JP2008289616A - マッサージ装置 - Google Patents

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和幸 武田
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Abstract

【課題】蒸気を供給しながら手軽に且つ効果的に頭皮のマッサージを行うことができるマッサージ装置を提供すること。
【解決手段】ケース2Aと枠体8と往復駆動手段12とを有して構成される駆動部としてのマッサージ装置本体2と、このマッサージ装置本体2に対する位置関係が固定された状態で周縁が前記枠体8に着脱自在に保持されると共に可撓性を有する材質から成る基板4と、この基板4に突出して設けられた複数の突起5、6,7とを有して構成される施療部3とから構成され、前記往復駆動手段12によって前記基板4がその面と交差する方向に撓ませられるマッサージ装置1であって、前記基板4に設けられた出口開口26に蒸気Jの供給手段27を接続したことで、前記施療部3を頭皮Sに押し当てて前記往復駆動手段12及び供給手段27を作動させ、蒸気Jを頭皮Sに供給しながら効果的に且つ手軽に頭皮Sのマッサージを行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、頭皮等のマッサージに使用するマッサージ装置に関するものである。
従来、この種のマッサージ装置としては、例えば、モータを内蔵したケーシングに弾性部材を介して振動ヘッドを取り付け、この振動ヘッド内に前記モータのモータ軸を突設させ、このモータ軸に振動子を偏心させた状態で取り付け、更に、前記振動ヘッドの一側面に柔軟物質から成るブラシを取り付けたマッサージ兼電動洗髪ブラシが知られている(例えば、特許文献1参照。)。このマッサージ兼電動洗髪ブラシにおいては、前記ブラシは円盤状に形成された基板としてのブラシ本体部と、該ブラシ本体部の一側面に多数突設された突起としての針状体片とから成る。そして、このマッサージ兼電動洗髪ブラシを使用する場合、使用者は、まずケーシングを把持して前記ブラシを頭部に押し当て、前記モータを作動させることで、前記振動ヘッドに内蔵されている振動子の偏心回転によって生じる振動が、前記振動ヘッド及びブラシを介して頭皮に伝達される。そして、前記ブラシは柔軟物質から構成されているので、頭皮を傷つけることなく毛穴の脂垢を取り除き、同時にマッサージを行うというものである。
特開2001−258974号公報
しかしながら、このようなマッサージ装置は、頭皮のマッサージ等を行うとき、前記振動ヘッドに内蔵されている振動子の偏心回転によって生じる振動が、前記振動ヘッド及び柔軟物質から構成されている前記ブラシを介して頭皮に伝達されるというものであるが、前記ブラシは頭皮に対して単純に振動しているだけなので、頭皮のマッサージを充分に行うことができないという問題があった。
このような問題を解決するものとして、本出願人はマッサージ装置を提案している(特願2006−53738)。これは、駆動部と、この駆動部によって動作する施療部とを有し、前記駆動部に、ケースと、前記施療部の基板の周縁を前記駆動部に対する位置関係が固定された状態で着脱自在に保持する枠体を設けると共に、前記基板の面と交差する方向にこの基板を撓ませる往復駆動手段を設け、前記施療部が、可撓性を有する材質から成る前記基板と、この基板に突出して設けられた複数の突起とで構成され、マッサージの際に、前記往復駆動手段によって前記施療部の基板を撓ませることで、この基板の撓みに伴って、この基板に設けられた複数の前記突起を繰り返し倒したり起こしたりさせることで相互に開閉させ、この相互に開閉する突起によって、揉んだり擦ったり叩いたりするように、頭皮を複雑にマッサージすることができるものである。そして特に、前記突起の形状を、幅狭な先端側と幅広の基端側を有すると共に湾曲凸状の対向面を有するように形成することで、指先で行うようなマッサージ等を行うことができるというものである。
ところで、頭皮のマッサージを行う場合において、頭皮に蒸気を当てるとこの頭皮が柔らかくなるので、マッサージ効果を高めたり、育毛剤等の薬剤を浸透しやすくすることができる。このため、業務用等では、頭皮に蒸気を供給できる頭髪・頭皮処理装置が知られている(例えば、特開2006−122381号公報等)。しかしながら、このような頭髪・頭皮処理装置では、頭皮のマッサージを行うことができないので、前記頭髪・頭皮処理装置によって蒸気を頭皮に当てた後、マッサージ装置で頭皮をマッサージする必要があるばかりでなく、頭を覆って蒸気を供給するため、大型であり、家庭での使用に適さないものであった。
本発明は以上の問題点を解決し、蒸気を供給しながら手軽に且つ効果的に頭皮のマッサージを行うことができるマッサージ装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、駆動部と、この駆動部によって動作する施療部とを有し、前記駆動部が、ケースと、前記施療部の基板の周縁を前記駆動部に対する位置関係が固定された状態で着脱自在に保持する枠体と、前記基板の面と交差する方向にこの基板を撓ませる往復駆動手段とを有して構成され、前記施療部が、その周縁の前記駆動部に対する位置関係が固定された状態で前記枠体に保持されると共に可撓性を有する材質から成る前記基板と、この基板に突出して設けられた複数の突起とを有して構成されるマッサージ装置において、前記施療部の基板又は突起に出口開口を設けると共に、この出口開口にマッサージ用蒸気の供給手段を接続したことを特徴とするマッサージ装置である。
