JP2008526086A - チャネルコードを用いた復号化装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】送信または受信側でデータを符号化または復号化するときに性能を向上できるLPDCコードを用いた符号化及び復号化方法を提供する。
【解決手段】送信側からパリティ検査行列を用いて符号化された信号を受信する段階と、前記受信信号を前記パリティ検査行列を用いて復号化する段階と、を含み、前記パリティ検査行列は、複数のレイヤーからなり、前記各レイヤー間には、列方向に非ゼロ構成要素が互いに重畳しないことを特徴とし、一つのレイヤーは、少なくとも一つ以上の行を含むことを特徴とするチャネルコードを用いた復号化方法を構成する。
【選択図】図2A

Description

本発明は、符号化及び復号化方法に関するものである。一層具体的には、メモリ容量を多く占めずにも性能を向上できるとともに、具現時におけるハードウェアの複雑度を減少させて符号化及び復号化の性能を向上できる低密度パリティ検査(Low Density Parity Check:以下、LDPCという)コードを用いた符号化、復号化方法及びその装置に関するものである。
最近、LDPCコードを用いた符号化方法が浮き彫りになっている。LDPCコードは、パリティ検査行列Hのほとんどの元素が0であるので、低密度の線形ブロック符号として1962年にGallagerによって提案された。LDPC符号は、非常に複雑であって、提案当時の技術では具現不可能であったが、1995年に再び発見され、非常に優れた性能が立証されて以来、最近まで活発に研究されている。(参考文献:[1]非特許文献1(Robert G.Gallager、”Low―Density Parity―Check Codes”、The MIT Press、September 15、1963);[2]非特許文献2(D.J.C.Mackay、Good error―correcting codes based on very sparse matrices、IEEE Trans.Inform.Theory、IT―45、pp.399―431(1999)))。
LDPCコードのパリティ検査行列は、1の個数が非常に少ないので、非常に大きいブロック大きさでも反復復号を通して復号可能であり、ブロック大きさが非常に大きくなると、ターボコードのようにShannonのチャネル容量限界に近接する性能を示す。前記パリティ検査行列において、行または列に含まれた1の個数を重み(weight)という。
LDPCコードは、(n−k)×nパリティ検査行列Hによって説明される。前記パリティ検査行列Hに対応する生成行列Gは、次の数学式1によって求められる。
[数学式1]
H・G=0
LDPCコードを用いた符号化及び復号化方法において、送信側では、前記パリティ検査行列Hと数学式1の関係にある前記生成行列Gを用いた数学式2によって入力データを符号化することができる。
[数学式2]
c=G・x(ここで、cは、コードワードで、xは、情報ビットである)
以下、従来技術に係る前記H行列を用いる復号化方法を説明する。
受信側のデコーダーは、送信側の符号化結果であるコードワードcから情報ビットxを求めるべきであるが、Hc=0の条件を用いて情報ビットを決定する。すなわち、受信されたコードワードをc’としたとき、Hc’の値を計算し、Hc’の計算結果が0である場合、c’の前にあるk個のビットを、デコーディングされた情報ビットと決定する。Hc’の値が0でない場合、グラフを通したsum−productアルゴリズム、信頼度伝播(belief propagation)アルゴリズムなどを用いて、Hc’=0を満足するc’を探してxを復旧する。前記検査式Hc’=0は、前記情報ビットと前記G行列との関係によってc’H=0に変わり得るので、前記検査式は、前記情報ビットと前記G行列との関係によって変わる。
図1は、パリティ検査行列Hを二部グラフ(Bipartite graph)を通して示した図である。図1において、CNU(Check Node unit)は、検査ノードユニットを示し、VNU(variable node unit)は、ビットノードユニットを示す。二部グラフにアルゴリズムを適用して復号化する過程は、大きく三つの過程に分けられる。
1.検査ノードからビットノードへの確率値更新
2.ビットノードから検査ノードへの確率値更新
3.ビットノードの確率を通した復号値決定
まず、前記第1過程を行うために、チャネルから受信された確率値が入力される初期化段階を経て、前記検査ノードの更新を行う。前記第1過程を終了した後、前記ビットノードから検査ノードへの確率値が更新されると、第2過程を行う。前記第1及び第2過程を終了した後、前記チャネルから受信された確率値と、前記第1及び第2過程を通して更新された確率値を用いて復号値を決定する。
復号化過程は、第1及び第2過程を経た後、第3過程で前記決定された復号値c’が検査式Hc’=0を満足する場合、前記値c’を正確に受信された復号値と決定し、そうでないと、前記検査式を満足するまで前記第1及び第2過程を所定回数だけ繰り返す。前記第1及び第2過程で行われる確率値の更新過程では、パリティ検査行列の各行または列に属する非ゼロ(nonzero)成分の個数、すなわち、1の個数だけ各更新過程を繰り返す。すなわち、前記パリティ検査行列Hの重みに該当する位置で、前記第1過程の更新及び前記第2過程の更新が行われる。前記第1及び第2過程を繰り返すほど、検査ノードとビットノードとの間の確率値の信頼度が高くなり、その結果、求めようとするコードワードの真値に近接するようになる。
最近は、LDPC符号化において、前記生成行列Gによらず、前記パリティ検査行列Hを用いて入力データを符号化する方法が一般的に用いられている。したがって、上述したように、LDPCコードを用いた符号化方法では、前記パリティ検査行列Hが最も重要な要素と言える。前記パリティ検査行列Hは、約1000×2000以上の大きさを有するので、符号化及び復号化過程で多くの演算が要求され、具現が非常に複雑であり、多くの保存空間が要求されるという問題点がある。
Robert G.Gallager、"Low―Density Parity―Check Codes"、The MIT Press、September 15、1963. D.J.C.Mackay、Good error―correcting codes based on very sparse matrices、IEEE Trans.Inform.Theory、IT―45、pp.399―431(1999)
本発明は、上記の問題点を解決するためのもので、その目的は、送信または受信側でデータを符号化または復号化するときに性能を向上できるLPDCコードを用いた符号化及び復号化方法を提供することにある。
本発明の実施例に係る復号化方法は、送信側からパリティ検査行列を用いて符号化された信号を受信する段階と、前記受信信号を前記パリティ検査行列を用いて復号化する段階と、を含み、前記パリティ検査行列は、複数のレイヤーからなり、前記各レイヤー間には、列方向に非ゼロ構成要素が互いに重畳しないことを特徴とし、一つのレイヤーは、少なくとも一つ以上の行を含むことを特徴とする。
本発明の実施例に係る復号化方法の他の一例は、パリティ検査行列を用いて符号化された信号を受信する段階と、複数のレイヤーを含み、前記各レイヤー間の列方向に非ゼロ構成要素が互いに重畳しないように構成されたパリティ検査行列を用いて、互いに重畳しない特定個数のレイヤー単位で前記受信信号を復号化する段階と、を含み、一つのレイヤーは、少なくとも一つ以上の行を含むことを特徴とする。
