JP2008502958A - マンモグラフィにおけるコンピュータ解析用ワークステーション - Google Patents

マンモグラフィにおけるコンピュータ解析用ワークステーション Download PDF

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Abstract

マンモグラム記録を分離及び照合・配置する方法は、スキャンされたときに自身をセパレータフィルムとして識別させる識別可能な特徴を有するセパレータフィルムを供給してスキャンすることにより、異なる患者のマンモグラムを分離することを支援するステップを含んでいる。セパレータフィルムは、異なる患者のマンモグラムを分離しているセパレータフィルムとして自身が識別されるように、ワークステーションの処理手段によって認識可能な少なくとも1つの識別可能な特徴を有する。また、放射線フィルムマンモグラムを照合・配置するワークステーションシステムは、放射線フィルムマンモグラムをデジタル化してセパレータフィルムをスキャンするスキャナを含んでおり、セパレータフィルムが、自身をセパレータフィルムとして識別させる識別可能な特徴を備え且つ異なる患者のマンモグラムを分離するのに有用である。
【選択図】図2B

Description

発明の分野
本発明は、マンモグラムワークステーションと、そのようなワークステーションを使用する方法とに関する。
発明の背景
乳癌は、西欧社会を悩ませている最も代表的な種類の癌の1つである。米国では、乳癌が拡大しており、推測では、女性罹患者が1940年の20人に1人から1995年には8人に1人に増した。米国癌協会の推定によると、1995年中に183,000人の新たな乳癌患者が報告された。米国では、この病気で年間約46,000人の女性が死亡している。現在、乳癌を初期段階で検出する最良の方法は、40歳以上の女性がマンモグラフィ検診を毎年受けることであることが認められている。
今日、放射線科医師は、一般にはシャウカステン(light box)を使用してマンモグラムを視覚的に解釈しており、解析はおおむね主観的である。それ以上の細部は、フィルムマスキング(film masking)を使用して見やすくする。多くの場合、放射線科医師は、拡大鏡や高輝度光源といった補足的な道具を使用して、非常に暗い領域を評価する。マンモグラムで結論を出せない場合、放射線科医師は、もう一度患者を呼び出して、以下の手法の少なくとも1つを使用して更なるマンモグラムを撮影しなければならない。
1.別の投影方向(projection)によるビューを追加する。
2.胸部とフィルムとの間の距離を変えることによって、拡大マンモグラム(magnification mammogram)を実施する。
3.異常が疑われる胸部領域を局部的に圧迫する。
たとえこれらの手法を使用した後も、解析は依然として主として主観的なままである。
放射線技師がマンモグラフィ検診における偽陰性率を低減することを支援する目的で、専用のソフトウェア若しくは専用のハードウェア、又はその両方を使用するコンピュータシステムが開発されてきた。これらのシステム(しばしばコンピュータ支援検出システムと称されており、以下では「CADシステム」と称する)は、長年にわたり知られており、様々なシステムが報告されてきた。マンモグラムの評価にCADシステムを使用することは、後述するように、特許文献及び学術文献の両方において詳細に議論されてきた。
CADシステムは、一般には次のように使用されている。放射線技師又は放射線科医師が、所定のプロトコルに従って患者の一連の放射線フィルム画像を撮影する。放射線科医師がフィルム画像を見て、予備的診断を下す。次に、放射線科医師は、スキャン及びデジタル化された一連のフィルム画像を処理することによりCADシステムによって生成された別の第2の画像を見る。放射線フィルム画像それぞれのデジタルバージョンをコンピュータ解析することによりCADシステムによって検出される疑わしき異常部位は、一般には、第2の画像上ではその位置がマークされて表示される。医師は、CADシステムに表示された疑わしき異常部位の位置に対応する、元のフィルム画像内の領域をもう一度調べた後に最終診断を下し、更なる処置方針を決定する。
図1を参照し、この図は、従来技術の単純化されたCADシステム(100として表してある)のブロック図を示している。放射線科医師又は放射線技師によって撮影された放射線フィルム110をデジタイザ114によってスキャンしてデジタル化する。生成されたデジタル画像をプロセッサ142に送り、プロセッサ142は、数多くの公知のアルゴリズムのいずれかを使用して、マンモグラム上で疑わしき異常部位を検出する。マンモグラム上で異常部位を検出するために使用される代表的なアルゴリズムは、後に引用する参考文献の多くに記載されている。デジタル画像はディスプレイ134に表示される。表示される画像には、検出された異常部位として、一般には異常部位のそれぞれを示している位置標識が示される。画像は、キーボード又はその他の入力装置によって操作することができる。使用者は、表示されている画像をプリンタ118に送って印刷するように、キーボード138を使用してプロセッサに命令する。表示されているデジタル画像のプリントアウトには、画像上の疑わしき異常部位を示す位置標識が含まれている。
コンピュータ支援検出(CAD)マンモグラフィシステム、及びこのシステムにおいて使用するアルゴリズムは、数多くの登録特許において様々なものが説明されてきた。この技術分野の概要は、米国特許第5,729,620号明細書(Wang)、米国特許第5,815,591号明細書(Roehrigら)、米国特許第5,828,774号明細書(Wang)、米国特許第5,854,851号明細書(Bambergerら)、米国特許第5,970,164号明細書(Bambergerら)、米国特許第6,075,879号明細書(Roehrigら)、米国特許第号6,198,838明細書(Roehrigら)、米国特許第6,266,435号明細書(Wang)、米国特許第6,434,262号明細書(Wang)を検討することによって把握することができる。これらの特許(それぞれの中で引用されている参考文献も含む)は、本明細書に参考とすることにより組み込まれており、本文書に全体が記載されているものとする。
一般的には、放射線科医師は、それぞれが異なる患者に関連している数組のマンモグラムを次々と読み取って解析していく。患者の放射線フィルムは、デジタル化処理時に、プリンタによって生成される印刷報告書と組み合わされることがしばしばある。放射線診断部のスタッフが、フィルムとそのプリントアウトとを整理、照合して患者のカルテ(physical file)に挿入するには、多大な時間を要する。フィルムと印刷報告書とを組み合わせるため、挿入ミス、誤り、場合によっては消失の可能性が生じる。更に、フィルムと印刷報告書とを個別に用意して後から照合するためには、一般に大きな作業領域が必要である。
従来技術の数多くの特許には、医療記録の照合について記載されているが、発明者が知る限りにおいては、これらの特許のほとんどは、デジタル記録の照合に関するものであり、物理的な記録の照合に関するものではない。医療データを管理・照合するシステム及び方法として代表的な従来技術は、例えば、米国特許第6,272,481号明細書(Lawrenceら)、米国特許第6,336,903号明細書(Bardy)、米国特許第6,368,284号明細書(Bardy)に記載されている。いずれもコンピュータをベースにデジタル記録を扱うシステム及び方法であると考えられ、物理的な記録を照合及びファイリングするものではない。