請求項2の発明は、前記供給手段が、蒸気発生部と、送気ポンプと、前記蒸気発生部と送気ポンプとを接続する一次通路と、前記送気ポンプと出口開口とを接続する二次通路とを備えると共に、前記送気ポンプが前記往復駆動手段に接続されることを特徴とする請求項1記載のマッサージ装置である。
請求項3の発明は、前記供給手段が、貯液部と、蒸気発生部と、前記貯液部と蒸気発生部とを接続する一次通路と、前記蒸気発生部と出口開口とを接続する二次通路とを備えることを特徴とする請求項1記載のマッサージ装置である。
請求項4の発明は、前記供給手段が前記ケースに内蔵されることを特徴とする請求項1乃至3記載のマッサージ装置である。
請求項5の発明は、前記供給手段が前記ケースの外側に別体に設けられることを特徴とする請求項1乃至3記載のマッサージ装置である。
請求項1の発明によれば、前記マッサージ装置の駆動部を保持した状態で、前記施療部を頭皮に押し当てて前記往復駆動手段及び供給手段を作動させることで、前記出口開口から噴出させられる蒸気を頭皮に供給しながら頭皮がマッサージされるので、蒸気を頭皮に供給するという工程と頭皮のマッサージを行うという工程を一つにでき、効果的に且つ手軽に頭皮のマッサージを行うことができる。
また、請求項2の発明によれば、蒸気発生部において発生した蒸気が、前記往復駆動手段に接続された送気ポンプによって、前記施療部に形成された出口開口から噴出して頭皮に送られるので、送気ポンプと往復駆動手段の駆動源を共通化でき、マッサージ装置構造を単純化することができる。
また、請求項3の発明によれば、貯液部から送られた液体が蒸気発生部において気化する際に膨張することによって、前記施療部に形成された出口開口から噴出して頭皮に送られるので、蒸気を送るための動力源が不要となり、マッサージ装置の大型化を抑えることができる。
また、請求項4の発明によれば、マッサージ装置に供給手段等全てのものをコンパクトに納めることができる。
更に、請求項5の発明によれば、マッサージ装置の駆動部の大型化を極力抑えつつ、前記供給手段の能力を任意に設定することができる。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
図1〜図5は実施例1を示している。なお、本例においては、図1の姿勢を基準として上下を規定する。1は本発明のマッサージ装置である。このマッサージ装置1は、駆動部としてのマッサージ装置本体2と、このマッサージ装置本体2の下部側に着脱自在に保持される施療部3とを有して構成されている。そして、この施療部3は、基板4と、この基板4の下面と交差する方向である下方側に突出して一体に設けられた3種類の突起5,6,7とで構成されている。また、前記基板4は、底面視で楕円状であって、可撓性及び弾性を有するエラストマーによって形成されている。そして、前記基板4の縁4Aは、前記マッサージ装置本体2の下縁側に固定されている。なお、ここで言う「固定」とは、多少の動きを許容して接続される状態を含むものであり、本実施例では、前記基板4の縁4Aを前記マッサージ装置本体2の下面に沿って形成した溝よりなる固定用の枠体8に嵌合させることで、両者を全周に亘って着脱自在に接続している。
前記マッサージ装置本体2は、底面側が開口すると共に片手で把握可能な大きさを有するケース2Aと、このケース2Aの開口した底面側を閉塞する底面部2Bとを有して構成されており、この底面部2Bは、底板9と覆い体11とを有する。そして、前記底板9は、底面視で楕円状に形成されており、前記ケース2Aの底縁にその外周が固定されていると共に、前記底板9の中央部には上下方向に貫通する円形の窓孔10が形成されており、この窓孔10を覆って伸縮可能な前記覆い体11が設けられている。この覆い体11は、例えばゴム或いは合成ゴムやエラストマー等の可撓性を有する材質から成る蛇腹状の膜によって、前記窓孔10を水密且つ気密に封ずるように設けられている。そして、前記マッサージ装置本体2の内部には、前記基板4の中央部を上下方向に往復動させる往復駆動手段12が設けられている。この往復駆動手段12は、前記底板9上に設けられる駆動源としてのモータ13と、このモータ13のモータ軸13Aに減速歯車機構14を介して第一の減速出力軸14Aに接続されるクランク機構15と、このクランク機構15の偏心軸15Aに対して一側が連結されると共に前記基板4の上面のほぼ中央に他側が連結されたコンロッド16を備えている。なお、前記覆い体11のほぼ中央には接続中継部材17が一体的に取り付けられている。この接続中継部材17は、その上面側と前記コンロッド16の他側とで前記覆い体11を挟持して固定すると共に、その下面側にフック17Aが設けられており、このフック17Aに前記基板4中央の上面に設けられたフック受け部4Bが着脱自在に接続されている。従って、前記接続中継部材17は、前記モータ13の回転運動が前記クランク機構15とコンロッド16とで往復運動に変換されることで、上下方向に往復運動するようになっている。これにより、前記フック受け部4Bが設けられた位置が、前記基板4における最大振幅部となり、その振幅は、前記クランク機構15の中心軸から前記偏心軸15Aまでの偏心距離Fの2倍(2F)となる。また、前記フック受け部4B及び接続中継部材17を通って上下方向に仮想的な中心軸線Xが形成される。また、前記マッサージ装置本体2の内部には、前記モータ13に電力を供給するための電池18が設けられていると共に、前記マッサージ装置本体2の上面側表面には、前記モータ13を操作するためのスイッチ19が設けられている。
