JP2004507932A - パケット無線サービスにおける情報転送の改良された方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は一般に、パケット無線サービスにおいて情報を伝送する方法及び装置に関する。特に、本発明は移動電気通信システムにおける音声データ及びビデオデータ等の遅延に敏感なデータの伝送に関する。
【0002】
一般に「移動電気通信システム」とは、当該システムのサービス地域を移動局のユーザが移動している場合に、移動局(MS)と、当該システムの固定部分との間の無線通信接続を可能にする任意の電気通信システムを意味する。典型的な移動通信システムは公衆地上移動通信ネットワーク(PLMN)である。本発明の出願時に使用されていた移動電気通信システムの大半はこのシステムの第2世代に属しており、GSMシステム(移動通信用広域システム)は公知の実例である。しかし、本発明は近年規格化されつつあるUMTS(一般移動電気通信システム)などの移動電気通信システムの次世代、すなわち第3世代にも適用することができる。
【0003】
インターネット実時間サービスは過去数年の間に広く利用されるようになった。IP(インターネット・プロトコル)電話アプリケーション及び各種ストリーミングアプリケーションは、インターネットにおいてすでに一般的である。また、これらの実時間サービスに対する無線アクセスの需要は、なお増大すると予想されている。GPRS(一般パケット無線サービス)等のパケット交換無線ネットワークは、例えばインターネットサービスなどのデータサービスを費用対効果の良い方法で提供するように設計されている。GPRSでは、チャネルは一人のユーザによって連続的に占有されるのではなく、多数のユーザで共有される。これが効率の良いデータ多重化を容易にする。しかし、GPRSは元来、IP電話セッション等の遅延に敏感な実時間データ向けに設計されたものではない。よって、GPRSは実時間トラフィックにより課される要件を満たさない種々の技術的解決策を含んでいる。以下の本文では、実時間ベースで伝送され、伝送中一時的に停止する無活動期間を有するデータフローに対して「遅延に敏感なデータ」という名称を使用する。
【0004】
従来技術による解決策の問題点と、本発明の着想とのより良い理解のために、新世代のデジタルセルラ無線システムの構成を最初に説明し、次にGPRSの詳細について説明する。
【0005】
図1aは、将来型のセルラ無線システムを示し、公知のGSMシステムと比較して全く新しいというわけではないが、周知の要素及び全く新しい要素の双方を備えたものである。端末装置は、基地局と基地局コントローラとを含む無線アクセスネットワークRANに接続されている。セルラ無線システムのコアネットワークは、移動サービス交換センタMSCと、他のネットワーク要素と関連する伝送システムを有している。ここで、他のネットワーク要素とは、GSMでは、SGSN(サービングGPRS支援ノード)、GGSN(ゲートウェイGPRS支援ノード)等であり、GPRSとは一般パケット無線サービスのことである。GSMから発展したGSM+規格では、コアネットワークは新しいサービスを提供することもできる。
【0006】
図1aでは、セルラ無線システム10のコアネットワークは、このコアネットワークと接続している3つの並列無線アクセスネットワークを有するGSM+コアネットワーク11を含んでいる。それ等のうち、ネットワーク12及び13はUMTS無線アクセスネットワークであり、ネットワーク14はGSM+無線アクセスネットワークである。上部のUMTS無線アクセスネットワーク12は、移動サービスを提供する電気通信オペレータが所有する商用無線アクセスネットワークであり、前記電気通信オペレータの全加入者に平等にサービスを行う。下部のUMTS無線アクセスネットワーク13は、その構内で当該ネットワークを稼働させている会社が所有する私設のアクセス無線ネットワークである。典型的には、私設の無線アクセスネットワークUMTS13のセルは、前記会社の従業員の端末装置によってのみ使用できるナノセルおよび/またはピコセルである。3つの無線アクセスネットワークはすべて、各種サービスを提供するための各種サイズのセルを持つことができる。また、3つの無線アクセスネットワーク12、13、14のすべてのセルは完全に、あるいは部分的に重なり合っていてもよい。提供された時点で使用するビット伝送速度は無線伝搬通路の状態、利用サービスの特性、セルラシステムの地域全体の容量、及び、他の加入者の容量需要に依存する。前述した新しいタイプの無線アクセスネットワークは一般無線アクセスネットワーク(GRAN)と称される。このようなネットワークは様々なタイプのコアネットワーク(CN)、特にGSMシステムのGPRSネットワークと協働することができる。一般無線アクセスネットワーク(GRAN)は、シグナリングメッセージを使用して互いに交信できる1組の基地局(BS)と無線ネットワークコントローラ(RNC)として規定することができる。
【0007】
図1bは一般パケット無線サービス(GPRS)のアーキテクチャを示す。GPRSは、現在はGSMシステムを基礎に置いた新しいサービスであるが、将来は一般化すると考えられている。GPRSはETSI(欧州通信規格協会)で、GSMフェーズ2+及びUMTSの標準化作業の対象の1つである。GPRS稼働環境は、GPRSバックボーンネットワークにより相互接続される1つ以上のサブネットワークサービスエリアを含む。サブネットワークは複数のパケットデータサービスノード(SN)から形成されており、ここではサービングGPRS支援ノード(SGSN)153と称する。各SGSN153は複数の基地局152すなわち、セルを介し、移動データ端末151にパケットサービスを提供できるような方法で、移動電気通信システムに接続される(典型的には相互接続装置を介して基地局に接続される)。中間に位置する移動通信ネットワークは、支援ノードと移動データ端末151との間のパケット交換データ伝送を提供する。そして、各種サブネットワークがGPRSゲートウェイ支援ノードGGSN154を介して公衆データネットワーク(PDN)155などの外部データネットワークに接続される。このようにして、GPRSサービスは移動電気通信システムの適切な部分をアクセスネットワークとして機能させる場合、移動データ端末と外部データネットワークとの間のパケットデータ伝送を可能にする。
【0008】
