JP2008290310A - シート・フィルム成形用ロール装置及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】タッチ抜けを防止でき、幅方向の厚みが均一で歪みのない薄物フィルムが形成できる薄物フィルム製造装置を提供する。
【解決手段】成形スタンド1には主ロール2と、副冷却ロール3と、副冷却ロール3の反対側にある弾性ロール4と、弾性ロール4を主ロール2に向けて押圧するバックアップロール5を配置している。Tダイ6を通して供給される樹脂材(液)8は、主ロール2と弾性ロール4のギャップに供給され、冷却、成形されてフィルム10になる。弾性ロール4は弾性薄肉のシエル41を有し荷重により撓む。バックアップロール5で弾性ロール4を加圧して撓ますことにより、樹脂材8に所望の力が加わり、材料幅方向の荷重を調整できる。荷重調整機構20はコッター位置を調整し、弾性ロール4の押付力とバックアップロール5の押付力のバランスを調整し、タッチ抜けの防止や幅方向の厚みの調整を行う。
【選択図】図1
【解決手段】成形スタンド1には主ロール2と、副冷却ロール3と、副冷却ロール3の反対側にある弾性ロール4と、弾性ロール4を主ロール2に向けて押圧するバックアップロール5を配置している。Tダイ6を通して供給される樹脂材(液)8は、主ロール2と弾性ロール4のギャップに供給され、冷却、成形されてフィルム10になる。弾性ロール4は弾性薄肉のシエル41を有し荷重により撓む。バックアップロール5で弾性ロール4を加圧して撓ますことにより、樹脂材8に所望の力が加わり、材料幅方向の荷重を調整できる。荷重調整機構20はコッター位置を調整し、弾性ロール4の押付力とバックアップロール5の押付力のバランスを調整し、タッチ抜けの防止や幅方向の厚みの調整を行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、プラスチックの押出成形シートやフィルムを挟圧成形して冷却し、シート製品やフィルム製品を製造するシート・フィルム成形用ロール装置とその荷重調整機構及び調整方法に関する。
従来から熱可塑性樹脂の透明なシート・フィルムの押出成形法では、剛性の高い金属ロールによる挟圧成形法が用いられてきた。供給された溶融樹脂の余剰分はロール間に溜まり、バンクが形成される。連続的にバンクが形成されることによりシート・フィルムの表裏面に挟圧しているロール表面がきれいに転写される効果をもたらして、透明なシート・フィルムが成形される。しかし、薄物シート・フィルム(例えば、厚さ0.3mm以下)の場合には、バンクの量を少なくする必要があり、バンク量を多くすると、製品の表面にバンクマークと呼ばれる横縞状の凹凸模様が発生して製品外観を損なうこととなる。このバンク量を適正に許容範囲内に納める事は至難の域であった。又、バンク量が少なくなると、ロール表面の鏡面や梨地面の転写ができず、ロール面に接触できなかった部分のシート表面に凹凸、ちり緬皺、あばた等、タッチ抜けと通称される現象が発生する。これに対応するため、特許文献1には、弾性ロールを内筒と外筒で形成し、その空間部に冷却媒体を流すと共に、外筒の肉厚を内筒の肉厚の1/2〜1/10程度にする開示がある。
上記従来技術においては、弾性ロールのロール面はクラウンが付けられ、主冷却ロールへの押付け力によりシートが幅方向に直線状に可撓するようになっている。しかし、ロール表面は滑らかに連結されなければならず、この調整が簡単には行えない。
ロール幅方向に均一に荷重を与えるために、ロールにクラウンを加工することはよく知られている。しかし、クラウン加工は一定の条件でのみ有効であり、条件が変わると別のクラウンを用意し、ロール交換が必要になる。このため、幅方向の厚みむらの解決には依然、問題が残されている。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点に鑑み、タッチ抜けを防止し、幅方向の厚みが均一で歪みのない薄物フィルムが形成でき、かつ厚み調整が容易に行えるシート・フィルム成形用ロール装置及びその制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明は、樹脂材をロール間で冷却しながらシート状に成形する薄物フィルム製造装置において、剛性を持つ主ロールと、弾性変形が可能なシエルを持つ弾性ロールと、前記弾性ロールに接して前記主ロール方向に荷重を加えるバックアップロールと、前記主ロールと前記弾性ロール間の位置、前記弾性ロールと前記バックアップロール間の位置を調整する荷重調整機構を備えることを特徴とする。
