JP2008507917A - Mimo/sic/harqにおけるack/nackエラーの軽減 - Google Patents

Mimo/sic/harqにおけるack/nackエラーの軽減 Download PDF

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Abstract

【課題】MIMO/SIC/HARQにおけるACK/NACKエラーの軽減
【解決手段】ワイヤレスネットワーク環境内の復号化に成功したデータパケットを示すアックノレッジの不正確な復号化に関連するミスマッチエラーの影響を軽減することを容易にする、システム及び方法論が記述されている。復号化に成功した多数のデータパケットに関連する累積アックノレッジについての誤解釈を特定することができ、これによって生じたデータパケット送信ミスマッチエラーを評価して、残りのデータパケットを復号化及びアックノレッジする最適な方法を決定することができ、その結果、ミスマッチの軽減と前記データパケットの送信器と受信器間の同期の回復を図ることができる。
【選択図】 図7

Description

以下の説明は、一般にはワイヤレス通信に関し、より詳細には、アックノレッジ解釈エラー及びこれに関連する悪影響を軽減して、ワイヤレスネットワーク環境内のスループットを改善することに関する。
ワイヤレスネットワークシステムは、世界中の大多数の人がこれによって通信する、有力な手段となった。ワイヤレス通信デバイスは、消費者のニーズに応えるため及び携帯性と利便性を高めるために、より小さく且つより強力になった。携帯電話などのモバイルデバイスの処理能力の増加は、ワイヤレスネットワーク送信システムへの要求の増大を導いた。モバイルデバイスの能力が拡大するにつれ、新規で且つ改善されたワイヤレスデバイスの能力を十分に引き出すことを容易にするような形で古いワイヤレスネットワークシステムを維持するのは、難しくなる可能性がある。
より具体的には、周波数分割ベースの技術は一般的に、スペクトルを一定のかたまりのバンド幅に分割することにより、これを異なったチャネルに分離する。例えば、ワイヤレス携帯電話通信のために割り当てられる周波数バンドは、30チャネルに分割することができ、分割されたそれぞれのバンドは音声会話を搬送することができ、又は、デジタルサービスと共に、デジタルデータを搬送することができる。各チャネルは、同時に1ユーザのみに割り当てすることができる。一般的に用いられる改良型の1つは、システムバンド幅全体を効果的に多数の直交サブバンドに分割する、直交周波数分割技術である。これらのサブバンドはまた、トーン(tones)、キャリア、サブキャリア、ビン(bins)、及び/又は周波数チャネルとも呼ばれている。各サブバンドは、データと共に変調することができる1つのサブキャリアに関連付けられている。時分割ベースの技術では、1つのバンドはシーケンシャルな時間スライスすなわち時間スロットに、時間方向に分割される。1つのチャネルの各ユーザは、情報を送信及び受信するための1つの時間スライスを、ラウンドロビン方式で提供される。例えば、任意の所与の時間tに、あるユーザはショートバーストのためにこのチャネルへのアクセスを与えられる。次に、アクセスは情報を送信及び受信するためにショートバースト時間を与えられた別のユーザに切り替わる。「交代する」サイクルは続き、最終的に各ユーザは複数の送信及び受信バーストを提供される。
符号分割ベースの技術は通常、データを、ある範囲内の常時利用可能な多数の周波数を通して送信する。一般的に、データはデジタル化されて、利用可能なバンド幅全体に広げられ、複数のユーザをこのチャネル上にオーバーレイすることができ、また、それぞれのユーザに固有のシーケンスコードを割り当てることができる。ユーザは、同じ広帯域のスペクトルのかたまりの中で送信することができ、各ユーザの信号は、各ユーザそれぞれの固有の拡散コードにより、バンド幅全体に拡散させられる。この技法は、1つ以上のユーザが同時に送信及び受信が出来る、「共有(sharing)」を提供することができる。このような共有は、スペクトル拡散デジタル変調を通じて実現することができ、ユーザのビットのストリームは、符号化され、擬似ランダムなやり方でチャネル全体に非常に幅広く拡散させられる。受信器は、前記の関連付けられた固有シーケンスコードを認識することができるように設計されており、特定のユーザのための前記ビットを収集するために、前記のランダム化を理路整然と元に戻すことができる。
例示的なワイヤレス通信ネットワーク(例えば、周波数分割、時分割、及び符号分割技術を用いる)は、サービスエリア(coverage area)を提供する1つ以上のベースステーションと、前記サービスエリア内でデータを送信及び受信することができる1つ以上のモバイル(例えば、ワイヤレスの)端末とを含んでいる。例示的なベースステーションは、ブロードキャスト、マルチキャスト、及び/又はユニキャストサービスのための複数のデータストリームを、同時に送信することができ、ここでデータストリームは、あるモバイル端末に関して単独で受信する可能性があるデータのストリームである。このベースステーションの前記サービスエリア内のあるモバイル端末は、前記複合ストリームにより運ばれた、1つ、2つ以上、又は全ての前記複数のデータストリームを受信することに興味がある可能性がある。更に、あるモバイル端末は、前記ベースステーションに又は他のモバイル端末にデータを送信することができる。このような、ベースステーションとモバイル端末との間の、又はモバイル端末間の通信は、チャネルの変動及び/又は干渉パワーの変動により、悪化する可能性がある。例えば、前述の変動は、ベースステーションの、1つ以上のモバイル端末に対する、スケジューリング、パワー制御、及び/又はレート予測に影響する可能性がある。
従来のネットワーク送信プロトコルは、送信器チェーンと受信チェーン間の同期を損なう可能性のあるミスマッチエラーの影響を受けやすく、結果として、多大なデータ損失及びネットワークスループットの低下をもたらす可能性がある。従って、ワイヤレスネットワークシステム内のスループットを改善するシステム及び/又は方法論に対する、技術的なニーズが存在している。
以下に、1つ以上の実施形態の簡略化した概略を提示し、これら実施形態の基本的な理解を提供する。この概略は、考慮された全ての実施形態についての広範囲にわたる概説ではなく、また、全ての実施形態の主要又は重要要素を特定するものでも、実施形態の任意の又は全ての範囲を線引きするものでもない。この唯一の目的は、1つ以上の実施形態のいくつかの概念を、後に提示される、より詳細な説明への前置きとして、簡単な形で提示することである。
1つ以上の実施形態及びこれらに対応する開示に従って、多様な態様が、ハイブリッド自動リクエスト(HARQ:hybrid automatic request)再送信プロトコルと共にMIMO(multiple input、multiple output)プロトコルを用いるワイヤレスネットワーク環境内の、アックノレッジ解釈エラーを軽減することと関連して記述される。復号化に成功した多数のデータパケットに関連する累積アックノレッジについての誤解釈の特定、及びこれによって生じたデータパケット送信ミスマッチエラーの評価を容易にして、データパケットの復号化を継続するための最適なプロトコルを判断し、その結果、ミスマッチの軽減と、前記データパケットの送信器と受信器間の同期の回復をする、システム及び方法が記述されている。
一態様によれば、ワイヤレスネットワーク内で通信している間のアックノレッジ解釈エラーの影響を緩和する方法が、復号化に成功したデータパケットを指すアックノレッジの解釈に関連するエラーを特定することと、エラーのタイプを特定することと、特定されたエラーのタイプに少なくとも部分的に基づいて、前記アックノレッジを提供した受信器と前記アックノレッジを誤解釈した送信器との間の同期状態を救済処理的に回復することと、を備えることができる。前記方法は、更に、ハイブリッド自動リクエスト(HARQ:hybrid automatic request)プロトコルを前記送信器と前記受信器との間の1つ以上のデータパケットの送信のために用いることと、同様に、前記受信器によって少なくとも1つのデータパケットの復号化が成功したことを、前記少なくとも1つのデータパケットの前記送信器にアックノレッジする累積アックノレッジプロトコルを用いることと、を備えることができる。
他の態様によれば、ワイヤレスネットワーク内のミスマッチエラーによるスループットの低下の軽減を容易にするシステムが、HARQプロトコルを用いて1つ以上のデータパケットを送信する送信器と、前記1つ以上のデータパケットを受信し、復号化に成功した多数のデータパケットに関連する累積アックノレッジを前記送信器に提供する受信器と、を備えることができる。前記受信器は、前記1つ以上のデータパケットを復号化する復号器と、前記アックノレッジを生成するアックノレッジコンポーネントと、誤解釈されたアックノレッジにより生じるミスマッチエラーを検出するエラー検出コンポーネントとを備えることができる。前記受信器は更に、ミスマッチエラーのために次のデータパケットから削除されたか又は次のデータパケットの中に複製された、少なくとも1つのデータパケットに対するエネルギーレベルを推定する、エネルギー推定コンポーネントを備えることができる。
