JP2008520465A - 改良多層ポリマー構造 - Google Patents
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Abstract
【数1】
Description
本出願は、2004年11月24日に提出された米国仮出願第60/630,204号明細書、及び2005年8月25日に提出された欧州出願第05107816.0号明細書に対する優先権を主張し、両出願の内容を参照としてここに組み込む。
本発明は、上記必要性の全てではないが大部分を満たし、且つ上記問題の全てではないが大部分を克服することを目的とする。
この目的を掲げて、本発明は、隣接する層(L1)及び(L2)の少なくとも1つの対(L1-L2)を含む多層構造に関し、
・層(L1)は、N1グラフトフルオロポリマー(P1)からなるグラフトフルオロポリマー材料(M1)を含む少なくとも1種のポリマー組成物(C1)を含み、前記ポリマー(P1)は、非グラフトフルオロポリマー(U1)上に、エチレン性不飽和カルボン酸、それらのエステル、それらの無水物及びそれらの塩から選択される少なくとも1種のグラフト剤(G1)をグラフトすることを含む方法によって得られ、
・層(L2)は、少なくとも1種の耐衝撃性改良剤(I2)及びN2半結晶質芳香族ポリアミドポリマー(P2)からなる半結晶質芳香族ポリアミド材料(M2)を含む少なくとも1種のポリマー組成物(C2)を含み、及び
・材料(M1)の平均融点(Tav,1)は材料(M2)の平均融点(Tav,2)から多くても45℃異なり、
Njは、材料(Mj)のポリマー(Pj)の数であり、Nj≧1、
Tav,jは
wi,jは、材料(Mj)のi番目のポリマー(Pj)の質量であり、
Ti,jは、材料(Mj)のi番目のポリマー(Pj)の融点であり、
Wjは、材料(Mj)の全質量であり、
j=1及びj=2である。
本発明のある種の実施態様では、本発明の多層構造が、層(L2)に隣接し、少なくとも1種の耐衝撃性改良剤(I3)及びN3半結晶質芳香族ポリアミドポリマー(P3)(N3は材料(M3)のポリマー(P3)の数)からなる半結晶質芳香族ポリアミド材料(M3)を含む少なくとも1種のポリマー組成物(C3)を含む、少なくとも1種の層(L3)をさらに含む。
本発明のある種の他の実施態様では、本発明の多層構造が、層(L1)に隣接し、N4非グラフトフルオロポリマー(U4)(N4は材料(M4)のポリマー(P4)の数)からなる非グラフトフルオロポリマー材料(M4)を含む少なくとも1種のポリマー組成物(C4)を含む、少なくとも1種の層(L4)をさらに含む。
本発明はまた、上記多層構造を含む成形物品、及びポリマー組成物(C1)及び(C2)を共押出して隣接する層(L1)及び(L2)の対(L1-L2)を得ることを含む前記成形物品の製造方法を目的とする。
多層構造
本発明の多層ポリマー構造は、隣接する層(L1)及び(L2)の少なくとも1つの対(L1-L2)を含む。隣接する層(L1)及び(L2)の少なくとも1つの対(L1-L2)を含む多層構造の例は:
・(L1)を最内側層又は最外側層のいずれかにすることができる、層として(L1)及び(L2)のみを含む二層構造、
・1つのみの対(L1-L2)及び少なくとも1種のさらなる層を含む2層よりも多い層を有する多層構造、特に該さらなる層を最内側層又は最外側層にすることができる三層構造、
を含む。
・(L1)を最内側層又は最外側層のいずれかにすることができる、層として(L1)、(L2)及び(L3)のみを含む三層構造、
・1つのみの三層体(L1-L2-L3)及び少なくとも1種のさらなる層を含む3層よりも多い層を有する多層構造、特に該さらなる層を内側層又は最外側層にすることができる四層構造、
を含む。
・(L4)を最内側層又は最外側層のいずれかにすることができる、層として(L4)、(L1)及び(L2)のみを含む三層構造、
・1つのみの三層体(L4-L1-L2)及び少なくとも1種のさらなる層を含む3層よりも多い層を有する多層構造、特に該さらなる層を内側層又は最外側層にすることができる四層構造、
を含む。
