JP2008301607A - 充電回路及び携帯型電子機器 - Google Patents

充電回路及び携帯型電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2008301607A
JP2008301607A JP2007144218A JP2007144218A JP2008301607A JP 2008301607 A JP2008301607 A JP 2008301607A JP 2007144218 A JP2007144218 A JP 2007144218A JP 2007144218 A JP2007144218 A JP 2007144218A JP 2008301607 A JP2008301607 A JP 2008301607A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
charger
voltage
unit
secondary battery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007144218A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4769227B2 (ja
Inventor
Kenji Tanaka
賢司 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2007144218A priority Critical patent/JP4769227B2/ja
Publication of JP2008301607A publication Critical patent/JP2008301607A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4769227B2 publication Critical patent/JP4769227B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

【課題】簡単な構成で二次電池の種別を正確に判定し、残量を正確に把握すること。また電池種別判定において消費電流を必要最小限に抑えること。
【解決手段】
充電器4からの流入電流を二次電池6に供給して充電を行う充電回路3において、電池部2内の抵抗7により電池電圧の分圧に基づいて電池種別判定回路9が電池種別判定を行う。切り替え手段8の切り替え状態については、携帯型電子機器1が充電器4に接続されている状態で、電池種別判定回路9への供給電圧を充電器4による電圧から取得し得るように切り替える。また、携帯型電子機器1が充電器4に接続されていない状態であって、かつ電池種別判定を行う場合には、電池種別判定回路9への供給電圧を二次電池6による電圧から取得し得るように、切り替え手段8を一時的に切り替える。
【選択図】図2

