JP2008508602A - Cmgアレイにおけるトルクを最適化するための方法及びシステム - Google Patents

Cmgアレイにおけるトルクを最適化するための方法及びシステム Download PDF

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Abstract

宇宙船用の運動量制御システム(100)を開示する。このシステムは姿勢制御システム(102)を備える。姿勢制御システムは、所望される宇宙船操作に関するデータを受け取り、その操作を行うためのトルク・コマンドを決定する(302)。姿勢制御システムに結合された運動量アクチュエータ制御プロセッサ(104)はトルク・コマンドを受け取る。このプロセッサは、トルク・コマンドの生成に必要な値域空間ジンバル・レート(304)と、現在のトルクの方向においてトルク提供能力を最大化するのに必要な零空間ジンバル・レート(312)とを含むジンバル・レート・コマンドを計算する。少なくとも4個のコントロール・モーメント・ジャイロ(106)がプロセッサ(104)に結合される。各コントロール・モーメン・ジャイロは、所望される操作がなされるように、ジンバル・レートを受け取り実行する。

Description

本発明は、宇宙船の制御の分野に関し、より詳細には、CMGアレイにおけるトルクを最適化するための方法及びシステムに関する。
宇宙船の姿勢を制御するため、様々な回転慣性部材が使用される。そのような慣性部材の1つが、コントロール・モーメント・ジャイロスコープ(CMG、control moment gyroscope)である。CMGは典型的に、ジンバル・アセンブリ(gimbal assembly)に取り付けられた、固定又は可変の回転速度を有するフライホイールを備える。CMGの回転軸は、ジンバル・アセンブリを使用してCMGを動かすことによって、傾けられることができる。この運動は、回転軸及びジンバル軸と直交するジャイロ・トルク(gyroscopic torque)を生み出す。
宇宙船の完全な姿勢制御を達成するために最低限3つのCMGが典型的に使用され、CMGアレイの各CMGは線形的に独立した軸についてトルクを与えるように構成される。宇宙船の姿勢制御システムからのトルク用コマンドに応答して、それらのCMGはそれらのジンバル軸について運動する。数学的に表現すると、
Aω=τ
のようであり、ヤコビアンAが、CMGジンバル・レート(gimbal rate)を3次元アレイのトルクへマップするものである。ここで、Aは、3×nのヤコビアン行列であり、ωは、n個のジンバルについてのジンバル・レートのn×1アレイであり、τは、宇宙船へ与えられるトルク成分の3×1アレイである。上記の式と、知られたトルク・コマンドτとを用いて、各CMGの個々のジンバル・レートが計算される。知られたムーア・ペンローズの擬似逆行列(Moore-Penrose pseudoinverse )を使用して、ヤコビアン行列を反転すると、1組の可能なジンバル・レートは、
ω=A(AA−1τ
となる。
所与のCMGアレイについて、アレイ内の個々のCMGの様々なアラインメントが、所与の運動量を生み出す。CMGアレイのCMGのすべての可能なアラインメントについての運動量の集まりが、運動量エンベロープ(momentum envelope)である。運動量エンベロープの境界は、CMGの特定のアラインメントに関する達成可能な最大の運動量を表す。一実施形態では、3つのCMGが存在する場合、運動量エンベロープの各点は、一般に、ジンバル角の固有の組合せによって達成される。CMGの数が完全な姿勢制御のために必要とされるCMGの最低数を超える場合、運動量エンベロープの大多数の点は、CMGアレイのCMGの1つより多くのアラインメントによって定義される。
反対に、要求されたトルクを生み出すためのコマンドに応答して、CMGは、幾つかのアラインメントのうちの1つにあるようにすることができ、各アラインメントは、要求されたトルクを生み出すが、それは運動量エンベロープの異なる点にある。従って、3つより多くのCMGを有するCMGアレイの場合、要求されたトルクを発生させるとともに、運動量を生み出す能力を最大化するようなCMGのアラインメントが存在する。
