JP2008504229A - 過剰体重および肥満症患者のための間欠的投薬レジメン - Google Patents

過剰体重および肥満症患者のための間欠的投薬レジメン Download PDF

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Abstract

本発明は、アポB分泌/MTP阻害剤を含有する製薬学的組成物を必要とする患者にある期間にわたり投与し、次にある期間にわたり投与を控え、そして再びある期間にわたり投与する、肥満症の処置または体重の減少のための間欠的投薬レジメンに関する。間欠的レジメンは求められる患者における応答によって繰り返すことができる。

Description

本発明は、アポB分泌/MTP阻害剤を含有する製薬学的組成物を必要とする患者にある期間にわたり投与し、次にある期間にわたり投与を控え、そして再びある期間にわたり投与する、肥満症の処置または体重の減少のための間欠的投薬レジメンに関する。間欠的レジメンは求められる患者における応答によって繰り返すことができる。
ミクロソーム性トリグリセリド転移蛋白質(MTP)は、燐脂質表面間の脂質、例えばトリグリセリド類、コレステリルエステル類およびホスファチジルコリンの転移に触媒作用を与える。MTPは肝臓および腸内で見出され、両方の器官はリポ蛋白質を製造する。MTPは、血漿リポ蛋白質を含有するアポリポ蛋白質B(アポB)、特に肝臓内のアポB−100、および腸内のアポB−48の製造にとって必須である。アポB−100は、VLDL(非常に低密度のリポ蛋白質)の主要な蛋白質成分である。アポB−48は、乳び脂粒の主要な蛋白質成分である。MTPを阻害する化合物は、アポB−含有リポ蛋白質の分泌を減少させそしてその結果としてVLDLおよびトリグリセリド血漿水準並びに腸の脂質吸収を減少させる可能性がある。高いVLDL血漿水準は、アテローム硬化症および冠状動脈疾患の主要な危険因子である。従って、アポB分泌/MTP阻害剤を使用する本発明の間欠的投薬レジメンは肥満症、真性糖尿病、非−インスリン依存性真性糖尿病、冠状心臓疾患、膵臓炎、混合異常脂肪浮腫(mixed dyslipidemia)、高脂肪症、食後高脂肪症、高コレステロール血症、高トリグリセリド血症、変形性関節症およびアテローム硬化症の予防、管理および処置において有用でありうる。
種々のアポB分泌/MTP阻害剤が当業者に既知である。いずれのアポB分泌/MTP阻害剤も本発明の間欠的投薬レジメンで使用できるが、一般的に好ましいアポB分泌/MTP阻害剤は、例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7、特許文献8、特許文献9、特許文献10、特許文献11、特許文献12、および特許文献13;特許文献14、特許文献15、特許文献16、特許文献17、特許文献18、特許文献19、特許文献20、特許文献21、特許文献22、特許文献23、特許文献24および特許文献25;並びに特許文献26、特許文献27、特許文献28、特許文献29、特許文献30および特許文献31に開示されている化合物を包含する。
特定のアポB分泌/MTP阻害剤は、下記の構造を有する化合物(−)−[2S−[2α,4α(S)]]−4−[4−[4−[4−[[2−(4−クロロフェニル)−2−[[(4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)チオ]メチル]−1,3−ジオキソラン−4−イル]メトキシ]−フェニル]−1−ピペラジニル]フェニル]−2,4−ジヒドロ−2−(1−メチルプロピル)−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オンに関するINN(国際一般的名称)であるミトラタピド(mitratapide)である。
Figure 2008504229
ミトラタピドは特許文献14にアポリポ蛋白質(アポB)分泌およびミクロソーム性トリグリセリド転移蛋白質(MTP)阻害性質を有しそしてその結果として脂質低下剤として有用である化合物(40)として記載されている。