・(L4)を最内側層又は最外側層のいずれかにすることができる、層として(L4)、(L1)、(L2)及び(L3)のみを含む四層構造、
・1つのみの四層体及び少なくとも1種のさらなる層を含む4層よりも多い層を有する多層構造、特に該さらなる層を内側層又は最外側層にすることができる五層構造、
を含む。
・多層構造が層として(L1)及び(L2)のみを含むとき、好ましくは(L1)が最内側層であり、(L2)が最外側層である;
・多層構造が三層体(L1-L2-L3)の層以外の層を含まないとき、好ましくは(L1)が最内側層であり、(L2)が最外側層である;
・多層構造が三層体(L4-L1-L2)の層以外の層を含まないとき、好ましくは(L1)が最内側層であり、(L2)が最外側層である;
・多層構造が四層体(L4-L1-L2-L3)の層以外の層を含まないとき、好ましくは(L1)及び(L2)が共に中間層であり、L4が最内側層である、
ことを意味している。
さらに、Tav,1は有利にはTav,2以下である。
Njは、1、2又はそれ以上に等しくすることができる。好ましくは、Njは1に等しい。Njが1より大きいとき、各Njポリマー(Pj)は、Tav,jから好ましくは多くても20℃、さらに好ましくは多くても15℃、さらに好ましくは多くても10℃異なる融点Ti,jを有する。上記はj=1及びj=2に適用する。
層(L1)の物理的寸法は、特に限定されない。
本発明のある種の好ましい実施態様では、層(L1)の厚みが、少なくとも0.02mm、好ましくは少なくとも0.03mm、さらに好ましくは少なくとも0.05mmである。さらに、前記好ましい実施態様では、層(L1)の厚みが0.2mm以下である。
本発明のある種の他の好ましい実施態様では、層(L1)の厚みが少なくとも0.2mmである。さらに、前記他の好ましい実施態様では、層(L1)の厚みが、多くても2.0mm、好ましくは多くても1.6mm、さらに好ましくは1.0mm以下である。
本発明のさらなる他の好ましい実施態様では、層(L1)の厚みが2.0mm以上である。さらに、前記さらなる他の好ましい実施態様では、層(L1)の厚みが、好ましくは多くても10.0mm、さらに好ましくは多くても8.0mm、さらに好ましくは多くても6.0mmである。
層(L1)の全質量に基づくポリマー組成物(C1)の質量は、有利には少なくとも10質量%、好ましくは少なくとも40質量%、さらに好ましくは少なくとも60質量%、さらに好ましくは少なくとも80質量%である。最も好ましくは、層(L1)は本質的にポリマー組成物(C1)からなる。
本発明では、ポリマー組成物(C1)が、N1グラフトフルオロポリマー(P1)からなるグラフトフルオロポリマー材料(M1)を含み、前記ポリマー(P1)は、少なくとも1種のグラフト剤(G1)を非グラフトフルオロポリマー(U1)上にグラフトすることを含む方法によって得られる。
ポリマー(U1)を生じるフッ素含有モノマー(u1)は、ペルハロゲン化モノマー(特に、ペルフルオロ化モノマー)、及び部分的ハロゲン化モノマー(典型的には、ヒドロハロゲン化モノマー)から選択することができる。
フッ素含有モノマー(u1)として好適な部分的ハロゲン化モノマーの非限定例は、トリフルオロエチレン(TrFE)、フッ化ビニリデン(VF2)及びフッ化ビニル(VF)である。
ポリマー(U1)は、好ましくはフッ素原子を含まない少なくとも1種の他のエチレン性不飽和モノマー、以下ではモノマー(u'1)から生じる繰り返し単位を含むコポリマーである。モノマー(u'1)は一般的にアルケンである。(u'1)は、好ましくはエチレン、プロピレン、n-ブチレン及びイソブチレンから選択される。さらに好ましくは、(u'1)はエチレン(Ee)である。
モノマー(u'1)から生じる繰り返し単位を含むコポリマーの非限定例は、Ee-CTFEコポリマー、Ee-CTFE-HFPコポリマー、Ee-CTFE-PPVEコポリマー、及びEe-CTFE-HFP-PPVE-コポリマーである。
これらのコポリマーの非限定例は、Ee-TFEコポリマー、Ee-TFE-HFPコポリマー、Ee-TFE-PPVEコポリマー、及びEe-TFE-HFP-PPVE-コポリマーである。
