JP2008306625A - Vcat伝送システムおよびvcat帯域制御方法 - Google Patents
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- H04J2203/006—Fault tolerance and recovery
Abstract
【課題】効率の良いLCASにおける処理手順を実現し、損失データ量を低減する。
【解決手段】ソースノードまたはシンクノードは、VCパスの経路情報を保持し、LCAS処理には経路情報に基づいた効率の良い処理を実現する。
【選択図】図1
【解決手段】ソースノードまたはシンクノードは、VCパスの経路情報を保持し、LCAS処理には経路情報に基づいた効率の良い処理を実現する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ディジタル伝送システムにおけるVCAT(Virtual Concatenation)(ITU−T G.707)およびLCAS(Link Capacity Adjustment Scheme)(ITU−T G.7042)に関する。
VCATはSDHディジタル伝送ネットワークにおける帯域の活用のために採用されている技術である。
LCASはコマンドによる無瞬断の帯域追加または削除を実現する他に、障害時の自律的なVCパス/メンバの削除または復旧を実現する。この機能はSo(ソースノード(SoNode))と呼ばれる送信側の通信ノードとSk(シンクノード(SkNode))と呼ばれる受信側の通信ノードとによるVCパス/メンバ単位の独立な双方向通信により実現する。この帯域の追加または削除の動作は片方向毎に独立である。
図11は、経路差の存在するSDHディジタル伝送ネットワークの例である。SoからSkに至るまでにroute♯1、route♯2、route♯3の3つの経路が存在する。So〜中継ノードaまでの区間はroute♯2とroute♯3の2つの伝送路が並走している。
Soと中継ノードaとはLink♯1により接続され、中継ノードaと中継ノードbとはLink♯2により接続され、中継ノードbとSkとはLink♯3により接続され、Skと中継ノードaとはLink♯4により接続され、Skと中継ノードcとはLink♯5により接続され、中継ノードcとSoとはLink♯6により接続されている。
route♯2および♯3はSoと中継ノードaとの間でLink♯1を共有している。
図12はSoにおけるVCパス/メンバの生成過程を示している。入力される信号は、VCAT部30においてVC単位のパス信号に収容される。LCAS部40において、Skに向けてCTRL(ConTRoL)(DNU(DoNotUse)、NORM(Normal)、EOS(EndOfSequence)などを伝達)等のLCAS制御に関連する情報を持った周期的なマルチフレームパターンをVCパスの特定のパスオーバーヘッド(POH)(H4バイト等)に付加する。
Soに付随する制御端末(図示省略)を用いて各VCパス/メンバと各routeとの接続指定を行う。この設定により各VCパス/メンバはそれぞれ指定されたrouteを経てSkに至ることになる。
図13はSkにおけるVCパス/メンバの終端過程を示している。SkのLCAS部41において、受信したマルチフレームパターンよりSkに向けたLCAS制御に関する情報を取り出す。そして、VCAT部31においてVC単位のパス信号より入力信号を復元して出力する。
LCAS部41において取り出した情報に応じ、逆方向にSoに向けてMST(MemberSTatus)(CTRLを受信の場合にはFAIL、OKなどを伝達)等のLCAS制御に関連する情報を持った周期的なマルチフレームパターンをVCパスの特定のパスオーバーヘッドに付加する。
Skに付随する制御端末(図示省略)を用いて各VCパス/メンバと各routeとの接続指定を行う。この設定により各VCパス/メンバはそれぞれ指定されたrouteを経てSkに至ることになる。
このようなVCATでは、VCパス/メンバ毎に処理を行うLCAS制御手順の適用に当たってはその処理遅延または伝送遅延と、それに伴うデータ損失が問題となっている。
