JP2008524291A - 固体医薬組成物 - Google Patents
固体医薬組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008524291A JP2008524291A JP2007547320A JP2007547320A JP2008524291A JP 2008524291 A JP2008524291 A JP 2008524291A JP 2007547320 A JP2007547320 A JP 2007547320A JP 2007547320 A JP2007547320 A JP 2007547320A JP 2008524291 A JP2008524291 A JP 2008524291A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polymer
- composition according
- composition
- weight
- solvent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/20—Pills, tablets, discs, rods
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/20—Pills, tablets, discs, rods
- A61K9/2004—Excipients; Inactive ingredients
- A61K9/2022—Organic macromolecular compounds
- A61K9/2027—Organic macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. polyvinyl pyrrolidone, poly(meth)acrylates
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/20—Pills, tablets, discs, rods
- A61K9/2004—Excipients; Inactive ingredients
- A61K9/2022—Organic macromolecular compounds
- A61K9/205—Polysaccharides, e.g. alginate, gums; Cyclodextrin
- A61K9/2054—Cellulose; Cellulose derivatives, e.g. hydroxypropyl methylcellulose
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
Abstract
難水溶性薬剤、室温で固体であるポリマー、および組成物の総重量に基づいて10重量%未満の量の崩壊剤を含む固体医薬組成物。
Description
本発明は、ガレヌス(garenic)組成物、特に難水溶性薬剤を含むガレヌス組成物に関する。
難水溶性薬剤は通常、ガレヌス組成物に関して特有の困難性ならびに低吸収および低バイオアベイラビリティを特徴とする。難溶性薬剤のバイオアベイラビリティはそれらの溶解度および溶解速度により制限される。
これらのおよびこれらに関連する困難性に対処するために、米国特許第6,350,786に水不溶性イオン性ポリマーに分子的に分散された難溶性化合物分子の安定な水不溶性複合体を含む組成物が記載されている。WO 01/47492は、実質的に不溶性薬剤および酸性官能基を有するポリマーの固体分散剤形の組成物を提供し、本組成物はインビトロにおいて懸濁液を形成する。EP 904060は難溶性抗真菌剤であるイトラコナゾール(itracanazole)、および水溶性ポリマー、好ましくは酢酸コハク酸ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMCAS)を含む固体分散剤からなる粒子を提供する。
WO 02/089773は難水溶性薬剤、室温で固体であるポリマー、および室温で固体であり8から17のHLB値を有する界面活性剤を含む固体医薬組成物を提供する。
WO 02/089773は難水溶性薬剤、室温で固体であるポリマー、および室温で固体であり8から17のHLB値を有する界面活性剤を含む固体医薬組成物を提供する。
ポリマーは、許容される溶解速度を得るために最終錠剤において多量の崩壊剤を必要とする難溶性薬剤の固体分散剤の製造において一般的に使用される。このことは錠剤に包含できる固体分散剤の量、したがって錠剤あたりの最終用量を減少させる。多量の崩壊剤の使用における他の困難性は、水分収着に対する錠剤の感受性が増加し、したがって安定性の問題を起こすことである。
本発明によって、今回驚くべきことに特に、速い溶解速度を有し、かつ関心のあるバイオアベイラビリティ特性を有する難水溶性薬剤を含む適当なガレヌス組成物が、室温で固体である固体ポリマーおよび10重量%、例えば5重量%、例えば2.5重量%未満の量の崩壊剤を使用して得ることができることを見いだした。
本発明は、1つの局面において
(i)難水溶性薬剤
(ii)室温で固体であるポリマー
(iii)10重量%未満の量の崩壊剤(ここで、量は組成物の総重量に基づく)
を含む、例えば錠剤形または粉末形の固体医薬組成物を提供する。
(i)難水溶性薬剤
(ii)室温で固体であるポリマー
(iii)10重量%未満の量の崩壊剤(ここで、量は組成物の総重量に基づく)
を含む、例えば錠剤形または粉末形の固体医薬組成物を提供する。
難水溶性薬剤は例えば親油性薬剤である。“難水溶性”なる用語は、United States Pharmacopeia, USP 26, 2003, p 2546に定義のとおりと理解されるべきであり、すなわち“非常にわずかに可溶性”化合物は1部の溶媒に対して1000から10000部の溶媒が必要であり;“実質的に不溶性”または“不溶性”化合物は1部の溶媒に対して10000部を超える溶媒が必要である。
難溶性薬剤の治療分類の例は、限定はされないが、抗高血圧、抗不安剤、抗凝固剤、鎮痙剤、血糖降下剤、充血除去剤、抗ヒスタミン剤、鎮咳剤、抗新生物剤、βブロッカー、抗炎症剤、抗精神病剤、向知性剤、抗アテローム性動脈硬化剤、コレステロール降下剤、抗肥満剤、自己免疫疾患剤、性的不能治療剤、抗菌剤および抗真菌剤、催眠剤、抗生物質、抗うつ剤、抗パーキンソン剤;抗アルツハイマー病剤;抗ウイルス剤、免疫抑制剤および前記の組合せを含む。
