JP2008510513A - 追従部分付き吸引カテーテル - Google Patents
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Abstract
ガイドワイヤ腔を含む1又はそれ以上の半径方向に拡大した部分を有するカテーテルである。カテーテルのガイドワイヤ腔と主腔は分離されておらず同一の流体空間を共有する。カテーテルは吸引又は供給のための大きな円形腔を維持する。カテーテルはカテーテル・シャフトに作成した開口部を通してガイドワイヤ腔マンドレルをレース状に編み込んでからシャフトを半径方向に拡大してガイドワイヤ腔を作成する。
【選択図】
【図1】
【選択図】
【図1】
Description
本発明は患者の体内で使用するためのカテーテルに関連し、さらに詳しくはガイドワイヤと吸引又は供給腔が互いに分離していない吸引及び供給カテーテルに関する。
カテーテルはたとえば狭窄の治療又は除去など心血管系の疾病の治療に長い間使用されて来た。たとえば、経皮経管的冠静脈形成術(PTCA)手術では、カテーテルを用いて患者の心血管系へバルーンを挿入し、所望の治療部位にバルーンを配置し、バルーンを膨張させ、患者からバルーンを抜去する。別の例は人工ステントの装着で、永久的又は半永久的に体内に移植されて脆弱又は発病した血管壁を支持しこれの突発的破裂を回避しようとするものである。
しばしば、1以上の介在カテーテルを手術中に使用し、たとえば使用中のバルーンのサイズを変更する、又はシステムに供給及び吸引カテーテルを含む追加の装置を導入して手術を支援する等を行なう。このような状況では、カテーテルは一般に患者の冠血管系にガイドワイヤの補助で挿入される。たとえば、ガイドワイヤを患者に導入し、冠血管系の曲りくねった経路を誘導し、所定の位置に配置する。ガイドワイヤを受け入れるのに適したガイドワイヤ腔を有する各種カテーテルをガイドワイヤに沿って患者体内へ導入して抜去するので、これによって手術を完了するまでに必要な時間が減少する。
狭窄の治療又は除去は血栓および/または塞栓を血流中に導入することがある。治療領域の近傍で体腔を塞栓することにより、又は粒子が体腔の他の部分へ移動してこれらの部分で塞栓を発症することで、これらの粒子は患者の状態を実際に悪化させることがある。体腔が塞栓されると、患者は心筋梗塞や発作など有害な又は生命を脅かす作用に苦しむことがある。
手術中に血流中へ血栓又は塞栓の放出を防止する多くの技術が存在する。これらの技術で共通しているのは閉塞装置又はフィルタを治療域の下流に導入してこれらの血栓又は塞栓粒子を補足することである。閉塞又はフィルタ装置の抜去により粒子は血管から除去される。別の共通技術において、粒子はこれらの装置の抜去前に吸引カテーテルによって除去される。
血管形成術で共通に使用される2種類のカテーテルはオーバーザワイヤ(OTW)カテーテルと迅速交換(RX)カテーテルと呼ばれる。OTWとRXカテーテルの好適な特徴を備える第3の種類のカテーテルは、商標MULTI-EXCHANGE TM、ZIPPER MX TM、ZIPPER TM、および/またはMX TMとして販売されており、これらについて説明する。OTWカテーテルのガイドワイヤ腔は実質的にカテーテルの全長にわたって走行しており、カテーテル・シャフトに取り付けられるか又は包含されている。つまり、OTWカテーテルの全長がPTCA手術中にガイドワイヤ上を追従する。一方RXカテーテルはカテーテルの最先端部分だけの内部に延在するガイドワイヤ・シャフトを有する。つまりPTCA手術中に迅速交換カテーテルの最先端部分だけがガイドワイヤ上を追従する。どちらの場合もカテーテルのガイドワイヤ腔と主腔は互いに分離されている。
吸引カテーテルはカテーテルをガイドワイヤ上で前進させるとガイドワイヤが吸引腔内に内包されるように設計されるか、又は吸引カテーテルは吸引カテーテルの実質的に全長に沿って延在するガイドワイヤ・シャフトを含みカテーテルが体腔を通って前進するとガイドワイヤがシャフト内に配置されるようになっている。
オーバーザワイヤ・カテーテルは多くの点で有利だが、吸引カテーテルの配置と交換が困難である。ガイドワイヤをその場に保持したままで留置吸引カテーテルを抜去するためには、医師がガイドワイヤの基端を把持して吸引カテーテル抜去中に移動するのを防止する必要がある。しかし、吸引カテーテルは代表的には135センチメートル程度の長さがあるので、ガイドワイヤの露出部分より一般に長い。したがって、ガイドワイヤを所定位置に保持できるようにするには、ガイドワイヤを充分に長くして医師がガイドワイヤの露出部分の把持を維持できるようにする必要がある。長さが135センチメートル程度の吸引カテーテルでは、したがって、長さ300センチメートルのガイドワイヤが必要である。このように長いガイドワイヤに沿って吸引カテーテルを操作するには一人以上のオペレータが必要であり、これによって処置の複雑さが増加し、手術の無菌性が潜在的に脅かされる。
さらに短い長さのガイドワイヤを手術中に使用することもできるが、交換処置中に、たとえば留置治療カテーテルを吸引カテーテルに交換する場合、又は留置吸引カテーテルを治療カテーテルと交換する場合に、本来のガイドワイヤをもっと長い交換ガイドワイヤに交換する。また、全体が本明細書の参照に含まれるGambale et al. への米国特許4,917,103号に開示されているように、本来のガイドワイヤの長さをガイドワイヤ延長装置を用いることで延長することができる。
吸引カテーテルはシングルオペレータ・タイプ又は「迅速交換(RX)」タイプとすることができる。RX吸引カテーテルは代表的には筒状カテーテル・シャフトを含みその全長にわたって吸引腔が延在し、ガイドワイヤ・シャフトは最小限の長さのガイドワイヤ腔をカテーテルの先端部分に沿って配置してあるが、これらのカテーテルの幾つかはガイドワイヤ上をまったく前進させることができない。このように、ガイドワイヤ腔内に延在する短い部分を除けば、ガイドワイヤは吸引カテーテルの外側に位置する。したがって、医師はガイドワイヤの両端を制御しつつガイドワイヤ上に吸引カテーテルを装荷することができる。吸引カテーテルはカテーテルの先端部分だけがガイドワイヤに載っただけで患者体内を前進される。
迅速単純交換で便利ではあるが、RX型カテーテルは曲りくねった血管系を通ってカテーテルを容易に前進させるための所望の剛性(stiffness)と押し出し性能(pushability)が典型的に欠如している。更に、これらのカテーテルを使用するとガイドワイヤの撚りがかかる可能性が増加しガイドワイヤに印加される張力負荷のため血管壁を損傷することになりかねない。このような吸引カテーテルを一人の医師が配置することもできるが、カテーテルの長い基端はそれでも比較的操作が困難であることから、吸引カテーテルの配置の複雑さと持続時間が増加してしまう。
