JP2008527844A - ウォーターマーク付きデジタル画像の作成、ならびにデジタル画像からのウォーターマークの除去、およびjpeg互換イメージの利用のための方法および装置 - Google Patents

ウォーターマーク付きデジタル画像の作成、ならびにデジタル画像からのウォーターマークの除去、およびjpeg互換イメージの利用のための方法および装置 Download PDF

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Abstract

JPEGなど、イメージファイル(300)を使用し、オリジナルデジタル画像(314)への埋め込みアイコン(302、304、306)を利用して、アイコン、ならびに、アイコンに関連付けられたメタデータ(308)を格納するための方法およびシステムである。JPEGファイルのマーカーセクションは、オリジナルデジタル画像、ならびに、アイコン自体に関するメタデータ、ならびに、アイコンの各々に関連付けられた埋め込みデータを含むようになる。JPEGファイルは様々な受信器へ、いずれかの適切なプロトコルを使用して送信されるようになる。受信器はアイコンのサムネイルを表示して、アイコンの各々に関連付けられた埋め込みメタデータの提示を可能にするようになる。

Description

本発明は、テキストおよび/またはオーディオ素材を含む非写真素材を、JPEGフォーマットを使用するものなど、イメージファイルに含まれたデジタル写真に付加し、これらのファイルをリモートソースに転送するための方法および装置に関し、イメージファイルは表示可能アイコンを含む。
相互参照出願
本出願は、2002年10月2日出願の「Method and Apparatus for Creating A Digital Picture with Textual Material」という名称の米国特許出願10/261409、現在の米国特許第6888569号の一部継続出願であり、ならびに、「Method and Apparatus for Creating a Digital Picture With a Watermark as Well as Removing the Watermark From the Digital Picture」という名称の米国特許出願11/028212の一部継続出願である。
市場に出ている現在の技術は、カメラでデジタルまたは非デジタル画像を撮影し、日付およびタイムスタンプを画像に付加することを可能にする。日付およびタイムスタンプは、現像された写真に付加されるか、またはピクセルとしてデジタル画像にペーストされる、永続的で修正不可能な情報になる。これは、画像を見る特定の人が画像に付加された追加のデータを見ることを望まない場合、そのようにする機会がなくなることを示唆する。さらに、誰かがそのデータを修正または除去することを望む場合、それもまた可能ではない。
ユーザーが自分のデジタル画像にキャプションを追加することを可能にする、他の現在の技術が存在する。しかし、これらのキャプションは、ローカルマシン上のデータベースまたはインターネットサイトに格納される。ユーザーが画像をある環境から別の環境へ移動させること、または、デジタル画像を他のユーザーに送信することを望む場合、キャプションは画像と共に移動しない。さらに、サウンドファイルがJPEGファイルに付加された場合、写真およびサウンドの両方の送信に対して、同じ問題が存在するようになる。
概してJPEGファイルの転送の主題に関して、いくつかの米国特許が発行されている。例えば、Pont他に発行された米国特許第6014170号は、情報を記録ユニットに格納する情報処理装置を対象とする。各記録ユニットは、メインイメージデータ、サブイメージデータ、およびオーディオデータのうち少なくとも1つを含む。図5に例示するように、メインイメージデータ、サブイメージデータ、ならびにオーディオデータは、混合された形態でランダムアクセスメモリに格納される。メインイメージデータは、ヘッダ情報およびイメージデータを含む。ヘッダ情報は、インデックス情報、データのタイプを示す情報、イメージが撮影された日付を示す情報、データが格納されたエリアの開始アドレスを示す情報、および、イメージデータのデータ長を示す情報を含む。サブイメージデータ用のデータ構造は、メインイメージデータのイメージ構造に類似するようになる。しかし、この特許は、データがある場所から第2の場所へ転送されるとき、テキストデータまたは他のタイプのキャプション付き素材などの情報が許可ユーザーによって変更される可能性がある状況を記載していない。
Mizoguchiに発行された米国特許第5805215号は、ノートブックタイプの電子カメラを利用する情報処理方法および装置を示す。イメージの日付など、特定のイメージに関する様々な情報が、自動的にイメージデータと共に記録される。
Horiuchi他に発行された米国特許第5170253号は、ビデオカメラによって作成されたイメージ上にタイトルを重ね合わせるための装置を例示する。表示されるタイトルは、制御信号入力端末からの制御信号によって選ばれる。MizoguchiおよびHoriuchi他の両方の特許は、素材をデジタル写真に追加することを論じているが、これらの特許のいずれも、許可された個人のみが非写真素材を、それが第1の場所から第2の場所に送信された後で変更することができることを保証するための方法を示唆していない。
Fuller他の米国特許第6833865号は、内蔵メタデータエンジンを利用するデジタルスチルカメラなど、デジタルキャプチャシステムを記載する。図2Aは、イメージおよびメタデータの両方を格納するために使用される単一のメモリストレージデバイス70を含むが、メタデータおよびイメージデータは非JPEGファイルフォーマットで格納され、本出願に記載されるような方法で転送されない。
Sesek他の特許出願公開2005/0046706は、イメージを、そのイメージに関する追加のメタデータと共に取り込むための装置を示す。この特定の応用例では、この追加のデータは概して、取り込まれたイメージの地理的位置を対象とする。イメージデータキャプチャモジュールは、ブロックフィールド2において写真オブジェクト情報を収集し、取り込まれた地理的データをストレージボックス304に格納する。したがって、イメージに関連付けられたメタデータは異なる記憶場所に格納されると思われる。
Nakamura他の特許出願公開2004/0201740は、イメージ、ならびに、イメージの各々に関連付けられたメタデータを取り込んで格納するためのシステムを記載する。イメージおよびメタデータは、図6に関して例示されたテーブルフォーマットで格納される。しかし、この図は単に、メタデータが特定のイメージファイルに関連付けられるが、その特定のイメージファイル内に格納されないことを示す。
多数の米国特許は、アイコンをイメージデータと共に使用することを例示する。1つのこのような特許は、Pengに発行された米国特許第6774939号である。この特許は、イメージデータ、ならびに、イメージデータに関連付けられた複数のアイコンを備えた、記録および再生装置を記載する。イメージデータ50、50Aおよび50Bは、モニタ42に表示される。このモニタはまた、イメージデータに関連付けられた複数のアイコン46をも有するようになる。これらのアイコンは、再生デバイスの様々な機能を制御するために使用される。メモリ120はイメージファイル210を格納するが、アイコン46に関するメタデータはイメージファイル210と共に格納されないことに留意されたい。
アイコンを備えたもう1つの米国特許は、Kawamura他に発行された米国特許第6522354号である。この特許は、イメージに関連付けられたサウンドファイルを、そのサウンドファイルがどこに格納されているかを知る必要なしに、ユーザーが消去することを可能にするシステムを記載する。アイコンはカメラ上に表示されるが、イメージ自体には表示されず、ファイルを識別するために使用される。
JPEGファイルを利用してデジタル画像を作成することは、リアルなイメージを作成する分野において注目すべき飛躍的進歩、ならびに、デジタル画像を様々なリモートの場所に送信する能力を容易に有することに相当するが、これらのイメージを作成および著作権保護した個人の権利を保護する問題をも引き起こす。主にウォーターマークの使用を採用して、これらの保護されたデジタル画像の無許可使用を保護しようと試みる、いくつかの技術が利用されている。
例えば、従来のウォーターマークは、このために提供されることが可能である。グラフィックのウォーターマーク(すなわち、再販用ではない)が、インターネットからのダウンロードのために使用可能であるデジタルイメージのコピーに永続的に追加される。このウォーターマークは半透過または半透明であり、イメージがどのように見えるかをエンドユーザーが見ることを可能にするが、ウォーターマークの存在によりイメージの使用を防止するようになる。イメージにおける権利を購入する、または、デジタルイメージの使用のためのライセンスを獲得するなど、エンドユーザーがデジタル権利管理(DRM)の取り決めを通じてデジタルイメージの使用の代金を支払った後、次いでエンドユーザーに、ウォーターマークなしのオリジナルイメージをダウンロードするためのリンクが送信される。しかし、この解決法は、売り手がイメージの2つのコピーをオンラインで維持しなければならず、第2のイメージがダウンロードされた後、デジタルイメージの無許可の複製に対する保護が存在しないという問題を生じる。これは、エンドユーザーがある環境におけるデジタルイメージの限られた使用のみを購入している可能性があるため、特に重要である。加えて、エンドユーザーがデジタルイメージを利用するための完全な権利を有している場合でさえ、デジタルイメージがインターネットを介して送信されるので、無許可のユーザーが、ウォーターマークなしのイメージを自分自身の無許可使用のために利用する能力を有するようになる。この状況では、送信されたウォーターマークなしのデジタルイメージの無許可使用を防止する方法はないことに留意されたい。
デジタルイメージの無許可使用から保護する第2の方法は、不可視のウォーターマークを採用することによってなされるようになる。一般に、不可視のウォーターマークは、デジタルイメージのピクセル間に情報を、この追加の情報を除去できないような方法で埋め込むことからなる。実質的に、米国における新しい運転免許はすべてこの技術を利用している。この方法の欠点は、デジタルイメージの無許可使用が、不可視のウォーターマーク付きイメージを電子的に検査する個人によって監視されることが可能であるが、可視の抑止力がないため、そのイメージの無許可使用を防止しないことである。
前述から、非写真素材を写真に付加し、写真および非写真素材の両方を送信し、許可された個人のみが、第1の場所から離れた第2の場所にある非写真素材を修正することを可能にする、システムおよび方法における改良の必要性が依然としてあることを理解されたい。
また、前述から、デジタル画像の無許可使用を防止するためにデジタル画像またはイメージにウォーターマークを付けると同時に、ウォーターマーク付きのデジタル画像を許可ユーザーに送信し、許可ユーザーがウォーターマークをデジタル画像から、その許可された使用を可能にするが、同時にそのデジタル画像の無許可使用を防止するような方法で、除去または除去しておく能力を有するようになる、方法およびシステムを提供する必要性があることも理解されたい。