CMGの使用において、CMGの運動量ベクトルの構成は、要求されたトルクの1又は複数の成分が提供され得ないような様式となっている可能性が、内在する。数学的に、この状況は、AAの固有値が0に近づいて(AA−1を無限大にさせる場合に、生じる。同様に、行列AAの行列式が0に等しいとき(代数的にdet(AA)=0と表現される)に、特異性(singularity、特異点)が生じる。3×nの行列Aの場合、これは、行列AAの階数が2以下である、と言うのと等価である。
CMGの動きにおける特異性を回避するために、様々な手法が考案された。1つの手法では、(AA−1が0にならないことを保証するために、(AA−1が(AA+εI)−1と置き換えられ、この式において、Iは単位行列(identity matrix)であり、εは小さい数である。正のεを使用することにより、det(AA+εI)−1が0にならないことを保証する。
この手法は、場合によっては有益であるが、難点は、この手法がジンバル・レートの計算を変えることである。類似の問題が、スカラ式[1/(a+ε)]でも見られる。a→0となると、[1/(a+ε)]→[1/ε]となり、振舞いは整然としているが、[1/a]と等しくはならない。ヤコビアンAの場合、誤差εが導入されるため、擬似逆行列は、ジンバル・レートを指令されたトルクへと正確にマップしない。この結果的に生じる誤差は、宇宙船を誤った方向に向け、特に特異点の付近で、大きい望ましくないトルクをもたらすことがあり得る。
(AA+εI)−1を用いる手法の更なる欠点は、ジンバル・レート能力(従って、CMGアレイのトルク能力)が望ましくないほど低くなり得る、特異点の非常に近くまでCMGが既に来ているときまで、働きが非常に少ないことである。必要とされるのは、CMGの動きの間に利用可能なトルクを最大化するための方法及びシステムである。加えて、CMGが操作されるときに利用可能な最大トルクを運動量制御システムへ提供することが望ましい。この最適化は、運動量制御システムが、運動量を長い期間にわたって提供することや、短い期間により大きい運動量を提供することを、可能にする。本発明は、現在のトルク・コマンドと直交するトルクを適用することについての特異アレイ(singular array)の不能性については考慮していないが、本発明は、現在指令されている方向において能力を最大化し、これには大きな価値がある。即ち、本発明は、現在指令されているトルクの方向に対してのみ、特異性を回避することを考慮している。しかし、本明細書で説明される本発明を多くの他の特異性回避手法の1つと同時に使用することを妨げるものは、何もない。本発明の教示からのコマンドと特異性回避方法からのコマンドは、1つの次元における性能(本発明)と3つの次元における特異性回避との間の最良の折衷案として選択される様式で、様々な重みを割り当てられ、組み合わされることができる。
本発明の一実施形態では、CMGアレイの現在のトルクの方向において運動量を最大化するための方法が開示される。この方法は、宇宙船の姿勢調整を行うための所望されるトルクを表すトルク・コマンドを受け取るステップを含む。次に、所望されるトルクを生み出すのに必要とされるレンジ−スペース(range-space、値域空間)ジンバル・レートと、現在のトルクの方向においてトルクを提供する能力を最大化するのに必要とされるヌル−スペース(null-space、零空間)ジンバル・レートとが、計算される。合計ジンバル・レートが、値域空間ジンバル・レートと零空間ジンバル・レートとを加算することによって計算される。その後、合計ジンバル・レートを生み出すために、コマンドがCMGへ提供される。
本発明の別の実施形態では、宇宙船用の運動量制御システムが開示される。運動量制御システムは、姿勢制御システムを備える。姿勢制御システムは、所望される宇宙船操作に関するデータを受け取り、その所望される宇宙船操作を完遂するためのトルク・コマンドを決定する。姿勢制御システムに結合された運動量アクチュエータ制御プロセッサが、そのトルク・コマンドを受け取る。運動量アクチュエータ制御プロセッサは、トルク・コマンドを生み出すのに必要とされる値域空間ジンバル・レートと、現在のトルク・コマンドの方向においてトルクを提供する能力を最大化するのに必要とされる零空間ジンバル・レートとを含むジンバル・レート・コマンドを計算する。少なくとも4個のコントロール・モーメント・ジャイロが、運動量制御アクチュエータ制御プロセッサに結合される。コントロール・モーメント・ジャイロの各々は、所望される出力を生み出すために、ジンバル・レートを受け取り実行する。
以降、本発明を添付の図面と関連して説明するが、図面において、同じ番号は同じ要素を表す。
