JP2008286769A - 測量システムおよび測量方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 測量において、測量地点への早い移動、効率的な測量地点の選択、必要時にはその測量現場での再測量の実施、測量精度の向上、測量ミス等の防止、測量データの盗難・改ざん防止、総合的に早い測量等々、優れた測量システムおよび測量方法の提供が望まれている。
【解決手段】 通信基地局との無線通信手段で送受信可能である共に少なくとも位置表示が可能な表示手段を有する端末を含み、前記端末は、測量データを前記無線通信手段により前記基地局と送信可能であり、前記基地局からの測量すべき位置表示の信号を前記端末が受信して、前記表示手段に表示する測量システムであって、前記通信基地局へ前記端末が前記測量データを送信した後に前記端末に保持された前記測量データを消去する消去手段を有する測量システム。
【選択図】図1

Description

本発明は、新規な測量システムおよび測量方法に関するもので、測量効率が大幅に改良され、正確なデータが得られると共にデータの取り扱いに安心できる等種々改良された測量システムと測量方法に関するものである。
典型的な従来の測量は、観測作業を終了した後に、測量データを事務所に持ち帰って計算、解析を行うことが行われていた。この場合、非常に時間がかかることと、更に結果として、再測量が必要になったときに、再度、現地に赴き、同じ観測作業を繰り返すことが必要になり、時間の浪費と、測量コストを上げることになることになっていた。
更に、人為的なデータミス等により、測量結果の精度に影響を与えることもあり、結果を早く求められる測量方法であって、精度向上、低コスト、再測量のために全体の再行動を不要とする等の測量方法が望まれていた。
これに対して、特許文献1あるいは特許文献2に記載されたように、通信ネットワークを介して測量データを現場と事務所との間で、送受信して、前記典型的な従来の測量を改善し、作業者が事務所に帰る前に結果を計算するということが提案されていた。
特開平 10−267656 特開2002−174517
しかし、測量において、特許文献1および特許文献2の測量よりも優れ、測量地点へのより早い移動、より効率的な測量地点の選択、必要時にはその測量現場での迅速な再測量の実施、測量精度の向上、測量ミス等の防止、総合的に早い、正確な測量、特に測量データ盗難防止、測量データ改竄防止等々、優れた測量システムおよび測量方法の提供が望まれている。
本発明にかかる課題解決の第一の手段として、通信基地局との無線通信手段で送受信可能である共に少なくとも位置表示が可能な表示手段を有する端末を含み、前記端末は、測量データを前記無線通信手段により前記通信基地局へ送信可能であり、前記通信基地局からの測量すべき位置表示の信号を前記端末が受信して、前記表示手段に表示する測量システムであって、前記通信基地局へ前記端末が前記測量データを送信した後に前記端末に保持された前記測量データを消去する消去手段を有する測量システムを提供する。
前記第一の手段において、前記端末が測量スタッフと関係づけられており、前記測量データは、前記測量スタッフを用いて測量されて得られたものである測量システムが第二の手段であり、前記第二の手段において、前記測量スタッフが複数の測量スタッフである測量システムを第三の手段とする。
前記第二または第三の手段において、前記測量スタッフがGPS受信手段を有する測量システムを第四の手段とし、前記第二乃至第四のいずれかの手段において、前記測量すべき位置表示が、前記測量スタッフを置くべき位置を表示する測量システムを第五の手段として提供する。
また、前記端末に関係づけられた測量装置を有する第一乃至第五のいずれかの測量システムを第六の手段とし、前記測量スタッフは、前記測量装置に関係づけられている前記第五の手段の測量システムを第七の手段とする。
更に、前記端末が主端末と副端末とから構成され、前記副端末は前記測量スタッフ近くに配置され、前記主端末は、前記測量装置の近くに配置され、前記副端末と前記主端末は無線通信が可能であり、少なくとも前記副端末に前記位置表示手段を有する前記第六または七の手段のいずれかにの測量システムを第八の手段としている。