前記弾性ロールは十分な剛性を有する内筒と、前記樹脂材からの反力により撓む薄肉シエルとから構成され、前記バックアップロールの荷重を前記薄肉シエルを介して前記樹脂材に与える。
前記荷重調整機構は、各ロールを前記荷重の方向に移動可能な軸受箱で支承し、軸受箱間のコッターを押込みまたは引き抜き方向に移動するように構成している。
本発明は、樹脂材をロール間で冷却しながらシート状に成形する薄物フィルム製造装置の制御方法であって、成形のための材料幅がバックアップロール幅と同等の場合で、成形材の全面にタッチ抜けがあるときは、主ロールと弾性ロール間の軸間距離を狭めるように制御することを特徴とする。
また、成形のための材料幅がバックアップロール幅と同等の場合で、成形材に部分的にタッチ抜けがあるときは、タッチ抜け箇所に応じて主ロールと弾性ロール間の軸間距離と、弾性ロールとバックアップロール間の軸間距離を互いに相反するように制御することを特徴とする。
また、成形のための材料幅がバックアップロール幅と異なる場合は、主ロールと弾性ロール間の軸間距離と、弾性ロールとバックアップロール間の軸間距離を互いに相反するように制御することを特徴とする。
本発明の薄物フィルム製造装置によれば、樹脂の成形過程において発生する、バンクマークと呼ばれる横縞状の凹凸模様の発生や、タッチ抜けを防止でき、幅方向の厚みが均一で歪みの少ないフィルムを成形できる。また本発明の薄物フィルム製造装置の制御方法によれば、バックアップロールが与える荷重を調整することで、薄肉ロールに与える荷重を簡単に調整でき、かつ材料幅とバックアップロール幅との関係により、材料の中央部、あるいは材料の両端部への荷重を容易に調整できる効果がある。
以下、本発明の具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態を示す薄物フィルム製造装置の構成を示す。図1のように、成形スタンド1には主ロール2、副冷却ロール3、弾性ロール4、バックアップロール5が配置されている。主ロール2と副冷却ロール3は高剛性の金属ロールで、クラウンは有していない。主ロール2に対し、副冷却ロール3の反対側にある弾性ロール4は弾性薄肉ロールで、その外周の肉厚は金属であれば5mm以下、望ましくは1−3mmである。さらに、弾性ロール4を主ロール2に向けて押圧するバックアップロール5を設け、その表面をテフロン(登録商標)で構成している。
液状樹脂供給装置7からTダイ6を通して供給される樹脂材(液)8は、主ロール2と弾性ロール4のギャップに供給され、冷却、成形されてフィルム10になり、さらに主ロール2と副冷却ロール3のギャップを経て巻取機9に巻き取られる。
図2は弾性ロールの断面構造を示す構造図である。弾性ロール4は剛性の高い内筒42とそれを取り巻く薄肉シエル41から構成され、内筒や軸は撓むことがない。一方、薄肉シエル41は弾性薄肉(1−3mm)で、荷重により撓むことができる。この撓んだ薄肉シエル41をバックアップロール5で押さえることにより、薄肉シエル41を介して樹脂材8に力が加わり、材料幅方向の荷重を調整することができる。薄肉シエル41と内筒42の間には冷媒(熱媒油)44を流す通路43が形成されている。
本実施例の成形スタンド1では、主ロール2と弾性ロール4のロール幅(荷重幅)が同じであり、バックアップロール5のロール幅(荷重幅)は材料幅と同じであることが多い。また、弾性ロール4以外の各ロールも中空に形成されていて、その中空部に冷媒を循環している。