本発明の実施例に係る復号化装置は、パリティ検査行列を用いて符号化された信号を受信する受信モジュールと、複数のレイヤーを含み、前記各レイヤー間の列方向に非ゼロ構成要素が互いに重畳しないように構成されたパリティ検査行列の情報を保存するメモリと、前記メモリから得た前記パリティ検査行列の情報を用いて、互いに重畳しない特定個数のレイヤー単位で受信信号を復号化する復号化モジュールと、を含み、一つのレイヤーは、少なくとも一つ以上の行を含むことを特徴とする。
本発明は、符号化及び復号化を必要とする通信システムに適用されるとともに、符号化及び復号化が必要な多様な装置に適用される。
本発明に係るLPDCコードを用いた符号化及び復号化方法によると、送信または受信側でデータを符号化または復号化するときに性能を向上できるという効果がある。
以下、本発明に係るLDPCコードを用いた符号化方法の好適な実施例を、添付の図面に基づいて説明する。図2Aは、本発明の好適な一実施例を説明するための図で、本発明の技術的特徴が無線通信システムに適用された一例である。以下で説明される実施例は、本発明の特徴を説明するための例示に過ぎなく、当業者であれば、本発明の技術的特徴を符号化が必要な全ての分野に適用可能であることを理解できるだろう。
図2Aに示すように、送信機10と受信機30は、無線チャネル20を介して通信を行う。前記送信機10では、データソース11から出力されたkビットのソースデータuが、LDPC符号化モジュール13でLDPC符号化されてnビットのコードワードcになる。コードワードcは、変調モジュール15によって無線変調されてアンテナ17を通して送信され、無線チャネル20を通して前記受信機30のアンテナ31に受信される。前記受信機30では、前記送信機10で起きた過程の逆過程を経る。すなわち、受信されたデータが復調モジュール33によって復調され、LDPC復号化モジュール35によって復号されることで、最終的にソースデータuを得られる。上述したデータ送受信過程は、本発明の特徴を説明するために必要な最小限の範囲内で説明されたもので、当業者であれば、この他にもデータ伝送のために必要な多くの過程があることを理解できるだろう。
前記LDPC符号化モジュールで入力ソースデータを符号化するために用いられる前記パリティ検査行列Hは、(n−k)×n次元を有する。前記kは、前記LDPC符号化モジュール13に入力されるソースデータの長さ(ビット単位)を意味し、前記nは、符号化されたコードワードcの長さ(ビット単位)を意味する。前記パリティ検査行列Hは、図3に示すように、z×z次元の多数のパーミュテーション行列またはゼロ行列によって構成される。すなわち、図3において、Pi,jは、z×z次元のパーミュテーション行列またはゼロ行列を意味する。
前記多数のパーミュテーション行列は、少なくとも一つ以上の基本パーミュテーション行列から所定規則によって変形して形成されたものである。前記基本パーミュテーション行列は、単位行列であることが好ましい。また、前記一つ以上の基本パーミュテーション行列を含む前記多数のパーミュテーション行列は、行と列の重みが1であることが好ましい。すなわち、前記多数のパーミュテーション行列の全ての行及び全ての列の元素のうち、一つの元素のみが1で、残りの元素は0であることが好ましい。
本発明において、前記少なくとも一つ以上の基本パーミュテーション行列を所定規則で変形し、前記多数のパーミュテーション行列を形成する方法は、前記基本パーミュテーション行列の全ての行(または列)を所定間隔だけシフトさせる方法を含む。図4A及び図4Bは、その一例を説明するための図である。すなわち、図4Aの基本パーミュテーション行列の全ての行を下方に5行だけ(n=5)(または全ての列を右側に3列だけ)シフトさせ、図4Bのパーミュテーション行列を形成した。この方法によると、z×z次元の基本パーミュテーション行列に対してシフトされる行(または列)の間隔によって(z−1)個のパーミュテーション行列を形成することができる。したがって、基本パーミュテーション行列を含むz個のパーミュテーション行列が形成される。前記基本パーミュテーション行列が与えられると、前記基本パーミュテーション行列を含む前記z個のパーミュテーション行列は、それぞれ一つの整数で表現される。例えば、基本パーミュテーション行列を0で表現し、前記基本パーミュテーション行列の全ての行を1行だけシフトさせたパーミュテーション行列を1で表現し、前記基本パーミュテーション行列の全ての行を2行だけシフトさせたパーミュテーション行列を2で表現する方法によって全てのパーミュテーション行列を一つの整数で表現する。
上述したように、前記基本パーミュテーション行列から形成された多数のパーミュテーション行列のタイプは、シフトされた行(または列)の個数によって一つの整数で単純に表現される。前記多数のパーミュテーション行列のタイプを一つの整数で表現する方法は、例示的なものに過ぎなく、前記多数のパーミュテーション行列のタイプを他の方法によって表現することもできる。
本発明は、パリティ検査行列Hを用いて符号化または復号化を行うにおいて、前記少なくとも一つ以上の基本パーミュテーション行列と、前記少なくとも一つ以上の基本パーミュテーション行列の各行(または列)を所定間隔だけシフトさせて形成された多数のパーミュテーション行列のタイプを基本行列Hに保存した状態で、前記送信側または受信側で符号化または復号化が必要な時ごとに、前記少なくとも一つ以上の基本パーミュテーション行列及び前記基本行列Hを用いてパリティ検査行列Hを生成し、前記生成されたパリティ検査行列を用いて符号化または復号化を行うことを基本的な特徴とする。図2Bに示すように、本発明に係るLDPCコードを用いた符号化装置の好適な一実施例は、メモリモジュール131、パリティ検査行列生成モジュール132及び符号化モジュール134を含んで構成される。前記メモリモジュール131は、前記基本パーミュテーション行列及び前記基本行列を保存する。前記基本行列生成モジュール132は、前記メモリモジュール131に保存された前記基本パーミュテーション行列及び前記基本行列を用いて前記パリティ検査行列を生成する。前記符号化モジュール134は、前記パリティ検査行列生成モジュール132によって生成された前記パリティ検査行列を用いて入力ソースデータを符号化する。前記パリティ検査行列生成モジュール132及び前記符号化モジュール134が各機能によってソフトウェアまたはハードウェアで具現されることは、当業者にとって自明な事項である。
前記基本行列Hを[H|H]の構造を有するH及びHの二つの部分に分割して考慮すると、前記H部分には、一般的にブロック二重対角行列を用いることが好ましいが、これに限定されることはない。ブロック二重対角行列は、主対角及びこの主対角の真下または上側の対角が全て単位行列であり、残りが全てゼロ行列であることを意味する。前記H部分をブロック二重対角行列の形態にする場合、前記H部分には列重みが1である列が発生するが、これを避けるために、一つまたは二つ程度のゼロ行列を単位行列に取り替えることが好ましい。
前記基本行列HのH部分は、前記基本パーミュテーション行列と、前記基本パーミュテーション行列の各行を所定間隔だけシフトさせて形成した多数のパーミュテーション行列と、ゼロ行列の組み合わせによって構成されるが、前記三つの種類の行列を組み合わせて前記基本行列Hを構成するとき、次のような事項を考慮すると符号化または復号化の性能面で好ましい。
第一に、前記基本行列H全体に対して前記多数のパーミュテーション行列のタイプのうち任意の何れか二つのタイプが占める個数の差は、既に設定された第1臨界値以下でなければならない。すなわち、前記基本行列H全体に対して、各パーミュテーション行列の個数を同一にまたは類似にすることが好ましい。前記第1臨界値は、少ないほど好ましいが、3〜7範囲までは許容される。