前記測量データが前記送信前に暗号化されて前記端末に一時的に保持される前記第一乃至第八の手段のいずれかにの測量システムが第九の手段で、前記消去手段は、前記通信基地局が前記測量データを受信し、保持した後に、前記通信基地局が消去信号を発信し、前記端末が前記消去信号を受信した後、前記端末に保持された前記測量データを消去する前記第一乃至第九の手段のいずれかの測量システムを第十の手段として提供する。
本発明にかかる測量方法として、通信基地局との無線通信で送受信可能且つ少なくとも位置表示可能な端末から、測量データを無線通信により前記通信基地局へ送信する工程と、前記通信基地局からの測量すべき位置表示の信号を前記端末が受信して表示する工程を含む測量方法であって、前記通信基地局が前記測量データを受信し、記憶する記憶工程と、前記端末内に保持されていた前記測量データを消去する消去工程を含む測量方法を第十一の手段として提供する。
前記第十一の手段において、前記端末に関係づけられた測量装置と、前記測量装置に関係づけられた複数の測量スタッフとを含む測量方法を第十二の手段とし、前記測量スタッフがGPS受信手段を有し、前記測量データが前記測量スタッフを用いて、前記測量装置を用いて、測量して得られたデータである前記第十二の測量方法を第十三の手段とする。
また、前記端末が主端末と副端末とから構成され、前記副端末は前記測量スタッフ近くに配置され、前記主端末は、前記測量装置の近くに配置され、前記副端末と前記主端末とは無線通信が可能であり、少なくとも前記副端末に前記位置表示手段を有する前記第十二または十三のいずれかの測量システムを第十四の手段として提供する。
前記測量データが前記送信前に暗号化されて前記端末に一時的に保持される前記第十一乃至十四のいずれかの測量方法を第十五の手段とし、前記消去工程は、前記通信基地局が消去信号を発信する発信工程と、前記消去信号を受信した受信工程とを含み、前記消去信号により、前記端末内に保持されていた前記測量データを消去する前記第十一乃至十五5のいずれかの測量方法を第十六の手段として提供するものである。
本発明は、通信基地局と測量現場とで、測量データの交信をするだけでなく、測量位置として例えば、測量装置の位置、測量者の位置、測量作業者の位置等々の位置の表示も可能であるために、測量現場への効率的な移動、測量配置の効率的な実施、測量機器の効率的な配置等が可能になり、前記通信基地局を管理の中心として、一義的に混乱しない効率的な測量管理が行われる上に、測量データの改ざん、盗難が防止され、正確な測量が可能になる特徴を有する。
更には、各手段によって、更なる効果が得られ、前記通信基地局で、測量データの解析、分析が行われ、総合的管理から、例えば、測量装置の不意な移動、データの読み取りミス、データ入力ミス、電池切れ等、必要により、再測量が必要な場合には、その旨の表示がされた位置により、即に適切な前記測量装置位置および好ましくは測量スタッフの位置が決定され、測量データの改ざん等が防止され、正確な測量が早く行われる等々、優れた効果を有するが、以下の記載から、更に発明の効果が明確にされる。
本発明は、通信基地局との無線通信手段で送受信が可能であると共に少なくとも位置表示が可能な表示手段を有する端末を含み、前記端末は、測量データを前記無線通信手段により前記通信基地局へ送信可能であり、前記通信基地局からの測量すべき位置表示の信号を前記端末が受信して、前記表示手段に表示する測量システムであって、好ましくは、前記端末が測量スタッフと関係づけられており、前記測量データは、前記測量スタッフを用いて測量されて得られる測量システム等前記第一の手段乃至第十六の手段に関するものである。
前記通信基地局は、主コンピュータ(含む主記憶装置例えばサーバー)を有していて、更に、前記主コンピュータに接続された送受信可能な無線装置を有しており、必要に応じて、前記主コンピュータに測量計画を記憶させておく。前記測量計画は、前記測量装置および/または前記測量スタッフの配置と位置移動と測量順番等の情報を含み、前記無線装置から必要部分あるいは全部の前記測量計画を前記端末に送信する。送信された前記測量計画と全体の測量計画は前記主コンピュータのディスプレイあるいは前記主コンピュータに接続されたディスプレイに表示され前記端末から送信された測量データを前記無線装置が受信して前記主コンピュータに入力すると前記主コンピュータ内の測量データ分析ソフト等で、計算、解析、分析等を行う。