各ロールへの荷重の調整は荷重調整機構20によって行われる。図3は、荷重調整機構を備えた成形スタンドの構成を示す。荷重調整機構20は各ロールに対応して軸受箱21、コッター22、コッター位置調整用モータ23及びシリンダー24を備えている。軸受箱21は主ロール2を固定すると共に、弾性ロール4、バックアップロール5をそれぞれ荷重方向にスライドするように支承する。軸受箱21の動作はシリンダー(油圧又はエアシリンダー)24で加圧する機構となっている。
軸受箱間にはくさび状のコッター22を設け、コッター位置調整用モータ23によってコッター位置を調整して、ロールの位置決めや荷重の調整を行う。なお、バックアップロール用のシリンダー24のみを設置し、その荷重を弾性ロール4を介して樹脂材8に与えるようにしてもよい。また、シリンダー24に替えてウオームジャッキを設置し、このジャッキにて位置調整を行い、荷重を与えるようにしてもよい。
図3では荷重調整機構の左側のみを示しており、右側は省略している。このように、弾性ロール4の押付力とバックアップロール5の押付力のバランスを調整することで、タッチ抜けの防止や幅方向の厚みの調整を容易に行うことができる。また、図3の右側にはB−B断面を示し、樹脂材8が主ロール2と弾性ロール4のギャップを通り、更に副冷却ロールを経てフィルム10に成形される様子が示されている。
ここで、主ロール2の必要荷重Fは、弾性ロール4の各端にかける荷重F1、バックアップロール5の各端にかける荷重F2とすると、(1)式の関係になる。
F=2F1+2F2 …(1)
ここで、F1=F2またはF1=0とすると、弾性ロール4は材料側とバックアップロール側に均等に撓む。このように、F1とF2のバランスを調整することで、厚みやタッチ抜けの微調整を容易に行うことができる。
F=2F1+2F2 …(1)
ここで、F1=F2またはF1=0とすると、弾性ロール4は材料側とバックアップロール側に均等に撓む。このように、F1とF2のバランスを調整することで、厚みやタッチ抜けの微調整を容易に行うことができる。
図4は荷重調整機構の調整の手順を示すフローチャートである。運転開始に際して、ステップ101では基本状態の調整(初期調整)を行う。主ロール2とタッチロール4間及びタッチロール4とバックアップロール5間のコッター22の位置をそれぞれモータ23で調整し、主ロール2、弾性ロール4及びバックアップロール5の中心位置を、弾性ロール4の変形状態が左右対称になるように設定する。すなわち、材料8からの反力に等しい荷重をバックアップロール5に与え、弾性ロール4が均等に撓むようにする。このために、F2が材料8からの反力に等しい荷重となるように、シリンダー24のストロークを調整し、調整されたF2をバックアップロール5に与えるようにしても良い。これにより、弾性ロール4の主ロール側とバックアップロール側のつぶれ量が均等になる。この基本状態で運転が開始される。
次に、ステップ102で、材料幅はバックアップロール幅と同じかをチェックする(通常の状態)。同じときに行う制御の開始状態を状態(A)とする。ステップ103では、成形されたフィルム10にタッチ抜けが有るか否かをチェックする。タッチ抜けがなければ定常運転(生産)に移行する(ステップ112)。
スッテップ103でタッチ抜けがある場合、ステップ104ではタッチ抜けが材料幅の全面か、部分的かを指示する。この指示は人の目による判断によっても良いが、材料面の光学的な検知に基づいて自動的に行っても良い。タッチ抜けが全面にある場合は、主ロール2と弾性ロール4間のコッターを抜き方向に移動し、ロール軸受箱間ギャップを狭め、押付け力を増す(ステップ105)。その後、状態(A)へ戻る。スッテップ104で、タッチ抜けが部分的な場合は、ステップ106でタッチ抜け箇所を指示する。
ステップ107は、タッチ抜けが材料幅の中央部に多い場合で、主ロール2とタッチロール4間のコッターを押込み方向に移動し、そのロール軸受箱間ギャップを広げる。さらに、弾性ロール4とバックアップロール5間のコッターを抜き方向に移動し、そのロール軸受箱間ギャップを狭める。その後、状態(A)へ戻る。
すなわち、主ロール中心軸とタッチロール中心軸の距離が基本状態より大となり、弾性ロール中心軸とバックアップロール中心軸の距離が基本状態より小になるので、弾性ロール4の材料側の中心部への荷重が大となる。