以下の詳細な説明は本質的に例示的なものに過ぎず、本発明や、本発明の応用及び使用を限定することは意図されていない。更に、上記の技術分野、背景技術、課題を解決するための手段、及び以下の詳細な説明において提示される表現や含意される理論によって制限されるという意図も存在しない。
以下の詳細な説明は、例示的なCMGアレイ特異性回避システムにおける使用に関して、本発明の使用を説明する。しかし、本発明の適用は、何れかの具体的な応用や実施形態に限定されるものではなく、多くの異なる努力分野でも有益である。
本発明は、トルクを提供するためにCMGアレイのCMGを動かすときに、零空間ステアリング(null-space steering)を利用する。更に、本発明は、すべての時点においてCMGアレイを最適に調整して、選択された方向においてトルクを生み出すアレイの能力を最適化するジンバル角を達成するようにして、それを行う。先に説明されたように、宇宙船をある方向に向けるのに必要な3つの自由度を提供するために、最低限3個のCMGが必要とされる。しかし、多くの場合、3個より多くのCMGが実装される。追加のCMGは、典型的には機械的な冗長性の目的で提供されるが、時には本発明のような高度なステアリング法(steering law)の実施において使用される。それぞれの追加のCMGは、追加の機械的自由度を提供する。先に説明されたように、3次元ベクトル空間では、CMGのジンバル・レートは、ヤコビアンAを使用して、
Aω=τ (1)
のように3次元トルク・アレイにマップされることができる。
CMGが3個のこの例では、Aは3×3の行列、ωは3×1の行列、τは3×1の行列である。追加のCMGが提供されて、nがCMGアレイのCMGの数である場合、Aは3×nの行列、ωはn×1の行列、τは3×1の行列である。n>3として、n個のCMGを含むCMGアレイの場合、Aの非ゼロ特異値(nonzero singular value)に関連するn次元ベクトル空間のサブスペース(部分空間)は、値域空間(range space、レンジ・スペース)として知られている。rank(A)=3の場合、Aの値域空間は、3次元の物理トルクが存在する3次元物理空間である。
n次元ベクトル空間の残りは、零空間(null space)として知られている。零空間は、値域空間の外部にあり、値域空間と直交する。値域空間と零空間の両方は、一緒になって、n次元ベクトル空間の完全な広がりをなす。Aの零空間内に全てが存在するωの値は、物理トルクを生み出さない。3×nの行列Aは、3次元の値域空間と、少なくともn−3の次元の零空間とを提供する。
宇宙船の姿勢を変更するとき、値域空間におけるCMGの動きだけが、宇宙船の姿勢に影響を与える。反対に、零空間におけるCMGジンバルの運動は、物理トルクを生み出さず、従って、CMGによって提供されるトルクに誤差を生み出さない。行列Bを、行列Aの零空間に広がる(span)ものとして、定義されることができる。Bを計算する1つの様式は、
B=I−A(AA−1A (2)
であり、上記の式においてIは単位行列である。
零空間におけるCMGの動きは、CMGアレイによって提供されるトルクに影響を与えないが、零空間におけるCMGの動きは、それぞれのCMGジンバル角が、トルクを生み出すのに必要とされるn×1のアレイである合計ジンバル・レートωにどのように寄与するかについて下記の関係
ω=ω+ω (3)
のように影響を与えるが、この式において、ωは、値域空間内に存在する合計ジンバル・レート・ベクトルの部分であり、ωは、零空間内の部分である。
本発明を実施するための例示的な制御システム100が図1に示されている。制御システム100の構成要素は、当技術分野において知られており、異なるプロセッサ、ソフトウェア、コントローラ及びセンサなどを使用する様々な様式で組み立てられることができる。制御システム100は、運動量アクチュエータ制御プロセッサ104に結合される姿勢制御システム102を含む。CMG106は、運動量アクチュエータ制御プロセッサ104に結合される。各CMG106には、CMG106の状態に関する情報を制御システム100へ提供するための1又は複数のCMGセンサ108が関連している。制御システム100は、一実施形態では、軌道周回衛星などのような宇宙船に搭載される。