欧州特許第0,643,057号明細書 欧州特許第0,719,763号明細書 欧州特許第0,753,517号明細書 欧州特許第0,764,647号明細書 欧州特許第0,765,878号明細書 欧州特許第0,779,276号明細書 欧州特許第0,779,279号明細書 欧州特許第0,799,828号明細書 欧州特許第0,799,829号明細書 欧州特許第0,802,186号明細書 欧州特許第0,802,188号明細書 欧州特許第0,802,192号明細書 欧州特許第0,802,197号明細書 国際公開第96/13499号パンフレット 国際公開第96/33193号パンフレット 国際公開第96/40640号パンフレット 国際公開第97/26240号パンフレット 国際公開第97/43255号パンフレット 国際公開第97/43257号パンフレット 国際公開第98/16526号パンフレット 国際公開第98/23593号パンフレット 国際公開第00/32582号パンフレット 国際公開第02/081460号パンフレット 国際公開第02/42271号パンフレット 国際公開第02/20501号パンフレット 米国特許第5,595,872号明細書 米国特許第5,646,162号明細書 米国特許第5,684,014号明細書 米国特許第5,712,279号明細書 米国特許第5,739,135号明細書 米国特許第5,789,197号明細書
理想体重の20%もしくはそれ以上の点を超える体脂肪が過剰蓄積した温血動物、例えば人間および愛玩動物、特に犬および猫は肥満しているとみなされる。理想体重の10%の過剰体重はすでに健康上危険であるとみなされる。肥満症は、肝臓疾患、高血圧症、便秘症、熱不耐性、および麻酔下の危険性増加を引き起こすことが知られている。温血動物における肥満症は一般的に少なすぎる運動および多すぎるカロリーの摂取により引き起こされるが、多くの温血動物は遺伝素質またはホルモン障害によって肥満になる。
肥満症または過剰体重に苦しむ患者はアポB分泌/MTP阻害剤を投与することにより処置できる。アポB分泌/MTP阻害剤を含んでなる製薬学的組成物は典型的には1日当たり1回または数回、数週間または数ヶ月間の期間にわたり、患者の体重がその理想体重に等しいかもしくはそれに近くなるまで投与される。
8週間の連続的期間にわたるアポB分泌/MTP阻害剤の投与は体重の初期減少を生ずるが、3週間後に横ばいになることが観察されていた。アポB分泌/MTP阻害剤の持続的投与は体重のさらなる減少をもたらさなかった。
アポB分泌/MTP阻害剤の交互の投与および非−投与期間を有する間欠的処置スケジュールすなわち投薬レジメンが横ばいになる体重減少問題を克服しうることが今回見出された。この間欠的処置スケジュールすなわち投薬レジメンは、患者にアポB分泌/MTP阻害剤が投与される数週間の期間、その後のアポB分泌/MTP阻害剤非−投与の数週間の期間、その後の再度のアポB分泌/MTP阻害剤の数週間の投与期間から構成される。体重のさらなる減少を達成するためには、このレジメン処置スケジュールを2、3または4回繰り返すことが可能である。
本発明の目的のためには、用語「患者」(“subject”)は温血動物、好ましくは人間および愛玩動物、例えば犬、猫、ウサギ、フェレット、モルモットなどを包含する哺乳動物を包含する。
本発明で使用される用語「過剰体重」は、患者の理想体重を超える体重をさす。人間患者に関する理想体重は「体重指数(Body Mass Index)」(BMI)を使用して決めることができる。BMIは身長(メートル)の二乗により割り算された体重(キログラム)として定義される。20〜25のBMIが一般的に理想的であるとみなされそして25より大きいBMIを有する人間患者は過剰体重とみなされる。人間患者に関する理想体重を決めるための別の方法は、メトロポリタン生命保険会社(Metropolitan Life Insurance company)により作成されたメトロポリタン寿命表(Metropolitan Life tables)を基準にする。愛玩動物、特に犬に関する理想体重は、雄および雌の動物に関する体重およびき甲(withers)における身長に関する種族に特異的な情報を与える種族基準で探すことができる。
ここで使用される用語「治療的に有効な量のアポB分泌/MTP阻害剤」は、処置される症状の徴候の軽減を包含する患者において求められる生物学的または医学的な応答を引き出すアポB分泌/MTP阻害剤の量を意味する。治療的に有効な量は日常的な最適化技術を用いて決めることができ、そして処置される特定の状態、患者の状態、投与方式、調合物、並びに実施者の判断および当業者に明らかな他の因子に依存する。治療的に有効な量は複数回の投薬により得られうる。
