JP2008531144A - 交感神経緊張の評価 - Google Patents

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Abstract

本発明は、交感神経の緊張を決定する方法に関し、1以上の交感神経の緊張中性点において刺激のしきい値で、加えられた刺激を決定し、1以上の交感神経の緊張依存点において同じ刺激のしきい値で、加えられた刺激を決定する。また、本発明は、人における交感神経緊張を決定するために刺激を加え測定するためのシステムとその用途に関し、1以上の交感神経の緊張中性点において刺激のしきい値で、加えられた刺激を決定するステップと、1以上の交感神経の緊張依存点において同じ刺激のしきい値で、加えられた刺激を決定するステップを備える。

Description

本発明は、交感神経の緊張(tone)を直ちに決定する方法およびその測定システムに関する。この方法は、人の交感神経緊張を直ちに決定できるので、身体と精神の両方で最適に健康な人のポテンシャルのレベルを決定するために使用できる。この発明は、さらに、交感神経緊張を決定するための本発明によるシステムの用途と、交感神経緊張を決定するための侵害受容の測定の用途に関連する。
ほ乳類では、神経系は、体性神経系と自律神経系とに機能的に分けられる。自律神経系は、自動的にかつ反射的に機能する。自律神経系は、さらに、交感神経系と副交感神経系に分けられる。交感神経と副交感神経は逆の効果をもつ。
交感神経系は、いわゆる「ストレス期」にある生物における資源を、すぐ危険な状況/挑戦が最適に扱われるように動員する。これが意味するのは、人が精神的により速く、より明らかに考え、同時に、考えに集中する能力を強めることである。この目的を支えるため、関係しない感覚は効果的に妨げられる。体は、応答を遅くすることにより対応し、筋力を強め、感覚を鋭くし、考える技能と動く技能の調整を最適にする。
結論として、上述のことは、正しい量と正しいバランスで必要な回復とともに現れるとき、「ストレス期」が肯定的な生理学的現象であることを含む。これは、以下に説明されるように、副交感神経系が優勢であるときにもたらされる。
副交感神経系は、生物の資源を回復し強化し、これにより、激痛の状況で資源が動員されるべきときに必要な資源が利用できることを保証する。
生理的には、交感神経を介する刺激は、脈動と血圧を高め、腺などにおける分泌の生成を止める。これに対し、副交感神経は、とりわけ心拍と血圧を低くし、腺の分泌を刺激する。ストレスの間と、危険な状況において、交感神経系が活性化される。
ストレスは、脳によって危険または大きな危険であると感じられた状況を取り扱うために生物の資源が活性化されている容態である。もし人が、利用できる必要な資源を持っているなら、この状況は肯定的に感知される。もしこの状況が、刺激が体の資源を越えた状態を表しているなら、生物の資源は重い負担を負わせられ、長期の強いストレスが人の能力を損なう。この状態を、慢性または負のストレスという。
最も穏やかな形では、慢性ストレスは、筋肉の緊張、疲労、頭痛などの並の症状として現れる。ストレスの程度がよりひどくなると、追加の症状が、たとえば記憶の問題、集中の欠除、内部器官からの苦痛(たとえば動悸、胃痛、性欲減退)の形で経験される。ストレスの状態がさらにひどくなると、社会的活動も損なわれ、たとえば、寛容の減少、いらいら、怒りの制御できない爆発が起こる。後者の場合、処理されない慢性ストレスは、病気に導き、仕事の能力は長期間損なわれる。
上述の緊張への体の反応は、視床下部−下垂体−副腎システムにより制御される。このシステムは、コルチソルを含むステロイドホルモン(グルココルチコイド1/2)の放出を活性化する。さらに、他のホルモン、なかでも、ドーパミン、ノルアドレナリンおよびアドレナリンを含むカテコールアミン、も放出される。その結果、1組の生理学的反応(合わせて応答期という)がおこり、併せて反応期という。脳、心臓血管系、免疫系、呼吸系および消化系を含む実質的にすべての体のシステムが影響を受ける。
体と心の危険/挑戦/緊張が過ぎたとき、それに対する体の反応は不活性化され、回復期がはじまる。
ストレス反応は、純粋に体または心理の脅威によっても、考えによっても活性化されない。多くの毎日の生活の状況は、とりわけ、多忙、心配、個人的な関係の問題、家計の心配は、人が脅威を受けていなくても、反応期を活性化する。もしこれらの小さいが日常的な緊張が蓄積されると慢性ストレスに導く。
ストレス状態が発現し否定的な含意を生じるのを避けることの一部として、人の急性ストレスまたは蓄積されたストレスのレベルの決定は、ストレスに関連した否定的な結果(個人的及び社会的な結果)が避けられおよび/または防止されるように、ストレスを起こしている緊張を減少しまたは完全に除く行動を始められ、または、緊張を扱うという人の覚悟が大きくなるのを可能にするのに、きわめて重要である。ストレスは、それ自体病気ではないが、蓄積されたストレスにより、人は、病気に発展するかもしれない衝撃を受けやすくなる。
人のストレスレベルの尺度として交感神経緊張(交感神経系の活動度)を決定するための多くの方法が知られている。それらは、たとえば、唾液の中のコルチゾールの測定、唾液の中のカテコールアミン(アドレナリンおよび/またはノルアドレナリン)とコルチゾールの測定、および、尿の中のカテコールアミンの測定(Ekman R. and Lindstedt. G,: “Molekyler pa liv og dod” (生と死における分子), in Ekman R. and Arnetz B. (red) “Stress; Molekylerne, Individen, Organisationen, Samhallet” (ストレス、分子、個人、組織及び社会), Libers publishing firm, Stockholm 2002, pages 77-89; Hansen A.M., Garde A.H., Christensen J.M., Eiler N.H. & Nettestrom B. “Evaluation of a radioimmunoassay and establishment of a reference interval for salivary Cortisol in healthy subjects in Denmark”, Scand J Lab Invest 2003; 63: 303-10.) “Maling af hudtemperatur” (皮膚温の測定) (Normell LA, WaIIIn BG. “Sympathetic skin nerve activity and skin temperature changes in man”. Acta Physiol Scand 1974; 91: 417-26)含み、また、汗の分泌はストレス測定の別の既知の方法である。
ストレスと交感神経緊張を決定する既知の方法は、遅延、通信および費用を含む複雑な技術的解析が要求されるという欠点、または、これらの方法が体の環境からの衝撃/影響に影響されないことはないという欠点により妨げられる。たとえばコルチゾールのための唾液の決定は実験室での解析を必要とする。さらに、そのような決定の1つの欠点は、唾液のコルチゾール濃度の変化がストレスレベルの増加と異なる他の原因によるかもしれないことである。汗の分泌の決定は、この測定が信頼性が低いかもしれないという欠点により妨げられる。特に、暑い日には、汗の分泌は、人のストレスレベルにかかわらず増える。
Ekman R. and Lindstedt. G,: "Molekyler pa liv og dod" (生と死における分子), in Ekman R. and Arnetz B. (red) "Stress; Molekylerne, Individen, Organisationen, Samhallet" (ストレス; 分子、個人、組織および社会), Libers publishing firm, Stockholm 2002, pages 77-89 Hansen A.M., Garde A.H., Christensen J.M., Eiler N.H. & Nettestrom B. "Evaluation of a radioimmunoassay and establishment of a reference interval for salivary Cortisol in healthy subjects in Denmark", Scand J Lab Invest 2003; 63: 303-10.) "Maling af hudtemperatur" (皮膚温の測定) (Normell LA, WaIIin BG. "Sympathetic skin nerve activity and skin temperature changes in man". Acta Physiol Scand 1974; 91: 417-26)
したがって、身体と精神の点で最適に行動する人の能力の尺度として交感神経緊張を決定する速い、信頼できる低価格の方法が望まれている。
本発明は、交感神経緊張を決定する方法を提供する。この方法は、速く、信頼でき、低価格で、そして、体と心の両方で最適に行動するという人の能力の尺度として使用できる。
本発明は、さらに、この方法を実施するためにシステムを提供する。
第1の観点において、本発明は、被検体における交感神経緊張および/またはストレスレベルを決定する方法を提供する。この方法では、1以上の交感神経緊張中性点で、1つのしきい値で、加えられた刺激を測定し、1以上の交感神経緊張依存点で、同じしきい値で、加えられた刺激を測定し、または、1以上の交感神経緊張依存点で、1つのしきい値で、加えられた刺激を測定する。また、所望ならば、このしきい値を、予め決められたしきい値または予め確立された校正しきい値と比較する。
第2の観点において、本発明は、人における交感神経緊張および/またはストレスレベルの定量的および/または定性的決定の方法である。この方法は、
a)校正しきい値と刺激しきい値を格納すること、および、
b)次に、上記刺激しきい値を上記校正しきい値と比較することにより、交感神経緊張および/またはストレスレベルの示度値を計算すること
からなる。ここで、上記校正しきい値は、人体における交感神経緊張中性点における侵害受容しきい値の定量的尺度であり、上記刺激しきい値は、人体における交感神経緊張依存点における侵害受容しきい値の定量的尺度である。また、交感神経緊張の上記示度値は、人における交感神経緊張および/またはストレスレベルの尺度である。
本発明のさらなる複数の観点は、以上に説明した本発明の方法の実際的な具体化に関連する。この実行は、治療及びプログラムを最適化することを目的としていて、治療及びプログラムの効力または順守(コンプライアンス)は、その治療またはプログラムを受けている人のストレスレベルおよび/または交感神経緊張に依存する。たとえば、本発明は、患者の療法レジメン(regimen)のプログラムを制御する方法に関する。ここで、療法レジメンの効力および/または患者の順守は、患者の交感神経緊張および/またはストレスレベルに依存している。この方法では、i)上記療法レジメンの間に上記患者における交感神経緊張および/またはストレスレベルを1回以上決定し、ii)上記療法レジメンと、ステップiで決定された交感神経緊張および/またはストレスレベルとから、患者の利益の統合された尺度に基づいて、上記療法レジメンを調節する。
これらの観点に関連して、本発明の1つの方法は、ストレスレベルおよび/または交感神経緊張が上述の方法により高いと認定されたときに、診療行為(介入)の可能性を含む。より正確には、本発明は、所望しないまたは非生産的なストレスを防止する方法に関する。この方法では、a)上述の方法を用いることにより患者における交感神経緊張および/またはストレスレベルの決定を行い、もしこの決定が交感神経緊張および/またはストレスレベルの増大を示すならば、交感神経緊張依存点を、1つの期間に、刺激しきい値より低い強度の刺激にさらす。
また、本発明に含まれる方法は、患者における病気の予後の方法である。この方法では、1)患者における交感神経緊張および/またはストレスレベルを決定し、次に、2)上記病気に関する患者のための予後の決定において、上記決定の結果を組み込んで、上記予後を提供する。ここで、上記交感神経緊張および/またはストレスレベルの上記決定は、ステップ1での、より高い交感神経緊張および/またはストレスレベルの上記決定よりもよい予後を示す低い交感神経緊張および/またはストレスレベルを示す。
また、本発明は、患者におけるストレスレベルの面接を基にした評価がストレスの本当の示度を提供するか否かを決定する方法に関する。この方法では、a)上記面接と並行して、上述のいずれかに記載された方法を用いて、患者における交感神経緊張および/またはストレスレベルを決定し、そして、b)面接を基にした上記評価が、ステップaでの上記決定と正に相関する結果を提供するか否かを確かめる。この正の相関は、面接を基にした評価が真の示度を提供することを示す。