姿勢制御システム102は、宇宙船の位置取りを制御する。姿勢制御システム102は、所望される宇宙船操作に関するデータを受け取り、その所望される操作を完遂するための適切なトルク・コマンドを決定する。トルク・コマンドは、運動量アクチュエータ制御プロセッサ104へ提供される。運動量アクチュエータ制御プロセッサ104は、トルク・コマンドに応答して、指令されたトルクを生み出すのに必要なジンバル・レートを計算する。更に、運動量アクチュエータ制御プロセッサ104は、一定の方向においてトルクを提供するようにアレイを最適に調整するために、値域空間と零空間との両方におけるCMGの動きを計算する。
運動量アクチュエータ制御プロセッサ104は、上記で特定された計算に基づいて、CMGの動きが指令されたトルクを生み出すように、必要なコマンドをCMG106に提供し、そして、本発明の教示に従って、トルクを提供しつつ、一定の方向におけるトルクのためにアレイを最適に調整する。一実施形態では、少なくとも4個のCMGが存在し、それにより、値域空間における運動(所望されるトルク)を提供するための3つの数学的自由度と、零空間運動がトルク・オプション構成へステアリングすることを可能にする少なくとも1つの追加の自由度とが存在する。個々のCMGが、専一的に値域空間運動又は零空間運動に充てられる必要は必ずしもなく、むしろ、協調して働くすべてのCMGが、値域空間での効果及び零空間での効果の両方を生み出す。
零空間におけるCMGの動きは、出力トルクがどのように達成されるか、ということを変えることができるので、零空間における動きは、一定の方向におけるトルクのためにアレイを最適に調整するために使用できる。例えば、本発明の一実施形態では、CMGアレイの各CMGは、現在のトルクの方向においてトルクを提供する能力が最大化されるように、動かされる。この方向選択の理由は、大部分の宇宙船操作が、3次元運動量空間における線(1次元の線)に近い、加速、惰行及び減速を伴って行われる、ということにある。従って、そのような線に沿ってトルクを提供するアレイの能力を最大化することは、ほぼ全体的な意味において、アレイの能力を最大化する。現在のトルクの方向においてトルクを提供する能力を最大化するために、それぞれの個別のCMGは、そのCMGの運動量ベクトルが現在のトルク・コマンドの方向に対してできるだけ直交になるように、動かされる。やはり、この運動は零空間において生じるので、印加するようにアレイが指令されたトルクに干渉しない。CMGアレイにおいてトルクを最適化するための方法が図2及び図3を参照して示される。
図2は、例示的なCMGの運動量面(momentum plane)を示している。このCMGについての運動量は、運動量面に限定される。ジンバル軸gとコマンド・トルクτが図2に示されている。指令されたトルクは、合計の要求されたトルクであり、これは、各CMGからのトルクのベクトル和によって提供される。ジンバル軸は各CMGについて固定されるが、CMG間では様々であることができ、典型的には様々である。ジンバル角が0の場合の第iのCMGの運動量ベクトルは、
Figure 2008508602
である。ジンバル角δだけ回転されたこの運動量ベクトルは、
Figure 2008508602
であり、ここで、
Figure 2008508602
は、軸についての角δの回転についての方向余弦行列(direction-cosine matrix)である。
Figure 2008508602
は、現在のトルクの方向において最大トルク出力を第iのCMGに与える、所望される運動量ベクトルである。
Figure 2008508602
は、コマンド・トルクに対してできるかぎり直交となるように計算される。これが生じる場合、
Figure 2008508602
は、いつものように、ジンバル軸gと直交し、
Figure 2008508602
とgのクロス積は、τ方向に沿って最大の可能な投影を有する。従って、トルク能力は、指令されたトルクの方向に沿って最大化される。
各CMGについて
Figure 2008508602
を、指令されたトルクと直交させるジンバル角を決定し、決定されたジンバル角を達成するために零空間ジンバル・レートを決定するための方法が、図3のフローチャートに示されている。第1のステップであるステップ302において、所望される姿勢調整を実行するコマンド・トルクが決定される。
次にステップ304において、要求されたコマンド・トルクτに必要な値域空間ジンバル・レートが、下記の関係
ω=A(AA−1τ (4)
に基づいて決定される。
この計算は、ヤコビアンAが、
A=[ν,ν,・・・,ν] (5)
によって表され得ることに着目することによって、行うことができる。
加えて、対称のAA行列は、下記のように記述することができる。