本発明の適当な難水溶性薬剤は、シクロスポリン、例えば、例えば免疫抑制剤、駆虫剤および多剤耐性拮抗剤として薬学的利便性を有するこのようなもののいずれか、例えば当分野で既知であり記載されている、特にシクロスポリンA(シクロスポリンとも知られている)、シクロスポリンG、[O−(2−ヒドロキシエチル)−(D)Ser]8−シクロスポリン、および[3’−デヒドロキシ−3’−ケト−MeBmt]1−[Val]2−シクロスポリンであり得る。シクロスポリンAが好ましい。
本発明にしたがって、室温で固体である適当なポリマーが使用される。ポリマーは好ましくは親水性ポリマーである。1種またはそれ以上のポリマーを使用し得る。
適当なpH依存ポリマーは、フタル酸ヒドロキシプロピルメチルセルロース、酢酸コハク酸ヒドロキシプロピルメチルセルロースまたは酢酸フタル酸セルロースのようなセルロース誘導体を含む。例えば、酢酸コハク酸ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMCAS)は例えばShin−Etsuから既知であり市販されているとおりに使用され得る。好ましくは、酢酸フタル酸セルロースは、例えばEastman Chemical Company, USから商標名C−A−P(Fiedler loc. cit. p. 363)の下に既知であり市販されているとおりに使用され得る。例えば、フタル酸ヒドロキシプロピルメチルセルロースは、例えばShin−Etsuから190±20mPaの粘性、20.0−25.0%のメトキシ含有量、5.0−10.0%のヒドロキシプロピル含有量、および20.0−24.0%のカルボキシベンゾイル含有量を有する、商品名HPMCP HP50または240±20mPaの粘性、18.0−22.0%のメトキシ含有量、4.0−9.0%のヒドロキシプロピル含有量、および27.0−35.0%のカルボキシベンゾイル含有量を有する、商品名HPMCP HP55(Fiedler, loc. cit., p.866)の下に既知であり市販されているとおりに使用され得る。
上記記載の1つまたはいくつかのポリマーは、本発明の組成物において使用され得る。例えばShin−Etsuから、商品名HPMCP HP50(Handbook of Pharmaceutical Excipients loc. cit. p. 301)の下に既知であり市販されているとおりのフタル酸ヒドロキシプロピルメチルセルロースを、例えば使用し得る。
本発明のさらなる局面において、難溶性薬剤およびセルロース誘導体から選択されるポリマー、例えばフタル酸ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む固体分散剤を提供する。
さらにさらなる局面において、10重量%未満の量の崩壊剤と組み合わせた上記記載のとおりの固体分散剤を提供する。例えば、1つの局面において、上記記載のとおりのポリマー、例えばフタル酸ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む固体分散剤を含む内部相、および10重量%未満の量の崩壊剤を含む外部相を含む固体経口投与形、例えば錠剤を提供する。
本発明の医薬組成物において、難水溶性薬剤:ポリマーの構成比率は、約(10から70):(90から30)、例えば10:90、20:80、30:70、50:50、60:40または70:30であり得る。
本明細書で使用される“崩壊剤”なる用語は、その速い溶解を可能にするために活性成分ができるだけ効率よく組成物から放出されるように、投与後組成物の分解を促進する物質または物質の混合物を意味すると理解される(例えば“Remington’s Pharmaceutical Science” 18th edition (1990),“The Theory and Practice of Industrial Pharmacy” Lachman et al. Lea & Febiger (1970)参照)。
適当な崩壊剤は、限定すべきではないが:天然デンプン、例えばメイズデンプン、ジャガイモデンプンなど、直接圧縮可能なデンプン、例えばSta−rx(商標登録)1500、修飾デンプン、例えばPrimojel(商標登録)、Explotab(商標登録)として利用できる、カルボキシメチルデンプンおよびグリコール酸ナトリウムデンプン、およびアミラーゼのようなデンプン誘導体;
架橋ポリビニルピロリドン、例えばクロスポビドン、例えばPolyplasdone(商標登録)XLおよびKollidon(商標登録)CL;
アルギン酸またはアルギン酸ナトリウム;
メタクリル酸−ジビニルベンゼンコポリマー塩、例えばAmberlite(商標登録)IRP−88、ならびに
例えばAc−di−sol(商標登録)、Primellos(商標登録)、Pharmacel(商標登録)XL、Exlplocel、およびNymcel(商標登録)ZSXとして利用できる、架橋カルボキシメチルセルロースナトリウムを含む。
架橋ポリビニルピロリドン、例えばクロスポビドン、例えばPolyplasdone(商標登録)XLおよびKollidon(商標登録)CL;
アルギン酸またはアルギン酸ナトリウム;
メタクリル酸−ジビニルベンゼンコポリマー塩、例えばAmberlite(商標登録)IRP−88、ならびに
例えばAc−di−sol(商標登録)、Primellos(商標登録)、Pharmacel(商標登録)XL、Exlplocel、およびNymcel(商標登録)ZSXとして利用できる、架橋カルボキシメチルセルロースナトリウムを含む。
上記記載の1つまたはいくつかの崩壊剤を使用できる。崩壊剤の組合せもまた使用し得る。好ましい崩壊剤は例えば商品名Polyplasdone XL(Fiedler loc.cit. p. 1377)およびKollidon CL(Fiedler loc.cit. p. 977)の下に既知であり市販されているとおりのクロスポビドンであり得る。
崩壊剤は組成物の総重量に基づいて10重量%未満、例えば5重量%未満、例えば2.5重量%または2.5重量%未満の量で存在し得る。
本発明の固体医薬組成物はさらに界面活性剤を含み得る。例えば界面活性剤は、例えば40℃以上の融点を有する、例えば流動性を有する粉末形で存在できるものである。界面活性剤は、例えば、非イオン性、イオン性または両性界面活性剤である。界面活性剤は難水溶性薬剤に対して可溶化力を有し得る。界面活性剤の1種または混合物を使用し得る。
非イオン性型の界面活性剤は下記を含む:
