JP2008301139A - 符号化画像に優先度を割り当てる映像データ送信装置、プログラム及び方法 - Google Patents

符号化画像に優先度を割り当てる映像データ送信装置、プログラム及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】符号化画像に多数段階の優先度を割り当てることによって、パケット損失が発生する通信環境であっても、映像データの受信品質の低下をできる限り防止することができる映像データ送信装置、プログラム及び方法を提供する。
【解決手段】映像データを送信する映像データ送信装置において、映像データから、少なくともIピクチャ及びPピクチャを生成する符号化手段と、Iピクチャには、Pピクチャよりも高い優先度を割り当て、Pピクチャの中でフレームの送信順に応じて異なる優先度を割り当てる優先度割当手段と、ピクチャを構成する情報を含むパケットを構成し、そのパケットのヘッダに優先度を含めるパケット構成手段とを有する。優先度割当手段は、Pピクチャの中で、先頭の画像に最高優先度を付与し、後方の画像になるほど優先度を下げて割り当てる。
【選択図】図3

Description

本発明は、符号化画像に優先度を割り当てる映像データ送信装置、プログラム及び方法に関する。
従来、代表的なマルチメディア符号化規格として、MPEG(Moving Picture Experts
Group)方式がある。MPEGは、時間領域の冗長度を削減することによる画像圧縮のフレーム間符号化技術である。この技術は、映像データにおける隣接フレーム間の相関が非常に高いことを利用して、3種類(少なくとも2種類)のピクチャに区分する。
以下のピクチャが用いられる。
・Iピクチャ(Intra-Picture、フレーム内符号化画像)
最もデータ量が多いが、それ自身で復号できる。
・Pピクチャ(Predictive-Picture、フレーム間符号化画像、順方向予測符号化画像)
過去のフレーム(Iピクチャ)から順方向のフレーム間予測をし、その差分を符号化する。Pピクチャのデータ量は、Iピクチャよりも少なく、Pピクチャは、それ自身では復号できない。
・Bピクチャ(Bi-directional Predictive-Picture、フレーム間符号化画像、双方向予測符号化画像)
過去のフレームと未来のフレームの両方向のフレーム間予測をし、その差分を符号化する。Bピクチャのデータ量は、Pピクチャよりも少なく、Bピクチャは、それ自身では復号できない。
Bピクチャは、未来のフレームを予測に用いるために、符号化時にフレームを並べ替え、最初に、未来のフレームを符号化した後、両方向予測の符号化をする。そのために、遅延が問題となるテレビ電話のような双方向のリアルタイムアプリケーションには、I,Pの2種類のピクチャのみを用いる(IP予測)。
ここで、Iピクチャを構成するパケットには、高い優先度を割り当てる技術がある(例えば特許文献1参照)。パケット廃棄が発生した際、Bピクチャ、Pピクチャ、Iピクチャの順で廃棄する。これにより、パケット廃棄による映像品質の劣化を最小限に留めている。
また、I,P,Bピクチャの高周波成分、低周波成分の6種類に音声を加えた計7種類のストリームを、それぞれ異なるマルチキャストアドレスで送信する技術もある(例えば非特許文献1参照)。この技術によれば、受信装置側は、利用可能な帯域やCPU等のリソースに応じて、受信階層を選択することができる。
更に、複数の通信メディアが利用できる無線ネットワークシステムについて、基本階層となるIピクチャは、例えば広いエリアをカバーする通信メディア(例えば携帯電話網)によって通信する技術もある(例えば非特許文献2参照)。この技術によれば、Pピクチャは、中程度のエリアをカバーする通信メディア(例えばPHS)によって通信し、Bピクチャは、狭いエリアをカバーする通信メディア(例えば無線LAN)によって通信する。これにより、頻繁に発生する無線LANやPHSのハンドオーバの際に、Iピクチャの廃棄を起こさせないようにし、移動端末に対する映像品質を向上させている。
酒澤 他、「階層型ビデオマルチキャストにおけるクライアント構成および動作解析」、電子情報通信学会、ソサイェティ大会、D−11−38、2000年9月 本間 他、「ワイヤレス環境に適した階層化マルチキャストの検討」、電子情報通信学会総合大会、B−7−127、2001年3月 特開2000−078573号公報
前述した従来技術によれば、基本的にI,P,Bピクチャの画像種類毎に、3段階の優先度を設けている。しかしながら、例えば、映像データのストリーミングパケットに対しては、通常、IP予測を用いる。この場合、I,Pピクチャの2段階の優先度しか設けることができない。