高速かつ簡単なカテーテル交換のために設計された別のカテーテルはカリフォルニア州サンタローザのメドトロニック・ヴァスキュラー社から商標MULTI-EXCHANGE TM、ZIPPER MX TM、ZIPPER TM、および/またはMX TMとして販売されている(以下ではMX TMカテーテルと呼称する)。MXカテーテルはCrittenden et al.への米国特許4,988,356号に開示されており、また2002年4月4日付で同時出願中の米国特許出願第10/116,234号に開示され、両方とも全体が本明細書の参照に含まれる。
MX TMカテーテルはカテーテル・シャフトを有し、これはカテーテル・シャフトに沿って長手方向に延在し半径方向にガイドワイヤ腔からカテーテル・シャフトの外表面へ延在するガイドウェイを有する。シャフトが摺動自在に結合されるガイド部材はガイドウェイと協動して、ガイドワイヤがガイドウェイの長さに沿ったどの場所でもガイドワイヤ腔の横方向に内外へ延出できるようになっている。ガイド部材に対してシャフトを移動させることにより、MX TMカテーテルの実効オーバーザワイヤ長が調節可能である。
さらに、全体が本明細書の参照に含まれる2003年11月14日付米国特許出願第10/712,374号では全長ガイドワイヤ・シャフトを有し基端部分が複数の独立したセグメントから構成される又はカテーテルの基端部分に沿って所定位置にガイドワイヤを保持して近傍のクリップの間からカテーテルの基端部分に沿ってガイドワイヤへのアクセスが可能なクリップを含むカテーテルを開示している。
本発明の一般的な目的は高速かつ簡単なカテーテル交換が可能な別のカテーテル設計を提供することである。必要とされるのはガイドワイヤ延長の使用なしで単一オペレータによるカテーテル交換が可能なカテーテルである。したがって本発明はガイドワイヤを受け入れてカテーテルの機能を実行するように構成されている単一腔を含むカテーテルを提供する。
1つの実施例において、本発明はカテーテルを提供し、カテーテル・シャフトはカテーテル腔と基端部分と先端部分とを有し、先端部分は少なくとも2個の軸方向に整列しカテーテル・シャフトの外表面から内表面へ横断する開口部を有する。カテーテル・シャフトは2個の開口部の間で半径方向にオフセットしてガイドワイヤを受け入れるように構成されたガイドワイヤ腔を作る拡大部分を有し、ガイドワイヤ腔とカテーテル腔は互いに分離されていない。別の実施例において、カテーテル腔はカテーテルの全長にわたって実質的に円形断面を有し、拡大したガイドワイヤ腔とカテーテル腔とを含むカテーテルの部分は実質的に涙滴状の腔を形成する。ガイドワイヤ・シャフトの開口部はガイドワイヤの大きさの開口部である。本発明によるカテーテルは吸引及び供給カテーテルを含む当業者に公知の何らかのカテーテルとすることができる。
本発明によるカテーテルは少なくとも4個の軸方向に整列した開口部を含み、第1と第2の開口部の間の拡大部分と、第3と第4の開口部の間の第2の拡大部分と、第2と第3の開口部の間のカテーテル・シャフトの外表面にあるガイドワイヤ追従部分とを備える。
本発明によるカテーテルはカテーテル・シャフトにある開口部を封止又は被覆することなく使用される。本発明の他の実施例において、ガイドワイヤをガイドワイヤ腔内に配置しガイドワイヤがカテーテル・シャフトの開口部を通過し実質的に閉塞するようにして、吸引又は供給中に開口部を通ってカテーテル腔に流入又は流出する流体の量を減少させるようになっている。開口部はポリマー材料で開口部を被覆することによって作成されたガスケットを更に含む。このようなガスケットはガイドワイヤ周囲で開口部の封止を支援する。他の実施例において、本発明によるカテーテルは更に閉塞装置を含む。カテーテル腔とガイドワイヤ腔が分離されていないので非常に断面形状の小さいカテーテルとなるとともに吸引又は供給用に大きな内腔を維持することができる。
本発明はまた1番目からn番目の軸方向に整列した開口部と、第1と第2の軸方向に整列した開口部の間の拡大部分と、第2と第3の軸方向に整列した開口部の間のガイドワイヤ追従部分と、第3と第4の軸方向に整列した開口部の間の拡大部分とを含むカテーテルを提供する。このパターンが反復されて最初の2個の軸方向に整列した開口部の間の拡大部分と最後の2個の軸方向に整列した開口部n−1とnの間の拡大部分とができるようにする。
本発明はまた1個の軸方向に整列した開口部とカテーテルの先端と第1の軸方向に整列した開口部との間に拡大部分を有するカテーテルを提供する。他の実施例において、本発明のカテーテルはさらに2番目からn番目の軸方向に整列した開口部と、第1の軸方向に整列した開口部と第2の軸方向に整列した開口部との間のガイドワイヤ追従部分と、第2と第3の軸方向に整列した開口部の間の拡大部分とを含み、このパターンが反復されて最後の軸方向に整列した開口部nから基端部分の長さを通って延在する拡大部分ができるようにする。
他の実施例において、本発明によるカテーテルはさらに吸引ポート又は供給ポートを含む。
本発明はまたカテーテルを作成する方法を提供し、(a)円形腔を有するカテーテル・シャフトを提供し、(b)シャフトに少なくとも2個の、軸方向に整列しシャフトの外表面から内表面へ横断する開口部を作成し、(c)ガイドワイヤ腔マンドレルの一端を第1の開口部に通し、円形腔を通って近傍の第2の開口部から取り出し、(d)腔を通して大きな腔マンドレルを挿入し、これによってガイドワイヤ腔マンドレルでシャフトを半径方向に拡張させ、これによって2個の開口部の間の拡大部分を作成し、(e)ガイドワイヤ腔マンドレルを抜去してガイドワイヤ腔を作成し、(f)大腔マンドレルを抜去してカテーテルを作成しガイドワイヤ腔と円形腔とが互いに分離されていないようにする、ことを含む方法である。シャフトは拡大部分を熱形成するように加熱される。拡大したガイドワイヤ腔と吸引腔とを含むカテーテルの部分は実質的に涙滴状の腔を形成する。カテーテル・シャフトの開口部はシャフトの先端部分に作られガイドワイヤの形状の開口部をなす。
他の実施例において、(c)は更に、ガイドワイヤ腔マンドレルを第3の近傍の開口部に挿入し、円形腔を通して第4の近傍の開口部から取り出すステップを含む。ガイドワイヤ腔が全部の軸方向に整列した開口部を結ぶまでこの処理を反復することで、ガイドワイヤ腔マンドレルの両端が処理完了時に円形腔の外側に来るようにする。他の実施例において、ガイドワイヤ腔マンドレルの両端は処理の完了時に円形腔の内側にくるか、又は一端が内側で他端が外側に来るようにすることができる。カテーテル・シャフトの開口部はポリマー材料で封止して開口部にガスケットを作成する。
