JP2008508014A - カテーテル、線状切断を行うための装置および組織切断方法 - Google Patents

カテーテル、線状切断を行うための装置および組織切断方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 組織に線状切断を生じさせるためのカテーテルを提供する。
【解決手段】 構造体にカテーテルの線状切断ヘッドの一部を係止するための係留部材が備えられている。この構造体は低温にできるように係留されたポイントカテーテルとされる。これにより外科医が線状カテーテルを心腔に対しより正確に配置させることが可能となり、滑り易く不規則な心腔壁面の悪影響を克服することができる。

Description

本発明は、カテーテル、カテーテルを含む装置およびカテーテルの使用方法に関する。より具体的には、本発明は特に心臓内の組織切断(アブレーション)に使用されるカテーテルシステムに適用することができる。
侵襲性を少なくした外科技法を用いた多くの医療処置が行われており、この場合、1又はそれ以上の細長い器具が1又はそれ以上の小さな切開部を介して体内に挿入される。切断に関しては、その外科器具として、切断されるべき組織(生体組織、以下同様)近傍に配置される硬質又は可撓性構造体先端又はその近傍に切断装置を備えたものが用いられる。この切断装置は高周波エネルギー、マイクロ波エネルギー、レーザーエネルギー、極熱、極寒などを利用し、組織を電気的に不活性化するものである。
心臓手術について述べると、心房細動又は限局性心房頻拍などの心臓不整脈は心臓組織の選択的切断を介して不整脈源を除去ないし隔離させることにより治療することができる。ポピュラーな最小侵襲処置である高周波(RF)カテーテル切断では、しばしば心電図記録マッピング(地図作成)の予備的段階が行われ、続いて、RFエネルギーを用いた心臓組織内の1又はそれ以上の切断部位(損傷)の形成が行われる。心房細動切断の場合、良好な結果を得るために、多数の損傷が必要となる。すなわち、良好な結果を得るためにしばしば5箇所の損傷、時には60箇所もの多くの損傷が必要となる。
高周波切断装置およびその技法の欠点は、特許文献1、特許文献2および特許文献3に教示されているように、損傷を形成する前に冷凍を用い、零度又はアイスマッピング(例えば、−20℃で)を形成することにより克服することができる。しかし、低温マッピングと、切断装置との組合せにより、RF装置およびその技法と比較して確実性が高められ、組織損傷がより少なくて済むが、この低温およびRF装置は、スポット又は略円形の組織切断を形成するよう構成されている。
スポット組織切断は或る種の処置については許容される。しかし、他の処置については、所定のラインに沿っての多重スポット損傷、又は単一の長尺又は線損傷を単一の切断過程で生じさせることにより、より有効な治療効果が得られるであろう。高周波切断装置は、活性化させながら切断尖端を線に沿って引きずらせることにより線状切断を生じさせることができることが知られている。
特許文献4、特許文献5および特許文献6には、それぞれ線状切断に適したカテーテルが開示されている。しかし、これらのカテーテルは使用に際して外科医に実用的な困難を感じさせるものである。より具体的には、心臓の内壁チャンバー、例えば心房壁面が不規則であって、すべすべし、そのため、外科医にとって、線状カテーテルを所望の部位に安定に配置させ、かつ、効果的連続切断ラインを生じさせるのに必要な十分な時間に亘ってカテーテル/組織表面の十分な接触を維持させようとする場合に問題が生じる。
不規則な表面の切断に、より適するように設計されたカテーテルが特許文献7に開示されている。しかし、このカテーテルでも、組織壁面の変形し易い性質のため、所定位置に安定、かつ、正確に配置させることが困難である。
特許文献8、特許文献9および特許文献10には、それぞれ肺静脈などの心臓血管オリフィス内に構造物を係留させるため、膨張性バルーンを使用することが提案されている。このような装置は、静脈が存在するところの選択された僅かな位置にのみその構造物を係留させることしかできないという欠点を有する。そのため、外科医にとって、例えば、静脈内の係留点から遠く離れた部位で選択的に切断を行うことが非常に困難となる。
