JP2008293499A - 動的に変化する緊急避難ルート指定を有するユーティリティアウトレット - Google Patents

動的に変化する緊急避難ルート指定を有するユーティリティアウトレット Download PDF

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Abstract

【課題】建物内の緊急避難ルートを動的に指示できるデバイス、システム及び方法を提供する。
【解決手段】建物内で、電気ソケット及びライトスイッチのようなユーティリティアウトレットが避難ルートを可視的に及び/又は可聴的に指示するために使用される。避難ルートを指示するためのユーティリティアウトレットの使用は、予測可能な位置で実際上全ての建物内に設けられなければならないデバイスを活用する。
【選択図】図1

Description

本出願は、2007年5月24に出願された米国仮特許出願第60/939,946号からの優先権を主張し、そこでの開示が本明細書中において参考として援用される。また、本出願は、同時に係属中であり、且つ同一人に譲渡された“SYSTEMS AND METHODS FOR LINKING UTILITY CONTROL DEVICES”と題する米国特許出願第11/683,304号、“SYSTEM AND METHOD FOR INFRASTRUCTURE REPORTING”と題する米国特許出願第11/683,327号、“LIGHT SWITCH USED AS A COMMUNICATION DEVICE”と題する米国特許出願第11/683,298号、“SYSTEM AND METHOD FOR PREMISES MONITORING USING WEIGHT DETECTION”と題する米国特許出願第11/683,308号、“ANTICIPATORY UTILITY CONTROL DEVICE”と題する米国特許出願第11/683,326号、“PLUG AND PLAY UTILITY CONTROL MODULES”と題する米国特許出願第11/683,335号、“SYSTEM AND METHOD FOR SUBSTITUTING DATA IN RESPONSES TO INTERNET INQUIRIES”と題する米国特許出願第11/683,354号、“SYSTEM AND METHOD FOR INCREASING THE EFFICIENCY IN THE DELIVERY OF MEDIA WITHIN A NETWORK”と題する米国特許出願第11/696,625号、及び“ENTERPRISE CONTROLLED INTERNAL ROUTING OF ANALOG AND VOIP COMMUNICATIONS”と題する米国特許出願第XX/XXX,XXX号であって代理人整理番号第66816/P020US/10703550号に関連し、これらの開示は本明細書中において参考として援用される。
本願の開示は、ユーティリティアウトレットに関する。具体的には、本願の開示は、緊急避難ルートを指示するユーティリティアウトレットの使用に関する。
建物内において緊急時に、安全手順は、一般的に、迅速な避難を必要とする。建物が大きい及び/又は居住者がその建物に精通してない場合、居住者を建物の外へ案内することが主要な懸案事項である。従って、所有者や建物の持ち主は、通常建物の特定の場所からの避難に適用できる避難ルートの線図やコピーを提供する。例えば、ホテルは、ホテルの部屋のドアに避難ルートを示している。同様に、使用者は、時として従業員に避難ルートを示す。
避難ルートを掲示する或いは公表する手順は、緊急時における安全性を向上できるが、これらの手順が不適切である場合がある。例えば、建物への訪問者は、通常、従業員に公開されている避難ルートへのアクセス手段がない。更に、建物の居住者は、通路のような避難が掲示されていないエリアにいることがある。建物の居住者が、避難ルートへのアクセス手段を有する場合でさえ、これらの公開や掲示が緊急時に先立って準備されなければならない。従って、特定の場所からの避難ルートが二つ以上ある場合、既存の避難ルート公開や掲示が、先に決定された好ましい避難ルートを表示するのが一般的である。重大なことは、先に決定された好ましいルートは、特定の緊急時には、可能なルートの内の最も危険である場合がある。換言すれば、好適なルートは、緊急時の原因の場所に基づくと最も危険なルートである可能性がある。例えば、火事は、好ましい避難ルートの通路を巻き込むことがある。従って、さらなるルートがあるシナリオでは、既存のシステムは、緊急時での状況に基づいて最も安全なルートを指示する手段を提供しない。
