイ制御モジュール156との相互作用。
・ディスクレス起動の時に回復サイト54のサーバープールにおける指定回復サーバーが生産サイト52のアプリケーションサーバー62と同じIPアドレスを受信するための、回復サイトのDHCP(ダイナミックホストコンフィグレーションプロトコル)サーバーの設定。
・アプリケーションサーバー62と互換性のある特徴を有する回復サイト54のリソースプールに属するハードウエアシステムを識別するための、カスタマー情報マネージャーモジュール150との相互作用。
・回復サーバー72上でのディスクレス起動手順を有効にする。例えば、インターネットでURL:http://www.cisco.com/en/US/products/hw/ps4159/ps2160/products_installation_and_configuration_guide_book09186a00801a45b0.html(本特許出願の出願日の時点で)からダウンロードで利用可能な種類のディスクレス起動手順が使用できる。
1)生産サイトのネットワークのトポロジー及び生産サイトと回復サイトとの相互接続に関する情報を収集する目的で、CIMM150と相互作用する。
2)生産サイトにて構成されたルーティング計画を回復サイトに移動させるために、メッセージ(マイグレートネットワーク(MigrateNetwork))をPPCMに送信する。この段階はカスタマーサイト及びプロバイダーサイトのCE-PEデバイスの設定についての変更を伴う。
3)回復サイト内のストレージシステムにセーブされた最も最近のシステムイメージを識別する目的で、SGCMと相互作用する(複製機構が用いられる場合には最も最近のものに一致し得る)。
4)起動(ディスクレス起動)される際に回復サーバーを有効にして生産サイトのアプリケーションサーバーと同じIPアドレスを受信するために、回復サイトのDHCPサーバーの設定を行なう。
5)アプリケーションサーバーと互換性のある特徴を有する回復サイトのリソースプールに属するハードウエアシステムを識別するために、CIMMと相互作用する。
6)ディスクレス起動手順を可能にする:この段階では、GUIは人間のオペレータに待機中のハードウエアリソースプールから選択された回復サーバーを始動できることを知らせる。
1)SGCM156が、矢印190で示すように生産サイト上で回復サイトのデータの一致したコピーを行なうために、逆複製手順を起動する。
2)回復サイトにて構成されたルーティング計画を生産サイトに移動させるために、DRCMがメッセージ(マイグレートネットワーク(MigrateNetwork))をPPCMに送信する。この段階はカスタマーサイト及びプロバイダーサイトのCE-PEデバイスの設定についての変更を伴う。
3)生産サイトでのサービスが再開され、クライアントが元のアプリケーションサーバー62にアクセスする。
4)回復サイト54にて回復サーバー78により用いられるハードウエアリソースが解放され(自由なリソースプールに戻される)。
5)同期/非同期ミラーリング(又は複製)手順が再起動される。
特に、利点の一つは、RPO及びRTOパラメータがミラーリングプロセスにより実行される複製によって最適化されることである。
さらに別の利点は、クライアントを回復サーバーにルーティングする自動再ルーティングである。
例えば、本解決策を拡張及び変更して、それを達成する個々の構成要素に作用させるか、又は既存の構成要素を当該技術における制御アーキテクチャーに統合することができる。
52 生産サイト
54 回復サイト
56 生産サイトと回復サイトとの間に接続されたネットワーク
58 エクストラネットクライアント
Claims (17)
- パケットベースのネットワーク(56)により接続される生産サイト(52)と回復サイト(54)とを含むアーキテクチャーにおいて障害回復を実行する方法であって、
生産サイト(52)の問題を検出する工程と;
問題の検出に応じて、パケットベースのネットワーク(56)を介して生産サイト(52)にアクセスする試みが回復サイト(54)にルーティングされるように、パケットベースのネットワーク(56)を自動的に再設定する工程と;
を含むことを特徴とする方法。 - 少なくとも生産サイト(52)の一部で生じた変更が自動的に回復サイト(54)にコピーされるように、少なくとも前記生産サイト(52)の一部をミラーリングする工程(180)を更に含む、請求項1に記載の方法。
- 所定の時間間隔で回復サイト(54)から生産サイト(52)をポーリングする工程(184)を更に含む、請求項1又は2に記載の方法。
