JP2008291017A - Wip1発現増強剤及び癌治療増感剤 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】下記式(I)
に示す構造式の化合物を有することを特徴とする。
【選択図】なし
Description
Shiloh Y著、"ATM and ATR: networking cellular responses to DNA damage"、Curr Opin.Genet.Dev.、2001年、11巻、p.71−77 Tsuchiya Hら著、"Caffeine−assisted chemotherapy and minimized tumor excision for nonmetastatic osteosarcoma."、Anticancer Res.、18巻、1998年、p.657〜666 Shackelford REら著、"The Ataxia telangiectasia gene product is required for oxidative stress−induced G1 and G2 checkpoint function in human fibroblasts."、J.Biol.Chem.、2001年、276巻、p.21951〜21959 Wright JAら著、"Protein kinase mutants of human ATR increase sensitivity to UV and ionizing radiation and abrogate cell cycle checkpoint control."、Proc.Natl.Acad.Sci.USA.、1998年、95巻、p.7445〜7450 Shigeta Tら著、"Defective control of apoptosis and mitotic spindle checkpoint in heterozygous carriers of ATM mutations."、Cancer Res.、1999年、59巻、p.2602〜2607 Shreeramら著、Molecular Cell、2007年、23巻、p.757−764 Sarkaria JNら著、"Inhibition of ATM and ATR kinase activities by the radiosensitizing agent, caffeine."、Cancer Res.、1999年、59巻、p.4375〜4382 Tibbettsら著、Gene & Development、2000年、14巻、p.2989〜3002
塩酸ミトキサントロン、塩酸プロカルバジン、ペントスタチン、クラドリビン、ソブゾキサン、トレチノイン、L−アスパラギナーゼ、アセグラトン、ミトタン、ポルフィマーナトリウム、タラポルフィンナトリウム、三酸化ヒ素などのその他の抗癌剤が挙げられる。なかでも、この化学療法剤としては、テガフールなどの核酸代謝拮抗剤が好ましい。
ヒト肺ガン細胞株A549細胞(American Tissue Type Collection社製)を、10%のウシ胎児血清(FBS)、100μg/mLのストレプトマイシン及び100ユニット/mLのペニシリンを含有するDMEM培地(以下、増殖培地と称する。)中で500個/60mmディッシュとなるように播種して、一昼夜培養した後、2μM〜200μMの最終濃度となるように培地中にスクアレン(日誠マリン社製;50mMとなるようにスクアレン含有メタノール溶液を調製し、培地中で最終濃度となるように添加して用いた。以下、同様。)を添加した。その後、14日間の培養を行い、2%のメチレンブルーの50%メタノール溶液によりコロニーを染色し、生細胞数をカウントした。その結果を図1Aに示す。縦軸は、未処理細胞に対する処理細胞における生細胞の比率を百分率で示し、横軸は、スクアレンの濃度(μM)を示す。
実施例1−1と同様に播種し1日培養し増殖培地を除いて得たA549細胞について、10μM及び100μMの最終濃度のスクアレンで1時間処理した。この処理した細胞に、Stratalinker(Stratagene社製)を用いて25、50及び100J/m2の紫外線(波長254nmを用いた。UV照射とも称する。以下同様)を照射し、この細胞にそれぞれ同様の最終濃度のスクアレンを有する増殖培地(以下、スクアレン含有培地と称する。)を添加して、上述と同様に14日間培養を行った。得た細胞を、リン酸緩衝生理食塩水(PBS)で洗浄し、上述と同様にクローン形成法に従って、生細胞数をカウントした。その結果を図1Bに示す。図1B中、横軸は、照射したUVの照射強度(J/m2)を示し、縦軸は、未処理細胞群に対する処理細胞群における生細胞の比率を百分率で示す。また、図1B中、○印は、スクアレンを処理しない群を示し、△印は、10μMのスクアレンで処理した群を示し、■印は、100μMのスクアレンで処理した群を示す。また、各印及び各印におけるバーは、平均±標準誤差(n=4)を示す。
