JP2008288884A - 符号化装置、暗号化装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】係数データ5を格納する係数テーブル格納部6と、情報シンボル11のビット数の整数倍のビット幅を有するレジスタ1a〜1dと、情報シンボル11をレジスタ1a〜1dに入力するデータ入力部9と、レジスタ1dからデータを出力するデータ出力部2と、データ出力部2によりレジスタ1dから出力されたデータに基づいて、レジスタ1a〜1dに格納される情報シンボル11の符号化に用いる係数データ5を指定するアドレス指定部4と、アドレス指定部4により指定された係数データ5とレジスタ1a〜1dに格納される情報シンボル11との排他的論理和の演算を行い、該情報シンボル11の符号化データを求める排他的論理和演算器3とを備える。
【選択図】図1
Description
図1は、この発明の実施の形態1による符号化装置の構成を示す図であり、人工衛星に搭載されるデータハンドリングシステムに適用した場合を示している。図1において、実施の形態1による符号化装置は、シフトレジスタ1a〜1d、データ出力部2、排他的論理和演算器(演算部)3、アドレス指定部(指定部)4、係数テーブル格納部(演算用データ格納部)6、受信部7、データ収集部8、データ入力部9、情報データ格納部(データ格納部)10、処理経過データ格納部(処理経過格納部)12及びカウンタ部14を備える。シフトレジスタ1a〜1dは、実施の形態1による符号化装置として機能するコンピュータのCPUのレジスタ幅と同じビット数を有するレジスタである。図1の例では、CPUのレジスタ幅を64ビットとし、シフトレジスタ1a〜1dのレジスタ幅もそれぞれ64ビットであるものとする。
図2及び図3は、図1中の符号化装置による符号化処理の流れを示すフローチャートであり、この符号化装置を適用したデータハンドリングシステムが地上局から制御信号を受信した後、人工衛星が地上局側から不可視になった場合の処理を示している。以降では、CCSDS(Consultative Committee for Space Data System Standards)推奨の(255,223)符号をリードソロモン符号として想定する。なお、(255,223)符号は、情報シンボル部が223バイト、冗長部が32バイトとなる。
上述したように、従来の符号化装置を適用した人工衛星に搭載されるデータハンドリングシステムでは、人工衛星が地球の影に隠れると、地上局側から不可視となりテレコマンドを受けて応答データCLCWを生成し、衛星内の観測装置による観測データに関するテレメトリデータ及び応答データCLCWを地上局に送信することができなくなる。
上記実施の形態1では、情報データ格納部10から一連の情報シンボル11をデータ入力部9へ取り出す動作例を示したが、この実施の形態2は、データ入力部9への情報シンボル11の取り出し方を変更することによってインターリーブ機能を実現している。
上記実施の形態1では、人工衛星用のデータハンドリングシステムにおけるテレメトリデータの符号化処理を例に挙げた。この実施の形態3は、上記実施の形態1で示した符号化装置に暗号部を追加して暗号化装置を構成しており、CPUの演算能力を効率よく利用した暗号化処理が可能である。
図5中の暗号化装置は、以下の手順に沿って暗号化処理を実行する。
(1)手順1
先ず、データ収集部8が、監視装置の監視機器群から監視データを収集し、情報データ格納部10に8ビット単位の情報シンボル11として保存する。データ入力部9は、情報データ格納部10から情報シンボル11を取り出し、上記実施の形態1と同様にしてレジスタ1a〜1dにシフトによって取り込む。
次に、暗号部16は、今回の基地局との通信用のノンスを生成し、カウント部14からカウントデータを取得して、ノンスとカウントデータを合わせた64ビットの平文ブロックを作成する。ここでは、暗号部16が、64ビットの上位4バイトにノンスを設定し、下位4バイトにカウントデータを設定した16進数表現の平文ブロックを生成し、例えば「661F98CD00000001」が生成されたものとする。なお、下位4バイトの「00000001」は、カウンタ部14からのカウントデータであるので、カウンタ部14がカウントするたびにカウントアップされる。
暗号部16は、DES(Data Encryption Standard)又はトリプルDESの暗号化アルゴリズムを用いて、手順2で生成した64ビットの平文ブロックを暗号化し、64ビットの暗号化用データKを生成する。
(4)手順4
暗号部16は、手順3で生成された暗号化用データKを係数テーブル格納部6に格納する。
(5)手順5
排他的論理和演算器3は、係数テーブル格納部6から読み出された暗号化用データKとレジスタ1dの値との排他的論理和を演算してレジスタ1dに格納する。
上記CPUは、手順5で暗号化用データKとの間で排他的論理和演算されたレジスタ1dの全値をデータ出力部2に出力し、レジスタ1cの全値をレジスタ1dに移動させる。また、レジスタ1bの全値をレジスタ1cに移動させ、レジスタ1aの全値をレジスタ1bに移動させる。この後、データ入力部9は、情報データ格納部10から取り出した一連の8つの情報シンボル11をレジスタ1aに設定する。これにより、レジスタ1aに新たなデータが設定される。
手順6が完了すると、カウンタ部14が、カウントデータの値を1インクリメントし、カウントデータを暗号部16に出力する。暗号部16では、このカウントデータとノンスとを合わせた平文ブロックを暗号化して暗号化用データを求める。例えば、カウントデータがカウントアップされた、平文ブロック「661F98CD00000002」が暗号化される。この後、手順3〜7を繰り返することで、情報シンボル11が暗号化される。