前記端末からは定時的にあるいは常時あるいは前記測量データを前記通信基地局に送信する際に、位置の情報(簡易データ)が前記通信基地局に送られ、前記ディスプレイ上に前記端末の位置(好ましくは、測量装置の位置、測量スタッフの位置も含む。)が常時もしくは必要時に自動的にあるいは手動による入力で表示され、前記測量計画との一致性を判断でき、測量管理が前記通信基地局でも可能になる。
前記測量データは、前記主コンピュータの所定のエリアに記憶されるが、前記測量データの計算、解析、分析等の結果は、一時的に臨時エリアに保管され、問題ないと判断されると前記所定のエリアに記憶される。問題がある場合は、再測量の指示信号を前記端末に送信し、前記端末が警告音あるいは表示部に警告を表示して、前記端末の前記表示部に再測量を表示する。従って、再測量が迅速に行われる効果がある。
測量のために場合により用いられる測量スタッフは、好ましくはGPS受信が可能であるものを用いると、前記測量位置が正確になると同時に、再測量の場合の再測量位置の正確さが非常に向上する。また、前記通信基地局でも、正確な測量点の確認が行われ、従来の測量スタッフに比較して、得られる測量データの正確度、信頼度が著しく向上する。
また、再測量の際に、前記計算、解析、分析等の結果から、測量点を変更した方が良い場合も、前記測量計画の変更と変更済再測量位置を前記端末に伝えて、正確に再測量位置に測量スタッフを移動することができる。
前記測量装置は、測量目的に応じて知られている種々のものが用いられ、例えば、測量スタッフを用いずにGPS受信で測量する測量装置が用いられる。好ましくは、総合的な目的で代表的なものとして、測量スタッフを用いるトータルステーションがある。好ましくは、前記トータルステーションは、GPS受信が可能なものであって、前記測量装置の位置のデータが得られることが好ましい。更に好ましくは、前記測量スタッフを自動的に測量できる自動測量器が内蔵されたものであり、より好ましくは、前記通信基地局と無線通信可能な送受信回路を内蔵しているものである。更に好ましくは、小型コンピュータを内蔵し、前記端末として機能するものがよい。
前記自動測量器、前記送受信回路、あるいは前記小型コンピュータは別体になっていてもよく、別体であっても、少なくとも前記自動測量器は、前記測量装置に接続されていることが望ましい。また、前記受信回路と前記小型コンピュータは別体でも、一体でもよいが好ましくは、一体のものが取り扱い上好ましく、接続の確実性、誤動作防止の観点から一体のものが望ましい。
本発明において、無線通信とは、許可された波長バンドを使用した無線通信もあるが、無線LAN、携帯電話網等の既存の無線通信ネットワークを使うことも含まれる。望ましくは、既存の無線通信ネットワークを利用することが、費用、信頼性で好ましい。
前記端末は、前記測量装置の近く配置されたものあるいは内蔵されたものを含むが、好ましくは、前記測量装置と前記測量スタッフとの両方に配置されて構成される端末であり、主端末と副端末とから構成される。
前記主端末は、いわゆる無線LANが可能なパーソナルコンピュータが利用でき、更に携帯電話網が使用できる機能を有するものが好ましく、前記副端末としては、PDA(Personal Digital Assistants)として市販されているものが好ましく利用でき、前記主端末を介して、前記副端末が前記通信基地局と交信できることも可能である。更に、前記主端末と前記副端末が交信可能で、前記通信基地局は前記主端末と交信し、必要な情報を前記副端末と交信することも可能である。
前者は、測量スタッフを用いた測量においては、前記測量スタッフを扱う測量補助者と迅速な交信が可能であるが、経験不足等から誤動作等の影響を受けやすく、後者は、前記主端末を扱う測量者との交信になるので、誤動作等を防止することができる。前記副端末は、前記測量補助者の腰等に取り外し自在に装着させて、GPSのデータを前記主端末あるいは前記通信基地局に常時あるいは定期的にあるいは必要時にボタン操作で送信されるように構成されている。
