JP2008294787A - 送信装置および方法、受信装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

送信装置および方法、受信装置および方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】通信環境に応じて最適な符号化方式を提供することができるようにする。
【解決手段】スイッチ123は、スクランブラ122から供給されるデータの出力先を、畳み込み符号化器124(符号化ルートA)、またはリードソロモン符号化器125(符号化ルートB)のいずれかに切り替える。スイッチ128は、リードソロモン符号化器125による符号化の処理において付加されたパリティビット、またはパイロットシンボルのいずれか一方を、マッピング部130に供給する。符号化ルートAが選択されている場合、マッピング部130は、パイロットシンボルを所定のサブキャリアに割り当てる。符号化ルートBが選択されている場合、マッピング部130は、パリティビットを所定のサブキャリアに割り当てる。
【選択図】図3

Description

本発明は、送信装置および方法、受信装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、通信環境に応じて最適な符号化方式を提供することができるようにする送信装置および方法、受信装置および方法、並びにプログラムに関する。
近年、MB-OFDM(Multi Band Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方式を採用した無線通信システムが広く用いられるようになっている。
MB-OFDM変調方式とは、伝送帯域内に多数の直交する副搬送波(サブキャリア)を設け、各サブキャリアの振幅及び位相にPSK(Phase Shift Keying)やQAM(Quadrature Amplitude Modulation)によりデータを割り当てて、デジタル変調する方式である。
MB-OFDM変調方式は、多数のサブキャリアで伝送帯域を分割するため、サブキャリア1波あたりの帯域は狭くなり変調速度は遅くなるが、トータルの伝送速度は、従来の変調方式と変わらないという特徴を有している。また、MB-OFDM変調方式は、多数のサブキャリアが並列に伝送されるのでシンボル速度が遅くなり、シンボルの時間長に対する相対的なマルチパスの時間長を短くすることができ、マルチパス妨害を受けにくくなるという特徴を有している。
また、MB-OFDM変調方式を採用した無線通信システムでは、一般に、送信時には、伝送するデータ系列に対して畳み込み符号化を行い、受信時には、ビタビアルゴリズムを利用した復号処理(ビタビ復号)を用いて、畳み込み符号化されたデータ系列の復号処理を行うことによって、伝送データのエラー訂正処理を行っている。
従来、MB-OFDM変調方式を採用した無線通信システムの送信装置または受信装置においては、予め定められた所定の拘束長の符号化方式、または復号方式よりに符号化、または復号が行われている。
例えば、WLAN(Wireless LAN)やWPAN(Wireless Personal Area Network)では、拘束長7の畳み込み符号が用いられる。
また、畳み込み符号化されたデータ列をビタビ復号する第1のビタビデコーダと、第1のビタビ復号回路よりもエラー訂正能力が高く畳み込み符号化されたデータ列をビタビ復号する第2のビタビデコーダとを備え、ビタビ復号後のデータ列の誤り発生状況に基づいて、誤り発生量が少なく、伝送路の状況が良好であると判断する場合には、第1のビタビデコーダを選択し、誤り発生量が多く伝送路の状況が悪いと判断する場合には、第2のビタビデコーダを選択することも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
あるいはまた、例えば、モバイル通信を行うための電子機器などに採用する符号化方式は、一層の低消費電力化が要求されるので、従来の符号化または復号の方式とは異なる方式(例えば、リードソロモン方式)を用いることも考えられる。
例えば、畳み込み符号とリードソロモン符号化の連接符号化などの符号化方式は、従来の畳み込み符号による符号化方式の場合と同程度の誤り訂正能力を得るにあたって、受信側の復号遅延は大きくなるが、消費電力を低く抑えることが可能となる。
特開2004−241833号公報
しかしながら、従来の符号化または復号の方式とは異なる方式を用いる場合、送受信されるデータの冗長度も異なるものとなり、例えば、規格などで定められている伝送レートを実現することが難しい。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、通信環境に応じて最適な符号化方式を提供することができるようにするものである。
本発明の第1の側面は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)の変調方式を採用した送信装置であって、送信するデータを、畳み込み符号化方式で符号化する畳み込み符号化手段と、送信するデータを、リードソロモン符号化方式で符号化し、さらに畳み込み符号化方式で符号化する連接符号化手段と、畳み込み符号化手段、または前記連接符号化手段により符号化されたデータを、前記OFDMのサブキャリアにマッピングするマッピング手段と、前記送信するデータの供給先を、前記畳み込み符号化手段または前記連接符号化手段のいずれかに選択する符号化選択手段と、前記符号化選択手段により、前記畳み込み符号化手段が選択されている場合、前記マッピング手段に、パイロットシンボルを供給し、前記符号化選択手段により、前記連接符号化手段が選択されている場合、前記マッピング手段に、前記連接符号化手段における、リードソロモン符号化方式の符号化の処理で生成されたパリティビットを供給するパイロットシンボルパリティビット供給手段と備え、前記マッピング手段は、前記パイロットシンボルパリティビット供給手段により、パイロットシンボルが供給された場合、前記パイロットシンボルを、予め設定された所定のサブキャリアにマッピングし、前記パイロットシンボルパリティビット供給手段により、パリティビットが供給された場合、前記パリティビットを、前記所定のサブキャリアにマッピングする送信装置である。
前記畳み込み符号化手段の前記畳み込み符号化の処理における拘束長の値が、前記連接符号化手段の前記畳み込み符号化の処理における拘束長の値より大きい値とされるようにすることができる。
前記畳み込み符号化手段の前記畳み込み符号化の処理における拘束長の値が、前記連接符号化手段の前記畳み込み符号化の処理における拘束長の値と同じ値とされるようにすることができる。
前記畳み込み符号化手段により符号化されたデータ、または前記連接符号化手段により符号化されたデータを、パンクチャしてインターリーブするパンクチャインターリーブ手段をさらに備えるようにすることができる。
前記パンクチャインターリーブ手段は、前記連接符号化手段により符号化されたデータのうち、前記パリティビットを除いたデータをパンクチャしてインターリーブするようにすることができる。
前記パンクチャインターリーブ手段は、前記連接符号化手段により符号化されたデータのうち、前記パリティビットを除いたデータをパンクチャしてインターリーブする第1のパンクチャインターリーブ手段と、前記連接符号化手段により符号化されたデータのうち、前記パリティビットをパンクチャしてインターリーブする第2のパンクチャインターリーブ手段とにより構成されるようにすることができる。
前記パンクチャインターリーブ手段は、前記連接符号化手段により符号化されたデータの、前記パリティビットおよび前記パリティビットを除いたデータのそれぞれをパンクチャしてインターリーブするようにすることができる。
前記符号化選択手段は、自分の通信相手を特定する情報、RSSI(Received Signal Strength Indicator)、またはLQI((link quality indication)に基づいて、前記送信するデータの供給先を選択するようにすることができる。
本発明の第1の側面は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)の変調方式を採用した送信装置であって、送信するデータを、畳み込み符号化方式で符号化する畳み込み符号化手段と、送信するデータを、リードソロモン符号化方式で符号化し、さらに畳み込み符号化方式で符号化する連接符号化手段とを備える送信装置の送信方法において、前記送信するデータの供給先を、前記畳み込み符号化手段または前記連接符号化手段のいずれかに選択し、前記前記畳み込み符号化手段が選択されている場合、パイロットシンボルを、予め設定された所定のサブキャリアにマッピングし、前記連接符号化が選択されている場合、前記パリティビットを、前記所定のサブキャリアにマッピングするステップを含む送信方法である。
本発明の第1の側面は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)の変調方式を採用した送信処理をコンピュータに行わせるプログラムであって、コンピュータを、送信するデータを、畳み込み符号化方式で符号化する畳み込み符号化手段と、送信するデータを、リードソロモン符号化方式で符号化し、さらに畳み込み符号化方式で符号化する連接符号化手段と、畳み込み符号化手段、または前記連接符号化手段により符号化されたデータを、前記OFDMのサブキャリアにマッピングするマッピング手段と、前記送信するデータの供給先を、前記畳み込み符号化手段または前記連接符号化手段のいずれかに選択する符号化選択手段と、前記符号化選択手段により、前記畳み込み符号化手段が選択されている場合、前記マッピング手段に、パイロットシンボルを供給し、前記符号化選択手段により、前記連接符号化手段が選択されている場合、前記マッピング手段に、前記連接符号化手段における、リードソロモン符号化方式の符号化の処理で生成されたパリティビットを供給するパイロットシンボルパリティビット供給手段として機能させ、前記マッピング手段が、前記パイロットシンボルパリティビット供給手段により、パイロットシンボルが供給された場合、前記パイロットシンボルを、予め設定された所定のサブキャリアにマッピングし、前記パイロットシンボルパリティビット供給手段により、パリティビットが供給された場合、前記パリティビットを、前記所定のサブキャリアにマッピングするように機能させるプログラムである。
本発明の第1の側面においては、送信するデータが、畳み込み符号化方式で符号化され、送信するデータが、リードソロモン符号化方式で符号化され、さらに畳み込み符号化方式で符号化されて連接符号化され、畳み込み符号化、または前記連接符号化されたデータが、前記OFDMのサブキャリアにマッピングされ、前記送信するデータの供給先が、前記畳み込み符号化または前記連接符号化のいずれかに選択される。また、前記畳み込み符号化が選択されている場合、パイロットシンボルが供給し、前記連接符号化手段が選択されている場合、前記連接符号化における、リードソロモン符号化方式の符号化の処理で生成されたパリティビットが供給され、パイロットシンボルが供給された場合、前記パイロットシンボルが、予め設定された所定のサブキャリアにマッピングされ、パリティビットが供給された場合、前記パリティビットが、前記所定のサブキャリアにマッピングされる。