第3の観点において、本発明は、人における交感神経緊張および/またはストレスレベルを測定するシステムに関する。このシステムは、a)人体における交感神経緊張中性点において決定された侵害受容校正しきい値を格納し、かつ、人体における交感神経緊張依存点において決定された侵害受容刺激しきい値を格納する記憶手段と、b)測定値を得るように上記侵害受容校正しきい値と上記侵害受容刺激しきい値のデータ処理をするプログラムされた電子回路とを含む。
この校正のしきい値は、予め決められた値または予め確立された値(永久的に格納された値、たとえば0)である。
第4の観点において、本発明は、人における交感神経緊張を測定するためのシステムに関する。このシステムは、人体に外の圧縮力を作用する接触面を備えた圧力ベースと、人体の上で上記圧力ベースに作用する圧縮力を測定するためのセンサと、第1の圧縮力測定値と第2の圧縮力測定値とをそれぞれ格納し、上記第1の圧縮力測定値と第2の圧縮力測定値の比の表現として読出値を計算する電子回路と、上記読出値を表示するための読出ユニットとを含む。
第5の観点において、本発明は、交感神経緊張を決定するために刺激を加え測定するためのシステムの用途に関し、1以上の交感神経緊張中性点において、刺激のしきい値で、加えられた刺激を測定するステップと、1以上の交感神経緊張依存点において、上記刺激の同じしきい値で、加えられた刺激を測定するステップとを含む。
第6の観点において、本発明は、交感神経緊張を決定するための侵害受容を測定する用途に関する。
さらなる観点において、本発明は、異なる程度の硬度、色、形状、表面組織などの異なる性質をもつ複数の交換可能な圧力ベースからなる、本発明のシステムを組み立てるための構成部品のキットに関する。
本発明は添付の図面を参照して以下に詳細に説明される。
図1は、鎖骨の上側の前の交感神経緊張中性点の位置と、乳頭と前腋窩ひだの間の交感神経緊張依存点の位置、Per 1、灰色の陰の領域、を示す。灰色の陰の領域の中の黒点は、本発明によるPer 1の中の最もしばしば使用される点を示す。
図2は、脊柱の後ろ側の、より詳細にはTH10-11に対応する交感神経緊張中性点の位置と、肩甲骨の間のエリアの中のTH3−6に対応する交感神経緊張依存点の位置を示す。
図3は、鎖骨の上側の前の交感神経緊張中性点の位置と、胸骨の中央の交感神経緊張依存点の位置、C.V.17、灰色の陰の領域、を示す。灰色の陰の領域の中の黒点は、本発明によるC.V.17の中の最もしばしば使用される点を示す。
図4は、鎖骨の上側の前の交感神経緊張中性点の位置と、乳頭の下の2本の肋骨の間の交感神経緊張依存点の位置、St18、灰色の陰の領域、を示す。灰色の陰の領域の中の黒点は、本発明によるSt18の中の最もしばしば使用される点を示す。
図5は、本発明によるシステムを示す。システムを構成する部分は、1つの同じ装置に一体化されて示される。この装置は、人体に外側圧縮力を及ぼすための接触面を備える加圧手段と、この加圧手段により人体に及ぼされる圧縮力を測定するためのセンサとを含む。この装置は、読み出し値を表示するための読み出しユニットを含む。
図6は、本発明によるシステムの装置の一端部を示す。この一端部は、人体に力を及ぼす接触面と、人体に及ぼされた力を測定するためのセンサとを備える。
定義
発明の詳細な説明の前に、本発明に関連する特定の用語が定義される。
「ストレス」の用語は、緊張が体の資源を越えている緊張の容態をいう。ストレスは、体と心に関連し、肯定的効果と否定的効果をもつ。ストレスレベルの増加は、交感神経緊張の増大として表される。
「交感神経緊張」とは、神経系の交感神経部分における活動レベルをいい、体と心の両方で最適に行動するという人の能力の尺度である。
「急性ストレス」の用語で表される容態では、人は、短時間(典型的には数時間/数日)、交感神経系における活動の増大を引き起こす状況を経験している。
「蓄積されたストレス」の用語で表される容態では、人は、長時間(典型的には数週間/数月/数年)、交感神経系における活動の増大を引き起こす状況を経験している。
「慢性ストレス」の用語で表される容態では、ストレスは、臨床上の症状を誘発する。
「刺激」の用語は、皮膚の機械的レセプタ、熱的レセプタおよび/または侵害受容レセプタを活性化する任意の種類の刺激を表す。刺激は、機械的刺激、熱的刺激、放射刺激および/または化学的刺激として与えることができる。機械的刺激は、たとえば、圧縮力を用いて与えることができる。熱的刺激は、たとえば、寒さおよび/または熱を用いて与えることができる。放射刺激は、たとえば、赤外分光、可視分光および/または紫外分光またはそれらの組み合わせの印加を用いて、たとえば、レーザ、発光ダイオード、赤外光源、紫外光源および/または白色光源を用いて与えることができる。化学的刺激は、有機化合物および/または無機化合物を用いて与えることができる。
「交感神経緊張中性点」の用語が表す身体上の点では、加えられた刺激への感度は交感神経系の活動レベルおよび/または急性ストレスのレベルに依存しない。また、交感神経緊張の増大および/またはストレスレベルの増大が感度のためのより高いしきい値または侵害受容を起こす身体上の点は、この表現に含まれる。
「交感神経緊張依存点」の用語が表す身体上の点では、交感神経緊張またはストレスレベルの増大がその点で感度および/または侵害受容のためのしきい値の低下をおこすという意味で、加えられた刺激への感度は交感神経系の活動レベルに依存する。
「刺激のしきい値」の用語は、印加刺激を心地よくないものとして、より詳細には、不快なものとしてまたは痛みとして人が感じるために、与えられた点で印加されるべき印加刺激の強さを表す。
「圧力感度のしきい値」の用語は、印加圧力を心地よくないものとして、より詳細には、不快なものとしてまたは痛みとして人が感じるために、与えられた点で印加されるべき印加圧力の強さを表す。
「侵害受容刺激のしきい値」の用語は、人がある点で刺激を侵害受容として、たとえば、組織を損傷するものとして感じるしきい値を表す。また、この表現は、人により心地よくないとして感じられる刺激を含む。
「実質的に同時に」の用語は、校正しきい値、刺激しきい値などの測定が数分、たとえば1分、2分、3分、5分、10分、15分などの期間内に行われることを表す。
「有意で低い」の用語は、交感神経緊張依存点での侵害受容刺激しきい値が、交感神経緊張依存点でのしきい値の85%以下であること、特に80%以下であること、さらには75%以下であることを表す。
「刺激を加え測定するシステム」の用語は、刺激を加え測定できるシステム、たとえば、1つまたは複数の装置を表す。
「圧力検知装置」の用語は、圧力を加え測定できる装置を表す。
「マーカー」の用語は、測定点をマークする手段を表す。
「測定点」の用語は、加えられた刺激で刺激のしきい値が交感神経緊張に中性であるかまたは依存する点を表す。
「C.V.17」、「Per1」および「St18」の表現は、伝統的な中国理論(伝統的中国医学の北京大学、「Essentials of Chinese Acupuncture」、外文出版社、1980年)による経穴を表す。C.V.は任脈であり、Perは心経であり、Stは胃経である。C.V.17点、灰色の陰の領域は、図3に示される。図3において、灰色の陰の領域の中でC.V.17の中で本発明による最もしばしば使用される点は黒点を用いて表される。Per1点、灰色の陰の領域は、図1に示される。図1において、灰色の陰の領域の中でPer1の中で本発明による最もしばしば使用される点は黒点を用いて表される。St18点、灰色の陰の領域は、図4に示される。図4において、灰色の陰の領域の中でSt18の中で本発明による最もしばしば使用される点は黒点を用いて表される。これらの点C.V.17、Per1およびSt18は、中国語の名前により明確に定義されていて、体の表面に点の形である。図1、図3および図4において、灰色の陰の領域は、ある実際の点が検査されるべきであることを記すために用いられ、その点は、単に、刺激されたときに最も痛い点であるという性質によってのみ明確にしている。また、これが意味するのは、その点が図面において灰色の陰の領域の外側に記されてもよいことである。実際に、その点は、交感神経系の心臓への神経分布(nerve supply)に対応する皮膚の部分内の任意の点であってよい(たとえば、Rutherford J.D., Braunwald E.& Cohn P.F., "Chronic heart disease"; Braunwald E. ed. "Heart Disease. A textbook of Cardiovascular Medicine", Philadelphia, W.B. Saunders Company 1988, 1314-67; Williams P.L., Warwich R., Dyson M. & Bannister L.H., eds. Gray's Anatomy. New York, Churchill Livingstone, 1989, 723-1168; Mann F., "Textbook of acupuncture", William Heinemann medical books, London 1987, 57-64)。
「TH3−6」と「TH10−11」の表現は、それぞれ、同じ数の胸椎の上のとげ状突起3−6ととげ状突起10−11を示す。とげ状突起は、固い突起のように感じる脊柱の部分である。とげ状突起3−6ととげ状突起10−11は図2に示され、とげ状突起3−6は、脊柱の上の最も上側の4つの黒点であり、とげ状突起10−11は脊柱の上の最も下側の2つの点である。
人の全体の資源の最適な利用を確実にするため、与えられたストレスによりひき起こされた状況において、任意の時間に神経系の機能レベルを測定することによりこれが保証されることがきわめて重要である。
本発明による方法は、そのような方法を、交感神経系の活動レベルを直接に(ただちに)決定する方法の形で人に提供する。すなわち、
1)低い測定値は、交感神経系における低い活動レベルを示し、これにより、将来のストレスのある状況を最適にうまく対処するための最も可能な基礎である。
2)1つの高い値は、その人がいわゆる「ストレス期」において生物の資源を、生理学的にいえば、動員したという情報を、脳が危険であるとしてまたは危険らしいとして感じた状況をうまく対処するという観点で、使用者に提供する。
3)繰り返される高い測定値は、その人が長い「ストレス期」(生物の資源に長い期間重い負担を負わせることがある)にあるという情報を使用者に提供し、精神的に、肉体的に、情緒的にまた社会的に機能レベルの低下の基礎を提供する。
4)変化する高い測定値と低い測定値は、その人が「ストレス期」が活性化された状態と不活性化された状態に交互にあるという情報を使用者に提供する。
1つの実施形態では、この方法は、実際の測定に基づいてどのように負のストレスを防止し処理するかをその人に教え、かつ、何がその人におけるストレスレベルを増加/減少するかを教える特別な道具と教育プログラムに関連される。
この発明は、交感神経系の活動レベルを、したがって、肉体的にも精神的にも最適に人が行う能力を決定する方法の集中的な研究の結果であり、交感神経緊張を決定する既知の方法の問題を解決する。交感神経緊張は、交感神経系の活動レベルの尺度であり、ここでは生理的ストレスという。
本発明により、以下の驚くべき点が見出された。体の上の点には、刺激のしきい値が加えられたときに交感神経緊張に中性的であり、または、痛覚脱失によってさえ反応できる点があり、一方、他の点は、刺激のしきい値が加えられたときに、交感神経緊張依存点がある。すなわち、ある点では、加えられた刺激に対する感度は交感神経系の活動レベルに依存せず、または、交感神経緊張/ストレスレベルの増加が痛覚脱失を生じるが、別の点では、加えられた刺激に対する感度は、それらの点が交感神経緊張および/またはストレスレベルの増加に応答して痛覚過敏になりうるという意味で、交感神経系の活動レベルに依存する。よって、本発明により、交感神経系の活動レベルが増加するとき、交感神経緊張依存点において加えられた刺激の感度は増加する。従来は、ストレスと、従って増加した交感神経緊張は一般的に痛みへの忍耐を増加すると記載されていたので(Amit and Galina, Physiol. Rev. 66, 1091-1120, 1980)、これは驚くべきことである。同定された交感神経緊張依存点は、一般的に、体について知られていたのとは異なって応答する。実際、同定された交感神経緊張依存点では、ストレスおよび/または増加した交感神経緊張は、痛覚過敏(すなわち増加された感度または増加された侵害受容)を起こすことが示され、これは、ストレスおよび/または増加した交感神経緊張により引き起こされる前述の痛覚脱失と対照的である。
どの強度の刺激を加えるのが交感神経緊張中性点における刺激のしきい値を得るために必要であるかを測定し、これを、交感神経緊張依存点における刺激の同じしきい値を得るための加える刺激の必要な強度と比較することにより、交感神経緊張の生理的尺度、したがって、人の生理的ストレスまたは直接のストレスレベルの生理的尺度が得られる。この測定は、交感神経系の活動レベルの今すぐの決定として考えられる。
