JP2008523709A - アップリンク無線通信チャンネル設定時の待ち時間の短縮 - Google Patents
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Abstract
本発明は無線通信に関する。より詳細には、無線パケットデータ通信に関する。特に、≪SpStop≫受信時にダウンリンクデータへ≪ReStart≫を応答する際の待ち時間の短縮に関する。
Description
本発明は無線通信に関する。より詳細には、無線パケットデータ通信に関する。特に、アップリンク無線通信チャンネル設定時の待ち時間の短縮に関する。
共有資源上の複数ユーザの多重化は、従来技術においてよく知られている。FDM(Frequency Division Multiplex、周波数分割多重)、TDM(Time Division Multiplex、時分割多重)およびCDM(Code Division Multiplex、符号分割多重)は多重化方式のよく知られた例である。
また、多重化資源のトラヒックをスケジュールするための多くの待ち行列方式も知られている。
ケント・フレッドホルム(Kenth Fredholm)、クリスチャン・ニルソン(Kristian Nilsson)著、「UMTSネットワーク上の通信アプリケーションの実装と品質測定(Implementing an application for communication and quality measurements over UMTS networks)」、LiTH−ISY−EX−3369−2003、リンショーピン(Linkoping) 2003年、は、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)におけるIP(Internet Protocol、インターネットプロトコル)音声のシミュレーションについて述べている。この修士論文は、QoS(Quality of Service、サービスの質)、AMR(Adaptive Multi Rate、適応マルチレート)、RTP(Realtime Transport Protocol、実時間トランスポートプロトコル)、RTCP(Realtime Transport Control Protocol、実時間トランスポート制御プロトコル)およびSIP(Session Initiation Protocol、セッション開始プロトコル)等の概念を含んでいる。
AMRは、12.2および4.75kbit/s等の様々なビットレートで動作可能である。バックグラウンドノイズは1.8kbit/sで発生する。AMRフレームは、AMRヘッダー、AMR補助情報およびAMRコアフレームで構成される。
−AMRヘッダーは以下のもので構成される。
フレームタイプと、
フレーム品質表示。
−AMR補助情報は以下のもので構成される。
モード表示と、
モード要求と、
CRCパリティビット。
−AMRコアフレームは、コンフォートノイズデータまたは以下の3クラスに分割されたデータビットの音声データで構成される。
クラスAと、
クラスBと、
クラスC。
−AMRヘッダーは以下のもので構成される。
フレームタイプと、
フレーム品質表示。
−AMR補助情報は以下のもので構成される。
モード表示と、
モード要求と、
CRCパリティビット。
−AMRコアフレームは、コンフォートノイズデータまたは以下の3クラスに分割されたデータビットの音声データで構成される。
クラスAと、
クラスBと、
クラスC。
コンフォートノイズはクラスAのビットフィールドで転送される。(復号化された)結果の音声品質にとって、クラスAのビットに分類される音声データは最も重要とされるビットであり、クラスCは最も重要でないとされるビットである。UMTSでは、SCR(Source Controlled Rate、ソース制御レート)動作がAMRに必須であり、これが転送データレートを制御する。
RTPは様々な低位プロトコルに対応するが、通常は図1に示すようにUDP(User Datagram Protocol、ユーザ・データグラム・プロトコル)上で動作する。RTPもUDPも、一般に、図1に示すようなプロトコルスタックのトランスポート層のプロトコルとして参照される。アプリケーション層におけるマルチメディアアプリケーションのAMRフレームは、RTPパケット中で送信される。前記修士論文の図3.2に、UMTSネットワークを介する、2つのAMR機能付き電話機間のエンド−エンド通信セションの開始について概要が示されている。
ホッサム・ファター(Hossam Fattah)、シリル・レン(Cyril Leung)著、「無線マルチメディアネットワークにおけるスケジューリングアルゴリズムの概要(An Overview of Scheduling Algorithm in Wireless Multimedia Networks)」、IEEE無線通信、76−83頁、2002年6月は、複数のスケジューリングアルゴリズム、中でも特にCDMAネットワークにおけるスケジューリングについて述べている。ひとつのアルゴリズム、スケジュールドCDMAは、BS(Base Station、基地局)とMS(Mobile Station、移動局)との間の、カプセルと呼ばれる少なくとも1のパケットで構成される固定長単位でのデータ交換について明らかにしている。アップリンクスケジューリングでは、移動局は、転送すべき新パケットを有するときはいつでも、カプセル転送要求を基地局へ送信する。各タイムスロット毎に、スケジューラが、優先度または遅延影響度に従って順序付けされた共通待ち行列からカプセル転送要求を選択する。基地局は、カプセル転送時間および出力レベルを知らせるために、転送許可カプセルを選択された移動局に送信する。
