JP2008289788A - 理美容用ケープ - Google Patents

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Abstract

【課題】内部への液剤の浸入を防止し、着用者に不快感を与えることを抑止することが可能な理美容用ケープを提供する。
【解決手段】シート状に形成されたカバー本体部2のうち、着用者の首下から背中全体までを覆う部位である後ろ身頃部5に、襟部6から後ろ裾部50に向かう方向に沿って、ガイド部53を設ける。なお、ガイド部53は、ポリアセタール樹脂やポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の可撓性を有するワイヤ状のプラスチックからなるガイド部材が内包されたワイヤ部54と、ワイヤ部54の下端側の端にプレート状の鉛が内包されたプレート部55とから形成される。したがって、ケープ1によれば、着用者が、姿勢を変えた場合であっても、ワイヤ部54のガイド部材により、着用者の背中で後ろ身頃部5の形状が一定に保たれ、ケープ1が着用者と椅子との間に入り込むことを防止することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、理髪美容の際に使用する理美容用ケープに関する。
周知のように、理髪店や美容室等においては、カットやパーマ、毛染めの際に、着用者(顧客)の首の周囲から肩にかけて背中および膝までを覆う理美容用ケープ(以下、単にケープと呼ぶ)が用いられている。
なお、ケープは、簡易的な防水加工が施された生地で作製されており、理髪美容のサービスを行う従事者(施術者)が、このサービスを受ける顧客(被施術者)の衣服に、カットした髪の毛や、シャンプー,リンス,トリートメント,パーマ液,ヘアダイ(ヘアカラー),ブリーチ(脱色剤)、ヘアマニキュア等の液剤を付着させることを防止するために用いられている。なお、これらの液剤のうち、特にパーマ液やヘアダイ、ブリーチ等の特殊液剤が衣服に付着すると、衣服が変色したり、汚れが取れないようになる。
この種のケープとしては、着用者の首に巻き付ける襟部から液剤等がケープ内に浸入することを防止するために、その襟部に、面ファスナやフック状の止め金具等を外設してこれらを係止する位置を調節したり(例えば、特許文献1参照)、ゴム製の紐やシート等を円錐状に内設してこれらの伸縮性を利用したり(例えば、特許文献2参照)することにより、着用者の首の大きさに合わせて襟部を首に密着させるものが知られている。
特開平10−165227号公報 特開平8−242942号公報
ところで、ケープの着用者が、例えば本や雑誌を取るために前かがみになる等、姿勢を変えてから椅子に座り直した際に、図5に示すように、椅子の背もたれ部と着用者の背中との間にケープが入り込み、そのケープが入り込んだ箇所に、カットした髪の毛やケープに付着した液剤が流れ落ちて溜まることがある。このような状態で、着用者が椅子の背もたれ部に凭れる等すると、その溜まった髪の毛の異物感や、ケープを透過した液剤によって、着用者に不快感を与えてしまったり、着用者の衣服を汚してしまったりする可能性があるという問題があった。
なお、上述したようにケープは撥水性を有しているが、一般的に、その撥水性は、単に付着した少量の水滴を外部から内部に浸透させない程度のものであり、ケープの表面に液剤が長時間にわたって留まっている場合や、着用者が椅子の背もたれ部に凭れる等して、その留まっている液剤に外圧がかかった場合には、液剤がケープの内部に透過してしまうのである。
仮に、強い撥水性を有する生地を使用してケープが作製されていたとしても、その撥水性は、洗濯を繰り返すことによって徐々に低下するため、繰り返し使用されたものは、結局、上述の問題が生じることになる。
本発明は、上記問題点を解決するために、内部への液剤の浸入を防止し、着用者に不快感を与えるのを抑止することが可能な理美容用ケープを提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の理美容用ケープでは、シート状に形成されたケープ本体に襟部を有し、理髪美容のサービスを受ける被施術者に着用させる際に、この襟部を被施術者の首の周囲に巻装させて被施術者に固定させる。
また、このように当該理美容用ケープを着用した被施術者の背中を覆うケープ本体の部位をケープ背面部とすると、このケープ背面部にケープ本体における襟部から下端縁に向かう方向に沿って可撓性の素材からなる一条ないし複数条のガイド部材が配設されている。なお、ケープ本体における下端縁とは、当該理美容用ケープを被施術者に着用させた時に下方に位置するケープ本体の縁をいう。
