JP2008524768A - インクリメンタルな記録のためのロウバストなポジション検出 - Google Patents
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Abstract
光ディスク上に新たな記録を追加するためのリンクポジションを正確に決定する方法であって、先の記録のHFデータから抽出されたアドレス情報が、新たな記録のためのリンクポジションを決定するのにプレグルーブウォブルから求められるポジション情報と共に利用される。プレグルーブポジション情報は、プレグルーブウォブルの位相から求められ右、HFデータアドレスはよりロウバストなシステムを提供するためフライホイールされるかもしれない。ドライブは、隣接する先に記録されたエリアのスタート及びエンドアドレスにより記録テーブルを格納及び更新し、格納された情報は、新たな記録のためのリンクポジションを決定するためプレグルーブから求められるポジション情報と共に利用される。
Description
本発明は、一般に光ディスク上にデータを記録することに関し、より詳細には、以前に記録されたデータを含む光ディスク上の新たな記録のためのポジションを決定することに関する。
記録可能な光ディスクは、一般にディスクにデータを記録するため記録装置により使用される放射ビームを誘導するのに使用されるプレグルーブ(pre−groove)と呼ばれるディスク上の予め形成されたスパイラル上の溝を含む。プレグルーブは、ディスクの回転速度を制御し、記録のビットレートを決定する記録に使用されるクロックの周波数を決定するため記録装置によって使用される特定の周波数の正弦波ウォブルによってディスク上に予め形成される。
プレグルーブにはまた、ディスクの読み出し及び書き込みのためのナビゲーションに使用され、ディスクメディアタイプに関する情報及び他のデータを抽出するのに使用される付加情報が含まれているかもしれない。この付加情報は、ナビゲーションのためのアドレス又はポジションを含み、FM変調(CD−R及びCD−RWディスクについて)又は位相変調(DVD+R及びDVD+RWディスクについて)を利用する変調されたウォブル周波数によりプレグルーブを予め形成することによって、ディスク上に符号化されるかもしれない。DVD−R及びDVD−RWディスクについては、プレグルーブウォブル周波数は変調されず、アドレス/ポジション上方は、いわゆるプレグルーブLand Pre−Pits(LPP’s)を利用することによって提供される。LPP’sは、プレグルーブのスパイラルな溝の間のランド部分に予め形成されるピットである。
空のディスクに最初の記録がされるとき、このプレグルーブアドレッシング情報が、記録をするため記録装置の放射ビームを位置決定するのに使用される。以降の記録が行われるとき、次のデータ記録を開始すべき以前に記録されたデータのエンドにおけるスパイラルプレグルーブの“リンクポジション”を決定することが望ましい。
DVD−R及びDVD−RWディスクにこのような以降の記録を行うとき、問題が生じうる。このようなディスクにすでに記録がされているとき、新たな記録がされるべきディスク上のポジションに隣接する以前に記録されたデータ(高周波数(HF)データ又はEFM+データと呼ばれる)が、ディスクからデータを読み出すのに使用されるプッシュ・プル信号のクロストーク及び変調によってLPP’sの検出と干渉する可能性がある。記録装置がその放射ビームがディスク上の何れに位置決定されるか正確に決定することが可能となるように、LPP’sがナビゲーションのため記録装置によって利用される。LPP’sが検出できないとき、記録装置は、ディスク上でそれの現在のポジションを確実に特定することができず、このため、新たな記録が開始されるべきリンクポジションを正確に決定することができない。これは、新たなデータ記録を正確に位置決定することを困難にする。
EP1227491は、当該装置がLPP’sの読み込みが困難であるときでさえ、データを記録することが可能な記録装置について記載している。当該装置は、LPP検出回路を有し、LPPが検出される毎にブロック信号を生成する。当該装置はまた、LPPの検出がミスされたときでさえ、ブロック信号を生成することが可能となるように、基準クロック信号をLPP検出回路の出力に同期する位相同期ループを有する。しかしながら、十分なLPP’sの検出が依然として、ブロック信号を確実に生成するのに要求される。
本発明の課題は、LLPアドレス情報に依存することを回避しながら、新たな記録のためのポジションを決定すると共に、この新たな記録のポジションとLPP’sに符号化されたエンボスされたアドレス/ポジション情報との間の正確な位置合わせを維持する方法を提供することである。
本発明によると、先に記録されたデータを含む光ディスク上の新たな記録に対するポジションが、先に記録されたデータを読み込み、先に記録されたデータに基づき新たな記録のためのポジションを決定することによって決定される。記録されたHF(ユーザ)データは、LPP’sと同一タイプのアドレス情報を同一位置に含み、このアドレス情報は、先に記録されたHFデータから抽出され、新たな記録を行うための放射ビームを位置決定するのに利用されるかもしれない。新たな記録のためのポジションは、カウンタから求められた少なくともセクタナンバー、フレームナンバー及びバイトナンバーを含む先に記録されたデータから抽出されるアドレス情報に基づくものであってもよく、さらにカウンタから求められるビットナンバーに基づくものであってもよい。フライホイールロジックが、セクタナンバー、フレームナンバー、バイトナンバー及び/又はビットナンバーの1以上について使用されてもよい。
LPPアドレス情報でなくHFデータがリンクポジションを決定するのに使用されるとき、LPPアドレス情報と追加される記録のスタートポジションとの間には直接的なリンクはない。このことは、ディスク上のプレグルーブと記録されたデータとの間の一合わせが保証できないことを意味する。さらに、後の各記録のスタートポジションが先の記録のポジションに依拠するため、記録を位置決定する際のエラーが累積されることとなる。
記録系列のポジショニングにおけるエラーを累積を回避するため、新たな記録のためのポジションは、好ましくは、プレグルーブ情報に部分的に基づく。これは、LPPポジション情報に依拠することを回避しながら、新たな記録を追加するためのリンクポジションを正確に決定するため、HFデータからのアドレス情報と共にプレグルーブポジション情報を利用することによって実現可能である。新たな記録のためのポジションは、粗いポジションと詳細なポジションとに基づくものであってもよく、先に記録されたHFデータが粗いポジションを決定するのに使用され、プレグルーブ情報が詳細なポジションを決定するのに使用される。
プレグルーブウォブルの位相は、好ましくは、新たな記録のための詳細なポジションを決定するのに使用される。プレグルーブウォブルの位相は、ディスクから正確に抽出可能であり、さらに、HFデータと共に記録されたディスクの部分からでさえ抽出可能である。この位相情報は、その後、次の記録のためのスタートポジションを正確に決定するため、考慮することが可能である。先に記録されたデータから抽出されるアドレス情報は、プレグルーブ情報と先に記録されたHFデータからのアドレス情報との間の乖離を決定するため、プレグルーブウォブル位相情報と比較されてもよい。この乖離は、先に記録されたHFデータの位置決定の際のエラーを表し、この乖離は、詳細なポジションを取得するため粗いポジションを調整するのに利用可能である。あるいは、先に記録されたデータは、新たな記録のための所望のポジションの前方の所定のポジション(例えば、約1/2のウォブル期間など)において粗いポジションを決定するのに利用可能であり、その後、プレグルーブウォブル位相情報は、新たな記録のための詳細なポジションを規定するのに使用される。