別の実施例において本発明はカテーテルを作成する方法を提供し、(a)円形腔と先端とを有するカテーテル・シャフトを提供し、(b)シャフトに軸方向に整列した開口部を作成し、開口部がシャフトの外表面から内表面に横断するようにし、(c)ガイドワイヤ腔マンドレルの一端を先端に挿入し円形腔を通して軸方向に整列した開口部から取り出し、(d)円形腔を通して大腔マンドレルを挿入し、これによってガイドワイヤ腔マンドレルに半径方向へシャフトを拡大させ、これによって先端と開口部との間でシャフトの拡大部分を作成し、(e)ガイドワイヤ腔マンドレルを抜去してガイドワイヤ腔を作成し、(f)大腔マンドレルを抜去し、ガイドワイヤ腔と円形腔が互いに分離されないようにする、ことを含む方法である。
本発明のその他の実施例において、(c)は更にガイドワイヤ腔マンドレルを第2の近傍の開口部に挿入し、円形腔を通して第4の近傍の開口部から取り出す処理を含み、ガイドワイヤ腔マンドレルが全ての軸方向に整列した開口部を通るまでこの処理を反復して、処理の完了時にガイドワイヤ腔マンドレルの先端が円形腔の内側にありガイドワイヤ腔マンドレルの基端が円形腔の内側にあるようにする。他の実施例において、ガイドワイヤ腔マンドレルの基端は処理の完了時に円形腔の外側にあるようにすることができる。
本発明の実施例について図面を参照しつつ説明し、同様の参照番号は同一又は機能的に同様な要素を示す。特定の構造と構成を説明するが、これは単に図示を目的として行なわれていることが理解されるべきである。その他の構造や構成が本発明の精神と範囲から逸脱することなくしようできることは当業者には理解されよう。
図1から図4は本発明の実施例を示す。図1において、カテーテル100は吸引カテーテルとして図示してあるが、本発明はこれに限定されるものではなくPTCA、血管内薬剤供給、治療部位の吸引、ステント供給、および/またはその他の診断又は治療手術で使用するカテーテルに拡張される。1つの実施例において、本発明は吸引カテーテル100を提供し、吸引腔116を有するカテーテル・シャフト106を有する。カテーテル・シャフト106は先端部分108と基端部分120とを有する。本発明で用いているように、「先端部分」は医師から一番遠い又は医師からはなれる方向にあるカテーテルの部分を表わす。1つの実施例において先端部分はカテーテルの最先端から30センチメートル延在する。本明細書で用いているように、「基端部分」は医師に最も近い又は医師に向かうカテーテルの部分を表わす。
本発明の1つの実施例によれば、先端部分108はカテーテル・シャフト106の外表面から内表面に横断する少なくとも2個の開口部112を含む。本発明の幾つかの実施例において開口部112は軸方向に整列した開口部である。本明細書で用いているように、術語「軸方向に整列した開口部」はカテーテル・シャフトの開口部がカテーテル・シャフトの軸に沿って互いにまっすぐな線上にあることを意味する。当該実施例において軸方向に整列した開口部112はガイドワイヤの大きさの開口部である。本明細書で用いているように、術語「ガイドワイヤの大きさ」は、図10及び図11に図示してあるように、開口部の直径がガイドワイヤ400より極く僅かに大きくまたそのためガイドワイヤの周囲に嵌合して適合することを意味する。
開口部112の間のカテーテル・シャフト106の部分は半径方向に拡大されて図2に図示してあるように拡大シャフト部分114を作る。このようにすると、開口部112はガイドワイヤ腔118の長軸に対して斜めの角度になる。カテーテル・シャフトのこの部分をカテーテル・シャフトの中心軸から外向きに拡大することにより、ガイドワイヤ腔118が作成される。ガイドワイヤ腔118は吸引腔116を拡大することで作成されるので、図4に図示してあるように2つの腔は互いに分離されない。図4は図2の線4〜4に沿ってみた断面図で吸引腔116とシャフトを半径方向に拡大することによって作成されたガイドワイヤ腔118とを示す(図4に図示したカテーテル・シャフト106の上の部分は吸引腔116からガイドワイヤ腔118を分離しないが図2に図示したように吸引先端700の方向に向かって開口部112から見た場合に見ることができることに注意する)。拡大部分114は軸方向に整列した開口部112の間に存在する。カテーテル・シャフト106の残りの部分は、図1の線3〜3に沿ってみた断面を示す図3から分かるように、実質的に円形断面の吸引腔116としてカテーテルの全長にわたって維持される。
本発明の1つの実施例において、カテーテル・シャフト106は長く連続した筒状カテーテル・シャフトで比較的大きな断面直径を有し直径の範囲は0.7ミリメートルから18ミリメートルである。カテーテル・シャフト106の長さは特定の手術によって変化するが、吸引カテーテル100の適切な長さは145センチメートルである。カテーテル・シャフト106は何らかの適当なポリマー材料から作成する。材料の選択は用途と性能条件に依存する。カテーテル・シャフト106の作成に考えられる材料としてはPEBAX(R)(Atochem、フランス)、ポリエチレン・ブロックアミド・コポリマー、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ナイロン、ポリエチレン、熱可塑性ウレタン、及びこれらの混合と積層が挙げられる。
本発明の実施例において、カテーテル・シャフトは長手方向の圧縮強度、すなわち、カテーテル・シャフトの座屈又は望ましくない屈曲なしに遠位方向の動脈位置へ血管系を通ってカテーテルを押し出すことができる押し出し性能又は剛性を備える必要がある。しかし、カテーテル・シャフトを先端付近で適度に柔軟にし、曲りくねった血管網をとおって筒状カテーテル・シャフトを誘導できるようにするのが望ましい。つまり、1つの実施例において、筒状カテーテル・シャフトは長さに沿って剛性が可変するようにしたポリエチレン又はPEBAX(R)などのポリマーから作成し、筒状カテーテルの基端部分はカテーテル・シャフトの先端部分に比べて可撓性が小さくなるようにする。有利にも、この構造の筒状カテーテル・シャフトでは均一の剛性の従来のカテーテルを用いて到達することが困難だった血管系を通って筒状カテーテルを一層簡単にユーザが誘導することができる。これは硬い基端部分がカテーテルを座屈させずに前進させるのに必要とされる必須の押し出し性能を提供しつつ、一方でもっと柔軟な先端領域が曲りくねった血管通路内へ又ここを通ってより簡単に前進させられるためである。