ポリオキシエチレンアルキルエーテル;好ましくはアルキルエーテルはC12からC18アルコールのエステルである。例えば、重合数は約2から約150、例えば約5から約150である。例えば、ポリマーは例えばUniqemaから商標Brij(商標登録)の下に既知であり市販されているとおりのポリオキシエチレングリコールエーテル、例えば、ポリオキシル2−、10−もしくは20−セチルエーテルまたはポリオキシル23−ラウリルエーテル、またはポリオキシル20−オレイルエーテル、またはポリオキシル2−、10−、20−もしくは100−ステアリルエーテルである。このクラスの生成物は例えばBrij(商標登録)35(ポリオキシル23ラウリルエーテル)、Brij(商標登録)58、Brij(商標登録)78P(ポリオキシル20ステアリルエーテル)、またはBrij(商標登録)98(ポリオキシル20オレイルエーテル)およびポリエトキシル化(20)セチルエーテル、例えばNikkol(商標登録)BC−20 TX、(Fiedler, loc. cit., pp. 326および“Handbook of Pharmaceutical Excipients” loc. cit. p. 469)である。
ポリオキシエチレンアルキルエーテル;好ましくはアルキルエーテルはC12からC18アルコールのエステルである。例えば、重合数は約2から約150、例えば約5から約150である。例えば、ポリマーは例えばUniqemaから商標Brij(商標登録)の下に既知であり市販されているとおりのポリオキシエチレングリコールエーテル、例えば、ポリオキシル2−、10−もしくは20−セチルエーテルまたはポリオキシル23−ラウリルエーテル、またはポリオキシル20−オレイルエーテル、またはポリオキシル2−、10−、20−もしくは100−ステアリルエーテルである。このクラスの生成物は例えばBrij(商標登録)35(ポリオキシル23ラウリルエーテル)、Brij(商標登録)58、Brij(商標登録)78P(ポリオキシル20ステアリルエーテル)、またはBrij(商標登録)98(ポリオキシル20オレイルエーテル)およびポリエトキシル化(20)セチルエーテル、例えばNikkol(商標登録)BC−20 TX、(Fiedler, loc. cit., pp. 326および“Handbook of Pharmaceutical Excipients” loc. cit. p. 469)である。
また使用され得る同様の生成物はポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレン−アルキルエーテル、例えばC12からC18アルコールのポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレン−エーテル、例えばNikko Chemicals Co., Ltdから商標Nikkol PBC(商標登録)34の下に既知であり市販されている例えばポリオキシエチレン−20−ポリオキシプロピレン−4−セチルエーテルである。
約600から約18000ダルトンの分子量であるポリエトキシル化脂肪酸エステル。例えば、重合数は約8から約400である。例えば、脂肪酸は12から20個の炭素原子からなる、例えば例えばUniqemaから商品名Myrj(商標登録)(Fiedler, loc. cit, p. 1166)の下に既知であり市販されている型のステアリン酸である。とりわけこのクラスの好ましい生成物は、例えばUniqemaからの約1.1のD25、約40から44℃の融点、約16.9のHLB値、約0から1の酸価および約25から35の鹸化価を有するMyrj(商標登録)52、またはMyrj(商標登録)53もしくはMyrj(商標登録)59(ポリエチレングリコール−100−ステアレート)である。
例えばUniqemaから商品名Tween(商標登録)61(Fiedler, loc. cit, pp. 1754)の下に既知であり市販されているとおりのポリエトキシル化モノステアリン酸ソルビタン。
例えばUniqemaから商品名Atlas(商標登録)G 1821(Fiedler, loc. cit, vol. 2, pp. 264)、またはNikko Chemicals Co., LtdからNikko(商標登録)CDS−6000Pの下に既知であり市販されているとおりのポリエトキシル化ジステアリン酸エステル。
ポリオキシエチレン(POE)−ポリオキシプロピレン(POP)−ポリオキシエチレン(POE)界面活性剤、例えばポロキサマー(poloxamer)、例えばBASFから商品名Pluronic(商標登録)F 68(Handbook of Pharmaceutical Excipient、loc.cit., p. 449)の下に既知であり市販されているとおりのポロキサマー188、もしくはUniqemaからSynperonic(商標登録)PE/F 68、または例えばBASFから商品名Pluronic(商標登録)F 127もしくはUniqemaからSynperonic PE/F 127の下に既知であり市販されているとおりのポロキサマー407。
例えば例えばEastman Kodakから商標名Vitamin E TPGS(ポリエトキシル化 コハク酸トコフェロール)(Handbook of Pharmaceutical Excipients, loc.cit., p. 27)の下に既知であり市販されているとおりのビタミンEベースの界面活性剤。
スクロースエステル、例えばステアリン酸スクロースまたはパルミチン酸スクロース。
例えばDaniscoから商品名Panodan(商標登録)AM VEG(Fiedler, loc. cit, p. 1264)の下に既知であり市販されているとおりのモノグリセリドベースの食品乳化剤、またはモノグリセリドのクエン酸エステル、例えばDaniscoからCitrem(商標登録)LC VEG。
例えば約40から50の鹸化価、約1未満の酸価、約1未満のヨウ素価、約4.5から5.5%の水分含有量(Fischer)、約1.453から1.457のnD 60および約15から17のHLBを有する、BASFから商品名Cremophor(商標登録)RH 60(Fiedler, loc. cit, p. 474)の下に既知であり市販されているとおりのポリエトキシル化水素化ヒマシ油。
例えば5から35個の[CH2−CH2−O]単位、例えば20から30単位を有しており、またポリオキシエチレンアルキルエーテルと結合しているポリエチレングリコール(PEG)ステロールエーテル。好ましくはポリマーはAmercholから商品名Solulan(商標登録)C24(Choleth 24(および)Ceteth 24)(Fiedler, loc. cit, p. 1555)の下に、またはR.I.T.A. Corp.からForlan(商標登録)C−24(Choleth 24(および)Ceteth 24)(Fiedler, loc. cit,p. 744)の下に既知であり市販されているとおりのものである。