前記施療部3について詳述する。前記突起5,6,7は、前記基板4のほぼ中央を上下に通る仮想的な前記中心軸線Xを中心として、前記基板4の縁4Aに沿って配置される楕円状の仮想外側輪Oと、その内側に配置されるほぼ円状の仮想内側輪Iと、これらの間に配置されるほぼ円状の仮想中間輪Mに沿ってそれぞれ設けられている。
前記仮想中間輪Mに沿って相互に間隔をおいて設けられる第一の突起5は、中心軸線Xを中心として相互に対向するように複数間隔をおいて設けられている。なお、本例において、前記第一の突起5は、円弧状に三つ並んだ群を軸対称となるように二個所に設けることで、合計六つ設けられている。そして、一方に三つ並んだ群の第一の突起5Aは、中心軸線Xを挟んで他方に三つ並んだ群の対向する第一の突起5Bに対向している。そして、前記第一の突起5における前記中心軸線Xに面する対向面20は、その先端21が先細に形成されると共に、その基端22に向かって次第に幅Wが大きくなるように形成されて前記基板4に一体に接続されていることで、前記対向面20は、先端21から基端22にかけてほぼ三角形状に形成されている。そして、前記対向面20は、その基端22側よりも先端21側が前記中心軸線Xからの距離Zが長くなるように、湾曲凸状に後退している。なお、前記第一の突起5における前記対向面20の最大幅は、ほぼ手指の幅程度に形成され、更に、前記対向面20の最大高さは手指の先から第一関節までの長さにほぼ相当している。
更に、前記第一の突起5は、その対向面20の左右両側にそれぞれ側面23を一体に設けたほぼ三角錐状となって突設しており、そして前記第一の突起5は、板状の前記基板4の厚みとほぼ同じ厚みによって凸状に一体成形されたものであり、このために、前記第一の突起5の内部には中空部24が形成されると共に、この中空部24の上部には開口部24Aが設けられ、この上部開口部24Aを介して前記中空部24が前記基板4の上方、即ちこの基板4と前記底面部2Bの間の空間Cに連通するようになっている。
また、前記仮想外側輪Oに沿って相互に間隔をおいて設けられる第二の突起6は、先端側がやや細くなっていると共に先端が丸められた棒状(即ち、頂角の小さな円錐状)に形成されており、前記底板9側からの高さ距離H2が、前記第一の突起5における前記底板9側からの高さ距離H1よりも常時大きくなるように形成されている。即ち、前記施療部3が図4の状態と図5の状態との間で変形することで、前記第一の突起5が上下に移動したとしても、前記第二の突起6は、その先端が前記第一の突起5の最も下位置となる位置よりも常時下方に位置するように形成されている。また、前記第二の突起6におけるその一本当たりの平面積は、前記第一の突起5の平面積よりも小さく形成されている。なお、複数本の前記第二の突起6からなる群が、底面視で楕円形状の前記基板4における長軸方向の両側それぞれに配置されている。
更に、前記仮想内側輪Iに沿って相互に間隔をおいて設けられる第三の突起7は、先端を丸くした四角柱状であって、その前記基板4からの高さH3は、前記第一の突起5における前記基板4からの高さH1´よりも小さく形成されている。また、前記第三の突起7におけるその1本当たりの平面積は、前記第一の突起5の平面積よりも小さく形成されている。
更に、前記基板4には、その外側に水や育毛剤等の蒸気Jを噴出するための出口開口26が設けられている。この出口開口26は、本実施例では、楕円状に形成された前記基板4の長軸上で且つ中心を挟んでほぼ対称となる位置に、前記基板4の上下(即ち、前記マッサージ装置本体2と施療部3とで囲まれた空間Cの内外)を連通するように、前記基板4を貫通して形成されたものである。そして、前記ケース2Aには、蒸気Jの供給手段27が内蔵されている。この供給手段27は、蒸気発生部28と、この蒸気発生部28に一端が接続される一次通路29と、この一次通路29の他端が接続される送気ポンプ30と、この送気ポンプ30に一端が接続されると共に他端が前記マッサージ装置本体2の底板9に形成された貫通孔9Aに接続される二次通路32とを備えて構成されている。そして、前記送気ポンプ30の作動部31は、前記減速歯車機構14から分岐した第二の減速出力軸14Bに接続されて、前記モータ13の回転力が前記コンロッド16のみならず、前記作動部31にも同時に伝達できるようになっている。なお、前記作動部31は、前記送気ポンプ30が容積型ポンプの場合は膜やピストン等、非容積型ポンプの場合は遠心ファンや軸流ファン等が用いられる。