カテーテルの長さに沿った可変剛性は長さに沿って補強を含めたポリマー製筒状カテーテル・シャフトを形成することで実現される。たとえば、拡大したシャフト114より基端側の筒状カテーテル・シャフトには壁構造に含める補強編組線又はコイルを提供する。補強材(図示していない)は金属又は各種ポリマーから作成することができる。可変剛性を実現するため、カテーテルの先端領域には基端領域の編組線又はコイルに存在するよりも高い編組線又はコイル密度を有する編組線又はコイルを設ける。基端領域の低い編組線密度はカテーテルの先端領域より柔軟性を低く、又は「硬く」させる。
図4はガイドワイヤ腔118と吸引腔116を含む実質的に涙滴状の内腔を示し、これはガイドワイヤ腔118を作成する軸の拡張の際に形成される。図4、図6、図9、図11の断面図は本発明による断面図を示したものでガイドワイヤ腔118と吸引腔116は互いに分離されておらず同一の流体空間を共有している。
吸引カテーテルはガイドワイヤなしで使用されるが、本発明のカテーテルはガイドワイヤとの組み合わせで使用される。このような用途において、ガイドワイヤ400は第1の一番先端の開口部へ通し、第1の拡大シャフト部分によって形成されたガイドワイヤ腔118を通過させ、ガイドワイヤ腔118の他端を形成する次の軸方向に整列した開口部から取り出す。ガイドワイヤ腔を通過させる際に、前述したようにガイドワイヤ腔118と吸引腔116が分離されていないので、ガイドワイヤは吸引腔内に存在する何らかの流体と接触する。
本発明の別の実施例において、先端部110は図5に図示してあるように吸引先端700より基端撚りにある単一の開口112を含むことができる。開口部112と吸引先端700の間で吸引シャフト106の一部の拡大は拡大部分114を形成する。図6は図5の線6〜6に沿ってみた先端部110の断面図を示し、吸引腔116とガイドワイヤ腔118を示している。このような幾つかの実施例において、ガイドワイヤは吸引先端700で吸引腔116に入り開口部112で出て来ることができる。吸引先端700と開口部112の間の距離において、ガイドワイヤは吸引腔116内部にあった何らかの流体と接触する。ガイドワイヤは操作を行なう医師までカテーテル・シャフトの全長に沿って外側を走行することができる。
各種実施例において、吸引カテーテル100はアダプタ102望ましくは基端側のメス・ルアーフィッティングを更に含む。吸引カテーテル100は更に真空供給源が接続される吸引ポート104を含む。真空供給源の例としては吸引ポート104で吸引カテーテルの基端に取り付けられ、固定真空を含む何らかの容器たとえばシリンジを含む。機械式ポンプ又はバルブ又は他の何らかの適切な真空供給源を使用することもできる。
本発明の他の実施例において、ガイドワイヤは吸引先端700でガイドワイヤ腔118に入り、開口部112から出て、ガイドワイヤ追従部分304に沿ってカテーテル・シャフトの上部沿いを横断し、図10に図示した実施例と同様に第1の開口部112より基端側にある第2の開口部112でガイドワイヤ腔118に入ることができる。ガイドワイヤは次にカテーテル・シャフトの長さ方向に貫通して吸引ポート104から出て医師による制御と配置ができる。本発明の別の実施例において(図示していない)、ガイドワイヤは第2の開口部112より更に基端寄りの第3の開口部112を通ってガイドワイヤ腔118から出てカテーテル・シャフトの上部に沿って更に横断する。本発明はガイドワイヤが吸引先端700からカテーテル・シャフトの長さに沿って横断する際に通過することができるカテーテル・シャフト106の長さに沿った開口部112を何個でも提供する。
本発明の別の実施例において、吸引カテーテル100の先端部110は造影充填材たとえば硫酸バリウム(BaSO4)を含む25Dから40DのPEBAX(R)から形成される。これ以外に、カテーテルの先端には、筒状カテーテル・シャフトで予備形成されず、その代わり副次的製造ステップでカテーテル・シャフトに取り付けられる軟らかい先端部を設けることもできる。先端部は充分に軟らかくかつ充分に柔軟にしてカテーテルを前進させる際に人体血管への外傷を最小限にし、曲りくねった血管へのカテーテルの誘導を容易にする一方で、吸引中につぶれないだけの充分な硬さでもある必要がある。1つの実施例において、先端部は25D〜35Dの0.5センチメートルPEBAX(R)スリーブとして形成され接着剤を用いてカテーテル・シャフトへ接着される。これ以外に、先端部は当業者に公知のように熱溶着によりカテーテル・シャフトへ取り付けても良い。
吸引カテーテルの先端部には造影材料を提供することもできる。有利にも、造影材料は透視を用いて患者体内でカテーテルをユーザが配置するのを助けるマーカーとして機能する。各種の周知の造影材料を先端部に使用して、たとえば先端部に固定的に取り付けた白金又は金のバンドにより、マーカーを形成することができる。これ以外に、BaSO4を先端部形成前にポリマー樹脂それ自体に含めることができる。先端部は角度を付け斜めにして粒子の効率的回収を提供する。先端部の角度は約5度から約90度、通常は約25度とすることができる。吸引カテーテルの先端部は又寸胴にしたり先細にしたりすることができる。側面ポートをカテーテル先端部に沿って形成し少なくとも幾つかのポートが吸引した材料によって又は血管壁によって詰まってしまった時でも他が開いたままであることを保証することができる。
図7及び図8に形成されているように図示した本発明の実施例において、本発明の吸引カテーテル302は少なくとも4個の軸方向に整列した開口部112と、第1と第2の開口部112の間の拡大部分114と、第3と第4の開口部112の間の第2の拡大部分114と、第2と第3の開口部112の間でカテーテル・シャフトの外表面上のガイドワイヤ追従部分304とを含む。ガイドワイヤ追従部分304はオペレータに隣り合った拡大部分114の間でガイドワイヤをモニタし操作することができる能力を提供する。図10に図示してあるように、ガイドワイヤ追従部分304は2個の隣接した開口部112の間に存在する。このように構成することで、ガイドワイヤ装填中に、ガイドワイヤ400が拡大部分114の一端で第1の開口部112を通って延出し、ガイドワイヤ腔118を貫通してここでガイドワイヤが吸引腔内に存在する何らかの流体と接触し、拡大部分114の他端で第2の開口部112から延出し、ガイドワイヤ追従部分304に沿ってカテーテル・シャフト106の外側表面を横断し、第2の拡大部分114の一端で第3の開口部112を貫通し、第2のガイドワイヤ腔118を貫通してから、第4の開口部112から延出しカテーテル・シャフト106の外側表面に沿って継続する。
