JP2008522619A5 - - Google Patents

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[0086] 非特異的T4Dam−DNA−AdoHcy複合体の構造:AdoHcyおよび合成12塩基対DNA(ACAGGATCCTGT(配列番号2))(T4Damの最小基質)の両方を有するT4Damの3要素複合体を結晶化した(Hattman and Malygin、2004)。結晶において、DNA2本鎖は逆向きに重なり、疑似連続DNA2本鎖を形成する。図3A。驚くべきことに、配列特異的T4DamはGATC部位には結合しない。図3A〜C。むしろ、それは、合成2本鎖当たり2個のDam単量体を含有するDNAに、非特異的な「緩い」様式で結合する。図3A〜B。
[0088] 半特異的複合体の構造:AdeおよびThyが結合部で塩基対になるように、平滑末端GATC含有12塩基DNAに加えて、1本の鎖(ACCATGATCTGAC(配列番号3))に5’オーバーハングAdeを有し、他方の鎖(TGTCAGATCATGG(配列番号4))に5’−オーバーハングThyを有する13塩基特異的DNAを使用した。2個のDNA分子のらせん軸が互いに約12Åずれていること以外は、非特異的結合と同様に、2個のDam分子は1個のDNA2本鎖に結合する(図4A)。T4DamはDNA結合部に結合し、3位のG:C塩基対でR116を介してGuaと水素結合相互作用を形成する(図4B〜C)。驚くべきことに、次の2位のG:C対および1位のオーバーハングAdeは(DNAの溶解を通じて)開かれている(図4B)。隣のDNA分子のオーバーハングThyが接近し、らせんからはみ出て、G:C対のCytと重なり、他方、F111のフェニル環は別の側に重なる(図4B)。Thyのメチル基は、P126とのファンデルワールス力で接触し、他方、O4原子はM114と接触する(図4C)。相互作用に関与する残基(R116、F111、P126およびM114)は、GATC MTアーゼのファミリーで高度に保存されたアミノ酸である(図2C参照)。特定の理論に結びつけることは望まないが、この分子は認識配列の一部を結合部の配列に模倣させていると考えられる。
[0089] 半特異的接触および特異的接触の両方を含む3要素複合体の構造:12塩基および13塩基に加えて、認識配列の一部を模倣している末端配列を有する15塩基オリゴ(TCACAGGATCCTGTG(配列番号5))を構築した。さらに、DNAに対するタンパク質の割合も減少させた。以下のことが観察された。(1)隣接したDNA分子の間の結合部はいずれもDam分子(図5Aの分子B、C、DおよびE)によって占有される。2個のDNA分子の重なりはF111を介して媒介され、F111は、2個の隣接するDNA分子の5’Thy塩基と重なる(図5B)。(2)より特異的な相互作用はオリゴヌクレオチドの結合部に認められ、R116、P126およびM114は半分の部位と相互作用し、S112およびR130はもう半分の部位と相互作用する(図5C)。(3)DNAに対するタンパク質の比が減少するので、分子1個のみ(図5Aの分子F)がオリゴの中央の特異的GATC部位に結合し、2本鎖DNAからフリッピングした標的Adeと特異的に相互作用する(示さず)。表2および3に、様々なT4Dam−DNA−AdoHcy結晶の特性の概要を示す。
[00120] 部位特異的変異誘発は、文献(Jeltsch and Lanio、2002)に記載のように実施した。EcoDam野生型およびその変異体は、文献(Horton他、2005)に記載のように精製した。DNA結合は、BiaCoreX装置で表面プラズモン共鳴を使用して、文献(Horton他、2005)に記載のように分析した。オリゴヌクレオチド基質(精製型をThermo Electron、Dreieich、Germanyから購入)のメチル化は、文献(Horton他、2005)に記載のように実施した。メチル化実験は、[メチル−H]AdoMet(NEN)0.76μmを含有するHepes(pH7.5)50mM、NaCl 50mM、EDTA 1mM、DTT 0.5mM、BSA 0.2μg/μl中、37℃で、文献(Roth and Jeltsch、2000)に記載のように行い、特異性分析のためにオリゴヌクレオチド基質0.5μMおよび酵素0.6μMを用いて(図15B〜C)、また、ヘミメチル化DNAとの相互作用の研究のために酵素0.25μMを用いて(図18)、シングルターンオーバー条件下で実施した。20塩基オリゴヌクレオチド基質の配列は、MがN6−メチル−Adeである5’−GCGACAGTGATCGGCCTGTC−3’(配列番号6)および5’−GACAGGCCGMTCACTGTCGC−3’(配列番号7)の2本鎖であった。さらに、第1、第3また第4の位置のGATCとは1塩基対異なる、ニアコグネイト部位を備えた9種の基質を使用した。様々な変異体による標的配列の第1の位置の認識を比較するために、特異性因子は、その他の位置で改変された全てのニアコグネイト部位のメチル化速度と第1の位置で改変された基質のメチル化速度との比、すなわち、