本発明はまた、光ディスク上に新たな記録を行う方法であって、新たな記録のための所望のスタートポジションを決定するステップと、ディスク上の現在のポジションを決定するステップと、現在のポジションと所望のスタートポジションとを比較するステップと、該比較に基づき新たな記録を位置決定するステップとを有し、ディスク上の現在のポジションは上述した方法(HFデータポジショニング方法)により決定される方法を含む。
本発明はまた、請求項11のプリアンブルによる光ディスク上に記録を行う方法に関する。本方法は、先に記録されたユーザデータが所望のスタートポジションの直前にあるか判断し、先に記録されたユーザデータが検出された場合、HFデータポジショニング方法により新たな記録を位置決定するチェックステップを有する。先に記録されたユーザデータが検出されない場合、位置決定は、トラック変調抽出されたトラックアドレス情報に基づく(LPPアドレスポジショニング)。当該方法は、エンプティディスクと部分的に記録されたディスクの両方の確実な記録を可能にする。
光ディスク上に記録を行うさらなる方法は、請求項12及び13に規定されている。先のユーザデータが所望のスタートポジションの直前のディスク上の領域に記録されたかチェックする手順は、実行するのに時間がかかるものであり、記録装置の全体的な記録パフォーマンスを低減する。当該方法によると、隣接する先に記録されたユーザデータを有する記録されたディスクエリアのスタート及びエンドアドレスに関する情報が記録され、新たな記録のための所望のスタート及びエンドポジションが決定される。検証ステップでは、所望のスタートポジションが記録されたディスクエリアのエンドアドレスの何れかに一致するか、又は所望のエンドポジションが記録されたディスクエリアのスタートアドレスの何れに一致するか検証される。一致が検出される場合、先のユーザデータをチェックすることなく、新たな記録がHFデータポジショニング方法に従って直接的に位置決定される。一致が検出されない場合、先に記録されたデータが所望のスタート又はエンドポジションの直前又は直後にあるかチェックされ、これに応じて、ポジショニング方法が選択される。先のユーザデータが所望のスタートポジションの直前のディスク上の領域に記録されたかチェックする手順は、実行するのに時間がかかり、記録装置の全体的な記録パフォーマンスを低減する。従って、検証ステップを利用することによって、通常の大部分の新たな記録は先の記録の直後に追加されるため、チェック手順の利用はほとんどのケースで回避されるかもしれない。
請求項15に規定されるように、新たな記録が行われた後、記録されたディスクエリアのスタート及びエンドアドレスに関する記録された情報が更新されてもよい。更新された情報を維持することによって、検証ステップにおいて一致が検出される確率は増加し、これにより、全体的な記録パフォーマンスが増大する。
本発明はまた、光ディスクを記録する記録装置であって、ディスク上に先に記録されたデータを読み込み、ディスク上に新たな記録を行う放射ビームと、先に記録されたデータからアドレス情報を抽出する手段と、抽出されたアドレス情報に基づき新たな記録のためのポジションを決定する手段とを有する記録装置を含む。アドレス情報を抽出する手段は、好ましくは、先に記録されたデータから少なくともセクタナンバーとフレームナンバーとを抽出し、新たな記録のためのポジションを決定する手段は、好ましくは、新たな記録のためのポジションのバイト及びビットナンバーを決定するカウンタと、セクタナンバー、フレームナンバー、バイトナンバー及び/又はビットナンバーのためのフライホイールロジックとを有する。
記録装置は、好ましくは、プレグルーブポジション情報を読み込む手段を有し、新たな記録のためのポジションを決定する手段は、好ましくは、先に記録されたデータから抽出されるアドレス情報に基づき、粗いポジションを決定し、プレグルーブポジション情報に基づき詳細なポジションを決定する。新たな記録のためのポジションを決定する手段は、好ましくは、プレグルーブウォブルの位相を使用して詳細なポジションを決定する。
実施例では、新たな記録のためのポジションを決定する手段は、詳細なポジションを取得するために荒いポジションを調整するためのアドレス情報とプレグルーブ情報との間の乖離を決定するため、先に記録されたデータから抽出されるアドレス情報とプレグルーブポジション情報と比較する。あるいは、新たな記録のためのポジションを決定する手段は、新たな記録のための所望のポジションの前方の所定のポジション(例えば、約1/2のウォブル期間など)において粗いポジションを決定する。
請求項16において、記録装置の効果的な実施例が規定される。記録装置はまた、先に記録されたユーザデータが所望のスタートポジションの直前にあるかチェックする手段と、先に記録されたユーザデータが検出された場合、新たな記録を位置決定するHFデータポジショニング方法を選択する選択手段とを有する。先に記録されたユーザデータが検出されない場合、選択手段は、LPPアドレスポジショニング方法を選択する。当該記録装置は、エンプティ及び部分的に記録されたディスクの両方を確実に記録する。
請求項17及び18において、記録装置のさらなる実施例が規定される。本装置は、隣接する先に記録されたユーザデータを有する記録されたディスクエリアのスタート及びエンドアドレスに関する情報を記録する手段と、新たな記録のための所望のスタート及びエンドポジションを決定する手段とを有する。本装置はまた、所望のスタートポジションが記録されたディスクエリアのエンドアドレスの何れかに一致しているか、又は所望のエンドポジションが記録されたディスクエリアのスタートアドレスの何れかに一致しているか検証する検証手段を有する。本装置はまた、一致が検出された場合、HFポジショニング方法を選択する選択手段を有する。一致が検出されない場合、選択手段は、ポジショニング方法を選択するため、チェック手段と選択手段とを選択するようにしてもよい。
さらなる実施例では、新たな記録が行われた後、記録されたディスクエリアのスタート及びエンドアドレスに関する記録された情報が、請求項15により更新される。更新された情報を維持することによって、検証ステップにおいて一致が検出される確率は増加し、このため、全体的な記録パフォーマンスは増加する。
本発明は、プレグルーブと新たな記録されたデータとの間の正確な位置合わせを維持しながら、新たな記録を追加するとき、先に記録されたディスクのエリアのLPPアドレス情報を読み込むことに依拠することを不要にする。このため、本発明は、新たな記録のスタートポジションをLPP情報でなく先に記録されたHFデータに基づかせることによって、ディスクの記録された部分からLPP情報を読み込む際の信頼性の問題を回避する。新たなHFデータの記録とプレグルーブとの間の正確な関係はさらに、プレグルーブポジション情報と共に先に記録されたHFデータを利用することによってさらに保証することが可能である。
本発明の上記及び他の特徴は、以降に記載される実施例を参照して明らかとなるであろう。
DVDディスクに記録されるHF EFM+データは、HFデータがあるディスク上のポジションを示すアドレス情報を求めるのに利用可能である。このアドレス情報のフォーマットは、DVDの仕様により規定され、一般には以下の要素を有する(しかしながら、本発明が異なるフォーマットを有するアドレス情報に適用可能であるということに留意すべきである)。