第二に、前記パリティ検査行列H全体において、4−サイクルや6−サイクルを発生させないか、4−サイクルや6−サイクルの数を最小化することが好ましい。特に、前記パリティ検査行列は、4−サイクルを持たないことが好ましい。また、前記パリティ検査行列Hは、既に設定された第2臨界値CmaX以下の6−サイクルを有することが好ましい。4−サイクルとは、パリティ検査行列Hの任意の二つの行が二つの地点に同時に1を有する場合を意味する。6−サイクルとは、前記パリティ検査行列Hの任意の三つの行から選択された全ての組み合わせ可能な二つの行が同一の地点に1を有する場合を意味する。
第三に、前記パリティ検査行列H全体に対して、列重み及び/または行重みが規則性を有するべきである。前記基本パーミュテーション行列としてz×zの単位行列を用いると、前記パリティ検査行列H全体に対して列重み及び/または行重みが規則性を有するようになる。
第四に、全てのコードレート及び全てのコードワード大きさに対して良好な符号化または復号化性能を有するように、前記三つの種類の行列を組み合わせて前記基本行列Hを構成すべきである。最近、移動通信システムでは、可変的なコードレート及びコードワード大きさが適用されるので、前記基本行列Hを前記基本パーミュテーション行列と、前記基本パーミュテーション行列の各行を所定間隔だけシフトさせて形成した多数のパーミュテーション行列と、ゼロ行列の組み合わせによって構成するとき、全てのコードレート及び全てのコードワード大きさに対して良好な性能を有するように最適化されるべきである。
図5A乃至図5Fは、上記のような特性を有する前記基本行列Hの好適な実施例を示した図である。図5A乃至図5Fに示した例は、コードレートが3/4である場合の基本行列で、‘0’はz×z次元の単位行列を意味し、‘−1’はz×z次元のゼロ行列を意味し、1以上の整数は、前記z×z次元の単位行列の各行を前記整数だけシフトさせて形成したパーミュテーション行列を意味する。
コードレートが1/2である場合の基本行列Hは、図6に示すように、前記コードレートが3/4である場合の基本行列の大きさを減少させて形成することができる。
図7は、上記のような特性を有する前記基本行列Hの他の例を示した図である。図7に示した例は、コードレートが2/3である場合の基本行列で、‘0’、‘−1’及びその他の1以上の整数の意味は、図5A乃至図5Fに示した例と同一である。
前記基本パーミュテーション行列は、コードワード長さの変動によって異なった次元(すなわち、z値)を有するべきであるが、全ての次元の基本パーミュテーション行列に対して基本行列を設け、これら全てを保存して符号化に用いることはメモリ節約側面で好ましくない。そのため、最も大きい次元zmaXを有する第1基本パーミュテーション行列に対する第1基本行列のみを保存し、他の次元zを有する第2基本パーミュテーション行列に対する基本行列は、符号化または復号化に必要な時ごとに前記第1基本行列を用いて生成することが好ましい。
この場合、前記第1基本行列は、その元素として二つ以上のパーミュテーション行列のタイプを有する。すなわち、変動される前記基本パーミュテーション行列の次元zの全体範囲を二つ以上の範囲に分割し、各範囲に最適化されたパーミュテーション行列のタイプを設定する。例えば、変動されるzの全体範囲が10〜96である場合、前記全体範囲を10〜53までの範囲と54〜96までの範囲とに分け、各範囲に最適化された第1基本行列を構成する。このように構成すると、前記第1基本行列が二つになるが、それぞれを別途に保存せずに一つの第1基本行列の各元素として二つの値を保存することで、符号化または復号化性能を高めると同時に、メモリを節約することができる。
図8は、コードレートが3/4である場合の前記基本行列の他の実施例である。図8に示した基本行列は、4サイクル及び6サイクルの数を最小化し、各列の重みに規則性を持たせ、前記基本行列の各元素が全てのコードレート及びコードワード大きさに対して良好な性能を有するように、前記基本パーミュテーション行列をシフトさせることに特徴がある。図8に示した例は、図5A乃至図5Fに示した例と比較するとき、シミュレーション結果、その大きさが図5A乃至図5Fに示した例の1/4に減少しながらも、同一の性能を発揮した。
以下、上記のような基本行列Hを用いてLDPC符号を復号化する方法を説明する。従来のLDPC符号の復号は、主にパリティ検査行列の他の表現である二部グラフ上で、検査ノードとビットノードとの間の確率値更新で信頼度を高める過程を繰り返して行われる。パリティ検査行列の他の表現である二部グラフを用いて復号化する方法は、更新された確率値を通してコードワードを決定するので、コードワードを決定する確率値の更新過程が復号器の性能に直接的な影響を及ぼす。
信頼度の更新過程は、検査ノードからビットノードへの確率値更新過程と、ビットノードから検査ノードへの確率値更新過程とに分けられる。前記検査ノードからビットノードへの確率値更新過程や、前記ビットノードから検査ノードへの確率値更新過程を行うとき、更新される自身の確率値を除いた同一列の確率値や同一行の確率値を用いて、自身の確率値を更新する。このときに用いる確率値は、多く更新されるほど、一層信頼度の高い結果(一層肯定的な影響)を復号器に与えるようになる。
以下、復号化方法に一層肯定的な影響を及ぼすLDPC復号化方法を説明する。本発明の一実施例は、LDPC符号化された受信信号を前記パリティ検査行列を用いて復号する場合、前記パリティ検査行列の行のグループであるレイヤー単位で受信信号を復号化する方法(以下、レイヤードデコーディング(Layered decoding)と称する)を用いる。前記レイヤードデコーディングは、ビットノードから検査ノードへの確率値を更新する場合、パリティ検査行列の同一列に既に更新された値があるとき、その更新された値を用いて確率値を更新するという特徴がある。
前記レイヤードデコーディングは、LDPC符号の符号化及び復号化に用いるパリティ検査行列の行を複数のレイヤー単位で分けて反復復号する方法である。前記レイヤーは、前記パリティ検査行列の行をグループ化して区分する場合、各行のグループを示す。すなわち、パリティ検査行列の行を幾つかのグループに分けたとき、一つのグループがレイヤーになる。前記レイヤーは、一つの行でもある。
図9は、レイヤー単位で区分された基本行列を示す図である。図9に示した基本行列は、前記レイヤードデコーディング方法を説明するための一つの例で、ここに示した数字は、前記基本パーミュテーション行列から形成された多数のパーミュテーション行列のタイプをシフト数で示したものである。
前記レイヤードデコーディングは、パリティ検査行列Hの同一行での信頼度更新において、全ての同じ程度の更新過程を経た確率値を用いて信頼度を更新する。すなわち、従来のLDPC復号方法と同様に、二部グラフ上で検査ノードとビットノードとの間の確率値更新を行う。しかし、ビットノードから検査ノードへの確率値更新過程(すなわち、前記パリティ検査行列Hの列の確率値更新過程)においては、レイヤー単位で確率値が更新され、特定のレイヤーに含まれた確率値を更新する場合、既に更新されたレイヤーに含まれた確率値を用いるという特徴がある。前記レイヤードデコーディングは、レイヤー単位で復号化を行い、前記パリティ検査行列に含まれたレイヤー全部に対して確率値が更新されると、LDPC復号化のための一回の反復を行う。前記レイヤードデコーディングは、既に一つのレイヤーに対して確率値更新のための演算を行い、次のレイヤーに対して確率値更新のための演算を行う場合、前記一つのレイヤーで演算された結果、すなわち、信頼度の更新されたメッセージ結果を前記次のレイヤーの演算に用いることで、一層信頼度の高いメッセージを復号過程(すなわち、確率値更新過程)に用いる。その結果、上記のような確率値更新が繰り返される場合、一層信頼度の高いメッセージが確率値更新に用いられるので、検査ノードとビットノードとの間の確率値の信頼度が高くなり、復号器の性能が良好になる。図9に示した行列は、一般的な基本行列である。図9に示した行列は、レイヤードデコーディング方法によって各レイヤーを順次復号することができ、例えば、Layer1→Layer2→Layer3→Layer4→Layer5→Layer6→Layer7→Layer8の順に復号を行う。
