JP2008311851A - 携帯電気機器用充電台 - Google Patents

携帯電気機器用充電台 Download PDF

Info

Publication number
JP2008311851A
JP2008311851A JP2007156449A JP2007156449A JP2008311851A JP 2008311851 A JP2008311851 A JP 2008311851A JP 2007156449 A JP2007156449 A JP 2007156449A JP 2007156449 A JP2007156449 A JP 2007156449A JP 2008311851 A JP2008311851 A JP 2008311851A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spherical
portable electric
charging stand
mounting
pressing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007156449A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyo Morita
秀世 森田
Masahiro Sugita
真浩 杉田
Akio Yamazaki
昭雄 山▲崎▼
Hiroshi Nagamine
浩志 長峰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2007156449A priority Critical patent/JP2008311851A/ja
Publication of JP2008311851A publication Critical patent/JP2008311851A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)

Abstract

【課題】載置面を所望の姿勢に容易に調整できると共に、特別な操作無く調整後の姿勢を保持できる携帯電気機器用充電台を提供する。
【解決手段】アーム部3と、これに回転自在に連結され、携帯電気機器を載置するための載置面を形成した載置部4と、を備える。アーム部3は、載置部4を任意の姿勢で保持するための球状可動部5を内蔵しており、球状可動部5は、載置部4と球状可動部5とを連結するための連結軸6を固定した球状体7と、アーム部3の内面に固定され、球状体7の表面と面接触される球状受体8と、球状受体8と対向する位置に配置されて、球状体7の表面と面接触される押圧体9であって、球状受体8と押圧体9との間で球状体7を狭持することにより球状体7を保持する押圧体9と、押圧体9を載置部4側に押圧する弾性部材11と、を備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、携帯電話機等の電気機器をセットして充電する機能を備える充電台に関する。
携帯電話機やPDA等の携帯型電気機器を充電するために、充電台が使用される。例えば携帯電話機の充電台は、商用電源に接続されて給電され、設置面に携帯電話機をセットして電気接点を接続することで、商用電源を変圧して充電する。また、このような充電台の中には、携帯電話機を所望の姿勢で保持し、液晶などの携帯電話機の表示画面を見やすくするためのスタンドとしての機能を備えるものがある。特に近年は携帯電話機にTV機能付き、あるいは音楽や動画再生機能を備えるものが増えている。このような場合、スタンドにセットした状態で携帯電話機を使用することも多い。
しかしながら、携帯電話機は一般に縦長の姿勢で使用することを前提に設計されており、例えばウェブブラウザの閲覧や電子メールの作成には、縦置きの姿勢で使用するため、スタンドにセットした状態でも縦長に置く必要がある。一方、TV画面は基本的に横長であるため、携帯電話機の縦長のモニタで視聴すると横幅が狭くなり画面が小さくなる。特に地上デジタル放送で標準採用されている16:9等のワイド画面のアスペクト比では更に横長となり、そのままでは携帯電話機の表示画面の使用効率が悪い。そこで、携帯電話機を横に寝かせた状態での視聴とすることで、画面を効率的に使ったTV視聴が可能となる。このため、携帯電話機スタンドは、縦置き、横置きのいずれの姿勢でも使用できるようにしたもの、携帯電話機のモニタ画面が斜めになるように携帯電話機スタンド自体が斜めに傾斜して保持される構造にしたものが、販売されている。
特開2003−348209号公報
さらに、回転機構等については、ユーザが自由な姿勢で携帯の画面を見やすくできるように、角度を連続的に変化させ、任意の姿勢に調整可能なボールジョイントを利用した充電台スタンドを、本出願人は検討している。この充電台は、ボールジョイントにより任意の角度に調整できるが、所望の姿勢で手を離した状態で固定するための固定機構が必要となる。一般には、充電台以外のボールジョイントを利用したもの(例えば、カメラの三脚)において、固定機構としてねじを用いているものが多い。この充電台は、ねじを緩めた状態でボールジョイントを用いて所望の姿勢に位置決めした後、ねじを締めて固定する。