- 生産サイトの問題の解決を検出すると共に、回復データを回復サイト(54)から生産サイト(52)にコピーする(190)ことによって生産サイトを自動的にリストアする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
- 生産サイトをリストアした後、生産サイト(52)へのアクセスを可能にするようにネットワーク(56)を自動的に再設定する、請求項4に記載の方法。
- 生産サイトのサーバー(62)のネットワークアドレスを用いてイントラネットコンピュータ(64)及びエクストラネットコンピュータ(58)から回復サイト(54)の回復サーバー(78)にアクセスする工程を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
- 前記問題を検出する工程が、
生産サイトのサーバー(62)をポーリングする工程と;
サーバー(62)からの応答を所定の期間待つ工程と;
前記所定の期間が終了すると障害回復手順を開始する工程と;
を含む請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。 - 回復サイト(54)の回復サーバー(78)を回復サーバーのプールから選択する工程を更に含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
- 前記選択する工程が、生産サイト(52)のサーバー(62)に関連したハードウエア特徴を検索すると共に、該特徴を回復サイトのプールにある回復サーバー(78)のハードウエア特徴とできるだけ厳密に照合する工程を含む、請求項8に記載の方法。
- 前記ネットワーク(56)を再設定する工程が、生産サイト(52)のネットワークアドレスを有するリクエストを回復サイト(54)に再ルーティングする工程を含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
- 生産サイト(52)のサーバー(62)の状態の安定なコピーと生産サイトのサーバー(62)のコピーの両方を最後のトランザクションまで回復サイトに記憶する工程を更に含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
- パケットベースの電気通信ネットワーク(56)によって接続される生産サイト(52)と回復サイト(54)とを含むと共に、該ネットワーク(56)において障害回復を実行するためのシステム(50)であって、
回復サイト(54)に設置された回復制御サーバー(84)を備え、回復制御サーバー(84)が、
生産サイト(52)の問題を検出することができる第1のモジュール(154)と;
問題を検出すると、生産サイト(52)へのアクセスの試みが回復サイト(54)にルーティングされるように、前記ネットワークを自動的に再設定することができる第2のモジュール(160)と;
を含むことを特徴とするシステム。 - 生産サイト(52)に設置されると共にミラーリングモジュール(68)を備えたアプリケーションサーバー(62)を更に含み、ミラーリングモジュール(68)が生産サイトのアプリケーションサーバーのイメージの同期複製を回復サイト(54)に対して実行する、請求項12に記載のシステム。
- 回復サイト(54)に備えられると共に生産サイトのアプリケーションサーバー(62)についての情報を記憶するデータベース(152)を更に含む、請求項13に記載のシステム。
- 前記アプリケーションサーバー(62)についての情報が、
・アプリケーションサーバーのルーティング計画;
・イントラネット及びエクストラネットクライアントに対するアプリケーションサーバーのアクセス規則;
・アプリケーションサーバーのハードウエア特徴;及び
・イメージ特徴;
のうちの1つ以上を含む、請求項14に記載のシステム。 - パケットベースの電気通信ネットワーク(56)により接続される生産サイト(52)と回復サイト(54)とを含んだアーキテクチャーであって、障害回復を実行するための請求項12〜16のいずれか一項に記載のシステム(50)を含むことを特徴とするアーキテクチャー。
- パケットベースの電気通信ネットワーク(56)を介して生産サイト(52)に接続される回復サイト(54)であって、
回復制御サーバー(84)を備え、回復制御サーバー(84)は、
生産サイト(52)の問題を検出することができる第1のモジュール(154)と;
問題を検出すると、生産サイト(52)にアクセスする試みが回復サイト(54)にルーティングされるように前記ネットワークを自動的に再設定することができる第2のモジュール(160)と;
を含むことを特徴とする回復サイト。
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