マンモグラムの場合、物理的な放射線フィルムを保持及び整理することが求められる。放射線フィルムマンモグラム(radiological film mammogram)と、デジタルで作成された関連するプリントアウトとを保持、整理し、それらのファイリングを支援するワークステーション及び方法が必要とされているが、存在しない。そのようなワークステーション及び方法では、データ管理に要する時間が短く、誤りも防止されるであろう。
発明の概要
本発明の目的は、マンモグラム検診時に生成される放射線フィルム及びそれに関連付けられる物理データを照合・配置するシステム及び方法を提供することである。
本発明の更なる目的は、大規模な環境及び小規模な環境(例:病院及び放射線診療所)のいずれにおいても有用である、マンモグラムフィルム及びプリントアウトを照合・配置する方法及びシステムを提供することである。
本発明の更なる目的は、小さな作業領域において実施することのできる、マンモグラムフィルム及びデータを照合・配置及びファイルリングするシステム及び方法、を提供することである。現在、照合及びファイリングには、マンモグラム検診によって生成された物理的な記録を照合及びファイリングするための比較大きな領域が必要である。
本発明の更なる目的は、フィルムマンモグラムがスキャナに送り込まれた順序には関係なく、あらかじめ選択されている順序においてデジタル画像を表示するマンモグラムディスプレイを提供することである。
本発明の更なる目的は、1人の患者のアナログのフィルムマンモグラムから生成されたデジタル画像を別の患者のデジタル画像から自動的に分ける、すなわち分離する方法を提供することである。更に、本発明の目的は、1人の患者のフィルムマンモグラム及びそれに関連付けられている物理データ(例:デジタル画像のプリントアウト)を、別の患者のデータから物理的に分離した状態に維持することである。この分離によって、物理的な保管容器(storage container)におけるマンモグラムのファイリングが単純化される。これらの目的(分離すること)は、いずれも本発明に説明したセパレータフィルムによって達成される。
従って、本発明によると、マンモグラム記録を分離及び照合・配置する方法であって、患者に関連する1枚以上の放射線フィルムマンモグラムをスキャンすることにより1枚以上のデジタル画像を得る、スキャンステップと、その1枚以上のデジタル画像をメモリに格納する、格納ステップと、スキャンされたときにフィルムをセパレータフィルムとして識別させる識別可能な特徴を有するセパレータフィルムを供給及びスキャンし、そのセパレータフィルムを患者の1枚以上の放射線フィルムのすぐ後ろに配置する、供給ステップと、フィルムマンモグラムの待ち行列の中の、すべての患者の残りのフィルムマンモグラムのすべてについて、スキャンステップと、格納ステップと、供給ステップとを繰り返す、繰返しステップと、を含んでいる、方法、が提供される。スキャンされたセパレータフィルムのそれぞれの後に生成されるデジタル画像は、前のスキャンされたフィルムマンモグラムから得られた格納されているデジタル画像とは別に格納される。
本発明の更に別の実施形態においては、本方法は、患者の1枚以上のフィルムマンモグラムの1枚以上のデジタル画像のプリントアウトを生成する、印刷ステップ、を更に含んでいる。この印刷ステップは、プリントアウトを搬送して1枚以上のフィルムマンモグラムと共に配置するステップ、を更に含んでいる。1枚以上のフィルムマンモグラムとプリントアウトは、1人の患者に関連する照合された物理データパッケージを形成する。一般的には、プリントアウトは、各マンモグラム上で見つかった解剖学上の異常部位を示す位置標識を含んでいる。場合によっては、印刷ステップは、供給ステップの前に実施するが、多くの場合、印刷ステップは、セパレータフィルムがスキャンされてセパレータフィルムとして識別された後に実施する。印刷ステップが含まれているときには、上述した繰返しステップにおいても印刷ステップを繰り返す。
本発明の更に別の実施形態においては、本方法は、患者の識別子データが入力される入力ステップを含んでいる。場合によっては、この入力ステップは、前述した供給ステップの前に実施する。多くの場合、入力ステップは、スキャンステップの前に実施する。入力ステップが含まれているときには、上述した繰返しステップにおいても入力ステップを繰り返す。
本発明の別の実施形態においては、入力ステップでは、マンモグラムの待ち行列の中に1組のマンモグラムを有する患者それぞれの識別子データを、スキャンが開始される前に入力し、繰返しステップは、スキャンステップと、格納ステップと、供給ステップと、印刷ステップのみを繰り返すステップ、を含んでいる。
本発明の別の側面においては、マンモグラム記録を分離及び照合・配置する方法であって、患者に関連する1組のフィルムマンモグラムをスキャンすることにより、1組のフィルムマンモグラムの少なくとも1枚のデジタル画像を得る、スキャンステップと、スキャンした1組のマンモグラムを照合ステーションに移動させる、移動ステップと、セパレータフィルムを供給及びスキャンし、そのセパレータフィルムを患者の少なくとも1枚の放射線フィルムのすぐ後ろに配置する、供給ステップと、セパレータフィルムが、照合ステーションに配置されているスキャンされた1組のフィルムマンモグラムのうちの最後のフィルムであるように、セパレータフィルムを配置する、配置ステップと、フィルムマンモグラムの待ち行列の中のN組(N?1)のフィルムマンモグラムのすべてについて、スキャンステップと、移動ステップと、供給ステップと、配置ステップとを繰り返す、繰返しステップと、セパレータフィルムの間に配置されているN組のフィルムマンモグラムのそれぞれを、保管のためそれぞれの個々の保管容器に移動するステップと、を含んでいる、方法、が提供される。
本発明のこの側面の別の好ましい実施形態においては、本方法は、少なくとも1枚のデジタル画像のプリントアウトを生成する印刷ステップと、プリントアウトを照合ステーションに運んで1組のフィルムマンモグラムと共に配置することにより、1組のフィルムマンモグラムとプリントアウトとが、1人の患者に関連する照合された物理データパッケージを形成する、搬送ステップと、を更に含んでいる。一般的には、印刷ステップによって生成されるプリントアウトは、各マンモグラム上に見つかった解剖学上の異常部位を示す位置標識を含んでいる。場合によっては、印刷ステップ及び搬送ステップは、供給ステップの前に実施するが、多くの場合、印刷ステップ及び搬送ステップは、配置ステップの前に実施する。印刷ステップ及び搬送ステップが含まれているときには、繰返しステップにおいてもこれらのステップを繰り返す。
本発明のこの側面の更に別の実施形態においては、本方法は、患者の識別子データが入力される入力ステップを更に含んでいる。場合によっては、この入力ステップは供給ステップの前に実施するが、多くの場合には、入力ステップはスキャンステップの前に実施する。入力ステップが含まれているときには、繰返しステップにおいても入力ステップを繰り返す。多くの場合、入力ステップが存在するときには、マンモグラムの待ち行列の中に1組のマンモグラムを有する患者それぞれに対して入力される識別子データは、スキャンステップが開始される前に入力され、繰返しステップは、スキャンステップと、移動ステップと、供給ステップと、配置ステップと、印刷ステップと、搬送ステップのみを含んでいる。
本発明の更に別の側面においては、マンモグラムワークステーションのディスプレイにフィルムマンモグラムのデジタル画像を表示する方法であって、患者に関連する1組の放射線フィルムマンモグラムをスキャンすることにより、1組のフィルムマンモグラムのデジタル画像を得る、スキャンステップと、デジタル画像をメモリに格納する、格納ステップと、デジタル画像を解析して、デジタル画像のそれぞれのビューを生成するステップと、各画像の生成されたビューを使用して、デジタル画像を、フィルムマンモグラムがスキャンされた順序には関係なく、あらかじめ選択されている順序で表示するステップと、を含んでいる、方法、が提供される。