従来の問題点を図14を参照して説明する。図14は、従来構成(Soの主信号処理が図12の構成、Skの主信号処理が図13の構成)の経路差の存在する2つのルート(route♯2、route♯3)がSo〜中継ノードaにおいて並走する区間Link♯1での障害(fault)発生時の自律的なVCパス/メンバの削除に至るまでのLCAS処理シーケンスを示したものである。図中のd1、d2、d3はそれぞれroute♯1、route♯2、route♯3の距離を示す。また、route♯1とroute♯2との往復伝搬時間の差(伝搬遅延)をt2、route♯1とroute♯3との往復伝搬時間の差(伝搬遅延)をt3とする。
Skにてroute♯2または♯3の障害を検出すると、Soに向けてroute♯1経由のFAILを発出する。SoはFAILを受信後、Skに向けてDNUを発出する。なお、SkはFAILを発出した時点でVCパス/メンバの削除を開始する。SoはDNUを発出後に該当VCパス/メンバの削除を開始する。
従来、VCパス/メンバ毎に独立したLCAS制御手順が実施されており、LCAS動作時にSoまたはSkにおける処理遅延(図中のt1)や各ルートにおける往復の伝搬遅延(図中のt2、t3)の影響を受けるため、障害検出後、自律的なVCパス/メンバの削除手順が完了するまでに時間t4を要していた。
すなわち、一つのLink♯1の障害発生であるにも係わらず、Link♯1を共有する複数のルートのそれぞれについてFAILおよびDNUの送受信が必要であるためLCASにおける処理手順の効率化に改善の余地がある。
本発明は、このような背景の下に行われたものであって、効率の良いLCASにおける処理手順を実現し、損失データ量を低減することができるVCAT伝送システムおよびVCAT帯域制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、入力信号をVC単位のパス信号に収容し、VCパスを用いて伝送するソースノードと、前記VCパスにより伝送されたVC単位のパス信号を受信して受信信号を出力するシンクノードとを備えたVCAT伝送システムであって、本発明の特徴とするところは、前記ソースノードまたは前記シンクノードは、前記VCパスの経路情報を保持する手段を備えたところにある。
また、本発明を前記ソースノードとしての観点から観ることもできる。すなわち、本発明は、前記VCパスの経路情報を保持する手段を備えたことを特徴とするソースノードである。
また、本発明を前記シンクノードとしての観点から観ることもできる。すなわち、本発明は、前記VCパスの経路情報を保持する手段を備えたことを特徴とするシンクノードである。
また、本発明を前記ソースノードが行うVCAT帯域制御方法としての観点から観ることもできる。すなわち、本発明は、自ソースノードに隣接するノードの情報または自ソースノードから前記シンクノードまでの経路上の中継ノードの情報を経路情報として保持して利用することを特徴とするVCAT帯域制御方法である。
また、本発明を前記シンクノードが行うVCAT帯域制御方法としての観点から観ることもできる。すなわち、本発明は、前記ソースノードに隣接するノードの情報または前記ソースノードから自シンクノードまでの経路上の中継ノードの情報を経路情報として保持して利用することを特徴とするVCAT帯域制御方法である。
また、本発明をプログラムとしての観点から観ることもできる。すなわち、本発明は、汎用の情報処理装置にインストールすることにより、その汎用の情報処理装置に、本発明のソースノードまたはシンクノードの機能に相応する機能を実現させるプログラムである。
VCATにより生成されるVCパス/メンバは、1つのデータセットを伝送路上でのVCパス/メンバ単位に分割して扱うため、SDHディジタル伝送ネットワークにおける帯域の活用という点では有効であるが、VCパス/メンバに障害が発生するとその単位毎に帯域が減少してしまう。
加えてLCASのような制御手順を実施する場合には、コマンドによる無瞬断の帯域追加または削除の実現という点は問題ないが、障害時の自律的なVCパス/メンバの削除または復旧の実現という点に関しては、その所要時間が損失データ量に大きく影響する。
(損失データ量)=
(障害が発生したVCパス/メンバの帯域)×(各VCパス/メンバにおけるLCAS所要時間+往復伝播遅延)
伝送路における障害はVCパス/メンバ単位ではなく、経路単位で発生する可能性が高い。それ故、本発明のように経路単位でグループ化し、障害発生時にグループに含まれる全てのメンバのパス削除処理または障害復旧時にグループに含まれる全てのメンバのパス追加処理を一括して行うことで、従来のLCAS制御手順に従ったメンバ毎処理による遅延あるいは経路差による伝搬遅延に伴うLCAS所要時間、すなわちデータ損失時間を低減する効果が期待できる。