本発明のこの方法を用いてこの直接のまたは急性のストレスレベルを決定するとき、この方法は、ストレス状態を調整して行動を最適化するための手段を人に提供する。交感神経系における活動レベルにおける急性の増加は、人の行動の最適化に対して有益な効果をもつことがある。周知のように、アドレナリンレベルの増加は行動の最適化に有益である。本発明による方法は、交感神経系の活動レベルの増加が有益な効果を生じるように、交感神経緊張を調整するために使用される。
こうして、交感神経系の直接の活動レベルおよび/またはストレスレベルの決定方法が提供される。この活動レベルは、最適に行動するための人の能力にとって重要である。この方法は、診断的な性質であることがあり、診断の価値をもつ。しかし、この方法は、また、人が最適に行動する直接の能力の予測法としても記載できる。始めに説明したように、交感神経系は、いわゆる「ストレス期」において、現実の危険な状況/挑戦が可能な最善のやり方で取り扱われるように生物の資源を動員する。これが意味するのは、考えを集中する能力が増すので精神的に同時により速くかつより明瞭に考えることである。この目的を支えるため、関連しない感覚の影響は効率的に防がれる。身体的に、体は、応答時間を短くすることにより応答し、筋肉の力を増加し、感覚を鋭くし、考えと運動の技能の間の協調を最適化する。
ランダムに選ばれた健康な複数の人のテストは、半分の人が重く、すなわち、後で定義されるストレスグループのレベル3で、ストレスを受けるが、ストレスを受けていないと感じることを示した。その結果、この方法と測定装置は、その人がそれなしではアクセスできなかった重要な情報を提供できるので、大きな実際的な価値をもつ。
また、本発明による方法は、長期に交感神経系の活動レベルを記録するために使用でき、ストレスに関連した状況になっていくのに間に合って防止するのに効果的である。そのような記録は、たとえば、各人のデータを監視する中央記録装置/データセンターへ送られ、その人に警告をちょうどよいときに送る。これにより、その状況は防止できる。
本発明によれば、上述の点における刺激の感度は、人によって大きく変わり、ある人についての交感神経緊張の1つのみの決定は、その人の通常の状態が分かっていなければ、その人の実際のストレス状態には必ずしも関連できない。したがって、交感神経緊張を追加情報で補うことが必要なことがある。交感神経系の低い活動レベル(すなわち、2つの決定の間の小さな差は、その人の資源の最適な予測の使用を示す。しかし、高い活動レベル(すなわち2つの決定の間の大きな差)は、あいまいであり、追加の情報を必要とする。こうして、高い活動レベルが本発明の方法を用いて決定される状況が生じることがあり、ストレス用紙(質問表)を用いた追加の解析が、その人が臨床上のストレスのしるしを示さなかったことを示す。この場合、測定は急性ストレスを示し、慢性ストレスを示さない。
しかし、多くの実際的な目的のため、1つの母集団における種々のレベルを表す校正しきい値を決定するのが好都合である。なぜなら、これは、刺激しきい値の1つの測定を行うことにより、1人の人におけるストレスレベルおよび/または交感神経緊張を確かめる可能性を提供し、これにより、校正しきい値の測定の必要性をなくす。
こうして、上記校正刺激値は、測定から得られた値である代わりに、予め決められた値、または予め確立された値、すなわち、1人または多数の人からの以前の観察に基づいた値、であってもよい。
本発明によれば、刺激は、皮膚の機械的レセプタ、熱的レセプタおよび/または侵害受容レセプタを活性化する任意の種類の刺激を表す。刺激は、機械的刺激、熱的刺激、放射刺激および/または化学的刺激として与えることができる。機械的刺激は、たとえば、圧縮力を用いて与えることができる。熱的刺激は、たとえば、寒さおよび/または熱を用いて与えることができる。放射刺激は、たとえば、赤外分光、可視分光および/または紫外分光またはそれらの組み合わせの印加を用いて、たとえば、レーザ、発光ダイオード、赤外光源、紫外光源および/または白色光源を用いて与えることができる。化学的刺激は、有機化合物および/または無機化合物を用いて与えることができる。
交感神経緊張の記録された生理的尺度は、人の急性ストレスのレベルと蓄積されたストレスのレベルの和の全体的尺度である。また、本発明による方法は、診療行為/ストレス緩和のイニシアティブの効果の記録を可能にする。
刺激が人にある点に加えられているときに、その刺激がもはや快適なものと感じられないとき、より詳細には、刺激を不快であるとして、または、苦痛であるとして感じるときに、刺激のしきい値が得られる。
交感神経緊張中性点は、また、校正点ともいう。これらの点は、鎖骨の上側で前方に位置でき、脊柱、とくにTH10−11と名付けられる脊柱の後側に位置できる。これらの点は、手の指の上や足の指の上の任意の点に、好ましくは、手の指または足の指の背側の上に、位置できる。
交感神経緊張依存点は、また、記録点ともいう。これらの点は、皮膚の上の任意の点に位置でき、心臓への交感神経系の神経分布に神経支配的に対応し、たとえば、前方に、胸骨の中央でのC.V.17,乳頭の下の2つのあばら骨の間のST18および乳頭と前腋窩ひだの間のPer1の3つの点が結合され、後方に、肩甲骨の間の領域でTH3〜6に対応する。1つの実施形態によれば、好ましくは、これらの点の最も痛い点、たとえば、活動レベルの最も正確な代表となる点が選ばれる
本発明は、短期間、典型的には数時間/数日、にわたる人の急性ストレス、および、長期間、典型的には数ヶ月/数年、にわたる慢性ストレスとの全体の尺度を考慮する。
急性ストレスと慢性ストレスの区別は、当業者に知られた技法を用いて実行できる。これらの技法は、それらに限定されないが、肉体的および精神的状態についての会話または状態がストレス書面(質問票)を用いて解明される他の方法を含む。さらに、ストレスの原因は、当業者に知られている技法により発見できる。これらの技法は、それに限定されないが、肉体的および精神的状態についての会話または状態がストレス/資源バランスシートを用いて解明される他の方法を含む。これは、本発明による決定への追加情報の補充として上に短く説明されていた。
慢性ストレスの第1の臨床上のしるしは、疲れと、運動装置の筋肉における筋肉の緊張の増大である。これは、たとえば、頭痛、背中、肩および首の痛みとして現れる。この状態は無害であり、肯定的ストレスとして感じられる多くの状態で経験される。
ストレスの負荷が長くなった場合、追加の症状が、意志の力の下にない神経系のいくつかの部分すなわち自律神経系で引き起こされる。これらの症状は、たとえば、気分のむら、胃痛、動悸、集中の欠如として現れる。
ストレスの負荷がさらに悪化するならば、上述の症状に追加される症状が、意志の力の下にない神経系のいくつかの部分で引き起こされる。人は、もはや、怒りやいらいらを制御できず、社会的行動が否定的に影響を受ける。
加えられた刺激のしきい値を得るのに必要な刺激の強度は、加えられた刺激の強度を測定できるシステムを用いて測定できる。加えられた刺激を測定するためのそのようなシステムの1例は、加えられた機械的刺激、熱的刺激、放射刺激および/または化学的刺激を測定できるシステムである。加えられた刺激を測定するシステムは、たとえば、加えられた圧縮力を測定する装置であり、たとえば圧力計である。加えられた圧縮力を測定できる装置の試験の後に、加えられた刺激のしきい値を得るのに必要な刺激の強度の測定は、指で行える。
さらに、本発明による方法は、種々のイニシアティブの効果の尺度として使用される。これらのイニシアティブは、職業的な健康処理とは関係があってもなくてもよいが、たとえば、ストレスを引き起こすとして感じされる状況に対応するイニシアティブを含む。
本発明による方法は、測定されている人とは別の人により、または、測定されている人により、実行できる。最も正確な測定は、測定されている人が自分で決定をすることにより得られる。
圧縮力による研究は示すように、交感神経系の活動度のレベル(レベル0〜3)が、以下のように、交感神経緊張中性点での圧力感度のしきい値を得るために必要な、加えられた圧縮力の形態での刺激に、交感神経緊張依存点での圧力感度の同じしきい値を得るために必要な、加えられた圧縮力の形態での刺激に相対的に、関連される。
レベル0: 交感神経依存点における圧力感度のしきい値での印加圧縮力が、交感神経緊張中性点における圧力感度の同じしきい値での、加えられた圧縮力の80%以上のとき。
レベル1: 交感神経依存点における圧力感度のしきい値での加えられた圧縮力が、交感神経緊張中性点における圧力感度の同じしきい値での、加えられた圧縮力の55%〜80%であるとき。
レベル2: 交感神経依存点における圧力感度のしきい値での印加圧縮力が、交感神経緊張中性点における圧力感度の同じしきい値での、加えられた圧縮力の30%〜55%であるとき。
レベル3: 交感神経依存点における圧力感度のしきい値での印加圧縮力が、交感神経緊張中性点における圧力感度の同じしきい値での、加えられた圧縮力の30%以下のとき。
交感神経緊張度のレベルと、交感神経緊張依存点での圧力感度の同じしきい値での圧縮力に相対的な交感神経緊張中性点での圧力感度のしきい値での圧縮力との前述の比は、人により変わっている。少数の場合、変動は約90%に達する。
同じ人において、測定は、さらに、異なる交感神経依存点の間で変わり、異なる交感神経中性点の間で変わる。交感神経系の活動度のレベルの最も正確な決定を得るために、他の因子に敏感でない交感神経緊張中性点を選ぶことが重要である。
交感神経緊張中性点での圧力感度のしきい値を得るために必要な、加えられた圧縮力の、交感神経緊張依存点での圧力感度の同じしきい値を得るために必要な、加えられた圧縮力に対する上述の比は、熱的刺激、放射刺激または化学的刺激が使用されるときに適用できることが分かった。1例として、圧縮力が加えられるとき、交感神経依存点は、たとえば熱や寒さに対してより敏感であることが分かった。熱は、たとえば、熱伝導または放射により移動される。この交感神経依存点は、また、交感神経中性点よりも、有機化合物および/または無機化合物からの影響により敏感である。
いずれかの交感神経中性点は、いずれかの交感神経依存点とともに使用できる。それぞれ1つの交感神経中性点と1つの交感神経依存点からなる複数の組の体の前方または後方での使用が好ましい。1例では、交感神経依存点C.V.17またはSt18またはPer11と組み合わされて鎖骨の上側の前での交感神経中性点を使用することが好ましく、または、交感神経依存点TH3〜6と組み合わされた交感神経中性点TH10〜11を使用することが望ましい。
こうして、本発明は、被検者における交感神経緊張および/またはストレスレベルを決定する方法に関する。この方法は、1以上の交感神経緊張中性点で、1つのしきい値で、加えられた刺激を測定するステップ、1以上の交感神経緊張依存点で、同じしきい値で、加えられた刺激を測定し、または、1以上の交感神経緊張依存点で、1つのしきい値で、加えられた刺激を測定するステップ、および、選択可能なステップとして、このしきい値を、予め決められたしきい値または予め確立された校正しきい値と比較するステップからなる。典型的には、この刺激のしきい値は、刺激の上記関連点における刺激の侵害受容のしきい値である。
本発明のある実施形態によれば、刺激は、機械的刺激、熱的刺激、放射刺激および/または化学的刺激により加えられる。
本発明のある実施形態によれば、機械的刺激は、印加された圧縮力を用いて提供される。
本発明のある実施形態によれば、熱的刺激は、熱源または冷源の使用により提供される。
本発明のある実施形態によれば、放射刺激が、加えられた赤外光、可視光および/または紫外光またはそれらの分光の組み合わせを用いて、たとえば、レーザ、発光ダイオード、赤外、紫外および/または白色の光源を用いて、提供される。
本発明のある実施形態によれば、化学的刺激は、塗布された有機または無機化合物を用いて提供される。
本発明のある実施形態によれば、刺激のしきい値での加えられた刺激の前記決定は、加えられた上記刺激を測定するシステムを用いて行われる。
本発明のある実施形態によれば、交感神経緊張中性点における刺激のしきい値での、加えられた刺激の前記決定は、鎖骨の上側で前方で、および/または、TH10〜TH11に対応する脊柱の上で後方で、および/または手の指および/または足の指の上で、行われる。後の2つの場合、刺激は、好ましくは、手の指/足の指の背側で加えられる。
本発明のある実施形態によれば、交感神経緊張依存点における刺激のしきい値で加えられた刺激の前記決定は、交感神経系の心蔵への神経分布に対応する皮膚の上の1以上の位置で、たとえば3つの位置が結合されている前の点の中の1点以上で行える。この3つの点は、胸骨の中央でのC.V.17および/または乳頭の下の2つの肋骨の間のSt18および/または乳頭と前腋窩ひだの間のPer1および/または肩甲骨の間のエリア内のTH3〜6であり、それらの点の中の最も痛い点が選択される。
本発明のある実施形態によれば、本発明は、人における交感神経緊張および/またはストレスレベルの定量的および/または定性的な決定の方法に関する。この方法は、