本発明の別の側面によると、放射線フィルムマンモグラム及びその他の物理的な記録を照合・配置するワークステーションシステムが提供される。このシステムは、患者の放射線フィルムマンモグラムと、自身をセパレータフィルムとして識別させる識別可能な特徴を備えているセパレータフィルムとを受け取って、デジタル化するスキャナ、を含んでいる。このシステムは、スキャンされたフィルムをスキャナから受け取る照合ステーションも含んでいる。このシステムは、デジタル画像をスキャナから受信する処理手段を備えている。処理手段は、疑わしい病変部を検出するためにフィルムマンモグラムのデジタル画像を評価するように動作する。処理手段は、そのような病変部を示す出力データも生成し、このデータは、デジタル画像に関連して格納される。処理手段は、スキャンされたセパレータフィルムを検出し、以降のスキャンされる放射線フィルムマンモグラムのすべてを別の患者に割り当てるように、更に動作する。システムは、処理手段と通信して、デジタル画像と、識別データと、患者に関連する出力データのプリントアウトを作成するプリンタ、を更に含んでいる。プリンタは、プリントアウトを照合ステーションまで運ぶ搬送器を含んでいる。更に、このシステムは、セパレータフィルムが照合ステーションに送られる前に、スキャンされたフィルムの上にプリントアウトが置かれるように、スキャナとプリンタとを同期させる手段を含んでいる。
更に、本発明の好ましい実施形態によると、このシステムは、処理手段から受信される、スキャンされた放射線フィルムマンモグラムのデジタル画像、を表示するディスプレイであって、処理手段がディスプレイと電子的に通信する、ディスプレイ、を更に含んでいる。
更に、本発明の好ましい実施形態によると、このシステムの処理手段は、フィルムマンモグラムがスキャナによってスキャンされた順序とは関係なく、あらかじめ選択されている順序においてデジタル画像が表示されるように、ディスプレイを動作させる。
本発明の更に別の実施形態においては、このシステムは、患者に関連する識別子データを入力する入力デバイス、を更に含んでいる。
本発明のいくつかの実施形態においては、搬送器は一連のローラーを含んでおり、別の実施形態においては、搬送器は用紙ガイドである。
本発明の別の側面によると、マンモグラムワークステーションにおいて使用するセパレータフィルムであって、ワークステーションがスキャナと処理手段とを含んでいる、セパレータフィルム、が提供される。このフィルムは、フィルムがセパレータフィルムであるかを判断する処理手段に認識させることのできる1つ以上の識別可能な特徴を備えている。フィルムがセパレータフィルムであると判断されると、それ以降にスキャンされるフィルムマンモグラムのすべてが、そのセパレータフィルムより前にフィルムマンモグラムがスキャンされた患者、以外の患者に関連することが、処理手段に示される。セパレータフィルムの別の実施形態においては、セパレータフィルムは、上述したワークステーションシステムの実施形態のいずれかにおいて使用される。
本発明の別の実施形態においては、1つ以上の識別可能な特徴は、グラフィカルな印(graphical indicia)、標識、特殊加工された縁部、鋸歯状の縁部、の中から選択される。
以下の詳細な説明を図面と併せて読み進めることによって、本発明がより深く理解されるであろう。
図面における同一・相当要素は、同一・相当参照数字によって表してある。
詳細な説明
図2A〜図2Cを参照し、これらの図は、本発明の実施形態に従って構築されている、本発明のワークステーション(全体を200として表してある)の様々な概略図を示している。図2Aは、ワークステーションの完全な正面図であり、図2Bはワークステーションの切欠正面図であり、図2Cは、ワークステーションの側面図である。ワークステーション200は、ディスプレイ234と、キーボード238と、コンピュータプロセッサ242とを含んでおり、このうちコンピュータプロセッサ242は、ワークステーション200の本体212の中に位置している。ワークステーション200は、入力デバイス(図示していない)を含んでいることもでき、入力デバイスは、コンピュータマウス、タッチスクリーン、又はそのような他のデバイスとすることができる。
ワークステーション200の本体212には、プロセッサ242と電子的に通信するスキャナ221が組み込まれている。ワークステーション200の最上段は、スキャナ221のフィルムフィード(film feed)220を示している。マンモグラム画像が含まれている放射線フィルムがフィルムフィード220に配置されてスキャナ221によってスキャンされ、スキャナ221からデジタル画像がプロセッサ242に転送されてディスプレイ234に表示される。次いで、スキャンされたフィルムは、ワークステーション200の照合ステーション224に落下する。使用することのできるスキャナは、Vidar Systems Corporation社製のスキャナMammography ProTMであり、ただしこれに限定されない。
患者のフィルムがスキャナ221によって次々とスキャンされ、各フィルムは、スキャンされた後、照合ステーション224にすでに置かれている前にスキャンされたフィルムの上に落下する。一般的には、患者の4枚のフィルム(各胸部の頭尾方向(CC)ビュー及び内外斜位方向(MLO)ビューを表す)がスキャンされる。プロセッサ242は、スキャンされたデジタル画像をスキャナ221から受信し、これらの画像のすべてがディスプレイ234に同時に表示されるように画像を処理する。なお、ワークステーションの別の構成においては、1人の患者に関連する複数のスキャンされたフィルムを処理して、1枚ずつ順に、又は2枚ずつ、又はあらかじめ決められている方式において表示できることが、当業者には容易に理解されるであろう。
4枚のフィルムがまとめて表示されるときには、フィルムは、あらかじめ選択されている位置に規則的に配置される。例えば、ディスプレイ234における上側の2枚の写真をそれぞれ左右の頭尾方向(CC)ビューとすることができ、下側の2枚のビューとして左右の内外斜位方向(MLO)ビューを、それぞれのCCビューの真下に並べることができる。或いは、右胸部のフィルムを左胸部の上とし、右CCビューが左CCビューの上、右MLOビューが左MLOビューの上であるように表示することができる。それ以外の表示順序も可能である。
一般的には、プロセッサによって使用されるアルゴリズムは、スキャンされたフィルムのそれぞれをCCビュー又はMLOビューとして認識する。このアルゴリズムは、フィルムが患者の左胸部に関連しているのか右胸部に関連しているのかも認識する。認識後、プロセッサは、あらかじめ選択されている順序においてディスプレイ234にビューを表示する。この自動的な配置処理は、放射線技師が時間をかけて整理する作業に代わるものであり、人間による誤りも減少する。
表示されるフィルムのそれぞれには、疑わしい異常部位を囲んでいる位置標識が含まれている。プロセッサ242は、この技術分野において公知である数多くのアルゴリズムのいずれかを使用して、異常部位が存在するかを判断する。使用することのできるアルゴリズムの例は、いずれもBambergerらによる米国特許第5,854,581号明細書及び米国特許第5,970,164号明細書に記載されており、これら両文書はその全体が本明細書に参考とすることにより組み込まれる。放射線科医師は、表示されているビュー、特に、疑わしき病変部とマークされている領域を調べた後、最終診断を下す、若しくは措置方針を決定する、又はその両方を行う。
