JP2008306500A - 中継サーバ及び中継通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】端末同士がダイレクトSMTPによってメールデータをやり取りできる、簡素な構成の中継システムを提供する。
【解決手段】WAN上の外部サーバSを介して他の中継サーバRと通信可能な中継サーバRを備える。中継サーバRは、登録端末Tの情報や、互いに接続を許可することにより中継グループを構成する中継サーバRの情報を記憶する。中継サーバRは、自機の登録端末TからSMTP手順でのメール送信要求を受けると、そのSMTP手順の宛先コマンドからアカウント情報を検出し、その宛先の端末Tが登録されている中継サーバRに接続して、前記SMTP手順によって受信したメールデータを中継転送する。
【選択図】図1

Description

本発明は、主要には、端末間の通信を可能とする中継サーバの構成に関する。
従来から、仮想プライベートネットワーク(Virtual Private Network,VPN)と呼ばれる通信技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。このVPNは、例えば、地域ごとに設けられた複数の支社(拠点)のLANに接続された端末同士でインターネットを介して通信する用途に用いられている。前記VPNを利用すれば、遠隔地にある他のLANを、あたかも直接接続されているネットワークであるかのように使用することができる。
特開2002−217938号公報
近年、LANに接続するクライアント端末として、Simple Mail Transfer Protocol(SMTP)の送受信の手順を備えたものが使用されるようになってきた。例えば、インターネットファクシミリ装置において、メールサーバを介さず、送信機がメールサーバに送信する手順(SMTP)を直接受信機に通知して処理を行うダイレクトSMTP方式のものが知られている。
しかし、このようなダイレクトSMTP方式の通信手順は、同一LAN内での送受信は容易であるものの、特許文献1のように異なるLAN間で行うことは難しかった。ドメイン名をIPアドレスとを結びつけるダイナミックDNSを用いてピアツーピア型の通信を行う端末も知られているが、特別な機能を実装する必要があり、構成が複雑化してしまっていた。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、クライアント端末間のダイレクトSMTPによるピアツーピア型の通信を簡素な構成で実現することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の第1の観点によれば、以下の構成の中継サーバが提供される。即ち、アカウント情報登録部と、中継グループ情報登録部と、を備える。アカウント情報登録部は、クライアント端末のアカウントの情報を含むアカウント情報を記憶する。中継グループ情報登録部は、相互に接続を許可する一群の中継サーバの情報を含む中継グループ情報を記憶する。また、中継サーバは、同一の中継グループに属する他の中継サーバとの間で前記アカウント情報を交換可能に構成する。そして中継サーバは、前記アカウント情報登録部に記憶されているクライアント端末からSMTP手順でのメール送信要求を受けると、そのSMTP手順の宛先コマンドからアカウント情報を検出し、アカウント情報登録部にその宛先のクライアント端末が記憶されている中継サーバに接続して、前記SMTP手順によって受信したメールデータを中継転送する。
これにより、異なる中継サーバのアカウント情報登録部に記憶されているクライアント端末間のダイレクトSMTPによるピアツーピア型の通信を、簡単な構成で実現することができる。
前記の中継サーバにおいては、中継サーバ間の前記メールデータの中継転送は暗号化セッションを用いて行うことが好ましい。
これにより、クライアント端末同士がやり取りするメールデータがセキュアな通信で中継されるので、盗聴を回避し、機密漏洩を防止できる。
前記の中継サーバにおいては、メールデータの中継転送先の中継サーバがエラーを返したときは、クライアント端末に対しSMTP手順に従って応答コードを返すことが好ましい。
これにより、クライアント端末はSMTP手順の応答コードに基づいて、メールデータの再送等適切な対応を容易に行うことができる。
本発明の第2の観点によれば、以下の構成の中継通信システムが提供される。即ち、複数の中継サーバを備え、それぞれの前記中継サーバは、アカウント情報登録部と、中継グループ情報登録部と、を備える。アカウント情報登録部は、クライアント端末のアカウントの情報を含むアカウント情報を記憶する。中継グループ情報登録部は、相互に接続を許可する一群の中継サーバの情報を含む中継グループ情報を記憶する。また、中継サーバは、他の中継サーバとの間で前記アカウント情報を交換可能に構成する。前記中継サーバは、前記アカウント情報登録部に記憶されているクライアント端末からSMTP手順でのメール送信要求を受けると、そのSMTP手順の宛先コマンドからアカウント情報を検出し、アカウント情報登録部にその宛先のクライアント端末を記憶している中継サーバに接続して、前記SMTP手順によって受信したメールデータを中継転送する。これにより、ある中継サーバのアカウント情報登録部に記憶されているクライアント端末から、他の中継サーバのアカウント情報登録部に記憶されているクライアント端末にデータをメール形式で送信可能に構成する。