以下、本発明で用いる並列処理の基本概念と、レイヤードデコーディングを並列処理方式で行うための前提条件を説明する。
図10Aは、並列処理の概念を図式化して示した図である。並列処理は、一つの作業を行うにおいて、一つの演算装置が処理していた作業を複数の演算装置が分けて処理することを意味する。並列処理の結果、一つの作業を行うために必要な時間が、並列処理に用いた演算ブロックの数に比例して減少するという肯定的な効果が発生する。ただし、並列処理を行う場合、メモリ衝突及び並列処理されるデータ間の依存性などの問題が発生し、本発明によってレイヤードデコーディングを並列処理するためには、上記のような問題を解決しなければならない。
以下、上述したレイヤードデコーディングの並列処理によって生じる問題点と、本発明による問題点の解決方法を説明する。
図10Bは、並列処理によるメモリ衝突の概念を示す図である。直列処理方法の場合、一つの演算ユニットがメモリブロックを用いるので、演算する値を読み出すか、演算結果を保存するにおいて問題が発生しない。しかし、多数個の演算ユニットが同時に作動する並列処理方法においては、二つ以上の演算ユニットが同時に同一位置のメモリブロックに接近する場合、メモリ衝突が起きる。LDPC復号のための確率値更新ユニットが同時に同一位置のメモリに接近する場合、前記メモリ衝突が発生しうる。
LDPC復号化に並列処理方法を適用するためには、メモリブロックに対する同時接近のみならず、同時に処理しようとするデータ間の依存性などの問題をなくすべきである。すなわち、複数個の演算ブロックのうち何れか一つの演算ブロックの出力値が、同時に他の演算ブロックの入力値になるべきであれば、同時に処理せずに、その依存性によって順次演算しなければならない。
本発明に係るLDPC復号化方法の一実施例は、前記パリティ検査行列をレイヤー単位で区分して各レイヤーを特定の順に処理し、特定のレイヤーに対しては、上述したメモリ衝突及び並列処理するデータ間の依存性などの問題を解決して前記特定のレイヤーを並列処理方式で復号するという特徴がある。本発明の一実施例は、前記特定のレイヤーに対して並列処理方式でデータ処理を行うために、特定のレイヤー間に重畳部分のないパリティ検査行列を提供する。本発明の一実施例に係るパリティ検査行列において、前記パリティ検査行列の特定のレイヤーの非ゼロ元素は、列方向に互いに異なる位置に存在する。すなわち、特定のレイヤーに対しては、前記パリティ検査行列の重みの存在する位置が列方向に互いに異なっている。
上述したように、一般的なLDPC符号の復号方法では、H行列の全ての行内での確率値更新が行われ、引き続いて、全ての列に対して確率値更新が行われる。その反面、前記レイヤードデコーディングは、各行の確率値を更新するとき、予め分けておいたグループ単位(すなわち、レイヤー単位)で確率値を更新する。この復号方法は、二番目以後のグループに該当する確率値を更新するとき、以前のグループで既に更新された一層信頼度の高い確率値を用いて計算することで、復号性能が良好になる。前記レイヤードデコーディングには上記のような利点があるが、従来のパリティ検査行列を特定のレイヤー単位で区分し、前記特定のレイヤーに対して並列処理方式でデータを処理すると、前記特定のレイヤーの並列処理過程で上述したメモリ衝突及び並列処理するデータ間の依存性などの問題点などを避けるために、同時に一つのレイヤーのみを処理すべきであって、復号に遅延が発生する。しかし、本実施例で提案するように、特定のレイヤー間に列重みの存在する位置が重畳しないように前記パリティ検査行列を設計する場合、同時に多数個のレイヤーに対する並列処理を行える。
以下、本発明の一実施例によって、特定のレイヤーに対して重畳されないパリティ検査行列を用いてレイヤードデコーディングを並列処理する方法を説明する。
図11は、コードレートが1/2である場合の前記基本行列の他の実施例である。前記実施例は、図11の基本行列によって生成されるパリティ検査行列の行を、前記基本行列に対する基本パーミュテーション行列の大きさによって一つのレイヤーにグループ化する。すなわち、前記実施例は、図11に示した基本行列と前記基本パーミュテーションを用いて生成されるパリティ検査行列のレイヤーが、前記基本パーミュテーション行列の行の個数だけの行からなる場合の一例である。結果的に、図11において一つのレイヤーに含まれる行の個数は、図11に示した基本行列による基本パーミュテーション行列の行の個数と同一である。図11に示した基本行列は、効果的な並列処理のために提案されたものである。レイヤードデコーディングにおいて、図11に示した基本行列の行の順序を1→7→2→8→3→9→4→10→5→11→6→12と決定した場合、前記基本行列の任意の二つの行(例えば、1番目行と7番目行)に対して、非ゼロ成分は任意の列方向に互いに重畳しない。前記基本行列では、任意の二つの行(例えば、1番目行と7番目行)に対して、0以上のシフト数を有する成分が列方向に重畳しない。例えば、8番目行は、2番目行または3番目行と比較したとき、任意の列方向に0以上のシフト数を有する成分が互いに重畳しないことが分かる。また、図11に示した基本行列によって生成されるパリティ検査行列を基準にして説明すると、前記基本行列の一つの行は、前記生成されたパリティ検査行列の一つのレイヤーを示すが、前記生成されたパリティ検査行列の各レイヤー間の重みの存在する位置は列方向に重畳しない。
図12は、コードレートが1/2である場合の前記基本行列の他の実施例である。図12に示した基本行列は、一層効果的な並列処理のために提案されたものである。図12に示した基本行列は、次のような二つの行のペア(1,7)、(2,8)、(3,9)、(4,10)、(5,11)、(6,12)に対して、0以上のシフト数を有する成分が任意の列方向に重畳しないようにデザインされた。図11及び図12の実施例によると、レイヤードデコーディングのための具現過程で、効率的な並列処理が可能であるという特徴を有する。
以下、本発明の他の一実施例によって、特定のレイヤー間に重畳部分のない基本行列のレイヤーの順序を調整し、前記調整された基本行列によって生成されるパリティ検査行列を用いてレイヤードデコーディングを並列処理する方法を説明する。
