JP2008311936A - 画像処理装置及び方法,プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 原稿の種類(カラー,モノクロ)によりプリンタのモード(カラー印刷モード,モノクロ印刷モード)を切り替えるような系において、原稿の種類の判定にかかる時間を従来よりも短縮し、プリントのレスポンスを向上させることを目的とする。
【解決手段】 プリント機能を有する画像処理装置において、画像に施された処理の内容やパラメータの情報のみを参照し、原稿の種類の判定を行うようにする。
【選択図】 図8

Description

本発明は、プリント機能を有する画像処理装置に関わり、特に、モノクロ印刷とカラー印刷を自動的に切り替えて印刷する技術に関するものである。
近年、デジタルカメラ及びプリンタの性能向上により、銀塩写真に勝るとも劣らない高品質の写真を撮影し、プリントすることが可能となった。それに伴い、アマチュア,プロフェッショナルを問わず、デジタルカメラ及びプリンタを活用するようになってきている。一般には、アマチュアもプロフェッショナルも、パーソナルコンピュータに専用インターフェースケーブルやLAN等を介してプリンタを接続した単純なシステムを用いている。パーソナルコンピュータにインストールされているアプリケーションを用いて、デジタルカメラで撮影した写真イメージに対して彩度調整やトーンカーブ調整を施し、ユーザ好みの品質の画像をプリントすることも可能である。
一般的に、デジタルスチルカメラによって撮影されたRGB画像データに対するトーンカーブ調整では、「R」、「G」、「B」、「RGB」の4種類のトーンカーブの調整が可能である。例えば、「RGB」のトーンカーブ調整では、画像データのカラーバランスを変えずに明るさやコントラストを調整することができ、一方、「R」、「G」、「B」のトーンカーブの個別調整では、カラーバランスを任意に変えながら明るさやコントラストを調整することができる。
カラープリンタ,カラー複写機等のカラー画像形成装置には、色のついた原稿を綺麗にプリントするためのカラー印刷モードと、低彩度の原稿を綺麗にプリントするためのモノクロ印刷モードを機能として備えているものも多い。低彩度の原稿を印刷する際はモノクロ印刷モードに設定することで、カラー印刷モードに設定する場合に比べて高画質のプリントを得ることができる。カラー印刷モード,モノクロ印刷モードの設定はユーザが行っても良いが、設定ミスによるプリントの失敗等を防ぐためにも、プリントする原稿によって自動でモードの切り替えが行われることが望ましい。
このモードの自動切り替えの方法としては、様々な方法が考案されている。例えば、特開2001-148791(ゼロックスコーポレーション)で開示されている方法によると、まず、原稿の色分解データ(CMYK)を検証し、色情報の有無から、カラー原稿かモノクロ原稿かを判定する。その判定結果により、印刷モードを切り替える。これをページ毎に行うことで、ページ毎に印刷モードを切り替える。また、例えば、特開2005-242828(キヤノン株式会社)や特開2004-255610(キヤノン株式会社)で開示されている方法によると、モノクロ原稿として判定する色の幅をあらかじめ設定しておき、印刷イメージの全ピクセルを調べて、カラー原稿かモノクロ原稿かを判定する。その判定結果により、印刷モードを切り替える。
特開2001-148791号公報 特開2005-242828号公報 特開2004-255610号公報
しかし、上記に示す方法では、原稿の種類を判定するために印刷イメージの全ピクセル(又は一部ピクセル)を調べる必要がある。そのため、判定に非常に時間がかかり、プリントのレスポンス低下の原因となる。これは、ユーザの作業効率低下にもつながる。
本発明は上記の問題を鑑みてなされたものであり、プリント機能を有する画像処理装置において、画像に施された処理の内容やパラメータの情報のみを参照し、原稿の種類(カラー,モノクロ)の判定を行うようにする。これにより、従来に比べて原稿の種類の判定にかかる時間を短縮し、プリントのレスポンスを向上させることを目的とする。
上記問題を解決するために、本発明の画像処理装置は、元画像データに画像処理を適用して編集画像データを作成する装置であって、1つ以上の画像処理を予め定められた順序で適用する画像処理適用部と、前記画像処理適用部で適用する画像処理のパラメータを保存するパラメータ保存部と、編集画像データがカラー画像かモノクロ画像かを判定する編集画像判定部を備え、