GPRSサービスにアクセスするため、移動局は始めにGPRS所属処理手順を実行して自分の存在をネットワークに知らせる必要がある。この動作によって移動局とSGSNとの間で論理リンクが確立される。そして、GPRSによるSMS(ショートメッセージサービス)158,159、SGSN経由のページング、さらにはGPRS入力データの通知に移動局の利用が可能となる。より具体的には、移動局がGPRSネットワークに属しているとき、すなわちGPRS所属処理手順のとき、SGSNは移動性管理コンテキスト(MMコンテキスト)を生成する。GPRS所属処理手順ではSGSNによって加入者の認証も実行される。GPRSデータの送受信を行うために、移動局は、PDP起動処理手順を要求し、使いたいパケットデータアドレスを起動させなければならない。この動作によって移動局はGGSNに自分の存在を知らせ、外部データネットワークとの相互接続が開始可能となる。より具体的には、PDPコンテキストは、移動局とGGSNとSGSNとで生成される。パケットデータ・プロトコルコンテキストは、PDPタイプ(例えばX.25又はIP)、PDPアドレス(例えばX.121アドレス)、サービス品質(QoS)、及びNSAPI(ネットワークサービスアクセスポイント識別子)など、各種のデータ伝送パラメータを規定する。MSは、特定のメッセージ、起動PDPコンテキスト要求でPDPコンテキストを起動させる。起動PDPコンテキスト要求によって、TLLI、PDPタイプ、PDPアドレス、必要なQoS、NSAPI、及びオプションとしてアクセスポイント名(APN)に関する情報が与えられる。
【0009】
図1は次のGSM機能ブロックも示している。移動交換センタ(MSC)/ビジタ位置レジスタ(VLR)160、ホーム位置レジスタ(HLR)157、及び装置識別情報レジスタ(EIR)161を示している。通常、GPRSシステムは他の公衆地上移動通信ネットワーク(PLMN)156とも接続している。
【0010】
デジタルデータ伝送プロトコルを適用する機能はOSI(開放システム間相互接続)モデルに従うスタックとして通常記述され、そのスタックの各層のタスクは、各層間のデータ伝送と共に厳密に規定されている。GSMシステムフェーズ2+(ここでは、デジタル無線データ伝送システムの1例として述べるが)では、5つの動作層が規定されている。
【0011】
プロトコル層間の関係が図2に示されている。移動局MSと基地局サブシステム間の最下層のプロトコル層が層1(L1)200、201であり、この層は物理無線接続に対応する。その上に、正規OSIモデルの層2及び層3に対応するエンティティが配置され、その最下層は無線リンク制御/媒体アクセス制御(RLC/MAC)層202、203であり、その上位にPDCP(またはLLC)層204、205;及び、最上位に無線資源制御(RRC)層206、207がある。一般無線アクセスネットワークの基地局サブシステムUTRAN BSSと、コアネットワークに置かれている相互接続装置/コアネットワークIWU/CNとの間には、いわゆるIuインターフェースの使用が仮定されている。ここで上記のL1からPDCPまでの層に対応する層はOSIモデルの層L1及びL2(図中のブロック208及び209)であり、上記のRRC層に対応する層はOSIモデルの層L3(図中のブロック210及び211)である。
【0012】
移動局MSは、より高レベルの制御プロトコル212と、より高レベルのアプリケーションを提供するためのプロトコル213とを含んでいなくてはならず、前者はデータ伝送接続と関連する制御機能を実現するためにRRC層206と通信し、後者はユーザに直接サービスするようなデータ(例えば、デジタル符号化された音声)を伝送するためにPDCP層204と直接通信する。GSMシステムの移動局では、ブロック212及び213は上述したMM層に含まれている。
【0013】
GPRSでは、パケットデータをパケットデータチャネルで伝送するために、一時ブロックフロー(TBF)が生成される。TBFは、上位層(LLCやPDCPなど)パケットデータユニット(PDU)をパケットデータ物理チャネルで単一方向に伝送する動作を支援するため、2つの無線資源(RR)ピア・エンティティにより使用される物理接続である。通常、TBFは伝送するデータがない場合には解放されている。音声サービスでは、活動期間中に無音期間があることが問題となる。この無音期間中(すなわち無活動期間中)データは伝送されないためTBFは解放される。TBFセットアップ処理手順にかかる時間が長すぎるため、活動期間中にセットアップを速くすることはできない。
【0014】
現在のGSMフェーズ2+仕様のGPRSにおける資源割り当ての実例の詳細について次に説明する。
【0015】
GSMフェーズ2+では、アップリンク資源割り当ては現在のところ次のように指定されている。まず、移動局(MS)がパケットチャネル要求メッセージをネットワークに送信してアップリンク無線資源を要求する。その要求メッセージについては各種アクセスタイプの値が指定されている。データ伝送のために規定されているアクセスタイプ値は、1フェーズアクセス、2フェーズアクセス、及びショートアクセスである。アクセスタイプ値にショートアクセスを使用する場合、移動局が要求できる無線資源はわずか数個のRLCデータブロックしか伝送できない。よって、その無線資源を用いて連続的データフローを伝送することはできない。
【0016】
1フェーズアクセスを示すパケットチャネル要求メッセージをネットワークが受信すると、ネットワークは1つ又は複数のパケットデータチャネル(PDCH)の無線資源を割り当てることができる。この割当ては当該要求メッセージに含まれている情報に基づいて行われる。次の表1は、11ビットのパケットチャネル要求メッセージのメッセージ内容の実例を示している。
【表1】
【0017】
1フェーズアクセスを示す11ビットのパケットチャネル要求メッセージは、移動局のマルチスロットクラスを表す5ビットのフィールドと、要求された優先度を示す2ビットのフィールドと、ランダム参照(ランダムな移動局識別情報)を表す3ビットのフィールドとを有する。
【0018】
次の表は、8ビットのパケットチャネル要求メッセージのメッセージ内容の実例を示している。
【表2】
【0019】
1フェーズアクセスを示す8ビットのパケットチャネル要求メッセージは、移動局のマルチスロットクラスを表す5ビットのフィールドと、ランダム参照を表す2ビットのフィールドとを有する。割り当てられた無線資源に関する情報は、パケットアップリンク割当てメッセージと共に移動局に送信される。
【0020】
ネットワークが、2フェーズアクセスを示すパケットチャネル要求メッセージを受信すると、1つのパケットデータチャネルの限られた無線資源を割り当てることができる。割り当てられた無線資源は、パケットアップリンク割当てメッセージと共に移動局へ伝送される。この後、移動局は割り当てられた無線資源を使ってパケット資源要求メッセージをネットワークへ伝送する。そのメッセージは、例えば帯域幅及び優先度などの、必要とされる無線資源と当該移動局の無線性能とをより正確に規定する。パケット資源要求メッセージで受け取った情報に基づいて、ネットワークは1個またはいくつかのパケットデータチャネルをTBFに割り当て、割り当てられた無線資源をパケットアップリンク割当てメッセージを用いて移動局に知らせる。
【0021】
上の例では、無線資源の要求は1例としてGPRS制御チャネルを使って行われた。セルがGPRS制御チャネルを含んでいない(GPRSを支援していたとしても)場合に無線資源を要求する他の方法もある。この方法の場合、GSM制御チャネルを使って資源要求を行う。
【0022】
従来技術のアップリンク無線資源割り当てでは、次の問題が生じる。