(損失データ量)=
(障害が発生したVCパス/メンバの帯域)×(各VCパス/メンバにおけるLCAS所要時間+往復伝播遅延)
伝送路における障害はVCパス/メンバ単位ではなく、経路単位で発生する可能性が高い。それ故、本発明のように経路単位でグループ化し、障害発生時にグループに含まれる全てのメンバのパス削除処理または障害復旧時にグループに含まれる全てのメンバのパス追加処理を一括して行うことで、従来のLCAS制御手順に従ったメンバ毎処理による遅延あるいは経路差による伝搬遅延に伴うLCAS所要時間、すなわちデータ損失時間を低減する効果が期待できる。
(実施例の概要の説明)
本発明の実施例を図面を参照して説明する。図1は本実施例のSoの主信号処理構成を示す図である。図2は本実施例のSkの主信号処理構成を示す図である。
本発明の実施例を図面を参照して説明する。図1は本実施例のSoの主信号処理構成を示す図である。図2は本実施例のSkの主信号処理構成を示す図である。
本実施例は、図1に示すように、入力信号をVC単位のパス信号に収容し、VCパスを用いて伝送するSoと、図2に示すように、前記VCパスにより伝送されたVC単位のパス信号を受信して受信信号を出力するSkとを備えたVCAT伝送システムである。システム構成は、図11に示す構成として説明する。
ここで、特徴とするところは、SoまたはSkは、前記VCパスの経路情報を保持する経路情報保持部10または20を備えたことを特徴とする。
図3はVCパス/メンバ毎の接続設定例を示す図であり、図4および図7は経路情報保持部10または20の管理テーブルの構成例を示す図であるが、前記経路情報は、図3に示すように、接続先毎に経路単位でグループ化(以下では、これを経路グループという)され、例えば図4に示すように、Soに隣接する中継ノードの情報を含む。あるいは、前記経路情報は、例えば図7に示すように、SoからSkまでの経路上の中継ノードの情報を含む。
また、Soの経路情報保持部10からSkの経路情報保持部20に経路情報を伝達するときには、VCの有するパスオーバーヘッドのF3バイトなどの空きバイトに経路情報を搭載して伝達することができる。
(プログラムの実施例)
汎用の情報処理装置にインストールすることにより、その汎用の情報処理装置に、本実施例のSoまたはSkの機能に相応する機能を実現させるプログラムの実施例を説明する。
汎用の情報処理装置にインストールすることにより、その汎用の情報処理装置に、本実施例のSoまたはSkの機能に相応する機能を実現させるプログラムの実施例を説明する。
本実施例のプログラムは記録媒体に記録されることにより、前記汎用の情報処理装置は、この記録媒体を用いて本実施例のプログラムをインストールすることができる。あるいは、本実施例のプログラムを保持するサーバからネットワークを介して直接前記汎用の情報処理装置に本実施例のプログラムをインストールすることもできる。
これにより、汎用の情報処理装置を用いて、本実施例のSoまたはSkの機能に相応する機能を実現することができる。
なお、本実施例のプログラムは、汎用の情報処理装置によって直接実行可能なものだけでなく、ハードディスクなどにインストールすることによって実行可能となるものも含む。また、圧縮されたり、暗号化されたりしたものも含む。
(実施例の詳細な説明)
以下では、本実施例をさらに詳細に説明する。
以下では、本実施例をさらに詳細に説明する。
本発明は、制御端末によるVCパス接続情報を利用し、一つの経路グループにおける障害検出時に、その障害情報を他経路グループのVCパス/メンバに転送し、迅速にLCAS制御手順に基づく帯域制御を実施(開始)することを特徴とする。
経路差の存在するディジタル伝送システムにおいてルート(経路)間での伝搬遅延に伴うLCAS制御の所要時間を抑制することができるため有用である。
(実施例の構成)
本実施例は、図1に示すように、Soの接続情報として隣接ノードに係わる情報を、LCAS部40において実施される帯域(VCパス/メンバ)の追加または削除に反映する機能を持つ経路情報保持部10を設ける。または、図2に示すように、Sk側において、Soの接続情報として隣接ノードに係わる情報を、LCAS部41において実施される帯域(VCパス/メンバ)の追加または削除に反映する機能を持つ経路情報保持部20を設ける。
