JP2008502238A - サービス品質クラスに応じた共有物理チャネルのマッピング - Google Patents

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Abstract

共有物理チャネルを介して送信される、異なるQoSクラスおよび異なるユーザに属する複数のサービスの各々に、最適化されたサービス品質を提供することを可能にする方法、基地局および無線通信システムが提供される。データパケットはサービスカテゴリに割り当てられる。各サービスカテゴリには、1つのユーザまたはユーザグループに関連付けられたサービスに排他的に属し、前記サービス品質クラスの1つに排他的に属するパケットのみが割り当てられる。パケット、サービスカテゴリおよび/または共有物理チャネルに関する情報に基づいて、スケジューリング指標が算出され、スケジューリング指標に基づいて、前記サービスカテゴリのうちのどれを次にサービスするべきかが判定される。

Description

本発明は、異なるサービス品質(QoS)要件のサービスがサポートされる場合にリンクアダプテーション方式と共に動的リソース割り当て方式(動的チャネル割り当て、DCA)を用いる無線通信システムに関する。
特に、本発明は、動的チャネル割り当て(DCA)およびリンクアダプテーション(LA)の技術を有する無線通信システムにおいて物理レイヤにユーザデータを多重する方法に関し、また、異なるユーザの異なるサービスおよびアプリケーションのサービス品質(QoS)に効率的に物理チャネルの送信パラメータを適合させる方法に関する。
以下の説明は、ダウンリンク送信に焦点を当てる。
動的チャネル割り当て(DCA)を用いる無線通信システムでは、エアインタフェースリソースは、異なる移動局に動的に割り当てられる(非特許文献1および非特許文献2参照)。エアインタフェースリソースは通常、物理チャネル(PHYチャネル)により規定される。物理チャネルは、符号分割多重アクセス(CDMA)システムでは、例えば1つまたは複数の束の符号に相当し、直交周波数分割多重アクセス(OFDMA)システムでは、1つまたは複数の束のサブキャリア(サブキャリアブロック)に相当し、直交周波数符号分割多重アクセス(OFCDMA)またはマルチキャリア符号分割多重アクセス(MC−CDMA)システムでは、それらの組み合わせに相当する。
図1および図2はそれぞれ、単一および複数の共有物理チャネルを有するシステムのDCA方式を示す。物理フレーム(PHYフレーム)は、いわゆるスケジューラ(PHYスケジューラ)がDCAを実行する時間ユニットを反映する。
図1は、4つの移動局のデータが1つの共有物理チャネル102を介して送信される構成を例示する。時間時は矢印101により表される。ボックス103〜108はPHYフレームを表し、ここでは説明用の例として、フレーム106が第1の移動局のデータを搬送し、フレーム103が第2の移動局のデータを搬送し、フレーム104、108が第3の移動局のデータを搬送し、フレーム105、107が第4の移動局のデータを搬送する。この例では、周波数分割複信または符号分割複信のシステムが示され、1つのリソース(すなわち周波数帯域または符号)は、図示された共有物理チャネルにて連続的に使用可能である。アップリンクPHYチャネルとダウンリンクPHYチャネルとが1つの周波数または負号を共有するTDDの場合は、反対方向のチャネルの送信期間に相当する、1つのチャネルのフレーム間またはフレーム内に、ギャップがあり得る。この場合、下記の全ての記載も同様に当てはまる。
図2は、N個の共有物理チャネル202〜205が4つの移動局宛てにデータを送信する場合を例示する。矢印201は時間軸を表す。縦列230〜235は、全チャネルのPHYフレームの時間ユニットを表す。例えば、ボックス206〜211内のデータはPHYチャネル1を介して送信され、ボックス206、212、218、224はフレーム230中に送信される。この所与の例において、データユニット208、212、220、221、223、225、227は第1の移動局のデータを搬送し、データユニット206、207、215、217、226、228は第2の移動局のデータを搬送し、データユニット209、210、224、229は第3の移動局のデータを搬送し、データユニット211、213、214、216、218、219、222は第4の移動局のデータを搬送する。
DCAによる利益を利用するために、それは通常、適応変調符号化(AMC)やハイブリッド自動再送要求(HARQ)のようなリンクアダプテーション技術と組み合わせられる。
適応変調符号化(AMC)を用いる無線通信システムでは、スケジュール対象ユーザのPHYフレーム内のデータレートは、変調符号化方式(MCS)を変更することによって、該当リンクの瞬時チャネル品質に動的に適合されることとなる。これは、該当ユーザへのリンクについてのチャネル品質推定値が送信機で入手可能であることを必要とする。AMCの詳細な説明は、上で引用した非特許文献1および非特許文献2、ならびに非特許文献3、非特許文献4、非特許文献5、非特許文献6および非特許文献7において得られる。
所与のチャネル品質に関して、異なるデータレートに対応する異なる選択MCSレベルは、異なるPHYフレーム誤り率となる。システムは典型的には、1%と30%との間のPHYフレーム誤り率(初回送信後)にて運用される。いわゆるMCSの「攻撃性(aggressiveness)」は、このMCS特性を特定する共通語である。MCS選択は、目標PHYフレーム誤り率(初回送信後)が高ければ「攻撃的(aggressive)」となるよう考慮され、すなわち所与のチャネル推定で高MCSレベルが選択される。この「攻撃的」なMCS選択の挙動は、例えばチャネル推定が不正確であると送信機が想定する場合、または高パケット損失率が許容可能である場合には、有用である。
(例えば、チャネル品質推定が不正確であることによる、または所与のチャネル品質に対する選択MCSレベルに特有の)MCSレベルに起因するPHYフレーム誤り率のため、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)方式が用いられ、次のレイヤまたはサービス/アプリケーションに配信されるデータまたはパケットの損失率(すなわち、再送後の残余PHYフレーム誤り率)を制御する。訂正不可能な誤りのあるデータブロックが受信された場合、データ受信機はNACK("Not ACKnowledge")信号を送信機に返送し、すると送信機は、データブロックを再送するか、それに対する追加冗長データを送信する。データブロックが誤りを含まない、あるいは訂正可能な誤りのみを含む場合、データ受信機はACK("ACKnowledge")メッセージで応答する。詳細は、上で引用した非特許文献2、ならびに非特許文献8、非特許文献9および非特許文献10に説明されている。以下説明するように、この残余PHY誤り率はHARQ動作だけでなくAMC動作にも依存する。
前述のとおり、AMC動作は、自身のいわゆる「攻撃性」により残余PHY誤り率に影響する。所与のHARQ設定の場合、「攻撃的」MCS選択は、残余PHY誤り率の上昇をもたらすが、スループット性能向上の可能性ももたらす。「保守的(conservative)」なMCS選択は、残余PHY誤り率の低下をもたらすこととなる。
HARQ動作は、最大HARQ再送回数と使用HARQ方式とによって残余PHY誤り率に影響する。周知のHARQ方式の例は、チェイス合成および増加冗長性である。HARQ方式は、訂正不可能な誤りのある受信データパケットの再送信に用いられる方法を指定する。チェイス合成では例えば、対象のパケットがそのまま再送され、受信データが前回の送信のデータと合成され、信号対雑音比を改善する。増加冗長性では、各送信が追加冗長ビットを含み、誤り訂正の改善を可能にする。所与の最大再送回数に対して、増加冗長性方式は、高い複雑性を伴うが、例えばチェイス合成に比して残余PHY誤り率および遅延を低減させる。さらに、所与のMCS「攻撃性」に対して、最大HARQ再送回数の増加は、PHYフレーム誤り率を低下させるが、遅延を増大させる。