Description

本発明は、二次電池の電池種別判定を行う充電回路及び携帯型電子機器に関する。
携帯電話などの電子機器は、これに装着して用いられる二次電池の残量検出及び残量表示の機能を有するものがある。そして、二次電池の詳細な残量検出や残量表示を行うためには、電池管理の精度を高めることが必要である。例えば、特許文献1には、二次電池の分極電圧値を算定し、二次電池の端子電圧から分極電圧を差し引いた電池電圧値に基づいて二次電池の電荷の残量状態を推定する方法が開示されている。
また、2種類以上の電池を使用可能な電子機器では、複数種の電池に対して充電回路(制御用ICなど)を共通化することでコストや部品点数を低減できる。充電の際に電池パックの種類を判定し、その判定結果に応じた充電制御を行う充電器として、例えば、特許文献2乃至4に記載された装置が挙げられる。
ところで、二次電池の残量を正確に検出して管理し、また使用者に対して精緻な残量表示を行う場合において、二次電池の種別判定が重要である。例えば、携帯型電子機器では、二次電池を含む電池パックを機器本体に装着したままの状態で充電を行うことが多い。そして、この接続状態での電池種別判定において、電池パック内に設けられた抵抗を用い、電池パック内の二次電池を機器側の充電回路に接続することで分圧により抵抗値を読み出し、これを識別情報として電池の装着状態の判定や電池種別の判定が行われる。
特開2002−56903号公報 特開平5−160774号公報 特開平7−65864号公報 特開平10−243564号公報
上記のように、携帯型電子機器と充電器とが接続された状態でのみ、電池種別判定が行われる装置構成では、電池交換などを行った後で、正確な電池残量を表示できない場合が生じるという問題がある。つまり、そのような状況では、携帯型電子機器と充電器とを接続しない限り、電池の種別が分からない。しかし、電池残量表示は、携帯型電子機器と充電器とを接続していなくても行う必要がある。
また、電池容量についての管理や表示を詳細に行うこと(例えば、電池残量を連続量として表示させるなど)が求められる場合に、例えば、電池の充放電電流の積分によって電池に流入し又は電池から流出する電気量の総和を算定して電池残量の状態を判定する方法が用いられるが、その際に電池容量の違いを正確に把握していないと、誤表示などをもたらす虞がある。
本発明は、簡単な構成で二次電池の種別を正確に判定して残量を正確に把握し、また電池種別判定において無駄な電流が消費されないようにした、充電回路及び携帯型電子機器の提供を目的とする。
本発明は、二次電池を用いた電池部内の抵抗により電池電圧の分圧に基づいて電池種別判定を行う電池種別判定手段と、該電池種別判定手段への電圧供給元を、二次電池側と充電器側とのいずれかに切り替える切り替え手段とを備えており、この切り替え手段は、充電器が接続されている場合には、前記電圧供給元を充電器側に切り替え、また、充電器が接続されていない状態であって、かつ電池種別判定を行う場合には、前記電圧供給元を二次電池側に切り替えるように構成したものである。
また、本発明において、切り替え手段については、電池種別判定を行わない場合であって、充電器が接続されていない状態において、前記電圧供給元を充電器側に切り替えることが、省電力化のために好ましい。
本発明において電池種別判定の時期については、携帯型電子機器と充電器とが接続されていない状態であっても、携帯型電子機器の電源投入時に、電池種別判定手段が電池種別判定を行うことが好ましい。
また、本発明において、二次電池の端子間電圧に基づいてその残量判定を行う電池残量判定手段を備えることが好ましい。
本発明によれば、簡単な構成で二次電池の種別を正確に判定し、残量を正確に把握して表示することができる。
以下、本発明の実施形態について、図1乃至図4を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明による携帯型電子機器の基本的な構成を機能的に示すブロック図である。携帯型電子機器1は、その内部に充電回路や充電制御部を備えており、当該機器に対して着脱自在に装着される電池部に対して、外部の充電器から当該機器を経由して充電するように構成されており、そのような機器には、例えば、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、ポータブルナビゲーション装置、携帯型コンピュータなどが挙げられる。この携帯型電子機器1には、二次電池を用いた電池部2が装着され、二次電池からの電力が各回路部に供給される。充電回路3は、商用交流電源に接続される装着用装置(クレードルなど)に設けられた充電器4からの流入電流を、電池部2内の二次電池に供給して、二次電池の充電を行うための回路である。
充電回路3には、電池種別判定手段3aと、電池残量判定手段3bが設けられている。電池種別判定手段3aは、二次電池の種類、容量、電池電圧などを識別するために、電池部2内の識別用素子2a(例えば、抵抗)を用いて、電池電圧の分圧に基づいて電池種別判定を行うものである。また、電池残量判定手段3bは、二次電池の端子間電圧に基づいて電池残量判定を行うものである。
電池種別判定手段3aによって、電池部2が携帯型電子機器1に装着されているか否かが判定され、また、電池部2内の二次電池の種別が判定された後で、これらの判定結果に応じた信号が表示部5に送信される。そして、電池部2が携帯型電子機器1に装着されている場合に、電池残量判定手段3bによって二次電池の残量判定が行われ、判定結果に応じた信号が表示部5に送信される。
表示部5は、電池種別判定手段3aからの判定結果を示す信号を受けて、電池部2の携帯型電子機器1への装着状態に関する情報、あるいは二次電池の種別に関する情報を表示する。また、表示部5は、電池残量判定手段3bからの判定結果を示す信号を受けて、二次電池の残量情報を、バーグラフ表示などで段階的若しくは連続的に表示し、又は百分率表示などで連続的に表示する。
図2は、本発明を適用した装置構成例の要部を示すブロック図である。
電池部2には、3つの接続端子T1、T2、T3が設けられており、接続端子T1が二次電池6の正極に接続され、接続端子T3が二次電池6の負極に接続されている。そして、接続端子T2が抵抗7の一端に接続され、この抵抗7の他端が二次電池6の負極に接続されている。なお、抵抗7は上記識別用素子2aに相当する。