本発明による吸引カテーテルは図4に図示したようなガイドワイヤ腔118に存在するガイドワイヤ400なしで使用することができる。このような構成において、吸引カテーテルは必要とされる通りに機能し、印加された部分的真空により治療部位から破片を除去する。カテーテル・シャフト106の開口部112はカテーテルが治療部位から離れた破片を吸引する能力に負の影響を与えない。開口部112から吸引腔116へ流入する流体の量は真空がまだ先端部110に存在して破片除去を容易にするようなものである。
他の実施例において、ガイドワイヤ400がガイドワイヤ腔118内部に配置された場合、開口部112は実質的に閉塞され流体は主として吸引先端700経由で流入する。
開口部を通って吸引腔へ流入する流体の量を更に減少させるためには、ガスケット500を1つまたはそれ以上の開口部112に作成してガイドワイヤ400の周囲に封止を提供する。図11は開口部112にガスケット500を作成してガイドワイヤ400の周囲に封止を提供するようにした本発明の実施例を示す。図11は図10の線11〜11に沿ってみた断面図を示しており、開口部112内部のガイドワイヤ400とガスケット500の位置を示す。ガスケット500は開口部をポリマー材料で被覆することにより作成される。有用なコーティングとしては、親水性、疎水性、非血栓形成性コーティングを含みこれに限定されず、ヘパリン、シリコン、ポリウレタン、及びポリ(ビニルピリジン)(PVP)を含む。
本発明によりガイドワイヤ腔118経由で供給した場合にガイドワイヤ400が吸引腔116の側面に密接して保持されるようにすることができる。吸引腔とガイドワイヤ腔は分離されていないので、これにより非常に小さい断面形状のカテーテルとすることができ、一方で大きな吸引腔を維持することができる。ガイドワイヤ腔と吸引供給腔は同じ流体空間を共有するが、シャフトの拡大部分114の存在によりガイドワイヤ400が吸引腔116の外周より外側に延出でき、これにより大きな実質的に円形の吸引腔116を形成することができる(図4、図9、図11参照)。
本発明の更なる実施例において、吸引カテーテルは更に閉塞装置を含むことができる。本発明で使用することができると考えられる閉塞装置は、バルーン、フィルタ、その他機械的閉塞装置を含みこれに限定されない。
別の実施例において、本発明は1番目からn番目までの軸方向に整列した開口部を含む吸引カテーテルを提供する。本明細書で用いているように、「n」は整数すなわち1,2,3,4,5,6,7,8,9,10...などを表わす。したがって本発明は何個かの軸方向に整列した開口部を含む吸引カテーテルを包含する。一番先端寄りにある軸方向に整列した2個の開口部はガイドワイヤ腔118を形成するカテーテル・シャフトの拡大部分114の端部を形成する。基端方向に移動して次の2個の軸方向に整列した開口部はカテーテルの外表面に沿って走行するガイドワイヤ追従部分304をこれらの間に有する(図8参照)。基端方向へ更に続けると、次の2個の軸方向に整列した開口部は第2の拡大部分114の端部を形成し、ガイドワイヤ腔118を含む。このパターンがカテーテルの全長にわたって継続するが、1つの実施例においてカテーテル・シャフト108の先端部分だけに限定され先端から30センチメートルまでに延在する。このような幾つかの実施例において、nを一番基端寄りとすると、最後の2個の開口部n−1及びnではカテーテル・シャフトの拡大部分114の2個の端部となる。
その他の実施例において、ガイドワイヤ400をガイドワイヤ腔へ供給する場合、カテーテル・シャフトの外側から始めて、第1の拡大シャフト部分114によって形成されたガイドワイヤ腔118へ進入し、ガイドワイヤ腔118から出てガイドワイヤ追従部分304経由でシャフトの外側に沿って横断し、第2の拡大シャフト部分114によって形成されたガイドワイヤ腔118へ進入し、次いでガイドワイヤ腔118から出て来る。ガイドワイヤ400が貫通する最後の開口部112が拡大部分114の最も基端寄りの開口部になるまでこのパターンが拡大部分114と同じ回数だけ繰り返される。本実施例において、ガイドワイヤ400の先端と基端の両方が各々カテーテルの一番先端と一番基端の両方でカテーテル・シャフトの外側にある。
本発明の範囲内のその他の実施例において、最後の開口部nは軸方向に整列した開口部nからカテーテルの基端までずっと延出するカテーテル・シャフトの拡大部分114の一番先端よりの開口部であり、カテーテルをアダプタ102の取り付け部位で延出させる。
本発明の他の実施例において、前述したように、ガイドワイヤは吸引先端700経由で進入し第1の(そして幾つかの実施例では唯一の)開口部112を通ってカテーテルから出て来る。ガイドワイヤはカテーテルの外側でカテーテルの基端までずっと延在するか、又は第2の開口部112から進入してカテーテル・シャフトの残りの全長を走行するガイドワイヤ腔118の内側でカテーテルの基端までの間ずっと延在することもできる。本発明のその他の実施例において、カテーテル・シャフトは全長にわたり何個でも開口部112を含むことができ、ガイドワイヤ腔118を含む拡大部分114の様々な部分でガイドワイヤを貫通させ様々な長さのガイドワイヤ追従部分304に沿って走行させることができる。
前述したように、本発明は吸引カテーテルを越えて、PTCA、血管内薬剤供給、治療部位の吸引、ステント供給、および/またはその他の診断又は治療手術で使用するカテーテルを含む。
本発明の別の実施例は本明細書に記載される特徴と構成要素による供給カテーテルを提供する。このような幾つかの実施例において、本発明は供給腔と基端部分と先端部分とを有するカテーテル・シャフトを含み、先端部分にはカテーテル・シャフトの外表面から内表面へ横断する少なくとも2個の軸方向に整列した開口部を有する供給カテーテルを提供する。シャフトは2個の開口部の間に拡大部分を含み、拡大部分は半径方向にオフセットしてガイドワイヤを受け入れるように構成されているガイドワイヤ腔を形成し、ガイドワイヤ腔と供給腔は互いに分離されていないようにする。このような実施例において、供給腔はカテーテルの全長にわたって実質的に円形の断面を有し、拡大ガイドワイヤ腔と供給腔を有するカテーテルの部分は実質的に涙滴状の腔を形成する。ガイドワイヤ・シャフトの開口部はガスケットを備えることができるガイドワイヤの大きさの開口部である。本明細書で詳しく説明しているように、本発明による供給カテーテルのカテーテル・シャフトは開口部を何個でも含むことができガイドワイヤ腔とガイドワイヤ追従部分の各種構造を含む。全ての場合において、ガイドワイヤ腔と供給腔は分離していない。本明細書で詳しく記載しているように、ガイドワイヤがガイドワイヤ腔内に存在している場合、供給腔内の何らかの流体と接触した状態になる。
