JP2008532614A - 歯列矯正具及びそれを利用した歯列矯正方法 - Google Patents

歯列矯正具及びそれを利用した歯列矯正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、歯牙矯正具及びそれを利用した歯牙矯正方法に関し、歯牙矯正治療過程で生じ得る患者の異物感及び不便さを最小に抑え、審美的な問題点を解消することができ、治療状況によって歯牙矯正具を新たに作製しなければならない面倒さと費用負担を減少させることができ、特別な知識を修得しなくても、歯科医者であれば欠損歯部側に傾いた歯牙に対する的確な矯正施術を行なうことができるようにする。
【解決手段】本発明の歯牙矯正具は、欠損歯部30に取り付けられ前記欠損歯部の左右の歯牙10a、10bの傾斜を防止し、傾いた歯牙を矯正できるように構成されており、一方が開放されたシリンダー310と、前記シリンダーの内部に挿入されるスプリング330と、前記シリンダーから前記スプリングが離脱しないように前記シリンダーの開放部側の内部に移動可能に挿入され、前記スプリングの一端によって弾性力を受けるプレス320とを備える。前記プレス320は、前記スプリング330の一端が挿入できるように一方が開放されることを特徴とする。
【選択図】図11

Description

本発明は、上顎及び下顎の喪失歯を長時間放置した場合、欠損歯部の左右の歯牙が欠損歯側に傾くのを防ぐことができる歯列矯正具及びそれを利用した歯列矯正方法に関する。
歯科治療のための抜歯または何らかの原因による歯牙喪失は、歯列にスペースを形成し、歯牙が傾く現象を生じる。特に、大臼歯や小臼歯等の臼歯(奥歯)を喪失した場合、欠損歯部の左右の歯牙が欠損歯部側に傾き、そのため欠損歯部側に傾いた歯牙とそれに隣接する歯牙との間にスペースを形成することにより、次のような問題点が発生する。
図1は、従来の歯列矯正の例を示し、歯牙10は、歯茎20の外部に出て外観上露出している歯冠部11と、歯骨に埋められて歯茎20で囲まれた歯根部12とで構成される。しがしながら、歯牙欠損が発生すると、第1歯牙10a及び第2歯牙10bとの間に欠損歯部30が形成され、前記第1歯牙10a及び第2歯牙10bは側面支持基盤を失い、欠損歯部30側に傾いてしまう。すなわち、第1歯牙10aの歯冠部11及び第2歯牙10bの歯冠部11が近接するようになり、第1歯牙10aまたは第2歯牙10bに隣り合う第3歯牙10cの間に大きなスペース40が発生する。その結果、スペース40に食物が挟まったり、審美性に影響を与えることになる。
また、第1歯牙10a及び第2歯牙10bが欠損歯部30側に傾いてしまうと、何よりも補綴物の修復が難しくなるばかりでなく、欠損歯部30の歯周組織に歯周疾患が発現しやすくなって補綴物の寿命が短くなり、かつ歯牙インプラント(implant)が困難になって欠損歯の治療が難しくなる。
このような問題点を解決するために、従来は、複数個の歯牙と歯周組織を固定源として、欠損歯部30に拡張用スクリューを配置した後、前記スクリューを少しずつ回しながら傾いた歯牙を立て直す方法を利用した。しかしながら、この方法は、患者が自らスクリューを回さなければならず面倒であると共に、複数個の歯牙と歯周組織に固定源が広く分布しているので、患者に異物感を与えるだけでなく、不便であるという問題点があった。
また、前記スクリューは歯牙の唇側または舌側に配設されるので、矯正のための物理的なスクリューの圧力方向が多少偏重し、傾いた歯牙を確実に立て直すには限界があった。