グラフト剤(G1)は、好ましくは多くても2つのカルボキシル基を有する物質から選択される。さらに好ましくは、グラフト剤(G1)は、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、クロトン酸、シトラコン酸、無水マレイン酸、無水コハク酸、無水
イタコン酸、無水クロトン酸、無水シトラコン酸及びそれらの混合物のような3〜20個の炭素原子をさらに含む。さらに好ましくは、グラフト剤(G1)は、無水マレイン酸、無水コハク酸、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、コハク酸及びそれらの混合物から選択される。最も好ましくは、グラフト剤(G1)は無水マレイン酸である。
グラフト剤(G1)のグラフトは、当技術分野で公知の技術によって達成され得る。
個々に採用される各ポリマー(P1)の融点(Ti,1)は、有利にはどのような優先水準でも材料(M1)のTav,1のための上記条件と同一の条件に従う。
ポリマー組成物(C1)の全質量に基づく材料(M1)の質量は、有利には少なくとも50質量%、好ましくは少なくとも80質量%、及びさらに好ましくは少なくとも90質量%である。
任意に、ポリマー組成物(C1)は、特にフルオロポリマー組成物の通常の成分をさらに含んでよい。
層(L2)の好ましい物理的寸法、及び層(L2)におけるポリマー組成物(C2)の質量は、どのような優先水準でも層(L1)及び組成物(C1)と同一である。
本発明では、ポリマー組成物(C2)は、N2半結晶質芳香族ポリアミドポリマー(P2)からなる半結晶質芳香族ポリアミド材料(M2)を含む。
本発明では、芳香族ポリアミドは、その15モル%の繰り返し単位が少なくとも1種のアミド基(-CONH-)及び少なくとも1種のアリーレン基、例えばフェニレン、ナフタレン及びp-ビフェニレンを含むポリマーを意味することが意図される。前記繰り返し単位は、特に(i)芳香族ジカルボン酸モノマーと脂肪族ジアミンモノマーの凝縮反応、(ii)脂肪族ジカルボン酸モノマーと芳香族ジアミンモノマーの凝縮反応、(iii)芳香族ジカルボン酸モノマーと芳香族ジアミンモノマーの凝縮反応、及び(iv)芳香族アミノ酸の自動凝縮によって得ることができる。
アジピン酸及びセバシン酸が脂肪族ジカルボン酸モノマーの例であり、ヘキサメチレンジアミン、メチルペンタメチレンジアミン及びノナンジアミンが好適な脂肪族ジアミンモノマーの例である。
芳香族ポリアミドは、少なくとも1種のアミド基及び少なくとも1種のアルキレン基からなる繰り返し単位をさらに含んでよい。前記繰り返し単位は、特に脂肪族ジカルボン酸モノマーと脂肪族ジアミンモノマーの凝縮反応、又は脂肪族アミノ酸の自動凝縮によって得ることができる。
さらに、ポリマー(P2)は、好ましくは(iii)芳香族ジカルボン酸モノマーと芳香族ジアミンモノマーの凝縮反応、及び(iv)芳香族アミノ酸の自動凝縮によって得られる、繰り返し単位の全モル数に基づいて15モル%よりも少ない繰り返し単位を含む。
さらに好ましくは、ポリマー(P2)は、PMXDA、ポリフタルアミド、又はPMXDA及びポリフタルアミドの混合物である。
PMXDAは、好ましくは脂肪族ジカルボン酸モノマー及び芳香族ジアミンの凝縮反応によって得られる90モル%よりも多い繰り返し単位を含む。
さらに好ましくは、ポリマー(P2)はポリフタルアミドである。
最も好ましくは、ポリマー(P2)はポリテレフタルアミドである。
“ポリテレフタルアミド”は、ここではその繰り返し単位の全モル数に基づいて35モル%よりも多い繰り返し単位がテレフタル酸と脂肪族ジアミンの凝縮反応によって得られるポリフタルアミド、以下では“テレフタルアミド単位”を意味することが意図される。
好ましくは、ポリテレフタルアミド(P2)は、脂肪族二酸モノマー、好ましくはアジピン酸と脂肪族ジアミンモノマー、好ましくはヘキサメチレンジアミンの凝縮反応によって得られる繰り返し単位、以下では“脂肪族二酸アミド繰り返し単位”をさらに含む。さらに好ましくは、20モル%よりも多く、さらに好ましくは30モル%よりも多く、最も好ましくは40モル%よりも多い脂肪族二酸アミド繰り返し単位を含む。さらに、好ましくは80モル%より少なく、さらに好ましくは60モル%より少なく、さらに好ましくは50モル%より少ない脂肪族二酸アミド繰り返し単位を含む。