a)校正しきい値と刺激しきい値を格納することと、(ここで、校正しきい値は、人体における交感神経緊張中性点における侵害受容しきい値の定量的尺度であり、刺激しきい値は、人体における交感神経緊張依存点における侵害受容しきい値の定量的尺度である)
b)次に、上記刺激しきい値を上記校正しきい値と比較することにより、交感神経緊張および/またはストレスレベルの示度値を計算すること(ここで、交感神経緊張の上記示度値は、人における交感神経緊張および/またはストレスレベルの尺度である)
を含む。
1つの実施形態では、上記校正しきい値と刺激しきい値は実質的に同時に測定される。しかし、校正しきい値は、また、以前の測定を基にして得られた過去データの平均値、または、多数の異なる人の平均値を表す定数などの予め決められた値を表す。ある実施形態では、校正しきい値はゼロに設定される。
予め確立されたまたは決定された校正しきい値を用いるとき、これは、本発明の方法により使用者が利用しやすいアプローチを容易にするために、最初に行われる。なぜなら、ストレスレベルおよび/または交感神経緊張の示度を単純でただちに利用できるために、単独の測定を行うことのみが必要である。
とにかく、交感神経緊張および/またはストレスレベルの示度値は、好ましくは、校正しきい値と刺激しきい値の数学的組み合わせである。これは、校正しきい値と刺激しきい値とを数学的に組み合わせることにより得られる値(または色コードなどの他の英数字の示度、音調など)であることを意味する。典型的には、数学的な組み合わせは、校正しきい値と刺激しきい値の比の数学的関数(すなわち、刺激しきい値で除算された校正しきい値の関数)である。しかし、この数学的組み合わせは、また、この2つの値の差の関数であってもよい。なお、本発明によりそのようにすることが実際的であるけれども、これらの2つの値は同じ単位を用いて測定される必要はなく、異なる種類の刺激についてのしきい値であることさえも考えられる。
驚くべきことに、慢性ストレスと急性ストレスとを本発明が区別できることが示された。この根拠は以下の発見である。
a)急性ストレスは、ストレスにより誘起された痛覚消失に導くことがある。これは、人体の表面のほぼ任意の場所(ここで説明された交感神経緊張依存点を除いてまたは交感神経緊張依存点で著しく顕著でない)で観察できる。
b)急性ストレスならびに慢性ストレスは、皮膚の表面の特定の点(すなわち交感神経緊張依存点)で、ストレスにより誘起された痛覚消失に導くことがある。
c)慢性ストレスは、交感神経緊張および/またはストレスレベルの減少する効果をもつ標準の診療行為(すなわち、ここで説明された方法でも鍼でも)に応答して自律神経系の「弾性」の減少に導く。
したがって、本発明の1つの実施形態では、刺激しきい値の減少と組み合わされた校正しきい値の一般的増加はストレスの示度であり、また、校正しきい値の通常レベルと刺激しきい値の減少は、ストレスの示度である。2つのしきい値の一般的な増加または減少が典型的に時間的経過データに基づいているか否かの決定は、好ましくは大きな母集団から得られる。
さらに、本発明によれば、以下のことが分かった。
(測定された、予め確立されたまたは予め決定された)上記校正しきい値の80%を越える刺激しきい値は、人のストレスのレベルがないことを示し、
(測定された、予め確立されたまたは予め決定された)上記校正しきい値の55%を越え80%以下の刺激しきい値は、人のストレスのレベルが低であるが有意であることを示し、
(測定された、予め確立されたまたは予め決定された)上記校正しきい値の30%を越え55%以下の刺激しきい値は、人のストレスのレベルが中間で有意であることを示し、
(測定された、予め確立されたまたは予め決定された)上記校正しきい値の30%以下の刺激しきい値は、人のストレスのレベルが高で有意であることを示す。
低、中間または高のストレスレベルが急性、急性/慢性または慢性の要素を含むか否かを決定するため、以下のことが見出された。1)上記校正しきい値の80%以下の刺激しきい値(あるストレスレベルを示す)と、2)平均より有意で高い、上記校正しきい値と上記刺激しきい値の和との組み合わせが、低、中間または高のストレスレベルが顕著に急性であることを示す。
さらに、1)上記校正しきい値の80%以下の刺激しきい値と、2)上記校正しきい値と上記刺激しきい値の和が平均であることとの組み合わせは、低、中間または高のストレスレベルが急性および慢性の両方であることを示す。
最後に、1)上記校正しきい値の80%以下の刺激しきい値と、2)上記校正しきい値と上記刺激しきい値の和が平均より低いことの組み合わせが、低、中間または高のストレスレベルが顕著に慢性であることを示す。
こうして、これらの値の和の「平均」値は、急性および慢性でストレスを受けている個人を含むとして知られている、確立されたストレスを受けている母集団における、本発明による以前の測定から決定される。そのようなストレスの決定のため従来の方法(すなわち上述の面接の技法)が用いられる。
以上に説明したことは、以下の例により簡単に説明される。
A)たとえば人差し指での校正しきい値の測定
B1) ここで参照される1点での刺激しきい値の測定、およびB2) 既知の交感神経減少効果を有する標準診療行為(SI)が、患者に導入される(そのような処置データは、鍼の使用と専門家の手による鍼に関して存在する)。診療行為が効果を引き出すのに十分な時間をもった後で(たとえば鍼のための1分と本情報による鍼のための3分。しかし最適時間はまだ研究中である)、交感神経痛覚過敏点での測定が繰り返される。
状況a)
A/B1<1.25は、治療しなくてもよいストレスレベルを示す。
状況b)
A/B1>1.25は、治療の意味があるストレスレベルを示す。
状況c)
A/B1>1.25およびA+B1=大きな値(以前の臨床データに基づいて15より大きい):急性ストレスが、高くなったストレスレベルの尺度を支配する。
状況d)
A/B1>1.25およびA+B1=中間の値(10.0<値<15):急性ストレスと慢性ストレスがともに、高くなったストレスレベルの尺度に有意に寄与する。
A/B1>1.25およびA+B1=低い値(値<10.0):慢性ストレスが、高くなったストレスレベルの尺度を支配する。
状況f)
A/B1>1.25およびA+B1=低い値:もし鍼からの効果が、本発明により次の測定で18%より低い減少を生じるならば、または、鍼からの効果が、40%より小さい減少を生じるならば、慢性ストレスがストレスレベルを支配し、神経系における通常の「弾性」を再確立するために追加の処置/努力が重要であると結論される(しかし、専門家は、患者への刺激が不十分であり、その結論を患者に伝え、または、さらなる処置を処方する前に、刺激を繰り返すと考えるかもしれない)。他方、もしその効果が予期された効果の、より低い95%の信頼限界レベルより小さいならば、慢性ストレスがストレスレベルを支配すると結論される。しかし、慢性ストレスの累積は、神経系の弾性が損なわれているレベルまで達していなかった。
以下で分かるように、上述の具体例は、また、診療行為のステップを含む。これはさらに詳細に説明される。
1つの実施形態では、侵害受容が、圧縮力、熱、冷却、放射、化学的刺激またはそれらの組み合わせにさらすことにより誘起される。
1つの実施形態によれば、交感神経緊張中性点よりも交感神経緊張依存点で得られる著しく低い侵害受容のしきい値は、人が交感緊張を増加したことを示す。
前記交感神経の示度値は、いま直ちに得られた値として、または、長期間での値として記録できる。こうして、1つの実施形態では、前記交感神経の示度値は、少なくとも1つの前に決定された交感神経の示度値と比較され、この前の示度値は、時間において前の点での交感神経緊張を示す。
本発明の方法の種々な用途
前に説明した方法は、交感神経緊張および/またはストレスレベルの定量的および/または定性的尺度を提供できるので、それらの方法を多数の(医学的および非医学的)治療とともに使用できる。ここで、治療の効力は、ある程度、その処置を受けた患者における交感神経緊張および/またはストレスレベルに依存する。
多くの病気の状態は、交感神経緊張の変化と関連される。これは、病原(たとえば虚血性心臓病、高血圧など)に直接に、または、基本的な病気の結果(たとえば、痛み、内分泌障害、心理障害)に寄与する。どちらの場合でも、本発明の方法は、基本的な病気を治療するためまたは主な不快さに関連した徴候を緩和するために処方された薬理学的診療行為の影響を正確に監視するために使用できる。患者および/または実務者にとって、この尺度は、薬理学的処置の効力を患者が監視できるため、および、もし必要ならば、治療の最適化を提供するために治療の変化を行うために、測定可能な読出値を提供する。
本発明は、患者の療法レジメンの進行を制御する方法(医薬、手術または他の手段)を提供する。ここで、レジメンの効力および/または患者の順守は、患者の交感神経緊張および/またはストレスレベルに依存していて、
i)上記療法レジメンの間に上記患者における交感神経緊張および/またはストレスレベルを1回以上決定し、
ii)上記療法レジメンと、ステップiで決定された交感神経緊張および/またはストレスレベルからの、患者の利益の統合された尺度に基づいて、上記療法レジメンを調節する、
ことからなる。好ましくは、ステップiは、ここで説明された交感神経緊張および/またはストレスレベルを決定するいずれかの方法により行われる。
この「療法レジメンと、交感神経緊張および/またはストレスレベルの決定からの、患者の利益の統合された尺度」は、患者の一般的および/または特定の医学的状態、患者のストレス/資源のバランスおよびここで説明されたストレスレベル測定と、その患者が療法レジメンにどの程度従っていたかを計る情報との組み合わせをいう。いいかえれば、交感神経緊張および/またはストレスレベルの決定のためのここで説明された方法は、前記効力および/または患者の順守のより正確な評価に達するために療法レジメンの効力および/または順守を評価するためのより伝統的な手段と尺度とともに用いられる。
薬理学的順守の増大の例は、下記の限定されない療法レジメンを用いた治療の間に期待される。上記療法レジメンが、糖尿病におけるインスリン処理、禁煙における補助薬治療として使用されるニコチン代理物、閉経症候群におけるホルモン治療、急性および慢性の炎症における抗炎症治療、感染病における非感染治療、甲状腺低下または甲状腺亢進容態における治療、心臓欠陥薬を用いた心臓、血管および腎臓における病気の治療、がんの治療、過敏性大腸症候群、吸収不良、吐気、胃腸薬を用いた多の症候群、体重低下薬を用いた薬理学的処理、運動プログラム、弛緩プログラム、ダイエットプログラム、面接または指導、ストレス管理プログラム、個人的発達プログラム、個人的行動プログラムおよび自己管理プログラムから選択される。
上に説明したように、本発明のストレス決定法を診療行為の観点で利用できる。こうして、本発明は、また、所望しないまたは非生産的なストレスを防止する方法に関する。この方法は、a)ここに開示された方法により患者における交感神経緊張および/またはストレスレベルの決定を行い、もしこの決定が交感神経緊張および/またはストレスレベルの増大を示すならば、患者の上の交感神経緊張依存点を、1つの期間に、刺激しきい値より低い強度の刺激にさらすことからなる。
この診療行為は、たとえば、ストレスから大きく悩む患者を治療するために、ただちに処置が必要な状況で、使用される。しかし、より危機的でない場合で、長期の処置プログラムを使用することも可能である。ここで、この方法は、さらに、
b)ステップaの後に、ここに開示された方法を用いて、患者における交感神経緊張および/またはストレスレベルを決定し、および、もしこの新たな決定がより低い交感神経緊張および/またはストレスレベルを示さないならば、交感神経緊張依存点を、ステップaでの期間と異なる(好ましくはより長い)期間、刺激しきい値より低い強度の刺激にさらす。
そして、c)ステップbでの決定がステップaでの決定よりも低い交感神経緊張および/またはストレスレベルを示すまで、ステップbを繰り返す。診療行為が技術のある専門家により行われない場合に好都合であり、また、特に実用的であるが、交感神経緊張依存点でより低い刺激を受けることは、可視のまたは聴覚的示度を用いて正確な刺激強度を示すことにより制御できる。こうして、刺激が不十分であったり、または強すぎたりすることが避けられる。もちろん、この実施形態は、刺激強度を検知する手段を含むシステムまたは装置が患者自身または実務家により使用されることを要求する。
ステップaにおいて、刺激しきい値が校正しきい値の80%以下であり、校正しきい値と刺激しきい値の和が平均より有意で低いことと、ステップbにおける決定が刺激の後に予想される95%信頼限界より低い刺激しきい値の減少を示すことの組み合わせが、長期の慢性ストレスの示度であることが見出された。これはステップcの複数回の反復を要求する。
