JP2008309916A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】航空機や列車などの客室に設置する場合、座席数、配列および位置などの設置環境が多様であり、各座席の利用者に対して均等な表示サービスを提供することができない。
【解決手段】情報の表示を行う表示パネル21と、表示パネル21の表示方向を変更する機構部22と、複数の座席に関する表示パネル21の利用にかかわる情報を入力する情報入力部51と、情報入力部51に入力された情報に基づいて表示パネル21の表示方向を算出する算出部52と、算出部52の算出結果に基づいて機構部22を動作させる制御部53とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、航空機、列車などの客室内部に設置する天吊り型または壁掛け型の表示装置において、複数の座席に着席した利用者に対し、最適な利用環境を提供し、特に表示画面の角度を自動的に調整する表示装置に関する。
航空機や列車などの客室に設置されたテレビ受像機などの表示装置は、従来、表示画面が固定されているのが一般的である。したがって、表示装置を客室に配列された座席に着席して利用者が表示された情報を視認する場合、座席の位置により表示画面を視認する条件が異なり、表示装置は各座席の利用者に対して均等な表示サービスを提供することができない。
これに対して、複数の座席に着席して表示装置を視聴する場合の表示方法に関し、近年、表示画面の角度を調整する機能を備えた車載用装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この事例では、表示装置にアーム部と回動部を備え、表示ユニットを回動自在に支持することにより、操作者が指先などによりアーム部を操作することができる。したがって、操作者の判断により、座席に着座した乗員に対して、手動により表示ユニットを回動し、視認のための角度調整を行う。
また、表示画面の角度を自動的に調整する機能を備えた車載用装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。この事例では、着席センサーを備え、コンテンツ(カーナビゲーション情報、音楽、映画など)に応じてダッシュボード上に設置された表示モニターを水平方向に回転制御し、自動車内の各座席に対して、表示画面の角度を自動的に調整する。表示モニターの回転制御にかかわる情報は、予め、コンテンツ別に利用可能な座席を選別する特定のパターンが設定されており、ROMなどの記憶媒体に保存されている。
特開2001−157144号公報 実開2004−149024号公報
しかしながら、自動車搭載用の装置は、車内の座席の配列、位置および寸法が、車種にかかわりなくほぼ固定されており、航空機や列車などの客室とは利用の対象となる座席数、配列および位置などの設置環境が大きく異なる。特に、航空機や列車などを設置の対象とする汎用の表示装置を提供するためには、操作者の主観的な判断による手動操作や、座席数および配置を固定して予め設定されたパターンで表示画面の角度を制御する従来の方法では、座席数が多く配列も多様な客室において、各座席の利用者に対して均等な表示サービスを提供することができない。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、表示装置が設置される客室において、座席数、配列および位置などに関する多様な設置環境に対応して、情報を表示する表示画面の表示方向を最適化することにより、客室の各座席の利用者に対して均等な表示サービスを提供する効果を発揮し、航空機や列車などに設置可能な汎用の表示装置を提供することを目的とする。
上述したような目的を達成するために、本発明の表示装置は、情報の表示を行う表示手段と、表示手段の表示方向を変更する表示方向変更手段と、複数の座席に関する表示手段の利用にかかわる情報を入力する座席情報入力手段と、座席情報入力手段に入力された情報に基づいて表示手段の表示方向を算出する表示方向算出手段と、表示方向算出手段の算出結果に基づいて表示方向変更手段を動作させる駆動手段とを備えたことを特徴とする。
このような構成により、航空機や列車などの座席数が多く、配列も多様な客室において、表示手段の表示角度を適切に設定することが可能となる。したがって、航空機や列車などにおいて、各座席の利用者に対して均等かつ適切な情報提供サービスを行うことのできる表示装置を実現することができる。
また、本発明の表示装置は、表示方向変更手段は、表示手段を少なくとも上下方向に角度を変える機構を備えてもよい。このような構成により、表示手段を収納部から動出させて表示方向を変えることが可能となり、各座席に対する表示手段の対向角度の調整を行うことができる。