更なる他の態様によれば、ワイヤレスネットワーク内のミスマッチエラーに対する検出と補償を容易にする装置が記述されており、前記装置は、少なくとも1つのデータパケットについての第1の送信を受信する手段と、前記少なくとも1つのデータパケットを復号化する手段と、前記少なくとも1つのデータパケットの復号化に成功したことについてのアックノレッジを提供する手段と、前記アックノレッジが正しく解釈されたかどうかを、1つ以上のデータパケットについての第2の送信に少なくとも部分的に基づいて判断する手段と、を備えることができる。加えて、前記装置は、1つ以上のデータパケットに対して適用されるエネルギー推定プロトコルを通して得られる情報に基づいて、データパケットの復号化及びアックノレッジをする手段を備えることができる。
更に他の態様によれば、コンピュータ可読媒体が、前記媒体上に格納されるコンピュータで実行可能な命令を有することができ、前記命令は、少なくとも1つのデータパケットについての第1の送信を受信することと、前記少なくとも1つのデータパケットを復号化することと、前記少なくとも1つのデータパケットの復号化に成功したことについてのアックノレッジを提供することと、前記アックノレッジが正しく解釈されたかどうかを、1つ以上のデータパケットについての第2の送信に少なくとも部分的に基づいて判断することのための命令である。前記コンピュータ可読媒体は、更に、削除された及び/又は複製されたデータパケットを評価するための命令を備えて、次の適切なデータパケットを復号化及び/又はアックノレッジするかどうかを判断することができる。
更に他の態様は、ワイヤレスネットワーク内のアックノレッジエラーを軽減するための命令を実行するマイクロプロセッサに関連し、前記命令は、少なくとも1つのデータパケットについての第1の送信を受信することと、前記少なくとも1つのデータパケットを復号化することと、前記少なくとも1つのデータパケットの復号化に成功したことについてのアックノレッジを提供することと、前記アックノレッジが正しく解釈されたかどうかを、1つ以上のデータパケットについての第2の送信に少なくとも部分的に基づいて判断することと、を備えている。
更に他の態様は、ワイヤレスネットワーク上での通信を容易にするモバイルデバイスに関連し、前記モバイルデバイスは、前記ワイヤレスネットワーク内の送信器からデータパケット送信を受信する受信コンポーネントと、少なくとも1つの上方ミスマッチエラー及び下方ミスマッチエラーを特定するエラー検出コンポーネントと、少なくとも1つのデータパケットに関連するエネルギーレベルを評価するエネルギー推定コンポーネントと、1つ以上のデータパケットの復号化に成功したことについてのアックノレッジを生成するアックノレッジコンポーネントとを備えている。
上記の及び関連する目的を達成するために、これら1つ以上の実施形態は、以下に十分に説明され且つ請求項の中で特に指摘される特徴を備えている。以下の説明及び添付図面は、1つ以上の実施形態の特定の例示的な態様を詳細に説明する。これらの態様は指標となるものではあるが、多様な実施形態の原理が用いられる多様な方法のごく一部でしかなく、また、これらの説明される実施形態はこのような態様及びその等価物を全て含むことが意図されている。
(関連出願の相互参照)
本出願は、米国特許法第119条の下、参照して全体がここに組み込まれる、2004年7月20日に出願され「MIMO/SIC/HARQにおけるACK/NACKエラーの軽減のためのメカニズム(A Mechanism for Mitigating ACK/NACK errors in MIMO/SIC/HARQ)」と題された、米国特許仮出願第60/589,816号及び、2005年6月6日に出願され「MIMO/SIC/HARQにおけるACK/NACKエラーの軽減(Mitigating ACK/NACK errors in MIMO/SIC/HARQ)」と題された、米国特許仮出願第60/688,091号についての利益を主張する。
多様な実施形態がこれから図面とともに説明されるが、ここでは全体を通して同様の参照符号は同様の要素を参照している。以下の記述の中では、説明のために、多数の特定の詳細が1つ以上の実施形態の完全な理解を提供するために説明される。しかしながら、このような実施形態は、これらの特定の詳細無しでも実行することができるということは、明確であろう。他の事例では、よく知られた構造及びデバイスが、1つ以上の実施形態の説明を容易にするためにブロック図形式で示されている。
本出願で用いられているように、用語「コンポーネント」、「システム」等は、ハードウエア、ハードウエアとソフトウエアの組み合わせ、ソフトウエア、又は実行中のソフトウエアのいずれかの、コンピュータ関連の実体を示すことが意図されている。例えば、コンポーネントは(限定するものではないが)、プロセッサ上で実行されるプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プログラム、及び/又はコンピュータであってもよい。1つ以上のコンポーネントが、1つのプロセス及び/又は実行スレッドの中に存在する可能性があり、また、1つのコンポーネントは1つのコンピュータ上に局部集中してもよく、及び/又は2つ以上のコンピュータ間に分散することもできる。また、これらのコンポーネントは、多様なデータ構造を中に格納している、様々なコンピュータ可読媒体から実行することができる。これらのコンポーネントは、ローカル及び/又はリモートプロセスを経由して、例えば、1つ以上のデータパケットを有する信号(例えば、ローカルシステムの中、分散システムの中、及び/又は他のシステムを伴うインターネットのようなネットワーク全体の中で、他のコンポーネントと相互作用するあるコンポーネントからの、前記信号によるデータ)に従って、通信することができる。
更に、多様な実施形態が加入者ステーションとともに、本明細書において説明される。加入者ステーションはまた、システム、加入者ユニット、モバイルステーション、モバイル、リモートステーション、アクセスポイント、ベースステーション、リモート端末、アクセス端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、又はユーザ装置とも呼ばれる。加入者ステーションは、携帯電話、コードレス電話、SIP(Session Initiation Protocol)電話、WLL(wireless local loop)ステーション、PDA(personal digital assistant)、ワイヤレス接続能力を有する携帯デバイス、又はワイヤレスモデムに接続された他の処理デバイスであってもよい。
その上、本明細書において説明される多様な態様又は特性は、方法、装置、又は標準のプログラミング及び/又はエンジニアリング技法を用いる製品として、実行することができる。本明細書において用いられたように、用語「製品」は、任意のコンピュータ可読デバイス、キャリア、又は媒体からアクセス可能なコンピュータプログラムを包含することが意図されている。例えば、コンピュータ可読媒体には、磁気記憶デバイス(例えば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ(magnetic strip))、光ディスク(例えば、CD(compact disk)、DVD(digital versatile disk)・・・)、スマートカード、及びフラッシュメモリデバイス(例えば、カード、スティック、キードライブ(key drive)・・・)を含むことができるが、これらに限定されるわけではない。
図面を参照すると、図1は、本明細書において提供される各種の実施形態に従うワイヤレスネットワーク通信システム100を例示している。ネットワーク100は、1つ以上のベースステーション102を1つ以上の領域に備えることができ、これらのベースステーションは、互いに及び/又は1つ以上のモバイルデバイス104との間で、ワイヤレス通信信号の受信、送信、反復等を行う。当業者には理解されるだろうが、各ベースステーション102は、送信器チェーン及び受信器チェーンを備えることができ、次にこれらチェーンは信号送信及び受信に関連する複数のコンポーネント(例えば、プロセッサ、変調器、多重化装置、復調器、デマルチプレクサ、アンテナ等)を備えることができる。モバイルデバイス104は、例えば、携帯電話、スマートフォン、ラップトップ、携帯型通信デバイス、携帯型計算デバイス、衛星ラジオ、全地球測位システム(global positioning system)、PDA、及び/又はネットワーク100を通して通信するための他の適切なデバイスとすることができる。
ワイヤレスネットワーク100は、複数の信号経路を通してデータ送信を容易にするため、MIMO(multiple input、multiple output)通信技術を採用することができる。MIMO技術を用いることにより、ワイヤレスネットワーク100及び/又はこの上で通信しているコンポーネントは、多重伝播によりスループットを増加することができる。加えて、ネットワーク100は、レイヤレベルでの信号の再送信を容易にするために、ハイブリッド自動リクエスト(HARQ:hybrid automatic request)プロトコルを用いることができる。上述の通信技術は、ワイヤレスネットワーク100によって、任意の適切なワイヤレス通信プロトコル(例えば、OFDM、OFDMA、CDMA、TDMA等)とともに用いることができるということが理解されよう。