ポリマー(P2)[Ti,2]の融点は、通常は示差走査熱量測定法(DSC)によって測定する。正確には、Ti,2を測定するために、本出願人はポリマー(P1)のTi,1を測定するための上記方法と同一の方法を用いた。
個々に採用される各ポリマー(P2)の融点(Ti,2)は、有利にはどのような優先水準でも材料(M2)のTav,2のための上記条件と同一の条件に従う。
ポリマー組成物(C2)の全質量に基づく材料(M2)の質量は、有利には少なくとも20質量%、好ましくは少なくとも50質量%、及びさらに好ましくは少なくとも70質量%である。さらに、有利には多くても90質量%、好ましくは多くても85質量%、さらに好ましくは多くても80質量%である。
耐衝撃性改良剤(I2)は、エラストマーであってもなくてもよい。好適な耐衝撃性改良剤は、それらがポリマー組成物(C2)に有用な機械的特性、例えば十分な降伏点及び破断点引張伸びを与える限りは特に限定されない。有利には、耐衝撃性改良剤(I2)は組成物(C2)の加工可能性、特に共押出されるその適応度をさらに改善する。
耐衝撃性改良剤(I2)は、好ましくはエラストマーである。
耐衝撃性改良剤(I2)は、さらに好ましくはエラストマー性のEe/1Oeコポリマー、EPRゴム、EPDMゴム、及びそれらの混合物から選択される。
良好な結果は、耐衝撃性改良剤(I2)がEPDMゴムであったときに得られた。良好な結果はまた、耐衝撃性改良剤(I2)がエラストマー性のEe/1OeコポリマーとEPDMゴムの混合物であったときに得られた。
耐衝撃性改良剤(I2)が1種の化合物からなるとき、好ましくはグラフトされている。耐衝撃性改良剤(I2)が多数の化合物からなるとき、好ましくはそれらの少なくとも1種がグラフトされている。
グラフト耐衝撃性改良剤は、通常は少なくとも1種のグラフト剤(G2)を非グラフト耐衝撃性改良剤(U2)上にグラフトすることによって得られる。
その化学的性質及びその質量に関して、グラフト化合物と比較すると、グラフト剤(G2)はどのような優先水準でもグラフト剤(G1)と同一の好ましい特徴を有する。
好ましくは、ポリマー組成物(C2)の全質量に基づく耐衝撃性改良剤(I2)の質量は、多くても50質量%、さらに好ましくは多くても35質量%、さらに好ましくは多くても30質量%である。さらに、好ましくは少なくとも1質量%、さらに好ましくは少なくとも5質量%、さらに好ましくは少なくとも10質量%、最も好ましくは少なくとも20質量%である。
任意に、ポリマー組成物(C2)は、1種以上の添加剤、例えば潤滑剤、顔料、抗酸化剤、熱安定化剤、充填剤、染料、難燃剤、可塑剤、離型剤及び光安定化剤、及びポリマー(P2)以外のポリアミドをさらに含む。前記添加剤は、単独か又は任意に組み合わせて用いてよい。該添加剤の濃度は、本開示を考慮して当業者が直面する特別な使用のために決定することができる;頻繁には10質量%を超えず;しばしば5質量%以下である。
場合によってポリマー組成物(C2)の成分として有用な着色料は、特にカーボンブラックのような顔料及びニグロシンのような染料である。顔料は、しばしばポリマー組成物(C2)の全質量に基づいて0.01質量%〜1.0質量%の範囲の質量で用いられる。
場合によってポリマー組成物(C2)の成分として有用な充填剤は、特にガラス繊維、炭素繊維、グラファイト繊維、シリコンカーバイト繊維、アラミド繊維、珪灰石、タルク、マイカ、二酸化チタン、チタン酸カリウム、シリカ、カオリン、チョーク、アルミナ、窒化ホウ素、酸化アルミニウムである。充填剤は、場合によって特に機械的強度(例えば、曲げ弾性率)及び/又は寸法安定性及び/又は摩擦及び磨耗抵抗を改善する。