また、前述から、JPEGファイル内に位置する情報をユーザーに通知するシステムおよび方法を提供する必要性があることも理解されたい。JPEGファイルの過度の送信で排除または破棄されることのないJPEGファイルと共に送信される、システムが開発されなければならない。
また、前述から、オリジナルの写真の一部の代わりに追加のテキスト素材を用いる必要なしに、オーディオ素材をJPEGファイルに追加する、システムおよび方法を提供する必要性があることも理解されたい。
従来技術の欠陥は本発明において対処され、本発明は、個人がデジタル画像を撮影し、テキストデータを画像ファイル自体に付加して、画像がどこへ行こうともそのデータが画像に伴うようにすることを可能にする。インターネットまたは他のいずれかの媒体を介して送信される場合、添付のテキスト、または、加えて、オーディオファイルが常にデジタル画像に、画像自体内で、およびASCIIテキストとして付加され、編集されることが可能となるようにする。JPEGマーカーにおいて提供された情報は、ある個人のみがデジタルの非写真素材を編集することを可能にするパスワードを含むようになる。さらに、本発明は、個人がデジタル画像内のある情報を修正することを可能にするが、画像内の他の情報の編集は可能にしない。加えて、本発明は、ある個人があるタイプの情報を修正すること、および、他の個人が異なるタイプの情報を修正することを可能にする。本発明は、JPEGファイルフォーマットに関して説明されるが、メタデータをイメージファイル内に格納する機能を有するいかなるイメージファイルフォーマットへの適用をも有することに留意されたい。
画像に付加されるテキスト/オーディオ素材は、画像を受信するいかなる者にとっても可視となる。ユーザーは、どこでどのようにこのテキストが写真と共に表示されるようになるかを、厳密に決定するようになる。テキスト素材を、画像の境界のいずれかの周囲に表示されるキャプションとして作成することができ、または、画像のあるピクセルにオーバーレイすることによって、画像自体に直接含めることができる。しかし、画像の所有者がこれを可能にするための許可を送信した場合には、適切な写真タグアプリケーションを有する者のみに、そう望む場合にテキストを修正することが許可されるようになる。さらに、アプリケーションに含まれたパスワードに基づいて、ある個人は、テキスト/オーディオ素材のすべてを修正する能力を有するようになるが、他の個人は、この素材の一部のみを編集することしかできない。
デジタル画像に付加され、JPEGファイルに追加されるテキスト/オーディオ素材は、オリジナルデジタル写真のいかなる部分の代替である必要もないことは明らかである。これは特に、オリジナルデジタル写真を含むJPEGファイルに付加されるのみとなるオーディオファイルについて当てはまる。この場合、ファイルの追加されたオーディオ部分がオリジナルデジタル写真と共に送信されるようになり、これは、この追加されたオーディオ部分がオリジナルのJPEGファイルに挿入され、次いでこのオリジナルのJPEGファイルは、オリジナルデジタル写真、ならびに追加されたオーディオ素材を含むようになり、拡張JPEGファイルを構成するからである。このJPEGファイルはさらに、オリジナルデジタル写真に加えて提供されたテキスト素材を含むことができ、または、テキスト素材はオリジナルデジタル写真の一部の代替となる。
写真を受信する他の個人は、キャプション、または、写真に付加される他のタイプのデータを見るためのいかなる特別な技術も必要とせず、これは、追加のデータおよび/またはサウンドの作成者がこの追加の情報をデジタル写真の一部として付加するようになるからである。非写真素材はデジタル写真ファイル内にその生の形式で提供されるようになり、作成者がテキストの修正を必要とする場合、これが可能となる。
さらに、実際のテキスト/オーディオデータはJPEGファイルの内部に格納されるようになるので、このとき、ある者の写真のすべてを、そのパーソナルコンピュータまたはテキストデータ用の他のデバイス上で検索することが可能となる。例えば、写真の場所など、テキスト素材がデジタル写真に追加される場合、これらの写真の所有者は、ある場所で撮影されたか、または特定の個人のものである写真のみを検索することができる。さらに、多数の撮影者がキャプション付き素材を新聞社などの報道機関に送信した場合、この機関は、ある撮影者によって提出された写真のすべてを、または、ある主題について、または画像の日付によって検索することができる。検索することができる組合せは、JPEGファイルに格納された素材のタイプによって異なるようになる。
このとき、本発明に基づいて、各画像を、その画像についての属性を記述するデータの別々のデータベースリポジトリにすることが可能となり、他の写真タグ付き画像と共に結合されるとき、画像のデータベースを構築することが可能となり、各画像は画像のコンテンツを記述する情報を有する。よって、多数の他の画像と結合されるとき、これは、グループとして、または個々の画像として、検索および処理することができる画像のデータベースを形成するようになる。
テキストキャプションおよびオーディオ素材を直接デジタル写真に付加し、この写真を表示し、ならびにこの写真を編集した、所望の結果を生じるために利用されるアプリケーションソフトウェアは、パーソナルコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、または、さらにこのデジタルデータをいかなる形式でも編集および表示する方法を知るカメラなど、多数の異なるデバイス内に常駐するようになる。写真タグ付き技術は、ソフトウェア開発キット防止(SDK)として公開され、サードパーティが、テキストおよびオーディオキャプションをデジタル写真に追加および編集する概念を、それら自体の製品に統合することが可能となる。本発明は、編集するためにメタデータをJPEGファイルへ格納するために必要とされたデータを追加するために、JPEGファイル内のある予約タグを利用することによって、デジタル画像をJPEGフォーマットでリストアする現在の市場のファイルフォーマットを拡張する。
テキストならびにオーディオデータがJPEGファイルにメタデータとして提供された後、このメタデータの存在がこのようなデータの受信者に明らかにされることが重要である。携帯電話、パーソナルコンピュータ、Blackberryなどは、JPEGイメージを受信、格納および表示することができる。しかし、これらのデバイスのいくつかのディスプレイは、特に携帯電話およびBlackberryでは、かなり小型であるため、標準のグラフィックユーザーインタフェース(GUI)を有するアプリケーションをインストールして、埋め込みメタデータを識別し、アクセスすることを可能にすることは、実用的ではない。
各タイプのメタデータは、その境界を含む、イメージ自体のいかなるところにも配置することができる、グラフィカルなイメージまたはアイコンによって表現されるようになる。複数のタイプのメタデータ、または同じタイプのメタデータの異なるファイルがある場合、各タイプのメタデータがそれ自体のアイコンによって表現されるようになる。例えば、イメージがオーディオメッセージ、MP3音楽ファイル、ならびにテキストメッセージを含んだ場合、イメージに関連付けられた3つのアイコンが存在するようになる。
デバイスが埋め込みメタデータにアクセスし、これを表示することを可能にするために、受信側デバイスは、インターネットを介してダウンロードするなど、表示デバイスにとって容易に使用可能になる適切なイネーブリングソフトウェアを含まなければならない。逆に、デバイスが製造されたとき、このイネーブリングソフトウェアを直接インストールすることができる。これは、チップ、ファームウェアまたはシンクライアントのレベルで行われることが可能である。したがって、メタデータならびにアイコンを含むJPEGファイルがリモートユーザーに送信された後、ユーザーは所望のアイコンを「クリック」することができ、コンテンツが適切にアクセスされるようになる。例えば、音声メッセージ用のアイコンが「クリック」される場合、音声メッセージがスピーカーを通じて再生されるようになる。テキストアイコンが「クリック」される場合、イメージの代わりにメッセージが、イメージと共に、またはイメージの一部をカバーして、表示されるようになる。
アイコンが視覚的にイメージ自体に関連付けられるという単なる事実によって、イメージは実質的に、別のGUIを必要としない内蔵型のアプリケーションとなり、これは、GUIについてのアイコンがそのGUIに取って代わるからである。ユーザーが、これらのアイコンを含むイメージを受信するが、埋め込みコンテンツにアクセスするための必要なコードを有していない場合、これらのメッセージは表示されない。しかし、アイコンの各々に関連付けられたメタデータ、ならびに、アイコンの表示を対象とするメタデータは、JPEGファイルが転送される回数にかかわらず、破棄されないようになることに留意されたい。これは、JPEGが転送された先のデバイスのいくつかがメタデータにアクセスすることができなかったのに対して、このデータが転送されている後続のデバイスがメタデータにアクセスすることができたという事実にかかわらず、当てはまる。これは、アイコンがJPEGイメージファイルに、イメージデータ、テキストデータおよびサウンドデータと共に直接格納されるので、当てはまる。
著作権によって保護されるなど、所有権を主張できるデジタル画像のデジタル権利を適切に規制する問題もまた、本発明によって対処される。本発明の教示は、テキスト素材をデジタル画像に追加するシステムおよび方法を説明するが、このテキスト素材は、それに限定されないが、一般にデジタル画像の小さい部分のみが除去され、テキスト素材によって置換される状況を対象とする。したがって、そのデジタル画像の無許可使用を防止するために、ウォーターマークがデジタル画像の大きい部分に適用されるようになる状況には対処しない。
ウォーターマークはデジタル画像に、画像の仮想オーバーレイとして適用され、これは、許可ユーザーがデジタル画像を、それに適用されたウォーターマークと共に見ることを可能にするが、ユーザーがウォーターマークをそこから除去することなくデジタル画像を適切に利用することを可能にしないような方法でなされる。ウォーターマークはデジタル画像に適用され、ならびにJPEGファイルに格納され、これは、デジタル画像をウォーターマークと共に、許可されたエンドユーザーに送信することにより、エンドユーザーがウォーターマークをエンドユーザーによって、または、ウォーターマーク付きデジタル画像の送信を開始したパーティによって除去させることを可能にするような方法でなされる。本発明の一実施形態では、エンドユーザーに、ウォーターマークが含まれていないデジタル画像を使用する限定された権利のみが与えられる場合、限定された使用が終了された後、ウォーターマークが再び現れるようになる。
メタデータに関連付けられたアイコンはまたウォーターマークアイコンをも含むことができ、後続のユーザーがもう1つのウォーターマークを、表示されたイメージに追加したり、1つまたは複数のウォーターマークを、表示されたイメージから除去したりすることを可能にすることに留意されたい。
本発明は、以下の詳細な説明が添付の図面と共に解釈されることから、より十分に理解される。