【0023】
パケットチャネル要求メッセージ及びパケット資源要求メッセージに含まれている優先度フィールドが、遅延に敏感な実時間トラフィックを明確に規定していない場合、ネットワークは必要な無線資源を移動局MSに提供できない可能性がある。この場合、GPRSを使う音声伝送が充分な品質に達しないなどの問題が生じることが考えられる。
【0024】
デフォルトRLCモードは、1フェーズアクセスにおける確認応答モードである。実時間トラフィックは、非確認応答RLCモードを使って伝送されるため、2フェーズアクセスを使用する必要がある。2フェーズアクセスを使って、追加の無線資源要求情報をネットワークに与えることができる。しかし、2フェーズアクセスでは、移動局は1つではなくて2つの要求メッセージをネットワークに送信しなければならず、2フェーズアクセスはチャネル割当て処理手順に付加的な遅延をもたらすことになる。追加の無線資源要求情報を与えても、遅延に敏感な実時間トラフィックを伝送する移動局に、必要な無線資源をネットワークが提供できるとは限らない。
【0025】
アップリンク伝送のための無線資源を割り当てる場合、ダウンリンク無線資源を同時に割当てることはできない。なぜなら、ダウンリンク一時ブロックフローをダウンリンクパケットなしで生成することはできないからである。移動局がダウンリンクパケットを受信するときにネットワークが当該パケットを伝送するための無線資源を割り当てることができないという事態が起こり得る。
【0026】
ダウンリンク無線資源割り当ては現在のところ次のように指定されている。すなわち、無線資源は割り当てられていないが、そのセル位置が分かっている移動局に関するデータをネットワークが受信すると、ネットワークはパケットダウンリンク割当てメッセージを移動局に送信することにより、1個またはいくつかのパケットデータチャネルの無線資源を割り当てることができる。移動局が割当てメッセージを受け取ると、割り当てられたパケットデータチャネルから無線リンク制御(RLC)データブロックをさがし始める。
【0027】
ダウンリンク無線資源割り当てでは、次の問題が生じることがある。
【0028】
データ(SGSNから入ってくる)に付加されている情報が、遅延に敏感な実時間トラフィックを明確に規定していなければ、ネットワークは所要のダウンリンク無線資源を移動局MSに提供できない可能性がある。
【0029】
また、双方向、ダウンリンク方向及びアップリンク方向に遅延に敏感な実時間トラフィックを伝送する必要がある場合、移動局はネットワークが送信許可を移動局に送るときにのみアップリンク無線資源を要求することができる。これは、数秒間の可変量の遅延時間をもたらす可能性がある。
【0030】
ダウンリンク伝送のために無線資源を割り当てる場合、アップリンクパケットが無ければアップリンク一時ブロックフローを形成することができないため、アップリンク無線資源を同時に割り当てることができない。よって、移動局がアップリンク無線資源を要求してもネットワークがその要求された無線資源を割り当てることができないという事態が生じ得る。
【0031】
アップリンク無線資源割り当て解除は次のように指定されている。すなわち、アップリンクRLCデータブロックは全てカウントダウン値(CV)フィールドを含んでいる。参考文献〔1〕によると、BS_CV_MAX(放送パラメータ)よりも多数のネットワークに送信すべきRLCデータブロックが、移動局に残されている場合、CVは15でなければならないことが指定されている。RLCデータブロックはネットワークへ伝送されずに残っている。そうでない場合、移動局は残っているRLCデータブロックの個数をCVフィールドでネットワークに通知する。最後のRLCデータブロックは、0にセットしたCVと共に、ネットワークに送信しなければならない。参考文献[1]の仕様書には、15以外のCVをいったん送信すると、移動局は新しいRLCデータブロックを待たせて(enqueue)はならない旨も定められている。これは、進行中のTBFの期間新しいRLCデータブロックを送信してはならないことを意味する。CVフィールドが0にセットされているRLCデータブロックをネットワークが受信するとTBF解放処理手順が開始される。
【0032】
アップリンク無線資源割り当て解除では以下の問題が生じることがある。
【0033】
すなわち、遅延に敏感な実時間データが、現在のGPRS規則に従って無線インターフェースを介して伝送された場合、移動局は1セッションあたり数個のTBFを確立しなければならないことになる。なぜなら、無活動期間中は移動局にはネットワークに送信するRLCデータブロックがないため、CV値“0”がアップリンクTBFを終了させてしまうからである。TBFセットアップ処理手順には時間がかかるため、遅延に敏感なトラフィックを良好な品質で送信することができなくなる。また、移動局がアップリンク無線資源を要求したときに空いている無線資源を常に利用できるという保証はない。
【0034】
ダウンリンク無線資源割り当て解除については現在のところ次のように仕様が定められている。すなわち、どのダウンリンクRLCデータブロックもRLCヘッダ中に最終ブロックインジケータ(FBI)フィールドを含む。文献[1]では、ネットワークがFBIフィールドを1にセットすることによってダウンリンクTBFの解放を移動局に通知することを定めている。ネットワークは、移動局に送信するRLCデータブロックをそれ以上持っていない場合、FBIフィールドを1にセットする。FBIフィールドが1にセットされているRLCデータブロックを受信した後、移動局はFBI情報を受信した旨をネットワークに確認応答しなければならない。ネットワークが確認応答メッセージを受信するとTBFは解放される。
【0035】
ダウンリンク無線資源割り当て解除では、次の問題が生じることがある。
【0036】
すなわち、現在のGPRS規則に従って無線インターフェースを介して遅延に敏感な実時間トラフィックを伝送する場合、ネットワークは1セッションあたり数個のTBFを確立しなければならない。なぜなら、無活動期間中はネットワークには移動局に送信するRLCデータブロックがないため、FBI値が1にセットされてダウンリンクTBFを終了してしまうからである。また、ネットワークがダウンリンク無線資源を割り当てようとしたとき、空いている無線資源が常に利用できるという保証はない。
【0037】
アップリンク送信許可及びダウンリンク送信許可を割り当てる際にも問題が起きる。
【0038】
遅延に敏感な実時間データトラフィックがパケットデータチャネル(PDCH)で伝送される場合、現在のネットワークは、遅延に敏感なデータが伝送されることに関する明確な情報を持っていない場合があるのでそのデータを伝送するために適切な送信許可が与えられるという保証はない。
【0039】