Claims (10)
- 情報シンボルの符号化演算用の係数データを格納する演算用データ格納部と、
前記情報シンボルのビット数の整数倍のビット幅を各々が有する複数のレジスタと、
符号化すべき一連の情報シンボルを前記複数のレジスタに入力するデータ入力部と、
前記レジスタからデータを出力するデータ出力部と、
前記データ出力部により前記レジスタから出力されたデータに基づいて、前記演算用データ格納部の係数データのうち、前記複数のレジスタに格納される情報シンボルの符号化に用いる係数データを指定する指定部と、
前記指定部により指定された係数データを用いて前記複数のレジスタに格納される情報シンボルの符号化演算を行い、該情報シンボルの符号化データを求める演算部とを備えた符号化装置。 - 演算用データ格納部は、1情報シンボル単位のデジタルデータを元とするガロア体のベクトル表現の全要素を指数表現に変換した数値と指数表現のガロア体定数との積をとり、これをベクトル表現にしたデータを係数データとして格納し、
指定部は、データ出力部によりレジスタから出力されたデータに基づいて、複数のレジスタに格納されている情報シンボルを求め、該情報シンボルを前記ガロア体のベクトル表現とみなして前記演算用データ格納部を検索することにより、前記複数のレジスタに格納されている情報シンボルの符号化に用いる係数データを指定し、
演算部は、前記複数のレジスタに格納されている情報シンボルと前記指定部により指定された係数データとの排他的論理和の演算を行うことを特徴とする請求項1記載の符号化装置。 - 指定部は、ガロア体のベクトル表現された係数データを各レジスタのレジスタ幅に合わせたビット列で指定することを特徴とする請求項2記載の符号化装置。
- 装置外部からデータを収集するデータ収集部と、前記データ収集部により収集されたデータを情報シンボルとして格納するデータ格納部とを備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の符号化装置。
- データ入力部は、データ格納部に格納されている符号化すべき一連の情報シンボルから構成される情報シンボル群のうち、所定の順番で並ぶ情報シンボルを選択的に取り出してレジスタに入力することを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の符号化装置。
- 演算部による演算回数をカウントするカウンタ部と、前記カウンタ部によりカウントされる演算回数において、符号化処理を中断するにあたり、演算回数及び前記各レジスタに記録されている途中の演算結果を格納する処理経過格納部を備え、符号化処理を再開するにあたり、前記処理経過格納部に格納された演算回数及び符号化処理を中断した際に記録した演算の途中結果を用いることを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の符号化装置。
- 情報シンボルの暗号化用データを算出する暗号部と、
前記暗号部により算出された暗号化用データを格納する演算用データ格納部と、
情報シンボルのビット数の整数倍のビット幅を各々が有する複数のレジスタと、
暗号化すべき一連の情報シンボルを前記複数のレジスタに入力するデータ入力部と、
前記演算用データ格納部から取り出した暗号化用データを用いて、前記レジスタに格納される情報シンボルの暗号化演算を行い、該情報シンボルの暗号化データを求める演算部とを備えた暗号化装置。 - 演算部による演算回数をカウントするカウンタ部を備え、
暗号部は、ノンスに相当するデジタル値と前記カウンタ部のカウント値とを組み合わせたブロックデータを暗号化して暗号化用データを算出し、
前記演算部は、前記カウント値に基づいて演算用データ格納部から取り出された暗号化用データを用いて、レジスタに格納される情報シンボルの暗号化演算を行うことを特徴とする請求項7記載の暗号化装置。 - 請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載の符号化装置としてコンピュータを機能させるプログラム。
- 請求項7又は請求項8記載の暗号化装置としてコンピュータを機能させるプログラム。
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JP2010524014A (ja) * | 2007-03-30 | 2010-07-15 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ | レートレス符号によってコード化された内容のための低複雑性暗号化方法 |
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JP2000295116A (ja) * | 1999-03-15 | 2000-10-20 | Texas Instr Inc <Ti> | 誤り修正符号化方法 |
JP2004233427A (ja) * | 2003-01-28 | 2004-08-19 | Nec Corp | Aes暗号処理装置、aes復号処理装置、および、aes暗号・復号処理装置 |
WO2005062472A1 (en) * | 2003-12-12 | 2005-07-07 | Analog Devices, Inc. | Encoding and decoding of reed-solomon codes using look-up tables for galois field multiplications |
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