本発明の供給カテーテルは、本明細書で詳しく説明したように、また当業者には既知のアダプタ及び供給ポートを更に含む。本発明による供給カテーテルは閉塞を溶解して治療するために使用される酵素、化学物質、及び薬剤の水溶液を含みこれに限定されない何らかの流体媒体を供給するために使用される。
本発明は本明細書で詳しく説明した特性及び構成要素を含む治療カテーテルも包含する。流体媒体の供給を別として、治療カテーテルは粥腫切除装置、流動化装置、レーザー及び超音波装置を含みこれに限定されない多数の装置を供給するために使用される。
図12に図示してあるように、本発明は吸引又は供給カテーテルを作成する方法も提供し、当該方法は、(a)円形の(すなわち断面)内腔を有するカテーテル・シャフトを提供するステップ600、(b)シャフトに少なくとも2個の軸方向に整列したシャフトの外表面から内表面へと横断する開口部を作成するステップ602、(c)ガイドワイヤ腔マンドレルの一端を第1の開口部に通し、円形内腔を通して近傍の第2の開口部から取り出すステップ604、(d)内腔に大腔マンドレルを挿入し、これによってガイドワイヤ腔マンドレルにシャフトを半径方向へ拡大させ、これによって2つの開口部の間のシャフトに拡大部分を作成するステップ606、(e)ガイドワイヤ腔マンドレルを除去してガイドワイヤ腔を作成するステップ608、(f)大腔マンドレルを抜去しガイドワイヤ腔と円形腔が互いに分離されないようにするステップ610、を含む。本発明はまた大腔マンドレルを除去してからガイドワイヤ腔マンドレルを除去する方法も提供する。本発明の他の実施例において供給又は吸引ポートはこの後ステップ612でカテーテルに取り付けられる。
図7はシャフトの外表面から内表面へ横断する4個の軸方向に整列した開口部112を有するカテーテル・シャフト108の先端部分を示す。軸方向に整列した開口部112はガイドワイヤの大きさの開口部でカテーテル・シャフトに穿孔するか又はパンチする。
図7に図示したガイドワイヤ腔マンドレル200は第1の開口部112から供給し、ガイドワイヤ腔マンドレル200はカテーテル・シャフトの外部から始まって、第1の開口部112を通りカテーテルの円形腔402へ入り、円形腔402を通って第2の開口部112から出て来る。ガイドワイヤ腔マンドレル200はカテーテル・シャフトの外側に沿って進み第3の開口部112に入り、円形腔402を通って第4の開口部112からで手来る。この編み込み工程はガイドワイヤ腔マンドレル200が全部の開口部112を通るまで継続する。1つの実施例において、この工程は一番先端側で軸方向に整列した開口部112から始めて基端側に進むことで実行されるが、これと対向する方向に行なっても良い。ガイドワイヤ腔マンドレル200は図7に図示してあるように連続した中実の部材であるが、この工程は拡大シャフト部分114の作成ができる別個の独立したガイドワイヤ腔マンドレルを使用して行なうこともできる。ガイドワイヤ腔マンドレル200と大腔マンドレル300は両方ともステンレススチールから作成することができる。
本発明のその他の実施例において、カテーテル・シャフトの先端部は奇数個の開口部112を含むことができる。このようなある種の実施例において、ガイドワイヤ腔マンドレル200の挿入はカテーテル・シャフトの内部から始めて、次いでガイドワイヤ腔マンドレルを第1の開口部112に貫通させて、カテーテル・シャフトの外側沿いに進め、第2の開口部112を貫通させ、カテーテルの円形腔402を通り、第3の開口部112から出て来るようにする。ガイドワイヤ腔マンドレル200は次にカテーテル・シャフトの外側に沿って進み、第4の開口部112を通り、円形腔402を通ってから、第5の開口部112から出るようにする。この編み込み処理は全部の開口部112にガイドワイヤ腔マンドレルが通るまで継続しガイドワイヤ腔マンドレル200が円形腔から出るようになる。この工程はもっとも先端方向にある開口部から開始して基端方向に移動することで実行されるが対向する方向に実行することもできる。カテーテル・シャフトが奇数個の開口部112を含むようなある種の実施例においてガイドワイヤ腔マンドレル200の挿入をカテーテル・シャフトの外部から始めた場合には、ガイドワイヤ腔マンドレル200は、図7のように、円形腔402から出るのではなく、円形腔402を貫通し続けて、ガイドワイヤ腔マンドレル200がカテーテルの基端(すなわちオペレータに最も近い端部)から出て来る。本発明のその他の実施例においてカテーテル・シャフトの先端部には何個の開口部112を含んでいても良い。
本発明のその他の実施例において、カテーテル・シャフトの先端部分は多数の開口部112を含みガイドワイヤ腔マンドレルを吸引先端700へ挿入し円形腔402を貫通して第1の開口部112から出て来るようにすることができる。ガイドワイヤ腔マンドレル200はカテーテル・シャフトの外側に沿って進み、第2の開口部112から入り、円形腔402を貫通して第3の開口部112から出て来る。この編み込み処理はガイドワイヤ腔マンドレルが全部の開口部112を貫通するまで継続される。この工程は吸引先端700で始めて基端方向へ進めることにより行なわれるが、対向する方向に行なうこともできる。カテーテル・シャフトが奇数個の開口部112を含むようなある種の実施例において、ガイドワイヤ腔マンドレルは円形腔402から出て来る。カテーテル・シャフトが偶数個の開口部112を含むその他の実施例において、ガイドワイヤ腔マンドレルは円形腔402から出て来ないでカテーテルの基端(すなわちオペレータに最も近い端部)からガイドワイヤ腔マンドレル200が出て来るまで円形腔402を貫通し続ける。
図8はガイドワイヤ腔マンドレル200と大腔マンドレル300が挿入されたカテーテル・シャフトの先端部分を示す。大腔マンドレル300はガイドワイヤ腔マンドレル200が挿入されたカテーテル・シャフトの先端部へ挿入されている。ガイドワイヤ腔マンドレルが挿入されたカテーテル・シャフトへの大腔マンドレル300を挿入すると(カテーテル・シャフトの先端又は基端側のいずれかから)、円形腔402の内部にあるガイドワイヤ腔マンドレルの部分が外側へ強制的に押し出されて円形腔402にある大腔マンドレル300に対応するようになるので、ガイドワイヤ腔マンドレル200がカテーテル・シャフトの先端部分108を拡大させる。これにより半径方向に拡大したシャフト部分114を作成する。
拡大シャフト部分114を熱成型するためには、ガイドワイヤ腔マンドレルと大腔マンドレル300が挿入されたカテーテル・シャフトの先端部分を熱硬化する。このような熱硬化工程は熱可塑性材料のガラス遷移温度以上でこれの溶解温度以下にカテーテル・シャフトの温度を上昇させることによる。