これにより、異なる中継サーバのアカウント情報登録部に記憶されているクライアント端末間のダイレクトSMTPによるピアツーピア型の通信を、簡単な構成で実現することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る中継通信システムの全体構成を示す説明図である。
図1に示すように、この中継通信システムは、WANに接続された複数のLANで構成されている。そして、この中継通信システムは、外部サーバS、中継サーバR、クライアント端末T等を備えている。
WAN(Wide Area Network)は、異なるLANを相互に接続するネットワークである。本実施形態ではWANとしてインターネットが使用されている。
LAN(Local Area Network)は、限定された場所で構築される比較的小規模なネットワークである。LANは複数存在し、互いに物理的に離れた場所に構築されている。本実施形態では、東京支社にLAN1が構築され、大阪支社、名古屋支社、福岡支社にLAN2,3,4がそれぞれ構築されるような場合を想定している。そして、これら4つのLAN1,2,3,4が、グローバルなネットワークであるインターネットにそれぞれ接続されている。
次に、図2等を参照して外部サーバSを説明する。図2は外部サーバSの機能ブロック図である。この外部サーバSは、各LANに配置された中継サーバR間での通信に用いられる装置であり、インターネット上に設置されている。
図2に示す外部サーバSは、SIP(Session Initiaion Protocol)サーバとしての機能を備えている。具体的には、外部サーバSは、SIPメソッドやレスポンス等を中継するSIPプロキシサーバとしての機能や、中継サーバRのアカウントを登録するSIPレジストラサーバとしての機能を備える。
外部サーバSは、図2に示すように、WANインタフェース201と、制御部202と、中継サーバアカウント情報データベース203と、を主要な構成として備えている。
WANインタフェース201は、グローバルIPアドレスを使用して、インターネットに接続された中継サーバR等の各装置と通信を行うインタフェースである。
中継サーバアカウント情報データベース203は、登録要求のあった中継サーバRのアカウントをグローバルIPアドレスと対応付けて管理するデータベースである。
制御部202は、WANインタフェース201を介して行う様々な通信を制御する処理部であり、TCP/IPやUDP、SIP等のプロトコルに従った通信処理を制御する。この制御部202は、例えば、それぞれの中継サーバRから当該中継サーバRのアカウントを受信し、中継サーバアカウント情報データベース203に登録する処理や、中継サーバRから送信された様々なSIPメソッドやレスポンス等の通信データを他の中継サーバRに中継する処理等を行う。なお、制御部202を中心とした外部サーバSの各機能の詳細については後述する。
次に、図3等を参照してクライアント端末Tを説明する。図3はクライアント端末Tの機能ブロック図である。
このクライアント端末Tはユーザが直接操作できる端末であり、例えばユーザによって日々の業務に使用されるパーソナルコンピュータ(PC)等が該当する。従って、LAN内には通常多数のクライアント端末Tが存在するが、図1では、LAN1においてクライアント端末1Aだけを代表的に図示し、同様に、LAN2,3,4においてクライアント端末2A,3A,4Aだけを代表的に図示している。この図示された端末1A,2A,3A,4Aは、いずれもSMTPの送受信手順が可能なクライアント端末として構成されている。各クライアント端末Tには、同一のLANの中で一意に管理されたプライベートIPアドレスが付与されている。
図3に示すように、クライアント端末Tは、LANインタフェース601と、制御部602と、を主要な構成として備えている。
LANインタフェース601は、前記プライベートIPアドレスを使用して、同一のLANに接続された中継サーバR等の各装置と通信を行うインタフェースである。
制御部602は、LANインタフェース601を介して行う様々な通信を制御する処理部である。この制御部602は、TCP/IPやUDP、SIP等のプロトコルに従った通信処理を制御する。なお、制御部602を中心とした各クライアント端末Tの機能の詳細については後述する。
次に、図4等を参照して中継サーバRを説明する。図4は各中継サーバRの機能ブロック図である。
中継サーバRは、図1に示すように、LANのそれぞれに1台配置されている。具体的には、LAN1には中継サーバR1が、LAN2には中継サーバR2が、LAN3には中継サーバR3が、LAN4には中継サーバR4がそれぞれ配置されている。
中継サーバRはLANに接続され、同一のLANに接続されている各クライアント端末Tと通信可能になっている。また、中継サーバRはインターネットにも接続されており、他のLANに接続された中継サーバRと、前記外部サーバSを介して通信可能となっている。この通信のため、各中継サーバRには、プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスの両方が付与されている。