場合によってポリマー組成物(C2)の成分として有用なポリマー(P2)以外のポリアミドは、特に脂肪族ポリアミドである。脂肪族ポリアミドは、ここではその85質量%よりも多い繰り返し単位が脂肪族であるポリアミドを意味することが意図される。脂肪族ポリアミドの例は、ナイロン6,6、ナイロン6,10、ナイロン11、ナイロン6、及びナイロン12を含む。
上記のように、層(L3)は層(L2)に隣接し、少なくとも1種のポリマー組成物(C3)を含む。
層(L3)の好ましい物理的寸法及び層(L3)におけるポリマー組成物(C3)の質量は、どのような優先水準でも層(L2)及び組成物(C2)のものと同一である。
上記のように、ポリマー組成物(C3)は、少なくとも1種の耐衝撃性改良剤(I3)及びN3半結晶質芳香族ポリアミドポリマー(P3)からなる半結晶質芳香族ポリアミド材料(M3)を含み、この場合、N3は材料(M3)のポリマー(P3)の数であり、N3≧1、好ましくはN3=1。
以下では特に明記しない限り、ポリマー組成物(C3)及びその成分の好ましい特徴が、どのような優先水準でもポリマー組成物(C2)及びその成分のものと同一である。特に、ポリマー(P2)と同様に、ポリマー(P3)は最も好ましくはポリテレフタルアミドである。
好ましくは、ポリテレフタルアミド(P3)は、脂肪族二酸アミド繰り返し単位をさらに含む。さらに好ましくは、4モル%よりも多く、さらに好ましくは8モル%よりも多い脂肪族二酸アミド繰り返し単位を含む。さらに、好ましくは45モル%より少なく、さらに好ましくは25モル%より少なく、さらに好ましくは15モル%より少ない脂肪族二酸アミド繰り返し単位を含む。
また好ましくは、ポリテレフタルアミド(P3)は、イソフタルアミド繰り返し単位をさらに含む。好ましくは10モル%よりも多く、さらに好ましくは20モル%よりも多いイソフタルアミド繰り返し単位を含む。さらに、好ましくは50モル%より少なく、さらに好ましくは40モル%より少なく、さらに好ましくは30モル%より少ないイソフタルアミド繰り返し単位を含む。
wi,3は、材料(M3)のi番目のポリマー(P3)の質量であり、
Ti,3は、材料(M3)のi番目のポリマー(P3)の融点であり、
W3は、材料(M3)の全質量である。
個々に採用される各ポリマー(P3)の融点(Ti,3)は、有利にはどのような優先水準でも材料(M3)のTav,3のために上記したものと同一の条件に従う。
Tav,3は、有利にはTav,2から少なくとも5℃、好ましくは少なくとも10℃、さらに好ましくは少なくとも15℃異なる;さらに、Tav,3は、有利にはTav,2から多くても40℃、好ましくは多くても30℃、さらに好ましくは多くても25℃異なる。さらに、Tav,3は好ましくはTav,2より大きい。
上記のように、層(L4)は層(L1)に隣接し、少なくとも1種のポリマー組成物(C1)を含む。
層(L4)の好ましい物理的寸法及び層(L4)におけるポリマー組成物(C4)の質量は、どのような優先水準でも層(L1)及び組成物(C1)のものと同一である。
上記のように、ポリマー組成物(C4)は、N4非グラフトフルオロポリマー(U4)からなる非グラフトフルオロポリマー材料(M4)を含み、この場合、N4は材料(M4)のポリマー(P4)の数であり、N4≧1、好ましくはN4=1。
その性質に関して、ポリマー(U4)は、どのような優先水準でも非グラフトフルオロポリマー(U1)のものと同一の好ましい特徴を有する。
その質量に関して、材料(M4)は、どのような優先水準でも材料(M1)のものと同一の好ましい特徴を有する。
任意に、ポリマー組成物(C1)は特にフルオロポリマー組成物の通常の成分をさらに含んでよい。
本発明はまた、上記多層構造を含む成形物品を意図する。本発明の成形物品は、有利には平面フィルム、管状フィルム、中空体及びシートの群から選択される。好ましくは中空体であり、さらに好ましくはパイプ、ホース、燃料タンク、容器及びボトルから選択される。
本発明はまた、ポリマー組成物(C1)及び(C2)を共押出して隣接する層(L1)及び(L2)の対(L1-L2)を得ることを含む、上記成形物品を製造するための方法を意図する。前記共押出は、有利にはスリットダイ共押出、環状ダイ共押出又は吹込成形共押出によって達成される。