また使用され得る同様の生成物は、例えばNikko Chemicals Co., Ltd.から商品名Nikkol(商標登録)BPS−30(ポリエトキシル化30フィトステロール)またはNikkol(商標登録)BPSH−25(ポリエトキシル化25フィトステロール)の下に既知であり市販されているとおりものである。
陰イオン性型の界面活性剤は下記を含む:
アルキル硫酸ナトリウム、例えばC8−C18アルキル硫酸ナトリウム、例えばC10−C18アルキル硫酸ナトリウム、例えばドデシル硫酸ナトリウムとしても既知であり、例えばHenkel KGaAから商品名Texapon K12(商標登録)(Fiedler, loc. cit, pp. 1692)の下に市販されているラウリル硫酸ナトリウム;
アルキル硫酸ナトリウム、例えばC8−C18アルキル硫酸ナトリウム、例えばC10−C18アルキル硫酸ナトリウム;
アルキルアリール硫酸ナトリウム、例えばC8−C18アルキルアリール硫酸ナトリウム、例えばC10−C18アルキルアリール硫酸ナトリウム(アリールは例えばベンジル、フェニルなどである);
アルキルリン酸ナトリウム、例えばC8−C18アルキルリン酸ナトリウム、例えばC8−C18アルキルリン酸ナトリウム、例えばラウリルリン酸ナトリウム、または例えばHoffmann La Roche Ltd.から商品名AMPHISOL Kの下に利用できるセチルリン酸カリウム;
例えばDaniscoから名SSL P55 VEGの下に既知であり市販されているとおりの乳酸ステアロイルナトリウム(ナトリウム−O−乳酸ステアリル);または
(C4−C12)脂肪酸ナトリウム塩、例えばカプリン酸ナトリウム(Fiedler, loc. cit, p. 1176)。
アルキル硫酸ナトリウム、例えばC8−C18アルキル硫酸ナトリウム、例えばC10−C18アルキル硫酸ナトリウム、例えばドデシル硫酸ナトリウムとしても既知であり、例えばHenkel KGaAから商品名Texapon K12(商標登録)(Fiedler, loc. cit, pp. 1692)の下に市販されているラウリル硫酸ナトリウム;
アルキル硫酸ナトリウム、例えばC8−C18アルキル硫酸ナトリウム、例えばC10−C18アルキル硫酸ナトリウム;
アルキルアリール硫酸ナトリウム、例えばC8−C18アルキルアリール硫酸ナトリウム、例えばC10−C18アルキルアリール硫酸ナトリウム(アリールは例えばベンジル、フェニルなどである);
アルキルリン酸ナトリウム、例えばC8−C18アルキルリン酸ナトリウム、例えばC8−C18アルキルリン酸ナトリウム、例えばラウリルリン酸ナトリウム、または例えばHoffmann La Roche Ltd.から商品名AMPHISOL Kの下に利用できるセチルリン酸カリウム;
例えばDaniscoから名SSL P55 VEGの下に既知であり市販されているとおりの乳酸ステアロイルナトリウム(ナトリウム−O−乳酸ステアリル);または
(C4−C12)脂肪酸ナトリウム塩、例えばカプリン酸ナトリウム(Fiedler, loc. cit, p. 1176)。
両性型の界面活性剤は下記を含む:
レシチン、例えば例えばLipoidから商品名Lipoid(商標登録)S75の下に既知であり市販されているとおりの大豆リン脂質;または、例えばNattermannから商品名Phospholipon(商標登録)90(Fiedler, loc. cit, vol. 2, pp. 1315)の下に既知であり市販されているとおりの卵リン脂質。
レシチン、例えば例えばLipoidから商品名Lipoid(商標登録)S75の下に既知であり市販されているとおりの大豆リン脂質;または、例えばNattermannから商品名Phospholipon(商標登録)90(Fiedler, loc. cit, vol. 2, pp. 1315)の下に既知であり市販されているとおりの卵リン脂質。
組成物はさらに担体、例えば水溶性または水不溶性糖類、例えばラクトースまたはマンニトール;例えばFMC Corporationから商品名Avicel(商標登録)の下に既知であり市販されているとおりの微結晶セルロースを含み得る;ラクトースおよび微結晶セルロースの混合物、例えば、Meggleにより製造された75%のα−ラクトース一水和物および25%の微結晶セルロースからなるスプレー乾燥化合物(Fiedler loc. cit. p. 1128)であるMicroceLac(商標登録)100を使用し得る。
組成物はさらに1種またはそれ以上の滑剤を含み得る。滑剤は組成物の総重量に基づいて5重量%まで、例えば2重量%まで、例えば1重量%までの総量で存在し得る。
このような滑剤の例は:ステアリン酸マグネシウム(Faci)、例えば分子量200から800ダルトンを有する安息香酸ナトリウム、モノ脂肪酸グリセリン、例えばモノステアリン酸グリセリン(例えば、Danisco、UK)、ジベヘン酸グリセリン(例えば、CompritolATO888(商標登録)、Gattefosse France)、脂肪酸グリセリンパルミトエステル(例えばPrecirol(商標登録)、Gattefosse France)、ポリオキシエチレングリコール(PEG、BASF)、水素化綿種油(Lubitrab、Edward Mendell Co Inc)、トウゴマの実の油(Cutina HR、Henkel)を含む。
組成物はさらに1種またはそれ以上の流動促進剤、例えばコロイド状二酸化ケイ素(Aerosil、Degussa)を含み得る。流動促進剤は例えば2%までの、例えば1%までの量で存在し得る。
例えばFiedler's “Lexikon der Hilfsstoffe”, 5th Edition (2002), ECV Aulendorfおよび“Handbook of Pharmaceutical Excipients”, Rowe, Sheskey and Weller, Fourth Edition (2003)のような文献(その内容を出典明示により本明細書に包含させる)に記載の賦形剤を、本発明の医薬組成物において使用し得る。都合良くは賦形剤は投与形の40重量%未満を構成する。
本発明の組成物は活性剤と賦形剤との処理により製造し得る。下記の方法AからHを考慮する。
A.1つの局面において、(1)難水溶性薬剤、ポリマーおよび所望により界面活性剤を含む固体分散剤形の本発明の組成物は、
(i)溶媒または溶媒混合物に薬剤およびポリマーを溶解、懸濁または分散し、