充電回路3は、例えば充電制御用ICなどを用いて構成され、切り替え手段8と、電池種別判定回路9が設けられている。
切り替え手段8には、2つの切り替え状態をもったスイッチ素子が用いられ、図2に接点8aで示すように、第1の切り替え状態では、充電器4と電池種別判定回路9とを接続し、また、図2に接点8bで示すように、第2の切り替え状態では、電池部2の接続端子T1と電池種別判定回路9とを接続する。
電池種別判定回路9は、電池種別判定手段3aに相当する回路であり、この回路に供給する電圧(つまり、駆動電圧であり、以下「バイアス電圧」という。)は、切り替え手段8を介して、二次電池6からの電圧又は充電器4からの電圧として取得し得るように切り替えられる。
制御部10は、例えば、プログラムコードに従ってコマンドを解釈して実行する中央処理装置(CPU)などを用いて構成され、ソフトウェア処理上、電池種別や電池残量などに関する情報を必要とする場合において、充電回路3に信号を送り、電池種別判定回路9からの電池種別情報を取得することができる。また、一実施態様において、制御部10は、充電回路3内に設けられた電池残量判定手段3b(図1参照)からの電池残量情報を取得することができる。
切り替え手段8は、携帯型電子機器1と充電器4とが接続されている状態において、電池種別判定回路9へのバイアス電圧を、充電器4による電圧から取得し得るように切り替えられる。例えば、携帯型電子機器1が充電器4に装着されると、切り替え手段8が第1の切り替え状態(図2の接点8a参照)へと自動的に切り替えられる。
図3は、携帯型電子機器1が充電器4に装着されている場合の充電処理の流れを例示したフローチャートである。
先ず、ステップS1では、携帯型電子機器1が充電器4に装着される。なお、携帯型電子機器1が充電器4に装着されたかどうかの判別については、例えば、充電回路3と充電器4との接続端子の電位変化を監視することで行える。そして、携帯型電子機器1が充電器4に装着されると、切り替え手段8が第1の切り替え状態となる。これは二次電池6を0Vから充電できるようにするためである。つまり第2の切り替え状態では、このような0Vからの充電ができない。例えば、二次電池電圧が0Vの場合には、電池種別判定回路9のバイアス電圧も0Vとなってしまうために、電池種別を判定することができず、安全面からも好ましくない。
次ステップS2では、電池部2が携帯型電子機器1に装着されているかどうかが電圧検出などにより判断される。そして、電池部2が携帯型電子機器1に装着されていると判断された場合には、ステップS3に移行して二次電池6の充電を開始する。つまり、充電器4からの電圧が充電回路3を介して電池部2内の二次電池6に供給される。また、電池部2が携帯型電子機器1に装着されていないと判断された場合には、ステップS4に移行し、ここでは二次電池6の充電を行わない。例えば、携帯型電子機器1は、クレードルなどから電源供給を受ける。
ステップS3での充電開始からステップS5に移行すると、電池種別判定が行われる。つまり、電池部2内の抵抗7と、電池種別判定回路9内の図示しない抵抗を用いて分圧される電圧値に基づいて電池種別判定が行われ、その判定結果を示す情報に基づいて充電の可否や充電条件が決定される。つまり、判定結果に応じてステップS6又はS7に移行する。本例では、電圧の異なる2種類の電池(例えば、4.2V電池と4.4V電池)を判別する場合を示しており、第1の電池の場合にステップS6に移行して、該電池に対応する所定の充電終止電圧に達するまで充電が行われる。また、第2の電池の場合にステップS7に移行して、該電池に対応する所定の充電終止電圧に達するまで充電が行われる。
次に、携帯型電子機器1が充電器4に接続されていない状態での電池種別判定について説明する。
携帯型電子機器1が充電器4に接続されていない状態であって、かつ電池種別判定回路9により電池種別判定を行う場合には、切り替え手段8によって、電池種別判定回路9へのバイアス電圧を二次電池6による電圧から取得し得るように切り替えられる。この切り替えは、電池種別判定を行う場合において一時的に行われるが、その理由は、切り替え手段8が常に第2の切り替え状態(図2の接点8b参照)になっていると、抵抗7などを通じて無駄な電流が生じるためである。そこで、切り替え手段8は、携帯型電子機器1が充電器4に接続されていない状態において、上記した電池種別判定を行わない場合には、バイアス電圧を充電器4による電圧から取得し得る状態に切り替えられる。
図4は、携帯型電子機器1と充電器4との接続状態に応じた電池種別判定処理の流れを例示したフローチャートである。
先ず、ステップS11では、制御部10から充電回路3に対して電池種別判定を開始させる指令が送信される。
次ステップS12では、携帯型電子機器1が充電器4に装着されたかどうかが判別される。この判別については、例えば、充電回路3が充電器4との接続端子の電位変化を監視することで行える。そして、携帯型電子機器1が充電器4に装着されていると判断された場合にはステップS13に移行し、また、携帯型電子機器1が充電器4に装着されていないと判断された場合にはステップS14に移行する。
ステップS13では、切り替え手段8が第1の切り替え状態となり、これによって充電器4からの電圧をバイアス電圧として電池種別判定回路9に供給し得る状態となる。また、ステップS14では、切り替え手段8が一時的に第2の切り替え状態となり、これによって二次電池6からの電圧をバイアス電圧として電池種別判定回路9に供給し得る状態となる。
ステップS13又はS14の後の、ステップS15では、電池部2の抵抗7を用いた分圧値に基づいて電池種別に関する識別(ID)情報を得る。この情報は、例えば、充電回路3内に設けられた既存のレジスタなどに記録され、制御部10から参照することができる。一例として2種類の電池を判別するとともに、電池部2の携帯型電子機器1への装着の有無を判別する場合には、レジスタに書き込まれる2ビットの情報を用いればよく、例えば、データ「00」が電池の非装着状態を示し、「01」が第1の電池の装着状態を示し、「10」が第2の電池の装着状態を示す。