本発明の第2の側面は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)の変調方式を採用した受信装置であって、受信したデータを、ビタビ復号方式で復号するビタビ復号手段と、送信するデータを、ビタビ復号方式で復号し、さらにリードソロモン復号方式で復号する連接復号手段と、チャネル補償の処理を行うチャネル補償手段と、前記受信したデータの供給先を、前記ビタビ復号手段または前記連接復号手段のいずれかに選択する復号選択手段と、前記復号選択手段により、前記ビタビ復号手段が選択されている場合、前記チャネル補償手段に、パイロットシンボルを、受信した信号の所定のサブキャリアから抽出して供給し、前記復号選択手段により、前記連接復号手段が選択されている場合、前記連接復号手段に、前記連接復号手段における、リードソロモン復号方式の復号の処理に用いられるパリティビットを、受信した信号の所定のサブキャリアから抽出して供給するパイロットシンボルパリティビット供給手段と備え、前記チャネル補償手段は、前記パイロットシンボルパリティビット供給手段によりパイロットシンボルが供給された場合、前記パイロットシンボルに基づいてチャネル補償の処理を行い、前記パイロットシンボルパリティビット供給手段によりパイロットシンボルが供給されていない場合、受信した信号に含まれる任意のデータに基づいてチャネル補償の処理を行う受信装置である。
前記ビタビ復号手段の前記ビタビ復号の処理における拘束長の値が、前記連接復号手段の前記ビタビ復号の処理における拘束長の値より大きい値とされるようにすることができる。
前記ビタビ復号手段の前記ビタビ復号の処理における拘束長の値が、前記連接復号手段の前記ビタビ復号の処理における拘束長の値と同じ値とされるようにすることができる。
前記ビタビ復号手段、または前記連接復号手段に供給するデータを、デパンクチャしてデインターリーブする逆パンクチャインターリーブ手段をさらに備えるようにすることができる。
前記逆パンクチャインターリーブ手段は、受信したデータのうち、前記パリティビットを除いたデータをデパンクチャしてデインターリーブするようにすることができる。
前記逆パンクチャインターリーブ手段は、受信したデータのうち、前記パリティビットを除いたデータをデパンクチャしてデインターリーブする第1の逆パンクチャインターリーブ手段と、受信したデータのうち、前記パリティビットをデパンクチャしてデインターリーブする第2の逆パンクチャインターリーブ手段とにより構成されるようにすることができる。
前記逆パンクチャインターリーブ手段は、受信したデータの、前記パリティビットおよび前記パリティビットを除いたデータのそれぞれをデパンクチャしてデインターリーブするようにすることができる。
前記復号選択手段は、受信したデータの所定の領域に格納された情報、または、自分の通信相手を特定する情報、RSSI(Received Signal Strength Indicator)、若しくはLQI(link quality indication)に基づいて、前記送信するデータの供給先を選択するようにすることができる。
本発明の第2の側面は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)の変調方式を採用した受信装置であって、受信したデータを、ビタビ復号方式で復号するビタビ復号手段と、送信するデータを、ビタビ復号方式で復号し、さらにリードソロモン復号方式で復号する連接復号手段とを備える受信装置の受信方法において、前記受信したデータの供給先を、前記ビタビ復号手段または前記連接復号手段のいずれかに選択し、前記ビタビ復号手段が選択されている場合、受信した信号の所定のサブキャリアから抽出されたパイロットシンボルに基づいてチャネル補償の処理を行い、前記連接復号手段が選択されている場合、受信した信号に含まれる任意のデータに基づいてチャネル補償の処理を行うステップを含む受信方法である。
本発明の第2の側面は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)の変調方式を採用した受信処理をコンピュータに行わせるプログラムであって、コンピュータを、受信したデータを、ビタビ復号方式で復号するビタビ復号手段と、送信するデータを、ビタビ復号方式で復号し、さらにリードソロモン復号方式で復号する連接復号手段と、チャネル補償の処理を行うチャネル補償手段と、前記受信したデータの供給先を、前記ビタビ復号手段または前記連接復号手段のいずれかに選択する復号選択手段と、前記復号選択手段により、前記ビタビ復号手段が選択されている場合、前記チャネル補償手段に、パイロットシンボルを、受信した信号の所定のサブキャリアから抽出して供給し、前記復号選択手段により、前記連接復号手段が選択されている場合、前記連接復号手段に、前記連接復号手段における、リードソロモン復号方式の復号の処理に用いられるパリティビットを、受信した信号の所定のサブキャリアから抽出して供給するパイロットシンボルパリティビット供給手段として機能させ、前記チャネル補償手段が、前記パイロットシンボルパリティビット供給手段によりパイロットシンボルが供給された場合、前記パイロットシンボルに基づいてチャネル補償の処理を行い、前記パイロットシンボルパリティビット供給手段によりパイロットシンボルが供給されていない場合、受信した信号に含まれる任意のデータに基づいてチャネル補償の処理を行うように機能させるプログラムである。
本発明の第2の側面においては、受信したデータが、ビタビ復号方式で復号され、受信したデータが、ビタビ復号方式で復号され、さらにリードソロモン復号方式で復号されて連接復号され、チャネル補償の処理が行われ、前記受信したデータの供給先が、前記ビタビ復号または前記連接復号のいずれかに選択される。また、前記ビタビ復号が選択されている場合、パイロットシンボルが、受信した信号の所定のサブキャリアから抽出されて供給され、前記連接復号手段が選択されている場合、前記連接復号における、リードソロモン復号方式の復号の処理に用いられるパリティビットが、受信した信号の所定のサブキャリアから抽出されて供給され、パイロットシンボルが供給された場合、前記パイロットシンボルに基づいてチャネル補償の処理が行われ、パイロットシンボルが供給されていない場合、受信した信号に含まれる任意のデータに基づいてチャネル補償の処理が行われる。
本発明によれば、通信環境に応じて最適な符号化方式を提供することができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書または図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書または図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書または図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の第1の側面の送信装置は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)の変調方式を採用した送信装置であって、送信するデータを、畳み込み符号化方式で符号化する畳み込み符号化手段(例えば、図3の畳み込み符号化器124)と、送信するデータを、リードソロモン符号化方式で符号化し、さらに畳み込み符号化方式で符号化する連接符号化手段(例えば、図3のリードソロモン符号化器125および畳み込み符号化器126)と、畳み込み符号化手段、または前記連接符号化手段により符号化されたデータを、前記OFDMのサブキャリアにマッピングするマッピング手段(例えば、図3のマッピング部130)と、前記送信するデータの供給先を、前記畳み込み符号化手段または前記連接符号化手段のいずれかに選択する符号化選択手段(例えば、図3のスイッチ123およびコントローラ132)と、前記符号化選択手段により、前記畳み込み符号化手段が選択されている場合、前記マッピング手段に、パイロットシンボルを供給し、前記符号化選択手段により、前記連接符号化手段が選択されている場合、前記マッピング手段に、前記連接符号化手段における、リードソロモン符号化方式の符号化の処理で生成されたパリティビットを供給するパイロットシンボルパリティビット供給手段(例えば、図3のスイッチ128およびコントローラ132)と備え、前記マッピング手段は、前記パイロットシンボルパリティビット供給手段により、パイロットシンボルが供給された場合、前記パイロットシンボルを、予め設定された所定のサブキャリアにマッピングし、前記パイロットシンボルパリティビット供給手段により、パリティビットが供給された場合、前記パリティビットを、前記所定のサブキャリアにマッピングする。
本発明の第1の側面の送信方法は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)の変調方式を採用した送信装置であって、送信するデータを、畳み込み符号化方式で符号化する畳み込み符号化手段と、送信するデータを、リードソロモン符号化方式で符号化し、さらに畳み込み符号化方式で符号化する連接符号化手段とを備える送信装置の送信方法において、前記送信するデータの供給先を、前記畳み込み符号化手段または前記連接符号化手段のいずれかに選択し(例えば、図7のステップS104の処理)、前記前記畳み込み符号化手段が選択されている場合、パイロットシンボルを、予め設定された所定のサブキャリアにマッピングし(例えば、図7のステップS107の処理)、前記連接符号化が選択されている場合、前記パリティビットを、前記所定のサブキャリアにマッピングする(例えば、図7のステップS110の処理)ステップを含む。
本発明の第2の側面は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)の変調方式を採用した受信装置であって、受信したデータを、ビタビ復号方式で復号するビタビ復号手段(例えば、図6のビタビ復号器168)と、受信したデータを、ビタビ復号方式で復号し、さらにリードソロモン復号方式で復号する連接復号手段(例えば、図6のビタビ復号器169およびリードソロモン復号器170)と、チャネル補償の処理を行うチャネル補償手段(例えば、図6のチャネル補償部163およびチャネルトラッキング部164)と、前記受信したデータの供給先を、前記ビタビ復号手段または前記連接復号手段のいずれかに選択する復号選択手段(例えば、図6のスイッチ167およびコントローラ173)と、前記復号選択手段により、前記ビタビ復号手段が選択されている場合、前記チャネル補償手段に、パイロットシンボルを、受信した信号の所定のサブキャリアから抽出して供給し、前記復号選択手段により、前記連接復号手段が選択されている場合、前記連接復号手段に、前記連接復号手段における、リードソロモン復号方式の復号の処理に用いられるパリティビットを、受信した信号の所定のサブキャリアから抽出して供給するパイロットシンボルパリティビット供給手段(例えば、図6のスイッチ162およびコントローラ173)と備え、前記チャネル補償手段は、前記パイロットシンボルパリティビット供給手段によりパイロットシンボルが供給された場合、前記パイロットシンボルに基づいてチャネル補償の処理を行い、前記パイロットシンボルパリティビット供給手段によりパイロットシンボルが供給されていない場合、受信した信号に含まれる任意のデータに基づいてチャネル補償の処理を行う。