図1は、本発明が動作する環境を例示する。画像が、いずれかのタイプの標準のデジタルカメラ10を利用して撮影される。このデジタル画像は、第1のコンピュータまたは類似の入力デバイス12に転送され、最終的に第2のコンピュータまたは類似のメモリデバイス14に転送される。デジタル画像は第1のデジタルコンピュータ12のハードドライブ18に、ディスクをハードドライブ18に物理的にロードするなど、いずれかの従来の手段によって、または、カメラ10とハードドライブ18の間の有線または無線通信によって転送される。コンピュータは、モニタ20およびキーボード22を備える。キーボード22は、標準の英数字キー24ならびに標準のファンクションキー26を備える。キーボード22は、ハードドライブ18に含まれた標準メモリに、接続40によって接続される。ハードドライブ18はモニタ20に、接続42によって接続される。
第1のコンピュータ12に類似して、第2のコンピュータ14は、その中にメモリを備えたハードドライブ28、モニタ30、ならびに、標準の英数字キー34および標準のファンクションキー36を含む標準のキーボード32を含む。キーボード32はハードドライブ28に、通信回線44を介して接続され、ディスプレイ30はハードドライブ28に、通信回線46を介して接続される。情報は、第1のコンピュータ12のハードドライブ18と第1のコンピュータ14のハードドライブ28の間で、有線リンク、無線リンクならびにインターネットなど、いずれかの既知の通信リンク38を介して送信される。
図2は、標準のデジタルカメラ10の動作図50を大まかに例示する。これらの機能は、イメージを取り込むためのイメージキャプチャリングデバイス52、ならびに、1つまたは複数のイメージをデジタルフォーマットで取り込むためのストレージデバイス54を含む。CPU56は、デジタルカメラの動作を、メモリ58に合わせて制御する。ストレージデバイス54に含まれた情報は次いでネットワークインタフェース60へ、インターネットまたは他のいずれかのタイプの有線または無線通信など、通信ネットワーク62にデジタルイメージを送信するために導入される。
本発明の目的の1つは、キャプションおよび写真の両方が1つのJPEGファイルとして格納され、ファイル全体が、コンピュータなど、あるメモリデバイスから、コンピュータなど、第2のメモリデバイスへ転送されることが可能となるような方法で、キャプションが写真に追加されることを可能にすることである。加えて、本発明は、テキスト情報が、写真を生成する人からの許可を有する個人によって変更され、キャプション付き素材を付加されることを可能とする。また、キャプションはテキスト素材に限定される必要はなく、音楽用の言葉の解説などのサウンド、または、写真を充実させるための他のいずれかのタイプの補助サウンドを含めることもできることに留意されたい。このサウンドファイルは、WAVなど、いずれかの標準サウンドファイルフォーマットとなる。他のタイプのテキスト素材には、写真のコンテンツを記述するキャプション、撮影者の名前、著作権表示ならびにタイムスタンプが含まれるようになる。撮影者の名前ならびに著作権表示は、撮影者の名前ならびに著作権表示を有するASCII文字列として含むようになる。また、本発明で利用される「テキスト素材」という語には、1つまたは複数の上記のメタデータ属性、ならびに、本発明の範囲を満たすいかなる追加の属性もが含まれるようになることにも留意されたい。さらに、コンピュータまたはメモリデバイスをカメラまたは携帯電話にすることもできることに留意されたい。
上記のテキスト属性は、写真の下部に付加するか、または、いずれかの形式で写真に直接埋め込むことができる。テキスト素材の位置に関する情報は、JPEGファイルに含まれるようになる。さらに、本発明は、テキスト素材が様々なフォント、色およびサイズ、ならびに、デジタル写真における表示角度において表示されることを可能にする。加えて、上記のテキスト属性のいずれかの画像におけるX、Y位置、ならびに回転角、背景色(テキスト素材が画像に埋め込まれない場合)ならびにテキスト色、フォント名、フォントサイズおよびフォントスタイル(太字、下線、斜体などのいずれかの組合せ)もまた、JPEGファイルフォーマットで格納されるようになる。
標準のJPEGフォーマットは、マーカーを利用して、JPEGファイルストリームをそのコンポーネント構造に区切る。各マーカーは2バイトの長さであり、第1のバイトは常にFFの値を有し、第2のバイトは、マーカータイプを指定するコードを含む。JPEG規格は、マーカーをファイル内で順序付けることに関しては、かなり柔軟性がある。使用される唯一の規則は、各ファイルがイメージ開始(SOI)マーカーで開始し、イメージ終了(EOI)マーカーで終了しなければならないことである。ほとんどの場合、他のすべてのマーカーはいかなる順序で現れることも可能である。
図3は、例えば、第1のコンピュータ12ならびに第2のコンピュータ14のディスプレイ30上に現れるようになる、典型的なJPEGファイルを例示する。ディスプレイ上に示されるJPEGファイルは主要部70を含むようになり、ここにデジタル写真が現れるようになる。JPEGファイル写真の下部に付加されるものは、JPEGの写真タグセクション74となる。図3で例示するようなこのセクションは、キャプションマーカー76、著作権マーカー78、ならびにヘッダマーカー80を含むようになる。撮影者の名前、ならびに写真の説明など、他のテキスト素材もまた、セクション74に現れることが可能である。上記で示したように、JPEGファイルの開始はSOIマーカー82を含むようになり、EOIマーカー84で終了するようになる。
JPEGフォーマットは、多数の使用のために、サードパーティアプリケーション用の汎用マーカーをサポートする。JPEGフォーマットはAPP0〜APP15として指定される16マーカーのセットを含み、これらがアプリケーション固有のデータを格納するために使用される。これらのマーカーは、JPEG規格で指定されるものを超えた情報が格納されることを可能にする。これらのマーカーのうちどれが本発明で利用されるかは重要ではないが、本発明のための写真タグは、関連テキストデータのすべてをAPP10マーカーに格納するようになる。JPEGファイルフォーマットは、これらのマーカーのいずれかおよびすべてが使用されることを必要とはしない。これらは単に、JPEGファイルを開いて読む標準のアプリケーションが無視することができるマーカーの定義である。これらはアプリケーション固有のデータのために使用されるので、JPEGファイルの大部分がいかなるAPPマーカーも有さないようになる可能性はかなり高い。
数値をこれらのAPPマーカーに割り当てる概念は、使用してもよい15個の可能なAPPマーカーを与える。本発明は、APP10マーカーを、純粋に任意に基づいて使用するように選択した。しかし、別のアプリケーションがAPP10マーカーをそれら自体の内部の理由のために使用することを決定する場合、本発明のAPP10マーカーは、8バイト長であるマーカー構造にシグネチャを含めることによって、これらの他のAPP10マーカーから区別されるようになる。
JPEGファイルの内部で本発明で利用されるAPP10マーカーは基本的に、表Iに示すものと同じデータ構造を含むようになる。
Figure 2008527844
写真タグアプリケーションは、3タイプのマーカー、すなわち、ヘッダマーカー、表示不可能データマーカー、および表示可能テキストデータマーカーを必要とする。特定のタイプのマーカーが、表Iに示すようなヘッダ構造内のタイプフィールドに示されるようになる。
ヘッダマーカー80(図3参照)は、EOIマーカー84の直前に存在する。このマーカーは、写真タグソフトウェア開発キット(SDK)によってロードされる最初のものであり、固定サイズを有するようになり、正確にアクセスされることが可能となる。ヘッダマーカーの構造は、表IIに示される。ヘッダマーカーは、ファイル内で第1の写真タグマーカーにポイントするために使用され、ファイル内のすべてのマーカーを順次にスキャンするのではなく、迅速にアクセス可能となるようにする。ヘッダマーカーはまた、キャプションが画像内に埋め込まれないが、画像の下または上の付加エリア76(図3参照)に表示されることを、ユーザーが決定する場合、JPEGファイルに付加された外部キャプションエリアのバイト単位の高さをも含む。ヘッダマーカーはまた、キャプションがどこに位置付けられるか、画像内のデータのすべての保護を可能にし、個人がこのデータを変更することを可能にするパスワード、キャプションエリアの背景色、現在の写真タグバージョン番号、ならびに構造の長さをも含み、後方互換性をサポートできるようにする。これは、ヘッダの長さが、構造がロードされるときにデータの最初の部分として読まれ、JPEG EOIタグの直前に位置するヘッダ構造の最後のビットであるので、重要である。ヘッダマーカーはまた、利用されている特定の写真タグバージョン番号をも含む。
Figure 2008527844
表示不可能データマーカーは、単一の要素についていかなる形式のデータを保持することもでき、オープンフィールド名の概念を含むようになる。これは、アプリケーションがそれ自体のフィールドタイプを作成することができることを意味する。表IIIに示すように、これらの内部フィールドは、キャプションのタイプ、撮影者の名前、著作権表示、写真の日付、テキスト記述ならびにサウンドを含むことができるが、これらに限定されない。写真の価格など、他のタイプのフィールドもまた含まれる可能性がある。表示不可能データマーカーの構造は、表IIIに示される。このデータマーカーは、ユーザーが、表示のために使用されないいかなる形式のデータをもJPEGファイルに格納することを可能にする。このデータは、このデータベース内で様々な項目を検索するために使用されることが可能である。このデータはテキストである必要はなく、サウンドデータをも含むようになることに留意されたい。これは、本発明の検索機能が次いで単なるテキストデータに限定されず、オーディオデータを検索する可能性をも含むようになるので、重要である。音声認識デバイスなど、本発明に関連付けられた様々な入力デバイスが、この検索プロセスで使用されることが可能である。
Figure 2008527844
キャプションマーカー76、ならびに著作権マーカー78は、JPEGファイル内でヘッダマーカー80の前に格納される。このファイルに格納されるテキストデータのタイプは、キャプション、タイムスタンプ、撮影者の名前、著作権表示ならびにサウンド解説を含む可能性がある。テストデータマーカーの構造は、表IVに示される。テキストがJPEGファイル画像に埋め込まれる場合、オーバーレイの前に画像のビットを格納し、必要に応じて古い画像の編集および再構築をサポートできるようにする。テキストフィールドのすべてが可変長となるように設計され、それにより、テキストフィールドデータ属性の各々に先行する長さフィールドが存在することが必要である。