HARQプロトコルは、SIC(successive interference cancellation)に基づいており、BL(blanking layer)プロトコルとも称される。BLプロトコルでは、複数の符号語、すなわちレイヤ(layer)を、同時に送信することができ、また受信器で同時に受信することができる。受信器がちょうど又はより多くのレイヤを復号化するとき、受信器はレイヤの復号化が成功したことを示すアックノレッジを生成し、このアックノレッジはこの信号の送信器に返される。復号化成功のアックノレッジに基づき、送信器は、利用できる送信能力を残りのレイヤに割り当て、残りのレイヤを前のレイヤよりも高いパワーで送信できるようにすることができ、これは言い換えると残りのレイヤの復号化が成功する確率を高める。例えば、送信器がアックノレッジの解釈を誤って復号化に成功したレイヤを再送信する、及び/又は、レイヤを順序正しく送信できないなどの、ミスマッチエラーがおこると、ネットワークのスループットは損なわれ得る。このような場合、全体でNレイヤ(すなわちデータパケット)が送信から欠落する可能性がある。尚、ここでNは、ワイヤレスネットワーク100のようなワイヤレスネットワーク内の送信アンテナの数である。
図2は、アックノレッジの復号化時のエラーに関連する送信ミスマッチによるスループット損失を緩和する、システム200の図である。システム200は、上述のワイヤレスネットワーク100に類似したワイヤレスネットワーク202を備えており、このワイヤレスネットワーク202は送信器204及び受信器206と共に描かれている。当業者には分かるように、任意の数の送信器204及び受信器206がワイヤレスネットワーク202によって備えられてもよいが、単一の受信器206に通信データ信号を送信する単一の送信器204が、単純にするために例示されている。送信器204は、任意適切なワイヤレス通信プロトコル(例えば、OFDM、OFDMA、CDMA、TDMA等)に従って信号を変調及び/又は符号化することができる、符号器コンポーネント208を備えており、この信号はその後受信器206に送信される。受信器206は、受信される信号及び/又はこの信号の中に含まれるデータパケットを、処理のために復号化することができる、復号器コンポーネント210を備えている。データパケットの復号化に成功するとすぐに、アックノレッジコンポーネント212が、このデータパケットの復号化が成功したことを示すアックノレッジを生成することができ、このアックノレッジは、このデータパケットが受信され且つ復号化され、従って、再送信の必要はないということを送信器206に伝えるために、送信器206に送信することができる。
アックノレッジコンポーネント212は、累積アックノレッジプロトコルを用いることができる。例えば、2つのデータパケット(例えば、レイヤ)が復号化に成功した場合、アックノレッジコンポーネント212は、それぞれのパケットに個別にアックノレッジすることなく、2進法の「2」(例えば、2進の10)を備えるアックノレッジを送信することができる。加えて、アックノレッジコンポーネント212は、「オン−オフ」アックノレッジプロトコルを用い、これによりアックノレッジを、1つ以上のレイヤの復号化に成功したときにのみ生成及び/又は送信することができる。このようなプロトコルはまた、アックノレッジ/非アックノレッジ、すなわち「ACK/NACK」プロトコルとも称される。
図3は、1つ以上の態様に従い、誤って解釈された復号化アックノレッジに起因する送信ミスマッチエラーの検出を容易にする、システム300の図である。システム300は、ワイヤレスネットワーク100と同様のワイヤレスネットワーク302を備えており、このワイヤレスネットワーク302は通信データパケット及びアックノレッジを送信するために、MIMO及びHARQプロトコルを用いている。ワイヤレスネットワーク302は、受信器306にデータを送信する、送信器304を備えている。送信器304は、受信器306への送信のために信号及び/又はデータパケットを符号化する、符号器コンポーネントを備えている。受信器306は、受信されるデータパケットを復号化する復号器コンポーネント310と、送信器304に送信するためのパケット復号化成功のアックノレッジを生成する、アックノレッジコンポーネント312とを備えている。例えば、アックノレッジコンポーネント312は、前記の累積アックノレッジ技術をACK/NACKプロトコルとともに用いることができ、このアックノレッジが、送信器304に伝達するための、復号化に成功したシーケンシャルなパケットの数を示す2進の値を備えており、送信器304に次の送信のための適切な一連のデータパケットを特定させるようにする。データパケットが復号化が成功でない場合は、非アックノレッジ(NACK)が生成され、このアックノレッジの欠落により、送信器304に、パケットの復号化は成功せず、前の送信を繰り返す必要があるということが伝えられる。
受信器は更に、期待された一連のデータパケットの送信の間にミスマッチを特定し、且つ受信器306を送信器304に同期させることによってこのミスマッチに対する補償を容易にする、エラー検出コンポーネント314を備えている。例えば、送信器304が誤ってアックノレッジを復号化した場合、次の送信は危険にさらされる(例えば、送信器304は、反復されたデータパケットを含む、又は受信器306が期待する一連のデータパケットを含まない、一連のデータパケットを送信する可能性がある)。
例えば、特定の実施例によれば、復号器コンポーネント310が、3レイヤ構成の信号の内のレイヤ1が復号化に成功し、アックノレッジコンポーネント312がこの最初のデータパケットが復号化に成功したことを示す2進の値「01」を備えるアックノレッジを送信することがある。送信器304がこのアックノレッジを2進の「10」、すなわちレイヤ1及び2が復号化に成功したとして誤って解釈すると、次の送信では送信器304はレイヤ3のみを送信する。復号器310が次の通信を復号化しようとし、且つ受信器306がレイヤ2を期待している場合、送信器306は実際にはレイヤ2を送信していないのでノイズ(例えば、システム固有の雑音等に一致)のみが収集されることになる。エラー検出コンポーネント314は、エネルギー推定コンポーネント316と連携して、レイヤ3に関する期待エネルギーを推定することができ、この受信されたパケットは実際にはレイヤ3であり、レイヤ2は脱落しているということを認識することができる。エネルギー推定コンポーネント316により生成されたエネルギー計測を用いることにより、受信器306はレイヤ2が脱落したことを判断することができ、また復号器310は、受信器306と送信器304を同期させて脱落するデータレイヤ数を軽減するために、レイヤ3の復号化に進むことができる。このようにして、Nレイヤを失うよりはむしろ、最悪の場合で、脱落するレイヤは最大N―Nレイヤ(例えば、ここでNは送信されるレイヤ数であり、Nは復号化に成功したレイヤ数)に抑制することができる。このように、上方ミスマッチエラーによって任意のレイヤが失われた場合、N―Nレイヤを失うよりはむしろ、この失われたレイヤの数は1からN―Nの間にある。本実施例によると、ただ1つのレイヤすなわちレイヤ2のみが脱落する。先のこの実施例は、事実上例示的なものであり、所与の信号の中で送信及び/又はアックノレッジできるデータパケットの数、及びエラーの検出、補償等を行う方法を限定することを意図するものではないことが理解されよう。
図4は、受信器−送信器間の通信の同期を取り且つスループット上の損失を緩和するために、多様な態様に従って、アックノレッジの解釈における上方エラーの検出とこれに対する補償を容易にする、システム400の図である。システム400は、ワイヤレスネットワーク402を備え、これらを通して1つ以上のモバイルデバイス(例えば、携帯電話、個人用通信デバイス(personal communication devices)、・・・)が通信することができる。ワイヤレスネットワーク402は、1台の送信器404及び1台の受信器406を備えるように例示されているが、実際にはワイヤレスネットワークは、複数の送信器及び受信器はもちろん、関連する通信コンポーネントさえも備えることができるということが理解されよう。説明を簡単にするために、送信器404は、ワイヤレスネットワーク402内の第1のアンテナからの送信器チェーンとすることができ、受信器404はワイヤレスネットワーク402内の第2のアンテナからの受信器チェーンとすることができる。加えて、送信器404及び受信器406は、本明細書の様々な態様に関して記述されるように、ベースステーションの一部及び/又はモバイルデバイスの一部であってもよい。
送信器404は、このワイヤレスネットワークにより用いられる1つ以上のプロトコル(例えば、OFDM、OFDMA、CDMA、TDMA、・・・)に従って通信信号を符号化及び/又は変調する、符号器408を備えている。受信器406は、受信される信号及び/又はこの信号の中のパケット又はレイヤを受信器406が分析するために復号化する、復号器コンポーネント410を備えている。受信器は、例えば、先の図面に関連して説明したように、累積アックノレッジプロトコルをオン−オフアックノレッジ技術とともに用いて、アックノレッジメッセージを送信器404に提供することができる、アックノレッジコンポーネント412を更に備えている。受信器406は更にエネルギー推定コンポーネント416を含んでおり、このエネルギー推定コンポーネント416は、予測される信号エネルギーの見積もりを容易にして、エラー検出コンポーネント414が、送信器404があるアックノレッジを誤って復号化し、且つ送信器404と受信器406との間で上方ミスマッチエラーを起こしたということを判断することを、支援する。