さらに、従来技術の仕様書の問題点として、ネットワークがアップリンク方向、及びダウンリンク方向の送信許可を別々に割り当てる点が挙げられる。これは、どの移動局が次にデータを受信するか、また、どの移動局が次にデータを送信できるかを管理するということを特徴としていることと関連している。しかし、音声などの遅延に敏感なデータは厳しい遅延条件を有する。したがって、遅延に敏感なデータのユーザが送信すべきデータを持っている場合、容認できるサービスレベルを維持するためにユーザはデータの送信を実行できなければならない。2人以上のユーザが同じパケットデータチャネルを割り当てられる場合、ある時点で2人以上のユーザが同時に送信をしなければならないとき、そのうちの1人しか当該チャネルでサービスを受けられないという事態が発生する。通話中、接続時間の大部分が無音となる。したがって、1つのパケットデータチャネルに2人以上の音声ユーザを統計的に多重化することが可能である。しかし、従来技術のGPRSチャネル予約システムは、この必要性に対応するほど念入りには作られていない。したがって、1つのパケットデータチャネルに割り当てることができるのは、遅延に敏感なデータ伝送のユーザ1人だけとなる。これは、チャネル容量が効率的に使用されてないことを意味する。
【0040】
ネットワークは、移動局が遅延に敏感なデータをアップリンク方向に送信したがっていることを感知すると、要求された量のアップリンク資源をその移動局のために確保しておく。これは、当然のことであるが、求められる利用可能な資源をネットワークが有していることを要件とする。さらに、これは、パケットデータチャネルがアップリンク方向に単一の移動局により一時的に占有されることを意味する場合もある。アップリンクの遅延に敏感なデータ伝送時の無活動期間中、ネットワークは割り当てられたチャネルのアップリンク送信許可を、他の移動局に配分することができる。遅延に敏感なデータを伝送している移動局により、パケットデータチャネルのアップリンク容量は確保されているので、同じパケットデータチャネルを割り当てられている他の移動局には、アップリンク方向への送信データを有しているかどうかを調べるための、送信許可を割り当てることはできない。また、同じパケットデータチャネルを割り当てられた2台以上の移動局が遅延に敏感なデータを同時に送信しなくてはいけない場合にも、そのうちの1台しかサービスを受けることができなくなる。したがって、ネットワークが容認できるサービス品質を提供するためには、遅延に敏感なデータを伝送する移動局の数をパケットデータチャネルの数に応じて制限せざるを得ない。
【0041】
上述のように、現在の(E)GPRS(E=拡張)規格では、カウントダウン処理手順後MAC層一時ブロックフローTBFは解放される。これはバッファが空であるときはいつでもTBFが解放されることを意味する。これは1回のユーザセッション中の必要なTBF割当て、割当て解除、再割当ての数が大きなものになる可能性があることを意味する。これは、上述の問題が厳しいものになる可能性があることを意味する。
【0042】
文献[2]は従来技術のこれらの欠点を少なくする解決策を示すものである。この解決策は、最後のRLCブロックが伝送されなかった場合、伝送バッファが空のときTBFを休止期間中もオンに保つ方法に基づくものである。TBFは、“TBF解放”シグナリングメッセージを受信した場合、または所定のしきい値期間にわたって休止(無活動)期間が続く場合にのみ解放される。このようにして、不要なTBFセットアップの多くを回避することができ、システム効率の向上を図ることが可能となる。
【0043】
しかし、この解決策を用いても上記欠点を完全には解決することはできない。“しきい値期間”をあまり長いものとすることはできない。なぜなら、そうすることによって、特に通信上の負荷量が大きい状況では通信容量の利用が非効率的なものになるからである。TBFが多くのネットワーク資源上に存在する場合、一時フロー識別子(TFI)、メモリなどが接続用として予約される。ネットワークは、TBFを持つMS向けの物理的資源(ポーリングなど)を割り当て、MSによるデータ転送を可能にする必要がある。この理由のため、不必要に長期間TBFを継続しないことが望ましい。
【0044】
しかし、もし短いパケットを送信し、当該パケットに対する応答/確認応答を待つ場合、その待機期間中TBFは解放される。例えば、インターネット・ウェブ閲覧のようなすべてのTCPベースのアプリケーションは、次に続くメッセージが前のメッセージに対する応答となる3ウェイ・ハンドシェイクを用いてメッセージ交換を開始する。このような場合、TBFはセットアップされ、次いで各パケットについて別個に解放される。TBFのセットアップ処理手順は制御チャネルに負荷をかけ、遅くなるため、この処理手順では大きなシグナリング負荷と、低速のデータ転送と、低いスループットという結果が生じる。
【0045】
したがって、従来技術の問題点に対する解決策を提供する方法と装置とを提供することが本発明の目的である。特に、変化するアプリケーション、要件及び通信負荷におけるサービス品質が最適となり、しかも、同一の物理資源をそれでもなお複数のユーザ間で効率的に共有できる解決策を提供することが本発明の目的である。
【0046】
本発明の上記目的は、移動局とネットワーク間に無活動の転送期間が生じたとき、パケット無線サービスの物理接続すなわちTBFを機能しうる状態に保つことができる処理手順を提供することにより実現される。この処理手順は、無線資源を効率的に利用しながら遅延に敏感なトラフィックに対応するものである。
【0047】
本発明の1つの着想として、データ伝送の活動期間終了後、接続が解放されるまで所定期間の待機を行い、この所定期間の長さが制御可能であるという点が挙げられる。様々なタイマ値を用いて、TBFが解放されるまでの休止期間中どの位の期間TBFを継続するかを制御することが可能となる。上記期間の長さはネットワークで決定することが望ましく、この期間の長さは、専用チャネルまたは放送チャネルでネットワークにより移動局へ通知することができる。
【0048】
上記期間の長さは好適には、要求されるサービス品質パラメータと、接続のトラフィック種別と、ネットワークまたはセルにおける時々刻々の通信活動とによって決めることが望ましい。かくして、連続する活動期間の間でより長い期間を必要とするアプリケーションにおいてさえ良好なサービス品質の達成が可能となり、通信容量のさらに効果的な利用の実現が可能となる。
【0049】
期間値の制御が可能であることは非常に好都合である。なぜなら無活動期間の長さがアプリケーション(例えばメール対音声などのTCPアプリケーション)に依存しながらも、ウェブ閲覧用として適当な値がチャットや音声接続用としては不十分な場合があるからである。したがって、例えば転送すべきデータが遅延に敏感であるか否かなどの、トラフィック種別に関する情報をネットワークに好適に提供することが望ましい。サービス品質プロファイル情報要素内に含まれる優先度フィールドでこの情報をネットワークへ提供することが可能である。
【0050】
無線転送を必要とするデータ量の最少化を図るために数値で定めたタイマ値を生成することが望ましい。或るビットの組み合わせにより明確にあるタイマ値を規定するようにこれらの値をあるビット・マップと関連付けることができる。
【0051】