しかしながら、この構成では姿勢を変更する度に、一々ねじを緩めた上で姿勢を調整し、さらにねじを締めて固定するという作業が必要になり、手間がかかる。特に、このようなねじは小さいため、細かな作業が必要となる。加えて、ねじを緩めすぎるとねじがはずれることもあり、ねじが小さいことも相俟って紛失する虞もあった。
本発明は、このような問題を解決すべく鋭意研究を続けた結果、本発明をなすに至った。本発明の一の目的は、載置面を所望の姿勢に容易に調整できると共に、特別な操作無く調整後の姿勢を保持できる携帯電気機器用充電台を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記の目的を達成するために、本発明の携帯電気機器用充電台は、携帯電気機器を充電するための充電台であって、充電台を設置するための略平面の接触面を形成したベース部2と、ベース部2の接触面の背面側から突出させたアーム部3と、アーム部3と回転自在に連結され、携帯電気機器を載置するための載置面を形成した載置部4と、を備えることができる。また、アーム部3は、載置部4を任意の姿勢で保持するための球状可動部5を内蔵しており、球状可動部5は、載置部4と球状可動部5とを連結するための連結軸6を固定した球状体7と、アーム部3の内面に固定され、球状体7の表面と面接触される球状受体8と、球状受体8と対向する位置に配置されて、球状体7の表面と面接触される押圧体9であって、球状受体8と押圧体9との間で球状体7を狭持することにより球状体7を保持する押圧体9と、押圧体9を載置部4側に押圧する弾性部材11と、を備えることができる。これにより、載置部を所望の姿勢に調整できると共に、調整後の姿勢を特別なロック機構を操作することなく保持できるので、使い勝手に優れたスタンドとして携帯電気機器用充電台を利用できる利点が得られる。
また携帯電気機器用充電台は、さらに、弾性部材11を載置部4側に押圧する押圧力を調整可能な押圧力調整手段20を備えることができる。これにより、弾性部材の特性ばらつきや経年劣化等による押圧力の変化を押圧力調整手段で調整して、一定の圧力で押圧体を付勢した状態に維持し、載置部の角度調整力を均一に維持できる。
さらに携帯電気機器用充電台は、弾性部材11及び押圧力調整手段20が、球状体7を押圧する圧力を、球状体7が外力により球状受体8及び押圧体9との表面を摺動して所望の角度に調整可能であると共に、外力を受けない状態で、球状体7が球状受体8及び押圧体9との接触面の摩擦力によって回転を静止されるよう調整されてなることを特徴とする。これにより、ユーザは手で載置部を直接操作して所望の姿勢に調整できる一方、手を離した状態で載置部の姿勢が維持されるため、使い勝手に優れたスタンドとして携帯電気機器用充電台を利用できる。
さらにまた携帯電気機器用充電台は、球状可動部5がボールジョイントで構成され、弾性部材11がスプリングで構成され、押圧力調整手段20が、アジャスタねじで構成することができる。これにより、アジャスタねじをねじ込むことで容易にスプリングの押圧力を調整できるので、スプリングの特性ばらつきや経年劣化等による押圧力の変化を調整して、一定の圧力で押圧体を付勢してボールジョイントの可動及び静止を一定に維持できる。
さらにまた携帯電気機器用充電台は、ベース部2の形状の少なくとも一部が、載置部4の一部であってベース部分2と接触するエッジ部分13の、ベース部2に対する軌跡に沿う形状に形成できる。これにより、載置部とベース部との接触位置がベース部の外周となるため、載置部がベース部に接触した状態で回転させても、ベース部の表面に載置部のエッジ部分により傷が付けられる事態を回避できる。
さらにまた携帯電気機器用充電台は、載置部4を回転させて載置部4の隅部14とベース部2の隅部12が接触する状態で、載置部4又はベース部2の少なくとも一方が、互いの接触部分を面取りしてなることを特徴とする。これにより、載置部とベース部との接触位置が点状態でなく面状態となるため、載置部がベース部に接触した状態で回転させても、載置部のエッジ部分によりベース部の表面に傷が付けられる事態を回避できる。
さらにまた携帯電気機器用充電台は、載置部4の、連結軸6との取り付け位置から端縁4aまでの長さが、アーム部3よりも長いことを特徴とする。これにより、充電台の重心を低くして、携帯電気機器を載置した状態でも安定させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するための電池パックを例示するものであって、本発明は電池パックを以下のものに特定しない。また特許請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決してない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。
図1〜図8に、本発明の一実施の形態に係る携帯電気機器用充電台1(以降、単に「充電台1」と記すこともある。)を示す。なお、図1〜図8に示す携帯電気機器用充電台1において、同様の構成要素については同符号を付して、その詳細な説明を省略している。これらの図において、図1は載置部を縦置き姿勢とした斜視図、図2は横置き姿勢とした斜視図、図3は背面から見た斜視図、図4は載置部を水平姿勢とした斜視図、図5は上面から見た平面図であり、さらに図6は図5のVI−VI’線における垂直断面図、図7は図5のVII−VII’線における垂直断面図、図8は載置部を縦置き姿勢とした側面図をそれぞれ示す。