また、本発明の表示装置では、表示方向算出手段は、表示手段の上下方向の各視野角を計算条件としてさらに加えてもよい。このような構成により、表示パネルの上下の視野角が異なる場合でも、各々のパラメータを入力することにより、利用者に最適なリトラクタブル角度を提供することができる。したがって、算出の精度を高め、表示装置の利用効果を高めることができる。
また、本発明の表示装置は、複数の座席に関する表示手段の利用にかかわる情報は、表示方向に対して前後方向に複数の座席が配列された座席列に関し少なくとも表示手段と最も近い座席の位置と座席の間隔と座席数とを含んでもよい。このような構成により、表示手段と対向する座席の位置および設置数にかかわる情報を入力することが可能となる。したがって、客室内の座席の設置条件に基づき、表示手段の角度を設定することができ、複数の座席に対して表示手段を適切な方向に設定し、利用者にとって快適な視聴環境を提供することができる。
また、本発明の表示装置は、複数の座席に関する表示手段の利用にかかわる情報は、利用者の視認位置にかかわる情報をさらに含んでもよい。このような構成により、利用者の視認位置にかかわる情報を入力することが可能となる。したがって、客室内の座席の設置条件および利用者の視認条件に基づき、表示手段の角度を設定することができ、表示手段の角度設定の精度を高め、利用者にとって快適な視聴環境を提供することができる。
また、本発明の表示装置は、複数の座席に関する表示手段の利用にかかわる情報の少なくともいずれかを自動的に検出する座席情報検出手段をさらに備えてもよい。このような構成により、客室内の座席および利用者の視認にかかわる情報の少なくとも一部を自動的に入力することが可能となる。したがって、表示手段の角度設定にかかわる操作を簡略化することができる。
また、本発明の表示装置では、座席情報検出手段は、複数の座席のうち、利用者が着席した座席に関する情報のみを自動的に検出してもよい。このような構成により、利用者が着席した座席に関する座席情報に基づき、表示手段の角度を設定することができ、表示手段の角度設定の効率および精度を高め、利用者にとってより快適な視聴環境を提供することができる。
また、本発明の表示装置では、表示手段は天吊り用または壁掛け用の表示パネルを有し、表示パネルに対向して少なくとも前後方向に配列された複数の座席に対し、表示パネルの表示方向を変更可能に構成してもよい。
これにより、本発明の表示装置を天吊り用または壁掛け用のモニター装置として利用することが可能となり、表示装置の利用範囲を拡大することができる。
本発明の表示装置によれば、航空機や列車などの客席に設置された場合に、座席数、配列および位置などに関する多様な設置条件に対し、表示画面の表示方向を、各座席に着席した利用者の見やすい角度に自動的に調整することができ、設置客室内のどの座席でも快適に表示情報を視認することができる。これにより、各座席の利用者に対して均等な表示サービスを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図4を参照しながら説明する。
(実施の形態)
本発明の実施の形態では、航空機や列車などの客室に設置された表示装置を事例として説明する。
図1は、本発明の実施の形態における表示装置1を客室に設置した場合の表示装置1と客席との関係を示す主要配置図、図2は、本実施の形態における表示装置1のモニターの主要構成を示す側面図をそれぞれ示す。図1において、複数の座席からなる座席列の前後方向をX方向、床に対する高さ方向をY方向とし、XY面と垂直な方向をZ方向(客席が複数の座席列からなる場合の左右方向:図示せず)とする。
本発明の実施の形態では、床3には各列に座席31から座席33が表示パネル21の表示方向Bに対して前後方向(X方向)に設置され、左右方向に3席から6席の座席列が均等な間隔で配列された場合を対象としている。なお、客室の規模や座席の配列状況により、表示装置1の機能および性能に基づき表示パネル21の配置場所を選定し、表示パネル21が情報提供の対象とする座席列の数Mおよび各列の座席数Nの設定を行う。
本発明の実施の形態における表示装置1は、図1に示すように、装置本体10および装置本体10と配線11により接続された天吊り型のモニター20とを備えている。
モニター20は、天井2に取り付けられ、例えば、床3に設置された座席数Nの座席列において、座席31(1番目)、座席32(2番目)、および座席33(N番目)に対向して配置される。装置本体10は、客室乗務員室に設置して直接操作する方法や、天井部に設置して遠隔操作を行う方法などにより、客室乗務員が使用することができる。また、装置本体10は、受信部、入力部、再生部、操作部、記憶部、送信部など、客室に情報提供サービスを行うために必要な機構、回路、CPUおよびメモリーなど(いずれも、図示せず)を備えている。