前記編集画像判定部は、前記パラメータ保存部によって保存された画像処理のパラメータを参照し、編集画像データがカラー画像かモノクロ画像かを判定することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、プリント機能を有する画像処理装置において、画像に施された処理の内容やパラメータの情報のみを参照して原稿の種類(カラー,モノクロ)の判定を行い、自動的に印刷デバイスの印刷モード(カラー印刷モード,モノクロ印刷モード)を切り替える。これにより、従来技術である、印刷イメージの全画素の色をチェックする場合に比べて、原稿の種類の判定にかかる時間を短縮し、プリントのレスポンスを向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、以下で説明する実施例を実現するシステムの構成を示すブロック図である。
CPU101は、システム全体の動作をコントロールし、一次記憶102に格納されたプログラムの実行などを行う。
一次記憶102は、主にメモリであり、二次記憶103に記憶されたプログラムなどを読み込んで格納する。
二次記憶103は、主にハードディスクである。一次記憶の容量は二次記憶の容量より小さく、一次記憶に格納しきれないプログラムやデータなどは二次記憶に格納される。また、長時間記憶しなくてはならないデータなども二次記憶に格納される。本実施例では、本実施形態の処理手順を実現するようなプログラムは二次記憶103に格納し、プログラム実行時に一次記憶102に読み込んで、CPU101が実行処理を行う。
入力デバイス104とは例えば、マウスやキーボードである。プログラムに割り込み信号を送るために用いる。
出力デバイス105とは例えば、モニタである。
印刷デバイス106は、例えばインクジェット式プリンタや、レーザービームプリンタであり、印刷をするために用いる。なお、本発明における印刷デバイス106は、色のついた原稿を綺麗にプリントするためのカラー印刷モードと、低彩度の原稿を綺麗にプリントするためのモノクロ印刷モードを機能として備えている。
(第一の実施例)
第一の実施例では、デジタルスチルカメラで撮影された画像データに対し、図1に示すシステム上で動作する画像印刷アプリケーションを用いて、画像処理及び印刷を行う場合を例にとって説明する。本実施例において、画像印刷アプリケーションは、印刷デバイス106と通信してデバイス情報の取得,設定の変更を行うことができる。
はじめに、本実施例における画像印刷アプリケーションの概要について、図2〜6を用いて説明する。本実施例では、画像印刷アプリケーションとして、例えばRAW画像データを編集・印刷するようなアプリケーションを想定している。以下、本実施例における画像印刷アプリケーションに入力される画像を入力画像,入力画像(又はそのコピー)に対して画像処理を行った画像を編集画像と呼ぶ。
図2は、本実施例における画像印刷アプリケーションのGUIを示している。
201は画像表示部であり、編集画像を表示する。
202はトーンカーブ調整を行うためのGUIである。詳細は図3を用いて後述する。
203は彩度調節を行うためのスライダーである。このスライダーを左右に動かすことで、彩度のパラメータを変更することができる。例えば、彩度のパラメータが0に設定されると、編集画像は無彩色となる。
204はホワイトバランス調整のパラメータを選択するためのコンボボックスである。ユーザは「太陽光」や「日陰」、「電球」といったプリセットされたホワイトバランスパラメータの中から1つを選択することによって、編集画像のホワイトバランスを変更することができる。
205は絵作りモード選択を行うためのGUIである。詳細は図4を用いて後述する。
206は印刷を実行するためのボタンである。このボタンが押下されると、編集画像を印刷デバイス106で印刷する。
図3は、図2の202に示すトーンカーブ調整のためのGUIの詳細を表したものである。
301は「R」チャネルのトーンカーブを示している。
302は「G」チャネルのトーンカーブを示している。
303は「B」チャネルのトーンカーブを示している。
304は「RGB」トーンカーブを示しており、これは、「R」、「G」、「B」の3つのチャネルに対して同じ調整量で調整を行うトーンカーブである。