[00121]
と定義した。
[00124] 大腸菌Dam結晶を生成することは困難で、特にDNA無しでは困難である。うまく結晶化したT4Damから得られた知識を利用して、以下の特性、(1)結晶充填格子におけるDNA媒介タンパク質−タンパク質接触を最大化するのに最適な長さ、および(2)2個のDNA2本鎖が逆向きに重なる場合にGATC部位を模倣するオリゴヌクレオチドの2個の末端配列を有するオリゴヌクレオチドを設計した。したがって、12塩基DNA5’−TCTAGATCTAGA−3’(配列番号8)を使用する。さらに、隣接するDNA2本鎖の間の結合部全てと、中央GATC部位とがDam分子によって占められるように、タンパク質対DNA比(>2:1)を変化させる。これらの特性によって、DNAおよびAdoHcyと複合体になったEcoDamをうまく結晶化させた。この結晶は、高い分解能でX線を回折した。特に、a=44.8Å、b=70.2Å、c=96.5Åの単位セルを有する斜方晶形態(空間群P2)は、PEG400 5〜15%、KCl 100mM、MgSO 10mMおよび緩衝液(MESまたはHEPES)100mM pH6.6〜7.4で成長した。分解能1.89Åまで回折したデータセットを表5に示す。この構造を、初期検索モデルとしてT4Damを使用して分子置換法によって解析し、このモデルをR因子0.186およびR−free0.215まで精密に調べた(図13)。
[00126] EcoDamの全体構造:2個のEcoDamモノマー(分子AおよびB)および1個のDNA2本鎖は、結晶学的に対称な単位に含まれる。EcoDma分子Aは、主として1個のDNA2本鎖に結合し、他方、EcoDam分子Bは、2個のDNA2本鎖の間の結合部に結合する(図14B)。T4Dam(Yang他、2003)のようなEcoDamは、2個のドメイン、すなわち、AdoHcyの結合部位を有する7本鎖触媒ドメイン、および5個のヘリックス束およびGATC関連MTアーゼオルソログのファミリーに保存されている(残基118〜139、図14Bおよび14Cの赤)β−ヘアピンループから成るDNA結合ドメイン、を含有する(Yang他、2003)。2個のタンパク質分子は、Cα原子の241対と比較して非常に類似しており、標準偏差は0.07Åである。2個の領域、すなわち、活性部位D181−P−P−Y184モチーフ(配列番号1)直後(β4鎖の後)の残基188〜197、およびβ6とβ7鎖の間の残基247〜259、が両分子中で不規則になっている(図14Cおよび14D)。
[00132] 標的Adeと塩基フリッピングとの相互作用:合成オリゴデオキシヌクレオチド2本鎖へのヌクレオチドアナログ2−アミノプリン(2AP)の組み込みは、2AP蛍光が、2重らせんDNAの重なった環境から除去されると劇的に増加する(Ward他、1969)ことから、塩基フリッピングなどの立体構造変化を詳しく調べるために広く使用されている(Allan他、1998、Allan and Reich、1996、Holz他、1998、Stivers、1998)。標的Adeの位置に2APを有するヘミメチル化G−2AP−TC基質の蛍光変化は、EcoDamによる塩基フリッピングと関連していた(Liebert他、2004)。EcoDamによる塩基フリッピングには、(i)DNAらせんの外に標的塩基がフリッピングするステップ、および(ii)フリッピングした塩基が、(D181−P−P−Y184モチーフ(配列番号1)によって形成された)酵素の活性部位ポケットに結合するステップ、の2つのステップが含まれる。標的塩基のフリッピングによって、蛍光の強い増加を引き起こす、隣接塩基とAdeとの重なり相互作用の完全な消失がもたらされる。フリッピングした塩基が活性部位ポケットに結合する間に、芳香族残基に重なり、それによってこの捕捉ステップの間に2AP蛍光の減少が引き起こされる(Liebert他、2004)。ヘミメチル化G−2AP−TC基質による迅速な反応速度論的測定によって、AdoMetの存在下では、EcoDamによる塩基フリッピングは2相性のプロセスであることが示された(図17C)。最初のフリッピングは非常に速かったが、フリッピングした塩基の活性部位ポケットへの挿入は遅かった。しかし、補酵素AdoMetの非存在下、またはAdoHCyの存在下では、ゆっくりした蛍光減少は認められなかった。このことは、フリッピングした標的塩基の活性部位ポケットへの結合は、AdoMetがこの酵素に結合しなければ起こらないことを示唆している(Liebert他、2004)。