中継サーバRは、図4に示すように、LANインタフェース501と、WANインタフェース502と、制御部503と、アカウント情報データベース504と、中継グループ情報データベース505と、を主要な構成として備えている。
LANインタフェース501は、自装置と同一のLANに接続されたクライアント端末Tとの通信を、プライベートIPアドレスを使用して行うインタフェースである。例えば、LAN1において中継サーバR1は、LANインタフェース501を使用して、クライアント端末1Aと通信を行うことができる。
WANインタフェース502は、グローバルIPアドレスを使用して、インターネットに接続された外部サーバS等の各装置と通信を行うインタフェースである。
図4のアカウント情報データベース504は、登録要求のあったクライアント端末TのアカウントをプライベートIPアドレスと対応付けて管理するデータベースである。なお、アカウント情報データベース504には、その中継サーバRと同一のLANに接続されているクライアント端末Tに限定されず、他のLANのクライアント端末Tのアカウントを登録することもできる。
中継グループ情報データベース505は、アカウント情報データベース504に登録されているクライアント端末Tが関連する中継グループ情報を管理するデータベースである。
制御部503は、LANインタフェース501及びWANインタフェース502を介して行う様々な通信を制御する処理部であり、TCP/IPや、UDP、SIP等のプロトコルに従った様々な通信処理を制御する。
この制御部503は、例えば、自装置のアカウントを外部サーバSに送信して登録を要求する処理や、中継グループ情報を作成して中継グループ情報データベース505に記憶する処理等を実行する。なお、制御部503等を中心とした中継サーバRの各機能の詳細については後述する。
次に、この中継通信システムで扱われる情報である中継グループ情報について、図5を参照して説明する。図5は中継グループ情報の内容例を示す図である。
この図5に示すように、中継グループ情報データベース505に記憶される中継グループ情報100は、1つのグループ識別情報101と、相互に接続を許可することで中継グループを構成する中継サーバRの情報(中継アカウント情報)102と、を含んでいる。
グループ識別情報101は、その中継グループ情報100を識別するための情報であり、中継グループ情報100が作成される度に、異なるIDが付与されて一意に識別できる構成となっている。これにより、オペレータ等は、グループ識別情報101に基づいて中継グループを特定することができ、グループ構成の変更等を簡単に行うことができる。
中継アカウント情報102は、相互に接続を許可することで中継グループを構成するそれぞれの中継サーバRのアカウントの情報を含んでいる。また、中継アカウント情報102は、中継グループを構成する各中継サーバRと同一のLANに接続されるとともに、当該中継サーバRに登録されているクライアント端末(SMTP端末)TのアカウントやIPアドレス等の情報を含んでいる。
中継アカウント情報102においては、各中継サーバRのアカウントに付与された具体的な名称が併せて記述され、ユーザの識別が容易になっている。例えば、中継サーバR1(relay−server1)の中継アカウント情報102aであれば、中継サーバR1のアカウント(relay−server1@net)と、それに対して付与された名称(支社A)が記述されている。
中継アカウント情報102には、前記中継サーバRと同一のLANに接続されているクライアント端末Tのアカウントの部分に、当該アカウントに付与された具体的な名称が併せて記述され、ユーザの識別が容易になっている。例えば、クライアント端末(smtp1A)の場合、そのアカウント(例えば、smtp1A@relay−server1.net)に対して付与された名称(smtp1A)が記述されている。また更に、クライアント端末Tのアカウントには、営業部や開発部等、そのクライアント端末Tの所属を示す所属識別データ103が記述されている。
以上のように、中継グループ情報100は、中継グループごとに一意に識別可能に作成されている。また、中継グループ情報100には、相互に接続を許可することで一群(中継グループ)を構成する各中継サーバのアカウント(中継アカウント情報102)が含まれている。更に、中継アカウント情報102には、その中継サーバと同一のLANに接続され登録されているクライアント端末Tのアカウントの情報が含まれている。
従って、中継グループ情報100を参照すれば、どのLANとどのLANがグループを構成しているのか、そしてそれらのLANにおいてどの中継サーバRやクライアント端末Tが登録されているのかを知ることができる。
図5に示す中継グループ情報100は、中継グループを構成している各中継サーバR間で交換される。ここで、クライアント端末Tのアカウントの情報も中継グループ情報100に含まれているので、当該アカウント情報も中継サーバR間で交換されることになる。