DCA、AMCおよびHARQを用いるシステムでは、いわゆるPHYスケジューラは、どのリソースをどの移動局に割り当てるかを判定する。一般に用いられる手法は、集中スケジューリング(centralized scheduling)の使用であり、この手法ではスケジューラは基地局にあり、移動局へのリンクのチャネル品質情報に基づいて、また、それらのリンクで生じるトラヒック、例えば特定の移動局に送信されるデータ量に従って、判定を行う。PHYスケジューラの共通の目的は、ユーザ間の公平性を実現すること、および/またはシステムスループットを最大化することである。
現在の無線通信システムでは、MAC/PHYスケジューラはパケットベースで動作する、すなわち、上位レイヤから到来するデータは通常、パケット毎にスケジューラで処理される。そしてこれらのパケットは、選択MCSレベルによりPHYフレームに適合するようにセグメント化または/および連結され得る。
無線通信分野では次のスケジューラが周知である。
● ラウンドロビン(RR)スケジューラ
このスケジューラは、チャネル条件とは独立に全ユーザに均等なエアインタフェースリソースを割り当てて、これによりユーザ間での公平なリソース共有を実現する。
● 最大レート(MR)または最大C/I(MC)スケジューラ
このスケジューラは、瞬時データレート(キャリア対干渉C/I比)が最大となる可能性のあるユーザを選択する。これは、最大のシステムスループットを実現するが、ユーザ間の公平性を無視する。
● 釣り合いの取れた公平性の(PF:Proportional Fair)スケジューラ(非特許文献11参照)
このスケジューラは、規定された時間窓において各ユーザに送信される平均データレートを維持して、平均チャネル条件に対する瞬時の比(または平均データレートに対する瞬時的に可能性のあるデータレートの比)を検査する。このスケジューラは、RRスケジューリングに対してシステムスループットを向上させつつ、ユーザ間の長期的公平性を維持する。
現在の幾つかの通信システムでは、サービス/アプリケーションはQoSクラスに従ってカテゴリ化される。同じQoSクラスに属するサービスは同様のQoS要件(遅延、損失率、最小スループットなど)を有する。なお、QoSクラス定義の粒度は異なるシステム間で相違し得る。QoSクラス定義の例は、UMTSについては表1(非特許文献12参照)およびATMについては表2に示されている。
Figure 2008502238
Figure 2008502238
現在の無線通信システムでは、移動局は、一度に異なるQoSクラスに属する複数のサービスを実行することができる。典型的には、それらのサービス(QoSクラス)は、例えば表3に示す異なるQoS要件を有する。
Figure 2008502238
図3には、サービスQoS/優先度スケジューリングおよびMAC/物理レイヤユニットに焦点を当てて簡単にした送信機の構成の一例が示される。この例では、2つの移動局がエアインタフェースリソース(例えば、図4に示すように8つの共有物理チャネル)を共有し、各移動局が、異なるQoSクラスに属する3つのサービスを同時に実行している(すなわち、第1の移動局では303〜305を実行、第2の移動局では306〜308を実行)。表4は、図3に示された例についての、QoSクラスへのユーザサービスの関連付けを示す。サービス303、304、307は、この例ではQoSクラス2に属し、サービス305はQoSクラス1に属し、サービス306、308はQoSクラス3に属する。
Figure 2008502238
サービスパケットキューからのパケットは、異なるサービスから生じたそれぞれのパケットのQoSおよび優先度を考慮するために、QoS/優先度スケジューラユニット309において処理される。QoS/優先度スケジューラユニット309の、パケット多重ユニット310へのインタフェース310は、使用されるQoS/優先度スケジューラアルゴリズムに依存する。このインタフェースは、全ユーザおよび全サービスからのパケットを保持する単一のキュー、全サービスからのパケットをユーザ毎に含むユーザ毎に単一のキュー、規定されたQoSクラス毎に1つのキュー、などである。
仕分けされたパケット(1つまたは複数のキューに)は、パケット多重ユニット310に渡され、ここでパケットは、PHYスケジューラ&リンクアダプテーションユニット311により割り当てられたリソースおよびデータレートに適合するように、連結またはセグメント化されて符号化され、PHYデータブロックとなる。各PHYデータブロックは、自身のパリティデータを有し、訂正不可能な誤りの場合はブロック全体が再送されなければならない。構成によっては、例えば3GPP HSDPAのように、1つまたは複数の設定されたHARQ処理にデータブロックを割り当てるエンティティも存在し得る(非特許文献13)。
スケジュール対象ユーザの共有物理チャネル上の割り当てリソースに多重パケットのサイズを適合させるには、パケット多重310とPHYスケジューラ&リンクアダプテーションユニット311との相互作用が必要である。さらに、QoS/優先度スケジューラ309およびPHYスケジューラ312は、相互作用してそれらの目標を合わせることができ、あるいはそれらは単一のエンティティにおいて実施することさえ可能である。1つの共有PHYチャネルにおけるHARQプロトコル処理およびリンクアダプテーションのための最小時間ユニットは1フレームであるため、各フレームは、1ユーザだけに割り当てられ、矢印314〜316で示された相互作用は「ユーザ毎」ベースと理解されるべきである。
この構成の結果、パケット多重ユニット310は、PHYフレーム毎に、同じ移動局で実行される異なるサービスからのパケットを多重することができる。そして、パケット多重ユニット310は、移動局毎に単一または複数のPHYデータブロックを生成し、そして、特定ユーザに割り当てられた共有物理チャネル上にマッピングされる。
図4は、図3に示された構成におけるサービス303〜308からのパケットを、1フレーム400内の異なる共有物理チャネル401〜408にマッピングすることを示す。この例では、MCS選択により選択されたデータレートは、図示された共有物理チャネル毎の多重パケット数により示される。PHYチャネル401、402、404、406、408は、第1の移動局のサービス303〜305のデータを搬送し、PHYチャネル403、405、407は、第2の移動局のサービス306〜308のデータを搬送する。
次の場合、異なるQoSクラスからのパケットが同じPHYデータブロックまたは共有物理チャネルにマッピングされることがあり得る(以下では図3および表4に示されたQoSクラス関連付けについて説明する)。
− 異なるQoSクラスからのパケットを含む単一のPHYデータブロックは、1つの共有物理チャネルに、例えば図4の共有物理チャネル407にマッピングされる。
− 異なるQoSクラスからのパケットを含む単一のデータブロックは、複数の共有物理チャネルに、例えば図4の物理チャネル404、408にマッピングされる。
− 異なるQoSクラスからのパケットを含むPHYデータブロックが少なくとも1つある複数のPHYデータブロックは、単一の共有物理チャネルに、例えば図4の共有物理チャネル405にマッピングされる。
− 異なるQoSクラスからのパケットを含むPHYデータブロックが少なくとも1つある複数のPHYデータブロックは、複数の共有物理チャネルに、例えば図4の共有物理チャネル401、402にマッピングされる。
複数の共有物理チャネル(例えば共有物理チャネル401、402)に複数のPHYデータブロックをマッピングする場合、図4は、あるPHYデータブロックにおけるある1つのパケットを、ある共有物理チャネルに明確に割り当てることを示唆している。これは現在の大抵のシステムには当てはまらない。なぜなら、PHYデータブロックがマッピングされる全ての共有物理チャネルにわたるパケットの分散をもたらすチャネルインタリーブが通常用いられるためである。このインタリーブは、データパケットが1つのデータブロックにマッピングされそのデータブロックが符号化されるときに発生する。データブロックが再度セグメント化され異なるチャネルにマッピングされる場合、各データパケットは通常、全ブロックセグメントに、したがって複数のチャネルに分散される。