図13Aは、本発明の一実施例に係るレイヤードデコーディングのための基本行列の一実施例を示す図である。前記基本行列において、‘−1’は、ゼロ行列を示し、‘#’は、基本パーミュテーション行列を0以上の任意の整数だけ行または列方向にシフトさせて形成する任意のパーミュテーション行列を示す。前記実施例は、図13Aに示した基本行列によって生成されるパリティ検査行列の行を、前記基本行列に対する基本パーミュテーション行列の大きさによって一つのレイヤーにグループ化する。すなわち、各レイヤーに含まれる行の個数は、図13Aに示した基本行列による基本パーミュテーション行列の行の個数と同一である。したがって、前記基本行列によって生成されるパリティ検査行列の一つのレイヤーは、前記基本行列の一つの行に対応する。以下、パリティ検査行列の隣接したレイヤー間の重みの存在する位置が重畳しないように、前記基本行列の行の順序を調整して新しいパリティ検査行列を設計する方法を説明する。前記基本行列には二重対角部分が存在するので、LDPC復号性能に影響を与えない行の順序を変え、本発明の一実施例に係るパリティ検査行列を設計することができる。図13Bは、図13Aの特定の行間に0以上のシフト数を有する成分が互いに重畳しないように、すなわち、特定の行に対して列重みが1以下になるように行の順序を調整した基本行列の一例である。図13Bの場合、Layer0とLayer3は、如何なる列に対しても列重みの存在する位置が重畳しない。図13Cは、図13Bに示した基本行列を、並列処理可能なレイヤー単位で表示した図である。図13Bも、図13Cに示した基本行列によって生成されるパリティ検査行列を用いてLDPC復号化を行う場合、2個のレイヤー(例えば、Layer0とLayer3)に対して同時に演算を行える。すなわち、図13Dに示すように、Layer0、6、4、2とLayer3、1、7、5を互いに並列処理して各レイヤーを同時に処理することができる。その結果、本発明の一実施例に係るパリティ検査行列を用いてLDPC復号化を行う場合、二つの演算ユニットを通して二つのLDPC符号を一度に復号化するときと同一の効果を得られ、復号時間が最大50%にまで減少するという効果を得られる。
図14は、コードレートが2/3である場合の前記基本行列の他の実施例を示した図である。前記基本行列において、‘−1’は、ゼロ行列を示し、任意の整数は、基本パーミュテーション行列を0以上の任意の整数だけ行または列方向にシフトさせて形成する任意のパーミュテーション行列を示す。図14に示した基本行列において、‘X’は、0から95までの任意の整数を意味する値で、86、89、95のうち何れか一つの値にすることが好ましい。最も好ましくは、X=95である。図14に示した基本行列は、並列処理特徴を有し、高い性能を有するように提案された。前記並列処理特徴は、本願発明によってレイヤードデコーディングを並列処理する復号化方法が適用されることを意味する。前記実施例は、図14に示した基本行列によって生成されるパリティ検査行列の行を、前記基本行列に対する基本パーミュテーション行列の大きさによって一つのレイヤーにグループ化する。すなわち、図14において各レイヤーに含まれる行の個数は、図14に示した基本行列による基本パーミュテーション行列の行の個数と同一である。前記基本行列の行を1、2、3、4、5、6、7、8のインデックスによって区分する場合、前記各行を互いに交換して生成される基本行列は、互いに隣接する行間に0以上のシフト数を有する成分が互いに重畳しない。例えば、最初の行は、4番目行と比較したとき、任意の列方向にも0以上のシフト数を有する成分が互いに重畳しないことが分かる。また、図14に示した基本行列によって生成されるパリティ検査行列を基準にして説明すると、前記基本行列の一つの行は、前記生成されたパリティ検査行列の一つのレイヤーを示すが、前記生成されたパリティ検査行列の各レイヤー間の重みの存在する位置が列方向に重畳しない。
図15は、図14に示した前記基本行列において、上述した条件を満足する行の交換によって設けられる基本行列の多様な例の一つである。図15に示した基本行列は、図14に示した基本行列のインデックスを1−4−7−2−5−8−3−6の順に交換した一例である。図15は、1−4−7−2−5−8−3−6のインデックス順序からなる基本行列の最後の行と最初の行を容易に比較するために、前記最初の行を追加(すなわち、1−4−7−2−5−8−3−6−(1))して示した。
図15に示した基本行列の行を互いに交換して発生する全ての基本行列は、図14に示した基本行列が定義するLDPCコードと同一のLDPCコードを定義する。したがって、デコーディングびエンコーディングにおいて行が互いに交換された基本行列を用いる場合も、図8に示した基本行列と同一の性能を発揮するデコーディング及びエンコーディングを行える。
以上の説明において高い性能を発揮することは、例えば、フレームエラー率(Frame Error Rate:FER)が良好であることを意味する。また、同一の性能を発揮するデコーディングは、同一の復号化性能を示すデコーディング方法を意味し、同一の性能を発揮するエンコーディングは、同一のコードワードを生成することを意味する。
以下、本発明で提案した多様な基本行列を用いてLDPC復号化作業を行うLDPC復号器を説明する。図16は、本発明に係るLDPC復号器の一実施例を示すブロック図である。前記LDPC復号器1000は、CNU(Check Node Update Unit)ブロック1100、制御ブロック1200、VNU(Variable Node Update Unit)ブロック1300及びメモリブロック1400を含んで構成される。前記CNUブロック1100は、検査ノードの確率値更新を行い、少なくとも一つ以上のCNU1110を備える。前記CNU1110は、前記検査ノードの確率値更新を行う演算ユニットである。前記制御ブロック1200は、前記復号器1000の各ユニットに対する動作を制御する制御ユニット1210と、パリティ検査行列の構造によって前記CNUブロック1100及び前記メモリブロック1400を制御するCNUルーティングネットワーク1220と、前記VNUブロック1300と前記メモリブロック1400を制御するVNUルーティングネットワーク1230と、パリティ検査行列の構造に関する情報などを保存するパリティ検査行列インデックス保存部1240と、更新された確率値を用いて復号値を決定し、決定された復号値を検査する硬判定部(Hard decision unit)1250と、を含む。前記VNUブロック1100は、ビットノードの確率値更新を行い、少なくとも一つ以上のVNU1310を備える。前記VNU1310は、前記検査ノードの確率値更新を行う演算ユニットである。前記制御ブロック1200によって制御されるCNU1110とVNU1310は、前記H行列の非ゼロ成分に対して確率値を計算して更新するが、前記計算された確率値は、前記メモリ部1400に保存される。前記メモリ部1400は、検査ノードからビットノードへの確率値更新のために計算された確率値を保存するR−メモリ1410と、ビットノードから検査ノードへの確率値更新のために計算された確率値(例えば、無線チャネルから受信されるLog Likelihood Ratio値)を保存する受信LLRメモリ1420と、ビットノードから検査ノードへの確率値更新のために計算された確率値を保存するQ−メモリ1430と、を含む。
以下、前記各ユニットを説明する。前記受信LLRメモリ1420は、復号すべき受信信号に対する確率値、例えば、受信信号のコードワードに対するLLR値を保存するためのメモリである。また、前記R−メモリ1410は、特定の検査ノードでの確率値更新の結果Rmjを保存し、前記Q−メモリ1430は、特定のビットノードでの確率値更新の結果L(qmj)を保存する。前記制御ユニット1210は、各ユニットの動作順序及び各ユニットの動作タイミングを制御し、前記パリティ検査行列インデックス保存部1240は、前記パリティ検査行列の重みの位置などに関する情報を保存する。また、前記CNUルーティングネットワーク1220は、前記パリティ検査行列インデックス保存部1240から前記パリティ検査行列に関する情報を獲得し、前記CNU1110と前記メモリ部1400のメモリとを適切に連結する。また、前記VNUルーティングネットワーク1230は、前記パリティ検査行列インデックス保存部1240から前記パリティ検査行列に関する情報を獲得し、前記VNU1310と前記メモリ部1400のメモリとを適切に連結する。前記硬判定部1250は、前記Q−メモリ1430を用いて復号値を決定し、前記決定された復号値c’を検査するユニットで、前記復号値c’がHc’=0の検査式を満足する場合、前記復号値c’を真値として出力し、前記検査式を満足しない場合、所定の最大反復復号回数以内で復号を反復する。