また、Pピクチャは、過去のフレームから順方向のフレーム間予測に用いられる。そのために、Iピクチャの次のPピクチャが損失した場合、その後、次のIピクチャを受信するまでの間に受信したPピクチャは、正常に復号することができない。Iピクチャの間隔は、通常15〜30フレーム程度であるので、前半のPピクチャが損失してしまうと、品質に及ぼす影響が大きい。
尚、IP(Internet Protocol)ヘッダに、そのデータに基づく優先度を含めることによって、中継経路に配置されたルータは、そのパケットの優先度を認識することができる。ルータは、そのパケットの優先度に応じて、例えばそのパケットの中継制御(優先転送、待ち転送、又は破棄)をすることができる。
そこで、本発明は、符号化画像に多数段階の優先度を割り当てることによって、パケット損失が発生する通信環境であっても、映像データの受信品質の低下をできる限り防止することができる映像データ送信装置、プログラム及び方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、映像データを送信する映像データ送信装置において、
映像データから、少なくともフレーム内符号化画像及びフレーム間符号化画像を生成する符号化手段と、
フレーム内符号化画像には、フレーム間符号化画像よりも高い優先度を割り当て、フレーム間符号化画像の中でフレームの送信順に応じて異なる優先度を割り当てる優先度割当手段と、
画像を構成する情報を含むパケットを構成し、該パケットのヘッダに優先度を含めるパケット構成手段とを有することを特徴とする。
本発明の映像データ送信装置における他の実施形態によれば、優先度割当手段は、フレーム間符号化画像の中で、先頭の画像に最高優先度を付与し、後方の画像になるほど優先度を下げて割り当てることも好ましい。
本発明の映像データ送信装置における他の実施形態によれば、優先度割当手段は、2つのフレーム内符号化画像の間に挟まれたフレーム間符号化画像の枚数をI_intとし、優先度はその絶対値が大きくなるほど優先度が低くなるとし、フレーム間符号化画像用優先度の数をN_prioとし、フレーム間符号化画像用の最高優先度をPRIとし、変数パラメータi=1とし、
I_int>N_prioである場合に、
i<N_prioの際に、((i−1)×[I_int/N_prio]+1)〜(i×[I_int/N_prio])番目のフレーム間符号化画像に優先度(PRI+i−1)を割り当てる処理を、iを1増分しつつ繰り返し、
i≧N_prioの際に、((i−1)×[I_int/N_prio]+1)〜(i×[I_int/N_prio]+(I_int mod N_prio))番目のフレーム間符号化画像に優先度(PRI+i−1)を割り当てる
ことも好ましい。
本発明の映像データ送信装置における他の実施形態によれば、優先度割当手段は、2つのフレーム内符号化画像の間に挟まれたフレーム間符号化画像の枚数をI_intとし、優先度はその絶対値が大きくなるほど優先度が低くなるとし、フレーム間符号化画像用優先度の数をN_prioとし、フレーム間符号化画像用の最高優先度をPRIとし、変数パラメータi=1とし、
I_int≦N_prioである場合に、
iがN_prioを超えるまで、フレーム内符号化画像からi番目のフレーム間符号化画像に(PRI+i−1)を割り当てる処理を、iを1増分しつつ繰り返す
ことも好ましい。
本発明の映像データ送信装置における他の実施形態によれば、優先度割当手段は、2つのフレーム内符号化画像の間に挟まれたフレーム間符号化画像の枚数をI_intとし、フレーム間符号化画像用優先度の数をN_prioとし、優先度はその絶対値が大きくなるほど優先度が低くなるとし、フレーム間符号化画像用の最高優先度をPRIとし、変数パラメータi=1とし、
I_int≦N_prioである場合に、
iがN_prioを超えるまで、フレーム内符号化画像からi番目のフレーム間符号化画像に(PRI+I_int−1+i−1)を割り当てる処理を、iを1増分しつつ繰り返す
ことも好ましい。
本発明の映像データ送信装置における他の実施形態によれば、符号化手段は、MPEGに基づいて符号化するものであり、フレーム内符号化画像はIピクチャであり、フレーム間符号化画像はPピクチャであることも好ましい。
本発明の映像データ送信装置における他の実施形態によれば、パケット構成手段は、IPパケットについて、優先度をIPヘッダのDiff-Servフィールドに含めることも好ましい。
本発明によれば、映像データを送信する装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
映像データから、少なくともフレーム内符号化画像及びフレーム間符号化画像を生成する符号化手段と、
フレーム内符号化画像には、フレーム間符号化画像よりも高い優先度を割り当て、フレーム間符号化画像の中でフレームの送信順に応じて異なる優先度を割り当てる優先度割当手段と、