本発明の第2の側面の受信方法は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)の変調方式を採用した受信装置であって、受信したデータを、ビタビ復号方式で復号するビタビ復号手段と、受信したデータを、ビタビ復号方式で復号し、さらにリードソロモン復号方式で復号する連接復号手段とを備える受信装置の受信方法において、前記受信したデータの供給先を、前記ビタビ復号手段または前記連接復号手段のいずれかに選択し(例えば、図8のステップS133の処理)、前記ビタビ復号手段が選択されている場合、受信した信号の所定のサブキャリアから抽出されたパイロットシンボルに基づいてチャネル補償の処理を行い(例えば、図8のステップS134の処理)、前記連接復号手段が選択されている場合、受信した信号に含まれる任意のデータに基づいてチャネル補償の処理を行う(例えば、図8のステップS137の処理)ステップを含む。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
最初に、MB-OFDM(Multi Band Orthogonal Frequency Division Multiplexing)の変調方式を採用した従来の通信システムについて説明する。MB-OFDMは、WPAN(Wireless Personal Area Network)などで用いられる変調方式であり、例えば、無線によるUSB(Universal Serial Bus)通信などを実現する通信システムに採用されている。
MB-OFDMの変調方式とは、伝送帯域内に多数の直交する副搬送波(サブキャリア)を設け、各サブキャリアの振幅及び位相にPSK(Phase Shift Keying)やQAM(Quadrature Amplitude Modulation)によりデータを割り当てて、デジタル変調する方式である。
MB-OFDMの変調方式は、多数のサブキャリアで伝送帯域を分割するため、サブキャリア1波あたりの帯域は狭くなり変調速度は遅くなるが、トータルの伝送速度は、従来の変調方式と変わらないという特徴を有している。また、MB-OFDMの変調方式は、多数のサブキャリアが並列に伝送されるのでシンボル速度が遅くなり、シンボルの時間長に対する相対的なマルチパスの時間長を短くすることができ、マルチパス妨害を受けにくくなるという特徴を有している。
また、MB-OFDMの変調方式では、複数のサブキャリアに対してデータの割り当てが行われることから、変調時には逆フーリエ変換を行うIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)演算が行われ、復調時にはフーリエ変換を行うFFT(Fast Fourier Transform)演算が行われる。
MB-OFDMの変調方式を採用した無線通信システムでは、一般に、送信時には、伝送するデータ系列に対して畳み込み符号化を行い、受信時には、ビタビアルゴリズムを利用した復号処理(ビタビ復号)を用いて、畳み込み符号化されたデータ系列の復号処理を行うことによって、伝送データのエラー訂正処理を行っている。
図1は、従来のMB-OFDMの変調方式を採用した通信システムにおける送信装置10の構成例を示すブロック図である。送信装置10は、例えば、コンピュータに実装される。
同図において、MAC(media access control)21は、例えば、コンピュータなどにより実行されるアプリケーションプログラムが生成した送信データに基づいて、予め定められた形式のフレームを生成する。
スクランブラ22は、MAC21により生成されたフレームのデータを、送信に適した周波数特性の信号となるようにスクランブルする。
畳み込み符号化器23は、スクランブラ22から供給されたデータに対して予め設定された拘束長で畳み込み符号化を行う。
パンクチャ24は、畳み込み符号化器23により符号化されたデータのデータ量を、伝送レートに対応するデータ量となるように調整するなど、パンクチャの処理を行う。
インターリーバ25は、パンクチャ24から供給されたデータ供給されたデータの配置を入れ換えて送信に適した配置とするなど、インターリーブの処理を行う。
マッピング部26は、インターリーバ25から供給されたデータを、例えば、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)変調し、変調されたデータを複数のサブキャリアにそれぞれ割り当てる。また、マッピング部26は、送信装置10が送信した信号を受信して復号する処理において必要となるパイロットシンボルを、所定のサブキャリアに割り当てる。
IFFT演算部27は、マッピング部26の出力に対してIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)の演算を行い、RF信号を出力する。
図2は、従来のMB-OFDMの変調方式を採用した通信システムにおける受信装置40の構成例を示すブロック図である。
FFT演算部51は、受信した信号に対してFFT(Fast Fourier Transform)の演算を行う。すなわち、FFT演算部51は、送信装置10のIFFT演算部27と逆の処理を行う。
チャネル補償部52は、FFT演算部51から供給されたパイロットシンボルのデータを抽出し、チャネルトラッキング部53に供給する。
チャネルトラッキング部53は、パイロットシンボルに基づいてサブキャリアの位相回転量を特定し、チャネル補償部52が処理するサブキャリアの位相を正しく設定させ、チャネル補償部52から、各サブキャリアにおいて搬送されたデータを出力させる。
デインターリーバ54は、チャネル補償部52から供給されたデータの配置を入れ換える。すなわち、デインターリーバ54は、送信装置10のインターリーバ25と逆の処理(デインターリーブの処理)を行う。
デパンクチャ55は、送信装置10のパンクチャ24と逆の処理(デパンクチャの処理)を行い、データ量を調整する。
ビタビ復号器56は、畳み込み符号化された符号化ビット列を最尤系列推定するビタビ復号を行う復号器であり、デパンクチャ55から供給されたデータを復号する。
デスクランブラ57は、送信装置10のスクランブラ22と逆の処理を行いビタビ復号器56から供給されるデータをデスクランブルする。
MAC58は、デスクランブラ57の処理を経て得られたフレームのデータを処理して、例えば、コンピュータにより実行されるアプリケーションプログラムなどに供給する。
このようにして、MB-OFDMの変調方式で変調された信号が、送信装置10と受信装置40との間で伝送されることになる。畳み込み符号化器23により、送信するデータに符号化の処理を施し、受信されたデータを、ビタビ復号器56により復号することで、優れた誤り訂正能力、誤り率特性を得ることができる。また、畳み込み符号化器23による符号化処理の際に、より大きな値の拘束長で符号化することにより、より高い誤り訂正能力を得ることができる。
ところで、畳み込み符号化器23による畳み込み符号化の処理において拘束長の値を大きくすると、送信装置10または受信装置40における消費電力が大きくなる。例えば、ユーザが携帯可能となるような小型の電子機器(モバイル機器)などにおいては、消費電力をできるだけ抑制することが求められる。
畳み込み符号化と同様に誤り訂正を行える符号化方式として、リードソロモン符号化方式がある。例えば、リードソロモン符号化方式を用い、MB-OFDMの変調方式を採用した通信システムを構成すれば、送信装置10または受信装置40における消費電力を小さくすることは可能であるが、畳み込み符号化の場合と比較すると、高い誤り訂正能力を得ることは困難である。
送信するデータに、リードソロモン符号化方式による符号化の処理を施して、さらに、拘束長の値を小さくして畳み込み符号化の処理を施す連接符号化処理を行うことにより、消費電力を抑制し、かつ高い誤り訂正能力を有する通信システムを実現することも可能であるが、このような構成においては、符号化または復号における処理時間が大きくなり、また、従来の通信システムとの互換性も保証できない。
そこで、本発明では、MB-OFDMの変調方式を採用した通信システムにおいて、通常の畳み込み符号化方式と、上述した連接符号化方式とを切り替える構成を採用する。
図3は、本発明の一実施の形態に係る送信装置の構成例を示すブロック図である。
この送信装置100は、MB-OFDMの変調方式を採用した通信を行う機器であって、例えば、PDA(personal digital assistant)などのモバイル機器に実装される。
図3において、MAC121は、例えば、PDAなどにより実行されるアプリケーションプログラムが生成した送信データに基づいて、予め定められた形式のフレームを生成する。
スクランブラ122は、MAC121により生成されたフレームのデータを、送信に適した周波数特性の信号となるようにスクランブルする。
スイッチ123は、コントローラ132の制御に基づいて、スクランブラ122から供給されるデータの出力先を、畳み込み符号化器124、またはリードソロモン符号化器125のいずれかに切り替える。なお、スイッチ123は、初期状態(デフォルト)としてスクランブラ122から供給されるデータの出力先を、畳み込み符号化器124とするようになされている。
畳み込み符号化器124は、スイッチ123を経由してスクランブラ122から供給されたデータに対して予め設定された拘束長Mで畳み込み符号化を行う。拘束長Mは、例えば、M=7とされる。畳み込み符号化器124は、例えば、従来の送信装置10の畳み込み符号化器23と同様のものとされる。
リードソロモン符号化器125は、スイッチ123を経由してスクランブラ122から供給されたデータに対してリードソロモン符号化方式による符号化を行う。なお、このとき符号化されるデータには、送信装置100が送信した信号を受信して復号する処理において、誤り訂正を行うときに必要となるパリティビットが付加される。
畳み込み符号化器126は、リードソロモン符号化器125から供給されるリードソロモン符号化方式で符号化されたデータに対して、さらに、拘束長Nでの畳み込み符号化を行う。ここで、拘束長Nは、拘束長Mより小さい予め設定された値とされ、例えば、N=4とされる。
畳み込み符号化器124と、畳み込み符号化器126とでは、符号化処理における消費電力および誤り訂正能力が異なる。すなわち、拘束長(M)が大きい畳み込み符号化器124による符号化は、消費電力が比較的大きいが、誤り訂正能力は比較的高い。一方、拘束長(N)が小さい畳み込み符号化器126による符号化は、消費電力が比較的小さいが、誤り訂正能力は比較的低い。
なお、以下、適宜、スイッチ123が、コントローラ132の制御に基づいて、スクランブラ122から供給されるデータの出力先を、畳み込み符号化器124とするように切り替えられている状態を、符号化ルートAが選択されていると称し、スイッチ123が、コントローラ132の制御に基づいて、スクランブラ122から供給されるデータの出力先を、リードソロモン符号化器125とするように切り替えられている状態を、符号化ルートBが選択されていると称することにする。