前記主端末および/または前記副端末は、市販のものであれば、ディスプレイ手段をもっていて、多くは液晶画面を有している。前記主端末のディスプレイ手段は、前記通信基地局からの指令の表示、位置あるいは移動位置あるいは移動量・方向の表示ができ、また、前記測量スタッフの位置表示あるいは移動位置の表示ができる等、種々の表示を常時あるいは必要時に同時にあるいは必要情報を表示できるが、測量者の希望に応じた情報を入力により表示することもできる。測量データの表示もできる。
前記副端末のディスプレイ手段も、前記測量スタッフの位置表示、移動すべき位置(移動量、方向等を含む)の表示ができ、前記通信基地局からの指令あるいは前記主端末を介して必要な指令の表示もできる。
測量スタッフを用いる場合は、前記測量装置の一つに対して、複数の測量スタッフを関係づけられることができ、前記端末は、前記複数の測量スタッフの位置が前記測量装置の前記ディスプレイ手段に表示され、各々の位置の確認ができ、前記通信基地局から指示された順序で測定して順次得られる測量スタッフを用いた測量データを、前記通信基地局に送信することができる。好ましくは、各々の前記測量スタッフに対応した、複数の副端末を有していて、対応する測量補助者が所持するようにし、前記複数の測量スタッフでも、あたかも一個の測量スタッフで説明したように情報の交信、指示ができ、それぞれの前記測量補助者は、前記主端末とあたかも一対一で説明したように扱うことができる。
更には、前記複数の副端末は相互の前記測量スタッフの位置、状態の確認を表示することができるように構成でき、お互いの前記測量補助者の状態に応じながら、お互いが行動することができるので、より、効率的な測量が可能になる。
本発明は、市販の装置を適切に組み合わせて構成できるが、好ましくは、前記したように近くで組み合わせて使用する装置は、お互いに組み込んで一体化したものが良い場合があり、また、全体を制御するプログラムおよび/またはソフトは、市販の測量用の解析処理等に用いられているプログラムおよび/ソフトが用いられるが、好ましくは、細部を修正して使用した方がよい。
本発明に用いられる測量スタッフは、市販の測量スタッフが用いられるが、特願2005−379880に記載されたGPSを有する測量スタッフを用いると、更に、測量が容易、迅速、測量ミス防止になる効果を有する。
本発明の前記消去手段あるいは前記消去工程は、前記端末(前記主端末あるいは前記副端末)が、測量データを前記通信基地局に送信した信号により、前記端末の記憶メモリーから前記測量データを消去する手段あるいは工程であり、再度の誤送信防止、あるいは、前記端末に保存中に、周囲環境の何らかの信号を受信して、前記端末が誤動作し、前記通信基地局に間違った測量データを送信あるいは誤送信することを防止することができる。
好ましくは、前記端末が前記測量データを前記通信基地局に送信し、前記通信基地局が確実に受信し、保存したときに、前記通信基地局が消去信号を発信し、前記端末が前記消去信号を受信したときに、消去信号により一時的に前記端末に保存されていた前記測量データを消去する手段あるいは工程である。
前記消去手段あるいは前記消去工程により、長期間前記端末に前記測量データが保存されないので、前記測量データの盗難の機会を著しく減少でき、更に意識的にあるいは無意識に誤動作で、前記測量データを改ざんされる恐れも著しく減少させることができる。また、周囲環境の電波あるいは無線信号で、前記測量データの変化を防止することができる。
更に好ましくは、前記端末に前記測量データを記憶するときに一般的に知られた暗号化技術をもちいて、暗号化された状態で記憶させる、あるいは、非公開の独自のバイナリファイルに記録させる、あるいは、ランダム数値の加算により暗号化する方法等により、例え、瞬時間に行われる測量データの盗難、改ざん等の防止も可能になり、前記消去手段と組み合わせると、より、安全、正確な測量が可能になる。
以下、本発明を図面により、実施例を挙げながら、更に具体的に詳しく説明する。図1は、本発明の測量システムおよび測量方法の概念図である。最小限、通信基地局1と測量装置7と標尺部14を有する測量スタッフから構成される。