以上のとおり構成された中継通信システムにおける通信処理の流れについて、図6のシーケンス図を用いて説明する。図6に示すシーケンス番号1〜3は、各装置のアカウントの登録段階を示している。
シーケンス番号1において、中継サーバR1が、外部サーバSに対してアカウントの登録要求(REGISTER)を送信する。ここでは、中継サーバR1が、自機のアカウント(sip:relay−server1@net)の登録要求を行う。外部サーバSはOKレスポンスを中継サーバR1に返信し、中継サーバR1のアカウントと中継サーバR1のグローバルIPアドレスとを対応付けて中継サーバアカウント情報データベース203に登録する。その後、中継サーバR1は、クライアント端末1Aの名前(smtp1A)とそのIPアドレス(192.168.0.1)を、アカウント情報データベース504に登録する。
同様にして、中継サーバR2及びR3が、外部サーバSに対して自機のアカウントの登録要求(REGISTER)を行い、自機のアカウント等を外部サーバSに登録する(シーケンス番号2、3)。また、各中継サーバR2,R3は、自機と同じLANに属するクライアント端末2A,3Aの名前とそのIPアドレスを、アカウント情報データベース504に登録する。
以上の処理により、各中継サーバRの外部サーバSに対するアカウントの登録、及び、各クライアント端末Tの中継サーバRに対するアカウントの登録が完了する。なお、以上で示したシーケンスは一例であって、各装置のアカウントの登録が結果的に完了するものであれば、その順序は任意である。
また、ネットワーク上に存在する中継サーバRやクライアント端末Tであっても、そのアカウントの登録がされなければ、本実施形態の中継通信システムに参加することができない。例えば図1の中継サーバR4及びクライアント端末4Aは、図6の処理においてアカウントの登録が行われていないため、以降で説明する通信には参加できない。
次に、図6のシーケンス番号10〜18を参照して、中継グループの生成及び登録段階を説明する。なお、図6に示すシーケンス番号1〜3、10〜18の処理は、一般に、ユーザやオペレータによってネットワークの初期設定として行われる。
まず、中継サーバR1において、中継サーバR2との間で中継グループを新規に形成するメソッド(createGroupメソッド)がオペレータによって実行される。このcreateGroupメソッドでは、グループ名(group1)、中継グループを形成する相手の中継サーバR2のアカウント(relay−server2@net)、及び、新規作成された中継グループに付与する識別ID(groupID0001)が指定される。
すると、中継サーバR1においてメッセージ送信コマンド(MESSAGEメソッド)が実行され、相手となる中継サーバR2に対するgroup−infoメッセージが外部サーバSに送信される(シーケンス番号10)。このメッセージには、前記createGroupメソッドで指定されたグループ名や中継グループの識別ID等が含まれている。
このMESSAGEメソッドでは、メッセージ送信先の中継サーバR2のアカウント(sip:relay−server2@net)が指定されている。外部サーバSは、中継サーバアカウント情報データベース203を参照することで中継サーバR2のグローバルIPアドレスを取得し、中継サーバR1からのgroup−infoメッセージを中継サーバR2に中継する。メッセージを受信した中継サーバR2は、外部サーバSを介して中継サーバR1へOKレスポンスを返す。
以上のように、本実施形態の各中継サーバR間の通信は外部サーバSを経由して行われ、これは以下においても同様である。従って、以後の説明では、外部サーバSを経由する通信処理の具体的な説明を省略する。
次に、中継サーバR1が、中継サーバR2に対し、サーバ情報の送信要求メッセージ(request−server−infoメッセージ)を送信する(シーケンス番号11)。このメッセージを受信した中継サーバR2は、OKレスポンスとともに、自機に関する情報(server−info)、及び、自機と同一のLANに接続されているクライアント端末(smtp2A)のアカウントの情報を中継サーバR1に返す。
今度は反対に、中継サーバR2が中継サーバR1に対するrequest−server−infoメッセージを送信し(シーケンス番号12)、中継サーバR1は自機に関する情報(server−info)と、自機と同一のLANに接続されているクライアント端末(smtp1A)の情報を中継サーバR2に返信する。
以上のように互いのサーバに関する情報を交換することで、両中継サーバR1,R2が中継グループを形成した旨の中継グループ情報100が生成され、各中継サーバR1,R2の中継グループ情報データベース505に記憶される。また、互いのLAN1,2に接続されているクライアント端末Tのアカウントの情報も、中継グループ情報100に含めた形で中継グループ情報データベース505に記憶される。
次に、中継サーバR2において、先ほど作成した中継グループ(中継サーバR1,R2で構成される中継グループ)に新たに中継サーバR3を加えるメソッド(addGroupメソッド)がオペレータによって実行される。このaddGroupメソッドでは、加入させる中継グループのグループ名(group1)、加入させる中継サーバR3のアカウント(relay−server3@net)、加入させる中継グループの識別ID(groupID0001)が指定される。