従って、符号化ルートAが選択されている場合、送信されるデータには、従来の送信装置の場合と同様に畳み込み符号化の処理が施されることになり、符号化ルートBが選択されている場合、送信されるデータには、リードソロモン方式の符号化が行われて、さらに畳み込み符号化が行われる、連接符号化の処理が施されることになる。
パンクチャ127は、畳み込み符号化器124により符号化されたデータ、または畳み込み符号化器126により符号化されたデータのデータ量を、伝送レートに対応するデータ量となるように調整するなど、パンクチャの処理を行う。
インターリーバ129は、パンクチャ127から供給されたデータ供給されたデータの配置を入れ換えて送信に適した配置とするなど、インターリーブの処理を行う。
スイッチ128は、コントローラ132の制御に基づいて、リードソロモン符号化器125による符号化の処理において付加されたパリティビット、または送信装置100が送信した信号を受信して復号する処理において必要となるパイロットシンボルのいずれか一方を、マッピング部130に供給する。なお、スイッチ128は、初期状態(デフォルト)としてパイロットシンボルをマッピング部130に供給するようになされている。
マッピング部130は、いわゆるマッピングの処理を行う機能ブロックであり、インターリーバ129から供給されたデータを、例えば、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)変調し、変調されたデータを複数のサブキャリアにそれぞれ割り当てる。また、マッピング部130は、スイッチ128から供給されるパリティビット、またはパイロットシンボルを、所定のサブキャリアに割り当てる。パリティビット、またはパイロットシンボルの、サブキャリアへの割り当ては、例えば、次のようにして行われる。
図4と図5は、それぞれ送信装置100から送信されるサブキャリアの配置の例を示す図である。同図は、横軸が周波数、縦軸がパワー(信号の強度)とされ、MB-OFDMの変調方式で用いられる複数のサブキャリアのそれぞれが、図中の弧で示されている。
スイッチ123により、スクランブラ122からのデータの出力先として畳み込み符号化器124が選択されている(符号化ルートAが選択されている)場合、マッピング部130は、例えば、従来の送信装置10のマッピング部26の場合と同様に、図4に示されるように、パイロットシンボルを所定のサブキャリアに割り当てる。このとき、コントローラ132がスイッチ128を制御して、パイロットシンボルをマッピング部130に供給する。図4において、ハッチングされた弧で示されるサブキャリアに、パイロットシンボルの情報が含まれることになる。
一方、スイッチ123により、スクランブラ122からのデータの出力先としてリードソロモン符号化器125が選択されている(符号化ルートBが選択されている)場合、マッピング部130は、図5に示されるように、パイロットシンボルに代えて、パリティビットを所定のサブキャリアに割り当てる。このとき、コントローラ132がスイッチ128を制御して、パリティビットをマッピング部130に供給する。図5において、ハッチングされた弧で示されるサブキャリアに、パリティビットの情報が含まれることになる。
MB-OFDMの変調方式を採用した通信システムでは、例えば、伝送レートに対応した符号化率での伝送が求められる。すなわち、MB-OFDMの変調方式を採用した通信システムの送信装置は、伝送レートに対応する符号化率となるように符号化の処理を行わなければならない。従来のMB-OFDMの変調方式を採用した通信システムでは、符号化方式として畳み込み符号化が採用される場合が多く、例えば、伝送レートが480Mbpsである場合、符号化率3/4で符号化するように、規格などで定められている。
符号化率3/4で畳み込み符号化を行うと、送信すべきデータ(例えば、スクランブラ122から供給されるデータ)のデータ量3が、データ量4となるように冗長されて、誤り訂正能力を持たせた符号化データが生成される。従って、畳み込み符号化によりデータ量は4/3倍に増加することになる。
一方、上述したように、リードソロモン符号化の処理では、誤り訂正において必要となるパリティビットが付加される。すなわち、リードソロモン符号化器125の処理を経たデータは、既に送信すべきデータ(例えば、スクランブラ122から供給されるデータ)が冗長されたデータとなる。また、送信すべきデータを、畳み込み符号化器126で畳み込み符号化するとやはり冗長されたデータが生成されるので、リードソロモン符号化器125により符号化されたデータと、畳み込み符号化器126で符号化されたデータを全て送信すると、もはや規格などで定められている符号化率を実現することはできない。
そこで、スイッチ123により、スクランブラ122からのデータの出力先としてリードソロモン符号化器125が選択されている場合、マッピング部130は、図5に示されるように、パイロットシンボルに代えて、パリティビットを所定のサブキャリアに割り当てる。
このようにすることで、リードソロモン符号化器125と畳み込み符号化器126とによる連接符号化を行った場合でも、規格などで定められている符号化率で符号化することが可能となる。
なお、図5では、図4においてパイロットシンボルが割り当てられていたサブキャリアに、全てパリティビットが割り当てられる例が示されているが、必ずしもパイロットシンボルを全てパリティビットに置き換える必要はなく、例えば、図5においてハッチングされた弧で示されるサブキャリアの一部にパイロットシンボルが割り当てられていても構わない。
図3に戻って、IFFT演算部131は、マッピング部130の出力に対してIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)の演算を行い、RF信号を出力する。
コントローラ132は、例えば、プロセッサ、メモリなどを有する構成とされ、所定のプログラムなどのソフトウェアに基づく処理を行うようになされている。
コントローラ132は、畳み込み符号化器124から供給された、畳み込み符号化器124による符号化の処理が施される前のデータに基づいて、スイッチ123に供給する符号化器切替信号を出力し、スイッチ128に供給するパリティ/パイロット器切替信号を出力する。具体的には、コントローラ132は、MAC121が生成したフレームの予め定められた領域(例えば、フレームのヘッダの一部など)に格納された情報である符号化器選択情報を取得し、その符号化器選択情報に基づいて、畳み込み符号化器124による符号化、または、リードソロモン符号化器125と、畳み込み符号化器126との連接符号化のいずれの符号化を行うべきかを判定する。
例えば、送信装置100が実装されたPDAの通信相手となる機器に、リードソロモン符号化器と、畳み込み符号化器との連接符号化の機能が設けられている場合、送信装置100が実装されたPDAのアプリケーションプログラムなどが、通信相手の機器に送信すべきデータとしてMAC121に供給するデータの中に、リードソロモン符号化器125と、畳み込み符号化器126との連接符号化を選択することを表す符号化器選択情報を格納しておく。なお、送信装置100が実装されたPDAの通信相手となる機器に、リードソロモン符号化器と、畳み込み符号化器との連接符号化の機能が設けられているか否かは、例えば、事前に行われた通信により取得された、通信相手の機器のIDなどに基づいて特定される。
また、送信装置のMACと後述する受信装置のMACが、例えば、同一のチップなどで構成されている場合、事前に行われた通信において、通信相手の機器のIDなどをMAC121が取得し、送信装置100が実装されたPDAの通信相手となる機器に、リードソロモン符号化器と、畳み込み符号化器との連接符号化の機能が設けられているか否かの判定を、MAC121が行うようにすることも可能である。
そして、送信装置100が実装されたPDAの通信相手となる機器に、リードソロモン符号化器と、畳み込み符号化器との連接符号化の機能が設けられている場合、MAC121乃至スイッチ123を経由して畳み込み符号化器124に供給されたデータから、コントローラ132が、符号化器選択情報を抽出し、スクランブラ122から供給されるデータの出力先を、リードソロモン符号化器125とするように、スイッチ123を制御する符号化器切替信号を出力する。
また、符号化器選択情報がリードソロモン符号化器125と、畳み込み符号化器126との連接符号化を選択することを表すものである場合、コントローラ132は、パリティビットをマッピング部130に出力するように、スイッチ128を制御するパリティ/パイロット器切替信号を出力する。
一方、送信装置100が実装されたPDAの通信相手となる機器に、リードソロモン符号化器と、畳み込み符号化器との連接符号化の機能が設けられていない場合、送信装置100が実装されたPDAのアプリケーションプログラムなど(またはMAC121)が、通信相手の機器に送信すべきデータとしてMAC121に供給するデータの中に、畳み込み符号化器124の符号化を選択することを表す符号化器選択情報を格納しておく。
そして、MAC121乃至スイッチ123を経由して畳み込み符号化器124に供給されたデータから、コントローラ132が、符号化器選択情報を抽出し、スクランブラ122から供給されるデータの出力先を、畳み込み符号化器124とするように、スイッチ123を制御する符号化器切替信号を出力する。
また、符号化器選択情報が畳み込み符号化器124の符号化を選択することを表すものである場合、コントローラ132は、パイロットシンボルをマッピング部130に出力するように、スイッチ128を制御するパリティ/パイロット器切替信号を出力する。
すなわち、送信装置100における符号化ルートA、または符号化ルートBの選択は、符号化器選択情報に基づいてなされることになる。
このようにすることで、例えば、通信相手となる機器に、リードソロモン符号化器と、畳み込み符号化器との連接符号化の機能が設けられている場合、消費電力の少ない符号化方式である連接符号化方式で符号化を行って通信することが可能となり、また、通信相手となる機器に、リードソロモン符号化器と、畳み込み符号化器との連接符号化の機能が設けられていない場合、従来の符号化方式である畳み込み符号化方式で符号化を行って通信することが可能となる。その結果、消費電力を抑制し、かつ他の機器との互換性に優れたモバイル機器を提供することが可能となる。
あるいはまた、送信装置100が実装されたPDAのアプリケーションプログラムなどが、そのPDAのバッテリの残量などに基づいて、消費電力を抑制すべきか否かを判定し、その判定結果に基づいて、通信相手の機器に送信すべきデータとしてMAC121に供給するデータの中に、上述したように符号化器選択情報を格納するようにしてもよい。
このようにすることで、モバイル機器の電力消費状況に応じて、適切な符号化方式を選択させるようにすることが可能となる。
さらに、これから行われる通信の伝送レートに基づいて符号化器選択情報が格納されるようにしてもよい。例えば、送信装置100が実装されたPDAの受信装置は、通信相手から得られた信号の強度を表すRSSI(Received Signal Strength Indicator)の値を算出するようになされており、また、通信相手から得られた信号が適切に復号される度合いなどを表すLQI(link quality indication)の値を算出するようにんされている。このRSSIとLQIに基づいて、伝送レートが決定される。