Figure 2008508602
上記マトリクスにおいて、下記の関係が成り立つ。
Figure 2008508602
値域空間ジンバル・レートが決定されると、零空間ジンバル・レートが決定される。ステップ306において、所望される運動量ベクトル
Figure 2008508602
が、以下のように決定される。
Figure 2008508602
上記の式で、τはコマンド・トルクであり、gは第iのCMGのジンバル軸である。運動量ベクトル
Figure 2008508602
は、コマンド・トルクτとジンバル軸gのクロス積からもたらされるので、所望される運動量ベクトル
Figure 2008508602
は、コマンド・トルクτ及びジンバル軸gと直交することに、留意されたい。
コマンド・トルクτ及びジンバル軸gと直交する運動量ベクトル
Figure 2008508602
が決定されると、ステップ308において、その運動量ベクトルのジンバル角が計算される。
Figure 2008508602
上記の式において、φは、運動量ベクトルを、現在の位置から、コマンド・トルクと直交する所望される位置まで回転させるのに必要とされる、ジンバル角の変化である。sgn関数は、引数の符号(正又は負)を戻す。符号は、所望される向きを達成するために運動量ベクトルが時計回りに回転せねばならないか又は反時計回りに回転せねばならないかを、決定する。
その後、ステップ310において、ジンバル・レート
Figure 2008508602
を決定するために、ジンバル角φが使用される。
Figure 2008508602
上記の式において、Kは、制御システム設計の分野の当業者に知られた幾つかの基準に基づいて選択されたゲインである。例えば、一実施形態では、Kは、CMG力学、既存のレート制御ループ、及びその他のファクタの存在下で、安定した閉ループ・システムを生み出す。大まかに言えば、サンプリング遅延及びシステム力学などの他の影響が無視できれば、位置誤差をレート操作(rate actuation)へフィードバックすることは、無条件に安定したシステムをもたらすはずである。
その後、ステップ312において、零空間ジンバル・レートを決定するために、ジンバル・レート
Figure 2008508602
が零空間へ投影される。
Figure 2008508602
上記の式において、B(BB)−1が、ジンバル・レートを零空間に投影する。
その後、ステップ314において、全体的なジンバル・レートが計算される。
ω=ω+ω (12)
従って、ωは、必要とされるトルクを提供するため、及びトルク能力を最大化するための両方に必要とされるジンバル・レートである。
本発明は、現在のトルク・コマンドと直交するトルクをかけることについての特異アレイの不能性について考慮していないが、本発明は、現在指令されている方向においてトルクを生み出す能力を最大化し、これには大きな価値がある。即ち、本発明は、現在指令されているトルクの方向に対してのみ、特異性回避を考慮する。しかし、本発明の教示を、多くの特異性回避の手法と併せて利用することを妨げるものは何もない。例えば、一実施形態では、本発明の教示からのコマンドと、特異性回避方法からのコマンドとは、1つの次元における性能(本発明)と3つの次元における特異性回避との間の最良の折衷案として選択される様式で、様々な重みを割り当てられ、組み合わされることができる。例えば、本発明の教示は、図4に関して説明される零空間ステアリングを使用して(AA)の行列式を最大化する特異性回避方法と併せて使用されることができ、また、本発明の教示は、図5に関して説明される零空間ステアリングを使用して(AA)の固有値を最大化する特異性回避方法と併せて使用されることもできる。これらは、もちろん、本発明の教示と併せて使用されることができる特異性回避方法の2つの例に過ぎない。
図4は、零空間ステアリングを使用して(AA)の行列式を最大化するための方法を示すフローチャートである。第1のステップであるステップ402において、一実施形態では、姿勢制御システム102によって、宇宙船を動かすのに必要とされるトルクが決定される。次にステップ404において、行列式を決定するために、AA行列の要素が計算される。その結果は、完全に解析的な勾配ステアリング方法(gradient-steering method)であり、ジンバル運動についてのその明示的な解は、数値的サーチ・アルゴリズムを必要としなくさせる。例えば、カラム(列)が
A=[ν,ν,…,ν] (13)