表示可能テキストマーカーは、表IVに例示される。表示可能テキストマーカーは、テキストの一部の表示属性を格納し、基本的に、表示不可能マーカーのスーパーセットであり、これは、表IIIに含まれた情報のすべて、ならびに、表IVに含まれた情報のすべてを含むからである。表IIIと表IVとの主な違いは、表IVはまたテキストの表示属性をも含むことである。さらに、テキストが写真に埋め込まれる場合、表示可能テキストマーカーは、いかなるオーバーレイが作成される前にも、画像のビットを格納するようになる。これは、必要である場合に、JPEGファイルのコンパイル、ならびに、オーバーレイの前に作成された写真の再構築の後で、写真およびテキスト素材が編集されることが可能となるために、重要である。RGBBitsは、オーバーレイされる画像エリアのビットを格納する。これらは、テキスト素材がその中に埋め込まれるときに写真から除去されている、画像のピクセルである。これは、典型的な写真を示す図7および8に例示される。図7に示された写真150は、長方形154内に提供された「公園内の散策」というフレーズ152を含む。図8の写真160は、「公園内の散策」というフレーズを除去し、このフレーズは長方形162に含まれていない。したがって、画像150が編集されて「公園内の散策」というフレーズが除去された場合、その特定のフレーズによってオーバーレイされた画像のピクセルはこのとき、長方形162内のそれらの適切な場所に含まれるようになる。したがって、テキストが編集される必要があるときは常に情報をRGBBitsに格納することによって、後で説明されるように、分解と呼ばれるプロセスにおいて、テキストなしに、ピクセルが単にリロードされる。最後に、以下でさらに説明されるように、合成と呼ばれるプロセスを使用して、テキスト素材が写真に埋め込まれる場合、新たに編集されたテキストを有するピクセルが次いで画像に再挿入される。
Figure 2008527844
図4を参照して、写真タグアプリケーションは、コンピュータ12、14またはカメラ10、携帯電話または他のいずれかのメモリデバイスのうち1つのメモリにロードされ、適切なテキスト素材が作成され、JPEGファイルに付加されることが可能になるようにする。このデータはまた、許可ユーザーによって、以下に説明されるように修正されることも可能である。メモリに含まれたデータのタイプの各々はリンクリストとして接続されるようになり、それにより、写真タグヘッダ90は写真タグキャプションマーカー92にポイントし、写真タグキャプションマーカー92は写真タグ著作権マーカー94にポイントする。理解できるように、他のタイプのテキスト素材は、撮影者の名前、タイムスタンプ、ならびにサウンド解説などと同じ方法で動作するようになる。したがって、表IIを参照すると、著作権マーカー94におけるデータを検索するために、第1のマーカーへのポインタで開始し、次いで、一列に並んだ次のマーカーのポインタへ進むようになる。特定のマーカーがロードされた後、次いでその属性のすべてにアクセスし、編集することが可能となる。例えば、著作権表示を読むために、ノードのすべてをトラバースして著作権タグに達し、次いでテキスト文字列を著作権タグからロードするようになる。
本発明はソフトウェア開発キットを利用し、これは、テキスト素材を含むJPEGファイルが作成またはコンパイルされるデバイス、ならびに、テキスト素材を含む完全JPEGファイルが送信されるデバイスの両方にロードされる。最初に、図5に例示されるように、JPEGファイルは、カメラ、コンピュータ、携帯電話または類似の装置にすることができるデバイスにロードされるようになる。写真タグソフトウェアは次いで、JPEGファイルが写真タグマーカーのいずれかをファイル内部で有するかどうかをチェックするようになる。この場合には、ヘッダマーカー80(図3参照)が次いで位置付けられ、これは第1のタグにポイントし、第1のタグは前述のように次のタグにポイントする。ステップ100または102でJPEGファイル内に写真タグマーカーがない場合、ステップ112、114に示されるように適切なマーカーが作成される。これは、前述のテキスト素材のタイプのすべてを含む、新しいキャプションを作成する能力を有する、作成マーカーを呼び出すことによって実施される。マーカーが作成された後、次いで、キャプションの位置、フォントのタイプ、フォントの色など、特定の属性のすべてを設定することが可能である。
適切なマーカーを有するJPEGファイルがロードされる場合、ステップ104に示されるように、データマーカーのすべてがメモリにロードされる。これは、JPEGファイルがロードされるときにその中にマーカーのすべてを有するかどうか、または、これらのマーカーが最近作成されたかどうかにかかわらず、当てはまる。この時点で、このとき、データマーカーの各々へのアクセスを得ることが可能である。また、このとき、ステップ106によって例示されるように、画像が画面上に表示されることが可能になるように、JPEGファイル内に位置するビットマップの画像ビットのすべてを得ることも可能である。この時点で、データマーカーに提供されたデータ属性のいずれも、ステップ108のように編集されることが可能である。後で説明されるように、この編集ステップは、潜在的な編集者が適切なパスワードを入力した場合にのみ、実施されることが可能である。データ属性のすべてが見直され、編集された後、必要であれば、ステップ110で、JPEGファイルがこのとき保存されるようになる。
写真タグファイルを保存するプロセスは、最初にステップ116でイメージを分解することによって実施され、ここで実際の写真が分解され、次いで再構築され、JPEGファイルの内部にある写真タグが除去される。これは、分解ステップ116の終了で、写真がそのオリジナルのキャプションが付けられる前の状態に戻ったかのようになることを意味する。これは、写真が編集された後にテキストデータのすべてが写真内で再構築されなければならないので、重要である。
分解の方法は、最初にデータマーカーノードのすべてをトラバースするステップを含むようになる。各ノードについて、RGBBits属性が得られる。これらのビットは、テキストが現在オーバーレイ中であるエリアのオリジナル画像ピクセルである。オーバーレイがない場合、このステップは必要でなくなる。各RGBBitについて、これは長方形の位置(表IVにおける第2の属性)の上に再度オーバーレイされなければならない。このステップは効果的に、マーカーのテキストを有するピクセルを消去するようになり、テキストオーバーレイの前に含まれたオリジナルの長方形ピクセルを戻すようになる。このステップは、写真タグJPEGファイル内で作成されたテキストマーカーのすべてについて行われなければならない。
この時点で、ステップ118によって示されるように、古いデータのすべてが除去されており、イメージがそのオリジナルの写真タグ前の状態に戻った後、画像が再合成されなければならない。これは、テキストマーカーのすべてが画像に再構築されなければならないことを意味する。これは、データマーカーノードのすべてにトラバースすることによって実施され、各ノードについて、テキストがオーバーレイされるべき、適切な長方形位置が画像内で抽出されなければならない。これは、分解され、テキストマーカー内のRGBBit属性内に保存された写真から、オリジナルピクセルビットを抽出することによって作成される。属性のすべてからのテキスト文字列、フォント、色などが次いで、画像に書き込まれる。したがって、テキスト素材の背後の画像の部分が保存されたので、オリジナル画像が常に再構成されることが可能である。このプロセスは、写真タグJPEGファイル内で作成されたテキストマーカーのすべてについて実施されなければならない。最後に、ステップ120のように、JPEGの画像ピクセルを保存し、写真タグデータマーカーを保存し、写真タグヘッダを保存し、次いでEOIマーカーを再書き込みすることによって、再合成されたイメージが保存される。この時点で、テキスト素材を含む、作成されたJPEGファイルは、図1に示すように様々なデバイスに送信されることが可能である。
以前に示されたように、本発明は、テキスト素材を含むJPEGファイルの移動および編集を可能にする。しかし、許可された個人のみがこの素材を編集することができることを保証するため、写真タグソフトウェアは、JPEGファイルの作成者がファイル内部のデータを作成者の許可なしに修正されないように保護することを可能にする、セキュリティメカニズムを含む。このセキュリティシステムはまた、どの写真タグが画像上に表示されるようになるか、ならびに、これらがどのように表示されるようになるかをも決定するようになる。
本発明のセキュリティの態様は、表IIで例示されたようなヘッダマーカーがパスワードを含むので、機能する。したがって、図6に示されるように、ステップ130で、写真タグを有するJPEGが、図1に示されたデバイスの1つにロードされるとき、ステップ132でチェックが行われ、ステップ136でユーザーがパスワードを入力したかどうかが判断されるようになる。有効なパスワードが入力されない限り、すべての編集動作は停止されるようになる。ソフトウェアは、ステップ138で、ヘッダマーカーに含まれたような、有効にされたパスワードがユーザーによって入力されたことを保証するためにチェックするようになる。そうでない場合には、ユーザーは有効なパスワードを入力するための別の機会を有するようになる。有効なパスワードが所定の試みの後で入力されない場合、編集は可能にならない。しかし、ステップ140で、有効なパスワードが入力された場合、ステップ134で通常の編集処理が可能にされるようになる。
さらに、以前に示されたように、本発明のソフトウェアは、JPEGファイルに含まれた非写真素材のすべてを第1の個人が編集することを可能にするが、第2の個人がこのデータのいくつかを修正することを防止するが、この第2の個人がデータの他のセクションを変更することを可能にする方法で、構成されることが可能である。これは、表IIに示され、図6に例示されたような、複数のパスワードを含めることによって実施される。異なるパスワードを異なる個人に割り当てることに基づいて、完全または限定されたアクセスが、JPEGファイル上で非写真素材を編集するために与えられるようになる。最後に、このアプリケーションは、タイムスタンプなど、データのいくつかのいかなる編集をも防止するように形成されることが可能である。
ウォーターマークが、JPEGファイルに保存されたデジタル画像のすべて、または大幅な部分をカバーするために作成される本発明の実施形態が、これから説明される。技術的には、デジタル画像全体またはデジタル画像の比較的小さい部分が、ウォーターマークまたは多数のウォーターマークを使用することによってカバーされるようになるが、より典型的には、75%および90%までのデジタル画像のピクセルが、ウォーターマークまたは複数のウォーターマークによってカバーされるようになる。説明のために、デジタル画像が作成され、テキスト素材がデジタル画像の一部に置き換わる方法に類似した方法で、デジタル画像が作成され、ウォーターマークがデジタル画像に適用され、JPEGファイルに格納されることに留意されたい。デジタル画像の、置換されたこのオリジナル部分は、JPEGファイルのマーカーセクションに格納される。その実施形態に類似して、本発明は、図3に例示されるように、ウォーターマークがJPEGファイル70のマーカーセクション74内で置換した適切な素材を格納するようになる。この素材は、適切なウォーターマークまたは複数のウォーターマークで実質的にオーバーレイまたは置換されたオリジナルデジタル画像の素材を示すようになる。加えて、以下で説明されるようなパスワードがJPEGファイル70のヘッダマーカー80に埋め込まれ、それにより、オリジナルピクセルへの無許可のアクセスが防止される。デジタル画像は、デジタルカメラ10を、メモリを含むハードドライブ18を有する第1のコンピュータシステム12と通信して利用する、図1に示されたシステムに類似の方法で作成され、このメモリにデジタル画像がロードされる。ハードドライブ18のメモリは、多数のソフトウェアプログラムがロードされることが可能なメモリを含むようになることに留意されたい。また、図1は、デジタルカメラ10を使用して、ハードドライブ18にロードされるデジタル画像を作成することを示すが、デジタル画像をコンピュータシステム12に送信するいかなる方法も使用されることが可能であることにも留意されたい。