例えば、伝送レートが所定の閾値より高い伝送レートである場合、処理時間の大きい連接符号化方式を避けて、畳み込み符号化器124による畳み込み符号化が選択され、伝送レートが所定の閾値より低い伝送レートである場合、消費電力が大きい従来の畳み込み符号化方式を避けて、リードソロモン符号化器125と、畳み込み符号化器126との連接符号化が選択されるようにしてもよい。
あるいはまた、例えば、RSSIとLQIに基づいて、伝送が行われる周波数帯の輻輳状況などを表すチャネル状態が特定され、そのチャネル状態に応じて符号化器選択情報が格納されるようにしてもよい。
このようにすることで、通信が行われる環境に応じた符号化方式が選択されるようにすることが可能となる。
さらに、通信相手となる機器に、リードソロモン符号化器と、畳み込み符号化器との連接符号化の機能が設けられているか否か、PDAのバッテリの残量、伝送レート、チャネル状況などを組み合わせて、符号化方式が選択されるようにすることも可能である。
また、符号化器選択情報には、符号化ルートAまたは符号化ルートBのいずれかを示す情報とともに、符号化ルートAまたは符号化ルートBが選択されたタイミングを表す情報が含まれる。上述したように、スイッチ123の初期状態においては、畳み込み符号化器124と接続されているので、デフォルトでは符号化ルートAが選択されていることになる。
従って、例えば、フレーム中のどの位置から符号化ルートが切り替えられたかなど、符号化ルートAまたは符号化ルートBが選択されたタイミングを表す情報が、後述する受信装置に送信される必要がある。このようにすることで、受信装置において受信したデータを適切に復号することが可能となる。
また、ここでは、コントローラ132が、MAC121が生成したフレームの予め定められた領域(例えば、フレームのヘッダの一部など)に格納された情報である符号化器選択情報を取得すると説明したが、例えば、MAC121とコントローラ132を信号線などで直接結線し、符号化器選択情報がMAC121からコントローラ132へ信号として供給されるようにしてもよい。
例えば、送信装置から受信装置に情報が送信される時刻と時間(タイミング)が予め定められており、また、送信装置から受信装置に情報が送信される時刻と時間(タイミング)が予め定められている場合などは、送信装置において予め符号化ルートAまたは符号化ルートBを選択しておき、また、後述する受信装置において予め復号ルートAまたは復号ルートBを選択しておき、その後通信を行う方が効率よく通信できる。このような場合は、符号化器選択情報がMAC121からコントローラ132へ信号として供給されるようにした方が望ましい。符号化器選択情報がMAC121からコントローラ132へ信号として供給される場合、符号化器選択情報に、符号化ルートAまたは符号化ルートBが選択されたタイミングを表す情報が含まれなくてもよい。
次に、図6を参照して、本発明の受信装置の構成について説明する。同図は、本発明の一実施の形態に係る受信装置の構成例を示すブロック図である。この受信装置150は、図3の送信装置100に対応する受信装置とされ、やはりMB-OFDMの変調方式を採用した通信を行う機器であって、例えば、PDA(personal digital assistant)などのモバイル機器に実装される。
同図のFFT演算部161は、受信した信号に対してFFT(Fast Fourier Transform)の演算を行う。すなわち、FFT演算部161は、送信装置100のIFFT演算部131と逆の処理を行う。
スイッチ162は、コントローラ173の制御に基づいて、チャネル補償部163から出力されるパイロットシンボルまたはパリティビットの出力先をチャネルトラッキング部164、またはリードソロモン復号器170に切り替える。なお、スイッチ162は、初期状態(デフォルト)としてパイロットシンボルをチャネルトラッキング部164に供給するようになされている。
チャネル補償部163は、FFT演算部161から供給されたデータから、パイロットシンボルが配置されたサブキャリアのデータを抽出し、スイッチ162に供給する。なお、チャネル補償部163は、受信した信号にパイロットシンボルが含まれているか、またはパリティビットが含まれているかに関係なく、予め設定された所定のサブキャリアのデータを抽出してスイッチ162に供給する。
チャネルトラッキング部164は、スイッチ162からパイロットシンボルが供給されている場合、パイロットシンボルに基づいてサブキャリアの位相回転量を特定し、チャネル補償部163が処理するサブキャリアの位相を正しく設定させ、チャネル補償部163から、各サブキャリアにおいて搬送されたデータを出力させる。また、チャネルトラッキング部164は、スイッチ162からパイロットシンボルが供給されていない場合、チャネル補償部163から供給される任意のデータに基づいてサブキャリアの位相回転量を特定し、チャネル補償部163が処理するサブキャリアの位相を正しく設定させ、チャネル補償部163から、各サブキャリアにおいて搬送されたデータを出力させる。
チャネル補償部163から供給される任意のデータに基づいてサブキャリアの位相回転量を特定する場合、チャネルトラッキング部164は、例えば、チャネル補償部163から供給されたデータのQPSK変調された座標位置に基づいて、その座標位置から最も近い位置のシンボルを特定し、供給されたデータのQPSK変調された座標位置と、特定されたシンボルの在表位置からサブキャリアの位相回転量を算出するようになされている。このようにすることで、受信した信号にパイロットシンボルが含まれていなくても、正しく復号することができる。
デインターリーバ165は、チャネル補償部163から供給されたデータの配置を入れ換える。すなわち、デインターリーバ165は、送信装置100のインターリーバ129と逆の処理(デインターリーブの処理)を行う。
デパンクチャ166は、送信装置100のパンクチャ127と逆の処理(デパンクチャの処理)を行い、データ量を調整する。
スイッチ167は、コントローラ173の制御に基づいて、デパンクチャ166から供給されるデータの出力先を、ビタビ復号器168またはビタビ復号器169のいずれかに切り替える。なお、スイッチ167は、初期状態(デフォルト)としてデパンクチャ166から供給されるデータをビタビ復号器168に供給するようになされている。
ビタビ復号器168は、畳み込み符号化された符号化ビット列を最尤系列推定するビタビ復号を行う復号器であり、スイッチ167を経由してデパンクチャ166から供給されたデータを復号する。ビタビ復号器168は、送信装置100の畳み込み符号化器124に対応する復号器とされ、拘束長M(例えば、M=7)が設定されている。
ビタビ復号器169は、やはり畳み込み符号化された符号化ビット列を最尤系列推定するビタビ復号を行う復号器であり、スイッチ167を経由してデパンクチャ166から供給されたデータを復号する。ビタビ復号器169は、送信装置100の畳み込み符号化器126に対応する復号器とされ、拘束長Mより小さい拘束長N(例えば、N=4)が設定されている。
リードソロモン復号器170は、リードソロモン方式による復号を行う復号器であり、ビタビ復号器169から出力されたデータを、さらに復号する。このとき、スイッチ162から供給されるパリティビットに基づいて、誤り訂正が行われる。リードソロモン復号器170は、送信装置100のリードソロモン符号化器125に対応する復号器とされる。
なお、以下、適宜、スイッチ167が、コントローラ173の制御に基づいて、デパンクチャ166から供給されるデータの出力先を、ビタビ復号器168とするように切り替えられている状態を、復号ルートAが選択されていると称し、スイッチ167が、コントローラ173の制御に基づいて、デパンクチャ166から供給されるデータの出力先を、ビタビ復号器169とするように切り替えられている状態を、復号ルートBが選択されていると称することにする。
従って、復号ルートAが選択されている場合、受信したデータには、従来の受信装置の場合と同様に、ビタビ復号方式による復号の処理が施されることになり、復号ルートBが選択されている場合、受信したデータには、ビタビ復号方式による復号の処理が行われ、さらにリードソロモン復号方式による復号の処理が行われる、連接復号の処理が施されることになる。
デスクランブラ171は、送信装置100のスクランブラ122と逆の処理を行いビタビ復号器168から供給されるデータ、またはリードソロモン復号器170から供給されるデータをデスクランブルする。
MAC172は、デスクランブラ171の処理を経て得られたフレームのデータを処理して、例えば、受信装置150が実装されたPDAのアプリケーションプログラムなどに供給する。
コントローラ173は、例えば、プロセッサ、メモリなどを有する構成とされ、所定のプログラムなどのソフトウェアに基づく処理を行うようになされている。
コントローラ173は、ビタビ復号器168から供給されたデータに基づいて、スイッチ167に供給する復号器切替信号を出力し、スイッチ162に供給するパリティ/パイロット器切替信号を出力する。具体的には、コントローラ173は、受信したフレームの予め定められた領域(例えば、フレームのヘッダの一部など)に格納された符号化器選択情報を取得し、その符号化器選択情報に基づいて、ビタビ復号器168による復号、または、ビタビ復号器169と、リードソロモン復号器170との連接復号のいずれの復号を行うべきかを判定する。
当然この判定は、送信装置100における符号化器の選択に対応して行われ、例えば、送信装置100において、符号化ルートAが選択されていれば、受信装置150は、復号ルートAを選択し、送信装置100において、符号化ルートBが選択されていれば、受信装置150は、復号ルートBを選択するようになされている。なお、復号ルートAまたは復号ルートBの選択は、符号化器選択情報に含まれる、符号化ルートAまたは符号化ルートBが選択されたタイミングを表す情報に基づいて、例えば、フレーム中の所定の位置から復号ルートが切り替えられるなど、符号化ルートAまたは符号化ルートBが選択されたタイミングに対応するタイミングで行われるようになされている。
そして、コントローラ173は、その判定結果に基づいて、デパンクチャ166から供給されるデータの出力先を、ビタビ復号器168とするか、またはビタビ復号器169とするように、スイッチ167を制御する符号化器切替信号を出力する。
また、上述のように取得した符号化器選択情報が、畳み込み符号化器124による符号化を選択する(符号化ルートAを選択する)ことを表すものである場合、コントローラ173は、パイロットシンボルをチャネル補償部163に出力するように、スイッチ162を制御するパリティ/パイロット器切替信号を出力し、取得した符号化器選択情報が、リードソロモン符号化器125と、畳み込み符号化器126との連接符号化を選択する(符号化ルートBを選択する)ことを表すものである場合、コントローラ173は、パリティビットをリードソロモン復号器170に出力するように、スイッチ162を制御するパリティ/パイロット器切替信号を出力する。