現代の通信システムに対する1つの重要な要件は、ユーザあるいは移動局が、異なるQoSクラスに属する複数のサービスを一度に実行できることである。従来のシステムでは、異なるQoSクラスからのパケットが同じ共有物理チャネルにマッピングされ得るため、PHYスケジューラ&リンクアダプテーションユニットにおいてQoSクラスベースでは、QoSを制御しまたはQoSに影響を与えることができない。
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本発明の目的は、異なるサービス品質クラスおよび異なるユーザに属する複数のサービスのそれぞれに最適なサービス品質を提供し、同時に、既存の送信容量を最も効率的に使用することである。
この目的は、独立請求項に係る方法、基地局および無線通信システムにより実現される。従属請求項には有利な実施の形態が記載される。
本発明の第1の実施の形態によれば、少なくとも1つの共有物理チャネルを介してフレームの時間間隔においてデータパケットを送信する無線通信システムにおけるサービス品質を最適化する方法では、サービスはサービスに関連付けられたサービス品質要件に従ってサービス品質クラスにカテゴリ化され、データパケットはサービスカテゴリに割り当てられ、サービスカテゴリの少なくとも一部に対しては、1つのユーザまたはユーザグループに関連付けられたサービスに排他的に属しサービス品質クラスの1つに排他的に属するパケットのみが割り当てられ、
(a)パケット、サービスカテゴリおよび/または少なくとも1つの共有物理チャネルに関する情報に基づいてスケジューリング指標を算出するステップと、
(b)スケジューリング指標に基づいて、次のどのサービスカテゴリをサービスするべきかを判定し、スケジューリング指標に基づいて、共有物理チャネルへのサービスカテゴリのマッピングについて判定するステップと、を有する。
この方法は、(c)スケジューリング指標のための基礎として、サービスカテゴリの少なくとも一部についての優先度値を算出するステップをさらに有する。
この方法は、(d)サービスカテゴリと共有物理チャネルとの組み合わせの少なくとも一部についての潜在的データレート値を算出するステップをさらに有し、ステップ(c)は、ステップ(d)の結果に基づく。
この方法は、ステップ(d)の基礎として、仮想リンクアダプテーションパラメータを決定するステップ(e)をさらに有する。
この方法は、パケットを、それらが割り当てられたサービスカテゴリに従ってキューに多重するステップをさらに有する。
本発明の他の実施の形態によれば、コンピュータ読み取り可能記憶媒体は、無線通信システムの基地局のプロセッサにおいて実行されると、第1の実施の形態の方法をプロセッサに実行させる指示を記憶する。
他の実施の形態によれば、無線通信システムの基地局は、無線通信システムのコアネットワークにそれを接続するネットワークインタフェースと、無線送信手段と、送信手段を制御し、送信手段の少なくとも1つの共有物理チャネルを解するフレームの時間間隔におけるデータパケットの送信を制御するプロセッサと、を有し、サービスは、サービスに関連付けられたサービス品質要件に従ってサービス品質クラスにカテゴリ化され、データパケットは、サービスカテゴリに割り当てられ、サービスカテゴリの少なくとも一部に対しては、1つのユーザまたはユーザグループに関連付けられたサービスにのみ属するパケット、ならびにサービス品質クラスの1つにのみ属するパケットのみが割り当てられ、プロセッサは、
パケット、サービスカテゴリおよび/または少なくとも1つの共有物理チャネルに関する情報に基づいてスケジューリング指標を算出し、
スケジューリング指標に基づいて、次のどのサービスカテゴリを実行するべきかを判定するよう構成される。
本発明の他の実施の形態によれば、無線通信システムは、前述の実施の形態に係る少なくとも1つの基地局を有する。
本発明の原理を説明することを目的として、添付図面は本明細書に組み込まれ本明細書の一部をなす。図面は、如何にして本発明がなされ用いられるのかについて例示して説明した例のみに本発明を限定するものとして理解するべきではない。さらなる特徴および利点は、添付図面に例示された、以下のより具体的な本発明の説明から明らかとなる。
図面を参照して本発明の例示的な実施の形態について説明する。図面において同様の要素および構成は、同様の参照番号により示される。
まず図9aおよび図9bならびに図5を参照する。第1の移動局で実行されるサービス303〜305および第2の移動局で実行されるサービス306〜308からのデータパケットが如何にして、サービス303〜308が属するQoSクラスのQoS要件へのPHYチャネル501〜508の送信パラメータの個別適合を可能にするようにマッピングされるかを示す。ここでは、送信パラメータは、PHYチャネルの送信品質に影響を与える物理レイヤパラメータおよび符号化パラメータとして理解されるべきであり、送信電力、MCS選択、順方向誤り訂正方式、HARQ方式、最大再送回数などを含む。単一の共有物理チャネルの送信パラメータでさえQoS要件に適合され得るが、一般的な場合では複数の共有物理チャネルがある。同じPHYフレーム500内では、各PHYデータブロック(PHYチャネル毎に1つ)は、同じQoSクラスに属するサービスからのデータパケットのみを含む。例えば、PHYデータブロック511(チャネル501)は、サービス303に属するパケット509、およびサービス304のデータパケット510のみを含む。両方のサービスは、第1の移動局301で実行され、QoSクラス2に属する。
まず、分離/多重ユニット901において、同じパスで到来する異なるサービスのデータパケットは分離され、異なるパスから到来する同じサービスのデータパケットは多重され、これらのパケットは、上位レイヤから、サービス毎に仕分けされたMACレイヤに渡される。レイヤ2およびMACレイヤのような上位レイヤ間の境界は、点線902により表される。
各データパケットに対して、データを搬送するパケットのサービスが属するQoSクラスに関する情報が使用可能である。さらに、ユーザ、ユーザグループ(ブロードキャストサービスまたはマルチキャストサービスの場合)または受信機は、誰がサービスを実行するか判定し得る。この情報は、そのパケット内に含まれてもよいし、送信プロトコルの制御プレーンにて別途シグナリングされてもよい。その結果、サービスをカテゴリ化し、特定サービスに属するデータを搬送するデータパケットをサービスカテゴリに入れることができ、ここで、1つのサービスカテゴリは、1ユーザおよび1QoSクラスに属するパケットのみを保持する。
図9の例では、QoS/優先度スケジューラ903は、1サービスカテゴリのみのパケットを排他的に、キュー904〜907の各々に多重する。これにより、HARQプロトコル処理/パケット多重ユニット908が、選択されたサービスカテゴリのキューに最初に入るパケットを常に最初に取ることができるため、DRC算出ユニット912および優先度算出ユニット911のためのパケット関連情報への簡単なアクセス、ならびに簡単なFIFO(「ファーストインファーストアウト」)バッファ機能が可能となる。
図10〜図12に示される本発明の代替例は、全ユーザに対して一緒にQoSクラス毎に1つのパケットバッファを、全QoSクラスに対してユーザ毎に1つのバッファを、または全パケットに対して1つのバッファを用いる。図10では、バッファ1001〜1003はそれぞれ、1QoSクラスのみのサービスに排他的に属するパケットを含む。しかし、各バッファは、異なるユーザによって実行されるサービスのパケットを含み得る。例えば、バッファ1002は、ユーザU(301)により実行されるサービスS(303)のパケットP(S,U)およびP56(S,U)、ならびにユーザU(302)により実行されるサービスS(307)のパケットP(S,U)およびP18(S,U)を含む。図11では、バッファ1101、1102は、異なるQoSクラスに属するサービスからのパケットを含む。しかし、各バッファは、同じユーザによりいずれも実行されるサービスのパケットを排他的に含む。図12では、関連付けられたQoSクラスまたはユーザとは無関係の、スケジュールされるべき全てのパケットのための1つの共有するパケットバッファ1201がある。