一方、図1には、患者自らがスクリューを回さなければならない不便さを解決するために、スクリューの代わりにコイルスプリング140を用いた歯牙矯正具による歯牙矯正例が示されている。すなわち、欠損歯部30を中心に、第2歯牙10bとこれに隣り合う歯牙10bなどの唇側または舌側にチューブ120bがブラケット121で固定され、第1歯牙10aにはチューブ120aが固定され、前記チューブ120a、120bは、アーチワイヤー130の一端が遊動可能に貫通して連結されている。また、前記アーチワイヤー130のうち、前記欠損歯部30と対応する部分の周りに両端が前記第1歯牙10a及び第2歯牙10bに固定されるチューブ120a、120bに支持され、前記第1歯牙10a及び第2歯牙10b側に弾性力を加えるコイルスプリング140が挿入される。その結果、前記コイルスプリング140の弾性力により、欠損歯部30側に傾いた第1歯牙10a及び第2歯牙10bが前記欠損歯部30とは反対方向に弾性力を受けることになり、傾いた第1歯牙10a及び第2歯牙10bを矯正することができる。この方法は、前記スクリューによる歯牙矯正方法と異なり、患者が特別に操作を行なうことなく、矯正が必要な第1歯牙10a及び第2歯牙10bに継続して均等な矯正圧力が加わるので、患者の不便さを減らす効果が得られる。
しかしながら、前記のようなコイルスプリング140を適用した歯牙矯正具を利用する歯牙矯正方法においても、チューブ120a、120bが歯牙10a、10bの唇側または舌側に配設され、第1歯牙10a及び第2歯牙10bに偏重してコイルスプリング140の弾性力が加わるので、歯牙の的確な矯正に限界がある。また、チューブ120a、120b、ブラケット121、アーチワイヤー130、及びコイルスプリング140が口腔内部に広く分布し外観上露出しており、異物感及び不便さを与えると共に審美的な問題もあり、スクリューによる歯牙矯正方法と同様の問題点を有している。
一方で、図2及び図3には、従来の別の歯牙矯正具による歯牙矯正の例が示されている。
すなわち、この方法は、口腔内部に異物感を与える部品数を減らし、部分的に歯牙の傾斜を防ぐことができるように構成されている。詳細には、一対の平行部231、231と、歯冠部11にかみ合って傾斜されたいずれか一方の歯牙10bを支持する支持部232を有するU字状ワイヤー230が、歯牙の唇側及び舌側にそれぞれ前記平行部231などが挿入貫通できるチューブ220を有するバンド210に固定され、欠損歯部30に配置される。また、前記平行部231には一端が前記バンド210と接し、他端が前記支持部232と接して、前記バンド210と前記支持部232の方向に弾性力を加えるコイルスプリング240が設けられる。すなわち、前記コイルスプリング240の弾性力によって欠損歯部30の左右の歯牙10a、10bが前記欠損歯部30と反対側に弾性力を受けることにより、欠損歯部30側に傾く歯牙10a、10bを矯正することができる。さらに、この方法によれば、歯牙10a、10bの唇側と舌側の両側において欠損歯部30とは反対方向に均等な矯正圧力が加わるので、前述した例に比してより的確な矯正が実現でき、歯牙矯正具をほぼ欠損歯部30に局限して装着するので、口腔内の異物感及び不便さを減らすことができる。
しかしながら、本例の歯牙矯正具及びそれを利用した歯牙矯正方法は、第1歯牙10a及び第2歯牙10bの傾斜度によってコイルスプリング240による弾性力の作用点が変化し、時間が経過するにつれ歯牙10a、10bに的確な矯正圧力を加えることができなくなる。そのため、矯正期間が経過するとバンド210とチューブ220を新たに作製しなければならない不便さと費用負担という問題点が発生した。
さらに、施術の際、U字状ワイヤー230の平行部231にコイルスプリング240を挿入し、同時に一対のチューブ220、220に前記各平行部231を挿入して、欠損歯部30にU字状ワイヤー230を装着する作業が大変難しく、また、唇側及び舌側に位置するU字状ワイヤー230部分(つまり、平行部231)及びチューブ220を有するバンド210部分、外部に露出したコイルスプリング240などの外形構造上、上述した例よりは少ないものの、口腔内の異物感は解消することができず、欠損歯部30に異物が挟まりやすくなるという問題点があった。
また、本例の歯牙矯正具を用いた歯牙矯正治療は、該歯牙矯正具を作製するための特別な知識を取得した歯科医者だけが行なえるものであって、矯正治療時の患者の施術費用が高くなる要因となっていた。