更に、煙アラームは、火事の存在を決定するために非常に有用であるが、一般的に火事の部屋や場所を決定するのには十分ではない。これは、大部分の煙検出器が光の検出によって及び/又はイオン化検出方法によって働くためである。それらは、直接に熱/火を検出せず、且つ煙粒子が火事又は熱よりもかなり素早く移動するので、煙検出器は、実際に火事のある場所を識別するには非常に不十分である。当局は、大きな建物に対して比較的僅かな数の煙アラームを求めているに過ぎないので、これらの建物中での火事の位置の課題は、更に一層悪化される。上記の議論は、ガス漏れ、バイオハザード、化学剤、テロリストの攻撃等の他の緊急時に適用される。
家のような環境において、避難ルートの掲示は、実用的ではない。このようなルートが掲示されるとしても、幼児のようなある居住者は、そのルートを読む又は覚えることができない。更に、一旦緊急状態が発生すると、人が停止して、掲示されたルート情報を読むには遅すぎる(又は煙でかすむ)。この問題を更に一層悪化させるのは、煙や化学薬品が視界を減少する場合、家の部屋に居ようと、公共施設やオフィスの部屋に居ようと、或いは作業環境の廊下に居ようと、施設の居住者は、最も近い出口に関して混乱し、逃げ場を失い、問題のエリアから逃げる大事な時間を無駄にする可能性がある。
本発明は、緊急時に生じる状態に基づいて最も安全な緊急避難ルート指定を動的に指示することができるデバイス、システム及び方法に関する。
具体的には、このシステムは、電気ソケット及びライトスイッチのようなユーティリティアウトレットを使用して緊急中に存在する条件に基づいて最も安全な避難ルートを(可視又は可聴インジケータを)介して指示する。避難ルートのためのユーティリティアウトレットの使用は、予測可能場所での全ての建物に実際上設けられなければならないデバイスを活用する。一実施形態において、信号は、センサから一つ又はそれより多くの壁に設けられたライトスイッチや電力アウトレットに送られ、スイッチやアウトレットに、おそらく他のライトスイッチ及び/又はアウトレットと共に適切な出口への方向を表示させる。
他の実施形態において、スイッチ及びアウトレットは、各ライトスイッチ及び/又は電力アウトレットをフラッシュさせ(おそらく、最も近い可視出口への方向インジケータで)及び/又は可能な及び適切な出口へのその近接を指すために益々早く鳴り響かせる組織的なアプローチで働くように調整される。
前述は、続く本発明の詳細な記述がより良く理解されるように本発明の特徴と技術的利点をかなり広く概説している。本発明の請求項の主題を形成する本発明の更なる特徴と利点が、以降に記述される。開示された概念と具体的な実施形態は、本発明の同じ目的を実施するための他の構造を変更又は設計するための基礎として容易に利用できることが当業者に理解されるべきである。また、このような等価構造が添付の請求項で述べられるように本発明の精神と範囲から逸脱しないことが当業者によって理解されるべきである。本発明の構成及び動作方法の両方に関して、本発明の特徴であると信じられる新規な特徴は、更なる目的と利点と共に、添付の図面に関連して考察されると、以下の記述からより良く理解される。しかしながら、各図面は、図示及び記述のみの目的で提供されており、本発明の限度を定義するものとして意図されていないことが明示的に理解されるべきである。
本発明のより完全な理解のために、添付の図面に関連する以下の記述が参照される。
図1は、ユーティリティアウトレットを示す本発明の一実施形態の図である。この実施形態において、ユーティリティアウトレット10は、電源への接続を行う主目的を有する。プラグは、このプラグを介してソケットから電力が供給されるデバイスへ電力が流されるように従来の方法でソケット101又は102へ挿入される。電源への接続として働くことに加えて、ユーティリティアウトレット10は、緊急状態があることの信号を受信すると、避難ルートを指示するデバイスとして働く。緊急信号は、電力ケーブルを介して、別個の通信ケーブルを介して、無線で、又はソケット自体の内のデバイスから受信される。緊急信号が受信されると、ユーティリティアウトレットは、例えば、装置103のようなある種の光信号を照明することによって避難ルートを表示する。照明装置103は、単一の光源でもよいし、又は、照明デバイス401乃至406のような幾つかの個別の光源から構成されてもよい。照明デバイス401乃至406は、全て一度に、一定に又は断続的に照明する。同時照明(一定に又は断続的に)は、例えば、ユーティリティアウトレットが、建物の出口近くに配置され、ユーティリティアウトレットがその出口の位置を識別する目的として働く場合は、適切である。しかしながら、さらに、各照明デバイス401乃至406が、ある方向を指すように連続的に照明できる。或いは、照明装置103は、一定の又は断続的な照明によって方向を指す矢印の形態でもよい。タッチ感知プレート105は、照明装置103とデバイス104をオンオフするために使用されてもよい。タッチ感知プレート105は、他のユーティリティアウトレットの照明装置とオーディオデバイスをオンオフするために使用されることもある。設置された時にユーティリティアウトレットを覆うように使用されるフェイスプレートは、照明装置103を見易くし、タッチ感知プレート105へのアクセスを可能とするために十分な開口空間を有することに留意すべきである。デバイス10は、所望の場合、サウンド、ボイス又はそれらの組み合わせを提供できるデバイス104のようなオーディオデバイスを備えることができる。サウンドは、照明源と共に又はそれとは別個に働いて建物から出る方向を指示できる。
図2は、点灯回路やデバイスへ電流をスイッチするために使用されるスイッチ20のような電気スイッチを示す。また、スイッチ20は、緊急の場合の避難ルートを指示する手段を提供できる。被制御デバイスへの電力は、アクチュエータ201を押すことによって切り替えられる。避難ルートを指示するために、緊急信号を受信すると、電気スイッチ20は、アクチュエータ201に設けられた照明装置202を起動する。照明装置202は、この例では、幾つかの照明デバイス202−1乃至202−6を備える。照明装置202は、緊急事態を指示する他の方法で起動してもよい。即ち、照明デバイス202−1乃至202−6は、全てを一度に、一定に、又は断続的に照明でき、図1に示されたデバイスに関して上で議論されたように、避難の方向を指示できる。
図3は、アクチュエータ302の外に向かって可視の部分の全てが照明デバイスとして働く電気スイッチを示す一実施形態30を示す。このシナリオでは、緊急状態の信号によって起動された後、アクチュエータ302は、一定に又は断続的に照明する。図3に示す実施形態は、一般的に、スイッチが出口近くに配置されるという事実を活用する。従って、緊急時中にスイッチのアクチュエータの照明は、出口を指す。この照明は、特定の色の、ストロボの、非常に明るい光の、それらの任意の組み合わせの照明であることができる。
幾つかの実施形態において、例えば、火事の場合、煙が遠くからユーティリティアウトレットを見ることを妨げる場合、ユーティリティアウトレットのいずれか又は全てがサウンド(又は言葉による指示さえ)を発して居住者が出口へ移動することを助ける。これは、避難するのを視覚的に悪化することから助ける。一実施形態において、サウンドは、ユーティリティアウトレットへ居住者をより近づける手段として使用され、それによってデバイスによって指示される出口の方向が観察されることができる。或いは、そのサウンドは、避難する方向のインジケータとして使用されることができる。換言すれば、危険源から最も遠くにある出口の方向におけるユーティリティ出口のみがサウンドを発し、それによって、最も危険な出口から離れるように居住者を導く。
他の実施形態において、各スイッチ及び/又はソケットは、同じエリアや部屋内にある全ての他のスイッチ及び/又はソケットと共に働くように設置される。この形態で、各スイッチ及び/又はソケットは、可能な出口へのインジケータとして周期及び/又は持続期間を増加しながら振動する又は指し示す大きなサウンド及び光を発する。可能な出口に最も近いスイッチやソケットは、連続的に動作するように設定されることができる。更に他の実施形態において、各スイッチやソケットは、次のスイッチやソケットがより高周波数及び/又は持続期間でより早く聞こえ、可能な出口の方向を指示するように瞬間的に(プログラム可能時間、例えば、10秒)停止されることができる。スイッチやソケットは、スイッチやソケットをオンやオフにするようにタッチ感知プレートを有することができる。また、このタッチ感知プレートは、居住者が照明装置や他のスイッチのオーディオデバイスを起動したり停止したりする手段として働くことができる。二つ以上の可能な出口がある場合、スイッチやソケットに最も近い出口が自動的に選択される。
図4A乃至図4Fは、制御デバイス10に位置する照明デバイス401乃至406のセットの動作を示す。特定の方向へ連続的にデバイス401乃至406を照明することは、居住者がその方向へ移動すべきであることを視覚的に示す。例えば、時刻1の図4Aにおいて、照明デバイス401のみが照明されている。図4Bは、時刻2を示しており、そこでは、照明デバイス401は最早照明されておらず、照明デバイス402が唯一の照明されたデバイスである。図4C乃至図4Fは、照明デバイス406が照明されるまで進行する炎を示す。その時点で、プロセスは、照明デバイス401で再び新たに始める。デバイス401乃至406の連続する照明は、迅速且つ繰り返し発生し、それによって、この例では、左から右へ流れる効果を生成する。このように、居住者は、出口が位置する壁に沿ってその居住者の右へ移動するように促される。従って、照明デバイスを照明する順序を逆転すると、居住者が反対方向へ、即ち、居住者を左へ促す右から左への流れを示す。