本発明の基礎であるレジメンは、アポB分泌/MTP阻害剤を含有する製薬学的組成物がある期間にわたり投与され、次にある期間にわたり与えられずそして再びある期間にわたり投与される間欠的投薬レジメンである。これらの三期間は同一もしくは相異なる長さでありうる。各期間の長さは日数または週数で表示することができ、そして−使用される具体的なアポB分泌/MTP阻害剤および患者の応答によって−1〜56日すなわち1〜8週間の範囲でありうる。該間欠的レジメンは患者において求められる応答によって2、3、4回またはそれ以上数繰り返すことができる。2回の間欠的投薬レジメン間の期間は可変的でありそして実際には2〜6ヶ月の範囲にわたる。
間欠的投薬レジメンは、全てが異なる長さでありうる三期間よりなる。従って、三期間の各々の長さを変えることにより無限数の間欠的投薬レジメンが可能である。実用的観点から、各期間を週数として表すことが好ましいため、1つの間欠的投薬レジメンはAw−Bw−Cwとして定義され、ここでAはアポB分泌/MTP阻害剤が投与される週数を表し、Bは投与がない週数を表し、そしてCはアポB分泌/MTP阻害剤が再び投与される
週数を表す。実際に、第一投与期間は2〜4週間の範囲であり、投与がない期間は2〜4週間の範囲であり、そして第二投与期間は2〜4週間の範囲である。例えば、4w−3w−4w投薬レジメンでは、アポB分泌/MTP阻害剤を含んでなる製薬学的組成物が4週間にわたり投与され、3週間にわたり与えられず、そして再び4週間にわたり投与される。実用的な投薬レジメンは4w−4w−4w、4w−3w−4w、4w−2w−4w、3w−3w−3w、3w−2w−3w、および2w−2w−2wである。間欠的投薬レジメンの三期間を日数で表示することもできる。
或いは、間欠的投薬レジメンの三期間は開始データおよび最終データで定義することもできる。従って、4w−3w−4w投薬レジメンは1−28/29−49/50−77として表示することもでき、これは1日目〜28日目のアポB分泌/MTP阻害剤の投与、29日目〜49日目の投与なし、および50日目〜77日目の再度の投与をさす。下記の表は、開始および最終データで再計算された週数で表示された上記の実用的な投薬レジメンを示す。
Figure 2008504229
本発明は、A週間−B週間−C週間として定義され、ここでAは2〜4の範囲にわたり且つその間にアポB分泌/MTP阻害剤を活性成分として治療的に有効な量で含有する製薬学的組成物が必要とする患者に投与される週数を表し、Bは2〜4の範囲にわたり且つその間に投与がなされない週数を表し、そしてCは2〜4の範囲にわたり且つその間にアポB分泌/MTP阻害剤を含有する該製薬学的組成物が再び投与される週数を表す、肥満症の処置のための間欠的投薬レジメンを提供する。実際に、Aは2〜4週間の範囲であり、Bは2〜4週間の範囲であり、そしてCは2〜4週間の範囲である。実用的な投薬レジメンは4w−4w−4w、4w−3w−4w、4w−2w−4w、3w−3w−3w、3w−2w−3w、および2w−2w−2wである。
本発明は、また、A週間−B週間−C週間として定義され、ここでAは2〜4の範囲にわたり且つその間にアポB分泌/MTP阻害剤を活性成分として治療的に有効な量で含有する製薬学的組成物が必要とする患者に投与される週数を表し、Bは2〜4の範囲にわたり且つその間に投与がなされない週数を表し、そしてCは2〜4の範囲にわたり且つその間にアポB分泌/MTP阻害剤を含有する該製薬学的組成物が再び投与される週数を表す、体重の減少のための間欠的投薬レジメンも提供する。実際に、Aは2〜4週間の範囲であり、Bは2〜4週間の範囲であり、そしてCは2〜4週間の範囲である。実用的な投薬レジメンは4w−4w−4w、4w−3w−4w、4w−2w−4w、3w−3w−3w、3w−2w−3w、および2w−2w−2wである。
従って、肥満症の処置用薬品の製造におけるアポB分泌/MTP阻害剤を活性成分として治療的に有効な量で含有する製薬学的組成物の使用であって、該製薬学的組成物が間欠的なA週間−B週間−C週間に従い投与され、ここでAは2〜4の範囲にわたり且つその間にアポB分泌/MTP阻害剤を活性成分として治療的に有効な量で含有する製薬学的組成物が必要とする患者に投与される週数を表し、Bは2〜4の範囲にわたり且つその間に投与がなされない週数を表し、そしてCは2〜4の範囲にわたり且つその間にアポB分泌/MTP阻害剤を含有する該製薬学的組成物が再び投与される週数を表す使用が提供される。実際に、Aは2〜4週間の範囲であり、Bは2〜4週間の範囲であり、そしてCは2〜4週間の範囲である。実用的な投薬レジメンは4w−4w−4w、4w−3w−4w、4w−2w−4w、3w−3w−3w、3w−2w−3w、および2w−2w−2wである。