すると中継サーバR2は、加入させる相手となる中継サーバR3に対し、group−infoメッセージを送信する(シーケンス番号13)。このメッセージには、前記addGroupメソッドで指定されたグループ名や中継グループの識別ID等が含まれている。これを受信した中継サーバR3は、中継サーバR2へOKレスポンスを返す。次に、シーケンス番号11,12で説明したのと全く同様に、中継サーバR2と中継サーバR3との間でサーバ情報等が交換される(シーケンス番号14,15)。
次に、中継サーバR2は、中継グループに中継サーバR3が加わったことを知らせるupdate−group−infoメッセージを、中継サーバR1に送信する(シーケンス番号16)。これを受信した中継サーバR1は、中継サーバR2へOKレスポンスを返す。その後、中継サーバR3と中継サーバR2との間でサーバ情報等が交換される(シーケンス番号17,18)。
以上により、3つの中継サーバR1,R2,R3が中継グループを形成している旨の中継グループ情報100(具体的には、図5で示した内容の情報)が、各中継サーバR1,R2,R3の中継グループ情報データベース505に記憶される。
次に、クライアント端末Tとクライアント端末Tとが実際にデータをやり取りする場合の動作を、図7を参照して説明する。ここでは、LAN1に接続されているクライアント端末1Aが、他のLAN2のクライアント端末2AへダイレクトSMTP手順でファイルを送信する場合を例に説明する。
ユーザはクライアント端末1Aを操作し、送信先のクライアント端末2Aを指定して、データを送信する旨の指示を行う。すると、クライアント端末1Aは、接続要求(tcpコマンド)を中継サーバR1に送信する(図7のシーケンス番号1)。これを受信した中継サーバR1は、あたかもSMTPサーバのように、準備が完了した旨のレスポンスをクライアント端末1Aに返す。
レスポンスを受信したクライアント端末1Aは、SMTP手順に従って、自機(smtp1A)を発信元として指定するMAIL FROMコマンドを中継サーバR1へ送信する(シーケンス番号2)。中継サーバR1は実行終了の旨のレスポンスを返す。
更にクライアント端末1Aは、クライアント端末2A(smtp2A)を送信先として指定するRCPT TOコマンドを中継サーバR1へ送信する(シーケンス番号3)。すると中継サーバR1は、この宛先コマンド(RCPT TO)からクライアント端末2Aのアカウントを検出し、中継グループ情報データベース505に基づいて、クライアント端末2Aが接続されている中継サーバを特定する。ここでは、図5の中継グループ情報100により、クライアント端末2Aが接続されている中継サーバはR2であることが判る。
次に中継サーバR1は、その特定された中継サーバR2に対し接続要求(INVITEメソッド)を送信する(図7のシーケンス番号3.1)。このINVITEメソッドには、送信元のクライアント端末1A、送信先のクライアント端末2Aの指定が含まれている。この接続要求を受信した中継サーバR2は、OKレスポンスを返す。
続いて中継サーバR1は、中継サーバR2にMediaSessionコマンドを送信し、両中継サーバR1,R2に通信経路を確立する(シーケンス番号3.2)。なお、この通信経路は、例えばIPsec(IP Security Protocol)によって暗号化されている。
通信経路が確立されると、中継サーバR2はクライアント端末2Aに対し、接続要求(tcpコマンド)を送信する(シーケンス番号3.2.1)。これを受信したクライアント端末2Aは、準備が完了した旨のレスポンスを中継サーバR2に返す。
レスポンスを受信した中継サーバR2は、シーケンス番号2で指定された発信元のクライアント端末(smtp1A)を発信元として指定するMAIL FROMコマンドをクライアント端末2Aへ送信する(シーケンス番号3.2.2)。クライアント端末2Aは実行終了の旨のレスポンスを返す。
更に中継サーバR2は、クライアント端末2A(smtp2A)を送信先として指定するRCPT TOコマンドを当該クライアント端末2Aへ送信する(シーケンス番号3.2.3)。クライアント端末2Aは実行終了の旨のレスポンスを返す。中継サーバR2は受信したレスポンスを中継サーバR1へ中継し、中継サーバR1は更にそれをクライアント端末1Aへ中継する。
次にクライアント端末1Aは、本文を送信するDATAコマンドを中継サーバR1に送信する(シーケンス番号4)。このDATAコマンドは中継サーバR1から中継サーバR2へ中継され、更にクライアント端末2Aに送信される(シーケンス番号4.1、4.1.1)。クライアント端末2Aは、本文の入力開始を受け付けた旨のレスポンスを中継サーバR2へ返し、このレスポンスが中継サーバR1を経由してクライアント端末1Aへ送られる。
続いて、クライアント端末1Aは、メール本文のデータをdata−transferコマンドで中継サーバR1に送信する(シーケンス番号5)。メール本文の内容には、指定された送信対象のファイルをMIMEエンコードした内容が含まれている。メール本文のデータは中継サーバR1から中継サーバR2へ中継され、更にクライアント端末2Aに送信される(シーケンス番号5.1、5.1.1)。
