JP2008300971A - データ受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高性能な部品を用いることなく、Y−00プロトコルを用いて生成された多値変調信号から情報データを復調することが可能な受信装置を提供する。
【解決手段】受信装置において、軟判定識別部211は、多値信号22に対し識別レベルが固定の軟判定識別を行う。変換データ判定部214は、多値符号列23の最上位ビットと、軟判定の識別結果24にと基づき変換情報データ25の値を論理判定する。データ再生部215は、変換情報データ25と多値符号列23の最下位ビットとの排他的論理和演算を行い、その結果を情報データ23として出力する。これによって、受信装置は、多値符号列23の一部のビットのみを用いて情報データ23を識別するため、使用部品への要求精度を緩和することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、第三者による不法な盗聴・傍受を防ぐ暗号通信を行う装置に関し、より特定的には、正規の送受信者間で、特定の符号化/復号化(変調/復調)方式を選択・設定してデータ通信を行うデータ受信装置に関する。
従来、特定者同士でのみ通信を行うためには、送信側と受信側との間で伝送すべき情報データである平文を数学的に演算(符号化)及び逆演算(復号化)するための元情報(以下、鍵情報という)を共有することによって暗号通信を実現する構成が一般的に採用されている。
これに対して、近年、伝送路における物理現象を積極的に利用した暗号方式がいくつか提案されている。その方式の1つとして、伝送路で発生する量子雑音を利用して暗号通信を行うY−00プロトコルと呼ばれる方式がある。
図11は、特許文献1に示された、Y−00プロトコルを用いた従来の送受信装置の一例について説明するための図である。以下では、特許文献1に示されている従来の送受信装置の構成及び動作について説明する。図11に示す通り、従来の送受信装置は、送信部901と、受信部902と、伝送路910とで構成される。送信部901は、第1の多値符号発生部911と、多値処理部912と、変調部913とで構成される。受信部902は、復調部915と、第2の多値符号発生部914と、識別部916とで構成される。なお、盗聴受信部903は、傍受者が用いる装置であり、従来の送受信装置を構成するものではない。
まず、送信部901と受信部902とは、予め同じ内容の鍵情報である第1の鍵情報91と第2の鍵情報96とをそれぞれ保持しておく。以下では、まず、送信部901の動作について説明する。第1の多値符号発生部911は、第1の鍵情報91に基づいて、“0”から“M−1”(Mは、2以上の整数)までのM個の値を有する多値の疑似乱数系列である多値符号列92を、擬似乱数発生器を用いて生成する。多値処理部912は、受信部902へ送信する情報データ90及び多値符号列92に基づいて、以下に説明する信号フォーマットを用いて強度変調信号である多値信号93を生成する。
図12は、多値処理部912が用いる信号フォーマットを示す図である。図12に示す通り、多値符号列92がM個の場合には、信号強度を2M個の信号強度レベル(以下、単に、レベルという)に分ける。そして、これらのレベルをM個のペア(以下、基底という)にして、各基底の一方のレベルに情報データ90の値“0”を割り当て、他方のレベルに情報データ90の値“1”を割り当てる。ここで、一般に、情報データ90の値が“0”のレベルと、情報データ90の値が“1”のレベルとを、2M個のレベル全体で均等に分布するように割り当てる。図12では、偶数番目の基底の低い方のレベルには“0”を割り当てて高い方のレベルには“1”を割り当てる一方で、奇数番目の基底の低い方のレベルには“1”を割り当てて高い方のレベルには“0”を割り当てることによって、2M個のレベルに、情報データ90の値“0”と“1”とを交互に割り当てている。
多値処理部912は、入力した多値符号列92の各値に対応した基底を選択した後に、情報データ90の値に対応する、基底の一方のレベルを選択し、その選択したレベルを有する多値信号93を出力する。多値処理部912としては、例えば図13に示す構成を用いることができる。図13において、データ変換部931は、情報データ90と、多値符号列92の最下位ビットとの排他的論理和演算を行い、その演算結果を変換情報データ61として出力する。この処理は、レベルに、情報データ90の値“0”と“1”とを交互に割り当てることに相当する。D/A変換部932には、変換情報データ61と多値符号列92の各ビットとが入力され(変換情報データ61が上位ビット側)、これらをD/A変換した結果を多値信号93として出力する。
変調部913は、多値処理部912が出力した多値信号93を光強度変調信号である変調信号94に変換し、伝送路910を介して受信部902へ伝送する。(なお、特許文献1では、第1の多値符号発生部911は「送信用疑似乱数発生部」、多値処理部912は「変調方式指定部」及び「レーザ変調駆動部」、変調部913は「レーザダイオード」、復調部915は「フォトディテクタ」、第2の多値符号発生部914は「受信用疑似乱数発生部」、識別部916は「判定回路」と記載されている。)