BCCH(放送制御チャネル)またはPBCCH(パケット放送制御チャネル)を介して送信される放送メッセージであるシステム情報メッセージなどでタイマ値を移動局へ伝えることができる。タイマ値を通知する別の方法として、ある移動局または移動局のグループだけに専用のシグナリングメッセージを利用する方法がある。利用する望ましいメッセージは、パケット割当てメッセージのような移動局用資源の割り当てに使用するメッセージとなる。
【0052】
移動局は、ネットワークのために提案値として初期タイマ値を示すことができ、ネットワークはタイマ値を決定するときこれを利用できる。
【0053】
本発明の着想をアップリンクデータ転送時またはダウンリンクデータ転送時に利用することができる。上記タイマ値は、2つのデータ転送方向で同じものであってもまたは異なるものであってもよい。
【0054】
本発明は従来技術による方法よりも優れた重要な利点を提供するものである。本発明を用いることにより、非常に効率的なパケットチャネル資源の利用が可能となり、さらに、任意のアプリケーションまたはトラフィック状態における最適のサービス品質の提供が可能となる。
【0055】
電気通信システムのパケット無線サービスにおいて接続を形成することによりデータフローの転送を行う本発明による方法であって、前記接続によりパケットデータチャネルを構成し、データフローは少なくとも1回のデータ転送活動期間を有し、データ転送活動期間後に、所定期間の間接続を保持し、その後、所定時間が経過するまで新しい活動期間が開始しなければ、接続を解放し、電気通信システムが所定期間の長さを決定し、次いで、電気通信システムから移動局へ前記決定値に関する情報を転送することを上記方法は特徴とする。
【0056】
本発明はまたパケット無線サービスにおいて接続を形成することによりデータフローを転送する電気通信システムにも適用され、その場合、データフローが少なくとも1回のデータ転送活動期間を含み、さらに、電気通信システムは、データ転送活動期間後、所定時間の間接続を保持する手段と、新しい活動期間が開始していなかった場合、所定期間の経過後、接続を解放する手段とを有し、さらに、前記所定期間の長さを決定する手段と、電気通信システムから移動局へ前記所定値に関する情報を転送する手段と、を有することを上記システムは特徴とする。
【0057】
本発明はまたパケット無線サービスにおいてセルラ通信システムと接続を形成することによりデータフローを転送する移動局にも適用され、その場合、データフローは少なくとも1回のデータ転送活動期間を含み、さらに、移動局は、データ転送活動期間後或る所定時間の間接続を保持する手段と、新しい活動期間が開始していなかった場合、所定期間の経過後接続を解放する手段とを有し、移動局は、電気通信システムから前記所定期間の長さに関する情報を受け取る手段を有することを特徴とする。
【0058】
本発明の好ましい実施例は従属クレームに記載されている。以下、添付図面を用いてさらに詳細に本発明について説明する。
【0059】
図1及び図2については従来技術の説明で前述した。以下、一例としてGPRSシステムにおける実施例を用いて、遅延に敏感なデータ用資源を指示し、該資源を割り当てる第1の原理について説明する。
【0060】
図3は、移動局からネットワークへRLCブロックを伝送する(300)ステップの一例を示すフローチャートである。本発明に基づくこの実施例ではタイマ値が専用シグナリングメッセージでMSへ送られる。最初にMSはパケットチャネル要求(及びパケット資源要求)メッセージを用いてアップリンクTBFを要求する(302)。ネットワークはタイマ値を決定し(304)、資源を割り当て、割り当てた資源に関してパケットアップリンク割当てメッセージで移動局に知らせる(306)。本発明に基づくタイマベースのTBFの解放を利用する場合、パケットアップリンク割当てメッセージの中にタイマ値Txが含まれる。移動局および/またはネットワークから受信するパラメータに基づいてネットワークはTxの値を決定する。このようなパラメータは優先度、スループット及びトラフィック・クラスであることが望ましい。また、移動局は、利用を提案するタイマ値情報をネットワークに与えてもよい。その代りにネットワークが、MSや、ネットワーク負荷などに関して持っている情報に基づいて独立にタイマ値を決定してもよい。
【0061】
次の段階で、移動局はアップリンクデータを転送する(308)。バッファが空になる(310)といつも、移動局はTxにセットした期限を持つタイマを始動させ、ネットワークは値Tyを持つ別のタイマを始動させる(312)。Tyは値Txによって決めてもよい。
【0062】
伝送すべきデータが移動局にあるかどうかを知るために、ネットワークは時間Tyの間、ポーリングにより定期的に移動局に対して伝送許可を割り当てる。移動局がデータを伝送した(330)場合、ネットワークはそのタイマをリセットし、通常のデータ転送を継続する(308)。MSは送信許可を取得し、何らかの送信データがあれば、タイマを停止させて、正規にデータ転送を継続する。タイマTxまたはTyのうち一方が時間切れの場合、TBFは解放される(322)。送信許可を得たとき、移動局に送信すべきデータがない場合、移動局はパケットアップリンクのダミー制御ブロックなどを送信する場合もある。この場合タイマはいずれもリセットされない。
【0063】
【外1】
【0064】
このようにタイマ値情報はメッセージフィールド{0|1 <Timer TBF Release value> }で与えられる。その他の上記メッセージフィールドの意味については文献[1]に記載されている。
【0065】
データ転送の資源割り当ての開始時を除けば、データ転送中または無活動期間中にもタイマ値の転送を行うことが可能である。
【0066】
2ビットのメッセージでタイマ値を示す場合、以下の模範的表現を用いることも可能である:
【表3】
【0067】
例えば500msの或る基準値を参照する乗算器を用いてタイマ値を示すことも可能である。このメッセージでのみ乗算器の値が伝送されることになる。例えば、基準値が500msであれば、2ビットメッセージ・フィールドの4つの代替的な値は、タイマ値0ms、500ms、1000ms及び1500msに対応する。この基準値はシステム仕様で定めることができる。あるいはシステム情報メッセージまたは制御メッセージによってこの基準値を伝送してもよい。
【0068】
図4は、移動局からネットワークへRLCブロックを伝送するステップの別の例のフローチャート(400)を示す。本発明に基づくこの実施例では、タイマ値はシステム情報の処理手順で移動局へ送信される。ネットワークはまずタイマ値を決定し(442)、移動局はシステム情報メッセージを読み出し、もしMSがタイマベースでTBFを解放する方法に対応している場合には、受信したタイマ値Tx1、Tx2、...、を記憶する(444)。異なるデータタイプに対して複数のタイマ値が存在する場合、すべてのタイマ値または一部のタイマ値が記憶される。移動局がアップリンクTBFを要求する(445)と、ネットワークは資源を割り当て、割当てメッセージで移動局に通知する(446)。割当てメッセージ内の使用タイマ値に関する情報をネットワークが移動局に与えないという点を除いて、図3で前述したように(308−330)、アップリンクTBFは持続する(448−470)。MSとネットワークはセットアップすべきTBFのパラメータ値に割り当てられた値を使用する。