DamによるDNAアデニンメチル化を示す図である。Damは、GATC配列のアデニン残基において、AdoMetからN6原子へのメチル基の転移を触媒する。 T4Dam−AdoHcy構造を示す図である。A.AdoHcyと複合体を形成しているT4Damの2次構造をリボンで表した図である(ボールスティックモデル)。B.ヘアピンループは、DNA(配列特異的および非特異的)相互作用に関連する保存された残基を有する。C.選択されたDam MTアーゼオルソログのヘアピンループの配列アラインメント(上から順に配列番号22〜29)。Sty:サルモネラ・チフィムリウム、Sma:セラチア・マルセッセンス、Ype:エルシニア・ペスティス、Vch:ビブリオ・コレラ。 T4Dam−AdoHcy−12塩基DNA構造を示す図である。Dam複合体の12塩基DNAへの非特異的結合の2つの直交投影図。A.分子Aは、1個のDNA分子に結合し、分子Bは2個のDNA分子の結合部に結合する。B.DNAのらせん軸の下視図である。C.分子Bのヘアピンループは、DNA結合部の近くにあるが、DNAとは特異的な接触を行わない。 T4Dam−AdoHcy−13塩基DNAの3次構造を示す図である。この構造は登録されている(PDB 1YF3)。A.2個のDNA分子(右側に示す。らせん軸はページから突き出ている。)は、互いに相手のDNA軸に対して垂直にずれている。B.非特異的複合体(分子A)および1/4−部位認識複合体(分子B)におけるタンパク質−DNA接触の概略を示す図である(上側の配列はいずれも配列番号4に、下側の配列はいずれも配列番号3に示されている)。C.結合部に結合したDam(分子B)のヘアピンループのF111は5’Thyに重なる(上側の配列はいずれも配列番号4に、下側の配列はいずれも配列番号3に示されている)。D.R116−Gua、P126−ThyおよびM114−Thyでは、特異的相互反応が認められる。 T4Dam−AdoHcy−15塩基DNAの構造を示す図である。この構造は登録されている(PDB 1YFJ)。A.2個のDNA2本鎖(いずれの配列も配列番号5に示されている。)の間の結合部は全て、CまたはDとして示されたDam分子によって占有され、他方、1個の特異的GATC部位のみが分子Eと結合する。B.Dam分子CのヘアピンループのF111は、2個の5’Thyに重なる。C.R116、P126、M114、S112、G128およびR130によって特異的相互作用が媒介される。 T4DamF111の挿入を示す図である。(A)分子Eと標準GATC部位との間の相互作用。水色の破線の円は、フリッピングしたAdeを示す。T4DamのDNAへの挿入領域は、濃青色の破線の円で示し、右図に拡大して示す。分子EのF111はAT塩基対とThy:S112「塩基−アミノ酸」対の間に挿入する。(B)AdoMet、AdoHcyおよびシネフンギンの化学構造。(C)シネフンギン存在下での活性部位の立体構造(PDBコード1YFL)。変化しないN末端残基K11は、D171およびY174の側鎖ならびにG9の主鎖カルボニル酸素と相互作用し、同様のD171−K11−Y174相互作用は、T4Dam−AdoHcyの2次構造においても認められた(Yang他、2003)。K11S置換により実質的に酵素活性が消失するので、このD171−K11−Y174相互作用は正常な機能に必須なようである(V.G、Kossykh、S.L.Schlagman and S.H.、未公表データ)。K11のアミノ基はまた、標的Adeの環N1原子に隣接する。M.EcoRVの対応するLysの変異体(K16R)は、標的塩基に対する特異性の改変を示した(Roth and Jeltsch、2001)。 非標準部位との相互作用を示す図である。(A)オレンジ色で示したDNA分子(いずれの配列も配列番号5に示されている。)の中央AT重なりへの分子EによるF111の挿入は、1塩基対の延長を効果的に引き起こす。この延長は、隣接する2本鎖(赤紫)の2個の不規則なヌクレオチド(影付き)を生じる。