(a)各DVDセクタのヘッダフィールドにあるセクタナンバー
(b)0〜25の範囲のセクタ内のシンクフレームナンバー
(c)通常は0〜91の範囲のシンクフレーム内のバイトナンバー(この番号付けは任意的なものであるが、バイト91はEFM+シンクバイトであり、他の番号付けも利用可能である。)
(d)データバイトについて0〜15の範囲であり、EFM+シンクバイトについて0〜31の範囲であるバイト内のビットナンバー
このアドレス情報は、それがディスクをスキャンするとき、記録装置によって記録されたHFデータから抽出可能である。従って、プレグルーブアドレス情報の代わりに、ディスクに先に記録されたHFデータが、記録装置によってスキャンされたディスクの現在位置を決定するのに利用されるかもしれない。先の記録のエンドにおいて新たな記録をするため、記録装置はまず、先の記録が終了した位置を決定する。この情報は、記録装置のメモリに格納されてもよく(記録装置が先の記録をした場合)、又はディスクのリードインエリアに記録されているコンテンツの一時的なテーブルから利用可能とされてもよく、又はディスクをスキャンし、先に記録されたHFデータのエンドを決定することによって検出することが可能である(例えば、読まれた信号の振幅をチェックすることによって)。その後、記録装置は、新たな記録がスタートすべきリンクポジションを決定する。
(a)各DVDセクタのヘッダフィールドにあるセクタナンバー
(b)0〜25の範囲のセクタ内のシンクフレームナンバー
(c)通常は0〜91の範囲のシンクフレーム内のバイトナンバー(この番号付けは任意的なものであるが、バイト91はEFM+シンクバイトであり、他の番号付けも利用可能である。)
(d)データバイトについて0〜15の範囲であり、EFM+シンクバイトについて0〜31の範囲であるバイト内のビットナンバー
このアドレス情報は、それがディスクをスキャンするとき、記録装置によって記録されたHFデータから抽出可能である。従って、プレグルーブアドレス情報の代わりに、ディスクに先に記録されたHFデータが、記録装置によってスキャンされたディスクの現在位置を決定するのに利用されるかもしれない。先の記録のエンドにおいて新たな記録をするため、記録装置はまず、先の記録が終了した位置を決定する。この情報は、記録装置のメモリに格納されてもよく(記録装置が先の記録をした場合)、又はディスクのリードインエリアに記録されているコンテンツの一時的なテーブルから利用可能とされてもよく、又はディスクをスキャンし、先に記録されたHFデータのエンドを決定することによって検出することが可能である(例えば、読まれた信号の振幅をチェックすることによって)。その後、記録装置は、新たな記録がスタートすべきリンクポジションを決定する。
先の記録から求められるアドレスデータは、所望のスタートポジションにいつ到達するか決定するのに利用することが可能である。HFデータの各セクタは、26個の均等なサイズのフレームに分割され、各フレームはシンクバイトからスタートする。8つの異なるタイプのフレームシンクバイト(SY0〜SY7)があり、フレームナンバーが、先の/後のタイプと共に現在のタイプを検出することによって求めることが可能である。各フレームは、91バイト(各々8バイトの)とシンクバイトを含む。カウンタを利用して、フレームとのバイトナンバー及びビットナンバーオフセットが決定される。これらのアドレスカウンタは、好ましくは、HFデータストリームのHFデータビットにロックされた位相同期ループ(PLL)によって決定されるかもしれないHFデータ(EFM+)ビットレートのスピードによりカウントする。システムをよりロウバストにするため、アドレスの1以上の要素が、好ましくは、HFデータからのビットが読み込みを終了したときでさえ、HFデータビットレートによりアドレスをインクリメントし続けるフライホイールロジックによって保護される。これは、HFデータ信号が一時的に読み込み不可になった場合(例えば、先のデータ記録又はディスクの欠陥により)、又は新たな記録の所望のリンクポジションが先の記録の終了直後でない場合、アドレスカウンタがインクリメントを続けることを保証するが、小さな記録されていないギャップがこれら2つの記録の間に残ってしまう。
図1は、HFデータから生成されるフライホイールアドレスの一例を示す。先の記録から抽出されるHFデータアドレス情報10は、記録終了時においてセクタXの各フレームについてシンクバイトSY0、SY5、SY1及びSY5を含む。従って、セクタナンバーフライホイール11はセクタXを示し、フレームナンバーフライホイール12は、各シンクバイトと一致するフレームナンバーをインクリメントする。バイトナンバーフライホイール13は、各フレーム内のバイトナンバーをインクリメントし、ビットナンバーフライホイール14は、各バイト内のビットナンバーをインクリメントする。フライホイールアドレスが所望のスタートポジション15に等しいとき、新たな記録がスタートする。図1において、これは、フライホイールアドレスがセクタx、フレーム3、バイト90、ビット3に等しいとき、破線の矢印16によって示される。
記録装置の放射ビームがディスク上の特定位置に位置決定することが可能な精度は有限であることに留意すべきである。先の記録に対する及び/又はプレグルーブウォブルに対する記録の実際のポジションは、常に数チャネルビット、すなわち、Nビットの大きさのオーダーを有するであろう。記録のためのスタートポジションが、プレグルーブから求められるアドレス情報に対して決定される場合、新たな各記録のスタートポジションは常に同一のリファレンス(すなわち、プレグルーブ)からスタートし、新たな各記録を位置決定するエラーは、蓄積されない。
先の記録からのHFデータアドレス情報のみしか、新たな各記録についてスタートポジションを決定するのに使用されない場合、各記録を位置決定するエラーは、先の各記録を位置決定するエラーを含むこととなる。例えば、第2の記録スタートポジションは、2×Nのワーストケースのトータルエラーを有し、第3のものは3×Nとなり、以下同様となる。これを回避するため、プレグルーブから復号化されるアドレス/ポジション情報など、先の記録から独立したアドレス/ポジション情報が使用されてもよい。このように、先の記録から読み出されるHFアドレスデータは、新たな記録についてポジションを粗く決定するのに利用可能であり、プレグルーブから復号化されたポジション情報は、新たな記録についてポジションを詳細に決定するのに利用可能である。
これを実現する1つの方法は、プレグルーブLPP’sと先に記録されたHFデータのポジションとの間の乖離を測定するということである。図2において、記録されたHFデータとプレグルーブLPP’sとの間の関係が示される。図2は、LPP21のポジションとプレグルーブウォブル20の正弦波の変化の相対ポジションを示す。HFデータ22のフレームシンクバイトのT14ピットとLPP(LPP21aとして示される)の拡大された画像がまた示される。あるいは、HFデータのシンクバイトのT14ランドは、23として示される。T14ピット/ランドは、14の同一ビット(0又は1)のランを有し、記録されたHFデータのフレームシンクバイトにおいてのみ出現するピット又はランドである。図2に示されるように、LPP21/21aがT14ランド/ピットの中間と一致するように、HFデータのシンクバイトとプレグルーブLPP’sは位置合わせされる。これは、DVD−R(W)の仕様によって規定される要件である。