以上の「R」、「G」、「B」、「RGB」の4つのトーンカーブ調整のユーザインターフェースでは、横軸を入力レベル、縦軸を出力レベルとして示している。ユーザはこれらのトーンカーブを任意に調整することによってトーンカーブのパラメータの設定を行う。
トーンカーブ調整は、ユーザが各チャネルのGUI上に任意の数の点(中間点)を配置することで行う。入力,出力がともに最小となる点,最大となる点,及びユーザが配置した中間点をベジェ曲線で結んだものが、トーンカーブとなる。従って、トーンカーブのパラメータと言った場合には、中間点の数と位置を指す。
図4は、図2の205に示す絵作りモード選択を行うためのGUIの詳細を表した図である。
401はスタンダードモード選択ラジオボタンであり、被写体によらず標準的な絵作りをするモードである。
402は人物モード選択ラジオボタンであり、主に主被写体が人物の場合に選択される。このモードは、例えば、顔に赤みを多少もたせるなどの人物写真に最適なパラメータを使用して絵作りをするモードである。
403は風景モード選択ラジオボタンであり、主に主被写体が風景の場合に選択される。このモードは、例えば彩度を高めにするなどの風景写真に最適なパラメータを使用して絵作りをするモードである。
404はモノクロモード選択ラジオボタンである。このモードは、入力された画像データをモノクロ化するモードである。ユーザは、これらの絵作りのモードを任意に選択することによって、画像データに対して自分の好みの絵作りを行うことができる。例えば、カラーで撮影された画像データをモノクロ画像データにしたい場合は、ユーザは、絵作りモードの中からモノクロモードを選択することによって、撮影されたカラー画像データからモノクロ画像データを得ることができる。
405は調色指定ボタンであり、絵作りモードとして「モノクロ」が選択された場合にのみ有効になるボタンである。このボタンを押すと図5に示すようなダイアログが現れ、ユーザはモノクロ画像に対してセピアなどの調色を別途指定することができる。
ここで、調色について図5を用いて詳細に説明する。
501は調色なし(白黒)を選択するラジオボタンである。
502は調色としてセピアを選択するラジオボタンである。
503は調色として青を選択するラジオボタンである。
504は調色として緑を選択するラジオボタンである。
505は調色として紫を選択するラジオボタンである。
ユーザはこのユーザインターフェースにおいて調色を指定することによって、モノクロ画像データに対して好みの調色を指定することができる。本発明では、RGB画像データに代表されるようなマルチチャンネルの画像データを対象とし、グレースケールの画像データだけでなく、上記したセピアや青、緑のような調色を行った画像データもモノクロ画像データとして扱う。
ユーザは、図2〜5を用いて前記したGUIを使用して、デジタルスチルカメラで撮影された画像データに対して画像調整を行う。
ユーザによりパラメータが変更されると、処理の種類とパラメータ値を、編集情報として保存する。編集情報は、一次記憶102上に保存する。それ以外にも、二次記憶103上に、入力画像ファイルに付加して保存しても良いし、入力画像に対応付けて別ファイルに保存しても良い。アプリケーション起動時、入力画像に対応する編集情報が存在する場合は、GUI上の各パラメータの値を、編集情報に保存されている値に設定する。編集情報の例を図6に示す。
また、ユーザによりパラメータが変更されると、編集画像を作成し、図2の画像表示部201の表示を更新する。ここで、図7に示すブロック図を用いて、入力画像から編集画像ができるまでの流れを説明する。
701は入力画像のコピーを示す。入力画像と同じ大きさのピクセル領域を一時記憶102又は二次記憶103上に確保し、入力画像をコピーする。以降の処理は入力画像のコピーに対して行う。
702は、上記の編集情報に保存されているホワイトバランスのパラメータを画像データに適用するためのホワイトバランスパラメータ適用処理を示す。
703は、上記の編集情報に保存されている絵作りモードのパラメータを画像データに適用するための絵作りモードパラメータ適用処理を示す。
704は、上記の編集情報に保存されているトーンカーブのパラメータを画像データに適用するためのトーンカーブパラメータ適用処理を示す。
705は、上記の編集情報に保存されている彩度のパラメータを画像データに適用するための彩度パラメータ適用処理を示す。