前記蒸気発生部28は、前記ケース2Aの上面側に開口して設けられると共に、その開口部には蓋28Aが着脱自在に設けられている。そして、前記蒸気発生部28には、水や育毛剤等の液体Lが収容されると共に、底にヒータ28Bが配置されて、このヒータ28Bの発熱によって前記液体Lが加熱され、図1の姿勢において、前記蒸気発生部28の上部に蒸気Jが溜まるようになっている。また、前記蓋28Aには、逆止弁機構28Cを介して前記蒸気発生部28の内外を連通させる通気孔28Dが形成されている。なお、前記蓋28Aは、前記蒸気発生部28内の開口部に対して液密で且つ気密に取り付けられる。また、前記蒸気発生部28の開口部の段差部28Eには、前記ケース2Aの内外を連通する貫通孔28Fが形成されており、この貫通孔28Fに、前記一次通路29を構成する管通路29Aの一端29Bが取り付けられている。そして、この管通路29Aの他端29Cが前記送気ポンプ30の導入部30Aに接続されている。更に、前記蓋28には溝部28Gが形成されており、この溝部28Gは、その両端部を除いて被覆部28Hで覆われている。これによって、前記蓋28Aには、前記一次通路29を構成する溝通路29Dが形成されている。そして、前記蓋28Aを前記蒸気発生部28の開口部に取り付けることで、図1の姿勢において、前記溝通路29Dの一端29Eは、前記蒸気発生部28の左上部で開口すると共に、他端29Fは前記貫通路29Aの一端29Bと連通する。これによって、前記蒸気発生部28と送気ポンプ30とを接続する一次通路29が形成される。
また、前記二次通路32の始端32Aは、前記ポンプ30の導出部30Bに接続されていると共に、前記二次通路32の終端32Bは前記マッサージ装置本体2の底板9に形成された貫通孔9Aに接続されている。従って、前記送気ポンプ30は、前記二次通路32を介して前記マッサージ装置本体2と施療部3とで囲まれる空間Cに連通している。
なお、前記マッサージ装置本体2の上面側表面には、前記ヒータ28Bを操作するためのスイッチ19Aが設けられており、このスイッチ19Aを介して前記電池18とヒータ28Bとが接続されている。
次に、上記構成について、その作用を説明する。頭皮Sのマッサージを行う場合、まず使用者は、前記蓋28Aを取り外して前記蒸気発生部28内に水や育毛剤等の液体Lを収容した後、前記蓋28Aを再び取り付ける。そして、前記フック受け部4Bとフック17Aとを接続し、さらには前記基板4の縁4Aを前記枠体8に嵌合させて図1に示すように取り付ける。更に、前記マッサージ装置本体2を把持し、前記第一及び第二の突起5,6の先端部を前記頭皮Sに押し当てて手で保持する。そして、前記スイッチ19,19Aを閉成すると、前記電池18から電力が給電されることで、前記モータ13が作動して前記モータ軸13Aが回転すると共に、前記ヒータ28Bが発熱する。そして、前記モータ軸13Aの回転に伴い、このモータ軸13Aに前記減速歯車機構14を介して接続された前記クランク機構15が回転し、このクランク機構15の偏心軸15Aに連結された前記コンロッド16によって、前記モータ軸13Aの回転運動が往復運動に変換され、前記コンロッド16に連結された前記接続中継部材17が上下に往復動する。そして、前記基板4は、前記接続中継部材17に接続された前記フック受け部4B、即ち、前記基板4の中央が最大振幅箇所となるように、図4に示す下に撓んだ湾曲凸状態と図5に示す上に撓んだ湾曲凹状態との間で変形を繰り返し、その前記最大振幅個所における振幅は、前記クランク機構15の中心軸から偏心軸15Aまでの偏心距離Fの2倍(2F)となる。これにより、主として前記第一の突起5は、前記中心軸線Xを中心としてその内側方向に傾斜したり、或いはその後起立したりすることを繰り返すことで、前記頭皮Sを揉むようにしてマッサージを行うことができる。また、前記第三の突起7は、前記基板4の撓みによって、前記頭皮Sに対して当接と離間を繰り返すことで、前記頭皮Sを軽く叩くようにしてマッサージを行うことができる。
なお、前記第二の突起6は、前記基板4の外周付近で且つ楕円形状の前記基板4における長軸方向の両側に形成されているので、前記基板4が撓んだとしても、多少揺動する程度で殆ど動かない。しかしながら、この殆ど動かない第二の突起6自体はマッサージを殆ど行わないものの、この第二の突起6によって前記マッサージ装置本体2と頭皮Sとの間隔が保たれることになり、前記施療部3を頭皮Sに必要以上に強く押し当ててしまうことが防止される。そして、前記施療部3を頭皮Sに必要以上に強く押し当ててしまうと、前記基板4の撓みによる前記第一の突起5の起倒に伴う反作用によって、前記マッサージ装置本体2、ひいてはそれを持つ使用者の手が前記中心軸線X方向に大きく振動したり、逆に前記施療部3が押し当てられた頭が大きく揺さぶられたりすることになり、前記第一の突起5によるマッサージが良好に行われないが、前記第二の突起6によって前記マッサージ装置本体2と頭皮Sとの間隔が保たれることで、前記施療部3が頭皮Sに対して必要以上に強く押し当てられず、前記マッサージ装置本体2を持つ使用者の手及び前記施療部3が押し当てられた頭が大きく揺さぶられることがないので、前記第一の突起5によるマッサージが良好に行われることになる。