また、本発明に含まれる1つの方法は、患者における病気の予後の方法である。この方法では、1)患者における交感神経緊張および/またはストレスレベルを決定し、次に、2)上記病気に関する患者のためのステップ1での予後の決定において、上記決定の結果を組み込んで、予後を提供する。ここで、上記交感神経緊張および/またはストレスレベルのステップ1での決定は、より高い交感神経緊張および/またはストレスレベルの上記決定よりもよい予後を示す低い交感神経緊張および/またはストレスレベルを示す。ここで、好ましくは、ステップ1での決定は、ここに開示された方法により行われる。
好ましくは、上記病気は、
急性、亜急性または慢性の炎症性の容態、
免疫反応が人の器官に害を起こす容態、または、免疫系の不十分な機能が機能障害および/または病気を起こす容態、
急性、亜急性または慢性の感染病、
循環ショック、アテローム硬化症、血栓症、虚血性容態、梗塞形成、心臓不整脈、高血圧を含む、交感神経緊張により影響される心臓血管障害、
新生物成長障害、
後天性代謝障害、
力学的、熱、電気または放射エネルギーによる投与損傷または物理的損傷、
うつまたは他の気分の障害、いずれかの常習すなわち依存性の障害、ノイローゼ、自殺の行動を含む、交感神経緊張により影響される、心理的、精神的または行動の傷害、
男と女の両方における生殖減退、
月経前障害、月経困難、月経閉止の問題、妊娠悪阻、子かん前症と子かん、早産陣痛、逆位、陣痛の誘発、分娩後の出血を含む、交感神経緊張により影響される女性の障害、
耳鳴と老年性難聴を含む、交感神経緊張により影響される耳鼻咽喉の障害、
かゆみを含む、交感神経緊張により影響される皮膚の障害、
胃がんと十二指腸がん、過敏性大腸症候群、吸収不良、下痢、便秘、吐気および嘔吐を含む、ストレスに敏感な臨床的徴候を有する胃腸の障害、
緊張性頭痛、片頭痛、振とう、パーキンソン病、アルツハイマー病、頭蓋内トラウマおよびニューロパシーを含む神経障害、
糖尿病、甲状腺低下、甲状腺機能亢進、副腎皮質障害、副腎髄質障害、視床下部障害、低温障害、下垂体障害および多のう胞を含む内分泌障害、
皮膚、気管支および胃腸管での反応を伴うアレルギーを含むアレルギー、
気管支炎および気腫を含む、損なわれた気体交換を伴う肺の病気、
急性または慢性の関節炎および骨粗しょう症を含む、関節と骨の病気、
肥満、体重減少および悪液質を含む、体の重さの変化に関連する障害、
心不全、腎不全、肝不全を含む、ナトリウムと水の保持に関する病状、および
痛み
から選択される。
本発明に導いた重要な発見の1つは、ここに開示された交感神経緊張および/またはストレスレベルを決定する方法は、ストレスレベルの客観的な評価を提供することである。したがって、患者におけるストレスを決定する他の方法の品質制御として、この方法を使用できる。
ストレスレベルの測定のための質問票は、今日、世界中でエビデンスに基づくものと考えられ、使用されている。しかし、慢性ストレスをもつ患者、たとえば乳ガンをもつ女性において、本発明が見出したことは、質問票により計られたストレスレベルと血液中のストレスホルモンの間の相関は負であり、心理的な無視があることを示している。しかし、本発明の技法はこの負の相関を同定する能力があることが示され、臨床的ストレスの測定における質問票の使用のための客観的(および非侵襲的)制御を提供する。したがって、本発明は、患者におけるストレスレベルの面接を基にした評価がストレスの本当の示度を提供するか否かを決定する方法に関連する。この方法は、a)上記面接と並行して、上述の方法を用いて、患者における交感神経緊張および/またはストレスレベルを決定することと、b)面接を基にした評価が、上記決定と正に相関する結果を提供するか否かを確かめることからなる。ここで、正の相関とは、面接を基にした評価が真の示度を提供することを示す。
以上に説明したことは、ストレスの面接による調査の正確な計画を可能にする。
本発明のシステム
本発明は、また、人における交感神経緊張および/またはストレスレベルを測定するシステムに関する。このシステムは、
a)人体における交感神経緊張中性点において決定された侵害受容校正しきい値を格納し、かつ、人体における交感神経緊張依存点において決定された侵害受容刺激しきい値を格納する記憶手段と、
b)測定値を得るため上記侵害受容校正しきい値と上記侵害受容刺激しきい値のデータ処理をするようにプログラムされた電子回路と
からなる。
1つの実施の形態では、本発明によるシステムは、さらに、人の表面に、不快を生じる刺激を加えるための使用者により操作される手段と、使用者の第1の操作から生じた侵害受容校正しきい値を格納するための、使用者により操作される格納手段とを含んでいてもよい。
本システムは、さらに、または、その代わりに、人の表面に、不快を生じる刺激を加えるための使用者により操作される手段と、使用者の第2の操作から生じた侵害受容校正しきい値を格納するための、使用者により操作される格納手段とを含んでいてもよい。
不快を生じる刺激を加える前記印加手段は、たとえば、第1ユニットの中に含まれ、前記電子回路は第2ユニットの中に含まれる。第1と第2のユニットの間の必要なデータ転送を得るため、第1と第2のユニットは、たとえば、両者の間の無線通信を備える。いわゆる「分散システム」において、たとえば、第1ユニットは、携帯ユニットであり、使用者は容易に持ち運ぶことができるが、他方のユニットは、たとえば医者または病院での中央コンピュータである。このコンピュータは、それぞれ携帯ユニットを持っている多数の異なる使用者からデータを収集する。好ましくは、コンピュータは、使用者の家庭におかれてもよい。分散システムでは、携帯電話は、好ましくは、携帯ユニットからコンピュータへデータを転送する通信手段として使用される。携帯ユニットは、たとえば、通常の携帯電話信号を介して無線でコンピュータにデータを送る。この信号は、携帯電話プロバイダによりインターネットを介してコンピュータに送られる。好ましくは、第2ユニットは、第1ユニットとブルートゥースを介して通信するようにプログラムされた携帯電話である。この場合、コンピュータの強さと携帯電話の記憶容量を使用するシステムが、分散システムの変わりに用いられる。
第2の実施形態では、不快を生じる刺激を加える前記印加手段および前記電子回路が1つの同じ装置に一体化されている。
1つの実施形態では、不快を生じる刺激を加える前記印加手段が、しだいに増加する刺激を加えるように調整され、前記記憶手段が、使用者の前記第1および第2の操作に対応する時間に刺激レベルを記憶するように調整される。
1つの実施形態では、本発明によるシステムにおいて、不快を生じる前記刺激は、圧縮力、熱、寒さ、放射、化学的刺激またはそれらの組み合わせにさらすことを含む。
1つの実施形態では、前記圧縮力は圧力ベースまたはクランプを用いて加えられる。
本システムの1つの実施形態では、不快を生じる前記刺激は、使用者の第1と第2の操作の時間に停止される。
1つの実施形態では、前記加圧手段の接触面は弾力的である。
他の実施の形態では、前記加圧手段は、液体、ゲルおよび好ましくは気体で充填された気泡を含む。
別の実施形態では、圧力ベースの上の接触面の面積は、4cmより小さくてもよく、好ましくは1cmと2cmの間である。
本発明は、さらに、交感神経緊張を決定するため刺激を加え測定するシステムに関する。このシステムは、測定ユニットと、加えられた刺激を表示する読み出しユニットを含む。
発明のある実施形態によれば、このシステムは、どこに刺激が加えられたかを確立できるように測定点を記すマーカーを含む。
発明のある実施形態によれば、このシステムは、少なくとも2つのゾーン、特に4つのゾーンに分割される尺度を備える。各々のゾーンは、上述のストレスレベル0,1,2,3に関連する。
発明のある実施形態によれば、これらのゾーンは、異なる色、形状または他の識別性のマークを備え、互いに識別可能である。
本発明によるシステムは、人体に外側圧縮力を及ぼす接触面を備えた加圧手段と、前記加圧手段により及ぼされた圧縮力を測定するセンサと、第1の測定された圧縮力と第2の測定された圧縮力を記憶し、第1の測定された圧縮力と第2の測定された圧縮力の比を表示として読み出し値を計算する電子回路とからなる。また、前記読み出し値を表示するための読み出しユニットを含む。もし測定された第1の圧縮力が交感神経緊張中性点で行われた測定であり、測定された第2の圧縮力が交感神経緊張依存点で行われた測定であれば、交感神経系の活動度のレベルは、読み出し値として表示される。
前記圧力ベースの接触面はたとえば弾力的である。その結果、より正確な測定が得られ、この接触面は、体の上の平らでない面にも適用でき、一様な圧力が与えられる。こうして、圧力は、加えられた圧力と接触面の面積との比に対応する。
前記圧力ベースは、液体、ゲルおよび好ましくは気体で充填された気泡を含む。ここで、測定点で体の表面に特に気持ちよく合わせられる。
1つの実施形態によれば、圧力ベースの上の接触面の面積は、4cmより小さくてもよく、好ましくは1cmと2cmの間、または、より好ましくは、1cm以下、たとえば0.5cmと1cmの間である。
前記センサは、たとえばピエゾ抵抗力センサである。
前記システムは、好ましくは、携帯され、1以上の電池で電力が供給される装置の中に一体化される。その結果、使用者は、旅行において装置を携帯できる。
前記読出ユニットは、電子表示装置である。
前記電子回路は、前記読み出し値を多数の読み出し値、たとえば4つの離散読み出し値(0,1,2,3)の1つとして決定できる。離散的な読み出し値が割り当てられた前記第1の測定値と前記第2の測定値の比は丸められ、または、離散値(0,1,2,3)に割り当てられて前記読み出しユニットに表示される。
前記離散的読み出し値(0,1,2,3)は、たとえば、前記第1測定値と前記第2測定値との比に比例しない。前記電子回路は、測定値と交感神経系の活動のレベルとの間に比例性がないことに適応できる。レベル0は、第1の圧縮力測定値の80%以上である第2の圧縮力測定値に対応する。レベル1は、第1の圧縮力測定値の55〜80%である第2の圧縮力測定値に対応する。レベル2は、第1の圧縮力測定値の30〜55%である第2の圧縮力測定値に対応する。レベル3は、第1の圧縮力測定値の30%以下である第2の圧縮力測定値に対応する。
前記電子回路は、多数の測定値の平均として計算して前記第1測定値を計算でき、多数の測定値の平均として計算して前記第2測定値を計算できる。ストレスレベルのより信頼できる測定は、こうして得られ、ここの測定での測定の不確実さにより生じる読み出し値のエラーの指示値が減少される。
図5は、本発明によるシステムを示す。このシステムは、説明の明瞭さのため、1つの同じ装置に一体化されて示されている。この装置は、携帯でき、ハウジング7,電子的表示装置8,制御ボタン9および加圧手段5を含む。加圧手段5は、ハウジング7の1端から伸ばされている。加圧手段5の自由端は、接触面6を備える。装置の中で、加圧手段5は、力センサすなわち圧力センサ7に接し、センサ7は、図示しない電子回路に接続される。この電子回路は、センサ7により検知された力または圧力の測定値を格納できる。電子回路は、さらに、計算をし、読み出し値を電子表示装置8に送ることができる。図示しない電池が電子回路に電力を供給する。
使用において、人は装置を手に持ち、不快のしきい値に達するまで体の上の交感神経緊張中性点で圧力を増加する。電子回路は、センサにより検知された最大の圧縮力を記録する。人は、制御ボタン9を押し、不快のしきい値に達するまで体の上の交感神経緊張依存点で圧力を増加する。電子回路は、センサにより検知された最大の圧縮力を記録する。制御ボタン9が押されたとき、電子回路は、第1の圧縮力測定値と第2の圧縮力測定値との比の表現として読み出し値を計算する。この例では、もし第2の圧縮力測定値が第1の圧縮力測定値の80%以上、55〜80%、30〜55%、30%以下であれば、読み出し値はそれぞれ0,1,2,3である。電子装置は、好ましくは、第1の圧縮力測定値の多数の測定の平均値と第2の圧縮力測定値の多数の測定の平均値とを決定できるようにする。読み出し値は、これらの平均値を基に決定される。図5では、交感神経緊張依存点での圧縮力が交感神経緊張中性点での圧縮力の30%と55%の間であることに対応して、交感神経系の活動のレベルが2である。
図6は、人体に圧力fを加えるための接触面16を詳細に示す。接触面16は、ゴム材料などの弾性材料から作られる比較的軟らかな凸部材18を含む。この部材18は、本発明のシステムを具体化する装置の遠位端をつくる。この比較的軟らかい部材18は、たとえばプラスチック、ゴム材料、鋼鉄などから作られる比較的固い部材19により支持され、上記比較的軟らかい材料18の中に突きだして、中央突起部を区画する。したがって、接触面16の中央部は周辺の、外側の部分より弾性的でない。この比較的軟らかい部材18は、接触面が人体の平らでない面にその形状を適合できることを保証できる。一方、比較的固い部材19は、使用者により加えられた力が人体にほぼ伝えられることを保証できる。比較的固い部材19は、圧電センサなどのセンサ17により支持され、本装置のハウジング20の中に取り付けられまたは収容される。
接触面16は、図6では凸端部を備えた円筒部材として説明されるが、別の形状も考えられることが理解されるべきである。たとえば、平らなまたは凸の端部を備えた円錐形状であってもよい。