或いは、必要とする患者に対する、1〜28日目におけるおよび57〜84日目における、アポB分泌/MTP阻害剤を活性成分として治療的に有効な量で含有する製薬学的組成物の投与を含んでなる、肥満症の処置または体重の減少のための間欠的投薬レジメンが提供される。別の間欠的投薬レジメンは、
a)1〜28日目、および50〜77日目、または
b)1〜28日目、および43〜70日目、または
c)1〜21日目、および43〜63日目、または
d)1〜21日目、および36〜56日目、または
e)1〜14日目、および29〜42日目
における投与である。
従って、肥満症の処置または体重の減少のための薬品の製造におけるアポB分泌/MTP阻害剤を活性成分として治療的に有効な量で含有する製薬学的組成物の使用であって、該製薬学的組成物が間欠的に必要とする患者に1〜28日目および57〜84日目に投与される使用が提供される。別の間欠的投薬レジメンは、
a)1〜28日目、および50〜77日目、または
b)1〜28日目、および43〜70日目、または
c)1〜21日目、および43〜63日目、または
d)1〜21日目、および36〜56日目、または
e)1〜14日目、および29〜42日目
における投与である。
本発明の別の面によると、必要とする患者に1〜28日目および57〜84日目に投与するための薬用量形態を含んでなる製薬学的キットであって、そのキットがアポB分泌/MTP阻害剤を活性成分として治療的に有効な量で含んでなりそして覚え書き補助具を薬用量形態を摂取すべきレジメンの日を示す数字またはカレンダーの形態で含んでなるキットも提供される。製薬学的キットは、覚え書き補助具および間欠的投薬レジメンに関するさらなる指示を含んでなる患者情報リーフレットをさらに含んでなりうる。覚え書き補助具は最後に薬用量形態が摂取されたデータおよび/または次の薬用量形態が摂取される時のデータを示すLCD解読付きの電子タイミング装置の形態でもありうる。それを必要とする患者に対する
a)1〜28日目、および50〜77日目、または
b)1〜28日目、および43〜70日目、または
c)1〜21日目、および43〜63日目、または
d)1〜21日目、および36〜56日目、または
e)1〜14日目、および29〜42日目
における投与に適する該製薬学的キットも提供される。
間欠的投薬レジメンの投与期間中に、アポB分泌/MTP阻害剤であるミトラタピドの1日薬用量は、1kgの体重当たり0.1mg〜1kgの体重当たり5mgの間、特に0.31mg/kg〜1.25mg/kgの間の範囲とすることができる。実際に、1kgの体重当たり0.63mgの1日薬用量が使用される。1日服用量を適宜2もしくはそれ以上の細分服用量の形態で1日の間に適当な間隔で投与することもできる。
アポB分泌/MTP阻害剤の1日薬用量は投与期間中に毎日体重を基準にして計算することができ、或いはそれを投与期間中に1週間に1回、各週の初めに計算することもできる。実際に、アポB分泌/MTP阻害剤の1日薬用量は各投与期間の開始時に1回計算される。或いは、アポB分泌/MTP阻害剤の1日薬用量を1回の間欠的投薬レジメンの開始時に1回計算しそして2回の投与期間中に変えずに維持することもできる。
本発明の間欠的投薬レジメンの体重減少に対する効果は、処置される患者がその摂食傾向を変える場合に改良されうる。例えば、患者が肥満症の処置を受けている時にはカロリー摂取の減少も同様に体重減少に対して有利な効果を有するであろう。間欠的投薬レジメンの三期間のいずれかまたは全ての間に、患者が維持治療食に従っておりそれにより該飼料のカロリー含有量が患者のカロリー消費量に等しい時には、間欠的投薬レジメンの効果は改良されうる。実際に、患者は間欠的投薬レジメンの第一期間にその摂食傾向を変えずに従いそして次にアポB分泌/MTP阻害剤の投与がない第二期間の開始時に維持治療食に変えられ、そしてアポB分泌/MTP阻害剤が再び投与される第三期間中に同じ維持治療食で続けることができる。維持治療食のカロリー含有量は第二期間の開始時に決められそして間欠的投薬レジメンの残りの期間中に維持されるかまたは修正される。第二投与期間の終了時に、間欠的投薬レジメンから生じた体重減少を保つために維持治療食を患者の体重を基準にして決めることができる。
本発明の別の面では、間欠的投薬レジメンが患者のカロリー消費に等しいカロリー含有量を有する維持治療食と組み合わされるそれを必要とする患者の体重減少または肥満症の処置方法が提供される。維持治療食はミトラタピドの第一、第二または第三期間と同時に行うことができる。