図5はステップ107の状態を示す模試図である。主ロール2と弾性ロール4間のコッターを押込み方向に移動し、弾性ロール4とバックアップロール5間のコッターを抜き方向に移動している。これにより、バックアップロール5の押付力はタッチロール4を介して材料の中央部に作用し、中央部のタッチ抜けを防止できる。
ステップ108は、タッチ抜けが材料幅の両端部に多い場合で、主ロール2と弾性ロール4間のコッターを抜き方向に移動し、そのロール軸受箱間ギャップを狭める。さらに、タッチロール4とバックアップロール5間のコッターを押込み方向に移動し、そのロール軸受箱間ギャップを広げる。その後、状態(A)へ戻る。
図6はステップ108の状態を示す模試図である。主ロール2と弾性ロール4間のコッターを抜き方向に移動し、弾性ロール4とバックアップロール5間のコッターを押込み方向に移動している。これにより、バックアップロール5の押付力は弾性ロール4を介して材料の両端部に作用し、両端部のタッチ抜けを防止できる。
ステップ102で材料幅とバックアップロール幅が異なる場合に、ステップ109で材料幅がバックアップロールより狭いか否かを判定する。狭い場合はステップ110で、主ロール2と弾性ロール4間のコッターを押込み方向に移動し、そのロール軸受箱間のギャップを広げる。さらに、弾性ロール4とバックアップロール5間のコッターを抜き方向に移動し、そのロール軸受箱間のギャップを狭める。その後、状態(A)へ戻る。
ここでは、材料からの反力より大きい荷重F2をバックアップロール5に与えている。すなわち、主ロール中心軸と弾性ロール中心軸の距離は基本状態より大にし、弾性ロール中心軸とバックアップロール中心軸の距離は基本状態より小にすることにより、幅方向中央部に強い荷重が与えられるので材料端部の撓みが防止され、均等な厚みが得られる。
図7はステップ110の状態を示す模試図である。材料幅がバックアップロール幅より狭い場合で、主ロール2と弾性ロール4間のコッターを押込み方向に移動し、弾性ロール4とバックアップロール5間のコッターを抜き方向に移動している。これにより、バックアップロール5の押付力は弾性ロール4を介して材料全体に作用し、材料のタッチ抜けを防止できる。
ステップ111は、材料幅がバックアップロール幅より広い場合で、主ロール2と弾性ロール4間のコッターを抜き方向に移動し、そのロール軸受箱間のギャップを狭める。さらに、弾性ロール4とバックアップロール5間のコッターを押込み方向に移動し、そのロール軸受箱間のギャップを広げる。その後、状態(A)へ戻る。
ここでは、材料からの反力と等しい荷重F2をバックアップロール5に与えている。すなわち、主ロール中心軸とタッチロール中心軸の距離を基本状態より小とし、弾性ロール中心軸とバックアップロール中心軸の距離も基本状態より大にする。これにより、弾性ロール4は主ロール側とバックアップロール側で対称、かつ均等に撓んでいるので、均等な厚みを得ることができる。
図8はステップ111の状態を示す模試図である。材料幅がバックアップロール幅より広い場合で、主ロール2と弾性ロール4間のコッターを抜き方向に移動し、弾性ロール4とバックアップロール5間のコッターを押込み方向に移動している。これにより、バックアップロール5の押付力は弾性ロール4を介して材料両端部まで作用し、材料のタッチ抜けを防止できる。
1…フィルム成形スタンド、2…主ロール、3…副冷却ロール、4…弾性ロール(弾性薄肉ロール)、41…薄肉シエル、42…内筒、5…バックアップロール、6…Tダイ、7…溶液状樹脂供給装置、8…樹脂材(液)、9…巻取機、10…フィルム、20…荷重調整機構、21…軸受箱、22…コッター、23…コッター位置調整用モータ、24…シリンダー。
Claims (9)
- 樹脂材をロール間で冷却しながらシート状に成形する薄物フィルム製造装置において、
剛性を持つ主ロールと、弾性変形が可能なシエルを持つ弾性ロールと、前記弾性ロールに接して前記主ロール方向に荷重を加えるバックアップロールと、前記主ロールと前記弾性ロール間の位置、前記弾性ロールと前記バックアップロール間の位置を調整する荷重調整機構を備えることを特徴とするシート・フィルム成形用ロール装置。 - 請求項1において、前記弾性ロールは十分な剛性を有する内筒と、前記樹脂材からの反力により撓む薄肉シエルとから構成され、前記バックアップロールの荷重を前記薄肉シエルを介して前記樹脂材に与えることを特徴とするシート・フィルム成形用ロール装置。
