JP2008522506A - ビデオ符号化における時間予測 - Google Patents

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Abstract

時間予測を実行するための方法、装置、及び製品について説明する。ある実施の形態では、復号方法が、複数のブロックのうちの一つのブロックにおけるサンプルに対する予測信号を、当該一つのブロックに関連付けられた変換パラメータ、及びブロックのグループにおける少なくとも一つの他のブロックに関連付けられた変換パラメータを使用して生成することと、残差データを当該予測信号に加えて復号したサンプルを得ることと、を含む。
【選択図】 図1A

Description

優先権
[0001]本特許出願は、2004年11月29日に出願された「Methodand Apparatus for Temporal Prediction in Video Coding」と題する対応の仮特許出願第60/631,826号に基づく優先権を主張するものである。
発明の背景
[0002]時間予測は、ビデオ情報の効率的な符号化のために一般的に使用される技術である。ビデオシーケンスにおける画像の実際の輝度値又は色値を符号化し送信するのではなく、この画像の予測信号は、前に符号化され再構成されて記憶された画像データを参照信号として使用することによって形成され、次いで、符号化すべき画像とその予測信号との間の差が符号化される。予測信号形成のプロセスが良好であればある程、符号化される予測エラーが減少するので、ビデオ符号化はより効率的なものとなる。従って、従来の予測ビデオ符号化は、ビデオシーケンスのフレームにおけるデータを、既に符号化され再構成されたフレームからの情報を参照フレームと称されるシーケンスから使用することによって予測するプロセスを含んでいる。このプロセスは、画像におけるブロックレベルにて規定通りに作動する。予測ブロック符号化においては、ブロック自体のデータを符号化するのではなく、対応する予測ブロックが符号化されるべきブロックから減じられ、これによって得られる予測エラーが符号化される。
[0003]時間予測は、二つの主コンポーネント、即ち、動き推定プロセス及び動き補償プロセスから成るプロセスである。ビデオシーケンスからの現画像における現ブロックを符号化する場合には、動き推定によって、そのビデオシーケンスのうちの一以上の参照フレームにおける最良のマッチングブロックを見つけ出す試みが行なわれる。この動き推定プロセスの出力は、動きベクトルからなり、当該動きベクトルは、現フレーム内のブロックの、一以上の参照フレームにおける最良の対応のマッチングブロック(予測値)に対する変位を示す。
[0004]動き推定プロセスは、輝度又は色情報からなる参照フレームデータを何らかの方法で変換して、当該参照フレームデータを現フレームデータとより密接に相関させた場合に、より良好に実行することができる。この変換は、現データブロックと参照データブロックとの間の差を記述するモデルを反映したものであり、それらの差を補償するための一つの手段として見ることができる。動き推定プロセスに連動するこのような補償変換によって得られる潜在的な利点は、動き推定がより良好なものとなり、また、動き補償プロセスによって現ブロックに対するより良好な予測信号を形成できることに起因して、最終的には符号化効率を向上することができるというものである。
[0005]動き補償プロセスは、動き推定プロセスによって生成された動きベクトルを利用して、符号化すべき現フレームと参照フレームとの間に存在する動きを補償する。このような従来の動き補償の出力は、一以上の予測ブロックであり、当該予測ブロックは、一以上の参照フレームから得られるものであって、符号化すべき現ブロックに対応している。良好な予測信号を形成するために、参照画像データは、そのまま使用されるか、または、予測信号を形成する前に特定のモデルに従って変換される。現ブロックに対して実行される動き推定プロセスに関連して参照ブロックに適用するに適切なものとして決定され得る任意の変換が、予測誤差を計算する前に対応する動き補償ブロックへ適用される。予測のための参照画像データのフレームレベル変換は、一般的には、十分に改善された予測信号を求めるには不十分なものである。参照データのブロックレベル変換は、符号化すべき画像におけるブロックに対するより良好なブロックレベルの予測信号を生成することができるが、より高いオーバーヘッドを伴ってしまう。
[0006]この動き及び変換−補償の結合予測プロセスを使用して、現ブロックに対する予測信号が形成される。より良好なブロック予測信号によって、ビデオ符号化器にて符号化する必要のある予測エラーが小さくなり、その結果、符号化利得が得られる。しかしながら、従来の方法は、参照フレームにおけるデータの変換及び動き補償の結合を用いて符号化すべきフレームの予測信号を生成するものであり、当該方法によって生成されるレート歪み符号化利得の量に限界がある。これは、参照フレームにて利用できる予測データの使用が不十分なためである。また、従来の方法では、従来のビデオ符号化おける独立したブロックレベルの処理を使用することに伴うブロッキングアーチファクトが目立ってしまう。
[0007]ビデオ符号化における予測信号の質を改善するために参照画像に適用される補償変換のパラメータを決定する方法については、2002年9月に発行されたNTT(JP)、K. Kamikura氏等による「Brightness-Variation Compensation Method and Coding/DecodingApparatus for Moving Pictures」と題する米国特許第6,456,658号、1996年8月に発行されたインテルコーポレーション、S.J. Golin氏等による「Methods and Apparatus for Improving Motion Analysis of Fades」と題する米国特許第5,544,239号、2004年1月に出願されたJ.M. Boyce氏による「Adaptive Weighting of Reference Pictures in Video Encoding」と題する米国特許出願公開第US2004/0008786号、N.M.M. Rodrigues氏等による「Hierarchical MotionCompensation with Spatial Luminance Transformations」と題する2001年の文献、1998年12月のIEEETransactions on Circuits and Systems for Video Technology Vol. 8, No.8におけるK. Kamikura氏等による「GlobalBrightness-Variation Compensation for Video Coding」と題する論文、及び2003年4月のIEEETransactions on Circuits and Systems for Video Technology Vol. 13, No. 4におけるS.H. Kim氏等による「Fast Local MotionCompensation Algorithm for Video Sequences with Brightness Variations」と題する論文に開示されている。この変換は、参照フレームのデータに対してフレームレベルにて決定され、当該データに適用されるものであり、この場合には、動き推定プロセスは、変換された参照フレームに対して動作する。或いは、ブロックレベルの変換を、動き推定プロセス中に決定することが可能である。これらの変換は、ブロックレベルで適用されて、通常のビデオ符号化器における予測エラーの計算に使用される予測ブロックが形成される。第1のステージで決定されたブロックレベルの変換パラメータに基づいて、実際には、パラメータのサブセットのみが、所与のフレームに対して使用するために保持される。このサブセットは、例えば、フレームにおいて最も頻繁に使用されるブロックレベルモデルを含むものである。関連技術において使用されている変換モデルとしては、単一パラメータ(オフセッティング、又はスケーリング)モデル、2−パラメータリニアモデル(スケーリング及びオフセッティング)及び6−パラメータアフィンモデルがある。別の手法として、初期フレームレベルの補償を、変換の後のブロックレベルの改善と結合させることによる階層型補償が適用される。
[0008]予測ビデオ符号化を補償するために使用すべき単一の変換モデル又は少数の変換モデルを決定するのでは、符号化効率の利得の点で限界がある。これは、符号化すべき現フレームと参照用のフレームとの間に存在する差を記述するための能力が制限されるからである。ブロックレベル変換モデルを決定し使用する方法は、このような制限をいくらか緩和するが、これら方法は、依然として、予測信号の質、ひいては、目標とする符号化効率を向上することに関して、限界がある。また、それらは個々のブロックに対して個別に動作するので、これらの方法は、復号された画像の主観的品質に対して有害なブロッキングアーチファクトを保持してしまうか、又はより目立つようにしてしまうものである。
