JP2008519876A - オレフィン、特にエチレンを気相重合するための装置 - Google Patents
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Abstract
Description
実質的に垂直な中心軸を有していて、回転対称体に沿って壁が延在していて、そして中心軸に関して偏心的に配置されたサイクロン入口が提供されている上部セクションと、
その上部セクションに隣接していて、そして下方方向に向かって先細りになっている回転対称体に沿って壁が延在している中間セクションと、
中間セクションに隣接していて、そして回転対称体に沿って壁が延在している、リサイクルガスから沈殿した固体粒子を放出するための下部セクションと、および
粒子減少リサイクルガスを放出するために、上部セクション中を下方方向に、適当ならば、中間セクション中を下方方向に実質的に軸対称的に延在しているチューブとを含み、且つその場合、サイクロン中へと下方に延在しているチューブの下端から、下方延在チューブの壁の仮想延長と中間セクションの壁との交差点までの距離hi対下方延在チューブの直径diの比Hiが、3:1〜8:1、特に4:1〜7:1であることを特徴としている。
沈殿作用における更なる改良を達成するために、上部セクションおよび中間セクションの内壁の粗さは、好ましくは0.1〜0.4μmである。
実質的に垂直な中心軸を有していて、回転対称体に沿って壁が延在していて、そして中心軸に関して偏心的に配置されたサイクロン入口が提供されている上部セクションと、
その上部セクションに隣接していて、そして下方方向に向かって先細りになっている回転対称体に沿って壁が延在している中間セクションと、
中間セクションに隣接していて、そして回転対称体に沿って壁が延在している、リサイクルガスから沈殿した固体粒子を放出するための下部セクションと、および
粒子が除去されたリサイクルガスを放出するために、上部セクション中を下方方向に、適当ならば、中間セクション中を下方方向に実質的に軸対称的に延在しているチューブとを含み、
且つその場合、サイクロン中へと下方に延在しているチューブの下端から、下方延在チューブの壁の仮想延長と中間セクションの壁との交差点までの距離hi対下方延在チューブの直径diの比Hiが3:1〜8:1、特に4:1〜7:1であるサイクロン中に通す。
適当な官能基に関しては、官能基−NR2、−NR−、−OR、−O−、=O、−OS、−S−および=S(式中、Rは水素または1〜8個の炭素原子を有するアルキル基である)のうちの少なくとも1種を含む化合物または化合物の混合物を触媒毒として導入する方法が好ましい。複数のこの種の官能基を有する化合物は特に有用であり;その場合、官能基は同じかまたは異なっていることができる。
図1は、気相流動床反応器の構造を示している。実反応器1は円筒形チューブを含む。
流動床1bは、通常は、ガス分配板1aによって底部で画定されている。円筒形セクションの上部には、反応器からの粒子の放出を減らす拡幅静穏ゾーン1cが隣接している。別の実施形態では、分離作用が良好であるので、触媒毒をサイクロンの上流で更に供給するときには特に、静穏ゾーンを省略することもできる。反応ガスは、静穏ゾーンの上端部で反応器を出て、リサイクルガスライン2でサイクロン3を経て熱交換器10へと運ばれ、そこでリサイクルガスは冷却され、そしてそこから、圧縮器11を経て反応器へと戻される。触媒毒を導入できる添加ライン2aが、反応器1とサイクロン3との間にあるリサイクルガスライン2に提供されている。ポリマーは、放出ライン13を通って、連続的または非連続的に放出される。ポリマーは、減圧容器12において、ポリマーと一緒に放出された大部分のガスから解放され、更なる処理装置に通される。
Claims (10)
- 気相流動床反応器(1)と、未重合オレフィンを含むリサイクルガス流を放出し且つ再循環させるための反応器に接続されたリサイクルガスライン(2)と、該反応器からの該リサイクルガス中に同伴された固体粒子を減少且つ沈殿させるために該リサイクルガスライン中に配置されたサイクロンとを含む、オレフィン、特にエチレンを重合するための装置であって、該サイクロンが:
実質的に垂直な中心軸を有していて、回転対称体に沿って壁が延在していて、そして中心軸に関して偏心的に配置されたサイクロン入口(4)が提供されている上部セクション(3a)と、
該上部セクション(3a)に隣接していて、そして下方方向に向かって先細りになっている回転対称体に沿って壁が延在している中間セクション(3b)と、
該中間セクション(3b)に隣接していて、そして回転対称体に沿って壁が延在している、該リサイクルガスから沈殿された該固体粒子を放出するための下部セクション(3c)と、
該粒子が除去された該リサイクルガスを放出するために、該上部セクション(3a)中を下方方向に、適当ならば、該中間セクション(3b)中を下方方向に実質的に軸対称的に延在しているチューブ(5)と
を含み、
且つその場合、該サイクロン中へと下方に延在している該チューブ(5)の下端から、該下方延在チューブ(5)の壁の仮想延長と該中間セクション(3b)の壁との交差点までの距離hi対該下方延在チューブ(5)の直径diの比Hiが3:1〜8:1、特に4:1〜7:1であることを特徴とする前記装置。 - 高さHi対下部セクション(3c)の最大直径diの比が、4:1〜12:1であり、特に5:1〜11:1である請求項1記載の装置。
- 該上部セクション(3a)と該中間セクション(3b)の内壁の粗さが、0.1〜0.4μmである請求項1記載の装置。
- 該サイクロンの上部セクション(3a)が、実質的に円筒形である上記請求項のいずれかに記載の装置。
- 該サイクロンの下部セクション(3c)が、実質的に円筒形か、または、該中間セクション(3b)に比べて該中心軸へと下方に向かって小さく傾いている円錐的に先細である上記請求項のいずれかに記載の装置。
- 触媒毒を導入するための添加ライン(2a)が、該反応器(1)と該サイクロン(3)との間の該リサイクルガスライン(2)に提供される上記請求項のいずれかに記載の装置。
- オレフィン(1種または複数種)を、重合反応器(1)の重合ゾーンにおいて、0.1〜15MPaの圧力および30〜150℃の温度で、触媒の存在下、微粉ポリマー床において気相で重合させ、その場合、該反応器ガスは、重合熱を除去するために循環され、該反応器から出る該循環された反応器ガスは、最初にサイクロン(3)の中に運ばれ、その場合、上記請求項のいずれかに記載の装置が使用される、オレフィンホモポリマーとコポリマーを調製するための連続気相重合法。
- 該触媒毒が、該気相流動床反応器(1)と該サイクロン(3)との間にある該リサイクルガスライン(2)へと計量供給される請求項6記載の方法。
- 該触媒毒が、該リサイクルガスの最高温度を超える沸点を有する請求項7記載の方法。
- 該重合生成物が、該反応器(1)から減圧容器(12)中へと放出され、また、該サイクロン(3)で沈殿された該細塵が、該サイクロン(3)と該減圧容器(12)との間で優勢な圧力勾配を介して該サイクロン(3)から放出され、次いで、該減圧容器(12)の中の生成物に加えられる請求項7〜9のいずれかに記載の方法。
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- 2005-11-09 DE DE602005021250T patent/DE602005021250D1/de active Active
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- 2005-11-09 JP JP2007540564A patent/JP2008519876A/ja active Pending
- 2005-11-09 BR BRPI0517658A patent/BRPI0517658B1/pt not_active IP Right Cessation
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JPH08323242A (ja) * | 1995-05-31 | 1996-12-10 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | サイクロン |
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