【0069】
図3と図4のアップリンクの資源割り当ての際に、移動局は遅延に敏感なデータ転送用無線資源を要求する旨をネットワークに対して示す。移動局に対して要求されるサービスレベルを提供するための十分な無線資源を割り当てるためにネットワークは情報を必要とする。この情報は、以下の方法のうちの1つを介してネットワークへ提供されるものであってもよい。その場合、本発明の適用性を限定する意図を伴わずに、何らかのシステム特有のメッセージ名が例として使用される。
【0070】
移動局は、パケットチャネル要求(PACKET CHANNEL REQUEST)メッセージをネットワークへ送り、このメッセージは遅延に敏感なデータ転送用として使用するある特定タイプのメッセージを持っている。
【0071】
チャネル要求記述(CHANNEL REQUEST DESCRIPTION)情報要素または対応する他の情報要素がパケット資源要求(PACKET RESOURCE REQUEST)メッセージの中へ含まれ、上記情報要素の中には遅延に敏感なデータを転送する旨を示す情報が含まれる。
【0072】
パケットチャネル要求メッセージやパケット資源要求メッセージのような無線資源要求メッセージの中に優先度フィールドやその他のフィールドが含まれ、上記メッセージは移動局によりネットワークへ伝送され、遅延に敏感なデータを転送すべき旨が明確に上記フィールドにより特定される。
【0073】
遅延に敏感なデータ転送に求められる当該無線資源に関する情報に加えて、必要な資源をさらに正確に指定する以下の追加パラメータも無線要求情報に含めてもよい:
【0074】
必要なパケットデータチャネル数
【0075】
通信が片方向か双方向のいずれであるかに関する情報
この情報によりネットワークは、移動局がダウンリンク資源も必要としているかどうかの判定を行うことが可能となる。アップリンク無線資源と同時にダウンリンク資源を確保することにより、移動局がダウンリンクデータを受け取ったにもかかわらず、ネットワークがダウンリンク無線資源をその時点で確保できないというような状況を回避することが可能となる。
【0076】
所望のタイマ値Tx、Tyに関する情報
【0077】
パケットチャネル要求メッセージの長さは11乃至8ビットにすぎないので、メッセージの中へ上記パラメータを含めることが困難な場合もある。したがって、遅延に敏感なデータ転送を行うために無線資源を要求するとき、その要求された無線資源についてのより正確な記述が必要な場合、2フェーズアクセスの利用が望ましい場合もある。
【0078】
上記実施例はアップリンクTBF伝送に関係するものではであるが、ダウンリンクデータ転送時に対応するタイマ機能を利用することも可能である。ダウンリンク資源割り当て時に、ダウンリンク無線資源が割り当てられていない移動局へのデータ伝送をネットワークが必要とするとき、あるいは、移動局がアップリンクTBFの確立処理手順中ダウンリンクTBFの確立を要求するとき、処理手順が開始される。ネットワークはパケットデータに付加された情報に基づいて十分な無線資源を割り当てる。この情報は、ネットワークが、要求されるサービスレベルを提供するための十分な無線資源を割り当てることが可能となるように遅延に敏感なデータ転送を行うための無線資源が要求されているという表示を含む。例えば、サービス品質(QoS)プロファイルに含まれる情報要素の中にデータの遅延感度を示すようにしてもよい。QoSプロファイル内の新しいフィールドの中に、あるいは、ネットワークから、例えばSGSNからBSSへ送られたデータに付加された新しい情報要素の中にデータ転送の遅延感度を示すようにしてもよい。
【0079】
さらに、必要な無線資源についてより正確な記述を行うためにSGSNから受信した情報の中へ以下のパラメータを含めるようにしてもよい。
【0080】
タイマ・パラメータとタイマ値に関する情報
【0081】
必要なパケットデータチャネル数
【0082】
通信が片方向か双方向のいずれであるかに関する情報
この情報によりネットワークは、移動局がアップリンク無線資源も要求しているかどうかの判定を行うことが可能となる。アップリンク無線資源と同時にダウンリンク資源を確保することにより、移動局がアップリンクデータを送る必要があるにもかかわらず、ネットワークがアップリンク無線資源をその時点で確保できないというような状況を回避することが可能となる。
【0083】
図5は連続するTDMAフレームを示し、これらのフレームの中でタイムスロット5がパケットデータチャネル用として使用される。TDMAフレーム500と502で、遅延に敏感なデータ転送のアクティブ接続用としてパケットデータチャネルが割り当てられる。活動期間が変化して無活動(無音)期間になると、ネットワークはフレーム504で第2の接続に伝送許可を割り当てる。無活動期間中(フレーム504−512)ネットワークは、チャネル要求(フレーム508)を求める第1の接続の移動局に対して送信許可を定期的に割り当てる。活動期間が再開する(フレーム514、516)と、アップリンクデータ転送許可が第1の接続へ返送される。第2の接続が遅延に敏感なデータも転送している場合、無活動期間の最初または最後に別のパケットデータチャネルに対して接続のうちの1つの接続の再割り当てを行うようにしてもよい。
【0084】
同じパケットデータチャネルを複数の無活動接続用として割り当てる場合、それらのうちの1つが送信を開始すると、遅延に敏感な他の全てのユーザの再割当てを別のパケットデータチャネルに対して行うことができる。或いは、ユーザは同じパケットデータチャネルでアップリンク伝送許可を待機してもよい。実際には、上記再割当ては、パケットアップリンク割当てのような単一の信号メッセージの送信によって行うことも可能であり、この信号メッセージの中には再割り当ての対象となる各移動局に対する新しいパケットデータチャネルの割当てが含まれる。別の代替的方法として、パケット再割当てのような単一信号メッセージを送信する方法があり、これには、再割り当てを行う対象の全ての/いくつかの移動局に対する新しいパケットデータチャネル割当てが含まれる。唯一の信号メッセージを使用することにより、他の目的のための未使用の無線容量がさらに多く残されることになる。
【0085】