また、ここでは、コントローラ173が、受信したフレームの予め定められた領域(例えば、フレームのヘッダの一部など)に格納された情報である符号化器選択情報を取得すると説明したが、例えば、MAC172とコントローラ173を信号線などで直接結線し、符号化器選択情報がMAC172からコントローラ173へ信号として供給されるようにしてもよい。
さらに、受信装置150においても、送信装置100における符号化ルートの選択の場合と同様に、通信相手となる機器に、通信相手となる機器に、リードソロモン符号化器と、畳み込み符号化器との連接符号化の機能が設けられているか否か、PDAのバッテリの残量、伝送レート、チャネル状況などに基づいて、あるいはまたそれらの組み合わせにより、復号ルートが選択されるようにすることも可能である。
図3と図6を参照して上述したように、送信装置100と受信装置150をそれぞれ構成することにより、消費電力を抑制するとともに、互換性に優れた通信を行うことが可能となる。すなわち、送信装置100において符号化ルートAを選択し、受信装置150において復号ルートAを選択することで、従来の送信装置または受信装置と互換性のある通信を行うことが可能となり、送信装置100において符号化ルートBを選択し、受信装置150において復号ルートBを選択することで、消費電力を抑制した通信を行うことが可能となる。
次に、図7のフローチャートを参照して、本発明の送信装置100による送信処理について説明する。
ステップS101において、MAC121は、通信相手のID、またはRSSI若しくはLQIなどの情報を取得する。
ステップS102において、MAC121(またはアプリケーションプログラムなど)は、ステップS101で取得された情報に基づいて符号化方式を判定する。このとき、例えば、通信相手となる機器に、リードソロモン符号化器と、畳み込み符号化器との連接符号化の機能が設けられているか否か、消費電力を抑制すべきか否か、これから行われる通信の伝送レートが所定の閾値より高いか否か、チャネル状態が良好か否かなどが判定され、その判定結果に基づいて、最適な符号化方式(符号化ルート)の判定が行われる。
ステップS103において、コントローラ132は、MAC121がフレームの所定の領域に格納した符号化器選択情報を取得する。
ステップS104において、コントローラ132は、スイッチ123に符号化器切替信号を出力し、符号化ルートAまたは符号化ルートBを選択する。また、このとき、コントローラ132は、スイッチ128に、パリティ/パイロット切替信号を出力する。
ステップS104において、符号化ルートAが選択された場合、処理は、ステップS105に進み、畳み込み符号化器124は、畳み込み符号化の処理を行う。
ステップS106において、パンクチャ127とインターリーバ129は、パンクチャとインターリーブの処理を行う。
ステップS107において、マッピング部130は、パイロットシンボルを用いてマッピングを行う。なお、ステップS104で符号化ルートAが選択されたことにより、コントローラ132が出力したパリティ/パイロット切替信号によりスイッチ128が切り替えられて、マッピング部130に、パイロットシンボルが供給されている。そして、ステップS107で、図4を参照して上述したようにパイロットシンボルが所定のサブキャリアに割り当てられる。
一方、ステップS104において、符号化ルートBが選択された場合、処理は、ステップS108に進み、リードソロモン符号化器125と、畳み込み符号化器126は、連接符号化の処理を行う。
ステップS109において、パンクチャ127とインターリーバ129は、パンクチャとインターリーブの処理を行う。
ステップS110において、マッピング部130は、パリティビットを用いてマッピングを行う。なお、ステップS104で符号化ルートBが選択されたことにより、コントローラ132が出力したパリティ/パイロット切替信号によりスイッチ128が切り替えられて、マッピング部130に、パリティビットが供給されている。そして、ステップS110で、図5を参照して上述したようにパリティビットが所定のサブキャリアに割り当てられる。
ステップS107の処理の後、またはステップS110の処理の後、処理は、ステップS111に進む。
ステップS111において、IFFT演算部131の処理が行われ、信号が送信される。
このようにして送信処理が行われる。このように、送信するデータが符号化されてMB-OFDMの変調方式で変調されて送信された信号は、受信装置で受信される。
次に、図8のフローチャートを参照して、本発明の受信装置150による受信処理について説明する。
ステップS131において、FFT演算部161乃至ビタビ復号器168は、受信した信号に対応するデータをコントローラ173に供給する。
ステップS132において、コントローラ173は、例えば、受信したフレームの所定の領域に格納されたデータをチェックして、符号化器選択情報を取得する。
ステップS133において、コントローラ173は、ステップS132で取得した符号化器選択情報に対応する復号ルートを選択する。このとき、コントローラ173は、スイッチ167に対して復号器切替信号を出力し、スイッチ162に対してパリティ/パイロット切替信号を出力する。
ステップS133において、復号ルートAが選択された場合、処理は、ステップS134に進み、チャネル補償部163とチャネルトラッキング部164は、パイロットシンボルを用いてチャネルトラッキングの処理を行う。なお、ステップS133において、復号ルートAが選択されたことにより、コントローラ173が出力したパリティ/パイロット切替信号によりスイッチ162が切り替えられて、チャネルトラッキング部164にパイロットシンボルが供給されている。
ステップS135において、デインターリーバ165と、デパンクチャ166は、デインターリーブ、デパンクチャの処理を行う。
ステップS136において、ビタビ復号器168は、ビタビ復号の処理を行う。なお、ステップS133で復号ルートAが選択されたことにより、コントローラ173が出力した復号器切替信号によりスイッチ167が切り替えられて、デパンクチャ166から出力されたデータは、ビタビ復号器168に供給されている。
一方、ステップS133において、復号ルートBが選択された場合、処理は、ステップS137に進み、チャネル補償部163とチャネルトラッキング部164は、任意のデータを用いてチャネルトラッキングの処理を行う。なお、ステップS133において、復号ルートBが選択されたことにより、コントローラ173が出力したパリティ/パイロット切替信号によりスイッチ162が切り替えられて、チャネルトラッキング部164にパイロットシンボルは供給されない。
ステップS138において、デインターリーバ165と、デパンクチャ166は、デインターリーブ、デパンクチャの処理を行う。
ステップS139において、ビタビ復号器169は、ビタビ復号の処理を行う。なお、ステップS133で復号ルートBが選択されたことにより、コントローラ173が出力した復号器切替信号によりスイッチ167が切り替えられて、デパンクチャ166から出力されたデータは、ビタビ復号器169に供給されている。
ステップS140において、リードソロモン復号器170は、ステップS139の処理を経たデータに対してリードソロモン復号の処理を行う。このとき、ステップS133において、復号ルートBが選択されたことにより、コントローラ173が出力したパリティ/パイロット切替信号によりスイッチ162が切り替えられて、リードソロモン復号器170にパリティビットが供給されており、このパリティビットを用いた誤り訂正が行われてリードソロモン復号の処理が行われる。
ステップS136の処理の後、またはステップS140の処理の後、処理は、ステップS141に進む。
ステップS141において、デスクランブラ171およびMAC172の処理がおこなわれて受信データが生成される。
このようにして受信処理が行われる。すなわち、送信するデータが符号化されてMB-OFDMの変調方式で変調されて送信装置から送信された信号が受信装置で受信され、その信号に含まれるデータが、送信装置における符号化方式に対応する復号方式で復号される。
ところで、図3と図6を参照して上述した例では、消費電力を抑制するとともに、互換性に優れた通信を行うことが可能となるが、誤り訂正能力を考慮した符号化の処理を行うとともに、互換性に優れた通信を行うことも可能である。
図9は、本発明の一実施の形態に係る送信装置の別の構成例を示すブロック図である。図9の送信装置200は、誤り訂正能力を考慮した符号化の処理を行うとともに、互換性に優れた通信を行うことが可能な構成とされている。
送信装置200のMAC211乃至リードソロモン符号化器225は、それぞれ図3の送信装置100におけるMAC211乃至リードソロモン符号化器225と同様の機能ブロックなので、詳細な説明は省略する。また、送信装置200のパンクチャ227乃至IFFT演算部231は、それぞれ図3の送信装置100におけるパンクチャ127乃至IFFT演算部131と同様の機能ブロックなので、詳細な説明は省略する。
図9の送信装置200は、図3の送信装置100の場合と異なり、拘束長Nに設定された畳み込み符号化器126に対応する機能ブロックが設けられておらず、スクランブラ222から供給されるデータの出力先が、リードソロモン符号化器225とされるようにスイッチ223が設定されている場合、リードソロモン符号化器225と、拘束長Mに設定された畳み込み符号化器224とによる連接符号化の処理が行われるようになされている。
送信装置200は、送信装置100の場合と異なり、スイッチ223を切り換えても、符号化の処理における消費電力はあまり変化しない。スクランブラ222から供給されるデータの出力先が、リードソロモン符号化器225の場合(符号化ルートBが選択されている場合)も、畳み込み符号化器224の場合(符号化ルートAが選択されている場合)も、消費電力の大きい畳み込み符号化器224による符号化の処理が行われるからである。
しかし、送信装置200は、送信装置100の場合と異なり、スイッチ223を切り換えることで、符号化の処理における誤り訂正能力が変化する。すなわち、送信装置200において符号化ルートBが選択されている場合、リードソロモン符号化方式の符号化が行われたデータに対して、さらに畳み込み符号化器224による符号化の処理が行われるので、従来の送信装置における符号化処理である、畳み込み符号化器224のみによる符号化の処理の場合(すなわち、送信装置200において符号化ルートAが選択されている場合)と比較して、より優れた誤り訂正能力を実現することが可能となる。
送信装置100では、符号化ルートBが選択されている場合、リードソロモン符号化方式の符号化が行われたデータに対して、さらに拘束長Nに設定された畳み込み符号化器126による符号化の処理が行われるので、符号化ルートAの場合と比較して、消費電力は抑制されるものの、誤り訂正能力は低くなる。
図10は、本発明の一実施の形態に係る受信装置の別の構成例を示すブロック図である。図10の受信装置250は、図9の送信装置200に対応する受信装置とされ、誤り訂正能力を考慮した符号化の処理に対応した復号の処理を行うとともに、互換性に優れた通信を行うことが可能な構成とされている。