別の面では、本発明の間欠的投薬レジメンを人間または動物の身体の美容処置において使用され、そこでは人間または動物の身体が体重減少により改良される。本発明の間欠的投薬レジメンを行うことにより身体的外観のそのような美容上の改良を得ることが望ましい。
アポB分泌/MTP阻害剤を含んでなる製薬学的組成物は、患者に対して、経口的に、非経口的に(例えば静脈内、筋肉内もしくは皮下)、経皮的に、または直腸に投与することができる。
経口投与のための固体薬用量形態は、カプセル剤、糖衣錠、錠剤、散剤および粒剤を包含する。これらの薬用量形態は好ましくは投与の容易さおよび薬用量の均一性のために薬用量単位形態に調合される。ここで使用される「薬用量単位形態」は、単位薬用量として適する物理的に分離している単位をさし、各単位は所望する治療効果を生ずるように計算された予め決められた量の活性成分を必要な製薬学的担体と共に含有する。そのような薬用量形態の例は、錠剤(刻み目付きまたはコーティング錠剤を包含する)、カプセル剤、丸剤、粉末パケット剤、ウエファー剤、注射液剤もしくは懸濁剤、小匙1杯分、大匙1杯分など、並びにそれらの区分された複数分である。
経口投与用の液体薬用量形態は、製薬学的に許容可能な乳剤、液剤、懸濁剤、懸濁乳剤、シロップ剤およびエリキシル剤を包含する。非経口的注射用の製薬学的組成物は生理的に許容可能な殺菌性水性もしくは非水性の液剤、分散剤、懸濁剤または乳剤を含んでなることができ、或いは殺菌性の注射液剤または分散剤への再構成のための殺菌性散剤を含んでなることもできる。
人間以外の動物に対する投与のためのアポB分泌/MTP阻害剤を含んでなる製薬学的組成物を飲料水中に投与して治療的に有効な量を毎日の水供給と共に摂取することもできる。製薬学的組成物は飼料に直接、そのままでまたは予備混合物もしくは濃厚物とも称する動物飼料助剤の形態で加えることもできる。
アポB分泌/MTP阻害剤は、他の薬剤、特に脂質−低下剤、と一緒に使用することができる。この追加の脂質−低下剤は、例えば、高脂肪血症の管理用に従来から使用されている既知の薬品、例えば胆汁酸封鎖樹脂、フィブリック・アシド(fibric acid)誘導体またはニコチン酸でありうる。適する追加の脂質−低下剤は他のコレステロール生合成阻害剤およびコレステロール吸収阻害剤、特にHMG−CoAレダクターゼ阻害剤およびHMG−CoAシンターゼ阻害剤、HMG−CoAレダクターゼ遺伝子発現阻害剤、CETP阻害剤、ACAT阻害剤、スクアレン・シンセターゼ阻害剤、CB−1拮抗物質、コレステロール吸収阻害剤、例えばエゼチミベ(ezetimibe)など、も包含する。組み合わせ脂質−低下療法における使用のためのアポB分泌/MTP阻害剤および他の薬剤は別個の薬用量単位としてまたは1個の薬用量単位内で組み合わせて投与することができる。
いずれのHMG−CoAレダクターゼ阻害剤も本発明の組み合わせ療法面で第二化合物として使用することができる。ここで使用される用語「HMG−CoAレダクターゼ阻害剤」は、断らない限り、酵素HMG−CoAレダクターゼにより触媒作用を受けるようなヒドロキシメチルグルタリル−補酵素Aのメバロン酸への生物変換を阻害する化合物をさす。そのような「HMG−CoAレダクターゼ阻害剤」は、例えば、ロバスタチン、シムバスタチン、フルバスタチン、プラバスタチン、リバスタチン、およびアトルバスタチンである。
いずれのHMG−CoAシンターゼ阻害剤も本発明の組み合わせ療法面で第二化合物として使用することができる。ここで使用される用語「HMG−CoAシンターゼ阻害剤」は、断らない限り、酵素HMG−CoAシンターゼにより触媒作用を受けるアセチル−補酵素Aおよびアセトアセチル−補酵素Aからのヒドロキシメチルグルタリル−補酵素Aの生合成を阻害する化合物をさす。
いずれのHMG−CoAレダクターゼ遺伝子発現阻害剤も本発明の組み合わせ療法面で第二化合物として使用することができる。これらの剤は、DNAの転写を妨害するHMG−CoAレダクターゼ転写阻害剤またはHMG−CoAレダクターゼをコードするmRNAの蛋白質への翻訳を妨害する翻訳阻害剤でありうる。そのような阻害剤は転写もしくは翻訳に直接影響を与えうるかまたはコレステロール生合成において1種もしくはそれ以上の酵素による上記の属性を有する化合物に生物変換させうるかまたは上記の活性を有する代謝物質の蓄積をもたらしうる。
いずれのCETP阻害剤も本発明の組み合わせ療法面で第二化合物として使用することができる。ここで使用される用語「CETP阻害剤」は、断らない限り、HDLからLDLおよびVLDLへの種々のコレステリルエステル類およびトリグリセリド類のコレステリルエステル転移蛋白質(CETP)介在輸送を阻害する化合物をさす。