これらの図に示す充電台1は、充電台1を設置するための略平面の接触面2aを形成したベース部2と、ベース部2の接触面2aの背面側から一体的に突出させたアーム部3と、アーム部3と回転自在に連結され、図2に示すように、携帯電気機器Kを載置するための載置面4bを形成した載置部4とを有する。また、この充電台1は、図6及び図7に示すように、載置部4に携帯電気機器Kをセットした状態で、載置部を任意の姿勢に保持するよう、球状可動部5をアーム部3に内蔵している。以下、各部材について詳細に記す。
(載置部)
携帯電気機器Kが載置される載置部4は、外部から得た電力を携帯電気機器の充電電力に変換して供給するための充電回路を内蔵している。図3に示す例では、商用電源と接続するための電源プラグ15を備えている。電源プラグ15は、好ましくは別部材で構成され、コネクタ16を介して載置部4と接続される。図3の例では、電源プラグ15側に変圧回路を備えており、AC100VをDC5〜6Vに変換してコネクタ16から載置部に給電される。また、図1、図2に示すように、充電台1の載置部4における載置面4bには、携帯電気機器に給電可能な金属接点4cが設けられており、載置部4にセットされた携帯電気機器は、この金属接点4cを介して給電される。さらに、充電台1の載置面4b上であって、載置部4の略矩形状を構成する各々の辺には、少なくとも一の突起部18が設けられている。各辺の対向する突起部18の離間距離は、携帯電気機器を構成する長辺及び短辺にほぼ等しい。これにより、突起部18の内面側と携帯電気機器の外面側が当接するように載置面4b上にセットされた携帯電気機器は、これらの突起部18でもって、その四辺を係止されて固定されるため、脱落を防止できる。また、対向する突起部18同士は、互いにずらした位置に形成されることが好ましい。これにより携帯電気機器を均衡に支持できるため、一層の固定が図られる。特に、後述するように携帯電気機器を載置した状態で載置部4を回動させるため、どのような姿勢としても確実に保持できる構造が好適である。
(携帯電気機器)
載置部の載置面にセットする携帯電気機器としては、携帯電話機やPDA、スマートフォン、ページャ、電子辞書等が利用できる。好ましくは、TV等の動画を視聴可能な機器とする。ここでは、TV受信可能な携帯電話機用の充電スタンドを例として説明する。
(アーム部)
図6及び図7に示すように、載置部4と連結されるアーム部3は、中空の筒状構造に形成されており、ベース部2の背面からほぼ垂直に突出するよう固定されている。さらに、アーム部3の先端は、その内部に当座で回転可能な球状可動部5が構成されており、この球状可動部5に載置部4を連結することで、載置部4を回動自在に屈曲できる。
また、球状可動部5は、載置部4と球状可動部5とを連結するための連結軸6を固定した球状体7と、アーム部3の内面に固定され、球状体7の表面と面接触される球状受体8と、球状受体8と対向する位置に配置されて、球状体7の表面と面接触される押圧体9を備える。つまり、球状受体8と押圧体9との間に球状体7を狭持して、球状体7を保持する。さらにアーム部3の内部には、押圧体9を載置部4側に押圧する弾性部材11を有する。なお、本明細書において、軸方向とは、ベース部2の主面である接触面2aを基準にした垂直方向をいう。
図6及び図7に図示される充電台1において、球状可動部5はボールジョイントにて構成されている。また、押圧体9は、アーム部3に内蔵され、球状体7に当接する押圧部9aと、側面を構成する筒状のガイド筒部9bとを備える。さらに、押圧体9は、球状体7の外形とほぼ一致させた球面を少なくとも一部に備える。ガイド筒部9bは、軸方向に開口した空洞部が内部に形成されており、この内部には弾性部材11としてのスプリングが配設されている。言い換えると、スプリング11は、ガイド筒部9bの側面によって、その伸縮方向がガイドされる。また、図6及び図7のスプリング11は、空洞部内において、押圧部9aから下方向へと突出された突出部22に挿通されており、これにより、スプリング11の一端(図6及び図7の上方)は押圧部9aと連結される。一方、スプリング11の他端(図の下方)は、位置が固定された弾性体受け21と連結される。また、押圧体9は、スプリング11の伸縮により、軸方向に移動可能に構成される。この構造により、押圧体9の内部に配置されたスプリング11は、バネの復元力により、押圧部9aを介して押圧体9を載置部4側へと押圧可能にする。なお、押圧部9a、ガイド筒部9b及び突出部22は、一体に構成することで、部品の点数を削減し製造工程の簡易化が図れる。このように、図6及び図7における押圧部9aが、弾性部材11の伸縮により軸方向に移動できる構造であれば、押圧部、ガイド筒部及び突出部は別個の部材でも一体でも構わない。
また、図6及び図7における突出部22は、水平断面が十字状となる形状としている。但し、突出部22の水平断面における形状は、十字状に限定されず、円状、四角形状、多角形状など任意とでき、さらに、中空、中実を問わない。