米国特許第5,423,807号 米国特許第5,281,213号 米国特許第5,281,215号 国際公開(WO)第00/32126号 国際公開(WO)第98/37822号 欧州特許出願公開(EP)第1,129,670号 国際公開(WO)第99/52455号 米国特許第6,595,989号 米国特許第2003/0204187号 米国特許第2004/0034347号 国際公開(WO)第95/19738号
組織壁面(例えば、心筋壁面)に対し線状切断装置を押圧し、その所定位置から装置を滑らすことなく、線状切断装置の全有効長さに沿う全ての点で良好な接触を確保することができる装置を提供することは有益なことであろう。更に、外科医が選択する組織の任意の部位にて、選択された切断を容易、かつ、迅速に行うことができるように、外科医に対し、線状切断装置の位置決めについて高い自由度が与えられるような装置を提供することは有益なことであろう。
本発明は組織に線状切断を生じさせるためのカテーテルであって、この組織との関係でカテーテルを安定に位置決めするのに役立つ係留部材を備えたものを提供するものである。
具体例として、組織に線状切断を生じさせるべく構築、配置されたカテーテルであって、アイスボールの形成を介して組織との関係で安定に位置決めすることができる低温カテーテルと;線状切断を生じさせるための線状切断部とを具備してなり;該線状切断部が使用時に該低温カテーテルに係留されていることを特徴とする。
この低温カテーテルは、好ましくはポイントカテーテルであって、前記線状切断部から作動的に分離されていることが好ましい。この線状切断部は線状カテーテルの一部であることが好ましい。この線状切断部は、高周波エネルギー、低温冷却、マイクロ波エネルギー、超音波、レーザーエネルギー、又は組織の電気的不活性化を生起させることのできる他の媒体を放出させる部分を有する。
この線状切断部は係留部材により低温カテーテルに適宜、係留されるようになっている。
この係留部材は好ましくは、線状切断部の先端に連結され、適宜、ワイヤーループからなるものとすることができる。このワイヤーループは線状カテーテルの線状切断部の一部を、既に安定的に位置決めされたポイントカテーテルなどの構造体に係止させるのに使用される。
このワイヤーループは、1又はそれ以上のループ制御ワイヤーを用いた遠隔制御により調整自在とし、その直径の増減を可能とすることが好ましい。それにより、ワイヤーループを低温カテーテルに安定的に係留させたり(ループを締付けることにより)、低温カテーテルとの関連でワイヤーループを移動させたり(ループを弛めることにより)することができる。ワイヤーループが固くロックされるのを防止するため、ワイヤーループについての可能な最小径を設定する直径レストリクター(制限部材)を設けてもよい。
この線状カテーテルは低温切断ヘッドを有するものでもよく、その場合は低温流体回路を利用することができる。その他のタイプの切断ヘッド、例えば、高周波エネルギー、マイクロ波エネルギー、レーザーエネルギー又は極熱を利用するものも使用することができる。
本発明は更に、組織を切断する方法を提供するものであり、その方法は、線状切断カテーテルを前記低温カテーテルに係止させる過程と;低温カテーテルをアイスボールの形成を介して前記組織に低温カテーテルを安定に位置決めする過程と;前記線状切断カテーテルの残りの部分を位置決めして前記組織上に線状切断部位を形成する過程と;該組織を切断して前記線状切断部位に沿った線状切断を形成する過程とを具備してなる。
この方法は、特に例えば左心房などの心腔の内面組織に適用可能である。本発明の係留部材は、どのような形状のものでもよく、例えばワイヤーループ又はピボット部材からなるものでもよい。
以下、添付図面を参照して実施例により更に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
