JP2008302884A - 低高度落下用安全装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 パラグライダー用の低高度落下用安全装置を提供する。
【解決手段】 パラシュートの開口部16に開口形成体21を取付け、空間形成体22を開口形成体21の上部のパラシュートの内部に設けてあり、開口形成体21と空間形成体22にガスを入れて開口部16を開口すると共に、その開口部の上に空間を形成する。
【選択図】 図2
【解決手段】 パラシュートの開口部16に開口形成体21を取付け、空間形成体22を開口形成体21の上部のパラシュートの内部に設けてあり、開口形成体21と空間形成体22にガスを入れて開口部16を開口すると共に、その開口部の上に空間を形成する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、主としてパラグライダーに利用される低高度落下用安全装置に関するものである。
パラグライダーの安全装置に関しては、例えば、特開2000−168694号公報がある。
この公報による安全装置は、バネ材を使用のループ骨組み材で構成してあり、このループ骨組み材をパラシュートの開口部に取り付けてある。そして、収納時にはループ骨組み材を縮小状態に曲折し、使用時にはループ骨組み材を伸長した状態にすることによって、パラシュートの開口部が開いて、その開口部から空気が流入して、パラシュートを開くことによって、浮力でもって急落下を防止するものである。
この公報による安全装置は、バネ材を使用のループ骨組み材で構成してあり、このループ骨組み材をパラシュートの開口部に取り付けてある。そして、収納時にはループ骨組み材を縮小状態に曲折し、使用時にはループ骨組み材を伸長した状態にすることによって、パラシュートの開口部が開いて、その開口部から空気が流入して、パラシュートを開くことによって、浮力でもって急落下を防止するものである。
前記従来の安全装置は、ループ骨組み材でパラシュートの開口部を拡げるのであるが、このループ骨組み材の開口によるパラシュートの開口は、十分とはいえない。即ち、パラシュートの開口部は前記ループ骨組み材で確実に開口するが、パラシュートは折り畳んだ状態であり、風の影響等によりパラシュート内部に、迅速に、空気を取り入れることができず、パラシュートが開くのに時間がかかるという課題がある。
そこで、本願の発明は、パラシュートが迅速且つ確実に開口する構成を提供するものである。
そこで、本願の発明は、パラシュートが迅速且つ確実に開口する構成を提供するものである。
請求項1の低高度落下用安全装置は、パラシュートの開口部に開口形成体が取り付けてあると共に、空間形成体を前記開口形成体の上部のパラシュートの内部に設けてある。そして、開口形成体と空間形成体にガスを封入することによって、前記開口部が開口すると共に、その開口部の上に空間が形成される。
そのため、開口部からの空気は、開口形成体によって空間を形成のパラシュート内に容易に入って、パラシュートを迅速に開く。
又、請求項2の低高度落下用安全装置は、開口形成体又は空間形成体にガス入口を形成し、そのガス入口とガスボンベの排出口を開閉弁を介して結合し、前記開閉弁を開く開口紐を取り付けてなる。そこで、低高度落下用安全装置を投下するか、又は、開口紐を引っ張ると、開閉弁が開いて、ガスボンベ内のガスは開口形成体又は空間形成体に入るので、容易に操作ができる。
そのため、開口部からの空気は、開口形成体によって空間を形成のパラシュート内に容易に入って、パラシュートを迅速に開く。
又、請求項2の低高度落下用安全装置は、開口形成体又は空間形成体にガス入口を形成し、そのガス入口とガスボンベの排出口を開閉弁を介して結合し、前記開閉弁を開く開口紐を取り付けてなる。そこで、低高度落下用安全装置を投下するか、又は、開口紐を引っ張ると、開閉弁が開いて、ガスボンベ内のガスは開口形成体又は空間形成体に入るので、容易に操作ができる。
請求項1の低高度落下用安全装置は、開口形成体と空間形成体によって、パラシュートの開口部が広がって、開口部からパラシュート内に容易に空気を取り入れてパラシュートを迅速に開くことができる。
又、請求項2の低高度落下用安全装置は、ガスボンベのガスを容易に開口形成体又は空間形成体に入れることができる。