次に、受信部902の動作について説明する。復調部915は、伝送路910を介して伝送された変調信号94を光信号から電気信号に変換(以下、光電変換という)し、多値信号95として出力する。第2の多値符号発生部914は、第2の鍵情報96に基づいて、多値符号列92と同じ多値の疑似乱数系列である多値符号列97を生成する。識別部916は、第2の多値符号発生部914から入力した多値符号列97の各値によって、多値信号95に用いられている各基底を判断する。そして、識別部916は、判断した基底及び復調部915から入力した多値信号95を用いて、2値識別を行い、情報データ90と等しい情報データ98を得る。
識別部916としては、例えば図14に示す構成を用いることができる。図14において、D/A変換部941には、多値符号列97の各ビットが入力され、これらをD/A変換した結果を識別レベル71として出力する。2値識別回路942は、識別レベル71を用いて多値信号95を2値識別し、その結果を変換情報データ72として出力する。データ再生部943は、変換情報データ72と、多値符号列97の最下位ビットとの排他的論理和演算を行い、その結果を情報データとして出力する。
図15は、従来の送信装置の動作について具体的に説明するための図である。図16は、従来の受信装置の動作について具体的に説明するための図である。以下では、図15及び図16を参照して、多値符号列92が64値(M=64)の場合の従来の送受信装置の動作について具体的に説明する。図15(a)及び(b)に示す通り、情報データ90の値が“0、1、1、1”、多値符号列92の値が“0、63、0、1”に変化する場合を一例として説明する。この場合には、送信部901の多値信号93のレベルは、図15(c)に示すように“0、63、64、1”と変化をする。
具体的には、図15(c)に示すt1の期間では、多値符号列92の値“0”に対応した第0の基底(レベル0とレベル64とのペア)が選択される。その後に、情報データ90の値“0”に対応する、第0の基底のレベル0が選択され、この選択されたレベル0がt1における多値信号93のレベルとなる。同様に、t2の期間では、多値符号列92の値“63”に対応した第63の基底(レベル63とレベル127とのペア)が選択される。その後に、情報データ90の値“1”に対応する、第63の基底のレベル63が選択され、この選択されたレベル63がt2における多値信号93のレベルとなる。t3及びt4の期間においても同様に多値信号93のレベルが設定される。この様に、多値符号列92の値が偶数であるt1及びt3の期間では、基底の低い方のレベルが情報データの“0”に対応して高い方のレベルが情報データの“1”に対応し、多値符号列92の値が奇数であるt2及びt4の期間では、基底の低い方のレベルが情報データの“1”に対応して高い方のレベルが情報データの“0”に対応している。
受信部902の識別部916に入力する多値信号95は、図16(e)に示すように変化をし、復調部915で光電変換する際に発生するショット雑音等の雑音を含んだ信号である。識別部916は、多値符号列92と等しい多値符号列97(図15(d)を参照)の各値に対応する各基底を選択し、図16(e)に示すように、当該各基底の中間のレベルをそれぞれ識別レベルとして設定する。そして、識別部916は、多値信号95が識別レベルよりも高いか低いかを判断する。
具体的には、図16(e)に示すt1の期間では、識別部916は、多値符号列97の値“0”に対応した第0の基底(レベル0とレベル64とのペア)を選択し、第0の基底の中間のレベル32を識別レベルとして設定する。そして、識別部916は、t1において、多値信号95が概ね識別レベルより低いレベルに分布しているので、多値信号95は当該識別レベルよりも低いと判断する。同様に、t2の期間では、識別部916は、多値符号列97の値“63”に対応した第63の基底(レベル63とレベル127とのペア)を選択し、第63の基底の中間のレベル95を識別レベルとして設定する。そして、識別部916は、t2において、多値信号95が概ね識別レベルより低いレベルに分布しているので、多値信号95は当該識別レベルよりも低いと判断する。t3及びt4の期間においても同様に識別が行われ、識別部916の2値識別結果は、“低低高低”となる。
次に、多値符号列97の値が偶数の場合(t1及びt3の期間の場合)には、識別部916は、選択した基底の低い方のレベルを“0”と判断し、高い方のレベルを“1”と判断して、判断した値を情報データ98として出力する。一方で、多値符号列97の値が奇数の場合(t2及びt4の期間の場合)には、識別部916は、選択した基底の低い方のレベルを“1”と判断し、高い方のレベルを“0”と判断して、判断した値を情報データ98として出力する。すなわち、多値符号列97の値は、“0、63、0、1”であり“偶奇偶奇”(但し、偶は偶数を示し、奇は奇数を示す)であるので、識別部916は、情報データ90と等しい情報データ98である“0111”を出力する(図16(f)を参照)。この様にして、識別部916は、多値符号列97の値が偶数か奇数かに応じて、基底の高い方及び低い方のレベルに割り当てる情報データの値を異らせている多値信号95から、情報データ98を得ることができる。