3Gパートナーシップ・プロジェクト(3rd Generation Partnership Project、3GPP):技術規格グループ コアネットワーク、移動無線インタフェース レイヤー3規格、(1998年公開)、3GPP TS 04.08 v7.21.0、フランス、2003年12月、は、無線リンク制御(Radio Link Control、RLC)の手順を規定しており、また呼制御(Call control、CC)、移動度管理(Mobility Management、MM)、無線資源(Radio Resource、RR)管理およびセション管理(Session Management、SM)のための無線インタフェースに使われる手順を規定している。3.5.2.1.2項は、パケット接続手順の開始およびチャンネル要求について述べている。移動機は、CHANNEL REQUESTメッセージのRACHへの送信のスケジューリングおよびパケット・アイドル・モードからの離脱により、パケット接続手順を開始する。移動機のRRエンティティがRACHへのCHANNEL REQUESTメッセージをスケジュールする。
3Gパートナーシップ・プロジェクト(3GPP):技術規格グループ GSM/EDGE無線接続ネットワーク、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service、GPRS)、移動局(Mobile Station、MS)−基地局システム(Base Station System、BSS)インタフェース、無線リンク制御(RLC)/メディアアクセス制御(MAC)プロトコル、(1999公開)、3GPP TS 04.60 v7.21.0、フランス、2003年12月は、汎用パケット無線サービス(GPRS)、メディアアクセス制御/無線リンク制御(MAC/RLC)層のための無線インタフェース(参照点Um)で使われる手順を規定する。この文書は、GPRSおよびEGPRS(汎用パケット無線サービスおよび高度化汎用パケット無線サービス)無線インタフェースUmのRLC/MAC層機能について全体的な説明を与える。このTSでは、GPRSという用語は、そうでない旨明記されないなら、GPRSおよびEGPRSを指す。7.1.2.1.1項はPRACH(Packet Random Access Channel、パケットランダム接続チャンネル)上の接続持続制御に関している。PRACHの制御パラメータIEは、接続持続制御パラメータを含んでおり、PBCCH(Packet Broadcast Control Channel、パケットブロードキャスト制御チャンネル)およびPCCCH(Packet Common Control Channel、パケット共通制御チャンネル)にブロードキャストされるものとされる。PRACH制御パラメータIEに含まれるパラメータは、
−MAX_RETRANS(各無線優先度i(i=1、2、3、4)に対して)、
−PERSISTENCE_LEVEL(各無線優先度i(i=1、2、3、4)に対するPERSISTENCE_LEVEL P(i)を含む。ここで、P(i)∈{0、1、・・・14、16}である。もし、PRACH制御パラメータIEがPERSISTENCE_LEVELを含まないならば、これは全ての無線優先度についてP(i)=0と解するものとされる)、
−S(次のTDMAフレームの決定に使われる)、
−TX_INT(これの値Tが次のTDMAフレームの決定に使われる)。
−MAX_RETRANS(各無線優先度i(i=1、2、3、4)に対して)、
−PERSISTENCE_LEVEL(各無線優先度i(i=1、2、3、4)に対するPERSISTENCE_LEVEL P(i)を含む。ここで、P(i)∈{0、1、・・・14、16}である。もし、PRACH制御パラメータIEがPERSISTENCE_LEVELを含まないならば、これは全ての無線優先度についてP(i)=0と解するものとされる)、
−S(次のTDMAフレームの決定に使われる)、
−TX_INT(これの値Tが次のTDMAフレームの決定に使われる)。
移動局は、PACKET CHANNEL REQUEST(または、EGPRS PACKET CHANNEL REQUEST)メッセージの送信を最大M+1回試行するものとされる。ここで、Mは特定の優先度についてのパラメータMAX_RETRANSの受信値である。各PACKET CHANNEL REQUEST(または、EGPRS PACKET CHANNEL REQUEST)メッセージの送信後、移動局は(そのPCCCH_GROUPに対応する)全てのPCCCHを聴取(リッスン)するものとされる。