画像を構成する情報を含むパケットを構成し、該パケットのヘッダに優先度を含めるパケット構成手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明によれば、映像データ送信装置における映像データ送信方法において、
映像データから、少なくともフレーム内符号化画像及びフレーム間符号化画像を生成する第1のステップと、
フレーム内符号化画像には、フレーム間符号化画像よりも高い優先度を割り当て、フレーム間符号化画像の中でフレームの送信順に応じて異なる優先度を割り当てる第2のステップと、
画像を構成する情報を含むパケットを構成し、該パケットのヘッダに優先度を含める第3のステップと
を有することを特徴とする。
本発明の映像データ送信装置、プログラム及び方法によれば、フレーム間符号化画像の中でフレームの送信順に応じて異なる優先度を割り当てることによって、パケット損失が発生する通信環境であっても、映像データの受信品質の低下をできる限り防止することができる。特に、映像データのストリーミングパケットの受信について有効である。
以下では、図面を用いて、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明におけるシステム構成図である。
図1によれば、映像データ送信装置(映像コンテンツ配信サーバ)1は、ネットワークを介して、端末2へ、MPEGに基づく符号化画像を含むパケットを送信する。パケットが転送される経路には、複数のノードが介在する。例えば、有線ネットワークに含まれる複数のルータや、無線リンクで介在する中継端末がある。これらノードは、受信したパケットをバッファし、バッファしたパケットを送信する。このとき、パケットの優先度に応じて、パケットの優先転送、待ち転送、又は破棄の制御をする。
Ethernet(登録商標)フレームの場合、優先度は、例えばCoSフィールドに含まれる。また、IPヘッダの場合、優先度は、例えばDiff-Servフィールドに含まれる。Diff-Servフィールドは、以下のように規定されている。
Figure 2008301139
Diff-Servフィールドは、IPv4の場合はTOS(Type Of Service)フィールドに含まれ、IPv6の場合はFlow-IDに含まれる。前述の表1によれば、高優先転送且つ低破棄のタイプが最も優先度が高く、低優先転送且つ高廃棄のタイプが最も優先度が低い。
図1によれば、本発明における映像データ送信装置1は、符号化部101と、優先度割当部102と、パケット構成部103とを有する。これら機能部は、映像データ送信装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによっても実現できる。
符号化部101は、映像データをMPEGに基づいて符号化する。このとき、少なくともフレーム内符号化画像のIピクチャと、フレーム間符号化画像のPピクチャとを生成する。
優先度割当部102は、フレーム内符号化画像には、フレーム間符号化画像よりも高い優先度を割り当て、フレーム間符号化画像の中でフレームの送信順に応じて異なる優先度を割り当てる。ここで、優先度割当部102は、フレーム間符号化画像の中で、先頭の画像に最高優先度を付与し、後方の画像になるほど優先度を下げて割り当てる。
パケット構成部103は、画像を含むIPパケットを構成する。優先度は、そのIPパケットのヘッダのDiff-Servフィールドに含められる。勿論、Ethernet(登録商標)フレームの場合、優先度は、例えばCoSフィールドに含められてもよい。
図2は、本発明における優先度割当部のフローチャートである。
優先度割当部102は、以下のパラメータを定義する。
I_int:2つのIピクチャの間に挟まれたPピクチャの枚数
N_prio:Pピクチャ用優先度の数
i:初期値「1」とする変数パラメータ
PRI:Pピクチャ用の最高優先度
ここで、優先度は、その絶対値が大きくなるほど優先度が低くなるものとする。即ち、優先度1、2、3、、、の順に優先度が低くなるものとする。
(S201)最初に、I_int>N_prioであるか否かを判定する。即ち、複数のPピクチャに、同一優先度を割り当てる必要があるか否かを判断する。
(S202)I_int>N_prioである場合、即ち、複数のPピクチャに同一優先度を割り当てる必要がある場合、i<N_prioであるか否かを判断する。最初は、i=1であって、N_prio−1の数だけS203を繰り返す。
(S203)i<N_prioである場合、優先度(PRI+i−1)を、何番目から何番目のPピクチャに割り当てるか否かを決定する。例えば、Iピクチャに優先度1(PRI=2)が割り当てられ、且つ、i=1である場合、Pピクチャに割り当てる最初の優先度は、2(=2+1−1)となる。そして、その優先度は、以下の式によって算出される順番数のPピクチャに割り当てられる。この順番は、Iピクチャからの順番である。