拡大部分114の形成に続けて、ガイドワイヤ腔マンドレル200を除去してガイドワイヤ腔118を作成し、また大腔マンドレル300を除去して実質的に円形のカテーテル腔116を残す。ガイドワイヤ腔マンドレル200と大腔マンドレル300の除去はどの順番で行なっても良い。
図9は線9〜9に沿ってみた図8のカテーテル・シャフトの断面図を示す。カテーテル・シャフトの拡大部分114が作成されたカテーテル・シャフトの断面において、ガイドワイヤ腔118と円形腔116は図9で分かるように実質的に涙滴状の内腔を形成する。ガイドワイヤ腔118と円形腔116は分離せず、同一の流体空間を共有する。図9はガイドワイヤ腔118のガイドワイヤ腔マンドレル200の部分と円形腔116の大腔マンドレルとの位置を示す。本発明のカテーテルは、ガイドワイヤ腔を貫通してガイドワイヤを通すことにより、ガイドワイヤ腔118内部に配置されたガイドワイヤ400の存在なしで意図した目的のために機能するが、開口部112が実質的に閉塞され吸引は主として吸引先端700から行なわれるようになる。
本発明により作成されたカテーテルはその内外表面を当業者に公知の各種材料で被覆することができ、これにはヘパリン、シリコン、ポリウレタン、PVPを含む親水性、疎水性、非結成形成性コーティングを含みこれに限定されない。これらのコーティングは従来技術で周知の方法を用いて適用することができる。本発明の幾つかの実施例において、軸方向に整列した開口部112は開口部にガスケットを作成するように被覆される。1つの実施例において、開口部112はポリマー材料で被覆されてガスケット500を作成するようにしてある。これらのガスケットはガイドワイヤ400の周囲に摺動封止を提供する。
本発明により作成されたカテーテルはPTCA、血管内薬剤供給、治療部位の吸引、ステント供給、および/または診断又は治療手術で使用される何らかのカテーテルである。1つの実施例において本発明のカテーテルは吸引カテーテルと供給カテーテルである。
本発明の吸引カテーテルは後述するように伏在静脈人工血管から粥状硬化物及びこれに関連する血栓を除去するために使用される。この用途は単なる例であって、本発明の方法はその他の血管で使用することができると共に、その他の種類の閉塞の除去にも適用し得ることが理解されるべきである。
例示により幾つかの詳細において本発明を完全に説明したが、広く等価な範囲の条件、配合、及びその他のパラメータ内で本発明の範囲又はこれの特定の実施例に影響することなく本発明を変更する又は変化させることにより実施することが可能であること、また当該変更又は変化は後述の請求の範囲内に包含されることを意図していることは当業者には明らかであろう。
本明細書で言及した全ての出版物、特許、特許出願は本発明が関係する当業者の技術レベルを示すもので各々個別の出版物、特許又は特許出願が特定又個別に本明細書の参照に含まれることを示されているのと同じ範囲に参照として本明細書に含まれる。
本発明の前述の及びその他の特徴と利点は、添付の図面に図示されている本発明の更に詳細な説明から明らかになろう。図面は正確な縮尺ではない。
図1は本発明による吸引カテーテルの実施例の側面図である。
図2は図1のカテーテル先端部の拡大図である。
図3は図1の線3〜3に沿ってみた図1の吸引カテーテルの断面図である。
図4は図2の線4〜4に沿ってみた図1の吸引カテーテルの断面図である。
図5はカテーテル先端部の拡大図で本発明の別の実施例を示す。
図6は図5の線6〜6に沿ってみた図5の吸引カテーテル先端の断面図である。
図7はカテーテル・シャフトの先端部分の側面図でガイドワイヤ腔マンドレルの挿入を示す。
図8はカテーテル・シャフトの先端部分の側面図でガイドワイヤ腔マンドレルと大腔マンドレルの挿入及び拡大シャフト部分の形成を示す。
図9は図8の線9〜9に沿ってみた図8のカテーテル・シャフトの断面図である。
図10は本発明の1つの実施例によるカテーテル・シャフトの先端部分の側面図でガスケットを含むガイドワイヤの大きさの開口部を通るガイドワイヤの挿入を示す。
図11は図10の線11〜11に沿ってみた図10のカテーテル・シャフトの断面図である。
図12は本発明の1つの実施例によるカテーテルを作成する方法を示すフローチャートである。
Claims (29)
- カテーテル腔と、基端部分と、先端部分とを有するカテーテル・シャフトを含むカテーテルであって、前記先端部分は、少なくとも2個の軸方向に整列する開口部であって、前記カテーテル・シャフトの外表面から内表面へ横断する開口部を含み、前記2個の開口部の間の前記シャフトの拡大部分は半径方向にオフセットして、ガイドワイヤを貫通して受け入れるように構成されたガイドワイヤ腔をその内部に作成し、前記ガイドワイヤ腔と前記カテーテル腔は互いに分離されていないことを特徴とするカテーテル。
- 前記カテーテルは吸引カテーテルであることを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。
- 前記カテーテルは供給カテーテルであることを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。
- 前記カテーテル腔は前記カテーテルの全長にわたり実質的に円形の断面を有することを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。
- 前記ガイドワイヤ腔と前記カテーテル腔は実質的に涙滴状の腔を形成することを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。
- 少なくとも4個の軸方向に整列した開口部と、前記第1と第2の開口部の間の第1の拡大部分と、前記第3と第4の開口部の間の第2の拡大部分とを含むことを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。
- 前記第2と第3の開口部の間の前記カテーテル・シャフトの外表面上にガイドワイヤ追従部分を更に含むことを特徴とする請求項6に記載のカテーテル。
- 前記ガイドワイヤ腔内にガイドワイヤを更に含み、前記ガイドワイヤは前記開口部を貫通して実質的に閉塞することによって前記開口部を介して前記カテーテル腔へ流入する流体の量を減少するようにしてあることを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。
- 前記開口部の少なくとも1個は前記ガイドワイヤの周囲に摺動封止を形成するのに適したガスケットを更に含むことを特徴とする請求項8に記載のカテーテル。