図1は本発明の一つの形態である低温外科用線状カテーテル10の模式図である。ワイヤーループを備えた低温カテーテルは単に説明を目的としたものであり、実際には、他のタイプの線状カテーテルを、以下に説明するように他のタイプの係留部材と共に使用することができる。図1には、このカテーテルの先端部分のみが示されている。このカテーテルは熱伝達領域14を有する可撓性部材12と、この可撓性部材を介して前記熱伝達領域に至る流路(図示しない)とを有する。この流路は前記熱伝達領域と、カテーテルの外部に至る点(例えば基端(図示しない))との間に設けられる。この熱伝達領域はカテーテルの線状切断部であり、これが組織と接触したとき、その組織の切断を生じさせるものである。この熱伝達領域は通常は、カテーテルの全長に亘って延出しておらず、好ましくは、カテーテルの一部、すなわち、その先端又はその近傍に限定される。例えば、図5には熱伝達領域14が陰影で描かれた線状カテーテルが示されている。
前記流路は低温流体(例えば、亜酸化窒素、液体酸素)を、カテーテルに通じる外域点から前記熱伝達領域へ導入させると共に、回路を介してこの低温流体を外域点へ戻すことを可能にしている。この流体は、使用時において、組織から熱を吸収し、該組織を冷却するものである。
本発明の具体例において、カテーテルの熱伝達領域14は変形自在となっている。この変形の1つのタイプは、直線的形状から円弧状形状への変形であり、これは当業者に公知の機械的及び/又は電気的装置を用いて達成することができる。例えば、可撓性部材12の壁部に金属ブレード(袋編)を施し、カテーテルを回転(捩じり)自在にして総体的なカテーテルのステアリング(舵取り)および配置を行うようにすることができる。それに加えて、又はそれに代って、コード、ワイヤー、ケーブルなどをカテーテルに組込み、又はカテーテル内に挿入させ、熱伝達領域14の変形を行うようにしてもよい。
支持シース16が可撓性部材12を覆うようにして設けられ、これは可撓性部材12から後退させることも可能となっている。好ましい実施例において、可撓性部材12は後退可能となっていて、必要に応じて、可撓性部材12が支持シース16により完全に覆われるようになっている。これは、カテーテルを患者の体内に挿入したり、体内から除去するのを助けるものである。
線状カテーテルは好ましくは、係留部材を有し、これを線状カテーテルの或る部分を構造体に係止させるのに使用される。このような係止は、組織切断を行う間において、線状カテーテルの安定的な位置決めを行うのに役立つ。この係留部材は、例えば、線状カテーテルの一部を他のカテーテル(例えば、ポイントカテーテル)に取着させるのに使用させる部材であってもよい。この係留部材の好ましい構造は、ワイヤーループであり、これを用いてポイントカテーテルを捕捉させ、線状カテーテルの一部をポイントカテーテルとの関連で安定的に配置させる。この構造については以下に説明する。
図1を参照すると、案内路18が線状カテーテルの中心部に沿って長手方向に設けられており、この案内路に内部に、先端にワイヤーループ22を有するループ制御ワイヤー20が設けられている。このワイヤーループ22は好ましくは、輪縄の形状のものであり、これが適当な構造物の周りに位置決めされたとき、制御ワイヤー20上で引っ張られることによりワイヤーループ22が締付けられるようになっている。この締付けは好ましくは、弾性的になされ、制御ワイヤー20上でのこの締付けが解除されたとき、ワイヤーループ22が再度、拡口されるようにする。このようにして、ワイヤーループ22の直径は遠隔制御により設定することができる。図1には示されていないが、ループ径レストリクター(制限部材)を利用し、ループ径が或る所定値より小さくなるのを防止するようにしてもよい。このループ径レストリクターは、ループ22のワイヤー上に設けた物理的障害物であってもよい。
図2および3は他の実施例を示しており、この場合、ループ22は一対の制御ワイヤー26、28を有する。ワイヤーを可撓性部材12内に後退させるように引張り応力を適用することによりワイヤーループ22のサイズを縮小させることができる。制御ワイヤー26、28の一方又は双方を可撓性部材12に沿って押込むことによりワイヤーループを再び拡口させることができる。制御ワイヤー26、28の一方は、カテーテル10の先端にワイヤーループ22を取着させた場合には、省くことができる。例えば、制御ワイヤー26の代わりにカテーテルの先端にループ22を取着させることができ、制御ワイヤー28のみを使用してループ径を設定することができる。