このような電池種別判定の結果を示す情報は、電池種別に応じた残量判定に利用される。例えば、電池の種類に応じて、開放状態での電圧と残量状態との間の関数関係を示すデータテーブルや数式を用いて電池残量の判定を行う場合に、その前提となる電池の種類を正確に判定することができる。
ステップS15の後に処理はステップS16へと移行する。ここでは、ステップS14にて一時的に第2の切り替え状態とされていた切り替え手段8は、第1の切り替え状態となる。また、ステップS13にて第1の切り替え状態とされていた切り替え手段8は、携帯型電子機器1と充電器4との接続状態の如何に関係なく、第1の切り替え状態を維持する。
図5は、携帯電話装置への適用例を示すブロック図である。携帯電話装置11は、通信部12と、通信部12により通信される情報を処理する処理部13と、電池部2に接続される電源回路部14と、電源回路部14やその他の各部を制御する制御部10と、を備えている。なお、電池部2内の電池は、例えば、リチウムイオン二次電池である。通信部12は、所定の使用周波数帯により外部装置と通信を行うメインアンテナ12aと、変調処理又は復調処理等の信号処理を行う通信処理部12bと、を備える。また、通信部12は、電源回路部14から電源電圧の供給を受ける。また、処理部13は、操作キー群13a、カメラモジュール13b、ディスプレイ13c、メモリ13d、音声処理部13e、画像処理部13f、マイク(音声入力部)13g、スピーカ(音声出力部)13hを備え、電源回路部14から電源電圧の供給を受ける。電源回路部14は、電池部2から供給される電源電圧を所定の電圧値に変圧し、変圧後の電源電圧を通信部12、処理部13、制御部10に供給する。電源回路部14内には前記した充電回路3が設けられており、充電器4に接続することができる。充電器4は、商用電源(AC100V、50Hz又は60Hz)に接続され、商用電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換し、変換後の直流電圧を電源回路部14に供給する。そして、電源回路部14内の充電回路3は、前記のように電池種別判定を行い、その判定結果に従って電池部2内の二次電池を充電する。
また、電源回路部14は、充電回路3の充電状態及び処理部13や制御部10や通信部12などで消費される電流状態を常に監視している。すなわち、電池部2に流れ込む電流と電池部2から流れ出す電流を積算することによって、電荷の流れの測定と監視を行い、電池部2の容量に対する充電残量の比率を測定するクーロンカウント処理を行う。そして、測定した比率を制御部10では電池残量としてディスプレイ13cに表示させる。なお、電源回路部14は、クーロンカウントに限定されず、端子間電圧を検出して電池残量を算出してもよい。
以上のように、携帯型電子機器1と充電器4とが接続されていない状態では、制御部10から充電回路3への指令によって電池種別判定を行う場合にのみ、切り替え手段8が第2の切り替え状態へと一時的に切り替わり、その後に電池種別判定が終了した時点、あるいは電池種別判定を行う必要がなくなった時点で切り替え手段8が第1の切り替え状態に切り替えられる。これにより、電池種別判定を行う必要のない状況において、電池から無駄な消費電流が流出することがなくなる。
また、このような無効電流が生じる場合に比べて、本発明の構成によれば無効電流を極小にすることが出来るため、上記クーロンカウントによる残量検出時には、その結果が特により正確なものとなり、電池残量を正確に検出できる。また、電池種別を判断するため、電池種別ごとに予め記憶しておいた電池容量や放電特性などの特性の情報のうち、該当する情報を用いて正確な残量を算出することも出来るため、クーロンカウントによっても、端子間電圧検出によっても、またその双方を用いる場合においても電池残量検出の正確さが向上する。
また、上記した電池種別判定の処理については、携帯型電子機器と充電器とを接続した場合以外に、携帯型電子機器の電源投入時(電池交換時を含む)にも行うことが好ましい。つまり、携帯型電子機器の電源投入時に、電池種別判定を行ってその結果をレジスタなどの記憶手段に格納しておけば、その後に制御部10からの指示を受ける度に、何度も電池種別判定を行う必要がなくなり、さらに消費電流を節減することができる。
上記したように、切り替え手段8によるバイアス電圧の切り替えについては、ソフトウェア制御ではなく、ハードウェア構成で自動的に行われる。これにより、ソフトウェア処理では、切り替え手段8によるバイアス電圧の切り替えを意識することなく、かつ、充電器4と携帯型電子機器1との接続状態の如何に関係なく、電池部2内の抵抗7(識別用素子)を用いて電池種別判定の結果を得ることができる。つまり、ソフトウェア処理によって、切り替え手段8の制御を行う必要がない。
また、充電器4を必要とせずに電池種別判定を行うことと、充電器4を用いて電池種別判定を行うこととの間で両立を図ることができ、そのために、電源回路の構成や制御が著しく複雑化することがなく、切り替え手段8以外の構成部品(追加のレジスタなど)を必要としないので、既存の回路に対する大幅な設計変更を余儀なくされることもない。また、電池種別判定の結果に基づき、種類の異なる電池に対して、設定値や閾値(例えば、電池残量の判定用閾値など)を個別に選択し、あるいは変更することができる。この他、電池種別判定を随時、正確に行える結果として、電池残量の正確な管理や精緻な表示を行うことができるようになる。
そして、二次電池6からバイアス電圧を用いる場合には、電池種別判定を行う必要があるときにのみ、電池部2内の抵抗7を用いた分圧により当該判定が行われるので、消費電流を必要最小限に抑えることができる。例えば、電池部2内の抵抗7が電池種別判定回路9に接続されたままの状態となって、無駄な消費電流が流れないように防止できる。
本発明による携帯型電子機器の基本的な構成を機能的に示すブロック図である。 本発明を適用した装置構成例の要部を示すブロック図である。 携帯型電子機器が充電器に装着される場合の充電処理の流れを例示したフローチャートである。 携帯型電子機器と充電器との接続状態に応じた電池種別判定処理の流れを例示したフローチャートである。 携帯電話装置への適用例を示すブロック図である。
符号の説明
1 携帯型電子機器
2 電池部
3 充電回路
3a 電池種別判定手段
3b 電池残量判定手段
4 充電器
6 二次電池
7 抵抗
8 切り替え手段