従って、プレグルーブLPP’sと記録されたHFデータのフレームシンクバイトとの間の乖離は、先に記録されたHFデータのポジションに関するエラーを表すこととなる。この乖離は、粗いポジションから乖離量を加算又は減算することによって、新たな記録に対する詳細なポジションを取得するため、新たな記録について粗いポジションを訂正するのに利用可能である。これは、新たな記録についてのポジションがプレグルーブ情報のみに基づくものである場合に実現されるものと同程度の精度のポジションを実現し、エラーの蓄積を回避するため、先の記録のポジションに関するエラーの効果を取り除き、プレグルーブに対して新たな記録のスタートポジションをリセットすることとなる。記録装置は、ある期間において先に記録されたHFデータを読み込み、平均的な乖離を決定するため、フレームシンクバイトポジションとLPPポジションとを比較することが可能である。LPP’sの一部は先に記録されたHFデータからの干渉により読み出すことができないかもしれないが、HFデータの大部分に対して上記比較を実行することは、この問題を最小限のものにする。
あるいは、LPP’sを利用する代わりに、プレグルーブウォブルの位相が、新たな記録について詳細なポジションを決定するのに利用されてもよい。これは、ウォブル位相が、HFデータによりすでに記録されたディスクの部分においてさえ確実に検出可能なタイプのポジション情報であるという効果を有する。図2を再び参照するに、LPP21/21aが、プラス若しくはマイナス10°の精度でウォブル信号のゼロクロッシング25から位相ポジション90°におけるウォブル信号20の負のピークと一致するように、プレグルーブウォブル20とLPP21/21aが位置合わせされることが確認できる。T14ランド/ピットの中間がLPP21/21aと位置合わせされるため、これは、T14ランド/ピットの中間が位相ポジション90°のプラス若しくはマイナス10°におけるウォブルの負のピークに下降することを意味する。
プレグルーブウォブル期間は、HFデータビットレートにより186ビットの長さに対応し、このため、プレグルーブウォブルとT14ランド/ピットの中間との間の所望の位相関係は、プレグルーブウォブルのゼロクロッシングなどの特徴に関連してビットにより表すことができる。上記を考慮すると、T14ランド/ピットの中間は、プレグルーブウォブルのゼロクロッシングから離れた[(90°−10°)/360°×186ビット]と[(90°+10°)/360°×186ビット]との間に、すなわち、ゼロクロッシングから41ビットと51ビットとの間にあるべきである。上述した先の記録のポジショニングにおけるNビットエラーが考慮されると、T14ランド/ピットの中間は、プレグルーブウォブルのゼロクロッシングから離れた(41−N)ビットと(51+N)ビットとの間にある。
プレグルーブウォブルのゼロクロッシングの予想されるポジションとT14ランド/ピットポジションとの間の上記関係は、先に記録されたHFデータのポジションに関するエラーを決定するのに利用することが可能である。T14ピット/ランドが検出される時点において測定されたウォブル位相と予想されるウォブル位相との間の乖離は、先に記録されたHFデータのポジションに関するエラーを表し、この乖離は、新たな記録について詳細なポジションを取得するため、新たな記録に対する粗いポジションを訂正するのに利用することが可能である。
記録装置は、ある期間における先に記録されたHFデータを読み出すことが可能であり、ウォブル位相のゼロクロッシングポジションとフレームシンクバイトポジションとの間の距離を測定することが可能である。前の方法と同様に、測定された距離と予想される距離との間の乖離は、粗いポジションからの乖離量を加算又は減算することによって、詳細なポジションを取得するため粗いポジションを調整するための訂正として利用することが可能である。
他の代替は、上記メカニズムが異なる方法により実現されることを可能にする。新たな記録のスタートポジションは、上述されるように先の記録のHFデータに基づき決定されてもよいが、実際に所望されるスタートポジションの前方の1/2のウォブル期間となるスタートアドレスが選択される。これは、粗いポジションとして使用される。例えば、DVD−Rディスクについて、スタートアドレスは、実際に所望されるスタートポジション前の93EFM+ビットとして計算される。その後、プレグルーブウォブルの位相は、スタートポジションの正確な位置を規定する詳細なポジションを決定するのに使用される。上記方法と同様に、粗いポジションと詳細なポジションの組み合わせは、記録されたHFデータのポジションをプレグルーブウォブル位相とリンクし、各HFデータの記録のポジショニングにおけるエラーの蓄積を防ぐこととなる。
図3は、この第3の代替的方法による新たな記録を追記すべきリンクポジションを決定する一例を示す。図3は、LPP’s38を有するプレグルーブウォブル30と、プレグルーブウォブルの位相を示す位相カウント31とを示す。位相カウント31は、ウォブル周波数にロックされ、プレグルーブウォブルの1期間において0から185ビットまでインクリメントする、すなわち、HFデータストリームのビットレートによりインクリメントする位相同期ループ(PLL)により生成されるかもしれない。HF EFM+データストリーム32は、ECCブロックNの始めにフレームシンクバイト33を有する。シンクバイトのT14ピット/ランドの中間は、破線34により示される。この中間点34は、図3に示されるように、シンクバイトの最上位ビットから20ビットと、シンクバイトの最下位ビットから12ビットの地点にある。上述されたように、この中間点34は、フレームの第1LPP38に一致するプレグルーブウォブル波形(図3において正のピークとして示される)のピークと一致する。
新たな記録をするため記録装置の放射ビームを位置決定するため、新たな記録について所望のスタートポジション35が生成される。図3に示される例は、所望のスタートポジションを決定するため、DVD−R(W)仕様における要求に基づくものである。DVD−R(W)仕様は、当該フレームのシンクバイトの後の16番目のバイト(プラス又はマイナス1バイト)の後に、ECCブロックの第1セクタの第1フレームに2つの記録の間のリンクポイントが配置されることを要求する。従って、この要求によるECCブロックNの新たな記録のためのスタートアドレスは、セクタX、フレーム0、バイト16、ビット0である。このアドレスは、先に記録されたHFデータのアドレス情報のみに依拠することによって決定することができる。しかしながら、本発明の一実施例では、位相カウント31は、スタートポジションのより正確な決定を行うのに利用されてもよい。
本実施例では、HFデータアドレスは、粗いポジション指標として利用され、位相カウント31は、新たな記録をスタートするためのリンクポジション35をより正確に示すのに使用される。図3において、リンクポジション35は、シンクバイト33の後の16番目のバイトのポジションに示される。図3に示される例では、シンクバイトのエンドは、58.5の位相カウント31と一致する。このポジションの後の16番目のバイト(すなわち、256ビット)において、位相カウント31は、図3に示されるポイント36における128.5(すなわち、58.5+256−186)に等しい。従って、所望のリンクポジション35は、128.5の位相カウント値に一致し、位相カウントは、新たな記録をスタートするため現在ポジションをより正確に決定するのに利用可能である。