そして、前記基板4が図4の状態から図5の状態に変形する、即ち前記基板4が湾曲凸状態から湾曲凹状態に撓むことで、前記第一の突起5が頭皮Sに当接した状態で内側に倒れることになり、前記第一の突起5によって前記頭皮Sが掴まれるようにマッサージされることになる。この際、前記第一の突起5の前記中心軸線Xに対向する対向面20が、その先端21側を先細に形成すると共に基端22側を次第に幅大に形成したほぼ三角形状に形成されていることにより、図4の状態では、前記対向面20の先端21よりもやや基端22寄りの部分が前記頭皮Sに柔らかく当たり、それから図5の状態に向かって変形するに従って、順次幅狭になる先端21側が頭皮Sに当たるようになるので、指先で揉むような指圧法のマッサージを行うことができる。更に、前記第一の突起5は、その基端22側よりも先端21側が前記中心軸線Xから離間するように湾曲凸状に後退していることにより、前記第一の突起5が内側方向に傾斜したり起立したりして前記頭皮Sと接触する際に、前記対向面20が、その基端22側から先端21側にかけて頭皮Sを滑るように揉むことができる。また、前記第一の突起5は、前記中心軸線Xを中心として相互に対向するように複数間隔をおいて設けられていることにより、対向する前記第一の突起5A,5B相互間での揉み作用もなすことができる。更に、逆に前記基板4が図5の状態から図4の状態に変形する、即ち前記基板が湾曲凹状態から湾曲凸状態に撓む場合でも、前記第一の突起5によって指先のような柔らかいマッサージを行うことができる。
また、前記ヒータ28Bの発熱により、前記蒸気発生部28に収容された液体Lが蒸発し、この蒸気Jが前記蒸気発生部28の上部に溜まった状態となる。そして、前記モータ13の作動により、前記減速歯車機構14から分岐して設けられた前記第二の減速出力軸14Bに接続された前記ポンプ30の作動部31が作動して、前記蒸気発生部28内で発生した蒸気Jが前記一次通路29を介して前記送気ポンプ30の導入部30Aに導入されると共に、前記蒸気Jが前記送気ポンプ30の導出部30Bから前記二次通路32を経て前記マッサージ装置本体2と施療部3とで囲まれた空間C内に導出され、更にこの空間C内の蒸気Jが前記施療部3の基板4に形成された前記出口開口26から頭皮Sに向けて噴出される。なお、前述したように、前記施療部3の基板4が前記往復駆動手段12の作動により繰り返し撓むので、前記空間Cの容積は、前記往復駆動手段12の作動に伴って変化する。そして、前記基板4が湾曲凸状態から湾曲凹状態に撓んで前記空間Cが圧縮されることで、この空間C内に送られた蒸気Jが前記出口開口26から頭皮Sに向けて噴出される。このように、頭皮Sに蒸気Jを当てることで、頭皮Sが柔らかくなるので、前記施療部3によるマッサージ効果を高めたり、蒸気Jが育毛剤等を含む場合は、この育毛剤等を頭皮Sに浸透させやすくすることができる。なお、前記ヒータ28Bによる液体Lの加熱の初期段階では、前記蒸気発生部28内において蒸気が発生しておらず、この状態で前記送気ポンプ30を作動させても、前記蒸気発生部28内の空気を吸引するだけであるが、前記通気孔28Dが前記蓋28Aに形成されていることで、前記蒸気発生部28内に外気が流入するので、前記蒸気発生部28内が負圧にならず、前記送気ポンプ30にも過負荷がかからないようにすることができる。また、前記通気孔28Dに前記逆止弁機構28Cが設けられていることによって、前記蒸気発生部28内の液体Lが前記通気孔28Dを通って外部に漏れることを防止することができる。更に、前記マッサージ装置1が、図1の姿勢或いは図1における左側が高くなった姿勢で使用されると共に、前記一次通路29の始端である前記溝通路29Dの一端29Eが、前記蒸気発生部28の左上部で開口するので、前記蒸気発生部28内の液体Lが前記一次通路29から前記送気ポンプ30に導入される虞を小さくすることができる。
以上のように、前記実施例においては、ケース2A及び底面部2Bと、枠体8と、往復駆動手段12とを有して構成される駆動部としてのマッサージ装置本体2と、その周縁の前記マッサージ装置本体2に対する位置関係が固定された状態で前記枠体8に着脱自在に保持されると共に可撓性を有する材質から成る基板4と、この基板4に突出して設けられた複数の突起5、6,7とを有して構成される施療部3とから構成され、前記往復駆動手段12によって前記基板4がその面と交差する方向に撓ませられるマッサージ装置1であって、前記基板4に出口開口26を設けると共に、この出口開口26に蒸気Jの供給手段27を接続したことにより、前記マッサージ装置本体2を保持した状態で、前記施療部3を頭皮Sに押し当てて前記往復駆動手段12及び供給手段27を作動させることで、蒸気Jを頭皮Sに供給しながら頭皮Sがマッサージされるので、蒸気Jを頭皮Sに供給するという工程と頭皮Sのマッサージを行うという工程を一つにでき、効果的に且つ手軽に頭皮Sのマッサージを行うことができる。
また、前記供給手段27を、蒸気発生部28と、送気ポンプ30と、前記蒸気発生部28と送気ポンプ30とを接続する一次通路29と、前記送気ポンプ30と出口開口26とを接続する二次通路32とを備えると共に、前記送気ポンプ30が前記往復駆動手段12に接続されることにより、蒸気発生部28において発生した蒸気Jが、前記往復駆動手段12に接続された送気ポンプ30によって、前記基板4に形成された出口開口26から頭皮Sに送られるので、前記送気ポンプ30と往復駆動手段12を共通のモータ13で駆動することができ、マッサージ装置1の大型化を抑えることができる。