本発明は、前記のような従来の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、歯牙矯正治療において患者に与える異物感及び不便さを最小に抑えることができ、審美的な問題点を解消することができ、治療過程によって新たに歯牙矯正具を作製しなければならない面倒さ及び費用負担を減らすことができ、特別な知識を取得しなくても歯科医者であれば、欠損歯部側に傾いた歯牙に対する的確な矯正施術を行なうことができる歯牙矯正具及びそれを利用した歯牙矯正方法を提供することである。
前述した目的を達成するために本発明は、欠損歯部に取り付けられ前記欠損歯部の左右の歯牙の傾斜を防止し、傾いた歯牙を矯正する歯牙矯正具において、一方が開放されたシリンダーと、前記シリンダーの内部に挿入されるスプリングと、前記シリンダーから前記スプリングが離脱しないように前記シリンダーの開放部側の内部に移動可能に挿入され、前記スプリングの一端によって弾性力を受けるプレスとを備えて構成されることを特徴とする。
本発明によれば、前記プレスは、前記スプリングの一端が挿入できるように一方を開放することを特徴とする。
また、本発明は、欠損歯部に取り付けられ前記欠損歯部の左右の歯牙の傾斜を防止し、傾いた歯牙を矯正する歯牙矯正方法において、一方が開放されたシリンダーと、前記シリンダーの内部に挿入されるスプリングと、前記シリンダーから前記スプリングが離脱しないように前記シリンダーの開放部側の内部に移動可能に挿入され、前記スプリングの一端によって弾性力を受けるプレスとを備える歯牙矯正具を、その両端が、前記欠損歯部の左右の歯牙に接して前記スプリングの弾性力を加えるように、前記欠損歯部に取り付ける工程と、前記歯牙の傾きに応じて前記歯牙矯正具の弾性力の作用点を決定し、前記歯牙矯正具の一端を歯科用接着剤を使用して前記欠損歯部の左右の歯牙のうちのいずれか一方に接着する工程とを有してなることを特徴とする。
本発明によれば、前記歯牙矯正具を接着する工程後に、前記欠損歯部の左右の歯牙の矯正程度を確認する工程と、前記歯牙矯正具の弾性力の作用点を修正する必要がある場合には、前記歯科用接着剤を除去し、前記歯牙矯正具を前記欠損歯部から分離し、矯正程度によって前記欠損歯部の大きさに対応する大きさを有する歯牙矯正具を前記欠損歯部に取り付ける工程と、前記歯牙の傾きに応じて前記歯牙矯正具の弾性力の作用点を決定し、前記歯牙矯正具の一端を歯科用接着剤を使用して前記欠損歯部の左右の歯牙のうちのいずれか一方に接着する工程とをさらに有することができる。
本発明による歯牙矯正具とそれを利用した歯牙矯正方法によれば、歯科医者であれば専門的な知識がなくても本発明の歯牙矯正具300を利用して歯牙を矯正する施術を簡便に行うことができ、施術時間及び矯正期間も短縮できるので経済的である。
また、本発明の歯牙矯正具300が欠損歯部30に完全に挿入され、スプリング330が外部に全く露出しないので、患者の不便さ、異物感、かつ審美的な問題を解消することができる。
また、歯牙喪失を長期間放置して欠損歯部30のスペースが狭くなり、人工歯牙の植え込みが難しくなった場合の問題も解決でき、欠損歯部30のみならず欠損歯部30の周囲の歯間が広がってしまい食物などが挟まるのを防止することができる。
本発明の特徴及び利点は、添付図面を参照する以後の詳細な説明からより明らかに理解できるであろう。なお、本明細書及び請求の範囲の用語及び単語は、本発明の発明者が本発明を最善の方法で説明するため用語の概念を適合に定義できるという原則に基づいて、本発明の技術的思想に符合する意味と概念として理解しなければならない。
図4及び図5を参照して、本発明の実施例1による歯牙矯正具について説明する。
本実施例の歯牙矯正具300(以下、別の実施例の歯牙矯正具と区別するために図面符合300aを付ける。)は、欠損歯部30に取り付けられ歯牙10のうち前記欠損歯部30の左右の歯牙10a、10bの傾斜を防止し、傾いた歯牙10a、10bを矯正できるように構成されたものであり、シリンダー310と、前記シリンダー310の内部に挿入されるスプリング330と、前記シリンダー310から前記スプリング330が離脱しないように前記シリンダー310に移動可能に挿入され、前記スプリング330の一端によって弾性力を受けるプレス320を備えてなる。