ECCブロックNの新たな記録のためのスタートアドレスは、セクタX、フレーム0、バイトY、ビットZ、位相カウント128として表すことが可能である。ここで、セクタ、フレーム、バイト及びビットの各値は、先の記録からのHFデータドレスに基づき決定され、粗いポジショニングを表す。バイト値Yとビット値Zは可変とされてもよい。図3に示される例では、Yの値は、所望のリンクポジション35の1ウォブル期間内(すなわち、図3に示される範囲37の範囲内)に粗いポジションを生じさせるため、好ましくは、5から15までの範囲内とされる。この範囲の中間となるようYの値を選択することが好ましい。
図4は、記録を追加するためのスタートポジションを決定するための記録装置の回路のブロック図を示す。記録装置はディスク40をスキャンし、検出読み取り回路41は、先に記録されたHFデータからビットストリーム42を生成する。ビットストリーム42は、HFビット検出回路43に入力され、その後、EFM+復調回路44に入力される。EFM+復調回路44は、HFデータを復調し、フレーム内のバイト及びビットポジションと現在のフレームナンバーをアドレス比較回路48に出力する。PIフレームデコーダ45は、復調されたHFデータから物理セクタナンバーを抽出し、現在のセクタナンバーをアドレス比較回路48に出力する。ウォブル位相同期ループ46は、検出読み取り回路41からプレグルーブのウォブルを表すプッシュ/プル信号を受信し、位相カウント信号47をアドレス比較回路48に出力する。アドレス比較回路48は、一緒になって記録装置の放射ビームの現在のポジションを記述する現在のセクタナンバー、フレームナンバー、フレーム内のバイト及びビットポジション、並びに現在の位相カウント信号を受け取る。回路48は、現在のポジションと所望のリンクポジションとを比較し、それが一致するとき、回路48は、新たな記録のスタートをトリガーするため信号49を出力する。図4に示される回路は、単なる例示であり、異なる構成により、ハードウェア、ファームウェア若しくはソフトウェア若しくは組み合わせを利用して、また当該技術に周知な技術を利用して実現されてもよい。
上記記載は、リンクポジションが先の記録において配置されたアドレス情報に少なくとも部分的に基づき決定される新たな記録をディスクに追加することに関するものである。新たな記録がブランクディスク又は以前に記録されたデータを有しないディスクのブランク部分になされるとき、先の記録を有することに依拠しないスタートポジションを決定する方法を利用することが依然として必要である。このような記録は、例えば、新たな記録のためのスタートポジションを決定するため、プレグルーブのLPP情報のみに依拠するようにしてもよい。図5は、未知のディスクへの新たな記録を行う方法の一例を示すフローチャートである。
一実施例では、図5aに示されるシーケンスは、新たな記録がディスクに行われる毎に実行される。当該プロセスは、何れのディスクタイプが記録装置に挿入されたか決定するディスクフォーマット認識機能50(FRMT)から開始される。ディスクがDVD−Rフォーマットディスクでない場合、ステップ52(DVD−RW?)において、ディスクがDVD−RWフォーマットディスクであるか判断される。ディスクがDVD−Rディスク及びDVD−RWディスクでない場合、ステップ58において(OTHR)、ディスクタイプに固有のリンク方法が選択される。ディスクがDVD−RW及びDVD−Rフォーマットディスクでない場合、当該方法はスキャン機能52(SCN)に移行する。スキャン機能52(SCN)は、新たな記録のための所望のスタートポジションにおいて記録されたHF(ユーザ)データの有無についてディスクをスキャンする。新たな記録のための所望のスタートポジションの前にあるスキャン期間Zのディスクのエリアが、記録装置によってスキャン(リードバック)され、ディスクに記録されたHFデータの有無と、HFデータが当該エリアに記録される位置とが決定される。HFデータの有無は、例えば、リード信号の振幅を測定することによって、各種方法により検出可能である。
スキャン機能の出力に基づく判定機能53(SEL)は、HFリンク方法(先に記録されたHFデータのアドレス情報に少なくとも部分的に基づきリンクポジションを決定する)を介し、又はLPPリンク方法(プレグルーブのLPPのみに基づきリンクポジションを決定する)を介し、新たな記録を位置決定することを選択する。先に記録されたHFデータが検出された場合、ステップ55において(POS1)、HFリンク方法が実行され、検出されなかった場合、ステップ57において(POS2)、デフォルトのLPPリンク方法が実行される。
効果的な実施例では、図5bに示される方法の各ステップは、新たな記録がディスクが行われる毎に実行される。ここでは、隣接する先に記録されたユーザ(HF)データを含む記録された各ディスクエリアのスタート及びエンドアドレスを有する記録テーブルが、ドライブのメモリに維持される。本方法は、何れのタイプのディスクが記録装置に挿入されたか決定するディスクフォーマット認識機能(FRMT)50から開始される。ディスクがDVD−Rディスクでない場合、ステップ56において(DVD−RW?)、ディスクがDVD−RWディスクであるかチェックする。ディスクがDVD−Rディスク及びDVD−RWディスクでない場合、ステップ58において(OTHR)、ディスクタイプに固有のリンク方法が選択される。ディスクがDVD−Rディスク又はDVD−RWディスクである場合、本方法は、アドレス検証機能59(ADDR)に移行する。アドレス検証機能59は、新たな記録の所望のスタート及びエンドポジションを決定し、所望のスタートポジションが記録されている記録テーブルに格納されているエントリのエンドアドレスの何れかに一致するか、又は所望のエンドポジションが記録されている記録テーブルに格納されているエントリのスタートアドレスの何れかに一致するか検証する。本方法は、判定ステム60(VER)に移行する。上記2つの検証の何れかに一致が検出された場合、本方法は、新たな記録がHFリンク方法を介し位置決定され、記録されている記録テーブルが更新されるポジショニングステップ55(POS2)に移行する。判定ステップ60(VER)に戻って、2つの検証に一致が検出されない場合、本方法は、新たな記録の所望のスタートポジションの直前の又は所望のエンドポジションの直後の先に記録されたユーザデータの有無についてディスクをチェックするスキャン機能52(SCN)に移行する。スキャン機能の出力に基づく判定機能54(SEL)は、ポジショニング方法を選択する。HFリンク方法(POS1)は、ステップ55において、先に記録されたユーザデータが検出された場合、記録された記録テーブルの更新に続き、又はステップ57において、LPPリンク方法が、記録された記録テーブルの更新に続く。
DVD−RタイプディスクよりDVD−RWタイプディスクについてより確実に、記録されたディスクからLPPアドレス情報が読み取り可能である。従って、DVD−RWディスクについて、図5a又は5bの方法は、LPPリンク方法のみを使用するか、又はHFリンク方法を使用することを試みるかユーザが判断する手段を提供する。この選択は、例えば、記録装置に“好ましいHFリンク”フラグを設定するか設定しないかによって行うことが可能である。フラグがオフに設定されている場合であって、その後、判定ステップ56(DVD−RW?)において、DVD−RWディスクが検出された場合、本方法は、LPP方法(POS1)によるステップ57のポジショニングに移行する。