図16に示した復号器1000は、別途のメモリ(図示せず)または前記パリティ検査行列インデックス保存部1240に保存されたパリティ検査行列を用いて受信信号を復号化するか、基本行列及び基本パーミュテーション行列を通して生成されたパリティ検査行列を用いて受信信号を復号化することができる。前記基本行列及び基本パーミュテーション行列を通してパリティ検査行列を生成する場合、前記復号器1000は、前記基本行列と基本パーミュテーション行列を保存する保存部(図示せず)と、前記基本行列及び基本パーミュテーション行列を用いて前記パリティ検査行列を生成するパリティ検査行列生成部(図示せず)を含むことが好ましい。また、図16に示した復号器1000は、パリティ検査行列の行の順序(例えば、レイヤーの順序)を調整し、新しいパリティ検査行列を生成することができる。この場合、前記復号器1000は、パリティ検査行列の行の順序を調整するパリティ検査行列調整部(図示せず)を含むことが好ましい。
以下、前記LDPC復号器1000の動作を説明する。前記LDPC復号器1000は、LDPC復号アルゴリズムの一つであるLog BP(Log Belief Propagation)アルゴリズムを用いて復号を行える。前記復号器1000は、初期化段階、検査ノード更新段階、ビットノード更新段階及び硬判定段階によって動作を行う。前記初期化段階は、送信側から伝送される受信信号に対する確率値を前記受信LLRメモリ1420に保存し、前記受信LLRメモリ1420に保存された確率値を、前記パリティ検査行列インデックス保存部1240に保存されたパリティ検査行列の重みに関する情報を用いて前記Q−メモリ1430の特定位置に保存する段階を含む。前記検査ノード更新段階は、前記Q−メモリ1430に保存された確率値を用いて検査ノード更新、すなわち、検査ノードからビットノードへの更新を行い、その結果を前記R−メモリ1410に保存する段階を含む。前記ビットノード更新段階は、前記R−メモリ1410に保存された確率値を用いてビットノード更新、すなわち、ビットノードから検査ノードへの更新を行い、その結果を前記Q−メモリ1430に保存する段階を含む。前記硬判定段階は、前記Q−メモリ1430に保存された確率値を用いて臨時的に復号値c’を決定し、前記決定された復号値c’を検査し、検査結果によって前記復号値c’が真値である場合に前記真値を出力し、前記復号値c’が真値でない場合、特定の反復復号回数以内で前記検査ノード更新段階及びビットノード更新段階を反復する段階を含む。
[数学式3]
Figure 2008526086
前記復号器1000で用いるパリティ検査行列Hが前記数学式3と同一であるとき、前記R−メモリ1410と前記Q−メモリ1430は、前記パリティ検査行列の非ゼロ成分、すなわち、1が存在する成分の位置の値を保存する役割をする。したがって、前記R−メモリ1410と前記Q−メモリ1430は、次のような位置の値を保存する役割をする。
Figure 2008526086
ただし、前記R−メモリ1410及び前記Q−メモリ1430は、前記非ゼロ成分の位置に該当する値のみを保存すればよいので、図17のような構造で前記確率値更新のための演算結果を保存することができる。したがって、LDPC復号化のために必要なメモリは、H行列の重みに比例する。図17に示したパリティ検査行列の重みに関する位置情報は、前記パリティ検査行列インデックス保存部1240に保存される。上述したように、前記復号器1000は、基本行列及び基本パーミュテーション行列を用いてパリティ検査行列を生成して復号化作業を行うか、特定のメモリに保存されたパリティ検査行列を用いて復号化作業を行うか、任意の方法によって生成されたパリティ検査行列を用いて復号化作業を行う。以下で説明されるパリティ検査行列は、基本行列でない実際のパリティ検査行列を意味する。前記パリティ検査行列は、基本行列及び基本パーミュテーション行列を用いて生成されるか、特定のメモリや外部装置に保存されたパリティ検査行列を獲得して生成されるが、これらに限定されることはない。
図18は、前記数学式3のH行列を用いて復号化を行う復号器のCNU、VNU及びメモリの連結形態の一例を示す図である。図18に示した復号器は、4個のCNUと、8個のVNUとを備えた場合の一例である。図19A乃至図19Hは、図18に示した復号器を用いて復号化を行う場合、受信信号に対する確率値が入力される初期化過程から、一回の反復復号を行う過程までを示す図である。図19A乃至図19Hの前記R−メモリ1410及び前記Q−メモリ1430に表示された座標は、前記メモリを図17に示した形態にしたときのメモリアドレスを示す。
図19Aは、LDPC復号において初期化段階を示す図である。図19Aに示した成分は、H行列の非ゼロ成分を示すが、送信側から受信された確率値が前記非ゼロ成分に該当するメモリアドレスに入力される。
図19A乃至図19Eは、検査ノードからビットノードへの確率値更新を示す図である。前記特定位置の確率値更新は、特定の行において自身の成分を除いた残りの成分を用いて自身の成分を更新する作業である。図19F乃至19Hは、ビットノードから検査ノードへの確率値更新を示す図である。前記特定位置の確率値更新は、特定の列において自身の成分を除いた残りの成分を用いて自身の成分を更新する作業である。
図19Hまでの過程を行った後、前記Q−メモリ1430を参照してコードワードを臨時的に決定し、臨時的に決定されたコードワードc’が検査式Hc’=0を満足するかどうかを確認する。前記検査式を満足しない場合、図19B乃至図19Hの過程を反復するようになる。既に設定された回数だけの反復があるか、前記検査式を満足するコードワードを得た場合、前記過程が終了される。
以下、並列処理が適用されたレイヤードデコーディングを並列処理するLDPC復号器1000の動作を説明する。
本発明の一実施例によって、前記LDPC復号器1000のCNU1110及びVNU1310は、下記の数学式4のような演算を通して確率値を更新する。下記の数学式4は、一回の反復復号を行うときに用いられる数式である。
[数学式4]
Figure 2008526086
上記の数学式で用いられる変数は、次の通りである。
Figure 2008526086
L(qmj):m番目のビットノードからj番目の検査ノードに連結されたLLR(Log Likelihood Ratio)値
L(q):j番目のビットノードの事後LLR値(a posterior LLR value)
mj:j番目の検査ノードからm番目のビットノードに連結されたLLR値
mj:j番目の検査ノードからm番目のビットノードに連結されたLLR値を計算するための中間変数(dummy variable)
mj:j番目の検査ノードからm番目のビットノードに連結されたLLR値の符号を計算するための中間変数。
m:パリティ検査行列の検査ノードインデックス
j:パリティ検査行列のビットノードインデックス
下記の数学式5は、受信信号のLLRの一例で、下記の数学式6は、本発明の一実施例に係る復号器1000が用いるパリティ検査行列の一例である。
[数学式5]
Figure 2008526086
[数学式6]
Figure 2008526086
上記の数学式6の行列は、本発明の一実施例による復号器1000で用いるパリティ検査行列の一例である。前記行列において、前記パリティ検査行列の一つの行は、一つのレイヤーを示す。前記各レイヤーは、互いに隣接するレイヤーと重畳しない。前記復号器1000のCNU1110及びVNU1310の個数は、前記パリティ検査行列の構造によって決定することが好ましい。また、重畳しないレイヤーは、並列処理されるが、前記CNU1110の個数は、並列処理されるレイヤーに含まれる行の個数であることが一層好ましく、前記VNU1310の個数は、前記パリティ検査行列の列の個数であることが一層好ましい。したがって、上記の数学式6を用いる前記復号器1000のCNU1110は、2個であることが好ましく、VNU1310は、24個であることが好ましい。