エラー検出コンポーネント414は、受信器406を送信器404に同期させ、通信セッションの間のスループット低下を緩和するための、様々なタイプのミスマッチエラーに対する補償を容易にする、「上方」エラー検出器418及び「下方」エラー検出器420を備えることができる。例えば、図3に関連して上で説明したように、受信器406が複数のレイヤ(N)の復号化が成功したことについてのアックノレッジを送信し、送信器404がこのアックノレッジをある大きな数(例えば、Nd+1)のパケットの復号化に成功したというように誤って解釈すると、上方ミスマッチエラーが起こり得る。次の送信にあたって、送信器404は受信器406が期待するよりも少ないレイヤを送信することになる。例えば、本実施例に従えば、受信器406は後に続く一連のパケット送信を先導するレイヤNd+1を期待している可能性があるが、送信器404は前記後に続く送信の中のNd+2を最初のデータパケットとして誤って送信する。このような場合、エネルギー推定コンポーネントは、レイヤNd+1に対するエネルギーレベルを推定することができる。レイヤNd+1に対する推定されたエネルギーレベルが所定の最低閾値レベルを下回る場合は、レイヤNd+1は送信されなかった(例えば、送信器404による解釈の間違いのため欠落した)と推測することができ、上方エラーコンポーネント418は復号器410に、送信器404に受信器406を同期させ、データパケットの更なる欠損を緩和するために、先に進んでレイヤNd+2(例えば、順番的に期待される次のデータパケット)を復号化してみるように指示することができる。このようなことは、同期が達成されるまで複数のレイヤに対して繰り返され得る。
下方ミスマッチエラーは、受信器406が複数のレイヤNのダウンロード/復号化が成功したことを意味するアックノレッジを送り、送信器404がこのアックノレッジをNに満たない数のレイヤを示すものとして誤って解釈する場合に発生する。次の送信では、送信器404はこのアックノレッジの誤解釈のために、複写したレイヤを送信する。このようなミスマッチに対して警戒するためのチェックを備えるために、下方ラー検出コンポーネント420は、前記次の送信の復号化に先立ちレイヤNを復号化することを試みることができる。アックノレッジ解釈エラーが何も起こらなかったのであれば、Nを復号化する如何なる試みもノイズを集めるだけの受信器406で終わる。なぜなら、送信器404はレイヤNを送信していないからである。
しかしながら、下方ミスマッチエラーを認識し次第、復号器410は、レイヤNd+1の復号化に進むことができ、またアックノレッジコンポーネント412はレイヤNd+1の復号化が成功し次第、送信器404にアックノレッジを送信することができる。この新たなアックノレッジが送信器404により正しく解釈される場合は、送信器404及び受信器406はうまく同期されたことになる。レイヤNd+1がうまく復号化できない場合は、アックノレッジコンポーネント412によりアックノレッジが生成及び送信され得、レイヤNが復号化に成功したことを再度示す。
他の実施例によれば、送信器404からの第1の送信が、データレイヤの数N=4を備えることができる。受信器406はレイヤ1及び2をうまく復号化しアックノレッジすることがあり得る。送信器404はこのアックノレッジを誤って1と解釈する可能性があり、その結果送信器404がレイヤ2、3、及び4(ここで、レイヤ2は重複送信を意味する)を送信する可能性がある。受信器406は、既にレイヤ2が復号化されていることから、レイヤ3を復号化する前にレイヤ2(及び選択的にレイヤ1)の符号語を再生成、再構築等をすることができ、また、送信器404が上記アックノレッジを誤読した場合に送信されるであろうレイヤ2の部分を特定することができる。下方エラーコンポーネント420は、上記再構築された符号語を上記重複送信と相互に関連付けし、この相関が十分に高い値を示す(例えば、50%一致、75%一致、又は他の所望の閾値などの所定の閾値を超過するなど)かどうかを評価して、上記重複レイヤを無視することと、この送信の中の次のレイヤを復号化することに進むこととを正当化することができる。この相関閾値を満足する場合は、受信器406は重複していることを認識することができ、復号器410は前記の次の期待されるレイヤ(例えば、本実施例によればレイヤ3)の復号化を開始することができる。復号化が成功すると、アックノレッジコンポーネント416は、アックノレッジを生成して送信することができ、これは、送信器406により正しく解釈されれば、受信器406と送信器404の同期が取られたということに帰着する。レイヤ3がうまく復号化できない場合、アックノレッジコンポーネント412は、レイヤ2をアックノレッジすることができ、このことが同様に受信器406と送信器404の同期状態を回復させる。
図5は、ワイヤレスネットワーク環境でのアックノレッジの誤解釈による、スループット低下を緩和することを容易にする、システム500の図である。システム500は、先の図面と共に説明されたネットワークと同様なワイヤレスネットワーク502を備えている。ネットワーク502は、1台の送信器504及び1台の受信器506を備えるように例示されているが、当業者には分かるように、複数の送信器及び受信器を用いることができる。送信器504は、出て行く信号をネットワーク502によって採用された特定の変調スキームに従って復号化することができる、符号器508を備えている。このような信号は、受信器506で受信され、復号器510で復号化され得る。アックノレッジコンポーネント512が、上記信号の中で送信されるデータパケット又はレイヤが、復号化に成功したことを示すアックノレッジを生成することができ、且つ送信器504にこのアックノレッジを返すことができる。受信器506は、加えて、送信器504の1つ以上のアックノレッジの誤解釈に関連しているエラーの検出を容易にする、エラー検出コンポーネント514及び信号エネルギー推定器516を備えることができる。エラー検出コンポーネント514は、図4に関連して詳述されたように、送信器504による上方ミスマッチエラーを検出する上方エラー検出コンポーネント518、及び送信器504によって起された下方ミスマッチエラーを検出する下方エラー検出コンポーネントを備えることができる。
システム500は、加えて、受信器506と動作可能に接続されており、受信されたデータパケット及び/又はレイヤ、復号化されたレイヤ、アックノレッジされたレイヤ、レイヤエネルギー推定、並びに、ミスマッチエラーを検出しこれらを補償してネットワークのスループット低下を緩和することに関連する任意適切な他の情報、に関連する情報を格納するメモリ522を備えることができる。プロセッサ524が、受信器506(及び/又はメモリ522)に動作可能に接続され得、受信された信号レイヤ、復号化されたレイヤ、アックノレッジ生成、エラー検出、再同期化等に関連している情報の分析を促進する。プロセッサ524は、受信器506により受信された情報の分析及び/又は生成に専念するプロセッサであってもよく、及び/又は、受信器506により受信された情報の分析及び生成並びにシステム500の1つ以上のコンポーネントの制御の両方を行うプロセッサであってもよい。
メモリ522は、加えて、アックノレッジの生成、ミスマッチエラーの検出、受信器506と送信器504を同期させるための救済処置の実施等に関連するプロトコルを格納し得、システム500は、格納されたプロトコル及び/又はアルゴリズムを用いて、本明細書に記載されたワイヤレスネットワークのスループットの改善を実現することができる。本明細書において説明されたデータストア(例えば、メモリ)コンポーネントは、揮発性メモリ若しくは不揮発性メモリのいずれか、又は揮発性メモリ及び不揮発性メモリの両方を含むことができる。例示としてであり且つ限定するものとしてではないが、不揮発性メモリは、読み出し専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、電気的プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能ROM(EEPROM)、又はフラッシュメモリを含むことができる。揮発性メモリは、外部キャッシュメモリとして動作するランダムアクセスメモリ(RAM)を含むことができる。例示としてであり且つ限定するものとしてではないが、RAMは、例えば、シンクロナスRAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、ダブルデータレートSDRAM(DDR SDRAM)、エンハンストSDRAM(ESDRAM:enhanced SDRAM)、シンクリンクDRAM(SLDRAM:Synchlink DRAM)、及びダイレクトラムバスRAM(DRRAM:direct Rambus RAM)のような、多くの形態で利用可能である。この対象システム及び方法のメモリ522は、これらの及び他の任意適切な形式のメモリを、限定されること無く備えることが意図されている。