によって表されるヤコビアンAが与えられた場合(n−CMGシステムの場合)、対称行列AAの行列式は、下記の式に見出される6つの項に依存する。
Figure 2008508602
これらの6つの値は、下記の式を使用して、Aの知られた要素から計算されることができる。
Figure 2008508602
これらの事前に計算された値に関して、(AA)の行列式は、
det(AA)=Δ=Sxxyyzz+2Sxyxzyz−Sxxyz−Syyxz−Szzxy (16)
と表現できる。
次のステップであるステップ406において、出力トルク方向δの変化に関する行列式の変化Δは、以下のように計算できる。
Figure 2008508602
∂Δ/∂δを計算するために、連鎖法則を使用できる。連鎖法則から、下記のようになる。
Figure 2008508602
その条件で、ヤコビアンAの要素は下記のように表すことができる。
Figure 2008508602
上記の式において、gは、第iのCMGのジンバル軸レートであり、hは、第iのCMGの角運動量である。従って、第iのジンバル角に関するνの微分は、以下のように計算できる。
Figure 2008508602
行列指数
Figure 2008508602
は、微分における便法として使用される。実際には、この方向余弦行列は、ジンバル軸並びにジンバル角の正弦及び余弦の簡単な関数である。行列指数
Figure 2008508602
は、軸gについての角δの回転を表す。
νに関する行列式の微分は、そのx、y、z成分について下記のように表すことができる。
Figure 2008508602
式21は、式15を使用して事前に計算できる。その後、出力トルク方向に関する行列式の変化[∂Δ/∂δ]が、式18に示されたような連鎖法則を使用して、式20及び式21から決定される。その結果は、出力トルク方向の増分変化に関する行列式の増分変化についての解析的表現である。
次にステップ408において、値域空間ジンバル・レートが、
ω=A(AA−1τ (22)
を使用して計算される。
その後、ステップ410において、零空間ジンバル・レートが、下記の式から計算される。
Figure 2008508602
Kは、ジンバル・レートが決して最大値を超えず、CMGアレイの能力のすべての点について、行列式det(AA)が特異性に引き寄せられるより速く特異性から遠ざけられることを保証するために選択された、一定又はそうでない、行列又はスカラ・ゲインである。
B(BB)−1は、行列式の勾配に従うジンバル運動を正確に零空間に投影するものであり、そのため、出力トルクに影響を与えない。この実施形態では、Aは階数3を有し、零空間ステアリングはAAの可逆性を保証するので、Aの擬似逆行列について及びAの零空間(即ち、B)についての閉形式の解(closed-form solutions)が可能であり、
B=I−A(AA−1A (24)
であり、この式において、Iは3×3の単位行列である。
[∂Δ/∂δは、出力トルク方向に関する行列式の偏微分である。このベクトルの成分は、先にステップ406において計算された。表現[∂Δ/∂δ]は、∂Δ/∂δの擬似逆行列として使用される。従来の擬似逆行列は、大きさの2乗分の1のファクタを含む。この場合、大きさは、ジンバル角の組において決して0にならないので、この項は除外できる。その結果は、整然と振舞う安定した零空間コマンドとなる。
次にステップ412において、合計のn×1ジンバル・レート・コマンドωが、値域空間ジンバル・レートと零空間ジンバル・レートとの和として決定される。
ω=ω+ω (25)
これは、CMGアレイの各CMGについての指令されたジンバル・レートである。
第2の実施形態では、零空間ステアリングが、(AA)の固有値の加重された和を最大化する。n×nの行列Dの場合、スカラλは、Dx=λxとなるような非ゼロ・ベクトルxが存在する場合、Dの固有値である。固有値は、最初にDx=λxを[D−λI]x=0と書き換えることによって、見出されることができる。この式は、det(D−λI)=0である場合且つその場合に限って、非自明の解を有する。また、
Figure 2008508602
であることも知られている。即ち、固有値の積は、行列の行列式に等しい。従って、間接的に、この実施形態も、行列式を最適化するように試みる様式で、CMGを操向する。この実施形態の違いは、固有値の各々が個別に扱われることができること、幾つかの応用例においてより多くの多用性を提供し得る手法であることである。