Claims (5)

  1. 二次電池を用いた電池部が装着されて電力が供給される携帯型電子機器に設けられ、充電器からの流入電流を前記二次電池に供給して該二次電池の充電を行う充電回路であって、
    前記電池部内の抵抗により電池電圧の分圧に基づいて電池種別判定を行う電池種別判定手段と、
    前記電池種別判定手段への電圧供給元を、前記二次電池側と前記充電器側とのいずれかに切り替える切り替え手段とを備え、
    前記切り替え手段は、前記充電器が接続されている場合には、前記電圧供給元を前記充電器側に切り替え、また、前記充電器が接続されていない状態であって、かつ前記電池種別判定を行う場合には、前記電圧供給元を前記二次電池側に切り替える、ことを特徴とする充電回路。
  2. 前記切り替え手段は、前記電池種別判定を行わない場合であって、かつ前記充電器が接続されていない状態において、前記電圧供給元を前記充電器側に切り替える、ことを特徴とする請求項1に記載の充電回路。
  3. 前記電池種別判定手段は、前記携帯型電子機器の電源投入時に、前記電池種別判定を行う、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の充電回路。
  4. 前記二次電池の端子間電圧に基づいてその残量判定を行う電池残量判定手段を備える、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の充電回路。
  5. 動作電力を供給するための二次電池を含む電池部と、充電器からの流入電流を前記二次電池に供給して該二次電池の充電を行う充電回路とを含む携帯型電子機器であって、
    前記電池部内の抵抗により電池電圧の分圧に基づいて電池種別判定を行う電池種別判定手段と、
    前記電池種別判定手段への電圧供給元を、前記二次電池側と前記充電器側とのいずれかに切り替える切り替え手段とを備え、
    前記切り替え手段は、前記充電器が接続されている場合には、前記電圧供給元を前記充電器側に切り替え、また、前記充電器が接続されていない状態であって、かつ前記電池種別判定を行う場合には、前記電圧供給元を前記二次電池側に切り替える、ことを特徴とする携帯型電子機器。
JP2007144218A 2007-05-30 2007-05-30 充電回路及び携帯型電子機器 Expired - Fee Related JP4769227B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007144218A JP4769227B2 (ja) 2007-05-30 2007-05-30 充電回路及び携帯型電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007144218A JP4769227B2 (ja) 2007-05-30 2007-05-30 充電回路及び携帯型電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008301607A true JP2008301607A (ja) 2008-12-11
JP4769227B2 JP4769227B2 (ja) 2011-09-07