さらに、充電台1は、弾性体受け21の裏面側(図6及び図7の下方)に、押圧力調整手段20を備える。この押圧力調整手段20でもって、弾性部材11であるスプリングを載置部4側に押圧する押圧力を調整できる。具体的に、図の押圧力調整手段20では、アジャスタねじを採用しており、アジャスタねじ20の進行側における先端が弾性体受け21に当接して、弾性体受け21を支持・固定する。これにより、アジャスタねじ20の進行量に応じてスプリング11の伸縮量が決定され、すなわちスプリング11の一端と連結される押圧部9aへの押圧力、ひいては球状体7及び球状受体7への押圧力が定まる。
また、図6及び図7の例では、ベース部2の裏面側に、断面が台形状に形成されたプレート200を備える。またプレート200の、中央部に形成された凹み領域に、ねじ穴201が形成されており、このねじ穴201に、アジャスタねじ20が螺合されてプレート200と連結される。この構造により、アジャスタねじ20のねじ頭が、プレート200の裏側における凹み内に収納されて、ベース部2の底面側より突出されない。
また、押圧部9aにおいて、スプリング11と当接される主面と対向する他方の主面側は、球状体7と面接触可能な形状に構成されており、具体的には球状体7の球状の外面と当接可能な球面状の凹部を有する。また、球状体7は、押圧部9aとの当接側と対向する側(図6及び7の上方)から、設置部4側へと突出した棒状の連結軸6を有する。連結軸6は、図4に示すように、アーム部3の先端側(載置部4との連結側)に設けられた開口窓部17を貫通しており、この開口窓部17領域で揺動自在に可動する。
また、図6及び図7に示すように、連結軸6の先端部は載置部4と連結され固定される。すなわち載置部4は、連結軸6の揺動に伴って可動できる。言い換えると、載置部4の傾斜可能な領域は、連結軸6の可動範囲に依存する。ひいては連結軸6の揺動範囲を制御する開口窓部17の開口量によって決定される。したがって、開口窓部17の開口面積は特に限定されず、載置部4の所望の傾斜角度を考慮して適宜決定できる。
また、連結軸6の回動可能な傾斜角度は限定されず、通常の充電台1を使用する際において、携帯電気機器の画面を視認しやすい角度幅でもって回動される。例えば、図4及び図6の開口窓部17は、連結軸6が略上下方向に略直角分だけ回動移動できる開口としている。具体的に、図4〜図7の充電台1では、連結軸6が開口窓部17の縁部と当接する回動限界地点での状態を図示しており、連結軸6が、アーム部3のガイド筒部9bにおける軸方向と同一方向(図4及び図6の上下方向)に位置する。このとき、載置部4の載置面4bは、ベース部2の主面である接触面2aと略平行に位置しているため、携帯電気機器を載置面4bにセットしやすい。さらに載置部4は、球状体7を中心とする円弧の軌跡状に回動できる。例えば図4の載置部4では、ガイド筒部9bと略同一の軸方向を有する際の連結軸6の方向を基準として、略90°下方に回動できる。
さらに、図6及び図7に示すように、球状体7において、球状受体8との当接側と対向する側(図の上側)は、球状受体8を介して、アーム部3の先端部の内面と当接する。球状受体8は、球状体7と摺動可能に面接触しており、双方の当接領域において、球状受体8は球状体7の外面形状に沿う形状に構成されている。
これにより、連結軸6が所望の角度に屈曲された状態において、いかなる傾斜角度においても、球状体7は、その略上下の外周面にて押圧体9及び球状受体8と摺動可能に接面される。加えて、球状体7における双方との接触面にて摩擦が生じるため、抵抗力が増し、連結軸6を所望の角度に保持できる。つまり連結軸6と連結された載置部4を自在な姿勢とでき、傾斜の調節後も当接面でのグリップにより姿勢を維持できる。すなわち傾斜角度を維持する別個のロック機構を要さずして、自在な姿勢を保持できる。
また、押圧体9は、樹脂製とすることで軽量かつ安価となるため好ましい。ただ、球状体7とアーム部3に狭着された際に生じる、双方との摩擦の大きさを考慮して素材を適宜選択できる。例えばゴム状とすれば、球状体7とアーム部3に狭着された際の、双方との摩擦が増加し、すなわち接触抵抗が大きくなるためグリップが増す。言い換えると、載置部4の所望の姿勢を保持しやすくなる。また、摩擦力の設定は、ユーザが載置部4を容易に動かすことができ、ユーザが応力を解除した際、載置部4の姿勢が保持される程度とする。
また球状体7は樹脂により形成されており、これにより軽量、安価に構成できる。ただ、金属製とすることもでき、これにより耐久性が増す他、樹脂製と比較して重量が大きくなるため、アーム部3の重力が増し、これによりアーム部3のスタンド状態が安定する。
(アジャスタねじ)