(B)分子Dと非標準部位との間の相互作用。赤紫DNAのオーバーハングした5’−Thyが突出して、外見上不規則になり、次の塩基対のCytがDam分子DのF111と重なることになる。(C)R130および外部G:C塩基対、並びにS112−Cytの詳細な相互作用。 EcoDam変異体の生化学分析を示す図である。(A)特定の複合体におけるタンパク質−DNA塩基接触の概略およびT4Dam(G110−T131、認識配列GATC)(配列番号22)、EcoDam(G118−K139、認識配列GATC)(配列番号23)およびEcoRV(C122−P143、認識配列GATATC)(配列番号24)のβヘアピンループの配列アラインメント。フリッピングした標的塩基は影付きXで示す。EcoDamに生じた点突然変異を示す(残基の番号の違いに注意)。T4Damのin vivoにおける通常の基質は、Cytの代わりにグリコシル化5−ヒドロキシメチル−Cyt(hmCyt)を有するファージDNAであることに注意されたい。ファージhmCyt含有DNA(グリコシル化があってもなくてもよい。)は、EcoDamによってメチル化されない(Hattman、1970)。本明細書に示した構造から明らかなように、回文構造のGATC部位においてCyt塩基(Cyt1またはCyt4)はいずれもT4Damとは接触しない。特定の複合体では、タンパク質とこれらの塩基との間の最短距離は、Cyt4からV178までの6.3Å、およびCyt1からK129までの7.7Åである。この点に関して、EcoDamは両方の位置、すなわち、V178に隣接した6個の追加的残基およびK129に隣接した2個の追加的残基に挿入物を有する(Yang他、2003の図1参照)。EcoDamのこれらの追加的残基は、いずれかのhmCyt塩基(または両方)のヒドロキシメチル基と立体的に衝突し、DNAのメチル化から酵素を防御することができる。野生型EcoDamおよびその変異体のシングルターンオーバーDNAメチル化速度(B)およびDNA結合親和性(C)。EcoDam変異体はクローニングされ、大腸菌で発現し、均一に精製された。 EcoDamの特異性プロファイルを示す図である。(A〜E)野生型および変異体のシングルターンオーバーメチル化速度を、コグネイトGATC(水色の棒)およびニアコグネイト基質9種全てについて示す。水平軸上には、変異したGATC部位の3個の位置を示す(G=GATC、T=GATC、C=GATC)。右の軸には、各位置に導入された新たな塩基を明記する(一例については図12参照)。酵素および基質の各々の対のメチル化速度を垂直軸に示す。(A)野生型、(B)R124A、(C)P134A、(D)P134Gおよび(E)L122A。(F〜H)GATC配列の4番目(S4)(F)および3番目(S3)の位置の認識に関するEcoDam変異体の特異性因子および全特異性因子(H)。値は全て、野生型に対する相対的変化で示す。野生型EcoDamの特異性因子は540であり、この値はL122A変異体の場合少なくとも30倍に増加した。L122A変異体ではニアコグネイト部位で活性が検出されなかったので、ここに挙げた特異性因子が下限であり、矢印で示してある。R124A、P134AおよびP134G変異体の特異性は劇的に減少した。その他の変異体全ての特異性因子は、野生型酵素と比較して大きな変動を示さなかった。 DNA軸に対するタンパク質ヘアピンループの向きによって示されたT4Dam−DNA複合体構造のスナップ写真を示す図である。(A)リン酸接触に関与するR130との非特異的複合体。(B)リン酸接触に関与するR116との非特異的複合体。(C)塩基特異的接触に関与するR116、リン酸接触におけるN118およびR130との1/4部位複合体(上側の配列はいずれも配列番号4に、下側の配列はいずれも配列番号3に示されている)。(D)塩基特異的接触に関与するR116およびR130、リン酸接触におけるN118との3/4部位複合体(いずれの配列も配列番号5に示されている)。(E)非標準部位との相互作用、および(F)全部位複合体。 (A)3/4部位複合体、(B)非標準部位および(C)特異的全部位(配列番号30)におけるタンパク質−DNA接触の概略を示す図である。 EcoDam変異体の特異性プロファイルを示す図である。WT EcoDamおよびY119A、N120AおよびS、R137A、Y138AおよびK139A変異体の特異性プロファイルを示す。この図では、野生型および変異体のシングルターンオーバーメチル化速度を、コグネイトGATC(水色の棒)およびニアコグネイト基質9種全てについて示す。