((i−1)×[I_int/N_prio]+1)番目
〜(i×[I_int/N_prio])番目 (式1)
(S204)iを1増分し、S202へ戻る。
(S205)i≧N_prioである場合、優先度(PRI+i−1)を、何番目から最後までのPピクチャに割り当てるか否かを決定する。例えば、i=5である場合、最後のPピクチャに割り当てる優先度は、6(=2+5−1)となる。そして、その優先度は、以下の式によって算出される順番数のPピクチャに割り当てられる。
((i−1)×[I_int/N_prio]+1)番目
〜(i×[I_int/N_prio]+(I_int mod N_prio))番目 (式2)
そして、処理を終了する。
(S206)I_int≦N_prioである場合、即ち、複数のPピクチャのそれぞれに異なる優先度を割り当てることができる場合、i≦N_prioであるか否かを判断する。即ち、全てのPピクチャに対して、優先度の割り当てが終了した際(i>N_prio)に、処理を終了する。
(S207)i≦N_prioである場合、i番目のPピクチャのデータに(PRI+i−1)の優先度を割り当てる。尚、Iピクチャ間隔が短い場合(即ち、Iピクチャの間に挟まれたPピクチャの枚数が少ない場合)は、その間隔が長いものに比べ、パケット損失等による映像の劣化から回復するスピードが速い。その場合、i番目のPピクチャのデータに(PRI+I_int−1+i−1)の優先度を割り当ててもよい。
(S208)iを1増分し、S206へ戻る。
図3は、本発明によって画像に割り当てられた優先度を表す説明図である。
例えば、以下のような第1の例について説明する。
I_int=14:2つのIピクチャの間に挟まれたPフレームの枚数
N_prio=6:Pピクチャ用優先度の数
(7段階の優先度であって、Iピクチャの優先度1、Pピクチャの優先度2〜7)
PRI=2:Pピクチャのデータ用の最高優先度
[i=1の場合のS203の処理]
優先度(PRI+i−1)=2+1−1=2
((i−1)×[I_int/N_prio]+1)〜(i×[I_int/N_prio])
= ((1−1)×[14/6]+1)〜(1×[14/6])
= (0×[2.33]+1)〜(1×[2.33])
= 0 〜 2
Pピクチャの1番目〜2番目に、優先度2を割り当てる。
[i=2の場合のS203の処理]
優先度(PRI+i−1)=2+2−1=3
((i−1)×[I_int/N_prio]+1)〜(i×[I_int/N_prio])
= ((2−1)×[14/6]+1)〜(2×[14/6])
= (1×[2.33]+1)〜(2×[2.33])
= 3 〜 4
Pピクチャの3番目〜4番目に、優先度3を割り当てる。
[i=3の場合のS203の処理]
優先度(PRI+i−1)=3+2−1=4
((i−1)×[I_int/N_prio]+1)〜(i×[I_int/N_prio])
= ((3−1)×[14/6]+1)〜(3×[14/6])
= (2×[2.33]+1)〜(3×[2.33])
= 5 〜 6
Pピクチャの5番目〜6番目に、優先度4を割り当てる。
[i=4の場合のS203の処理]
優先度(PRI+i−1)=4+2−1=5
((i−1)×[I_int/N_prio]+1)〜(i×[I_int/N_prio])
= ((4−1)×[14/6]+1)〜(4×[14/6])
= (3×[2.33]+1)〜(4×[2.33])
= 7 〜 9
Pピクチャの7番目〜9番目に、優先度5を割り当てる。
[i=5の場合のS203の処理]
優先度(PRI+i−1)=5+2−1=6
((i−1)×[I_int/N_prio]+1)〜(i×[I_int/N_prio])
= ((5−1)×[14/6]+1)〜(5×[14/6])
= (4×[2.33]+1)〜(5×[2.33])
= 10 〜 11
Pピクチャの10番目〜11番目に、優先度6を割り当てる。
[i=6の場合のS205の処理]
優先度(PRI+i−1)=6+2−1=7
((i−1)×[I_int/N_prio]+1)〜
(i×[I_int/N_prio]+(I_int mod N_prio)
= ((6−1)×[14/6]+1)〜(6×[14/6]+(14 mod 6))
= (5×[2.33]+1)〜(6×[2.33]+2)
= 12 〜 15
Pピクチャの12番目〜15番目に、優先度7を割り当てる。
次に、例えば、以下のような第2の例について説明する。
I_int=14:2つのIピクチャの間に挟まれたPフレームの枚数
N_prio=3:Pピクチャ用優先度の数