移動局は、パケット接続手順を始めるに当たりタイマーT3186を起動するものとされる。タイマーT3186が満了すると、パケット接続手順が打ち切られてパケット接続の失敗が上位層に提示されるものとされ、移動局はパケット・アイドル・モードに戻るものとされる。PACKET CHANNEL REQUEST(または、EGPRS PACKET CHANNEL REQUEST)メッセージ送信の第1の試行が、その移動局についてのPCCCH_GROUPで規定されるPDCH(Packet Data Channel、パケット・データ・チャンネル)上の最初の利用可能なPRACHブロックにおいて開始されることがあってもよい。移動局は、選ばれたPRACHブロック中の4つのTDMAフレームの1つを、均等確率分布でもって無作為に選ぶものとされる。各試行毎に、移動局は乱数値Rを、集合(0、1、・・・15)から均等確率分布でもって取り出すものとされる。P(i)がRより小さいか等しい場合、移動局はPACKET CHANNEL REQUESTメッセージの送信を許される。ここで、iは構築されるTBF(Temporary Block Flow、一時的ブロックフロー)の無線優先度である。各試行の後、次回の試行がそこで許されるかもしれない次のTDMAフレームを決定するために、前記SおよびTパラメータが使われる。その移動局に対するPCCCH_GROUPで規定されるPDCH上のPRACHに属するTDMAフレームであって、PACKET CHANNEL REQUEST(または、EGPRS PACKET CHANNEL REQUEST)メッセージ送信の連続する2試行間のTDMAフレームの数は、メッセージそのものを潜在的に含むTDMAフレームは除いて、各送信毎に集合{S、S+1、・・・S+T−1}から均等確率分布でもって取り出された乱数値である。8.1.2.5項は、ダウンリンクRLCデータブロック転送の間のアップリンクTBFの構築について述べている。移動局は、PACKET DOWNLINK ACK/NACKメッセージにチャンネル要求記述情報要素を含めることにより、ダウンリンクTBFの間にアップリンク転送を構築するよう要求することがあってもよい。上位層からのLLC PDU(Protocol Data Unit、プロトコルデータ単位)転送の要求によって開始が起動される。上位層からの前記要求は、前記パケット転送に関連する無線優先度を規定する。そのような要求があると、
−ネットワークへの接続が許される場合には、移動局はパケット接続手順を開始する。
−許されない場合には、移動局のRR副層がその要求を拒絶する。
−ネットワークへの接続が許される場合には、移動局はパケット接続手順を開始する。
−許されない場合には、移動局のRR副層がその要求を拒絶する。
移動局は、チャンネル要求記述情報要素をPACKET DOWNLINK ACK/NACKメッセージに入れてPACCH(Packet Associated Control Channel、パケット関連制御チャンネル)に送信し、またタイマーを始動することにより、パケット接続手順を開始する。
3GPP TS 44.060は、3GPP TS 04.08および3GPP TS 04.60中の手順の別案を述べている。
3Gパートナーシップ・プロジェクト(3GPP):技術規格グループ GSM/EDGE無線接続ネットワーク、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service、GPRS)、移動局(Mobile Station、MS)−基地局システム(Base Station System、BSS)インタフェース、無線リンク制御(RLC)/メディアアクセス制御(MAC)プロトコル、(リリース5)、3GPP TS 04.060 v5.13.0、フランス、2004年9月は、無線リンク制御(RLC)層およびメディアアクセス制御(MAC)層のための手順を、GSM/EDGE無線接続ネットワーク(GERAN)と基地局(MS)との間の無線インタフェースの物理リンク制御機能を含めて、規定する。アップリンク状態フラグ(Uplink State Flag、USF)が、異なる移動局からのアップリンク無線ブロックの多重化を可能とするために、パケット・データ・チャンネル(Packet Data Channel、PDCH)上で使われる。RR(無線資源)接続は、移動局とネットワークとの間での情報流の交換に対応するために構築される物理接続である。TBF(Temporary Block Flow、一時的ブロックフロー)は、A/Gbモードにおいて、パケットデータ物理チャンネル上のLLC(Logical Link Control、論理リンク制御) PDUの一方向転送に対応するために2つのRRピアエンティティによって使われる物理接続である。(A/Gbモードは、GERANおよびAおよび/またはGbインタフェースを介して基幹ネットワーク(Core network、CN)に接続されたときのMSの動作モードである。ここで、AインタフェースはBSS(基地局システム)と2G MSC(Mobile Switching Center、移動交換センタ)との間のインタフェースであり、また、GbインタフェースはBSSと2G SGSN(Serving GPRS Support Node、サービングGPRSサポートノード)との間のインタフェースである。)Iuモードでは、TBFは、基本物理サブチャンネル上のRLC PDUの一方向転送に対応するために2つのMACエンティティによって提供される論理接続である(Iuモードは、GERANまたはUTRANおよびIuインタフェースを介してCNに接続されたときのMSの動作モードである。ここで、Iuインタフェースは、BSSまたはRNC(Radio Network Controller、無線ネットワーク制御装置)と3G MSCまたは3G SGSNとの間のインタフェースである。)拡張アップリンクTBFモードでは、移動局が送るべきRLC情報を有しない一時的な不活性期間中、アップリンクTBFが保持されることがあってもよい。