水平軸上には、変異したGATC部位の3個の位置を示す(G=GATC、T=GATC、C=GATC)。右の軸には、各位置に導入された新たな塩基を明記する。酵素および基質の各々の対のメチル化速度を垂直軸に示す。 EcoDam−AdoHcy−12塩基DNAの構造を示す図である。明確化のために、第2のDNA分子は示していない。(B)はDNA分子のらせん軸の下視図である。 EcoDam−AdoHcy−12塩基DNAの構造を示す図である。(A)2個のDNA2本鎖(いずれの配列も配列番号8に示されている。)(太字のものおよび太字でないもの)は逆向きに重なり合い、1個のGATC部位は各2本鎖の中央にあり、もう1個は2個の2本鎖の結合部位にある。らせん外の位置のヌクレオチドは、青丸の中に影をつけてある。(B)分子Aは、各DNA2本鎖の中央のGATC部位に結合し、他方、EcoDam分子Bは2個のDNA2本鎖の結合部に結合する。(C)EcoDamは2個のドメイン、すなわちAdoHcyの結合部位(スティックモデルで表す。)を備えた7本鎖触媒ドメイン、ならびに5本のヘリックスの束、およびGATC関連MTアーゼオルソログのファミリーで保存されているβヘアピンループから成るDNA結合ドメインを含有する。青緑色のN末端残基7〜10はまた、DNAと相互作用する(E参照)。(D)EcoDamおよびT4Damの比較。T4Damでは、残基6個分短い活性部位ループが弁の閉じた(closed−flap)補因子結合部位の形成に関与し(Yang他、2003)、他方、β6鎖とβ7鎖との間の残基は不規則であり(Yang他、2003)、結晶充填接触に関与するときにのみ規則正しくなる(Horton他、2005)。(E)分子A(赤)および分子B(灰色)のタンパク質−DNA接触の概要。相互作用を媒介する主鎖は、主鎖アミン(N)またはカルボニル(O)で示されている。簡単にするために、相互作用を媒介する水(w)を1個のみ示す。1組のDNA2本鎖(青)(配列番号8)に注目すると、22個のリン酸基のうち20個は3個のEcoDam分子(A、B、および対称性を有する分子B)と相互作用する。したがって、最適な結晶化のために使用したオリゴヌクレオチドの選択された長さ(12塩基対)および末端配列は、充填の結晶格子におけるDNA−タンパク質相互作用およびDNA媒介タンパク質−タンパク質相互作用を最大化した。EcoDam相互作用に関与しないリン酸基は2個だけであり、これは中央GATC部位の2個のThyの5’リン酸であり、これらは結合部のGATC部位において失われたリン酸である。オーファンThyのすぐ側のリン酸基は、S198(高い熱B因子を有する)、すなわち構造化されていないループ(残基188〜197)の後ろの最初の規則正しい残基と全く相互作用しない(5’リン酸)か、または弱く相互作用する(3’リン酸)のみである。束縛の少ない立体構造によって、オーファン部位のDNA主鎖の周りの結合回転が可能であり、Thyはらせん外の位置に移動し、Thy−N120相互作用を妨害する。 EcoDam−DNA塩基相互作用を示す図である。(A)標的Adeは、DPPYモチーフ(配列番号1)により形成された活性部位ポケットの外側の端で、選択的ヌクレオチド結合部位に結合している(左図)。この標的Adeは、平均を3.5σ上回る輪郭を描いた電子密度地図略図(塩基およびリボースを省く。)と重なる(中図)。DNA主鎖の3個の結合の周りが大きく回転することによって、Adeは活性部位に挿入される(右図)。M.Taql−DNA複合体で示されたように(Goedecke他、2001)、AdoHcyの硫黄原子上に付けられた転移可能なメチル基は、Ade塩基の平面の外に横たわり、標的窒素原子の脱共役孤立電子対と符合し、直線方向へのメチル基転移(矢印で示した。)のための位置を取る。(B)中央GATC部位を有する青DNA2本鎖の主溝中の分子A(赤)のヘアピンループ。(C)GATCの第1塩基対(G:C)との相互作用。点線は水素結合を表す。(D)平均を3.5σ上回る輪郭を描いた電子密度地図略図と重なり、R137の側鎖と重なったフリッピングオーファンThy。オーファン塩基の局所的立体構造変化はまた、M.HaeIII−DNA(塩基修復)(Goedecke他、2001、Reinisch他、1995)およびM.TaqI−DNA構造(らせんの中央への塩基移動)(Goedecke他、2001、Reinisch他、1995)において認められた。