発明の概要
[0009]時間予測を行うための方法、装置及び製品について説明する。ある実施の形態では、復号方法が、複数のブロックのうちの一つにおけるサンプルに対する予測信号を、当該一つのブロックに関連した変換パラメータ及びブロックのグループにおける少なくとも一つの他のブロックに関連した変換パラメータを使用して生成することと、残差データを当該予測信号に加えて、復号したサンプルを得ることと、を含む。
[0010]本発明は、以下の詳細な説明及び本発明の種々な実施の形態を示す添付図面からより完全に理解されるであろう。しかしながら、これらの詳細な説明及び実施の形態は、本発明をそれらの特定の実施の形態に限定するものとして理解されるべきでなく、これらは、説明及び理解のためのものに過ぎない。
発明の詳細な説明
[0026]ビデオ符号化における予測フィルタリングプロセスのための装置及び方法について説明する。予測フィルタリングは、複数の画像ブロックに対応する動き情報及び非動き関連変換モデルの組み合わせに基づいており、ビデオシーケンスのフレームにおいて符号化すべきブロックに対する予測信号を求める。
[0027]ある実施の形態では、ブロックレベル変換モデルが動き推定プロセス中に決定される。条件付き動き補償予測決定及びフィルタリングが、符号化すべきフレームの予測されるブロックに対する予測信号を形成するために、なされる。条件付き選択プロセスは、予測データ(例えば、予測サンプル)及びフィルタリングプロセスによって使用される初期ブロックレベルの変換パラメータセットを決定する。そして、予測フィルタリングプロセスは、予測サンプル及び変換パラメータのセットを使用して、データサンプルに対するフィルタリングされたサンプルレベルの予測信号を形成する。ある実施の形態では、予測フィルタリング方法は、フレームにおけるブロックに関連した強度補償パラメータ及び時間予測サンプル候補を処理して、より良好な予測信号を生成する。このように、現フレームにおけるブロックを対応の参照ブロックに関連づける変換モデル及び動き情報を組み合わせて、予測符号化する現ブロックに対する最終の予測信号を得る。
[0028]本明細書に説明する処理は、ブロッキングアーチファクトが画像における個々のブロックを個別に処理することによって生じてしまう関連技術のビデオ符号化方法に比較して、符号化効率を向上させ、ブロッキングアーチファクトを減少させる。本明細書に説明する予測決定及びフィルタリングプロセスの設計は、ビデオ符号化プロセスのレート歪み性能について、また、ブロッキングアーチファクトを減少させ得る程度を決定する上でも重要である。
[0029]図1Aは、復号プロセスの一つの実施の形態のフロー図である。このプロセスは、ハードウエア(回路、専用ロジック等)、ソフトウエア(汎用コンピュータシステム又は専用マシンにて実行されるような)、又は両者の組み合わせを備え得る処理ロジックによって実行される。
[0030]以下、図1Aを参照する。プロセスは、処理ロジックが動き情報及び非動き関連変換モデル情報に基づいてデータに対する動き補償予測信号を生成することによって始まる(処理ブロック101)。ある実施の形態では、動き及び非動き関連変換モデル情報は、フレームにおける複数のブロックに関連した強度補償パラメータ及び時間予測サンプルのセットを含んでいる。ある実施の形態では、動き補償予測信号は、参照フレームにおける複数のブロックのデータからのサンプルに基づいている。
[0031]ある実施の形態では、処理ロジックは、予測サンプルをフィルタリングし、フィルタリングした予測サンプルを組み合わせることによって動き補償予測信号を生成して、フレームの現ブロックに対する動き補償予測信号を形成する。
[0032]予測信号を生成した後、処理ロジックは、動き補償予測信号に基づいて予測エラーを生成する(処理ブロック102)。ある実施の形態では、予測エラーは、フレームの現ブロックと最終予測信号との間の差から構成される。
[0033]予測エラーを生成すると、処理ロジックは、その予測エラーを符号化する(処理ブロック103)。
[0034]図1Bは、符号化プロセスの一つの実施の形態のフロー図である。このプロセスは、ハードウエア(回路、専用ロジック等)、ソフトウエア(汎用コンピュータシステム又は専用マシンにて実行されるような)、又は両者の組み合わせを備え得る処理ロジックによって実行される。
[0035]以下、図1Bを参照する。プロセスは、処理ロジックが動き情報及び変換パラメータ情報を条件に従って選択し、当該情報をフィルタリングすることによって始まる(処理ブロック110)。ある実施の形態では、動き情報は、動きベクトルを含む。また、ある実施の形態では、変換パラメータは、強度補償情報を含む。
[0036]ある実施の形態では、動き情報及び強度補償情報のフィルタリングは、予測サンプルをフィルタリングすることを含み、ここでは、予測サンプルの各々が、ブロック強度補償パラメータを用いて補償される。別の実施の形態では、動き情報及び強度補償情報のフィルタリングは、ブロック強度補償パラメータをフィルタリングして、サンプルレベル強度補償パラメータを得ることを含む。更に別の実施の形態では、動き情報及び強度補償情報のフィルタリングは、予測サンプルをフィルタリングすることを含み、ここでは、予測サンプルの各々が、サンプルレベル強度補償パラメータを用いて補償される。
[0037]フィルタリングの後、処理ロジックは、複数のブロックのうちの一つのブロックにおけるサンプルに対する予測信号を、当該一つのブロックに関連した変換パラメータ及び当該複数のブロックのうちの少なくとも一つの他のブロックに関連した変換パラメータを用いて、生成する(処理ブロック111)。ある実施の形態では、処理ロジックは、選択された動き及び強度補償情報に基づいて、予測信号を生成する。
[0038]予測信号を生成した後、処理ロジックは、残差データを予測信号に加えて、復号サンプルを得る(処理ブロック112)。ある実施の形態では、予測信号は、強度補償情報及び動き情報に基づいて生成される。
[0039]これらのプロセスについて、以下より詳細に説明する。
[0040]以下の説明において、多数の詳細について述べ、本発明のより完全に説明する。しかしながら、これらの特定の細部が無くとも本発明を実施できることは、当業者には明らかであろう。他の例では、よく知られた構造及び装置については、本発明を不明瞭なものとすることを避けるために、ブロック図の形式にて示し、細部については示していない。
[0041]以下の詳細な説明の幾つかの部分は、コンピュータメモリ内のデータビットについてのオペレーションの記号的表現及びアルゴリズムの形で、説明がなされている。これらアルゴリズムの記述及び表現は、データ処理技術の分野における当業者が他の当業者へ自分の研究の内容を最も効果的に知らせるのに使用される手段である。アルゴリズムとは、本明細書において、また、一般的にも、所望の結果に至るステップの自己矛盾のないシーケンスであると考えられるものである。これらステップは、物理量の物理的操作を必要とするものである。通常、必ずしもそうではないが、これらの量は、記憶されたり、転送されたり、結合されたり、比較されたり、その他の方法で操作され得るような電気的又は磁気的信号の形態をとる。主に慣用されていることを理由として、これらの信号を、ビット、値、要素、記号、文字、用語、数等として言及することが時には便利であることがわかっている。
[0042]しかしながら、これらの用語及び類似の用語の全ては、適当な物理量に関連付けられるべきものであり、これらの量に適用される単なる便宜的なラベルであるということに留意されたい。以下の説明から明らかなように特に具体的に言及しない限り、本明細書の記載を通して、「処理する」又は「演算する」又は「計算する」又は「決定する」又は「表示する」等の如き用語を使用している説明は、コンピュータシステム又は同様の電子的計算装置の動作及びプロセス、即ち、コンピュータシステムのレジスタ及びメモリ内の物理的(電子的)量として表されたデータを、当該コンピュータシステムのメモリ又はレジスタ、若しくは他の同様の情報記憶装置、送信装置又は表示装置内の物理的量として同様に表される他のデータへと操作・変換する動作及びプロセスを指すものであることを理解されたい。
[0043]本発明はまた、本明細書におけるオペレーションを行うための装置にも関するものである。この装置は、必要とされる目的に対して特別に構成されてもよいし、又は、コンピュータに記憶されたコンピュータプログラムによって選択的に作動され又は再構成されるような汎用コンピュータであってもよい。このようなコンピュータプログラムは、これに限定されるものではないが、フロッピーディスク、光ディスク、CD−ROM、及び磁気−光ディスクを含む任意のタイプのディスク、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気又は光カード、又は電子的命令を記憶するのに適し且つ各々がコンピュータシステムバスに結合されるような任意のタイプの媒体のようなコンピュータ読取り可能な記憶媒体に記憶される。