(ii)存在するとき、界面活性剤を薬剤/ポリマー/溶媒混合物に加え、
(iii)溶媒を蒸発させ、そしてポリマーおよび存在するとき界面活性剤と一緒に薬剤を共沈殿させ、
(iv)得られた残渣を乾燥させ(例えば減圧下)、製粉し、そして粒子をふるいにかけることにより得ることができる。
(i)溶媒または溶媒混合物に薬剤およびポリマーを溶解、懸濁または分散し、
(ii)存在するとき、界面活性剤を薬剤/ポリマー/溶媒混合物に加え、
(iii)溶媒を蒸発させ、そしてポリマーおよび存在するとき界面活性剤と一緒に薬剤を共沈殿させ、
(iv)得られた残渣を乾燥させ(例えば減圧下)、製粉し、そして粒子をふるいにかけることにより得ることができる。
(i)の溶媒は単一の溶媒または溶媒の混合物であり得る。本発明の使用のための適当な溶媒は、有機溶媒、例えばアルコール、例えばメタノール、エタノール、またはイソプロパノール;エステル、例えば酢酸エチル;エーテル、例えばジエチルエーテル;ケトン、例えばアセトン;またはハロゲン化炭化水素、例えばジクロロメタンであり得る。好ましくはエタノール:アセトンが約1:10から約10:1、例えば1:5から5:1の重量比を有するエタノール/アセトンの溶媒混合物を使用し得る。
B.別の局面において、(1)難水溶性薬剤、(2)ポリマーおよび(3)界面活性剤を含む固体分散剤形の本発明の組成物は
(i)薬剤および存在するとき界面活性剤を溶媒または溶媒混合物に溶解、懸濁または分散し、そして所望により必要であれば少量の水を加え、
(ii)ポリマーを薬剤/溶媒または薬剤/界面活性剤/溶媒混合物に加え、
(iii)溶媒を蒸発させ、そして界面活性剤およびポリマーと一緒に薬剤を共沈殿させ、
(iv)得られた残渣を乾燥させ(例えば減圧下)、製粉し、そして粒子をふるいにかけることにより得ることができる。
(i)薬剤および存在するとき界面活性剤を溶媒または溶媒混合物に溶解、懸濁または分散し、そして所望により必要であれば少量の水を加え、
(ii)ポリマーを薬剤/溶媒または薬剤/界面活性剤/溶媒混合物に加え、
(iii)溶媒を蒸発させ、そして界面活性剤およびポリマーと一緒に薬剤を共沈殿させ、
(iv)得られた残渣を乾燥させ(例えば減圧下)、製粉し、そして粒子をふるいにかけることにより得ることができる。
(i)の溶媒は単一の溶媒または溶媒の混合物であり得る。本発明の使用のための適当な溶媒は、有機溶媒、例えばアルコール、例えばメタノール、エタノール、またはイソプロパノール;エステル、例えば酢酸エチル;エーテル、例えばジエチルエーテル;ケトン、例えばアセトン;またはハロゲン化炭化水素、例えばジクロロメタンであり得る。好ましくはエタノール:アセトンが約1:10から約10:1、例えば1:5から5:1の重量比を有するエタノール/アセトンの溶媒混合物を使用し得る。
C.別法として、難水溶性薬剤、ポリマーおよび/または界面活性剤を含む本発明の固体分散剤は、流動層のスプレー乾燥を含むスプレー乾燥技術により製造され得る。上記で形成されるとおりの溶液または分散剤を、チャンバー内へ約50から約130℃の吸込温度でノズルを通して分散させる。ノズルを通して溶媒を蒸発させ、微細に分散した粒子を回収する。
D.本発明のさらに別の態様において、(1)難水溶性薬剤、(2)ポリマーおよび所望により(3)界面活性剤を含む固体分散剤は、(4)流動層の担体上に溶液または分散剤をスプレーすることにより製造できる(すなわちスプレー造粒)。
粒子は一般的に例えば光学顕微鏡により約2mm、例えば1mm、例えば0.5mm未満と測定される平均粒子サイズを有する。
F.難水溶性薬剤がポリマーマトリクスでカプセル化された、例えばマイクロ粒子形の本発明の組成物は、例えば下記の段階を含む方法にしたがって製造され得る:
(i)下記を含む内部有機相の製造
(ia)有機溶媒または溶媒混合物にポリマーを溶解する。溶媒は単一の溶媒または溶媒の混合物であり得る。本発明の使用のための適当な溶媒は、有機溶媒、ケトン、例えばアセトン;またはハロゲン化炭化水素、例えば塩化メチレンであり得る。好ましくは塩化メチレン:アセトンが約1:10から約10:1、例えば1:5から5:1好ましくは1:1の重量比を有する塩化メチレン/アセトンの溶媒混合物を使用し得、
(ib)ポリマー溶液に難水溶性薬剤を加え、そして所望により、
(ic)段階(ib)により得られた溶液に界面活性剤を加える、
(ii)下記を含む外部水性相の製造
(iia)バッファー、例えば酢酸バッファーを製造し、
(iib)水にゼラチンまたはポリビニルアルコール(PVA)を溶解し、そして
(iic)段階(iib)により得られた溶液を段階(iia)により得られた溶液と混合させ、例えばバッファー中0.5%のゼラチン溶液を得る、
(iii)高せん断力をつくる装置で、例えば静的ミキサーで、例えばギアポンプで20ml/分で持ってくる内部有機相を例えばギアポンプで400ml/分で持ってくる外部水性相と、例えば約1:10から約1:40、好ましくは約1:20の外部相に対する内部相の割合で混合し、例えば油/水エマルジョンを形成し、そして
(iv)溶媒蒸発によりマイクロ粒子を硬化させ、賦形剤除去のために洗浄し、そしてマイクロ粒子を回収する。
(i)下記を含む内部有機相の製造
(ia)有機溶媒または溶媒混合物にポリマーを溶解する。溶媒は単一の溶媒または溶媒の混合物であり得る。本発明の使用のための適当な溶媒は、有機溶媒、ケトン、例えばアセトン;またはハロゲン化炭化水素、例えば塩化メチレンであり得る。好ましくは塩化メチレン:アセトンが約1:10から約10:1、例えば1:5から5:1好ましくは1:1の重量比を有する塩化メチレン/アセトンの溶媒混合物を使用し得、
(ib)ポリマー溶液に難水溶性薬剤を加え、そして所望により、
(ic)段階(ib)により得られた溶液に界面活性剤を加える、
(ii)下記を含む外部水性相の製造
(iia)バッファー、例えば酢酸バッファーを製造し、
(iib)水にゼラチンまたはポリビニルアルコール(PVA)を溶解し、そして
(iic)段階(iib)により得られた溶液を段階(iia)により得られた溶液と混合させ、例えばバッファー中0.5%のゼラチン溶液を得る、
(iii)高せん断力をつくる装置で、例えば静的ミキサーで、例えばギアポンプで20ml/分で持ってくる内部有機相を例えばギアポンプで400ml/分で持ってくる外部水性相と、例えば約1:10から約1:40、好ましくは約1:20の外部相に対する内部相の割合で混合し、例えば油/水エマルジョンを形成し、そして
(iv)溶媒蒸発によりマイクロ粒子を硬化させ、賦形剤除去のために洗浄し、そしてマイクロ粒子を回収する。