2個の塩基フリッピングは、DNA修復酵素エンドヌクレアーゼIVおよびそのDNA基質の構造(Hosfield他、1999)ならびに2AP−含有DNAを使用したMutYアデニンDNAグリコシラーゼによるストップトフロー蛍光研究(Bernards他、2002)において既に認められている。しかし、MutY−DNA損傷含有複合体の構造において、oxoG損傷は完全にDNA複合体中にあり、他方、Adeはフリッピングした(Fromme他、2004)。これらのことを考えると、これらの研究は、EcoDamに結合したオーファンThyのように、oxoGはらせん内部またはらせん外部のいずれかに位置することができることを示唆している。(E)GATCの第3塩基対(T:A)との相互作用。メチル基はAdeの環外アミノ窒素N6原子上に付けられている。両矢印はファンデルワールス接触を示す。(F)GATCの第4塩基対(C:G)との相互作用。(G)2個のDNA2本鎖の結合部におけるオーファンThy−N120の相互作用。このThy−N120相互作用は、T4DamのThy−S112(Horton他、2005)、M.HhaIのGua−Q237(Klimasauskas他、1994)など、塩基フリッピング酵素のタンパク質側鎖−オーファン塩基相互作用と同様である。(H)2本のDNA分子(緑および青)の結合部における分子B(赤)のヘアピンループ。第1、第3および第4塩基対の相互作用は、分子A(図B参照)のものと同一である。 N末端K9による第1塩基対の認識を示す図である。(A)2つの領域、βヘアピンループおよびN末端ループにおけるEcoDam(上から順に配列番号23、31)およびT4Dam(上から順に配列番号22、32)のペアワイズ配列アラインメント。赤色の残基は、部位特異的変異誘発の標的である。(B〜C)EcoDam野生型(B)およびK9A変異体(C)の特異性プロファイル。野生型およびK9A変異体のシングルターンオーバーメチル化速度を、コグネイトのヘミメチル化GATC基質(水色の棒)およびニアコグネイトヘミメチル化基質9種全てについて示す。水平軸上には、変異したGATC部位の3個の位置を示す(G=ATC、T=GAC、C=GAT、M=N6mA)。右の軸には、各位置に導入された新たな塩基を明記する。酵素および基質の各々の対のメチル化速度を垂直軸に示す(対数目盛に注意)。(D)GATC配列の最初の位置(S1)の認識に関するEcoDam変異体の特異性因子(実験方法で定義した)。この値は、野生型に対する相対的変化で示す。GATCの第3または第4塩基対がK9A変異体で改変されたニアコグネイト部位では活性が検出されなかったので、ここに挙げたS1因子が下限であり、矢印で示した。野生型EcoDamおよびK9Aの特異性因子は、図BおよびCに挙げたデータを用いて計算し、その他の全変異体のデータはHorton他、2005から得た。 EcoDamおよびその変異体の塩基フリッピングを示す図である。(A)EcoDam存在下でのいくつかのDNA基質の蛍光強度。この図は、標的Ade(青色の曲線)、オーファンThy(オレンジ色の曲線)、最初の対のGua1位置(緑色の曲線)およびGATCのすぐ隣の5’位(赤色の曲線)の位置の2APの蛍光を示す。ピンク色の曲線は、対照のフリーなDNA(ヘミメチル化G−2AP−TC)を示し、黒色の曲線はフリーな酵素を示す。(B)EcoDamおよびその変異体の結合中のヘミメチル化G−2AP−TCの相対的蛍光変化。(C)標的Ade(青色の曲線)およびオーファンThy(オレンジ色の曲線)の位置に2APプローブを含有する基質を使用した塩基フリッピングのストップトフロー研究。この青色の曲線は、最初の100msecの間に蛍光が増加し、続いて1秒後に蛍光が減少する2相性反応を示す。(D)標的位置に2APを含有する基質(青色の曲線)、および認識部位の第1(ピンク色の曲線)、第3(緑色の曲線)または第4(赤色の曲線)の塩基対に1個の塩基対置換を有する3種のニアコグネイト基質を使用した塩基フリッピングのストップトフロー研究。(E〜G)様々な基質:(E)R124A、(F)P134Gおよび(G)K9AによるEcoDam変異体の塩基フリッピングのストップトフロー研究。 非メチル化とヘミメチル化DNAとの間の区別を示す図である。非メチル化(四角)およびヘミメチル化(菱形)オリゴヌクレオチド基質の(A)EcoDam(WT)および(B)L122A変異体によるメチル化。 非標準複合体の構造を示す図である。(A)EcoDam分子Cは、改変された認識部位を模倣した2個のDNA2本鎖の結合部に優先的に結合し、T4Damの構造データ(Horton他、2005)およびその他のDNA MTアーゼの生化学データ(Cheng and Roberts、2001、Klimasauskas and Roberts、1995)と合致する。