通信基地局1は、無線アンテナ2に接続された送受信装置3とこれに接続されたコンピュータ4とその表示手段(ディスプレイ)5と前記コンピュータに接続されたサーバー6を含んでいる。前記コンピュータ4が無線LANのような場合は、前記無線アンテナ2および前記送受信装置3は、無線LAN手段に内蔵される。
前記測量装置7は、トータルステーションで、GPS受信機8と測量機器および前記端末の機能とディスプレイを一体化させた測量部9を有していて、3本の保持脚11で安定に配置される。図示はされていないが水準器等の手段を有していて、水平面に垂直な方向性を確保されるように調整可能になっている。10は、前記測量スタッフの標尺部14を観測できるような光学系で、また、同一のまたは別の光学系で反射手段13の反射光を用いて前記測量装置の方向性を調整できるようになっており、図示されていないがレーザー発光装置からのレーザーを発光させて反射手段13からの反射を利用して前記測量装置から前記測量スタッフまでの距離の測定が測量部9できるように構成されている。
測量部9に組み込まれた前記端末の機能は、無線LAN手段を有する小型コンピュータをもちいて前記測量部9とは別体のものにすることができ、その場合は、前記測量部9には、前記端末機能を持たないトータルステーションが用いられる。好ましくは、前記小型コンピュータは、有線であるいは赤外線あるいは無線等で前記測量部と接続される。また、前記測量部と前記小型コンピュータが接続されずに測量者が前記測量部9の測量データを前記小型コンピュータにインプットしてもよい。種々の実施の態様が適用できる。
前記測量スタッフは、測量装置7と関係づけられており、送受信機16は、GPS受信機能と、前記副端末機能を兼ね備えたものが用いられ、前記測量装置の端末(主端末)と交信可能であると同時にディスプレイ(図示せず)を有するものである。12はGPS受信部で、反射手段13と標尺14と支点15により構成される測量スタッフで、GPS受信信号は、導線17で、送受信機16にGPS受信部12と電気的に接続され、前記測量スタッフの内部を通って接続されている。
好ましくは、あるいは、一般的には、前記測量スタッフは複数用意され、それぞれの送受信機16は、前記測量装置9と交信可能にされ、好ましくは、それぞれの測量スタッフ間でも交信可能とされる。
前記通信基地局には、全体統括測量監督者が少なくともいて、ディスプレイ5に表示された測量計画および/または地図図面が表示され、前記地図図面には、前記測量装置の配置される位置とその順番および前記測量スタッフが配置される位置とその順番が、複数の測量スタッフの場合は、異なる色で表示されたものを監視する。前記各表示は、好ましくは、送信され、前記測量装置の前記主端末においても同一の画面が見られるか、少なくとも最初の測量位置が表示される。前記測量装置の前記主端末を経由して送信され、前記測量スタッフの前記副端末も同様に少なくとも前記測量スタッフを最初に配置される位置が表示される。
前記測量装置のGPS受信機8により得られた前記測量装置の位置情報と前記測量スタッフのGPS受信部12からの位置情報は、簡易データとして常時、前記通信基地局1のコンピュータ4に入力され、前記地図画面にそれぞれ異なる形および/または色で、現在の前記測量装置と前記測量スタッフの位置がこのましくは、重ねて表示される。前記副端末からの位置情報は直に前記通信基地局に送信されても、前記主端末を介して送信されてもよい。
もし、前記測量計画による位置と実際の前記測量装置および/または前記測量スタッフの位置がずれていた場合は、それぞれが確認しながら正しい位置に移動可能であると同時に、前記通信基地局からの指令により、指定された場所にそれぞれが移動することもできる。
また、もし、前記測量スタッフの位置に邪魔なものが存在して、その位置での測量が困難であるとか、前記測量装置の位置が実際には、好ましくない状態のときは、前記主端末からおよび/または前記副端末から必要に応じて前記主端末を介して、前記通信基地局に不適切情報を送信し、前記通信基地局の前記全体統括測量監督者が前記測量計画を変更して、新しいそれぞれの測量位置を前記送受信装置3から前記主端末および/または前記副端末に送信し、新しい測量位置にそれぞれが移動する。このとき、前記通信基地局、前記測量装置、前記測量スタッフ間では、データ、情報の交信に加えて、音声の交信も可能にしておくと、より、行動が正確かつ早くなる。