マイクロ粒子は一般的に例えば走査型光学顕微鏡により約350ミクロン未満、例えば約1から約180ミクロンと測定される平均粒子サイズを有する。
例えば最終マイクロ粒子粉末の流動性を増加させるために、得られたマイクロ粒子はさらに、担体、例えばラクトースの水性溶液に加え、そして得られた懸濁液の凍結乾燥またはスプレー乾燥により処理され得、例えば流動性を有する粉末を得る。
粉末形、例えば粒子、例えば固体分散剤粒子またはマイクロ粒子の本発明の組成物は、錠剤に圧縮し得る。
粒子、例えば固体分散剤粒子またはマイクロ粒子は、1種またはそれ以上のフローエンハンサー、例えばコロイド状二酸化ケイ素、および/または1種またはそれ以上の上記記載の固体界面活性剤、例えばラウリル硫酸ナトリウムと、例えば組成物の総重量に基づいて0.1から20重量%、例えば1から10重量%のエンハンサーおよび/または界面活性剤の総量で結合し得る。
組成物において存在するとき、増量剤または増量剤の混合物、崩壊剤または崩壊剤の混合物、滑剤または滑剤の混合物、フローエンハンサーまたはフローエンハンサーの混合物、1種またはそれ以上のさらなる界面活性剤を薬剤/ポリマー/溶媒混合物、薬剤/界面活性剤/溶媒混合物、薬剤/ポリマー/界面活性剤/溶媒混合物、または、好ましくは、錠剤外相に加え得る。
錠剤外相は、例えば適当な平均硬度の錠剤組成物を得るために、例えばスプレー乾燥ラクトース/微結晶セルロース混合物またはα−ラクトース一水和物および微結晶セルロースの混合物、例えばMicrocelac 100を含み得る。
1つの態様において、本発明は、例えば60から150N、好ましくは80Nから110Nの平均硬度の錠剤組成物を提供する。
別の態様において、本発明は、6分未満、例えば4分未満、例えば2分未満の崩壊時間の錠剤を提供する。
さらなる態様において、投与形は、例えば600mgの投与形に対して1%の濃度で可溶化剤としてドデシル硫酸ナトリウムを使用し、水中で60rpmの撹拌速度で37℃でUSPの装置2(回転式パドル)の使用により行い、そして6個またはそれ以上の例えば10個の投与形の平均に基づいて、標準インビトロ溶解試験で示されるとおり、15分以内に難水溶性薬剤、すなわちシクロスポリンAの60から70%またはそれ以上の放出を有する。
最小の放出割合の例は15分以内(実験開始後)で
a)62%または
b)70%
である。
a)62%または
b)70%
である。
最大の放出割合の例は15分以内(実験開始後)で
a)77%または
b)81%
である。
a)77%または
b)81%
である。
本発明にしたがって、有利には高用量の崩壊剤の必要性なしに、最終錠剤の速い崩壊時間および速い溶解時間を可能にする難水溶性薬剤およびポリマーを含む組成物を提供する。本発明の組成物は、改良されたバイオアベイラビリティおよび優れた安定性を示す。例えば、本発明の組成物を含む固体経口投与形は、高度に保護する、したがって高価なブリスターホイルの必要性なしに包装できる。
難溶性薬剤を含む本発明の組成物は、単一でまたは他の難溶性薬剤と一緒に使用し得る。
本発明の医薬組成物すべての有用性は、例えば75kgの哺乳動物、例えば成体に対して例えば1日あたり2.5−1000mg範囲の薬剤を使用して、治療有効の薬剤の血中濃度を得る薬剤投与の既知の指示の標準臨床試験、および標準動物モデルで観察され得る。本組成物により提供された薬剤の増加したバイオアベイラビリティは、例えば当分野で既知のとおりの標準動物試験および臨床試験で観察され得る。
実施例の方法による下記は非制限的である:
Claims (21)
- 難水溶性薬剤、
室温で固体であるポリマー、および
10重量%未満の量の崩壊剤(ここで、重量による量は組成物の総重量に基づく)、
を含む固体医薬組成物。 - 崩壊剤が5重量%未満で存在する(ここで、重量による量は組成物の総重量に基づく)、請求項1に記載の組成物。
- 崩壊剤が約2.5重量%または2.5重量%未満で存在する(ここで、重量による量は組成物の総重量に基づく)、請求項1または2に記載の組成物。
- 崩壊剤が天然デンプン、修飾デンプン、デンプン誘導体、架橋ポリビニルピロリドン、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、メタクリル酸−ジビニルベンゼンコポリマー塩および架橋カルボキシメチルセルロースナトリウムから選択される、請求項1から3のいずれかに記載の組成物。
- 崩壊剤がクロスポビドンである、請求項1から4のいずれかに記載の組成物。
- ポリマーがセルロース誘導体から選択される、請求項1から5のいずれかに記載の組成物。
- セルロース誘導体がフタル酸ヒドロキシプロピルメチルセルロース、酢酸コハク酸ヒドロキシプロピルメチルセルロースまたは酢酸フタル酸セルロースである、請求項6に記載の組成物。
- さらに滑剤を含む、請求項1から7のいずれかに記載の組成物。
- さらに流動促進剤を含む、請求項1から8のいずれかに記載の組成物。
- さらに担体を含む、請求項1から9のいずれかに記載の組成物。
- 担体が糖類または微結晶セルロースである、請求項10に記載の組成物。
- 担体がラクトースおよび微結晶セルロースの混合物である、請求項10または11に記載の組成物。
- 組成物が固体分散剤形である、請求項1から12のいずれかに記載の組成物。
- 難溶性薬剤およびセルロース誘導体から選択されるポリマーを含む固体分散剤。
- ポリマーがフタル酸ヒドロキシプロピルメチルセルロースである、請求項14に記載の固体分散剤。
- 10重量%未満の量の崩壊剤と組み合わせた請求項14または15に記載の固体分散剤。
- 請求項14または15に記載の固体分散剤を含む内部相および10重量%未満の量の崩壊剤を含む外部相を含む固体経口投与形。
- 請求項1から13のいずれかに記載の組成物または請求項17に記載の固体経口投与形および使用するための指示書を含むパッケージ。
- (i)溶媒または溶媒混合物に難水溶性薬剤およびポリマーを溶解、懸濁または分散し、
(ii)所望により薬剤/ポリマー/溶媒混合物に界面活性剤を加え、
(iii)溶媒を蒸発させ、そしてポリマーおよび界面活性剤と一緒に難水溶性薬剤を共沈殿させ、
(iv)減圧下得られた残渣を乾燥させ、製粉し、そして粒子をふるいにかける
段階を含む請求項1から18のいずれかに記載の組成物の製造法。 - (i)溶媒または溶媒混合物に難水溶性薬剤およびポリマーを溶解、懸濁または分散し、
(ii)所望によりに薬剤/ポリマー/溶媒混合物に界面活性剤を加え、
(iii)チャンバー内へ約50から約130℃の吸込温度でノズルを通して混合物を分散させ、