一般的には、新たな1組以上のフィルム、すなわち1人以上の患者に関連するフィルムをスキャンする前に、オペレータは、キーボード238を使用して、1人以上の患者の識別子データを入力する。識別子データには、一般には、名前、年齢、識別子番号などが含まれる(ただしこれらに限定されない)。このステップにより、現在行われているような識別子データを含んでいるバーコード或いは粘着性ステッカーを使用する必要がなくなる。患者のスキャンされたフィルムマンモグラムのデジタル画像がプロセッサ242に格納された後には、放射線科医師は、以前に入力された患者の識別子データを入力することによって、いつでもこれらのデジタル画像を取り出して再評価することができる。
一般に、フィルムフィード220には、患者の1組のフィルムマンモグラムのすぐ後ろにセパレータフィルムを配置する。セパレータフィルムは、スキャナ若しくはプロセッサ、又はその両方が、セパレータフィルムを示しているものとして認識することのできる、あらかじめ印刷されているパターン、グラフィカルな印、デザイン、又はその他の識別子を含んでいる。あらかじめ印刷されているパターンに加えて、又はそれに代えて、セパレータは、その前にスキャンされる一連の放射線フィルムの縁部とは異なるあらかじめ画成されている縁部(例:特殊加工された縁部、或いは鋸歯状の縁部)を有することができる。様々な形状の縁部を、セパレータフィルムを示しているものとしてスキャナに識別させることができる。
セパレータフィルムがスキャンされると、プロセッサ242は、患者Jonesに関連する1組のフィルムマンモグラムの最後に達したことと、次のマンモグラムが患者Smithに関連していることとを認識する。次いで、プロセッサ242は、ディスプレイ234に表示されている患者Jonesのデジタル画像(画像上に疑わしき異常部位がマークされている)を印刷するように、プリンタ232に自動的に命令する。次いで、表示されているデジタル画像のプリントアウトが、搬送器236によって自動的に照合ステーション224に直接送られる。図2Cにおいて使用されている搬送器236は、ローラー236のシステムである。このプリントアウトは、照合ステーション224の中、前にスキャンされた関連付けられている1組のフィルムマンモグラム(表示されているデジタル画像はここから生成された)の上に落下する。最後に、セパレータフィルムがスキャナ221から照合ステーション224の上に落下し、照合ステーション224において、セパレータフィルムと、患者Jonesのフィルムマンモグラムと、それに関連付けられているプリントアウトとが、完全な照合パッケージを形成する。次いで、患者Smith及びそれ以降の全患者について、この手順を繰り返す。
セパレータフィルムには2つの機能がある。セパレータフィルムは、次にスキャンされるフィルムが別の患者に関連しており、別の識別子データを関連付けるべきであることをプロセッサに示す。更に、照合ステーション224においてフィルムとプリントアウトの照合が完了した後の段階において、セパレータフィルムは、放射線フィルム及びそれに関連付けられるプリントアウトをファイリングする放射線技師に、1人の患者の照合されたデータ一式が終了し、その下には新しい患者のデータが存在していることを示す。これにより、放射線技師は、医療記録部、放射線診断部、又はその他の部門に保管する目的で、一対のセパレータフィルムの間のデータを、1つの保管容器(一般的には物理的なフォルダ)にファイリングすることを認識する。
プロセッサ242は、識別子データが供給されていないと判断した時点でスキャナ221にスキャンを停止させるように、あらかじめプログラムしておくことができる。
別の実施形態においては、フィルムマンモグラムを生成するプロセス中に識別子データを入力することができる。そのようなデータは、フィルムマンモグラムが処理されているときに直接且つ自動的にフィルムマンモグラムに入力して符号化することができる。スキャナ221がフィルムをスキャンするときに、デジタル画像と共に識別子データを読み取ってプロセッサ242に格納することができる。
更に別の実施形態においては、1組のフィルムマンモグラムをスキャナ221によってスキャンし、デジタル化してディスプレイ234に表示することができる。次いで、放射線科医師又は放射線技術者は、プロセッサ242と通信可能なプリンタ232に、ディスプレイ234に表示されているデジタル画像(画像上に疑わしき異常部位がマークされている)を印刷するように、キーボード238を使用して命令する。次いで、表示されている画像のプリントアウトが、搬送器236によって自動的に照合ステーション224に直接送られる。図2Cにおいて使用されている搬送器236は、主としてローラー226のシステムである。このプリントアウトは、照合ステーション224の中、前にスキャンされた関連付けられている1組のフィルムマンモグラム(表示されているデジタル画像はここから生成された)の上に落下する。デジタル画像のプリントアウトが、スキャンされた1組のフィルムの上に自動的に配置された後、セパレータフィルムがフィルムフィード220に挿入されてスキャンされる。プロセッサは、セパレータフィルムを検出し、それ以降のフィルムマンモグラムが別の患者に属することを認識する。次いで、照合ステーション224に置かれているフィルムマンモグラム及びプリントアウトの上に、セパレータが落下する。
上述した(後からも説明する)セパレータフィルムは、所定のデザイン又はパターンを有する放射線フィルム、或いは特有の縁部を有するフィルムとして説明したが、その他の識別特徴或いはマークを有するセパレータを使用することもできる。
なお、説明を簡潔にするため、プロセッサ242は、図2B〜図2C(及び後の図3A,3B)の中と、これらの図を参照しながらの説明においては、単一のユニットとして示してある。実際には、プロセッサ242は、スキャナ221、プリンタ232、及びディスプレイ234と電子的に通信してこれらの動作を調整するハードウェアシステム及びソフトウェアシステムの両方を含んでいる、完全な「処理手段」を表している。プロセッサ242は、スキャナ221によって行われるスキャンと、プリンタ232によって行われる印刷とを同期させる「同期手段」も含んでいる。更に、プロセッサ242は、デジタル画像と患者の入力データとを格納するメモリも含んでおり、このうち患者の入力データは、特に入力デバイス(キーボード238など)によって提供される。本明細書に説明した内容(請求項の内容も含む)においては、「プロセッサ」及び「処理手段」は、何ら区別することなく同意語として使用している。
次に図2Dを参照し、この図は、プリンタ232からのプリントアウトを一連のローラー236を通じて照合ステーション224まで運ぶ状況を概略的に示しており、ローラー236はプリントアウトの搬送器236の役割を果たしている。
次に図3A及び図3Bを参照する。図3Aは、本体212の切欠図を含んだワークステーションの等角図を示している。図3Bは、プリンタ232、搬送器236(この実施形態においては単純な用紙ガイド243である)、及び照合ステーション224の拡大図を示している。
図3Aは、スキャンされたデジタル画像のプリントアウトを生成するプリンタ232(用紙ステーション246を含んでいる)を示している。用紙ガイド243は、プリンタ232からのプリントアウトを照合ステーション224までガイドする。図3Bは、プリンタ232と、用紙ガイド243と、照合ステーション224の等角拡大図を示している。用紙ガイド243は、図2C及び図2Dにおけるローラー236の役割と同じように搬送器236として機能する。なお、図2C及び図2Dに示したローラー236と、図3A及び図3Bに示した用紙ガイド243以外の構造も、プリンタ232から照合ステーション224までのプリントアウトの搬送器として機能させ得ることが明らかであろう。例えば、写真複写機における様々な数多くのタイプの用紙搬送システムを、ワークステーション200において使用できるように適合させることができる(ただしこれに限定されない)。