(4段階の優先度であって、Iピクチャの優先度1、Pピクチャの優先度2〜4)
PRI=2:Pピクチャのデータ用の最高優先度
[i=1の場合のS203の処理]
優先度(PRI+i−1)=2+1−1=2
((i−1)×[I_int/N_prio]+1)〜(i×[I_int/N_prio])
= ((1−1)×[14/3]+1)〜(1×[14/3])
= (0×[4.66]+1)〜(1×[4.66])
= 0 〜 4
Pピクチャの1番目〜4番目に、優先度2を割り当てる。
[i=2の場合のS203の処理]
優先度(PRI+i−1)=2+2−1=3
((i−1)×[I_int/N_prio]+1)〜(i×[I_int/N_prio])
= ((2−1)×[14/3]+1)〜(2×[14/3])
= (1×[4.66]+1)〜(2×[4.66])
= 5 〜 9
Pピクチャの5番目〜9番目に、優先度3を割り当てる。
[i=3の場合のS205の処理]
優先度(PRI+i−1)=3+2−1=4
((i−1)×[I_int/N_prio]+1)〜
(i×[I_int/N_prio]+(I_int mod N_prio)
= ((3−1)×[14/3]+1)〜(3×[14/3]+(14 mod 3))
= (2×[4.66]+1)〜(3×[4.66]+2)
= 10 〜 15
Pピクチャの10番目〜15番目に、優先度4を割り当てる。
次に、例えば、以下のような第3の例について説明する。
I_int=3:2つのIピクチャの間に挟まれたPフレームの枚数
N_prio=6:Pピクチャ用優先度の数
(7段階の優先度であって、Iピクチャの優先度1、Pピクチャの優先度2〜7)
PRI=2:Pピクチャのデータ用の最高優先度
[i=1の場合のS207の処理]
優先度(PRI+i−1)=2+1−1=2
Pピクチャの1番目に、優先度2を割り当てる。
[i=2の場合のS207の処理]
優先度(PRI+i−1)=2+2−1=3
Pピクチャの2番目に、優先度3を割り当てる。
[i=3の場合のS207の処理]
優先度(PRI+i−1)=2+3−1=4
Pピクチャの3番目に、優先度4を割り当てる。
次に、Iピクチャの間に挟まれたPピクチャの枚数が少ない場合、例えば、以下のような第4の例のように割り当ててもよい。
I_int=3:2つのIピクチャの間に挟まれたPフレームの枚数
N_prio=6:Pピクチャ用優先度の数
(7段階の優先度であって、Iピクチャの優先度1、Pピクチャの優先度2〜7)
PRI=2:Pピクチャのデータ用の最高優先度
[i=1の場合のS207の処理]
優先度(PRI+I_int−1+i−1)=2+3−1+1−1=4
Pピクチャの1番目に、優先度4を割り当てる。
[i=2の場合のS207の処理]
優先度(PRI+I_int−1+i−1)=2+3−1+2−1=5
Pピクチャの2番目に、優先度5を割り当てる。
[i=3の場合のS207の処理]
優先度(PRI+I_int−1+i−1)=2+3−1+3−1=6
Pピクチャの3番目に、優先度6を割り当てる。
前述したように、本発明の映像データ送信装置、プログラム及び方法によれば、フレーム間符号化画像の中でフレームの送信順に応じて異なる優先度を割り当てることによって、パケット損失が発生する通信環境であっても、映像データの受信品質の低下をできる限り防止することができる。特に、映像データのストリーミングパケットの受信について有効である。
前述した本発明における種々の実施形態によれば、当業者は、本発明の技術思想及び見地の範囲における種々の変更、修正及び省略を容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
本発明におけるシステム構成図である。 本発明における優先度割当部のフローチャートである。 本発明によって画像に割り当てられた優先度を表す説明図である。
符号の説明
1 映像データ送信装置
101 符号化部
102 優先度割当部
103 パケット構成部

Claims (9)

  1. 映像データを送信する映像データ送信装置において、
    前記映像データから、少なくともフレーム内符号化画像及びフレーム間符号化画像を生成する符号化手段と、
    前記フレーム内符号化画像には、前記フレーム間符号化画像よりも高い優先度を割り当て、前記フレーム間符号化画像の中でフレームの送信順に応じて異なる優先度を割り当てる優先度割当手段と、
    画像を構成する情報を含むパケットを構成し、該パケットのヘッダに前記優先度を含めるパケット構成手段と
    を有することを特徴とする映像データ送信装置。
  2. 前記優先度割当手段は、前記フレーム間符号化画像の中で、先頭の画像に最高優先度を付与し、後方の画像になるほど優先度を下げて割り当てることを特徴とする請求項1に記載の映像データ送信装置。