ハードドライブ18、またはコンピュータシステム12と通信するいずれかのメモリデバイスに含まれたソフトウェアを利用して、JPEGファイルが作成され、これにオリジナルデジタル画像が含まれるようになる。この点については図9が参照され、図9は、デジタル画像にウォーターマークが設けられる方法の流れ図を示す。以前に示されたように、オリジナルデジタル画像がJPEGマーカーと共に含まれるJPEGファイルが作成され、これは前述の通りであり、図3に例示され、ステップ170によって示された通りである。ステップ172に例示されるように、コンピュータシステム12のメモリに含まれたソフトウェアプログラムは、ウォーターマークが実質的にオリジナルデジタル画像によりオーバーレイされることを可能にするようになる。このオリジナルデジタル画像180は図11において、コンピュータモニタ上に現れるように例示される。オリジナルデジタル画像180を有するこの画面は、第1のコンピュータシステム12のモニタ20上に現れるべきである。
ソフトウェアプログラムは、システム12のオペレータによって利用されたウォーターマークジェネレータの形態である。オペレータは、ウォーターマーク、ならびにそのフォントタイプおよびサイズを作成するようになる。ソフトウェアプログラムは、半透明のフォントスタイルを作成し、ウォーターマークを何度でも、デジタル画像を横断する水平線においてアルゴリズム的に再生成して、イメージ全体がウォーターマークによってカバーされ、保護されたデジタル画像のいかなる部分の無許可使用をも防止することを保証するようにする。オペレータのロゴを含むグラフィックが次いで、デジタル画像の適切な場所に追加されることが可能である。著作権表示もまた、類似の方法でデジタル画像に追加されるようになる。
図3に示されるようなJPEGファイルが作成されるようになり、オリジナルデジタル画像180を含むようになる。適切なウォーターマークメタタグもまた、グラフィックおよび著作権表示のためのメタタグと共に、JPEGファイルマーカーに含まれるようになる。JPEGファイルマーカーはまた、オリジナルデジタル画像内のピクセルにおいてウォーターマークによって置換された場所、グラフィックおよび著作権表示をも含み、「変更済み」デジタル画像を作成するようになる。ウォーターマークは、オリジナルデジタル画像180のかなりの部分を実質的にオーバーレイするために使用された、ジェネレータに含まれたソフトウェアを利用して合成されるようになる。ソフトウェアは、利用されることが可能である複数のタイプのウォーターマークを含むようになる。特定のウォーターマークが選択された後、これがJPEGマーカーに追加され、ならびに、ウォーターマーク196、198、200、202、204および206を含む、「変更済み」デジタル画像194によって示されたように、画面を実質的にカバーするようになる。これらのウォーターマークは、コンピュータモニタ20に関連付けられた「ウォーターマーク追加」ボタン186を利用することによって追加されるようになる。
ユーザーは、オリジナルデジタル画像に適用されるようになるウォーターマークのタイプ、この場合はウォーターマーク「アクティブ・ウォーターマーク」を選択することのみを必要とすることに留意されたい。ソフトウェアは次いで、ウォーターマークの数および配置を計算して、「変更済み」デジタル画像194を作成するようになる。ステップ172で、これらのウォーターマークの各々およびあらゆるものの場所が、JPEGマーカーに含まれたメタデータに含まれるようになる。この時点で、適切なウォーターマークを有するデジタル画像194が次いで、図12に示されるように作成されるようになる。
本発明のさらなる特徴は、オリジナルデジタル画像に関連付けられた所有者または他の個人に、会社のロゴ192など、追加のグラフィックを、オリジナルデジタル画像180ならびに「変更済み」デジタル画像194の両方に現れるように含めることを与えるようになる。図11におけるグラフィック追加ボタン188が利用されて、グラフィック192がオリジナル画像180に追加されることが可能であり、図12におけるグラフィック除去ボタン210が使用されて、グラフィック192が「変更済み」デジタル画像194から除去されるようになる。加えて、適切な著作権表示182がオリジナルデジタル画像180に追加され、「変更済み」デジタル画像194に残るようになる。利用されたソフトウェアに基づいて、この著作権表示の包含または除去は、コンピュータ12のオペレータによってのみ制御されることが可能であり、または、「変更済み」デジタル画像194の最終的な受信者に譲渡されることが可能である。著作権表示の除去は、著作権除去ボタン190を使用して実施されるようになる。
オリジナルデジタル画像180の利用の制御を維持することが重要であるという事実により、ウォーターマークまたは複数のウォーターマークの除去を含む、その画像のコンテンツを変更するための許可は、厳密に維持されなければならない。したがって、ステップ176で、暗号化パスワードが、図3におけるヘッダマーカー80など、JPEGマーカーに追加されるようになる。オリジナルデジタル写真を含むJPEGファイル、「変更済み」デジタル画像、ウォーターマークに関する適切なメタデータ、グラフィック、著作権表示、および暗号化パスワードがJPEGファイルに追加されて、完全JPEGファイルが作成された後、ステップ178で、この完全JPEGファイルが保存されるようになる。
結果として生じるJPEGファイルは、JPEGファイルを表示することができるいかなるオペレーティングシステムを使用するいかなるユーザーにとっても表示可能である、オリジナル写真を含むようになる。これはまた、オリジナルデジタル画像のかなりの部分の上に実質的に重ね合わせられた、ウォーターマーク付きテキストをも含むようになる。JPEGファイルはまた、表示から隠されるか、または隠されないようになる、ロゴおよび著作権表示など、グラフィック素材をも含むようになる。
ウォーターマークなしのデジタル画像のオリジナルピクセルは、JPEGファイルマーカー内部に、圧縮暗号化フォーマットで格納されるようになる。したがって、いかなる標準編集ソフトウェアを利用して無許可の方法でピクセルを修正するいかなるユーザーも、オリジナルデジタル画像を破棄するようになり、このオリジナルデジタル画像が決して回復できないようになる。したがって、無許可のユーザーには、図12に示されるような「変更済み」デジタル画像のみが残されるようになる。
図3に示されるような1つまたは複数のJPEGファイルが1つまたは複数のデジタル画像について作成され、これらのファイルが適切にタグ付けされた後、完成されたJPEGファイルまたは複数のファイルは次いで、図1に示されるようなエンドユーザーのコンピュータシステム14に送信される。このステップは図10に示され、図10は、ウォーターマークをオリジナルデジタル写真から除去することを例示する。ステップ212で、適切な写真マーカーを有するJPEGがエンドユーザーに送信された後、エンドユーザーは「変更済み」デジタル画像194をそのモニタ30上で表示することができるようになる。この「変更済み」デジタル画像194は、オリジナルデジタル画像の大部分が、その上に設けられたウォーターマークによって覆い隠されている。この時点で、エンドユーザー、または、いずれかの無許可のユーザーがデジタル画像を印刷しようと試みる場合、このデジタル画像の上にはウォーターマークが設けられるようになる。
オリジナルデジタル画像180へのアクセスは、2つの代替方法を利用して、エンドユーザーに提供されるようになる。第1の代替方法では、エンドユーザーがオリジナルデジタルイメージの作成者に連絡をするとき、ステップ214で、オリジナルのユーザーによってパスワードが入力され、その作成者が、JPEGヘッダに提供された埋め込みの暗号化パスワードを使用して、ウォーターマークなしにオリジナルデジタル画像を再作成する。このオリジナルデジタル画像は次いで、ウォーターマークがその上に現れることなく、エンドユーザーによって表示され、ならびに、エンドユーザーによって印刷されるようになる。ロゴ192ならびに著作権表示182は全体的になお、エンドユーザーによって印刷されたオリジナルデジタル画像において維持されるようになることに留意されたい。結果として生じるオリジナルデジタル画像は、エンドユーザーのコンピュータのメモリのみに格納されるようになることに留意されたい。エンドユーザーは次いで、オリジナルデジタル写真を、オペレータまたは著作権所有者とのライセンス契約を順守する限り、必要とされるように使用することができる。
エンドユーザーがウォーターマークを含めることなくオリジナルデジタル画像180を表示および印刷することを可能にするための第2の代替方法は、アクティブタグアプリケーションをエンドユーザーに送信することになり、このアプリケーションは、デジタル画像をアンロックするためのパスワードを内部に含む。したがって、エンドユーザーがパスワードを入力するとき、エンドユーザーが図12のボタン208を使用してウォーターマークを除去すること、ならびにボタン210を使用してグラフィックを除去することが可能となる。アンロックされた後、ウォーターマークおよびグラフィックは消えるように見えるが、実際には見る者に対して隠されるようになる。著作権表示は全体としてなお現れるようになる。ある状況では、エンドユーザーは、ボタン190を利用して著作権表示を除去することができることに留意されたい。しかし、エンドユーザーに提供されたソフトウェアアプリケーションに基づいて、この著作権表示の除去がエンドユーザーの制御を超える可能性があることに留意されたい。また、ライセンスを受けたエンドユーザーがオリジナルデジタル写真180の一部のみの使用を望むようになることにも留意されたい。こうなる場合、オリジナルユーザーは一般に、著作権表示182がオリジナルデジタル画像180の小さい部分にさえも現れることを望むようになる。したがって、オリジナルユーザーのコンピュータに含まれ、ならびに、エンドユーザーに送信されたソフトウェアは、オリジナルデジタル画像180のいずれかの部分がダウンロードおよび印刷されるとき、自動的に著作権表示182を挿入するようになる。オペレータは、エンドユーザーに知られずに、定期的にロックをリセットし、その場合はウォーターマークおよびグラフィックがイメージ上に現れるようになり、ならびに、エンドユーザーに最初に送信されたパスワードを変更し、エンドユーザーがウォーターマークを削除することを防止する、オプションを有するようになる。