好ましくは、HFリンク方法が使用されるべきか選択するため、2つの基準が選択ステップ54(SEL)において使用される。すなわち、HFデータの最小期間Xが、新たな記録のための所望のスタートポジション前に存在すべきであり、所望のスタートポジションとHFデータ(最小期間X)のエンドとの間の距離が、期間Yより小さくされるべきである。HFデータが所望のスタートポジションの後に存在することを示すYが負である場合、Yはゼロとみなされる。請求項17及び18に請求され、図5bに記載される方法について、HFデータが所望のエンドアドレスの直後にあるか判断するのに、HFデータの最小期間Xが新たな記録の所望のエンドポジションの後に存在すべきであり、所望のエンドポジションとHFデータ(最小期間Xの)のスタートとの間の距離は、期間Yより小さくなるべきである。HFデータが所望のスタートポジションの前に存在することを示すYが負となる場合、Yはゼロとみなされる。
期間Xは、好ましくは、HFデータフライホイールがロックに移行するのに必要とされる最大時間として選択され、これにより、少なくともX長であるHFデータの期間は、HFデータフライホイール機能が適切に機能することを可能にする。期間Yは、好ましくは、LPPデータフライホイールがロックに移行するのに必要とされる最大時間未満となるよう選択される。トータルのスキャン期間Zは、好ましくは、図6に概略的に示されるように、期間XとYの合計より大きくなる。図6において、ディスク上の所望のスタートポジション61は、ブランク部分62、HFデータを含む記録された部分63及び他のブランク部分64に後続する。上記基準によると、記録された部分63が期間Xより大きく、ブランク部分64が期間Yより小さい場合、HFリンク方法が使用されるべきである。さらに、スキャン期間65は、合成された期間63及び64より大きくなるべきである。
図7は、隣接する先に記録されたユーザデータを有する記録されたディスクエリアのスタート及びエンドアドレスを含む記録されている記録テーブルを更新するための方法の概略図を表す。ディスク(REC)70への新たな記録を行うステップが終了した後、本方法は、新たな記録のスタートアドレスが記録テーブルのエントリのエンドアドレスの何れかに一致するかチェックする第1チェック機能71(CHK1)に移行する。一致が検出されない場合、新たな記録のエンドアドレスが記録テーブルのエントリのスタートアドレスの何れかに一致するかチェックする第2チェック機能73(CHK2)が実行される。これは、第2判定機能74(DEC2)に続く。一致が検出されない場合、それは新たな記録がエンプティディスクエリアに書き込みされたことを意味し、更新ステップ75(ADD)において、新たな記録のスタート及びエンドアドレスが記録された記録テーブルの新たなエントリとして追加される。第2判定ステップ74(DEC2)において、一致が検出された場合、そのことは、新たな記録が先に記録されたエリアの直前に追加されることを意味し、更新ステップ76において(REP1)、記録テーブルの一致するエントリのスタートアドレスが、新たな記録のスタートアドレスに置換される。第1の判定72(DEC1)に戻って、一致が検出されない場合、新たな記録のエンドアドレスが記録テーブルのエントリのスタートアドレスの何れかに一致しているかチェックする第2チェック機能73a(CHK2)が実行される。これは、第2判定機能74a(DEC2)に続く。ステップ74aに一致が検出されなかった場合、そのことは、新たな記録が先に記録されたエリアの直後に追加されることを意味し、更新ステップ78(REP2)において、記録テーブルの一致するエントリのエンドアドレスが、新たな記録のエンドアドレスに置換される。ステップ74a(DEC2)における判定において、一致が検出された場合、そのことは、新たな記録が先に書き込みされた2つのエリアを含む1つの隣接する涼気を生成することを意味し、更新ステップ78(REP3)が実行される。更新ステップ78(REP3)において、両方の一致エントリが以下のように偏光される。すなわち、第2の一致エントリ(新たな記録のエンドアドレスに一致するスタートアドレスを有する)が削除され、第1の一致するエントリ(新たな記録のスタートアドレスに一致するエンドアドレスを有する)のエンドアドレスが、第2エントリのエンドアドレスに置換される。
本発明は、何れかのDVD−R又はDVD−RW光レコーダに適用可能であり、また、データ、音声、映像又は他のタイプの情報を記録する他のタイプのレコーダに適用されるかもしれない。本発明は、新たな記録を追加するとき、先に記録されたディスクのエリアのLPPアドレス情報を読み込むことに依拠することを不要にする。これは、LPP情報でなく先に記録されたHFデータに新たな記録のスタートポジションを基づかせることによって、ディスクの記録された部分からLPP情報を読み込む際の信頼性の問題を回避する。新たなHFデータの記録とプレグルーブとの間の正確な関係はさらに、プレグルーブポジション情報と共に先に記録されたHFデータを利用することによって、保証することが可能である。先に記録されたHFデータのポジショニングのエラーは、好ましくは、このためにプレグルーブウォブルの位相を利用して、プレグルーブに対して新たな記録のためのスタートポジションを設定することによって削除することが可能である。これは、各新たな記録によるエラーの蓄積を回避する。
本文献では、“有する”という単語は、列記された以外の要素又はステップの存在を排除するものでなく、要素に先行する“ある”という単語は、当該要素が複数存在することを排除するものでなく、何れの参照番号も請求項の範囲を限定するものでなく、本発明が、ハードウェアとソフトウェアの両方により実現可能であり、いくつかの“手段”又は“ユニット”が同一のハードウェア又はソフトウェアアイテムにより表されることに留意されたい。さらに、本発明の範囲は、実施例に限定されるものでなく、本発明は、各新規な特徴又は上述した特徴の組み合わせによるものである。
Claims (32)
- 先に記録されたデータを含む光ディスク上の新たな記録のためのポジションを決定する方法であって、
先に記録されたデータを読み込むステップと、
前記先に記録されたデータに基づき、前記新たな記録のためのポジションを決定するステップと、
を有する方法。 - 前記ポジションは、少なくともセクタナンバーとフレームナンバーとを含む前記先に記録されたデータから抽出されるアドレス情報に基づく、請求項1記載の方法。
- 前記ポジションは、カウンタから求められるバイトナンバーとビットナンバーとにさらに基づく、請求項2記載の方法。
- 前記セクタナンバー、フレームナンバー、バイトナンバー及び/又はビットナンバーの1以上は、フライホイールされる、請求項2又は3記載の方法。
- 前記新たな記録のためのポジションは、プレグルーブ情報に部分的に基づき、
前記先に記録されたデータは、粗いポジションを決定するのに使用され、
前記プレグルーブ情報は、詳細なポジションを決定するのに使用され、
前記新たな記録のためのポジションは、前記粗いポジションと前記詳細なポジションとに基づく、請求項1乃至4何れか一項記載の方法。 - 前記詳細なポジションを決定するのに使用されるプレグルーブ情報は、前記プレグルーブウォブルの位相を有する、請求項5記載の方法。
- 前記先に記録されたデータから抽出されるアドレス情報は、前記アドレス情報と前記プレグルーブ情報との間の乖離を決定するため、前記プレグルーブ情報と比較され、