移動局は、そのPCCCH_GROUP(Packet Common Control Channel Group、パケット共通制御チャンネルグループ)に対応するPRACH(Packet Random Access Channel、パケットランダム接続チャンネル)へのPACKET CHANNEL REQUESTメッセージの送信をスケジュールし、同時にパケット・アイドル・モードから離脱することにより、パケット接続手順を開始するものとされる。前記PACKET CHANNEL REQUESTメッセージへの応答を待つ間、移動局はそのPCCCH_GROUPに対応する全PCCCH(Packet Common Control Channel、パケット共通制御チャンネル)をモニターするものとされる。全PCCCHをモニターする間、移動局は、PCCCHで受信されるメッセージに含まれるどのようなPERSISTENCE_LEVELパラメータについてもデコードを行うものとされる。移動局がPERSISTENCE_LEVELパラメータを受信すると、そのPERSISTENCE_LEVELパラメータの値は、後続する次のPACKET CHANNEL REQUESTの試行において、考慮に入れられるものとされる。PERSISTENCE_LEVELパラメータは、各無線優先度i(i=1、2、3、4)に対する持続レベルP(i)で構成される。ここで、P(i)∈{0、1、・・・14、16}である。PACKET CHANNEL REQUEST(またはEGPRS PACKET CHANNEL REQUEST)メッセージ送信の第1の試行は、移動局のPCCCH_GROUPによって規定されるPDCH(Packet Data Channel、パケット・データ・チャンネル)の最初に利用可能なPRACHブロックにおいて開始されることがあってもよい。移動局は、選択されたPRACHブロック中の4つのTDMAフレームの1つを均等確率分布で無作為に選択するものとされる。各試行について、移動局は、集合{0、1、・・・15}から均等確率分布で乱数値Rを取り出すものとされる。P(i)がRより小さいか等しい場合、移動局はPACKET CHANNEL REQUESTメッセージを送信することを許される。したがって、P(i)が小さいほど持続性は大きくなる。
移動局は、一般に、RLCデータPDUについてのスライド式転送窓による動作を行う。技術規格3GPP TS 44.060の拡張アップリンクTBFでは、窓中に利用可能なRLCデータブロックがない場合、移動局はRLCデータブロックの送信を停止するものとされる。窓中にRLCデータブロックが利用可能になると、移動局は、RLCデータブロックの送信を続けるものとされる。
UMTSにおける、GSM/GPRSおよびGSM/EGPRSにおけるTBFの対応物は、RAB(Radio Access Bearers、無線接続ベアラー)である。
3Gパートナーシップ・プロジェクト(3GPP):技術規格グループ GSM/EDGE無線接続ネットワーク、無線パス上の多重化および多元接続(リリース5)、3GPP TS 45.002 v5.12.0、フランス、2004年4月は、論理チャンネルへの対応に必要とされる無線サブシステムの物理チャンネルを規定している。それは、論理チャンネルの記述および、周波数ホッピング、TDMA(Time Division Multiple Access、時分割多元接続)フレーム、タイムスロットおよびバーストの定義を含む。PRACH(Packet Random Access Channel、パケットランダム接続チャンネル)またはCPRACH(Compact Packet Random Access Channel、コンパクトパケットランダム接続チャンネル)上の接続バーストとして転送されるPACCH(Packet Associated Control Channel、パケット関連制御チャンネル)以外のチャンネルに対するアップリンク部では、論理チャンネルタイプは、ブロックのヘッダー部に含まれるメッセージタイプにより提示されるものとされる。接続バーストとして転送されるPACCHについては、論理チャンネルタイプは、ダウンリンク上の対応するポーリングメッセージにより提示される。PRACHまたはCPRACHの場合、論理チャンネルタイプは、ダウンリンク上でブロック毎に設定されるUSFより提示される。
MAC層は、共有の通信資源(エアインタフェース)を割り当て戦略に従ってデータおよび音声のユーザに分配することに責任を持つ。