706は701の入力画像のコピーに対して702から705までの処理を全て適用した後の編集後の画像データを示している。
図中の矢印は処理の流れを示している。このようにして、入力された画像データのコピーに対して、予め定められた順番で画像処理を施していくことで、編集後の画像データを作成する。
ここで、本実施例における図2の206に示した印刷実行ボタンが押下された際の処理の流れについて、図8に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップS801では、入力画像に対応する編集情報が存在するかどうかをチェックする。存在すれば、ステップS802へ進む。そうでなければ、ステップS807へ進む。
ステップS802では、編集情報に保存されている絵作りモードのパラメータ値をチェックする。絵作りモードが「モノクロ」に設定されていれば、ステップS803へ進む。そうでなければ、ステップS805へ進む。
ステップS803では、編集情報に保存されている調色のパラメータを参照し、その値をチェックする。調色のパラメータが「白黒」に設定されていれば、ステップS804へ進む。そうでなければ、ステップS805へ進む。
ステップS804では、編集情報に保存されているトーンカーブのパラメータを参照し、R,G,Bのトーンカーブが一致するかどうかをチェックする。中間点の数と位置がR,G,Bで同一であれば、編集画像は無彩色であると判断し、ステップS806へ進む。そうでなければ、ステップS805へ進む。
ステップS805では、編集情報に保存されている彩度調整のパラメータ値をチェックする。彩度のパラメータが0に設定されていれば、編集画像は無彩色であると判断し、ステップS806へ進む。そうでなければ、ステップS807へ進む。
ステップS806では、印刷デバイス106と通信を行い、印刷デバイス106の印刷モードをモノクロ印刷モードに設定する。
ステップS807では、印刷デバイス106と通信を行い、印刷デバイス106の印刷モードをカラー印刷モードに設定する。
ステップS808では、印刷デバイス106を用いて、編集画像を印刷する。
(第二の実施例)
第一の実施例では、図8に示すフローチャートを用いて説明したように、編集情報の内容のみをチェックして印刷デバイス106の印刷モードを切り替えた。図8に示す手順では、無彩色の画像のみがモノクロ印刷モードでプリントされる。しかし、前述したように、本実施例におけるモノクロ印刷モードは、低彩度のカラー画像であれば、カラー印刷モードよりも綺麗にプリントすることができる。そのため、無彩色の画像でなくても、モノクロ印刷モードに設定した方が良い場合がある。
第二の実施例では、無彩色の画像でなくても、編集画像の色がモノクロ印刷モードでプリントできる色の範囲にある場合には、モノクロ印刷モードでプリントを行うようにする。そのために、図8のステップS807を実行する直前に、図9に示す処理を行うようにする。
本実施例において、印刷デバイスから取得する色の範囲と編集画像の色の範囲との比較は、CIELAB色空間上で行う。CIELAB色空間は、CIEにより推奨される色空間で、明度L*と色成分a*,b*により表される。RGB値からL*a*b*値への変換は、図10に示すように行う。なお、明るさ成分と色成分を分けて表すことができる表色系であれば、CIELAB空間以外を用いても良い。
図9に示すフローチャートは、編集画像の画素毎の色を調べ、その結果により印刷モードを切り替える際の手順を表している。図9の説明において、編集画像の幅,高さを、それぞれW,Hと表す。単位はピクセルである。
ステップS901では、印刷デバイス106と通信を行い、モノクロ印刷モードで印刷することのできる色の範囲を取得する。本実施例において、L*値の範囲,a*値の範囲,b*値の範囲をそれぞれ取得する。
ステップS902では、変数jに0を代入する。
ステップS903では、変数iに0を代入する。
ステップS904では、(i, j)の位置の画素の色をチェックする。画素のRGB値からL*a*b*値を算出し、L*値, a*値,b*値がそれぞれ、ステップS901で取得した値の範囲内にあるかどうかを調べる。L*値, a*値,b*値全てが、ステップS901で取得した値の範囲内にあれば、ステップS905へ進む。そうでなければ、ステップS910へ進む。
ステップS905では、変数iに1を追加する。