次に、図4A〜図4Dを参照し、これらの図は、本発明の方法のいくつかの実施形態を示している。
図4Aはフローチャートを示しており、方法全体を400として表してある。1組の放射線フィルム(通常は、患者(患者X)の各胸部の頭尾方向(CC)ビュー及び内外斜位方向(MLO)ビューを含んでいる4枚のフィルム)を、マンモグラムスキャナによってスキャンする(ステップ420)。スキャンしたアナログのフィルムマンモグラムをデジタル画像に変換する。スキャンしたデジタルフィルム画像をワークステーションのプロセッサに送り、これらの画像をメモリに格納する(ステップ425)。次いで、スキャンしたフィルムがワークステーションの照合ステーション落下する。
次いで、供給ステップ440において、放射線技師がセパレータフィルムをスキャナに供給する。セパレータフィルムには、スキャナ若しくはプロセッサ、又はその両方が、セパレータフィルムを示しているものとして認識することのできるあらかじめ印刷されているパターン、デザイン、又はその他の識別子が含まれている。あらかじめ印刷されているパターンに加えて、又はそれに代えて、セパレータは、その前にスキャンされる一連の放射線フィルムの縁部とは異なるあらかじめ画成されている縁部(例:特殊加工された縁部、或いは鋸歯状の縁部)を有することができる。様々な形状の縁部を、セパレータフィルムを示しているものとしてスキャナに識別させることができる。スキャンされた後、セパレータフィルムは、照合ステーションの中、元のマンモグラムフィルムの上に落下する。実際には、供給ステップ440において、セパレータフィルムは、一般に患者Xに関連する1組の1枚以上の放射線フィルムと同時にスキャナのフィルムフィードに置かれ、これらのフィルムにおける最後のフィルムとして配置される。
繰返しステップ450において、必要な数の組の(患者の)フィルムマンモグラムについて、スキャンステップ420と、格納ステップ425と、供給ステップ440とを繰り返す。入力された一連のフィルムは、放射線科医師によって評価されるN人(N?1)の患者のマンモグラムの待ち行列を形成する。
一般的には、それぞれがセパレータフィルムによって以降の組と隔てられているいくつかの組の放射線フィルムが、ワークステーションのフィルムフィードにまとめて置かれる。1組のマンモグラムフィルムは、1枚以上のフィルムから成る。各組は異なる患者に関連しており、そのことは、セパレータフィルムが検出されたときにプロセッサによって認識される。
実際には、一度に連続して入力することのできるフィルムの組数は、スキャナのフィルムフィードによって制限される。図4Aのフローチャートでは、フィルムをスキャン及び照合することのできる患者の最大数をNとして示している。理論上は、方法400では無制限の数のマンモグラムを照合することができる。
スキャンされたセパレータフィルムが認識された後に生成されるすべてのデジタル画像は、格納ステップ425において、格納されている以前のすべてのデジタル画像とは別に格納される。最終的に、フィルムマンモグラムの待ち行列全体が格納されたときには、各患者のデジタル画像が他のすべての患者とは別に格納されている。
図4Bに提示したフローチャートは、本発明の方法の別の実施形態を示している。図4Bにおいて、この方法は全体を401として表してあり、図4Aに示した方法と非常に似ている。1組の放射線フィルム(通常は患者(患者X)の4枚のフィルム)を、マンモグラムスキャナのフィルムフィードに配置してスキャンする(ステップ420)。スキャナは、アナログのフィルム画像をデジタル画像に変換する。スキャナによって生成されたデジタル画像をワークステーションのプロセッサに送って格納する(ステップ425)。次いで、スキャンされたフィルムがワークステーションの照合ステーションに落下する。
次いで、供給ステップ440において、放射線技師がセパレータフィルムをスキャナに供給する。図4Aを参照しながら説明した実施形態の場合と同様に、セパレータフィルムには、スキャナ若しくはプロセッサ、又はその両方が、セパレータフィルムを示しているものとして認識することのできる、あらかじめ印刷されているパターン、デザイン、又はその他の識別子が含まれている。あらかじめ印刷されているパターンに加えて、又はそれに代えて、セパレータは、その前にスキャンされる一連の放射線フィルムの縁部とは異なる画成されている縁部を有することができる。実際には、供給ステップ440において、セパレータフィルムは、一般に患者Xに関連する1組の1枚以上の放射線フィルムと同時にスキャナのフィルムフィードに置かれ、これらのフィルムにおける最後のフィルムとして配置される。
セパレータフィルムがスキャンされている、又はスキャンが完了したことをプロセッサが認識すると、印刷ステップ430が自動的に開始される。印刷ステップ430においては、プリンタが、スキャンされた放射線フィルムのデジタル画像と、プロセッサによって検出された異常部位(存在時)とのプリントアウトを、少なくとも1枚の紙に作成する。この紙には、元の放射線フィルムに関連付けられているスキャン可能な識別子データも含めることができる。この紙は照合ステーションに自動的に運ばれて、スキャンされた放射線フィルムの上に置かれる。次いで、スキャンされたセパレータフィルムが、スキャナから、照合ステーションにおける1人の患者(患者X)に関連する照合されたプリントアウト及び放射線フィルムの上に落下する。
繰返しステップ450においては、必要な数の組の(患者の)フィルムマンモグラムについて、スキャンステップ420と、格納ステップ425と、供給ステップ440と、印刷ステップ430とを繰り返す。入力された一連のフィルムは、放射線科医師によって評価されるN人の患者に関連するフィルムマンモグラムの待ち行列を形成する。
一般的には、それぞれがセパレータフィルムによって以降の組と隔てられているいくつかの組の放射線フィルムが、ワークステーションのフィルムフィードにまとめて置かれる。1組のマンモグラムフィルムは、1枚以上のフィルムから成る。各組は異なる患者に関連しており、そのことは、セパレータフィルムが検出されたときにワークステーションのプロセッサによって認識される。
図4Bのフローチャートでは、フィルムをスキャン及び照合することのできる患者の最大数をN(N?1)として示している。しかしながら、理論上はこの数に制限はない。
スキャンされたセパレータフィルムが認識された後に生成されるすべてのデジタル画像は、格納ステップ425において、格納された以前のすべてのデジタル画像とは別に格納される。先の図4A(及び後から説明する図4C及び図4D)の場合と同様に、最終的に、フィルムマンモグラムの待ち行列全体が格納されたときには、各患者のデジタル画像が他のすべての患者とは別に格納されている。
図4Cに提示したフローチャートは、本発明の方法の別の実施形態を示している。図4Cにおいて、この方法は全体を402として表してあり、図4A及び図4Bに示した方法と非常に似ている。1組の放射線フィルム(通常は4枚のフィルム)をマンモグラムスキャナのフィルムフィードに配置し、スキャナが、アナログのフィルムマンモグラムをスキャンして(ステップ420)、それらをデジタル画像に変換する。スキャナによって生成されたデジタル画像をワークステーションのプロセッサに送り、メモリに格納する(ステップ425)。次いで、スキャンされたフィルムがワークステーションの照合ステーションに落下する。
次いで、オペレータが印刷ステップ430を開始し、このステップでは、スキャンされたフィルムと、プロセッサによって検出された異常部位(存在時)とを少なくとも1枚の紙に印刷する。この紙には、元の放射線フィルムに関連付けられているスキャン可能な識別子データも含めることができる。この紙はスキャナの照合ステーションに自動的に運ばれて、スキャンされた放射線フィルムの上に置かれる。