また、図1、図2に示すように、モニター20は、客室に情報提供サービスを行うための情報の表示を行う表示手段としての表示パネル21、表示パネル21の表示方向を変更する手段としての機構部22、回路部23および収納部24とを備えている。
表示パネル21は、表示装置1が動作していない場合は収納部24に格納される。使用時には機構部22が動作して収納部24から外部に動出され、傾斜して保持される。これにより、客席に着席した利用者の視認位置34から、無理のない角度で表示パネル21を視聴することができる。また、表示パネル21は、座席情報検出手段としての撮像センサー28を備えており、各座席の位置など、複数の座席に関する表示パネル21を利用するために必要な各種情報のうち少なくともいずれかを自動的に検出する機能を有している。
機構部22は、回転軸25、駆動用モータ26および減速機構27a、27b、27cを備え、モータ26を駆動することにより、減速機構27a、27b、27cを介して回転軸25を中心として表示パネル21を回動させ、少なくとも上下方向(C方向)に角度を変えることができる。駆動用モータ26にはステッピングモータを使用することができ、減速機構27a、27b、27cは歯車機構などにより構成することができる。客室乗務員の開始操作により、客室において情報提供サービスが開始されると、天井2に取り付けられたモニター20の表示パネル21が回転駆動されて表示面Aが天井2から下方向に突出して、客席に対向して表示方向B(表示面Aの垂直方向)が所定の角度で傾斜した状態で保持される。情報提供サービスが終了すると、表示パネル21は、モニター20の収納部24に収納される。
つぎに、回路部23の構成と機能について説明する。回路部23は、情報入力部51、算出部52、制御部53、記憶部54および管理部55を備えている。
情報入力部51は、表示装置1における座席情報入力手段として、複数の座席、例えば、座席31、32、33、・・・に関し、表示パネル21を利用するための情報を入力する機能を有する。表示パネル21を利用するための情報としては、例えば、表示パネル21の表示方向Bに対して前後方向(X方向)に複数の座席が配列された座席列に関し、少なくとも表示パネル21と最も近い座席(一番前の座席31)の位置P1と、座席の間隔PおよびX方向の座席数Nを入力し、複数の座席列を備えた客室に設置した場合には、さらに左右方向の座席列数Mおよび座席列間の間隔などを入力する。また、各座席における利用者(着席者)の視認位置34、例えば、位置Sおよび高さHeを標準化して入力することにより、各座席に関するさらに詳細な情報を入力することができる。表示パネル21に設けられた撮像センサー28により検出された情報は、情報入力部51に送信され、情報入力部51で入力される。なお、客室の設計仕様から得られる座席に関する情報を手操作により情報入力部51に入力することによっても同様の効果を発揮することができる。
算出部52は、CPUその他の演算回路およびメモリーを備え、表示パネル21の表示方向Bを算出する手段としての機能を有する。メモリーには角度算出用のアルゴリズムが予め記憶されており、情報入力部51に入力された情報に基づいて表示パネル21の表示方向を算出することができる。
制御部53は、機構部22を動作させる駆動手段としての機能を備え、算出部52の算出結果に基づいて電気信号を出力し、モータ26の駆動および制御を行い機構部22を動作させることにより、表示パネル21を収納部24から動出させ、各座席列に対して所定の表示角度に設定することができる。なお、撮像センサー28は、複数の座席のうち、画像認識などにより利用者が着席した座席に関する情報のみを自動的に検出する機能を備えており、制御部53は客室における着席情報をもとに機構部22の駆動制御を行い、利用者に対して表示パネル21の表示角度を設定することができる。
記憶部54は、ROM(リード・オンリー・メモリー)などを備え、情報入力部51に入力された情報および算出部52における算出結果などの情報を保存し、算出部52の要求に従い、必要な情報を提供することができる。
管理部55は、情報入力部51から受信した情報および記憶部54から読み出した情報をもとに算出部52で演算を行うのに必要な情報を整えて算出部52に送信する他、算出部52における算出結果に関する情報から必要な情報を選別して記憶部54に保存する機能を有する。
つぎに、算出部52における表示パネル21の表示方向の算出方法について、図3により説明する。図3は、図1においてモニター20における表示パネル21の表示方向Bを算出する方法を示す説明図である。モニター20が情報表示の対象とする各座席列(X方向)の座席数をNとする。