可撓性部材12は特許文献4に開示されている任意の形状のものとすることができ、低温冷却路も特許文献4に開示されている任意の構成とすることができる。案内路18に適応させるために若干の変更が必要となることがあるが、これは当業者にとって自明であろう。
本発明は、切断を行う他の手段、例えば高周波(RF)エネルギーを使用する線状カテーテルを包含することを意図している。高周波エネルギー線状カテーテルを使用する場合は、例えば、図1ないし3に示した熱伝達領域14を、高周波エネルギーを伝達させる線状切断部により置き換える。この高周波エネルギーは組織に切断を形成するのに使用される。マイクロ波エネルギー、超音波、レーザー、又は組織の電気的不活性化又は“切断”を生起させることのできる他の媒体などの他の技法を用いた線状カテーテルも使用することができる。このような実施例において、線状カテーテルの線状切断部は従前と同様である。
ここに開示した係留部材の任意のものを、これらの線状カテーテルに任意のものと共に使用することができる。例えば、図1ないし3に示したワイヤーループ形状を、低温線状カテーテルと同様に高周波線状カテーテルに等しく適用することができる。
カテーテル10の中心部を通過させる代わりに、案内路18をカテーテル10の1側に沿って経由させることができる。低温線状カテーテルを使用する場合、これにより特許文献4に開示されている低温流路を変更させる必要性をなくすことができる。
ワイヤーループ22をカテーテル10の先端から延出させた図1ないし3に示した形状は、単に好ましい形状を示しているに過ぎない。すなわち、カテーテルがより安定的に配置されるようにした任意の形状の係留部材をも包含するものである。例えば、ワイヤーループ22をカテーテル10の先端近傍の1側壁から延出させたり、あるいはワイヤーループ22をカテーテル10の先端から或る距離を以ってへだてた点から延出させることもできる。しかし、係留部材22を線状カテーテルの先端と関連させることが好ましい。これは、カテーテルを位置決めする場合に、外科医による必要な操作を単純化させるものとなる。
図1に示したカテーテルの好ましい使用方法を図4および図5を参照して説明する。これらの図は、左心房50、右心房52および左心室54を有する心臓を示している。この方法において、左心房と右心房とを分離する隔膜56が刺通され、図1に示すカテーテル10および従来のポイントカテーテル30が、この経隔膜刺通部60を介して共通して導入される。ポイントカテーテル30は尖端形状の熱伝達領域24を有する。このポイントカテーテルは、線状カテーテルのワイヤーループ22を介して外科医により操作され、ポイントカテーテルが活性化され、それを左心房壁部の或る一点にて凍結される。この凍結プロセスにおいて、アイスボール58が形成される。このカテーテル/組織界面でのアイスボール58は安定な係留点を提供するよう作用する。この時点の形状が図4に示されている。組織との関連で安定に位置決めすることができるものであれば、任意の従来のポイントカテーテルを使用することができる。例えば、文献11の図7ないし10に示されている安定化機構を備えたポイントカテーテルを使用することができる。
ついで、ループ制御ワイヤー20に引張り応力を適用することによりワイヤーループ22の締付けが行われ、線状カテーテル10をポイントカテーテル30に対し安定的に係止させるようにする。ついで、線状カテーテル10をその支持シース16から前進させ、このカテーテルを左心房に対し屈曲され、このカテーテルと、心房との間の良好な接触が確保される。組織は可なり変形可能となっており、カテーテルの押圧作用により不規則な組織形状が円弧形状に変形されることになり、カテーテルの活性長さに沿っての良好な接触が可能となる。この状態が図5に示されている。
低温流体は、ついでカテーテルの流路を介して流され、線状カテーテル10の熱伝動領域14を急速に冷却させる。これにより隣接する組織が冷却され、組織が切断され、線状切断領域に沿って連続的な線状損傷が形成される。この線状切断は電気信号をブロックするのに役立ち、不整脈を防止する。他の切断療法が使用される場合(例えば、高周波エネルギー、マイクロ波エネルギーなど)、低温流体は使用されず、その代わりに各切断療法により必要な処置が実行される(例えば、高周波切断の場合、線状高周波ヘッドを活性化させる)。