図10〜図12の場合、ユニット908、911、912は、バッファ内のパケットに選択的に(ランダムに)アクセスする必要がある。なぜなら、それらのユニットは、ユーザ毎のQoSクラス毎の、つまりサービスカテゴリ毎の情報を必要とするためである。さらにこの場合、パケットを、バッファに入ったとおりの順番に常時スケジューリングすることができない。
スケジューリング指標のための基礎として、DRC算出ユニット912は、サービスカテゴリと物理チャネルとの組み合わせの少なくともいずれかについての潜在的データレートに関する情報を算出する。これらの値の算出は、物理チャネルの状態についての情報(例えば、信号対雑音比、送信損失など)(矢印917)、およびQoSクラスキューのバッファ状態(矢印914)に基づく。このバッファ状態は、所与の物理データレートにてフレーム全体を満たすのに十分なデータがバッファ内にない場合、物理チャネルから得られる潜在的データレートの上限を設定することができる。物理チャネルの状態情報またはチャネル品質情報は、データの受信機、つまりユーザU、Uの移動局から受信されてもよいし、チャネル推定により送信機により測定されてもよい。有利には、物理チャネルとサービスカテゴリとの各組み合わせに対して、実現可能なデータレートが算出される。
実現可能なデータレートは、順方向誤り訂正符号化率および方式、変調方式、電力制御、HARQ方式、冗長性バージョン選択などのような送信のパラメータに依存するので、データレート算出の入力としてのこれらの値について仮定をする必要がある。したがって、DRC算出ユニット912は、その推論の本質により、ここで「仮想リンクアダプテーション」と呼ぶこの仮定も判定する。全てのDRC情報は、MAC/PHYスケジューラ909に直接渡されてもよいし(矢印919)、および/または優先度算出ユニット911に渡されてもよい(矢印915)。
データレート情報は、所与の共有物理チャネル上の1PHYフレーム内で送信され得る、所与のサービスカテゴリのデータの量を決定するので、パケット多重ユニット908においてPHYデータブロック形成に用いられる(矢印916)。同様に、適切なHARQ方式に関する情報は、HARQプロトコル処理ユニットに通知され得る。
スケジューリング指標の基礎として、MAC/PHYスケジューラ&PCHマッピングユニット909は、優先度算出ユニット911からの、物理チャネル501〜508とサービスカテゴリとの各組み合わせについての優先度情報を受信する。このような優先度算出は、バッファ内のサービスカテゴリに属するデータの配信が予定されている時間から実際の時間(「有効期間(time to live)」)を引いた時間の差に基づくものでもよいし、所望の送信データレートとごく最近の実際の送信レートとの比に基づくものでもよい。優先度算出が1サービスカテゴリ内の異なるデータパケットに対して異なり得る特性に基づく場合、あるカテゴリ内のバッファリングされた全パケットの最悪値が決定され、優先度値の算出に用いられ得る。
優先度値は、DRC算出ユニット912からの入力にも依存し得る。それらは、全てのQoSクラスに対して同じアルゴリズムで算出され得る。あるいは、それらは、それぞれのQoSクラスにとって最も重要なパラメータに応じて、異なるQoSに対して異なるアルゴリズムで算出され得る。このようなパラメータは、所要もしくは実際のデータレート、所要もしくは実際のパケット誤り率または所要もしくは実際のパケット遅延を含み得る。他の代替例としては、固定QoSクラス優先度を表す固定値、サービスカテゴリ優先度またはユーザ依存の値が、優先度値または優先度値算出への追加入力として用いられ得る。
優先度算出ユニット911から、また任意にはDRC算出ユニット912からも入力された情報に基づいて、スケジューラは、各カテゴリおよび各物理チャネル、好ましくは各フレームについてスケジューリング指標を算出する。スケジューリング指標に基づいて、スケジューラは、サービスされるべきサービスカテゴリ(すなわち、図3の代替例ではキュー904〜907のいずれか)を選択し、選択されたサービスカテゴリ(キュー)からのデータを共有PHYチャネルにマッピングする。共有チャネルの概念に従って、任意のサービスカテゴリ(図3ではキュー904〜907)のデータが、任意の共有PHYチャネルにマッピングされ得る。しかし、本発明に原理によれば、1PHYフレーム内では、排他的に、単一のサービスカテゴリからのデータが、1つの共有PHYチャネルにマッピングされる。これにより、MAC/PHYスケジューラ&PCHマッピングユニット909から受信されたデータブロックの符号化および変調を実行するPHY処理ユニット910においてQoS要件に応じたリンクアダプテーションが可能となる。スケジューリング情報(矢印918)は、HARQプロトコル処理/パケット多重ユニット908に渡され、パケットを物理データブロックに多重するのに用いられる。
HARQプロトコル処理/パケット多重ユニット908は、指定されたサービスカテゴリ(図9ではキュー904〜907)から、物理データブロックに合成されるべきパケットを収集する。HARQプロトコル処理/パケット多重ユニット908は、パケットを物理データブロックに合成し、受信機(すなわち、ユーザU、Uの移動局)からの否定応答(non-acknowledgement)メッセージ(図示せず)に基づいてデータの再送を制御する。パケットのデータブロックへの合成は依然としてサービスカテゴリ毎に実行される。
HARQプロトコル処理/パケット多重ユニット908は、データブロックをMAC/PHYスケジューラ&PCHマッピングユニット909に渡す。このユニットは、MACレイヤとPHYレイヤとの間の境界913に位置する。
マッピング判定に基づいて、MAC/PHYスケジューラ&PCHマッピングユニット909は、スケジュールデータブロック(scheduled data block)をPHY処理ユニット910に渡す。ユニット910はさらに、適切な処理のために送信パラメータ情報を受信する。これは、異なる方法で実現され得るが、各共有物理チャネルの実際のデータレートが、スケジューリング判定の基礎として仮想リンクアダプテーションにより算出されたデータレートに整合するという同じ結果をもたらす。
一代替例では、MAC/PHYスケジューラ909は、ユニット912から情報を受信し(矢印919)、これをデータブロックと一緒にPHY処理ユニットに渡す(矢印920)。他の代替例では、ユニット909は、マッピング情報をユニット912に渡し(矢印921)、ユニット912は、適切なリンクアダプテーション情報を選択し、これをユニット910に渡す(矢印922)。全ての仮想リンクアダプテーション情報をDRC算出ユニット912からPHY処理ユニット910に渡してもよく、スケジューリング情報をMAC/PHYスケジューラ&PCHマッピングユニット909からPHY処理ユニット910に渡してもよい。PHY処理ユニット910は、DRC算出ユニット912から受信された情報から適切なリンクアダプテーション情報を、MAC/PHYスケジューラ&PCHマッピングユニット909から受信されたスケジューリング情報に基づいて採取する。
実施例によっては、ユニット908〜912は必要に応じて別の情報を交換することができる。