表示パネル21から最前列の座席までの間隔をP1、座席間隔(ピッチ)をP、天井の高さをH、利用者の眼の高さをHe、視認位置の距離をS、表示パネル21の上下方向の視野角をそれぞれθu、θdとすると、表示パネル21の上下の視野角の中間の角度が座席列の中央の座席に着席した利用者の眼の位置となるように表示パネル21の表示角度θrを設定すると、座席列に着席したすべての利用者に対して、最適な表示角度で情報提供サービスを行うことができる。
この場合、
tan(θr+(θu−θd)/2)=(P1+P×(N−1)/2+S)/(H−He)
の関係が近似的に成り立つ。
したがって、
θr+(θu−θd)/2=cot((P1+P×(N−1)/2+S)/(H−He))
θr=cot((P1+P×(N−1)/2+S)/(H−He))−(θu−θd)/2
となり、θrを算出することができる。
この結果、表示装置1は、表示パネル21の上下方向の各視野角および撮像センサー28による各座席の着席の有無にかかわる検出情報を算出要件として、表示角度θrの算出を行うことができ、算出の精度を高め、表示装置としての利用効果を高めている。
なお、表示パネル21の寸法を算出条件に加えることにより、表示角度θrの算出精度をさらに高めることができる。
つぎに、本発明の実施の形態における表示装置1の動作の手順について、図4により説明する。図4は、本実施の形態における表示装置1の動作の手順を示すフローチャートである。
図4に示すように、利用者が座席に着席したことを自動検知する方法や、客室乗務員が装置本体10に設けられた電源ボタンを押すなどの操作により、表示装置1が動作を開始する(ステップ1:S1と略記する。以下、同様とする)。
表示装置1は、まず、座席情報の検出を行う。撮像センサー28により、利用者が着席した座席にかかわる情報を検出し、検出した情報を情報入力部51に送信し、情報入力部51で受信した情報を入力し、必要な情報を記憶部54に保存する(S2)。
つぎに、管理部55では、情報入力部51に入力された情報を確認するとともに、記憶部54に保存された初期設定情報や使用履歴に基づく算出部52の算出結果などの保存情報から必要な情報の読み出しを行い(S3)、入力情報と読み出し情報に基づいて、表示パネル21の表示角度を算出するために必要な情報(表示角度算出情報)を作成し、算出部52に送信する。初期設定情報としては、例えば、座席列の数M、各座席列における座席数N、各座席の間隔、利用者の標準視認位置など、表示装置1の設定時に入力した常時使用する情報が記憶部54に保存されている(S4)。
つぎに、算出部52は、受信した表示角度算出情報に基づき、表示パネル21の表示角度を算出し、算出結果を制御部53に送信する(S5)。
制御部53は、算出部52から受信した情報に基づき、機構部22を制御するための情報を作成し(S6)、機構部22に駆動制御情報を送信し、機構部22の駆動および制御を行う(S7)。
機構部22は制御部53から受信した制御情報に基づき、表示パネル21を回動させて収納部24から動出し、算出部52で算出した角度に設定し、設置角度を維持する(S8)。
表示パネル21が情報提供の対象とする座席の着席状況が変化すると、撮像センサー28が座席情報の変化を検知し、S2以降の動作を繰り返す(S9)。
座席情報に変化がない場合は、表示パネル21の表示角度は一定に維持され、客室乗務員が装置本体10に設けられた終了ボタンを押すなどの終了操作を行うと(S10)、表示装置1は制御部53が機構部22に対して終了動作の指示を行い、機構部22が動作して表示パネル21を回動させて収納部24に収納し(S11)、表示装置1の動作を終了する(S12)。
以上の通り、本発明の実施の形態における表示装置1によれば、客室における座席数、座席の配列および利用者の視認位置など、表示パネル21の利用にかかわる情報を入力する座席情報入力手段と、座席情報入力手段に入力された情報に基づいて表示パネル21の表示方向を算出する表示方向算出手段とを備えることにより、航空機や列車などの座席数が多く、配列も多様な客室において、表示パネル21の表示角度を簡単かつ適切に設定することが可能となる。したがって、本発明の実施の形態における表示装置1により、航空機や列車などにおいて、機体や車両の種類が異なる場合や、客室内で座席のクラスによって対象座席数やピッチが異なる場合など、座席列の多様な配置や構成であっても、すべての利用者にとって快適な情報提供サービスを提供することができる。
また、表示パネル21の上下の視野角が異なる場合でも、各々のパラメータを入力することにより、利用者に最適なリトラクタブル角度を提供することができる。