- 前記ガスケットはポリマー材料で前記開口部をコーティングすることで作成されることを特徴とする請求項9に記載のカテーテル。
- 前記開口部はガイドワイヤの大きさの開口部であることを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。
- カテーテル腔と、基端部分と、先端部分とを有するカテーテル・シャフトを含むカテーテルであって、前記先端部分は、1番目からn番目までの軸方向に整列した開口部であって、前記第1と第2の軸方向に整列した開口部の間の拡大部分と、前記第2と第3の軸方向に整列した開口部の間のガイドワイヤ追従部分と、前記第3と第4の軸方向に整列した開口部の間の拡大部分とを含み、当該パターンがn番目の軸方向に整列した開口部まで反復されることを特徴とするカテーテル。
- カテーテル腔と、基端部分と、先端部分とを有するカテーテル・シャフトを含むカテーテルであって、、前記先端部分は、先端と、前記カテーテル・シャフトの外表面から内表面へ横断する第1の軸方向に整列した開口部とを含み、前記先端と前記開口部の間の前記シャフトの拡大部分は半径方向にオフセットしてガイドワイヤを貫通して受け入れるように構成されたガイドワイヤ腔をその内部に作成し、前記ガイドワイヤ腔と前記カテーテル腔は互いに分離されていないことを特徴とするカテーテル。
- 第2からn番目までの軸方向に整列した開口部と、前記第1の軸方向に整列した開口部と前記第2の軸方向に整列した開口部の間のガイドワイヤ追従部分と、前記第2の軸方向に整列した開口部と第3の軸方向に整列した開口部との間の拡大部分とを更に含むことを特徴とする請求項13に記載のカテーテル。
- カテーテルを作成する方法であって、
(a)円形腔を有するカテーテル・シャフトを提供するステップと、
(b)前記シャフトに少なくとも2個の軸方向に整列した開口部を作成するステップであって、前記開口部は前記シャフトの外表面から内表面へ横断するようにすることを特徴とするステップと、
(c)第1の開口部へガイドワイヤ腔マンドレルの一端を通し、前記円形腔を通って近傍の第2の開口部から引き出すステップと、
(d)前記円形腔を介して大腔マンドレルを挿入することによって前記ガイドワイヤ腔マンドレルに前記シャフトを半径方向へ拡大させることによって更に前記2個の開口部の間の前記シャフトの拡大部分を作成するステップと、
(e)前記ガイドワイヤ腔マンドレルを抜去してガイドワイヤ腔を作成するステップと、
(f)前記大腔マンドレルを抜去するステップとを含む方法であって、
前記ガイドワイヤ腔と前記円形腔は互いに分離されていないことを特徴とする方法。 - 前記方法は前記シャフトを加熱して前記拡大部分の熱形成を行なうステップを更に含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
- 前記ステップは(c)前記ガイドワイヤ腔マンドレルを第3の近傍の開口部に挿入し、前記円形腔を貫通して第4の近傍の開口部から取り出す工程と、前記ガイドワイヤ腔マンドレルが軸方向に整列した全ての開口部を結ぶまで前記工程を反復し、前記工程の完了時には前記ガイドワイヤ腔マンドレルの両端が前記円形腔の外側にあるようにする工程を更に含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
- 前記方法は更に前記開口部にガスケットを作成するステップを更に含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
- 前記ガスケットはポリマー材料で前記シャフトをコーティングすることにより作成されることを特徴とする請求項18に記載の方法。
- 前記拡大したガイドワイヤ腔と前記円形腔は実質的に涙滴状の内腔を形成することを特徴とする請求項15に記載の方法。
- 前記カテーテルは吸引カテーテルであり前記円形腔は吸引腔であることを特徴とする請求項15に記載の方法。
- 前記カテーテルは供給カテーテルであり前記円形腔は供給腔であることを特徴とする請求項15に記載の方法。
- 前記吸引腔に吸引ポートを取り付けるステップを更に含むことを特徴とする請求項21に記載の方法。
- 前記供給腔に供給ポートを取り付けるステップを更に含むことを特徴とする請求項22に記載の方法。
- 前記開口部は前記シャフトの前記先端部分に作成されることを特徴とする請求項15に記載の方法。
- 前記開口部はガイドワイヤの形状の開口部であることを特徴とする請求項15に記載の方法。
- 前記ステップ(c)は第3の近傍の開口部に前記ガイドワイヤ腔マンドレルを挿入し、前記円形腔を貫通して、第4の近傍の開口部から取り出す工程を更に含み、前記ガイドワイヤ腔マンドレルが軸方向に整列した全ての開口部を結ぶまで前記工程を反復し、前記工程完了時には前記ガイドワイヤ腔マンドレルの先端部が前記円形腔の外側にあり前記ガイドワイヤ腔マンドレルの基端部が前記円形腔の内側にあるようにする工程を含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
- カテーテルを作成する方法であって、
(a)円形腔と先端とを有するカテーテル・シャフトを提供するステップと、
(b)前記シャフトに軸方向に整列した開口部を作成するステップであって、前記開口部は前記シャフトの外表面から内表面へ横断するようにすることを特徴とするステップと、
(c)ガイドワイヤ腔マンドレルの一端を前記先端へ挿入し、前記円形腔を貫通して前記軸方向に整列した開口部から取り出すステップと、
(d)大腔マンドレルを前記円形腔に挿入することによって前記ガイドワイヤ腔マンドレルに前記シャフトを軸方向へ拡大させることによって更に前記先端と前記開口部との間の前記シャフトに拡大部分を作成するステップと、
(e)前記ガイドワイヤ腔マンドレルを抜去してガイドワイヤ腔を作成するステップと、
(f)前記大腔マンドレルを抜去するステップとを含む方法であって、
前記ガイドワイヤ腔と前記円形腔は互いに分離されていないことを特徴とする方法。 - 前記ステップ(c)は前記ガイドワイヤ腔マンドレルを第2の近傍の開口部に挿入し、前記円形腔を貫通して第3の近傍の開口部から取り出す工程と、前記ガイドワイヤ腔マンドレルが軸方向に整列した全ての開口部を結ぶまで前記工程を反復して、前記工程の完了時には前記ガイドワイヤ腔の前記先端部が前記円形腔の内側にあり前記ガイドワイヤ腔マンドレルの基端部が前記円形腔の内側にあるようにする工程とを更に含むことを特徴とする請求項28に記載の方法。
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