  3. 前記優先度割当手段は、2つのフレーム内符号化画像の間に挟まれたフレーム間符号化画像の枚数をI_intとし、フレーム間符号化画像用優先度の数をN_prioとし、優先度はその絶対値が大きくなるほど優先度が低くなるとし、フレーム間符号化画像用の最高優先度をPRIとし、変数パラメータi=1とし、
    I_int>N_prioである場合に、
    i<N_prioの際に、フレーム内符号化画像から((i−1)×[I_int/N_prio]+1)〜(i×[I_int/N_prio])番目のフレーム間符号化画像に優先度(PRI+i−1)を割り当てる処理を、iを1増分しつつ繰り返し、
    i≧N_prioの際に、((i−1)×[I_int/N_prio]+1)〜(i×[I_int/N_prio]+(I_int mod N_prio))番目のフレーム間符号化画像に優先度(PRI+i−1)を割り当てる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の映像データ送信装置。
  4. 前記優先度割当手段は、2つのフレーム内符号化画像の間に挟まれたフレーム間符号化画像の枚数をI_intとし、フレーム間符号化画像用優先度の数をN_prioとし、優先度はその絶対値が大きくなるほど優先度が低くなるとし、フレーム間符号化画像用の最高優先度をPRIとし、変数パラメータi=1とし、
    I_int≦N_prioである場合に、
    iがN_prioを超えるまで、フレーム内符号化画像からi番目のフレーム間符号化画像に(PRI+i−1)を割り当てる処理を、iを1増分しつつ繰り返す
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の映像データ送信装置。
  5. 前記優先度割当手段は、2つのフレーム内符号化画像の間に挟まれたフレーム間符号化画像の枚数をI_intとし、フレーム間符号化画像用優先度の数をN_prioとし、優先度はその絶対値が大きくなるほど優先度が低くなるとし、フレーム間符号化画像用の最高優先度をPRIとし、変数パラメータi=1とし、
    I_int≦N_prioである場合に、
    iがN_prioを超えるまで、フレーム内符号化画像からi番目のフレーム間符号化画像に(PRI+I_int−1+i−1)を割り当てる処理を、iを1増分しつつ繰り返す
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の映像データ送信装置。
  6. 前記符号化手段は、MPEG(Moving Picture Experts Group)に基づいて符号化するものであり、
    前記フレーム内符号化画像はIピクチャであり、前記フレーム間符号化画像はPピクチャであることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の映像データ送信装置。
  7. 前記パケット構成手段は、IP(Internet Protocol)パケットについて、前記優先度をIPヘッダのDiff-Servフィールドに含めることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の映像データ送信装置。
  8. 映像データを送信する装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
    前記映像データから、少なくともフレーム内符号化画像及びフレーム間符号化画像を生成する符号化手段と、
    前記フレーム内符号化画像には、前記フレーム間符号化画像よりも高い優先度を割り当て、前記フレーム間符号化画像の中でフレームの送信順に応じて異なる優先度を割り当てる優先度割当手段と、
    画像を構成する情報を含むパケットを構成し、該パケットのヘッダに前記優先度を含めるパケット構成手段と
    してコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  9. 映像データ送信装置における映像データ送信方法において、
    前記映像データから、少なくともフレーム内符号化画像及びフレーム間符号化画像を生成する第1のステップと、
    前記フレーム内符号化画像には、前記フレーム間符号化画像よりも高い優先度を割り当て、前記フレーム間符号化画像の中でフレームの送信順に応じて異なる優先度を割り当てる第2のステップと、
    画像を構成する情報を含むパケットを構成し、該パケットのヘッダに前記優先度を含める第3のステップと
    を有することを特徴とする映像データ送信方法。
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