図10に戻ると、上記の代替方法のいずれかに基づいて、ステップ214で適切にパスワードを入力すると、216で、イメージ上のウォーターマークが隠れるようになる。その後、特定のソフトウェアプログラムに基づいて、ステップ218で、著作権表示を追加するかどうかの判断が行われるようになる。この著作権表示が追加されるようになる場合、ステップ220は著作権メタデータを作成し、これをイメージのピクセル上に表示するようになる。著作権表示が印刷されないようになる場合、222で、オリジナルデジタル画像が再合成され、図11に示されるようなエンドユーザーの画面上に現れるようになる。
本発明は、オリジナルデジタル画像におけるウォーターマークの無許可の除去を防止し、これは、オリジナルデジタル画像のオリジナルピクセルがこのときJPEGファイルのマーカーエリアに格納されるからである。誰かがマーカーエリア内のタグを消去しようと試みる場合、無許可のユーザーはオリジナルデジタル画像を無意識のうちに破棄するようになり、ウォーターマークはそのイメージの永続的部分となり、オリジナルピクセルは除去される。さらに、隠されたテキストデータがJPEGのマーカーセクションに提供され、無許可のユーザーがメタデータを除去しようと試みるので、オリジナルの所有者は、隠された情報が除去されたことを検出することができ、違反が主張されることが可能である。
図13は、概念的な意味において、ストレージデバイス54に含まれるJPEGイメージを示す。JPEGイメージに含まれた情報のタイプは、以前に表I、II、IIIおよびIVに関して説明および図示されている。全体としてイメージとして説明されるが、図13に記載されたJPEGイメージ情報300は、テキスト情報302、視覚情報307、ならびにオーディオ情報306を含むようになる。セクション314に格納された視覚情報と共に、テキスト情報302およびオーディオ情報306は、表IIIおよびIVに詳細に示されたように、様々なセクションに破棄不可能に格納されるようになる。このメタデータは、タグ1、308、タグ2、310、およびタグ3、312によって示されるものなど、これらのJPEGの様々な不可視部分に格納されるようになる。タグ1は一般に、XML形式にラップされたメタデータを含むようになる。タグ2、310はXSLスタイルシートを使用し、データが受信デバイス上にドキュメントとして表示されることを可能にする。最大64Kの他の特殊データはそれぞれ、タグ3、312に表示されるようになる。パッケージ全体が表示可能JPEGとして、MMSおよびSMTPなど、標準プロトコルを使用して送信される。受信デバイスによって受信および表示された後、視覚的メタデータキャプションの一部または全部が即時に可視となる。以前に説明されたように、メタデータ、ならびに、メタデータが取って代わるようになる視覚情報は単一のメモリとして格納されるようになるので、テキスト素材の形式におけるメタデータは、テキスト素材または視覚的素材のいずれかを破棄することなく任意に除去されることが可能である。したがって、様々な受信器へのJPEGイメージ300の送信の回数にかかわらず、情報のいずれもが失われることはなく、したがって任意で置換可能となる。
図14は、アイコンを含むメタデータがJPEGフォーマットで直接格納される方法を実施する。このフォーマットは、前述のように、表I、II、IIIおよびIVで説明されたフォーマットによく類似している。この例では、2MBサウンドアイテム318がサウンドアイコン320に関連付けられる。以前に説明されたように、サウンドアイテム318はJPEGファイルに、オリジナルデジタル写真のいかなる部分を置換する必要もなしに、追加されることが可能である。同様に、テキストアイテム322はテキストアイコン324に関連付けられる。アイコンのすべて、ならびにイメージ、サウンドおよびテキストアイテムはJPEGファイルに格納され、したがって、ファイルの要素のすべてと共にトランスポート可能である。この例は、サウンドアイコン320ならびにテキストアイコン324の使用を示すが、多数の異なるタイプのアイコンが、JPEGファイルに格納された情報のタイプに応じて利用されるようになることは理解されよう。
前述のように、各イメージマーカーは標準JPEGマーカーAPP10に格納され、「PhoTags」326など、シグネチャによって認識される。また、標準のJPEGマーカーを多くても64Kバイトにすることができることにも留意されたい。
図14に示された例におけるサウンドファイルは大変大きいので、イメージが保存されるときに多数の個々のAPPマーカーに適合することができる、2つのサウンドファイルに分割される。イメージがリロードされるとき、分離されたサウンドファイルのすべてが次いで、再び、オリジナルサウンドストリームに組み立てられる。サウンドアイコン320、ならびにテキストアイコン322は、それら自体のアイコンによって表現される。これらのアイコンは別々のJPEGマーカーとして、本出願で以前に説明された技術を使用して格納される。サウンドアイコンはサウンドデータに、「音楽」など、同じフィールド名を有する両方のアイテムによってリンクされる。図14に示されるように、テキストアイコンは実際に、格納されたテキストデータよりも格納サイズが大きく、したがって、いくつかのJPEGマーカーを占有するようになるのに対して、テキストデータはいくつかのJPEGマーカーを占有しないようになる。
様々なアイコン334、336、338、340および342が、図15において、視覚的イメージ330に関して示される。これらのアイコンは、様々なメタデータを識別するために使用され、以前に示されたように、破棄不可能な可視メタデータである。ユーザーは、受信器のすべてにおいて使用可能な適切な入力キーを使用して、アイコンをいつでも完全にオフにするためのオプションを有するようになる。様々なアイコンが、図15において、イメージ330の下に提供されるように示された「サムネイル」332として適用されるようになる。これらのサムネイルアイコン332は、可視イメージ330内またはイメージ330の周囲のいかなる場所でも提供されることが可能であることは理解されよう。
イネーブラデバイスが受信デバイスに設けられて、アイコンの各々がそれに関連付けられたメタデータを提示可能となるようにしなければならないことに留意されたい。このイネーブラ344は、インターネットからダウンロードされるか、または、様々な方法で表示デバイスに提供されることが可能であるソフトウェアである。
本発明の教示によれば、アイコン334、336、338、340および342のいずれかが使用中にされるとき、コードがイネーブラ344に送信されて、適切なメタデータがアクセスおよび再生、または表示されるようになる。適切なメタデータを再生または表示するために利用されるようになるコードもまた、JPEGイメージ内に埋め込まれるようになることに留意されたい。
アイコンの各々は、アイコンの状態または受信器自体の状態に基づいて、多数の表示状態を有するようになる。例えば、受信器が適切なイネーブラソフトウェアコードを有していない場合、アイコンは、くすんで見えるなど、1つの方法で表示されるか、または全く表示されないようになる。代替として、表示デバイスが適切なイネーブラ344を含む場合、アイコンが照らし出されるようになるか、または表示デバイスが適切なイネーブラソフトウェアを含まない状況とは異なる色になるように見える場合がある。最後に、特定のアイコンが使用可能にされた後、異なる方法で照らし出されることが可能である。また、どの時点においても複数のアイコンが使用中にされることが可能であることにも留意されたい。例えば、ユーザーにグラフィック情報ならびにサウンド情報が提供される場合、アイコン336ならびに342の両方が同時に、または順次に使用中にされることが可能である。本発明はまた、ウォーターマークアイコン338を利用してウォーターマークを表示する機能をも有するようになる。
代替として、ウォーターマークに関して、本発明は、ウォーターマークのアイコン338上で「クリック」することが、ウォーターマークを除去するか、または視覚的イメージ330に追加するために不十分となるような、システムを使用することができる。この状況では、プロンプトが表示画面上に現れ、ユーザーに特定のパスワードを入力するように求めるようになる。このパスワードは、特定のコードまたは番号に自動的にマッチするようにプログラムされることが可能である。例えば、表示デバイスが携帯電話である場合、パスワードは、電話自体の「SIM」チップに格納された電話番号となる。したがって、これは、イメージの使用を、マッチするSIMチップが内部に存在する単一の電話に限定するようになる。イメージが異なる電話に送信される場合、ウォーターマークは使用可能にならないか、または使用不可となる。したがって、正しい電話を有するユーザーがこれを第2の表示デバイスに送信するようになる場合、場合によっては、ウォーターマークは自動的に再度現れるか、または消えるようになる。
理解されるように、本発明は多数の市場および応用例を有する。個人の自宅において娯楽デバイスとして使用されることが可能であり、小売業者によって情報をその顧客に送信するために使用されることが可能である。さらに、本発明の教示は、オークション、ストックイメージング、イメージメッセージング、eラーニング、商品目録、ならびに法の執行、または他の無数の用途において使用されることが可能である。例えば、不動産分野において使用されるとき、不動産業者は不動産の説明を埋め込み、不動産の価格設定および状況を更新することができる。商取引については、小売業者は様々な商品を詳細な仕様および価格提供により強調することができる。法執行機関は「ポータブル」なメディアデータベースを、その分野における様々なハンドヘルドデバイス、ならびに無線が設置された車両に送信することができる。
メタデータおよびオブジェクトのすべては、標準JPEGファイルに格納される。JPEGファイルを受け入れ、表示することができるすべてのデバイスは、使用可能にされたイメージを受信することができる。したがって、最大64Kバイトの無制限のキャプション、テキストファイルまたはフォームがそれぞれ利用されることが可能である。サウンドファイルおよびグラフィックオブジェクトは、いかなるファイルフォーマットにおいても提供されることが可能である。埋め込みJPEGイメージを受信するが、それらを利用することができないデバイスはなお、埋め込みコンテンツを表示する能力を有することができる他のデバイスに、これらを転送することができる。加えて、パッケージ全体がターゲットデバイスに標準JPEGとして、標準プロトコルを使用して送信されることが可能である。
本発明の一実施形態が例示のために詳細に説明されたが、様々な修正が、本発明の精神および範囲から逸脱することなく行われることが可能であることは理解されよう。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲によるものを除いて、限定されるものではない。
本発明における使用の環境のブロック図である。 デジタル写真を撮影するために使用されるカメラの主なコンポーネントを示すブロック図である。 その中に含まれたテキスト素材を示すJPEGファイルの図である。 メモリにロードされたJPEGファイルを示すブロック図である。 テキストデータマーカーを編集するプロセスを示す流れ図である。 写真タグを編集する動作を示すブロック図である。 写真を示す図である。 写真と共に提供されたテキスト素材を含む、図7の写真を示す図である。 ウォーターマークがデジタル画像に追加される方法を示す流れ図である。 ウォーターマークがデジタル画像から除去される方法を示す流れ図である。 オリジナルデジタル画像を示す図である。 ウォーターマークがオリジナルデジタル画像に適用された、図11の図である。 本発明の教示によるJPEGファイルの図である。 本発明のアイコンがどのように格納されるかを示す図である。 視覚的イメージに関連付けられた典型的なアイコンを示す図である。 システムがアイコンを受信側で表示することを可能にする使用を示す図である。