なお、既に述べた通り、多値信号95には、復調部915での光電変換によって発生するショット雑音などの雑音が含まれているが、レベルの間隔(以下、ステップ幅という)等を適切に設定することで、上記した2値識別における誤りの発生は無視できる程度に抑えることができる。
次に、想定される盗聴(傍受を含む)について説明する。図11に示す通り、盗聴者は、盗聴受信部903を用いて、送信者と受信者とが共有する鍵情報を持たない状態で、変調信号94から情報データ90又は第1の鍵情報91の解読を試みる。盗聴受信部903は、復調部921と多値識別部922と解読処理部923とで構成され、伝送路910に接続されている。
ここで、盗聴者が正規受信者(受信部902)と同様の2値識別を行う場合には、盗聴者は鍵情報を持たないために、鍵情報が取り得る全ての値に対して識別を試みる必要がある。しかし、この方法は、識別試行回数が鍵情報の長さの増加に伴い指数関数的に増大するために、鍵情報の長さが十分長い場合には現実的ではない。
そこで、より効率的な方法として、盗聴者は、復調部921を用いて光電変換して得られる多値信号81を多値識別部922で多値識別し、得られた受信系列82を解読処理部923によって解読処理を行うことで、情報データ90若しくは第1の鍵情報91の解読を試みることが考えられる。このような解読方法を用いた場合、仮に、盗聴受信部301が多値信号93を受信系列82として誤り無く受信(識別)することができれば、受信系列82を用いて1回の試行で第1の鍵情報91の解読を行うことが可能となる。
ここで、復調部921での光電変換によって発生するショット雑音が変調信号94に重畳されるので、当該ショット雑音は、多値信号81に含まれる。このショット雑音は、量子力学の原理により必ず発生することが知られている。このことから、多値信号93のステップ幅をショット雑音の分布幅よりも十分小さくしておけば、雑音を含む多値信号81は、正しいレベル(多値信号93のレベル)ではない様々なレベルに渡り分布することとなる。例えば、図16(g)に示す通り、t3において、多値信号81は、レベル63〜65に渡って分布している。従って、盗聴者は、正しいレベルが、識別によって得られた受信系列82のレベルではない可能性(識別誤りの可能性)を考慮した解読処理を行う必要がある。このため、識別誤りが無い場合(第1の多値符号発生部911に用いられているものと同じ乱数発生器を使用したストリーム暗号)と比較して解読処理に要する試行回数、すなわち計算量が増大し、結果として盗聴に対する安全性が向上する。
以上のように、Y−00プロトコルにおいては、正規受信者と盗聴者とが識別すべき信号点間距離に差を与えることにより、正規受信者の受信性能の確保と、盗聴に対する安全性の確保を両立させている。そして、この信号点間距離の差は、多値符号列92の多値数によって決定されている。すなわち、多値符号列92の多値数を大きくするほど、正規受信者と盗聴者の信号点間距離の差が大きくなり、より安全となる。
特開2005−57313号公報
ところで、従来の受信装置902においては、図14に示したように、多値符号列97の全てのビットを用いて、動的に変化する識別レベル71を生成している。すなわち、多値信号95と識別レベル71との双方がアナログ信号となる。よって、受信性能を確保するためには、受信側のD/A変換部941における識別レベル71の生成を、極めて高精度に行う必要がある。さらに、安全性向上を目的に多値数を増加すると、多値符号列97のビット数が増大し、識別レベル71の生成においてより高い精度を要求される。これを実現できるD/A変換部941を選別することは、歩留まりの低下をもたらし、その結果、装置の高コスト化につながるという問題があった。
本発明は上記の課題を解決するためのものであり、Y−00プロトコルを用いて生成された多値変調信号から情報データを復調するための受信装置を、高精度な部品を用いることなく実現することを目的とする。
本発明は、送信者によって、所定の鍵情報を用いて、略乱数的に値が変化する多値符号列が生成され、多値符号列を構成するビットの一部と、多値の信号である情報データとに基づいて変換情報データが生成され、変換情報データと、多値符号列とに基づき多値信号が生成され、多値信号が変調されるという一連の手順に従って生成される多値変調信号を受信し、送信者との間で共有する所定の鍵情報を用いて情報データを復元するデータ受信装置に向けられている。そして、上記目的を達成させるために、本発明のデータ受信装置は、多値変調信号を復調し多値信号に変換する復調部と、所定の鍵情報を用いて、複数のビットから構成され略乱数的に値が変化する多値符号列を発生する多値符号発生部と、多値信号に対し軟判定識別を行い、識別結果を出力する軟判定識別部と、多値符号列を構成するビットのうち一部または全部と識別結果とに基づき変換情報データの値を判定する変換データ判定部と、多値符号列を構成するビットのうちいずれかと変換情報データとに基づき、情報データを再生し、出力するデータ再生部とを備える。