[0044]本明細書に示すアルゴリズム及びディスプレイは、本来的には、如何なる特定のコンピュータ又は他の装置にも関連付けられているものではない。種々の汎用システムを本明細書の教示に従うプログラムと共に使用してもよく、又は、必要とされる方法ステップを行うためより特化した装置を構成することも便利であることがわかっている。様々なシステムのために必要とされる構成は、以下の説明から明らかとなろう。また、本発明は、特定のプログラミング言語に関連して説明していない。種々のプログラミング言語を使用して、本明細書に説明する本発明の教示を実施し得ることが理解されよう。
[0045]機械読取り可能な媒体は、マシン(例えば、コンピュータ)によって読取り可能な形にて情報を記憶又は送信する任意の機構を含む。機械読取り可能な媒体としては、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク記憶媒体、光記憶媒体、フラッシュメモリデバイス、電気的、音響的又はその他の形式の伝搬信号(例えば、搬送波、赤外線信号、デジタル信号等)等がある。
<ビデオ符号化器の実施例>
[0046]図2(図2−1及び図2−2)は、ビデオ符号化器(VC)の一つの実施の形態のブロック図である。以下、図2を参照する。ビデオ符号化器は、動き推定モジュール(MEM)215、動き補償予測モジュール(MCPM)213、変換モデル決定モジュール(TMDM)216、メモリ214、変換符号化モジュール(TCM)230、動きデータ処理モジュール(MDPM)206、フレームストア(FS)(メモリ)212、並びに、スイッチSW207〜209及び217〜220を備えている。変換符号化器(TCM)230は、変換モジュール201、量子化器モジュール202、及びエントロピー符号化モジュール203を有している。TCM230の入力でのフレームデータは、ビデオフレーム又はDFD(Displaced Frame Difference)フレームから構成される。DFDフレームは、ビデオ符号化器において、ビデオフレームにおけるデータとMCPM213の出力に生成されたその予測信号との間の差をとることによって、得られる。MCPM213は、FS212に記憶された動き補償再構成ビデオフレームからなるデータに基づいて予測信号を生成する。動き補償は、MEM215によって生成された動き情報と、TMDM216によって生成された変換モデル情報とを使用して行なわれる。このプロセスは、以下に説明する図2(図2−1及び図2−2)のスイッチの構成によって可能となる。或いは、ビデオ符号化器が、予測信号を使用せずに、従来の符号化器のイントラ符号化モードに対応するビデオフレームを直接的に符号化するときには、MEM215、TMDM216、MCPM213及びMDPM213は使用されない。ある実施の形態では、ビデオ符号化器は、ブロックにおける各位置に輝度値又は色値を有するブロック分割フレームデータについて順次作用する。
[0047]図3は、図2(図2−1及び図2−2)に示すVCによって実行されるプロセスの一つの実施の形態のフロー図である。このプロセスは、ハードウエア(回路、専用ロジック等)、ソフトウエア(汎用コンピュータシステム又は専用マシンにて実行されるような)、又は両者の組み合わせを備え得る処理ロジックによって実行される。
[0048]以下、図3を参照する。オリジナルの現フレームからのブロックを読み取って、当該現フレームの全てのブロックを処理するまで、説明するように以下のプロセスによって順次処理する。処理ロジックは、現フレームにおけるブロックに対するカウンタ変数(インデックス)iを0に初期化する(処理ブロック301)。このVCオペレーションの第一段階において、図2(図2−1及び図2−2)のブロック図におけるスイッチは、次のようにコンフィギュレーションされる。即ち、SW1は、開、SW2は、閉、SW3は、開、SW4は、開、SW5は、開、SW6は、開である。そして、処理ロジックは、現フレームにおける現在の非圧縮ブロックc(i)を読み取る(処理ブロック302)。
[0049]次に、動き推定プロセスを実行して、これによって、FS212からの参照フレームにおけるサーチエリアを探索して、現ブロックに最もマッチングする参照ブロックを特定する。このサーチエリアにおける位置の数は、Kである。ここで、現ブロックc(i)に対応するサーチエリアからの位置をkが指すものとする。処理ロジックは、インデックスkを1に初期化する(処理ブロック303)。この位置は、現ブロックc(i)を原点とし参照フレームにおける参照ブロックb(k)へ向いた動きベクトルmv(k)によって特定される。処理ロジックは、サーチエリアにおける位置kに対応する動きベクトルmv(k)をフェッチし、TMDM216へ送り(処理ブロック304)、当該TMDM216が、b(k)に適用されるべき変換Tのパラメータa(k)を決定する(処理ブロック305)。ある実施の形態では、これは、現ブロックc(i)と変換ブロックデータT(b(k))との間のエラーd(i,k)の量を最小とするようになされる。このエラーは、例えば、c(i)及びT(b(k))との間の二乗差の和によって定量化される。a(k)を用いて変換されたb(k)、即ちT(b(k))とc(i)との間のエラーd(i,k)、対応する動きベクトルmv(k)、及びその変換Tを特徴づける変換パラメータa(k)は、メモリ214に記憶される(処理ブロック306及び307)。
[0050]次いで、処理ロジックは、参照フレームにおけるサーチエリア内に候補位置があるか(k<=K)をテストする(処理ブロック309)。処理ロジックは、インデックスkをインクリメントする(処理ブロック308)。参照フレームにおけるサーチエリア内に候補位置が残っている場合には(即ち、k<K)、処理は処理ブロック304へ移行し、参照フレームにおける別のブロックb(k)を選択して、前述したようなプロセスを繰り返す。参照フレームにおけるサーチエリア内に候補位置が残っていない場合には、処理は処理ブロック310へ移行する。
[0051]現ブロックc(i)に対応するKのサーチエリアの全ての位置をアクセスすると、TMDM216における処理ロジックは、メモリ214に記憶された値d(i,k)のアレイの中で最も小さいエラーdminを探し出す(処理ブロック310)。このエラーdminは、bminによって示される特定の参照ブロックに対応するものである。処理ロジックMEM215は、サンプルをイントラ符号化することによる現ブロックc(i)の符号化コストと、ブロックbminに対するブロックc(i)の予測符号化のコストとを比較することによって、現ブロックの符号化モードmode(i)を決定する(処理ブロック311)。前者のコストがより小さいならば、ブロックc(i)のモードは、INTRAとしてマークされる。
[0052]処理ロジックは、ブロックc(i)のモードをINTRAとしてマークするかをテストする(処理ブロック312)。INTRAとしない場合には、TMDM216における処理ロジックは、dmin及びbminに関連した変換(T)パラメータaをメモリ214にセーブして(処理ブロック313)、処理ブロック314へ移行する。INTRAとする場合には、処理ロジックは、処理ブロック314へ直接的に移行する。処理ブロック314にて、処理ロジックは、現ブロックのモードをメモリ214へ書き込み(処理ブロック314)、プロセスは、現フレームにおける次のブロックc(i)へ移行する。MEMにおける処理ロジックは、また、dmin及びbminに対応する動きベクトルをメモリ214に保存する。
[0053]処理ロジックは、次いで、インデックスiをインクリメントし(処理ブロック315)、現フレームに更なるブロックがある(i<N)かをテストする(処理ブロック316)。更にブロックがある場合には、処理ロジックは、処理ブロック302に移行し、処理を繰り返す。更なるブロックがない場合には、処理は、処理ブロック317へ移行する。
[0054]現フレームにおける全てのブロックを前述したように処理すると、新しいプロセスを開始して、現フレームからのブロックc(i)を順次読み取る。この部分のビデオ符号化器のオペレーションでは、図2(図2−1及び図2−2)におけるスイッチは、以下の初期コンフィギュレーションを有している。即ち、SW1は、閉、SW2は、開、SW3は、閉、SW4、SW5、SW6は、現ブロックのモードがINTRAの場合には、開、当該モードがINTRAでない場合には、閉である。SW0は、現ブロックのモードがINTRAである場合には、位置1にあり、INTRAでない場合には、位置2にある。