又、請求項2の低高度落下用安全装置は、ガスボンベのガスを容易に開口形成体又は空間形成体に入れることができる。
本願の発明を図を参照して説明する。図1は、よく知られたパラグライダーであり、飛行体(図示略)と座椅子2で構成してあり、前記浮力を生ずる飛行体は座椅子2に紐(図示略)で結んである。
本願の安全装置は、図2に概念を示し、パラシュート11内に安全装置10を設けたものであり、パラシュート11が開いた状態(緊急時の使用状態)である。
本願の安全装置は、図2に概念を示し、パラシュート11内に安全装置10を設けたものであり、パラシュート11が開いた状態(緊急時の使用状態)である。
尚、この安全装置10は、パラシュート11を折り畳んだ状態で、前記座椅子2の側部に取り付けてあり(図1参照)、パラシュート11は、簡便に外れるように所謂マジックテープ(登録商標)13で固定されている。
又、後述のガスボンベ15の開閉弁27を開くために引っ張る開口紐12も、座椅子2の側部に取り付けてある。
又、後述のガスボンベ15の開閉弁27を開くために引っ張る開口紐12も、座椅子2の側部に取り付けてある。
前記パラシュート11は、開口部16を有し、その開口部16には紐17が取り付けてあり、この紐17の端部は座椅子2に結び付けてある。従って、座椅子2はパラシュート11と紐17を介して吊り下げ状態になる。
又、前記パラシュート11内には、立体形成体20が設けてある。この立体形成体20は開口形成体21と空間形成体22で構成してあり、開口形成体21は、柔軟な材質でガス漏れがない筒状の環体(所謂、筒状の風船)であり、パラシュート11の開口部16に取り付けてある。
又、前記パラシュート11内には、立体形成体20が設けてある。この立体形成体20は開口形成体21と空間形成体22で構成してあり、開口形成体21は、柔軟な材質でガス漏れがない筒状の環体(所謂、筒状の風船)であり、パラシュート11の開口部16に取り付けてある。
又、前記空間形成体22は、開口形成体21の上部に、パラシュート11が開いた状態の空間が形成可能に、複数個(図2では4個)の柔軟な材質でガス漏れがない筒状体(所謂、筒状の風船)22aで錐体状に形成してある。そして、前記開口形成体21と空間形成体22は接合部で連通している。
即ち、開口形成体21と空間形成体22にガスを封入すると、立体形成体20は、略円錐状になり、パラシュート11の開口部16を開口すると共に、パラシュート11内に空間を形成する。
即ち、開口形成体21と空間形成体22にガスを封入すると、立体形成体20は、略円錐状になり、パラシュート11の開口部16を開口すると共に、パラシュート11内に空間を形成する。
又、空間形成体22の頂部には、ガスボンベ15が備え付けてある。この様に、空間形成体22の頂部に備えてあるのは、パラシュートの頂部に近い位置を早期に開口することによって、パラシュートは折り畳んだ状態から迅速に開口状態にできる。
また、前記ガスボンベ15には、よく知られた構成の開閉弁27が取り付けてあり、この開閉弁27を開くための開口紐12が取り付けてある。又、前記ガスボンベ15のガスは、開閉弁27を介して開口形成体21又は空間形成体22に入れることができるように結合してある。そして、この開口紐12は、乗員が操作可能な座椅子2の側部に取り付けてある。
また、前記ガスボンベ15には、よく知られた構成の開閉弁27が取り付けてあり、この開閉弁27を開くための開口紐12が取り付けてある。又、前記ガスボンベ15のガスは、開閉弁27を介して開口形成体21又は空間形成体22に入れることができるように結合してある。そして、この開口紐12は、乗員が操作可能な座椅子2の側部に取り付けてある。
従って、緊急時には、安全装置10を固定している所謂マジックテープ(登録商標)13を外して、安全装置10を座椅子2から投げると、端部が座椅子2に固定の前記開口紐12によって前記開閉弁27が開いて、ガスボンベ15内のガスは、開口形成体21と空間形成体22に入るため、パラシュート11の開口部16は開き、その上のパラシュート11の内部は空間形成体22によって空間が形成される。そのため、落下するパラシュート11の開口部16から、空間に空気が入り込むので、迅速、確実にパラシュート11は開口する。
尚、従来のパラシュートは、開口部にバネ材を使用のループ骨組み材が組み込まれているので、開口部は開口するが、パラシュートは重なった状態であるので、開口部から空気が進入するのに時間がかかった。