いずれのACAT阻害剤も本発明の組み合わせ療法面で第二化合物として使用することができる。ここで使用される用語「ACAT阻害剤」は、断らない限り、酵素アシルCoA:コレステロールアシルトランスフェラーゼによるジエタリルコレステロールの細胞内エステル化を阻害する化合物をさす。
いずれのスクアレン・シンセターゼ阻害剤も本発明の組み合わせ療法面で第二化合物として使用することができる。ここで使用される用語「スクアレン・シンセターゼ阻害剤」は、断らない限り、酵素スクアレン・シンセターゼにより触媒作用を受けるスクアレンを生成するためのピロ燐酸ファルネシルの2個の分子の縮合を阻害する化合物をさす。
以下の実施例は本発明をさらに詳細に記載しそして本発明を説明することを意図する。
図面の詳細な記述
図1は、アポB分泌/MTP阻害剤であるミトラタピドが8週間にわたり肥満ビーグル犬に投与された効力試験の結果を示すグラフである。4本の曲線は、ミトラタピドが1kgの体重当たり0mg(A曲線)、1kgの体重当たり0.16mg(B曲線)、1kgの体重当たり0.31mg(C曲線)および1kgの体重当たり0.63mg(D曲線)の薬用量で投与される時に、試験期間の関数として、開始時の体重に関する(%)体重をプロットすることによる、体重に対する効果を示す。
図2は、アポB分泌/MTP阻害剤であるミトラタピドを使用する4w−4w−4wの間欠的投薬レジメン試験の結果を示すグラフである。ミトラタピドは4週間の第一期間にわたり0.63mg/kgの体重で投与され、4週間にわたり与えられずそして再び4週間にわたり0.63mg/kgの体重で投与された。29日に、栄養補給は食物の随意入手から試験患者のカロリー消費に等しいカロリー含有量を有する維持治療食に制限された。
図3は、2つのプラセーボ群を包含する2種の間欠的投薬レジメンである3w−2w−3wおよび4w−4w−4wの結果を示すグラフである。
実験の部
実験1:8週間にわたるミトラタピドの連続的投与を用いる効力試験
体重の減少に関するアポB分泌/MTP阻害剤であるミトラタピドの効力を各々6匹の犬の4種類の平行群を用いて盲検無作為試験で試験した。3群を3種の服用量のミトラタピドで経口処置し、そして1群をビヒクルだけで経口処置しそしてプラセーボ群として使用した。ビヒクル溶液は、試験物質であるミトラタピドを省略した試験調合物と同じ成分を含有していた。
処置群は、
−ビヒクルで経口処置されたプラセーボ群A
−1kgの体重当たり0.16mgのミトラタピドで経口処置された群B
−1kgの体重当たり0.31mgのミトラタピドで経口処置された群C
−1kgの体重当たり0.63mgのミトラタピドで経口処置された群D
であった。
試験患者は、実験開始時に13.6〜22.6kgの体重を有する1〜8歳の健康な雄のビーグル犬であった。全ての犬をそれらの体重に応じて経口的に5ml注射器を用いて1日1回、朝に、8週間(56日間)の期間にわたり処置した。体重を週1回、0、7、14、21、...日に56日まで測定した。試験調合物の量は4kgの体重当たり1m
lであった。試験調合物は、ミトラタピドを含有しない、1ml当たり0.63mgのミトラタピドを含有する、1ml当たり1.25mgのミトラタピドを含有する、または1ml当たり2.5mgのミトラタピドを含有する、10%ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン水溶液であった。各試験患者は8週間の期間中に市販の犬飼料(ベント・クロネン・プレミアム・レギュラー・ドッグ・ペレッツ(Bento Kronen premium Regular dog pellets)を自由入手した(量および時間)。
4つの処置群の各々に関する体重に対する効果を図1にプロットする。図1からわかるように、少なくとも0.31mg/kgの1日薬用量が体重を減少させるのに必要であった。0.63mg/kgの1日薬用量は体重減少においてさらに有効であった。曲線Dで示されているように、体重の減少は3週間後に横ばいになり始めそして残りの5週間にわたるミトラタピドのさらなる投与は体重のさらなる減少をもたらさなかった。この試験は、アポB分泌/MTP阻害剤が連続的期間にわたり投与される時の体重減少横ばい問題を明らかに示している。
実験2:4w−4w−4wの間欠的投薬レジメン試験
最適体重より16%もしくはそれ以上多い体重を有する15匹の肥満ビーグル犬に対する4w−4w−4wの間欠的投薬レジメンの効果を試験した。犬をミトラタピド経口溶液で0.63mg/kgの体重の1日1回服用量で28連続日(4週間)の二期間にわたり処置なしの28連続日の中間期間を含めて処置した。