口腔は、相対湿度が100%に近い湿潤な環境であり、咀嚼時に発生する高い交換圧力(最大470MPa)、急激な温度変化(瞬間的な最大温度差65℃)、生体組織との緊密な接触、過敏反応といった副作用の頻発、多数の細菌種の口腔内常住、個々の高い審美的要望などに影響を与える特殊性を有する。このため、口腔内に装着する歯科用器具はその材質が特殊であり、口腔内の治療目的及びその内容に応じた器具を構成する最適の材料に対する関連業界及び材料学分野の研究が進められている。
本実施例の歯牙矯正具300aは、請求の範囲を逸脱しない範囲内で様々な材質を適用することができる。
本実施例の歯牙矯正具300aの構成要素について詳細に説明する。前記スプリング330は、傾いた歯牙10a、10bに強い弾性力を加えて曲がった歯根部12を立て直し、さらに、歯牙全体が堅固に保持できるように牽引する原動力を与えるものであって、圧縮コイルスプリングの形態からなることが望ましい。
前記シリンダー310は、一端が開放されて前記スプリング330が挿入できる内室311を備えた円筒形構造からなることが好ましく、耐腐食性に優れ、かつ、人体に無害な高分子合成樹脂材からなることができる。これにより、前記スプリング330をシリンダー310の内室311に挿入すると、スプリング330の一端がシリンダー310の閉鎖された端部に支持され、スプリング330の他端はシリンダー310の開放部の方向に弾性力を加えることができるようになる。
前記プレス320は、前記シリンダー310の内室311のうち、開放部側から前記シリンダー310の長手方向に移動可能に挿入され、前記スプリング330が前記シリンダー310から離脱しないように前記シリンダー310の内室311を閉鎖するものであり、前記スプリング330により前記シリンダー310の開放部の外側方向に弾性力を受けることになる。また、前記プレス320は、本実施例の歯牙矯正具300aが欠損歯部30に取り付けられた状態で前記スプリング330により弾性力を受けるとしても、シリンダー310の内室311から離脱して前記スプリング330が外部に露出しないようにシリンダー310に挿入されることが重要である。前記スプリング330としては圧縮コイルスプリングが適用されるので、スプリング330のピッチによって異物が挟まるスペースが多く形成される。そのため、本実施例の歯牙矯正具300を口腔内に施術する際、異物感または食物などが挟まる問題点を最小化し、患者の便宜を図ることができるように、前記スプリング330が可能な限り外部に露出しないようにすることが望ましい。
上述したように構成された本実施例の歯牙矯正具300を欠損歯部30間に取り付けると、前記スプリング330の弾性力が両側に働いてシリンダー310の閉鎖された端部と、プレス320の一端部が、前記欠損歯部30の左右の歯牙10a、10bの歯冠部11に直接接することになる。そのため、歯冠部11のエナメル質の破損を最小に抑制し、スプリング330の強い弾性力によりシリンダー310及びプレス320と歯冠部11との接触部が滑りやすくなるのを防止するため、前記シリンダー310及びプレス320はある程度の軟性を有する高分子合成樹脂材からなることが望ましい。
すなわち、前記スプリング330は、前記欠損歯部30の長さより長く形成されて前記シリンダー310の内室311に挿入され、この状態で前記プレス320をシリンダー310に挿入すると、前記プレス320によって前記スプリング330が圧縮を受けて、シリンダー310の内室311に完全に挿入されることができる。この状態で、図5に示したように、本実施例の歯牙矯正具300aが欠損歯部30に取り付けられる。