したがって、本発明の理美容用ケープによれば、ケープ背面部に襟部から下端縁に向かう方向に沿って配設されたガイド部材により、ケープを着用した被施術者(以下、着用者という)の背面部でケープ背面部の形状が一定に保たれ、着用者が姿勢を変えた場合であっても、ケープ背面部が着用者と椅子との間に入り込むことがなく、ケープ背面部に付着した液剤が流れ落ちて着用者と椅子との間のケープ背面部に溜まることを防止し、ひいては着用者の衣服を汚してしまうことを防止することができる。更には、着用者が座っている椅子を汚してしまうことも同時に防止できるため、次回以降にこの椅子に座る被施術者の衣服を汚してしまうことも防止することができる。
また、ガイド部材は可撓性の素材からなるため、ケープ背面部が着用者の背中にフィットし、着心地を損なうことなく上述の効果を得ることができる。なお、洗濯機で繰り返し洗って使用することができるため、コスト面における余計な負担もかけずに済む。
さらに、本発明の理美容用ケープにおいて、請求項2に記載のように、ガイド部材の下端縁側の端に錘を設けることが望ましい。
この場合、ケープ背面部に配設されたガイド部材の下端縁側の端に設けた錘が、ガイド部材が有する元の形状に戻ろうとする復元力を補助するため、椅子の背もたれ部と着用者の背中との間にケープが入り込むことをより確実に防止することができる。
また、請求項3に記載のように、被施術者に当該理美容用ケープを着用させる際に、両側から互いに重ね合わされるケープ本体の一対の部位を合わせ部とすると、この合わせ部にガイド部材を配設してもよい。
この場合、本発明の理美容用ケープを被施術者に着用させる際に、合わせ部が被施術者の背面に位置するように、即ち、合わせ部がケープ背面部となるように着用させればよい。
なお、請求項4に記載のように、合わせ部を重ね合わせた状態に保持するために、合わせ部に面ファスナを設けることが望ましい。
この場合は、合わせ部に設けられた面ファスナにより、合わせ部の着脱を容易にすることができる。
さらに、請求項5に記載のように、合わせ部の一対の部位のうち、一方の部位に面ファスナの一方をガイド部材に沿って配設し、他方の部位に面ファスナの他方を下端縁に沿った方向に配設することが望ましい。
この場合、面ファスナが、その一方(例えば、フック面ファスナ)と他方(例えば、ループ面ファスナ)が垂直に係止するように配設されているため、ケープ背面部で重ね合わせる位置(合わせ部の位置)を縦方向および横方向に調節することができる。
したがって、例えば、本発明の理美容用ケープを着用する被施術者の首の大きさに合わせて襟部を巻装させた結果、合わせ部の一方と他方が縦方向に互いにずれた場合であっても、合わせ部を隙間なく保持させることができる。
ところで、本発明の理美容用ケープにおいて、襟部は、請求項6に記載のように、帯状の巻装部と共に、この巻装部とのなす角が鈍角となるように巻装部の一端から延設された取付部を有し、この取付部と、巻装部の両端部のうち取付部が設けられた側とは反対側に位置する端部とを着脱自在に固定する面ファスナを配設することが望ましい。
この場合、取付部が巻装部から鈍角に延設されていることにより、面ファスナによって襟部をループ状に固定した時に、襟部は、単純な円柱形ではなく、山麓型の形状を形成するため、本発明の理美容用ケープを着用する被施術者の首の大きさに合わせて襟部を首に密着させる際に、被施術者の首にかかる負担(圧迫感)を軽減することができる。
また、ケープ本体は、請求項7に記載のように、被施術者の腕を覆い且つ挿通させる袖部を有し、請求項8に記載のように、通気のための開口を形成する開閉自在な通気部を設けるとよい。
前者の場合、被施術者は、本発明の理美容用ケープを着用した状態で、本や雑誌などを読むことができ、後者の場合、ケープ本体に設けられた通気部により、ケープ本体の下端縁や袖口からの通気性がよくなり、待ち時間などを快適に過ごすことができる。また、特に、ケープ本体の前面に通気部を設けた場合、被施術者自身が、自由に通気部の開閉を行うことができる。
なお、通気部は、請求項9に記載のように、通気性を有するシート状の部材で覆われていることが望ましい。
この場合、通気部の開口を覆う部材が通気性を有するシート状であるため、本発明の理美容用ケープを着用した被施術者の衣服がケープ本体の外部に出てしまうことがなく、このため、通気部の開閉が容易になる。
図1は、本実施形態の理美容用ケープ(以下、ケープという)の正面図、図2はその背面図である。なお、以下では、ケープにおける位置を表す場合に、このケープを椅子に座って着用する着用者の高さ方向を上方向、その反対方向を下方向、着用者の正面側を前側、着用者の背面側を後ろ側、着用者と接する面側(即ち、ケープの裏面側)を裏側、その反対面側(即ち、ケープの表面側)を表側という。