実施例1−2において、10μM及び100μMの最終濃度のスクアレンに代えて、30μM及び100μMのスクアレンを用い、25、50及び100J/m2のUV照射に代えて、増殖培地を除かずに2及び6グレイ(Gy)のγ線(137Csに由来するもの;以下、同様。)の照射を行った以外は、実施例1−2と同様に行った。その結果を、図1Cに示す。図1C中、横軸は、γ線照射(以下、IR照射とも称する。)の照射線量(Gy)を示し、縦軸は、未処理細胞群に対する処理細胞群における生細胞の比率を百分率で示す。また、図1C中、○印は、スクアレンを処理しない群を示し、▲印は、30μMのスクアレンで処理した群を示し、■印は、100μMのスクアレンで処理した群を示す。
A549細胞を増殖培地で3万個/cm2となるように10cmディッシュに播種し、一昼夜培養した後、10又は100μMの最終濃度となるように培地中にスクアレンを添加した。培養3時間後、細胞を回収し培地を除去し、下述のFACS分析法に従って、細胞周期分布割合を測定した。その結果を図2Aに示す。
実施例2−1と同様にスクアレンを培地に添加して3時間培養して得たA549細胞に、25又は100J/m2の照射強度を有するUVを用いて照射を行った後、これに新鮮な増殖培地を添加してさらに1時間培養した。この細胞を回収し、下述のヒストンH3リン酸化量の測定に従って、解析を行った。結果を図2Bに示す。図2B中、丸で囲った部分は、M期の細胞群を示し、その上方に記載の数値は、解析した全細胞数に対するM期の細胞群の数の割合を示す。また、図2Cは、図2Bを数値化したグラフであり、各処理毎に3枚の独立したディッシュで処理して得た細胞群についてそれぞれ解析して統計的に処理したものである。図2Cに記載の4つのUV照射群のそれぞれのバーのうち、左のバーは、コントロールを示し、中央のバーは、10μMのSQで処理した群を示し、右のバーは、100μMのSQで処理した群を示す。統計処理は、SASとダンカンの多群比較検定により行い、P値が1%未満となる場合にのみ有意差を有する群として*印を付した。
実施例2−2において、10又は100μMの最終濃度のスクアレンを有するスクアレン含有培地に代えて、100μMのスクアレン含有培地を用い、25又は100J/m2の照射強度を有するUVに代えて、6GyのIR照射を行った以外は、実施例2−2と同様に行った。その結果を図2Dに示す。また、図2Eは、図2Dを数値化したグラフであり、上述と同様である。
A549細胞を増殖培地で3万個/cm2となるように10cmディッシュに播種し、一昼夜培養した後、3、10、30又は100μMの最終濃度となるように培地中にスクアレンを添加した。培養1時間後、培地を除去し、10Gyの照射強度を有するIRを用いて照射を行った後、さらに3時間培養した。その後、下述の蛋白調製に準じて細胞中の蛋白質を抽出した後、下述のイムノブロット分析に準じて、SMC1蛋白の966番目のセリン残基のリン酸化体(P−SMC1(Ser966))、p53蛋白の15番目のセリン残基のリン酸化体(P−p53(Ser15))及びチューブリン(Tublin)について、イムノブロット分析を行った。その結果を図3に示す。
基質として1μgのリコンビナントPHAS−Iタンパク(Alexis Biochemicals社製)を、下述のリン酸化反応用ATR混液及びATM混液の調製に従って得たリン酸化反応用ATR混液及びATM混液に添加するとともに、適当な濃度の32P−ATPを有する300μMのATPを添加して、30℃で20分間反応させた。この反応液の4倍濃度のSDSサンプルローディングバッファー(200mMのTris−HCl(pH6.8)、400mMのDTT及び8%のSDS)を反応液に25%の容量で添加して反応を停止し、この混液を12%SDS−PAGEにかけ、ゲルを乾燥後、上述の混液中の32P−PHAS−Iに対応するバンドに関し、オートラジオグラフィーで、β線量をカウントした。結果を図4A及び図4Bに示す。図4A及び図4Bは、それぞれATM及びATRの相対活性を示し、横軸は、スクアレンの濃度を示し、縦軸は、スクアレン無添加に対するカウントの相対値を示す。
A549細胞を増殖培地で3万個/cm2となるように10cmディッシュに播種し、一昼夜培養した後、3、10、30、100又は300μMの最終濃度となるように培地中にスクアレンを添加した。培養3時間後、下述の蛋白調製に準じて細胞中の蛋白質を抽出した後、下述のイムノブロット分析に準じて、Wip1の発現について、イムノブロット分析を行った。その結果を図5に示す。