Family

ID=40174586

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007144218A Expired - Fee Related JP4769227B2 (ja) 2007-05-30 2007-05-30 充電回路及び携帯型電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4769227B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013057522A (ja) * 2011-09-07 2013-03-28 Furukawa Electric Co Ltd:The 二次電池状態検出装置
JP2014049207A (ja) * 2012-08-29 2014-03-17 Sharp Corp 端末装置、電池パック、端末装置の制御方法、端末制御プログラム、および記録媒体
US11750011B2 (en) 2020-02-28 2023-09-05 Seiko Epson Corporation Charge and discharge control apparatus and electronic device

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03203525A (ja) * 1989-12-28 1991-09-05 Toshiba Corp 電池の充放電制御方式
JPH05103429A (ja) * 1991-10-02 1993-04-23 Toshiba Corp 電源制御方式
JPH07123600A (ja) * 1993-10-26 1995-05-12 Matsushita Electric Works Ltd 電池駆動機器
JPH08106926A (ja) * 1994-09-30 1996-04-23 Casio Comput Co Ltd 電池パック、充電装置および携帯電子機器
JPH09219933A (ja) * 1996-02-14 1997-08-19 Sony Corp 3電源式電子機器
JP2000078766A (ja) * 1998-08-31 2000-03-14 Toshiba Corp 携帯型電子機器及び充電回路
JP2000217264A (ja) * 1999-01-26 2000-08-04 Nec Saitama Ltd 電池種別検出回路
JP2002098743A (ja) * 2000-09-27 2002-04-05 Nec Saitama Ltd 電池種別検出装置
JP2002286816A (ja) * 2001-03-23 2002-10-03 Hitachi Kokusai Electric Inc 電池寿命検出方式