それぞれの配置が確定し、測量が行われると、その結果の測量データ(詳細データ)が前記測量装置の前記主端末から前記通信基地局に送信され、コンピュータ4で、解析、分析処理等の結果問題がなければ、サーバー6に記憶される。しかし、問題があったときには、再測定の指令が前記通信基地局から、前記主端末に送信され、好ましくは音声交信を含めて、再測定が行われる。かかる再測定が迅速に行われるので、無駄な時間、労力をかけないで済むことになる。
前記測量データに問題がない場合は、サーバー6に前記測量データと解析結果とが記憶され、次の測量配置を前記測量装置と前記測量スタッフに指示することになる。前記測量スタッフが複数の場合は、順次全ての測量スタッフについて、前記の測量の繰り返しを行って、問題がなければ、それぞれの測量スタッフの次の位置への移動を前記通信基地局は、前記同様に無線で指示する。効率的には、最初の測量スタッフの測量が完了したら次の測量スタッフの測量に入ると同時、またはその直前あるいは直後に前記最初の測量スタッフの次の位置への指令と、移動が行われるようにすることが望ましい。
前記測量データは、例えば、場合によって、選択されるが、角度、距離、比高などの測量データ、GPS観測データ、観測記録データ(用いた測定方法、観測年月日、時刻、所要時間、作業者、天候、気温、湿度、観測手法等)、現況データ(作業場所周辺の情報、例えば、遮蔽物、交通量、与点の有無等)等々を含む。
前記測量データ(簡易データと詳細データを含む。)は、前記端末(測量部9および送受信機16)内に暗号化されて一時的に保持され、ひとつの実施の態様として、それぞれから発信されたときには、前記端末内の前記測量データは、送信信号を起動源として発生される消去信号で消去される。別の態様として、前記測量データがサーバー6に保管されたことを起動源として、コンピュータ4が消去信号を発生し、送受信装置3から測量部9および場合により測量部9を介して送受信機16に送信され、前記端末内に保持された前記測量データが消去される。
図2は、実際の測量の位置実施例であり、7−1は、第一の測量装置である。7−2は、第二の測量装置で第一の測量装置と同一のものを用いた。あるいは、第一の測量装置の測量が終了した後に、測量装置7を移動して、第二の測量装置とすることもできる。7−3は、第三の測量装置で、第一の測量装置と同一のものが好ましく、第一の測量装置を移動して用いることもできる。測量装置間の特性の調整を不要にするためには、同一の測量装置を移動して用いるのが好ましいが、測量時間短縮には、同一形式の測量装置を3個用いて、それぞれの相関性を予め調べておき、前記通信基地局のコンピュータに記憶させ、補正させるという方法がある。
18と19は、それぞれ河川右岸と左岸であり、河岸18と19の間が河川である。複数の測量スタッフと、複数の測量装置を用いて、それぞれが図11に説明した構成にするときわめて短時間に、正確に広い領域の測量が可能になる。21乃至33は測量スタッフである。各測量スタッフは、適応される測量法に従って、適切に配置される。
本発明は、以上のように構成されるから、前記測量スタッフの優れた効果を引き出すと共に、更に、前記測量スタッフの正確な位置と正確な位置への迅速な移動が可能となり、前記通信基地局と前記測量装置間の交信による効果に加えて、非常に能率的、効率的に測量が可能になり、得られた測量データの盗難、改ざん、不慮の変更がなく、正確度、コスト低減、迅速性等にすぐれるものである。
本発明にかかる基本的構成からなる一実施例の概念図である 本発明による測量の一実施例の概念図である。
符号の説明
1 通信基地局
3 送受信装置
4 コンピュータ
5 ディスプレイ
7 測量装置
8 GPS受信機
9 測量部
12 GPS受信部
13 反射手段
14 標尺部
16 送受信機
18 河川右岸
19 河川左岸
21 測量スタッフの位置