[0055]処理ブロック317にて、処理ロジックは、インデックスiをリセットする。次いで、MCPM213における処理ロジックは、現フレームにおけるブロックのセットに対応する現フレームにおける空間位置のセットSを生成する(処理ブロック318)。ある実施の形態では、この空間位置のセットは、現フレームにおいて符号化されるべき現ブロックの近傍ブロックを次のように特定する。即ち、現ブロックc(i)の左側、上側、右側、及び下側の近傍の位置が、図7に示すように、セットSに含められる。
[0056]処理ロジックは、非圧縮の現フレームから現ブロックc(i)を読み取る(処理ブロック319)。処理ロジックは、メモリ214から現ブロックc(i)のモードmode(i)を読み取り、当該モードがINTRAであるかをテストする(処理ブロック320)。
[0057]このモードがINTRAである場合には、処理ロジックは、処理ブロック325へ直接移行する。読み取られた現ブロックのモードがINTRAでない場合には、処理ロジックは、現ブロックに対応する動きベクトルデータをMDPM213へ送り、当該MDPM213において、動きベクトルデータを処理して、符号化用のエントロピー符号化モジュールへ送る。より詳細には、処理ロジックは、MCPM213において現ブロックc(i)に対応する予測ブロックp(i)を決定することによって、VCにおける予測エラーe(i)を決定し(処理ブロック321)、現ブロックc(i)とMCPM213によって生成される予測信号p(i)との差を取り(処理ブロック322)、動きベクトルをMCPM213へ送り(処理ブロック323)、動き情報をエントロピー符号化する(処理ブロック324)。
[0058]処理ブロック325にて、処理ロジックは、符号化mode(i)をエントロピー符号化する。その後、処理ロジックは、現ブロックのデータをTCM230へ送り、当該TCM230において、当該データを変換符号化する(処理ブロック326)。変換符号化は、mode(i)に応じて、ブロックデータc(i)、又は予測エラーデータe(i)に適用され、その結果、符号化されたブロックデータが得られる。変換符号化の後、処理ロジックは、現ブロックを再構成し(処理ブロック327)、再構成した現ブロックを、従来のビデオ符号化器におけるように、FS212に記憶する(処理ブロック328)。
[0059]次いで、処理ロジックは、インデックスiをインクリメントし(処理ブロック329)、参照フレームに処理すべき更なるブロックがあるかをテストする(処理ブロック330)。更なるブロックがある場合には、プロセスは、処理ブロック319に移行し、処理が繰り返される。更なるブロックがない場合には、プロセスは、終了する。
[0060]ある実施の形態では、TMDM216は、以下の入力、即ち、MEM214によって生成される動き情報(動きベクトルの形態)、現ビデオフレームデータ(ブロック)、及びフレームストアからの再構成フレームデータを有する。従来の方法におけるように、所与の変換モデルのオーダーに対して、これら入力に基づき且つ最適性基準(例えば、最小二乗基準)に従って、TMDM216は、変換モデルTのパラメータaを決定し、当該パラメータをメモリ214に記憶する。これは、現ビデオフレームからの現ブロックcと、MEM215から受け取られた動きベクトル情報によって与えられる位置にあり、且つ、パラメータaを用いて変換された参照ブロックとの間の差に関する最適性基準を満足するようになされる。TMDM216の出力は、参照ブロックに関連する変換モデルのパラメータを含む。これらパラメータは、メモリモジュール214に保存される。
[0061]図4は、MCPMの一つの実施の形態のブロック図である。以下、図4を参照する。MCPM400は、空間位置生成モジュール(SPGM)401、条件付き選択モジュール(CSM)402、メモリ403、選択動き補償モジュール(SMCM)404、メモリ405、及び予測モジュール(PM)406を備えている。MCPM400は、二つの入力、即ち、現フレームにおける所与のブロック用の動きベクトル、変換モデルパラメータ、及び符号化モードからなる入力(410)と、FS212からの再構成参照フレームデータからなる入力(411)とを有する。MCPM400は、現フレームにおけるブロックに対する予測データ412を出力する。
[0062]SPGM401は、現フレームにおけるブロック位置に関する情報をCSM402へ送る。CSM402は、また、現フレームにおけるブロックに対応する動きベクトル、変換パラメータ、及び符号化モード(410)を受け取る。これら入力から、CSM402は、動きベクトル、変換パラメータ、及び符号化モードのサブセットを選択し、これらをメモリ403に記憶させる。SMCM404は、フレームストア212からの参照フレームデータ411を、メモリ403からのモデルパラメータと共に、受け取る。これらのモデルパラメータは、変換パラメータである。これら入力を使用して、SMCM404は、予測サンプルの形態で、動き補償データを生成し、当該データを、メモリ405に記憶させる。予測モジュール406は、メモリ403からのモデル(変換)パラメータを、メモリ405からの動き補償データ(予測サンプル)と共に受け取り、これに応答して、フィルタリングされた予測信号412を生成する。
[0063]図5は、MCPMによって実行される動き補償予測プロセスの一つの実施の形態のフロー図である。このプロセスは、ハードウエア(回路、専用ロジック等)、ソフトウエア(汎用コンピュータシステム又は専用マシンにて実行されるような)、又は両者の組み合わせを備え得る処理ロジックによって実行される。
[0064]以下、図5を参照する。MCPMにおける処理ロジックは、現フレームにおける全ブロック用の符号化モード、動きベクトル、及び変換モデルパラメータを、メモリ214から、取り出す(処理ブロック501)。次いで、処理ロジックは、各ブロックについて、当該ブロック、及びSPGM401によって生成されたセットSにおいて位置が特定される現ビデオフレームにおける他のブロックに対応する動きベクトルと変換モデルパラメータとを条件に従って選択し、それらをメモリ403に記憶させる(処理ブロック502)。次いで、現フレームにおいて予測されるブロックの各サンプルについて、SMC404における処理ロジックは、動き補償サンプルを、参照フレームからメモリ403に記憶された動きベクトルに従って取り出し、それら予測サンプルをメモリ405に記憶させる(処理ブロック503)。PM406における処理ロジックは、メモリ405に記憶された予測サンプルを、メモリ403に記憶された変換モデルパラメータと共に取り出し、現ブロックの各サンプルについて予測信号Pを算出する(処理ブロック504)。
[0065]ある実施の形態では、CSM402は、現ブロックcに対応する符号化モード、動きベクトル、及び変換パラメータを、メモリ214から、それぞれMEM215及びTMDM216によって生成された状態で、取り出す。CSM402は、SPGM401から現フレームにおける空間位置のセットSからなる別の入力を受け取る。CSM402は、選択された動きベクトル、変換パラメータを出力し、MCPM400のメモリ403に書き込む。
[0066]図6は、CSMによって実行される条件付き選択プロセスの一つの実施の形態のフロー図である。このプロセスは、ハードウエア(回路、専用ロジック等)、ソフトウエア(汎用コンピュータシステム又は専用マシンにて実行されるような)、又は両者の組み合わせを備え得る処理ロジックによって実行される。
[0067]以下、図6を参照する。CSM402は、現ブロックcに対応するブロック符号化モードを、メモリ214から取り出す(処理ブロック601)。処理ロジックは、次いで、現ブロックのモードがINTRAであるかをテストする(処理ブロック602)。現ブロックcの符号化モードがINTRAである場合には、それ以上の当該ブロックに関する動作はCSM402によって行われず、プロセスは終了する。別の場合、即ち、現ブロックのモードがINTRAでない場合には、CSM402は、メモリ214から、現ブロックc用の動きベクトルmv_c及び対応の変換パラメータa_cを取り出し、それらをメモリ403に書き込む(処理ブロック603)。
[0068]そして、処理ロジックは、インデックスkを1へリセットする(処理ブロック604)。次に、CSM402は、メモリ214から、現フレームにおいてセットBを形成する他のブロックcの符号化モードを順次に取り出す。このセットBのブロックの空間位置は、SPGM401によって生成されるセットSによって決定されるものである。セットBにおけるブロックcの各々には、メモリ403におけるcandidate_flagsによって示されるフラグのアレイにおけるCSM維持値が、対応している。より詳細には、処理ロジックは、セットSにおける位置kのブロックc(k)の符号化モードを取り出す(処理ブロック605)。次いで、処理ロジックは、ブロックc(k)のモードがINTRAであるかをテストする(処理ブロック606)。セットSにおけるk番目の空間位置に対応するセットBにおけるk番目のブロックについて、その符号化モードがINTRAである場合には(メモリ214から取り出されるように)、処理ロジックは、対応の値candidate_flags(k)を0にセットし(処理ブロック607)、当該値をメモリ403に書き込み、動きベクトルv(k)を現ブロックのmv_cに等しくセットし、変換パラメータm(k)を現ブロックのa_cに等しくセットし、また、これらをメモリ403に書き込み、そのアレイcandidate_flagsにおける現在の位置と関連付ける。その後、処理は、処理ブロック617へ移行し、Bにおける次のブロックの処理を継続する。