図13は、前述の方法において実行されるステップを示すフロー図である。ステップS1301では、パケットが、QoS/優先度スケジューラ903により、それらが属するサービスカテゴリに従って別々のキューに多重される。このステップは任意であり、図9に示される変形に対応する。この図を参照すると、キュー905はユーザUのパケットのみを含む。それらはこのユーザのサービスS(303)、S(304)に属し、これらのサービスはいずれもQoSクラス2にカテゴリ化される。
図13に戻り、ステップS1302では、仮想リンクアダプテーションパラメータが、サービスカテゴリと共有物理チャネルとの組み合わせの少なくともいずれかについて決定される。仮想リンクアダプテーションパラメータは、該当する共有物理チャネルで、該当するサービスカテゴリに属するデータを送信するのに用いられ得る。これらのパラメータは、順方向誤り訂正率および方式、変調方式、電力制御パラメータ、HARQ方式ならびに冗長性バージョンのうちの1つ以上を含み得る。これらのパラメータは、チャネル品質情報に応じて決定される。このチャネル品質情報は、受信電界強度、送信損失または受信機側での信号対雑音比を含み得る。仮想リンクアダプテーションパラメータは、対象のサービスカテゴリが属するQoSクラスに対して最適化される。一代替例では、このチャネル品質情報は、該当するチャネルで送信されたデータの受信者により報告される。
次に、ステップS1303では、仮想リンクアダプテーションの決定された送信パラメータに応じて、潜在的データレート値が算出される。この潜在的データレート値は、送信パラメータ決定の起訴であったチャネル品質を有する特定の共有物理チャネル上で実現され得るデータレートの値である。したがって、各サービスカテゴリに対して、次の1つ以上のPHYデータフレームにおいて各共有チャネルで送信され得るデータ量に関する情報が存在する。潜在的データレート値は、サービスカテゴリと共有物理チャネルとの組み合わせ毎にも算出される。M個のサービスカテゴリからのデータがN個のPHYチャネルで送信される場合、潜在的データレート値のセット全体は、M×N個の値を含む。
潜在的データレートは、対応するバッファの充填状態にも依存し得る。特に、考慮されたサービスカテゴリに属しバッファ内に所在するデータの量が少ないと、高データレートでデータフレーム全体を充填するには不十分となることがある。各共有チャネルは1フレームにおいて1サービスカテゴリからのデータのみを送信するので、次の物理フレームにおいて実現可能な実際のデータレートは、送信待機中のこのサービスカテゴリのデータの量よりも高くなることはない。
ステップS1304では、優先度値が、サービスカテゴリと共有物理チャネルとの組み合わせの少なくともいずれかについて、潜在的データレート値から算出される。ここでも、セット全体は、M個のサービスカテゴリとN個のチャネルとに対してM×N個の値を含む。優先度値は、優先度値が算出されるサービスカテゴリに関連付けられたパラメータにも依存し得る。このようなパラメータは、所要もしくは実際のデータレート、所要もしくは実際のパケット誤り率、または所要もしくは実際のパケット遅延を含み得る。所要値は、サービスカテゴリが属するQoSクラスのQoS要件に従って指定され得る。所要値は、例えばユーザとプロバイダとの間の契約の種類に従って、特定のユーザにも依存する。実際値は、ごく最近の該当するサービスカテゴリのデータの送信から決定される値として理解されるべきである。例えば、特定のサービスカテゴリが多量のデータを送信する必要があり、且つ前のフレームでのスケジューリングではそれに応じた考慮がなされていなかった場合、実際のパケット遅延は大きく、その結果、優先度値は以前よりも高くなる。この所与の例では、このサービスカテゴリのバッファは十分に充填されることもある。このパケットバッファ状態は、優先度値の算出において考慮されてもよい。他のバッファ状態パラメータとしては、例えば、このサービスカテゴリに属する、バッファ内のパケットの有効期間があり得る。バッファが、近いうちに配信される必要のある、このサービスカテゴリのパケットを含む場合、このサービスカテゴリの優先度値は、それに応じて、より高くされるべきである。
優先度値の算出において、異なるアルゴリズムがあり得る。使用されるアルゴリズムは、サービスカテゴリに応じて選択され得る。例えば、算出は、サービスカテゴリが属するQoSクラスのQoS要件に依存し得る。さらに、算出は、サービスを実行するユーザとネットワークプロバイダとの契約の種類に依存し得る。
ステップS1305では、スケジューリング指標が、優先度値に基づいて算出される。これらのスケジューリング指標に従って、次の物理フレームにおいてサービスされるサービスカテゴリが決定され、共有物理チャネルへのサービスカテゴリのマッピングが決定される(ステップS1306)。そして、選択されたサービスカテゴリからのデータパケットが、HARQプロトコル処理/パケット多重ユニット908においてデータブロックに多重され、このブロックは、該当する共有物理チャネルのPHY処理ユニット910に渡され、PHY処理ユニット910は、仮想リンクアダプテーションにおいてこのサービスカテゴリとこの共有物理チャネルとの組み合わせについて決定された送信パラメータについても通知される。PHY処理は、データの実際の送信のためにこれらのパラメータを用いる。
このようなスケジューリングおよびマッピングの例示的な結果は、図5に示される。チャネル505上のPHYデータブロック514は、サービス306に属するパケット512、およびサービス308に属するパケット513のみを含む。サービス306、308はいずれもQoSクラス3に属し、第2の移動局302で実行されている。フレーム500におけるチャネル505の全データパケットは、PHYデータブロック514に合成される。
図4、図5および図6では簡単な例として、全データブロックが同じサイズで描かれているが、これらは一般に可変サイズを有し、本発明に係る方法は、限定されることなく、可変サイズを有するパケットに適用可能である。
通信システムは、特別な場合は、データ送信のための共有物理チャネルを1つだけ有し得るが、通常は複数の共有物理チャネルが使用可能である。本発明に係る方法は、有利には、共有物理チャネルの全てに、または全チャネルのサブセットに適用される。そして、残りの共有物理チャネルおよび個別物理チャネルは、従来技術に従ってマッピングされる。
前述のとおり、この説明は、開示される原理の模範例として、ダウンリンク送信に言及する。
他の代替例では、PHY処理ユニット910は、電力制御機能を有する。送信電力をQoSクラスのQoS要件に適合させることにより、送信容量全体を特に効率的に使用することが可能となる。
ユニット911での優先度算出のためには、個々のパケットについての追加情報(例えば、タイムスタンプ、待機時間、有効期間)が入手可能である必要があり、これは通常パケットヘッダに含まれる。すなわち、本発明に係るシステムで通信されるデータパケットは、インターネットプロトコル(IP)、送信制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、RTP(リアルタイムプロトコル)のパケットまたは他の任意の(独自仕様の)プロトコルであり、それに応じてパケットは重要情報を含む。この情報により、ユニット911は、有利には、例えばタイムスタンプ、待機時間、有効期間、時間内配信のための残り時間などに従って、各パケットの遅延状態(QoS状態)を判定することができる。ユニット912における仮想リンクアダプテーションは、所要QoSに従うだけでなく、スケジューリングされるべきPHYデータブロックに含まれたデータパケットの実際のQoS状態に対して動的に、MCS「攻撃性」およびHARQパラメータ、すなわち送信パラメータを調整することができる。例えば、ビデオ会議のように時間に厳しいサービスに属するパケットが、スケジューラ次第でその発生源(相手の端末)からのかなり大きな遅延を受ける場合、MCS選択はなおさら保守的となり、および/またはHARQ方式はできるだけ強いものが選択され、如何なる再送をも回避する。このようなパケットは、ネットワークの残りをかなり迅速に伝わり、僅かにより攻撃的なMCS選択が許可され得る。1PHYデータブロックは通常、同じQoSクラスに属する異なるサービスからのパケットを含むので、最も厳しいサービスの要件は、好ましくはQoSクラス全体に適用される。すなわち、所与のPHYデータブロックに関して、所与のチャネルでの所与のフレームの送信パラメータは、最も厳しいQoS状態を有するサービスの要件が満たされるように調整される。