ミトラタピドを含んでなる試験調合物は1ml当たり2.5mgのミトラタピドを含有する10%ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン水溶液でありそして4kgの体重当たり1mlの量で1日1回投与された。1日服用量を少量の飼料と混合しそして犬に与えられた。飼料の残りはこの部分が消費された後にのみ与えられた。
各試験患者は4週間の第一期間中に市販の犬飼料を自由入手した(量および時間)。同時に、犬はそれらのカロリー消費に等しいカロリー含有量を有する維持治療食療法を受けた。維持治療食のカロリー含有量は、1kgの代謝重量当たり290kJ(=70kcal)である犬に関する静止エネルギー必要量(RER)を1.4の因数で掛け算して活動しない犬の1日エネルギー必要量を得ることにより、計算された。試験の56日に、犬に再び1日1回ミトラタピド溶液を0.63mg/kgの体重の薬用量で4週間の期間にわたり投与した。犬は前の期間中と同じ維持治療食療法を受けた。84日後に、犬はそれらの新しい体重に応じて調整された新しい維持治療食療法を受けた。ミトラタピドを含んでなる試験溶液はもはや投与されずそして動物の体重は112日に終了する追跡工程中もさらに監視された。
全ての犬は全試験中に飲料水を自由入手した。各試験動物の体重を0、14、28、42、56、84および112日に測定した。4つの薬用量試験の各々に関する体重に対する効果を図2にプロットする。図2からわかるように、2つの処置期間中に体重の減少が観察されそして体重減少横ばい効果は観察されなかった。84日後に、体重の平均減少は9%であった。
実験3:3w−2w−3wおよび4w−4w−4w投薬レジメンの比較
両性の32匹の健康な肥満ビーグル犬が2種の間欠的処置レジメンである3w−2w−3wレジメンおよび4w−4w−4wレジメンに包含された。試験の開始時に、犬の体重は12.5〜26kgの間であり、それは理想体重より20%以上高いとみなされた。試験は4群で行われ、2つの処置群は10匹の肥満ビーグル犬を含有しそして1つのプラセーボ群は12匹の肥満ビーグル犬を含有していた。12匹の犬のこのプラセーボ群を6匹ずつの2組に細分した。1つのプラセーボ群は3w−2w−3wレジメンに従いそして他のプラセーボ群は4w−4w−4wレジメンに従った。試験化合物であるミトラタピドは1ml当たり5mgのミトラタピドを含んでなるポリエチレングリコール400(PEG400)溶液として提供された。試験溶液は1日1回、朝に経口摂取により投与された。試験調合物の量は1kgの体重当たり0.125mlであるため、ミトラタピドは0.63mg/kgの体重の薬用量で投与された。処置期間中に体重を毎週測定して試験調合物の量を調整した。プラセーボ群は水を試験調合物として受容した。
各試験患者は第一投与期間中に市販の犬飼料(ベント・クロネン・プレミアム・レギュラー・ドッグ・ペレッツ(Bento Kronen premium Regular
dog pellets)を自由入手した(量および時間)。第一投与期間後に、ミトラタピドの投与がない期間が続く。同時に、犬はそれらのカロリー消費に等しいカロリー含有量を有する維持治療食療法を受けた。維持治療食のカロリー含有量は、1kgの代謝重量当たり290kJ(=70kcal)である犬に関する静止エネルギー必要量(RER)を1.8の因数で掛け算して活動しない犬の1日エネルギー必要量を得ることにより、計算された。
第二投与期間の開始時に、犬に再び1日1回ミトラタピド溶液を0.63mg/kgの体重の薬用量で投与した。犬は前の期間中と同じ維持治療食療法を受けた。
全ての犬は全試験中に飲料水に自由入手した。各試験動物の体重を0、7、14、21等々と、84日まで測定した。4つの薬用量試験の各々に関する体重に対する効果を図3にプロットする。図3からわかるように、2種の間欠的投薬レジメンに関して体重の減少が観察されそして体重減少横ばい効果は観察されなかった。2つのプラセーボ群の体重の減少は84日後に2%より少なかった。
3w−2w−3wの投薬レジメンは56日の投薬レジメン試験の終了時に11%の体重減少に関する平均効果を有していた。
4w−4w−4wの投薬レジメンは84日の投薬レジメン試験の終了時に13%の体重減少に関する平均効果を有していた。