[0069]別の場合、即ち、k番目のブロックの符号化モードがINTRAでない場合には、処理ロジックは、candidate_flags(k)の位置を1にセットし(処理ブロック609)、CSM402における処理ロジックが、Bにおけるブロックc(k)に関連した対応の動きベクトルmv(k)及び変換モデルパラメータa(k)を、メモリ214から取り出す(処理ブロック610)。次に、処理ロジックは、現ブロックcの動きベクトルと、セットBからの試験すべきブロックに関連した動きクトルとの間のd(mv_c,mv(k))によって示される距離メトリックを算出する(処理ブロック611)。ある実施の形態では、この距離メトリックは、動きベクトルの差のl1−ノルムによって表される。
[0070]次いで、処理ロジックは、距離メトリックが閾値tより小さいかをテストする(処理ブロック612)。d(mv_c,mv(k))が閾値tより小さい場合には、処理ロジックは、candidate_flags(k)を1に等しくセットし(処理ブロック615)、動きベクトルv(k)をmv(k)に等しくセットし、パラメータm(k)をa(k)に等しくセットする(処理ブロック616)。これらは、メモリ403に書き込まれ、アレイcandidate_flagsにおける現在位置に関連付けられる。その後、処理は、処理ブロック617に引き続く。他の場合、即ち、距離d(mv_c,mv(k))が閾値tを越える場合、CSM402における処理ロジックは、対応の値candidate_flags(k)をメモリ403において0へセットし(処理ブロック613)、動きベクトルv(k)をmv_cに等しくセットし、変換モデルパラメータm(k)をa_cに等しくセットし、それらをメモリ403に保存する(処理ブロック614)。その後、その処理は、処理ブロック617に引き続く。
[0071]処理ブロック617にて、処理ロジックは、インデックスkをインクリメントする。そして、処理ロジックは、kがセットSの要素の数より小さいかをテストする(処理ブロック618)。kがセットSの要素の数より小さい場合には、前述のプロセスが、SPGM401から受け取られるセットSに含まれる全ての空間位置に対応するブロックについて繰り返される。こうして、セットBからの処理する現ブロックcの各々について、CSM402は、前述したように、アレイcandidate_flagsにおける対応の値をメモリ403に書き込む。
[0072]セットSにおける全ての空間位置に対応するブロックの処理を終えると、このアレイにおける各値について、処理ロジックは、対応する動きベクトルv(k)及び変換モデルパラメータa(k)をメモリ403に書き込んでいる。例えば、CSM402による現ブロックcの処理の完了時には、メモリ403は、以下の表に示すようなデータを含む(単なる一例である)。
Figure 2008522506
[0073]これらデータに加えて、CSM402における処理ロジックは、また、メモリ403に、現ブロックcに対応するベクトルmv_c及びパラメータa_cを、前述したように書き込む。これらデータは、二つの動きベクトル及びパラメータアレイv及びmにおける0番目のインデックスに書き込まれる。即ち、v(0)がmv_cに等しく、m(0)がa_cに等しくされる(処理ブロック619)。値candidate_flags(0)は1に等しく、処理されている現ブロックcに対応している。従って、表1の例におけるメモリ403に記憶されるデータは、次の表2のように増補される。
Figure 2008522506
[0074]現フレームにおいて空間位置(i0,j0)を有する処理すべき非イントラ現ブロックcについて、SMCモジュール404は、メモリ403から、CSM402によって前述したように生成された対応のアレイcandidate_flagsを読み取る。現ブロックc内のデータサンプルの二次元空間位置は、i,jによってインデックスされる。したがって、ブロックcにおけるサンプルのフレーム位置は、(i0+i,j0+j)によって与えられる。現ブロックcにおける各サンプルc(i,j)について、SMC404は、動き補償予測サンプルのセットを、参照フレームから、次のように取り出す。参照フレームにおける予測サンプルの位置は、CSMプロセスによって生成されたようなメモリ403に記憶された動きベクトルによって決定される。ある実施の形態では、SPGM401によって生成されたセットSに含まれる空間位置は、現ブロックの左側、上側、右側及び下側の隣接ブロックを含む現ブロックのK=4の近傍ブロックに対応する。この場合には、図7に示すように番号付けされた四つの近傍ブロックがある。従って、k=1...4によってインデックスされるS内の四つの位置がある。CSMプロセスによって生成されるように、k=1...4として四つの対応する動きベクトルv(k)及び四つの変換モデルパラメータm(k)が、メモリ403に記憶されている。さらに、メモリ403は、現フレームにおける位置(i0,j0)での現ブロック用の動きベクトル値v(0)及びモデルパラメータm(0)を含んでいる。この場合には、ブロックcにおける各サンプルc(i,j)について、SMC404は、三つの動き補償データサンプルを、参照フレームから、次のように取り出す。予測サンプルp(1)は、参照フレームRにおける位置(i0+i+v(0),j0+j+v(0))にて動き補償サンプルを取り出すことによって得られる。ここで、v(0)、v(0)は、動きベクトルv(0)の水平及び垂直成分を表している。
p(1)=R(i0+i+v(0),j0+j+v(0))
[0075]ある実施の形態では、ブロックのサイズは、M×Mである。従って、カウンタ変数i及びjは、1からMまでの値をとることによって、ブロックのサンプルを二次元的にインデックスする。ある実施の形態では、残りの二つの予測サンプルp(2)及びp(3)は、参照フレームRから、次の論理的条件に従って、k=1...4の動きベクトルv(k)を使用することによって、取り出される。

Figure 2008522506
ここで、v(k)及びv(k)(k=1...4)は、動きベクトルv(k)の水平及び垂直成分である。参照フレームRから検索され、且つ、現ブロックcにおける各サンプルc(i,j)に対応する予測サンプルp(l)(l=1...3)は、メモリ405に記憶される。別の実施の形態では、セットSにおける値によって特定されるような位置を有する異なる数のブロックの動きベクトルをSMC404によって使用して、現ブロックcにおける各サンプルに対する動き補償予測サンプルp(l)を取り出す。
[0076]MCPM213の入力で処理される現ブロックcの符号化モードがINTRAでない場合には、予測モジュール406は、現ブロックcにおいて座標(i,j)を有するデータサンプルの各々に対する予測信号を、次のように生成する。各サンプルc(i,j)に対する予測信号は、SMC404について前述したようなプロセスに従ってSMC404によって生成されてメモリ405に記憶された対応の予測サンプルp(l)を使用することによって、算出される。現ブロック用にメモリ403に記憶されたモデルパラメータm(0)及び現ブロックに関連するアレイcandidate_flagsに対応のパラメータm(k)(k=1...4)もまた、予測モジュール406によってメモリ403から取り出される。ある実施の形態では、予測モジュール406は、次いで、次の論理的条件に基づいて、且つ、そのために予測信号Pを形成するブロックcにおけるデータサンプルの位置(i,j)に応じて、メモリ403から取り出したモデルパラメータを使用して、値mf(n)(n=1...3)のセットを形成する。ある実施の形態では、この予測信号Pの算出に使用されるモデルパラメータは、次のように決定される。

Figure 2008522506
[0077]変換モデルパラメータmf(l)(l=1...3)の各セットには、変換T(.)(l=1...3)が対応する。このとき、現サンプルc(i,j)に対する予測信号Pは、次のように、予測サンプルの線形結合として形成される。

Figure 2008522506
ここで、w1(i,j)、w2(i,j)、w3(i,j)は、重みであり、これらの値は、サイズM×Mの2次元アレイw1、w2、w3に記憶されており、