本実施例は、図1に示すように、Soの接続情報として隣接ノードに係わる情報を、LCAS部40において実施される帯域(VCパス/メンバ)の追加または削除に反映する機能を持つ経路情報保持部10を設ける。または、図2に示すように、Sk側において、Soの接続情報として隣接ノードに係わる情報を、LCAS部41において実施される帯域(VCパス/メンバ)の追加または削除に反映する機能を持つ経路情報保持部20を設ける。
本実施例において、図3に示すようにVC3−7vのVCパス/メンバがSoおよびSkにおいて各ルートと接続設定されているとする。制御端末(図示省略)から設定する場合は図1または図2の経路情報保持部10または20ではVCパス/メンバと接続先(ルート)とが関連付けられて経路グループが生成される。これにSoの隣接ノード情報を加えて図4のような管理テーブルを作成する。
あるいは、NMS(Network Management System)から設定する場合はVCパス/メンバの接続情報に加え、ルート途中のノードに係わるネットワーク情報が追加される。図5または図6の経路情報保持部11または21では図7のようなメンバ、接続先(ルート)に加え、途中経路を関連付ける管理テーブルを作成する。
図14は、従来構成(Soの主信号処理が図12の構成、Skの主信号処理が図13の構成)の経路差の存在する2つのルート(route♯2、route♯3)がSo〜中継aにおいて並走する区間での障害(fault)発生時の自律的なVCパス/メンバの削除に至るまでのLCAS処理シーケンスを示したものである。
Skにて障害を検出すると、Soに向けてroute♯1経由のFAILを発出する。SoはFAILを受信後、Skに向けてDNUを発出する。なお、SkはFAILを発出した時点で、VCパス/メンバの削除を開始する。SoはDNUを発出後に該当VCパス/メンバの削除を開始する。
従来、VCパス/メンバ毎に独立したLCAS制御手順が実施されており、LCAS動作時にSoまたはSkにおける処理遅延(図中のt1)や各ルートにおける往復の伝搬遅延(図中のt2、t3)の影響を受けるため、障害検出後、自律的なVCパス/メンバの削除手順が完了するまでに時間t4を要していた。
本実施例は、VCAT部において独立に生成されるVCパス/メンバを、VCパス接続情報を利用することで接続先(ルート)毎にそれぞれ1つの経路グループとみなすことができる。そして経路情報または接続情報を利用してVCパス/メンバの経路グループ間の対応付けを行うことで、データ損失につながるVCATを構成するVCパス/メンバの一部断状態の時間を抑制することができる。
(第一実施例)
第一実施例を図1、図2、図8を参照して説明する。図8は、Soの主信号処理が図12の構成、Skの主信号処理が図2の構成の場合の経路差が存在する2つのルート(route♯2、route♯3)の並走する区間(Link♯1)で障害発生時の自律的なVCパス/メンバの削除に至るまでのLCAS処理シーケンスを示したものである。
第一実施例を図1、図2、図8を参照して説明する。図8は、Soの主信号処理が図12の構成、Skの主信号処理が図2の構成の場合の経路差が存在する2つのルート(route♯2、route♯3)の並走する区間(Link♯1)で障害発生時の自律的なVCパス/メンバの削除に至るまでのLCAS処理シーケンスを示したものである。
Skは、経路の短いルート(route♯2)のVCパス/メンバにて先に障害を検出すると、経路情報保持部20を参照し、その経路グループを認識すると共に、Soとその隣接ノードとの関係を把握し、route♯2に障害が発生した場合には、Link♯1を共用するroute♯3も使用不可であることを認識する。
そこで、Skは、Soへ向けてroute♯2およびroute♯3に対するroute♯1経由のFAILを発出する。SoはFAILを受信すると、Skに向けてroute♯2および♯3双方のDNUを一度に発出する。
従来は、route♯2および♯3のそれぞれに関するFAILおよびDNUが個々に送受信されることになり、図14に示すように、t4のデータ損失時間が発生する。これに対し、第一実施例では、図8に示すように、データ損失時間が短縮されていることがわかる(図中のt5(<t4))。
(第二実施例)
第二実施例を図1、図13、図9を参照して説明する。図9は、Soの主信号処理が図1の構成、Skの主信号処理が図13の構成の場合の経路差が存在する2つのルート(route♯2、route♯3)の並走する区間(Link♯1)で障害発生時の自律的なVCパス/メンバの削除に至るまでのLCAS処理シーケンスを示したものである。