また、弾性部材11であるスプリングと連結する押圧力調整手段20は、このスプリング11を載置部4側へと押圧するための押圧力を調整できる。図の充電台1では、押圧力調整手段20として、アジャスタねじを使用している。アジャスタねじ20を進行させると、ねじの先端に当接する弾性体受け21が、載置部4側(図6及び図7の上方)へと移動する。これにより、スプリング11が収縮され、スプリング11のアジャスタ板19及び押圧部9aに対する押圧力が増す。このスプリング11の付勢により、押圧体9が球状体7を押圧するため、球状体7と球状受体8との密着性が高まる。つまり、球状受体8と押圧体9との間で球状体7を狭持する力が強まり、球状体7の保持力が高まるため、球状可動部5に連結された載置部4の姿勢を維持できる。逆にアジャスタねじ20を後退させると、スプリング11による押圧力が弱められる。このように、アジャスタねじ20を回転させることで、スプリング11の押圧力、すなわち球状体7の回転を阻止する力を調整できる。このため、スプリング11の個体差や経年劣化による押圧力のばらつきを吸収して、一定の押圧力に調整することができる。
(ベース部)
また、図8に示すように、ベース部2は、充電台1を設置する設置面2aを備える、略平板状の基台である。ベース部2は、充電台1を安定して支持するよう、一定の大きさに形成される。また、ベース部2にウェイトを持たせることで一層安定性が増す。さらに背面からはアーム部3を突出させている。図8等の例では、アーム部3をベース部2の背面のほぼ中央から垂直に突出させている。ただ、アーム部3の位置は中央部に限られず、偏心させてもよい。またベース部2の形状も円状に限られず、半円状、楕円状等、任意の形状とできる。ただ、後述する干渉防止機構を備える場合は、少なくとも端縁が円弧状の部分を有する。
(ベース部表面の保護)
裁置部が回転又はスイーベル機構を有する充電台は、自由に回転若しくは旋回する載置部の先端がベース部と干渉するため、ベース部の表面をエッジで傷付けることがあった。特に携帯電話機は縦置きで使用することが多く、縦置きの姿勢にすると載置部のエッジが載置部を支えるベース部に接触しやすくなる。このため、図9に示すように載置部104のエッジ部分103が、ベース部102に接触したままで回転、旋回させると、エッジ部分103やコーナー部分105でベース部102の表面に傷が付きやすい。
この問題を回避するには、支持部106の長さを長くすることが考えられる。しかしながら、支持部106を長くするほど充電台101の重心が上側にシフトしてバランスが悪くなる。すなわち、携帯電話機を載置した状態で充電台101が自立し難くなるという問題があった。
そこで本実施の形態では、図8等に示すように、ベース部分2の外周の少なくとも一部を、載置部4とベース部2の接触点の軌跡に沿うように予め設計しておく。すなわち、ベース部2の少なくとも一部は、載置部4のエッジ部分13が、ベース部分2と接触する際の軌跡に沿う形状に形成されている。この際、図8に示すように、裁置部4の背面4eがベース部2と接触する。
また、載置部4において、連結軸との取り付け位置である長手方向の中心4dから、端縁4aまでの長さLは、アーム部3の長さHよりも長い。これにより、図8に示すように、載置部4を縦置きの姿勢で旋回させようとすると、ベース部分の端縁2bと、載置部4の背面4eが接触するように構成できる。すなわち、載置部4のエッジ部分13が、ベース部2の表面2cに接触するのを抑制できるため、露出されたベース部の表面2cがエッジ部分13の尖端で損傷するのを防止できる。
また、図8に示すように、載置部4の隅部14と、ベース部2の隅部12とが接触する状態で、載置部4とベース部2とが当接する部分の、少なくとも一方の部材を面取りすることができる。例えば、載置部4の、ベース部2と接触する側のエッジ部分13を面取りすると共に、図3、図8に示すように、ベース部2の対応するエッジ部分2bを面取りすることによって、載置部4とベース部2の接触部分が点状から面状となるため、更に傷付き難くできる。
本発明の携帯電気機器用充電台は、携帯電話機やPDA等、携帯型電気機器の充電用スタンドとして好適に適用できる。
実施の形態に係る携帯電気機器用充電台を示す斜視図である。 実施の形態に係る携帯電気機器用充電台を示す別の斜視図である。 実施の形態に係る携帯電気機器用充電台を示す別の斜視図である。 実施の形態に係る携帯電気機器用充電台を示す別の斜視図である。 実施の形態に係る携帯電気機器用充電台を示す平面図である。 図5のV−V’線における垂直断面図である。 図5のVI−VI’線における垂直断面図である。 実施の形態に係る携帯電気機器用充電台を示す側面図である。 従来の携帯電気機器用充電台を示す斜視図である。
符号の説明
1、101…携帯電気機器用充電台
2、102…ベース部
2a…ベース部の接触面
2b…ベース部の端縁
2c…ベース部の表面
3…アーム部
4、104…載置部
4a…載置部の端縁
4b…載置部の載置面
4c…金属接点
4d…載置部の長手方向における中心
4e…載置部の背面
5…球状可動部(ボールジョイント)
6…連結軸
7…球状体
8…球状受体
9…押圧体
9a…押圧部
9b…ガイド筒部
11…弾性部材(スプリング)
12…ベース部の隅部
13、103…載置部のエッジ部分
14…載置部の隅部
15…電源プラグ
16…コネクタ
17…開口窓部
18…突起部
19…アジャスタ板
20…押圧力調整手段(アジャスタねじ)
21…弾性体受け
22…突出部
105…コーナー部分
106…支持部
200…プレート
201…穴
H…アーム部の長さ
K…携帯電気機器
L…載置部の長手方向における中心から端縁までの長さ