<全体構成>
図1および図2に示すように、ケープ1は、着用者の首の周囲から肩にかけて膝全体および背中全体までを覆う大きさのシート状に形成されたカバー本体部2と、着用者の肩および脇から手首までを覆う大きさの筒状に形成された一対の袖部3a,3bとを備え、袖部3a,3bがカバー本体部2の左右両側に縫合されることにより形成されている。なお、ケープ1の外側表面は、ポリエステルやポリウレタン、ナイロン等の化学繊維に簡易的に撥水処理を施した表面生地により形成されている。また、以下では、袖部3a,3bがカバー本体部2に縫合される部位を縫合部位という。
<袖部の構成>
このうち、袖部3a,3bは、ケープ1の袖側から内部への通気性を高めるために設けられた袖側通気部30a,30bを有している。
袖側通気部30a,30bは、着用者から自然に見える表側の位置(即ち、前側)にあり、且つ、着用者の手首周りで開口する袖口から縫合部位に向かって設けられた線ファスナ31a,31bと、肌触りがよく通気性に優れたメッシュ状のナイロン生地からなり、線ファスナ31a,31bを覆う位置に裏側から設けられたメッシュ地32a,32bと、着用者が指で容易に摘むことできる程度の大きさを有し、袖口のうち線ファスナ31a,31b付近に設けられた袖摘み33a,33bとを備えている。
なお、線ファスナ31a,31bは、図1(b)に示すように、袖口側の端部で分離可能なオープンエンド型のものである。
<カバー本体部の構成>
カバー本体部2は、その前側で着用者の首下から膝全体までを覆う大きさを有する前身頃部4と、その後ろ側で着用者の首下から背中全体までを覆う大きさを有する左右に分割された一対の後ろ身頃部5と、着用者の首周りを巻装する長さを有する襟部6とを備え、各部4〜6が縫合されることにより形成されている。なお、前身頃部4と左右一対の後ろ身頃部5とは、着用者の脇下に沿う位置で縫合され、シート状に形成されている。また、以下では、前身頃部4が襟部6と縫合される部位を前襟刳り、後ろ身頃部5が襟部6と縫合される部位を後ろ襟刳りという。
《前身頃部の構成》
このうち、前身頃部4は、ケープ1の前側から内部への通気性を高めるために設けられた前側通気部40a,40bを有している。
なお、前側通気部40a,40bは、袖側通気部30a,30bと同様の構成を有し、着用者の脇側に沿って設けられた線ファスナ41a,41bと、線ファスナ41a,41bを覆う位置に裏側から設けられたメッシュ地42a,42bとを備えている。
但し、線ファスナ41a,41bは、図1(b)に示すように、その両端部で分離しないクローズエンド型のものである。
《襟部の構成》
襟部6は、図3に示すように、着用者の首周囲を巻装できる長さを有する帯状の巻装部60と、巻装部60の一端部から予め設定された突出角度で外側に突出するように延設された取付部61と、巻装部60と取付部61を係止するための面ファスナ62a,62bとを備え、前身頃部4とは、前襟刳りが概ねU字状の曲線となるように襟部6と縫合され、後ろ身頃部4とは、後ろ襟刳りが概ねV字状の曲線となるように襟部6と縫合されることにより山麓型に形成されている。
なお、取付部61の突出角度は、巻装部60となす角が鈍角となる角度であり、取付部61を巻装部60に重ね合わせたときに、着用者の首の後ろ周りに該当する位置で、間延びした概ねV字状となるように予め設定されている。
また、面ファスナ62a,62bのうち、重ね合わせたときに上側にくる面ファスナ62a(例えば、ループ面ファスナ)が、取付部61の裏側に縫合され、重ね合わせたときに下側にくる面ファスナ62b(例えば、フック面ファスナ)が表側に、巻装部60の両端部のうち取付部61が設けられた側とは反対側に位置する端部から巻装部60の中央まで縫合されている。
《後ろ身頃部の構成》
ここで、後ろ身頃部5は、図2に示すように、下端側の縁を有する部位を後ろ裾部50とすると、襟部6から後ろ裾部50に向かう方向に沿って中央で分割され、この分割された左右一対のうち、一方の後ろ身頃部(以下、左後ろ身頃部という)5bと、他方の後ろ身頃部(以下、右後ろ身頃部という)5aとから形成されている。
また、後ろ身頃部5は、左右の後ろ身頃部5b,5aを合わせたときに重なる合わせ部51に配設された二対の面ファスナ52a,52bと、合わせ部51に襟部6から後ろ裾部50に向かう方向に沿って配設されたガイド部53とを備えている。