メール本文のデータの送信が完了すると、クライアント端末1Aは、本文の送信終了を意味するEODコマンドを中継サーバR1に送信する(シーケンス番号6)。このコマンドは中継サーバR1から中継サーバR2へ中継され、更にクライアント端末2Aに送信される(シーケンス番号6.1、6.1.1)。クライアント端末2Aは、本文の入力完了を受け付けた旨のレスポンスを中継サーバR2へ返し、このレスポンスが中継サーバR1を経由してクライアント端末1Aへ送られる。
次にクライアント端末1Aは、接続終了を表すQUITコマンドを中継サーバR1に送信する(シーケンス番号7)。このコマンドも、シーケンス番号6の場合と同様に中継サーバR1から中継サーバR2へと中継され、クライアント端末2Aに送信される(シーケンス番号7.1、7.1.1)。クライアント端末2Aは、接続を閉じる旨のレスポンスを中継サーバR2へ返し、このレスポンスが中継サーバR1を経由してクライアント端末1Aへ送られる。その後、実際に接続が閉じられる。
次に中継サーバR1は、中継サーバR2に対し切断要求(BYEメソッド)を送信し、これによって、確立されていた通信経路が切断される(シーケンス番号8)。以上により通信が終了し、クライアント端末1Aにおいて指定されたファイルが、クライアント端末2Aへメール形式で送信されたことになる。
以上に説明したように、本実施形態においてLANに接続されている中継サーバRは、アカウント情報データベース504に記憶されているクライアント端末Tから、SMTP手順でのメール送信要求を受けると、そのSMTP手順の宛先コマンド(RCPT TOコマンド)からアカウント情報を検出し、その宛先のクライアント端末Tが接続されている中継サーバRに接続して、前記SMTP手順によって受信したメールデータを中継転送するように構成している。
これにより、異なるLANに存在するクライアント端末T間のダイレクトSMTPによるピアツーピア型の通信を、簡単な構成で実現することができる。
また、本実施形態において、中継サーバR間の前記メールデータの中継転送は暗号化セッションを用いて行われている。
これにより、クライアント端末T同士がやり取りするメールデータは、中継サーバR間においてセキュアな通信で中継されるので、盗聴を回避し、機密漏洩を防止できる。
次に、図8及び図9を参照して、複数のクライアント端末Tにメールデータを送信する場合の通信処理について説明する。ここでは、クライアント端末1Aが、クライアント端末2A及び3AへダイレクトSMTP手順でファイルを送信する場合を例に説明する。
図8のシーケンス番号1〜3.2.3は、クライアント端末1Aが中継サーバR1に接続し、送信元として自機(クライアント端末1A)を指定し、送信先として最初にクライアント端末2Aを指定した処理を示している。以上の処理は、図7のシーケンス番号1〜3.2.3と全く同様であるので、説明は省略する。
次に、クライアント端末1Aは、クライアント端末3A(smtp3A)を送信先として指定するRCPT TOコマンドを中継サーバR1へ送信する(シーケンス番号4)。すると、中継サーバR1は、中継グループ情報データベース505に基づいて、クライアント端末3Aが接続されている中継サーバを特定する。ここでは、図5の中継グループ情報100により、クライアント端末3Aが接続されている中継サーバはR3であることが判る。
その後は、中継サーバR1は中継サーバR3に対して接続要求を送信するとともに、通信経路を確立する(シーケンス番号4.1、4.2)。通信経路の確立後、中継サーバR3はクライアント端末3Aに接続し、発信元及び発信先をSMTP手順で指定する(シーケンス番号4.2.1〜4.2.3)。クライアント端末3Aの返すOKレスポンスは、中継サーバR3及び中継サーバR1を経由してクライアント端末1Aに送信される。
その後、クライアント端末1Aは、本文の入力を開始するDATAコマンドを中継サーバR1に送信する(シーケンス番号5)。中継サーバR1は、このコマンドを中継サーバR2に中継してクライアント端末2Aへ送信させるとともに、中継サーバR3に中継してクライアント端末3Aへ送信させる(シーケンス番号5.1、5.1.1、5.2、5.2.1)。中継サーバR1は、両方のクライアント端末2A,3Aから中継サーバR2,R3を経由してレスポンスが返ってくると、当該レスポンスをクライアント端末1Aへ通知する。
クライアント端末1Aは直ちに、メール本文のデータをdata−transferコマンドで中継サーバR1に送信する(図9のシーケンス番号6)。メール本文のデータは中継サーバR1から中継サーバR2へ中継され、更にクライアント端末2Aに送信される(シーケンス番号6.1、6.1.1)。また、メール本文のデータは中継サーバR1から中継サーバR3へ中継され、更にクライアント端末3Aに送信される(シーケンス番号6.2、6.2.1)。