更に、前記供給手段27を前記ケース2Aに内蔵することにより、マッサージ装置本体2に供給手段27をコンパクトに納めることができる。
以下に他の実施例について説明する。なお、前記実施例1と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図6は実施例2を示している。この実施例2において、マッサージ装置101は、駆動部としてのマッサージ装置本体102と、このマッサージ装置本体102の下部側に着脱自在に保持される施療部3と、蒸気Jの供給手段127を有して構成されている。この供給手段127は、前記マッサージ装置本体102のケース102Aの外部に、前記マッサージ装置本体102と別体に設けられている。そして、前記供給手段127は、蒸気発生部128と、この蒸気発生部128に一端129Aが接続される一次通路129と、この一次通路129の他端129Bが接続される送気ポンプ130と、この送気ポンプ130に一端132Aが接続されると共に他端132Bが前記マッサージ装置本体102の接続部133Aに接続される二次通路132とを備えて構成されている。そして、前記送気ポンプ130の作動部131は、モータ134の回転軸に接続されており、このモータ134には、スイッチ135を介して電池や商用電源などの電源136が接続されている。なお、前記ポンプ130、モータ134及び電源136は、前記ケース102Aとは別体のケース137に収容されている。
前記蒸気発生部128は、水や育毛剤等の液体Lが収容されるように容器状に形成されており、底にヒータ128Bが配置されて、このヒータ128Bの発熱によって前記液体Lが加熱され、前記蒸気発生部128の上部に蒸気Jが溜まるようになっている。なお、前記ヒータ128Bは、前記スイッチ135を介して前記電源136に接続されている。また、前記蒸気発生部128の蓋128Aには、逆止弁機構128Cを介して前記蒸気発生部128の内外を連通させる通気孔128Dが形成されている。なお、前記蓋128Aは、前記蒸気発生部128の開口部に対して液密で且つ気密に取り付けられる。また、前記蓋128Aには、前記蒸気発生部128の内外を連通する貫通孔128Fが形成されており、この貫通孔128Fに、前記一次通路129の一端129Aが取り付けられている。そして、前記一時側通路129の他端129Bが前記送気ポンプ130の導入部130Aに接続されている。
また、前記二次通路132の一端132Aは、前記ポンプ130の導出部130Bに接続されていると共に、前記二次通路132の他端132Bは、前述したように、前記マッサージ装置本体102の接続部133Aに接続されている。更に、前記マッサージ装置本体102の内部には、三次通路133が設けられている。この三次通路133は、前記接続部133Aと、前記マッサージ装置本体102の底板109に形成された貫通孔109Aとを接続するものである。従って、前記二次通路132を前記三次通路133に接続することによって、前記送気ポンプ130は、前記二次通路132及び三次通路133を介して前記マッサージ装置本体102と施療部3とで囲まれる空間CAに連通される。
次に、上記構成について、その作用を説明する。なお、前記施療部3による頭皮Sのマッサージ動作については、上記実施例1と共通するので、その説明を省略する。使用者が前記マッサージ装置本体102と施療部3によるマッサージを行う際に、前記スイッチ135を閉成すると、前記電源136から供給される電力によって前記ヒータ128Bが発熱することで、前記蒸気発生部128に収容された液体Lが蒸発し、この蒸気Jが前記蒸気発生部128の上部に溜まった状態となる。そして、前記モータ134の作動により、前記ポンプ130の作動部131が作動して、前記蒸気発生部128内で発生した蒸気Jが前記一次通路129を介して前記送気ポンプ130の導入部130Aに導入されると共に、前記蒸気Jが前記送気ポンプ130の導出部130Bから前記二次通路132及び三次通路133を経て前記マッサージ装置本体102と施療部3とで囲まれた空間CA内に導出され、更にこの空間CA内の蒸気Jが前記施療部3の基板4に形成された前記出口開口26から頭皮Sに向けて噴出される。このように、頭皮Sに蒸気Jを当てることで、頭皮Sが柔らかくなるので、前記施療部3によるマッサージ効果を高めたり、蒸気Jが育毛剤等を含む場合は、この育毛剤等を頭皮Sに浸透させやすくすることができる。なお、前記ヒータ128Bによる液体Lの加熱の初期段階では、前記蒸気発生部128内において蒸気が発生しておらず、この状態で前記送気ポンプ130を作動させても、前記蒸気発生部128内の空気を吸引するだけであるが、前記通気孔128Dが前記蓋128Aに形成されていることで、前記蒸気発生部128内に外気が流入するので、前記蒸気発生部128内が負圧にならず、前記送気ポンプ130にも過負荷がかからないようにすることができる。また、前記通気孔128Dに前記逆止弁機構128Cが設けられていることによって、前記蒸気発生部128内の液体Lが前記通気孔128Dを通って外部に漏れることを防止することができる。更に、本実施例では、前記供給手段127が前記ケース102Aの外側に別体に設けられているので、前記マッサージ装置本体102、即ち使用者が把持する部分の大型化を極量抑えることができるばかりでなく、前記マッサージ装置本体102の大きさ等によって制限を受けることなく、前記供給手段127の能力を任意に設定することができる。