- 請求項1又は2において、前記荷重調整機構は、各ロールを前記荷重の方向に移動可能な軸受箱で支承し、軸受箱間のコッターを押込みまたは引き抜き方向に移動するように構成していることを特徴とするシート・フィルム成形用ロール装置。
- 請求項1または2において、前記荷重調整機構は前記樹脂材からの反力と等しいバックアップロール荷重を幅方向に均等に与えるように調整することを特徴とするシート・フィルム成形用ロール装置。
- 樹脂材をロール間で冷却しながらシート状に成形する薄物フィルム製造装置の制御方法において、
成形のための材料幅がバックアップロール幅と同等の場合で、成形材の全面にタッチ抜けがあるときは、主ロールと弾性ロール間の軸間距離を狭めるように制御することを特徴とするシート・フィルム成形用ロール装置の制御方法。 - 樹脂材をロール間で冷却しながらシート状に成形するシート・フィルム成形用ロール装置の制御方法において、
成形のための材料幅がバックアップロール幅と同等の場合で、成形材に部分的にタッチ抜けがあるときは、タッチ抜け箇所に応じて主ロールと弾性ロール間の軸間距離と、弾性ロールとバックアップロール間の軸間距離を互いに相反するように制御することを特徴とするシート・フィルム成形用ロール装置の制御方法。 - 請求項6において、タッチ抜け箇所が中央部に多い場合は、主ロールと弾性ロール間の軸間距離を広げ、かつ弾性ロールとバックアップロール間の軸間距離を狭めるように制御し、
タッチ抜け箇所が両端部に多い場合は、主ロールと弾性ロール間の軸間距離を狭め、かつ弾性ロールとバックアップロール間の軸間距離を広げるように制御することを特徴とするシート・フィルム成形用ロール装置の制御方法。 - 樹脂材をロール間で冷却しながらシート状に成形する薄物フィルム製造装置の制御方法において、
成形のための材料幅がバックアップロール幅と異なる場合は、主ロールと弾性ロール間の軸間距離と、弾性ロールとバックアップロール間の軸間距離を互いに相反するように制御することを特徴とするシート・フィルム成形用ロール装置の制御方法。 - 請求項8において、材料幅がバックアップロール幅より狭い場合は、主ロールと弾性ロール間の軸間距離を広げ、弾性ロールとバックアップロール間の軸間距離を狭めるように制御し、材料幅がバックアップロール幅より広い場合は、主ロールと弾性ロール間の軸間距離を狭め、弾性ロールとバックアップロール間の軸間距離を広げるように制御することを特徴とするシート・フィルム成形用ロール装置の制御方法。
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JP2007136854A JP2008290310A (ja) | 2007-05-23 | 2007-05-23 | シート・フィルム成形用ロール装置及びその制御方法 |
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JP2007136854A Pending JP2008290310A (ja) | 2007-05-23 | 2007-05-23 | シート・フィルム成形用ロール装置及びその制御方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010228217A (ja) * | 2009-03-26 | 2010-10-14 | Fujifilm Corp | 光学フィルム、並びにその製造方法及び製造装置 |
JP2016078256A (ja) * | 2014-10-10 | 2016-05-16 | 住友ゴム工業株式会社 | ゴムストリップの製造装置 |
-
2007
- 2007-05-23 JP JP2007136854A patent/JP2008290310A/ja active Pending
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