w1(i,j)+w2(i,j)+w3(i,j)=W
である。
[0078]アレイw1、w2、w3は、予測モジュール406によって、それらが記憶されているメモリ403から取り出される。前述したようなプロセスを、図8のフロー図に示す。
[0079]図8のフロー図において説明するプロセスは、ハードウエア(回路、専用ロジック等)、ソフトウエア(汎用コンピュータシステム又は専用マシンにて実行されるような)、又は両者の組み合わせを備え得る処理ロジックによって実行される。
[0080]以下、図8を参照する。このプロセスは、処理ロジックが変数nを1にセットすることで始まる(処理ブロック801)。次に、処理ロジックは、現ブロックにおけるn番目の現サンプルのブロック位置(i,j)を決定する(処理ロジック802)。ブロック位置を決定した後に、処理ロジックは、位置(i,j)に応じた予測サンプルp(i)をメモリ405から取り出す(処理ブロック803)。処理ロジックは、また、モデルパラメータm(i)を、位置(i,j)に基づいてメモリ403から取り出す(処理ブロック804)。この情報を使用して、処理ロジックは、各予測信号p(i)に、m(i)のパラメータによって表される変換Tを適用し(処理ブロック805)、変換予測信号T(p(i))の線形結合を使用して、予測信号Pを算出する(処理ブロック806)。
[0081]予測信号を算出した後、処理ロジックは、変数nを1だけインクリメントし(処理ブロック807)、nがそのブロックにおけるサンプルの数より小さいかをテストする(処理ブロック808)。nがサンプルの数より小さい場合には、処理ロジックは処理ブロック802へ移行し、プロセスが現ブロックにおける次のサンプルに対して繰り返される。nがサンプルの数以上の場合には、プロセスは終了する。
[0082]別の実施の形態では、現フレームにおける各ブロックについて、サンプルレベルのモデルパラメータmp(i,j)(i,j=1...M)が、次のように、メモリ405に記憶されたブロックモデルパラメータm(l)から決定される(現ブロックの近傍ブロックは、図6に示した通りにラベル付けされる)。

Figure 2008522506
ここで、h1、h2、h3の値は、メモリ405におけるM×Mのアレイに記憶されており、
h1(i,j)+h2(i,j)+h3(i,j)=H
である。
[0083]現フレームのブロックkにおけるサンプルc(i,j)用の変換モデルパラメータmp(i,j)(i,j=l=1...M)のセットには、変換のセットS i,j(.)(i,j=1...M)が対応する。
[0084]現フレームにおける現ブロックを、図7におけるような近傍ブロックのラベリングを有するものと考えると、ある実施の形態では、ブロックcにおける現サンプルc(i,j)に対する予測信号P(i,j)は、次のように形成される。

Figure 2008522506
ここで、S i,j(.)は、現フレームにおける所与の現ブロックに対して図7におけるようにラベル付けされたブロックkに対応する変換を表している。前述したプロセスを、図9のフロー図に示す。
[0085]図9のプロセスは、ハードウエア(回路、専用ロジック等)、ソフトウエア(汎用コンピュータシステム又は専用マシンにて実行されるような)、又は両者の組み合わせを備え得る処理ロジックによって実行される。
[0086]以下、図9を参照する。このプロセスは、処理ロジックがインデックス変数kを1に等しくセットすることで始まる(処理ブロック901)。処理ロジックは、次いで、ブロックkにおける全ての位置(i,j)に対するサンプルレベル変換パラメータmp(i,j)を算出する(処理ブロック902)。次に、処理ロジックは、変数kを1だけインクリメントし(処理ブロック903)、kの値が現フレームにおけるブロックの数より小さいかをテストする(処理ブロック904)。kがブロックの数より小さい場合には、処理ロジックは、処理ブロック902へ移行し、プロセスは、サンプルレベル変換パラメータを全てのブロックについて算出するまで、繰り返される。kがブロックの数以上である場合には、プロセスは、処理ブロック905へ移行し、当該ブロック905において、変数nを1に初期化する。
[0087]次いで、処理ロジックは、現ブロックにおけるn番目の現サンプルのブロック位置(i,j)を決定する(処理ブロック906)。ブロック位置を決定した後に、処理ロジックは、位置(i,j)の予測サンプルp(i)をメモリ405から取り出し(処理ブロック907)、位置(i,j)のモデルパラメータmp(i,j)をメモリ403から取り出す(処理ブロック908)。これらのメモリから取り出されたデータを使用して、処理ロジックは、mp(i,j)によるパラメータ化された変換S i,j(.)(lが0...4)を各予測信号に適用し(処理ブロック909)、変換予測信号S i,j(p(i))の線形結合を使用して予測信号P(i,j)を算出する(処理ブロック910)。
[0088]予測信号を算出した後、処理ロジックは、変数nを1だけインクリメントし(処理ブロック911)、nの値が現ブロックにおけるサンプルの数より小さいかをテストする(処理ブロック912)。nがサンプルの数より小さい場合には、処理は、処理ブロック906へ移行し、プロセスが、現ブロックにおける全てのサンプルに対して繰り返される。nがサンプルの数以上の場合には、プロセスは終了する。
[0089]別の実施の形態では、現ブロックcにおけるサンプルc(i,j)に対応する予測信号P(i,j)は、次のように算出される(S i,j(.)は、前述したものと同じ手法で算出される)。

Figure 2008522506
ここで、S i,j(.)は、現フレームにおける所与の現ブロックに対して図7におけるようにラベル付けされたブロックkに対応する変換を表している。前述したプロセスを、図10のフロー図に示す。
[0090]図10のプロセスは、ハードウエア(回路、専用ロジック等)、ソフトウエア(汎用コンピュータシステム又は専用マシンにて実行されるような)、又は両者の組み合わせを備え得る処理ロジックによって実行される。
[0091]以下、図10を参照する。このプロセスは、処理ロジックが、インデックス変数kを1に等しくセットすることで始まる(処理ブロック1001)。処理ロジックは、次いで、ブロックkにおける全ての位置(i,j)に対するサンプルレベル変換パラメータmp(i,j)を算出する(処理ブロック1002)。次に、処理ロジックは、変数kを1だけインクリメントし(処理ブロック1003)、kの値が現フレームにおけるブロックの数より小さいかをテストする(処理ブロック1004)。kがブロックの数より小さい場合には、処理ロジックは、処理ブロック1002へ移行し、プロセスは、全てのブロックに対してサンプルレベル変換パラメータを算出するまで、繰り返される。kがブロックの数以上である場合には、プロセスは、処理ブロック1005へ移行し、当該ブロック1005において、変数nを1に初期化する。
[0092]変数nを初期化した後に、処理ロジックは、現ブロックにおけるn番目の現サンプルのブロック位置(i,j)を決定する(処理ブロック1006)。ブロック位置を決定した後に、処理ロジックは、現ブロックにおける現サンプルc(i,j)に対応する予測サンプルpをメモリ405から取り出し(処理ブロック1007)、位置(i,j)用のモデルパラメータmp(i,j)をメモリ403から取り出す(処理ブロック1008)。これらメモリから取り出したデータを使用して、処理ロジックは、mp(i,j)によってパラメータ化された変換S i,j(.)を各予測信号pに適用し(処理ブロック1009)、変換予測信号S i,j(p)の線形結合を使用して、予測信号P(i,j)を算出する(処理ブロック1010)。
[0093]予測信号を算出した後に、処理ロジックは、変数nを1だけインクリメントし(処理ブロック1011)、nの値が現ブロックにおけるサンプルの数より小さいかをテストする(処理ブロック1012)。nがサンプルの数より小さい場合には、プロセスは、処理ブロック1006へ移行して、現ブロックにおける全てのサンプルに対して繰り返される。nがサンプルの数以上である場合には、プロセスは、終了する。
[0094]別の実施の形態では、変換S i,j(.)は、前述したように決定される。しかしながら、現ブロックにおけるサンプルc(i,j)に対する予測信号P(i,j)は、次のように決定される。

Figure 2008522506
前述したプロセスを、図11のフロー図によって示す。
[0095]図11のプロセスは、ハードウエア(回路、専用ロジック等)、ソフトウエア(汎用コンピュータシステム又は専用マシンにて実行されるような)、又は両者の組み合わせを備え得る処理ロジックによって実行される。