図20A乃至図20Iは、本発明のLDPC復号方法で復号化を行う場合、一回の反復復号を行う過程を示す図である。前記図20A乃至図20IのQとRは、上記の数学式4のqmj、Rmj値を保存するメモリの状態を示し、‘###’は、未だに特定の値に設定されていない任意の値を示す。図20A乃至図20IのQ−メモリ1430及びR−メモリ1410は、図17に示した形態のように、非ゼロ成分の位置に該当する演算値のみを保存することができる。
図20Aは、本発明の一実施例に係るLDPC復号において初期化段階を示す図である。チャネルから受信された確率値(例えば、LLR値)は、前記受信LLRメモリ1420に保存され、前記受信された確率値は、前記パリティ検査行列インデックス保存部1240に保存されたパリティ検査行列の重みに関する位置情報によって、前記Q−メモリ1430に入力される。図20Aは、前記初期化段階を通してQ−メモリに入力された確率値を示す。
図20Bは、前記H行列のLayer0及びLayer3に対する検査ノードからビットノードへの確率値更新過程を示す。前記CNU1110は、前記H行列のLayer0及びLayer3に対して検査ノードからビットノードへの確率値を更新する演算を行う。上述したように、前記CNU1110は、2個備わって動作するが、2個のCNU1110は、前記Layer0及び3に対する検査ノード更新過程を行う。前記演算結果は、前記R−メモリ1410に保存される。
図20Cは、前記H行列のLayer0及びLayer3に対するビットノードから検査ノードへの確率値更新過程を示す。前記ビットノードから検査ノードへの確率値更新過程は、従来のLDPC復号化過程と異なって、同一の反復段階で既に更新されたレイヤーの確率値を用いて現在のレイヤーの確率値を更新する。前記Layer0及びLayer3は互いに重畳しないので、並列処理によるメモリ衝突や並列処理するデータ間の依存性などの問題が発生しない。したがって、前記Layer0に対するビットノードから検査ノードへの確率値更新過程と、Layer3に対するビットノードから検査ノードへの確率値更新過程とが並列処理される。上述したように、前記復号器は、24個のVNU1310を用いて前記Layer0及びLayer3に対する演算を行う。図20Cは、前記Layer0及びLayer3に対してビットノードから検査ノードへの確率値更新が行われた結果と、Layer6及びLayer1に対する検査ノードからビットノードへの確率値更新のための確率値が入力される設定段階が行われた結果を示す。
図20Dは、前記H行列のLayer6及びLayer1に対する検査ノードからビットノードへの確率値更新過程を示し、図20Eは、前記H行列のLayer6及びLayer1に対するビットノードから検査ノードへの確率値更新過程を示し、図20Fは、前記H行列のLayer4及びLayer7に対する検査ノードからビットノードへの確率値更新過程を示し、図20Gは、前記H行列のLayer4及びLayer7に対するビットノードから検査ノードへの確率値更新過程を示し、図20Hは、前記H行列のLayer2及びLayer5に対する検査ノードからビットノードへの確率値更新過程を示し、図20Iは、前記H行列のLayer2及びLayer5に対するビットノードから検査ノードへの確率値更新過程を示す。前記Q−メモリ1430に保存された値は、1回の反復を通して得た演算値である。前記硬判定部1250は、図20Iまでの過程を行った後、前記Q−メモリ1430を参照して臨時的にコードワードc’を決定し、前記コードワードc’が検査式Hc’=0を満足するかどうかを確認する。前記検査式を満足しない場合、前記復号器は、図20B乃至図20Iの過程を反復するようになる。最大反復回数だけの反復があるか、前記検査式を満足するコードワードを得た場合、前記過程が終了され、前記コードワードc’が外部に出力される。
図20に示した復号化方法は、図19に示した復号化方法と比べたとき、次のような差がある。すなわち、図19に示した復号化方法は、パリティ検査行列の大きさによって最大限のCNU及びVNUを用いて一回の検査ノード更新及びビットノード更新を行うが、図20に示した復号化方法は、データ依存性のないレイヤーの数、すなわち、パリティ検査行列で互いに重畳しないレイヤーの個数だけのCNUを備えて、前記データ依存性のないレイヤーの個数によって前記検査ノード更新過程を並列処理することができる。
また、図19に示した復号化方法は、受信信号に対する確率値を用いてQ−メモリ1430の全領域を初期化する反面、図20に示した復号化方法は、同時に並列処理可能なレイヤーに対する初期化を行い、これらレイヤーに対する結果値を次のレイヤーに対する初期値として用いる。
本発明の精神及び必須的な特徴を逸脱しない範囲で、本発明が他の特定の形態で具体化されることは、当業者にとって自明である。したがって、上記の詳細な説明は、全ての面で制約的に解析されてはならなく、例示的なものとして考慮されるべきである。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲の合理的な解析によって決定されるべきであり、本発明の等価的範囲内での全ての変更は、本発明の範囲に含まれるものである。
パリティ検査行列Hを二部グラフを通して示した図である。 本発明の技術的特徴が無線通信システムに適用された一例である。 本発明の技術的特徴が符号化装置に適用された一例である。 基本行列がz×z次元の多数のパーミュテーション行列またはゼロ行列によって構成されることを示す図である。 本発明によって基本パーミュテーション行列の全ての行(または列)を所定間隔だけシフトさせる方法を示す図である。 本発明の一実施例に係る基本行列を示す図である。 本発明の一実施例に係る基本行列を示す図である。 本発明の一実施例に係る基本行列を示す図である。 本発明の一実施例に係る基本行列を示す図である。 本発明の一実施例に係る基本行列を示す図である。 本発明の一実施例に係る基本行列を示す図である。 コードレートが3/4である場合の基本行列の大きさを減少させて形成した、コードレートが1/2である場合の基本行列を示す図である。 本発明の一実施例に係る他の基本行列を示す図である。 コードレートが3/4である場合の前記基本行列の他の実施例である。 レイヤー単位で区分されたパリティ検査行列の例を示す図である。 並列処理の概念を示す図である。 並列処理によるメモリ衝突の概念を示す図である。 コードレートが1/2である場合の基本行列の他の実施例である。 コードレートが1/2である場合の前記基本行列の他の実施例である。 本発明によって並列処理可能なパリティ検査行列の一例を示す図である。 本発明によって並列処理可能なパリティ検査行列の一例を示す図である。 本発明によって並列処理可能なパリティ検査行列の一例を示す図である。 本発明によって並列処理可能なパリティ検査行列の一例を示す図である。 コードレートが2/3である場合の前記基本行列の他の実施例を示す図である。 本発明で提案された基本行列の行を交換して得た基本行列を示す図である。 本発明の一実施例に係るLDPC復号器の一実施例を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係るLDPC復号器のメモリ構造を示す図である。 本発明の一実施例に係るLDPC復号器のハードウェア間の連結形態を示す図である。 LDPC復号化を行う場合、初期化過程で一回の反復復号を行う過程を示す図である。 