7週齢のオスのBALB/c系マウス(24匹)の下肢足底部に、マウス結腸癌細胞株であるColon26細胞を移植し、移植8日目から、1日おきに、TS−1(大鵬薬品社製)を15mg/kgで経口投与するとともに、100重量%のSQ(以下、単にSQとも称する。)(日誠マリン工業社製)(15μL)を皮下投与した。細胞移植後5日目から、細胞の移植部位から癌組織を外科的に採取し、その容量を定法に従って計測した。その結果を図6に示す。なお、図6において、縦軸は、細胞を移植した部位から採取した癌組織の容積(mm3)を示し、横軸は、動物に細胞を移植してからの日数を示す。全ての実験区でガン細胞を同じ手順で移植して実験に供した。「コントロール(CT)」は、対象群であって、TS−1及びSQの代わりに、PBSを投与及び注射した群を示し、「TS−1」は、上記のTS−1の投与のみを行った群を示し、「SQ」は、上記のSQの投与のみを行った群を示し、「SQ+TS−1」は、上記のTS−1の投与及びSQの投与を行った群を示す。また、各点のバーは、平均±標準偏差を示す。
実施例6において、BALB/c系マウスに代えて、重度複合免疫不全マウスであるSCID(Sevefe Combined ImmunoDeficiency)マウスを用い、Colon26細胞に代えて、poorly differentiated adenocarcinoma由来のヒト胃癌細胞株であるMKN45細胞を用い、TS−1を投与する代わりに、3GyのX線(IR)を下肢に直接照射し、15μLのSQの代わりに、30μLのSQを用い、細胞移植後5日目から投与等を行った代わりに、12日目から投与等を行った以外は、実施例6と同様に行い、癌組織の容積を計測した。その結果を図7に示す。なお、図7の縦軸及び横軸並びに各点のバーは、図6のものと同様である。
実施例7において、X線を照射する代わりに、TS−1(大鵬薬品社製)を15mg/kgで経口投与した以外は、実施例7と同様に行い、癌組織の容積を計測した。その結果を図8に示す。なお、図8の縦軸及び横軸並びに各点のバーは、図6のものと同様である。
実施例8において、細胞移植後23日目に細胞の移植部位から組織を採取した。この採取した組織について、実施例3に準じたp53蛋白の15番目のセリン残基のリン酸化体(P−p53(Ser15))及びSMC1蛋白の966番目のセリン残基のリン酸化体(P−SMC1(Ser966))に係るイムノブロット分析、並びに実施例5に準じたWip1発現に係るイムノブロット分析を行った。その結果を図9に示す。
細胞をPBSで洗浄した後、70%氷冷エタノールで固定した。遠心分離により回収したペレットにPBSを用いて洗浄した後、再度遠心分離を行った。ペレットを最終濃度100μMのPropidium Iodide(Sigma社、以下PI)と40μg/mlのRNaseAを含む溶液(PI Solution)で懸濁し30分間室温にて培養した。その後フローサイトメトリー(Beckman−Coulter社製)で細胞周期の解析を行った。
細胞をPBSで洗浄した後、70%氷冷エタノールで固定した。これに、0.25%Triton X−100含有PBSを添加し、氷上で30分間載置した後、細胞を回収し、遠心分離(500×g、5分間)して得た細胞ペレットに、1%のウシ血清アルブミン(BSA)及び1μgの抗ウサギ血清(ヒストンH3の10番目のセリン残基のリン酸化体に特異的なもの)含有PBS(100μL)を添加して、室温で4時間載置した。その後、これを1%BSA含有PBSで洗浄し、1%BSA含有PBSで100倍に希釈したFITCでコンジュゲートしたヤギ抗ウサギIgG抗体を添加し、暗所で30分間、載置した。さらに、上述のFACS分析に準じてPI染色を行った後、フローサイトメトリー(Beckman−Coulter社製)でリン酸化ヒストンH3量を測定した。
50μgの蛋白(下述の蛋白調製に準じて調製したもの)をSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動(12.5%)を行い、泳動後の各蛋白を、定法に従いニトロセルロース膜に転写し、5%スキムミルク及び0.1%Triton X−100含有トリス緩衝生理食塩水(TBS−T)を用い、室温で1時間、ブロッキング反応を行った。得た膜を、下記の所望の抗体で4℃16時間インキュベートし、その後、西洋わさび由来ペルオキシダーゼでコンジュゲートした二次抗血清(下述の所望の抗体の由来動物に対するもの)で、室温1時間インキュベートした。その後、標的蛋白を、ECL reaction kit(Amersham社製)及びchemiluminescence film(Amersham社製)で可視化して、蛋白像を得た。
p53抗体(Calbiochem社製)
リン酸化p53抗体(15番目のセリン残基がリン酸化されているものに対するもの)(Cell signaling technology社製)