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03203525A (ja) * 1989-12-28 1991-09-05 Toshiba Corp 電池の充放電制御方式
JPH05103429A (ja) * 1991-10-02 1993-04-23 Toshiba Corp 電源制御方式
JPH07123600A (ja) * 1993-10-26 1995-05-12 Matsushita Electric Works Ltd 電池駆動機器
JPH08106926A (ja) * 1994-09-30 1996-04-23 Casio Comput Co Ltd 電池パック、充電装置および携帯電子機器
JPH09219933A (ja) * 1996-02-14 1997-08-19 Sony Corp 3電源式電子機器
JP2000078766A (ja) * 1998-08-31 2000-03-14 Toshiba Corp 携帯型電子機器及び充電回路
JP2000217264A (ja) * 1999-01-26 2000-08-04 Nec Saitama Ltd 電池種別検出回路
JP2002098743A (ja) * 2000-09-27 2002-04-05 Nec Saitama Ltd 電池種別検出装置
JP2002286816A (ja) * 2001-03-23 2002-10-03 Hitachi Kokusai Electric Inc 電池寿命検出方式

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013057522A (ja) * 2011-09-07 2013-03-28 Furukawa Electric Co Ltd:The 二次電池状態検出装置
JP2014049207A (ja) * 2012-08-29 2014-03-17 Sharp Corp 端末装置、電池パック、端末装置の制御方法、端末制御プログラム、および記録媒体
US11750011B2 (en) 2020-02-28 2023-09-05 Seiko Epson Corporation Charge and discharge control apparatus and electronic device

Also Published As

Publication number Publication date
JP4769227B2 (ja) 2011-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2005024446A1 (ja) 電池残容量算出方法、電池残容量算出装置および電池残容量算出プログラム
WO2010035567A1 (ja) 携帯機器、電池パック、表示制御方法、表示制御プログラム
PL184752B1 (pl) Urządzenie do przełączania między baterią główną i wymienialną baterią pomocniczą w urządzeniu elektronicznym
KR20040004057A (ko) 충전 제어 회로, 충전기, 전원 회로, 정보 처리 장치 및전지팩
KR101211875B1 (ko) 배터리 관리 시스템 및 그를 포함하는 배터리 팩
TWI439714B (zh) 電池電壓測量
JP3925507B2 (ja) 二次電池の充電方法および電池パック
KR101829710B1 (ko) 휴대용 단말기에서 배터리 소모 상태를 확인하기 위한 장치 및 방법
JP4769227B2 (ja) 充電回路及び携帯型電子機器
KR100781792B1 (ko) 2차전지 잔량 측정용 집적회로
US20100219836A1 (en) Method and arrangement for determining energy source unit status
JP2005315730A (ja) 二次電池の残容量率算出方法および電池パック
JP2004226393A (ja) 電池の残量計測装置
JP2010019653A (ja) 電池残容量算出システム
JP2008275524A (ja) 電池パックおよび残容量算出方法
KR102637310B1 (ko) 배터리 셀 열화 상태 진단 방법 및 이를 이용한 배터리 팩
KR101188358B1 (ko) 전자 기기의 전원 제어 장치 및 그 제어 방법
US20220085636A1 (en) Electronic device, battery pack, and control method
JP2005108491A (ja) 電子機器
JP4289803B2 (ja) 着脱式電池ユニットとそれを用いる電子機器
JP2009216681A (ja) 二次電池の劣化判定方法および携帯情報処理装置
JP3001516B1 (ja) 携帯電話機及び電子機器の電池レベル検出回路
JP2004341755A (ja) 情報処理装置
JPH1116607A (ja) 二次電池の残存容量検出方法
JP2003185720A (ja) 電池残量測定方法および該測定方法を用いた小型電気機器並びに電池パック

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100413

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110519

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110531

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110617

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140624

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees