JP2008292125A - 武装した凶悪犯に対処する盾 - Google Patents

Abstract

【課題】従来の盾は、銃や爆発物の攻撃に対して防御力が弱く、相手を銃で射撃するには機能が弱かった。
【解決手段】盾そのものを大型にすることで防御機能を強化し、盾の内側から相手を監視して、安全に銃を発射できる機能を備えた。
【選択図】図１

Description

この発明は警察官の安全を確保し、銃や爆発物を持った凶悪犯を制圧する為の盾に関するものである。

従来の盾は、主義・権利を主張する群衆を制圧するのが目的であり、警察官が銃撃を受けることなどは想定したものではなかった。

発明が解決しようとする課題

本発明は、その欠点を除去して、警察官の安全を確保し、銃や爆発物を持った凶悪犯を制圧せんとするものである。
（１）従来の盾は縦寸法も横寸法も小さく、前進しようとすれば頭部又は足が露出状態になり攻撃の目標になる危険があった。
（２）また盾は、軽量のために爆発物を足元に投擲されれば防御の方法がなく、重大な被害を受ける危険があった。
（３）相手を銃撃しょうとすれば盾が邪魔になり的確な射撃姿勢がとれなかった。

本発明は、過去の「拳銃を持った犯人が人質をとって警察官と対峙した事件」を参考にして、従来の盾への考え方の欠陥を払拭して、盾が果たし得る防御と攻撃との機能を備えたものである。

発明の形態と効果

（イ）盾の上部に屋根（２）を付けた。これはビルなどの高所からの射撃から防御するものである。
（ロ）防水シート用の棚（３）を付けた。これは雨天にシートを棚から吊り下げて警察官が雨に濡れるのを防ぐものである。
（ハ）銃や爆発物からの防御のために盾の重量が増加するので、盾を自由に動かすために踏み板（５）と把手（６）並びに車軸（７）と車輪（８）を取り付けた。
（ニ）盾に監視用の覗き穴（９）と庇（１０）を取り付けた。これは盾の内側から安全に監視し、庇は覗き穴を直射日光と吹きつける風雨から守るものである。
（ホ）警察官が盾の内側から安全に射撃できる銃眼（１１）と銃の架台（１２）である。
（ヘ）フック（１３）は負傷者や機材を乗せる台車の牽引綱を取り付けるためのもので、台車は後部の牽引綱を後方の人物が引き寄せる。

本発明の側面図である 本発明の背面図である

符号の説明

１は 盾（本体） ６は 把手 １１は 銃眼
２は 屋根 ７は 車軸 １２は 銃の架台
３は 棚 ８は 車輪 １３は フック
４は 防水シート ９は 覗き穴
５は 踏み板 １０は 庇

Claims (2)

1. 銃や爆発物で武装した犯人から警察官を守る機能を備え、更に相手を銃撃できる機能を持った盾（１）。
2. （イ）盾の上部に屋根（２）を取り付ける。
   （ロ）屋根の下に棚（３）を取り付け、防水シート（４）を格納する。
   （ハ）盾が自立できるように左右の下部に車軸（７）と車輪（８）を取り付る。盾を移動する時は車軸に取り付けた踏み板（５）を片足で踏み、把手（６）を手前に引けば盾を前後左右に動かすことができる。
   （ニ）監視用の覗き穴（９）とその外部上方に庇（１０）を取り付ける。
   （ホ）銃を射撃する為の銃眼（１１）と銃の架台（１２）を取り付ける。
   （ヘ）フック（１３）を盾の中央下部に取り付ける。
   以上のごとく構成された盾。

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