ステップS906では、変数iの値をチェックする。i=Wであれば、ステップS907へ進む。そうでなければ、ステップS904へ進む。
ステップS907では、変数jに1を追加する。
ステップS908では、変数jの値をチェックする。j=Wであれば、ステップS907へ進む。そうでなければ、ステップS903へ進む。
ステップS909では、印刷デバイス106と通信を行い、印刷デバイス106の印刷モードをモノクロ印刷モードに設定する。
ステップS910では、印刷デバイス106と通信を行い、印刷デバイス106の印刷モードをカラー印刷モードに設定する。
(第三の実施例)
本実施例における画像印刷アプリケーションでは、編集画像を得るために、入力画像のコピーに対して、複数の画像処理を予め定められた順序で適用する。第一の実施例,第二の実施例では、適用する画像処理の種類と順序を図7に示すように定めていた。しかし、図7と異なる順序で画像処理を適用しても良い。
第三の実施例では、例えば図11に示す順序で画像処理を適用する場合について、説明する。図11は、第三の実施例において、入力画像から編集画像ができるまでの流れを説明するブロック図である。各ブロックは、図7に示すものと同様の処理を表す。図7との違いは、トーンカーブパラメータ適用処理704と、彩度パラメータ適用処理705を適用する順序が入れ替わっている、という点である。彩度調整の後にトーンカーブ調整を行うため、彩度が0に設定されていても、トーンカーブのパラメータ次第で編集画像は無彩色にならない。
ここで、第三の実施例における図2の206に示した印刷実行ボタンが押下された際の処理の流れについて、図12に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップS1201では、入力画像に対応する編集情報が存在するかどうかをチェックする。存在すれば、ステップS1202へ進む。そうでなければ、ステップS1207へ進む。
ステップS1202では、編集情報に保存されている絵作りモードのパラメータ値をチェックする。絵作りモードが「モノクロ」に設定されていれば、ステップS1203へ進む。そうでなければ、ステップS1204へ進む。
ステップS1203では、編集情報に保存されている調色のパラメータ値をチェックする。調色のパラメータが「白黒」に設定されていれば、ステップS1205へ進む。そうでなければ、ステップS1204へ進む。
ステップS1204では、編集情報に保存されている彩度調整のパラメータ値をチェックする。彩度のパラメータが0に設定されていれば、ステップS1205へ進む。そうでなければ、ステップS1207へ進む。
ステップS1205では、編集情報に保存されているトーンカーブのパラメータを参照し、R,G,Bのトーンカーブが一致するかどうかをチェックする。中間点の数と位置がR,G,Bで同一であれば、編集画像は無彩色であると判断し、ステップS1206へ進む。そうでなければ、ステップS1207へ進む。
ステップS1206では、印刷デバイス106と通信を行い、印刷デバイス106の印刷モードをモノクロ印刷モードに設定する。
ステップS1207では、印刷デバイス106と通信を行い、印刷デバイス106の印刷モードをカラー印刷モードに設定する。
ステップS1208では、印刷デバイス106を用いて、編集画像を印刷する。
第二の実施例と同様、図12のステップS1206を実行する直前に、図9に示す処理を行うようにしても良い。
以上で説明した実施形態は、本発明の説明のための例示であり、この実施形態のみに本発明の範囲を限定する趣旨ではない。従って、本発明は、その要旨を逸脱することなく、他の様々な形態で実施することが可能である。
例えば、「RGB」トーンカーブの変わりに「輝度」トーンカーブを有するアプリケーションにおいても本発明を適用することができる。この場合、「RGB」トーンカーブに対して行う処理を「輝度」トーンカーブに対して行うことで、同様の効果を得ることができる。
また、例えば、図8のステップS803において、彩度の閾値を予め決めておき、編集情報に保存されている彩度のパラメータ値が閾値以下の場合にモノクロ印刷モードに設定するようにしても良い。