前記乖離は、前記詳細なポジションを取得するため、前記粗いポジションを調整するのに使用される、請求項5又は6記載の方法。 - 前記先に記録されたデータは、前記新たな記録のための所望のポジションの前方の所定のポジションにおいて粗いポジションを決定するのに使用され、
前記プレグルーブ情報は、前記所定のポジションの後のポイントにおいて前記詳細なポジションを規定するのに使用される、請求項5又は6記載の方法。 - 前記所定のポジションは、前記新たな記録のための所望のポジションの前方の約1/2のウォブル期間である、請求項8記載の方法。
- 光ディスク上に新たな記録を行う方法であって、
前記新たな記録のための所望のスタートポジションを決定するステップと、
前記ディスク上の現在のポジションを位置決定するステップと、
前記現在のポジションと前記所望のスタートポジションとを比較し、該比較に基づき前記新たな記録を位置決定する位置決定ステップと、
を有し、
前記ディスク上の現在のポジションは、請求項1乃至9何れか一項記載の方法により決定される方法。 - 光ディスク上に新たな記録を行う方法であって、
前記光ディスクは、当該トラックに沿ってユーザデータを記録するトラックを有し、
前記トラックには、トラック変調が設けられ、
前記トラック変調は、前記トラックに沿ってポジションを決定するトラックアドレス情報を有し、
当該方法は、
前記新たな記録のための所望のスタートポジションを決定するステップと、
前記トラック変調からの前記トラックアドレス情報を使用して、前記新たな記録のためのポジションを決定するステップを有する、前記ディスク上に新たな記録を位置決定する第1ポジショニング方法と、
請求項1乃至9何れか一項記載の方法により決定される前記ディスク上の現在のポジションと前記所望のスタートポジションとを比較し、該比較に基づき前記新たな記録を位置決定するステップを有する、前記ディスク上に新たな記録を位置決定する第2ポジショニング方法と、
前記先に記録されたユーザデータが前記所望のスタートポジションの直前にあるか判断するチェックステップと、
前記チェックステップにおいて先に記録されたユーザデータが検出されない場合、前記第1ポジショニング方法に従って前記ディスク上の新たな記録を位置決定し、前記チェックステップにおいて先に記録されたユーザデータが検出された場合、前記第2ポジショニング方法に従って前記ディスク上の新たな記録を位置決定するステップと、
を有する方法。 - 光ディスク上に新たな記録を行う方法であって、
前記光ディスクは、当該トラックに沿ってユーザデータを記録するトラックを有し、
前記トラックには、トラック変調が設けられ、
前記トラック変調は、前記トラックに沿ってポジションを決定するトラックアドレス情報を有し、
当該方法は、
前記新たな記録のための所望のスタートポジションを決定するステップと、
隣接する記録されたユーザデータを有する記録されたディスクエリアのエンドアドレスに関する情報を記録するステップと、
前記記録された情報から前記記録されたディスクエリアのエンドアドレスを抽出するステップと、
前記トラック変調からの前記トラックアドレス情報を使用して、前記新たな記録のためのポジションを決定するステップを有する、前記ディスク上に新たな記録を位置決定する第1ポジショニング方法と、
を有し、
当該方法はさらに、
請求項1乃至9何れか一項記載の方法により決定される前記ディスク上の現在のポジションと前記所望のスタートポジションとを比較し、該比較に基づき前記新たな記録を位置決定するステップを有する、前記ディスク上に新たな記録を位置決定する第2ポジショニング方法と、
前記所望のスタートポジションが、前記記録されたディスクエリアの抽出されたエンドアドレスの何れかに一致するか判断する検証ステップと、
前記検証ステップにおいて一致が検出された場合、前記第2ポジショニング方法により前記新たな記録を位置決定するステップと、
前記検証ステップにおいて一致が検出されない場合、先に記録されたユーザデータが前記所望のスタートポジションの直前にあるか判断するチェックステップと、
前記チェックステップにおいて先に記録されたユーザデータが検出された場合、前記第2ポジショニング方法により前記新たな記録を位置決定するステップと、
前記チェックステップにおいて先に記録されたユーザデータが検出されない場合、前記第1ポジショニング方法により前記新たな記録を位置決定するステップと、
を有する方法。 - 光ディスク上に新たな記録を行う方法であって、
前記光ディスクは、当該トラックに沿ってユーザデータを記録するトラックを有し、
前記トラックには、トラック変調が設けられ、
前記トラック変調は、前記トラックに沿ってポジションを決定するトラックアドレス情報を有し、
当該方法は、
前記新たな記録のための所望のエンドポジションを決定するステップと、
隣接する記録されたユーザデータを有する記録されたディスクエリアのスタートアドレスに関する情報を記録するステップと、
前記記録された情報から前記記録されたディスクエリアのスタートアドレスを抽出するステップと、
前記トラック変調からの前記トラックアドレス情報を使用して、前記新たな記録のためのポジションを決定するステップを有する、前記ディスク上に新たな記録を位置決定する第1ポジショニング方法と、
を有し、
当該方法はさらに、
請求項1乃至9何れか一項記載の方法により決定される前記ディスク上の現在のポジションと前記所望のスタートポジションとを比較し、該比較に基づき前記新たな記録を位置決定するステップを有する、前記ディスク上に新たな記録を位置決定する第2ポジショニング方法と、
前記所望のエンドポジションが、前記記録されたディスクエリアの抽出されたスタートアドレスの何れかに一致するか判断する検証ステップと、
前記検証ステップにおいて一致が検出された場合、前記第2ポジショニング方法により前記新たな記録を位置決定するステップと、
前記検証ステップにおいて一致が検出されない場合、先に記録されたユーザデータが前記所望のスタートポジションの直前にあるか判断するチェックステップと、
前記チェックステップにおいて先に記録されたユーザデータが検出された場合、前記第2ポジショニング方法により前記新たな記録を位置決定するステップと、
前記チェックステップにおいて先に記録されたユーザデータが検出されない場合、前記第1ポジショニング方法により前記新たな記録を位置決定するステップと、
を有する方法。 - 隣接する記録されたユーザデータを有する前記記録されたディスクエリアのスタートアドレスとエンドアドレスとを有する記録テーブルを維持するステップを有する、請求項12又は13記載の方法。
- 新たな記録が行われた後に更新ステップを有し、
該更新ステップは、
前記エンドアドレスが前記新たな記録のスタートアドレスに一致する場合、記録されたディスクエリアのエンドアドレスに関する情報を前記新たな記録のエンドアドレスに関する情報と置換するステップと、
前記エンドアドレスが前記新たな記録のスタートアドレスに一致する場合、先に記録されたユーザデータを有する記録されたディスクエリアのスタートアドレスに関する情報を前記新たな記録のスタートアドレスに関する情報と置換するステップと、
第1の記録されたディスクエリアのエンドアドレスに関する情報を第2の記録されたディスクエリアのエンドアドレスと置換し、同時に前記第1の記録されたディスクエリアのエンドアドレスが前記新たな記録のスタートアドレスに一致し、前記第2の記録されたディスクエリアのスタートアドレスが前記新たな記録のエンドアドレスに一致する場合、前記第2の記録されたディスクエリアに関する情報を削除するステップと、