好ましくは、軟判定識別部は、変換情報データの値に一意に対応する確定領域と、変換情報データの複数の値に対応する不確定領域との識別を行う。
また、好ましくは、不確定領域は、軟判定識別部に入力される多値信号が有する当該レベルの不確定幅以上の幅を有する。
また、好ましくは、変換データ判定部は、軟判定識別部において確定領域と識別した場合は、変換情報データの値を一意に決定し、軟判定識別部において不確定領域と識別した場合は、多値符号列を構成するビットのうち一部または全部に基づき、変換情報データの値を判定する。
また、好ましくは、変換データ判定部に入力される多値符号列のビットは、最上位ビットとする。この場合、変換データ判定部は、多値符号列の最上位ビットと、識別結果とに基づき変換情報データの値を論理判定することができる。
また、好ましくは、情報データの多値数は2であり、軟判定識別部は、2個の確定領域と、2個の確定領域の間の1個の不確定領域との3値識別を行う。
また、本発明は、送信者によって、所定の鍵情報を用いて、略乱数的に値が変化する多値符号列が生成され、多値符号列を構成するビットの一部と、多値の信号である情報データとに基づいて変換情報データが生成され、変換情報データと、多値符号列とに基づき多値信号が生成され、多値信号が変調されるという一連の手順に従って、送信者により生成される多値変調信号を受信し、送信者との間で共有する所定の鍵情報を用いて情報データを復元するデータ受信方法にも向けられている。そして、上記目的を達成させるために、本発明のデータ受信方法は、多値変調信号を復調し多値信号に変換する復調ステップと、所定の鍵情報を用いて、複数のビットから構成され略乱数的に値が変化する多値符号列を発生する多値符号列発生ステップと、多値信号に対し軟判定識別を行う軟判定識別ステップと、多値符号列を構成するビットのうち一部または全部と、軟判定識別の結果とに基づき変換情報データの値を判定する変換データ判定ステップと、多値符号列を構成するビットのうちいずれかと、変換情報データとに基づき、情報データを再生するデータ再生ステップとを備える。
本発明のデータ受信装置及びデータ受信方法によれば、多値符号列の一部のビット識別レベルが固定の軟判定識別を用いて、変調信号から情報データを復調する。よって、動的に変化する識別レベルを高精度に生成する必要のある従来の受信装置と比較して、装置に使用する部品への要求精度を緩和することが可能となる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るデータ受信装置の構成を示すブロック図である。図1において、データ受信装置(以下、受信部と記す)201は、伝送路110を介して送信装置(以下、送信部と記す)101と接続されている。送信部101は、図15(a)〜(c)を用いて説明したものと同じ手順に従って、情報データ10と、受信者との間で共有する鍵情報とに基づき変調信号20を生成し、送信する。送信部101の構成は任意であるが、本実施形態では図11及び図13に示した従来の送信装置と同じ構成である場合を例に説明する。また、以下では、変調信号20が光強度変調信号か、あるいは電気信号を振幅変調した振幅変調信号である場合について説明する。伝送路110には、光ファイバケーブル等の光導波路や、LANケーブルや同軸ケーブル等の金属路線、あるいは無線信号を伝搬することが可能な自由空間などを用いることができる。
受信部201は、予め送信部と同じ内容の鍵情報21を保持しておく。受信部201において、復調部211は、伝送路110を介して伝送された変調信号20を復調して多値信号22として出力する。多値符号発生部212は、鍵情報21を用いて、多値の擬似乱数である多値符号列23を生成し、出力する。多値符号列23の生成方法は、送信側と同一の多値符号列を出力できる方法であれば、複数の擬似乱数発生器を組み合わせる方法や、変換用のマッピングを用いる方法など、いかなる方法を用いてもよい。また、後述する変換データ判定部214やデータ再生部215において使用する多値符号列23のビットのみを生成し、出力しても構わない。なお、図1において、多値符号列23はパラレル信号として表記してある。
軟判定識別部213は、多値信号22に対し軟判定識別を行い、その結果を識別結果24として出力する。変換データ判定部214は、識別結果24と、多値符号列23の最上位ビット23Mとを用いて、変調信号20の生成に用いられた変換情報データ25の値を判定し、その結果を出力する。データ再生部215は、従来の受信装置におけるデータ再生部943と同様に、変換情報データ25と多値符号列の最下位ビット23Lとの排他的論理和演算を行い、その結果を情報データ26として出力する。なお、受信する変調信号20に用いられているレベルと情報データ26との対応関係は、図12に示したものと異なっていてもよい。この場合、データ再生部215は、受信する変調信号20に用いられているレベルと情報データ26との対応関係に応じた所定の変換処理を行う。そして、多値符号列の最下位ビット23Lの代わりに、この所定の変換処理に必要な多値符号列23のビットがデータ再生部215に入力される。