例えば、GSM/GPRSでは、BSS(Base Station Subsystem、基地局サブシステム)のMACが、利用可能なタイムスロット上の異なるTBFに属するRLCブロックのアップリンクおよびダウンリンクのスケジューリングの管理に責任を持ち、要求の衝突等に起因する争いを解決し、利用可能なタイムスロットがある場合には、要求しているMT(Mobile Terminal、移動端末)にアップリンクTBFを割り当て、所定の期間にわたってMTが不活性であった場合には、アップリンクTBFの割り当て削除を知らせ、それぞれの音声呼をタイムスロットの対に関連づけ、またタイムスロット対を音声通信に利用可能とするべくTBFの割り当て削除が必要な場合には信号を送る。アップリンク方向では、MTのMACが、TBFが未構築なデータの転送のために、アップリンクTBF要求のBSSへの送信の開始に責任を持つ。TBFの設定が承認されると、MTのMACは、少なくとも1の分割されたLLC PDUを運ぶLRC PDUを、BSSによって割り当てられたタイムスロットを介して転送する。MTは、送るべきデータが無くなるまで、または許された最大数のRLCブロックを送信してしまうまで、送信し続ける。その後、TBFは解放される。各TBFは、両方向について一義性を有する、一時的な流通のための識別情報(temporary flow identity、TFI)をネットワークによって割り当てられる。
図2は、LLC PDUおよびRLC PDUの分割/再組み立ての概略を示す。LLC PDUは、フレームヘッダー≪FH≫、LLCデータまたは制御情報≪情報フィールド≫、およびフレーム・チェック・シーケンス≪FCS≫で構成される。無線ブロックは、1バイトのMACヘッダー≪BH≫、これに続くRLCデータ≪情報フィールド≫、またはRLC/MAC制御ブロック≪情報フィールド≫、最後に16ビットのブロック・チェック・シーケンス≪BCS≫で構成される。無線ブロックは4つの通常のバーストにより、物理チャンネル上で運ばれる。
以上で引用した文献のいずれも、関連するユーザまたはユーザ装置が送信すべきデータを有するか否かには依存しない、アップリンクのパケットデータ転送のスケジューリングまたはダウンリンクセションの終了によって起動されるアップリンクTBFの構築について開示していない。
多元接続システムの一般的な問題は、セションの様々な要求、例えばQoS等に関する要求を充足することにある。もう1つの問題は、トラヒックを通信資源へ割り当てて個々の転送をスケジュールするときに、そのような要求を如何に組み込むかにある。
マルチユーザ接続では、遅延または待ち時間が極めて重要なことがしばしばである。短遅延または短待ち時間への要請は、例えば、音声等の実時間アプリケーションがパケット交換接続を介して提供されるとき、差し迫ったものとなる。そのようなアプリケーションの一例は、プッシュ・ツー・トーク・オーバ・セルラー(Push-to-talk over Cellular、PoC)である。
一般に、これはアップリンク方向において特に問題となり、その場合、ユーザが例えばボタンを押下しても遅延後まで応答を得られなかったり、または、会話に際して相手が話すのを止めて返答を待っているに関わらず、こちらからの音声メッセージが通じなかったりする。通常の現行システムでは、GSM/GPRSまたはGSM/EGPRSにおけるTBFの構築、UMTSにおけるRABの構築、およびCDMA2000における対応する構築、に責任を持つのは無線接続のネットワーク側であることに思いを致すならば、これらの構築の遅延はダウンリンク方向ではそれほど問題とはならない。その場合は、基地局が複数のユーザにデータを送信しており、送信側で利用可能な情報との関係から、資源の効率的な割り当てやスケジュールが可能である(無線ユーザ装置までの伝播時間遅延がないとしてであるが)。
アップリンク方向では、基地局が情報を複数のユーザ装置から受信しており、移動エンティティの待ち行列状態が必ずしも利用可能ではない。少なくとも、限られた時間制約を充たす必要もある場合は利用可能ではない。さらに、そのような情報を基地局(BS)または基地局制御装置(BSC)等のスケジューリングエンティティへ伝えるために通信資源を費やすことが効率的でない場合もある。
したがって、アップリンク通信チャンネルのスケジューリング、および、無線伝送の用語を使えば、一時的に不活性状態にあって活性状態に入ろうとしているユーザへのパケットデータ転送の構築を、効率的に提供する必要がある。
本発明の目的は、ユーザ装置またはユーザが活性状態に入るとき、アップリンク通信チャンネルの構築に要する時間を短縮することである。
もう1つの目的は、アップリンク通信チャンネルのスケジューリングおよびアップリンク通信チャンネルの構築を開始するための、送信バッファ中のデータの量に依存しない信号方式を提供することである。
アップリンクTBFを効率的にスケジュールし構築するための、またはこれに対応して、種々の通信システムのための、方法およびシステムを提供することもまた目的とする。
さらにもう1つの目的は、PoCを有用なものとする、アップリンク通信チャンネルおよび構築の方法およびシステムを提供することである。
最後に、SIP信号方式を統合する、アップリンク通信チャンネルおよび構築の方法およびシステムを提供することを目的とする。
これらの目的は、アップリンクのスケジューリングまたはアップリンク通信チャンネルの構築の方法およびシステム、および関連する信号方式により達成される。
遅延の影響を受け易いアプリケーションでは、待ち時間を短くすることが重要である。
マルチユーザ接続では、遅延または待ち時間がしばしば極めて重要である。短遅延または短待ち時間への要請は、例えば、音声等の実時間アプリケーションがパケット交換接続を介して提供されるとき差し迫ったものとなる。そのようなアプリケーションの一例が、プッシュ・ツー・トーク・オーバ・セルラー(PoC)である。