ネットワークが移動局向けの遅延に敏感なデータを受信したとき、ネットワークは必要なだけのダウンリンク・パケットデータチャネル容量を移動局に対して確保する。当然これは、必要とされる利用可能な資源をネットワークが有していることを要件とする。さらにこれは、パケットデータチャネルがダウンリンク方向に単一の移動局により一時的に占有されることを意味する場合もある。ダウンリンク遅延に敏感なデータ転送時の無活動期間の間、ネットワークは別の移動局に対してダウンリンク伝送許可を割り当てることができるため、ネットワークは別の移動局へのデータ伝送が可能となる。ネットワークが、2つ以上の移動局向けの遅延に敏感なデータを1つまたは複数の同じパケットチャネルで同時に受信し、そのため1つを除くすべてのデータをブロックしなければならなくなる状況を防ぐために、ネットワークは遅延に敏感なデータの転送を用いてその他の移動局を別のパケットデータチャネルへ割当てることができる。この割当ては以下のメカニズムを利用して行うことができる。
【0086】
初期ダウンリンク割当て:移動局向けの遅延に敏感なデータを受信したとき、ネットワークは、同じパケットデータチャネルに存在するその他の遅延に敏感なデータユーザの再割り当てを行う。遅延に鈍感なデータユーザの再割当てを別のパケットデータチャネルに対して行ってもよい。あるいは、ユーザは同じパケットデータチャネルで伝送許可の待機を行うことになる。ネットワークはパケットダウンリンク割当てのような信号メッセージを伝送し、この信号メッセージには、再割り当ての対象となる全ての/いくつかの移動局への新しいパケットデータチャネル割当てが含まれる。
【0087】
末期ダウンリンク割当て:移動局向けの遅延に敏感なデータを受信したとき、ネットワークは、同じパケットデータチャネルに存在する別の移動局の再割り当てをすぐには行わない。ネットワークが移動局用として遅延に敏感なデータを受信し、ネットワークが同じパケットデータチャネルで或る別の移動局へ遅延に敏感なデータをすでに転送しているときにのみ、ネットワークは新しいパケットデータチャネルを移動局へ割り当てる。パケットダウンリンク割当て信号メッセージなどを移動局に送信することによりこの新しいパケットデータチャネルは移動局へ割り当てられる。
【0088】
ネットワークは、遅延に敏感なデータがダウンリンク伝送許可を求めてあまりに長い間順番待ちを行う必要がないように制御を行うことが望ましい。また、ネットワークは、別の移動局の他の一時ブロックフローと関連する信号メッセージがパケットデータチャネルを過度に占有しないように制御を行うことも望ましい。他の一時ブロックフローの信号メッセージと比べて同じ優先度またはそれより高い優先度を遅延に敏感なデータ転送に与えることにより上記制御を行うようにしてもよい。
【0089】
ネットワークが伝送すべき遅延に敏感なデータを一時的に持っていない場合には、一時ブロックフローを保存し、最後にバッファされたRLCデータブロックの伝送後、FBIフィールドを値“1”にセットしない。移動局がタイマを用いてダウンリンクTBFの終了を制御するか、あるいは、いつTBFを解放すべきかを決定できるタイマ機能を備えた論理エンティティをネットワークに設けるようにしてもよい。
【0090】
図6は本発明に基づく移動局100のブロック図を示す。移動局は基地局からの無線周波数信号受信用アンテナ101を備える。受信RF信号はスイッチ102を用いてRF受信機111へ導かれ、そこでこのRF信号は増幅され、デジタルに変換される。その後、この信号は検出され、ブロック112で復調される。復調器の種別はシステムの無線インターフェースに依存して決められる。それはQAM復調器またはRAKE合成器を備えるものであってもよい。ブロック113で暗号解読及びインタリーブ解除が行われる。その後、信号は信号種別(音声/データ)に基づいて処理される。受信パケットデータはスピーカにより音に変換することができる。またはビデオ・モニタのような別個の装置とのリンクも可能である。メモリ104の中へ記憶されたプログラムに基づいて制御ユニット103は受信ブロックの制御を行う。特に、本発明に基づくタイマ・パラメータの受信を行うようなやり方で制御ユニットは受信ブロックを制御する。
【0091】
信号伝送時に、制御ユニットは信号種別に基づいて信号処理ブロック133の制御を行う。さらにブロック121は信号の暗号化とインタリーブを行う。TDMA送信機では、バーストが符号化されたデータからブロック122で形成される。さらにこれらのバーストはブロック123で変調され、増幅される。RF信号は、送信のためにスイッチ102を介してアンテナ101へ導かれる。処理ブロックと伝送ブロックとは制御ユニットにより制御される。特に、制御ユニットはタイマ機能を備え、本発明に基づくTBFの維持/解放が図られるようなやり方でブロックの伝送制御を行う。また、割り当てたパケットデータチャネルの利用を図るような方法でチャンネル選択を制御ユニットにより制御する。
【0092】
一般に、通信装置での情報処理は、マイクロプロセッサの形式の処理能力とメモリ回路の形式のメモリ容量を持つ構成装置で行われる。このような構成装置は移動局及び固定ネットワーク構成要素の技術により公知である。公知の通信装置を本発明に基づく通信装置に変換するためには、上述の動作の実行をマイクロプロセッサに指示する1セットの機械可読命令を記憶手段の中へ記憶させる必要がある。本特許出願の教示と組み合わせて、このような命令の構成及びメモリ内への記憶を行う場合、当業者の能力の範囲内にある公知技術が利用される。ネットワーク側では、本発明に基づく特徴は、移動局用としてアップリンク送信許可及びダウンリンク送信許可などを割り当てるパケット制御ユニットPCUなどにおいて実現可能である。例えば基地送受信局BTS、基地局コントローラBSCまたはサービスGPRS支援ノードSGSN内にパケット制御ユニットを配置することができる。
【0093】
以上、本発明に基づく解決策の実施例を示す好適例について説明した。本発明に基づく原理は、当然のことであるが、請求項に規定する範囲の枠組み内で、実施構成の詳細及び利用範囲を変更することなどにより改変可能である。したがって、本発明はGPRSに限定されるものではなく、本発明の思想はパケットデータ転送が利用される別の通信システムにも同様に適用可能である。
【0094】
タイマ値に関する情報は上述のチャネル及びメッセージで転送が可能である。あるいは上記情報は、GSMシステムのSACCH(低速付随制御チャネル)のような或る別の制御チャネルのシグナリングメッセージの形で転送を行うことも可能である。また対応する情報を転送するための他の多くのシグナリングが行われる可能性もある。特に、活動期間の存在の有無にかかわりなく、SACCHまたは類似の制御チャネルによりこのような情報の伝送を行うことが可能である。また、メッセージフィールドのタイマ・パラメータの転送も例示として示されたものであり、他の多くの情報転送方法を適用することも可能である。
【0095】
本発明は決して音声データの転送に限定されるものではなく、無活動期間と活動期間とを有する任意のデータフローの転送が行われるパケット無線サービスにおいて適用可能である。1例として、セッション中セッションのセットアップと制御とを目的として多くの短いパケットが送信されるTCPベースのアプリケーション、たとえばIMAPまたはSMTPベースのe−メールダウンロードなどが挙げられる。
【0096】
引用文献