メール本文のデータの送信が完了すると、クライアント端末1Aは、本文の送信終了を意味するEODコマンドを中継サーバR1に送信する(シーケンス番号7)。このコマンドは中継サーバR1から中継サーバR2へ中継され、更にクライアント端末2Aに送信される(シーケンス番号7.1、7.1.1)。同様に、コマンドは中継サーバR1から中継サーバR3へ中継され、更にクライアント端末3Aに送信される(シーケンス番号7.2、7.2.1)。クライアント端末2A及び3Aは、本文の入力完了を受け付けた旨のレスポンスを中継サーバR2,R3へ返す。各中継サーバR2,R3は当該レスポンスを中継サーバR1へ中継し、このレスポンスを中継サーバR1はクライアント端末1Aへ送る。
次にクライアント端末1Aは、接続終了を表すQUITコマンドを中継サーバR1に送信する(シーケンス番号8)。このコマンドもシーケンス番号7の場合と同様に、中継サーバR1からR2へと中継されてクライアント端末2Aに送信される(シーケンス番号8.1、8.1.1)とともに、中継サーバR1から中継サーバR3へと中継されてクライアント端末3Aに送信される(シーケンス番号8.2、8.2.1)。クライアント端末2A及び3Aは、接続を閉じる旨のレスポンスを中継サーバR2,R3へ返す。各中継サーバR2,R3は当該レスポンスを中継サーバR1へ中継し、このレスポンスを中継サーバR1はクライアント端末1Aへ送る。
次に中継サーバR1は、それぞれの中継サーバR2,R3に対し切断要求(BYEメソッド)を送信し、これによって、確立されていた通信経路が切断される(シーケンス番号9、10)。以上により通信が終了し、クライアント端末1Aのデータがクライアント端末2A及び3Aにメール形式で送信されたことになる。
次に、図8及び図9で説明したのと同様にメールを送信する際にエラーが発生した場合の通信処理の例を、図10を参照して説明する。図10は、図8及び図9と同様に、クライアント端末1Aがクライアント端末2A及び3AへダイレクトSMTP手順でファイルを送信しようとした場合を示している。なお、図10のシーケンス番号1〜3.2.3の処理は、図8の例と全く同様であるので説明を省略する。
図10のシーケンス番号4で、クライアント端末1Aは、クライアント端末3A(smtp3A)を送信先として指定するRCPT TOコマンドを中継サーバR1へ送信する。すると、中継サーバR1は、クライアント端末3Aが接続されている中継サーバR3に対し、接続要求を送信するとともに、通信経路を確立する(シーケンス番号4.1、4.2)。
通信経路の確立後、中継サーバR3はクライアント端末3Aに接続要求を行う(シーケンス番号4.2.1)。しかしながら、何らかの事情でクライアント端末3Aからのレスポンスが返信されなかったとする。この場合、中継サーバR3はエラーの旨のメッセージを中継サーバR1へ送信し、これを受信した中継サーバR1は、SMTP手順に従い、処理中にエラーが発生して、要求された処理が失敗した旨のメッセージをクライアント端末1Aに返す。
処理の失敗が通知されたクライアント端末1Aは、ファイルの送信処理を中止し、接続を終了するQUITコマンドを送信する(シーケンス番号5)。このコマンドは、中継サーバR1から中継サーバR2へと中継され、クライアント端末2Aに送信される(シーケンス番号5.1、5.1.1)。なお、クライアント端末3AにはSMTP接続ができなかったので、当該クライアント端末3AにはQUITコマンドは送信されない。QUITコマンドを受信したクライアント端末2Aは、接続を閉じる旨のレスポンスを中継サーバR2へ返し、このレスポンスが中継サーバR1を経由してクライアント端末1Aへ送られる。その後、実際に接続が閉じられる。
次に中継サーバR1は、それぞれの中継サーバR2,R3に対し切断要求(BYEメソッド)を送信し、これによって、確立されていた通信経路が切断される(シーケンス番号6、7)。以上により通信が終了する。この後、クライアント端末1Aのユーザは、例えばエラーの起きなかったクライアント端末2A宛でメールデータを改めて送信する等、状況に応じて適切な処置を行うことになる。
以上に示すように、本実施形態の中継サーバR1は、例えば図10のシーケンス番号4.2においてメールデータの中継転送先の中継サーバR3がエラーを返したときは、クライアント端末1Aに対し、要求された処理が失敗した旨の応答コードをSMTP手順に従って返すように構成している。
これにより、クライアント端末TはSMTP手順の応答コードに基づいて、メールデータの再送等適切な対応を容易に行うことができる。
以上に本発明の好適な実施形態を説明したが、以上の構成は例えば以下のように変更することができる。
クライアント端末Tは、パーソナルコンピュータに代えて、例えばメールサーバや、ダイレクトSMTP方式のインターネットファクシミリ等に変更することができる。
中継グループを構成する中継サーバRは任意に選択することができる。また、中継グループを複数作成して中継グループ情報データベース505に記憶させることができる。
上記実施形態のように異なるLAN同士での中継を行う場合、LANの数は複数であれば良く、4つに限定されない。また、WANとして、インターネット以外の類似するネットワークを使用するように変更することができる。
WANにおける外部サーバSと各中継サーバRとの間、及び、LANにおける中継サーバRとクライアント端末T等との間の通信プロトコルに、SIP以外のプロトコルを使用するように変更することができる。