ここでは、部分的認識部位(特に、5’G:C塩基対)が存在すれば、EcoDamによる安定な複合体形成に十分である。青色の円は不規則なAdeを示す。(B)タンパク質−DNA接触の概要。2個のDNA2本鎖(緑および青)は逆向きに重なり合い、2個の2本鎖の結合部に1個のT:T誤対合がある。相互作用を媒介する主鎖は、主鎖アミン(N)またはカルボニル(O)で示される。(C〜H)EcoDam分子CとのDNA相互作用の詳細。(I)非標準部位およびPap GATC隣接配列のDNA配列比較。(J)pap調節配列(左から順に配列番号33、34)の構成。数字(1〜6)は、6個のロイシン応答調節タンパク質(Lrp)結合部位を示す(Hernday他、2003)。6個のLrp結合部位の中で、部位2および5はGATC配列を含有する(上図)。それぞれの標的Ade(赤または緑の影付き)をメチル化するためにDNAに沿って移動するDam分子(赤または緑の円)のモデルは、非コグネイト部位(赤または緑の箱)の1つで捉えられる。 標準および非標準複合体の構造比較を示す図である。(A)標準複合体(灰色の分子Aおよび青色のDNA)と非標準複合体(分子C)を重ね合わせ、4個の塩基対およびR124との相互作用を示す。G:C対の塩基原子およびR124の側鎖原子のみが重ね合わせに使用された。(B)標準複合体のDNA主鎖は青色で、非標準複合体は赤紫色である。R124−Gua4相互作用は、右側のDNAで生じる。Y119による挿入によって、非標準複合体の左側のDNAはらせん軸に沿って1塩基対長くなるように移動する(矢印で示した)。(C)2個の複合体におけるDNAの比較(重ね合わせのために右側部分を使用)。左側の部分の非標準2本鎖は、らせん軸の周りに約30°回転する。 (A)pap調節配列の構成。6個のLrp結合部位は、分岐papBAピリンおよびpaplプロモーターの間に位置する(Hernday他、2003から改作)。(B)6個のpap部位の中で、部位2(配列番号35)および部位5(配列番号36)はGATC配列を含有する(囲いの中)。(C)pap部位のメチル化における連続性の欠如に基づいた分子研究のための実験設計。 構造をベースにしたインシリコスクリーニングの概略を示す流れ図である。 補因子AdoHcy結合を示す図である。T4DamおよびDIM−5において実験的に決定されたAdoHcy立体構造の重ね合わせ。T4DamにおけるAdoHcyは、DNA MTアーゼなどの広範囲に及ぶI型MTアーゼにおいて最も頻繁に認められる伸長型立体構造である(Schubert他、2003)。しかし、この伸長型立体構造は、DIM−5などのヒストンLys MTアーゼ(HKMT)のSETドメインで認められる折り畳み立体構造とは著しく異なる。補因子のこのように異なる立体構造は、V型(SET HKMT)MTアーゼに対してI型(T4Dam、DNMTおよびPRMT)に選択的な阻害剤を設計するためのよい標的となる。補因子から生じた球体の中心は、(B)DIM−5(左)およびT4Dam(右)におけるAdoHcyの実験的に決定された結合様式を再現することができる。 (A)T4Damの2個のドメイン構造:触媒ドメイン(濃い)およびDNA結合ドメイン(薄い)。2個のドメインの間には深いくぼみがある(点によって表された球体中心によって示される)。予備DOCKスクリーニングによって、AdoHcy結合ポケット(上)または2個のドメインの間のくぼみ(下)のいずれかに結合できる特有の小分子(NSC48693およびNSC159165)が明らかになった。(B)T4Dam−AdoHcy(上)およびM.DpnII−AdoMet(下)の間の小さいが、重要な構造の違い。(C)補因子アナログAdoHcy上への補因子結合部位の上位30ヒットの重ね合わせ。 DIM−5のDOCK結果を示す図である。(A)AdoHcy結合部位、(B)AdoHcy結合部位にドッキングした小分子NSC106221、(C)標的Lys含有ペプチド結合部位、(D)Lys結合チャンネルにドッキングした小分子NSC322921。 最初のISSで使用したNCI「Diversity Set」の約2000個の化合物の概要を示す図である。各項(entry)は、NSC識別子、ならびに原子結合および結合の種類の情報を含有するSMILES列(string)を有する1化合物に対応する。 ISSによって同定され、より詳細に調べられた82個の化合物の概要を示す図である。