[1] デジタルセルラ通信システム(フェーズ2+);一般パケット無線サービス(GPRS);移動局(MS)−基地局システム(BSS)インターフェース;無線リンク制御/媒体アクセス制御(RLC/MAC)プロトコル(GSM04.60バージョン6.1.0);欧州通信規格協会
[2] フィンランド特許第982577号。この特許は米国特許出願番号第09/447988号及びヨーロッパ特許出願番号99308864.0号に対応する。
【図面の簡単な説明】
【図1a】図1aは従来技術によるセルラ通信システムを示す図である。
【図1b】図1bは一般パケット無線サービス(GPRS)のアーキテクチャを示す図である。
【図2】図2は従来技術によるセルラ通信システムのプロトコルレベルを示す図である。
【図3】図3は専用チャネルでタイマ値を示すアップリンクRLCブロック伝送を行うためのフローチャートを示す図である。
【図4】図4は共通チャネルでタイマ値を示すアップリンクRLCブロック伝送を行うためのフローチャートを示す図である。
【図5】図5は遅延に敏感なデータフローの活動期間及び無活動期間のTDMAフレームを示す図である。
【図6】図6は本発明に基づく移動局のブロック図を示す図である。
Claims (24)
- 電気通信システムのパケット無線サービスにおいて接続を形成することによりデータフローの転送を行う方法であって、前記接続によりパケットデータチャネルを構成し、前記データフローは少なくとも1回のデータ転送活動期間を有し、データ転送活動期間後に、所定期間の間前記接続を保持し、その後、前記所定期間が経過するまで新しい活動期間が開始しなければ、前記接続を解放する前記方法において、前記電気通信システムが前記所定期間の長さを決定し、次いで、前記電気通信システムから移動局へ前記の決定値に関する情報を転送することを特徴とする方法。
- 専用のシグナリングチャネルで前記情報を転送することを特徴とする請求項1に記載の方法。
- パケットデータ割当てメッセージで前記情報を転送することを特徴とする請求項2に記載の方法。
- 放送チャネルで前記情報を転送することを特徴とする請求項1に記載の方法。
- システム情報メッセージで前記情報を転送することを特徴とする請求項4に記載の方法。
- 前記無線サービスがGPRSであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- データ転送無活動期間がデータ転送活動期間の後に続く場合、ネットワークが、前記パケットデータチャネルで別の一時ブロックフローに対して割り当てることができる複数の伝送許可を割り当てることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
- 遅延に敏感なデータの2つ以上の接続に対して同じパケットデータチャネルを割り当てるとき、すべてのこのような接続が無活動期間を有し、第1の接続が転送活動期間へ変わるとき、別のパケットデータチャネルに対して第2の接続の再割り当てを行うことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
- パケットデータ転送の第1の方向(アップリンク/ダウンリンク)の一時ブロックフローを解放するとき、少なくとも所定時間の間データ転送方向と反対方向の一時ブロックフローを保持することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
- 転送されるべきパケットデータが遅延に敏感であるか否かに関する情報を前記ネットワークに通知することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
- 前記の接続の要求されるサービス品質値に基づいて前記期間値を決定することを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
- 前記接続の通信種別に基づいて前記期間値を決定することを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
- 前記ネットワークおよび/またはセル内の時々刻々の通信活動に基づいて前記期間値を決定することを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
- 前記情報をパラメータとして転送し、該パラメータが所定の個数の代替値を持つことができ、各代替パラメータ値が前記期間の長さの所定値に対応することを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法。
- 前記期間の長さが所定の基準時間値を乗算されたパラメータ値に等しいことを特徴とする請求項14に記載の方法。
- 前記基準時間値が、以下の方法、
前記基準時間値をシステム情報メッセージの形で放送する;
前記基準時間値をシグナリングメッセージで放送する;
前記タイマ値がシステム仕様で定められた定数である;
のうちの1つの方法で前記移動局へ与えられることを特徴とする請求項15に記載の方法。 - 前記期間値に関する前記情報を前記データ転送を行うために前記資源割り当て中転送することを特徴とする請求項1〜16のいずれか一項に記載の方法。
- 前記期間値に関する前記情報を前記データ転送中転送することを特徴とする請求項1〜16のいずれか一項に記載の方法。
- 前記時間値に関する前記情報を無活動期間中転送することを特徴とする請求項1〜16のいずれか一項に記載の方法。
- 前記移動局が前記期間の初期値を送信し、前記ネットワークが前記初期値に基づいて前記期間値を決定することを特徴とする請求項1〜19のいずれか一項に記載の方法。
- 前記期間値がアップリンクデータ転送と関連することを特徴とする請求項1〜20のいずれか一項に記載の方法。
- 前記期間値がダウンリンクデータ転送と関連することを特徴とする請求項1〜21のいずれか一項に記載の方法。
- パケット無線サービスにおいて接続を形成することによりデータフローを転送する電気通信システムであって、前記データフローが少なくとも1回のデータ転送活動期間を含み、さらに、データ転送活動期間後、所定時間の間前記接続を保持する手段と、新しい活動期間が開始していなかった場合、前記所定期間の経過後、前記接続を解放する手段と、を有する前記電気通信システムにおいて、前記所定期間の長さを決定する手段と、前記電気通信システムから移動局へ前記の決定された値に関する情報を転送する手段と、を有することを特徴とする電気通信システム。
- パケット無線サービスにおいてセルラ通信システムと接続を形成することによりデータフローを転送する移動局であって、前記データフローは少なくとも1回のデータ転送活動期間を含み、さらに、データ転送活動期間後或る所定時間の間前記接続を保持する手段と、新しい活動期間が開始していなかった場合、前記所定期間の経過後前記接続を解放する手段と、を有する前記移動局において、前記電気通信システムから前記所定期間の長さに関する情報を受け取る手段をさらに有することを特徴とする移動局。
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