本実施例の歯牙矯正具300aを前記欠損歯部30に取り付ける際、前記シリンダー310の外周面を把持できるようにプライヤーと類似する構造を有するホルダー400(図9参照)を使用できるが、図5に示したように、前記ホルダー400の把持力によって前記プレス320が移動しないように、前記シリンダー310の内周面と前記プレス320の外周面が密着するので、前記スプリング330の弾性力が保持された状態で、前記歯牙矯正具300を欠損歯部30に取り付けることができる。
上述したように、欠損歯部30に本実施例の歯牙矯正具300aが挿入されると、圧縮されたスプリング330の弾性力(つまり復元力)が前記シリンダー310の閉鎖された端部と前記プレス320とに両側に働くことになる。前記スプリング330の弾性力は、歯科医者の判断で調節可能であり、それはスプリング330の長さを調節することによって行なうことができる。
図6乃至図12を参照して、本発明の実施例2に係る歯牙矯正具について説明する。
本実施例の歯牙矯正具300(以下、実施例1の歯牙矯正具300aと区別するために図面符号300bを付ける。)は、実施例1の歯牙矯正具300aにおいてプレス320の構造が異なる以外は、実施例1の歯牙矯正具300aと同様の構成を有している。
すなわち、本実施例の歯牙矯正具300bにおいて、図6、図7及び図12に示したように、プレス320はシリンダー310の構造と同様に、一端が開放されて形成される内室322を有し、このプレス320の内室322がシリンダー310の内室311を向けるようにして、前記プレス320が前記シリンダー310の内室311に挿入される。これにより、前記シリンダー310に挿入されたスプリング330の一端が前記プレス320の内室322に挿入されることによって、前記スプリング330は両方に、前記シリンダー310の閉鎖された端部と、前記プレス320の閉鎖された端部に弾性力を加えることになる。
前記プレス320が前記スプリング330の一端が挿入される内室322を有することによって前記スプリング330の一端が前記プレス320の内室322に挿入できるようにした状態で、図7に示したように、前記スプリング330を圧縮しながら前記プレス320を前記シリンダー310の内室311に挿入することができるので、前記プレス320の組立作業が簡便で、かつ前記プレス320の離脱を効果的に防止することができ、前記スプリング330の外部露出を防止する効果も向上される。
なお、図8に示したように、本実施例の歯牙矯正具300bを欠損歯部30に取り付ける際、前記実施例と同様に、図9に示されたホルダー400のような器具でシリンダー310の外周面を把持して、シリンダー310の内周面とプレス320の外周面を密着させることによって、スプリング330の弾性力を保持した状態で本実施例の歯牙矯正具300bを欠損歯部30に取り付けることができる。その結果、歯牙矯正施術を簡便に行うことができる。
上述したように、本発明の実施例により構成された歯牙矯正具300において、欠損歯部30に取り付けた状態でスプリング330が外部に露出せず、シリンダー310の内室311がプレス320によって閉鎖されるので、歯牙矯正具300に異物が挟まることがない。さらに、円筒状構造を有し、欠損歯部30の面積を殆ど占めているので、欠損歯部30に異物が挟まるのも防ぐことができる。
次に、上述したように構成された本発明の歯牙矯正具300による歯牙矯正方法について説明する。ここでは、主に実施例2の歯牙矯正具300bを例にして説明する。
まず、欠損歯部30に本発明の歯牙矯正具300を取り付ける前に、歯牙矯正具300を組立て、組立てた歯牙矯正具300をスプリング330の圧縮された弾性力を保持したまま、前記欠損歯部30に取り付けるべきであるが、そのために図9に示したようなプライヤー構造を有するホルダー400が使用される。