先に説明されたように、det(AA)=0であるとき、CMGアレイは特異的である。行列の固有値の積は行列の行列式に等しいので、固有値の加重れさた和を最大化することによって、特異性は回避できる。図5は、零空間運動によって(AA)の固有値を最大化する本発明の一実施形態を説明するフローチャートである。
第1のステップにおいて、必要とされるトルクが決定される(ステップ502)。このトルクは、宇宙船の姿勢を変更するのに要求されるトルクである。次にステップ504において、行列AAの要素が計算される。行列AAの要素は、第1の実施形態と同様に計算される。
次にステップ506において、AAの固有値が計算される。先に説明されたように、AAの固有値は、λについてdet(AA−λI)=0を解くことから見出される。AAは階数3をもつので、3つの固有値λ、λ、及びλが存在し、det(AA−λI)=0の解法は3次多項式であり、閉形式(closed-form)の解析的な解が見出される。更に、これらの固有値はすべて、実数且つ非ゼロであり、更に計算を簡素化する。
ステップ508において、固有値の加重された和は、費用関数(cost function)J、
J=αλ+βλ+γλ (26)
として形成されることができ、最大化される。
式26において、係数α、β、及びγは、重み係数であり、必要に応じて、特定の固有値を強調するために変化させることができる。代替例として、係数は、等しい重みを与えられることもできる。
ステップ510において、ジンバル角に関する費用関数の微分が、連鎖法則を使用して計算される。
Figure 2008508602
上記の式では、前述の場合のように、下記のようである。
Figure 2008508602
更に、この実施形態の場合、下記のようである。
Figure 2008508602
[∂ν/∂δ]および[∂J/∂ν]の双方とも、先に決定された固有値から解析的に計算できる。[∂J/∂ν]が計算された後、ステップ512において、値域空間ジンバル・レートが、先の場合と同様に計算される。
ω=A(AA−1τ (30)
その後、ステップ514において、零空間ジンバル・レートが計算される。
Figure 2008508602
上記の式において、Kは、先に説明されたようにゲイン(利得)である。[B(BB)−1]は、費用関数の勾配を零空間に投影し、[∂J/∂δ]は、ジンバル角に関する費用関数の偏微分である。ステップ516において、合計ジンバル・レートが、値域空間ジンバル・レートωと零空間ジンバル・レートωとの和として計算される。
ω=ω+ω (32)
この和は、誤差のない所望されるトルクを生み出すとともに、CMGの特異性に遭遇することなくそのトルクが生み出されることを保証する、ジンバル・レートを与える。これは、特異性の回避のために必要とされる、CMGアレイの各CMGについての指令されるジンバル・レートである。現在のトルクの方向において運動量を最大化するジンバル・レート・コマンドは、(AA)の固有値を最大化するのに必要なジンバル・レートと組み合わされることができ、それにより、3つの次元において特異性に遭遇する可能性を最小化しつつ、現在のトルクの方向において運動量を最大化する最適の組合せのジンバル・レートを提供することができる。
上記の詳細な説明において、少なくとも1つの例示的な実施形態が提示されたが、多数の変形形態が存在することを理解されたい。1又は複数の例示的な実施形態は単なる例に過ぎず、本発明の範囲や、適用可能性や、構成を限定することは意図されていないことも理解されたい。上記の詳細な説明は、1又は複数の例示的な実施形態を実施するための便利なロード・マップを当業者に提供するものである。特許請求の範囲において説明される本発明の範囲及びその法的均等物から逸脱することなく、要素の機能及び構成に様々な変更が施され得ることを理解されたい。
図1は、例示的なCMG制御システムを示すブロック図である。 図2は、CMGの運動量面の図である。 図3は、トルク最大化CMGステアリング法を説明するフローチャートである。 図4は、行列式最大化CMGステアリング法を説明するフローチャートである。 図5は、固有値ベースのステアリング法を説明するフローチャートである。

Claims (10)

  1. 宇宙船のCMGアレイ(106)においてトルクを最適化するための方法であって、
    前記宇宙船のための姿勢調整を引き起こすための所望されるトルクを表すトルク・コマンドを受け取るステップ(302)と、
    前記所望されるトルクを生み出すのに必要とされる値域空間ジンバル・レートを計算するステップ(304)と、