図4A乃至図4Fは、そのエリアから外への方向を示すために連続する光を有する単一のアウトレット10を示す。しかしながら、複数のアウトレット10が避難ルートに沿って居住者を導く壁に沿う光の明確な移動を生成するために使用できる。
図5は、緊急時に避難ルートを示す方法として働く、ユーティリティアウトレット504とユーティリティアウトレット504用のフェイスプレート501の組み合わせを示す一実施形態50を示す図である。この実施形態において、フェイスプレート501は、特定の方向を指すように成形されている。ユーティリティアウトレットとフェイスプレートは、指された部分が出口を指すように建物内に設けられる。例えば、ドアが一つある部屋に設けられるユーティリティアウトレットは、ドアを指す。フェイスプレート501の表面は、照明デバイスであることができる。更に、プレートの形状は、壁から立ち上げられるか或いは手で触ることによって壁から容易に認識できる。緊急状態のために見ることができない人を助けることとは別に、これは、視覚が損なわれた人が出口を見つけるのを助ける。指された部分が単独で照明された部分であってもよいし、或いはフェイスプレート全体が、緊急中に照明されることができることに留意すべきである。
この実施形態において、ユーティリティアウトレット504は、従来の電力ソケットとして働き、また、電力ケーブルや別個の通信ケーブルを介して、又は内部センサから緊急状態の信号を受信する能力を有する。受信信号は、例えば、夫々、接点502と503と対となる接点505と506によってフェイスプレートへ通信される。それによって、フェイスプレートは、起動されて照明して避難ルートを表示する。ユーティリティアウトレット504とフェイスプレート501は、緊急信号のユーティリティアウトレット504からフェイスプレート501への送信を容易にする任意の手段によって互いに結合されることができる。
図6は、複数の出口ルートを有する建物60に適用される一実施形態を示す図である。図6は、建物60内の60−West、60−East、及び60−Northの通路を示す。本発明のこの実施形態において、ユーティリティアウトレットのシステムは、危険源から離れる避難ルートを指す。この例では、場所64に火事が発生している。この実施形態において、ユーティリティアウトレット/スイッチ65乃至77は、通路から見える。ユーティリティアウトレット/スイッチ65乃至77は、建物内で火事が発生し、煙が場所64で検出されたことを示す信号を火災アラームシステムから受信する。或いは、デバイス65乃至77は、熱検出器を備えている場合、デバイス69は、火災が場所64で発生したことを検出し、アラームを作動し、信号を他のデバイス65乃至68と70乃至77に送信する。次に、デバイス65乃至77は、避難ルートを指す。この例では、ユーティリティアウトレット65乃至77の傍の矢印は、各ユーティリティアウトレットが指す方向を示している。他の避難ルートがある場合、ユーティリティアウトレットは、別のアラームシステムからの又はデバイス65乃至77の一つからの信号に基づいて特定の方向を表示する。
位置60−Aの居住者は、出口61、62又は63の一つを介して外へ出る選択肢を有する可能性がある。しかしながら、その火事の場所64に基づいて、位置60−Aのユーザは、ユーティリティアウトレット66を見て最も安全な道は出口61の方向であると決定できる。とりわけ、場所60−Bに居る居住者は、ユーティリティアウトレット67乃至70及び73乃至77によって出口61から離れて東の方向へ出口63に向かって行くように案内される。同様に、場所60−Cに居る居住者は、ユーティリティアウトレット74乃至77によって出口63に東の方向へ向かって出口61と62から離れるように案内される。逆に、場所60−Dに居る居住者は、ユーティリティアウトレット71と72によって出口61と63から離れるように北の方向へ出口62に向かって案内される。従って、この実施形態におけるユーティリティアウトレットは、最も安全なルートに関して、動的な位置指定インジケータを提供する。