図6は、ワイヤレスネットワーク環境でのアックノレッジ誤解釈エラーを検出と、これらに対する補償を容易にし、このネットワーク内の送信器チェーンと受信器チェーンとの間の同調性を維持する、システム600の図である。システム600は、先の図面と共に説明されたネットワークと同様なワイヤレスネットワーク602を備えている。 ワイヤレスネットワーク602は、1台の送信器604及び1台の受信器606を備えるように例示されているが、当業者には分かるように、複数の送信器及び受信器を用いることができる。送信器604は、出て行く信号をネットワーク602によって採用された特定の変調スキーム(例えば、OFDM、OFDMA、CDMA、FDMA、・・・)に従って符号化する符号器608を備えている。1つ以上の信号が、受信器606で受信され、復号器610で復号化され得る。受信器606は、上記信号の中に含まれるデータパケット又はレイヤが復号化に成功したことを示すアックノレッジを生成することができ、且つ送信器604にこのアックノレッジを返すことができる、アックノレッジコンポーネント612を備えている。受信器606は、加えて、前の図に関連して説明したように、送信器604の1つ以上のアックノレッジの誤解釈に関連しているエラーの検出を容易にする、エラー検出コンポーネント614及び信号エネルギー推定器616を備えている。エラー検出コンポーネント614は、図4に関連して詳述されたように、送信器604による上方ミスマッチエラーを検出する上方エラー検出コンポーネント618、及び送信器604によって起された下方ミスマッチエラーを検出する下方エラー検出コンポーネントを備えることができる。
システム600は、加えて、上で図5に関連して詳述したように、メモリ622とプロセッサ624を備え、これらは受信器606と、及び互い同士で動作可能に結びつけられることができる。その上、AIコンポーネント626が、受信器606と動作可能に結びつけられることができ、エラー検出、信号エネルギー推定等に関して推論をすることができる。本明細書において用いられているように、「推論する」又は「推論」という用語は一般的に、事象及び/又はデータを介して捕捉されたような一そろいの所見から推論するプロセス、及び/又はこれのシステム、環境、及び/又はユーザが推論している状態を示す。推論は、特定の状況若しくは動作の識別に用いることができるか、又は状態に対する確率分布の生成などに用いることができる。この推論は、確率的、すなわち、データ及び事象についての考察に基づいて対象の状況に対する確率分布を計算することであってもよい。推論はまた、一そろいの事象及び/又はデータからより高いレベルの事象を組み立てるために用いられる技術を意味することができる。このような推論は、これらの事象が時間的近接近の中で相関させられるにせよそうでないにせよ、またこれらの事象及びデータの情報源が、1つであろうと複数であろうと、一そろいの観察された事象及び/又は格納された事象データから新たな事象又は行動を構築することに帰着する。
一実施例よれば、AIコンポーネント626は、例えば平均送信エネルギーレベル等に少なくとも部分的に基づき、適切なエネルギーレベル閾値を推論することができ、この閾値を超えればレイヤはあると判断され、これに満たなければ所与の信号にはレイヤは無いと判断される。本実施例によれば、エラーは、下方ミスマッチエラー、上方ミスマッチエラー等のような、送信器604によるアックノレッジの誤解釈により起こったと判断することができる。AIコンポーネント626は、プロセッサ624及び/又はメモリ622と協力して、レイヤが次の信号送信の中に複製されているか及び/又はこの中には無いかどうかを判断することができる。AIコンポーネント626は、下方ミスマッチエラーが検出された場合、例えば、前に受信されたレイヤを評価するためにチェックを行う必要があるということを推論することができる。このような場合、AIコンポーネント626は、適切なエネルギーレベル閾値(この閾値を超えればレイヤは送信の中にあるとみなされ、これに満たなければ送信の中にはレイヤは無いとみなされる)の推論を容易にし、このことによってネットワークのスループットの改善と送信コストの軽減を図ることができる。以上の実施例は、事実上例示的なものであり、AIコンポーネント626により行うことが出来る推論の範囲又はAIコンポーネント626がこのような推論を行う方法の範囲を限定するものではないことが、理解されるだろう。
図7から図10を参照すると、システム資源の補償的な仕事の生成に関する方法論が例示されている。例えば、方法論らは、OFDM環境、OFDMA環境、CDMA環境、TDMA環境、又は他の任意適切なワイヤレス環境での、アックノレッジ解釈エラーに対する補償を行うことにより、ネットワークスループットを改善することに関連してもよい。説明を簡単にするためにこれらの方法論は一連の行為として記述されているが、これらの方法論は行為の順番には限定されず(一部はされるかも知れないが)、1つ以上の実施形態に従って、本明細書で記載されたものとは異なる順番及び/又は他の行為と同時に起こる、ということが理解され認識されるべきである。例えば、技術的なスキルのある者は、方法論は、代替的に、状態図のような一連の相互に関連する状態すなわち事象として描かれるということもあり得る、ということを理解し認識するであろう。また、1つ以上の実施形態に従って方法論を実行するために、例示された行為の全てが必要ということはないかもしれない。
図7は、ワイヤレスネットワーク内のアンテナ間での信号送信の間の、送信器チェーンと受信器チェーン間のミスマッチエラーを軽減するための、方法論700の図である。702では、ACK/NACKエラーを評価及び/又は識別及び/又は検出することができる。このようなエラーが存在するということを判断すると、このエラーの性質(例えば、上方エラー又は下方エラー)に関する判断が、704にてなされ得る。
例えば、複数の信号経路を通してのデータ送信を容易にし、多重伝播によるスループット増加を提供するために、ワイヤレスネットワークの中にMIMO通信技術を採用することができる。加えて、レイヤレベルでの信号の再送信を容易にするためにHARQプロトコルを用いることができる。これらの上述の通信技術は、方法論700に従い、ワイヤレスネットワークによって、適切なワイヤレス通信プロトコル(例えば、OFDM、OFDMA、CDMA、TDMA等)の任意のものとともに用いられ得るということが理解されよう。送信器がアックノレッジを誤読し、復号化に成功した1レイヤを再送信したり及び/又はシーケンスの中の1レイヤを順序正しい送信に失敗したりするような、ミスマッチエラーが発生すると、ネットワークのスループットにひどい悪影響を及ぼし得る。
加えて、累積アックノレッジプロトコルをこのネットワークの中に用いることができる。例えば、2つのデータパケット(例えば、レイヤ)が復号化に成功した場合、それぞれのパケットに個別にアックノレッジすることなく、2進法の「2」(例えば、2進の10)を備えるアックノレッジを送信することができる。加えて、ネットワークは、「オン−オフ」アックノレッジプロトコルを用い、これによりアックノレッジを、1つ以上のレイヤの復号化に成功したときにのみ生成及び/又は送信することができる。このようなプロトコルはまた、アックノレッジ/非アックノレッジ、すなわち「ACK/NACK」プロトコルとも称され得る。
704におけるACK/NACKエラーの評価は、アックノレッジの誤読によりレイヤが重複して送信されたか又は誤って送信から削除されたかを判断することを、備えることができる。いずれの場合も、救済行動を取って、エラーのタイプを識別し、且つ、このミスマッチエラーの結果として脱落するレイヤの数を最小化しつつ送信器チェーン及び受信器チェーン間の同期を再確立することができる。
図8は、ワイヤレスネットワーク内の、あるアンテナ内の受信器チェーンの他のアンテナ内の送信器チェーンへの同期を、ミスマッチエラーによってそれぞれのチェーンが同期を失ったということを判断し次第再度取るための、方法論800の図である。802で、1つ以上のレイヤを備える第1の信号を送信器から受信することができる。前記1つ以上のレイヤが復号化に成功するとすぐに、804で、これに対するアックノレッジを、次の一連のレイヤを送信してもよいということを前記送信器に知らせるために、前記送信器に提供することができる。次の一連のレイヤを備える信号が、806で受信され得る。808では、ACK/NACKエラーが発生したことを判断することができる。810では、エネルギー推定プロトコルが選択的に実行され得、例えば、シーケンスの中の次の期待されるレイヤに関連するエネルギーレベルを推定する。前記推定されたエネルギーレベルは、所定の閾値と比較することができ、前記推定が前記閾値を下回る場合は、804の前記アックノレッジは不正確に復号化され(例えば、上方エラーのケース)、前記期待されるシーケンスからレイヤが欠落しているということを特定することができる。下方アックノレッジエラーの場合は、エネルギー推定/ノイズ評価は必要無い。むしろ、上の図4、及び下の図10に関連して説明されるような相関プロトコルを実行することができる。このような判断に基づき、本方法は812へと進み前記信号内の次のレイヤ(ら)の復号化及びアックノレッジを行うことができる。
図9は、あるアンテナの受信器チェーンの他のアンテナの送信チェーンへの同期を、ワイヤレス通信環境内のミスマッチエラーを検出し次第回復させるための、方法論900の図である。902で、信号が受信チェーンによって受信され、この信号はNレイヤ(又はデータパケット)を備え、且つ前記受信チェーンは、復号化に成功した複数のパケットのアックノレッジを生成し前記信号を送信した送信チェーンに送ることができる。904では、Nd+nレイヤを備える次の信号を受信することができ、これの復号化を始めることができる。送信チェーンが902で提供された前記アックノレッジを、より大きい数のデータパケットの復号化に成功したというように誤解釈すなわち不正確に復号化した場合、(例えば、上方解釈エラー)、904で受信される前記信号は、902の最後に復号化に成功したパケットと904の前記次の信号の最初のパケットとの間のデータパケットを、削除するであろう。このようなエラーを評価するために、906では、次の期待されるレイヤ(例えば、Nd+1)に対してエネルギー推定技術を用いて送信パワーを評価し、前記レイヤが904で受信された前記次の信号の中に存在しているかどうかを判断することができる。908では、前記エネルギーレベルが規定の閾値を下回るかどうかについての判断を行うことができる。そうでなかったら、レイヤは存在するとみなされ、通常のように、910で、1つ以上のNd+nデータパケットの復号化に成功したアックノレッジ及び復号化に進むことができる。