    選択された方向においてトルクを提供する能力を最大化するのに必要とされる零空間ジンバル・レートを計算するステップ(312)と、
    前記値域空間ジンバル・レートと前記零空間ジンバル・レートとを加算することによって合計ジンバル・レートを計算するステップ(314)と、
    前記合計ジンバル・レートを生成するために前記CMGへコマンドを提供するステップと、
    を備える方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、零空間ジンバル・レートを計算する前記ステップが、アレイ・ヤコビアンの零空間への、前記トルクの現在の方向と直交する運動量ベクトルを生成するジンバル・レートの投影に基づいて、零空間ジンバル・レートを計算するステップ(310)を更に備える、方法。
  3. 請求項1に記載の方法であって、
    3つの次元において特異性を回避するジンバル・レートを計算するステップ(412)と、
    現在のトルクの方向において運動量を最大化するのに必要とされる前記ジンバル・レートと、3つの次元において特異性を回避する前記ジンバル・レートとの最適な組合せを決定するステップと、
    を更に備える方法。
  4. 請求項3に記載の方法であって、3つの次元において特異性を回避するジンバル・レートを計算する前記ステップが、ヤコビアン行列と前記ヤコビアン行列の転置行列との積の行列式の投影に基づいて、零空間ジンバル・レートを計算するステップ(410)を更に備える、方法。
  5. 請求項3に記載の方法であって、3つの次元において特異性を回避するジンバル・レートを計算する前記ステップが、ヤコビアン行列と前記ヤコビアン行列の転置行列との積の固有値の投影に基づいて、零空間ジンバル・レートを計算するステップ(514)を更に備える、方法。
  6. 宇宙船用の運動量制御システム(100)であって、
    所望される宇宙船操作に関するデータを受け取り、前記所望される宇宙船操作を完遂するためのトルク・コマンドを決定するように動作する姿勢制御システム(102)と、
    前記姿勢制御システム(102)と結合され、前記トルク・コマンドを受け取り、前記トルク・コマンドを生み出すのに必要とされる値域空間ジンバル・レート(304)と、選択された方向においてトルクを提供する能力を最大化するのに必要とされる零空間ジンバル・レート(312)とを含むジンバル・レート・コマンドを計算するように動作する運動量アクチュエータ制御プロセッサ(104)と、
    CMGアレイであって、少なくとも4つのコントロール・モーメント・ジャイロ(106)を含み、それぞれのコントロール・モーメント・ジャイロ(106)が、前記ジンバル・レート・コマンドを受け取り、前記所望される操作を生じさせるために前記ジンバル・レート・コマンドを実行するように動作する、CMGアレイと、
    を備える運動量制御システム。
  7. 請求項6に記載の運動量制御システム(100)であって、前記零空間ジンバル・レートが、アレイヤコビアンの零空間への、前記トルクの現在の方向と直交する運動量ベクトルを生成するジンバル・レートの投影に基づいて、計算される(310)、運動量制御システム。
  8. 請求項6に記載の運動量制御システムであって、前記運動量アクチュエータ制御プロセッサが、
    3つの次元において特異性を回避するジンバル・レートを計算し(412)、
    現在のトルクの方向において運動量を最大化するのに必要とされる前記ジンバル・レート・コマンドと、3つの次元において特異性を回避する前記ジンバル・レートとの最適な組合せを決定する
    ように更に動作する、運動量制御システム。
  9. 請求項8に記載の運動量制御システムであって、3つの次元において特異性を回避する前記ジンバル・レートが、ヤコビアン行列と前記ヤコビアン行列の転置行列との積の行列式の投影に基づいて、零空間ジンバル・レートを計算する(410)ことによって決定される、運動量制御システム。
  10. 請求項8に記載の運動量制御システムであって、3つの次元において特異性を回避する前記ジンバル・レートが、ヤコビアン行列と前記ヤコビアン行列の転置行列との積の固有値の投影に基づいて、零空間ジンバル・レートを計算する(514)ことによって決定される、運動量制御システム。
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