次に、図2及び図13を用いて、軟判定識別部213の動作を詳細に説明する。図2の左側は、送信部101における多値信号93のレベル(以下、送信レベルと表記)と、変換情報データ61、及び多値符号列92の最上位ビットの値との関係を示したものである。図2に示すように、送信レベルが取り得る範囲の上半分は変換情報データ61の値“1”に、下半分は“0”に対応する。また、送信レベルが取り得る範囲を4等分すると、上側から順に、多値符号列92の最上位ビットの値“1”、“0”、“1”、“0”に対応する。
一方、受信部201における多値信号22のレベル(以下、受信レベルと表記)は、変調部913、伝送路110及び復調部211で発生する雑音や波形歪の影響により、送信レベルとは異なった値をとる可能性がある。よって、変換情報データ25の値“1”、“0”それぞれに対応する受信レベルの範囲は、図2の右側に示すように、送信側より広がったものとなる(ここで、簡単のため、同一の基底に対応する2つのレベルの間隔は、送信側と受信側で揃えて示してある)。そのために、中間付近の受信レベルにおいては、変換情報データ25の値が“1”、“0”のいずれの可能性もある領域(以下では、不確定領域と称する)が存在する。一方、それ以外の領域では、変換情報データ25の値は一意に確定する(この領域を、以下では確定領域と称する)。
そこで、識別レベルを不確定領域の両端のレベルに設定し、変換情報データ25の値が“1”に確定する場合(C1)、不確定の場合(U)、“0” に確定する場合(C0)の3通りに識別する。ところで、熱雑音等の雑音はガウス分布に従うため、厳密にはいずれの受信レベルにおいても、変換情報データ25の値が“1”、“0”2通りの値をとる可能性は残る。しかしながら、変換情報データ25の値“1”、“0”のうち、いずれか一方をとる可能性が、情報データ26の所要誤り率以下であれば、その可能性は無視しても構わない。
ここで、不確定領域の幅が、多値信号22の最大振幅の1/4以下である場合を考える。ここで、受信レベルが不確定領域に含まれる時、変換情報データ25の値と多値符号列最上位ビットの値との間には、次のような対応関係がある。すなわち、変換情報データ25の値が“1”であれば、多値符号列最上位ビットの値は“0”である。一方、変換情報データ25の値が“0”であれば、多値符号列最上位ビットの値は“1”である。よって、この関係を用いれば、変換データ判定部214において、多値符号列最上位ビットを用いて変換情報データ25の値を判定することが可能である。変換データ判定部214における、変換情報データ25の判定方法を図3の表に示す。識別結果が“C1”及び“C0”の場合は、それぞれ変換情報データ25の値は“1”、“0”に一意に決定される。識別結果が“U”の場合は、多値符号列最上位ビットの値が“1”であれば変換情報データ25は“0”、多値符号列最上位ビットの値が“0”であれば変換情報データ25は“1”と判定する。
なお、不確定領域の境界は、変換情報データ61の値が“1”、“0”のいずれの可能性もある領域の境界に厳密に設定する必要はなく、これより広く設定しても構わない。例えば、変換情報データ61の値が“1”、“0”のいずれの可能性もある領域の幅が、多値信号22の最大振幅の1/4より小さい場合であっても、不確定領域の幅を、多値信号22の最大振幅の1/4に設定することが可能である。
軟判定識別部213の具体的な構成方法としては、例えば識別レベルの異なる複数の2値識別回路を並列に配置し、これらに多値信号22を入力し、これらの識別回路の出力から識別結果24を求める構成をとることが可能である。また、複数の2値識別回路の代わりに、A/D変換器を用いることも可能である。
以上では不確定領域の幅が多値信号22の最大振幅の1/4以下である場合について説明した。一方、雑音が大きい等の理由により不確定領域の幅がこれより大きくなる場合には、以下に示す例のように、軟判定識別部213において不確定領域を細分化して識別し、変換データ判定部214において、多値符号列23のより多くのビットを用いて判定を行うことで対応する。図4に、不確定領域の幅が、多値信号22の最大振幅の1/4以上かつ3/8以下である場合における識別レベルの設定例を示す。この例では、不確定領域をさらに3分割した上で、多値符号列の上位2ビットを用いて判定する。送信レベルと、多値符号列の上位2ビットとの間には、図4の左側に示す対応関係がある。不確定領域のうち、中間の領域(不確定領域B、UB)の上限は、変換情報データ25が“1”、多値符号列最上位ビットが“1”に対応するレベルの信号が送信された時、受信レベルが取り得る下限と一致するように設定する。一方、不確定領域Bの下限は、変換情報データ25が“0”、多値符号列最上位ビットが“0”に対応するレベルの信号が送信された時、受信レベルが取り得る上限と一致するように設定する。