いったん、線状切断が完了すると、低温流体の流れは停止され、線状カテーテル10をそのシース16内に若干後退させ、組織壁面との接触から取り除かれる。ついで、この線状カテーテルは、同じ係留点の周りに再配置され(例えば、それを回転させることにより)、更なる線状切断が形成される。このようにして、係留点から出発する一連の半径方向の線状切断が形成される。重複した切断が必要なときは、ポイントカテーテル30を再配置させ、異なる係留点を有する更なる一連の切断が形成される。
ポイントカテーテル30には後退可能なシース32が備えられている。好ましくは、この後退可能なシース32の外径はワイヤーループ22の最小径よりも大きいものとする。これによりワイヤーループ22を締付けたときに、ワイヤーループ22がシース32を通ってポイントカテーテル30から滑り落ちることのないようにすることが確保される。更に、これにより、ポイントカテーテル30をシース32内に若干戻させ、ワイヤーループ22をアイスボール58に対し所定位置に保持させることができる。それにより、線状カテーテル10の先端の非常に安定な係留がもたらされる。
ポイントカテーテルは、有用的に可撓性に乏しいものとすることができ、例えばその先端部5ないし7cmに亘って実質的に硬質のものとする。これは安定な位置決めを達成するのを助け、線状切断カテーテルのための安定な係留点を与えるのを助ける。
上述の方法において、隔膜56を刺通し、カテーテルのアクセスを可能にしている。しかし、カテーテルの有用なアクセスは如何なるものであってもよく、例えば、左心房にアクセスするため、カテーテルを大動脈弁および僧帽弁を横切って逆行させる大動脈を介しての逆行アクセスも含まれる。
図6には、ポイントカテーテル30の先端形状の他の例を示している。この形状の場合、ポイントカテーテル30は、従来の尖端を有するものではなく、ホッケー用スティックの端部のような湾曲先端部24を有する。この形状は心房壁部の内部組織に対し、より大きい表面積を提供するものであり、より良好な低温係留を可能にする。
好ましくは、湾曲先端部24は十分な可撓性を有し、直線的になることができ、それによりシース32内に完全に後退することができるようにする。
図7はポイントカテーテルのための他の先端形状を示している。図7に示すように、ポイントカテーテル30の先端部24近傍に窪み部分34が形成されている。この窪み部分は、線状カテーテル10をポイントカテーテル30に対しより良好に取着させることを可能にする。例えば、ワイヤーループ22は、使用時において、先端部24上に配置され、ワイヤーループ22がこの窪み部分34の部位にくるまで、ポイントカテーテル30上を滑り降ろされる。ついで、ワイヤーループ22が窪み部分34の縮径部の周りに締付けられる。この形状のものは、ワイヤーループがその後においてポイントカテーテル30に沿って長手方向に非常に大きく摺動することが最早なくなることを意味するものである。
好ましい実施例において、窪み部分34が先端部24近傍に位置し、それにより、アイスボール58が形成されたとき、線状カテーテルと、ポイントカテーテルとの間の接続部がこのアイスボール内に包まれるようになっている。
この窪み構造を、ここに開示されたポイントカテーテルの全ての実施例に適用することができる。特に、窪み部分34を図6に示すホッケー用スティック型カテーテルと組合わせて使用することができる。
図8A、8Bおよび8Cは本発明の更なる実施例を示している。この実施例において、ポイントカテーテル30および線状カテーテル10は一緒になって共通シース72内に設けられている。ガイドブラケット70がポイントカテーテル30に取着されていて、線状カテーテル10を案内するよう作用し、線状カテーテル10が、ガイドブラケット70の位置においてポイントカテーテル30に沿って長手方向に移動できるようにしている。この線状カテーテル10は、その先端部が係留部材74によりポイントカテーテル30に恒久的に取着されている。係留部材74はここでは、枢支点となっているが、実際には任意の構成の係留部材(例えば、上述のようなワイヤーループ)を使用することができる。線状切断部14もこれら図8A、8Bおよび8Cに示されている。