受信装置250のFFT演算部261乃至デパンクチャ266は、それぞれ図6の受信装置150におけるFFT演算部161乃至デパンクチャ166と同様の機能ブロックなので、詳細な説明は省略する。また、受信装置250のビタビ復号器268、リードソロモン復号器270乃至MAC272は、それぞれ図6の受信装置150におけるビタビ復号器168、リードソロモン復号器170乃至MAC172と同様の機能ブロックなので、詳細な説明は省略する。
図10の受信装置250は、図6の受信装置150の場合と異なり、拘束長Nに設定されたビタビ復号器169に対応する機能ブロックが設けられておらず、ビタビ復号器268から供給されるデータの出力先が、リードソロモン復号器270とされるようにスイッチ267が設定されている(復号ルートBが選択されている)場合、拘束長Mに設定されたビタビ復号器268による復号と、リードソロモン復号器270とによる復号の処理が行われるようになされている。一方、受信装置250において復号ルートAが選択されている場合、拘束長Mに設定されたビタビ復号器268による復号の処理のみが行われるようになされている。
図9と図10を参照して上述したように、送信装置200と受信装置250をそれぞれ構成することにより、誤り訂正能力を考慮した符号化の処理を行うとともに、互換性に優れた通信を行うことが可能となる。すなわち、送信装置200において符号化ルートAを選択し、受信装置250において復号ルートAを選択することで、従来の送信装置または受信装置と互換性のある通信を行うことが可能となり、送信装置200において符号化ルートBを選択し、受信装置250において復号ルートBを選択することで、より優れた誤り訂正を行うことが可能となる。
また、図3の送信装置100、および図6の受信装置150は、それぞれ図11の送信装置300、および図12の受信装置350のように構成することも可能である。
図11の送信装置300は、図3の場合と異なり、パンクチャ127−1およびパンクチャ127−2の2つのパンクチャと、インターリーバ129−1およびインターリーバ129−2の2つのインターリーバを有する構成とされている。送信装置300において、符号化ルートBが選択されている場合、リードソロモン符号化器125から出力される符号化されたデータと、パリティビットのそれぞれは、畳み込み符号化器126で符号化され、パリティビットを除くデータ(ペイロード)は、パンクチャ127−1およびインターリーバ129−1へ供給され、パリティビットは、パンクチャ127−2およびインターリーバ129−2へ供給されるようになされている。
また、図12の受信装置350は、図6の場合と異なり、デインターリーバ165−1およびデインターリーバ165−2の2つのでインターリーバと、デパンクチャ166−1およびデパンクチャ166−2の2つのパンクチャを有する構成とされている。受信装置350において、復号ルートBが選択される場合、チャネル補償部163から出力されたペイロードは、デインターリーバ165−1およびデパンクチャ166−1へ供給され、スイッチ162から出力されたパリティビットは、デインターリーバ165−2およびデパンクチャ166−2へ供給され、ペイロードとパリティビットのそれぞれがビタビ復号器169で復号されてリードソロモン復号器170に供給されるようになされている。
このように、パリティビットに対してもペイロードと同様の畳み込み符号化およびビタビ復号の処理、パンクチャおよびデパンクチャの処理、並びにインターリーバおよびデインターリーバの処理を施すことにより、より高い誤り訂正能力を実現することが可能となる。
さらに、図11の送信装置300、および図12の受信装置350は、それぞれ図13の送信装置400、および図14の受信装置450のように構成することも可能である。
図13の送信装置400は、図11の場合と異なり、1つのパンクチャ127と、1つのインターリーバ129が設けられた構成とされている。送信装置400において、符号化ルートBが選択されている場合、リードソロモン符号化器125から出力される符号化されたデータと、パリティビットのそれぞれは、畳み込み符号化器126で符号化され、さらにパンクチャ127およびインターリーバ129へ供給されるようになされている。
また、図14の受信装置450は、図12の場合と異なり、1つのデインターリーバ165と、1つのデパンクチャ166が設けられた構成とされている。受信装置450において、復号ルートBが選択される場合、チャネル補償部163から出力されたペイロードと、スイッチ162から出力されたパリティビットのそれぞれは、デインターリーバ165およびデパンクチャ166へ供給され、さらにビタビ復号器169で復号されてリードソロモン復号器170に供給されるようになされている。
図13と図14に示される構成のように、パリティビットに対して行われるパンクチャおよびデパンクチャの処理、並びにインターリーバおよびデインターリーバの処理を同一の機能ブロックを用いて行うことにより、より低コストで装置を構成することが可能となる。
なお、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば図15に示されるような汎用のパーソナルコンピュータ700などに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
図15において、CPU(Central Processing Unit)701は、ROM(Read Only Memory)702に記憶されているプログラム、または記憶部708からRAM(Random Access Memory)703にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM703にはまた、CPU701が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU701、ROM702、およびRAM703は、バス704を介して相互に接続されている。このバス704にはまた、入出力インタフェース705も接続されている。
入出力インタフェース705には、キーボード、マウスなどよりなる入力部706、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal display)などよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部707、ハードディスクなどより構成される記憶部708、モデム、LANカードなどのネットワークインタフェースカードなどより構成される通信部709が接続されている。通信部709は、インターネットを含むネットワークを介しての通信処理を行う。
入出力インタフェース705にはまた、必要に応じてドライブ710が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア711が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部708にインストールされる。
上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、インターネットなどのネットワークや、リムーバブルメディア711などからなる記録媒体からインストールされる。
なお、この記録媒体は、図15に示される、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを配信するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フロッピディスク(登録商標)を含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア711により構成されるものだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに配信される、プログラムが記録されているROM702や、記憶部708に含まれるハードディスクなどで構成されるものも含む。
なお、本明細書において上述した一連の処理を実行するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
従来のMB-OFDMの変調方式を採用した通信システムにおける送信装置の構成例を示すブロック図である。 従来のMB-OFDMの変調方式を採用した通信システムにおける受信装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態に係る送信装置の構成例を示すブロック図である。 図3の送信装置から送信されるサブキャリアの配置の例を示す図である。 図3の送信装置から送信されるサブキャリアの配置の例を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る受信装置の構成例を示すブロック図である。 送信処理を説明するフローチャートである。 受信処理を説明するフローチャートである。 本発明の一実施の形態に係る送信装置の別の構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態に係る受信装置の別の構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態に係る送信装置のさらに別の構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態に係る受信装置のさらに別の構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態に係る送信装置のさらに別の構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態に係る受信装置のさらに別の構成例を示すブロック図である。 パーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
100 送信装置, 121 MAC, 123 スイッチ, 124 畳み込み符号化器, 125 リードソロモン符号化器, 126 畳み込み符号化器, 127 パンクチャ, 128 スイッチ, 129 インターリーバ, 130 マッピング部, 132 コントローラ, 163 チャネル補償部, 164 チャネルトラッキング部, 165 デインターリーバ, 166 デパンクチャ, 167 スイッチ, 168 ビタビ復号器, 169 ビタビ復号器, 170 リードソロモン復号器, 172 MAC, 173 コントローラ

Claims (20)

  1. OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)の変調方式を採用した送信装置であって、
    送信するデータを、畳み込み符号化方式で符号化する畳み込み符号化手段と、
    送信するデータを、リードソロモン符号化方式で符号化し、さらに畳み込み符号化方式で符号化する連接符号化手段と、
    畳み込み符号化手段、または前記連接符号化手段により符号化されたデータを、前記OFDMのサブキャリアにマッピングするマッピング手段と、
    前記送信するデータの供給先を、前記畳み込み符号化手段または前記連接符号化手段のいずれかに選択する符号化選択手段と、