本発明の具体例が以下に与えられるが、それらに限定されない。
以下の共押出実験は、2層(L1*)[内層]及び(L2*)[外層]からなる管状多層構造を製造することから構成した。
(L1*)は、Du PontからのTEFZEL(登録商標)200グレード、Ee-TFEコポリマー(ETFE)から構成した。(L2*)は、 (i)組成物の全質量に基づいて74.75質量%の295℃の融点を有するポリテレフタルアミド、繰り返し単位として約50モル%のテレフタルアミド単位、約45モル%のアジパミド単位及び約5モル%のイソフタルアミド単位を含む、(ii)25質量%の無水マレイン酸グラフトEPDM、この場合のジエンはENBとした、及び(iii)0.25質量%の非繊維状PTFE潤滑剤からなるポリアミド組成物(C2a*)から構成した。
・8mmの外径及び6mmの内径を有する2層管系を製造するのに好適な、2種の積重ね流れ分配器(SFD1)及び(SFD2)を含むモジュール式円柱状ダイ(図1);
・20mmの直径及び720mmのスクリュー長さを有する2軸スクリュー押出機(E1)及び(E2)、
を含んだ。
・各積重ね流れ分配器を1つの押出機によって与えた。押出機(E1)を用いて、積重ね流れ分配器(SFD1)にTEFZEL(登録商標)200グレードを押出及び供給することによって内層(L1*)を形成し、押出機(E2)を用いて、積重ね流れ分配器(SFD2)にポリアミド組成物(C2a*)を押出及び供給することによって外層(L2*)を形成した。
共押出方法のパラメーターを表1に示す。
管状多層構造の共押出テスト中、ダイ温度はそれぞれ内層(L1*)ではTd1=Td2=310℃、及び外層(L2*)ではTd3=Td4=310℃であった。
押出機(E1)及び(E2)の処理量は、それぞれ26.3g/分及び22.1g/分とした。ダイ出口では、層は互いから容易に剥離することができた(表1)。両押出機における処理量を増加させてより高いダイ圧力を生成することは、接着を改善するのには役立たない。
以下を除いて、実施例1の手順を繰り返した。
・内層(L1*)を、TEFZEL(登録商標)200 ETFEグレードの代わりに、Du PontからのTEFZEL(登録商標)HT-2202グレード、266℃の融点を有する無水マレイン酸グラフトEe-TFEコポリマーから構成した、及び
・管状多層構造の共押出テスト中、ダイ温度はそれぞれ層(L1*)ではTd1=Td2=295℃、及び層(L2*)ではTd3=Td4=295℃とした。
他の共押出方法パラメーターを表1に示す。
この場合、層間の接着は優れていた(表1)。
実施例2の手順を繰り返したが:
・層(L2*)におけるポリアミド組成物(C2a*)をポリアミド組成物(C2b*)と置き換え、この場合に(C2b*)は、(i)組成物の全質量に基づいて73.1質量%の315℃の融点を有するポリテレフタルアミド、繰り返し単位として、約65モル%のテレフタルアミド単位、約10モル%のアジパミド単位、及び25モル%のイソフタルアミド単位(ポリテレフタルアミドの融点は、TEFZEL(登録商標)HT-2202グレードの融点から49℃異なる)、(ii)25質量%の無水マレイン酸グラフトEPDM、この場合にジエンはENBとした、(iii)1.0質量%の非繊維状PTFE潤滑剤、(iv)0.5質量%の抗酸化剤、及び(v)0.4質量%の顔料からなる;
・押出機(E2)及びダイの第二部分の温度プロフィールを増加させ、ポリアミド組成物(C2b*)を凍結から回避させた;続いて、好適なダイ温度は、無水マレイン酸グラフトETFE領域では295〜305℃、及び(C2b*)の領域では315℃とした。気泡は層(L1*)で観察された(表1)。ダイ温度を(C2b*)領域で305℃まで下げて気泡を除去することは、層(L2*)をダイにおいて部分的に凍結させ、気泡を除去することができなかった。
Claims (40)
- 隣接する層(L1)及び(L2)の少なくとも1つの対(L1-L2)を含む多層構造であって、