外部サーバSを省略して、中継サーバR間で直接通信するように構成することができる。特に、中継サーバR間でSIP以外のプロトコルを用いる場合は、そのプロトコルに基づいて中継サーバR間の通信を直接制御すれば良いので、外部サーバSを省略するのは容易である。一方、外部サーバSは1台とすることに限らず、複数台で分散的に機能するものに構成することができる。
中継サーバRのWANインタフェース502は省略することができる。この場合、インターネットとの接続はルータに行わせ、その配下に中継サーバRを設置するように構成すれば良い。
上記実施形態では、中継サーバRのアカウント情報データベース504に、当該中継サーバRと同一のLANに接続されているクライアント端末Tが記憶されている。しかしながらこれに限定されず、アカウント情報データベース504に、自機と異なるLANに接続されているクライアント端末Tを記憶させることができる。もっと言えば、中継サーバRと、当該中継サーバRのアカウント情報データベース504に登録されるクライアント端末Tは、ネットワークを介して相互に通信可能である限りどのような関係であっても良い。
同一のLANに中継サーバRが複数接続されても良い。例えば、同一のLANに中継サーバRを3台設置し、当該LAN内の何台かのクライアント端末Tを第1の中継サーバRのアカウント情報データベース504に記憶させ、他の何台かのクライアント端末Tを第2の中継サーバRのアカウント情報データベース504に記憶させ、・・・というように構成することができる。この場合、3台の中継サーバRはLANを介して通信し、1つのLAN内で中継が完結することになる。
本発明の一実施形態に係る中継通信システムのネットワーク構成図。 外部サーバの機能ブロック図。 クライアント端末の機能ブロック図。 中継サーバの機能ブロック図。 中継グループ情報の内容を示す図。 中継サーバ及びクライアント端末を登録し、3台の中継サーバで中継グループを作成する通信処理を示すシーケンス図。 クライアント端末から他のLANクライアント端末へメールデータを中継転送する通信処理を示すシーケンス図。 クライアント端末から複数の他のLANクライアント端末へメールデータを中継転送する通信処理の前半部分を示すシーケンス図。 クライアント端末から複数の他のLANクライアント端末へメールデータを中継転送する通信処理の後半部分を示すシーケンス図。 メールデータの中継転送時にエラーが発生した場合の通信処理の例を示すシーケンス図。
符号の説明
S 外部サーバ
T クライアント端末
R 中継サーバ
100 中継グループ情報
504 アカウント情報データベース
505 中継グループ情報データベース(中継グループ情報登録部)

Claims (4)

  1. 中継サーバにおいて、
    クライアント端末のアカウントの情報を含むアカウント情報を記憶するアカウント情報登録部と、
    相互に接続を許可する一群の中継サーバの情報を含む中継グループ情報を記憶する中継グループ情報登録部と、
    を備え、
    同一の中継グループに属する他の中継サーバとの間で前記アカウント情報を交換可能に構成するとともに、
    前記アカウント情報登録部に記憶されているクライアント端末からSMTP手順でのメール送信要求を受けると、そのSMTP手順の宛先コマンドからアカウント情報を検出し、アカウント情報登録部にその宛先のクライアント端末を記憶している中継サーバに接続して、前記SMTP手順によって受信したメールデータを中継転送するように構成したことを特徴とする中継サーバ。
  2. 請求項1に記載の中継サーバであって、
    中継サーバ間の前記メールデータの中継転送は暗号化セッションを用いて行うことを特徴とする中継サーバ。
  3. 請求項1又は2に記載の中継サーバであって、
    メールデータの中継転送先の中継サーバがエラーを返したときは、クライアント端末に対しSMTP手順に従って応答コードを返すことを特徴とする中継サーバ。
  4. 複数の中継サーバを備え、
    それぞれの前記中継サーバは、
    クライアント端末のアカウントの情報を含むアカウント情報を記憶するアカウント情報登録部と、
    相互に接続を許可する一群の中継サーバの情報を含む中継グループ情報を記憶する中継グループ情報登録部と、
    を備え、
    他の中継サーバとの間で前記アカウント情報を交換可能に構成するとともに、
    前記アカウント情報登録部に記憶されているクライアント端末からSMTP手順でのメール送信要求を受けると、そのSMTP手順の宛先コマンドからアカウント情報を検出し、アカウント情報登録部にその宛先のクライアント端末を記憶している中継サーバに接続して、前記SMTP手順によって受信したメールデータを中継転送するように構成し、
    これにより、ある中継サーバのアカウント情報登録部に記憶されているクライアント端末から、他の中継サーバのアカウント情報登録部に記憶されているクライアント端末にデータをメール形式で送信できることを特徴とする中継通信システム。
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