以上のように、本実施例では、実施例1の効果の他に、前記供給手段127を前記ケース102Aの外側に別体に設けることにより、マッサージ装置101のうち、使用者が把持する駆動部としてのマッサージ装置本体102を大型化させることなく、蒸気Jを供給する供給手段127の能力(≒大きさ)を前記ケース102Aの大きさにかかわらず大きくすることができる。
図7,8は実施例3を示している。この実施例3では、マッサージ装置本体2の構造は上記実施例1と共通するので、その説明を省略する。マッサージ装置201の施療部203の基部204には、複数の第一の突起205が形成されており、蒸気Jを噴出させるための出口開口226が、前記第一の突起205の対向面220の先端221寄りに、それぞれ貫通形成されている。
このように、前記出口開口226を前記第一の突起205の先端221寄りに配置することにより、マッサージ時において蒸気Jを頭皮に近づけた状態で噴出することができる。
図9は実施例4を示している。この実施例4では、マッサージ装置本体102の構造は上記実施例2と共通するので、その説明を省略する。マッサージ装置301は、駆動部としてのマッサージ装置本体102と、このマッサージ装置本体102の下部側に着脱自在に保持される施療部3と、蒸気Jの供給手段327を有して構成されている。この供給手段327は、前記マッサージ装置本体102のケース102Aの外部に、前記マッサージ装置本体102と別体に設けられている。そして、前記供給手段327は、貯液部330と、この貯液部330に一端329Aが接続されると共に他端329Bが蒸気発生部328に接続される一次通路329と、前記蒸気発生部328に一端332Aが接続されると共に他端332Bが前記マッサージ装置本体102の接続部133Aに接続される二次通路332とを備えて構成されている。
前記貯液部330は、水や育毛剤等の液体Lが収容されるように容器状に形成されている。そして、前記貯液部330には送液部330Aが設けられており、この送液部330Aに前記一次通路329の一端329Aが接続されている。なお、前記送液部330Aは、前記貯液部330内の液体を手動で少量ずつ前記一次通路329を介して前記蒸気発生部328に送るものであり、前記液体Lを前記貯液部330側から前記蒸気発生部328側へ一方向にのみ流通可能に構成されている。また、前記蒸気発生部328は金属製の圧力容器であり、前記一次通路329の他端329B及び前記二次通路332の一端332Aがそれぞれ接続される導入部328A及び導出部328Bを除いて気密に構成されている。そして、前記蒸気発生部328の底にはヒータ328Cが配置されて、このヒータ328Cの発熱によって前記液体Lが加熱され、前記蒸気発生部328内に蒸気Jが発生するようになっている。なお、前記蒸気発生部328は肉厚に形成されており、これによって、前記蒸気発生部328の熱容量は大きくなっている。また、前記ヒータ328Cは、熱容量の大きな前記蒸気発生部328を、前記液体Lを瞬間的に気化させることができる温度まで速やかに加熱するのに充分な能力を有している。そして、前記ヒータ328Cは、スイッチ335を介して電源336に接続されている。また、前記貯液部330、一次通路329、蒸気発生部328及び電源336は、前記ケース102Aとは別体のケース337に収容されている。更に、前記送液部330A及びスイッチ335は、前記ケース337の外部に露出している。
また、前記二次通路332の一端332Aは、前記蒸気発生部328の導出部328Bに接続されていると共に、前記二次通路332の他端332Bは、前述したように、前記マッサージ装置本体102の接続部133Aに接続されている。従って、前記二次通路332を前記マッサージ装置本体102の三次通路133に接続することによって、前記蒸気発生部328は、前記二次通路332及び三次通路133を介して前記マッサージ装置本体102と施療部3とで囲まれる空間CAに連通される。
次に、上記構成について、その作用を説明する。なお、前記施療部3による頭皮Sのマッサージ動作については、上記各実施例と共通するので、その説明を省略する。使用者が前記マッサージ装置本体102と施療部3によるマッサージを行う際に、前記スイッチ335を閉成すると、前記電源336から供給される電力によって前記ヒータ328Cが発熱することで、前記蒸気発生部328が高温に加熱される。そして、このように前記蒸気発生部328が高温になった後、前記送液部330Aを操作して、前記貯液部330内の液体Lを前記一次通路329を介して前記蒸気発生部328内に少量送ることで、この蒸気発生部328に送られた液体Lが瞬時に蒸発して蒸気Jとなる。この際、蒸気Jは膨張するので、蒸気J自身の圧力によって、前記導出部328Bから排出される。