そして、不確定領域B以外の不確定領域のうち、上側の領域を不確定領域A(UA)、下側の領域を不確定領域C(UC)とする。不確定領域Aにおいては、変換情報データ25が“0”となるのは多値符号列の上位2ビットが“1,1”である場合のみであり、逆に変換情報データ25が“1”となるのは、多値符号列の上位2ビットが“1,1”以外の場合である。不確定領域Bにおいては、変換情報データ25が“0”となるのは多値符号列の最上位ビットが“1”の場合のみであり、一方、変換情報データ25が“1”となるのは多値符号列の最上位ビットが“0”の場合に限られる。不確定領域Cにおいては、変換情報データ25が“1”となるのは多値符号列の上位2ビットが“0,0”である場合のみであり、逆に変換情報データ25が“0”となるのは、多値符号列の上位2ビットが“0,0”以外の場合である。
よって、この関係を用いれば、変換データ判定部214において、多値符号列23の上位2ビットを用いて変換情報データ25の値を判定することが可能である。図4の識別レベルを用いた場合における、変換情報データ25の判定方法を図5の表に示す。識別結果24が“C1”及び“C0”の場合は、それぞれ変換情報データ25の値は“1”、“0”に一意に決定される。識別結果24が“UA”の場合は、多値符号列23の上位2ビットが“1,1”であれば変換情報データ25は“0”、それ以外の値であれば変換情報データ25は“1”と判定する。識別結果が“UB”の場合は、多値符号列最上位ビット23Mの値が“1”であれば変換情報データ25は“0”、多値符号列最上位ビット23Mの値が“0”であれば変換情報データ25は“1”と判定する。識別結果が“UC”の場合は、多値符号列23の上位2ビットが“0,0” であれば変換情報データ25は“1”、それ以外の値であれば変換情報データ25は“0”と判定する。
なお、説明は省略するが、さらに雑音が増大し、不確定領域の幅が多値信号22の最大振幅3/8以上となる場合には、不確定領域をさらに細分化して識別し、また多値符号列23のさらに多くのビットを用いて判定を行うことで対応できる。
以上のように本実施形態によれば、識別レベルが固定の軟判定識別を用いて、変調信号20から情報データ26を復調する。よって、動的に変化する識別レベルを高精度に生成する必要のある従来の受信装置と比較して、装置に使用する部品への要求精度を緩和することが可能となる。
(第2の実施形態)
本実施形態は、多値の情報データ10から生成された変調信号20を受信する場合を想定して、第1の実施形態を一般化したものである。以下では、情報データ10の多値数が4の場合を例に説明する。
図6は、本発明の第2の実施形態に係るデータ受信装置の構成を示すブロック図である。本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、以下では第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
送信部102の構成は、基本的に図11に示した送信部901と同様であるが、多値処理部912の構成は、例えば図7に示す構成が用いられる。図7において、データ変換部121は、情報データ10と、多値符号列31の下位2ビットに基づき所定の変換を行い、変換情報データ32を生成し、出力する。この変換は、情報データ10の値“0”から“3”のレベルを、4M個のレベル全体で均等に分布するように割り当てることに相当する。D/A変換部122には、変換情報データ32と多値符号列31の各ビットとが入力され(変換情報データ32が上位ビット側)、これらをD/A変換した結果を多値信号33として出力する。
図8は、本実施形態において用いられる信号フォーマットの一例である。図8に示す通り、多値符号列31がM個の場合には、信号強度を2M個のレベルに分ける。そして、これらのレベルを4個ずつまとめてM個の組合せ(以下、基底と表記)にして、各基底に含まれる4個のレベルに情報データ10の値“0”から“3”を割り当てる。ここで、一般に、情報データ10の値“0”から“3”のレベルを、4M個のレベル全体で均等に分布するように割り当てる。
受信部202については、復調部221、多値符号発生部222の機能は、第1の実施形態で説明したものと同様である。軟判定識別部223、及び変換データ判定部224については、後で詳細に説明する。データ再生部225は、変換情報データ25と多値符号列の下位ビット23LSを用いて、図8に示したレベルと情報データとの対応関係に応じた所定の変換処理を行うことによって、情報データ26を再生し、出力する。
次に、図9を用いて、軟判定識別部223の動作を詳細に説明する。図9の左側は、送信レベルと、変換情報データ32、及び多値符号列31の最上位ビットの値との関係を示したものである。図9に示すように、送信レベルが取り得る範囲を4等分すると、上側から順に、変換情報データ32の値“3”、“2”、“1”、“0”に対応する。
一方、変換情報データ32の値“3”、“2”、“1”、“0”にそれぞれに対応する受信レベルの範囲は、図9の右側に示すように、雑音や波形歪の影響により送信側より広がったものとなる。そのために、受信側において、変換情報データ25の値が一意に確定する確定領域が存在する一方で、確定領域の間には、変換情報データ25の複数の値に対応する可能性がある不確定領域が存在する。そこで、識別レベルをそれぞれの不確定領域の両端のレベルに設定し、変換情報データ25の値が“3”に確定する場合(C3)、“2”か“3”か不確定の場合(U3)、“2”に確定する場合(C2)、“1”か“2”か不確定の場合(U2)、“1”に確定する場合(C1)、“0”か“1”か不確定の場合(U1)、“0”に確定する場合(C0)の7通りに識別する。