図5に示す例では、各チャネルはフレーム毎に1データブロックのみ含む。例えば、チャネル501はデータブロック511を含み、チャネル502はデータブロック515を含む、などである。これらのチャネルのいずれかが複数のPHYデータブロックを含む場合については図6に示される。例えば、チャネル601はデータブロック609、610を含み、チャネル605はデータブロック611,612を含む。この場合、システムパラメータおよびシグナリングに応じて2つの解決策が可能である/好ましい。
− 1PHYフレーム内で1PHYチャネルにマッピングされた全PHYデータブロックは、同じカテゴリに属するサービスからのデータパケットを含まなければならない。これは、1セットの送信パラメータが共有物理チャネル毎に(場合によっては複数PHYデータブロックに対して)規定されるようにシステムが規定される場合に当てはまる。模範例として、ブロック609、610はいずれも、サービス303に属するデータパケット607と、サービス304に属するデータパケット608とを含み、これらのサービスはいずれも図3および図9〜図12では第1の移動局で実行され、いずれもQoSクラス2に属する。ブロック611、612はいずれも、第1の移動局で実行されるサービス305に属するデータパケット613を含む。
− 1PHYフレーム内で1PHYチャネルにマッピングされたPHYデータブロックは、異なるカテゴリに属するサービスからのデータパケットを含むことができ、もちろん各PHYデータブロックは、同じカテゴリに属するサービスのみ含まなければならない。これは、1セットの送信パラメータがPHYデータブロックごとに規定される(すなわち、複数セットの送信パラメータが共有物理チャネル毎に規定され得る)ようにシステムが規定される場合に当てはまる。
図5および図6に示された全ての場合において、PHYデータブロックは、異なるサービスカテゴリに属する異なるサービスからのデータを含んではならない。
一方、単一のデータブロックは、複数の共有PHYチャネルに分散され得る。図6では、データブロック614は、共有PHYチャネル602、606間に分散され、データブロック615はチャネル603、604間に分散される。
複数PHYフレームにわたる、共有物理チャネルへの特定サービスカテゴリの固定マッピングがあり得るが、一般にこれは常時そうなるものではない。
フレームの持続時間は好ましくは固定であるが、あるフレームとその次のフレームとで異なってもよい。データレートはMCSにより頻繁に変更されるので、2フレームは、同じ持続時間を有しても異なる量のデータを含む可能性がある。
図9〜図12に戻り、第1の移動局(301)は、これら3つのサービスS(303)、S(304)、S(305)を実行する。S、Sは、同じQoSクラス−QoSクラス2−に属し、Sは異なるQoSクラス−QoSクラス1−に属する。模範例として、サービス303は、ファイル転送サービス(例えばFTP)であり、サービス304はHTTPダウンロードであり、サービス305はビデオ会議サービスである。したがって、表3によれば、S(303)のQoS要件は、厳しく低いサービスパケット損失率(例えば10−8)および緩いパケット遅延、通常は数秒程度である。対照的に、S(305)は、10−3のような相対的に大きなパケット損失率に耐えられるが、厳しい遅延要件(例えば40〜90ms)を有する。
従来技術のシステム(図4)では、両方のサービスからのデータパケットは、同じPHYデータブロック/共有物理チャネルにマッピングされる。例えば、チャネル401はサービス303に属するデータパケット409、410、サービス304に属するデータパケット411およびサービス305に属するデータパケット412、413を含む。MCS選択はPHYデータブロック毎または共有物理チャネル毎のいずれかで実行されるので、両方のサービスのパケットについてのサービスパケット損失率(残余PHY誤り率)およびパケット遅延は相関し、独立には制御できない。HARQ再送はPHYデータブロック毎に実行され(すなわち、常時PHYデータブロック全体が再送される)、次の問題が生じ得る。
− 「攻撃的」MCS選択(少なくとも初回送信の場合)および少ない最大HARQ再送回数:残余PHY誤り率(サービスパケット損失率)が大きすぎるため、QoSクラス2(ファイル転送)に対する厳しいパケット損失率要件が整合されない。
− 「攻撃的」MCS選択(少なくとも初回送信の場合)および多い最大HARQ再送回数:QoSクラス2に対する厳しいパケット損失率要件は整合されるが、QoSクラス1の厳しい遅延要件は整合されない。すなわち、サービス305からのサービスパケット412、413が受信機に到達するのが遅すぎであり、パケットはアプリケーションにより廃棄される。これは、エアインタフェースリソースの非効率な使用をもたらす。なぜなら、数回再送されたこれらのパケットは、到達するのが遅すぎたためアプリケーションにとって使い物にならないためである。
− 「非攻撃的」MCS選択:QoSクラス(ファイル転送)の厳しいパケット損失率要件は整合されるが、エアインタフェースリソースは効率的に使用されないことがある。「攻撃的」MCS選択は通常、高データレートを有する変調方式を用いて、遅延の増大を伴いながらもより良好なエアインタフェースリソーススループット効率をもたらす。
図5に係るシステムの場合、チャネル502(PHYデータブロック511)は、サービス303のデータパケット516およびサービス304のデータパケット517のみを搬送し、これらのサービスはいずれもQoSクラス2に属する。チャネル506(PHYデータブロック519)は、サービス305にゾこうするパケット518のみを搬送する。したがって、各チャネルが1PHYフレーム内で同じQoSクラスのサービスのデータを搬送するので、1フレーム内のPHYチャネル/データブロックに対するMCSおよびHARQパラメータの選択は、サービスのQoSクラスの要件に従って実行され得る。パラメータの有利な設定は次のとおりである。
− 厳しいパケット損失要件を有する遅延に厳しいQoSクラス:
強いHARQ方式が可能な場合、非常に「保守的」なMCS選択、少ない/中間の最大再送回数
− 緩いパケット損失要件を有する遅延に厳しいQoSクラス:
「保守的」なMCS選択、少ない最大再送回数、HARQ方式は弱くても十分
− 厳しいパケット損失要件を有する遅延に厳しくないQoSクラス:
強いHARQ方式が可能な場合、「攻撃的」なMCS選択、多い最大再送回数
− 緩いパケット損失要件を有する遅延に厳しくないQoSクラス
非常に「攻撃的」なMCS選択、少ない最大再送回数、HARQ方式は弱くても十分
前述のとおり、MACおよび物理レイヤのQoS制御全体は、MCS選択、HARQパラメータ/方式およびMAC/PHYスケジューラの複合動作に依存する。前述の例の場合、いずれもQoSクラス2に属するサービス303(ファイル転送)およびサービス304(HTTPダウンロード)に属するデータパケットを搬送するチャネル502は、「攻撃的」MCS設定と、多い最大再送回数を有する強いHARQ方式とを有するべきである。QoSクラス1に属するサービス305(テレビ会議)のデータパケットを搬送するチャネル506は、「保守的」MCS設定を有するべきであり、より少ない最大再送回数を有する、より弱いHARQ方式でも十分である。幾つかのシステムでは、単一のHARQ方式のみが使用可能であり、または設定のために、単一のHARQ方式のみが設定される。すなわち、HARQ設定は、最大再送回数にわたって制御されるだけである。