各項は、NSC識別子、分子量および化学構造図を有する1化合物に対応する。DIM−5阻害化合物は1〜36番に対応し、Dam阻害候補は41〜80番に対応する。ヒスタミンメチルトランスフェラーゼ阻害剤は37〜40番および81〜82番である(示さず)。 ISSから得られた、上位100個の化合物のエネルギースコア順位。各項には、NSC識別子およびエネルギースコアが記載されている。(A)および(B)はDIM−5阻害剤のスコア、(C)および(D)はDam阻害剤のスコアである。 リード化合物NSC659390との構造類似性について選択された他の化合物のリストを示す図である。 EPECは、宿主上皮細胞表面のアクチンで満たされた膜の突出の形成原因となる。蛍光顕微鏡下では、EPECは緑色に標識され、アクチンはオレンジ色に、DNA(細菌および核の両方)は青色に標識される。縮尺の長さは10ミクロンである。 (A)非感染3T3細胞および(B〜C)感染3T3細胞の顕微鏡画像。(C)の細胞をG6(化合物#78−NSC659390)20μMで処理し、アクチンをFITCファロイジンで染色して標識し(中央列およびマージの緑)、3T3および細菌の核をDAPIで染色して標識した(左列およびマージの青)。アクチン台座構造は、明るいアクチン染色部として認められる(例えば、矢印)。アクチンの台座構造は、G6では認められない。縮尺の長さは20μmである。 G6化合物20μMを添加した、もしくは添加しない、またはB11(化合物#23−抗生物質)20μMを添加したEPECの増殖曲線。G6は、抗生物質と比較して細菌増殖に全く影響を与えなかった。 EPECビルレンスに対するG6の効果を示す図である。(a〜d)は非感染3T3細胞、(e〜h)はEPECに感染した3T3細胞、(i〜l)は、EPECに感染し、また、G6 20μMで処理した3T3細胞である。細胞は、アクチンをFITCファロイジンで染色し、細菌をDAPIで染色して標識し、細菌ビルレンス因子Tir(宿主細胞に分泌される。)をα−Tir pAb−Cy3で染色して標識した。Tir染色(gの矢印参照、蛍光顕微鏡下で赤色に認められる。)は、アクチン台座構造の先端にはっきりと現れている(fの矢印、蛍光顕微鏡下では緑色に認められる)。G6で処理すると、台座構造(j)もTir染色(k)も、付着した細菌の側には認められない((i)の矢印)。縮尺、10μm。 (A)化合物で処理した細菌から単離されたpUC19DNAのメチル化感受性消化。(B)より感受性が高いハイスループットの細菌をベースにしたアッセイの設計。 C57BL/6マウスにEPECまたはC.ロデンティウムを感染させた。結腸組織の細菌負荷は、感染後(pi)7日目に、結腸片を破砕し、MacConkey寒天に載せ、結腸組織1グラム当たりのコロニー数(コロニー形成単位(CFU)を計測することによって測定する。EOECもC.ロデンティウムも非感染マウスでは検出されなかった。(B)C57BL/6マウスをストレプトマイシン20mgで予備処理した後、C.ロデンティウムまたはEPECを感染させた。結腸組織をpi7日目のマウスから採集し、H&E染色によって分析した(縮尺線=200μm)。(C)EPECまたはC.ロデンティウムに感染したマウスの結腸(14日目)を採取し、ミエロペルオキシダーゼ活性、結腸の好中球動員の指標を分析した。非感染結腸と比較してp<0.05。 選択されたDam MTアーゼオルソログ(Yang他、Nature Structural Biology 10:849〜855、2003の図1より)、バクテリオファージT4(T4Dam)(配列番号37)、大腸菌(EcoDam)(配列番号38)、制限−修飾MTアーゼEcoRV(配列番号39)、およびDpnIIA(配列番号40)の配列データを示す図である。不変の残基および保存された残基はそれぞれ、強調された白色文字および太文字で示す。T4Damの2次構造は、配列の上に示す(円柱はヘリックス、矢印は鎖)。 EcoDamの三次元座標構造を示す図である。この図は、実施例に記載のように、EcoDam3要素(EcoDam−AdoMet−12塩基DNA)複合体(順に配列番号41〜45、43)のX線座標を示し、Dam阻害剤候補を同定するISSに使用される。

Claims (1)

  1. 前記活性部位が、AdoHcy結合部位のAsp−Pro−Pro−Tyrモチーフ(配列番号1)を含む、請求項8に記載の方法。
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