また、表示パネル21の表示角度の算出は、表示装置1の設置時または客室における座席列の配置変更時にのみ座席情報を入力して算出すればよく、以降は、不揮発性メモリーに記憶し、起動時に読み取って使用することができ、操作時の負担が増加することがない。さらに、撮像センサー28によりすべての座席情報を自動的に検出することにより、表示角度の算出のための操作を不要にすることができる。
また、上記撮像センサーは1つである必要はなく、必要に応じて複数個備えてもよい。さらに、座席情報を自動的に取得する方法としては、撮像センサーに限定されない。例えば、各座席に重量センサーを備え、乗客が座っているか否かをこの重量センサーで検知してもよい。
なお、表示パネル21は、プラズマディスプレイパネルや液晶パネルなどの薄型の表示手段を用いて構成する方法が一般的であるが、CRT、テレビ受像機その他のモニター装置を使用することができる。
また、本発明の実施の形態では表示装置1は、装置本体10とモニター20が分離されているが、装置本体10とモニター20を一体化することによっても、本発明の実施の形態における表示装置1と同様の効果を発揮することができる。
また、表示装置1は天吊り型モニターの形態をとっているが、壁掛け型モニターに対しても適用することができる。
以上のように、本発明による表示装置は、航空機や列車などにおいて各座席に均等な情報提供サービスを行うことのできる汎用、かつ、ヒューマンインタフェースに優れた表示装置として利用可能である。
本発明の実施の形態における表示装置と客席との関係を示す主要配置図 同表示装置のモニターの主要構成を示す側面図 同表示装置のモニターの表示方向の算出に関する説明図 同表示装置の動作の手順を示すフローチャート
符号の説明
1 表示装置
2 天井
3 床
10 装置本体
11 配線
20 モニター(表示手段)
21 表示パネル
22 機構部
23 回路部
24 収納部
25 回転軸
26 モータ(駆動手段)
27a,27b,27c 減速機構
28 撮像センサー
31,32,33 座席
34 利用者(着席者)の視認位置
51 情報入力部(座席情報入力手段)
52 算出部(表示方向算出手段)
53 制御部(表示方向変更手段)
54 記憶部
55 管理部

Claims (8)

  1. 情報の表示を行う表示手段と、
    前記表示手段の表示方向を変更する表示方向変更手段と、
    複数の座席に関する前記表示手段の利用にかかわる情報を入力する座席情報入力手段と、
    前記座席情報入力手段に入力された情報に基づいて前記表示手段の表示方向を算出する表示方向算出手段と、
    前記表示方向算出手段の算出結果に基づいて前記表示方向変更手段を動作させる駆動手段と、
    を備えたことを特徴とする表示装置。
  2. 前記表示方向変更手段は、前記表示手段を少なくとも上下方向に角度を変える機構を備えたことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記表示方向算出手段は、前記表示手段の上下方向の各視野角を計算条件としてさらに加えたことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記複数の座席に関する前記表示手段の利用にかかわる情報は、前記表示方向に対して前後方向に複数の座席が配列された座席列に関し少なくとも前記表示手段と最も近い座席の位置と座席の間隔と座席数とを含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記複数の座席に関する前記表示手段の利用にかかわる情報は、利用者の視認位置にかかわる情報をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記複数の座席に関する前記表示手段の利用にかかわる情報の少なくともいずれかを自動的に検出する座席情報検出手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 前記座席情報検出手段は、前記複数の座席のうち、利用者が着席した座席に関する情報のみを自動的に検出することを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
  8. 前記表示手段は天吊り用または壁掛け用の表示パネルを有し、前記表示パネルに対向して少なくとも前後方向に配列された複数の座席に対し、前記表示パネルの表示方向を変更可能に構成したことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の表示装置。
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