[0096]以下、図11を参照する。プロセスは、処理ロジックが、インデックス変数kを1に等しくセットすることで始まる(処理ブロック1101)。処理ロジックは、次いで、ブロックkにおける全ての位置(i,j)に対するサンプルレベル変換パラメータmp(i,j)を算出する(処理ブロック1102)。次に、処理ロジックは、変数kを1だけインクリメントし(処理ブロック1103)、kの値が現フレームにおけるブロックの数より小さいかをテストする(処理ブロック1104)。kがブロックの数より小さい場合には、プロセスは、処理ブロック1102に移行して、全てのブロックに対してサンプルレベル変換パラメータを算出するまで、繰り返される。kがブロックの数以上である場合には、プロセスは、処理ブロック1105に移行し、当該ブロック1105において、変数nを1に初期化する。
[0097]変数nを初期化した後に、処理ロジックは、現ブロックにおけるn番目の現サンプルのブロック位置(i,j)を決定する(処理ブロック1106)。ブロック位置を決定した後に、処理ロジックは、現ブロックにおける現サンプルc(i,j)に対応する予測サンプルpをメモリ405から取り出し(処理ブロック1107)、現サンプルc(i,j)に対応するモデルパラメータmp(i,j)をメモリ403から取り出す(処理ブロック1108)。これらのメモリから取り出されたデータを使用して、処理ロジックは、mp(i,j)によってパラメータ化された変換S i,j(.)を各予測信号に適用し(処理ブロック1109)、変換予測信号S i,j(p)の線形結合を使用して、予測信号P(i,j)を算出する(処理ブロック1110)。
[0098]予測信号を演算した後、処理ロジックは、変数nを1だけインクリメントし(処理ブロック1111)、nの値が現ブロックにけるサンプルの数より小さいかをテストする(処理ブロック1112)。nがサンプルの数より小さい場合には、プロセスは、処理ブロック1106に移行し、当該ブロック1106において、プロセスが、現ブロックにおける全てのサンプルに対して繰り返される。nがサンプルの数以上である場合には、プロセスは、終了する。
[0099]図12は、ビデオ復号器の一つの実施の形態のブロック図である。以下、図12を参照する。ビデオ復号器1200は、変換復号器(TD)1201、フレームストアFS1202(メモリ)、動き補償及び予測モジュール(MCPM)1203、動きデータ処理モジュールMDPM1204、メモリ1205、及びスイッチSW7、SW8、SW9、SW10を備えている。変換復号器1201は、エントロピー復号器1210、逆量子化器1211、及び逆変換モジュール1212を有している。変換復号器1201は、符号化されたフレームデータにおける全てのブロックを復号する。より詳細には、変換復号器1201は、符号化データを受け取り、そのフレームがビデオ符号化器によってINTRAモードにて符号化されている場合には、従来のイントラフレーム復号プロセスに従って再構成されたビデオフレームを生成する。復号されるべき現フレームがINTRAでない場合には、ビデオ復号器は、以下に説明するようなプロセスに従ってビデオフレームデータを再構成する。
[0100]エントロピー復号器1210は、符号化データ1220を受け取り、復号する。エントロピー復号器1210の出力は、量子化変換係数1221である。SW8が閉じられているときに、量子化変換係数1221は、逆量子化装置1211によって量子化されて、再構成変換係数1222が生成される。逆変換1212は、再構成変換係数1222に逆変換を実行し、再構成フレームデータを生成する。再構成フレームデータ1223は、コンバイナ1230へ出力され、当該コンバイナ1230は、再構成フレームデータ1223を、SW7が閉じられている場合に、MCPM1203からのフィルタリングされた予測信号1225と組み合わせる。コンバイナ1230及びビデオ復号器1200の出力は、再構成ビデオフレーム1224である。また、再構成ビデオフレーム1224は、フレームストア1202に記憶される。
[0101]MCPM1203は、SW1が閉じられているとき、フレームストア1202からの一以上の参照フレーム、及びメモリ1205からのデータに基づいてフィルタリングされた予測信号1225を生成する。このデータは、SW10が閉じられているときにエントロピー復号器1210からメモリ1205へ与えられるモデル(変換)パラメータ、及びMDPM1204からの動きベクトルを含む。MDPM1204は、SW9が閉じられているときに、エントロピー復号器1210から受け取った動きベクトル情報に応答して動きベクトルを生成する。
[0102]図13は、図12のビデオ復号器によって行われるビデオ復号処理の一つの実施の形態のフロー図である。VDプロセスを、符号化フレームタイプがINTRAでない場合について示している。初期的には、SW7、SW8、SW9は開であり、SW10は閉である。エントロピー復号器は、復号されるビデオフレームにおける現ブロックのブロック符号化モードを復号する。ブロックモードがINTRAである場合には、モード情報は、メモリ1205へ送られる。そして、現フレームにおける次のブロックの符号化モードが復号される。現ブロックの符号化モードがINTRAでない場合には、SW7が開、SW8が開、SW9が閉、SW10が閉、SW11が開とされる。エントロピー復号器1210は、現ブロックに対応する動きベクトル及び変換パラメータ情報を復号し、次いで、それらを現ブロックの符号化モードと共に、メモリ1205へ送る。次いで、現フレームにおける次のブロックが処理される。前述したようなプロセスは、復号されるべき現フレームの全てのブロックに対して繰り返される。次に、現フレームにおける全てのブロックを次のように処理するプロセスが開始される。この場合には、SW8は、閉、SW9は、開、SW10は、開、SW11は、閉であり、SW7は、現ブロックの符号化モードがINTRAである場合には、開であり、他の場合には、閉とされる。フレームにおける現ブロックの符号化モードがINTRAである場合には、変換復号器は、従来の手法でそのINTRAブロックを復号し、再構成ブロックデータをフレームストア1202へ送る。復号される現ブロックの符号化モードがINTRAでない場合には、変換復号器1201は、現フレームにおける現ブロック位置に対応する予測エラーブロックを復号する。また、MCPM1203は、メモリ1205に記憶されたブロック符号化モード、動きベクトル、及び変換パラメータを取り出すことによって、ビデオ符号化器において説明したMCPMプロセスに従って現ブロックに対応する予測信号を算出する。次いで、再構成現ブロックデータが、変換復号器1201によって復号された予測エラーブロックを、MCPM1203によって生成された予測信号に加えることによって、得られる。この再構成現ブロックデータは、フレームストア1202に書き込まれる。前述したようなプロセスは、復号されるフレームにおける全てのブロックに対して繰り返される。
[0103]図13は、予測されるフレームに対するビデオ復号プロセスの一つの実施の形態のフロー図である。このプロセスは、ハードウエア(回路、専用ロジック等)、ソフトウエア(汎用コンピュータシステム又は専用マシンにて実行されるような)、又は両者の組み合わせを備え得る処理ロジックによって実行される。
[0104]以下、図13を参照する。このプロセスは、処理ロジックが、インデックスiを1に等しく初期化することで始まる(処理ブロック1301)。インデックスiを使用して、処理ロジックは、現ブロックc(i)の符号化モードを復号し(処理ブロック1302)、その符号化モードがINTRAであるかをテストする(処理ブロック1303)。符号化モードがINTRAである場合には、処理は、直接、処理ブロック1306へ移行する。符号化モードがINTRAでない場合には、処理ロジックは、現ブロックc(i)の動きベクトル及びモデルパラメータを復号し(処理ブロック1304)、符号化モード、動きベクトル、及びモデルパラメータをメモリ1205へ送り、次いで、処理ブロック1306へ進む。
[0105]処理ブロック1306において、処理ロジックは、インデックスiを1だけインクリメントし、インデックスがブロック(N)の総数より小さいかをテストする(処理ブロック1307)。インデックスがブロックの総数より小さい場合には、処理ロジックは、処理ブロック1302に移行し、当該ブロック1302において、プロセスが次のブロックに対して繰り返される。インデックスがブロックの総数以上である場合には、処理ロジックは、処理ブロック1308へ移行し、当該ブロック1308において、インデックスiが再び1へと初期化される。
[0106]インデックスiが1へ初期化された状態で、処理ロジックは、現ブロックc(i)の符号化モードをメモリ1205から取り出し(処理ブロック1309)、その符号化モードがINTRAであるかをテストする(処理ブロック1310)。符号化モードがINTRAである場合には、処理ロジックは、現ブロックc(i)のイントラ復号を実行し(処理ブロック1313)、次いで、処理ブロック1315へ移行する。符号化モードがINTRAでない場合には、処理ロジックは、現ブロックの予測エラーe(i)を復号し(処理ブロック1311)、MCPM1203において現ブロックの予測信号p(i)を算出し(処理ブロック1312)、等式rc(i)=p(i)+e(i)に従って現ブロックを再構成し(処理ブロック1314)、処理ブロック1315へ移行する。