第二実施例を図1、図13、図9を参照して説明する。図9は、Soの主信号処理が図1の構成、Skの主信号処理が図13の構成の場合の経路差が存在する2つのルート(route♯2、route♯3)の並走する区間(Link♯1)で障害発生時の自律的なVCパス/メンバの削除に至るまでのLCAS処理シーケンスを示したものである。
第二実施例では、Skは従来の構成であるので、従来のように、route♯2および♯3のそれぞれについてSoに向けてFAILを送信する。
これに対し、Soは、経路の短いルート(route♯2)のVCパス/メンバにてSkからのFAILを受信すると、経路情報保持部10を参照し、その経路グループを認識すると共に、自Soと隣接ノードとの関係を把握し、route♯2に障害が発生した場合には、Link♯1を共用するroute♯3も使用不可であることを認識する。
そこで、Soは、Skへ向けてroute♯2およびroute♯3に対するDNUを一度に発出する。DNUを受信したSkの該当する経路グループに属するVCパス/メンバは、以降、通常のLCAS手順に従う。
従来は、route♯2および♯3のそれぞれに関するFAILおよびDNUが個々に送受信されることになり、図14に示すように、t4のデータ損失時間が発生する。これに対し、第二実施例では、図9に示すように、データ損失時間が短縮されていることがわかる(図中のt6(<t4))。
(その他の実施例)
VCのパスオーバーヘッド(POH)にはF3バイト等の空きバイトが存在するので、図4のような経路情報(Soの隣接ノードの情報を含む)を、図1のようなSoの経路情報保持部10からLCAS部40へ出力し、LCAS部40より主信号の空きバイトへ挿入する。そして、図10のようなSkのLCAS部41より抽出し、経路情報保持部22へ出力するという構成も考え得る。
VCのパスオーバーヘッド(POH)にはF3バイト等の空きバイトが存在するので、図4のような経路情報(Soの隣接ノードの情報を含む)を、図1のようなSoの経路情報保持部10からLCAS部40へ出力し、LCAS部40より主信号の空きバイトへ挿入する。そして、図10のようなSkのLCAS部41より抽出し、経路情報保持部22へ出力するという構成も考え得る。
これによれば、Soの隣接ノード情報を取得するのは、So側のみでよく、Sk側ではVCパスのパスオーバーヘッドからSoの隣接ノード情報を取得できるため、Soの隣接ノード情報の効率の良い伝達を実現することができる。
また、NMSに基づく図7のような経路情報を、図5に示すSoの経路情報保持部11からLCAS部40へ出力し、LCAS部40より主信号の空きバイトへ挿入し、図10に示すSkのLCAS部41より経路情報を抽出し、経路情報保持部22へ出力するという構成も考え得る。
本発明によれば、VCATのLCAS制御において、損失データ損失時間を低減させることに利用できる。これにより、サービス品質を向上させることができる。
10、11、20、21、22 経路情報保持部
30、31 VCAT部
40、41 LCAS部
30、31 VCAT部
40、41 LCAS部
Claims (24)
- 入力信号をVC(Virtual Container)単位のパス信号に収容し、VCパスを用いて伝送するソースノードと、前記VCパスにより伝送されたVC単位のパス信号を受信して受信信号を出力するシンクノードとを備えたVCAT伝送システムにおいて、
前記ソースノードまたは前記シンクノードは、前記VCパスの経路情報を保持する手段を備えたことを特徴とするVCAT伝送システム。 - 前記経路情報は、接続先毎に経路単位でグループ化された請求項1記載のVCAT伝送システム。
- 前記経路情報は、前記ソースノードに隣接するノードの情報を含む請求項1または2記載のVCAT伝送システム。
- 前記経路情報は、前記ソースノードから前記シンクノードまでの経路上の中継ノードの情報を含む請求項1または2記載のVCAT伝送システム。
- 前記保持する手段は、前記ソースノードから前記シンクノードに前記経路情報を伝達するときには、VCの有するパスオーバーヘッドの空きバイトに前記経路情報を搭載して伝達する請求項2ないし4のいずれかに記載のVCAT伝送システム。
- 入力信号をVC単位のパス信号に収容し、VCパスを用いて伝送するソースノードと、前記VCパスにより伝送されたVC単位のパス信号を受信して受信信号を出力するシンクノードとを備えたVCAT伝送システムに適用される前記ソースノードにおいて、
前記VCパスの経路情報を保持する手段を備えたことを特徴とするソースノード。 - 前記経路情報は、接続先毎に経路単位でグループ化された請求項6記載のソースノード。