リン酸化SMC1抗体(966番目のセリン残基がリン酸化されているものに対するもの)(Bethyl社製)
リン酸化ATM抗体(1981番目のセリン残基がリン酸化されているものに対するもの)(Rockland社製)
ATM抗体(ポリクローナルウサギIgG抗体;H−300;Santa Cruz社製)
ATR抗体(ポリクローナルウサギIgG抗体;Bethyl社製)
チューブリン抗体(Sigma社製)
Wip1抗体(ポリクローナルウサギIgG抗体;H−300;Santa Cruz社製)
細胞を、氷冷PBSで培養ディッシュから剥離し、冷PBSで2回洗浄した後、遠心分離して得た細胞ペレットに、下述のUTB緩衝液で可溶化して、細胞由来の蛋白混合物を調製した。蛋白量は、Protein Assay Kit(Bio−Rad社製)で測定した。
8mM 尿素
150mM 2−メルカプトエタノール
50mM Tris(pH 7.5)
リン酸化反応用ATR混液には、非特許文献8等の公知の方法を用いて製造されたFlagでタグ付けしたATRを用いた。詳しくは、非特許文献8に開示の方法は、ATR遺伝子(配列番号1)のBamH1−SwaIフラグメント(1kb)を、Flag(DYKDDDDK)をN末端に有するATRに対応する遺伝子に置き換えてPCRで増幅させた遺伝子産物を、pcDNA3.1に導入したプラスミドから合成する方法である。また、リン酸化反応用ATM混液には、非特許文献7の公知の方法及び抗ATM抗体を用いて得たATMを用いた。
10mM Tris(pH7.5)
1mM EDTA
1mM EGTA
150mM NaCl
0.5% NP−40
1% Triton X−100
1mM フェニルメタンスルフォニルフルオライド(PMSF)
2μg/mL ペプスタチン
2μg/mL アプロチニン
1mM p,p’−ジクロロジフェニルトリクロロエタン(DDT)
50mM Tris(pH7.4)
50mM グリセロリン酸
150mM NaCl
1% Tween20
10% グリセロール
10mM Hepes(pH7.5)
50mM グリセロリン酸
50mM NaCl
10mM MgCl2
10mM MnCl2
293T細胞を増殖培地中で2×104個/cm2となるように10cmディッシュに播種して一昼夜培養した。その後、上述のFlag−ATM及びFlag−ATRを最終濃度25mMのBES(N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−2−アミノエタンスルホン酸)と25mMのCaCl2とに混合して、細胞にトランスフェクトさせた。一晩培養後、新鮮な増殖培地に交換して2日間培養した。
ATM(ataxia telangiectsia mutated)及びATR(ataxia telangiectasia and Rad−3−related)は、細胞周期のDNA損傷に対する反応に係るシグナル伝達において、重要な役割を演じる。ATM及びATRは、Chk1、p53、NBS1、Brca1、SMC1などのいわゆるチェックポイント・タンパク質群や転写因子をリン酸化する。発癌の原因ともなる次の世代へのDNA損傷の持ち越しを防ぐために、上述のチェックポイントシグナルは、細胞周期全体を制御している。ATM又はATRの不全は、UV若しくはIR照射又は障害誘導性薬剤により誘導されたDNA損傷により、細胞の生存率を低下させる。このことは、損傷を受けたDNAの修復、維持及び管理において、ATM及びATRが必要であることを示す。本発明において、本願出願人は、in vivoでのDNA損傷反応におけるチェックポイントシグナル伝達経路に対してスクアレンが阻害効果を有することを示す。
Claims (7)
- 下記式(I)
に示す構造式の化合物を有することを特徴とするWip1発現増強剤。 - 当該Wip1発現増強剤は、in vitroにおいて、ATR及びATMのキナーゼ活性を阻害しないことを特徴とする請求項1に記載のWip1発現増強剤。
- 下記式(I)
に示す構造式の化合物を有することを特徴とする癌治療増感剤。 - 癌の化学療法剤とともに用いることを特徴とする請求項3に記載の癌治療増感剤。
- 前記化学療法剤は、核酸代謝拮抗剤であることを特徴とする請求項4に記載の癌治療増感剤。
- 癌の放射線療法とともに用いることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一項に記載の癌治療増感剤。
- 当該癌治療増感剤は、ATR及びATMのキナーゼ活性を阻害しないことを特徴とする請求項3乃至6のいずれか一項に記載の癌治療増感剤。
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