そして更に、蒸気Jは、前記導出部328Bに接続された前記二次通路332及び三次通路133を経て、前記マッサージ装置本体102と施療部3とで囲まれた空間CA内に導出され、更にこの空間CA内の蒸気Jが前記施療部3の基板4に形成された前記出口開口26から頭皮Sに向けて噴出される。このように、頭皮Sに蒸気Jを当てることで、頭皮Sが柔らかくなるので、前記施療部3によるマッサージ効果を高めたり、蒸気Jが育毛剤等を含む場合は、この育毛剤等を頭皮Sに浸透させやすくすることができる。なお、前記送液部330Aを操作して前記蒸気発生部328に少量の液体Lを送ることで、この液体Lを蒸発させて蒸気Jにすると、液体Lが気化熱を奪うことで、前記蒸気発生部328の温度が低下することになるが、前述したように、前記蒸気発生部328の熱容量が大きいと共に、前記ヒータ328Cの能力も大きいので、前記蒸気発生部328の温度低下が小さく抑えられると共に、速やかに前記ヒータ328Cによって前記蒸気発生部328が高温まで加熱される。また、前記送液部330Aは、液体Lを前記貯液部330側から前記蒸気発生部328側へ一方向に流通させるように構成されているため、前記蒸気発生部328内で発生した蒸気Jが前記導入口328Aから前記貯液部330へ逆流することを防止することができる。更に、本実施例では、前記供給手段327が前記ケース102Aの外側に別体に設けられているので、前記マッサージ装置本体102、即ち使用者が把持する部分の大型化を極量抑えることができるばかりでなく、前記マッサージ装置本体102の大きさ等によって制限を受けることなく、前記供給手段327の能力を任意に設定することができる。
以上のように、本実施例では、実施例2の効果の他に、貯液部330から送られた液体Lが蒸気発生部328において気化する際に膨張することによって、前記蒸気発生部328で発生した蒸気Jが前記施療部3に形成された出口開口26から頭皮Sに送られるので、蒸気Jを送るための動力源が不要となり、マッサージ装置301の構造を単純化することができる。
なお、本発明のマッサージ装置は、以上の実施例に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、上記実施例では、第一の突起がほぼ円周状に配列されているが、楕円周状に配列されるようにしてもよい。また、上記実施例では、往復駆動手段としてクランク機構を用いたが、これ以外の手段、例えばリニアモータや、ソレノイドと永久磁石からなる電磁往復駆動機構等を用いてもよい。更に、送気ポンプは、遠心ファン型、軸流ファン型、膜型、ピストン型等が想定されるが、これ以外の型式のポンプを使用してもよい。
以上のように本発明に係るマッサージ装置は、各種の用途に適用できる。
本発明の実施例1を示す断面図である。 本発明の実施例1を示す斜視図である。 本発明の実施例1を示す分解斜視図である。 本発明の実施例1を示す湾曲凸状態の基板まわりの断面図である。 本発明の実施例1を示す湾曲凹状態の基板まわりの断面図である。 本発明の実施例2を示す断面図である。 本発明の実施例3を示す断面図である。 本発明の実施例3を示す斜視図である。 本発明の実施例4を示す断面図である。
符号の説明
1,101,201,301 マッサージ装置
2,102 マッサージ装置本体(駆動部)
2A,102A ケース
3,203 施療部
4,204 基板
4A 周縁
5,205 第一の突起
6,206 第二の突起
7,207 第三の突起
8 枠体
12 往復駆動手段
26,226 出口開口
27,127,327 供給手段
28,128,328 蒸気発生部
29,129,329 一次通路
30,130 送気ポンプ
32,132,332 二次通路
330 貯液部
J 蒸気
L 液体

Claims (5)

  1. 駆動部と、この駆動部によって動作する施療部とを有し、前記駆動部が、ケースと、前記施療部の基板の周縁を前記駆動部に対する位置関係が固定された状態で着脱自在に保持する枠体と、前記基板の面と交差する方向にこの基板を撓ませる往復駆動手段とを有して構成され、前記施療部が、その周縁の前記駆動部に対する位置関係が固定された状態で前記枠体に保持されると共に可撓性を有する材質から成る前記基板と、この基板に突出して設けられた複数の突起とを有して構成されるマッサージ装置において、
    前記施療部の基板又は突起に出口開口を設けると共に、この出口開口にマッサージ用蒸気の供給手段を接続したことを特徴とするマッサージ装置。
  2. 前記供給手段が、蒸気発生部と、送気ポンプと、前記蒸気発生部と送気ポンプとを接続する一次通路と、前記送気ポンプと出口開口とを接続する二次通路とを備えると共に、前記送気ポンプが前記往復駆動手段に接続されることを特徴とする請求項1記載のマッサージ装置。
  3. 前記供給手段が、貯液部と、蒸気発生部と、前記貯液部と蒸気発生部とを接続する一次通路と、前記蒸気発生部と出口開口とを接続する二次通路とを備えることを特徴とする請求項1記載のマッサージ装置。
  4. 前記供給手段が前記ケースに内蔵されることを特徴とする請求項1乃至3記載のマッサージ装置。
  5. 前記供給手段が前記ケースの外側に別体に設けられることを特徴とする請求項1乃至3記載のマッサージ装置。
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