960で推定されたエネルギーが、908で所定の閾値よりも低いと判断された場合、902で生成された前記アックノレッジは、より大きい数のデータパケットが復号化に成功したということを示すように不正確に解釈され、904で受信される前記次の信号から1つ以上のデータパケットが削除されたというように、想定することができる。従って、912では、上方ミスマッチエラーを認識することができ、次の順番のデータパケット(例えば、Nd+2)の復号化を予定することができる。本方法論は、更なるエネルギー推定の繰り返し等のために906に戻り得、レイヤNd+2及び/又はが削除されたかどうかの評価が、送信された1つのレイヤが認識され復号化されるまで行われる。この時点で、受信及び送信チェーンは再同期化されるであろう。
図10は、ワイヤレスネットワーク内の送信及び受信チェーン間の下方ミスマッチエラーを補償することによりワイヤレス環境内のスループット低下を軽減させるための、方法論1000の図である。1002で、Nレイヤを備える信号が受信され、アックノレッジされ得る(例えば、復号化に成功したシーケンシャルな多くのデータパケットを備えるアックノレッジを、前記信号を受信した受信チェーンから前記信号を送信した送信チェーンに送ることができる)。1004では、Nd+nレイヤ(又はデータパケット)を備える次の信号を受信することができる。1006において、これらNd+nレイヤを復号化する前に、レイヤNの重複送信に対するチェックが行われ得、下方ミスマッチエラーが発生したかどうか(例えば、前記送信チェーンが、1002で提供された前記アックノレッジを、復号化に成功した全てのデータパケットよりも少ないアックノレッジのように、不正確に復号化したかどうか)を判断する。
1008では、レイヤNの符号語(例えば、複写(replica)又は写し(duplicate))を、1002におけるレイヤNの前の復号化の間に得られた情報に少なくとも部分的に基づいて生成することができる。前記符号語は、レイヤNの全て又は一部分を備えることができる。1010では、相関技術を実行し、1004で受信された、Nd+nレイヤを備える前記信号内の次のレイヤと前記符号語を比較することができる。1012では、前記符号語と前記問題になっているレイヤとの間の相関のレベルに関する判断がなされ、最低限の類似性が存在するかどうかが評価される。例えば、ある所定の閾値を執行し(例えば、50%、60%、又は他の任意適切な閾値レベル)、これを超えたら前記符号語及び前記問題のレイヤは互いの同等物とみなすことができる。
1012での前記判断が、前記符号語と、レイヤN(本実施例の場合)との間に十分に高い相関が存在することを示す場合は、レイヤNが、1002におけるレイヤNの前回の復号化成功のアックノレッジにもかかわらず、1004で受信された前記次の信号の中で重複して送信されたということを、想定することができる。このような場合、1016で、下方ミスマッチエラー(例えば、実際に復号化された全てのデータパケットよりも少ない復号化の成功を、前記最初のアックノレッジが示したと、前記送信器により誤解釈された)を認識し、レイヤNd+1からレイヤNd+nまでを復号化し、そして、レイヤN及びレイヤNd+nの復号化に成功したとの新たなアックノレッジを生成することができる。この場合、レイヤNを再度アックノレッジすることにより、送信器及び受信器との間で同期が実現できる。
1012での前記判断が、前記符号語と、レイヤNとの間に前記所定の閾値レベルよりも小さい相関が存在することを示す場合は、レイヤNが、1004で受信された前記次の信号の中に存在しないということを、想定することができる。このような場合、本方法論は1014に進み、下方ミスマッチエラーが起きなかったという理由で、通常のように、Nd+nレイヤの復号化とアックノレッジに進むことができる。
図11は、例示的なワイヤレス通信システム1100を示している。このワイヤレス通信システム1100は、簡潔にするために、1つのベースステーション及び1つの端末を表現している。しかしながら、このシステムは2つ以上のベースステーション及び/又は2つ以上の端末を含むことができ、追加のベースステーション及び/又は端末は、以下に記述される例示的なベースステーション及び端末に対して、実質的に同じでもよいし、また異なってもよいことが、理解されるべきである。加えて、このベースステーション及び/又はこの端末は、本明細書において説明された前記のシステム(図1から図6)及び/又は方法(図7から図10)を、これらの間のワイヤレス通信を容易にするために用いることができるということが、認識されるべきである。
さて図11を参照すると、ダウンリンク上では、アクセスポイント1105において、送信(TX)データプロセッサ1110が、トラフィックデータの受信、フォーマット、符号化、インターリーブ、及び変調(すなわちシンボルマッピング)をし、変調シンボル(データシンボル)を提供する。変調器1115が、前記データシンボル及びパイロットシンボルを受信及び処理し、符号のストリームを提供する。変調器1120が、データ及びパイロットシンボルを適切なサブバンド上に多重化し、使われないサブバンドのそれぞれに対し0の信号値を提供し、各シンボル期間(symbol period)について、N本のサブバンドに対する数Nの送信シンボルの1組を得る。各送信シンボルはデータシンボル、パイロットシンボル、又は0の信号値でもよい。このパイロットシンボルは、各シンボル期間内で連続して送信することができる。前記パイロットシンボルは、周波数分割多重(FDM:frequency division multiplexed)、直交周波数分割多重(OFDM:orthogonal frequency division multiplexed)、時分割多重(TDM:time division multiplexed)、周波数分割多重(FDM:frequency division multiplexed)、又は符号分割多重(CDM:code division multiplexed)であってもよい。OFDMシステムの場合は、変調器1120は、N送信シンボルのそれぞれの組を、N点IFFTを用いて変換し、N個の時間領域チップ(chips:細切れ)を含む「変換された」シンボルを得る。変調器1120は、通常、それぞれの変換されたシンボルの一部を繰り返し、1つの対応するシンボルを得る。上記の繰り返された部分は、サイクリック・プレフィックス(cyclic prefix)として知られ、ワイヤレスチャネル間に広がった遅延に対抗するために用いられる。
送信ユニット(TMTR)1120が、前記シンボルのストリームを受信し、1つ以上のアナログ信号に変換し、且つ、前記アナログ信号の調整(例えば、増幅、フィルタリング、及び高い周波数への変換)を行って前記ワイヤレスチャネルを通じて送信するのに適したダウンリンク信号を生成する。前記ダウンリンク信号は、その後アンテナ1125を通して端末に送信される。端末1130では、アンテナ1135が前記ダウンリンク信号を受信し、受信された信号を受信器ユニット(RCVR)1140に提供する。受信器1140は、前記受信された信号を調整(例えば、フィルタリング、増幅、及び低い周波数への変換)を行い、前記調整された信号をデジタル化してサンプルを取得する。復調器1145が、各シンボルに付加されていたサイクリック・プレフィックスを除去し、それぞれの受信且つ変換されたシンボルをN点FETを用いて周波数領域に変換し、各シンボル期間に対するNサブバンドについてのN受信シンボルを得、且つ、受信されたパイロットシンボルをチャネル推定のためにプロセッサ1150に提供する。復調器1145は更に、プロセッサ1150から前記ダウンリンクに対する周波数応答推定を受信し、前記受信したデータシンボルに対してデータ復号化を行ってデータシンボル推定を得(これは前記送信されたデータシンボルの推定である)、且つ前記データシンボル推定をRXデータプロセッサ1155に提供し、このRXデータプロセッサ1155は、前記データシンボル推定を復調(すなわちシンボルのデマッピング)、デインターリーブ(deinterleave)、及び復号化して前記送信されたトラフィックデータを再生する。復調器1145及びRXデータプロセッサ1155による前記処理は、アクセスポイント1100における、復調器1115及びTXデータプロセッサ1110による前記処理と、それぞれ相補的である。
アップリンク上では、TXデータプロセッサ1160が、トラフィックデータを処理し、データシンボルを提供する。変調器1165が、前記データシンボルを受信し、パイロットシンボルとともに多重化し変調を行い、シンボルストリームを提供する。前記パイロットシンボルは、パイロット送信のために端末1130に割り当てられたサブバンド上で送信することができる(アップリンクのためのパイロットサブバンド数は、ダウンリンクのためのパイロットサブバンド数と同じでも良いし、異なってもよい)。送信ユニット1170が、その後、前記シンボルストリームを受信及び処理し、アップリンク信号を生成し、これはアンテナ1135によりアクセスポイント1110へ送信される。