本発明は、多くのアプリケーションについて、ダウンリンクセションの終了を条件として開始された少なくとも1の一時的に不活性な(そのときデータを運んでいない)TBFのスケジューリングが、関連するユーザまたはユーザ装置が送るべきデータを有するか否かには依存せずに、遅延および待ち時間を短縮することを特徴とする。ユーザ装置またはユーザが構築されたTBFを利用しない場合、そのTBFは当技術分野で既知の解放基準に従って解放される。
本発明によって遅延および待ち時間を一層短縮するには、転送のスケジューリングが持続的であることが好ましい。そのとき、通常の転送スケジューリングにおけるよりも頻繁にUSFフラグが送信され、これによって、スケジューリング情報を活発に受信可能にするよう移動局への要求が強まり、その結果、最適化しても電力消費がある程度増大する。なお、この電力消費の増大は、あまり好ましくない通常の非持続的スケジューリングを本発明に適用した場合と比較してのことである。そのとき得られる利点は、ユーザ装置の他のエンティティへの潜在的な待ち合わせの必要がないならば、ユーザ装置のエンティティまたはユーザはより多数のブロックを一時に送信できることである。
一般に、従来技術での遅延を伴うアップリンクTBFの構築は、アップリンク方向において特に問題となる。ダウンリンク方向では、基地局が複数のユーザにデータを転送しており、送信側で利用可能な情報との関係から、資源を効率的に割り当ててスケジュールすることが可能である(無線ユーザ装置への伝播遅延がないとしてであるが)。
複数のユーザ装置から情報を受信する基地局にとって、アップリンク方向では移動エンティティの待ち行列状態が必ずしも利用可能でないことも従来技術での問題である。少なくとも、限られた時間制約をも充たす必要があるときは利用可能ではない。さらに、そのような情報を、基地局および基地局制御装置等のスケジューリングエンティティへ通信するために通信資源を使うことが効率的でない場合もある。
ユーザ装置またはユーザが不活性となり、データ送信はしないがデータ受信中かもしれないとき、以前に構築されたデータ転送用のTBFは、数秒オーダの時間フレーム中に新しいデータが到着しないと解放される。この時間フレームの後でデータが到着してユーザ装置またはユーザが活性になると、TBFを新たに構築する必要がある。構築には時間がかかる。本発明によるTBFの構築およびスケジューリングにより、遅延を約0・2秒削減できることが確認されている。このような接続を介して会話中の二者には、感じられる効果は倍化する。この効果ははっきり感じられる。これが特に実感されるのは、PoCでの音声通信および携帯電話でのウェブブラウジングの際である。
資源の均等共有分割および通常のスケジューリングの例を図3に概略的に示す。この例では、通信資源Rj(t)の様々な時点tにおける≪Rj(1)≫、≪Rj(2)≫、≪Rj(3)≫、≪Rj(4)≫、≪Rj(5)≫、に対してスケジュールされる3個のTBF、≪TBF1≫、≪TBF2≫、≪TBF3≫、が存在する。通信資源は、例えば、図3で想定するように、時分割方式で繰り返し生起するタイムスロット(1個またはそれ以上)であってもよい。各TBFには、1個の対応するUSF、≪USF1≫、≪USF2≫、≪USF3≫、が先行する。
図3に示すスケジューリングのような通常のスケジューリングでは、20msを下まわらない時間間隔を取ってUSFを転送するのが一般である。
図4は、本発明による持続的スケジューリングのための、ダウンリンク上のUSFの持続的転送を示す。本発明によるTBFの持続的スケジューリングでは、TBFの構築がユーザデータの送信量に基づくことがないよう、資源を均等共有するよう分割するのが好ましい。しかし、もし基地局が本発明に従って動作するユーザ装置の1エンティティにのみサービスする場合は、このユーザにスケジュールされる分け前は増大する。これは図4において、継続する複数時点、≪Rj(7)≫、≪Rj(8)≫、≪Rj(9)≫、≪Rj(10)≫、でのTBF≪TBF1≫のスケジューリング、すなわち、少なくとも1の特定のTBFに対して、均等共有分割によるスケジューリングよりもより頻繁に資源割り当てを行うスケジューリング、によって示される。
アップリンクTBFのスケジューリングおよび構築は、国際特許出願PCT/SE2004/001592に記載の方法およびシステムによっても達成できよう。
図5は、本発明による信号伝達図を示す。2つのユーザ装置エンティティ≪UE1≫、≪UE2≫、SIPに従って動作する情報管理サービス(IMS)コアサーバ≪IMScore1≫、≪IMScore2≫、およびPoCサーバ≪PoCserver≫が存在する。第1のユーザ装置エンティティ≪UE1≫は、例えば、ハンドセットの通話ボタンの押下(PTTボタン押下)により、PTT(プッシュ・ツー・トーク)の接続を開始する≪IniStart≫。第1のユーザ装置エンティティ≪UE1≫とPoCサーバ≪PoCserver≫との間の信号伝達。第1のユーザ装置エンティティ≪UE1≫が通話情報の送信を開始する≪SpStart≫まで、初期信号が続く。第1のユーザ装置エンティティのユーザが通話ボタンを解放し、そのエンティティが通話情報の送信を一時的にでも止めると≪SpStop≫、発言権解放信号がPoCサーバ≪PoCserver≫へ送られ、PoCサーバは発言権アイドル信号を通信への参加者全員に送信する≪Over≫。この機会を捉えて応答する≪ReStart≫相手側は、自分のユーザ装置エンティティ≪UE2≫の通話ボタンを押下する。これによりそのユーザ装置≪UE2≫が発言権要求信号を送信する。発言権要求信号の送信には、その通信に利用可能な構築されたアップリンクTBFが必要である。もし、前の話者が不活性TBFの解放に規定された時間よりも長時間話し(通常は1.5秒)、その間第2のユーザ装置エンティティ≪UE2≫が不活性であった場合は、アップリンクTBFを新たに構築する必要がある。