(iv)ノズルを通して溶媒を蒸発させ、そして
(v)分散粒子を回収する
段階を含む請求項1から19のいずれかに記載の組成物の製造法。 - (i)溶媒または溶媒混合物に難水溶性薬剤およびポリマーを溶解、懸濁または分散し、
(ii)所望により薬剤/ポリマー/溶媒混合物に界面活性剤を加え、
(iii)流動層の担体上に溶液または分散剤を吹きつけ、そして
(vi)スプレー造粒した粒子を回収する
段階を含む請求項1から20のいずれかに記載の組成物の製造法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GBGB0428152.3A GB0428152D0 (en) | 2004-12-22 | 2004-12-22 | Organic compounds |
PCT/EP2005/013705 WO2006066870A1 (en) | 2004-12-22 | 2005-12-20 | Solid pharmaceutical compositions |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008524291A true JP2008524291A (ja) | 2008-07-10 |
Family
ID=34113102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007547320A Pending JP2008524291A (ja) | 2004-12-22 | 2005-12-20 | 固体医薬組成物 |
Country Status (11)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20090312441A1 (ja) |
EP (1) | EP1835891A1 (ja) |
JP (1) | JP2008524291A (ja) |
KR (1) | KR20070089188A (ja) |
CN (1) | CN101072552A (ja) |
AU (1) | AU2005318456A1 (ja) |
CA (1) | CA2587250A1 (ja) |
GB (1) | GB0428152D0 (ja) |
MX (1) | MX2007007569A (ja) |
RU (1) | RU2007128100A (ja) |
WO (1) | WO2006066870A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012511503A (ja) * | 2008-09-12 | 2012-05-24 | ウニヴェルシタ デグリ ステューディ ディ ジェノヴァ | 生体付着性のコンパクトマトリックスの製法 |
JP2013530189A (ja) * | 2010-06-25 | 2013-07-25 | ジエンス ヘンルイ メデイシンカンパニー リミテッド | トルバプタン固形分散剤及びその製造方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2170294A1 (en) * | 2007-06-25 | 2010-04-07 | Pharmathen S.A. | Improved pharmaceutical formulation containing an hmg-coa reductase inhibitor and method for the preparation thereof |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05262642A (ja) * | 1992-01-24 | 1993-10-12 | Fujisawa Pharmaceut Co Ltd | 難溶性薬物の固体分散体の製造方法 |
JP2000229887A (ja) * | 1999-02-10 | 2000-08-22 | Pfizer Prod Inc | 医薬用固体分散物 |
WO2002100407A1 (en) * | 2001-06-12 | 2002-12-19 | Smartrix Technologies Inc. | Itraconazole granulations: pharmaceutical formulations for oral administration and method of preparing same |
JP2004528358A (ja) * | 2001-05-09 | 2004-09-16 | ノバルティス アクチエンゲゼルシャフト | シクロスポリン含有医薬組成物 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6747066B2 (en) * | 2002-01-31 | 2004-06-08 | Conocophillips Company | Selective removal of oxygen from syngas |
-
2004
- 2004-12-22 GB GBGB0428152.3A patent/GB0428152D0/en not_active Ceased
-
2005
- 2005-12-20 CN CNA2005800418365A patent/CN101072552A/zh active Pending
- 2005-12-20 EP EP05850306A patent/EP1835891A1/en not_active Withdrawn
- 2005-12-20 KR KR1020077014071A patent/KR20070089188A/ko not_active Application Discontinuation
- 2005-12-20 CA CA002587250A patent/CA2587250A1/en not_active Abandoned
- 2005-12-20 WO PCT/EP2005/013705 patent/WO2006066870A1/en active Application Filing
- 2005-12-20 AU AU2005318456A patent/AU2005318456A1/en not_active Abandoned
- 2005-12-20 MX MX2007007569A patent/MX2007007569A/es not_active Application Discontinuation