前記ホルダー400は、図9に示したように、中間部が互いに旋回可能に結合され、各一端には取っ手411が形成されており、他端には互いに対応する半円形状の把持溝412がそれぞれ形成された一対の把持レバー410a、410bを有して構成される。このような構造により、前記半円形の把持溝412が合うようにホルダー400を操作すると円形状の把持溝を形成するので、本発明の歯牙矯正具300を把持することができる。すなわち、シリンダー310にスプリング330を挿入し、前記スプリング330を圧縮しながらプレス320を前記シリンダー310に挿入して、図7に示したように、前記スプリング330の弾性力を保持した状態で、図8に示したように、前記ホルダー400の半円形状の把持溝412により前記シリンダー310の外周面を把持すると、前記ホルダー400の把持力がシリンダー310の内室311の方向に働き、前記シリンダー310の内周面と前記プレス320の外周面が密着して、大きな摩擦力が前記スプリング330の弾性力以上に働くことにより、前記スプリング330の圧縮された弾性力がそのまま保持できる。その結果、前記プレス320がスプリング330の弾性力によってシリンダー310から離脱するのを防ぐことができる。さらに、前記ホルダー400のうち半円形状の把持溝412が形成された方の端部が磁性を有するようにし、前記スプリング330のような金属性部品を取りやすくする簡便な組立方法を提供することもできる。
このように、前記ホルダー400を利用して本発明の歯牙矯正具300を把持した状態で、図10に示したように、前記歯牙矯正具300の両端が前記欠損歯部30の左右の歯牙10a、10bに接して前記スプリング330の弾性力が加わるように、前記欠損歯部30に本発明の歯牙矯正具300を取り付ける。
上述したように、本発明の歯牙矯正具300を欠損歯部30に取り付けると、スプリング330の弾性力によって欠損歯部30の左右の傾いた歯牙10a、10bにシリンダー310の一端とプレス320の一端が接して矯正圧力が加わるので、前記歯牙10a、10bの傾斜状態を矯正でき、矯正された歯牙が再び傾かないように保持することができる。
次に、図11に示したように、前記歯牙10a、10bの傾きに応じて歯牙矯正具300の弾性力の作用点を決定し、歯牙矯正具300の一端を歯科用接着剤Bを使用して欠損歯部30の左右の歯牙10a、10bのうちの一方に接着する。
すなわち、この工程では、欠損歯部30に装着した歯牙矯正具300の位置を前記ホルダー400を利用して調節することで、欠損歯部30の左右の第1歯牙10a及び第2歯牙10bに加わる弾性力の作用点を決定することによって、第1歯牙10a及び第2歯牙10bに的確な矯正圧力が加わるようにする。この時、歯牙矯正具300の一端のみを第1歯牙10aまたは第2歯牙10bに接着することが重要である。これは、歯牙矯正具300の弾性力で傾いた第1歯牙10a及び/または第2歯牙10bが矯正されることにつれ、歯牙矯正具300の一端と歯冠部11の接触地点に変化が生じた場合に対応するためである。
前記歯科用接着剤Bは歯冠部11と接することになるので、歯冠部11と歯牙矯正具300との間の接着性が優れた材質の歯科用接着剤Bを使用することが望ましい。
一般に、歯冠部11の最上層部であるエナメル質は、97%以上がハイドロキシアパタイト(Hydroxyapatite)と呼ばれる燐酸カルシウムからなり、密度と硬度及び機械的強度が非常に高く、一連の化学物質に対して強い特性を有する。エナメル質は疎水性であるので、同様に疎水性の高分子複合材修復材料と結合することが望ましい。
このようなエナメル質の特性により、歯科用接着剤Bとして疎水性の接着剤を使用して本発明の歯牙矯正具300の一端を歯牙に固定する。
一方、本発明の歯牙矯正具300の矯正方法において、前記歯牙矯正具300を接着する工程後に、前記欠損歯部30の左右の歯牙の矯正程度を確認する工程をさらに有することができる。
すなわち、本発明の歯牙矯正具300を上述したように固定すると、欠損歯部30の左右の歯牙10a、10bに的確な矯正圧力が加わり、これによって傾いた歯牙が矯正されるが、一方の歯牙に歯科用接着剤Bで一端が強く固定された歯牙矯正具300は、その他端が接した歯牙の誤った地点に弾性力を加えるおそれがある。そのため、定期的な観察が必要である。