- 前記経路情報は、自ソースノードに隣接するノードの情報を含む請求項6または7記載のソースノード。
- 前記経路情報は、自ソースノードから前記シンクノードまでの経路上の中継ノードの情報を含む請求項6または7記載のソースノード。
- 前記シンクノードから経路上の障害発生が通知されたときには、前記経路情報に基づき、その障害発生経路のグループに属する1以上の接続(VCパス)についてほぼ同時に使用不可通知を前記シンクノードに伝達する手段を備えた請求項7ないし9のいずれかに記載のソースノード。
- 入力信号をVC単位のパス信号に収容し、VCパスを用いて伝送するソースノードと、前記VCパスにより伝送されたVC単位のパス信号を受信して受信信号を出力するシンクノードとを備えたVCAT伝送システムに適用される前記シンクノードにおいて、
前記VCパスの経路情報を保持する手段を備えたことを特徴とするシンクノード。 - 前記経路情報は、接続先毎に経路単位でグループ化された請求項11記載のシンクノード。
- 前記経路情報は、前記ソースノードに隣接するノードの情報を含む請求項11または12記載のシンクノード。
- 前記経路情報は、前記ソースノードから自シンクノードまでの経路上の中継ノードの情報を含む請求項11または12記載のシンクノード。
- 経路上の障害発生を検出したときには、前記経路情報に基づき、障害発生経路のグループに属するその障害発生経路を経由しない最短経路を用いてその障害発生経路のグループに属する1以上の接続(VCパス)の障害発生通知を前記ソースノードに伝達する手段を備えた請求項12ないし14のいずれかに記載のシンクノード。
- 入力信号をVC単位のパス信号に収容し、VCパスを用いて伝送するソースノードと、前記VCパスにより伝送されたVC単位のパス信号を受信して受信信号を出力するシンクノードとを備えたVCAT伝送システムに適用される前記ソースノードが行うVCAT帯域制御方法において、
前記ソースノードは、自ソースノードに隣接するノードの情報または自ソースノードから前記シンクノードまでの経路上の中継ノードの情報を経路情報として保持して利用することを特徴とするVCAT帯域制御方法。 - 前記経路情報は、接続先毎に経路単位でグループ化された請求項16記載のVCAT帯域制御方法。
- 前記ソースノードは、前記シンクノードから経路上の障害発生が通知されたときには、前記経路情報に基づき、その障害発生経路のグループに属する接続(VCパス)の使用不可通知をほぼ同時に前記シンクノードに伝達する請求項16または17記載のVCAT帯域制御方法。
- 入力信号をVC単位のパス信号に収容し、VCパスを用いて伝送するソースノードと、前記VCパスにより伝送されたVC単位のパス信号を受信して受信信号を出力するシンクノードとを備えたVCAT伝送システムに適用される前記シンクノードが行うVCAT帯域制御方法において、
前記シンクノードは、前記ソースノードに隣接するノードの情報または前記ソースノードから自シンクノードまでの経路上の中継ノードの情報を経路情報として保持して利用することを特徴とするVCAT帯域制御方法。 - 前記経路情報は、接続先毎に経路単位でグループ化された請求項19記載のVCAT帯域制御方法。
- 前記シンクノードは、経路上の障害発生を検出したときには、前記経路情報に基づき、障害発生経路のグループに属するその障害発生経路を経由しない最短経路を用いて、その障害発生経路のグループに属する接続(VCパス)の障害発生通知を前記ソースノードに伝達する請求項19または20記載のVCAT帯域制御方法。
- 前記ソースノードから前記シンクノードに前記経路情報を伝達するときには、VCの有するパスオーバーヘッドの空きバイトに前記経路情報を搭載して伝達する請求項20または21記載のVCAT帯域制御方法。
- 汎用の情報処理装置にインストールすることにより、その汎用の情報処理装置に、請求項7ないし10のいずれかに記載のソースノードの機能に相応する機能を実現させるプログラム。
- 汎用の情報処理装置にインストールすることにより、その汎用の情報処理装置に、請求項12ないし15のいずれかに記載のシンクノードの機能に相応する機能を実現させるプログラム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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