図1は、アポB分泌/MTP阻害剤であるミトラタピドが8週間にわたり肥満ビーグル犬に投与された効力試験の結果を示すグラフである。 図2は、アポB分泌/MTP阻害剤であるミトラタピドを使用する4w−4w−4wの間欠的投薬レジメン試験の結果を示すグラフである。 図3は、2つのプラセーボ群を包含する2種の間欠的投薬レジメンである3w−2w−3wおよび4w−4w−4wの結果を示すグラフである。

Claims (15)

  1. アポB分泌/MTP阻害剤を活性成分として治療的に有効な量で含有する製薬学的組成物を必要とする患者にある期間にわたり投与し、次にある期間にわたり投与を控え、そして再びある期間にわたり投与する、肥満症の処置または体重の減少のための間欠的投薬レジメン。
  2. 間欠的レジメンがA週間−B週間−C週間として定義され、ここでAは2〜4の範囲にわたり且つその間にアポB分泌/MTP阻害剤を活性成分として治療的に有効な量で含有する製薬学的組成物が必要とする患者に投与される週数を表し、Bは2〜4の範囲にわたり且つその間に投与が控えられる週数を表し、そしてCは2〜4の範囲にわたり且つその間にアポB分泌/MTP阻害剤を含有する該製薬学的組成物が再び投与される週数を表す、肥満症の処置のための請求項1に記載の間欠的投薬レジメン。
  3. 間欠的レジメンがA週間−B週間−C週間として定義され、ここでAは2〜4の範囲にわたり且つその間にアポB分泌/MTP阻害剤を活性成分として治療的に有効な量で含有する製薬学的組成物が必要とする患者に投与される週数を表し、Bは2〜4の範囲にわたり且つその間に投与が控えられる週数を表し、そしてCは2〜4の範囲にわたり且つその間にアポB分泌/MTP阻害剤を含有する該製薬学的組成物が再び投与される週数を表す、体重の減少のための請求項1に記載の間欠的投薬レジメン。
  4. A週間−B週間−C週間が4w−4w−4w、4w−3w−4w、4w−2w−4w、3w−3w−3w、3w−2w−3w、および2w−2w−2wから選択される、請求項2または3のいずれかに記載のレジメン。
  5. A週間−B週間−C週間が3w−2w−3wである、請求項4に記載のレジメン。
  6. アポB分泌/MTP阻害剤がミトラタピド(mitratapide)である、請求項1〜5のいずれかに記載のレジメン。
  7. ミトラタピドを1kgの体重当たり0.31mg〜1kgの体重当たり1.25mgの範囲にわたる、好ましくは1kgの体重当たり0.63mgの1日量で投与する、請求項6に記載のレジメン。
  8. 患者のカロリー消費に等しいカロリー含有量を有する維持治療食と組み合わされる、請求項7に記載のレジメン。
  9. 患者が愛玩動物、好ましくは犬または猫である、請求項8に記載のレジメン。
  10. 必要とする患者に1〜28日目および57〜84日目に、または1〜28日目および50〜77日目、または1〜28日目および43〜70日目に、または1〜21日目および43〜63日目、または1〜21日目および36〜56日目に、または1〜14日目および29〜42日目に投与するための薬用量形態を含んでなる製薬学的キットであって、そのキットがアポB分泌/MTP阻害剤を活性成分として治療的に有効な量で含んでなりそして覚え書き補助具を薬用量形態を摂取すべきレジメンの日を示す数字またはカレンダーの形態で含んでなるキット。
  11. 肥満症の処置用薬品の製造におけるアポB分泌/MTP阻害剤を活性成分として治療的に有効な量で含有する製薬学的組成物の使用であって、該製薬学的組成物が間欠的なA週間−B週間−C週間に従い投与され、ここでAは2〜4の範囲にわたり且つその間にアポ
    B分泌/MTP阻害剤を活性成分として治療的に有効な量で含有する製薬学的組成物が必要とする患者に投与される週数を表し、Bは2〜4の範囲にわたり且つその間に投与がなされない週数を表し、そしてCは2〜4の範囲にわたり且つその間にアポB分泌/MTP阻害剤を含有する該製薬学的組成物が再び投与される週数を表す使用。
  12. A週間−B週間−C週間が4w−4w−4w、4w−3w−4w、4w−2w−4w、3w−3w−3w、3w−2w−3w、および2w−2w−2wから選択される、請求項11に記載の使用。
  13. A週間−B週間−C週間が3w−2w−3wである、請求項12に記載の使用。
  14. アポB分泌/MTP阻害剤がミトラタピドである、請求項11〜13のいずれかに記載の使用。
  15. ミトラタピドが1kgの体重当たり0.31mg〜1kgの体重当たり1.25mgの範囲にわたる、好ましくは1kgの体重当たり0.63mgの1日量で投与される、請求項14に記載の使用。
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