Claims (16)

  1. 通信基地局との無線通信手段で送受信可能である共に少なくとも位置表示が可能な表示手段を有する端末を含み、前記端末は、測量データを前記無線通信手段により前記基地局と送信可能であり、前記基地局からの測量すべき位置表示の信号を前記端末が受信して、前記表示手段に表示する測量システムであって、前記通信基地局へ前記端末が前記測量データを送信した後に前記端末に保持された前記測量データを消去する消去手段を有することを特徴とする測量システム。
  2. 前記端末が測量スタッフと関係づけられており、前記測量データは、前記測量スタッフを用いて測量されて得られたものであることを特徴とする請求項1に記載の測量システム。
  3. 前記測量スタッフが複数の測量スタッフであることを特徴とする請求項2に記載の測量システム。
  4. 前記測量スタッフがGPS受信手段を有することを特徴とする請求項2または3のいずれかに記載の測量システム。
  5. 前記測量すべき位置表示が、前記測量スタッフを置くべき位置を表示することを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の測量システム。
  6. 前記端末に関係づけられた測量装置を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の測量システム。
  7. 前記測量スタッフは、前記測量装置に関係づけられていることを特徴とする請求項5の測量システム。
  8. 前記端末が主端末と副端末とから構成され、前記副端末は前記測量スタッフ近くに配置され、前記主端末は、前記測量装置の近くに配置され、前記副端末と前記主端末は無線通信が可能であり、少なくとも前記副端末に前記位置表示手段を有することを特徴とする請求項6または7のいずれかに記載の測量システム。
  9. 前記測量データが前記送信前に暗号化されて前記端末に一時的に保持されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の測量システム。
  10. 前記消去手段は、前記基地局が前記測量データを受信し、保持した後に、前記基地局が消去信号を発信し、前記端末が前記消去信号を受信した後、前記端末に保持された前記測量データを消去することを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の測量システム。
  11. 通信基地局との無線通信で送受信可能且つ少なくとも位置表示可能な端末から、測量データを無線通信により前記基地局へ送信する工程と、前記基地局からの測量すべき位置表示の信号を前記端末が受信して表示する工程を含む測量方法であって、前記基地局が前記測量データを受信し、記憶する記憶工程と、前記端末内に保持されていた前記測量データを消去する消去工程を含むことを特徴とする測量方法。
  12. 前記端末に関係づけられた測量装置と、前記測量装置に関係づけられた複数の測量スタッフとを含むことを特徴とする請求項11に記載の測量方法。
  13. 前記測量スタッフがGPS受信手段を有し、前記測量データが前記測量スタッフを用いて、前記測量装置を用いて、測量して得られたデータであることを特徴とする請求項12の測量方法。
  14. 前記端末が主端末と副端末とから構成され、前記副端末は前記測量スタッフ近くに配置され、前記主端末は、前記測量装置の近くに配置され、前記副端末と前記主端末とは無線通信が可能であり、少なくとも前記副端末に前記位置表示手段を有することを特徴とする請求項12または13のいずれかに記載の測量システム。
  15. 前記測量データが前記送信前に暗号化されて前記端末に一時的に保持されることを特徴とする請求項11乃至14のいずれかに記載の測量方法。
  16. 前記消去工程は、前記基地局が消去信号を発信する発信工程と、前記消去信号を受信した受信工程とを含み、前記消去信号により、前記端末内に保持されていた前記測量データを消去することを特徴とする請求項11乃至15のいずれかに記載の測量方法。
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