・層(L1)は、N1グラフトフルオロポリマー(P1)からなるグラフトフルオロポリマー材料(M1)を含む少なくとも1種のポリマー組成物(C1)を含み、前記ポリマー(P1)は、非グラフトフルオロポリマー(U1)上に、エチレン性不飽和カルボン酸、それらのエステル、それらの無水物及びそれらの塩から選択される少なくとも1種のグラフト剤(G1)をグラフトすることを含む方法によって得られ、
・層(L2)は、少なくとも1種の耐衝撃性改良剤(I2)及びN2半結晶質芳香族ポリアミドポリマー(P2)からなる半結晶質芳香族ポリアミド材料(M2)を含む少なくとも1種のポリマー組成物(C2)を含み、及び
・材料(M1)の平均融点(Tav,1)は材料(M2)の平均融点(Tav,2)から多くても45℃異なり、
Njは、材料(Mj)のポリマー(Pj)の数であり、Nj≧1、
Tav,jは
wi,jは、材料(Mj)のi番目のポリマー(Pj)の質量であり、
Ti,jは、材料(Mj)のi番目のポリマー(Pj)の融点であり、
Wjは、材料(Mj)の全質量であり、
j=1及びj=2である、多層構造。 - 材料(M1)の平均融点(Tav,1)は材料(M2)の平均融点(Tav,2)から多くても30℃異なる、請求項1記載の多層構造。
- Tav,1がTav,2以下である、請求項1又は2記載の多層構造。
- 層(L1)が層(L2)よりも内側である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の多層構造。
- 層(L1)が本質的にポリマー組成物(C1)からなる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の多層構造。
- ポリマー(U1)が、フッ素原子を含まない少なくとも1種の他のエチレン性不飽和モノマーから生じる繰り返し単位を含むコポリマーである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の多層構造。
- ポリマー(U1)が、その繰り返し単位が一方でエチレンから生じ、他方でテトラフルオロエチレン又はペルフルオロ化モノマーの混合物であって、テトラフルオロエチレン及び混合物の質量に基づいて20質量%より少ないテトラフルオロエチレン以外の少なくとも1種のペルフルオロ化モノマーからなる混合物から生じるコポリマーである、請求項6記載の多層構造。
- グラフト剤(G1)が無水マレイン酸である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の多層構造。
- 材料(M1)が少なくとも250℃の平均融点Tav,1を有する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の多層構造。
- ポリマー組成物(C1)の全質量に基づく材料(M1)の質量が、少なくとも50質量%である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の多層構造。
- 層(L2)が本質的にポリマー組成物(C2)からなる、請求項1〜10のいずれか1項に記載の多層構造。
- ポリマー(P2)が、PMXDA、ポリフタルアミド、又はPMXDA及びポリフタルアミドの混合物である、請求項1〜11のいずれか1項に記載の多層構造。
- ポリマー(P2)がポリテレフタルアミドである、請求項12記載の多層構造。
- ポリマー(P2)が55モル%より少ないテレフタルアミド単位を含む、請求項13記載の多層構造。
- ポリマー(P2)が、25モル%よりも多い量で脂肪族二酸アミド繰り返し単位をさらに含む、請求項13又は14記載の多層構造。
- 材料(M2)が多くても300℃の平均融点Tav,2を有する、請求項1〜15のいずれか1項に記載の多層構造。
- Tav,2が少なくとも280℃である、請求項16記載の多層構造。
- ポリマー組成物(C2)の全質量に基づく材料(M2)の質量が、少なくとも50質量%である、請求項1〜17のいずれか1項に記載の多層構造。
- 耐衝撃性改良剤(I2)がエラストマーである、請求項1〜18のいずれか1項に記載の多層構造。