アクセスポイント1110において、端末1130からの前記アップリンク信号は、アンテナ1125により受信され、受信器ユニット1175により処理されサンプルが得られる。復調器1180はその後前記サンプルを処理し受信されたパイロットシンボル及び前記アップリンクに対するデータシンボル推定を提供する。RXデータプロセッサ1185が、前記データシンボル推定を処理してアンテナ1135により送信されたトラフィックデータを再生する。プロセッサ1190が、前記アップリンク上で送信しているそれぞれのアクティブな端末に対するチャネル推定を実行する。複数の端末がパイロットを、前記アップリンクに同時にそれぞれに割り当てられたパイロットサブバンドのセット上で、送信することができる(これらの前記パイロットサブバンドのセットは、インターレースされてもよい)。
プロセッサ1190及び1150は、アクセスポイント1110及び端末1135における動作を、それぞれ指示(例えば、制御、調整、管理等)する。それぞれのプロセッサ1190及び1150を、プログラムコードとデータを格納するメモリユニット(図示せず)と関連付けることができる。プロセッサ1190及び1150はまた、アップリンクに対する周波数推定及びダウンリンクに対するインパルス応答推定を導く計算を行う。
多重アクセスOFDMシステム(例えば、OFDMA(orthogonal frequency division multiple−access)システムに関しては、複数の端末が同時にアップリンク上で送信することができる。このようなシステムについては、前記パイロットサブバンドは、異なる端末間で共有することができる。前記チャネル推定技術は、各端末に対するパイロットサブバンドが、全動作バンド(おそらく、バンドエッジを除いて)にわたっている場合に用いることができる。このようなパイロットサブバンド構造は、各端末に対する周波数の多様性を得るためには望ましいかもしれない。本明細書において説明した技術は、多様な方法によって実行してもよい。例えば、これらの技術はハードウエア、ソフトウエア、又は各受信素子らの組み合わせの中で組み込むことができる。ハードウエア組み込みに対しては、チャネル推定に用いられる処理装置は、1つ以上のASIC(application specific integrated circuits)、デジタル信号装置(DSP:digital signal processors)、デジタル信号処理デバイス(DSPD:digital signal processing device)、プログラム可能論理デバイス(PLD:programmable logic device)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:field programmable gate array)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本明細書に記述された前記機能を実行するように設計された他の電子ユニット、又はこれらの組み合わせの中に組み込まれても良い。ソフトウエアでは、組み込みは、本明細書において説明された前記機能を実行するモジュール(例えば、手順、機能等)を通して行うことができる。これらのソフトウエアコードは、メモリユニットの中に格納され、プロセッサ1190及び1150により実行することができる。
以上で説明されたことの中には、1つ以上の実施形態の例が含まれている。上述の実施形態を説明するために、考えられるコンポーネントや方法論の組み合わせを全て記述するのは、もちろん不可能であるが、当業者は、様々な実施形態の多くの追加の組み合わせ及び順列が可能だということを認識するであろう。従って、説明された実施形態は、添付の請求項の精神及び範囲に入る、このような修正、変更及び変形物を全て包含することが意図されている。その上、詳細な説明又は請求項で用いられる範囲においては用語「含む」は、用語「備えている」が請求項の中で移行部として用いられるときに解釈されるように、用語「備えている」と同様のやり方で包含的であることが意図されている。
本明細書において提示される多様な実施形態に従う、ワイヤレスネットワーク通信システムを例示している。 アックノレッジの復号化の間のエラーに関連する送信ミスマッチによるスループット低下を緩和する、システムの図である。 1つ以上の態様に従って、誤解釈された復号化アックノレッジによる送信ミスマッチエラーの検出を容易にする、システムの図である。 多様な態様に従って、アックノレッジ解釈における上方エラーの検出と、これに対する補償を容易にして、受信器−送信器通信の同期化及びスループット損失の緩和を行う、システムの図である。 ワイヤレスネットワーク環境内のアックノレッジ誤解釈による、スループット低下の緩和を容易にする、システムの図である。 ワイヤレスネットワーク環境内のアックノレッジ誤解釈エラーの検出と、これに対する補償を容易にして、前記ネットワーク内の送信器チェーンと受信器チェーン間の同期を維持する、システムの図である。 ワイヤレスネットワーク内のアンテナ間の信号送信の間の、送信器チェーンと受信器チェーンとの間のミスマッチエラーを軽減するための方法論の図である。 ワイヤレスネットワーク内において、あるアンテナ内の受信器チェーンを、他のアンテナ内の送信器チェーンに、前記それぞれのチェーンがミスマッチエラーにより同期を失ったということを判断し次第、再度同期化させるための、方法論の図である。 ワイヤレス通信環境内のミスマッチエラーを検出し次第、あるアンテナ内の受信チェーンと他のアンテナ内の送信チェーンとの間の同期状態を回復する、方法論の図である。 ワイヤレスネットワーク内の送信チェーン及び受信チェーン間のミスマッチエラーに対する補償を行うことにより、ワイヤレス環境内のスループット低下を緩和する、方法論の図である。 本明細書において説明された前記多様なシステム及び方法と共に用いることができる、ワイヤレスネットワーク環境の図である。

Claims (49)

  1. ワイヤレスネットワーク内で通信している間のアックノレッジ解釈エラーの影響を緩和する方法であって、
    復号化に成功したデータパケットを指すアックノレッジの解釈に関連するエラーを特定することと、
    エラーのタイプを決定することと、
    前記特定されたエラータイプに少なくとも部分的に基づいて、前記アックノレッジを提供した受信器と前記アックノレッジを誤解釈した送信器との間の同期状態を救済処理的に回復することと、
    を備える、方法。
  2. ハイブリッド自動リクエスト(HARQ:hybrid automatic request)プロトコルを、前記送信器と前記受信器との間の1つ以上のデータパケットの送信のために用いることを更に備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記受信器によって少なくとも1つのデータパケットの復号化が成功したことを、前記少なくとも1つのデータパケットの前記送信器にアックノレッジする、累積アックノレッジプロトコルを用いることを更に備える、請求項2に記載の方法。
  4. 前記エラーは、前記送信器が、実際に復号化に成功したものよりも大きい数のデータパケットが前記受信器によって復号化が成功したことを示しているというように、前記アックノレッジを不正確に解釈する上方ミスマッチエラーである、請求項1に記載の方法。
  5. 前記送信器は、前記アックノレッジの前記不正確な解釈に基づいて、次の送信から1つ以上のデータパケットを削除する、請求項4に記載の方法。
  6. 前記削除されたデータパケットに関連するエネルギーレベルを推定することと、前記推定されたエネルギーレベルを所定の閾値と比較して、前記削除されたデータパケットは前記次の送信の中には存在しないということを確認することと、を更に備える、請求項5に記載の方法。
  7. 前記次の送信の中の次の期待されるデータパケットの復号化を開始することを更に備える、請求項6に記載の方法。
  8. 前記次の送信の中で受信され、復号化に成功したデータパケットのアックノレッジを前記送信器に提供することを更に備える、請求項7に記載の方法。
  9. 前記送信器及び受信器は、前記次の送信の中で受信され復号化に成功した前記データパケットの前記アックノレッジを、前記送信器が正しく解釈したときに同期化される、請求項8に記載の方法。
  10. 前記エラーは、前記送信器が、実際に復号化に成功したものよりも小さい数のデータパケットが前記受信器によって復号化に成功したことを示しているというように、前記アックノレッジを不正確に解釈する下方ミスマッチエラーである、請求項1に記載の方法。
  11. 前記送信器は、前記アックノレッジの前記不正確な解釈に基づいて、次の送信の中で1つ以上のデータパケットを重複して送信する、請求項10に記載の方法。
  12. 前記次の送信の中のデータパケットの復号化に先立ち、最後に復号化に成功したデータパケットの複製を生成することと、前記複製を前記次の送信の中のデータパケットと比較して所定の相関閾値を超えるかどうかを判断することとを更に備える、請求項11に記載の方法。
  13. 前記データパケットと前記複製との間の相関が、前記所定の相関閾値を超えるとき、前記データパケットを重複したデータパケットだと認識することを更に備える、請求項12に記載の方法。
  14. 前記次の送信における、次の期待されるデータパケットの復号化を開始することを更に備える、請求項13に記載の方法。