Claims (7)

  1. 携帯電気機器を充電するための充電台であって、
    充電台を設置するための略平面の接触面を形成したベース部(2)と、
    前記ベース部(2)の接触面の背面側から突出させたアーム部(3)と、
    前記アーム部(3)と回転自在に連結され、携帯電気機器を載置するための載置面を形成した載置部(4)と、
    を備え、
    前記アーム部(3)は、前記載置部(4)を任意の姿勢で保持するための球状可動部(5)を内蔵しており、
    前記球状可動部(5)は、
    前記載置部(4)と球状可動部(5)とを連結するための連結軸(6)を固定した球状体(7)と、
    前記アーム部(3)の内面に固定され、球状体(7)の表面と面接触される球状受体(8)と、
    前記球状受体(8)と対向する位置に配置されて、球状体(7)の表面と面接触される押圧体(9)であって、前記球状受体(8)と押圧体(9)との間で球状体(7)を狭持することにより球状体(7)を保持する押圧体(9)と、
    前記押圧体(9)を載置部(4)側に押圧する弾性部材(11)と、
    を備えることを特徴とする携帯電気機器用充電台。
  2. 請求項1に記載の携帯電気機器用充電台であって、さらに、
    前記弾性部材(11)を前記載置部(4)側に押圧する押圧力を調整可能な押圧力調整手段(20)を備えることを特徴とする携帯電気機器用充電台。
  3. 請求項2に記載の携帯電気機器用充電台であって、
    前記弾性部材(11)及び押圧力調整手段(20)が、前記球状体(7)を押圧する圧力を、前記球状体(7)が外力により前記球状受体(8)及び押圧体(9)との表面を摺動して所望の角度に調整可能であると共に、外力を受けない状態で、前記球状体(7)が前記球状受体(8)及び押圧体(9)との接触面の摩擦力によって回転を静止されるよう調整されてなることを特徴とする携帯電気機器用充電台。
  4. 請求項2又は3に記載の携帯電気機器用充電台であって、
    前記球状可動部(5)がボールジョイントで構成され、
    前記弾性部材(11)がスプリングで構成され、
    前記押圧力調整手段(20)が、アジャスタねじで構成されてなることを特徴とする携帯電気機器用充電台。
  5. 請求項1から4のいずれか一に記載の携帯電気機器用充電台であって、
    前記ベース部(2)の形状の少なくとも一部が、前記載置部(4)の一部であって前記ベース部分(2)と接触するエッジ部分(13)の、ベース部(2)に対する軌跡に沿う形状に形成されてなることを特徴とする携帯電気機器用充電台。
  6. 請求項5に記載の携帯電気機器用充電台であって、
    前記載置部(4)を回転させて載置部(4)の隅部(14)と前記ベース部(2)の隅部(12)が接触する状態で、前記載置部(4)又はベース部(2)の少なくとも一方が、互いの接触部分を面取りしてなることを特徴とする携帯電気機器用充電台。
  7. 請求項6に記載の携帯電気機器用充電台であって、
    前記載置部(4)の、前記連結軸(6)との取り付け位置から端縁(4a)までの長さが、前記アーム部(3)よりも長いことを特徴とする携帯電気機器用充電台。
JP2007156449A 2007-06-13 2007-06-13 携帯電気機器用充電台 Pending JP2008311851A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007156449A JP2008311851A (ja) 2007-06-13 2007-06-13 携帯電気機器用充電台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007156449A JP2008311851A (ja) 2007-06-13 2007-06-13 携帯電気機器用充電台