- 耐衝撃性改良剤(I2)が、任意にグラフトされているエラストマーエチレン/1-オクテンコポリマー、任意にグラフトされているEPRゴム、任意にグラフトされているEPDMゴム、及びそれらの混合物から選択される、請求項1〜19のいずれか1項に記載の多層構造。
- ポリマー組成物(C2)の全質量に基づく耐衝撃性改良剤(I2)の質量が、少なくとも10質量%である、請求項1〜20のいずれか1項に記載の多層構造。
- ポリマー組成物(C2)が非繊維状PTFEをさらに含む、請求項1〜21のいずれか1項に記載の多層構造。
- (L1)及び(L2)のみを層として含む二層構造である、請求項1〜22のいずれか1項に記載の多層構造。
- 層(L2)に隣接し、少なくとも1種の耐衝撃性改良剤(I3)及びN3半結晶質芳香族ポリアミドポリマー(P3)(N3は材料(M3)のポリマー(P3)の数であり、N3≧1)からなる半結晶質芳香族ポリアミド材料(M3)を含む少なくとも1種のポリマー組成物(C3)を含む、少なくとも1種の層(L3)をさらに含む、請求項1〜22のいずれか1項に記載の多層構造。
- (L1)、(L2)及び(L3)のみを層として含む三層構造であり、(L1)を最内側層又は最外側層のいずれかにすることができる、請求項24記載の多層構造。
- ポリマー(P3)がポリテレフタルアミドである、請求項24又は25記載の多層構造。
- ポリマー(P3)が、55質量%よりも多いテレフタルアミド単位を含む、請求項26記載の多層構造。
- ポリマー(P3)が、25モル%より少ない量の脂肪族二酸アミド繰り返し単位をさらに含む、請求項26又は27記載の多層構造。
- Tav,3がTav,2から少なくとも10℃異なる、請求項24〜28のいずれか1項に記載の多層構造。
- Tav,3がTav,2より大きい、請求項24〜29のいずれか1項に記載の多層構造。
- 層(L1)に隣接し、N4非グラフトフルオロポリマー(U4)(N4は材料(M4)のポリマー(P4)の数であり、N4≧1)からなる非グラフトフルオロポリマー材料(M4)を含む少なくとも1種のポリマー組成物(C4)を含む、少なくとも1種の層(L4)をさらに含む、請求項1〜23のいずれか1項に記載の多層構造。
- 層(L1)に隣接し、N4非グラフトフルオロポリマー(U4)(N4は材料(M4)のポリマー(P4)の数であり、N4≧1)からなる非グラフトフルオロポリマー材料(M4)を含む少なくとも1種のポリマー組成物(C4)を含む、少なくとも1種の層(L4)をさらに含む、請求項24〜30のいずれか1項に記載の多層構造。
- (L4)、(L1)、(L2)及び(L3)のみを層として含む四層構造であり、(L4)を最内側層又は最外側層のいずれかにすることができる、請求項32記載の多層構造。
- ポリマー(U4)が、フッ素原子を含まない少なくとも1種の他のエチレン性不飽和モノマーから生じる繰り返し単位を含むコポリマーである、請求項31〜33のいずれか1項に記載の多層構造。
- ポリマー(U4)が、その繰り返し単位が一方でエチレンから生じ、他方でテトラフルオロエチレン又はペルフルオロ化モノマーの混合物であって、テトラフルオロエチレン及び混合物の質量に基づいて20質量%より少ないテトラフルオロエチレン以外の少なくとも1種のペルフルオロ化モノマーからなる混合物から生じるコポリマーである、請求項34記載の多層構造。
- ポリマー組成物(C1)及び(C2)を共押出して隣接する層(L1)及び(L2)の対(L1-L2)を得ることを含む、請求項1〜35のいずれか1項に記載の多層構造を製造するための方法。
- 請求項1〜36のいずれか1項に記載の多層構造を含む、成形物品。
- 平面フィルム、管状フィルム、中空体及びシートの群から選択される、請求項37記載の成形物品。
- パイプ、ホース、燃料タンク、容器及びボトルから選択される中空体である、請求項38記載の成形物品。
- ポリマー組成物(C1)及び(C2)を共押出して隣接する層(L1)及び(L2)の対(L1-L2)を得ることを含む、請求項37、38又は39のいずれか1項に記載の成形物品を製造するための方法。
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