しかし、本願の発明では、開口部が開口すると共に、パラシュート内の開口部の上に空間形成体22を形成して空間ができるので、容易にその空間に空気を入れることができる。
即ち、開口部だけを開けても、ベルヌーイの定理により、パラシュートの内外の気圧差によって、空気は内部まで入り込まない。そこで、本願では開口部を開口すると共に、パラシュート内の開口部の上に空間形成体22を形成することによって、容易に内部に空気を入れることを可能にしている。
しかし、本願の発明では、開口部が開口すると共に、パラシュート内の開口部の上に空間形成体22を形成して空間ができるので、容易にその空間に空気を入れることができる。
即ち、開口部だけを開けても、ベルヌーイの定理により、パラシュートの内外の気圧差によって、空気は内部まで入り込まない。そこで、本願では開口部を開口すると共に、パラシュート内の開口部の上に空間形成体22を形成することによって、容易に内部に空気を入れることを可能にしている。
また、パラシュート11を収納するときには、前記開口形成体21と空間形成体22内のガスを抜いてパラシュート11内に収納し、パラシュート11を折り畳んで、略薄い直方体状にする。そして、この小さくなった安全装置を座椅子の側部に取り付けて、紐の操作でパラシュートが開くので簡便な操作でよい。
次に、図3は他の形状の立体形成体20を示すと共に、この立体形成体20は、前記図2に示す開口部全体を開口するのと異なり、パラシュートの開口部の一部を開口するように取り付けてある。
また、空間形成体22は開口形成体21と同様に形成体で構成してあり、開口形成体21と空間形成体22は、補助形成体23で結合されている。
このように、本願の立体形成体20は、パラシュートの開口部の一部を拡げる開口形成体21と、その上のパラシュート内に空間を形成する空間形成体22とで構成してある。
また、空間形成体22は開口形成体21と同様に形成体で構成してあり、開口形成体21と空間形成体22は、補助形成体23で結合されている。
このように、本願の立体形成体20は、パラシュートの開口部の一部を拡げる開口形成体21と、その上のパラシュート内に空間を形成する空間形成体22とで構成してある。
そして、緊急時に、所謂マジックテープ(登録商標)13を外して、安全装置10を座椅子2から投げると、端部が座椅子2に固定の前記開口紐12によって前記開閉弁27が開いて、ガスボンベ15内のガスは、開口形成体21と空間形成体22に入るため、パラシュート11の開口部16の一部は開き、その上のパラシュート11の内部は空間形成体22によって空間が形成される。そのため、落下するパラシュート11の開口部16から、空間に空気が入り込むので、迅速、確実にパラシュート11は開口する。
以上のように、本願の安全装置10は、パラシュートの開口部の開口を助けると共に、その上の空間を形成する空間形成体22によって、前記開口部から容易にパラシュートの内部に空気の流入が可能となり、迅速確実にパラシュートは開く。
従って、安全装置10を構成する開口形成体や空間形成体の形状は、前記の目的を達成可能な空間を形成すればよいので、はりやま形状、ドーナツ状等、種々の形状であってもよい。
従って、安全装置10を構成する開口形成体や空間形成体の形状は、前記の目的を達成可能な空間を形成すればよいので、はりやま形状、ドーナツ状等、種々の形状であってもよい。
例えば、図4に示すような形状の安全装置10であってもよい。この安全装置10は、パラシュート11の開口部16を開口すると共に、パラシュート11内に空間を形成する。そのため、安全装置10は開口形成体21と空間形成体22で構成してあり、開口形成体21は、柔軟な材質でガス漏れがない筒状の環体(所謂、筒状の風船)であり、パラシュート11の開口部16に取り付けてあると共に、開口形成体21には中心に向かう環体状の梁体55が形成してある。
そして、その中心部にはガスボンベ15が取り付けてあり、そのガスボンベ15の開閉弁27と連通して、前記開口形成体21と接合する箇所に向けて、アーチ状の空間形成体22に連通している。
この様な構成の安全装置は、ガスボンベ15から排出の空気は、先ず、空間形成体22を開いて、パラシュートの内部が開口し、その後に開口部16が開口する。