本発明によれば、アップリンクTBFは、好ましくは、ダウンリンクデータフローが一時的にでも終了すると≪Over≫、構築され、知覚される応答遅延を削減する。第2のユーザ装置エンティティ≪UE2≫のアップリンクTBFのスケジューリングおよび構築は、好ましくは、第1のユーザ装置エンティティ≪UE1≫について述べられたアップリンクTBFのスケジューリングおよび構築に対応している。しかしこれは、簡明化のため、図5には含まれていない。
PoC等の料金品質の向上には遅延の削減が必要である。本発明はそのような遅延の削減を提供する。それは携帯電話でのウェブブラウジング等をも改善する。
本発明の第1の実施形態によれば、ダウンリンクデータがユーザ装置エンティティへ送られる際に介在する基地局制御装置または対応するエンティティは、いつダウンリンクデータ転送が終了し、データフローが終了したかを検出する。好ましくは、例えば、発言権アイドルバーストの大きさに対応する所定の数以上のデータブロックを含むデータ転送は、アップリンクTBFの構築を起動するものとみなされる。本発明の第1の実施形態によれば、TBFの構築は、TBFの構築を必要とするデータ転送の相手先ユーザ装置の関与を必要としない。基地局制御装置がアップリンクTBFを構築し、USFをユーザ装置へ送信する。
本発明の第2の実施形態によれば、ユーザ装置のエンティティは、ダウンリンクデータ転送の終了を自動的に検出し、好ましくは、ユーザの介入を必要とせずに、アップリンク方向へのダミーデータの送信を開始する。そのダミーデータが出力バッファを充たし、これによりTBFの構築を起動する。セションの終了は、好ましくは、発言権アイドルまたは対応する信号の受信を監視することにより検出される。
本発明が、UMTSの少なくとも1のRABの構築に適用されるとき、構築は、好ましくは、受信したSIP_INVITE信号により開始される≪RePre≫。これは図5では、≪UE2≫が受信する初期信号のところに示される。
図6は、本発明の第1の実施形態による装置≪App1≫のブロック図を示す。処理手段≪μ1≫は、その装置が関係するダウンリンク≪DL≫データ通信セションの終了を条件に、少なくとも1のアップリンク≪UL≫TBFを条件付きで開始する。ダウンリンクデータ通信セションの終了は、好ましくは、受信手段≪R1≫中の装置によってネットワーク側≪Network≫から受信され処理手段へ転送≪R1μ≫される、ダウンリンク≪DL≫データを監視することにより検出される。好ましくは、処理手段は、ダウンリンクデータ通信の、例えば、発言権アイドルバーストの大きさに対応する所定の数以上のデータブロックの転送の終了を監視するよう構成される。それほど好ましくないやり方では、処理手段≪μ1≫は、発言権アイドル信号または対応する信号のダウンリンク信号伝達を監視するよう構成され、検出するとアップリンクTBFの構築を開始する。
図7は、本発明の第2の実施形態による装置≪App2≫のブロック図を示す。受信手段≪R2≫はダウンリンクのデータおよび信号を受信し、処理手段≪μ2≫へ転送する≪R2μ≫。処理手段はアップリンクTBFの構築を開始するダミーデータの送信を条件付きで開始する。その開始は、好ましくは、装置≪R2≫によってダウンリンク≪DL≫上で受信される発言権アイドル信号を、処理手段≪μ2≫が検出すると始められる。本発明の第2の実施形態の別のやり方では、処理手段≪μ2≫は、所定数のデータブロック、例えば500ブロックのダウンリンクデータ転送の終了を監視するように構成される。ダミーデータまたは信号が、パケットチャンネル要求をアップリンクに送信する送信手段≪T2≫へ転送される≪μT2≫。
本特許出願では、IP、UDP、RTP、SIP、TBF、RAB、BSS、MT、MS、GSM、GPRS、EGPRS、UMTSまたはCDMA2000等の略語が使われる。しかし、本発明は、これらの略語を持つエンティティを有するシステムに限定されるものではなく、同様の動作を行う全ての通信システムに通用するものである。
本発明は、上記で詳細に説明された実施形態のみに限定されることを意図するものではない。変更および改良が、本発明から逸脱することなくなされもしよう。請求項に記載の範囲に含まれるすべての改良は本発明に含まれるものである。
Claims (33)
- 無線アップリンクパケットデータ通信の方法であって、ダウンリンクデータ通信セションの終了によって少なくとも1のアップリンク通信チャンネルの構築を開始することを特徴とする方法。
- ダウンリンクデータ転送が終了したとき、基地局制御装置が、少なくとも1のアップリンク通信チャンネルの構築を条件付きで開始することを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 少なくとも1のアップリンク通信チャンネルの構築が、所定のデータブロック数より多いダウンリンクデータ転送の終了により開始されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