なお、面ファスナ52a,52bは、いずれも帯状に形成されている。このうち、合わせ部51で重ね合わせたときに上側にくる面ファスナ52a(例えば、ループ面ファスナ)が、右後ろ身頃部5aの裏側に襟部6から後ろ裾部50に向かう方向に沿って縫合され、重ね合わせたときに下側にくる面ファスナ52b(例えば、フック面ファスナ)が、左後ろ身頃部5bの表側に後ろ裾部50に沿った方向に縫合されている。つまり、面ファスナ52a,52bは、互いを係止した時に、十字またはT字を形成するように配置されている。
また、ガイド部53は、ポリアセタール樹脂やポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の可撓性を有するワイヤ状のプラスチックからなるガイド部材が内包されたワイヤ部54と、ワイヤ部54の下端側の端にプレート状の鉛が内包されたプレート部55とを備え、左右の後ろ身頃部5a,5bの合わせ部51と、合わせ部51の左右両側に一定間隔離れた部位に配設されている。
<ケープの着用>
このように構成されたケープ1は、図4に示すように、理髪店や美容室等において、カットやパーマ、毛染めの際に使用され、理髪美容のサービスを行う従事者(施術者)が、椅子に座ってサービスを受ける顧客(被施術者)に着用させる。
この着用の際には、まず、従事者が、後ろ身頃部5および襟部6が開放されたシート状のケープ1の両側を掴み、前身頃部4の下端が顧客の正面側で膝下に達するまでケープ1を顧客に覆い、袖部3a,3bを顧客の両腕に通す(または顧客に両腕を通してもらう)。
そして、後ろ身頃部5の合わせ部51を椅子の背もたれ部の外側にまわして、合わせ部51に配設された面ファスナ52a,52bを係止することにより、合わせ部51の仮止めを行う。
次に、襟部6が有する一対の面ファスナ62a,62bで巻装部60と、この巻装部60から鈍角に延設された取付部61とを、間延びした概ねV字状となるように係止することにより、襟部6が、山麓形の形状となって顧客の首周りに密着される。なお、顧客の首の大きさに合わせて、襟部6が顧客の首に密着するように係止する位置の調節を行う。また、襟部6と顧客の首との間にタオルを挟んでもよい。
最後に、襟部6で係止する位置によって、左右の後ろ身頃部5a,5bの重なり幅と上下位置が異なる(即ち、右後ろ身頃部5bが左後ろ身頃部5aに比べて上方向に移動する)場合は、合わせ部51が開口しないように、二対の面ファスナ52a,52bの係止する位置を縦方向および横方向に調節し、椅子の背もたれ部の外側で、面ファスナ52a,52bを十字に係止することにより、合わせ部51の本止めを行う。
<効果>
以上説明したように、ケープ1では、左右の後ろ身頃部5a,5bの合わせ部51と、合わせ部51の左右両側に一定間隔はなれた部位、即ち、着用者の背中に位置する部分に、襟部6から後ろ裾部50に向かう方向に沿って、可撓性を有するワイヤ状のプラスチックからなるガイド部材が内包されたワイヤ部54が配設されている。
したがって、ケープ1によれば、着用者が、例えば本や雑誌を取るために前かがみになる等、姿勢を変えた場合であっても、ワイヤ部54のガイド部材により、着用者の背中で後ろ身頃部5の形状が一定に保たれ、ケープ1が着用者と椅子との間に入り込むことを防止することができる。その結果、ケープ1によれば、後ろ身頃部5に付着した液剤が流れ落ちて、着用者と椅子との間の後ろ身頃部5に溜まることがないため、着用者の衣服を汚してしまうことを防止できると共に、着用者が座る椅子を汚してしまうことも同時に防止できる。更には、次回以降にこの椅子に座る顧客(即ち、着用者)の衣服を汚してしまうことも防止することができる。
また、ケープ1では、襟部6に設けられ、巻装部60から鈍角に延設された取付部61により、巻装部60と取付部61とを間延びした概ねV字状となるように係止される。このため、ケープ1によれば、この係止される位置が着用者の首の後ろ中央で下方に配置されることにより、従事者が誤って襟部6を鋏で切ってしまう可能性を低減することができる。
ところで、ケープ1は、開閉自在な線ファスナ31,41と通気性に優れたメッシュ地32,42からなる袖側通気部30a,30bおよび前側通気部40a,40bを備えているため、着用者が線ファスナ31,41を開いた際に、メッシュ地32,42を介してケープ1の下端縁や袖口から内部への通気性を向上させることができる。このため、着用者がカットやパーマ、毛染めの際の待ち時間のあいだを快適に過ごすことができる。
また、ケープ1によれば、袖側通気部30a,30bおよび前側通気部40a,40bが、着用者から自然に見える表側の位置(即ち、前側)に設けられているため、着用者自身が、線ファスナ31,41をスライドさせることにより、袖側通気部30a,30bおよび前側通気部40a,40bの開閉を自在に行うことができる。