- 2005-12-20 RU RU2007128100/15A patent/RU2007128100A/ru not_active Application Discontinuation
- 2005-12-20 JP JP2007547320A patent/JP2008524291A/ja active Pending
- 2005-12-20 US US11/721,553 patent/US20090312441A1/en not_active Abandoned
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05262642A (ja) * | 1992-01-24 | 1993-10-12 | Fujisawa Pharmaceut Co Ltd | 難溶性薬物の固体分散体の製造方法 |
JP2000229887A (ja) * | 1999-02-10 | 2000-08-22 | Pfizer Prod Inc | 医薬用固体分散物 |
JP2004528358A (ja) * | 2001-05-09 | 2004-09-16 | ノバルティス アクチエンゲゼルシャフト | シクロスポリン含有医薬組成物 |
WO2002100407A1 (en) * | 2001-06-12 | 2002-12-19 | Smartrix Technologies Inc. | Itraconazole granulations: pharmaceutical formulations for oral administration and method of preparing same |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012511503A (ja) * | 2008-09-12 | 2012-05-24 | ウニヴェルシタ デグリ ステューディ ディ ジェノヴァ | 生体付着性のコンパクトマトリックスの製法 |
JP2013530189A (ja) * | 2010-06-25 | 2013-07-25 | ジエンス ヘンルイ メデイシンカンパニー リミテッド | トルバプタン固形分散剤及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN101072552A (zh) | 2007-11-14 |
EP1835891A1 (en) | 2007-09-26 |
AU2005318456A1 (en) | 2006-06-29 |
RU2007128100A (ru) | 2009-01-27 |
WO2006066870A1 (en) | 2006-06-29 |
US20090312441A1 (en) | 2009-12-17 |
CA2587250A1 (en) | 2006-06-29 |
KR20070089188A (ko) | 2007-08-30 |
GB0428152D0 (en) | 2005-01-26 |
MX2007007569A (es) | 2007-07-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20210093575A1 (en) | Immediate release formulations and dosage forms of gamma-hydroxybutyrate | |
CA2446798C (en) | Solid pharmaceutical compositions comprising cyclosporin | |
TWI242449B (en) | Pharmaceutical compositions | |
JP2008531509A (ja) | 医薬品成分の改良された分散性を有する錠剤 | |
KR101434334B1 (ko) | 화학 물질의 마이셀 나노입자 | |
US6531158B1 (en) | Drug delivery system for enhanced bioavailability of hydrophobic active ingredients | |
US20100166857A1 (en) | Pharmaceutical dosage forms and methods of manufacturing same | |
WO2005070398A2 (en) | Pharmaceutical compositions of candesartan cilexetil stabilized with co-solvents | |
CN110062628A (zh) | 一种瑞卡帕布口服缓控释药物组合物及其用途 | |
CA2920758A1 (en) | Pharmaceutical compositions of fingolimod | |
WO2010111264A2 (en) | Rasagiline formulations | |
JP2019163327A (ja) | 三種混合製剤 | |
US20090088424A1 (en) | Methods and compositions for controlling the bioavailability of poorly soluble drugs | |
JP2008524291A (ja) | 固体医薬組成物 | |
JP3007387B2 (ja) | 徐放性製剤用基剤粉末 | |
US10813916B2 (en) | Immediate release pharmaceutical composition of tizanidine | |
WO2000032166A2 (en) | Microparticles containing water insoluble active agents | |
US20210275546A1 (en) | High drug load solid oral dosage forms of dexamethasone | |
US20040086567A1 (en) | Bioequivalent composition of itraconazole and a hydrophilic polymer |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081212 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111101 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120327 |