- 前記所定のデータブロック数が発言権アイドルバーストの大きさに対応することを特徴とする請求項3に記載の方法。
- ダウンリンク信号が、ダウンリンクセションデータフローの終了を検出するべく監視されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記ダウンリンク信号が、発言権アイドル信号の受信を検出するべく監視されることを特徴とする請求項5に記載の方法。
- 前記ダウンリンク信号がSIP信号であることを特徴とする請求項5に記載の方法。
- ユーザ装置が、少なくとも1のアップリンク通信チャンネルの構築を起動するダミーデータの送信を条件付きで開始することを特徴とする請求項1に記載の方法。
- ユーザ装置が、ダウンリンク上で発言権アイドル信号を受信した場合、少なくとも1のアップリンク通信チャンネルの構築を起動するダミーデータの送信を条件付きで開始することを特徴とする請求項8に記載の方法。
- 開始された少なくとも1のアップリンク通信チャンネルの前記構築が持続的スケジューリングを含むことを特徴とする請求項1から9のいずれかに1項記載の方法。
- 少なくとも1の通信チャンネルの前記持続的スケジューリングが、特定のTBFに関するUSFの、20msより小さい時間間隔での送信を含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
- 前記少なくとも1の通信チャンネルが少なくとも1のTBFであることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の方法。
- 前記ダウンリンクデータ通信セションがPoCセションの一部であることを特徴とする請求項12に記載の方法。
- 前記ダウンリンクデータ通信セションがPoCセションの一部であることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の方法。
- 無線アップリンクパケットデータ通信の装置であって、該装置に関わるダウンリンクデータ通信セションの終了を条件に、少なくとも1のアップリンク通信チャンネルの構築を条件付きで開始する処理手段を特徴とする装置。
- 前記装置が、基地局制御装置に含まれるか、または基地局制御装置であることを特徴とする請求項15に記載の装置。
- ダウンリンクデータ転送が終了したとき、前記基地局制御装置が少なくとも1のアップリンク通信チャンネルの構築を条件付きで開始することを特徴とする、請求項16に記載の装置。
- 少なくとも1のアップリンク通信チャンネルの構築が、所定のデータブロック数より多いダウンリンクデータ転送の終了により開始されることを特徴とする請求項17に記載の装置。
- 前記所定のデータブロック数が発言権アイドルバーストの大きさに対応することを特徴とする請求項18に記載の装置。
- ダウンリンク・セション・データの終了を検出するべくダウンリンク信号伝達を監視するように構成された処理手段を特徴とする請求項17に記載の装置。
- 前記処理手段が、受信された発言権アイドル信号を検出するように構成されることを特徴とする請求項20に記載の装置。
- 前記ダウンリンク信号伝達がSIP信号伝達であることを特徴とする請求項20に記載の装置。
- 前記装置がユーザ装置に含まれるかまたはユーザ装置の構成要素であることを特徴とする請求項15に記載の装置。
- 少なくとも1のアップリンク通信チャンネルの構築を起動するダミーデータの送信を条件付きで開始する処理手段を特徴とする請求項23に記載の装置。
- ダウンリンク信号伝達を監視する処理手段と、発言権アイドル信号を検出する検出手段と、前記ユーザ装置が、ダウンリンク上の発言権アイドル信号を受信したとき、少なくとも1のアップリンク通信チャンネルの構築を起動するダミーデータの送信を条件付きで開始するように構成されていることとを特徴とする、請求項24に記載の装置。
- 前記装置がダウンリンク上で発言権アイドル信号を受信したとき、条件付きで開始されるダミーデータの送信のための転送手段を特徴とする請求項23から25のいずれか1項に記載の装置。
- 少なくとも1のアップリンク通信チャンネルの開始された前記構築が持続的スケジューリングを含むことを特徴とする請求項15から25のいずれか1項に記載の装置。
- 少なくとも1のアップリンク通信チャンネルの前記持続的スケジューリングが、特定のTBFに関するUSFの、20msより小さい時間間隔での送信を含むことを特徴とする請求項27に記載の装置。
- 前記少なくとも1の通信チャンネルが少なくとも1のTBFであることを特徴とする請求項15から25のいずれか1項に記載の装置。
- 前記ダウンリンクデータ通信セションがPoCセションの一部であることを特徴とする請求項29に記載の装置。
- 前記ダウンリンクデータ通信セションがPoCセションの一部であることを特徴とする請求項15から25のいずれか1項に記載の装置。
- 請求項1から14のいずれか1項に記載の前記方法を実行する処理手段を含むことを特徴とする通信システム。
- 請求項15から31のいずれか1項に記載の複数の装置を含むことを特徴とする通信システム。
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