更には、ケープ1によれば、袖口のうち線ファスナ31a,31b付近に袖摘み33a,33bが設けられているため、着用者は、袖側通気部30a,30bの開閉をより簡単に行うことができる。つまり、袖部3aにおける袖側通気部30aを開く際は、着用者は、一方の袖部3aを通した方の手で、この袖部3aに設けられた側の袖摘み33aを摘み、他方の袖部3bを通した方の手で、袖側通気部30aに設けられた線ファスナ31aをスライドさせればよい。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、上記実施形態では、着用者の肩および脇から手首までを覆うために袖部3a,3bを有しているが、この袖部3a,3bの代わりに、着用者の両腕を含んで覆う大きさを有するカバー本体部2のみで構成してもよい。
また、上記実施形態では、襟部6から後ろ裾部50に向かう方向に沿って中央で分割された合わせ部51が、後ろ身頃5に設けられているが、この部位に限らず、例えば、前身頃部4に設けてもよい。この場合、後ろ身頃5にその中央を通って襟部6から後ろ裾部50に向かう方向に沿って、可撓性を有するワイヤ状のプラスチックからなるガイド部材を少なくとも一条内包したワイヤ部54を配設すればよい。
本発明の一実施形態による理美容用ケープの正面図。 本発明の一実施形態による理美容用ケープの背面図。 巻装部を直線状に配置した際の襟部の拡大図。 本発明の一実施形態による理美容用ケープが着用された状態を示す斜視図。 従来の理美容用ケープが着用者と椅子の間に入り込んだ状態を示す斜視図。
符号の説明
1…ケープ、2…カバー本体部、3…袖部、4…前身頃部、5…後ろ身頃部、6…襟部、30…袖側通気部、40…前側通気部、50…後ろ裾部、51…合わせ部、53…ガイド部、54…ワイヤ部、55…プレート部、60…巻装部、61…取付部。

Claims (9)

  1. 理髪美容の被施術者に着用させる理美容用ケープであって、
    シート状に形成され、前記被施術者に固定する際に前記被施術者の首に巻装される襟部を有したケープ本体と、
    当該理美容用ケープを前記被施術者に着用させた時に前記被施術者の背中を覆う前記ケープ本体の部位をケープ背面部、当該理美容用ケープを前記被施術者に着用させた時に下方に位置する前記ケープ本体の縁を下端縁として、前記ケープ背面部に前記襟部から前記下端縁に向かう方向に沿って配設された可撓性の素材からなる一条ないし複数条のガイド部材と、
    を備えることを特徴とする理美容用ケープ。
  2. 前記ガイド部材の前記下端縁側端に錘を設けたことを特徴とする請求項1に記載の理美容用ケープ。
  3. 当該理美容用ケープを被施術者に着用させた時に、互いに重ね合わされる前記ケープ本体の一対の部位を合わせ部として、
    前記合わせ部に前記ガイド部材が配設されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の理美容用ケープ。
  4. 前記合わせ部に、該合わせ部を重ね合わせた状態に保持するための面ファスナを設けたことを特徴とする請求項3に記載の理美容用ケープ。
  5. 前記合わせ部の一対の部位のうち、一方に前記面ファスナの一方を前記ガイド部材に沿って配設し、他方に前記面ファスナの他方を前記下端縁に沿った方向に配設することを特徴とする請求項4に記載の理美容用ケープ。
  6. 前記襟部は、
    帯状の巻装部と、
    該巻装部の一端から該巻装部となす角が鈍角となるように延設された取付部と、
    前記巻装部の前記取付部が設けられた側とは反対側の端部と、前記取付部とを着脱自在に固定する面ファスナと、
    からなることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の理美容用ケープ。
  7. 前記ケープ本体は、前記被施術者の腕を覆い且つ挿通させる袖部を有することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の理美容用ケープ。
  8. 前記ケーブ本体に、通気のための開口を形成する開閉自在な通気部を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の理美容用ケープ。
  9. 前記通気部が形成する開口は、通気性を有するシート状の部材で覆われていることを特徴とする請求項8に記載の理美容用ケープ。
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