  15. 前記次の送信の中で受信され、復号化に成功したデータパケットのアックノレッジを前記送信器に提供することを更に備える、請求項14に記載の方法。
  16. 前記次の送信の中で受信されたデータパケットが1つも復号化に成功しなかった場合、前記最後に復号化に成功したデータパケットのアックノレッジを提供することを更に備える、請求項14に記載の方法。
  17. モバイルデバイスにより実行される、請求項1に記載の方法。
  18. 前記モバイルデバイスは、携帯電話、スマートフォン、ラップトップ、携帯型通信デバイス、携帯型計算デバイス、衛星ラジオ、全地球測位システム(GPS)、及びPDAのうちの少なくとも1つである、請求項17に記載の方法。
  19. ワイヤレスネットワーク内のミスマッチエラーによるスループットの低下の軽減を容易にする装置であって、
    HARQ(hybrid automatic request)プロトコルを用いて1つ以上のデータパケットを送信する送信器と、
    HARQプロトコルを利用している前記1つ以上のデータパケットを受信し、復号化に成功した多数のデータパケットに関連する累積アックノレッジを前記送信器に提供し、前記送信器におけるアックノレッジの誤解釈に関連するミスマッチエラーに対して救済措置的に補償する受信器と、
    を備える、装置。
  20. 前記受信器は、1つ以上のデータパケットを復号化する復号器と、前記アックノレッジを生成するアックノレッジコンポーネントとを備える、請求項19に記載の装置。
  21. 前記受信器は、誤解釈されたアックノレッジによるミスマッチエラーを検出する、エラー検出コンポーネントを更に備える、請求項20に記載の装置。
  22. 前記エラー検出コンポーネントは、実際に復号化に成功したものよりも大きい数のデータパケットが復号化に成功したことを示しているというように、不正確に解釈されたアックノレッジに関連する上方ミスマッチエラーを特定する、上方ミスマッチエラー検出コンポーネントを備える、請求項21に記載の装置。
  23. 前記受信器は、前記上方ミスマッチエラーのために次のデータパケット送信から削除された少なくとも1つのデータパケットに対するエネルギーレベルを推定する、エネルギー推定コンポーネントを更に備える、請求項22に記載の装置。
  24. 前記受信器は、前記推定されたエネルギーレベルを所定の閾値と比較して、前記データが前記次のデータパケット送信の中には存在しないことを確かめる、請求項23に記載の装置。
  25. 前記復号器は、次の期待されるデータパケットを復号化し、成功したときは前記復号化をアックノレッジする、請求項24に記載の装置。
  26. 前記エラー検出コンポーネントは、実際に復号化に成功したものよりも小さい数のパケットが復号化に成功したことを示しているというように、不正確に解釈されたアックノレッジに関連する下方ミスマッチエラーを特定する、下方ミスマッチエラー検出コンポーネントを備える、請求項21に記載の装置。
  27. 前記下方ミスマッチエラー検出コンポーネントは、前記下方ミスマッチエラーにより次のデータパケット送信の中に複製され復号化に成功した少なくとも1つのデータパケットに対し符号語を生成する、請求項26に記載の装置。
  28. 前記受信器は、前記符号語を複製のデータパケットと比較して、所定の相関閾値を超えるかどうかを評価する、請求項27に記載の装置。
  29. 前記復号器は、前記所定の相関閾値を超えるときに、前記複製のデータパケットを無視し、次の期待されるデータパケットの復号化を開始する、請求項28に記載の装置。
  30. 前記アックノレッジコンポーネントは、前記次の期待されるデータパケットの復号化に成功したことについてのアックノレッジを、前記次の期待されるデータパケットの復号化に成功した場合に提供する、請求項29に記載の装置。
  31. 前記アックノレッジコンポーネントは、前記複製データパケットの復号化に成功したことについてのアックノレッジを、前記次の期待されるデータパケットの復号化が不成功だった場合に提供する、請求項29に記載の装置。
  32. ワイヤレスネットワーク内のミスマッチエラーに対する検出と補償を容易にする装置であって、
    少なくとも1つのデータパケットについての第1の送信を受信する手段と、
    前記少なくとも1つのデータパケットを復号化する手段と、
    前記少なくとも1つのデータパケットの復号化に成功したことについてのアックノレッジを提供する手段と、
    前記アックノレッジが正しく解釈されたかどうかを、1つ以上のデータパケットについての第2の送信に少なくとも部分的に基づいて判断する手段と、
    を備える装置。
  33. 1つ以上の期待されたデータパケットが、前記第2の送信から削除されたかどうかを判断する手段を更に備える、請求項32に記載の装置。
  34. 削除されたデータパケットについての評価を実施し次第、前記第2の送信の中の前記1つ以上のデータパケットの復号化に進む手段を更に備える、請求項33に記載の装置。
  35. 前記第2の送信の中の少なくとも1つのデータパケットについての復号化が成功したことについてのアックノレッジを提供して、前記受信手段を前記1つ以上のデータパケットを送信する手段に同期させる手段を更に備える、請求項34に記載の装置。
  36. 1つ以上の復号化に成功したデータパケットが、前記第2の送信から複製されたかどうかを判断する手段を更に備える、請求項32に記載の装置。
  37. 複製データパケットを評価し次第、前記第2の送信の中の前記1つ以上のデータパケットを復号化する手段を更に備える、請求項36に記載の装置。
  38. 前記第2の送信の中の少なくとも1つのデータパケットについての復号化が成功したことについてのアックノレッジを提供して、前記受信手段を前記1つ以上のデータパケットを送信する手段に同期させる手段を更に備える、請求項37に記載の装置。
  39. 前記第2の送信の中の前記1つ以上のデータパケットのいずれも復号化に成功しなかった場合に、前記複製データパケットについての復号化の成功についてのアックノレッジを提供する手段を更に備える、請求項37に記載の装置。
  40. コンピュータ可読媒体であって、前記媒体上に格納されるコンピュータで実行可能な命令を有し、前記命令は、
    少なくとも1つのデータパケットについての第1の送信を受信することと、
    前記少なくとも1つのデータパケットを復号化することと、
    前記少なくとも1つのデータパケットの復号化に成功したことについてのアックノレッジを提供することと、
    前記アックノレッジが正しく解釈されたかどうかを、1つ以上のデータパケットについての第2の送信に少なくとも部分的に基づいて判断することと、
    のためである、コンピュータ可読媒体。
  41. 前記第2の送信の中に、少なくとも1つの期待されたデータパケット及び複製データパケットが存在するかどうかを判断する命令を更に備える、請求項40のコンピュータ可読媒体。
  42. 複製されたデータパケットを無視し、次の期待されるデータパケットを復号化する命令を更に備える、請求項41のコンピュータ可読媒体。
  43. 前記第2の送信の間に受信され復号化に成功したデータパケットについてのアックノレッジを提供する命令を更に備える、請求項42のコンピュータ可読媒体。
  44. 前記複製データパケットについてのアックノレッジを、前記第2の送信の中のデータパケットが1つも復号化されなかった場合に提供する命令を更に備える、請求項42のコンピュータ可読媒体。
  45. 次の期待されるデータパケットの復号化を進めるかどうかを、エネルギー推定プロトコルを用いて判断する命令を更に備える、請求項41のコンピュータ可読媒体。
  46. 前記第2の送信における復号化に成功したデータパケットのアックノレッジを提供する命令を更に備える、請求項45のコンピュータ可読媒体。
  47. ワイヤレスネットワーク内のアックノレッジエラーを緩和するための命令を実行するプロセッサであって、前記命令は、
    少なくとも1つのデータパケットについての第1の送信を受信することと、
    前記少なくとも1つのデータパケットを復号化することと、
    前記少なくとも1つのデータパケットの復号化に成功したことについてのアックノレッジを提供することと、
    前記アックノレッジが正しく解釈されたかどうかを、1つ以上のデータパケットについての第2の送信に少なくとも部分的に基づいて判断することと、
    を備える、プロセッサ。
  48. ワイヤレスネットワーク上での通信を容易にするモバイルデバイスであって、
    前記ワイヤレスネットワーク内の送信器からデータパケット送信を受信する受信コンポーネントと、
    少なくとも1つの上方ミスマッチエラー及び下方ミスマッチエラーを特定するエラー検出コンポーネントと、
    少なくとも1つのデータパケットに関連するエネルギーレベルを評価するエネルギー推定コンポーネントと、
    復号化に成功した1つ以上のデータパケットについてのアックノレッジを生成するアックノレッジコンポーネントと、
    を備える、モバイルデバイス。
  49. 前記デバイスは、携帯電話、スマートフォン、ラップトップ、携帯型通信デバイス、携帯型計算デバイス、衛星ラジオ、全地球測位システム(GPS)、PDAのうち少なくとも1つである、請求項48に記載のモバイルデバイス。
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