次いで、供給ステップ440において、放射線技師がセパレータフィルムをフィルムフィードに供給する。図4A及び図4Bを参照しながら説明した実施形態の場合と同様に、セパレータフィルムには、スキャナ若しくはプロセッサ、又はその両方が、セパレータフィルムを示しているものとして認識することのできる、あらかじめ印刷されているパターン、デザイン、又はその他の識別子が含まれている。あらかじめ印刷されているパターンに加えて、又はそれに代えて、セパレータは、その前にスキャンされる一連の放射線フィルムの縁部とは異なる画成されている縁部を有することができる。スキャンされた後、セパレータフィルムは、照合ステーションの中、1枚以上のプリントアウト紙及び元のマンモグラムフィルムの上に落下する。
繰返しステップ450において、必要な数の組の(患者の)フィルムマンモグラムについて、スキャンステップ420と、格納ステップ425と、印刷ステップ430と、供給ステップ440とを繰り返す。入力された一連のフィルムは、放射線科医師によって評価されるN人の患者のフィルムマンモグラムの待ち行列を形成する。図4Cのフローチャートでは、フィルムをスキャン及び照合することのできる患者の最大数をN(N?1)として示している。しかしながら、理論上はこの数に制限はない。
スキャンされたセパレータフィルムが認識された後に生成されるすべてのデジタル画像は、格納ステップ425において、格納された以前のすべてのデジタル画像とは別に格納される。最終的に、フィルムマンモグラムの待ち行列全体が格納されたときには、各患者のデジタル画像が他のすべての患者とは別に格納されている。
図4Dに提示したフローチャートは、本発明の方法の別の実施形態を示している。図4Dにおいて、この方法は全体を403として表してあり、図4Bに示した方法と非常に似ている。
ワークステーションのオペレータは、最初に、患者の識別子データを、一般にはキーボードを使用することによってプロセッサに入力する(410)。識別子データは、名前、年齢、識別番号などを含んでおり、ワークステーションのプロセッサに格納される。
1組の放射線フィルム(通常は4枚のフィルム)を、マンモグラムスキャナのフィルムフィードに配置してスキャンする(ステップ420)。スキャナは、アナログのマンモグラムフィルムをデジタル画像に変換する。デジタル画像をワークステーションのプロセッサに送り、プロセッサのメモリに格納する(ステップ425)。次いで、スキャンされたフィルムがワークステーションの照合ステーションに落下する。スキャナによって提供されて格納されているデジタル画像には、入力ステップ410において入力された識別子データが関連付けられている。
次いで、供給ステップ440において、放射線技師がセパレータフィルムをスキャナに供給する。図4Aを参照しながら説明した実施形態の場合と同様に、セパレータフィルムには、スキャナ若しくはプロセッサ、又はその両方が、セパレータフィルムを示しているものとして認識することのできる、あらかじめ印刷されているパターン、デザイン、又はその他の識別子が含まれている。あらかじめ印刷されているパターンに加えて、又はそれに代えて、セパレータは、その前にスキャンされる一連の放射線フィルムの縁部とは異なる画成されている縁部を有することができる。実際には、供給ステップ440において、セパレータフィルムは、一般に患者Xに関連する1組の1枚以上の放射線フィルムと同時にスキャナのフィルムフィードに置かれ、これらのフィルムにおける最後のフィルムとして配置される。
セパレータフィルムがスキャンされている、又はスキャンが完了したことをプロセッサが認識すると、印刷ステップ430が自動的に開始される。印刷ステップ430においては、プリンタが、スキャンされた放射線フィルムのデジタル画像と、プロセッサによって検出された異常部位(存在時)とのプリントアウトを、少なくとも1枚の紙に作成する。このプリントアウトには、上述したようにステップ410において入力されてプロセッサに格納されている識別子データも含めることができる。この紙は照合ステーションに自動的に運ばれて、スキャンされた放射線フィルムの上に置かれる。次いで、スキャンされたセパレータフィルムが、スキャナから、照合ステーションにおける、1人の患者に関連する照合されたプリントアウト及び放射線フィルムの上に落下する。
繰返しステップ450においては、図4A〜図4Cを参照しながら説明した方法の場合と同様に、必要な数の患者について、入力ステップ410と、配置ステップ420と、格納ステップ425と、分離ステップ440と、印刷ステップ430とを繰り返す。入力された複数のフィルムは、放射線科医師によって評価される患者の待ち行列を形成する。
スキャンされたセパレータフィルムが認識された後に生成されるすべてのデジタル画像は、格納ステップ425において、格納された以前のすべてのデジタル画像とは別に格納される。最終的に、フィルムマンモグラムの待ち行列全体が格納されたときには、各患者のデジタル画像が他のすべての患者とは別に格納されている。
図4Dを参照しながら説明した実施形態に類似する別の実施形態においては、繰返しステップ450において入力ステップ410を繰り返さない。代わりに、入力ステップ410は、一連のマンモグラムのスキャンを開始する前に、フィルムマンモグラムの待ち行列の中に1組のマンモグラムを有するすべての患者の識別子データを入力するステップから成る。これにより、繰返しステップ450において入力ステップ410を繰り返す必要がなくなる。
図4Dを参照しながら説明した実施形態は、入力ステップが追加されていることを除いて、図4Bを参照しながら説明した実施形態と本質的に同じである。なお、図4A及び図4Cを参照しながら説明した実施形態にも、入力ステップを追加できることが、当業者には容易に理解されるであろう。
本方法の上の説明においては、本発明の側面として、内部的な分離の側面、すなわちプロセッサにおける分離の側面について強調した。複数の異なる組のフィルムマンモグラムのデジタル画像が、プロセッサのメモリに個別に格納される。すでに上述した本発明の別の側面においては、本発明は、物理的なデータを照合することができ、マンモグラム検診において生成される物理的な記録のファイリング及び保管を容易にする。
本発明のこの照合・配置の側面の実施形態は、以下のステップを含んでおり、これらのステップは、容易に分かるように、図4A〜図4Dの実施形態に関連して説明したステップと本質的に同じである。しかしながら、本発明のこの側面では、プロセッサにデジタル画像を保管する本発明の側面を言及せず、個々の患者の物理的な記録、フィルムマンモグラム、及びプリントアウトのみに関連している。
ステップは以下のとおりである。
1.患者(患者X)の1組の放射線フィルムマンモグラムをマンモグラムスキャナを使用してスキャンするステップ。
2.スキャンされた1組のフィルムマンモグラムをワークステーションの照合ステーションに移動させるステップ。
3.セパレータフィルムを供給し、スキャンするステップ。
4.セパレータフィルムを、照合ステーションにおけるスキャンされた1組のフィルムマンモグラムの上に配置するステップ。
5.スキャンされるN組の(患者の)フィルムマンモグラムのそれぞれについて、スキャンステップと、移動ステップと、供給ステップと、配置ステップとを繰り返すステップ。入力されるN組のフィルムは、放射線科医師によって評価されるN人(N?1)の患者のフィルムマンモグラムの待ち行列を形成する。
6.セパレータフィルムの間に配置されているN組のフィルムマンモグラムのそれぞれの照合済みパッケージを、保管のためそれぞれのN個の個々の保管容器に移動するステップ。