図7は、本発明の一実施形態を示し、動的に避難ルートを表示するステップを示す図である。例のように、この実施形態において、建物内の火災は、緊急事態として使用される。図7のフローチャートは、避難ルートを表示する場合のユーティリティアウトレットが従うステップの幾つかを示す。
プロセス701において、ユーティリティアウトレットは、照明する信号が緊急アラームシステムから受信されたか否かを決定する。緊急状態ではない信号がある場合、そのシステムは、非指示(非点灯又はサウンド)状態のままである。緊急状態であることを知らせる信号がユーティリティアウトレットによって受信されると、プロセス703において、ユーティリティアウトレットが指示できる出口ルートが二つ以上あるか否かを決定する。出口ルートが一つしかない場合、ユーティリティアウトレットは、プロセス704において、唯一の出口/避難ルートの方向を指すことができる。ユーティリティアウトレットが指示できる出口ルートが二つ以上ある場合、プロセス705で、ユーティリティアウトレットは、緊急の原因となる事象、この場合、火災、の場所が識別されたか否かを決定する。プロセス706で、火災の場所がユーティリティアウトレットにとって未知である場合、ユーティリティアウトレットは、いずれかの避難ルートを指すか、或いは他の以前に識別された好適な避難ルートを指す。火災の場所が識別されると、プロセス707で、ユーティリティアウトレットは、可能な避難ルートの内の最も安全なルートに沿う方向を指す。
ユーティリティアウトレットのいずれか又は全ては、とりわけ、以下の能力、危険源の検出、避難ルートの記憶、他のユーティリティアウトレットの位置の記憶、信号の他のユーティリティアウトレットへの送信、他のユーティリティアウトレットからの信号の受信、避難ルートを表示するために他のユーティリティアウトレットとの調節、及び他のユーティリティアウトレットの照明の制御、のいずれか一つ以上を有することに留意すべきである。一実施形態において、ユーティリティアウトレットは、例えば、火災の場合、熱検出器によって緊急事態を引き起こした事象の場所を検出できる。
また、ここで、火災が緊急事態の例として使用されたが、本発明は、危険な化学物質放出、住居侵入、ガス漏れ、バイオハザード、テロリスト攻撃等のような緊急事態に適用されることにも留意されたい。全ての適用可能緊急状態において、ユーティリティアウトレットは、緊急状態を検出するためのデバイスを含んでもよく、また緊急状態があることを知らせる信号のための別個の緊急システムとアラームシステムに依存してもよい。
本発明とその利点が詳細に記述されたが、ここでは、種々の変更、置換及び代替が、添付の請求項によって定義される本発明の精神と範囲から逸脱することなく行われることができることを理解すべきである。更に、本願の範囲を、本明細書に記述されたプロセス、機械、製造、組成物、手段、方法及びステップの特定の実施形態に制限する意図はない。当業者が本発明の開示から容易に理解するように、既存の又は本明細書で記述された対応する実施形態と実質的に同じ機能を実行する又は同じ結果を達成する後に開発されるプロセス、機械、製造、組成物、手段、方法及びステップが、本発明に従って利用できる。従って、添付の請求項は、それらの範囲内において、このようなプロセス、機械、製造、組成物、手段、方法及びステップを含むことを意図している。
ユーティリティアウトレットを示す本発明の一実施形態の図である。 電気スイッチを示す本発明の一実施形態の動作を示す図である。 電気スイッチを示す本発明の一実施形態を示す図である。 本発明の一実施形態の動作を示す図である。 ユーティリティアウトレットとフェイスプレートの組み合わせを示す本発明の一実施形態を示す図である。 複数の出口ルートを有する建物に適用される本発明の一実施形態を示す図である。 緊急ルートを動的に表示するステップを示す本発明の一実施形態を示す図である。
符号の説明
10 ユーティリティアウトレット
20 スイッチ
101 ソケット
102 ソケット
104 デバイス
501 フェイスプレート

Claims (55)

  1. エリアの避難を支援する方法であって、前記方法が、ユーティリティデバイスに前記エリアからの適切な出口への指示を行うことを含み、前記デバイスが、前記指示を行うこと以外の少なくとも一つの機能を有する方法。
  2. 前記デバイスが、前記エリアの常設電力配線に接続されるユーティリティ電気ソケットである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記デバイスが、前記エリアの常設電力配線に接続されるユーティリティ電気ライトスイッチである、請求項1に記載の方法。
  4. 前記デバイスが、フェイスプレートである、請求項1に記載の方法。
  5. 前記指示が、