このため、パラシュートは、内部に空気を取り入れることができ、迅速に開くことができる。
そして、その中心部にはガスボンベ15が取り付けてあり、そのガスボンベ15の開閉弁27と連通して、前記開口形成体21と接合する箇所に向けて、アーチ状の空間形成体22に連通している。
この様な構成の安全装置は、ガスボンベ15から排出の空気は、先ず、空間形成体22を開いて、パラシュートの内部が開口し、その後に開口部16が開口する。
このため、パラシュートは、内部に空気を取り入れることができ、迅速に開くことができる。
又、立体形成体20を構成する開口形成体21と空間形成体22は、ガスを共通にするために連結してあるが、それぞれ別体で構成し、各々ガスボンベによって膨らませる構造であってもよい。
又、立体形成体20は、開いた状態のパラシュートの全体である必要はなく、パラシュートが開く開口部の上に空間を形成して、パラシュート全体の中に空気が入り易い状態を作る形状であればよい。
又、立体形成体20は、開いた状態のパラシュートの全体である必要はなく、パラシュートが開く開口部の上に空間を形成して、パラシュート全体の中に空気が入り易い状態を作る形状であればよい。
2 座椅子
10 安全装置
11 パラシュート
12 開口紐
15 ガスボンベ
16 開口部
17 紐
20 立体形成体
21 開口形成体
22 空間形成体
27 開閉弁
10 安全装置
11 パラシュート
12 開口紐
15 ガスボンベ
16 開口部
17 紐
20 立体形成体
21 開口形成体
22 空間形成体
27 開閉弁
Claims (2)
- パラシュートの開口部に開口形成体が取り付けてあると共に、空間形成体を前記開口形成体の上部のパラシュートの内部に設け、
前記開口形成体と空間形成体にガスを入れることによって、前記開口部が開口すると共に、その開口部の上に空間が形成されることを特徴とする低高度落下用安全装置。 - 開口形成体又は空間形成体にガス入口を形成し、そのガス入口とガスボンベの排出口を開閉弁を介して結合し、前記開閉弁を開く開口紐を取り付けてなることを特徴とする請求項1の低高度落下用安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007153821A JP2008302884A (ja) | 2007-06-11 | 2007-06-11 | 低高度落下用安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007153821A JP2008302884A (ja) | 2007-06-11 | 2007-06-11 | 低高度落下用安全装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008302884A true JP2008302884A (ja) | 2008-12-18 |
Family
ID=40231960
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2007153821A Pending JP2008302884A (ja) | 2007-06-11 | 2007-06-11 | 低高度落下用安全装置 |
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JP (1) | JP2008302884A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014508392A (ja) * | 2011-03-16 | 2014-04-03 | シートリーヴァー・インターナショナル・ホールディングス・リミテッド | 照明付き風船 |
-
2007
- 2007-06-11 JP JP2007153821A patent/JP2008302884A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014508392A (ja) * | 2011-03-16 | 2014-04-03 | シートリーヴァー・インターナショナル・ホールディングス・リミテッド | 照明付き風船 |
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