この実施例の使用に際して、構造全体がシース72から導出され、ポイントカテーテル30の先端24が、心腔50の壁部を形成する組織の領域に接近することになる。ついで、ポイントカテーテルが活性化され、アイスボール58を形成させ、これによりポイントカテーテル30を心腔50内に安定的に配置させる。ついで、線状カテーテル10がシース72に沿って前進され、ブラケット70により案内され、図8Bに示すようにポイントカテーテル30から離れて屈曲することになる。線状カテーテル10を継続して供給することにより、線状切断部14が心腔50の壁部に対し屈曲し、連続した接触ラインが形成されることになる。ついで、線状カテーテルが活性化され、心腔壁部上に線状切断が形成される。多重切断は、図4および5を参照して説明した様式で行われる。
いったん、必要な切断が形成されると、線状カテーテル10をシース72から引き戻すことができ、図8Aに示すような位置に戻される。ついで、装置全体をシース72内に戻すことができ、体内から取り除かれる。
本発明の装置および方法は、心房細動のような心臓不整脈の修正のための従来技術に対する改善を提供するものである。本発明によれば、外科医にとって、不整脈を駆動させる渦巻き回路が心房壁部内に自由に回転するのを防止する電気的ブロックのラインを形成させるために、心房壁部上に線状損傷組織の長いラインを形成することが容易になる。本発明によれば、線状切断カテーテルの長手方向に沿って良好な接触を形成することが可能となり、不規則で滑りやすい心房壁部の悪影響を減少させることができる。
本発明の第1の実施例に係わる線状切断カテーテルの先端部を示す縦断面図。 本発明の第2の実施例に係わる線状切断カテーテルの先端部を示す縦断面図であって、ワイヤーループが延出している状態を示す図。 本発明の第2の実施例に係わる線状切断カテーテルの先端部を示す縦断面図であって、ワイヤーループが後退している状態を示す図。 本発明に従って、心臓の左心房内に2つのカテーテルを導入させた状態を示す模式図。 図2に類似する図であって、この場合、線状カテーテルが組織に対して安定的に位置決めされている状態を示している。 本発明で使用されるポイントカテーテルの先端形状の他の例を示す図。 本発明で使用されるポイントカテーテルの先端形状の更に他の例を示す斜視図。 本発明の他の実施例に従って装置の配置を行う際の3段階の過程を示す模式図。 本発明の他の実施例に従って装置の配置を行う際の3段階の過程を示す模式図。 本発明の他の実施例に従って装置の配置を行う際の3段階の過程を示す模式図。
符号の説明
10 線状カテーテル
12 可撓性部材
14 熱伝達領域
16 支持シース
18 案内路
20 ループ制御ワイヤー
22 ワイヤーループ
24 熱伝達領域
30 ポイントカテーテル
32 シース
34 窪み部分
50 左心房
52 右心房
54 左心室
56 隔膜
58 アイスボール
70 ガイドブラケット
72 共通シース
74 係留部材

Claims (31)

  1. 組織に線状切断を生じさせるべく構築、配置された装置であって:
    アイスボールの形成を介して組織との関係で安定に位置決めすることができる低温カテーテルと;
    該線状切断を生じさせるための長尺線状切断部と;
    を具備してなり、該線状切断部が使用時に該低温カテーテルに係留されていることを特徴とする装置。
  2. 前記低温カテーテルが前記線状切断部から作動的に分離されている請求項1記載の装置。
  3. 前記線状切断部が係留部材により前記低温カテーテルに係留されている請求項1又は2記載の装置。
  4. 前記係留部材が前記線状切断部の先端に連結されている請求項3記載の装置。
  5. 前記係留部材が枢動取着点である請求項3又は4記載の装置。
  6. 前記係留部材がワイヤーループを有する請求項3又は4記載の装置。
  7. 前記ワイヤーループが、ループ制御ワイヤーを用いた遠隔制御により調整自在となっている請求項6記載の装置。