第一,第二,第三の実施例におけるシステムの構成を示すブロック図である。 第一,第二,第三の実施例における画像処理アプリケーションのGUIを示す図である。 第一,第二,第三の実施例におけるトーンカーブ調整GUIの詳細を示す図である。 第一,第二,第三の実施例における絵作りモード選択GUIの詳細を示す図である。 第一,第二,第三の実施例における調色指定GUIの詳細を示す図である。 第一,第二,第三の実施例における編集情報の例を示す図である。 第一,第二の実施例における画像処理の流れを示すブロック図である。 第一,第二の実施例における印刷モード自動切り換え時の処理の流れを示すフローチャートである。 第二,第三の実施例における編集画像の画素の色をチェックする処理の流れを示すフローチャートである。 RGB値から、CIEL*a*b*値への変換方法を示す図である。 第三の実施例における画像処理の流れを示すブロック図である。 第三の実施例における印刷モード自動切り換え時の処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
101 CPU
102 一次記憶
103 二次記憶
104 入力デバイス
105 出力デバイス
106 印刷デバイス
201 画像表示部
202 トーンカーブ調整GUI
203 彩度調節スライダー
204 ホワイトバランスパラメータ選択コンボボックス
205 絵作りモード選択GUI
206 印刷実行ボタン
301 「R」チャネルトーンカーブ
302 「G」チャネルトーンカーブ
303 「B」チャネルトーンカーブ
304 「RGB」トーンカーブ
401 スタンダードモード選択ラジオボタン
402 人物モード選択ラジオボタン
403 風景モード選択ラジオボタン
404 モノクロモード選択ラジオボタン
405 調色指定ボタン
501 白黒調色選択ラジオボタン
502 セピア調色選択ラジオボタン
503 青調色選択ラジオボタン
504 緑調色選択ラジオボタン
505 紫調色選択ラジオボタン
701 入力画像データのコピー
702 ホワイトバランスパラメータ適用処理
703 絵作りモードパラメータ適用処理
704 トーンカーブパラメータ適用処理
705 彩度パラメータ適用処理
706 編集後画像データ

Claims (13)

  1. 元画像データに画像処理を適用して編集画像データを作成する装置であって、
    1つ以上の画像処理を予め定められた順序で適用する画像処理適用部と、
    前記画像処理適用部で適用する画像処理のパラメータを保存するパラメータ保存部と、
    編集画像データがカラー画像かモノクロ画像かを判定する編集画像判定部を備え、
    前記編集画像判定部は、
    前記パラメータ保存部によって保存された画像処理のパラメータを参照し、編集画像データがカラー画像かモノクロ画像かを判定することを特徴とする、画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の装置であって、
    請求項1の記載に加え、
    編集画像データを印刷するための画像印刷部と、
    前記画像印刷部との通信手段と、
    前記画像印刷部の印刷モードを切り替える印刷モード切り替え部を備え、
    前記画像印刷部は、
    低彩度の画像を綺麗に印刷するための印刷モードを含む複数の印刷モードを備え、
    前記印刷モード切り替え部は、
    前記編集画像判定部によって判定された結果により、前記画像印刷部の印刷モードを切り替えることを特徴とする、画像処理装置。
  3. 請求項2に記載の装置であって、
    請求項2の記載に加え、
    前記低彩度の画像を綺麗に印刷するための印刷モードで印刷可能な色の範囲を取得するための、モノクロ色範囲取得部と、
    前記編集画像の全画素の色が、前記モノクロ色範囲取得部で取得した色の範囲内であるかどうかを判定するための、編集画像判定部2を備え、
    前記印刷モード切り替え部は、低彩度の画像を綺麗に印刷するための印刷モードに設定された場合に、前記編集画像判定部2によって判定された結果により、前記画像印刷部の印刷モードを切り替えることを特徴とする、画像処理装置。
  4. 請求項1乃至請求項2乃至請求項3に記載の装置であって、
    請求項1乃至請求項2乃至請求項3の記載に加え、
    前記画像処理適用部で適用する画像処理のパラメータを編集するための、パラメータ編集部を備えることを特徴とする、画像処理装置。
  5. 請求項1乃至請求項2乃至請求項3乃至請求項4に記載の装置であって、
    請求項1乃至請求項2乃至請求項3乃至請求項4の記載に加え、