本発明のシステムは、人体の表面に別の刺激を加える手段を含んでいてもよい。この別の刺激は、たとえば処置および/またはストレス解放の目的などのため刺激しきい値より低い強度をもつ。たとえば、そのような手段は第2の別の圧力ベースとして提供でき、または、上に説明したような測定の目的のためにも使用される圧力ベースにより構成される。これらの第1と第2の圧力ベースは、携帯ユニットの自由端で提供できる。1つの実施形態では、第1の圧力ベースは、第2の圧力ベースと交換可能であり、この場合、本発明のシステムは、好ましくは、1つの圧力ベース取り付けスポットのみを含む。他の実施形態では、本システムは、第1と第2の圧力ベースを同時に、たとえば携帯ユニットの対向する表面部分、たとえばその対向する端部に収容できる。
本装置の接触面すなわち圧力ベースは、使用者または医者がその目的またはその患者に最も適当な圧力ベースを選択できるように、交換可能であってもよい。複数の圧力ベースが、部品のキットの中に、たとえば、圧力センサ、電子制御回路、記憶手段および表示装置などの本発明のシステムの他の特徴を組み込んだ携帯装置とともに提供できる。
音声発生装置は、治療すなわちストレス解放の間に所望の力を加えることを示す音響信号を使用者に提供できる。別の方法では、光、振動または他の信号を発生する装置が提供できる。音声発生装置は、好ましくは、本装置の電子制御回路に接続される。電子制御回路は、圧力センサ7,17から入力を受け取る。音の性質は、加えられる力に依存して代えてもよい。たとえば、音のレベル、周波数または音の断片の間の静かな期間または音の断片の期間を変えてもよい。1つの実施形態では、使用者が低すぎる力を加えたときは音を発生しない。一方、加えられた力が適当であるとき、第1の特徴を持つ音声、たとえば低周波音声信号が加えられる。もし加えられた力があらかじめ決められたしきい値をこえるならば、高周波音声が発生される。他の実施形態では、本装置の表示装置においてまたは発光ダイオードにより光信号を提供する。
本発明のある1つの実施形態によれば、本システムは、熱、寒さなどの熱的刺激を加え、測定できる。
本発明のある1つの実施形態によれば、本システムは、たとえばレーザー、発光ダイオード、赤外、紫外および/または白色光源を用いて、赤外光、可視光および/または紫外光またはそれらの分光の組み合わせなどの放射を加え、測定する。
本発明のある1つの実施形態によれば、本システムは、有機または無機化合物などの化学的刺激を加え、測定する。
本発明は、さらに、交感神経緊張を決定するために刺激を加え測定するためのシステムの用途に関する。この用途は、1以上の交感神経中性点で刺激のしきい値で、加えられた刺激を測定するステップと、1以上の交感神経依存点で同じ刺激のしきい値で、加えられた刺激を測定するステップを含む。
本発明の1つの実施形態によれば、本発明は、交感神経緊張を決定するための刺激を与え測定するためのシステムの使用に関する。
本発明のある実施形態によれば、圧縮力などの機械的刺激を与え測定できるシステムが用いられる。
本発明のある実施形態によれば、熱、寒さなどの熱的刺激を与え測定できるシステムが用いられる。
本発明のある実施形態によれば、放射を与え測定できるシステムが用いられる。放射は、たとえば、赤外光、可視光および/または紫外光またはそれらのスペクトルの組み合わせであり、たとえば、システムは、レーザ、発光ダイオード、赤外光源、可視光源および/または白色光源の携帯で提供される。
本発明のある実施形態によれば、有機化合物、無機化合物などの化学的刺激を与え測定できるシステムが用いられる。
本発明は、以下の例によりさらに説明される。
圧縮力を圧力計を用いて測定するときの以下の例における全ての測定における単位は、英国ポンド(lbs)/cmであり、以下ではlbsで表す。
圧力感度のしきい値で指により加えられる圧縮力を測定するときの例における全ての測定における単位は、0、+、++、+++である。ここで、0は、交感神経緊張中性点において圧力感度のしきい値で加えられた圧縮力である。また、0、+、++、+++は、交感神経緊張依存点において圧力感度の同じしきい値で指で加えられた圧縮力であり、0は、交感神経緊張中性点において加えられた圧縮力であり、+、++、+++は、比較的低く加えられた圧縮力である。
例1.
例1a.
ある人の交感神経緊張は、以下のように決定された。鎖骨の上側で前方で、交感神経緊張中性点で圧力感度のしきい値で圧力計を用いて、加えられた圧縮力は13.8lbsと測定された。次に、この圧縮力は、交感神経緊張依存点C.V.17で圧力感度の同じしきい値で13.0lbsと測定された。こうして、交感神経緊張依存点C.V.17で圧力感度の同じしきい値で、加えられた圧縮力は、交感神経緊張中性点で加えられた圧縮力の94%であった。本発明により、これは、レベル0のストレスに対応する。その人は、次に、ストレスレベルについての質問票を記入する。この質問票は、その人が臨床ストレスの兆候を示さないことを確認する。
例1b.
別の人の交感神経緊張は、以下のように決定された。鎖骨の上側で前方で、交感神経緊張中性点で圧力感度のしきい値で圧力計を用いて、加えられた圧縮力は14.3lbsと測定された。次に、この圧縮力は、交感神経緊張依存点C.V.17で圧力感度の同じしきい値で11.0lbsと測定された。こうして、交感神経緊張依存点で圧力感度の同じしきい値で、加えられた圧縮力は、交感神経緊張中性点で加えられた圧縮力の77%であった。本発明により、これは、レベル1のストレスに対応する。
例1c.
第3の人の交感神経緊張は、以下のように決定された。鎖骨の上側で前方で、交感神経緊張中性点で圧力感度のしきい値で圧力計を用いて、加えられた圧縮力は10.0lbsと測定された。次に、この圧縮力は、交感神経緊張依存点Per1で圧力感度の同じしきい値で7.0lbsと測定された。こうして、交感神経緊張依存点で圧力感度の同じしきい値で、加えられた圧縮力は、交感神経緊張中性点で加えられた圧縮力の70%であった。本発明により、これは、レベル1のストレスに対応する。
例1d.
第4の人の交感神経緊張は、以下のように決定された。TH10-11に対応する脊柱で後方で交感神経緊張中性点で圧力感度のしきい値で圧力計を用いて、加えられた圧縮力は24.0lbsと測定された。次に、この圧縮力は、TH3-6に対応する脊柱で後方で交感神経緊張依存点で圧力感度の同じしきい値で22.5lbsと測定された。こうして、交感神経緊張依存点で圧力感度の同じしきい値で、加えられた圧縮力は、交感神経緊張中性点で加えられた圧縮力の94%であった。本発明により、これは、レベル0のストレスに対応する。その人は、次に、ストレスレベルについての質問票を記入した。この質問票は、その人が臨床ストレスの兆候を示さないことを確認した。
例2.
例2a.
ある人の交感神経緊張は、以下のように決定された。鎖骨の上側で前方で、交感神経緊張中性点で圧力感度のしきい値で圧力計を用いて、加えられた圧縮力は17lbsと測定された。次に、この圧縮力は、交感神経緊張依存点C.V.17で圧力感度の同じしきい値で8.0lbsと測定された。交感神経緊張依存点で圧力感度の同じしきい値で、加えられた圧縮力は、交感神経緊張中性点で加えられた圧縮力の47%であった。本発明により、これは、レベル2のストレスに対応する。
例2b.
別の人の交感神経緊張は、以下のように決定された。鎖骨の上側で前方で、交感神経緊張中性点で圧力感度のしきい値で圧力計を用いて、加えられた圧縮力は10.5lbsと測定された。次に、この圧縮力は、交感神経緊張依存点St.18で圧力感度の同じしきい値で5.0lbsと測定された。交感神経緊張依存点で圧力感度の同じしきい値で、加えられた圧縮力は、交感神経緊張中性点で加えられた圧縮力の48%であった。本発明により、これは、レベル2のストレスに対応する。
例2c.
また別の人の交感神経緊張は、以下のように決定された。鎖骨の上側で前方で、交感神経緊張中性点で圧力感度のしきい値で圧力計を用いて、加えられた圧縮力は14.0lbsと測定された。次に、この圧縮力は、圧力感度の同じしきい値で交感神経緊張依存点Per.1で5.0lbsと測定され、交感神経緊張依存点St.18で5.5lbsと測定された。交感神経緊張依存点で圧力感度の同じしきい値で、加えられた圧縮力は、上記交感神経緊張中性点で加えられた圧縮力の36%と39%であった。本発明により、これは、レベル2のストレスに対応する。
例3.
人の交感神経緊張は、以下のように決定された。鎖骨の上側で前方で、交感神経緊張中性点で圧力感度のしきい値で圧力計を用いて、加えられた圧縮力は9.0lbsと測定された。次に、この圧縮力は、交感神経緊張依存点C.V.17で圧力感度の同じしきい値で2.0lbsと測定された。交感神経緊張依存点で圧力感度の同じしきい値で、加えられた圧縮力は、交感神経緊張中性点で加えられた圧縮力の22%であった。本発明により、これは、レベル3のストレスに対応する。
例4.
例3に述べられた人に、交感神経緊張を決定するために、加えられた圧縮力を決定するための本発明による個人的校正システムが与えられた。このシステムは、測定装置と尺度を含む。この尺度は、この例では、ストレスの4つのレベルに対応する4つのゾーンに分けられ、システムは、加えられた圧縮力を表示し、1以上の測定点をマークするためのマーカーを備えていた。本発明により供給されたシステムを用いることにより、その人は、都合のよいときに交感神経緊張を決定できた。その結果、その人は、交感神経緊張依存点で圧力感度のしきい値で、加えられた圧縮力がどのゾーンに対応していたかを観察することにより、交感神経緊張を決定できた。1つのゾーンは、交感神経中性点で圧力感度のしきい値で、加えられた圧縮力の30%未満(レベル3)に対応し、第2のゾーンは、30%以上、55%未満(レベル2)に対応し、第3ゾーンは、55%以上、80%未満(レベル3)に対応し、第4ゾーンは、80%以上(レベル4)に対応する。
例5.
人の交感神経緊張は、以下のように決定された。鎖骨の上側で前方で、交感神経緊張中性点で圧力感度のしきい値で圧力計を用いて、加えられた圧縮力は9.0lbsと測定された。次に、この圧縮力は、交感神経緊張依存点C.V.17で圧力感度の同じしきい値で2.0lbsと測定された。交感神経緊張依存点で圧力感度の同じしきい値で、加えられた圧縮力は、交感神経緊張中性点で加えられた圧縮力の22%であった。本発明により、これは、レベル3のストレスに対応する。その人は、次に、ストレスレベルについての質問票を記入した。この質問票は、その人が蓄積された慢性的ストレスの兆候を示した。
圧力感度のしきい値は、指を用いて”+++”まで決定された。
適当な間隔の後で、4週間後に、同じ測定がその人について繰り返された。
鎖骨の上側で前方で、交感神経緊張中性点で圧力感度のしきい値で圧力計を用いて、加えられた圧縮力は10.0lbsと測定された。次に、この圧縮力は、交感神経緊張依存点C.V.17で圧力感度の同じしきい値で9.5lbsと測定された。交感神経緊張依存点で圧力感度の同じしきい値で、加えられた圧縮力は、交感神経緊張中性点で加えられた圧縮力の95%であった。本発明により、これは、レベル0のストレスに対応する。交感感度のしきい値は、指を用いることにより、「0」と決定された。
同時に、その人は、前に記録されたストレスの臨床上の兆候がなくなったといった。
例6.
250人のランダムに選ばれた人についての試験において、生理的ストレスと臨床上のストレスの間の相関が検査された。その250人は、最近の4週間以内に特定の状況を経験したか否かを確かめるため質問票に記入することを求められた。質問票には、ストレスの異なる臨床上の兆候を表す35の質問がある。
次に、その人々は、鎖骨の上側をまず同定することにより、圧力下で自分で検査し、かつ、圧力の感度のしきい値を得るために必要な圧力の強度を登録することを指示された。これを出発点として、その人々は、C.V.17を位置付けることと、鎖骨の上側で使用される同じ処理に基づいて、4点尺度(0,+、++、+++)で圧力感度の同じしきい値を得るために必要な相対的印加圧縮力を決定することを指示された。
次に、全ての質問票は回収され、解析された。
C.V.17に相対的に鎖骨の上側でしきい値を得るための、印加された圧縮力の間の相関は、有意(p<0.001)であった。すなわち、最近の4週間に個々の人により経験されたストレスの徴候が多いほど、より小さい圧縮力が、鎖骨の上側に相対的に、点C.V.17で胸郭に加えられるべきであった。
例7(本発明の方法/システムの予後の使用)
完全に健康な人、たとえば音楽家または指揮者が、朝ごとに、上記の方法とシステムを使用して、低い測定値を確かめる。この測定値は、その日に後で音楽を演奏または指揮するとき、その人の資源の最適な使用を前兆として与える。
もし、ある朝に測定値が高かった場合、この測定は、運動、くつろぎなど、ストレスを減らす活動の開始を準備する。その活動が終わったとき、その人は、十分な効果があったか否か、すなわち、低い測定値が得られたか否かを測定できる。もし所望の結果が得られなかったなら、その過程を繰り返すことができる。
例8(予防的効果を伴う毎日の刺激).