[0107]処理ブロック1315において、処理ロジックは、再構成データをフレームストア1202に書き込む。その後、処理ロジックは、インデックスiをインクリメントし(処理ブロック1316)、インデックスiがブロックの数(N)より小さいかをテストする(処理ブロック1317)。i<Nである場合には、プロセスは、処理ブロック1309へ移行し、残っているブロックに対して繰り返される。i<Nでない場合には、プロセスは終了する。
[0108]本明細書で説明した方法及び装置を使用して、従来技術の対応手法と比較して、優れた性能を有する時間予測信号を決定することができる。
<コンピュータシステムの実施例>
[0109]図14は、本明細書で説明したオペレーションのうちの一以上のオペレーションを実行し得る典型的なコンピュータシステムのブロック図である。以下、図14を参照する。コンピュータシステム1400は、典型的なクライアント又はサーバコンピュータシステムであってもよい。コンピュータシステム1400は、情報を伝送するための通信機構、即ちバス1411、及びバス1411に結合された情報処理用のプロセッサ1412を備えている。プロセッサ1412は、例えば、PentiumTM、PowerPCTM等のようなマイクロプロセッサを含むが、これに限定されるものではない。
[0110]システム1400は、更に、情報及びプロセッサ1412によって実行されるべき命令を記憶するための、バス1411に結合されたランダムアクセスメモリ(RAM)又は他のダイナミック記憶装置1404を備えている。主メモリ1404もまた、プロセッサ1412による命令の実行中に変数又は他の中間情報を一時的に記憶するために使用することができる。
[0111]コンピュータシステム1400は、また、静的情報及びプロセッサのための命令を記憶するための、バス1411に結合された読取り専用メモリ(ROM)及び/又は他の静的記憶装置1406、磁気ディスク又は光ディスクのようなデータ記憶装置1407、並びに、それに対応するディスクドライブを備えている。データ記憶装置1407は、情報及び命令を記憶するために、バス1411に結合されている。
[0112]さらに、コンピュータシステム1400は、コンピュータユーザに対して情報を表示するための、バス1411に結合された陰極線管(CRT)又は液晶ディスプレイのような表示装置1421に結合されていてもよい。また、プロセッサ1412へ情報及びコマンド選択を伝送するための、英数字及びその他のキーを含む英数字入力装置1422がバス1411に結合されていてもよい。更なるユーザ入力装置として、プロセッサ1412へのディレクション情報及びコマンド選択を伝送し、且つディスプレイ1421上のカーソル移動を制御するための、バス1411に結合されたマウス、トラックボール、トラックパッド、スタイラス、又はカーソルディレクションキーのようなカーソルコントロール1423がある。
[0113]バス1411に結合される別の装置としては、ハードコピー装置1424がある。このハードコピー装置は、紙、フィルム、又は類似の種類の媒体のような媒体に情報を記録するために使用される。バス1411に結合される更に別の装置としては、電話又はハンドヘルドパームデバイスと通信するための有線/無線通信機能1425がある。システム1400の構成要素、及びその関連ハードウエアのうちの何れか、又は全てを本発明において使用し得ることに留意されたい。しかしながら、コンピュータシステムの他のコン構成は、それら装置のうちの幾つか又は全てを含むようなものとすることができることも理解されよう。
[0114]前述した説明を読めば、当業者には、本発明の多くの変更例及び変形例が当然に明らかとなるが、例示のために示し説明した特定の実施の形態は、それに限定することを意図したものではないことを理解されたい。従って、種々の実施の形態について詳細に言及したことは、特許請求の範囲を限定することを意図したものではなく、特許請求の範囲自体が、本発明に必須な特徴のみを列挙している。
復号プロセスの一つの実施の形態のフロー図である。 符号化プロセスの一つの実施の形態のフロー図である。 ビデオ符号化器のブロック図である。 ビデオ符号化器のブロック図であり、図2−1の続きである。 ビデオ符号化プロセスの一つの実施の形態のフロー図である。 動き補償予測モジュールの一つの実施の形態のブロック図である。 動き補償予測モジュールプロセスの一つの実施の形態のフロー図である。 条件付き選択モジュールにおける条件付き選択プロセスの一つの実施の形態のフロー図である。 空間位置生成モジュールの一つの実施の形態によって生成された空間位置に対応するブロックのブロック図である。 予測モジュールプロセス−1の一つの実施の形態のフロー図である。 予測モジュールプロセス−2の一つの実施の形態のフロー図である。 予測モジュールプロセス−3の一つの実施の形態のフロー図である。 予測モジュールプロセス−4の一つの実施の形態のフロー図である。 ビデオ復号器の一つの実施の形態のブロック図である。 予測フレームのためのビデオ復号プロセスの一つの実施の形態のフロー図である。 コンピュータシステムの一つの実施の形態のブロック図である。

Claims (6)

  1. 複数のブロックのうちの一つのブロックにおけるサンプルに対する予測信号を、前記一つのブロックに関連付けられた変換パラメータ、及び前記複数のブロックにおける少なくとも一つの他のブロックに関連付けられた変換パラメータを使用して、生成するステップと、
    復号されたサンプルを得るために、残差データを前記予測信号に加えるステップと、
    を含む、復号方法。
  2. 変換パラメータを記憶するためのメモリと、
    複数のブロックのうちの一つのブロックにおけるサンプルに対する予測信号を、前記メモリから受け取られる変換パラメータであって前記一つブロックに関連付けられた該変換パラメータ、及び前記メモリから受け取られる変換パラメータであって前記複数のブロックにおける少なくとも一つの他のブロックに関連付けられた該変換パラメータを使用して、生成するための動き補償及び予測モジュールと、
    復号されたサンプルを得るために、残差データを前記予測信号に加えるコンバイナと、
    を備える装置。
  3. 命令を格納する記録可能な媒体を有する製品であって、該命令は、システムよる実行時に、該システムに、
    複数のブロックのうちの一つのブロックにおけるサンプルに対する予測信号を、前記一つのブロックに関連付けられた変換パラメータ、及び前記複数のブロックにおける少なくとも一つの他のブロックに関連付けられた変換パラメータを使用して、生成するステップと、
    復号されたサンプルを得るために、残差データを前記予測信号に加えるステップと、
    を含む方法を実行させる、製品。
  4. データを符号化するための方法であって、
    前記データに対する動き補償予測信号を、動き情報及び非動き関連変換モデル情報に基づいて生成するステップと、
    前記動き補償予測信号に基づいて予測エラーを生成するステップと、
    前記予測エラーを符号化するステップと、
    を含む方法。
  5. フレームにおけるデータを符号化するための装置であって、
    前記フレームにおけるブロックに対する動き補償予測信号を生成するための動き補償予測モジュールを備え、
    前記動き補償予測モジュールが、
    参照フレームデータ、並びに、選択された動きベクトル及び変換パラメータに応答して動き補償データを生成する選択動き補償ブロックと、
    前記フレームにおける複数のブロックを、一つより多いブロックからの予測サンプルに基づく一以上の参照フレームにおける対応の参照ブロックにリンクする動き及び非動き関連変換モデル情報に基づいて、前記動き補償予測信号を生成するための予測モジュールと、
    前記動き補償予測信号に基づいて予測エラーを生成するための予測エラー計算モジュールと、
    前記予測エラーを符号化するための符号化モジュールと、
    を有する、装置。
  6. 命令を格納する記録可能な媒体を有する製品であって、該命令が、システムによる実行時に、該システムに、
    データに対する動き補償予測信号を、動き及び非動き関連変換モデル情報に基づいて生成するステップと、
    前記動き補償予測信号に基づいて予測エラーを生成するステップと、
    前記予測エラーを符号化するステップと、
    を含む方法を実行させる、製品。
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