ここで、不確定領域の幅が、多値信号22の最大振幅の1/8以下である場合を考える。ここで、受信レベルが不確定領域U3に含まれる時、変換情報データ25の値と多値符号列最上位ビットの値との間には、次のような対応関係がある。すなわち、変換情報データ25の値が“3”であれば、多値符号列最上位ビットの値は“0”である。一方、変換情報データ25の値が“2”であれば、多値符号列最上位ビットの値は“1”である。不確定領域U2に関しては、変換情報データ25の値が“2”であれば多値符号列最上位ビットの値は“0”、変換情報データ25の値が“1”であれば多値符号列最上位ビットの値は“1”である。不確定領域U1に関しては、変換情報データ25の値が“1”であれば多値符号列最上位ビットの値は“0”、変換情報データ25の値が“0”であれば多値符号列最上位ビットの値は“1”である。
よって、この関係を用いれば、変換データ判定部214において、多値符号列最上位ビットを用いて変換情報データ25の値を判定することが可能である。変換データ判定部224における、変換情報データ25の判定方法を図10の表に示す。図10を参照して、識別結果24が“C3”、“C2”、“C1”、“C0”の場合は、それぞれ変換情報データ25の値は“3”、“2”、“1”、“0”に一意に決定される。識別結果24が“U3”の場合は、多値符号列最上位ビットの値が“1”であれば変換情報データ25は“2”、多値符号列最上位ビットの値が“0”であれば変換情報データ25は“3”と判定する。識別結果24が“U2”の場合は、多値符号列最上位ビットの値が“1”であれば変換情報データ25は“1”、多値符号列最上位ビットの値が“0”であれば変換情報データ25は“2”と判定する。識別結果24が“U1”の場合は、多値符号列最上位ビットの値が“1”であれば変換情報データ25は“0”、多値符号列最上位ビットの値が“0”であれば変換情報データ25は“1”と判定する。
なお、不確定領域の境界は、変換情報データ32の値が複数の値に対応する可能性がある領域の境界に厳密に設定する必要はなく、これより広く設定しても構わない。例えば、変換情報データ32の値が複数の値に対応する可能性がある領域の幅が、多値信号22の最大振幅の1/8より小さい場合であっても、不確定領域の幅を、多値信号22の最大振幅の1/8に設定することが可能である。
以上では不確定領域の幅が多値信号22の最大振幅の1/8以下である場合について説明したが、雑音が大きい等の理由により不確定領域の幅がこれより大きくなる場合には、軟判定識別部223においてそれぞれの不確定領域を細分化して識別し、また変換データ判定部224において、多値符号列23のより多くのビットを用いて判定を行うことで対応できる。また、以上では、情報データ10の多値数が4の場合を例に説明したが、多値数がこれより大きい場合についても、同様の考え方に基づいて確定領域と不確定領域に分けた識別を行い、不確定領域の場合は多値符号列の一部のビットを用いて変換情報データ25の値を判定することで、同様な受信装置を実現できる。
以上のように本実施形態によれば、情報データ10の多値数が2より大きい場合についても、第1の実施形態と同様に、従来の受信装置と比較して、装置に使用する部品への要求精度を緩和することが可能となる。
なお、以上2つの実施形態では光強度変調もしくは電気の振幅変調である場合について説明したが、これ以外の変調方式を用いた場合についても、以上に説明した方法を適用しても構わないことはいうまでもない。
本発明は、第三者による傍受を防ぐ暗号通信を行う装置等に利用可能であり、特に、伝送路上の変調信号からの解読を防止したい場合等に有用である。
本発明の第1の実施形態に係るデータ受信装置の構成を示すブロック図 本発明の第1の実施形態における軟判定識別部213で用いる識別レベルの設定例を示す図(1) 図2の識別レベルを用いた場合における、変換データ判定部214の変換情報データの判定方法を説明するための表 本発明の第1の実施形態における軟判定識別部213で用いる識別レベルの設定例を示す図(2) 図4の識別レベルを用いた場合における、変換データ判定部214の変換情報データの判定方法を説明するための表 本発明の第2の実施形態に係るデータ受信装置の構成を示すブロック図 多値の情報データを伝送する場合における多値処理部912の構成例を示す図 Y−00プロトコルを用いて多値の情報データを伝送する場合の信号フォーマットの一例を示す図 本発明の第2の実施形態における軟判定識別部223で用いる識別レベルの設定例を示す図 図7の識別レベルを用いた場合における、変換データ判定部224の変換情報データの判定方法を説明するための表 特許文献1に示された、Y−00プロトコルを用いた従来の送受信装置の一例について説明するための図 従来の送受信装置の信号フォーマットの一例を示す図 従来の送受信装置における多値処理部912の構成例を示す図 従来の送受信装置における識別部916の構成例を示す図 従来の送信装置の動作について具体的に説明するための図 従来の受信装置の動作について具体的に説明するための図