    起動された可視ディスプレイ、及び
    起動された可聴トランスジューサから選択される少なくとも一つによって行われる、請求項1に記載の方法。
  6. 前記デバイスの形状が、適切な出口への方向を提供する、請求項1に記載の方法。
  7. 前記指示が、前記ユーティリティデバイスの可視表面エリアを覆うインジケータによって生成される、請求項1に記載の方法。
  8. 前記指示が、複数の部分に分割されたインジケータによって生成され、前記複数の部分が、個別に且つ連続して照明されて適切な出口を指す、請求項1に記載の方法。
  9. 前記インジケータが、起動されると、連続して指示する、請求項1に記載の方法。
  10. 前記起動された指示が、少なくとも一つの他のユーティリティデバイスと連続して提供され、前記他のユーティリティデバイスも前記方向を提供することの他に少なくとも一つの機能を有する、請求項1に記載の方法。
  11. 前記方向が、触知できるように提供される、請求項1に記載の方法。
  12. 一セットの前記デバイスが、起動されて一連のインジケータを提供でき、各デバイスが、そのセットの他のデバイスと共に働いて更に前記方向を指示する、請求項1に記載の方法。
  13. 前記セットの前記ユーティリティデバイス内の指定のユーティリティデバイスが、ユーザが鳴きの強度、方向、発生率により前記セット内の次に最も近いユーティリティデバイスを聞くことができるように可聴インジケータを送出することを一時的に停止できる、請求項12に記載の方法。
  14. 建物内で使用されるユーティリティアウトレットであって、前記ユーティリティアウトレットが、
    器具を前記建物の電力に接続するための手段、
    緊急状態信号を受信するための手段、及び
    受信された緊急状態信号に応答して避難ルートを指示するための手段を備えるユーティリティアウトレット。
  15. 前記緊急状態信号が、前記ユーティリティアウトレットから遠くにあるデバイスから受信される、請求項14に記載のユーティリティアウトレット。
  16. 緊急状態を検出し、前記緊急状態信号を発生する手段を更に備える、請求項14に記載のユーティリティアウトレット。
  17. 別の避難ルート内の最も安全なルートを決定する手段を更に備える、請求項14に記載のユーティリティアウトレット。
  18. 建物内で使用されるユーティリティスイッチであって、前記ユーティリティスイッチが、
    前記建物の電力に電気デバイスを接続するための手段、
    緊急状態信号を受信するための手段、及び
    受信された緊急状態信号に応答して避難ルートを指示するための手段を備えるユーティリティスイッチ。
  19. 前記緊急状態信号が、前記ユーティリティスイッチから遠くにあるデバイスから受信される、請求項18に記載のユーティリティスイッチ。
  20. 緊急状態を検出し、前記緊急状態信号を発生する手段を更に備える、請求項18に記載のユーティリティスイッチ。
  21. 別の避難ルート内の最も安全なルートを決定する手段を更に備える、請求項18に記載のユーティリティスイッチ。
  22. ユーティリティアウトレット内に位置する電気制御デバイスを覆うフェイスプレートであって、前記フェイスプレートが、
    インジケータデバイス、及び
    前記制御デバイスが起動信号を受信すると前記インジケータデバイスを起動する手段を備える、フェイスプレート。
  23. 前記インジケータデバイスが、
    可視照明デバイス、
    可聴トランスジューサデバイスから選択される、請求項22に記載のフェイスプレート。
  24. 前記インジケータデバイスが、エリアからの適切な出口への方向を提供する、請求項22に記載のフェイスプレート。
  25. 前記照明デバイスの形状が、適切な出口への方向を提供する、請求項22に記載のフェイスプレート。
  26. 前記照明デバイスが、前記フェイスプレートが前記電気制御デバイスを覆うように設けられると、前記フェイスプレートの可視表面エリアの少なくとも一部を覆う、請求項22に記載のフェイスプレート。
  27. 前記照明デバイスが、複数の部分に分割され、前記複数の部分が、適切な出口を指すように個別に且つ連続的に照明される、請求項22に記載のフェイスプレート。
  28. 前記起動された指示が、少なくとも一つの他のフェイスプレートからの起動された指示と連続して提供される、請求項22に記載のフェイスプレート。
  29. ユーザが一セットのフェイスプレート内の次の最も近いフェイスプレートから聞こえるように前記フェイスプレートが可聴インジケータを送ることを一時的に停止する手段を更に備える、請求項22に記載のフェイスプレート。