共有物理チャネルの定義は、フレーム毎に変化するか、半静的に設定されるか、固定される。例えば、OFDMA、OFCDMAまたはMC−CDMAシステムでは、共有物理チャネルは、1つまたは複数のサブキャリアブロックを含むことができ、そのサブキャリアブロックは通常、幾つかのサブキャリアを含む。あるサブキャリアブロックを構成するサブキャリアは、隣接しているか、使用可能な帯域にわたって分散している。複数の共有物理チャネルが設定される場合、その共有物理チャネルは、可変数のサブキャリアブロックを有し得る。
ここで図7を参照し、パケットサイズと物理フレームサイズとの不整合に起因する送信容量の損失を如何にして回避するかについての有利な例が示される。図7では、1つの共有物理チャネル701が模範例として示される。702、703、704は3つのフレームである。パケット705、706は、第1のQoSクラスに属し、パケット709、710は、第2のQoSクラスに属する。両方のQoSクラスに属するサービスは、同じ移動局で実行され、または、第1のQoSクラスに属するサービスは、第2のQoSクラスに属するサービスとは異なる移動局で実行される。パケット705は例えばチャネル701のフレーム702にマッピングされる。パケット705は、フレーム702において送信され得る(MCS選択に従って)よりも少ないデータを含むので、幾らかの送信容量が残る。フレーム702における共有物理チャネル701の送信パラメータを個々に、第1のQoSクラスのQoS要件に適合させることを可能にするには、同じフレームにマッピングされる、異なるQoSクラスに属するサービスのパケットをなくすべきである。しかし、次のパケット706は、フレーム702の残りの空間には大きすぎる。ここに示す解決策は、パケット706を2つの(場合によっては、より多くの)小セグメント、ここでは707、708にセグメント化し、セグメント707が、フレーム702の残りの空間を満たす。
他の有利な実施の形態では、パケットヘッダ情報と併せて前述したとおり、特定QoSクラスのMCSおよびHARQパラメータの選択は、送信データの該当QoSクラスの要件に適合され得るだけでなく、共有物理チャネルに多重されたQoSに属するパケットまたはサービスの実際のQoS状態(例えば実際の遅延状態または監視された現在の損失率)に、付加的にあるいは単独で動的に適合され得る。対応するシステムは図8に示される。データ送信機801には、HARQプロトコル処理を実行するリンクアダプテーションユニット313、910およびパケット多重ユニット310、908を特に有する図3または図9〜図12に示された送信システムが備えられている。データ送信機801はさらに、アンテナ804を有するRF送信機を有する。データは、RFリンク805の共有物理チャネルを介してデータ受信機802の受信ユニット806に送信される。また、受信ユニット806は、実際のパケット遅延または実際のパケット損失率のようなQoSパラメータの値を監視するQoS監視ユニット807を有する。この情報は、送信システム808、第2のRFリンク809および受信ユニット810を介して、リンクアダプテーションユニット313、910およびHARQプロトコル処理ユニット310、908に返信され、それらはそれに反応することができる。例えば、残余パケット損失率が高すぎるとき、最大再送回数を減らすことができ、MCSの「攻撃性」を低下させることができ、または、送信電力を下げることができる。実際のパケット遅延が、そのデータが指定されたサービスにより許可されたものよりも大きいとき、リンクアダプテーションユニットは例えば、より攻撃的でないMCSを選択することができ、またはHARQアルゴリズムの最大再送回数を減らすことができる。
前述のとおり、1チャネルは通常、同じQoSクラスに属する異なるサービスからのパケットを含む。したがって、大抵の厳しい状態にあるサービスの要件は、送信パラメータを規定することが好ましい。パケットの実際のQoS状態の複数の態様についての情報、例えば実際の遅延状態に加えて実際の損失率が使用可能である場合、どちらの態様がより厳しいか、評価するための規則を規定することが有利である。例えば、QoSクラスに応じて、時間に厳しいサービスについては、厳しい遅延状態が厳しい損失率よりも優位となり、ファイルダウンロードのようなサービスについては、厳しい損失率が厳しい遅延状態よりも優位となる。あるいは、場合によってはこれもQoSクラスによるが、各態様についての制限を規定してもよい。そして、その制限のいずれかに最も近くなるサービスが最も厳しいサービスとなる。あるいは、個々のサービスの、異なる実際のQoS状態(遅延、損失率など)の組み合わせの重み付けされたものである合成QoS指標を規定してもよい。そして、合成QoS状態指標を最大化/最小化するサービスが最も厳しいサービスとなる。代替的技法は、各QoS態様について別々に最も厳しいサービスを探索して、各態様のそれぞれの最も厳しい値に応じて複数の送信パラメータを調整することである。
さらに有利な実施の形態では、送信パラメータの動的適合化が、受信機でもQoS状態の監視なしに実行され得る。ここでは単に、送信機801が、データ受信機802からの受信HARQ ACK/NACK信号を処理することによって、例えば遅延およびパケット損失率を監視する。
図14は、前述の方法を使用し得る基地局1400の構成を示す。基地局1400は、データを処理し、プロトコル機能を実行し、基地局の構成要素を制御するプロセッサ1401を有し、これは、データおよび指示を記憶するメモリと共に、1つ以上のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを有することができる。本発明に係る方法をプロセッサに実行させる指示は、読み出し専用メモリ、プログラム可能な読み出し専用メモリ、フラッシュメモリなどのような不揮発性半導体メモリ1406に記憶され得る。さらにそれは、プロセッサ1401の不揮発性メモリ1406へのダウンロードのために、磁気ディスク、磁気テープおよび光学ディスクのような他のコンピュータ読み取り可能媒体1407に記憶され得る。また、プロセッサ1401は、固定またはフィールドプログラマブルなハードウェアロジックを有し得る。記載した方法またはその一部は、このようなハードウェアロジックに実装され得る。
また、基地局1400は、移動局との無線接続を確立するための送信機1402および受信機1403と、それを直接または他のデバイス(図示せず)を介して、無線ネットワークのコアネットワーク1405に接続するためのネットワークインタフェース1404とを有する。
本発明の方法は、物理チャネルを介して送信されるデータが属するQoSクラスの所要サービス品質に、そのチャネルの送信パラメータを個々に適合させる可能性を有利に提供する。物理マッピングとQoSマッピングとの組み合わせは、QoS要件に最も適した物理チャネルでデータを送信できるように、スケジューリングとマッピングとをチャネル品質に適合させることを有利に可能にする。さらに、本発明に係る方法は、パケットバッファの状態に基づいてスケジューリングを実行することを可能にする。これにより、QoS要件をより良好に満たすことができる。本発明に係る方法のさらなる利点は、物理チャネルの容量を経済的に利用できることである。本発明のさらなる利点は、特定のユーザに対するデータを、その特定のユーザにとって良好な送信品質を有するチャネルにマッピングすることにより、送信データレートおよび誤り率を改善することである。