符号の説明
10 情報データ
20 変調信号
21 鍵情報
22 多値信号
23 多値符号列
23M 多値符号列最上位ビット
23L 多値符号列最下位ビット
23LS 多値符号列下位ビット
24 識別結果
25 変換情報データ
26 情報データ
31 多値符号列
32 変換情報データ
33 多値信号
61 変換情報データ
71 識別レベル
72 変換情報データ
81 多値信号
82 受信系列
90 情報データ
91 第1の鍵情報
92 多値符号列
93 多値信号
94 変調信号
95 多値信号
96 第2の鍵情報
97 多値符号列
98 情報データ
101、102 送信部
110 伝送路
121 データ変換部
122 D/A変換部
201、202 受信部
211、221 復調部
212、222 多値符号発生部
213、223 軟判定識別部
214、224 変換データ判定部
215、225 データ再生部
901 送信部
902 受信部
903 盗聴受信部
911 第1の多値符号発生部
912 多値処理部
913 変調部
914 第2の多値符号発生部
915 復調部
916 識別部
921 復調部
922 多値識別部
923 解読処理部
931 データ変換部
932 D/A変換部
941 D/A変換部
942 2値識別回路
943 データ再生部

Claims (7)

  1. 送信者によって、
    所定の鍵情報を用いて、略乱数的に値が変化する多値符号列が生成され、
    前記多値符号列を構成するビットの一部と、多値の信号である情報データとに基づいて変換情報データが生成され、
    前記変換情報データと、前記多値符号列とに基づき多値信号が生成され、当該多値信号が変調されるという一連の手順に従って生成される多値変調信号を受信し、
    前記送信者との間で共有する前記所定の鍵情報を用いて、前記情報データを復元するデータ受信装置であって、
    前記多値変調信号を復調し多値信号に変換する復調部と、
    前記所定の鍵情報を用いて、複数のビットから構成され略乱数的に値が変化する多値符号列を発生する多値符号発生部と、
    前記多値信号に対し軟判定識別を行い、当該識別結果を出力する軟判定識別部と、
    前記多値符号列を構成するビットのうち一部または全部と、前記識別結果とに基づき前記変換情報データの値を判定する変換データ判定部と、
    前記多値符号列を構成するビットのうちいずれかと、前記変換情報データとに基づき、前記情報データを再生し、出力するデータ再生部とを備えることを特徴とする、データ受信装置。
  2. 前記軟判定識別部は、前記変換情報データの値に一意に対応する確定領域と、前記変換情報データの複数の値に対応する不確定領域との識別を行うことを特徴とする、請求項1に記載のデータ受信装置。
  3. 前記不確定領域は、前記軟判定識別部に入力される前記多値信号が有する当該レベルの不確定幅以上の幅を有することを特徴とする、請求項2に記載のデータ受信装置。
  4. 前記変換データ判定部は、
    前記軟判定識別部において確定領域と識別した場合は、前記変換情報データの値を一意に決定し、
    前記軟判定識別部において不確定領域と識別した場合は、前記多値符号列を構成するビットのうち一部または全部に基づき、前記変換情報データの値を判定することを特徴とする、請求項2に記載のデータ受信装置。
  5. 前記変換データ判定部は、前記多値符号列の最上位ビットと、前記識別結果とに基づき前記変換情報データの値を論理判定することを特徴とする、請求項2に記載のデータ受信装置。
  6. 前記情報データの多値数は2であり、
    前記軟判定識別部は、2個の確定領域と、前記2個の確定領域の間の1個の不確定領域との3値識別を行うことを特徴とする、請求項2に記載のデータ受信装置。
  7. 送信者によって、
    所定の鍵情報を用いて、略乱数的に値が変化する多値符号列が生成され、
    前記多値符号列を構成するビットの一部と、多値の信号である情報データとに基づいて変換情報データが生成され、
    前記変換情報データと、前記多値符号列とに基づき多値信号が生成され、当該多値信号が変調されるという一連の手順に従って生成される多値変調信号を受信し、
    前記送信者との間で共有する前記所定の鍵情報を用いて、前記情報データを復元するデータ受信方法であって、
    前記多値変調信号を復調し多値信号に変換する復調ステップと、
    前記所定の鍵情報を用いて、複数のビットから構成され略乱数的に値が変化する多値符号列を発生する多値符号列発生ステップと、
    前記多値信号に対し軟判定識別を行う軟判定識別ステップと、
    前記多値符号列を構成するビットのうち一部または全部と、前記軟判定識別の結果とに基づき変換情報データの値を判定する変換データ判定ステップと、
    前記多値符号列を構成するビットのうちいずれかと、前記変換情報データとに基づき、前記情報データを再生するデータ再生ステップとを備えることを特徴とする、データ受信方法。
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