Claims (69)

  1. nピクセルから成る完全デジタルイメージに適用されるウォーターマークをオペレータが作成することを可能にするためのシステムであって、
    イメージセクションおよびマーカーセクションを含む、前記完全デジタルイメージの第1のイメージファイルを作成するための第1のデバイスと、
    前記完全デジタルイメージの一部を半透明にカバーする少なくとも1つのウォーターマークを作成するための、前記第1のデバイスに結合するウォーターマーク作成デバイスとを備え、前記少なくとも1つのウォーターマークはmピクセルからなり、前記mピクセルは、前記完全デジタルイメージの前記nピクセル未満であり、前記ウォーターマーク作成デバイスは、前記完全デジタルイメージのmピクセルを前記少なくとも1つのウォーターマークの前記mピクセルで置換して、前記完全デジタルイメージのn−mピクセルおよび前記少なくとも1つのウォーターマークのmピクセルを含む変更済みデジタルイメージを作成し、前記ウォーターマーク作成デバイスは、前記少なくとも1つのウォーターマークの前記mピクセルに対応する前記完全デジタルイメージの前記mピクセルを、前記イメージファイルの前記イメージセクションにおいて前記少なくとも1つのウォーターマークの前記mピクセルで置換し、さらに、前記少なくとも1つのウォーターマークの前記mピクセルに対応する前記完全デジタルイメージの前記mピクセルを、前記第1のイメージファイルの前記マーカーセクションにおいて含めて、第2のイメージファイルを作成する、システム。
  2. 前記少なくとも1つのウォーターマークは、前記完全デジタルイメージの大幅な部分をカバーする、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記ウォーターマーク作成デバイスは、前記オペレータが前記完全デジタルイメージをカバーするために特定のウォーターマークを選択することを可能にするためのソフトウェアを備え、前記ソフトウェアは、前記完全イメージの一部をカバーするための複数の前記特定のウォーターマークを作成する、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記オペレータが前記第2のイメージファイルをエンドユーザーに送信することを可能にするデバイスをさらに提供する、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記オペレータが前記第2のイメージファイルをエンドユーザーに送信することを可能にするデバイスをさらに提供する、請求項3に記載のシステム。
  6. パスワードを前記第2のイメージファイルの前記マーカーセクションに挿入し、前記パスワードが前記エンドユーザーに送信されることなく、前記完全デジタルイメージが前記エンドユーザーによって作成されないようにするための第2のデバイスを備える、請求項4に記載のシステム。
  7. パスワードを前記第2のイメージファイルの前記マーカーセクションに挿入し、前記パスワードが前記エンドユーザーに送信されることなく、前記完全デジタルイメージが前記エンドユーザーによって作成されないようにするための第2のデバイスを備える、請求項5に記載のシステム。
  8. 前記パスワードが、前記エンドユーザーからのいかなる介入もなしに、前記第2のイメージファイルに直接送信される、請求項6に記載のシステム。
  9. 前記パスワードが、前記エンドユーザーからのいかなる介入もなしに、前記第2のイメージファイルに直接送信される、請求項7に記載のシステム。
  10. 前記パスワードが、前記エンドユーザーが前記完全デジタルイメージを一度のみ作成することを可能にする、請求項6に記載のシステム。
  11. 前記パスワードが、前記エンドユーザーが前記完全デジタルイメージを一度のみ作成することを可能にする、請求項7に記載のシステム。
  12. 前記オペレータは、前記エンドユーザーに送信されるアプリケーションを作成し、前記アプリケーションは前記パスワードを備え、それにより、前記エンドユーザーが前記パスワードを複数回利用して前記完全デジタルイメージを作成することを可能にする、請求項6に記載のシステム。
  13. 前記オペレータは、前記エンドユーザーに送信されるアプリケーションを作成し、前記アプリケーションは前記パスワードを備え、それにより、前記エンドユーザーが前記パスワードを複数回利用して前記完全デジタルイメージを作成することを可能にする、請求項7に記載のシステム。
  14. 前記オペレータは、前記サーチイメージファイルの前記マーカーセクションに含まれた前記パスワードをリモートで変更することができる、請求項6に記載のシステム。
  15. 前記オペレータは、前記サーチイメージファイルの前記マーカーセクションに含まれた前記パスワードをリモートで変更することができる、請求項7に記載のシステム。
  16. 前記オペレータは、著作権表示を前記完全デジタルイメージに添付するための通知デバイスを備え、前記著作権表示は前記第2のイメージファイルの前記マーカーセクションに含まれる、請求項1に記載のシステム。
  17. 前記オペレータが前記第2のイメージファイルをエンドユーザーに送信することを可能にするデバイスをさらに含み、前記オペレータはさらに、パスワードを前記第2のイメージファイルの前記マーカーセクションに挿入し、前記パスワードが前記エンドユーザーに送信されることなく、前記完全デジタルイメージが前記エンドユーザーによって作成されないようにするための第2のデバイスを備える、請求項16に記載のシステム。
  18. 前記パスワードを前記第2のイメージファイルに送信する手段がさらに採用され、それにより、前記エンドユーザーが前記完全デジタルイメージにアクセスすることを可能にする、請求項17に記載のシステム。
  19. 前記エンドユーザーが前記完全デジタルイメージの一部のみをダウンロードすることを可能にする手段を備える、請求項18に記載のシステム。
  20. 前記完全デジタルイメージの前記一部は前記著作権表示を含む、請求項19に記載のシステム。
  21. 前記少なくとも1つのウォーターマークは、前記完全デジタルイメージの75%から90%の間をカバーする、請求項2に記載のシステム。
  22. 前記第1および第2のイメージファイルはJPEGファイルである、請求項1に記載のシステム。
  23. nピクセルを含む完全デジタルイメージに適用されるウォーターマークをオペレータが作成することを可能にする方法であって、
    完全デジタルイメージを作成するステップと、
    イメージセクションおよびマーカーセクションを含む、前記完全デジタルイメージの第1のイメージファイルを作成するステップと、
    前記完全デジタルイメージのmピクセルを半透明にカバーする少なくとも1つのウォーターマークを作成し、m<nであるステップと、
    前記完全デジタルイメージのmピクセルを前記少なくとも1つのウォーターマークの前記mピクセルで置換して、前記完全デジタルイメージのn−mピクセルおよび前記少なくとも1つのウォーターマークのmピクセルを含む変更済みデジタルイメージを作成するステップと、
    前記少なくとも1つのウォーターマークの前記mピクセルで置換された前記完全デジタルイメージの前記mピクセルを、前記第1のイメージファイルの前記マーカーセクションにおいて含めて、前記変更済みデジタルイメージおよび第2のマーカーセクションを含む第2のイメージファイルを作成するステップとを備える方法。
  24. 前記第1および第2のイメージファイルはJPEGファイルである、請求項23に記載の方法。
  25. 前記少なくとも1つのウォーターマークは、前記完全デジタルイメージの75%と90%の間をカバーする、請求項23に記載の方法。
  26. 前記第2のイメージファイルをエンドユーザーに送信するステップをさらに含む、請求項23に記載の方法。
  27. パスワードを前記第2のマーカーセクションに挿入して、前記完全デジタルイメージの前記無許可利用を防止するステップをさらに含む、請求項26に記載の方法。
  28. 前記パスワードを前記第2のイメージファイルに直接送信するステップを含む、請求項27に記載の方法。
  29. 前記パスワードをその中に含むアプリケーションを作成するステップ、および、前記アプリケーションを前記エンドユーザーに送信するステップをさらに含む、請求項27に記載の方法。
  30. 前記オペレータが単一のウォーターマークスタイルを選択することに基づいて、前記完全デジタルイメージの一部をカバーするために一連のウォーターマークを作成するステップをさらに含む、請求項23に記載の方法。
  31. 前記オペレータに前記パスワードをリモートで変更させるステップをさらに含む、請求項27に記載の方法。
  32. 著作権表示を前記完全デジタルイメージに挿入するステップをさらに含む、請求項23に記載の方法。
  33. 拡張メディアファイルを作成する方法であって、
    複数のnデジタルピクセルを有するオリジナルデジタル写真を作成するステップであって、前記複数のnデジタルピクセルは、mデジタルピクセルを含む前記nデジタルピクセルを有する第1のセクションを含むステップと、
    前記オリジナルデジタル写真を、第1のデータエントリデバイスを備えたマイクロプロセッサ内に設けられた第1のストレージデバイスに転送するステップと、
    前記オリジナルデジタル写真を、前記データエントリデバイスを使用して、mデジタルピクセルを含む前記第1のセクションをmデジタルピクセルの非写真素材の第2のセクションで置換することによって編集し、それにより変更済みデジタル写真を作成するステップと、
    前記変更済みデジタル写真および前記デジタルピクセルの第1のセクションを単一のファイルとして格納することによって、拡張メディアファイルを作成するステップであって、前記第1のセクションは、前記変更済みデジタル写真に付加された写真タグマーカー内に格納されるステップと、
    前記mデジタルピクセルの第2のセクションに関連付けられたアイコンを作成するステップと、
    前記アイコンを前記写真タグマーカー内に格納するステップとを備える、拡張メディアファイルを作成する方法。
  34. 前記オリジナルデジタル写真のmデジタルピクセルを含む複数のセクションを、mデジタルピクセルの非写真素材の追加のセクションで置換して、前記拡張メディアファイルを作成するステップであって、前記オリジナルデジタル写真の前記置換されたセクションおよび前記拡張ファイルは前記写真タグマーカーに格納されるステップと、
    前記mデジタルピクセルの追加セクションの各々のための別々のアイコンを作成するステップと、
    前記別々のアイコンの各々を前記写真タグマーカー内に格納するステップとをさらに含む、請求項33に記載の拡張メディアファイルを作成する方法。