  8. 前記制御ワイヤーが、案内路を介して、前記線状切断部の長さに沿って経由している請求項7記載の装置。
  9. 前記案内路が前記線状切断部の中心に沿って形成されている請求項8記載の装置。
  10. 前記案内路が前記線状切断部の外側に沿って形成されている請求項8記載の装置。
  11. 前記ワイヤーループが、その可能な最小径を設定するループ径レストリクターを有する請求項6ないし10のいずれかに記載の装置。
  12. 前記線状切断部を囲み、線状切断部から後退可能なシースを更に具備してなる請求項1ないし11のいずれかに記載の装置。
  13. 前記低温カテーテルを囲むシースを更に具備してなる請求項12記載の装置。
  14. 前記線状切断部を囲むシースと、前記低温カテーテルを囲むシースとが同一のものからなっている請求項13記載の装置。
  15. 前記シースの外径が、係留部材を形成するワイヤーループの最小径よりも大きく、該ワイヤーループが前記低温カテーテルから滑り落ちないようになっている請求項12記載の装置。
  16. 前記線状切断部が長尺の低温切断ヘッドであり、組織表面の温度を低下させることにより該組織表面を切断するものである請求項1ないし15のいずれかに記載の装置。
  17. 低温切断を行うため、長尺の低温切断ヘッドを介して低温流体を循環させるための低温流体回路を更に具備してなる請求項16記載の装置。
  18. 前記線状切断部が長尺の高周波線状切断ヘッドである請求項1ないし15のいずれかに記載の装置。
  19. 前記線状切断部がステアリング制御ワイヤーを用いた遠隔操作により舵取り可能となっている請求項1ないし18のいずれかに記載の装置。
  20. 前記低温カテーテルが恒久的に湾曲した先端を有し、組織に対し増大した表面積を提供し、それにより組織との関係で低温カテーテルの安定な位置決めを助けるようにした請求項1ないし19のいずれかに記載の装置。
  21. 前記線状切断部が線状切断カテーテルの一部である請求項1ないし20のいずれかに記載の装置。
  22. 前記低温カテーテルが前記線状切断カテーテルを支持するため、並びに前記線状カテーテルを沿わせて前進させるためのガイドブラケットを有する請求項21記載の装置。
  23. 組織を切断する方法であって;
    アイスボールの形成を介して前記組織に低温カテーテルを安定に位置決めする過程と;
    該線状切断カテーテルを前記低温カテーテルに係止させる過程と;
    前記線状切断カテーテルの残りの部分を位置決めして前記組織上に線状切断部位を形成する過程と;
    該組織を切断して前記線状切断部位に沿った線状切断を形成する過程と;
    を具備してなる方法。
  24. 前記組織が心腔の内部表面組織である請求項23記載の方法。
  25. 前記心腔が左心房である請求項24記載の方法。
  26. 前記の係止させる過程が、前記線状切断カテーテルと関連させたワイヤーループを介して前記低温カテーテルを供給する過程を含む請求項23ないし25のいずれかに記載の方法。
  27. 前記の位置決めする過程が、前記線状切断カテーテルを前記係止点を中心として回転させること、および前記線状切断カテーテルを長手方向に押し込み、前記組織上に前記線状切断領域を形成することを含む請求項23ないし26のいずれかに記載の方法。
  28. 組織上に線状切断部を生じさせるよう構築、配置されたカテーテルであって、
    線状切断ヘッドと;
    該線状切断ヘッドの一部を構造体に係留させるための線状切断ヘッドと関連して設けられた係留部材を具備し、前記線状切断ヘッドの残りの部分が、組織上に線状切断を形成すべく配置されるようにしたカテーテル。
  29. 明細書に実質的に記載され、又は図1ないし図8Cのいずれかを参照して構築及び配置された装置。
  30. 明細書に実質的に記載され、又は図1ないし図8Cのいずれかを参照して構築及び配置された線状カテーテル。
  31. 明細書に実質的に記載され、又は図1ないし図8Cのいずれかを参照する方法。
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