しかし、例7におけるように、この例におけるシステムは、以下の活動をするために使用されている。
このシステムを用いて、刺激が痛みを生じることなく圧力が感じられるような強い連続的な圧力が交感神経緊張依存点で維持される。20〜40秒後に、その人は、下にある痛さが減少したことを記録する。
このシステムを用いて、これは、痛みのしきい値の50%の増加として記録できる。こうして、この痛みのしきい値は、交感神経緊張中性点でしきい値の40から60%に増加することがある。
生理的には、これは、「ストレス期」が終わり、回復期が起動されたことを意味する。
この活動は、負のストレスの防止に寄与する。
例9(ストレスのいますぐの解放のための刺激).
しかし、例7として、この例では、使用者は、高い値を記録し、すぐに例8に記載された行動を行う。正確に行われた行動で、使用者は、約20〜40秒後に、測定値の約50%の改善を記録できるであろう。
例10(学習のための測定).
この方法とシステムは、ストレスレベル、すなわち、交感神経系における活動のいますぐの測定を提供するので、人は、「朝の値」を知り、1日の間の測定を繰り返して、ストレスレベルに影響を与える状況(会話、命令、電話メッセージ、仕事)を同定できる。
ストレス期が数秒内に活性化され20〜40秒内でふたたび通過したとき、この方法とシステムが、異なる毎日の状況がストレスレベルに、負の方向と正の方向の両方に、どのように影響するかについて学ぶための完全に新しい可能性を提供する。
こうして、長期的に見れば、この方法は、たとえば1つの休日が所望のくつろぎ効果を持っていたかどうかを人に教えることができる。
鎖骨の上側の前の交感神経緊張中性点の位置と、乳頭と前腋窩ひだの間の交感神経緊張依存点の位置、Per 1、灰色の陰の領域、を示す図 脊柱の後ろ側の、より詳細にはTH10-11に対応する交感神経緊張中性点の位置と、肩甲骨の間のエリアの中のTH3−6に対応する交感神経緊張依存点の位置を示す図 鎖骨の上側の前の交感神経緊張中性点の位置と、胸骨の中央の交感神経緊張依存点の位置、C.V.17、灰色の陰の領域、を示す図 鎖骨の上側の前の交感神経緊張中性点の位置と、乳頭の下の2本の肋骨の間の交感神経緊張依存点の位置、St18、灰色の陰の領域、を示す図 本発明によるシステムを示す図 本発明によるシステムの装置の一端部を示す図
符号の説明
4 測定システム、 5 加圧手段、 6 接触面、 7 センサ、 8 電子表示装置、 9 制御ボタン、 16 接触面、 18 比較的軟らかな凸部材、 19 比較的固い部材、 20 ハウジング。

Claims (86)

  1. 被検者における交感神経緊張および/またはストレスのレベルを決定する方法であって、
    1以上の交感神経緊張中性点で、1つのしきい値で、加えられた刺激を測定し、
    1以上の交感神経緊張依存点で、同じしきい値で、加えられた刺激を測定し、または、1以上の交感神経緊張依存点で、1つのしきい値で、加えられた刺激を測定し、
    所望ならば、上記しきい値を、予め決められたしきい値または予め確立された校正しきい値と比較する
    方法。
  2. 刺激の上記しきい値は刺激の侵害受容のしきい値である、請求項1に記載された方法。
  3. 加えられた上記刺激は、機械的刺激を加えることにより与えられる、請求項1または2に記載された方法。
  4. 加えられた上記機械的刺激は、圧縮力を加えることにより与えられる、請求項3に記載された方法。
  5. 加えられた上記刺激は、熱的刺激を加えることにより与えられる、請求項1または2に記載された方法。
  6. 加えられた上記熱刺激は、熱源または冷源により与えられる、請求項5に記載された方法。
  7. 加えられた上記刺激は、放射を加えることにより与えられる、請求項1または2に記載された方法。
  8. 加えられた上記放射は、赤外光、可視光および/または紫外光、または、それらの組み合わせにより与えられる、請求項7に記載された方法。
  9. 加えられた上記刺激は、化学的刺激を加えることにより与えられる、請求項1または2に記載された方法。
  10. 加えられた上記化学的刺激は、有機化合物または無機化合物を加えることにより与えられる、請求項8に記載された方法。
  11. 上記決定は、上記刺激を測定するためのシステムにより行われる、請求項1〜10のいずれかに記載された方法。
  12. 1以上の交感神経緊張中性点で、1つのしきい値で、加えられた刺激を測定することは、鎖骨の上側で前方で、および/または、TH10〜TH11に対応する脊柱の上で後方で、および/または、手の指の上で、および/または足の指の上で、行われることを特徴とする、請求項1〜11のいずれかに記載された方法。
  13. 1以上の交感神経緊張依存点で、1つのしきい値で加えられた刺激を測定することは、交感神経系の心蔵への神経分布に神経支配的に対応する皮膚の上の1以上の位置で、行われることを特徴とする、請求項1〜12のいずれかに記載された方法。
  14. 1以上の交感神経緊張依存点で、1つのしきい値で加えられた刺激を測定することは、1以上の点、すなわち、胸骨の中央でのC.V.17および/または乳頭の下の2つの肋骨の間のSt18および/または乳頭と前腋窩ひだの間のPer1および/またはTH3〜6に対応する脊柱、の中で選択される最も痛い点で行われることを特徴とする、請求項1〜13のいずれかに記載された方法。
  15. 人における交感神経緊張および/またはストレスレベルの定量的および/または定性的決定の方法であって、
    a)校正しきい値と刺激しきい値を格納することと、
    b)上記刺激しきい値を上記校正しきい値と比較することにより、交感神経緊張および/またはストレスレベルの示度値を計算することを含み、
    上記校正しきい値は、人体における交感神経緊張中性点における侵害受容しきい値の定量的尺度であり、上記刺激しきい値は、人体における交感神経緊張依存点における侵害受容しきい値の定量的尺度であり、
    交感神経緊張の上記示度値は、人における交感神経緊張および/またはストレスレベルの尺度である、
    方法。
  16. 上記校正しきい値は、予め決められた一定値または永久的に保存されている予め確立された値である、請求項15に記載された方法。
  17. 上記校正しきい値は0であり、前記示度値は、上記刺激しきい値と同じであるか、または、上記刺激しきい値の関数である、請求項15または16に記載された方法。
  18. 上記校正しきい値と上記刺激しきい値とが実質的に同時に測定される、請求項15に記載された方法。
  19. 交感神経緊張の上記示度値は、上記校正しきい値と上記刺激しきい値の数学的組み合わせである、請求項18に記載された方法。
  20. 上記示度値は、上記校正しきい値と上記刺激しきい値の間の比の関数である、請求項18に記載された方法。
  21. 上記示度値は、上記校正しきい値と上記刺激しきい値との差の関数である、請求項18に記載された方法。
  22. 上記刺激しきい値の減少と上記校正しきい値の増加の組み合わせはストレスの示度である、請求項19〜21のいずれかに記載された方法。
  23. 上記校正しきい値の標準レベルと、上記刺激しきい値の減少は、ストレスの示度である、請求項19〜21のいずれかに記載された方法。
  24. 上記校正しきい値の80%を越える刺激しきい値は、人のストレスレベルがないことを示し、
    上記校正しきい値の55%を越え80%以下の刺激しきい値は、人のストレスのレベルが低であることを示し、
    上記校正しきい値の30%を越え55%以下の刺激しきい値は、人のストレスのレベルが中間であることを示し、
    上記校正しきい値の30%以下の刺激しきい値は、人のストレスのレベルが高であることを示す、
    請求項19〜21のいずれかに記載された方法。
  25. 1)上記校正しきい値の80%以下の刺激しきい値と、2)上記校正しきい値と上記刺激しきい値の和が平均より高いこととの組み合わせが、ストレスの低、中間または高のレベルが急性であることを示す、請求項24に記載された方法。
  26. 1)上記校正しきい値の80%以下の刺激しきい値と、2)上記校正しきい値と上記刺激しきい値の和が平均であることとの組み合わせが、低、中間または高のストレスレベルが急性および慢性の両方であることを示す、請求項24に記載された方法。
  27. 1)上記校正しきい値の80%以下の刺激しきい値と、2)上記校正しきい値と上記刺激しきい値の和が平均より低いこととの組み合わせが、上記低、中間または高のストレスレベルが慢性であることを示す、請求項24に記載された方法。
  28. 侵害受容は、圧縮力、熱、寒さ、放射、化学的刺激またはそれらのいずれかの組み合わせを受けることにより引き起こされる、請求項15〜27のいずれかに記載された方法。
  29. 交感神経中性点でよりも交感神経依存点で得られるより低い侵害受容しきい値が、ひとが交感神経緊張および/またはストレスレベルを増加したことを示す、請求項15〜28のいずれかに記載された方法。
  30. 交感神経緊張および/またはストレスレベルの上記示度値は、交感神経緊張および/またはストレスレベルの1つの示度値の少なくとも1つの前に測定された示度値と比べられ、上記前の示度値は、時間的に前の点での交感神経緊張および/またはストレスレベル、および/または、上記示度値の結果を示す、請求項15〜29のいずれかに記載された方法。
  31. 患者の療法レジメンの進行を制御する方法であって、上記療法レジメンの効力および/または患者の順守は、患者の交感神経緊張および/またはストレスレベルに依存していて、
    i)上記療法レジメンの間に上記患者における交感神経緊張および/またはストレスレベルを1回以上決定し、
    ii)上記療法レジメンと、ステップiで決定された交感神経緊張および/またはストレスレベルから、患者の利益の統合された尺度に基づいて上記療法レジメンを調節する、
    方法。
  32. 請求項1〜30のいずれかに記載された方法により上記ステップiでの交感神経緊張および/またはストレスレベルの決定が実行される、請求項31に記載された方法。
  33. 上記療法レジメンが、糖尿病におけるインスリン処理、禁煙における補助薬治療として使用されるニコチン代理物、閉経症候群におけるホルモン治療、急性および慢性の炎症における抗炎症治療、感染病における非感染治療、甲状腺低下または甲状腺亢進の病気における治療、心臓欠陥薬を用いた心臓、血管および腎臓における病気の治療、がんの治療、過敏性大腸症候群、吸収不良、吐気、胃腸薬を用いる他の症候群、体重低下薬を用いた薬理学的治療、運動プログラム、リラグセーションプログラム、ダイエットプログラム、面接または指導、ストレス管理プログラム、個人的発達プログラム、個人的行動プログラムおよび自己管理プログラムから選択される、請求項31または32に記載された方法。
  34. 所望しないまたは非生産的なストレスを防止する方法であって、
    a)請求項1〜30のいずれかの方法に記載された、患者における交感神経緊張および/またはストレスレベルの決定を行い、もしこの決定が交感神経緊張および/またはストレスレベルの増大を示すならば、交感神経緊張依存点を、1つの期間に、刺激しきい値より低い強度の刺激にさらす、
    方法。
  35. 請求項34に記載された方法であって、さらに、ステップaの後で、
    b)請求項1〜30のいずれかの方法により患者における交感神経緊張および/またはストレスレベルを決定し、および、もしこの決定が交感神経緊張および/またはストレスレベルのより低い上昇を示さないならば、交感神経緊張依存点を、ステップaでの期間と異なる期間、刺激しきい値より低い強度の刺激にさらし、そして、
    c)上記決定がステップaでの決定よりも低い交感神経緊張および/またはストレスレベルの増加を示すまで、ステップbを繰り返す、
    方法。
  36. 交感神経緊張依存点により低い刺激値を加えることが、可視または可聴の示度を用いて正確な刺激強度を示すことにより制御される、請求項34または35に記載された方法。
  37. ステップaにおいて、刺激しきい値が校正しきい値の80%以下であり、校正しきい値と刺激しきい値の和が平均より低いことと、
    ステップbにおける決定が、刺激の後で予想される減少の95%信頼限界より低い刺激しきい値の減少を示すことと
    の組み合わせは、長期の慢性ストレスの示度であり、この組み合わせはステップcの複数回の反復を要求する、請求項35または36に記載された方法。
  38. 患者における病気の予後の方法であり、
    1)患者における交感神経緊張および/またはストレスレベルを決定し、次に、