一般的には、それぞれがセパレータフィルムによって以降の組と隔てられているいくつかの組の放射線フィルムが、ワークステーションのフィルムフィードにまとめて置かれる。前述したように、1組のマンモグラムフィルムは、1枚以上のフィルムから成る。各組は異なる患者に関連しており、そのことは、セパレータフィルムが検出されたときにプロセッサによって認識される。
実際には、スキャンされたセパレータフィルムの上に落下した後、別のスキャンされたセパレータフィルムによって覆われた、スキャンされたフィルムマンモグラムは、すべて1人の患者に関連しているものと認識される。フィルムマンモグラムの待ち行列全体がスキャンされると、2枚のセパレータの間に位置しているフィルムマンモグラムは、別の組のフィルムマンモグラムとは個別に、それぞれの個々の保管容器にファイリングされる。
上記のステップには、(単独又は組合せにおける)別のステップを加えて使用することができる。
セパレータフィルムがスキャンされている、又はスキャンが完了したことをプロセッサが認識したときに、印刷ステップを自動的に開始させることができる。この印刷ステップにおいては、プリンタが、患者X(Xは患者1〜患者N)のスキャンされた放射線フィルムのデジタル画像のプリントアウトを、少なくとも1枚の紙に作成する。このプリントアウトには、プロセッサによって検出された異常部位(存在時)も含まれている。更に、この紙には、元の放射線フィルムに関連付けられているスキャン可能な識別子データも含めることができる。搬送ステップにおいて、このプリントアウトが照合ステーションに自動的に運ばれて、スキャンされた放射線フィルムの上に置かれる。次いで、スキャンされたセパレータフィルムが、スキャナから照合ステーションにおける照合されたプリントアウト及び放射線フィルムの上に落下し、これらは、1人の患者(患者X)に関連する照合された1組の物理データを形成する。
この方法には、入力ステップを含めることもできる。ワークステーションのオペレータは、一般にはキーボードを使用することによって識別子データをプロセッサに入力することにより、入力ステップを開始することができる。識別子データは、名前、年齢、識別番号などを含んでおり、ワークステーションのプロセッサに格納される。
印刷ステップは、供給ステップの前、又は配置ステップの前のいずれにおいても実施することができる。印刷ステップが使用されるときには、一般には繰返しステップに印刷ステップが含まれる。
入力ステップが存在するときも同様であり、入力ステップは供給ステップの前に実施することができ、しかし多くの場合、スキャンステップの前に実施することができる。入力ステップが使用されるときには、一般には繰返しステップに入力ステップが含まれる。
別の実施形態においては、繰返しステップにおいて入力ステップが繰り返されない。代わりに、入力ステップは、マンモグラムのスキャンを開始する前に、フィルムマンモグラムの待ち行列の中に1組のマンモグラムを有するすべての患者の識別子データを入力するステップから成る。これにより、繰返しステップにおいて入力ステップを繰り返す必要がなくなる。
本発明の別の実施形態においては、図4A〜図4Dのフローチャートには示していない追加のステップが存在する。このステップは、図4A〜図4Dを参照しながら説明した方法の実施形態の最終ステップとなる。放射線フィルム及びプリントアウトが照合されて2枚のセパレータフィルムの間に分離された後、放射線技師は、スキャンされた放射線フィルム及びそれに関連付けられているプリントアウトを1つの物理的な保管容器にファイリングする。最も近い2枚のセパレータフィルムの間に配置されている照合されたフィルム及びプリントアウトのみが、1つの物理的な保管容器にファイリングされる。この保管容器は、一般には医療記録フォルダ或いは放射線診断部のフォルダである(ただしこれらに限定されない)。
放射線科医師が患者の記録の評価を望むとき、患者の物理的な保管容器の内容(患者の放射線フィルム及び表示データのプリントアウトが含まれている)を評価することができる。或いは、放射線科医師は、(スキャンされたデジタルフィルムマンモグラムがシステムのプロセッサに格納されている)一連の患者に戻ることができ、これらのフィルムマンモグラムをシステムのディスプレイで見ることができる。放射線科医師は、スキャンされて格納されている画像を評価する患者を、一般にはコンピュータマウス又はキーボードを使用することによってディスプレイ上で指定する。
なお、プリントアウトには、識別子データに加えて、プロセッサのアルゴリズムによって生成される診断データを含めることができることが、当業者には容易に理解されるであろう。診断データには、プロセッサによって使用されているアルゴリズムによって判断された、悪性腫瘍の可能性の総合評価を含めることができる(ただしこれに限定されない)。
当業者には、本明細書に具体的に図示及び説明した実施形態によって本発明が制限されないことが理解されるであろう。本発明の範囲は、請求項によって定義される。
従来技術のCADシステムのブロック図である。 本発明の実施形態に従って構築されているマンモグラムワークステーションの概略図である。 本発明の実施形態に従って構築されているマンモグラムワークステーションの概略図である。 本発明の実施形態に従って構築されているマンモグラムワークステーションの概略図である。 本発明の実施形態に従って構築されている、プリントアウトの搬送器及び搬送の概略図である。 本発明の別の実施形態に従って構築されているワークステーションの本体の切欠斜視図である。 本発明の別の実施形態に従って構築されているワークステーションの本体の拡大図である。 本発明の方法の一実施形態のフローチャートを示している。 本発明の方法の別の実施形態のフローチャートを示している。 本発明の方法の更に別の実施形態のフローチャートを示している。 本発明の方法の他の実施形態のフローチャートを示している。

Claims (30)

  1. マンモグラム記録を分離及び照合・配置する方法であって、
    患者に関連する少なくとも1枚の放射線フィルムマンモグラムをスキャンすることにより、前記少なくとも1枚のフィルムマンモグラムの少なくとも1枚のデジタル画像を得る、スキャンステップと、
    前記少なくとも1枚のデジタル画像をメモリに格納する、格納ステップと、
    セパレータフィルムを供給及びスキャンし、前記セパレータフィルムを患者の前記少なくとも1枚の放射線フィルムのすぐ後ろに配置する、供給ステップであって、前記セパレータフィルムが、スキャンされたときに前記フィルムをセパレータフィルムとして識別させる識別可能な特徴を有する、前記供給・スキャンステップと、
    フィルムマンモグラムの待ち行列の中の、N人(N?1)の患者の残りのフィルムマンモグラムについて、前記スキャンステップと、前記格納ステップと、前記供給ステップとを繰り返す、繰返しステップと
    を含んでおり、
    スキャンされたセパレータフィルムのそれぞれの後に生成される前記デジタル画像が、前のスキャンされたフィルムマンモグラムから得られた前記格納されているデジタル画像とは別に格納される、方法。
  2. 患者の前記少なくとも1枚のフィルムマンモグラムの前記少なくとも1枚のデジタル画像のプリントアウトを印刷する、印刷ステップであって、前記少なくとも1枚のフィルムマンモグラム及びプリントアウトが、1人の患者に関連する照合された物理データパッケージを形成するように、前記プリントアウトを搬送して前記少なくとも1枚のフィルムマンモグラムと共に配置するステップを含んでいる、前記印刷ステップ
    を更に含んでいる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記印刷ステップが、マンモグラム上で見つかった解剖学上の異常部位を示す位置標識を含んでいるプリントアウトを生成する、請求項2に記載の方法。