他のすべての場合、前記新たな記録のスタートアドレスとエンドアドレスとに関する情報を記録するステップと、
を有する方法。 - 光ディスクを記録する記録装置であって、
前記ディスク上に先に記録されたデータを読み込み、前記ディスク上に新たな記録を行う放射ビームと、
前記先に記録されたユーザデータの読み込みに基づき、前記新たな記録のためのポジションを決定する手段と、
を有する記録装置。 - 光ディスクを記録する記録装置であって、
前記ディスク上に先に記録されたデータを読み込み、前記ディスク上に新たな記録を行う放射ビームと、
前記先に記録されたデータからアドレス情報を抽出する手段と、
前記抽出されたアドレス情報に基づき、前記新たな記録のためのポジションを決定する手段と、
を有する記録装置。 - 前記アドレス情報を抽出する手段は、前記先に記録されたデータから少なくともセクタナンバーとフレームナンバーとを抽出する、請求項17記載の記録装置。
- 前記新たな記録のためのポジションを決定する手段は、前記新たな記録のためのポジションのバイトナンバーとビットナンバーとを決定するカウンタを有する、請求項18記載の記録装置。
- 前記新たな記録のためのポジションを決定する手段は、前記セクタナンバー、フレームナンバー、バイトナンバー及び/又はビットナンバーの1以上のためのフライホイールロジックを有する、請求項18又は19記載の記録装置。
- 当該装置は、プレグルーブポジション情報を読み込む手段を有し、
前記新たな記録のためのポジションを決定する手段は、前記先に記録されたデータから抽出されるアドレス情報に基づき粗いポジションを決定し、前記プレグルーブポジション情報に基づき詳細なポジションを決定する、請求項16乃至20何れか一項記載の記録装置。 - 前記新たな記録のためのポジションを決定する手段は、前記プレグルーブウォブルの位相を使用して前記詳細なポジションを決定する、請求項21記載の記録装置。
- 前記新たな記録のためのポジションを決定する手段は、前記詳細なポジションを取得するために前記粗いポジションを調整するため、前記アドレス情報と前記プレグルーブ情報との間の乖離を決定するために、前記先に記録されたデータから抽出されるアドレス情報を前記プレグルーブポジション情報と比較する、請求項21又は22記載の記録装置。
- 前記新たな記録のためのポジションを決定する手段は、前記新たな記録のための所望のポジションの前方の所定のポジションにおいて粗いポジションを決定する、請求項21又は22記載の記録装置。
- 前記所定のポジションは、前記新たな記録のための所望のポジションの前方の約1/2のウォブル期間である、請求項24記載の記録装置。
- 前記所定のポジションは、前記新たな記録のための所望のポジションの前方の約1/2のウォブル期間である、請求項25記載の記録装置。
- 前記新たな記録のための所望のスタートポジションを決定する手段と、
前記ディスク上の現在のポジションを位置決定する手段と、
前記現在のポジションと前記所望のスタートポジションとを比較する比較手段と、
該比較に基づき、前記新たな記録を位置決定する手段と、
を有する、請求項1乃至26何れか一項記載の記録装置。 - 光ディスク上に新たな記録を行う請求項16乃至27何れか一項記載の記録装置であって、
前記光ディスクは、当該トラックに沿ってユーザデータを記録するトラックを有し、
前記トラックには、トラック変調が設けられ、
前記トラック変調は、前記トラックに沿ってポジションを決定するトラックアドレス情報を有し、
当該記録装置は、
新たな記録のための所望のスタートポジションを決定する決定手段と、
前記トラック変調からのトラックアドレス情報に基づき、前記新たな記録を位置決定する手段を有する、前記ディスク上の新たな記録を位置決定する第1ポジショニング手段と、
を有し、
当該記録装置はさらに、
前記ディスク上の現在のポジションを決定する配置手段と、
前記現在のポジションを前記所望のスタートポジションと比較する比較手段と、
前記現在のポジションを前記所望のスタートポジションとの比較に基づき、前記新たな記録を位置決定する手段を有する、前記新たな記録を位置決定する第2ポジショニング手段と、
先に記録されたユーザデータが前記所望のスタートチェックポジションに先行するかチェックするチェック手段と、
先に記録されたユーザデータが前記チェック手段により検出されない場合は前記第1ポジショニング手段を、また先に記録されたユーザデータが前記チェック手段により検出される場合は前記第2ポジショニング手段を選択する選択手段と、
を有する記録装置。 - 隣接して記録されるユーザデータを有する記録されたディスクエリアのエンドアドレスに関する情報を記録する記録手段と、
前記記録された情報から前記記録されたディスクエリアのエンドアドレスを抽出する抽出手段と、
前記所望のスタートポジションが前記記録されたディスクエリアの何れかのエンドアドレスに一致するか比較するアドレス比較手段と、
前記アドレス比較手段により一致が検出される場合は前記第1ポジショニング手段を選択し、前記アドレス比較手段により一致が検出されない場合、前記チェック手段と前記新たな記録を位置決定する選択手段とを選択する第2選択手段と、
を有する、請求項28記載の記録装置。 - 前記新たな記録のための所望のエンドポジションを決定する決定手段と、
隣接して記録されたユーザデータを含む記録されたディスクエリアのスタートアドレスに関する情報を記録する記録手段と、
記録された情報から前記記録されたディスクエリアのスタートアドレスを抽出する抽出手段と、
前記所望のエンドポジションが前記記録されたディスクエリアのエンドアドレスの何れかに一致するか比較するアドレス比較手段と、
前記アドレス比較手段により一致が検出される場合は前記第1ポジショニング手段を選択し、前記アドレス比較手段により一致が検出されない場合、前記チェック手段と前記新たな記録を位置決定する選択手段とを選択する第2選択手段と、
を有する、請求項28記載の記録装置。 - 前記記録されたディスクエリアに関する記録された情報は、前記光ディスクの先に記録されたエリアのスタートアドレスとエンドアドレスとを有する記録テーブルを有する、請求項29又は30記載の記録装置。
- 請求項28乃至30何れか一項記載の記録装置であって、
当該記録装置は、新たな記録が行われる場合、前記格納された情報を更新する手段を有し、
前記更新する手段は、
前記エンドアドレスが前記新たな記録のスタートアドレスに一致する場合、記録されたディスクエリアのエンドアドレスに関する情報を前記新たな記録のエンドアドレスに関する情報と置換する手段と、
スタートアドレスが前記新たな記録のエンドアドレスに一致する場合、記録されたディスクエリアのスタートアドレスに関する情報を前記新たな記録のスタートアドレスに関する情報と置換する手段と、
第1の記録されたディスクエリアのエンドアドレスが、前記新たな記録のスタートアドレスに一致し、第2の記録されたディスクエリアのスタートアドレスが、前記新たな記録のエンドアドレスに一致する場合、前記第1の記録されたディスクエリアのエンドアドレスに関する情報を前記第2の記録されたディスクエリアのエンドアドレスに関する情報と置換し、前記第2の記録されたディスクエリアに関する情報を削除する手段と、
他のすべての場合、前記新たな記録のスタートアドレスとエンドアドレスとに関する情報を記録する手段と、
を有する記録装置。
Applications Claiming Priority (3)
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