LDPC復号化を行う場合、初期化過程で一回の反復復号を行う過程を示す図である。 LDPC復号化を行う場合、初期化過程で一回の反復復号を行う過程を示す図である。 LDPC復号化を行う場合、初期化過程で一回の反復復号を行う過程を示す図である。 LDPC復号化を行う場合、初期化過程で一回の反復復号を行う過程を示す図である。 LDPC復号化を行う場合、初期化過程で一回の反復復号を行う過程を示す図である。 LDPC復号化を行う場合、初期化過程で一回の反復復号を行う過程を示す図である。 LDPC復号化を行う場合、初期化過程で一回の反復復号を行う過程を示す図である。 並列処理を適用したLDPC復号化を行う場合、初期化過程で一回の反復復号を行う過程を示す図である。 並列処理を適用したLDPC復号化を行う場合、初期化過程で一回の反復復号を行う過程を示す図である。 並列処理を適用したLDPC復号化を行う場合、初期化過程で一回の反復復号を行う過程を示す図である。 並列処理を適用したLDPC復号化を行う場合、初期化過程で一回の反復復号を行う過程を示す図である。 並列処理を適用したLDPC復号化を行う場合、初期化過程で一回の反復復号を行う過程を示す図である。 並列処理を適用したLDPC復号化を行う場合、初期化過程で一回の反復復号を行う過程を示す図である。 並列処理を適用したLDPC復号化を行う場合、初期化過程で一回の反復復号を行う過程を示す図である。 並列処理を適用したLDPC復号化を行う場合、初期化過程で一回の反復復号を行う過程を示す図である。 並列処理を適用したLDPC復号化を行う場合、初期化過程で一回の反復復号を行う過程を示す図である。
符号の説明
10 送信機
11 データソース
13 LDPC符号化モジュール
15 変調モジュール
17,31 アンテナ
20 無線チャネル
30 受信機
33 復調モジュール
35 LDPC復号化モジュール

Claims (21)

  1. 送信側からパリティ検査行列を用いて符号化された信号を受信する段階と、
    前記受信信号を前記パリティ検査行列を用いて復号化する段階と、を含み、
    前記パリティ検査行列は、複数のレイヤーからなり、前記各レイヤー間には、列方向に非ゼロ構成要素が互いに重畳しないことを特徴とし、
    一つのレイヤーは、少なくとも一つ以上の行を含むことを特徴とするチャネルコードを用いた復号化方法。
  2. 前記パリティ検査行列は、隣接する各レイヤー間の重畳しない基本行列から拡張されて生成されることを特徴とする請求項1に記載のチャネルコードを用いた復号化方法。
  3. 前記パリティ検査行列は、互いに隣接する各レイヤー間の列の方向に非ゼロ構成要素が互いに重畳しないことを特徴とする請求項1に記載のチャネルコードを用いた復号化方法。
  4. 前記パリティ検査行列は、前記特定個数のレイヤーにおいて、各レイヤーの重みの存在する位置が列方向に互いに異なることを特徴とする請求項1に記載のチャネルコードを用いた復号化方法。
  5. 前記パリティ検査行列は、前記行列の行の順序が調整され、同一のコードワードを生成する別個のパリティ検査行列に変換されることを特徴とする請求項1に記載のチャネルコードを用いた復号化方法。
  6. パリティ検査行列を用いて符号化された信号を受信する段階と、
    複数のレイヤーを含み、前記各レイヤー間の列方向に非ゼロ構成要素が互いに重畳しないように構成されたパリティ検査行列を用いて、互いに重畳しない特定個数のレイヤー単位で前記受信信号を復号化する段階と、を含み、
    一つのレイヤーは、少なくとも一つ以上の行を含むことを特徴とするチャネルコードを用いた復号化方法。
  7. 前記パリティ検査行列は、隣接する各レイヤー間の重畳しない基本行列から拡張されて生成されることを特徴とする請求項6に記載のチャネルコードを用いた復号化方法。
  8. 前記復号化されたコードワードが真値であるか否かを検査する段階をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載のチャネルコードを用いた復号化方法。
  9. 前記復号化する段階は、
    前記受信信号に相応するデータを任意のレイヤーに入力し、前記任意のレイヤーに入力されたデータを更新する段階を含んで構成されることを特徴とする請求項6に記載のチャネルコードを用いた復号化方法。
  10. 前記レイヤーに入力された確率値を更新する段階は、
    前記任意のレイヤーに対して検査ノードからビットノードにデータを更新する段階と、
    前記任意のレイヤーに対して前記ビットノードから前記検査ノードにデータを更新する段階と、を含むことを特徴とする請求項9に記載のチャネルコードを用いた復号化方法。
  11. 前記入力されたデータは、前記データ更新段階を通して更新されたデータであることを特徴とする請求項9に記載のチャネルコードを用いた復号化方法。
  12. 前記パリティ検査行列は、前記行列の行の順序が調整され、同一のコードワードを生成する別個のパリティ検査行列に変換されることを特徴とする請求項6に記載のチャネルコードを用いた復号化方法。
  13. 前記パリティ検査行列は、前記行列の行の順序が調整され、同一のコードワードを生成する別個のパリティ検査行列に変換されることを特徴とする請求項6に記載のチャネルコードを用いた復号化方法。
  14. パリティ検査行列を用いて符号化された信号を受信する受信モジュールと、
    複数のレイヤーを含み、前記各レイヤー間の列方向に非ゼロ構成要素が互いに重畳しないように構成されたパリティ検査行列の情報を保存するメモリと、
    前記メモリから得た前記パリティ検査行列の情報を用いて、互いに重畳しない特定個数のレイヤー単位で受信信号を復号化する復号化モジュールと、を含み、
    一つのレイヤーは、少なくとも一つ以上の行を含むことを特徴とするチャネルコードを用いた復号化装置。
  15. 前記パリティ検査行列は、隣接する各レイヤー間の重畳しない基本行列から拡張されて生成されることを特徴とする請求項14に記載のチャネルコードを用いた復号化装置。
  16. 前記復号化モジュールは、前記復号化されたコードワードが真値であるか否かを検査する検査モジュールを含むことを特徴とする請求項14に記載のチャネルコードを用いた復号化装置。
  17. 前記復号化モジュールは、
    任意のレイヤーに入力されたデータを更新するもので、前記受信信号に相応するデータを検査ノードからビットノードに更新する少なくとも一つ以上の検査ノード更新ユニットと、
    前記任意のレイヤーに入力された、前記受信信号に相応するデータを前記ビットノードから前記検査ノードに更新する少なくとも一つ以上のビットノード更新ユニットと、を含むことを特徴とする請求項14に記載のチャネルコードを用いた復号化装置。
  18. 前記入力されたデータは、前記検査ノード更新ユニットまたはビットノード更新ユニットによって既に更新されたデータであることを特徴とする請求項17に記載のチャネルコードを用いた復号化装置。
  19. 前記検査ノード更新ユニットの個数は、前記重畳しないレイヤーに含まれた行の個数によって決定されることを特徴とする請求項17に記載のチャネルコードを用いた復号化装置。
  20. 前記パリティ検査行列は、互いに隣接する各レイヤー間の列方向に非ゼロ構成要素が互いに重畳しないことを特徴とする請求項14に記載のチャネルコードを用いた復号化装置。
  21. 前記パリティ検査行列は、前記行列の行の順序が調整され、同一のコードワードを生成する別個のパリティ検査行列に変換されることを特徴とする請求項14に記載のチャネルコードを用いた復号化装置。
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