  4. 前記プリントアウトを印刷するステップが、前記供給・スキャンステップの前に実施される、請求項2に記載の方法。
  5. 前記プリントアウトを印刷するステップが、前記供給・スキャンステップにおけるセパレータフィルムの前記スキャンの後に実施される、請求項2に記載の方法。
  6. 前記繰返しステップが、前記印刷ステップを繰り返すステップも含んでいる、請求項2に記載の方法。
  7. 患者の識別子データが入力される入力ステップ
    を更に含んでいる、請求項2に記載の方法。
  8. 前記入力ステップが、前記供給・スキャンステップの前に実施される、請求項7に記載の方法。
  9. 前記入力ステップが、前記スキャンステップの前に実施される、請求項7に記載の方法。
  10. 前記繰返しステップが、前記入力ステップを繰り返すステップも含んでいる、請求項7に記載の方法。
  11. 前記入力ステップが、前記スキャンステップを開始する前に、前記マンモグラムの待ち行列の中に1組のマンモグラムを有する患者それぞれの識別子データを入力するステップを含んでおり、
    前記繰返しステップが、前記スキャンステップと、前記格納ステップと、前記供給ステップと、前記印刷ステップとを繰り返すステップを含んでいる、請求項7に記載の方法。
  12. マンモグラム記録を分離及び照合・配置する方法であって、
    患者に関連する1組のフィルムマンモグラムをスキャンすることにより、前記1組のフィルムマンモグラムの少なくとも1枚のデジタル画像を得る、スキャンステップと、
    前記スキャンした1組のマンモグラムを照合ステーションに移動させる、移動ステップと、
    セパレータフィルムを供給及びスキャンする、供給ステップであって、前記セパレータフィルムを患者の前記1組のフィルムマンモグラムのすぐ後ろに配置するステップを含んでいる、前記供給ステップと、
    前記セパレータフィルムが、前記照合ステーションに配置されている前記スキャンされた1組のフィルムマンモグラムのうちの最後のフィルムとして機能するように、前記セパレータフィルムを配置する、配置ステップと、
    フィルムマンモグラムの待ち行列の中のN組(N?1)のフィルムマンモグラムのすべてについて、前記スキャンステップと、前記移動ステップと、前記供給ステップと、前記配置ステップとを繰り返す、繰返しステップと、
    セパレータフィルムの間に配置されている前記N組のフィルムマンモグラムのそれぞれを、保管のためそれぞれの個々の保管容器に移動するステップと
    を含んでいる、方法。
  13. 前記少なくとも1枚のデジタル画像のプリントアウトを生成する印刷ステップと、
    前記プリントアウトを前記照合ステーションに運んで前記1組のフィルムマンモグラムと共に配置する搬送ステップであって、これによって、前記1組のフィルムマンモグラム及びプリントアウトが、1人の患者に関連する照合された物理データパッケージを形成する、前記搬送ステップと
    を更に含んでいる、請求項12に記載の方法。
  14. 前記印刷ステップが、マンモグラム上で見つかった解剖学上の異常部位を示す位置標識を含んでいるプリントアウトを生成する、請求項13に記載の方法。
  15. 前記印刷ステップ及び前記搬送ステップが前記供給ステップの前に実施される、請求項13に記載の方法。
  16. 前記印刷ステップ及び前記搬送ステップが前記配置ステップの前に実施される、請求項13に記載の方法。
  17. 前記繰返しステップが、前記印刷ステップ及び前記搬送ステップを繰り返すステップも含んでいる、請求項13に記載の方法。
  18. 患者の識別子データが入力される入力ステップを更に含んでいる、請求項13に記載の方法。
  19. 前記入力ステップが前記供給ステップの前に実施される、請求項18に記載の方法。
  20. 前記入力ステップが前記スキャンステップの前に実施される、請求項18に記載の方法。
  21. 前記繰返しステップが、前記入力ステップを繰り返すステップも含んでいる、請求項18に記載の方法。
  22. 前記入力ステップが、前記スキャンステップを開始する前に、前記マンモグラムの待ち行列の中に1組のマンモグラムを有する患者それぞれの識別子データを入力するステップを含んでおり、
    前記繰返しステップが、前記スキャンステップと、前記移動ステップと、前記供給ステップと、前記配置ステップと、前記印刷ステップと、前記搬送ステップとを繰り返すステップとを含んでいる、請求項18に記載の方法。
  23. 放射線フィルムマンモグラム及びその他の物理的な記録を照合・配置するワークステーションシステムであって、
    患者の放射線フィルムマンモグラムと、自身をセパレータフィルムとして識別させる識別可能な特徴を備えているセパレータフィルムと、を受け取ってデジタル化するように動作するスキャナと、
    前記スキャンされたフィルムを前記スキャナから受け取る照合ステーションと、
    デジタル画像を前記スキャナから受信する処理手段であって、前記フィルムマンモグラムの前記デジタル画像内で疑わしい病変部を検出するために前記デジタル画像を評価するように動作し、前記病変部を示す出力データを生成し、前記データを前記デジタル画像に関連して格納するように、更に動作し、前記スキャンされたセパレータフィルムを検出し、以降のスキャンされる放射線フィルムマンモグラムのすべてを別の患者に割り当てるように、更に動作する、前記処理手段と、
    前記処理手段と通信して、前記デジタル画像と、識別データと、前記患者に関連する出力データのプリントアウトを作成するプリンタであって、前記プリントアウトを前記照合ステーションまで運ぶ搬送器を含んでいる、前記プリンタと、
    前記セパレータフィルムが前記照合ステーションに送られる前に、前記スキャンされたフィルムの上に前記プリントアウトが置かれるように、前記スキャナと前記プリンタとを同期させる手段と
    を含んでいる、ワークステーションシステム。
  24. 前記処理手段から受信される、スキャンされた放射線フィルムマンモグラムの前記デジタル画像を表示するディスプレイであって、前記処理手段が前記ディスプレイと電子的に通信する、前記ディスプレイを更に含んでいる、請求項23に記載のシステム。
  25. 前記患者に関連する識別子データを入力する入力デバイスを更に含んでいる、請求項23又は24のいずれか1項に記載のシステム。
  26. 前記搬送器が一連のローラーを含んでいる、請求項23に記載のシステム。
  27. 前記搬送器が用紙ガイドである、請求項23に記載のシステム。
  28. マンモグラムワークステーションにおいて使用するセパレータフィルムであって、
    前記ワークステーションがスキャナと処理手段とを含んでおり、
    前記フィルムがセパレータフィルムとして識別されることにより、以降にスキャンされるフィルムマンモグラムのすべてが、前記セパレータフィルムより前にフィルムマンモグラムがスキャンされた患者、以外の患者に関連することを、前記処理手段に示すように、前記処理手段によって認識可能な少なくとも1つの識別可能な特徴を有する、セパレータフィルム。
  29. 前記少なくとも1つの識別可能な特徴が、
    グラフィカルな印、
    標識、
    特殊加工された縁部、及び、
    鋸歯状の縁部
    から選択される、請求項28に記載のセパレータフィルム。
  30. 請求項23に記載されているワークステーションシステムにおいて使用する、請求項28に記載のセパレータフィルム。
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