前記観察結果、的確な歯牙矯正を行なうために歯牙矯正具300の弾性力の作用点を修正する必要があると判断される場合には、前記歯科用接着剤Bを除去し、歯牙矯正具300を欠損歯部30から取り外し、矯正程度によって前記欠損歯部30の大きさに相応する大きさの歯牙矯正具300を上述した方法で圧縮、把持して前記欠損歯部30に再び取り付ける。そして、上述したように、欠損歯部30に再び取り付けた歯牙矯正具300の一端を欠損歯部30の左右のいずれか一方の歯牙に歯科用接着剤Bで接着して固定する。
このような観察工程及び位置を修正する工程は、矯正程度に応じて順次に複数回繰り返すことができる。
従来の歯牙矯正具による歯牙矯正例を示した図である。 従来の別の歯牙矯正具による歯牙矯正例を示した図である。 図2の平面図である。 本発明の実施例1に係る歯牙矯正具を示した分解斜視図である。 本発明の実施例1に係る歯牙矯正具による歯牙矯正例を示した図である。 本発明の実施例2に係る歯牙矯正具を示した分解斜視図である。 本発明の実施例2に係る歯牙矯正具を示した断面図ある。 本発明の実施例2に係る歯牙矯正具をホルダーを利用して施術する例を示した図である。 本発明の実施例2に係る歯牙矯正具をホルダーで把持した状態を示した側面図である。 本発明の実施例2に係る歯牙矯正具を欠損歯部位に取り付けた状態を示した図である。 本発明の実施例2に係る歯牙矯正具を欠損歯部位に取り付け、歯科用接着剤を使用して接着した状態を示した図である。 本発明の実施例2に係る歯牙矯正具を示した横断面図である。
符号の説明
10、10a、10b…歯牙
30…欠損歯部
300…歯牙矯正具
310…シリンダー
330…スプリング
320…プレス

Claims (4)

  1. 欠損歯部30に取り付けられ前記欠損歯部の左右の歯牙10a、10bの傾斜を防止し、傾いた歯牙を矯正する歯牙矯正具300において、
    一方が開放されたシリンダー310と、
    前記シリンダーの内部に挿入されるスプリング330と、
    前記シリンダーから前記スプリングが離脱しないように前記シリンダーの開放部側の内部に移動可能に挿入され、前記スプリングの一端によって弾性力を受けるプレス320とを備えて構成されることを特徴とする歯牙矯正具。
  2. 前記プレス320は、前記スプリング330の一端が挿入できるように、一方が開放されていることを特徴とする請求項1に記載の歯牙矯正具。
  3. 欠損歯部30に取り付けられ前記欠損歯部の左右の歯牙10a、10bの傾斜を防止し、傾いた歯牙を矯正する歯牙矯正方法において、
    一方が開放されたシリンダー310と、前記シリンダーの内部に挿入されるスプリング330と、前記シリンダーから前記スプリングが離脱しないように前記シリンダーの開放部側の内部に移動可能に挿入され、前記スプリングの一端によって弾性力を受けるプレス320とを備える歯牙矯正具300を、その両端が前記欠損歯部の左右の歯牙に接して、前記スプリングの弾性力を加えるように前記欠損歯部に取り付ける工程と、
    前記歯牙の傾きに応じて前記歯牙矯正具の弾性力の作用点を決定し、前記歯牙矯正具の一端を歯科用接着剤Bを使用して前記欠損歯部の左右の歯牙のうちのいずれか一方に接着する工程とを有してなることを特徴とする歯牙矯正方法。
  4. 前記歯牙矯正具300を接着する工程後に、前記欠損歯部30の左右の歯牙10a、10bの矯正程度を確認する工程と、
    前記歯牙矯正具の弾性力の作用点を修正する必要がある場合は、前記歯科用接着剤Bを除去し、前記歯牙矯正具を前記欠損歯部から分離し、矯正程度によって前記欠損歯部の大きさに相応する大きさを有する歯牙矯正具を前記欠損歯部30に取り付ける工程と、
    前記歯牙の傾きに応じて前記歯牙矯正具の弾性力の作用点を決定し、前記歯牙矯正具の一端を歯科用接着剤を使用して前記欠損歯部の左右の歯牙のうちのいずれか一方に接着する工程とをさらに有することを特徴とする請求項3に記載の歯牙矯正方法。

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