    2)上記病気に関する患者のための予後の決定において、上記決定の結果を組み込んで、上記予後を提供することからなり、
    ステップ1での上記交感神経緊張および/またはストレスレベルの決定は、より高い交感神経緊張および/またはストレスレベルの上記決定よりもよい予後を示す低い交感神経緊張および/またはストレスレベルを示す、方法。
  39. ステップ1における上記決定は、請求項1〜30のいずれかに記載された方法により行われる、請求項38に記載された方法。
  40. 上記病気は、
    急性、亜急性または慢性の炎症性の容態、
    免疫反応が人の器官に害を起こす容態、または、免疫系の不十分な機能が機能障害および/または病気を起こす容態、
    急性、亜急性または慢性の感染病、
    循環ショック、アテローム硬化症、血栓症、虚血性容態、梗塞形成、心臓不整脈、高血圧を含む交感神経緊張により影響される心臓血管障害、
    新生物成長障害、
    後天性代謝障害、
    力学的、熱、電気または放射エネルギーによる投与損傷または物理的損傷、
    うつまたは他の気分の障害、いずれかの常習すなわち依存性の障害、ノイローゼ、自殺の行動を含む、交感神経緊張により影響される、心理的、精神的または行動の傷害、
    男と女の両方における生殖減退、
    月経前障害、月経困難、月経閉止の問題、妊娠悪阻、子かん前症と子かん、早産陣痛、逆位、陣痛の誘発、分娩後の出血を含む、交感神経緊張により影響される女性の障害、
    耳鳴と老年性難聴を含む、交感神経緊張により影響される耳鼻咽喉の障害、
    かゆみを含む、交感神経緊張により影響される皮膚の障害、
    胃がんと十二指腸がん、過敏性大腸症候群、吸収不良、下痢、便秘、吐気および嘔吐を含む、ストレスに敏感な臨床的徴候を有する胃腸の障害、
    緊張性頭痛、片頭痛、振とう、パーキンソン病、アルツハイマー病、頭蓋内トラウマおよびニューロパシーを含む神経障害、
    糖尿病、甲状腺低下、甲状腺機能亢進、副腎皮質障害、副腎髄質障害、視床下部障害、下垂体障害および多のう胞を含む内分泌障害、
    皮膚、気管支および胃腸管での反応を伴うアレルギーを含むアレルギー、
    気管支炎および気腫を含む、損なわれた気体交換を伴う肺の病気、
    急性または慢性の関節炎および骨粗しょう症を含む関節と骨の病気、
    肥満、体重減少および悪液質を含む体の重さの変化に関連する障害、
    心不全、腎不全、肝不全を含むナトリウムと水の保持の病状、および
    痛み
    から選択される、請求項38または39に記載された方法。
  41. 患者におけるストレスレベルの面接を基にした評価がストレスの本当の示度を提供するか否かを決定する方法であって、
    a)上記面接と並行して、請求項1〜30のいずれかに記載された方法を用いて、患者における交感神経緊張および/またはストレスレベルを決定し、
    b)面接を基にした評価が、上記決定と正に相関する結果を提供するか否かを確かめることからなり、
    正の相関は、面接を基にした評価が真の示度を提供することを示す、
    方法。
  42. 人における交感神経緊張および/またはストレスレベルを測定するシステムであって、a)人体における交感神経緊張中性点において決定された侵害受容校正しきい値を格納し、かつ、人体における交感神経緊張依存点において決定された侵害受容刺激しきい値を格納する記憶手段と、
    b)測定を得るため上記侵害受容校正しきい値と上記侵害受容刺激しきい値のデータ処理がプログラムされた電子回路と
    からなるシステム。
  43. 上記校正しきい値は、予め決められた値または予め確立され永久に格納される値である、請求項42に記載されたシステム。
  44. 上記校正しきい値は0である、請求項42に記載されたシステム。
  45. さらに、不快を呼び起こす刺激を人体の表面に加えるための、使用者により操作される手段と、第1の使用者による操作から生じる侵害受容しきい値を格納する、使用者により操作される格納手段を備える、請求項42に記載されたシステム。
  46. さらに、不快を呼び起こす刺激を人体の表面に加えるための、使用者により操作される手段と、第2の使用者による操作から生じる侵害受容しきい値を格納する、使用者により操作される格納手段とを備える、請求項42〜45のいずれかに記載されたシステム。
  47. 不快を呼び起こす刺激を加える上記手段は、第1ユニット内にあり、上記電子回路は第2ユニット内にある、請求項45または46に記載されたシステム。
  48. 上記第1と第2のユニットは、上記第1と第2のユニットの間の無線通信が可能である、請求項47に記載されたシステム。
  49. 不快を呼び起こす刺激を加える上記手段と上記電子回路とは、1つの同じ装置内で一体化される、請求項45または46に記載されたシステム。
  50. 不快を呼び起こす刺激を加える上記手段は、しだいに大きくなる刺激を加え、上記格納手段は、上記第1および第2の使用者の操作に対応する時点で刺激値を格納する、請求項42〜49のいずれかに記載されたシステム。
  51. 上記の加えられた不快を呼び起こす刺激は、圧縮力、熱、寒さ、放射、化学的刺激またはそれらの組み合わせを与えること含む、請求項50に記載されたシステム。
  52. 上記圧縮力は、第1ベース(5)またはクランプを用いて加えられる、請求項51に記載されたシステム。
  53. 上記の加えられた不快を呼び起こす刺激は、上記第1または第2のユーザの操作の時に終わる、請求項42〜44のいずれかに記載されたシステム。
  54. 人体の表面にさらに刺激を加える手段を備え、上記さらなる刺激は、上記刺激しきい値より低い強度をもつ、請求項42〜53のいずれかに記載されたシステム。
  55. 人体の表面にさらに刺激を加える上記手段は、上記第1の圧力ベースと上記第2の圧力ベースから選ばれる、請求項52または54に記載されたシステム。
  56. 上記第1および/または第2の圧力ベース(5)は、液体およびゲル、または、液体、ゲルおよび気体で満たされた気泡を含む、請求項52〜55のいずれかに記載されたシステム。
  57. 前記第1および/または第2の圧力ベースの接触面(6)の前記面積は4cmより小さく、好ましくは1cmと2cmの間であるか、または、1cmより小さく、好ましくは0.5cmと1cmの間である、請求項52〜56のいずれかに記載されたシステム。
  58. 上記第1および/または第2の圧力ベース(5)は弾性的接触面(6)を有する、請求項53〜56のいずれかに記載されたシステム。
  59. 上記接触面(6)の内部の中心部は、上記接触面(6)の外部より弾性的でない、請求項58に記載されたシステム。
  60. 上記第1および/または第2の圧力ベース(5)は、中央突出部で第1端面を区画する支持部材を備え、上記第1端面は、上記支持部材より軟らかい部材により覆われ、このより軟らかい部材の端面は上記弾性的接触面を備える、請求項59に記載されたシステム。
  61. さらに、上記支持部材の第2の端面に配置された圧力センサを備える、請求項60に記載されたシステム。
  62. 上記接触面(6)が凸状である、請求項58〜61のいずれかに記載されたシステム。
  63. 上記第1および/または第2の圧力ベースは円錐状である、請求項58〜62のいずれかに記載されたシステム。
  64. さらに、使用者に音の信号を提供するための音声発生装置を備え、この音声発生装置は、上記測定に依存して上記音声信号の特徴を変える制御が可能である、請求項42〜63のいずれかに記載されたシステム。
  65. 上記第1および第2の圧力ベースは、本システムの携帯ユニットの圧力ベースを収納する部分に着脱可能に取り付けられ、上記第1および第2の圧力ベースの一方が他方と交換可能である、請求項55〜64のいずれかに記載されたシステム。
  66. 上記第1および第2の圧力ベースは、本システムの携帯ユニットの別々の収納部分に取り付けられるかまたは取り付け可能である、請求項55〜64のいずれかに記載されたシステム。
  67. 請求項42〜66のいずれかに記載されたシステムを組み立てるための部品のキットであって、上記第1および/または第2の圧力ベースは、互いに異なる性質を持つ複数の圧力ベースからなる、キット。
  68. 人における交感神経緊張を測定するためのシステム(4)であって、
    人体に外部の圧縮力を及ぼす接触面(6)を備えた圧力ベース(5)と、
    人体の上で上記圧力ベース(5)に作用する上記圧縮力を測定するためのセンサ(7)と、
    第1の圧縮力測定値と第2の圧縮力測定値とをそれぞれ格納し、上記第1の圧縮力測定値と第2の圧縮力測定値の比の式として読出値を計算する電子回路と、
    上記読出値を表示する読出ユニット(8)と
    を含むシステム。
  69. 請求項68に記載されたシステムであって、上記圧力ベース(5)と上記センサ(7)は、第1のユニットに一体化され、上記電子回路は第2のユニットに一体化される、システム。
  70. 前記第1ユニットと前記第2ユニットは、両者の間の無線通信を行うことが可能であることを特徴とする、請求項69に記載されたシステム。
  71. 請求項68に記載されたシステムであって、上記圧力ベース(5)、上記センサ(7)及び上記電子回路は、1つの同じ装置の中に一体化される、システム。
  72. 請求項68〜71のいずれかに記載されたシステムであって、上記圧力ベース(5)の上記接触面(6)は弾性的である、システム。
  73. 上記圧力ベース(5)は、液体およびゲル、または、液体、ゲルおよびガスで満たされた気泡を含む、請求項72に記載されたシステム。
  74. 上記接触面(6)の上記エリアは、4cm以下、好ましくは、1〜2cmの間である、請求項68〜73のいずれかに記載されたシステム。
  75. 上記センサ(7)は、ピエゾ抵抗力センサであることを特徴とする、請求項68〜74のいずれかに記載されたシステム。
  76. 携帯可能であり、1以上の電池で電力が供給される、請求項68〜75のいずれかに記載されたシステム。
  77. 上記読出ユニットは電子表示装置(8)である、請求項68〜76のいずれかに記載されたシステム。
  78. 前記電子回路は、前記読み出し値を複数の離散的な読み出し値(0,1,2,3)の1つとして決定し、前記第1の測定値と前記第2の測定値の比は、離散的な読み出し値(0,113,4)を割り当てられ、前記読み出しユニット(8)に表示されることを特徴とする、請求項68〜77のいずれかに記載されたシステム。
  79. システムであって、前記離散的な読み出し値(0,1,2,3)は、前記第1測定値と前記第2測定値との比に比例しないことを特徴とする、請求項78に記載されたシステム。
  80. 前記電子回路は、前記第1測定値を多数の測定値の平均として計算し、前記第2測定値を多数の測定値の平均値として計算することを特徴とする、請求項68〜79のいずれかに記載されたシステム。
  81. 1以上の交感神経緊張中性点で、刺激の1つのしきい値で、加えられた刺激を測定するステップと、
    1以上の交感神経緊張依存点で、同じしきい値で、加えられた刺激を測定するステップとを含む、
    交感神経緊張を加え測定するためのシステムの用途。
  82. 1以上の交感神経の緊張中性点における、刺激しきい値での、加えられた刺激の前記測定は、鎖骨の上側で前方で、および/または、TH10〜TH11に対応する脊柱の上で後方で、および/または手の指の上で、および/または、足の指の上で、行われる、請求項81に記載された用途。
  83. 1以上の交感神経の前記緊張依存点における刺激のしきい値での印加された刺激の前記測定は、交感神経系の心蔵への神経分布に神経支配的に対応する皮膚の上の1以上の位置で行われる、請求項81または82に記載された用途。
  84. 1以上の交感神経緊張依存点における刺激しきい値での加えられた刺激の前記測定は、1以上の点、すなわち、胸骨の中央でのC.V.17および/または乳頭の下の2つの肋骨の間のSt18および/または乳頭と前腋窩ひだの間のPer1および/またはTH3〜6に対応する脊柱、の中で選択される最も痛い点で行われる、請求項81〜83のいずれかに記載された用途。
  85. 交感神経緊張および/またはストレスレベルを決定するための増大した侵害受容(痛覚過敏)の測定の用途。
  86. 上記の増大された侵害受容は交感神経緊張依存点で測定される、請求項85に記載された用途。
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