  35. 前記オリジナルデジタル写真に関連付けられたオーディオファイルを作成するステップと、
    前記オーディオファイルを前記写真タグマーカーファイル内に格納するステップと、
    前記オーディオファイルに関連付けられたアイコンを作成するステップと、
    前記アイコンを前記写真タグマーカーに格納するステップとをさらに含む、請求項33に記載の拡張メディアファイルを作成する方法。
  36. 前記オリジナルデジタル写真に関連付けられたオーディオファイルを作成するステップと、
    前記オーディオファイルを前記写真タグマーカーファイル内に格納するステップと、
    前記オーディオファイルに関連付けられたアイコンを作成するステップと、
    前記アイコンを前記写真タグマーカーに格納するステップとをさらに含む、請求項34に記載の拡張メディアファイルを作成する方法。
  37. 前記拡張メディアファイルを、表示デバイスおよび前記アイコンを表示するためのソフトウェアを備えたストレージデバイスに転送するステップを含む、請求項33に記載の方法。
  38. 前記アイコンを、表示された視覚的イメージに関連付けられたサムネイルとして表示するステップを含む、請求項37に記載の方法。
  39. 前記アイコンをアクティブ化して、前記mデジタルピクセルの第2のセクションを表示するステップをさらに含む、請求項38に記載の方法。
  40. 前記アイコンはウォーターマークに関連付けられ、
    パスワードをユーザーに提供するステップと、
    前記パスワードを前記アイコンと共に利用して、前記拡張メディアファイル上に現れる前記ウォーターマークを作成するステップとを含む、請求項39に記載の方法。
  41. 前記表示デバイスは携帯電話であり、
    前記パスワードを前記携帯電話内に提供するステップと、
    前記パスワードを前記写真タグマーカー内に提供するステップと、
    前記携帯電話内に提供された前記パスワードを、前記写真タグマーカー内に提供された前記パスワードと比較するステップと、
    前記携帯電話内に提供された前記パスワードが前記写真タグマーカー内に提供された前記パスワードに合致するとき、前記関連付けられたアイコンがアクティブ化されるとき、前記ウォーターマークを自動的に作成するステップとを含む、請求項40に記載の方法。
  42. 前記mデジタルピクセルの第2のセクションを、前記変更済みデジタル写真に付加された前記写真タグマーカー内に格納するステップをさらに示す、請求項33に記載の方法。
  43. 変更済み写真を表示デバイス上に表示するための拡張メディアファイルであって、前記変更済み写真は最初に、オリジナル写真を作成するために使用された複数のnデジタルピクセルを含み、前記nデジタルピクセルは、mデジタルピクセルを含む前記nデジタルピクセル内の第1のセクションを含み、前記拡張メディアファイルは、
    前記mデジタルピクセルを含む第1のセクションが、mデジタルピクセルの非写真素材の第2のセクションで置換された、前記変更済み写真と、
    前記拡張メディアファイルを作成するために前記変更済み写真に添付された写真タグマーカーであって、前記写真タグマーカーはさらに、前記mデジタルピクセルの第1のセクションを含み、前記変更済み写真および前記写真タグマーカーは単一の拡張メディアファイルを形成する、写真タグマーカーと、
    前記mデジタルピクセルの第2のセクションに関連付けられたアイコンであって、前記アイコンは前記写真タグマーカーに格納され、写真が前記表示デバイス上に表示されるとき、サムネイルとして表示され、前記アイコンの前記アクティブ化は、前記mデジタルピクセルの第2のセクションを表示する、アイコンとを備える、拡張メディアファイル。
  44. 前記写真タグマーカーに格納される、前記オリジナル写真のmデジタルピクセルを含む複数の追加のセクションと、
    複数のアイコンであって、1つのアイコンは、前記mデジタルピクセルを含む複数の追加のセクションの各々用であり、前記複数のアイコンの各々は、写真が前記表示デバイス上に表示されるとき、サムネイルとして表示され、前記アイコンの各々は前記写真タグマーカーに格納され、前記複数のアイコンの各々の前記アクティブ化は、その各mデジタルピクセルの追加のセクションを表示する、複数のアイコンとをさらに備える、請求項43に記載の拡張メディアファイル。
  45. 前記写真タグマーカーにおいて提供されたオーディオ素材、ならびに、前記オーディオ素材に関連付けられたアイコンをさらに備え、前記アイコンは前記写真タグマーカーに格納される、請求項43に記載の拡張メディアファイル。
  46. 前記アイコンはウォーターマークに関連付けられ、前記写真タグマーカー内に提供されたパスワードをさらに含む、請求項43に記載の拡張メディアファイル。
  47. 前記拡張メディアファイルはJPEGファイルである、請求項43に記載の拡張メディアファイル。
  48. 写真および非写真素材の両方を含む拡張メディアファイルを単一のファイルにおいて作成するためのシステムであって、
    nデジタルピクセルを含むオリジナルデジタル写真を作成するカメラと、
    前記オリジナルデジタル写真を、第1のディスプレイを有するマイクロプロセッサを含む第1のストレージデバイスに転送する手段であって、前記オリジナルデジタル写真は、mデジタルピクセルを含む第1のセクションを含み、前記オリジナルデジタル写真は、メディアファイルを前記第1のストレージデバイス内に作成する手段と、
    前記デジタル写真の前記第1のセクションを、mデジタルピクセルの非写真素材の第2のセクションで置換し、それにより変更済みデジタル写真を作成するための、前記第1のマイクロプロセッサに接続された第1のデータ入力デバイスと、
    拡張メディアファイルを作成するためのデバイスであって、前記拡張ファイルは、前記mデジタルピクセルの第2のセクションで前記mデジタルピクセルの第1のセクションを置換した前記変更済みデジタル写真を含み、前記拡張メディアファイルは写真タグマーカーを含み、前記写真タグマーカーは前記mデジタルピクセルの第1のセクションを含み、前記変更済み写真および前記写真タグマーカーは単一の拡張メディアファイルを形成し、前記デバイスは追加として、前記mデジタルピクセルの第2のセクションに関連付けられたアイコンを備え、前記アイコンは前記写真タグマーカーに格納される、デバイスとを備えるシステム。
  49. 前記拡張メディアファイルを、写真ならびに前記アイコンを表示するための第2のディスプレイを備えたリモートデバイスに送信するための送信デバイスをさらに含む、請求項48に記載のシステム。
  50. mデジタルピクセルの複数の追加のセクション、および、複数の追加のアイコンをさらに含み、各追加のアイコンは、前記mデジタルピクセルの追加のセクションの1つに関連付けられ、前記各追加のセクションおよび前記追加のアイコンの各々は、前記写真タグマーカーに格納される、請求項49に記載のシステム。
  51. 前記リモートデバイスは、前記アイコンを表示するためのソフトウェアを備える、請求項50に記載のシステム。
  52. 前記アイコンの各々は、表示された視覚的イメージに関連付けられたサムネイルとして表示される、請求項51に記載のシステム。
  53. 前記追加のセクションの1つはウォーターマークであり、さらに、単一のユーザーに関連付けられたパスワードが前記写真タグマーカー内に提供される、請求項52に記載のシステム。
  54. 前記写真タグマーカーにおいて提供されたオーディオ素材、ならびに、前記オーディオ素材に関連付けられたアイコンをさらに備え、前記アイコンは前記写真タグマーカーに格納される、請求項50に記載のシステム。
  55. 前記リモートデバイスは、前記単一のユーザーに関連付けられた前記パスワードが提供された携帯電話である、請求項53に記載のシステム。
  56. 前記サムネイルの各々は、アクティブ化された後に外観が変化する、請求項52に記載のシステム。
  57. 前記拡張ファイルはJPEGファイルである、請求項48に記載のシステム。
  58. 拡張メディアファイルを作成する方法であって、
    複数のデジタルピクセルを有するオリジナルデジタル写真を作成するステップと、
    前記オリジナルデジタル写真を、第1のデータエントリデバイスを備えたマイクロプロセッサ内に設けられた第1のストレージデバイスに転送するステップであって、前記オリジナルデジタル写真はJPEGファイルとして格納され、タグマーカーを含むステップと、
    前記JPEGファイルを、追加の素材を前記JPEGファイルに追加することによって編集して、前記拡張メディアファイルを作成するステップであって、前記追加の素材は前記タグマーカーに追加されるステップと、
    前記拡張ファイルをリモート受信デバイスに転送するステップとを備える方法。
  59. 前記追加の素材に関連付けられたアイコンを作成するステップと、
    前記アイコンを前記タグマーカー内に格納するステップとをさらに含む、請求項58に記載の方法。
  60. 前記追加の素材はテキストである、請求項59に記載の方法。
  61. 前記追加の素材はオーディオである、請求項59に記載の方法。
  62. 複数のピクセルを含むデジタル写真を表示するための拡張メディアファイルであって、前記デジタル写真は、複数のタグマーカーを含むJPEGファイルに格納され、前記拡張ファイルは、
    タグマーカーを含む前記JPEGファイルにおいて提供されたデジタル写真と、
    前記JPEGファイルの前記タグマーカーに追加された追加の非写真素材とを備え、前記拡張ファイルは、前記デジタル写真および前記追加の非写真素材を含み、リモート受信デバイスに完全に転送されることが可能である、拡張メディアファイル。
  63. 前記追加の非写真素材に関連付けられたアイコンをさらに含み、前記アイコンは前記JPEGファイルの前記タグマーカーに格納される、請求項62に記載の拡張メディアファイル。
  64. 前記追加の素材はテキストである、請求項63に記載の拡張メディアファイル。
  65. 前記追加の素材はオーディオである、請求項63に記載の拡張ファイル。
  66. 写真および非写真素材の両方を含む拡張メディアファイルを含む拡張メディアファイルを、タグマーカーを含む単一のJPEGファイルにおいて作成するためのシステムであって、
    複数のピクセルを含むオリジナルデジタル写真を作成するカメラと、
    前記オリジナルデジタル写真をストレージデバイスに転送する手段であって、前記オリジナルデジタル写真は、タグマーカーを含むJPEGファイルに格納される手段と、
    前記デジタル写真に追加され、前記JPEGファイルに格納される、追加の素材を作成するためのデバイスとを備え、前記JPEGファイルは、前記オリジナルデジタル写真を含み、前記追加の素材は単一のファイルとしてリモート受信デバイスに転送されるシステム。
  67. アイコンを前記JPEGファイルに追加するためのデバイスをさらに備え、前記アイコンは前記追加の素材に関連付けられる、請求項66に記載のシステム。
  68. 前記追加の素材はテキストである、請求項67に記載のシステム。
  69. 前記追加の素材はオーディオである、請求項67に記載のシステム。
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