従来技術に係る、単一の共有物理チャネルに4つの移動局を多重するDCAの例を示す。 従来技術に係る、複数(N)の並行な共有物理チャネルに4つの移動局を多重するDCAの例を示す。 共有物理チャネルにサービスデータをマッピングする簡単な一般的な送信機構成を示す。 図3に示すシステムにより実現される、1フレーム内の8共有物理チャネルへのデータブロックの例示的なマッピングを示す。 8共有物理チャネルを有する1フレームを示し、各チャネルはこのフレーム内の同じQoSクラスに属するサービスからのパケットのみを含み、各PHYチャネルは1PHYデータブロックを含む。 単一のPHYフレームの8共有物理チャネルへのサービスデータのマッピングを示す。 セグメント化されたパケットの例示的なマッピング結果を示す。 特定サービスのMCSおよびHARQパラメータの選択がパケットの実際のQoS状態に適合されるシステムの概略図を示す。 送信データのサービス品質要件に応じたスケジューリング、物理チャネルマッピングおよびリンクアダプテーションを可能にするデータ処理システムの構成を示す。 送信データのサービス品質要件に応じたスケジューリング、物理チャネルマッピングおよびリンクアダプテーションを可能にするデータ処理システムの構成を示す。 図9に示されたデータパケットバッファ構成の代替例を示す。 図9に示されたデータパケットバッファ構成の代替例を示す。 図9に示されたデータパケットバッファ構成の代替例を示す。 図9〜図12の構成において実行されるステップを示すフロー図である。 前述の方法が使用され得る基地局の構成を示す。

Claims (21)

  1. 少なくとも1つの共有物理チャネルを介してフレームの時間間隔でデータパケットを送信する無線通信システムにおいてサービス品質を最適化する方法であって、サービスは、前記サービスに関連付けられたサービス品質要件に従ってサービス品質クラスにカテゴリ化され、前記データパケットはサービスカテゴリに割り当てられ、前記サービスカテゴリの一部には、1つのユーザまたはユーザグループに関連付けられたサービスに排他的に属し前記サービス品質クラスの1つに排他的に属するパケットのみが割り当てられ、
    (a)前記パケット、前記サービスカテゴリおよび/または前記少なくとも1つの共有物理チャネルに関する情報に基づいて、スケジューリング指標を算出するステップ(S1305)と、
    (b)前記スケジューリング指標に基づいて、前記サービスカテゴリのうちのどれを次にサービスするべきかを判定し、前記スケジューリング指標に基づいて、共有物理チャネルへのサービスカテゴリのマッピングについて判定するステップ(S1306)と、
    を有する方法。
  2. 前記スケジューリング指標の基礎として、前記サービスカテゴリの少なくとも一部についての優先度値を算出するステップ(S1304)をさらに有する、請求項1記載の方法。
  3. 所要のデータレート、実際のデータレート、所要のパケット誤り率、実際のパケット誤り率、所要の遅延、実際の遅延状態、サービス品質に割り当てられた固定値、またはユーザに割り当てられた固定値からなるリストからの少なくとも1つの項目に基づいて、前記優先度値が算出され、前記少なくとも1つの項目は、前記優先度値が算出されるカテゴリに関連付けられる、請求項2記載の方法。
  4. 前記優先度値が算出されるサービスカテゴリに基づいて、少なくとも2つの異なるアルゴリズムが前記優先度値の算出に用いられる、請求項2または請求項3記載の方法。
  5. M個のカテゴリのサービスは、N個の共有物理チャネルにマッピングされ、ステップ(c)(S1304)は、サービスカテゴリと共有物理チャネルとの各組み合わせに対して1つの、M×N個の優先度値を算出するステップを有する、請求項2から請求項4のいずれかに記載の方法。
  6. サービスカテゴリと共有物理チャネルとの組み合わせの少なくとも一部について、潜在的データレート値を算出するステップ(S1303)をさらに有し、ステップ(c)(S1304)は、ステップ(d)の結果に基づく、請求項2から請求項5のいずれかに記載の方法。
  7. M個のサービスカテゴリのパケットが、N個の共有物理チャネルにマッピングされ、ステップ(d)(S1303)は、サービスカテゴリと共有物理チャネルとの各組み合わせに対して1つの、M×N個の優先度値を算出するステップを有する、請求項6記載の方法。
  8. ステップ(d)(S1303)の基礎として、仮想リンクアダプテーションパラメータを決定するステップ(e)(S1302)をさらに有する、請求項7記載の方法。
  9. 前記仮想リンクアダプテーションパラメータは、順方向誤り訂正率、順方向誤り訂正方式、変調方式、電力制御パラメータ、ハイブリッド自動再送要求の方式、および冗長性バージョンからなるリストからの少なくとも1つを含む、請求項8記載の方法。
  10. 前記仮想リンクアダプテーションパラメータは、物理チャネルのチャネル品質情報に基づいてステップ(e)(S1302)において決定される、請求項8または請求項9記載の方法。
  11. 前記チャネル品質情報は、受信電界強度、送信損失の値または信号対雑音比の値を含む、請求項10記載の方法。
  12. 前記チャネル品質情報の少なくとも一部は、前記物理チャネルで送信されたデータの受信者から受信される、請求項10または請求項11記載の方法。
  13. ステップ(e)(S1302)において、前記仮想リンクアダプテーションパラメータは、前記潜在的データレート値が算出されるサービスカテゴリにおけるパケットが属するサービス品質クラスに応じて決定される、請求項8から請求項12のいずれかに記載の方法。
  14. 前記潜在的データレートは、前記潜在的データレートが算出されるサービスカテゴリについてのパケットバッファの状態に基づいて算出される、請求項8から請求項13のいずれかに記載の方法。
  15. パケットを、それらが割り当てられたサービスカテゴリに従って、キューに多重するステップをさらに有する、請求項1から請求項14のいずれかに記載の方法。
  16. 無線通信システムの基地局(1400)のプロセッサ(1401)において実行されると、請求項1から請求項15のいずれかに記載の方法を前記プロセッサに実行させる指示を記憶したコンピュータ読み取り可能記憶媒体。
  17. 無線通信システムの基地局(1400)において、
    基地局を前記無線通信システムのコアネットワーク(1405)に接続するネットワークインタフェース(1404)と、
    送信手段(1402)と、
    前記送信手段を制御し、前記送信手段の少なくとも1つの共有物理チャネルを介するフレームの時間間隔においてのデータパケットの送信を制御するプロセッサ(1401)と、を有し、
    サービスは、前記サービスに関連付けられたサービス品質要件に従って、サービス品質クラスにカテゴリ化され、前記データパケットはサービスカテゴリに割り当てられ、前記サービスカテゴリの少なくとも一部には、1つのユーザまたはユーザグループに関連付けられたサービスに排他的に属し前記サービス品質クラスの1つに排他的に属するパケットのみが割り当てられ、
    前記プロセッサは、前記パケット、前記サービスカテゴリおよび/または前記少なくとも1つの共有物理チャネルに関する情報に基づいてスケジューリング指標を算出し、
    前記スケジューリング指標に基づいて、前記サービスカテゴリのうちのどれを次にサービスするべきかを判定するように構成される、基地局(1400)。
  18. 前記プロセッサ(1401)は、前記スケジューリング指標の基礎として、前記サービスカテゴリの少なくとも一部について、優先度値を算出するようにさらに構成される、請求項17記載の基地局(1400)。
  19. 前記プロセッサ(1401)は、サービスカテゴリと共有物理チャネルとの組み合わせの少なくとも一部について、潜在的データレートを算出し、前記優先度値の前記算出の基礎として、前記潜在的データレート値を用いるようにさらに構成される、請求項18記載の基地局(1400)。
  20. 前記プロセッサ(1401)は、前記潜在的データレートの前記算出の基礎として、仮想リンクアダプテーションパラメータを決定するようにさらに構成される、請求項19記載の基地局(1400)。
  21. 前記プロセッサ(1401)は、パケットを、それらが割り当てられたサービスカテゴリに従って、キューに多重するようにさらに構成される、請求項17から請求項20のいずれかに記載の基地局(1400)。
    請求項17から請求項21のいずれかに記載の少なくとも1つの基地局(1400)を有する無線通信システム。
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