  30. 建物内で避難ルートを表示する方法であって、前記方法が、
    画定エリア内で緊急状態を検出すること、
    前記画定エリア内で予測可能位置に設けられた少なくとも一つのデバイスへ制御信号を送信することであって、前記制御信号が検出された緊急状態を指示すること、及び
    前記少なくとも一つの電気ユーティリティ制御デバイスによって避難支援を提供すること、を備える方法。
  31. 前記デバイスが、ユーティリティ制御デバイスである、請求項30に記載の方法。
  32. 前記デバイスが、電気制御デバイスに対するフェイスプレートである、請求項30に記載の方法。
  33. 前記緊急状態が、前記少なくとも一つの電気ユーティリティ制御デバイスから遠くにあるデバイスによって検出される、請求項30に記載の方法。
  34. 前記緊急状態が、前記少なくとも一つの電気ユーティリティ制御デバイスによって検出される、請求項30に記載の方法。
  35. 前記避難支援が、前記画定エリアから別の避難ルート中の最も安全なルートを決定することを含む、請求項30に記載の方法。
  36. 前記避難支援が、サウンドと照明の少なくとも一方の使用を含む、請求項30に記載の方法。
  37. 電力デバイスであって、
    前記デバイスを建物構造に電力配線に常設的に接続するための手段、
    電力を電力消費デバイスへ供給するための手段、及び
    起動のために制御信号を受信すると動作可能な手段を含み、前記起動が、
    (1)前記デバイスの表面の少なくとも一部を照明することであって、前記表面は、前記デバイスが前記電力配線に常設的に接続されると可視であること、及び(2)可聴指示することであって、前記制御信号は、前記デバイスが電力を供給している電力消費デバイスと関連しないことから選択される、電力デバイス。
  38. 前記照明することが、前記デバイスから取り外し可能なディスプレイによって生成される、請求項37に記載の電力デバイス。
  39. 前記可聴指示することが、前記デバイスから取り外し可能なトランスジューサによって生成される、請求項37に記載の電力デバイス。
  40. 前記照明することが、複数の照明デバイスによって生成される、請求項37に記載の電力デバイス。
  41. 前記可聴指示することが、複数の可聴指示デバイスによって生成される、請求項37に記載の電力デバイス。
  42. 前記複数の照明デバイスが、適切な出口を指示するために連続的に照明できる、請求項40に記載の電力デバイス。
  43. 前記複数の可聴指示デバイスが、適切な出口を指示するために連続的にアナウンスできる、請求項41に記載の電力デバイス。
  44. 建物内で使用されるための電気スイッチングデバイスであって、
    前記建物にある電気回路の電流を制御する手段、及び
    前記デバイスの表面の少なくとも一部を照明するために制御信号を受信すると動作可能な手段であって、前記表面は、前記デバイスが前記電気回路に常設的に接続されると可視であること、を含む電気スイッチングデバイス。
  45. 前記照明することが、前記デバイスから取り外し可能なディスプレイによって生成される、請求項44に記載の電気スイッチングデバイス。
  46. 前記制御信号の制御下で動作可能な可聴指示デバイスを更に備える、請求項44に記載の電気スイッチングデバイス。
  47. 前記可聴指示デバイスが、
    前記デバイスから取り外し可能なトランスジューサを備える、請求項46に記載の電気スイッチングデバイス。
  48. 前記照明することが、複数の照明デバイスによって生成される、請求項44に記載の電気スイッチングデバイス。
  49. 前記可聴指示することが、複数の可聴指示デバイスによって生成される、請求項46に記載の電気スイッチングデバイス。
  50. 前記複数の照明デバイスが、前記適切な出口を指示するために連続的に照明できる、請求項48に記載の電気スイッチングデバイス。
  51. 前記複数の可聴指示デバイスが、適切な出口を指示するために連続的にアナウンスできる、請求項49に記載の電気スイッチングデバイス。
  52. 前記アナウンスが、連続的である、請求項51に記載の電気スイッチングデバイス。
  53. 前記アナウンスが、断続的である、請求項51に記載の電気スイッチングデバイス。
  54. 前記照明することが、連続的である、請求項44に記載の電気スイッチングデバイス。
  55. 前記照明することが、断続的である、請求項44に記載の電気スイッチングデバイス。
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