    元画像に対してR,G,Bコンポーネント毎のトーンカーブ調整を行う、トーンカーブ調整実行部と、
    元画像に対して彩度調整を行う、彩度調整実行部を備え、
    前記画像処理適用部は、トーンカーブ調整実行部を、彩度調整実行部より前に実行することを特徴とする、画像処理装置。
  6. 請求項1乃至請求項2乃至請求項3乃至請求項4に記載の装置であって、
    請求項1乃至請求項2乃至請求項3乃至請求項4の記載に加え、
    元画像に対してR,G,Bコンポーネント毎のトーンカーブ調整を行う、トーンカーブ調整実行部と、
    元画像に対して彩度調整を行う、彩度調整実行部を備え、
    前記画像処理適用部は、彩度調整実行部を、トーンカーブ調整実行部より前に実行することを特徴とする、画像処理装置。
  7. 元画像データに画像処理を適用して編集画像データを作成する方法であって、
    1つ以上の画像処理を予め定められた順序で適用する画像処理適用工程と、
    前記画像処理適用工程で適用する画像処理のパラメータを保存するパラメータ保存工程と、
    編集画像データがカラー画像かモノクロ画像かを判定する編集画像判定工程を備え、
    前記編集画像判定工程は、
    前記パラメータ保存工程によって保存された画像処理のパラメータを参照し、編集画像データがカラー画像かモノクロ画像かを判定することを特徴とする、画像処理方法。
  8. 請求項7に記載の方法であって、
    請求項7の記載に加え、
    編集画像データを印刷するための画像印刷工程と、
    前記画像印刷工程との通信工程と、
    前記画像印刷工程の印刷モードを切り替える印刷モード切り替え工程を備え、
    前記画像印刷工程は、
    低彩度の画像を綺麗に印刷するための印刷モードを含む複数の印刷モードを備え、
    前記印刷モード切り替え工程は、
    前記編集画像判定工程によって判定された結果により、前記画像印刷工程の印刷モードを切り替えることを特徴とする、画像処理方法。
  9. 請求項8に記載の方法であって、
    請求項8の記載に加え、
    前記低彩度の画像を綺麗に印刷するための印刷モードで印刷可能な色の範囲を取得するための、モノクロ色範囲取得工程と、
    前記編集画像の全画素の色が、前記モノクロ色範囲取得工程で取得した色の範囲内であるかどうかを判定するための、編集画像判定工程2を備え、
    前記印刷モード切り替え工程は、低彩度の画像を綺麗に印刷するための印刷モードに設定された場合に、前記編集画像判定工程2によって判定された結果により、前記画像印刷工程の印刷モードを切り替えることを特徴とする、画像処理方法。
  10. 請求項7乃至請求項8乃至請求項9に記載の方法であって、
    請求項7乃至請求項8乃至請求項9の記載に加え、
    前記画像処理適用工程で適用する画像処理のパラメータを編集するための、パラメータ編集工程を備えることを特徴とする、画像処理方法。
  11. 請求項7乃至請求項8乃至請求項9乃至請求項10に記載の方法であって、
    請求項7乃至請求項8乃至請求項9乃至請求項10の記載に加え、
    元画像に対してR,G,Bコンポーネント毎のトーンカーブ調整を行う、トーンカーブ調整実行工程と、
    元画像に対して彩度調整を行う、彩度調整実行工程を備え、
    前記画像処理適用工程は、トーンカーブ調整実行工程を、彩度調整実行工程より前に実行することを特徴とする、画像処理方法。
  12. 請求項7乃至請求項8乃至請求項9乃至請求項10に記載の方法であって、
    請求項7乃至請求項8乃至請求項9乃至請求項10の記載に加え、
    元画像に対してR,G,Bコンポーネント毎のトーンカーブ調整を行う、トーンカーブ調整実行工程と、
    元画像に対して彩度調整を行う、彩度調整実行工程を備え、
    前記画像処理適用工程は、彩度調整実行工程を、トーンカーブ調整実行工程より前に実行することを特徴とする、画像処理方法。
  13. 請求項7乃至請求項12に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014222841A (ja) * 2013-05-14 2014-11-27 船井電機株式会社 画像表示装置

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