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008311851A true JP2008311851A (ja) 2008-12-25

Family

ID=40239075

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007156449A Pending JP2008311851A (ja) 2007-06-13 2007-06-13 携帯電気機器用充電台

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008311851A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013042254A (ja) * 2011-08-12 2013-02-28 Sanei:Kk 携帯端末機器用スタンド
CN105959441A (zh) * 2016-05-05 2016-09-21 湖南融欣网络科技有限公司 一种可调角度和高度的手机支架
JP6143205B1 (ja) * 2016-04-22 2017-06-07 Necプラットフォームズ株式会社 卓上電話機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013042254A (ja) * 2011-08-12 2013-02-28 Sanei:Kk 携帯端末機器用スタンド
JP6143205B1 (ja) * 2016-04-22 2017-06-07 Necプラットフォームズ株式会社 卓上電話機
CN105959441A (zh) * 2016-05-05 2016-09-21 湖南融欣网络科技有限公司 一种可调角度和高度的手机支架

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10302244B2 (en) Multi-purpose camera stand
EP2001207B1 (en) Desktop charger holder
US10718464B2 (en) Tripod head
TW201321236A (zh) 夾持組件及應用該夾持組件之支撐裝置
US8720837B2 (en) Support frame for electronic device
US20160083989A1 (en) Hinge structure
US20070001071A1 (en) Support device for computer peripheral equipments
KR20090041540A (ko) 전자기기용 스탠드 힌지와 이를 장착한 전자기기
US7832058B2 (en) Swivel hinge assembly for foldable electronic device
US11131422B2 (en) Multifunctional stand frame for tablet electronic device
US20210140579A1 (en) Mounting device for portable electronic devices
TW201345382A (zh) 保護殼
WO2020258146A1 (zh) 云台
CN109869591B (zh) 夹持结构及具有该夹持结构的云台
JP4639215B2 (ja) 卓上式充電器
KR20100071800A (ko) 휴대통신단말기용 스탠드조립체
JP2008311851A (ja) 携帯電気機器用充電台
JP3114439U (ja) 電子カメラ付き携帯電子機器用雲台
US20180103183A1 (en) Camera mounting device
JP2008015712A (ja) ディスプレイ角度調整装置
US7837159B2 (en) Positioning mechanism and display device using the same
KR101992297B1 (ko) 스마트폰 충전 케이블
KR200483647Y1 (ko) 휴대단말기용 거치대
KR20080113787A (ko) 각도 조절장치
US20090304377A1 (en) Rotary joint device, support frame and camera apparatus