    前記符号化選択手段により、前記畳み込み符号化手段が選択されている場合、前記マッピング手段に、パイロットシンボルを供給し、前記符号化選択手段により、前記連接符号化手段が選択されている場合、前記マッピング手段に、前記連接符号化手段における、リードソロモン符号化方式の符号化の処理で生成されたパリティビットを供給するパイロットシンボルパリティビット供給手段と備え、
    前記マッピング手段は、
    前記パイロットシンボルパリティビット供給手段により、パイロットシンボルが供給された場合、前記パイロットシンボルを、予め設定された所定のサブキャリアにマッピングし、前記パイロットシンボルパリティビット供給手段により、パリティビットが供給された場合、前記パリティビットを、前記所定のサブキャリアにマッピングする
    送信装置。
  2. 前記畳み込み符号化手段の前記畳み込み符号化の処理における拘束長の値が、前記連接符号化手段の前記畳み込み符号化の処理における拘束長の値より大きい値とされる
    請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記畳み込み符号化手段の前記畳み込み符号化の処理における拘束長の値が、前記連接符号化手段の前記畳み込み符号化の処理における拘束長の値と同じ値とされる
    請求項1に記載の送信装置。
  4. 前記畳み込み符号化手段により符号化されたデータ、または前記連接符号化手段により符号化されたデータを、パンクチャしてインターリーブするパンクチャインターリーブ手段をさらに備える
    請求項1に記載の送信装置。
  5. 前記パンクチャインターリーブ手段は、前記連接符号化手段により符号化されたデータのうち、前記パリティビットを除いたデータをパンクチャしてインターリーブする
    請求項1に記載の送信装置。
  6. 前記パンクチャインターリーブ手段は、
    前記連接符号化手段により符号化されたデータのうち、前記パリティビットを除いたデータをパンクチャしてインターリーブする第1のパンクチャインターリーブ手段と、
    前記連接符号化手段により符号化されたデータのうち、前記パリティビットをパンクチャしてインターリーブする第2のパンクチャインターリーブ手段とにより構成される
    請求項4に記載の送信装置。
  7. 前記パンクチャインターリーブ手段は、前記連接符号化手段により符号化されたデータの、前記パリティビットおよび前記パリティビットを除いたデータのそれぞれをパンクチャしてインターリーブする
    請求項4に記載の送信装置。
  8. 前記符号化選択手段は、自分の通信相手を特定する情報、RSSI(Received Signal Strength Indicator)、またはLQI((link quality indication)に基づいて、前記送信するデータの供給先を選択する
    請求項1に記載の送信装置。
  9. OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)の変調方式を採用した送信装置であって、送信するデータを、畳み込み符号化方式で符号化する畳み込み符号化手段と、送信するデータを、リードソロモン符号化方式で符号化し、さらに畳み込み符号化方式で符号化する連接符号化手段とを備える送信装置の送信方法において、
    前記送信するデータの供給先を、前記畳み込み符号化手段または前記連接符号化手段のいずれかに選択し、
    前記前記畳み込み符号化手段が選択されている場合、パイロットシンボルを、予め設定された所定のサブキャリアにマッピングし、
    前記連接符号化が選択されている場合、前記パリティビットを、前記所定のサブキャリアにマッピングするステップ
    を含む送信方法。
  10. OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)の変調方式を採用した送信処理をコンピュータに行わせるプログラムであって、
    コンピュータを、
    送信するデータを、畳み込み符号化方式で符号化する畳み込み符号化手段と、
    送信するデータを、リードソロモン符号化方式で符号化し、さらに畳み込み符号化方式で符号化する連接符号化手段と、
    畳み込み符号化手段、または前記連接符号化手段により符号化されたデータを、前記OFDMのサブキャリアにマッピングするマッピング手段と、
    前記送信するデータの供給先を、前記畳み込み符号化手段または前記連接符号化手段のいずれかに選択する符号化選択手段と、
    前記符号化選択手段により、前記畳み込み符号化手段が選択されている場合、前記マッピング手段に、パイロットシンボルを供給し、前記符号化選択手段により、前記連接符号化手段が選択されている場合、前記マッピング手段に、前記連接符号化手段における、リードソロモン符号化方式の符号化の処理で生成されたパリティビットを供給するパイロットシンボルパリティビット供給手段として機能させ、
    前記マッピング手段が、
    前記パイロットシンボルパリティビット供給手段により、パイロットシンボルが供給された場合、前記パイロットシンボルを、予め設定された所定のサブキャリアにマッピングし、前記パイロットシンボルパリティビット供給手段により、パリティビットが供給された場合、前記パリティビットを、前記所定のサブキャリアにマッピングするように機能させる
    プログラム。
  11. OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)の変調方式を採用した受信装置であって、
    受信したデータを、ビタビ復号方式で復号するビタビ復号手段と、
    受信したデータを、ビタビ復号方式で復号し、さらにリードソロモン復号方式で復号する連接復号手段と、
    チャネル補償の処理を行うチャネル補償手段と、
    前記受信したデータの供給先を、前記ビタビ復号手段または前記連接復号手段のいずれかに選択する復号選択手段と、
    前記復号選択手段により、前記ビタビ復号手段が選択されている場合、前記チャネル補償手段に、パイロットシンボルを、受信した信号の所定のサブキャリアから抽出して供給し、前記復号選択手段により、前記連接復号手段が選択されている場合、前記連接復号手段に、前記連接復号手段における、リードソロモン復号方式の復号の処理に用いられるパリティビットを、受信した信号の所定のサブキャリアから抽出して供給するパイロットシンボルパリティビット供給手段と備え、
    前記チャネル補償手段は、
    前記パイロットシンボルパリティビット供給手段によりパイロットシンボルが供給された場合、前記パイロットシンボルに基づいてチャネル補償の処理を行い、
    前記パイロットシンボルパリティビット供給手段によりパイロットシンボルが供給されていない場合、受信した信号に含まれる任意のデータに基づいてチャネル補償の処理を行う
    受信装置。
  12. 前記ビタビ復号手段の前記ビタビ復号の処理における拘束長の値が、前記連接復号手段の前記ビタビ復号の処理における拘束長の値より大きい値とされる
    請求項1に記載の送信装置。
  13. 前記ビタビ復号手段の前記ビタビ復号の処理における拘束長の値が、前記連接復号手段の前記ビタビ復号の処理における拘束長の値と同じ値とされる
    請求項11に記載の送信装置。
  14. 前記ビタビ復号手段、または前記連接復号手段に供給するデータを、デパンクチャしてデインターリーブする逆パンクチャインターリーブ手段をさらに備える
    請求項11に記載の送信装置。
  15. 前記逆パンクチャインターリーブ手段は、受信したデータのうち、前記パリティビットを除いたデータをデパンクチャしてデインターリーブする
    請求項11に記載の送信装置。
  16. 前記逆パンクチャインターリーブ手段は、
    受信したデータのうち、前記パリティビットを除いたデータをデパンクチャしてデインターリーブする第1の逆パンクチャインターリーブ手段と、
    受信したデータのうち、前記パリティビットをデパンクチャしてデインターリーブする第2の逆パンクチャインターリーブ手段とにより構成される
    請求項14に記載の送信装置。
  17. 前記逆パンクチャインターリーブ手段は、受信したデータの、前記パリティビットおよび前記パリティビットを除いたデータのそれぞれをデパンクチャしてデインターリーブする
    請求項14に記載の送信装置。
  18. 前記復号選択手段は、受信したデータの所定の領域に格納された情報、または、自分の通信相手を特定する情報、RSSI(Received Signal Strength Indicator)、若しくはLQI(link quality indication)に基づいて、前記送信するデータの供給先を選択する
    請求項11に記載の受信装置。
  19. OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)の変調方式を採用した受信装置であって、受信したデータを、ビタビ復号方式で復号するビタビ復号手段と、受信したデータを、ビタビ復号方式で復号し、さらにリードソロモン復号方式で復号する連接復号手段とを備える受信装置の受信方法において、
    前記受信したデータの供給先を、前記ビタビ復号手段または前記連接復号手段のいずれかに選択し、
    前記ビタビ復号手段が選択されている場合、受信した信号の所定のサブキャリアから抽出されたパイロットシンボルに基づいてチャネル補償の処理を行い、
    前記連接復号手段が選択されている場合、受信した信号に含まれる任意のデータに基づいてチャネル補償の処理を行うステップ
    を含む受信方法。
  20. OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)の変調方式を採用した受信処理をコンピュータに行わせるプログラムであって、
    コンピュータを、
    受信したデータを、ビタビ復号方式で復号するビタビ復号手段と、
    受信したデータを、ビタビ復号方式で復号し、さらにリードソロモン復号方式で復号する連接復号手段と、
    チャネル補償の処理を行うチャネル補償手段と、
    前記受信したデータの供給先を、前記ビタビ復号手段または前記連接復号手段のいずれかに選択する復号選択手段と、
    前記復号選択手段により、前記ビタビ復号手段が選択されている場合、前記チャネル補償手段に、パイロットシンボルを、受信した信号の所定のサブキャリアから抽出して供給し、前記復号選択手段により、前記連接復号手段が選択されている場合、前記連接復号手段に、前記連接復号手段における、リードソロモン復号方式の復号の処理に用いられるパリティビットを、受信した信号の所定のサブキャリアから抽出して供給するパイロットシンボルパリティビット供給手段として機能させ、
    前記チャネル補償手段が、
    前記パイロットシンボルパリティビット供給手段によりパイロットシンボルが供給された場合、前記パイロットシンボルに基づいてチャネル補償の処理を行い、
    前記パイロットシンボルパリティビット供給手段によりパイロットシンボルが供給されていない場合、受信した信号に含まれる任意のデータに基づいてチャネル補償の処理を行うように機能させる
    プログラム。
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